JP7327893B2 - 荷役システムおよび制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、有人フォークリフト及び無人フォークリフトが同一施設内で荷役作業を行う荷役システムおよび制御方法に関する。
従来から、フォークリフトを用いて、工場や倉庫などの施設内に設置された棚の収納部に対して荷物を出し入れする荷役作業が行われる。フォークリフトに関しては、オペレータが搭乗して運転する有人フォークリフトと、オペレータが搭乗せずに自動で運転する無人フォークリフトとがある。
無人フォークリフトは、単純で容易な荷役作業を行う一方、有人フォークリフトは、複雑で難しい荷役作業を行うことができる。そのため、同一施設内に、複数の有人フォークリフト及び複数の無人フォークリフトが荷役作業を行う(特許文献1等参照)。
フォークリフトはバッテリーが搭載されており、バッテリーに充電された電力によって、走行モータやリフトモータ等が駆動される。バッテリーは、長期間使用されると、疲労や劣化等によって、新たなバッテリーと交換される。一方、バッテリーは高額であることから、コスト削減のため、バッテリーをできるだけ長く使用したいという要望がある。しかし、オペレータが搭乗する有人フォークリフトでは、特に安全性が最優先されるため、高い安全基準を満たしたバッテリーを使用しなければならない。
特開2018-144967号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、有人フォークリフト及び無人フォークリフトが同一施設内で荷役作業を行う場合、高い安全基準を満たすと共に、バッテリーのコストを削減できる荷役システムおよび制御方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る荷役システムは、バッテリーが搭載された有人フォークリフト及び無人フォークリフトを備える。荷役システムは、バッテリーの使用に関する使用データと、バッテリーを交換する時期を判断するための使用度スコアとの間の関係に基づく教師データを収集する収集部を備える。また、荷役システムは、学習モデル生成部を備える。学習モデル生成部は、収集部に収集された教師データから機械学習を行い、機械学習により学習モデルを生成および記憶する。荷役システムは、現時点の使用データを取得する取得部を備える。また、荷役システムは、予測部を備える。予測部は、学習モデル生成部で生成された学習モデルに、取得部から取得される現時点の使用データを入力することで、使用度スコアを学習モデルから取得する。荷役システムは、制御部を備え、制御部は、予測部によって取得される使用度スコアが、予め設定された第1使用度レベル以上になると、バッテリーが有人フォークリフトから無人フォークリフトに交換されて使用されるように案内し、さらに、予め設定された第2使用度レベル以上になると、バッテリーが無人フォークリフトから破棄されるように案内する。
このように構成することで、バッテリーを有人フォークリフトでまず使用して、第1使用度レベルに達すると、有人フォークリフトから無人フォークリフトに交換されて使用される。無人フォークリフトは、走行操作及び荷役操作が自動制御のため急加速及び急停止がなく、また、安全性を考慮して走行速度及び荷役速度が低速であることから、有人フォークリフトと比較してバッテリーの劣化を抑える制御が行われる。これによって、バッテリーについてのオペレータに対する安全性を最大に確保しつつ、バッテリーの劣化を抑えてバッテリーをより長く使用することができる。また、バッテリーは、第2使用度レベルに達すると破棄されて使用されなくなるので、バッテリーについてのオペレータに対するさらに安全性を高めることができる。よって、有人フォークリフトに搭乗するオペレータに対する安全性を最大に確保すると共に、バッテリーをできるだけ長く使用することができ、コストを大幅に削減できる。
また、使用データは、駆動輪を駆動するための走行モータの使用時間と、リフトシリンダ、ティルトシリンダ及びリーチシリンダを駆動するための油圧モータの使用時間と、を含むことが望ましい。
好ましくは、使用度スコアは、使用データにおける重み付け係数により加重平均された数値パラメータに基づいて設定される。
さらに、リフトシリンダを駆動する間における油圧モータの使用時間に関する重み付け係数は、その他の使用データの重み付け係数に比べて大きく設定されていることが望ましい。
そして、荷役システムは、バッテリーを交換する時期を表示する表示部を備える。制御部は、バッテリーが有人フォークリフトから無人フォークリフトに交換されて使用されるように案内する第1案内と、バッテリーが無人フォークリフトから破棄されるように案内する第2案内と、を表示する制御を行う。
また、本発明に係る荷役システムの制御方法は、バッテリーが搭載された有人フォークリフト及び無人フォークリフトを備える。制御方法は、バッテリーの使用に関する使用データと、バッテリーを交換する時期を判断するための使用度スコアとの間の関係に基づく教師データを収集する収集ステップを含む。また、制御方法は、学習モデル生成ステップを含み、学習モデル生成ステップは、収集ステップで収集された教師データから機械学習を行い、機械学習により学習モデルを生成および記憶する。制御方法は、現時点の使用データを取得する取得ステップを含む。また、制御方法は、予測ステップを含み、予測ステップは、学習モデル生成ステップで生成された学習モデルに、取得ステップから取得される現時点の使用データを入力することで、使用度スコアを学習モデルから取得する。そして、制御方法は、予測ステップによって取得される使用度スコアが、予め設定された第1使用度レベル以上になると、バッテリーが有人フォークリフトから無人フォークリフトに交換されて使用されるように案内し、さらに、予め設定された第2使用度レベル以上になると、バッテリーが無人フォークリフトから破棄されるように案内する制御ステップを備える。
本発明に係る荷役システムおよび制御方法は、上記構成を備えることによって、高い安全基準を満たすと共に、バッテリーのコストを削減できる。
荷役システムを示す平面図。 フォークリフトの構成を説明するための図。 荷役システムの一部を説明するためのブロック図。 入力データ及び出力データを説明するための説明図。 (A)は表示部に表示された第1案内画面、(B)は表示部に表示された第2案内画面を示す図。 荷役システムの制御方法を示すフローチャート図。
以下、図面に基づいて、本発明に係る荷役システム及び制御方法について説明する。
図1の通り、荷役システムは、工場や倉庫などの同一施設内に、有人フォークリフト1と、無人フォークリフト2と、棚10と、充電装置5と、管理装置6と、を備える。有人フォークリフト1及び無人フォークリフト2は、施設内に設置された棚10の収納部に対して荷物を出し入れする荷役作業を行う。
有人フォークリフト1は、オペレータOが搭乗して運転する。無人フォークリフト2は、オペレータが搭乗せずに自動で運転する。無人フォークリフト2は、予め記憶された荷役作業のスケジュールに従って、荷物を搬送及び積み降ろしするように構成される。また、有人フォークリフト1は、オペレータOの操作に従って、荷物を搬送及び積み降ろしするように構成される。
無人フォークリフト2は、単純で容易な荷役作業を行う一方、有人フォークリフト1は、複雑で難しい荷役作業を行うことができる。そのため、同一施設内で、複数の有人フォークリフト1及び複数の無人フォークリフト2が荷役作業を行う。
有人フォークリフト1及び無人フォークリフト2は、バッテリー式フォークリフトで構成されており、充電式バッテリー3が、有人フォークリフト1及び無人フォークリフト2に搭載される。
充電装置5は、フォークリフト1,2に搭載されたバッテリー3に対して、電力を供給するケーブル50を備える。
管理装置6は、CPU(中央処理装置)、入出力インターフェース、ROM、RAM等で構成されており、情報を処理するためのプログラムが記憶される。
図2の通り、フォークリフト1,2は、車体を走行するための駆動輪73と、マストを昇降するためのリフトシリンダ70と、マストをティルトするためのティルトシリンダ71と、マストを前後するためのリーチシリンダ72とを備えている。
そして、フォークリフト1,2は、駆動輪73を駆動するための走行モータ83と、リフトシリンダ70、ティルトシリンダ71及びリーチシリンダ72を駆動するための油圧モータ80とを備えている。
また、フォークリフト1,2は、充電式バッテリー3を搭載しており、バッテリー3は、RFID32を備える。
RFID32は、それぞれのバッテリー3におけるバッテリー番号等を識別するための情報が記憶される。バッテリー番号は、各バッテリーを識別するための識別番号が付される。この情報は、設定されると変更されない。
RFID32は、さらに、それぞれのバッテリー3における車種タイプ、バッテリー使用時間、モータ使用時間、充電回数等の情報が記憶される。車種タイプは、バッテリー3が搭載される車種であり、有人フォークリフト1、無人フォークリフト2がある。バッテリー使用時間は、各バッテリー3において現時点まで使用された使用時間である。モータ使用時間は、各バッテリー3において、駆動輪73を駆動するための走行モータ83と、リフトシリンダ70、ティルトシリンダ71及びリーチシリンダ72を駆動するための油圧モータ80とが現時点まで使用された使用時間である。充電回数は、現時点までに充電された回数である。
これら情報は、状況が更新される度に変更される。
フォークリフト1,2は、使用データ測定装置33を備えている。使用データ測定装置33は、バッテリー3、RFID32、走行モータ83,油圧モータ80に接続され、各バッテリー3におけるバッテリー使用時間、モータ使用時間及び充電回数をそれぞれ測定及び記憶するように構成されている。また、使用データ測定装置33は、モータ使用時間のうち、走行モータ83の使用時間、油圧モータ80の使用時間をそれぞれ測定及び記憶するように構成されており、さらに、油圧モータ80の使用時間のうち、リフトシリンダ70が駆動する間の油圧モータ80の使用時間、ティルトシリンダ71が駆動する間の油圧モータ80の使用時間、リーチシリンダ72が駆動する間の油圧モータ80の使用時間をそれぞれ測定及び記憶するように構成されている。
管理装置6の算出集計部61(図1)は、使用データ測定装置33に無線又は有線で接続される。そして、算出集計部61は、使用データ測定装置33によって測定及び記憶された各バッテリー3におけるバッテリー使用時間、モータ使用時間及び充電回数の情報を取得する。
図3の通り、管理装置6は、教師データ46を収集する収集部40を備える。教師データ46は、バッテリー3の使用に関する使用データDを含む。
バッテリー3の使用に関する使用データDは、例えば、上記した(1)車種タイプ、(2)バッテリー使用時間、(3)走行モータ使用時間、(4)リフトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(5)リーチシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(6)ティルトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(7)充電回数である。
管理装置6は、収集部40に収集された教師データ46(上記(1)~(7))から機械学習を行い、機械学習により学習モデルを生成及び記憶する学習モデル生成部41を備える。本実施の形態の学習モデル生成部41は、教師あり学習を実施する。教師あり学習では、教師データ46、すなわち、入力データIDと出力データODとの組を大量に学習モデル生成部41に入力する。
入力データIDは、(1)車種タイプ、(2)バッテリー使用時間、(3)走行モータ使用時間、(4)リフトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(5)リーチシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(6)ティルトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(7)充電回数を含む。出力データODは、使用度スコアSである。バッテリー3の使用度によって交換する時期を判断するための使用度スコアSとして、入力データIDを評価し、0から10までの数値パラメータが設定される。
例えば、使用度スコアSが高い、すなわち、バッテリー3の使用度合が高くて交換する時期が近い場合として、(1)車種タイプが有人フォークリフトである場合、(2)~(6)使用時間が長い場合、(7)充電回数が多い場合に、バッテリー3の使用度合(劣化、疲労)が進んでいるので、バッテリー3を交換する時期が近い。
一方、使用度スコアSが低い、すなわち、バッテリー3の使用度合が低くて交換する時期が遠い場合として、(1)車種タイプが無人フォークリフトである場合、(2)~(6)使用時間が短い場合、(7)充電回数が少ない場合、バッテリー3の使用度合(劣化、疲労)が進んでいないので、バッテリー3を交換する時期が遠い。
使用度スコアSは、(1)車種タイプ、(2)バッテリー使用時間、(3)走行モータ使用時間、(4)リフトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(5)リーチシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(6)ティルトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(7)充電回数の使用データDのいずれかの数値パラメータで設定されてもよいし、重み付け係数により加重平均された数値パラメータで設定されてもよい。
ここで、フォークリフトが昇降する荷物が重量物であることから、リフトモータに加わる負荷がその他のモータに比べて大きいので、(3)~(6)各モータ使用時間において、(4)リフトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間がバッテリー3の使用度に大きく影響すると考えられて、(4)リフトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間に関する重み付け係数が、その他のモータ使用時間に関する重み付け係数に比べて大きく設定されてもよい。
なお、実際に、車種タイプ、バッテリー使用時間、モータ使用時間、充電回数等によって、バッテリーの使用度合を判断することが多い。そのため、(1)車種タイプ、(2)バッテリー使用時間、(3)走行モータ使用時間、(4)リフトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(5)リーチシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(6)ティルトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(7)充電回数と、バッテリー3を交換する時期との間に相関関係等の一定の関係が存在することは推認できる。
学習モデル生成部41は、一般的なニューラルネットワーク等の機械学習アルゴリズムを用いる。学習モデル生成部41は、相関関係を有する入力データIDと出力データODを教師データ46として機械学習を行うことにより、入力から出力を推定するモデル(学習モデル)、すなわち、入力データID(上記(1)~(7))を入力すると、使用度スコアSを出力するモデルを生成する。
荷役システムは、現時点の入力データIDを取得する取得部45を備える。本実施形態では、取得部45は、RFID32、使用データ測定装置33、算出集計部61を含む。上記の通り、入力データIDは、(1)車種タイプ、(2)バッテリー使用時間、(3)走行モータ使用時間、(4)リフトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(5)リーチシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(6)ティルトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(7)充電回数である。入力データIDのうち(1)車種タイプは、一度取得されると、搭載されるフォークリフト1,2が変更されるまで再取得されない。一方、入力データIDのうち(2)~(6)使用時間、(7)充電回数は、ケーブル50がバッテリー3に接続される度に、または、所定時間ごとに取得される。
管理装置6は、学習モデル生成部41で生成された学習モデルを、取得部45から取得される現時点の入力データIDに適用することで、バッテリー3を交換する時期か否かを予測する予測部42を備える。
図4の通り、ケーブル50がバッテリー3に接続されるごとに、または、所定時間ごとに、予測部42に現時点の入力データIDが入力されたときに、(2)バッテリー使用時間、(3)走行モータ使用時間、(4)リフトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(5)リーチシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(6)ティルトシリンダが駆動する間の油圧モータ使用時間、(7)充電回数を解析して使用度スコアSが取得される。なお、上記の通り、入力データIDのうち(1)車種タイプは、一度取得されると、搭載されるフォークリフト1,2が変更されるまで再取得されない。
バッテリー3を交換する時期を判断するために、第1使用度レベルL1(安全性上位の下限)と第2使用度レベルL2(安全性中位の下限)とが、管理装置6に設定及び記憶される。第1使用度レベルL1以上(例えば、使用度スコアS「5」>L1)と判定されるバッテリー3は、有人フォークリフト1に搭載されると、オペレータに対する安全性が損なわれるおそれがある時期と判断される。また、第2使用度レベルL2以上(例えば、使用度スコアS「10」>L2)と判定されるバッテリー3は、無人フォークリフト2に搭載されると、無人フォークリフト2が破損するおそれがある時期と判断される。
取得された使用度スコアSが、第1使用度レベルL1以上という条件を満たすと、そのバッテリー3は有人フォークリフト1から無人フォークリフト2に交換されるべき時期であると予測される。取得された使用度スコアSが、第2使用度レベルL2以上という条件を満たすと、そのバッテリー3は無人フォークリフト2でも使用されずに破棄されるべき時期であると予測される。
管理装置6は、表示部60を備える(図1)。取得された使用度スコアSが、第1使用度レベルL1以上という条件を満たすと、管理装置6は、制御部43によって、表示部60に第1案内画面を表示する。第1案内画面は、例えば、「バッテリーを有人フォークリフトから無人フォークリフトに交換してください。このバッテリーは、有人フォークリフトには使用しないでください。」等の案内が表示されて、バッテリー3を有人フォークリフト1から無人フォークリフト2に交換するよう案内する。
取得された使用度スコアSが、第2使用度レベルL2以上という条件を満たすと、荷役システムは、制御部43によって、表示部60に第2案内画面を表示する。第2案内画面は、例えば、「バッテリーを無人フォークリフトから破棄してください。このバッテリーは、有人フォークリフト及び無人フォークリフトに使用しないでください。」等の案内が表示されて、バッテリー3を無人フォークリフト1から破棄するよう案内する。
表示部60に表示された案内画面に従って、オペレータがバッテリー3を交換及び破棄することができる。それによって、有人フォークリフト1に搭乗するオペレータOに対する安全性を最大に確保すると共に、バッテリー3をできるだけ長く使用することができ、コストを大幅に削減できる。
図6の通り、上記の荷役システムは、以下の制御方法を実行する。なお、重複説明を避けるため、既に説明した部分は省略する。
収集部40によって、教師データ46を収集する(収集ステップ:S1)。そして、学習モデル生成部41によって、収集ステップS1で収集部40に収集された教師データ46から機械学習を行い、機械学習により学習モデルを生成および記憶する(学習モデル生成ステップ:S2)。取得部45によって、現時点の入力データIDを取得する(取得ステップ:S3)。
予測部42によって、学習モデル生成ステップS2で生成された学習モデルを、取得ステップS3で取得される現時点の入力データIDに適用することで、交換時期(使用度スコアS)を予測する(予測ステップ:S4)。制御部43によって、予測ステップS4によって予測された出力データODに基づいて、表示部60に案内画面を表示する制御を行う(制御ステップ:S5)。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の構成はこれらの実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、リフトシリンダ、リーチシリンダ及びティルトシリンダは1つの油圧モータ80によって駆動されるように構成されているが、リフトシリンダはリフト用油圧モータによって、リーチシリンダはリーチ用油圧モータによって、ティルトシリンダはティルト用油圧モータによってそれぞれ駆動するように構成されていてもよい。その場合、使用データ測定装置33は、リフト用油圧モータ、リーチ用油圧モータ、ティルト用油圧モータに接続され、リフトシリンダ70が駆動する間のリフト用油圧モータの使用時間、リーチシリンダ72が駆動する間のリーチ用油圧モータの使用時間、ティルトシリンダ71が駆動する間のティルト用油圧モータの使用時間をそれぞれ測定及び記憶するように構成されていてもよい。
本発明の効果を説明する。
バッテリー3は、有人フォークリフト1でまず使用されて、第1使用度レベルL1(安全性上位の下限)に達すると、有人フォークリフト1から無人フォークリフト2に交換されて使用される。無人フォークリフト2は、走行操作及び荷役操作が自動制御のため急加速及び急停止がなく、また、安全性を考慮して走行速度及び荷役速度が低速であることから、有人フォークリフト1と比較してバッテリー3の劣化を抑える制御が行われる。これによって、オペレータOに対する安全性を最大に確保しつつ、バッテリー3の劣化を抑えてバッテリー3をより長く使用することができる。また、バッテリー3は、第2使用度レベルL2(安全性中位の下限)に達すると破棄されて使用されなくなるので、さらに安全性を高めることができる。よって、有人フォークリフト1に搭乗するオペレータOに対する安全性を最大に確保すると共に、バッテリー3をできるだけ長く使用することができ、コストを大幅に削減できる。
1 有人フォークリフト
2 無人フォークリフト
3 バッテリー
32 RFID
33 使用データ測定装置
5 充電装置
6 管理装置
60 表示部
61 算出集計部
40 収集部
41 学習モデル生成部
42 予測部
43 制御部
45 取得部
46 教師データ
S 使用度スコア
L1 第1使用度レベル
L2 第2使用度レベル

Claims (6)

  1. バッテリーが搭載された有人フォークリフト及び無人フォークリフトを備えた荷役システムであって、
    前記バッテリーの使用に関する使用データと、前記バッテリーを交換する時期を判断するための使用度スコアとの間の関係に基づく教師データを収集する収集部と、
    前記収集部に収集された前記教師データから機械学習を行い、前記機械学習により学習モデルを生成および記憶する学習モデル生成部と、
    現時点の前記使用データを取得する取得部と、
    前記学習モデル生成部で生成された前記学習モデルに、前記取得部から取得される前記現時点の前記使用データを入力することで、前記使用度スコアを前記学習モデルから取得する予測部と、
    前記予測部によって取得される前記使用度スコアが、予め設定された第1使用度レベル以上になると、前記バッテリーが前記有人フォークリフトから前記無人フォークリフトに交換されて使用されるように案内し、さらに、予め設定された第2使用度レベル以上になると、前記バッテリーが前記無人フォークリフトから破棄されるように案内する制御部と、を備える
    ことを特徴とする荷役システム。
  2. 前記使用データは、
    駆動輪を駆動するための走行モータの使用時間と、
    リフトシリンダ、ティルトシリンダ及びリーチシリンダを駆動するための油圧モータの使用時間と、を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷役システム。
  3. 前記使用度スコアは、前記使用データにおける重み付け係数により加重平均された数値パラメータに基づいて設定される
    ことを特徴とする請求項2に記載の荷役システム。
  4. 前記リフトシリンダを駆動する間における前記油圧モータの使用時間に関する重み付け係数は、その他の前記使用データの重み付け係数に比べて大きく設定されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の荷役システム。
  5. 前記荷役システムは、前記バッテリーを交換する時期を表示する表示部を備え、
    前記制御部は、前記バッテリーが前記有人フォークリフトから前記無人フォークリフトに交換されて使用されるように案内する第1案内と、前記バッテリーが前記無人フォークリフトから破棄されるように案内する第2案内と、を表示する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の荷役システム。
  6. バッテリーが搭載された有人フォークリフト及び無人フォークリフトを備えた荷役システムの制御方法であって、
    前記バッテリーの使用に関する使用データと、前記バッテリーを交換する時期を判断するための使用度スコアとの間の関係に基づく教師データを収集する収集ステップと、
    前記収集ステップで収集された前記教師データから機械学習を行い、前記機械学習により学習モデルを生成および記憶する学習モデル生成ステップと、
    現時点の前記使用データを取得する取得ステップと、
    前記学習モデル生成ステップで生成された前記学習モデルに、前記取得ステップから取得される前記現時点の前記使用データを入力することで、前記使用度スコアを前記学習モデルから取得する予測ステップと、
    前記予測ステップによって取得される前記使用度スコアが、予め設定された第1使用度レベル以上になると、前記バッテリーが前記有人フォークリフトから前記無人フォークリフトに交換されて使用されるように案内し、さらに、予め設定された第2使用度レベル以上になると、前記バッテリーが前記無人フォークリフトから破棄されるように案内する制御ステップと、を備える
    ことを特徴とする荷役システムの制御方法。
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