JP7327633B2 - 信号転送管理装置、信号転送管理方法および信号転送管理プログラム - Google Patents
信号転送管理装置、信号転送管理方法および信号転送管理プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7327633B2 JP7327633B2 JP2022501438A JP2022501438A JP7327633B2 JP 7327633 B2 JP7327633 B2 JP 7327633B2 JP 2022501438 A JP2022501438 A JP 2022501438A JP 2022501438 A JP2022501438 A JP 2022501438A JP 7327633 B2 JP7327633 B2 JP 7327633B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- signal transfer
- gate
- upstream
- start time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J3/00—Time-division multiplex systems
- H04J3/02—Details
- H04J3/06—Synchronising arrangements
- H04J3/0635—Clock or time synchronisation in a network
- H04J3/0638—Clock or time synchronisation among nodes; Internode synchronisation
- H04J3/0658—Clock or time synchronisation among packet nodes
- H04J3/0661—Clock or time synchronisation among packet nodes using timestamps
- H04J3/0667—Bidirectional timestamps, e.g. NTP or PTP for compensation of clock drift and for compensation of propagation delays
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L45/00—Routing or path finding of packets in data switching networks
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F13/00—Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F13/00—Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
- G06F13/38—Information transfer, e.g. on bus
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F13/00—Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
- G06F13/38—Information transfer, e.g. on bus
- G06F13/42—Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J3/00—Time-division multiplex systems
- H04J3/02—Details
- H04J3/06—Synchronising arrangements
- H04J3/0635—Clock or time synchronisation in a network
- H04J3/0682—Clock or time synchronisation in a network by delay compensation, e.g. by compensation of propagation delay or variations thereof, by ranging
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J3/00—Time-division multiplex systems
- H04J3/02—Details
- H04J3/06—Synchronising arrangements
- H04J3/0635—Clock or time synchronisation in a network
- H04J3/0638—Clock or time synchronisation among nodes; Internode synchronisation
- H04J3/0658—Clock or time synchronisation among packet nodes
- H04J3/0673—Clock or time synchronisation among packet nodes using intermediate nodes, e.g. modification of a received timestamp before further transmission to the next packet node, e.g. including internal delay time or residence time into the packet
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Description
本発明は、Ether(登録商標)フレームなどのパケット網を用いて時刻同期メッセージを送受信して時刻同期を行うシステムの信号転送技術に関する。
Ether(登録商標)フレームを用いた時刻同期方式としてPTP(Precision Time Protocol)が標準化されている。PTPでは、クロックのマスタ装置とスレーブ装置との間で専用の時刻同期メッセージを送受信し、送受信した時刻に基づいてマスタ装置とスレーブ装置との間の時刻同期を行う(非特許文献1参照)。
"Time-Sensitive Networking for Fronthaul",IEEE Std P802.1CM,May 7,2018
ところが、時刻同期メッセージの伝送経路にパケット網を構成するネットワークスイッチ(信号転送装置と称する)において、他のトラヒックとの輻輳により時刻同期メッセージの遅延時間に揺らぎが生じるという問題がある。このため、従来技術では、信号転送装置に時刻同期メッセージの伝送のための専用のタイムゲートを用意し、輻輳時においてもPTP専用の時刻同期メッセージを優先的に伝送する方法が提案されている。しかし、タイムゲートにより時刻同期メッセージ以外の他のトラヒックからの影響は受けなくなるものの、マスタ装置が複数のスレーブ装置を従属させている場合、複数のスレーブ装置からマスタ装置への上りの複数の時刻同期メッセージが合流する信号転送装置において、時刻同期メッセージの衝突が発生して上りの時刻同期メッセージが遅れるため、上りと下りとで遅延時間にずれが生じ、時刻同期精度が劣化するという課題がある。
本発明では、信号転送装置における上りの時刻同期メッセージの衝突を回避するとともに、上りと下りの時刻同期メッセージの遅延時間のずれを無くして、時刻同期の精度を向上することができる信号転送管理装置、信号転送管理方法および信号転送管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、基準時刻を有するマスタ装置と複数のスレーブ装置との間で時刻情報を含む時刻同期メッセージをパケット網を構成する複数の信号転送装置により送受信するシステムの前記信号転送装置の動作を管理する信号転送管理装置において、複数の前記信号転送装置の上りのタイムゲートのゲート開始時間および下りのタイムゲートのゲート開始時間を計算してそれぞれのタイムゲートを開放するゲート計算部と、複数の前記スレーブ装置から前記マスタ装置への上りの時刻同期メッセージを比較して上りの時刻同期メッセージの衝突を検出する比較部と、前記比較部が前記信号転送装置の上りの時刻同期メッセージの衝突を検出した場合に、当該信号転送装置の上りのタイムゲートのゲート開始時間および下りのタイムゲートのゲート開始時間を調整して当該信号転送装置に設定するオフセット部とを有することを特徴とする。
本発明は、基準時刻を有するマスタ装置と複数のスレーブ装置との間で時刻情報を含む時刻同期メッセージをパケット網を構成する複数の信号転送装置により送受信するシステムの前記信号転送装置の動作を管理する信号転送管理方法であって、複数の前記信号転送装置の上りのタイムゲートのゲート開始時間および下りのタイムゲートのゲート開始時間を計算してそれぞれのタイムゲートを開放するゲート計算処理と、複数の前記スレーブ装置から前記マスタ装置への上りの時刻同期メッセージを比較して上りの時刻同期メッセージの衝突を検出する比較処理と、前記比較処理で前記信号転送装置の上りの時刻同期メッセージの衝突を検出した場合に、当該信号転送装置の上りのタイムゲートのゲート開始時間および下りのタイムゲートのゲート開始時間を調整して当該信号転送装置に設定するオフセット処理とを実行することを特徴とする。
本発明の信号転送管理プログラムは、前記信号転送管理方法で実行する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係る信号転送管理装置、信号転送管理方法および信号転送管理プログラムは、信号転送装置における上りの時刻同期メッセージの衝突を回避するとともに、上りと下りの時刻同期メッセージの遅延時間のずれを無くして、時刻同期の精度を向上することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る信号転送管理装置、信号転送管理方法および信号転送管理プログラムの実施形態について説明する。
図1は、時刻同期システム100の一例を示す。図1において、時刻同期システム100は、信号転送管理装置101、マスタ装置102、信号転送装置103(0)、信号転送装置103(1)、信号転送装置103(2)、スレーブ装置104(1)およびスレーブ装置104(2)を有する。ここで、信号転送装置103(0)、信号転送装置103(1)および信号転送装置103(2)、または、スレーブ装置104(1)およびスレーブ装置104(2)のように、複数の同様の機能を有するブロックは、符号末尾に(番号)を付加して記載されているが、複数のブロックに共通の説明を行う場合は、符号末尾の(番号)を省略して、信号転送装置103、スレーブ装置104のように記載する。
図1において、マスタ装置102は、時刻同期システム100の基準時刻となるクロックを有し、スレーブ装置104(1)およびスレーブ装置104(2)は、それぞれ自装置のクロックの時刻をマスタ装置102のクロックの時刻に同期させる。時刻同期システム100では、時刻同期を図るために、マスタ装置102と複数のスレーブ装置104との間で時刻同期メッセージを送受信する。下りの時刻同期メッセージは、マスタ装置102から信号転送装置103(0)に出力され、信号転送装置103(0)から信号転送装置103(1)および信号転送装置103(2)に出力される。そして、信号転送装置103(1)からスレーブ装置104(1)に、信号転送装置103(1)からスレーブ装置104(2)に下りの時刻同期メッセージがそれぞれ出力される。
一方、スレーブ装置104(1)からマスタ装置102への上りの時刻同期メッセージは、信号転送装置103(1)を経由して信号転送装置103(0)に出力される。同様に、スレーブ装置104(2)からマスタ装置102への上りの時刻同期メッセージは、信号転送装置103(2)を経由して信号転送装置103(0)に出力される。
ここで、信号転送装置103(0)、信号転送装置103(1)および信号転送装置103(2)は、Ether(登録商標)フレームなどのパケット網を構成するネットワークスイッチである。
このようにして、時刻同期システム100では、時刻同期メッセージをマスタ装置102とスレーブ装置104との間で送受信して時刻同期を図ることができる。
図2は、マスタ装置102とスレーブ装置104との間で時刻同期を行う場合の時刻同期シーケンスを示す。図2では、Syncメッセージ、Follow Upメッセージ、Delay Requestメッセージ、Delay Responseメッセージの4種類のタイムスタンプ(T1、T2、T3、T4)がマスタ装置102とスレーブ装置104との間で送受信される。ここで、時刻T1はマスタ装置102がスレーブ装置104にSyncメッセージを送信した時刻、時刻T2はスレーブ装置104がマスタ装置102からSyncメッセージを受信した時刻をそれぞれ示す。また、時刻T3はスレーブ装置104がマスタ装置102にでDelay Requestメッセージを送信した時刻、時刻T4はマスタ装置102がスレーブ装置104からDelay Requestメッセージを受信した時刻をそれぞれ示す。
図2において、マスタ装置102からスレーブ装置104へメッセージを送信するときの遅延時間を求める場合、マスタ装置102はSyncメッセージを送信し、スレーブ装置104はSyncメッセージの受信時刻T2を記録する。その後、マスタ装置102はSyncメッセージの送信時刻T1をFollow upメッセージに設定してスレーブ装置104へ送信する。そして、スレーブ装置104は、Follow Upメッセージに設定された送信時刻T1と先に記録した受信時刻T2とを用いて、マスタ装置102からスレーブ装置104へSyncメッセージを送信したときの遅延時間(T2-T1)を求めることができる。
次に、スレーブ装置104からマスタ装置102へメッセージを送信するときの遅延時間を求める場合、スレーブ装置104はマスタ装置102へDelay Requestメッセージを送信し、送信した時刻T3を記録する。一方、マスタ装置102は、Delay Requestを受信した時刻T4を取得し、Delay Responseメッセージに時刻T4を設定してスレーブ装置104へ返信する。ここで、Delay Requestメッセージは、Syncメッセージを受信した直後にマスタ装置102へ送信するようにしてもよい。スレーブ装置104は、Delay Responseメッセージを受信し、Delay Responseメッセージに設定された受信時刻T4と先に記録した送信時刻T3とを用いて、スレーブ装置104からマスタ装置102へDelay Requestメッセージを送信したときの遅延時間(T4-T3)を求めることができる。
このようにして取得した4つの時刻情報(T1、T2、T3、T4)を用いて、式(1)によりオフセット時間Offset(送受信時の遅延時間の平均)を計算する。
Offset = ((T2 - T1) + (T4 - T3)) / 2 ・・・(1)
ここで、時刻同期シーケンスは定期的或いは予め設定された特定期間にマスタ装置102とスレーブ装置104との間で行われるシーケンスで、以降にマスタ装置102から受信したタイムスタンプ情報に式(1)で求めたオフセット時間Offsetを加算することで、マスタ装置102とスレーブ装置104との間の時刻のずれを補正して時刻同期を行うことができる。例えば、マスタ装置102から受信したメッセージに含まれる送信時刻に式(1)で求めたオフセット時間Offsetを加算した時刻をスレーブ装置104の装置内時計に設定する。
Offset = ((T2 - T1) + (T4 - T3)) / 2 ・・・(1)
ここで、時刻同期シーケンスは定期的或いは予め設定された特定期間にマスタ装置102とスレーブ装置104との間で行われるシーケンスで、以降にマスタ装置102から受信したタイムスタンプ情報に式(1)で求めたオフセット時間Offsetを加算することで、マスタ装置102とスレーブ装置104との間の時刻のずれを補正して時刻同期を行うことができる。例えば、マスタ装置102から受信したメッセージに含まれる送信時刻に式(1)で求めたオフセット時間Offsetを加算した時刻をスレーブ装置104の装置内時計に設定する。
このようにして、マスタ装置102とスレーブ装置104との間の時刻のずれを補正することにより、マスタ装置102とスレーブ装置104は時刻同期を図ることができる。
ここで、以降の説明において、Syncメッセージ、Follow upメッセージ、Delay RequestメッセージおよびDelay Responseメッセージに共通する動作や説明は、これらのメッセージをまとめて時刻同期メッセージと称する。また、マスタ装置102からスレーブ装置104へ下り方向に送信されるSyncメッセージ、Follow upメッセージおよびDelay Responseメッセージに共通する動作や説明は下り時刻同期メッセージと称し、スレーブ装置104からマスタ装置102へ上り方向に送信されるDelay Requestメッセージは、上り時刻同期メッセージと称する。
図3は、信号転送装置103の構成例を示す。図3において、信号転送装置103は、信号振分部201、バッファ部202、タイムゲート部203、信号転送部204およびスケジューラ部205を有する。
信号振分部201は、信号転送装置103の入力信号を優先度別に振り分けて、バッファ部202の優先度別のバッファに出力する。なお、図3では、上り信号および下り信号を区別していないが、上り信号および下り信号のそれぞれについて優先度別に振り分けて、バッファ部202の優先度別のバッファに出力する。
バッファ部202は、信号振分部201が出力する優先度別の信号を一時的に保持するメモリである。バッファ部202は、優先度別に信号を保持する複数のバッファを有する。図3では、例えばバッファ部202(1)が最も優先度の高いバッファ、バッファ部202(2)が2番目の優先度のバッファ、・・・、バッファ部202(n)(nは正の整数)が最も優先度の低いバッファのように複数のバッファを有し、本実施形態では、時刻同期メッセージは最も優先度の高いバッファ部202(1)に保持される。なお、上り信号および下り信号のそれぞれについて同様の処理が行われる。
タイムゲート部203は、バッファ部202の複数のバッファ毎に後述のスケジューラ部205の指示に基づいて送信可否を制御するタイムゲートである。タイムゲート部203は、優先度別の複数のバッファ部202に対応する複数のタイムゲート部203を有する。図3では、例えばタイムゲート部203(1)が最も優先度の高いバッファ部202(1)の送信の可否、タイムゲート部203(2)が2番目の優先度のバッファ部202(2)の送信の可否、タイムゲート部203(n)が最も優先度の低いバッファ部202(n)の送信の可否、をそれぞれ制御する。
信号転送部204は、優先度別の複数のバッファ部202に対応する複数のタイムゲート部203毎に出力される信号を指定された出力先に転送する。
スケジューラ部205は、信号転送管理装置101から通知されるスケジュール情報に基づいて、複数のタイムゲート部203毎の送信可否を制御する。ここで、スケジュール情報は、タイムゲート部203を開放するために必要なパラメータ(ゲート開始時間、ゲート開放時間、ゲート開放周期など)である。例えばスケジューラ部205は、信号転送管理装置101から通知されるスケジュール情報に記載された最も優先度の高いバッファ部202(1)のタイムゲート部203(1)のゲート開始時間に、バッファ部202(1)から信号転送部204への出力を開始する。そして、タイムゲート部203は、指定されたゲート開放時間だけバッファ部202(1)の信号を信号転送部204に出力し、信号転送部204から転送先に送信する。
このようにして、信号転送装置103は、信号転送管理装置101から通知されるスケジュール情報に基づいて、優先度別にタイムゲート部203の送信可否を制御し、時刻同期メッセージを最優先に転送することができる。
[第1実施形態]
図4は、第1実施形態に係る信号転送管理装置101の構成例を示す。図4において、信号転送管理装置101は、ゲート計算部301、オフセット部302および上りゲート比較部303を有する。
図4は、第1実施形態に係る信号転送管理装置101の構成例を示す。図4において、信号転送管理装置101は、ゲート計算部301、オフセット部302および上りゲート比較部303を有する。
ゲート計算部301は、下りゲート計算部311(1)、下りゲート計算部311(2)、上りゲート計算部312(1)および上りゲート計算部312(2)を有し、信号転送装置103のタイムゲート部203の上りのゲート開始時間および下りのゲート開始時間を計算してそれぞれのタイムゲートを開放するゲート計算処理を行う。ここで、下りゲート計算部311(1)および下りゲート計算部311(2)に共通する説明を行う場合は、符号末尾の(番号)を省略して下りゲート計算部311と記載する。上りゲート計算部312についても同様に記載する。下りゲート計算部311は、下り時刻同期メッセージの信号転送装置103への入力時間および入力周期などの情報に基づいて、信号転送装置103が下り時刻同期メッセージ用のタイムゲートを開けるために必要なパラメータを計算する。上りゲート計算部312は、上り時刻同期メッセージの信号転送装置103への入力時間および入力周期などの情報に基づいて、信号転送装置103が上り時刻同期メッセージ用のタイムゲートを開けるために必要なパラメータを計算する。
オフセット部302は、下りオフセット部321(1)、下りオフセット部321(2)、上りオフセット部322(1)および上りオフセット部322(2)を有し、信号転送装置103のタイムゲート部203の上りのゲート開始時間および下りのゲート開始時間を調整して、信号転送装置103に設定するオフセット処理を行う。ここで、下りオフセット部321(1)および下りオフセット部321(2)に共通する説明を行う場合は、符号末尾の(番号)を省略して下りオフセット部321と記載する。上りオフセット部322についても同様に記載する。下りオフセット部321は、後述の上りゲート比較部303からオーバーラップ時間が入力された場合、下りゲート計算部311から入力されるゲート開始時間をオーバーラップ時間分遅らせたゲート開始時間を設定したスケジュール情報を信号転送装置103に通知する。上りオフセット部322は、後述の上りゲート比較部303からオーバーラップ時間が入力された場合、上りゲート計算部312から入力されるゲート開始時間をオーバーラップ時間分遅らせたゲート開始時間を設定したスケジュール情報を信号転送装置103に通知する。
上りゲート比較部303は、上りゲート計算部312(1)および上りゲート計算部312(2)で開放するゲート開放時間を比較して、双方のゲート開放時間が重なるオーバーラップ時間を検出(衝突の検出)し、ゲート開始時間が遅い方の信号転送装置103にスケジュール情報を通知する下りオフセット部321および上りオフセット部322にオーバーラップ時間を出力する(比較処理に対応)。例えば、ゲート開始時間が遅い方の信号転送装置103が信号転送装置103(1)である場合、信号転送装置103(1)にスケジュール情報を通知する下りオフセット部321(1)および上りオフセット部322(1)にオーバーラップ時間を出力する。これを受けた下りオフセット部321(1)および上りオフセット部322(1)は、下りゲート計算部311(1)および上りゲート計算部312(1)から入力されるゲート開始時間をオーバーラップ時間分遅らせたゲート開始時間を設定したスケジュール情報を信号転送装置103(1)に通知する。
このようにして、第1実施形態に係る信号転送管理装置101は、図1に示した信号転送装置103(0)において、スレーブ装置104(1)から送信される上り時刻同期メッセージとスレーブ装置104(2)から送信される上り時刻同期メッセージとの衝突を回避できるとともに、下り時刻同期メッセージと上り時刻同期メッセージの遅延時間が同じになるため、上りのゲート開始時間のオフセット量をスレーブ装置104へ通知することなく、マスタ装置102とスレーブ装置104との間の時刻同期が可能となる。
図5は、第1実施形態に係る信号転送管理装置101の効果を示す。図5において、矢印は信号が流れる方向を示す時間軸である。(a)は、ゲート開始時間を調整する処理を行わない場合の信号転送装置103(1)および信号転送装置103(2)のそれぞれの上り方向のゲート開放時間と、信号転送装置103(1)の下り方向のゲート開放時間とを示す。(a)において、信号転送装置103(1)と信号転送装置103(2)のゲート開放時間はオーバーラップ時間Toだけ重なっており、信号転送装置103(0)の上り方向において衝突が発生する。一方、(b)は、ゲート開始時間を調整する処理を行う場合の信号転送装置103(1)および信号転送装置103(2)のそれぞれの上り方向のゲート開放時間と、信号転送装置103(1)の下り方向のゲート開放時間とを示す。
(b)において、本実施形態に係る信号転送管理装置101は、信号転送装置103(1)と信号転送装置103(2)の上りゲート開始時間のうち遅い方の信号転送装置103(1)の上りゲート開始時間をオーバーラップ時間Toだけ遅らせたゲート開始時間を設定したスケジュール情報を信号転送装置103(1)に通知する。これにより、(b)において、信号転送装置103(1)と信号転送装置103(2)のゲート開放時間は重ならないので、信号転送装置103(0)の上り方向における衝突は回避される。また、(b)において、本実施形態に係る信号転送管理装置101は、信号転送装置103(1)の下り方向のゲート開放時間もオーバーラップ時間Toだけ遅らせたゲート開始時間を設定したスケジュール情報を信号転送装置103(1)に通知する。これにより、信号転送装置103(1)における上り方向と下り方向の信号の遅延時間が同じになるので、上りのゲート開始時間のオフセット量をスレーブ装置104へ通知することなく、マスタ装置102とスレーブ装置104との間の時刻同期が可能となる。
図6は、従来の信号転送管理装置801の構成例を示す。図6において、信号転送管理装置801は、ゲート計算部802を有する。信号転送管理装置801は、本実施形態に係る信号転送管理装置101と同様に、信号転送装置に設けたタイムゲートを制御するが、ゲート開始時間を調整することは行わない。
ゲート計算部802は、下りゲート計算部811(1)、下りゲート計算部811(2)、上りゲート計算部812(1)および上りゲート計算部812(2)を有する。ここで、下りゲート計算部811(1)、下りゲート計算部811(2)、上りゲート計算部812(1)および上りゲート計算部812(2)は、図4で説明した本実施形態に係る信号転送管理装置101のゲート計算部301の下りゲート計算部311(1)、下りゲート計算部311(2)、上りゲート計算部312(1)および上りゲート計算部312(2)とそれぞれ同様に機能する。例えば、下りゲート計算部811は、下り時刻同期メッセージの信号転送装置103への入力時間および入力周期などの情報に基づいて、信号転送装置103が下り時刻同期メッセージ用のタイムゲートを開けるために必要なパラメータを計算し、信号転送装置に出力する。上りゲート計算部312は、上り時刻同期メッセージの信号転送装置103への入力時間および入力周期などの情報に基づいて、信号転送装置103が上り時刻同期メッセージ用のタイムゲートを開けるために必要なパラメータを計算し、信号転送装置に出力する。
ここで、図1の本実施形態に係る時刻同期システム100のように、マスタ装置102が複数のスレーブ装置104を従属させている場合に、スレーブ装置104からマスタ装置102への上り方向の時刻同期メッセージが合流する信号転送装置103において、時刻同期メッセージの衝突が起こる可能性がある。このような場合に、図4に示した信号転送管理装置101の代わりに図6に示した従来の信号転送管理装置801を適用すると、時刻同期メッセージ以外のトラヒックからの輻輳による遅延揺らぎは回避できるが、時刻同期メッセージ同士の輻輳による遅延揺らぎは回避できず、高精度な時刻同期が実現できないという問題が生じる。また、上り方向のみに時刻同期メッセージ同士の衝突による遅延揺らぎが発生するため、上り時刻同期メッセージと下り時刻同期メッセージとの遅延時間にずれが生じてしまい、上り方向と下り方向の遅延時間が同じであることを前提とするPTP方式では時刻同期の精度が劣化するという問題が生じる。
これに対して、本実施形態に係る信号転送管理装置101は、上り時刻同期メッセージと下り時刻同期メッセージとのオーバーラップ時間を算出して、上り方向および下り方向のゲート開始時間をオーバーラップ時間分遅らせたゲート開始時間に設定するので、上り時刻同期メッセージの衝突を回避できるとともに、下り時刻同期メッセージと上り時刻同期メッセージの遅延時間が同じになるため、上りのゲート開始時間のオフセット量をスレーブ装置104へ通知することなく、マスタ装置102とスレーブ装置104との間の時刻同期を行うことができる。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態に係る信号転送管理装置101aの構成例を示す。図7において、信号転送管理装置101aは、ゲート計算部301、オフセット部302、上りゲート比較部303およびオフセット量分配部304を有する。ここで、図7において、図4と同符号のゲート計算部301、オフセット部302および上りゲート比較部303の基本的な動作は、第1実施形態に係る信号転送管理装置101と同じなので、重複する説明は省略し、第1実施形態と異なる部分について説明する。なお、第2実施形態では、先に説明した図2において、スレーブ装置104は、マスタ装置102からSyncメッセージを受信した直後にDelay Requestメッセージを送信するものとする。
図7は、第2実施形態に係る信号転送管理装置101aの構成例を示す。図7において、信号転送管理装置101aは、ゲート計算部301、オフセット部302、上りゲート比較部303およびオフセット量分配部304を有する。ここで、図7において、図4と同符号のゲート計算部301、オフセット部302および上りゲート比較部303の基本的な動作は、第1実施形態に係る信号転送管理装置101と同じなので、重複する説明は省略し、第1実施形態と異なる部分について説明する。なお、第2実施形態では、先に説明した図2において、スレーブ装置104は、マスタ装置102からSyncメッセージを受信した直後にDelay Requestメッセージを送信するものとする。
図7において、上りゲート比較部303は、上りゲート計算部312(1)および上りゲート計算部312(2)で開放するゲート開放時間のオーバーラップ時間を検出し、後述のオフセット量分配部304(オフセット量分配部304(1)およびオフセット量分配部304(2))にオーバーラップ時間を出力する。
オフセット量分配部304は、オフセット量分配部304(1)およびオフセット量分配部304(2)を有し、上りゲート比較部303から入力されるオーバーラップ時間を半分にしたオーバーラップ時間の1/2の時間を下りオフセット部321(1)、下りオフセット部321(2)、上りオフセット部322(1)および上りオフセット部322(2)へ出力するオフセット量分配処理を行う。
下りオフセット部321(1)は、オフセット量分配部304(1)からオーバーラップ時間の1/2の時間が入力された場合、下りゲート計算部311(1)から入力されるゲート開始時間をオーバーラップ時間の1/2の時間だけ遅らせたスケジュール情報を対応する信号転送装置103(1)に出力する。
下りオフセット部321(2)は、下りオフセット部321(1)と同様に、オフセット量分配部304(2)からオーバーラップ時間の1/2の時間が入力された場合、下りゲート計算部311(2)から入力されるゲート開始時間をオーバーラップ時間の1/2の時間だけ遅らせたスケジュール情報を対応する信号転送装置103(2)に出力する。
上りオフセット部322(1)は、オフセット量分配部304(1)からオーバーラップ時間の1/2の時間が入力された場合、上りゲート計算部312(1)から入力されるゲート開始時間をオーバーラップ時間の1/2の時間だけ遅らせたスケジュール情報を対応する信号転送装置103(1)に出力する。
上りオフセット部322(2)は、上りオフセット部322(1)と同様に、オフセット量分配部304(2)からオーバーラップ時間の1/2の時間が入力された場合、上りゲート計算部312(2)から入力されるゲート開始時間をオーバーラップ時間の1/2の時間だけ遅らせたスケジュール情報を対応する信号転送装置103(2)に出力する。
このようにして、第2実施形態に係る信号転送管理装置101aは、図1に示した信号転送装置103(0)において、スレーブ装置104(1)から送信される上り時刻同期メッセージとスレーブ装置104(2)から送信される上り時刻同期メッセージとの衝突を回避できるとともに、下り時刻同期メッセージと上り時刻同期メッセージの遅延時間が同じになるため、上りのゲート開始時間のオフセット量をスレーブ装置104へ通知することなく、マスタ装置102とスレーブ装置104との間の時刻同期が可能となる。
ここで、第2実施形態では、スレーブ装置104は、マスタ装置102からSyncメッセージを受信した直後にDelay Requestメッセージを送信するので、Syncメッセージの受信が遅くなった場合、Delay Requestメッセージの送信も遅くなることを前提としている。この場合、信号転送装置103(1)において、下り時刻同期メッセージであるSyncメッセージがオーバーラップ時間の1/2の時間だけ遅れるので、スレーブ装置104がSyncメッセージを受信した直後に送信するDelay Requestメッセージもオーバーラップ時間の1/2の時間だけ遅れることになる。さらに、上り時刻同期メッセージであるDelay Requestメッセージは、信号転送装置103(1)においてオーバーラップ時間の1/2の時間だけ遅れるので、Delay Requestメッセージは当初のゲート開始時間からオーバーラップ時間だけ遅くなり、信号転送装置103(2)の上りの時刻同期メッセージとの衝突を回避できる。また、信号転送装置103(1)において、上りのゲート開始時間と下りのゲート開始時間とがそれぞれオーバーラップ時間の1/2の時間だけ遅れるので、上りの時刻同期メッセージと下りの時刻同期メッセージの信号転送装置103(1)での遅延時間が同じになり、上りのゲート開始時間のオフセット量をスレーブ装置104へ通知することなく、マスタ装置102とスレーブ装置104との間の時刻同期が可能となる。
図8は、第2実施形態に係る信号転送管理装置101aの効果を示す。図8において、矢印は信号が流れる方向を示す時間軸であり、信号転送装置103(1)および信号転送装置103(2)のそれぞれの上り方向のゲート開放時間と、信号転送装置103(1)の下り方向のゲート開放時間とを示す。ここで、図5の(a)で説明したように、信号転送装置103(1)と信号転送装置103(2)の上り方向のゲート開放時間が重なって衝突が発生する状態にあるものとする。
図8において、第2実施形態に係る信号転送管理装置101aは、信号転送装置103(1)と信号転送装置103(2)の上りゲート開始時間のうち遅い方の信号転送装置103(1)の上りゲート開始時間をオーバーラップ時間Toの1/2の時間Tbだけ遅らせたゲート開始時間を設定したスケジュール情報を信号転送装置103(1)に通知するとともに、信号転送装置103(1)の下りゲート開始時間をオーバーラップ時間Toの1/2の時間Taだけ遅らせたゲート開始時間を設定したスケジュール情報を信号転送装置103(1)に通知する。
これにより、信号転送装置103(1)の下り方向の信号はオーバーラップ時間Toの1/2の時間Taだけ遅れるので、例えば図1において、スレーブ装置104は、Syncメッセージを時間Taだけ遅れて受信する。そして、スレーブ装置104がSyncメッセージを受信した直後にDelay Requestメッセージをマスタ装置102に送信する場合、上り方向の信号(Delay Requestメッセージ)は、信号転送装置103(1)において時間Tbだけ送れる。これにより、信号転送装置103(1)の上りゲート開始時間は、信号転送装置103(2)の上りゲート開始時間に対して(Ta+Tb)=Toの時間だけ遅れることになり、信号転送装置103(1)のゲート開放時間と信号転送装置103(2)のゲート開放時間との衝突が回避される。
また、図8において、本実施形態に係る信号転送管理装置101aは、信号転送装置103(1)の下り方向のゲート開放時間をオーバーラップ時間Toの1/2の時間Ta、信号転送装置103(1)の上り方向のゲート開放時間もオーバーラップ時間Toの1/2の時間Tbだけそれぞれ遅らせたゲート開始時間を設定したスケジュール情報を信号転送装置103(1)に通知する。これにより、信号転送装置103(1)における上り方向と下り方向の信号の遅延時間が同じになるので、上りのゲート開始時間のオフセット量をスレーブ装置104へ通知することなく、マスタ装置102とスレーブ装置104との間の時刻同期が可能となる。
ここで、図4に示した第1実施形態に係る信号転送管理装置101、または、図7に示した第2実施形態に係る信号転送管理装置101aの各ブロックが行う処理に対応するプログラムをコンピュータで実行するようにしてもよい。また、プログラムは、記録媒体に記録して提供されてもよいし、ネットワークを通して提供されてもよい。
以上、各実施形態で説明したように、本発明に係る信号転送管理装置、信号転送管理方法および信号転送管理プログラムは、信号転送装置における上りの時刻同期メッセージの衝突を回避するとともに、上りと下りの時刻同期メッセージの遅延時間のずれを無くして、時刻同期の精度を向上することができる。
101,101a,801・・・信号転送管理装置;102・・・マスタ装置;103・・・信号転送装置;104・・・スレーブ装置;201・・・信号振分部;202・・・バッファ部;203・・・タイムゲート部203;204・・・信号転送部;205・・・スケジューラ部;301,802・・・ゲート計算部;302・・・オフセット部;303・・・上りゲート比較部;304・・・オフセット量分配部;311,811・・・下りゲート計算部;312,812・・・上りゲート計算部;321・・・下りオフセット部;322・・・上りオフセット部
Claims (7)
- 基準時刻を有するマスタ装置と複数のスレーブ装置との間で時刻情報を含む時刻同期メッセージをパケット網を構成する複数の信号転送装置により送受信するシステムの前記信号転送装置の動作を管理する信号転送管理装置において、
複数の前記信号転送装置の上りのタイムゲートのゲート開始時間および下りのタイムゲートのゲート開始時間を計算してそれぞれのタイムゲートを開放するゲート計算部と、
複数の前記スレーブ装置から前記マスタ装置への上りの時刻同期メッセージを比較して上りの時刻同期メッセージの衝突を検出する比較部と、
前記比較部が前記信号転送装置の上りの時刻同期メッセージの衝突を検出した場合に、当該信号転送装置の上りのタイムゲートのゲート開始時間および下りのタイムゲートのゲート開始時間を調整して当該信号転送装置に設定するオフセット部と
を有することを特徴とする信号転送管理装置。 - 請求項1に記載の信号転送管理装置において、
前記比較部は、比較した複数の前記信号転送装置からの上りの複数の時刻同期メッセージが重なるオーバーラップ時間を検出し、上りのタイムゲートのゲート開始時間が遅い方の前記信号転送装置のオフセットとして前記オーバーラップ時間を前記オフセット部に出力し、
前記オフセット部は、上りのタイムゲートのゲート開始時間が遅い方の前記信号転送装置の上りのタイムゲートのゲート開始時間および下りのタイムゲートのゲート開始時間をそれぞれ前記オーバーラップ時間だけ遅らせたゲート開始時間を当該信号転送装置に設定する
ことを特徴とする信号転送管理装置。 - 請求項2に記載の信号転送管理装置において、
上りのタイムゲートのゲート開始時間が遅い方の前記信号転送装置の上りのゲート開始時間のオフセットと下りのゲート開始時間のオフセットとしてそれぞれ前記オーバーラップ時間の1/2を前記オフセット部に出力するオフセット量分配部をさらに設け、
前記オフセット部は、上りのタイムゲートのゲート開始時間が遅い方の前記信号転送装置の上りのタイムゲートのゲート開始時間および下りのタイムゲートのゲート開始時間をそれぞれ前記オーバーラップ時間の1/2だけ遅らせたゲート開始時間を当該信号転送装置に設定する
ことを特徴とする信号転送管理装置。 - 基準時刻を有するマスタ装置と複数のスレーブ装置との間で時刻情報を含む時刻同期メッセージをパケット網を構成する複数の信号転送装置により送受信するシステムの前記信号転送装置の動作を管理する信号転送管理方法であって、
複数の前記信号転送装置の上りのタイムゲートのゲート開始時間および下りのタイムゲートのゲート開始時間を計算してそれぞれのタイムゲートを開放するゲート計算処理と、
複数の前記スレーブ装置から前記マスタ装置への上りの時刻同期メッセージを比較して上りの時刻同期メッセージの衝突を検出する比較処理と、
前記比較処理で前記信号転送装置の上りの時刻同期メッセージの衝突を検出した場合に、当該信号転送装置の上りのタイムゲートのゲート開始時間および下りのタイムゲートのゲート開始時間を調整して当該信号転送装置に設定するオフセット処理と
を実行することを特徴とする信号転送管理方法。 - 請求項4に記載の信号転送管理方法において、
前記比較処理では、比較した複数の前記信号転送装置からの上りの複数の時刻同期メッセージが重なるオーバーラップ時間を検出し、上りのタイムゲートのゲート開始時間が遅い方の前記信号転送装置のオフセットとして前記オーバーラップ時間を前記オフセット処理に出力し、
前記オフセット処理では、上りのタイムゲートのゲート開始時間が遅い方の前記信号転送装置の上りのタイムゲートのゲート開始時間および下りのタイムゲートのゲート開始時間をそれぞれ前記オーバーラップ時間だけ遅らせたゲート開始時間を当該信号転送装置に設定する
ことを特徴とする信号転送管理方法。 - 請求項5に記載の信号転送管理方法において、
上りのタイムゲートのゲート開始時間が遅い方の前記信号転送装置の上りのゲート開始時間のオフセットと下りのゲート開始時間のオフセットとしてそれぞれ前記オーバーラップ時間の1/2を前記オフセット処理に出力するオフセット量分配処理をさらに実行し、
前記オフセット処理では、上りのタイムゲートのゲート開始時間が遅い方の前記信号転送装置の上りのタイムゲートのゲート開始時間および下りのタイムゲートのゲート開始時間をそれぞれ前記オーバーラップ時間の1/2だけ遅らせたゲート開始時間を当該信号転送装置に設定する
ことを特徴とする信号転送管理方法。 - 請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の信号転送管理方法で実行する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする信号転送管理プログラム。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2020/006254 WO2021166070A1 (ja) | 2020-02-18 | 2020-02-18 | 信号転送管理装置、信号転送管理方法および信号転送管理プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2021166070A1 JPWO2021166070A1 (ja) | 2021-08-26 |
JP7327633B2 true JP7327633B2 (ja) | 2023-08-16 |
Family
ID=77390631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022501438A Active JP7327633B2 (ja) | 2020-02-18 | 2020-02-18 | 信号転送管理装置、信号転送管理方法および信号転送管理プログラム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11804920B2 (ja) |
JP (1) | JP7327633B2 (ja) |
WO (1) | WO2021166070A1 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010213101A (ja) | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Toshiba Corp | メッセージを中継する中継装置およびプログラム |
JP2012525046A (ja) | 2009-04-21 | 2012-10-18 | アルカテル−ルーセント | Ntpオンパスサポートのためのアドおよびドロップエレメント、およびntpドメインとieee−1588プロトコルドメインの間の相互運用方法 |
JP2013131934A (ja) | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 速度変換中継装置 |
JP2014003384A (ja) | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 周波数同期回路及び受信器 |
JP2014216669A (ja) | 2013-04-22 | 2014-11-17 | 日本電信電話株式会社 | 通信システム、同期システム、通信方法 |
US20180152281A1 (en) | 2016-11-28 | 2018-05-31 | Rad Data Communications Ltd. | One-way packet delay measurement |
JP2019121822A (ja) | 2017-12-28 | 2019-07-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車載システム、ゲートウェイ、中継装置、プログラム、情報処理方法、情報処理システム、及び車両 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8416812B2 (en) * | 2008-09-22 | 2013-04-09 | Codrut Radu Radulescu | Network timing synchronization systems |
WO2011025746A1 (en) * | 2009-08-25 | 2011-03-03 | Semtech Corporation | Measurement and adjustment of real-time values according to residence time in networking equipment without access to real time |
US9112629B2 (en) * | 2009-12-17 | 2015-08-18 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Configuration of synchronisation network having synchronization trails for time sync and frequency sync |
EP2568631B1 (de) * | 2011-09-09 | 2018-04-25 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur Übertragung von Synchronisationsnachrichten in einem Kommunikationsnetz |
EP2944039B1 (en) * | 2013-01-08 | 2023-12-06 | Aviat Networks, Inc. | Systems and methods for transporting a clock signal over a network |
JP6134622B2 (ja) * | 2013-09-24 | 2017-05-24 | 株式会社日立製作所 | 通信システム及び時刻同期方法 |
JP6523058B2 (ja) * | 2015-06-05 | 2019-05-29 | 株式会社東芝 | 通信システムおよび推定方法 |
JP7224855B2 (ja) * | 2018-11-02 | 2023-02-20 | キヤノン株式会社 | 通信装置、制御方法、およびプログラム |
US20210006344A1 (en) * | 2019-07-01 | 2021-01-07 | Nio Usa, Inc. | Method, system, and device for seamless fault tolerant clock synchronization in a vehicle communication system |
-
2020
- 2020-02-18 JP JP2022501438A patent/JP7327633B2/ja active Active
- 2020-02-18 US US17/800,136 patent/US11804920B2/en active Active
- 2020-02-18 WO PCT/JP2020/006254 patent/WO2021166070A1/ja active Application Filing
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010213101A (ja) | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Toshiba Corp | メッセージを中継する中継装置およびプログラム |
JP2012525046A (ja) | 2009-04-21 | 2012-10-18 | アルカテル−ルーセント | Ntpオンパスサポートのためのアドおよびドロップエレメント、およびntpドメインとieee−1588プロトコルドメインの間の相互運用方法 |
JP2013131934A (ja) | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 速度変換中継装置 |
JP2014003384A (ja) | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 周波数同期回路及び受信器 |
JP2014216669A (ja) | 2013-04-22 | 2014-11-17 | 日本電信電話株式会社 | 通信システム、同期システム、通信方法 |
US20180152281A1 (en) | 2016-11-28 | 2018-05-31 | Rad Data Communications Ltd. | One-way packet delay measurement |
JP2019121822A (ja) | 2017-12-28 | 2019-07-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車載システム、ゲートウェイ、中継装置、プログラム、情報処理方法、情報処理システム、及び車両 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2021166070A1 (ja) | 2021-08-26 |
US11804920B2 (en) | 2023-10-31 |
US20230075721A1 (en) | 2023-03-09 |
JPWO2021166070A1 (ja) | 2021-08-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10862601B1 (en) | Bridges including physical layer devices for indicating transmission times of synchronization frames by modifying previously generated corresponding follow up frames | |
US9608855B2 (en) | Time control apparatus, time control method, and program | |
US9548831B2 (en) | Synchronizing system, synchronizing method, first synchronizing device, second synchronizing device, and computer program | |
US8081663B2 (en) | Time synchronization method and relay apparatus | |
US8576883B2 (en) | Measurement and adjustment of real-time values according to residence time in networking equipment without access to real time | |
JP5080448B2 (ja) | 2つのバスシステムを同期する方法および装置、並びに2つのバスシステムから成る構成 | |
TWI445377B (zh) | Communication device, synchronous communication system and synchronous communication method | |
JP5050057B2 (ja) | タイムトリガ型ネットワーク、及びこのネットワーク内のクラスタのクロック同期方法 | |
CN104115432A (zh) | 用于在时间认知设备之间传达时间信息的方法和装置 | |
JP5370870B2 (ja) | 分散形コンピュータネットワーク内のローカルクロックに同期させるための方法 | |
US8937974B1 (en) | System and method for determining a margin of latency within a device | |
WO2013051447A1 (ja) | 時刻制御装置、時刻制御方法、およびプログラム | |
US20220007321A1 (en) | Network Entities and Methods for a Wireless Network System for Determining Time Information | |
WO2011074529A1 (ja) | 時刻同期システム、スレーブノード、時刻同期方法及び時刻同期用プログラム | |
JP7327633B2 (ja) | 信号転送管理装置、信号転送管理方法および信号転送管理プログラム | |
JP5243786B2 (ja) | リモートi/oシステム及びリモートi/oシステムにおける時刻同期方法 | |
WO2015162763A1 (ja) | ネットワークシステム | |
JP2009153055A (ja) | 中継装置、受信装置及び送信装置 | |
CN110049546B (zh) | 应用于无线局域网中的精确授时传输方法及设备 | |
JP4612688B2 (ja) | 受信装置 | |
Kim et al. | Time synchronization method of IEEE 802.1 AS through automatic optimal sync message period adjustment for in-car network | |
JP7435281B2 (ja) | ネットワーク機器の検出方法、通信制御方法、時刻同期方法 | |
WO2023002539A1 (ja) | 信号転送制御装置、信号転送制御方法、信号転送制御プログラム、及び信号転送システム | |
US20230072376A1 (en) | Transmission of packets at specific transmit times with preemption | |
WO2022259540A1 (ja) | 信号転送装置、信号転送方法、及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220606 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230717 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7327633 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |