JP7327384B2 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
近年、ブロックチェーンデータをはじめとしたピアツーピアデータベースを使用するサービスが盛んに開発されている。例えば、仮想通貨のやり取りにブロックチェーンデータを使用するBitcoin等が挙げられる。ブロックチェーンデータをはじめとしたピアツーピアデータベースを使用するサービスは、ピアツーピアデータベースにて管理されているデータの改ざん等を防ぎ、データの真正性を担保することができる。
特許文献1には、ピアツーピア型とC/S型(クライアントサーバ型)の両方の利点を享受できるファイル共有システムが開示されている。ユーザは、当該システムを使用することによって、各データがピアツーピア型とC/S型のいずれのフォルダ(記憶部)に格納されているかを容易に判別することができる。
特開2006-11693号公報
しかし、特許文献1に開示の技術等によっては、ユーザは、システムから提供される、データの登録先に関する情報(以降、便宜的に「登録先情報」とも呼称する)の真正性を自ら確認することができなかった。そのため、ユーザは、システムから提供される登録先情報を信頼せざるを得ないが、システムから提供される登録先情報が改ざんされる可能性もある。
そこで、本開示は上記に鑑みてなされたものであり、本開示は、データの登録先がピアツーピア型データベースであるか、ピアツーピア型データベース以外の記憶部であるかをより適切に確認することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供する。
本開示によれば、データの登録先がP2Pデータベースであるか、前記P2Pデータベース以外の記憶部であるかに関する情報を、互いに異なる複数の対象に対して要求する要求部と、前記要求の結果として得られた情報のユーザへの出力を制御する出力制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、データの登録先がP2Pデータベースであるか、前記P2Pデータベース以外の記憶部であるかに関する情報を、互いに異なる複数の対象に対して要求することと、前記要求の結果として得られた情報のユーザへの出力を制御することと、を有する、コンピュータにより実行される情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、データの登録先がP2Pデータベースであるか、前記P2Pデータベース以外の記憶部であるかに関する情報を、互いに異なる複数の対象に対して要求することと、前記要求の結果として得られた情報のユーザへの出力を制御することと、をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、データの登録先がピアツーピア型データベースであるか、ピアツーピア型データベース以外の記憶部であるかをより適切に確認することが可能になる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
ピアツーピアデータベースの一種であるブロックチェーンデータの概要について説明する図である。 ピアツーピアデータベースの一種であるブロックチェーンデータの概要について説明する図である。 ピアツーピアデータベースの一種であるブロックチェーンデータの概要について説明する図である。 本実施形態に係る情報処理システムの構成例について説明する図である。 本実施形態に係るクライアント装置100の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るサーバ装置200の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るノード装置300の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るストレージ装置400の機能構成例を示すブロック図である。 ユーザに対するデータおよび登録先情報の提供に関する、各装置による処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 データの登録先情報を示すUI例を示す図である。 データの登録先情報を示すUI例を示す図である。 データの登録先情報を示すUI例を示す図である。 データの登録先情報を示すUI例を示す図である。 データの登録先情報を示すUI例を示す図である。 データの登録先情報を示すUI例を示す図である。 データの登録先情報を示すUI例を示す図である。 データの登録先情報を示すUI例を示す図である。 データの登録先情報を示すUI例を示す図である。 データの登録先情報を示すUI例を示す図である。 データの登録先情報を示すUI例を示す図である。 データの登録先情報を示すUI例を示す図である。 データの登録先情報についての、第2の対象への確認に使用されるUI例を示す図である。 データへの追記に関する履歴情報を示すUI例を示す図である。 データのP2Pデータベース321への登録に使用されるUI例を示す図である。 データのP2Pデータベース321への登録に使用されるUI例を示す図である。 データを削除できないことを示すUI例を示す図である。 データを削除できないことを示すUI例を示す図である。 データのP2Pデータベース321への登録が行われていることを示すUI例を示す図である。 データのP2Pデータベース321への登録が行われていることを示すUI例を示す図である。 データのP2Pデータベース321への登録が行われていることを示すUI例を示す図である。 データのストレージ装置400への登録が行われていることを示すUI例を示す図である。 データのストレージ装置400への登録が行われていることを示すUI例を示す図である。 本実施形態に係るクライアント装置100、サーバ装置200、ノード装置300、またはストレージ装置400を実現する情報処理装置900のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.ピアツーピアデータベースの概要
2.実施形態
2.1.概要
2.2.システム構成例
2.3.クライアント装置100の機能構成例
2.4.サーバ装置200の機能構成例
2.5.ノード装置300の機能構成例
2.6.ストレージ装置400の機能構成例
2.7.処理の流れ
3.ユーザインタフェース例
3.1.データの登録先情報を示すUI例
3.2.第2の対象への確認結果を示すUI例
3.3.データへの追記に関する履歴情報を示すUI例
3.4.データのP2Pデータベース321への登録に使用されるUI例
3.5.データを削除できないことを示すUI例
3.6.データのP2Pデータベース321への登録が行われていることを示すUI例
4.ハードウェア構成例
5.まとめ
<1.ピアツーピアデータベースの概要>
本開示の一実施形態について説明する前に、まず、ピアツーピアデータベースの概要について説明する。
本実施形態に係る情報処理システムでは、ピアツーピアネットワークに流通している分散型のピアツーピアデータベースが利用される。なお、ピアツーピアネットワークは、ピアツーピア型分散ファイルシステムと呼ばれる場合もある。以下では、ピアツーピアネットワークを「P2Pネットワーク」、ピアツーピアデータベースを「P2Pデータベース」と示す場合がある。P2Pデータベースの例として、P2Pネットワークに流通しているブロックチェーンデータが挙げられる。よって最初に、一例として、ブロックチェーンシステムの概要について説明する。
図1に示すように、ブロックチェーンデータは、複数のブロックがあたかも鎖のように連なって含まれるデータである。それぞれのブロックには、1または2以上の対象データが、トランザクション(取引)として格納されうる。
ブロックチェーンデータとしては、例えば、Bitcoin等の仮想通貨のデータのやり取りに用いられるブロックチェーンデータが挙げられる。仮想通貨のデータのやり取りに用いられるブロックチェーンデータには、例えば、直前のブロックのハッシュと、ナンスと呼ばれる値が含まれる。直前のブロックのハッシュは、直前のブロックから正しく連なる、「正しいブロック」であるか否かを判定するために用いられる情報である。ナンスは、ハッシュを用いた認証においてなりすましを防ぐために用いられる情報であり、ナンスを用いることによって改ざんが防止される。ナンスとしては、例えば、文字列、数字列、あるいは、これらの組み合わせを示すデータ等が挙げられる。
また、ブロックチェーンデータでは、各トランザクションのデータに暗号鍵を用いた電子署名が付与されることによって、なりすましが防止される。また、各トランザクションのデータは公開され、P2Pネットワーク全体で共有される。なお、各トランザクションのデータは暗号鍵を用いて暗号化されてもよい。
図2は、ブロックチェーンシステムにおいて、対象データがユーザAによって登録される様子を示す図である。ユーザAは、ブロックチェーンデータに登録する対象データに対して、ユーザAの秘密鍵を用いて生成された電子署名を付する。そしてユーザAは、電子署名が付された対象データを含むトランザクションをP2Pネットワーク上にブロードキャストする。これによって、対象データの保有者がユーザAであることが担保される。
図3は、ブロックチェーンシステムにおいて、対象データがユーザAからユーザBに移行される様子を示す図である。ユーザAは、ユーザAの秘密鍵を用いて生成した電子署名をトランザクションに付し、当該トランザクションにユーザBの公開鍵を含める。これにより、対象データがユーザAからユーザBに移行されたことが示される。また、ユーザBは、対象データの取引に際して、ユーザAの公開鍵をユーザAから取得し、電子署名が付された、または暗号化された対象データを取得してもよい。
また、ブロックチェーンシステムでは、例えばサイドチェイン技術を利用することによって、Bitcoinのブロックチェーンデータ等の、既存の仮想通貨のデータのやり取りに用いられるブロックチェーンデータに、仮想通貨とは異なる他の対象データを含めることも可能である。
<2.実施形態>
上記では、P2Pデータベースの概要について説明した。続いて、本開示の一実施形態について説明する。
(2.1.概要)
まず、本開示の一実施形態の概要について説明する。
上記のとおり、近年、ブロックチェーンデータをはじめとしたP2Pデータベースを使用するサービスが盛んに開発されている。そして、P2Pデータベースは管理しているデータの真正性を担保することができる。
しかし、処理性能(例えば、処理速度等)、記憶容量、または運用上の制約等の理由によって、P2PデータベースだけでなくP2Pデータベース以外の記憶部(例えば、リレーショナルデータベース等を含むデータベース等。以降、便宜的に「他の記憶部」とも呼称する)も併用されることで情報処理システムが構築されることが考えられる。
情報処理システムにおいて、P2Pデータベースと他の記憶部が併用される場合、P2Pデータベースと他の記憶部とで、登録されているデータの信頼度(または、真正性)が異なるため、ユーザは、データの登録先がP2Pデータベースであるか他の記憶部であるかを認識することが必要になる場合がある。
ここで、特許文献1に開示の技術等によって、ユーザは、各データがピアツーピア型とC/S型のいずれのフォルダ(記憶部)に格納されているかを容易に判別することができる。しかし、特許文献1に開示の技術等によっては、ユーザは、システムから提供される、データの登録先情報の真正性を自ら確認することができなかった。そのため、ユーザは、システムから提供される登録先情報を信頼せざるを得ないが、システムから提供される登録先情報が改ざんされる可能性もある。
そこで、本件の開示者は、上記事情に鑑みて本開示に係る技術を創作するに至った。本開示は、データの登録先がP2Pデータベースであるか他の記憶部であるかに関する情報を、互いに異なる複数の対象に対して要求し、当該要求の結果として得られた情報をユーザへ出力することができる。これによって、ユーザは、システムから提供される、データの登録先情報の真正性を自ら確認することができる。すなわち、本開示は、データの登録先がP2Pデータベースであるか、他の記憶部であるかをより適切に確認することを可能にする。以降では、本開示について詳細に説明していく。
(2.2.システム構成例)
上記では、本実施形態の概要について説明した。続いて、図4を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの構成例について説明する。
図4に示すように、本実施形態に係る情報処理システムは、クライアント装置100と、サーバ装置200と、複数のノード装置300(図中では、ノード装置300a~ノード装置300d)と、ストレージ装置400と、を備える。また、複数のノード装置300は、それぞれP2Pネットワーク500に接続している。さらに、クライアント装置100とサーバ装置200がネットワーク600aによって接続されており、サーバ装置200とノード装置300aがネットワーク600bによって接続されており、サーバ装置200とストレージ装置400がネットワーク600cによって接続されている。
なお、本実施形態に係る情報処理システムの構成は、図4の構成に限定されない。例えば、情報処理システムを構成する各装置の台数は適宜変更されてもよい。また、サーバ装置200は、ノード装置300a以外のノード装置300に接続されていてもよい。
当該情報処理システムが提供可能なサービスの内容は特に限定されないが、本明細書では、一例として、当該情報処理システムが、生徒の学習到達記録(例えば、試験結果、取得単位、または取得資格等に関する記録)および生徒の活動記録(例えば、クラブ活動、生徒会活動、または出席状況等に関する記録)等の管理サービス(以降、便宜的に「学習到達・活動記録サービス」と呼称する)を、各教育機関(例えば、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、大学院、学習塾、予備校、または資格学校等)に対して提供する場合について考える。すなわち、当該情報処理システムを利用するユーザは、各教育機関に所属する講師等を含み、これらに限定されない。例えば、当該情報処理システムを利用するユーザは、生徒本人、生徒の保護者、または生徒の学習到達記録等を利用しようとする任意の企業等を含んでもよい。
本実施形態に係る情報処理システムにおいて、真正性の担保が求められるようなより重要度の高いデータはノード装置300に備えられるP2Pデータベースにて管理され、その他のデータはストレージ装置400にて管理されるとする。
(クライアント装置100)
クライアント装置100は、学習到達・活動記録サービスの提供を受けるユーザが使用する情報処理装置である。例えば、ユーザは、クライアント装置100に対して入力操作を行うことで、サーバ装置200を介してP2Pデータベース、またはストレージ装置400に登録された生徒の学習到達記録、または活動記録に関するデータを取得することができ、併せて、当該データの登録先がP2Pデータベースであるかストレージ装置400であるかを認識することができる。
より具体的に説明すると、ユーザがクライアント装置100を用いて所望のデータを要求する旨の入力操作を行った場合、クライアント装置100は、当該データを要求する要求信号をサーバ装置200に送信する。当該要求信号は、当該データの登録先がP2Pデータベースであるかストレージ装置400であるかに関する登録先情報を要求する信号でもある。当該要求信号を受信したサーバ装置200は、ノード装置300に備えられるP2Pデータベース、またはストレージ装置400から対象のデータを取得し、登録先情報と共に当該データをクライアント装置100に提供する。クライアント装置100は、ユーザインタフェース(以降、便宜的に「UI」とも呼称する)として機能する出力部(例えば、ディスプレイ等の表示装置、スピーカ等の音声出力装置、ランプ等の光源装置、またはアクチュエータ等の触覚提示装置等)を介して当該データと登録先情報をユーザへ提供する。これによって、ユーザは、所望のデータを取得できるだけでなく、当該データの登録先情報を認識することができる。
そして、本実施形態において、ユーザは、サーバ装置200から提供された、データの登録先情報の真正性を自ら確認することができる。例えば、ユーザが所定の入力操作を行うことで、クライアント装置100は、上記とは異なる対象に対して登録先情報を要求する。
ここで、クライアント装置100が登録先情報を要求する「対象」とは、P2Pネットワーク500に接続しているノード装置300、ノード装置300にアクセス可能な所定の装置(例えば、所定のサーバ装置等)もしくは所定のソフトウェア等(例えば、所定のAPI(Application
Programming Interface)等)を指す。すなわち、上記では、クライアント装置100は、サーバ装置200を介してノード装置300aに対して登録先情報を要求したが(登録先情報の要求対象がサーバ装置200と解されてもよい)、その後のユーザによる入力操作によって、クライアント装置100は、前段とは異なるノード装置300(または、前段とは異なるサーバ装置200)に対して登録先情報を要求する。これによって、前段でクライアント装置100へ提供された登録先情報が改ざんされていた場合であっても、ユーザは、異なる対象から提供される登録先情報に基づいて改ざんの発生を認識することができる。
以降では、クライアント装置100がサーバ装置200を介して登録先情報を要求する対象を「第1の対象」と定義し、その後にクライアント装置100が登録先情報を要求する、前段とは異なる対象を「第2の対象」と定義する。なお、クライアント装置100が登録先情報を要求する対象は、上記の例に限定されない。
ここで、本実施形態に係る「登録先情報」とは、「対象データの登録先がP2Pデータベースであるかストレージ装置400であるかに関する情報」である。そして、「登録先情報」(すなわち「対象データの登録先がP2Pデータベースであるかストレージ装置400であるかに関する情報」)は、「対象データの登録先がP2Pデータベースであるか否かに関する情報」、または「対象データの登録先がストレージ装置400であるか否かに関する情報」を含む概念として解釈されてもよい。また、情報処理システムにおいて複数のP2Pデータベースが存在する場合(例えば、複数のP2Pネットワーク500が存在する場合)において、「登録先情報」は、「対象データの登録先がどのP2Pデータベース(または、P2Pネットワーク500)であるかに関する情報」を含む概念として解釈されてもよい。
ここで、第1の対象に対して要求される登録先情報と、第2の対象に対して要求される登録先情報とは、互いに同一の内容でもよいし異なる内容でもよい。例えば、第1の対象に対して要求される登録先情報が、「対象データの登録先がP2Pデータベースであるかストレージ装置400であるかに関する情報」であり、第2の対象に対して要求される登録先情報が、「対象データの登録先がP2Pデータベースであるか否か(確かにP2Pデータベースに登録されているか否か)に関する情報」であってもよい。
また、上記では、第1の対象、または第2の対象への登録先情報の要求はユーザによる入力操作に基づいて行われる旨を説明したが、必ずしもこれに限定されない。より具体的には、第1の対象、または第2の対象への登録先情報の要求は、ユーザによる入力操作以外のトリガに基づいて行われたり、自動的(または、自律的)に行われたりしてもよい。例えば、クライアント装置100上で動作するソフトウェアの処理をトリガとして第1の対象への登録先情報の要求が行われてもよい。また、第1の対象からの登録先情報が提供された場合に、クライアント装置100は自動的(または、自律的)に第2の対象に対して登録先情報の要求を行ってもよい。
また、「登録先情報の要求」について、クライアント装置100から送信される要求信号中に登録先情報を要求する旨の情報が含まれていなくてもよい。例えば、クライアント装置100がサーバ装置200に対して何らかの信号を送信することで、結果的にクライアント装置100がサーバ装置200から登録先情報を取得することができれば、「登録先情報の要求」が行われたと解釈されてもよい。
ここで、クライアント装置100を使用するユーザは、基本的に、個人であることを想定しているが、これに限定されない。例えば、ユーザは、任意の組織または任意の団体(例えば、企業、協会、またはサークル等)を含む。
なお、クライアント装置100の種類は特に限定されない。例えば、クライアント装置100は、汎用コンピュータ、PC(Personal Computer)、タブレットPC等、任意の装置であってよい。また、上記で説明したクライアント装置100の処理内容は適宜変更され得る。
(サーバ装置200)
サーバ装置200は、学習到達・活動記録サービスにおける各種機能をクライアント装置100に対して提供する情報処理装置である。例えば、サーバ装置200は、クライアント装置100から要求信号を受信した場合、当該要求信号を解析することで要求内容を認識し、その要求内容に基づいてノード装置300、またはストレージ装置400に対して対象データを要求する要求信号を送信することで、生徒の学習到達記録または活動記録に関するデータを取得する。そして、サーバ装置200は、当該データと共に当該データの登録先情報をクライアント装置100へ送信する。
なお、サーバ装置200の処理内容は上記に限定されない。例えば、サーバ装置200は、クライアント装置100から受信した要求信号を解析することなく、ノード装置300およびストレージ装置400の両方に要求信号を送信することでデータを取得してもよい。また、サーバ装置200は、クライアント装置100から要求信号を受信していない場合においても、ノード装置300、またはストレージ装置400からデータを取得し、当該データをクライアント装置100へ提供してもよい。また、クライアント装置100と同様に、サーバ装置200の種類は特に限定されない。
(ノード装置300)
ノード装置300は、P2Pネットワーク500に接続しており、P2Pデータベースを保持している情報処理装置である。ノード装置300が備えるP2Pデータベースには、生徒の学習到達記録、および活動記録等に関するデータが登録されている。なお、P2Pデータベースに登録されているデータの内容はこれらに限定されない。
そして、ノード装置300は、P2Pデータベースからのデータの取得およびP2Pデータベースへのデータの登録を行う。データの取得について説明すると、ノード装置300は、サーバ装置200から要求信号を受信した場合、当該要求信号が指定するデータをP2Pデータベースから取得し、サーバ装置200へ提供する。また、データの登録について説明すると、ノード装置300は、サーバ装置200からデータの登録についての要求信号を受信した場合、当該要求信号に含まれるデータをP2Pデータベースに登録する。なお、ノード装置300がP2Pデータベースからデータを取得するケース、およびP2Pデータベースにデータを登録するケースは上記に限定されない。例えば、ノード装置300は、サーバ装置200から要求信号を受信していない場合においても、P2Pデータベースからデータを取得し、当該データをサーバ装置200へ提供してもよい。
なお、ノード装置300は、P2Pデータベースへデータを登録する場合およびP2Pデータベースからデータを取得する場合等には、基本的に、P2Pデータベースに設けられ、P2Pデータベース上で実行される所定のプログラム(以降、便宜的に「P2Pデータベースプログラム」と呼称する)を用いる。P2Pデータベースプログラムが用いられることによって、例えば、Bitcoin等のような仮想通貨の取引を含む様々な処理が所定のルールに従って実現される。また、P2PデータベースプログラムがP2Pデータベースに設けられることによって、当該プログラムが不正に改変されるリスクが低減される。
P2Pデータベースプログラムは、ハイパーレッジャー(Hyperledger)におけるチェーンコードであるが、これに限定されない。例えば、P2Pデータベースプログラムは、スマートコントラクトを指してもよい。なお、ノード装置300は、適宜、P2Pデータベースプログラム以外のプログラムも用いて、P2Pデータベースからのデータの取得およびP2Pデータベースへのデータの登録を実現してもよい。また、クライアント装置100と同様に、ノード装置300の種類は特に限定されない。
また、本実施形態では、複数のノード装置300が同一の機能を有している場合を想定して説明するが、各ノード装置300は、互いに異なる機能を有していてもよい。例えば、P2Pデータベースへのデータの登録を承認するノード装置300(例えば、Endorsing Peer等)、承認後に各ノード装置300に対して登録を指示するノード装置300(例えば、Ordering Peer等)、P2Pデータベースにデータを登録するノード装置300(例えば、Committing Peer等)が設けられてもよい。
(ストレージ装置400)
ストレージ装置400は、本実施形態に係る情報処理システムにおいて、P2Pデータベースと併用される所定の記憶装置である。より具体的には、ストレージ装置400は、サーバ装置200を介してクライアント装置100に提供される各種データを記憶することができる。ストレージ装置400に記憶されるデータは、例えば、生徒の学習到達記録、および活動記録等に関するデータである。なお、ストレージ装置400に記憶されるデータの内容はこれらに限定されない。ストレージ装置400は、サーバ装置200から要求信号を受信した場合、当該要求信号が指定するデータを取得し、サーバ装置200へ提供する。なお、ストレージ装置400の処理内容は上記に限定されない。例えば、ストレージ装置400は、サーバ装置200から要求信号を受信していない場合においても任意のデータをサーバ装置200へ提供してもよい。また、クライアント装置100と同様に、ストレージ装置400の種類は特に限定されない。
(P2Pネットワーク500)
P2Pネットワーク500は、P2Pデータベースが流通しているネットワークである。上記のとおり、各ノード装置300は、P2Pネットワーク500に接続することで、他のノード装置300が保持するP2Pデータベースと整合性を保ちながら、P2Pデータベースを更新することができる。
なお、P2Pネットワーク500の種類は特に限定されない。例えば、P2Pネットワーク500は、複数組織によって運営されるコンソーシアム型、単一組織によって運営されるプライベート型、または、参加者を特に限定しないパブリック型のうちのいずれの種類であってもよい。
なお、P2Pネットワーク500に用いられる通信方式および回線の種類等は特に限定されない。例えば、P2Pネットワーク500は、IP-VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)等の専用回線網で実現されてもよい。また、P2Pネットワーク500は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等で実現されてもよい。さらに、P2Pネットワーク500は、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の無線通信網で実現されてもよい。
(ネットワーク600)
ネットワーク600は、クライアント装置100およびサーバ装置200間、サーバ装置200およびノード装置300間、サーバ装置200およびストレージ装置400間を接続するネットワークである。なお、P2Pネットワーク500と同様に、ネットワーク600に用いられる通信方式および回線の種類等は特に限定されない。
以上、本実施形態に係る情報処理システムの構成例について説明した。なお、図4を参照して説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る情報処理システムの構成は係る例に限定されない。例えば、クライアント装置100の機能の全部または一部が、サーバ装置200に備えられてもよい。例えば、クライアント装置100の機能の全部または一部を提供するソフトウェアがサーバ装置200上で実行されてもよい。また、逆に、サーバ装置200の機能の全部または一部が、クライアント装置100に備えられてもよい。本実施形態に係る情報処理システムの構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
(2.3.クライアント装置100の機能構成例)
上記では、本実施形態に係る情報処理システムの構成例について説明した。続いて、図5を参照して、クライアント装置100の機能構成例について説明する。
図5に示すように、クライアント装置100は、制御部110と、入力部120と、出力部130と、記憶部140と、通信部150と、を備える。
(制御部110)
制御部110は、クライアント装置100が行う処理全般を統括的に制御する機能構成である。例えば、制御部110は、制御信号を用いて出力部130、または通信部150等の起動や停止を制御することができる。なお、制御部110の制御内容はこれらに限定されない。例えば、制御部110は、各種サーバ、汎用コンピュータ、PC、タブレットPC等において一般的に行われる処理を制御してもよい。
また、図5に示すように、制御部110は、要求部111と、出力制御部112と、を備えている。
(要求部111)
要求部111は、外部装置に対してデータの取得、登録、またはデータの登録有無の確認等を含む各種要求を行う機能構成である。図5に示すように、要求部111は、第1の要求部111aと、第2の要求部111bと、を備える。
(第1の要求部111a)
第1の要求部111aは、第1の対象に対してデータの取得、登録、またはデータの登録有無の確認等を含む各種要求を行う機能構成である。より具体的には、第1の要求部111aは、ユーザが入力部120を用いて所望のデータの取得を要求する旨の入力操作を行った場合、当該入力操作に基づいてデータの取得を要求する要求信号を生成し、通信部150を介して当該信号をサーバ装置200へ送信する。これによって、第1の要求部111aは、ノード装置300、またはストレージ装置400からの所望のデータの取得、および当該データの登録先情報の取得を実現することができる。
また、ユーザが入力部120を用いて所望のデータの登録を要求する旨の入力操作を行った場合、第1の要求部111aは、当該データの登録を要求する要求信号を生成し、通信部150を介して当該信号をサーバ装置200へ送信する。これによって、第1の要求部111aは、ノード装置300、またはストレージ装置400に対する所望のデータの登録を実現することができる。ここで、ユーザは、基本的にP2Pデータベースに登録されているデータの削除、および修正等を行うことはできないが、P2Pデータベースに登録されているデータに対して追記を行うことはできる(例えば、データの削除、または修正を行う旨を追記することが可能である)。第1の要求部111aは、P2Pデータベースに登録されているデータへの追記を要求する要求信号を生成し、通信部150を介して当該信号をサーバ装置200へ送信することで、当該追記を実現することができる。
(第2の要求部111b)
第2の要求部111bは、第2の対象に対してデータの取得、登録、またはデータの登録有無の確認等を含む各種要求を行う機能構成である。より具体的には、第2の要求部111bは、第1の対象に対する要求の結果として得られた登録先情報を確認したユーザが入力部120を用いて所望のデータの登録先情報を要求する旨の入力操作を行った場合、第2の要求部111bは、登録先情報を要求する要求信号を生成し、通信部150を介して当該信号を第2の対象へ送信する。これによって、ユーザは、サーバ装置200から提供された、データの登録先情報の真正性を自ら確認することができる。
(出力制御部112)
出力制御部112は、第1の要求部111a、または第2の要求部111bによる要求の結果として得られたデータのユーザへの出力を制御する機能構成である(換言すると、出力制御部112はUIの提供を制御する)。より具体的には、出力制御部112は、第1の要求部111aによる要求の結果として得られたユーザ所望のデータ、および当該データの登録先情報の出力を制御したり、第2の要求部111bによる要求の結果として得られた登録先情報の出力を制御したりする。このとき、登録先情報の取得に失敗した場合(または、データの登録先が不明である場合)には、出力制御部112は、その旨の出力を制御してもよい。
出力制御部112は、出力部130に備えられるディスプレイ等の表示装置、スピーカ等の音声出力装置、ランプ等の光源装置、またはアクチュエータ等の触覚提示装置等を制御することで登録先情報等の出力を制御する。出力制御部112によって実現されるUIの具体例については後述する。なお、上記のとおり、出力制御部112がサーバ装置200に備えられることで、サーバ装置200がUIの提供を制御してもよい。
(入力部120)
入力部120は、ユーザによる入力を受ける機能構成である。例えば、入力部120はマウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、またはマイクロフォン等の入力装置を備えており、ユーザは、これらの入力装置を用いることによって所望のデータの取得、または登録を要求する旨の入力操作を行うことができる。なお、入力部120が備える入力装置はこれらに限定されない。
(出力部130)
出力部130は、出力制御部112によって制御されることで、第1の要求部111a、または第2の要求部111bによる要求の結果として得られたデータのユーザへの出力を行う機能構成である(換言すると、出力部130はUIを提供する)。例えば、出力部130は、ディスプレイ等の表示装置、スピーカ等の音声出力装置、ランプ等の光源装置、またはアクチュエータ等の触覚提示装置等を備えており、出力制御部112の制御に基づいて、ユーザによって要求されたデータ、または当該データの登録先情報等を出力する。なお、出力部130が備える出力手段はこれらに限定されない。
(記憶部140)
記憶部140は、各種データを記憶する機能構成である。例えば、記憶部140は、第1の要求部111a、または第2の要求部111bによる要求の結果として得られたデータ、または当該データの登録先情報等を記憶したり、クライアント装置100の各機能構成によって使用されるプログラム、またはパラメータ等を記憶したりする。なお、記憶部140が記憶するデータはこれらに限定されない。
(通信部150)
通信部150は、外部装置との各種通信を制御する機能構成である。例えば、通信部150は、第1の要求部111aによって生成された要求信号をサーバ装置200へ送信し、要求信号によって指定されたデータ、または当該データの登録先情報等が含まれた応答信号を受信する。また、通信部150は、第2の要求部111bによって生成された要求信号を第2の対象(または、第2の対象と通信可能な外部装置等)へ送信し、要求信号によって指定されたデータの登録先情報等を含む応答信号を受信する。なお、通信部150が通信するデータ、および通信するケースはこれらに限定されない。
以上、クライアント装置100の機能構成例について説明した。なお、図5を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、クライアント装置100の機能構成は係る例に限定されない。例えば、クライアント装置100は、図5に示す構成の全てを必ずしも備えなくてもよい。また、クライアント装置100の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
(2.4.サーバ装置200の機能構成例)
上記では、クライアント装置100の機能構成例について説明した。続いて、図6を参照して、サーバ装置200の機能構成例について説明する。
図6に示すように、サーバ装置200は、制御部210と、記憶部220と、通信部230と、を備える。
(制御部210)
制御部210は、サーバ装置200が行う処理全般を統括的に制御する機能構成である。例えば、制御部210は、制御信号を用いて出力部(図示なし)、または通信部230等の起動や停止を制御することができる。また、本実施形態において、制御部210は、アクセス制御部211を備えることで、ノード装置300、またはストレージ装置400からのデータの取得等を実現する。そして、制御部210は、ノード装置300、またはストレージ装置400から取得したデータと、当該データの登録先情報を含む応答信号を、通信部230を介してクライアント装置100へ提供する。なお、制御部210の制御内容はこれらに限定されない。例えば、制御部210は、各種サーバ、汎用コンピュータ、PC、タブレットPC等において一般的に行われる処理を制御してもよい。
(アクセス制御部211)
アクセス制御部211は、ノード装置300、またはストレージ装置400へのアクセスを制御する機能構成であり、P2Pデータベースアクセス制御部211aと、ストレージアクセス制御部211bと、を備える。サーバ装置200がクライアント装置100から要求信号を受信した場合、アクセス制御部211は、当該要求信号を解析することで要求内容を認識する。そして、P2Pデータベースからのデータの取得等が必要な場合には、アクセス制御部211は、P2Pデータベースアクセス制御部211aを用いてP2Pデータベースへのアクセスを実現する。また、ストレージ装置400からのデータの取得等が必要な場合には、アクセス制御部211は、ストレージアクセス制御部211bを用いてストレージ装置400へのアクセスを実現する。なお、アクセス制御部211が備えるP2Pデータベースアクセス制御部211aおよびストレージアクセス制御部211bは、統合されることで一の機能構成として具現されてもよい。
(P2Pデータベースアクセス制御部211a)
P2Pデータベースアクセス制御部211aは、クライアント装置100からの要求信号に基づいてP2Pデータベースへのアクセスを実現する機能構成である。より具体的には、クライアント装置100からの要求信号の解析によってP2Pデータベースからのデータの取得等が必要であると判断された場合、P2Pデータベースアクセス制御部211aは、要求内容に基づいてデータの取得等を要求する新たな要求信号を生成し、当該要求信号をノード装置300へ送信する。これによって、P2Pデータベースアクセス制御部211aは、P2Pデータベースからのデータの取得や、P2Pデータベースへのデータの登録を実現する。なお、P2Pデータベースアクセス制御部211aによる上記の処理は適宜変更され得る。例えば、P2Pデータベースアクセス制御部211aは、新たな要求信号を生成するのではなく、クライアント装置100から送信された要求信号をそのままノード装置300へ送信してもよい。また、サーバ装置200がクライアント装置100からの要求信号を受信していない場合でも、P2Pデータベースアクセス制御部211aはP2Pデータベースへアクセスしてもよい。
(ストレージアクセス制御部211b)
ストレージアクセス制御部211bは、クライアント装置100からの要求信号に基づいてストレージ装置400へのアクセスを実現する機能構成である。より具体的には、クライアント装置100からの要求信号の解析によってストレージ装置400からのデータの取得等が必要であると判断された場合、ストレージアクセス制御部211bは、要求内容に基づいてデータの取得等を要求する新たな要求信号を生成し、当該要求信号をストレージ装置400へ送信する。これによって、ストレージアクセス制御部211bは、ストレージ装置400からのデータの取得や、ストレージ装置400へのデータの登録を実現する。なお、ストレージアクセス制御部211bによる上記の処理は適宜変更され得る。例えば、ストレージアクセス制御部211bは、P2Pデータベースアクセス制御部211aと同様に、新たな要求信号を生成するのではなく、クライアント装置100から送信された要求信号をそのままストレージ装置400へ送信してもよい。また、サーバ装置200がクライアント装置100からの要求信号を受信していない場合でも、ストレージアクセス制御部211bはストレージ装置400へアクセスしてもよい。
(記憶部220)
記憶部220は、各種データを記憶する機能構成である。例えば、記憶部220は、クライアント装置100からの要求信号、P2Pデータベースもしくはストレージ装置400から取得されたデータ、または当該データの登録先情報等を記憶したり、サーバ装置200の各機能構成によって使用されるプログラムまたはパラメータ等を記憶したりする。なお、記憶部220が記憶するデータはこれらに限定されない。
(通信部230)
通信部230は、外部装置との各種通信を制御する機能構成である。例えば、通信部230は、ユーザ所望のデータの取得を要求する要求信号をクライアント装置100から受信する。そして、通信部230は、P2Pデータベースアクセス制御部211aによって生成された要求信号をノード装置300へ送信し、要求信号によって指定されたデータ等を含む応答信号を受信する。また、通信部230は、ストレージアクセス制御部211bによって生成された要求信号をストレージ装置400へ送信し、要求信号によって指定されたデータ等を含む応答信号を受信する。その後、通信部230は、ノード装置300、またはストレージ装置400から取得されたデータ、および登録先情報が含まれる応答信号をクライアント装置100へ送信する。なお、通信部230が通信するデータ、および通信するケースはこれらに限定されない。
以上、サーバ装置200の機能構成例について説明した。なお、図6を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、サーバ装置200の機能構成は係る例に限定されない。例えば、サーバ装置200は、図6に示す構成の全てを必ずしも備えなくてもよい。また、サーバ装置200の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
(2.5.ノード装置300の機能構成例)
上記では、サーバ装置200の機能構成例について説明した。続いて、図7を参照して、ノード装置300の機能構成例について説明する。
図7に示すように、ノード装置300は、制御部310と、記憶部320と、通信部330と、を備える。
(制御部310)
制御部310は、ノード装置300が行う処理全般を統括的に制御する機能構成である。例えば、制御部310は、制御信号を用いて出力部(図示なし)、または通信部330等の起動や停止を制御することができる。また、制御部310は、サーバ装置200から提供される要求信号に基づいてP2Pデータベース321からのデータの取得処理、またはP2Pデータベース321へのデータの登録処理を制御する。このとき、制御部310は、ユーザが有するアクセス権限等に基づいてこれらの処理(データの取得処理、またはデータの登録処理)を制御してもよい。なお、制御部310の制御内容はこれらに限定されない。例えば、制御部310は、各種サーバ、汎用コンピュータ、PC、タブレットPC等において一般的に行われる処理を制御してもよい。
(記憶部320)
記憶部320は、各種データを記憶する機能構成である。例えば、記憶部320は、ノード装置300の各機能構成によって使用されるプログラム、またはパラメータ等を記憶する。なお、記憶部320が記憶するデータの内容はこれらに限定されない。図7に示すように、記憶部320は、P2Pデータベース321を備える。
(P2Pデータベース321)
P2Pデータベース321は、各ノード装置300によって共通に保持されるデータベースであり、例えば、ブロックチェーンデータである。上記のとおり、P2Pデータベース321には、生徒の学習到達記録、および活動記録等のうち、真正性の担保が求められるようなより重要度の高いデータが登録される。P2Pデータベース321に登録される各種データは、暗号鍵を用いて生成された電子署名を付されたり、または暗号鍵を用いて暗号化されたりしてもよい。なお、P2Pデータベース321に登録されるデータはこれらに限定されない。例えば、P2Pデータベース321からのデータの取得、またはP2Pデータベース321へのデータの登録の際に課金が行われる場合には、P2Pデータベース321には、各ユーザが有する資産(例えば、Bitcoinにおけるコイン等)に関するデータが登録されていてもよい。図7に示すように、P2Pデータベース321は、P2Pデータベースプログラム322を備える。
(P2Pデータベースプログラム322)
P2Pデータベースプログラム322は、P2Pデータベース321に備えられ、P2Pデータベース321上で実行される所定のプログラムである。P2Pデータベースプログラム322が用いられることによって、例えば、Bitcoin等のような仮想通貨の取引を含む様々な処理が所定のルールに従って一貫性を保ちつつ実現される。所定のルールについて説明すると、例えば、P2Pデータベースプログラム322は、データの登録時またはデータの取得時において他のノード装置300と連携することで所定のルールに基づく承認処理または課金処理を行ってもよい。また、P2Pデータベースプログラム322がP2Pデータベース321に設けられることによって当該プログラムが不正に改変されるリスクが低減される。P2Pデータベースプログラム322は、ハイパーレッジャー(Hyperledger)におけるチェーンコードであるが、これに限定されない。例えば、P2Pデータベースプログラム322は、スマートコントラクトを指してもよい。
P2Pデータベースプログラム322は、P2Pデータベース321に対して行われる処理全般を実現することができる。例えば、P2Pデータベースプログラム322は、P2Pデータベース321にアクセスして行われる、各種データの取得処理および各種データの登録処理等を実現することができる。なお、P2Pデータベースプログラム322によって実現される処理は上記に限定されない。P2Pデータベースプログラム322の開発言語またはP2Pデータベース321上に設けられるP2Pデータベースプログラム322の個数等は特に限定されない。
(通信部330)
通信部330は、外部装置との各種通信を制御する機能構成である。例えば、通信部330は、サーバ装置200から要求信号を受信し、当該要求信号に基づいて取得されたデータをサーバ装置200へ送信する。また、通信部330は、他のノード装置300との通信において、P2Pデータベース321の更新に用いられるデータ等(例えば、合意形成に用いられるデータ等)を送受信する。なお、通信部330が通信するデータ、および通信するケースはこれらに限定されない。
以上、ノード装置300の機能構成例について説明した。なお、図7を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、ノード装置300の機能構成は係る例に限定されない。例えば、ノード装置300は、図7に示す構成の全てを必ずしも備えなくてもよい。また、ノード装置300の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
(2.6.ストレージ装置400の機能構成例)
上記では、ノード装置300の機能構成例について説明した。続いて、図8を参照して、ストレージ装置400の機能構成例について説明する。
図8に示すように、ストレージ装置400は、制御部410と、記憶部420と、通信部430と、を備える。
(制御部410)
制御部410は、ストレージ装置400が行う処理全般を統括的に制御する機能構成である。例えば、制御部410は、制御信号を用いて出力部(図示なし)、または通信部430等の起動や停止を制御することができる。また、制御部410は、サーバ装置200から提供される要求信号に基づいて記憶部420からのデータの取得処理、または記憶部420へのデータの登録処理を制御する。なお、制御部410の制御内容はこれらに限定されない。例えば、制御部410は、各種サーバ、汎用コンピュータ、PC、タブレットPC等において一般的に行われる処理を制御してもよい。
(記憶部420)
記憶部420は、各種データを記憶する機能構成である。例えば、記憶部420は、上記のとおり、生徒の学習到達記録、および活動記録等のうち、真正性の担保が求められない(または、高い真正性が求められない)データ等を記憶する。また、記憶部420は、ストレージ装置400の各機能構成によって使用されるプログラム、またはパラメータ等を記憶する。なお、記憶部420が記憶するデータの内容はこれらに限定されない。
(通信部430)
通信部430は、外部装置との各種通信を制御する機能構成である。例えば、通信部430は、サーバ装置200から要求信号を受信し、当該要求信号に基づいて取得されたデータをサーバ装置200へ送信する。なお、通信部430が通信するデータ、および通信するケースはこれらに限定されない。
以上、ストレージ装置400の機能構成例について説明した。なお、図8を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、ストレージ装置400の機能構成は係る例に限定されない。例えば、ストレージ装置400は、図8に示す構成の全てを必ずしも備えなくてもよい。また、ストレージ装置400の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
(2.7.処理の流れ)
上記では、ストレージ装置400の機能構成例について説明した。続いて、図9を参照して、各装置による処理の流れについて説明する。図9は、ユーザに対するデータおよび登録先情報の提供に関する、各装置による処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図9のステップS1000では、ユーザが要求するデータを決定し、クライアント装置100の入力部120に対して所定の入力操作を行う。ステップS1004では、第1の要求部111aが、当該入力操作に基づいてデータの取得を要求する要求信号を生成し、通信部150を介して当該信号をサーバ装置200へ送信する。
ステップS1008では、サーバ装置200のアクセス制御部211は、当該要求信号を解析することで要求内容を認識する。ステップS1012では、要求内容に基づいて、P2Pデータベースアクセス制御部211a、またはストレージアクセス制御部211bが新たな要求信号を生成し、P2Pデータベースアクセス制御部211aは当該信号をノード装置300aへ、ストレージアクセス制御部211bは当該信号をストレージ装置400へそれぞれ送信する。
ステップS1016では、ノード装置300aの制御部310がP2Pデータベース321から、またはストレージ装置400の制御部410が記憶部420から、要求信号によって指定されるデータを取得する。そして、ステップS1020では、ノード装置300aの通信部330、またはストレージ装置400の通信部430が、取得されたデータを含む応答信号をサーバ装置200へ送信する。
ステップS1024では、サーバ装置200の通信部230が、ノード装置300a、またはストレージ装置400からのデータ、および当該データの登録先情報を含む応答信号をクライアント装置100へ送信する。ステップS1028では、クライアント装置100の出力制御部112が、サーバ装置200からの応答信号に基づいて出力部130による出力を制御する。
ステップS1032では、出力部130による出力を受けたユーザが、登録先情報の真正性の確認を要するデータを決定し、入力部120に対して所定の入力操作を行う。ステップS1036では、第2の要求部111bが、当該入力操作に基づいてデータの登録先情報の取得を要求する要求信号を生成し、通信部150を介して当該信号を第2の対象へ送信する(この例では、第2の対象はノード装置300bである)。
ステップS1040では、ノード装置300bの制御部310が、要求信号によって、指定されたデータがP2Pデータベース321に登録されているか否かを確認する。ステップS1044では、ノード装置300bの通信部330が、データの登録先情報(P2Pデータベース321におけるデータの登録有無に関する情報)を含む応答信号をクライアント装置100へ送信する。
ステップS1048では、クライアント装置100の出力制御部112が、ノード装置300bからの応答信号に基づいて出力部130による出力を制御することで一連の処理が終了する。
なお、図9のシーケンス図における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。すなわち、シーケンス図における各ステップは、記載された順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
<3.ユーザインタフェース例>
上記では、各装置による処理の流れについて説明した。続いて、本開示に係るUI例について説明する。
(3.1.データの登録先情報を示すUI例)
まず、図10~図21を参照して、データの登録先がP2Pデータベース321であるかストレージ装置400であるかを示すUI例について説明する。上記のとおり、クライアント装置100の出力制御部112は、サーバ装置200からの応答信号に含まれる登録先情報に基づいて応答信号に含まれるデータの出力を制御できるところ、図10~図21には、出力制御部112によって出力制御されたUI例として、ディスプレイ(出力部130)への表示例が示されている。なお、上記のとおり、出力制御部112は、ディスプレイ等の表示装置以外にも、スピーカ等の音声出力装置、ランプ等の光源装置、またはアクチュエータ等の触覚提示装置等の出力を制御してもよい。
まず、図10に示すように、出力制御部112は、ディスプレイに一覧表示されているファイル(データ)のうちP2Pデータベース321に登録されているファイル(図中では、ファイル10)が、画面に埋め込まれるように凹んだ状態で表示されるように制御してもよい。
また、図11に示すように、出力制御部112は、ディスプレイに一覧表示されているファイル(データ)のうちP2Pデータベース321に登録されているファイル(図中では、ファイル11)と、それ以外のファイル(ストレージ装置400に登録されているファイル)がそれぞれ異なる質感で表示されるように制御してもよい。
また、図12に示すように、出力制御部112は、ディスプレイに一覧表示されているファイル(データ)のうちP2Pデータベース321に登録されているファイルが所定のアイコン(図中では、チェックマークが入れられたチェックボックスアイコン12)を付された状態で表示されるように制御してもよい。
また、図13に示すように、出力制御部112は、ディスプレイに一覧表示されている文字列(データ)のうちP2Pデータベース321に登録されている文字列(図中では、文字列13)が、画面に埋め込まれるように凹んだ状態で表示されるように制御してもよい。
また、図14に示すように、出力制御部112は、ディスプレイに一覧表示されている文字列(データ)のうちP2Pデータベース321に登録されている文字列が所定のアイコン(図中では、チェックマークが入れられたチェックボックスアイコン14)を付された状態で表示されるように制御してもよい。
以上のUIによって、ユーザは、P2Pデータベース321に登録されているデータを直感的に認識することができる。
続いて、ストレージ装置400(他の記憶部)に登録されているデータを示すUI例について説明する。図15に示すように、出力制御部112は、ディスプレイに一覧表示されているファイル(データ)のうちストレージ装置400に登録されているファイル(図中では、ファイル15)が所定のマーク(図中では、亀裂を示すマーク)を付された状態で表示されるように制御してもよい。
また、図16に示すように、出力制御部112は、ディスプレイに一覧表示されているファイル(データ)のうちストレージ装置400に登録されているファイルが所定のアイコン(図中では、クエスチョンマークが付されたアイコン16)を付された状態で表示されるように制御してもよい。
また、図17に示すように、出力制御部112は、ディスプレイに一覧表示されている文字列(データ)のうちストレージ装置400に登録されている文字列が所定のアイコン(図中では、クエスチョンマークが付されたアイコン17)を付された状態で表示されるように制御してもよい。
以上のUIによって、ユーザは、ストレージ装置400に登録されているデータを直感的に認識することができる。
また、図18に示すように、出力制御部112は、ディスプレイにおいてP2Pデータベース321に登録されているデータ用の領域18と、ストレージ装置400に登録されているデータ用の領域19と、を設け、それぞれの領域中にデータが表示されるように出力を制御してもよい。
また、図19に示すように、出力制御部112は、ディスプレイにおいてP2Pデータベース321に登録されているデータ用のタブ20と、ストレージ装置400に登録されているデータ用のタブ21と、を設け、それぞれのタブの中にデータが表示されるように出力を制御してもよい。
また、出力制御部112は、図20のAに示すように、ディスプレイにおいてP2Pデータベース321に登録されているデータ用のウィンドウと、図20のBに示すように、ストレージ装置400に登録されているデータ用のウィンドウと、を設け、それぞれのウィンドウの中にデータが表示されるように出力を制御してもよい。
また、クライアント装置100が複数のディスプレイを備えている場合には、出力制御部112は、図21のAに示すように、P2Pデータベース321に登録されているデータ用のディスプレイと、図21のBに示すように、ストレージ装置400に登録されているデータ用のディスプレイと、を設け、それぞれのディスプレイ中にデータが表示されるように出力を制御してもよい。
(3.2.第2の対象への確認結果を示すUI例)
上記のとおり、サーバ装置200からデータの登録先情報が提供された後に、ユーザは、当該データの登録先情報の真正性を第2の対象に対して確認することができる。そこで、続いて、第2の対象から提供された登録先情報の確認結果を示すUI例について説明する。
例えば、ユーザが、上記の図12に示したチェックボックスアイコン12を押下した場合、出力制御部112は、図22のAに示すポップアップ22をディスプレイに表示させる。そして、ユーザがポップアップ22に含まれる確認ボタン23を押下(クリック)すると、第2の要求部111bがデータの登録先情報を第2の対象に確認し、確認結果の文字列24がポップアップ22内に表示されるように出力制御部112が出力を制御する(この例では、当該データがP2Pデータベース321に登録されている旨が確認時刻と共に表示されている)。このUIによって、ユーザは、データの登録先情報の真正性を容易に確認することができる。
(3.3.データへの追記に関する履歴情報を示すUI例)
上記のとおり、ユーザは、基本的にP2Pデータベース321に登録されているデータの削除、および修正等を行うことはできないが、P2Pデータベース321に登録されているデータに対して追記を行うことはできる(例えば、データの削除、または修正を行う旨を追記することが可能である)。そこで、続いて、データへの追記に関する履歴情報(以降、単に「履歴情報」とも呼称する)を示すUI例について説明する。
例えば、図23のAに示すように一覧表示されている複数のファイル(データ)の中から履歴情報を確認したいファイルをユーザが選択する。例えば、ユーザが、ファイルを押下(クリック)したり、所定時間以上にわたって押下し続けたり(長押し)することによって履歴情報を確認したいファイルを選択する。これによって、図23のBに示すように、出力制御部112が、当該ファイルに関する履歴情報が表示されるように出力を制御する。図23のBの例では、バージョン毎にファイルが表示されており、より新しいバージョンのファイルが手前に表示されている。すなわち、図23のBにおいて、ファイル25aが最も新しいバージョンのファイルであり、ファイル25dが最も古いバージョンのファイルである。
これによって、ユーザは、各ファイルのバージョンの新旧を直感的に認識することができるため、ファイルの履歴情報をより容易に確認することができる。なお、履歴情報を示すUIは図23の例に限定されない。例えば、各バージョンのファイルが横一列または縦一列に表示されてもよい。また、データが追記された箇所が所定の方法(例えば、ハイライト、または異なる書体等)によって示されてもよい。
(3.4.データのP2Pデータベース321への登録に使用されるUI例)
上記のとおり、ユーザは、入力部120を用いて所望のデータの登録を要求する旨の入力操作を行うことで、当該データをP2Pデータベース321に登録させることができる。そこで、続いて、データのP2Pデータベース321への登録に使用されるUI例について説明する。
例えば、図24に示すように、ディスプレイにおいてP2Pデータベース321に登録されているデータ用の領域26と、ストレージ装置400に登録されているデータ用の領域27と、が設けられ、それぞれの領域中にファイル(データ)が表示されているとする。そして、ユーザは、領域27に表示されているファイルを領域26へドラッグアンドドロップすることで、当該ファイルをP2Pデータベース321に登録させることができてもよい。
また、図25に示すように、ユーザが、ストレージ装置400に登録されている文字列28を選択し(図中では、選択部分がハイライトされている)、選択部分を所定時間以上にわたって押下し続ける(長押しする)ことによって、当該ファイルをP2Pデータベース321に登録させることができてもよい。
以上のUIによって、ユーザは、より容易にデータをP2Pデータベース321に登録させることができる。なお、データのP2Pデータベース321への登録に使用されるUIは上記の例に限定されない。
(3.5.データを削除できないことを示すUI例)
続いて、データがP2Pデータベース321に登録されているため、当該データを削除することができない旨を示すUI例について説明する。
例えば、図26に示すように、ディスプレイにて、P2Pデータベース321に登録されているファイル29(データ)と、ストレージ装置400に登録されているファイル30(データ)が表示されている領域31と、削除対象のファイルの指定に使用される削除領域32と、が表示されている。
そして、ユーザが、P2Pデータベース321に登録されているファイル29を削除領域32へドラッグアンドドロップすることでファイル29を削除しようとしたとする。この場合、ファイル29が削除領域32上にドラッグされた時点で、ファイルを削除できないことを示す禁止マーク33がファイル29に付され、さらに、ファイル29が削除領域32にてドロップされた場合、ファイル29が強制的に領域31における元の位置へ戻されるように表示されてもよい。なお、ユーザが、ストレージ装置400に登録されているファイル30を削除領域32へドラッグアンドドロップすると、ファイル30は適切に削除される。
また、図27に示すように、ユーザが、P2Pデータベース321に登録されている文字列34を選択し(図中では、選択部分がハイライトされている)、選択部分の削除(または、書き換え)を行おうとすると、警告メッセージ35が表示されてもよい。この例では、「この行はP2Pデータベースに書き込まれているため書き換えできません」という警告メッセージ35が表示されている。
以上のUIによって、ユーザは、削除しようとしたデータがP2Pデータベース321に登録されているため削除できない旨をより容易に認識することができる。これによって、本開示は、P2Pデータベース321への登録をより慎重に行うことをユーザに対して意識づけることができる。なお、データを削除できないことを示すUIは上記の例に限定されない。
(3.6.P2Pデータベース321へのデータ登録が行われていることを示すUI例)
続いて、P2Pデータベース321へのデータ登録が行われていることを示すUI例について説明する。
例えば、図28に示すように、ディスプレイにて、データの編集領域36と、保存ボタン37と、下書き保存ボタン38と、が表示されている。ここで、保存ボタン37は、ユーザが編集領域36にて編集したデータをP2Pデータベース321に登録する際に押下されるボタンであり、下書き保存ボタン38は、ユーザが編集中のデータをストレージ装置400に登録する際に押下されるボタンである。
仮に、ユーザが保存ボタン37を押下した場合、図29に示すように、データがP2Pデータベース321に保存されようとしている途中であることを示すメッセージ39(この例では、「P2Pデータベースに保存中...」というメッセージ39が表示されている)、およびP2Pデータベース321をユーザに連想させるローディングアイコン40が表示される(この例では、複数のブロックが連なることで、ユーザにブロックチェーンを連想させるローディングアイコン40が表示されている)。なお、ローディングアイコン40の代りに、図30に示すアニメーション41が表示されてもよい(この例では、複数のブロックが連なることで、ユーザにブロックチェーンを連想させるアニメーション41が表示されている)。
また、仮に、図28において、ユーザが下書き保存ボタン38を押下した場合、図31に示すように、データがストレージ装置400に保存されようとしている途中であることを示すメッセージ42(この例では、「データベースに保存中...」というメッセージ42が表示されている)、およびP2Pデータベース321をユーザに連想させないローディングアイコン43(一般的なローディングアイコン)が表示される。なお、ローディングアイコン43の代りに、図32に示すような、P2Pデータベース321をユーザに連想させないアニメーション44(一般的なアニメーション)が表示されてもよい。
以上のUIによって、ユーザは、P2Pデータベース321、またはストレージ装置400へのデータ登録が行われていることをより容易に認識することができる。なお、データ登録が行われていることを示すUIは上記の例に限定されない。
<4.ハードウェア構成例>
上記では、本開示に係るUI例について説明した。続いて、図33を参照して、各装置のハードウェア構成例について説明する。
図33は、クライアント装置100、サーバ装置200、ノード装置300、またはストレージ装置400のハードウェア構成例を示すブロック図である。これらの装置は、図33に示す情報処理装置900によって具現され得る。
情報処理装置900は、例えば、MPU901と、ROM902と、RAM903と、記録媒体904と、入出力インタフェース905と、操作入力デバイス906と、表示デバイス907と、通信インタフェース908とを備える。また、情報処理装置900は、例えば、データの伝送路としてのバス909で各構成要素間を接続する。
MPU901は、例えば、MPUなどの演算回路で構成される、1または2以上のプロセッサや、各種処理回路などで構成され、クライアント装置100の制御部110、サーバ装置200の制御部210、ノード装置300の制御部310、またはストレージ装置400の制御部410として機能する。なお、クライアント装置100の制御部110、サーバ装置200の制御部210、ノード装置300の制御部310、またはストレージ装置400の制御部410は、上記で説明した各種処理を実現可能な専用の(または汎用の)回路(例えば、MPU901とは別体のプロセッサなど)で構成されていてもよい。
ROM902は、MPU901が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データなどを記憶する。RAM903は、例えば、MPU901により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
記録媒体904は、クライアント装置100の記憶部140、サーバ装置200の記憶部220、ノード装置300の記憶部320、またはストレージ装置400の記憶部420として機能し、本実施形態に係る情報処理に関するデータや各種プログラムなど様々なデータを記憶する。ここで、記録媒体904としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが挙げられる。また、記録媒体904は、情報処理装置900から着脱可能であってもよい。
入出力インタフェース905は、例えば、操作入力デバイス906や、表示デバイス907を接続する。ここで、入出力インタフェース905としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子や、DVI(Digital Visual Interface)端子、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)端子、各種処理回路などが挙げられる。
また、操作入力デバイス906は、例えば、情報処理装置900上に備えられ、情報処理装置900の内部で入出力インタフェース905と接続される。操作入力デバイス906としては、例えば、キーボード、マウス、キーパッド、タッチパネル、マイクロホン、操作ボタン、方向キーまたはジョグダイヤルなどの回転型セレクタ、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられる。操作入力デバイス906は、クライアント装置100の入力部120として機能する。
また、表示デバイス907は、例えば、情報処理装置900上に備えられ、情報処理装置900の内部で入出力インタフェース905と接続される。表示デバイス907としては、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescence Display)などが挙げられる。表示デバイス907は、クライアント装置100の出力部130として機能する。
なお、入出力インタフェース905が、情報処理装置900の外部の操作入力デバイスや外部の表示デバイスなどの外部デバイスと接続することも可能であることは、言うまでもない。また、表示デバイス907は、例えばタッチパネルなど、表示とユーザ操作とが可能なデバイスであってもよい。
通信インタフェース908は、情報処理装置900が備える通信手段であり、クライアント装置100の通信部150、サーバ装置200の通信部230、ノード装置300の通信部330、またはストレージ装置400の通信部430として機能する。また、通信インタフェース908は、任意のネットワークを介して(あるいは、直接的に)、例えば、サーバなどの任意の外部装置と、無線または有線で通信を行う機能を有していてもよい。ここで、通信インタフェース908としては、例えば、通信アンテナおよびRF(Radio Frequency)回路(無線通信)や、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路(無線通信)、IEEE802.11ポートおよび送受信回路(無線通信)、あるいはLAN(Local Area Network)端子および送受信回路(有線通信)などが挙げられる。
なお、情報処理装置900のハードウェア構成は、図33に示す構成に限られない。例えば、情報処理装置900は、接続されている外部の通信デバイスを介して通信を行う場合には、通信インタフェース908を備えていなくてもよい。また、通信インタフェース908は、複数の通信方式によって通信を行うことが可能な構成であってもよい。また、情報処理装置900は、例えば、操作入力デバイス906または表示デバイス907等を備えなくてもよい。また、例えば、図33に示す構成の一部または全部は、1または2以上のIC(Integrated Circuit)で実現されてもよい。
<5.まとめ>
以上で説明してきたように、本開示は、データの登録先がP2Pデータベース321であるか他の記憶部(ストレージ装置400)であるかに関する情報(登録先情報)を、互いに異なる複数の対象(第1の対象、および第2の対象)に対して要求し、当該要求の結果として得られた情報をユーザへ提供することができる。これによって、ユーザは、システムから提供される、データの登録先情報の真正性を自ら確認することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
データの登録先がP2Pデータベースであるか、前記P2Pデータベース以外の記憶部であるかに関する情報を、互いに異なる複数の対象に対して要求する要求部と、
前記要求の結果として得られた情報のユーザへの出力を制御する出力制御部と、を備える、
情報処理装置。
(2)
前記要求部は、前記複数の対象のうちの1つである第1の対象に対する要求の結果として得られた情報に基づいて、前記複数の対象のうちの他の1つである第2の対象に対して要求を行う、
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記出力制御部は、前記第1の対象に対する要求の結果として得られた情報を前記ユーザに出力し、
その後、前記要求部は、前記ユーザによる操作に基づいて前記第2の対象に対して要求を行う、
前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記データの登録先が前記P2Pデータベースである場合、前記要求部は、前記データへの追記に関する履歴情報を、前記複数の対象のうちの少なくとも1つに対して要求する、
前記(1)から(3)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(5)
前記データの登録先が前記P2Pデータベースである場合、前記出力制御部は、前記データを削除できないことを示す情報を前記ユーザに出力する、
前記(1)から(4)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(6)
前記要求部は、前記ユーザによる操作に基づいて前記P2Pデータベースへのデータの登録も、前記複数の対象のうちの少なくとも1つに対して要求する、
前記(1)から(5)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(7)
前記出力制御部は、前記データの前記P2Pデータベースへの登録が行われていることを示す情報を前記登録中に前記ユーザに出力する、
前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
前記出力制御部は、ファイル単位、または前記ファイルに含まれるデータ単位で前記要求の結果として得られた情報を前記ユーザに出力する、
前記(1)から(7)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(9)
前記P2Pデータベースはブロックチェーンデータである、
前記(1)から(8)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(10)
データの登録先がP2Pデータベースであるか、前記P2Pデータベース以外の記憶部であるかに関する情報を、互いに異なる複数の対象に対して要求することと、
前記要求の結果として得られた情報のユーザへの出力を制御することと、を有する、
コンピュータにより実行される情報処理方法。
(11)
データの登録先がP2Pデータベースであるか、前記P2Pデータベース以外の記憶部であるかに関する情報を、互いに異なる複数の対象に対して要求することと、
前記要求の結果として得られた情報のユーザへの出力を制御することと、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
100 クライアント装置
110 制御部
111 要求部
111a 第1の要求部
111b 第2の要求部
112 出力制御部
120 入力部
130 出力部
140 記憶部
150 通信部
200 サーバ装置
210 制御部
211 アクセス制御部
211a P2Pデータベースアクセス制御部
211b ストレージアクセス制御部
220 記憶部
230 通信部
300 ノード装置
310 制御部
320 記憶部
321 P2Pデータベース
322 P2Pデータベースプログラム
330 通信部
400 ストレージ装置
410 制御部
420 記憶部
430 通信部
500 P2Pネットワーク
600 ネットワーク

Claims (8)

  1. ユーザの所望データの登録先がP2Pデータベースであるか、前記P2Pデータベース以外の記憶部であるかに関する情報である第1の登録先情報および前記所望データを、少なくともP2Pネットワークへアクセス可能な装置またはソフトウェアである第1の対象に対して要求し、
    要求の結果として得られた前記第1の登録先情報が示す通りに前記所望データが前記P2Pデータベースに登録されているか否かを示す情報である第2の登録先情報を、少なくとも前記P2Pネットワークへアクセス可能であり、かつ、前記第1の対象とは異なる装置またはソフトウェアである第2の対象に対して要求し、
    要求の結果として得られた前記第2の登録先情報および前記第1の登録先情報が少なくとも整合していれば前記第1の登録先情報を真正性ありとする情報を前記ユーザへ提示するプロセッサ、を備え
    前記プロセッサは、前記第1の登録先情報を前記ユーザへ提示した後、前記ユーザによる操作に基づいて前記第2の対象に対して前記第2の登録先情報の要求を行う、
    情報処理装置。
  2. 前記所望データの登録先が前記P2Pデータベースである場合、前記プロセッサは、前記所望データへの追記に関する履歴情報を、前記第2の対象に対して要求する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記所望データの登録先が前記P2Pデータベースである場合、前記プロセッサは、前記所望データを削除できないことを示す情報を前記ユーザへ提示する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、前記ユーザによる操作に基づく前記P2Pデータベースへの新たなデータの登録を、前記第2の対象に対して要求する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、前記新たなデータの前記P2Pデータベースへの登録が行われていることを示す情報を前記登録中に前記ユーザへ提示する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記P2Pデータベースはブロックチェーンデータである、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置が備えるプロセッサが実行する情報処理方法であって、
    前記プロセッサが、
    ユーザの所望データの登録先がP2Pデータベースであるか、前記P2Pデータベース以外の記憶部であるかに関する情報である第1の登録先情報および前記所望データを、少なくともP2Pネットワークへアクセス可能な装置またはソフトウェアである第1の対象に対して要求し、
    要求の結果として得られた前記第1の登録先情報が示す通りに前記所望データが前記P2Pデータベースに登録されているか否かを示す情報である第2の登録先情報を、少なくとも前記P2Pネットワークへアクセス可能であり、かつ、前記第1の対象とは異なる装置またはソフトウェアである第2の対象に対して要求し、
    要求の結果として得られた前記第2の登録先情報および前記第1の登録先情報が少なくとも整合していれば前記第1の登録先情報を真正性ありとする情報を前記ユーザへ提示し
    前記第1の登録先情報を前記ユーザへ提示した後、前記ユーザによる操作に基づいて前記第2の対象に対して前記第2の登録先情報の要求を行う、
    処理を実行する、情報処理方法。
  8. 情報処理装置が備えるプロセッサに、
    ユーザの所望データの登録先がP2Pデータベースであるか、前記P2Pデータベース以外の記憶部であるかに関する情報である第1の登録先情報および前記所望データを、少なくともP2Pネットワークへアクセス可能な装置またはソフトウェアである第1の対象に対して要求し、
    要求の結果として得られた前記第1の登録先情報が示す通りに前記所望データが前記P2Pデータベースに登録されているか否かを示す情報である第2の登録先情報を、少なくとも前記P2Pネットワークへアクセス可能であり、かつ、前記第1の対象とは異なる装置またはソフトウェアである第2の対象に対して要求し、
    要求の結果として得られた前記第2の登録先情報および前記第1の登録先情報が少なくとも整合していれば前記第1の登録先情報を真正性ありとする情報を前記ユーザへ提示し
    前記第1の登録先情報を前記ユーザへ提示した後、前記ユーザによる操作に基づいて前記第2の対象に対して前記第2の登録先情報の要求を行う、
    処理を実行させる、プログラム。
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