上述の技術的課題を解決するために、本願の実施形態は、画像共有方法および電子デバイスを提供する。それにより、電子デバイスが画像を共有するときに、ユーザの操作ステップ数を低減することができ、電子デバイスのトランザクション処理効率を高めることができ、電子デバイスとユーザとの間での知的対話の性能を向上させることができる。
第1の態様によれば、本願の一実施形態は、画像共有方法を提供し、本方法は、タッチスクリーンを有する電子デバイス上で実装される。本方法は、第1電子デバイスが、Bluetoothによって第2電子デバイスとのBluetoothリンクを確立する段階と、第1電子デバイスが、Wi-Fi無線アクセスポイントとのWi-Fiリンクを確立し、第2電子デバイスが、Wi-Fi無線アクセスポイントとのWi-Fiリンクを確立し、第1電子デバイスが、Wi-Fi Direct(登録商標)によって第2電子デバイスに接続することで、Wi-Fi Direct(登録商標)リンクを形成する段階と、第1電子デバイスが、画像情報を取得する段階であって、画像情報は、取得された画像と第1電子デバイスのデバイス情報とを含み、画像は、スクリーンショットであるか、または第1電子デバイスのカメラを用いてキャプチャされた画像である、段階と、第1電子デバイスが、取得された画像情報を、Wi-Fi Direct(登録商標)リンクを介して第2電子デバイスへ送信する段階と、第2電子デバイスが、画像情報を受信した後に、第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるか否かを決定する段階と、第2電子デバイスが、ディスプレイ画面がオンであると決定した場合に、ディスプレイ画面上に画像およびデバイス情報を表示する段階、または、第2電子デバイスが、ディスプレイ画面がオンでないと決定した場合に、ディスプレイ上における画像またはデバイス情報の表示をスキップする段階とを備えてよく、第2電子デバイスのディスプレイ画面上に画像およびデバイス情報を表示する段階の後に、本方法は、第2電子デバイスが、ディスプレイ画面に対するユーザのタッチ操作を予め設定された時間内に受け付けるか否かを決定する段階と、ディスプレイ画面に対するユーザのタッチ操作が予め設定された時間内に受け付けられた場合に、タッチ操作に応答して第2電子デバイス上にグラフィカルユーザインタフェースを表示する段階であって、グラフィカルユーザインタフェースは、画像と、画像を編集するために用いられる制御とを含む、段階、または、ディスプレイ画面に対するユーザのタッチ操作が予め設定された時間内に受け付けられない場合に、ディスプレイ画面上に画像およびデバイス情報を表示することを停止する段階とをさらに備えてよい。上述の技術的解決手段によれば、電子デバイスが画像を共有するときに、ユーザの操作ステップ数を低減することができ、電子デバイスのトランザクション処理効率を高めることができ、電子デバイスとユーザとの間での知的対話の性能を向上させることができる。
可能な実装形態において、ディスプレイ画面上に画像およびデバイス情報を表示する段階は、具体的には、第2電子デバイスのディスプレイ画面上のファイル内に画像を表示し、画像の下に画像説明を自動的に追加する段階であって、ファイルは、編集中のWord文書であり、Word文書は、複数の文字を有し、画像は、複数の文字の間に挿入され、画像が挿入された後に、Word文書は、組版を自動的に調整し、ディスプレイ画面上に表示される、段階を含んでよい。自動編集を用いるこの技術的解決手段によれば、文書編集がより簡略になり、それにより電子デバイスの使用効率が高まる。
可能な実装形態において、第1電子デバイスが、画像情報を、Wi-Fi Direct(登録商標)リンクを介して第2電子デバイスへ送信する段階は、具体的には、第1電子デバイスが、第2電子デバイスと第1電子デバイスとの間の距離に基づいて、距離に対応する画像情報を、Wi-Fi Direct(登録商標)リンクを介して第2電子デバイスへ送信する段階を含んでよい。
第2の態様によれば、本願の一実施形態は、画像共有方法を提供する。本方法は、以下の複数の段階、すなわち、第1電子デバイスが、Bluetoothによって第2電子デバイスとのBluetoothリンクを確立する段階と、第1電子デバイスが、Wi-Fi無線アクセスポイントとのWi-Fiリンクを確立し、第2電子デバイスが、Wi-Fi無線アクセスポイントとのWi-Fiリンクを確立し、第1電子デバイスが、Wi-Fi Direct(登録商標)によって第2電子デバイスに接続することで、Wi-Fi Direct(登録商標)リンクを形成する段階と、第1電子デバイスが、画像情報を取得する段階であって、画像情報は、取得された画像を含む、段階と、第1電子デバイスが、画像情報を、Wi-Fi Direct(登録商標)リンクを介して第2電子デバイスへ送信する段階と、第2電子デバイスが、画像情報を受信した後に、第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるか否かを決定する段階と、第2電子デバイスが、ディスプレイ画面がオンであると決定した場合に、ディスプレイ画面上に画像を表示する段階とを備えてよい。上述の技術的解決手段によれば、電子デバイスが画像を共有するときに、ユーザの操作ステップ数を低減することができ、電子デバイスのトランザクション処理効率を高めることができ、電子デバイスとユーザとの間での知的対話の性能を向上させることができる。
可能な実装形態において、第2電子デバイスのディスプレイ画面上に画像を表示する段階の後に、本方法は、第2電子デバイスが、ディスプレイ画面に対するユーザのタッチ操作を予め設定された時間内に受け付けるか否かを決定する段階と、ディスプレイ画面に対するユーザのタッチ操作が予め設定された時間内に受け付けられた場合に、タッチ操作に応答して第2電子デバイス上にグラフィカルユーザインタフェースを表示する段階であって、グラフィカルユーザインタフェースは、画像と、画像を編集するために用いられる制御とを含む、段階とをさらに備えてよい。上述の実装形態によれば、ユーザが画像に関心があるときに、ユーザが更なる処理を行うように、電子デバイスがその画像についてより多数の制御を表示することができ、それにより電子デバイスとユーザとの間の知的対話の性能が向上し、ユーザエクスペリエンスが向上する。
可能な実装形態において、ディスプレイ画面に対するユーザのタッチ操作が予め設定された時間内に受け付けられない場合に、ディスプレイ画面上に画像を表示することを停止する。ユーザのタッチ操作が受け付けられない場合、これは、ユーザが画像に関心がないことを示す。したがって、電子デバイスが画像を表示する必要がない。これにより、電子デバイスの知的対話の性能がさらに向上する。
可能な実装形態において、タッチ操作は、ディスプレイ画面上の任意の位置におけるユーザのタッチ操作である。これにより、ユーザは、ディスプレイ画面上の位置を特別にタッチする必要がなく、比較的簡便な方式で操作を行うことができ、それにより、ユーザが画像に関心があることを電子デバイスが感知する。
可能な実装形態において、画像情報は、第1電子デバイスのデバイスバージョンまたはデバイス名をさらに含む。第2電子デバイス上に画像が表示されるときに、第1電子デバイスのデバイスバージョンがさらに表示される。これにより、ユーザは、誰が画像を送信したかを視覚的に把握することができ、それにより電子デバイスの知的対話の性能がさらに向上し、ユーザエクスペリエンスが向上する。
可能な実装形態において、予め設定された時間の始点は、画像がディスプレイ画面上に表示された時点である。
第3の態様によれば、本願の一実施形態は、電子デバイスを提供する。電子デバイスは、プロセッサと、タッチスクリーンと、Wi-Fi装置と、Bluetooth装置と、電源装置と、メモリとを備えてよい。電子デバイスは、Bluetooth装置を用いて別の電子デバイスとのBluetoothリンクを確立する。Wi-Fi装置は、Wi-Fi無線アクセスポイントとのWi-Fiリンクを確立する。電子デバイスは、Wi-Fi Direct(登録商標)によって当該別の電子デバイスに接続することで、Wi-Fi Direct(登録商標)リンクを形成する。プロセッサは、メモリから画像情報を取得し、画像情報は、取得された画像および/または電子デバイスのデバイス情報を含む。プロセッサは、画像情報をWi-Fi Direct(登録商標)リンクを介して当該別の電子デバイスへ送信する。当該別の電子デバイスは、画像情報を受信した後に、当該別の電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるか否かを決定する。第2電子デバイスは、ディスプレイ画面がオンであると決定した場合に、ディスプレイ画面上に画像およびデバイス情報を表示する。第2電子デバイスは、ディスプレイ画面がオンでないと決定した場合に、ディスプレイ上における画像またはデバイス情報の表示をスキップする。上述の技術的解決手段によれば、電子デバイスが画像を共有するときに、ユーザの操作ステップ数を低減することができ、電子デバイスのトランザクション処理効率を高めることができ、電子デバイスとユーザとの間での知的対話の性能を向上させることができる。
第4の態様によれば、本願の一実施形態は、コンピュータデバイスを提供する。コンピュータデバイスは、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサにおいて動作可能であるコンピュータプログラムとを備えてよく、プロセッサは、以下の複数の段階、すなわち、第1電子デバイスが、Bluetoothによって第2電子デバイスとのBluetoothリンクを確立する段階と、第1電子デバイスが、Wi-Fi無線アクセスポイントとのWi-Fiリンクを確立し、第2電子デバイスが、Wi-Fi無線アクセスポイントとのWi-Fiリンクを確立し、第1電子デバイスが、Wi-Fi Direct(登録商標)によって第2電子デバイスに接続することで、Wi-Fi Direct(登録商標)リンクを形成する段階と、第1電子デバイスが、画像情報を取得する段階であって、画像情報は、取得された画像を含む、段階と、第1電子デバイスが、画像情報を、Wi-Fi Direct(登録商標)リンクを介して第2電子デバイスへ送信する段階と、第2電子デバイスが、画像情報を受信した後に、第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるか否かを決定する段階と、第2電子デバイスが、ディスプレイ画面がオンであると決定した場合に、ディスプレイ画面上に画像を表示する段階とを実装するようにコンピュータプログラムを実行する。
可能な実装形態において、第2電子デバイスのディスプレイ画面上に画像を表示する段階の後に、本方法は、第2電子デバイスが、ディスプレイ画面に対するユーザのタッチ操作を予め設定された時間内に受け付けるか否かを決定する段階と、ディスプレイ画面に対するユーザのタッチ操作が予め設定された時間内に受け付けられた場合に、タッチ操作に応答して第2電子デバイス上にグラフィカルユーザインタフェースを表示する段階であって、グラフィカルユーザインタフェースは、画像と、画像を編集するために用いられる制御とを含む、段階とをさらに備えてよい。上述の実装形態によれば、ユーザが画像に関心があるときに、ユーザが更なる処理を行うように、電子デバイスがその画像についてより多数の制御を表示することができ、それにより電子デバイスとユーザとの間の知的対話の性能が向上し、ユーザエクスペリエンスが向上する。
本願の別の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶し、命令は、コンピュータ上で動作するときに、上述の態様に係る方法をコンピュータが実行することを可能とする。
本願の別の態様によれば、命令を備えるコンピュータプログラム製品が提供され、命令は、コンピュータ上で動作するときに、上述態様に係る方法をコンピュータが実行することを可能とする。
本明細書において、技術的特徴、技術的解決手段、利点、または類似の語についての説明は、全ての特性および利点が任意の単一の実施形態において実装され得ることを示唆するものではないことが理解されるべきである。また反対に、特徴または利点についての説明は、少なくとも1つの実施形態が特定の技術的特徴、技術的解決手段、または利点を含むことを意味することを理解されたい。したがって、本明細書において、技術的特徴、技術的解決手段、または利点についての説明は、必ずしも同じ実施形態に含まれるものではない。加えて、以下の実施形態において説明する技術的特徴、技術的解決手段、および利点は、さらに任意の適切な方式で組み合わされてよい。当業者であれば、一の実施形態が、特定の実施形態における1または複数の特定の技術的特徴、技術的解決手段、または利点を伴わずに実装され得ることを理解されよう。別の実施形態では、全ての実施形態を反映しない特定の実施形態においてさらなる技術的特徴および利点が特定され得る。
以下の実施形態における電子デバイスは、無線通信機能を有する様々なデバイスであってよく、例えば、無線通信機能を有するウェアラブル電子デバイス(スマートウォッチなど)であってもよく、または携帯電話、ポータブルコンピュータ(ラップトップ)、およびタブレットコンピュータ等であってもよい。電子デバイスの具体的な形態は、以下の実施形態において特に限定されるものではない。
図1は、通信ネットワークにおける電子デバイスの環境の概略図である。例えば、携帯電話101は、無線リンク311を用いて、ネットワーク側の基地局305と無線通信を行ってよく、ポータブルコンピュータ102は、無線リンク312を用いて基地局305と無線通信を行ってよく、タブレットコンピュータ103は、無線リンク313を用いて基地局305と無線通信を行ってよい。これら3つのタイプの電子デバイスは同じセル(すなわち同じ基地局の信号カバレッジ領域)内にない場合もあるので、携帯電話101、ポータブルコンピュータ102、およびタブレットコンピュータ103は、異なる基地局と無線通信を行ってもよいことを理解されたい。本願のいくつかの他の実施形態において、携帯電話101は、無線リンク121を用いて無線アクセスポイント104と近距離無線通信を行ってよく、ポータブルコンピュータ102は、無線リンク122を用いて無線アクセスポイント104と近距離無線通信を行ってよく、タブレットコンピュータ103は、無線リンク123を用いて無線アクセスポイント104と近距離無線通信を行ってよい。近距離無線通信は、Wi-Fiに関連する標準プロトコルに準拠する無線通信であってよい。これに対応して、無線アクセスポイント104は、Wi-Fiホットスポットであってよい。近距離無線通信は、代替的に、Bluetoothに関連する標準プロトコルに準拠する無線通信であってよい。これに対応して、無線アクセスポイント104は、Bluetoothビーコン(beacon)であってよい。本願のいくつかの他の実施形態において、携帯電話101、ポータブルコンピュータ102、およびタブレットコンピュータ103は、代替的に、別の無線通信方式で互いに通信してよい。
本願のいくつかの実施形態において、図2に示すように、携帯電話101、ポータブルコンピュータ102、およびタブレットコンピュータ103は、Wi-Fi Direct(登録商標)によって互いとのWi-Fiリンクを確立することで、無線ローカルエリアネットワークを形成してよい。これら3つの電子デバイスは、当該無線ローカルエリアネットワークを用いて、ファイル(ピクチャ、動画、または文書など)を互いに伝送(すなわち送信)してよい。本願のいくつかの他の実施形態において、これら3つの電子デバイスは代替的に、Bluetoothビーコンによって互いとのBluetoothリンクを確立することで、無線ローカルエリアネットワークを形成してもよい。これら3つの電子デバイスは代替的に、当該無線ローカルエリアネットワークを用いてファイルを伝送してよい。
図3は、以下の実施形態を実装するための電子デバイス300のハードウェアの概略構造図である。以下、一例として、図3に示す電子デバイス300を用いて具体的な説明を提供する。図示の電子デバイス300は、電子デバイスの単なる一例であり、電子デバイス300は、図示のものよりも多数または少数のコンポーネントを有してもよく、2つ以上のコンポーネントの組み合わせを有してもよく、または異なるコンポーネントの構成を有してもよいことが理解されるべきである。図示のコンポーネントは、1または複数の信号処理および/または特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにおいて実装されてよい。
図3に示すように、電子デバイス300は、具体的には、プロセッサ301、無線周波数(RF)回路302、メモリ303、タッチスクリーン304、Bluetooth装置305、1または複数のセンサ306、Wi-Fi装置307、測位装置308、音声回路309、周辺インタフェース310、および電源装置311などのコンポーネントを含んでよい。これらのコンポーネントは、1または複数の通信バスまたは信号線(図3には示していない)を用いて互いと通信してよい。当業者であれば、図3に示すハードウェア構造は電子デバイスに対する限定となるものではなく、電子デバイス300は図示のものよりも多数または少数のコンポーネントを含んでもよく、またはいくつかのコンポーネントが組み合わされてもよく、または異なるコンポーネントの配置が用いられてもよいことは理解されよう。
以下、図3を参照して電子デバイス300のコンポーネントについて具体的に説明する。
プロセッサ301は、電子デバイス300の制御センタであり、様々なインタフェースおよびラインを用いて電子デバイス300の様々な部分に接続される。プロセッサ301は、メモリ303に記憶されたアプリケーションプログラムを動作または実行し、メモリ303に記憶されたデータを呼び出すことにより、電子デバイス300の様々な機能およびデータ処理を実行する。いくつかの実施形態において、プロセッサ301は、1または複数の処理ユニットを含んでよい。プロセッサ301は、さらにアプリケーションプロセッサおよびモデムプロセッサと統合されてよい。アプリケーションプロセッサは主に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース、およびアプリケーションプログラム等を処理する。モデムプロセッサは主に、無線通信を処理する。モデムプロセッサは、代替的に、プロセッサ301に統合されなくてもよいことを理解されたい。例えば、プロセッサ301は、Huawei Technologies社製のKirin 960チップであってよい。
無線周波数回路302は、情報の受信および送信、または通話の間に、無線信号を受信および送信するよう構成されてよい。特に、無線周波数回路302は、基地局のダウンリンクデータを受信してよく、次いで当該ダウンリンクデータを処理のためにプロセッサ301へ送達する。加えて、無線周波数回路302は、アップリンク関連データを基地局へ送信する。多くの場合、無線周波数回路は、限定されるものではないが、アンテナ、少なくとも1つのアンプ、送受信機、カプラ、低ノイズアンプ、およびデュプレクサ等を含む。加えて、無線周波数回路302はさらに、無線通信によって別のデバイスと通信してもよい。無線通信は、限定されるものではないが、汎欧州デジタル移動電話システム、汎用パケット無線サービス、符号分割多元接続、広帯域符号分割多元接続、ロングタームエボリューション、電子メール、およびショートメッセージサービス等を含む任意の通信規格またはプロトコルを用いてよい。
メモリ303は、アプリケーションプログラムおよびデータを記憶するよう構成される。プロセッサ301は、電子デバイス300の様々な機能およびデータ処理を実装するよう、メモリ303に記憶されたアプリケーションプログラムおよびデータを動作させる。メモリ303は主に、プログラム記憶領域およびデータ記憶領域を含む。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(音声再生機能または画像再生機能など)に必要なアプリケーションプログラムを記憶してよい。データ記憶領域は、電子デバイス300の使用に基づいて作成されるデータ(音声データおよびアドレス帳など)を記憶してよい。加えて、メモリ303は、高速ランダムアクセスメモリを含んでよく、さらに、磁気ディスク記憶デバイスまたはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、または別の揮発性固体記憶デバイス等を含んでよい。メモリ303は、例えばApple社開発のiOS(登録商標)オペレーティングシステムおよびGoogle社開発のAndroid(登録商標)オペレーティングシステムといった様々なオペレーティングシステムを記憶してよい。
タッチスクリーン304は、タッチパネル304-1およびディスプレイ304-2を含んでよい。タッチパネル304-1は、電子デバイス300に対するまたはその近傍での電子デバイス300のユーザのタッチイベント(例えば、指またはスタイラスなどの任意の適した物体を用いた、タッチパネル304-1に対するまたはタッチパネル304-1の近傍でのユーザの操作)を収集し、収集したタッチ情報をプロセッサ301などの別のデバイスへ送信してよい。タッチパネル304-1の近傍でのユーザの操作は、フローティングタッチと称される場合があり、フローティングタッチを行うことが可能なタッチパネル304-1が、静電容量式、赤外線センス式、または超音波式などのタイプのタッチパネルに実装されてよい。タッチパネル304-1は、2つのコンポーネント、すなわちタッチ検出装置およびタッチコントローラを含んでよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ操作により生成される信号を検出し、当該信号をタッチコントローラへ伝達する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチ情報をタッチ点座標に変換し、タッチ点座標をプロセッサ301へ送信する。タッチコントローラはさらに、プロセッサ301により送信される命令を受信して実行し得る。加えて、タッチパネル304-1は、抵抗式、静電容量式、赤外線式、および弾性表面波式などの複数のタイプのタッチパネルに実装されてよい。ディスプレイ(ディスプレイ画面とも称される)304-2は、ユーザにより入力される情報またはユーザに提供される情報、および電子デバイス300の様々なメニューを表示するよう構成されてよい。ディスプレイ304-2は、液晶ディスプレイ、または有機発光ダイオード等を用いて構成されてよい。タッチパネル304-1は、ディスプレイ304-2を覆ってよい。タッチパネル304-1は、タッチパネル304-1に対するまたはその近傍でのタッチイベントを検出した後に、タッチイベントをプロセッサ301へ伝達して、タッチイベントのタイプを決定する。次いで、プロセッサ301は、タッチイベントのタイプに基づいて、対応する視覚的出力をディスプレイ304-2上に提供してよい。図3において、タッチパネル304-1およびディスプレイ画面304-2は、電子デバイス300の入力機能および出力機能を実装するための2つの独立したコンポーネントとして用いられてよい。しかしながら、いくつかの実施形態において、タッチパネル304-1およびディスプレイ画面304-2は、電子デバイス300の入力機能および出力機能を実装するよう統合されてよい。タッチスクリーン304は、複数の材料を積層することにより形成されることを理解されたい。本願の実施形態においては、タッチパネル(層)およびディスプレイ画面(層)のみを提示しており、別の層については本願の実施形態において詳細に説明しない。
Bluetooth装置305は、電子デバイス300と別の近距離電子デバイス(携帯電話またはスマートウォッチなど)との間でのデータ交換を実装するよう構成される。本願の実施形態におけるBluetooth装置は、集積回路またはBluetoothチップであってよい。
電子デバイス300は、光センサ、モーションセンサ、または別のセンサなどの少なくとも1つのセンサ306をさらに含んでよい。具体的には、光センサは、環境光センサおよび近接センサを含んでよい。環境光センサは、環境光の明るさに基づいてタッチスクリーン304のディスプレイの明るさを調整することができ、近接センサは、電子デバイス300が耳に動かされたときにディスプレイの電源をオフにすることができる。モーションセンサの1タイプとして、加速度センサは、様々な方向(一般的には3軸)における加速度の大きさを検出することができ、静止状態では重力の大きさおよび方向を検出することができ、携帯電話の姿勢を認識するアプリケーション(例えば、横向きと縦向きとの切り替え、関連するゲーム、および磁気計の姿勢較正)、および振動認識に関連する機能(歩数計およびノックなど)等に適用されてよい。ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、および赤外線センサなどの別のセンサが、さらに電子デバイス300内に構成されてもよい。詳細についてはここでは説明しない。
Wi-Fi装置307は、Wi-Fiに関連する標準プロトコルに準拠するネットワークアクセスを電子デバイス300に提供するよう構成される。電子デバイス300は、Wi-Fi装置307を用いてWi-Fi無線アクセスポイントにアクセスし、ユーザによる電子メールの受信および送信、ウェブページの閲覧、およびストリーミング媒体へのアクセスなどを援助してよい。電子デバイス300は、無線広帯域インターネットアクセスをユーザに提供する。いくつかの他の実施形態において、Wi-Fi装置307は、代替的に、Wi-Fi無線アクセスポイントとして機能してよく、Wi-Fiネットワークアクセスを別の電子デバイスに提供してよい。
測位装置308は、地理的位置を電子デバイス300に提供するよう構成される。測位装置308は、具体的には、全地球測位システム(GPS)、北斗衛星導航系統、またはロシアのGLONASSなどの測位システムの受信機であってよいことを理解されたい。測位装置308は、測位システムにより送信される地理的位置を受信した後に、情報を処理のためにプロセッサ301へ送信する、または情報を記憶のためにメモリ303へ送信する。いくつかの他の実施形態において、測位装置308は、補助全地球測位システム(AGPS)の受信機であってよい。AGPSは、補助および協働によるGPS測位を行う動作モードである。AGPSは、基地局信号をGPS衛星信号と協働して用いることで、電子デバイス300をより迅速に測位することが可能であってよい。AGPSシステムにおいて、測位装置308は、補助測位クラウドサーバ(携帯電話測位クラウドサーバなど)と通信することにより、測位補助を得てよい。AGPSシステムは、補助測位クラウドサーバとして機能して、測位装置308による測距サービスおよび測位サービスの遂行を援助する。この場合、補助測位クラウドサーバは、無線通信ネットワークを用いて、電子デバイス300などの電子デバイスの測位装置308(すなわちGPS受信機)と通信することにより、測位補助を提供する。いくつかの他の実施形態において、測位装置308は代替的に、Wi-Fi無線アクセスポイントに基づく測位技術であってよい。各Wi-Fi無線アクセスポイントは、グローバル一意MACアドレスを有し、電子デバイスは、Wi-Fiが有効化されているときに、付近のWi-Fi無線アクセスポイントのブロードキャスト信号をスキャンおよび収集することができる。したがって、Wi-Fi無線アクセスポイントによりブロードキャストされたMACアドレスが取得されてよい。電子デバイスは、Wi-Fi無線アクセスポイントを標示し得るこれらのデータ(例えばMACアドレス)を、無線通信ネットワークを用いて位置クラウドサーバへ送信し、クラウドサーバは、各Wi-Fi無線アクセスポイントの地理的位置をリトリーブし、Wi-Fiブロードキャスト信号の強度を組み合わせることにより電子デバイスの地理的位置を算出し、地理的位置を電子デバイスの測位装置308へ送信する。
音声回路309、スピーカ313、およびマイク314は、ユーザと電子デバイス300との間の音声インタフェースを提供してよい。音声回路309は、受信した音声データを電気信号に変換し、当該電気信号をスピーカ313へ伝送してよい。スピーカ313は、当該電気信号を音声信号に変換して出力する。加えて、マイク314は、収集された音声信号を電気信号に変換する。音声回路309は、当該電気信号を受信し、当該電気信号を音声データに変換し、当該音声データを例えば別の携帯電話へ送信するために当該音声データをRF回路302へ出力する、または更なる処理のために当該音声データをメモリ303へ出力する。
周辺インタフェース310は、外部入出力デバイス(キーボード、マウス、外部ディスプレイ、外部メモリ、および加入者識別モジュールなど)との様々なインタフェースを提供するよう構成される。例えば、マウスは、ユニバーサルシリアルバス(USB)インタフェースを用いて接続され、電気通信事業者により提供される加入者識別モジュール(SIM)カードは、加入者識別モジュールスロットの金属接点を用いて接続される。周辺インタフェース310は、外部入出力周辺デバイスをプロセッサ301およびメモリ303に結合させるよう構成されてよい。
電子デバイス300は、各コンポーネントに電力を供給するための電源装置311(バッテリまたは電力管理チップなど)をさらに含んでよい。バッテリは、電力管理チップを用いてプロセッサ301に論理的に接続されてよく、それにより、電源装置311を用いて、充放電管理および電力消費管理などの機能を実装する。
図3には示していないが、電子デバイス300は、カメラ(正面カメラおよび背面カメラ)、フラッシュ、マイクロプロジェクタ、および近距離無線通信(NFC)装置等をさらに含んでよい。詳細についてはここでは説明しない。
以下の実施形態における全ての方法は、上述のハードウェア構造を有する電子デバイス300上で実装されてよい。
図4に示すように、本願の一実施形態は、画像共有方法を提供する。本方法は、第1電子デバイスおよび第2電子デバイス上で実装されてよい。これら2つの電子デバイスは、上述のハードウェア構造を有する電子デバイス300であってよい。本方法は、具体的には、以下の段階を含んでよい。
段階S401:第1電子デバイスが、Bluetoothによって第2電子デバイスとのBluetoothリンクを確立する。
段階S402:第1電子デバイスがWi-Fi無線アクセスポイントとのWi-Fiリンクを確立し、第2電子デバイスがWi-Fi無線アクセスポイントとのWi-Fiリンクを確立する。
段階S403:第1電子デバイスが画像を取得(またはキャプチャ)する。第1電子デバイスは、カメラを用いて画像をキャプチャしてもよく、または、特定の操作を行うことによりスクリーンショットを取得してもよく、取得されたスクリーンショットは、取得された画像でもある。
段階S404:第1電子デバイスが、画像をキャプチャした後に、Wi-Fiリンクを介して第2電子デバイスへ画像を送信する。本願のいくつかの実施形態において、第1電子デバイスは、Wi-Fi Direct(登録商標)によって第2電子デバイスへ画像を伝送してよい。
段階S405:第2電子デバイスが、画像を受信した後に、第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるときに画像を表示することを決定する。第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンでない場合、第2電子デバイスは画像を表示しない。ディスプレイ画面がオンであるとは、具体的には、ディスプレイ画面の電源が入れられており、ディスプレイ画面上に表示される内容をユーザが視認できることを意味してよい。本願の別の実施形態において、オンであるディスプレイ画面は、代替的に、ディスプレイ画面上に表示されるロック画面インタフェースであってよい。したがって、画像は、代替的に、ロック画面インタフェース上に表示されてよい。
当該実施形態において、第1電子デバイスが取得された画像を第2電子デバイスへ直ちに伝送し、第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるときに画像を表示する技術的解決手段によれば、ユーザは、モバイル通信ネットワークのデータトラフィックを消費することなく、より効率的かつより迅速に画像を伝送することができ、ユーザエクスペリエンスが向上する。
本願のいくつかの他の実施形態において、段階S401の前に、本方法は、以下の段階をさらに含んでよい。
段階S400:第1電子デバイスおよび第2電子デバイスが、同じデバイスアカウントにログインする。本願の本実施形態において、デバイスアカウントの機能は、電子デバイスが特定のアカウントにログインして初めて電子デバイスのいくつかの機能が使用できることを意味する。例えば、指紋認識および連絡先同期などの機能は、電子デバイスがアカウントにログインして初めて使用することができ、電子デバイスがアカウントにログインしていないときはこれらの機能を使用することができない。ユーザがログインのために電子デバイス上でデバイスアカウントIDおよびパスワードを入力すると、認証情報(デバイスアカウントIDおよびパスワード)が、認証のためにモバイルネットワークを用いてクラウドサーバへ送信され得る。認証に成功したときのみ、電子デバイスがデバイスアカウントにログインし、関連する機能が使用できるようになる。クラウドサーバは主に電子デバイスのデバイスアカウントに対する認証を行い、したがってクラウドサーバは、どの電子デバイスが同じデバイスアカウントにログインしているかを把握することができ、それらの電子デバイスと無線通信を行うことができることを理解されたい。本願のいくつかの他の実施形態において、本方法は、以下の段階をさらに含んでよい。
段階S406:第2電子デバイスが、ユーザの操作が予め設定された時間内(5秒以内など)に受け付けられたか否かを決定し、ユーザの操作が予め設定された時間内に受け付けられた場合、第2電子デバイスが段階S407を行う、または、ユーザの操作が予め設定された時間内に受け付けられない場合、第2電子デバイスが段階S408を行う。当該操作は、電子デバイスに対してユーザにより行われる任意の操作であってよい。例えば、ユーザの指がディスプレイ画面をタッチし、ユーザが第2電子デバイスの側部の音量キーを押す。
段階S407:画像が表示されたときに、画像を操作するための仮想ボタン、リンクまたはアイコンなどの制御を表示する。図10Bに示すように、ディスプレイ画面に対してユーザの指1003により行われるタッチ操作が予め設定された時間内に受け付けられた後、画像1001が表示されるときに、2つの仮想ボタン1004および1005がさらに表示され、それによりユーザが画像に対する操作を行う。ユーザの操作が予め設定された時間内に受け付けられた場合、これは、ユーザが画像に関心があることを示す。したがって、より多数の制御がディスプレイ画面上に表示される。これにより、ユーザがその後画像に対して様々な操作を簡便に行うことができ、第2電子デバイスとユーザとの間の知的対話の性能が向上する。
段階S408:第2電子デバイスのディスプレイ画面上に画像を表示することを停止する。第2電子デバイスが、予め設定された時間内にユーザの操作が受け付けられないと決定したとき、これはユーザが、画像を視認したものの、画像を保存する意思がない、または画像に対して別の操作を行う意思がないことを示す。この場合、第2電子デバイスは、画像を表示する必要がなく、画像をメモリに保存する必要がない。これにより、第2電子デバイスの知的レベルが向上する。
当該実施形態において、段階S400、段階S401、および段階S402の間に確定的な順序はない。例えば、別の実施形態において、段階S402が段階S401の前に行われてもよく、または段階S400が段階S402の後に行われてもよいが、これは以下の段階が全て段階S403の前に完了することが条件である:2つの電子デバイスが同じWi-Fi無線アクセスポイントとのWi-Fiリンクを確立し、Bluetoothリンクが2つの電子デバイスの間に確立され、2つの電子デバイスが同じデバイスアカウントにログインする。本願のいくつかの他の実施形態において、段階S404は、具体的には以下の通りであってよい。
第1電子デバイスが、画像をキャプチャした後に、まず第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるか否かを決定してよい。第1電子デバイスは、第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンであると決定した場合に、キャプチャされた画像を、無線リンクを介して第2電子デバイスへ伝送する。または、第1電子デバイスは、第2電子デバイスのディスプレイ画面がオフであると決定した場合に、画像を第2電子デバイスへ伝送しなくてよい。
第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるか否かを第1電子デバイスが決定するための具体的方法は、画面がオフであるか否か、メモリ容量、およびデバイスハードウェア/ソフトウェアバージョン情報などの現在のデバイス状態情報を、第2電子デバイスが無線リンク(BluetoothリンクまたはWi-Fiリンクなど)を介して第1電子デバイスへ能動的にフィードバックすることであってよい。第1電子デバイスは次いで、第2電子デバイスによりフィードバックされたデバイス状態情報に基づいて、第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるか否かを決定する。本願のいくつかの他の実施形態において、第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるか否かを第1電子デバイスが決定するための方法は、代替的に、クラウドサーバにより送信されるメッセージを用いて、第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるか否かを決定することであってよい。例えば、第1電子デバイスおよび第2電子デバイスが同じデバイスアカウントにログインしているので、クラウドサーバは、2つの電子デバイスのディスプレイ画面情報(画面がオフであるか否かおよびサイズなど)、メモリ容量、およびデバイスハードウェア/ソフトウェアバージョン情報などの何らかのデバイス情報を収集することができる。第1電子デバイスは、クラウドサーバに、クエリを実行して第2電子デバイスのディスプレイ画面についての情報を返送するよう要求し得る。クラウドサーバは、クエリを実行し、メッセージを第1電子デバイスへ返送する。これにより、第1電子デバイスは、第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるか否かを決定し、画像を第2電子デバイスへ送信するか否かを決定することができる。本願の本実施形態において、第1電子デバイスは、第2電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるときにのみ、キャプチャされた画像を第2電子デバイスへ送信する。
本願のいくつかの他の実施形態において、第1電子デバイスは、キャプチャされた画像に加えて、第1電子デバイスのデバイスバージョンおよびデバイス名などの第1電子デバイスのデバイス情報を第2電子デバイスへさらに伝送してよい。技術的実装に関して、第1電子デバイスは、画像情報を第2電子デバイスへ送信してよく、画像情報は、キャプチャされた画像およびデバイス情報を含んでよい。第2電子デバイスは、画像情報を受信した後に、ディスプレイ画面上に画像およびデバイス情報の両方を表示してよい。例えば、第2電子デバイスは、画像を表示するときに、第1電子デバイスのデバイス情報に関連する情報をさらに表示してよい。図10Aに示すように、画像1001に加えて、プロンプトボックス1002が第2電子デバイスのディスプレイ画面上に表示され、プロンプトボックス1002は、画像が第1電子デバイスからのものであることを示す。これにより、誰が画像を伝送したのかを第2電子デバイスのユーザが把握することができる。
以下、本願の本実施形態において用いられる具体的な技術的解決手段について、画像共有方法の上述の実施形態に基づいて詳細に説明する。
本願の本実施形態においては、2つ以上の電子デバイスが用いられる。例えば、本実施形態においては、2つの電子デバイスの一例、すなわち第1電子デバイス101および第2電子デバイス103を用いて説明を提供する。第1電子デバイス101は、図3のハードウェア構造を有する携帯電話であってよく、第2電子デバイス103は、図3のハードウェア構造を有するタブレットコンピュータであってよい。
本願のいくつかの実施形態において、第1電子デバイス101および第2電子デバイス103は、電子デバイスのいくつかの機能が使用できるようになる前に、両方が特定のデバイスアカウントにログインする必要がある。例えば、連絡先同期および即時共有の機能は、第1電子デバイスがHuawei IDにログインして初めて使用することができ、これらの機能は、第1電子デバイスがHuawei IDにログインしていないときは使用できない。これは、第2電子デバイス103と同じであってよい。第1電子デバイス101を一例として用いると、図5に示すように、アイコン501は、様々なアプリケーションプログラム、ショートカット、およびウィジェット(widget)を表示するために第1電子デバイス101の3つのインタフェースが用いられることを示す。現在表示されているインタフェースは、メインインタフェースである。メインインタフェースは、ユーザの指を用いてキー503をタッチすることにより表示されてよい。キー503は、タッチスクリーン304の仮想キーであってもよく、または物理キーであってもよい。メインインタフェースは、代替的に、指を用いてタッチスクリーン304をスライドすることにより表示されてよい。ユーザの指は、アイコン502により表される設定にタッチしてよい。第1電子デバイスは、このようなタッチイベントに応答して、図6Aに示すように、タッチスクリーン304上にグラフィカルユーザインタフェース(以下GUIと略記)を表示する。図6Aにおいて、設定に関連する航空機モード、Wi-Fi、およびモバイルネットワークなどのメニューオプションが表示されている。航空機モード、Wi-Fi、およびBluetoothのいずれも有効化されていない、またはオンになっていない。メニューオプション601は、Huawei IDに関連するメニューオプションを示す。ユーザは、アイコン602をタッチすることによりメニューオプション601の特定のインタフェースに入ってもよく、またはメニューオプション601における任意の領域をタッチすることによりメニューオプションに入ってもよい。図6Bに示すように、当該GUI上において、ユーザが既にHuawei IDを有している場合、ユーザは、仮想ボタン603をクリックし、ログインのためにアカウントおよびパスワードを入力してよい。電子デバイスは、関連するデータをネットワーク側のクラウドサーバへ送信する。ユーザがHuawei IDを有しない場合、ユーザは、仮想ボタン604をクリックし、別のインタフェース上で登録情報を入力してHuawei IDの登録を完了してよい。クラウドクラウドサーバ上で認証が成功した後、クラウドサーバがデータを電子デバイスへ返送し、次いで図6Cに示すように、電子デバイスがログインするHuawei IDに関連する情報が電子デバイス上に表示される。図6Cにおいて、表示されるGUIは、当該アカウントのユーザプロフィールピクチャ605およびアカウント情報606(デバイスアカウントID、ユーザレベル、および連絡先情報等を含む)を含む。当該GUIは、いくつかの共通設定メニューオプションをさらに表示する。例えば、メニューオプション607は、連絡先同期のための機能メニューオプションを示す。仮想ボタン608は、連絡先同期の機能が現在有効化されていることを示す。別の例として、当該GUIは、メニューオプション609を表示する。メニューオプション609は、即時共有(Instant Sharing)の機能を示す。仮想ボタン610は、即時共有の機能が無効化されていることを示す。
本願において、即時共有の機能とは、ユーザが電子デバイスを用いてピクチャを撮影、動画を録画、またはスクリーンショットをキャプチャした後に、電子デバイスが収集されたピクチャ、動画、またはスクリーンショットを別の電子デバイスと直ちに共有できることを意味する。したがって、本願の本実施形態において、「即時」とは、画像(ピクチャ、動画、またはスクリーンショット)を取得する動作と、画像を別の電子デバイスへ送信する動作との間の時間的間隔が非常に短く、マイクロ秒単位で測定されてよいことを意味することを理解されたい。加えて、それら2つの動作の間には、ユーザ入力に基づいて行われる動作が存在しなくてよい。加えて、本願において、メニューオプション609の名称は「即時共有」であるが、この名称は本願に対する限定となるものではないことを理解されたい。本願の別の実施形態において、メニューオプション609の名称は、「即刻共有」などの別の名称であってもよい。
図6Cに示すように、ユーザ611の指が仮想ボタン610をクリックしたときに、即時共有の機能が有効化される。図6Dに示すように、図6Cの仮想ボタン610が仮想ボタン613に変化する。仮想ボタン613は、即時共有の機能が有効化されていることを示す。加えて、BluetoothまたはWi-Fiが有効化される。対応するシンボル611および612が、電子デバイスのステータスバー内に視認可能になる。電子デバイスのBluetooth装置は、同じくBluetoothが有効化されている別の電子デバイスに対する検索およびペアリングを開始し、次いでBluetoothリンクが2つの電子デバイス間に確立される。加えて、Bluetooth装置がマスタモードで動作し、別の電子デバイスがスレーブモードで動作する。マスタモードおよびスレーブモードはいずれもBluetooth技術における用語であり、本明細書においては詳細に説明しない。検索およびペアリングなどの処理は、ユーザが関知しない方式で行われてよい。代替的に、ユーザが能動的に、関連するGUIを用いて別の関連する電子デバイスを選択することで、ペアリングおよびBluetoothリンクの確立を行ってもよい。加えて、Bluetooth装置は、別の電子デバイスとのBluetoothリンクをさらに確立してよい。技術的には、Bluetooth装置は、最大7つのBluetoothスレーブデバイスと同時に通信してよい。Bluetoothによって電子デバイスと他の電子デバイスとの間に確立されたリンクは、小規模無線ローカルエリアネットワークを形成してよい。本願のいくつかの他の実施形態において、電子デバイスが別の電子デバイスとのBluetoothリンクを確立したときに、ユーザが関知する方式でユーザへのプロンプトが行われてよい。例えば、「BluetoothデバイスAとのBluetooth接続が確立されました」がタッチスクリーン上に表示される。
即時共有の機能が有効化されるときに、電子デバイスのWi-Fi装置もオンにされてよく、Wi-Fi装置は、Wi-Fi無線アクセスポイントによりブロードキャストされるWi-Fi信号の検索を開始する。一連の手順および操作の後、電子デバイスは、Wi-Fi無線アクセスポイントにアクセスし、Wi-Fi無線アクセスポイントとのWi-Fiリンクを確立することができる。Bluetoothによる電子デバイス間での無線リンクの確立は、電子デバイス間のハンドシェイクと見なされてよく、それらの電子デバイスが互いを信頼することを示すことを理解されたい。電子デバイスがWi-Fiネットワークにアクセスするとき、これは電子デバイスが当該ネットワークを用いて任意の時間に別の電子デバイスへ画像を送信できることを示す。
図6A~図6Dから、第1電子デバイス101の即時共有の機能を有効化または無効化するための前提条件は、上述のHuawei IDなどの関連するデバイスアカウントに第1電子デバイス101が既にログインしていることであることがわかる。ログインされるデバイスアカウントは、即時共有のためのサブメニューを有する。本願の別の実施形態において、第1電子デバイスの即時共有の機能は、代替的に、第1電子デバイスを関連するデバイスアカウントにログインさせることなく有効化または無効化されてもよいことを理解されたい。図7Aは、ユーザの指が図5の設定502をクリックした後に開かれる設定のGUIである。当該GUI上には、設定のメニューが表示されている。メニューオプション701は、即時共有のためのメニューオプションであり、仮想ボタン702は、即時共有の機能が無効化されていることを示す。加えて、仮想ボタン703により示されるようにWi-Fi機能も無効化されており、仮想ボタン704により示されるようにBluetoothも無効化されている。第1電子デバイスは、タッチスクリーンに対するユーザの指のタッチ操作を検出する。図7Bに示すように、タッチ操作に応答して、仮想ボタン702が仮想ボタン705に変化する。仮想ボタン705は、即時共有の機能が有効化されていることを示す。加えて、(仮想ボタン706により示されるように)Wi-Fi機能も有効化されており、(仮想ボタン707により示されるように)Bluetoothも有効化されている。加えて、Bluetoothのシンボル708がステータスバー710に表示されてよく、Wi-Fiのシンボル709がステータスバー710に表示されてよい。これにより、第1電子デバイスを関連するデバイスアカウントにログインさせることなく、即時共有の機能を有効化または無効化することができる。
本願の本実施形態において、即時共有の機能が有効化された後、第1電子デバイス101が画像(例えば、ユーザにより前面カメラ/背面カメラを用いて撮影された写真または動画、またはユーザにより特定の操作を行うことで取得されたスクリーンショット)をキャプチャしたときに、第1電子デバイス101は、第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオンであるか否かを決定してよい。第1電子デバイス101は、第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオンであると決定した場合に、キャプチャされた画像を、無線リンク(BluetoothリンクまたはWi-Fiリンクなど)を介して第2電子デバイス103へ伝送する。第1電子デバイスは、第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオフであると決定した場合に、画像を第2電子デバイス103へ伝送しなくてよい。第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオンであるか否かを第1電子デバイス101が決定するための具体的方法は、画面がオフであるか否か、メモリ容量、デバイスハードウェア/ソフトウェアバージョン情報などの現在のデバイス状態情報を、第2電子デバイス103が第1電子デバイス101へ能動的にフィードバックすることであってよい。第1電子デバイス101は次いで、第2電子デバイス103によりフィードバックされたデバイス状態情報に基づいて、第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオンであるか否かを決定する。本願のいくつかの他の実施形態において、第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオンであるか否かを第1電子デバイス101が決定するための方法は、代替的に、クラウドサーバにより送信されるメッセージを用いて、第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオンであるか否かを決定することであってよい。例えば、第1電子デバイス101および第2電子デバイス103が同じデバイスアカウントにログインしているので、クラウドサーバは、2つの電子デバイスのディスプレイ画面情報(画面がオフであるか否かおよびサイズなど)、メモリ容量、およびデバイスハードウェア/ソフトウェアバージョン情報などの何らかのデバイス情報を収集することができる。第1電子デバイス101は、クラウドサーバに、クエリを実行して第2電子デバイス103のディスプレイ画面についての情報を返送するよう要求し得る。クラウドサーバは、クエリを実行し、メッセージを第1電子デバイス101へ返送する。これにより、第1電子デバイス101は、第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオンであるか否かを決定し、画像を第2電子デバイス103へ送信するか否かを決定することができる。本願の本実施形態において、第1電子デバイス101は、第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオンであるときにのみ、キャプチャされた画像を第2電子デバイス103へ送信する。本願のいくつかの他の実施形態において、画面がオンである電子デバイス上で、ユーザが動画を視聴している、テキストをタイピングしている、または別の操作を行っている場合、誰かが画像を共有しようとしていることを示す通知が通知バーに表示される。ユーザがこの通知をクリックして初めて、画像を電子デバイスのディスプレイ画面上に表示することができる。
当該実施形態において、第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオンであるか否かを第1電子デバイス101が決定する操作は、代替的に、BluetoothまたはWi-Fiが有効化された後、第1電子デバイス101が画像をキャプチャする前に行われてもよい。これにより、ユーザがピクチャを撮影した後に、より迅速かつより効率的に即時共有が行われる。
本願の別の実施形態において、第2電子デバイス103が迅速かつ遅滞なく画像を保存するよう、第1電子デバイス101は、代替的に、第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオンであるか否かを決定することなく、画像をキャプチャした後に画像を第2電子デバイス103へ伝送してよいことを理解されたい。加えて、本実施形態において、画像が第2電子デバイス103へ伝送された後、第2電子デバイス103は、第2電子デバイス103の状態に基づいて画像に対して異なる処理を行ってよい。例えば、第2電子デバイス103は、ディスプレイ画面がオンでないと決定したとき、画像をメモリに保存し、次いでディスプレイ画面がオンであるときに画像をディスプレイ画面上に表示してよい。別の例として、第2電子デバイス103は、画像を受信した後、まずディスプレイ画面がオンであるか否かを決定し、第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオンである場合、ディスプレイ画面上に画像を表示し、またはディスプレイ画面がオンでない場合、画像の保存をスキップしてよい。
本願のいくつかの他の実施形態において、即時共有の機能が有効化された後、第1電子デバイス101が画像(例えば、ユーザにより前面カメラ/背面カメラを用いて撮影された写真または動画、またはユーザにより特定の操作を行うことで取得されたスクリーンショット)をキャプチャしたときに、第1電子デバイス101はまず、第2電子デバイス103がログインしているデバイスアカウントが、第1電子デバイス101がログインしているデバイスアカウントと同じであるか否かを決定してよい。第2電子デバイス103がログインしているデバイスアカウントが、第1電子デバイス101がログインしているデバイスアカウントと同じであると決定されたときにのみ、第1電子デバイス上のピクチャまたは動画を、無線リンク(BluetoothリンクまたはWi-Fiリンクなど)を用いて第2電子デバイス103と即時共有することができる。これにより、ピクチャ/動画の共有の正確性が保証され、それにより、第1電子デバイス101上のデータのプライバシーおよびセキュリティがさらに保証される。具体的には、第1電子デバイス101は、第2電子デバイス103とのBluetooth接続を確立した後に、第2電子デバイス上のデバイスアカウントが第1電子デバイス上のデバイスアカウントと同じであると決定してよい。第1電子デバイスは、第2電子デバイスおよび第1電子デバイス上のデバイスアカウントが同じであると決定した場合に、即時共有の機能を有効化する(またはオンにする)。これにより、第1電子デバイス101は、画像をキャプチャした後に、ユーザに対するプロンプトを行うことなく、キャプチャされた画像を無線リンクを介して第2電子デバイス103へ送信する。
本願のいくつかの他の実施形態において、即時共有の機能が有効化された後、第1電子デバイス101が画像(例えば、ユーザにより前面カメラ/背面カメラを用いて撮影された写真または動画、またはユーザにより特定の操作を行うことで取得されたスクリーンショット)をキャプチャしたときに、第1電子デバイス101は、第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオンであるか否かを決定してよく、さらに、第2電子デバイス103がログインしているデバイスアカウントが、第1電子デバイス101がログインしているデバイスアカウントと同じであるか否かを決定してよい。第2電子デバイス103のディスプレイ画面がオンであり、第2電子デバイス103がログインしているデバイスアカウントが、第1電子デバイス101がログインしているデバイスアカウントと同じであると第1電子デバイス101が決定したとき、第1電子デバイス101は、キャプチャされた画像を、ディスプレイ画面がオンである第2電子デバイス103へ無線リンクを介して送信する。上述の解決手段により、画像(ピクチャまたは動画等)の共有の正確性を保証することができ、それにより第1電子デバイス上のデータのプライバシーおよびセキュリティがさらに保証される。本実施形態における技術的解決手段は、以下のシナリオに適用されてよい。
シナリオ1:ユーザが、同じデバイスアカウントにログインする2つの電子デバイス、例えば携帯電話およびポータブルコンピュータを有する。携帯電話およびポータブルコンピュータは、BluetoothによってBluetoothリンクを確立し、同じWi-Fi無線アクセスポイントとのWi-Fiリンクを確立する。この場合、ユーザは自宅にいてもよく、またはオフィスにいてもよく、またはコーヒーショップにいてもよい。ユーザは、ポータブルコンピュータ上で『星の王子さま』の感想についての記事を執筆中であり、今、記事にイラストとしてピクチャを追加する必要がある。したがって、ユーザは、携帯電話を用いて写真を撮影し、写真はポータブルコンピュータのディスプレイ画面上に直ちに表示される。これにより、ユーザは、ポータブルコンピュータのディスプレイ画面上で写真をほぼ同時に視認することができ、写真に対して編集または他の処理を直ちに行うことができる。本願のいくつかの他の実施形態において、写真は、ディスプレイ画面上の特定の位置に表示され得る。例えば、写真は、図12に示すように記事中の特定の位置に挿入され得る。図12において、ユーザが携帯電話を用いて写真を撮影する前に、感想の何らかの内容1201(テキストおよびマルチメディアなど)がポータブルコンピュータのディスプレイ画面上に表示されている。ユーザが携帯電話を用いて写真を撮影した後、写真1202は、ポータブルコンピュータへ即時に伝送される。図12のシンボル1203は、ポータブルコンピュータのディスプレイ画面上に表示される記事の具体的な詳細を示す。写真1202は、ポータブルコンピュータ上で現在の記事中に挿入および表示され、写真説明が写真の下に自動的に追加され得る(例えば、「イラスト」または「ユーザの携帯電話からの写真です」などの類似の説明が追加される)。加えて、写真が記事に挿入されたことにより、記事の組版が変更される。ポータブルコンピュータは、写真のサイズおよび形状に基づいて、記事の組版および表示を自動的に行うことができる。これにより、電子デバイスの知的対話の性能が大幅に向上し、ユーザの文書処理効率が高まる。
本願のいくつかの他の実施形態において、文書(WORD文書など)が編集された後、ポータブルコンピュータは、編集された文書を、無線リンクを介してユーザの携帯電話へ自動的に送信してもよく、または、編集が完了した後に、文書を携帯電話へ送信するか否かをユーザに尋ねてユーザによる確認を促してもよい。上述の解決手段によれば、ユーザは、異なる複数の電子デバイスの連携を通して1つのものを扱うことができる。これにより、電子デバイスの処理効率が高まる。
シナリオ2:複数(2つ以上)の電子デバイス(携帯電話、タブレットコンピュータ、およびポータブルコンピュータなど)が、全て自宅にある。例えば、電子デバイスAは寝室に、電子デバイスBはリビングに、電子デバイスCはキッチンにあるが、これらの電子デバイスは互いに近接している。電子デバイスA、B、およびCは、同じデバイスアカウントにログインしている。すなわち、これらの電子デバイスは、同じユーザが所有する異なる電子デバイスである。加えて、これら複数の電子デバイスは全て、同じWi-Fi無線アクセスポイントとの無線接続を確立する。すなわち、これら複数の電子デバイスは、Wi-Fi無線アクセスポイントを用いて無線ローカルエリアネットワークを形成し得る。当該シナリオにおいて、即時共有の機能が電子デバイスA上で有効化される。ユーザが電子デバイスAのカメラを用いて画像をキャプチャしたとき、当該画像は、画面がオンである電子デバイスBへWi-Fiリンクを介して伝送されてよく、当該画像は、電子デバイスBの画面上に直ちに表示される。しかしながら、電子デバイスCの画面はオフであるので、当該画像は電子デバイスCへ伝送されない。画面がオンである電子デバイスBは、電子デバイスBがユーザの家族または友人により使用されていることを示し、画面がオフである電子デバイスCは、電子デバイスが現在誰にも使用されていないことを示す。したがって、電子デバイスAは、キャプチャされた画像を、画面がオンである電子デバイスBへ伝送する。これにより、ユーザは、取得された画像(写真または動画など)を家族/友人と直ちに共有することができ、それによりユーザエクスペリエンスが向上する。
上述の実施形態に関連して、本願のいくつかの他の実施形態において、即時共有の機能が有効化された後、第1電子デバイスはさらに、他の電子デバイスと第1電子デバイスとの間の距離に基づいて、異なるサイズおよび解像度を有する画像を他の電子デバイスへ伝送してよい。第1電子デバイスは、例えば他の電子デバイスのBluetooth信号の検出強度に基づく方法、または他の電子デバイスのWi-Fi信号の強度に基づく方法といった方法を用いて、他の電子デバイスと第1電子デバイスとの間の距離を決定してよい。他の電子デバイスと第1電子デバイスとの間の距離は、代替的に、上述の方法とは異なる別の方法を用いて決定されてもよいことを理解されたい。これは、本実施形態において限定されるものではない。図8Aに示すように、電子デバイスaは、即時共有の機能が有効化されている第1電子デバイス101であり、電子デバイスa~dは全て、同じWi-Fi無線アクセスポイントに接続されていると仮定する。電子デバイスaは、上述の方法を用いて、他の電子デバイスb、c、およびdと電子デバイスaとの間の距離を決定してよい。図8Aから、電子デバイスbが電子デバイスaに最も近く、電子デバイスcが電子デバイスaに2番目に近く、電子デバイスdが電子デバイスaから最も遠いことがわかる。次いで、電子デバイスaがカメラを用いて画像802をキャプチャした後、当該画像は、Wi-Fiリンクを介して別の電子デバイスへ伝送されてよい。具体的には、電子デバイスbが電子デバイスaに最も近いので、電子デバイスaは、キャプチャされた画像を元のサイズのまま電子デバイスbへ伝送することができる。この場合、電子デバイスbの画面はオンであってよく、画像が画面上に表示されてよい。図8Bに示すように、画像802が電子デバイスbの画面上に表示される。電子デバイスdは電子デバイスaから最も遠く、電子デバイスdの画面はオフである。この場合、電子デバイスaは、画像を電子デバイスdへ送信しなくてよい。電子デバイスaは、電子デバイスcと電子デバイスaとの間の距離に基づいて、解像度の低い画像803を電子デバイスcへ送信してよく、当該画像は、電子デバイスcの画面上に直ちに表示される。本実施形態における方法によれば、電子デバイスaからより遠くにある電子デバイスは、伝送されるピクチャのサイズがより小さく解像度がより低いことを示す。別の電子デバイスと電子デバイスaとの間の距離がより小さいことは、当該電子デバイスのユーザと電子デバイスaのユーザとの間の親密度がより高く、より解像度の高いピクチャが電子デバイスにより伝送され得ることを示してよい。上述の即時共有方法によれば、電子デバイス間での画像共有をより知的にすることができ、それにより共有効率が向上し、さらにユーザエクスペリエンスが向上する。
本願のいくつかの他の実施形態において、電子デバイスaは、異なる距離に基づいて、他の電子デバイスへ画像を順次伝送してよい。例えば、電子デバイスaは、まず電子デバイスaに最も近い電子デバイスbへキャプチャされた画像を伝送し、最後に電子デバイスaから最も遠い電子デバイスdへ画像を伝送してよい。これにより、Wi-Fiローカルエリアネットワークについて、同じ瞬間に消費されるネットワークリソースの数が少なくなるという利点がある。加えて、電子デバイスaに最も近い電子デバイスbのユーザと電子デバイスaのユーザとの間の親密度が最も高い。したがって、電子デバイスbは、電子デバイスaにより送信された画像を最も迅速に取得することができ、それにより、電子デバイスbが電子デバイスaにより撮影された画像を適時的に迅速に取得することを保証することができる。本願のいくつかの他の実施形態において、電子デバイスと電子デバイスaとの間の相対距離が変化(すなわち、当該電子デバイスの位置が変化)した場合、電子デバイスaは、新たな距離に基づいて、画像をどのように伝送するかを決定してよい。
図9に示すように、第1電子デバイス101(電子デバイスaまたは電子デバイスA等であってよい)は、キャプチャされた画像901を、無線リンク910を介して第2電子デバイス103(電子デバイスbまたは電子デバイスB等であってよい)へ伝送してよく、画像901は、第2電子デバイス103のディスプレイ画面上に表示される。図9において、第1電子デバイス101から伝送された画像901は、第2電子デバイス103のディスプレイ画面上に表示される。当該画像は、フローティング方式でディスプレイ画面上に表示されてよく、画像を操作するための、編集902、保存903、およびキャンセル904などのいくつかの共通の仮想ボタンが画像の下に表示されてよい。「編集」は、第2電子デバイスが、仮想ボタン902に対するユーザのタッチ操作を受け付けた後、当該タッチ操作に応答して、ユーザが第1電子デバイスにより伝送された画像901に対して編集(色補正または切り取りなど)を行うことができるように編集関連GUIを表示してよいことを示す。「保存」は、第2電子デバイス103が、仮想ボタン903に対するユーザのタッチ操作を受け付けた後、当該タッチ操作に応答して、第1電子デバイス101により伝送された画像901を第2電子デバイス101のメモリに保存してよいことを示す。当該メモリは、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリであってよいことを理解されたい。「キャンセル」は、第2電子デバイス103が、仮想ボタン904に対するユーザのタッチ操作を受け付けた後、当該タッチ操作に応答して、第1電子デバイス101により即時共有された画像901を保存しなくてよく、ディスプレイ画面上に画像901を表示することを停止することを示す。本願のいくつかの他の実施形態において、画像の表示方向は、第2電子デバイス103のディスプレイ画面のサイズに適応してよい。図9において、表示されている画像901の長さ方向は、第2電子デバイス103のディスプレイ画面の幅方向と同じである(いずれの方向も平面座標系におけるY方向であると仮定)。このため、表示方式に関して、画像901は、第2電子デバイス103のディスプレイ画面に適応することができない。図10Aに示すように、第1電子デバイス101により伝送された画像1001が第2電子デバイス103上に表示され、画像1001の長さ方向は、第2電子デバイス103のディスプレイ画面の長さ方向と同じである(いずれの方向も平面座標系におけるY方向であると仮定)。これにより、画像1001の表示方向が、第2電子デバイス103のディスプレイ画面により良好に適応する。
本願のいくつかの実施形態において、図10Aに示すように、第1電子デバイス101によりWi-Fiによって伝送された画像1001が第2電子デバイス103のディスプレイ画面上に表示され、画像1001は、フローティング方式でディスプレイ画面上に表示されてよい。第2電子デバイス103が、ディスプレイ画面に対する(またはその近傍での)ユーザのタッチ操作を予め設定された時間内(例えば5秒以内)に受け付けない場合、予め設定された時間の経過後に、それまで表示されていた画像1001をディスプレイ画面上に表示することを停止する。すなわち、当該画像はキャッシュに保存されない。いくつかの他の実施形態において、画像1001が表示されたときに、プロンプトボックスが第2電子デバイス103のディスプレイ画面上にさらに表示されてよい。例えば、「第1電子デバイスからの画像です。5秒以内に操作がない場合、この画像は表示が停止され、ローカルに保存されません。」という内容のプロンプトボックス1002がさらに表示されてよい。プロンプトボックス1002は、画像を送信した電子デバイスをユーザに通知してもよく、または予め設定された時間内に操作が行われない場合に生じる結果をユーザに通知してもよい。
第2電子デバイス103が、ディスプレイ画面に対する(またはその近傍での)ユーザのタッチ操作を予め設定された時間内に受け付けた場合、それまで表示されていた画像1001をディスプレイ画面上に表示し続ける。これは、当該画像が第2電子デバイス103のキャッシュに記憶されることを示す。当該タッチ操作は、ディスプレイ画面上の任意の位置におけるユーザの指1003のタッチ操作であってもよく、または、当該タッチ操作は、画像1001に対するユーザの指1003のタッチ操作、すなわち、画像1001が位置する位置にユーザの指1003がタッチすることであってもよい。図10Bに示すように、第2電子デバイス103は、当該タッチ操作に応答して、ディスプレイ画面上に2つの仮想ボタン、編集1004および保存1005をさらに表示してよい。「編集」は、第2電子デバイス103が、仮想ボタン1004に対するユーザのタッチ操作を受け付けた後、当該タッチ操作に応答して、ユーザが第1電子デバイス101により伝送された画像に対して編集(色補正または切り取りなど)を行うことができるよう編集関連GUIを表示してよいことを意味する。「保存」は、第2電子デバイス103が、仮想ボタン1005に対するユーザのタッチ操作を受け付けた後、当該タッチ操作に応答して、画像1001を第2電子デバイス103のメモリに保存してよいことを意味する。当該メモリは、不揮発性であってよい。上述の実装形態によれば、ユーザが画像に関心があるときに、ユーザが更なる処理を行うように、電子デバイスがその画像についてより多数の制御を表示することができ、それにより電子デバイスとユーザとの間の知的対話の性能が向上し、ユーザエクスペリエンスが向上する。
本願のいくつかの他の実施形態において、画像が編集された後、第2電子デバイス103は、編集された画像を、無線リンクを介して第1電子デバイス101へさらに送信してもよく、または、編集の後、画像を第1電子デバイス101へ送信するか否かをユーザに尋ねてユーザによる確認を促してもよい。上述の解決手段によれば、ユーザは、異なる複数の電子デバイスの連携を通して1つのものを扱うことができる。これにより、電子デバイスの処理効率が高まる。
本願のいくつかの他の実施形態において、第1電子デバイス101により伝送された画像は、代替的に、図10Cに示すように、第2電子デバイス103のディスプレイ画面のロック画面インタフェース上に表示されてもよい。本図において、第2電子デバイス103のディスプレイ画面はオンであり、したがって、当該画像がディスプレイ画面上に表示されてよい。プロンプトボックス1006は、ロック画面インタフェースが第2電子デバイス103のディスプレイ画面上に現在表示されていることを示し、画像1001は、ロック画面インタフェース上に表示される。ユーザがスライドによるロック解除を行った後、画像1001は、ディスプレイ画面上に表示されなくてよい。これは、ユーザが、画像1001を視認した後に、画像1001に対していかなる操作(タッチなど)も行わずに、プロンプトボックス1006をタッチしてディスプレイ画面をロック解除したためである。これは、ユーザが画像1001に関心がないことを示す。本願のいくつかの他の実施形態において、ユーザがスライドによるロック解除を行った後、ユーザが画像1001をズームインまたはズームアウトするよう、画像1001がディスプレイ画面上に表示され続けてもよいことを理解されたい。
本願のいくつかの他の実施形態において、電子デバイス(上述の実施形態における第1電子デバイス101など)は、写真撮影の後に即時共有の機能を自動的に有効化してもよく、またはユーザに対するプロンプトを行った後にユーザの承認に基づいて即時共有の機能を有効化してもよい。図11Aに示すように、ユーザがカメラを用いて画像1101をキャプチャした後、まず画像1101がユーザによるプレビューのために表示されてよい。この場合、電子デバイスは、ディスプレイ画面上で、即時共有の機能を有効化するか否かをユーザに尋ねてよい。図11Aにおいて、当該機能を有効化するか否かをユーザに尋ねるためにプロンプトボックス1102が用いられ、図ではさらに仮想ボタン1103および1104が表示されている。仮想ボタン1103は、電子デバイスが、仮想ボタン1103に対するユーザのタッチ操作を受け付けた後、当該タッチ操作に応答して、即時共有の機能を有効化し、その後Wi-FiおよびBluetooth等を有効化し、上述の実施形態における関連する手順に基づいて別の電子デバイスおよびWi-Fi無線アクセスポイントとの無線接続を確立してよいことを示す。仮想ボタン1104は、電子デバイスが、仮想ボタン1104に対するユーザのタッチ操作を受け付けた後、当該タッチ操作に応答して、即時共有の機能を有効化しないことを示す。いくつかの他の実施形態において、写真撮影のアイコン1105が電子デバイスのディスプレイ画面上にさらに表示されてよく、ユーザは、当該アイコンをクリックして写真撮影のためのGUIを表示し、写真の撮影を続けてよい。本願のいくつかの他の実施形態において、ユーザが仮想ボタン1103をクリックして即時共有の機能を有効化した後、電子デバイスが電子デバイスとのBluetoothペアリングを行う別の電子デバイスを見つけなかった場合、図11Bに示すように、共有の失敗を示す通知メッセージがディスプレイ画面上に表示されてよい。プロンプトボックス1107は、電子デバイスが現在のところ別の適切な電子デバイスを見つけておらず、その結果共有が失敗したことを示す。ユーザが仮想ボタン1106をクリックした後、電子デバイスは、当該タッチ操作に応答して、ユーザが写真の撮影を続けるように写真撮影のためのGUIに戻ってよい。本願のいくつかの他の実施形態において、カメラによる撮影が開始されたときに、即時共有の機能を有効化するか否かをユーザに尋ねてもよく、または写真撮影のためのメインインタフェース上に制御が表示されてもよい。当該制御は、即時共有の機能を有効化または無効化するために用いられてよい。
図14に示すように、電子デバイスA、B、C、およびDが、同じWi-Fi無線アクセスポイント1401との無線リンクを確立する。加えて、Bluetoothスレーブデバイスとして、電子デバイスB、C、およびDが、Bluetoothマスタデバイスとして機能する電子デバイスAとのBluetoothリンクを確立する。したがって、電子デバイスBが写真1402を撮影した後、当該写真は、自動的に電子デバイスaと即時共有されてよい。電子デバイスAはマスタデバイスであり、電子デバイスCおよびDはいずれもスレーブデバイスであるので、電子デバイスBは、写真1402を、Wi-Fi無線リンクを介して電子デバイスCおよびDへ送信しない。本実施形態において、電子デバイスAは、デフォルトでBluetoothマスタデバイスとして機能して、Wi-Fi無線リンクを介してBluetoothスレーブデバイス(電子デバイスB、C、またはD)により送信された画像(写真または動画など)または録音および文書(Word文書またはTXT文書など)などの他のデータを受信してよく、それにより、電子デバイスAのユーザが、即時共有された写真、動画、録音、または文書等に基づいて特定の編集処理を行う。例えば、図14において、電子デバイスBは、写真1402を撮影し、写真1402を即時共有によって電子デバイスAへ送信する。電子デバイスCは、録音1403を録音し、録音1403を即時共有によって電子デバイスAへ送信する。電子デバイスDは、文書1404を即時共有によって電子デバイスAへ送信する。これにより、電子デバイスAのユーザが、受信したデータ(例えば写真1402、録音1403、および文書1404)を整理および編集してよく、編集の間に、電子デバイスB、C、およびDにより送信されるデータを受信し続けてよい。本願のいくつかの他の実施形態において、ユーザがデータの編集を完了した後、電子デバイスAは、編集されたデータを、Bluetoothスレーブデバイスとして機能する別の電子デバイスへ送信してよい。例えば、ユーザは、電子デバイスA上で、データが送信される先のスレーブデバイスを選択してよい。
本願の一実施形態は、電子デバイスを提供する。図13に示すように、電子デバイス130は、プロセッサ1301、タッチスクリーン1302、Wi-Fi装置1303、Bluetooth装置1304、電源装置1305、およびメモリ1306を含んでよい。電子デバイス130の上述の部分は、1または複数の通信バス1307を用いて互いに接続されてよい。図13には示していないが、電子デバイス130は、無線周波数回路、測位装置、マイクロプロジェクタ、およびNFC装置等をさらに含んでよいことを理解されたい。詳細についてはここでは説明しない。電子デバイス130は、Bluetooth装置1304を用いて別の電子デバイスとのBluetoothリンクを確立する。Wi-Fi装置1303は、Wi-Fi無線アクセスポイントとのWi-Fiリンクを確立する。電子デバイス130は、Wi-Fi Direct(登録商標)によって別の電子デバイスとのポイントツーポイント接続を確立して、Wi-Fi Direct(登録商標)リンクを形成する。プロセッサ1301は、メモリ1306から画像情報を取得する。画像情報は、取得された画像および/または電子デバイス130のデバイス情報を含む。プロセッサ1301は、Wi-Fi Direct(登録商標)リンクを介して当該別の電子デバイスへ画像情報を送信する。
当該別の電子デバイスは、画像情報を受信した後に、当該別の電子デバイスのディスプレイ画面がオンであるか否かを決定する。
当該別の電子デバイスは、ディスプレイ画面がオンであると決定した場合に、ディスプレイ画面上に画像およびデバイス情報を表示する。または、当該別の電子デバイスは、ディスプレイ画面がオンでないと決定した場合に、ディスプレイ画面上に画像またはデバイス情報を表示しない。
本願のいくつかの他の実施形態は、コンピュータデバイスを提供する。コンピュータデバイスは、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサにおいて動作可能であるコンピュータプログラムとを含んでよい。プロセッサは、上述の実施形態における段階を実装するよう、コンピュータプログラムを実行する。
本願のいくつかの他の実施形態において、電子デバイスが開示される。電子デバイスは、タッチパネルおよびディスプレイを含むタッチスクリーンと、1または複数のプロセッサと、メモリと、複数のアプリケーションプログラムと、および1または複数のプログラムとを含んでよい。1または複数のプログラムは、メモリに記憶され、1または複数のプロセッサにより実行される。1または複数のプログラムは、命令を含み、命令は、上述の実施形態における段階を行うために用いられてよい。
上述の実施形態においては、「第1」および「第2」などの用語を用いて様々な電子デバイスを説明する場合があるが、これらの電子デバイスは、これらの用語により限定されるべきではないことが理解されるべきである。これらの用語は、単に一の電子デバイスを別の電子デバイスと区別するために用いられている。例えば、本願の実施形態の趣旨から逸脱することなく、第1電子デバイスが第2電子デバイスと呼称されてもよく、同様に第2電子デバイスが第1電子デバイスと呼称されてもよい。
上述の実施形態において用いられる場合、文脈に基づいて、「場合」との用語は、「とき」、または「後」、または「…を決定したことに応答して」、または「…を検出したことに応答して」として解釈されてよい。同様に、文脈に基づいて、「…を決定した場合」または「(記載の条件またはイベント)を検出した場合」との語句は、「…を決定したとき」、または「…を決定したことに応答して」、または「(記載の条件またはイベント)を検出したとき」、または「(記載の条件またはイベント)を検出したことに応答して」として解釈されてよい。
実施形態において用いられる用語は、特定の実施形態を例示することを目的としたものに過ぎず、本願を限定することを意図したものではない。実施形態および添付の特許請求の範囲における単数形の「一の」、「前記」および「当該」という用語は、別途文脈により明示されない限り、複数形も含むことが意図されている。また、本明細書において用いれらる「および/または」という用語は、1または複数の関連付けられ列挙されている項目の、任意のまたは全ての可能な組み合わせを含むことを示すことを理解すべきである。
上述の実施形態の全てまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせによって実装されてよい。実施形態の実装にソフトウェアが用いられるとき、実施形態は、完全にまたは部分的にコンピュータプログラム製品の形態で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は、1または複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上でロードおよび実行されるときに、本発明の実施形態に係る手順または機能が全てまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、または、一のコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線方式(例えば同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者線)または無線方式(例えば赤外線、電波、またはマイクロ波等)で、一のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタへ伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1または複数の使用可能な媒体を統合したサーバまたはデータセンタなどのデータ記憶デバイスであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えばソフトディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(例えばデジタル多用途ディスク(DVD))、または半導体媒体(例えば固体状態ディスクSSD)等であってよい。説明的な目的で、上述の説明は、特定の実施形態に関連して説明されている。しかしながら、上述の例示的な議論は、詳細なものとする意図はなく、本願を開示されている厳密な形態に限定する意図はない。上述の教示内容によれば、多数の改変例および変形例が可能である。実施形態は、想到される具体的な用途に適用可能な様々な改変を有する技術的解決手段および様々な実施形態を当業者が完全に利用できるよう、技術的解決手段の原理およびそれらの原理の実際の応用を完全に例示するように選択および説明されている。