JP7327278B2 - シート状物の欠陥検査装置及び製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は,衛生用紙などのシート状物の欠陥検査装置や,それを用いたシート状物の製造方法に関する。
従来から,例えばトイレットペーパーやティッシュペーパーのような家庭用の衛生用紙に関し,その製造過程で生じた欠陥(穴や,汚れ,スジ,異物等)を検査する手法として,衛生用紙の原紙をローラなどによって高速で搬送しつつ,その搬送中に紙面をカメラで撮影することにより,紙面上に生じた欠陥を検出することが知られている。
例えば紙・フィルム等のようなシート状物の被検査体の欠陥検査技術に関し,特許文献1には,被検査体に照明光を当てて表面上に影を作り,この影内における正反射または乱反射の像を暗視野感度領域においてカメラで撮像し,得られた撮像画像の画像信号を画像処理して欠陥を検出する装置が開示されている。このように,照明から照射され紙面上で反射した反射光をカメラで検出する検査手法は,「反射方式」とも呼ばれる。
また,特許文献1及び特許文献2には,検出された欠陥の種別を判別する機能を備えた欠陥検査装置が開示されている。例えば,これらの特許文献では,撮影画像を所定数の画素行列からなるブロック(格子)に切り分けて,各ブロック内の濃度情報(つまり明度情報)に基いて検出された欠陥の種別(穴や汚れなど)を判別することが提案されている。
特開2017-21003号公報 特開平08-145907号公報
ところで,欠陥検査装置によってシート状物の一方面を撮影する場合,シート状物の多方面側に欠陥検査装置とは別の設備が配置されていることがある。別設備の例は,シート状物の搬送装置や,シート状物に切り目を形成するスリッター装置,配管,その他の設備である。ここで,特許文献1に記載の欠陥検査装置ように,検査対象となるシート状物の一方面側に撮影装置と光源を配置する「反射方式」の装置では,例えば図8に示すようにシート状物の多方面側に別設備が配置されていると,シート状物に穴が形成されている場合に,この穴を通じて撮影装置による撮影画像に別設備の一部が映り込むこととなる。欠陥検査装置は,撮影画像中の明暗等によってシート状物に生じした穴などの欠陥を検出するが,撮影画像中にシート状物の穴と重なった別設備が写り込んでいると,その穴を欠陥として識別できなきなくなるなど,検査精度が低下する恐れがある。具体的には,シート状物の穴の下の別設備が撮影画像中に写り込んだ場合,本来穴として暗く写る部位が暗くならずに,画像中の穴の明度が閾値に到達しなくなり,穴の検査漏れを起こしてしまう。
そこで,本発明は,シート状物に生じた穴などの欠陥の検査精度を高めることを主な目的とする。
本発明の発明者は,上記した従来技術の問題を解決する手段について鋭意検討した結果,シート状物の一方面側に撮影装置と光源が配置された「反射方式」の欠陥検査装置において,シート状物の他方面側に暗色部材を設けることにより,例えばシート状物の検査部位に別設備が重なっている場合でも,シート状物に生じた穴を通じて別設備が撮影画像中に写り込むことを防止でき,その穴を正確に検出することが可能になるという知見を得た。そして,本発明者は,上記知見に基づけば従来技術の問題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。具体的に説明すると,本発明は以下の構成・工程を有する。
本発明の第1の側面は,シート状物の欠陥検査装置に関する。本発明に係る欠陥検査装置は,撮影装置と,一又は複数の光源と,暗色部材を備える。撮影装置は,シート状物の被検査部位の一方面側に配置され,当該被検査部位の表面を撮影する。一又は複数の光源は,シート状物の被検査部位の一方面側(すなわち撮影装置と同じ側:検査面側)に配置され,当該被検査部位の表面上における撮影装置の撮影範囲を照明する。暗色部材は,被検査部位の他方面側(すなわち撮影装置の反対側:非検査面側)で,撮影装置の撮影範囲と少なくとも部分的に重なる位置に配置された暗色を呈した部材である。ここで,「暗色」とは,CIE-L表色系におけるL値が40以下の色を意味する。特に,暗色部材は,L値が30以下であることが好ましく,20以下又は15以下であることがより好ましく,10以下であることが更に好ましく,0~5であってもよい。このように,シート状物の非検査面側に暗色部材を配置しておくことで,シート状物に穴が生じている場合に,この穴の裏側にある暗色部材が撮影画像に写るようになる。これにより,シート状物の正常な部位(主に白色)と穴との間の明度差が大きくなるため,シート状物に生じた穴をより確実に検出することができる。
本発明に係る欠陥検査装置において,暗色部材は,シート状物の搬送装置及び欠陥検査装置とは別の設備とシート状物との間に配置されていることが好ましい。別の設備の例は,シート状物に切り目を形成するスリッター装置や配管である。このように,シート状物の下に別設備が配置されている場合であっても,検査部位においてシート状物と別設備との間に暗色部材を設けておくことで,シート状物の穴を通じて別設備が撮影画像中に写り込むことを防止できる。すなわち,シート状物の下の別設備が明度の明るい部材(白色や銀色等)である場合,シート状物の穴を通じてその別設備が撮影画像に写り込むと,その穴を欠陥として検出できなくなる恐れがあるが,シート状物と別設備の間に暗色部材を介在させることでこのような穴の検出漏れを防止することが可能である。
本発明に係る欠陥検査装置において,暗色部材は,シート状物の被検査部位と平行に形成された暗色の平面部を含むプレートであることとしてもよい。この場合に,プレートの平面部は,被検査部位から一定間隔離れた位置に配置されていることが好ましい。なお,プレート(暗色部材)をシート状物に対して非接触で配置する場合,プレートとシート状物の距離は近いことが好ましく,例えば20cm以内又は10cm以内とすることが好ましく,5cm以内であることが特に好ましい。このように,プレートをシート状物に対して非接触とすることで,プレートを配置しやすくなる。また,プレートとシート状物の接触によって静電気が発生することや,シート状物にシワが形成されることを回避できる。
本発明に係る欠陥検査装置において,暗色部材は,シート状物の被検査部位と接触する暗色の曲面部を含むプレートであることとしてもよい。このように,曲面部を含むプレートをシート状物に接触した状態で配置することで,シート状物の紙面とそこに形成された穴とのコントラストをより大きくすることができる。さらに,プレートとシート状物が常に接触していることで,プレート上に紙粉等が堆積しにくくなる。
本発明に係る欠陥検査装置において,暗色部材は,シート状物の被検査部位と接触する暗色の周面を含むローラであることとしてもよい。このようにローラを利用することで,シート状物を搬送しつつ,そのローラとシート状物の接触箇所において穴等の欠陥が生じているかどうかを効率的に検査できる。また,シート状物に接触するローラの周面を暗色とすることで,シート状物の紙面とそこに形成された穴とのコントラストをより大きくすることができる。
本発明に係る欠陥検査装置において,暗色部材は,別の設備のうち撮影装置と対面する面に設置された部材であるか,当該対面する面に塗布された暗色の塗料であってもよい。このように,暗色部材は,別設備上に直接設けられたシート状やプレート状などの部材であってもよいし,別設備上に直接塗布された塗料であってもよい。
本発明の第2の側面は,欠陥検査装置を用いたシート状物の製造方法に関する。シート状物の製造方法は,シート状物を得る工程と,このシート状物の欠陥の有無を前述した第1の側面に係る欠陥検査装置を用いて検査する工程とを含む。
本発明によれば,シート状物に生じた穴などの欠陥の検査精度を高めることができる。
図1は,抄紙機の構成の一例を示している。 図2は,第1の実施形態に係る欠陥検査装置の構成例を示している。 図3は,欠陥検査装置の機能構成例を示したブロック図である。 図4は,本発明に係る欠陥検査装置で取得した撮影画像の一例を模式的に示している。 図5は,第2の実施形態に係る欠陥検査装置の構成例を示している。 図6は,第3の実施形態に係る欠陥検査装置の構成例を示している。 図7は,第4の実施形態に係る欠陥検査装置の構成例を示している。 図8は,従来の「反射方式」の欠陥検査装置で取得した撮影画像の一例を模式的に示している。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜変更したものも含む。
なお,本願明細書において,「A~B」というときは「A以上B以下」であることを意味する。
[1.第1の実施形態]
図1から図4を参照して,本発明の第1の実施形態について説明する。本発明は,シート状物の欠陥検査装置や,その欠陥検査装置を用いてシート状物を製造する方法に関する。シート状物の例としては,紙製やプラスチック製のものを挙げることができる。特に,シート状物は,ティシュペーパーやトイレットペーパーとして利用される家庭用の衛生用紙であることが好ましい。「衛生用紙」とは,JISの「紙・板紙及びパルプ用語」(JISP 0001)で定義された「衛生用紙」を意味する。「衛生用紙」には,タオル,生理用紙,ティシュペーパー,トイレットペーパー,ちり紙が含まれる。本発明によって製造される衛生用紙は,坪量が10~25g/mの範囲にある薄葉紙であることが好ましい。また,衛生用紙は,1枚からなる1プライの製品であってもよいし,2枚又は3枚以上を重ね合わせた2プライ又は3プライ以上の製品であってもおよい。特に,本発明において,シート状物は,CIE-L表色系におけるL値が85以上,90以上,又は95以上で,aが-5~5の範囲内,bが-5~5の範囲内である白色であることが好ましい。以下では,シート状物として,1プライの白色の衛生用紙を例に挙げて説明を行う。
衛生用紙の製造方法は,基本的に,原料パルプ繊維の懸濁液である抄紙原料(パルプスラリー)を得る調製工程と,抄紙原料から原料パルプ繊維を抄いて繊維ウェブを形成し乾燥させる抄紙工程を含む。
調整工程では,衛生用紙の原料となる抄紙原料(パルプスラリー)を調整する。抄紙原料は,パルプを主原料としている。原料パルプとしては,例えば,広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)や針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)等のクラフトパルプ(KP); サルファイトパルプ(SP)やソーダパルプ(AP)等の化学パルプ; セミケミカルパルプ(SCP)やケミグラウンドウッドパルプ(CGP)等の半化学パルプ; 砕木パルプ(GP)やサーモメカニカルパルプ(TMP,BCTMP)等の機械パルプ; あるいは,楮,三椏,麻,ケナフ等を原料とする非木材パルプ,コットンリンターやコットンリントなどの綿系パルプ,古紙を原料とする脱墨パルプが挙げられる。抄紙原料は,薄葉紙の用途や要求される性能に応じて,1種類の原料パルプを使用してもよく,又は複数種類の原料パルプを任意の比率で使用してもよい。原料パルプは,未叩解パルプであってもよく,全体または一部が叩解されていてもよい。
調整工程で調整された抄紙原料は,抄紙工程において抄紙され衛生用紙となる。抄紙工程は,抄紙機100を利用して行うことができる。図1に示されるように,抄紙機1000は,ワイヤパート110,プレスパート120,ドライパート130,カレンダパート140,及びリールパート150を含む。
ワイヤパート110は,パルプスラリーに含まれる水分を搾水し,薄層状の湿紙を形成する部分である。ワイヤパート110は,抄き網を環状の無限軌道ベルトに構成した一対の上下2枚のワイヤ111と,パルプスラリーを2枚のワイヤ111の間に噴き付けるヘッドボックス112とを備える。ヘッドボックス112は,ワイヤ111のニップ部に向かってパルプスラリーを薄く噴き付ける。パルプスラリーに含まれる水分は,フォーミングロール113からの圧力で相互に圧着される2枚のワイヤ111の網目から搾水される。ワイヤ111は,駆動ロールとして機能するフォーミングロール113とドライブロール14によって走行させる。フォーミングロール113及びドライブロール114はワイヤ111と当接するように配置されており,フォーミングロール113及びドライブロール114の回転力がワイヤ111に伝達されることでワイヤ111に推進力が付与されている。
プレスパート120は,ワイヤパート110で形成された薄層状の湿紙の水分を更に除去する部分である。プレスパート120は,フェルトを環状の無限軌道ベルトに構成したドライヤフェルト121と,このドライヤフェルト121に当接してドライヤフェルトの走行とともに回転する、複数のフェルトロール122とを備える。プレスパート120においては,ワイヤパート110ら送り込まれた湿紙をドライヤフェルト121の表面に載置し,繊維状のドライヤフェルト121を透過させて湿紙に含まれる水分を更に除去する。
ドライパート130は,プレスパート120で水分の除去された湿紙を更に乾燥する部分である。ドライパート130は,加熱可能な円柱状のヤンキードライヤ131と,熱風の噴射口を有するフード132とを備える。ドライパート130においては,内部に蒸気を吹き込み加熱状態としたヤンキードライヤ131の外周面に湿紙を圧着させ,更にフード132内部に設置された噴射口からヤンキードライヤ131の外周側に熱風を噴き付けることによって湿紙を乾燥させる。また,ヤンキードライヤシリンダ131の表面に形成された乾燥した原紙をドクターブレード133によりクレープを付けながら引き剥がす。原紙のクレープ率は,例えば15~45%又は20~38%とすることが好ましい。なお,なお,クレープ率とは,[(ヤンキードライヤの周速)-(リールドラムの周速))/(ヤンキードライヤの周速)]×100(%)で算出される値である。
カレンダパート140は,ドライパート130で乾燥させた原紙に対してカレンダー加工を施す部分である。カレンダパート140は,カレンダロール141と受けロール142を備える。カレンダパート140においては,原紙をカレンダロール141と受けロール142の間に挟みこんで押圧することで,原紙表面の平滑化,組織の緻密化,紙厚の均一化,及び光沢の付与等を行う。カレンダロール141や受けロール142の種類は特に限定されないが,例えば金属製のものを好適に用いることができる。
リールパート150は,カレンダー加工を施した原紙を巻き取る部分である。リールパート150は,リールドラム151を備える。リールパート150においては,リールドラム151に巻芯152を固定した上で,原紙を巻芯152に巻き付け,リールドラム151を回転させることで原紙を巻芯152に巻き取る。これにより,原紙がロール状に巻取られた原反ロールを得ることができる。
本実施形態では,抄紙機100のカレンダパート140とリールパート150の間に,欠陥検査装置200が備え付けられている。欠陥検査装置200は,衛生用紙の原紙の一面側(表面側)に紙面と対面するように設置された撮影装置211(カメラ)と,この撮影装置211と有線又は無線で接続された画像解析装置220を備える。さらに,欠陥検査装置200は,撮影装置211とともに衛生用紙の原紙の一方面側(表面側)に配置された複数の光源212,213と,衛生用紙の原紙の他方面側(裏面側)に配置された暗色部材214を備える。図1に示した例において,この暗色部材214は,この抄紙機100(搬送装置)や欠陥検査装置200とは別の別設備300と,シート状物との間に配置されている。抄紙機100は,カレンダパート140からリールパート150の間,特に撮影装置211と原紙が対面している部分において,この原紙を一定速度で一定方向に向かって搬送している。また,原紙の一方面側(表面側)は光源212,213によって照明されており,紙面上で反射した光が撮影装置211に導入される。このように,撮影装置211は,光源212,213からの照射光のうち原紙の紙面で反射した光を撮像することで,撮影画像を取得する。撮影装置211によって取得された衛生用紙の撮影画像は,画像解析装置220に入力され,この画像解析装置220において衛生用紙の紙面上に欠陥が生じているかどうかの解析が実行される。また,画像解析装置220は,撮影画像に含まれる紙面上の欠陥の種別を判定する処理を行う。
図2は,第1の実施形態に係る欠陥検査装置200について,撮影装置211,光源212,213,及び暗色部材214の配置例を示している。図2に示されるように,衛生用紙Sの表面側(一方面側)に,撮影装置211及び複数の光源212,213が配置され,衛生用紙の裏面側(他方面側)に,暗色部材214が配置される。また,図2では,衛生用紙S上に生じた欠陥を符号Dで示している。欠陥の例としては,穴や,汚れ,スジ,異物等など,衛生用紙の販売に適さない品質上の欠陥が挙げられる。衛生用紙Sの検査領域の裏面側には,欠陥検査とは無関係な別設備300が配置されており,暗色部材214は,この衛生用紙Sの検査領域と別設備300の間に介在している。
撮影装置211は,静止画又は動画の画像データを取得するためのカメラである。撮影装置211によって取得された画像データは,画像解析装置220(図3参照)へと送信され欠陥検出のための所定の画像解析が行われる。カメラは,例えば,レンズ,メカシャッター,シャッタードライバ,CCDイメージセンサユニットやCMOSイメージセンサユニットといった光電変換素子,光電変換素子から電荷量を読み出し画像データを生成するデジタルシグナルプロセッサ(DSP),ICメモリなどで実現される。なお,カメラは,静止画を撮影するものであってもよいし,所定のフレームレートの動画を撮影するものであってもよい。
撮影装置211は,その撮像面(レンズ)が衛生用紙Sの紙面に対してほぼ平行に配置されることが好ましい。このため,撮影装置211の撮像面から垂直に直線を引くと,その直線は紙面に対してほぼ垂直に交差する。これにより,撮影装置211によって衛生用紙Sの紙面を歪みなく撮影することができる。図2では,撮影装置211の撮影範囲を破線で示している。
光源212,213は,撮影装置211によって撮影される衛生用紙Sの撮影範囲を照明するライトである。光源212,213は,白色光を照射するものであることが好ましい。光源212,213の例としては,蛍光灯,LED(発光ダイオード),OLED(有機発光ダイオード),ランプ,アーク灯,白熱電球などが挙げられる。また,光源212,213は,スポット光源,平行光源(面光源),又は点光源を採用することができるが,その照明範囲(スッポットサイズ)や光軸を制御しやすいスポット光源を採用することが最も好ましい。スポット光源を利用すれば,光源から限定された方向と範囲に光を照射することができる。図2では,各光源212,213の照明範囲を破線で示し,各光源212,213の光軸を一点鎖線で示している。なお,「光軸」とは,光源の発光部分の中心を通り,発光面に対して垂直な直線を意味する。図2等で示した例では,各光源212,213としては,光軸を中心として照明範囲(直径)がテーパー状に広がるスポット光源が採用されている。なお,スポット光源としては,照明範囲が無限遠に同一のものを用いることもできる。
図2に示されるように,各光源212,213は,撮影装置211の撮影範囲を含む範囲を照明するように配置されている。すなわち,本実施形態において,撮影装置211は,衛生用紙Sの表面の被検査部位を撮影し,各光源212,213は,撮影装置211が撮影している衛生用紙Sの表面の被検査部位を照明する。このため,光源212,213から照射されて衛生用紙Sの表面で反射した光が撮影装置211に導入されるようになっている。このようにして,撮影装置211は,「光反射方式」で衛生用紙Sの撮影画像を取得する。
また,図2に示されるように,衛生用紙Sの長手方向断面視において,各光源212,213から射出された光の光軸は,衛生用紙Sの紙面に対して所定角度θで傾斜している。主光源212,213の光軸の傾斜角度θは,例えば30度~90度,35度~85度,又は45度~80度であることが好ましい。なお,図2に示した例では,第1の光源212と第2の光源213の光軸の傾斜角度を等角としているが,それぞれの光源の光軸の傾斜角度は異なっていてもよい。
また,衛生用紙Sの長手方向断面視において,第1の光源212と第2の光源213は,撮影装置211を挟むように配置されている。すなわち,撮影装置211は,衛生用紙の搬送方向において,第1の光源212と第2の光源213の間に位置している。また,撮影装置211は,各光源212,213よりも高い位置に設置される。すなわち,撮影装置211から衛生用紙Sの紙面までの距離は,各光源212,213から衛生用紙Sの紙面までの距離よりも離れていることとなる。
このように,「光反射方式」で衛生用紙Sの紙面を撮影する場合,上記のように複数の光源212,213を配置することで,衛生用紙Sの紙面と撮影装置211の間に存在する浮遊物(例えば紙粉)を複数の方向から照らすことができるため,紙面上に投影される浮遊物の影の色を薄くすることができる。これにより,撮影装置211によって取得した撮影画像を解析して,紙面上に付着した欠陥をより明確に検出することができる。
図2に示されるように,暗色部材214は,撮影装置211と光源212,213とは反対面側(裏面側)に配置される。暗色部材214は,撮影画像中において,衛生用紙Sに生じた穴の明度を低くすることを目的として,白色の衛生用紙Sの裏面側に配置される。具体的には,衛生用紙Sの欠陥部位Dに穴が生じている場合,光源212,213からの照射光は,この穴を通じて衛生用紙Sの裏面側に配置されている暗色部材214に到達する。暗色部材214は,少なくともその衛生用紙S側の表面が黒色などの暗色であるため,透過光の周波数成分を全部又は少なくとも部分的に吸収する。このため,暗色部材214を衛生用紙Sの被検査部位の裏面側に配置しておくことで,この被検査部位に穴が生じている場合,その穴は撮影画像中における明度が低くなる。衛生用紙Sが白色である場合,撮影画像中においては衛生用紙Sの正常部位と欠陥部位である穴との明度差が大きく表れる。本実施形態では,暗色部材214として,衛生用紙Sの紙面と平行な面を有する板状の部材が用いられている。暗色部材214を構成する材料は特に限定されず,紙製,プラスチック製,金属製のいずれであってもよい。
また,図2に示した実施形態において,暗色部材214は,衛生用紙Sの紙面に対して平行に形成された暗色の平面部を含み,この平面部は,シート状物から一定間隔Gだけ離れた位置に位置している。暗色部材214の平面部と衛生用紙Sの紙面の間の間隔Gは,暗色部材214が衛生用紙の搬送を阻害しない程度になるべく近い間隔であることが好ましい。具体的に説明すると,図2では,衛生用紙Sが存在しないことを想定した場合に,撮影装置211による暗色部材214の平面部上の撮影範囲を符号Pで示し,また,第1の光源212と第2の光源213からの照射光が暗色部材214の平面部上で重なる範囲を符号Lで示している。このとき,衛生用紙Sの搬送方向(図の左右方向)において,照射光が重なる範囲Lの長さは,撮影範囲Pの長さに対して,80%以上又は90%以上であることが好ましく,100%以上であることが特に好ましい。つまり,範囲Lの長さは撮影範囲Pの長さ以上(L≧P)であることが特に好ましい。このような条件を満たすように,暗色部材214と衛生用紙Sの間隔Gを設定すればよい。例えば間隔Gは,1cm~20cm又は2~10cmとすることが好ましい。なお,このようなプレート状の暗色部材214は,シート状物と接触するもの(すなわち間隔Gがゼロ)であっても構わない。この場合,シート状物がプレート状の暗色部材214に接触した際に破れたり皺が寄ったりしないように,暗色部材214のうちのシート状物に接触する部位を丸めたり滑らかな材質で構成すればよい。
また,暗色部材214の効果的な利用用途として,図2に示されるように,衛生用紙Sの非検査部位の裏面側に別設備300が存在する場合に,この暗色部材214を衛生用紙Sと別設備300との間に配置することが好ましい。別設備300は,基本的に本発明に係る欠陥検査装置を構成するものではなく,必須の構成要素ではないが,暗色部材214は,このような別設備によって衛生用紙Sに生じた穴の検出漏れを防ぐことを目的の一つして本発明に採用されたものである。なお,衛生用紙Sの裏面側に別設備300が存在しない場合であっても,例えば衛生用紙Sの裏面側にある床面の明度が高い場合や,この床面に模様や標識が表示されている場合など,その床面の影響によって衛生用紙Sに生じた穴の検出漏れが発生することも想定される。このようなケースであっても,暗色部材214を設けることで,穴の検出漏れを抑制することが可能である。
また,図示は省略するが,欠陥検査装置200は,暗色部材214の平面部に付着する塵芥(例えば紙粉など)を除去する除去手段をさらに備えていてもよい。除去手段としては,衛生用紙の紙面と暗色部材214の平面部の間に連続的又は断続的に空気を送り込む送風装置や,暗色部材214の平面部を自動又は手動で拭掃するブラシやワイパーを用いることができる。
図3は,撮影装置211に接続された画像解析装置220の機能構成例を示している。画像解析装置220は,前述した構成によって撮影装置211によって取得された衛生用紙の画像を解析して,当該衛生用紙の欠陥の有無を検査する。画像解析装置220には一般的なコンピュータを用いればよい。画像解析装置220は,撮影装置用のインターフェースを備えており,撮影装置211が取得した画像データが入力される。画像解析装置220は,制御演算部221,記憶部222,操作部223,及び表示部224を備える。制御演算部221は,各要素222~224を制御するとともに,記憶部222に記憶されている欠陥検査用のコンピュータプログラムに従って,撮影装置211から取得した画像データの画像解析処理を行う。制御演算部221は,CPU又はGPUといったプロセッサにより実現できる。記憶部222は,HDD又はSDDといった不揮発性メモリや,RAM又はDRAMといった揮発性メモリにより実現できる。操作部223は,マウス,キーボード,タッチパネル,マイクなどの入力装置により構成され,人による操作情報を受け付ける。表示部224は,液晶ディスプレイや有機ELディスプレイのような表示装置であって,撮影装置211から取得した画像データを表示することとしてもよい。なお,表示部224は,操作部223と一体となってタッチパネルディスプレイを構成していてもよい。
画像解析装置220の制御演算部221は,基本的に,撮影装置211によって取得された撮影画像を解析して,衛生用紙の表面上に欠陥があるか否かを判断する。例えば,画像解析装置220は,衛生用紙の画像データの画素又は画素群ごとに明度(濃度)を測定し,正常な明度範囲よりも暗い部分(又は明るい部分)があったときに,その画像データの衛生用紙に欠陥があると判断する。例えば,衛生用紙に穴が生じている場合,撮影画像中の穴に対応する部分については明度が暗く表れる。同様に,衛生用紙に異物(例えば煤汚れや油汚れ)が付着している場合,その異物部分については明度が暗く表れる。このように,制御演算部221は画像データの明度に異常が発生している部位を,衛生用紙の欠陥部位であると判断する。
例えば,図4に示されるように,衛生用紙の紙面上に汚れ等の異物が付着している場合,その異物が付着した領域は明度が低くなる。また,同図に示されるように,衛生用紙の紙面上に穴が形成されている場合,その穴を通じて衛生用紙の裏面側に配置された暗色部材が撮影画像中に写り込むため,その穴に対応する部分の明度は低くなる。このように,紙面の通常の明度と比較して,それよりも明度が低い部位に欠陥(穴や異物)が生じていると判断することができる。例えば,紙面の明度と同程度の明度範囲を正常とし,この正常な明度範囲を下回る明度の領域を欠陥の生じた領域と判断すればよい。
[2.第2の実施形態]
図5は,第2の実施形態に係る欠陥検査装置200を示している。以下の実施形態については,前述した第1の実施形態と同様の構成については説明を省略し,異なる構成について説明する。
第2の実施形態では,暗色部材214として,衛生用紙の搬送方向における断面が曲面状に形成された暗色の曲面部を含むものが用いられている。また,暗色部材214の曲面部は,衛生用紙の裏面に接触している。このため,衛生用紙は,その一部(具体的には被検査部位)が常に暗色部材214の曲面部に接しながら長手方向に搬送されることとなる。なお,曲面部を有する暗色部材214は,図5に示されるように断面が円弧状の板状部材であってもよいし,断面円形状の部材や,断面半円形状の部材,又は断面円筒形状の部材であってもよい。
また,第2の実施形態では,複数の光源212,213がそれぞれ,衛生用紙と暗色部材214の接触部位を照明するように配置されている。また,撮影装置211も同様に,衛生用紙と暗色部材214の接触部位を撮影するように配置されている。これにより,撮影装置211は,「反射方式」で衛生用紙と暗色部材214の接触部位の撮影画像を取得することができる。
[3.第3の実施形態]
図6は,第3の実施形態に係る欠陥検査装置200を示している。第3の実施形態では,暗色部材214として,暗色の周面を持つローラを採用している。ローラは,暗色の周面が衛生用紙Sの裏面に接触し,この衛生用紙Sの搬送方向と同じ方向に回転する。このため,衛生用紙は,その一部(具体的には被検査部位)が常にローラの暗色の周面に接しながら長手方向に搬送されることとなる。なお,ローラは,モータ等の駆動装置を備えて自らが能動的に回転する駆動ローラであってもよいし,衛生用紙Sの搬送に伴って受動的に回転する従動ローラであってもよい。また,第3の実施形態においても,複数の光源212,213がそれぞれ,衛生用紙とローラの接触部位を照明するように配置されている。また,撮影装置211も同様に,衛生用紙とローラの接触部位を撮影するように配置されている。これにより,撮影装置211は,「反射方式」で衛生用紙とローラ(暗色部材214)の接触部位の撮影画像を取得することができる。
[4.第4の実施形態]
図7は,第4の実施形態に係る欠陥検査装置200を示している。図7に示した実施形態では,衛生用紙Sの裏面側に位置する別設備300の表面のうち,衛生用紙Sの非検査部位(撮影装置211による撮影範囲)と重なる部分に,暗色部材214を設置している。例えば別設備300の表面が平坦である場合,そこにはプレート状の暗色部材214を設置することができる。また,例えば別設備300の表面に起伏がある場合,例えばシート状の暗色部材214によってその表面を覆うようにしてもよい。また,例えば別設備300の表面に暗色の塗料(暗色部材214)を塗布することによって,別設備300の一部に暗色の部位を形成することも可能である。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
100…抄紙機 110…ワイヤパート
111…ワイヤ 112…ヘッドボックス
113…フォーミングロール 114…ドライブロール
120…プレスパート 121…ドライヤフェルト
122…フェルトロール 130…ドライパート
131…ヤンキードライヤ 132…フード
133…ドクターブレード 140…カレンダパート
141…カレンダロール 142…受けロール
150…リールパート 151…リールドラム
152…巻芯 200…欠陥検査装置
211…撮影装置 212…第1の光源
213…第2の光源 214…暗色部材
220…画像解析装置 221…制御演算部
222…記憶部 223…操作部
224…表示部

Claims (7)

  1. 白色の衛生用紙の欠陥検査装置であって,
    前記衛生用紙の被検査部位の一方面側に配置され,当該被検査部位の表面を撮影する撮影装置と,
    前記被検査部位の前記一方面側に配置され,当該被検査部位の表面上における前記撮影装置の撮影範囲を照明する一又は複数の光源と,
    前記被検査部位の他方面側で,前記撮影範囲と少なくとも部分的に重なる位置に配置された暗色部材と,
    前記撮影装置による撮影画像中に前記衛生用紙の紙面上に形成された穴を通して前記暗色部材が写り込むことにより,前記撮影画像中において正常な明度範囲よりも暗くなった部分を欠陥であると判断する画像解析装置と,を備える
    欠陥検査装置。
  2. 前記暗色部材は,前記衛生用紙の搬送装置及び前記欠陥検査装置とは別の設備と前記衛生用紙との間に配置されている
    請求項1に記載の欠陥検査装置。
  3. 前記暗色部材は,前記被検査部位と平行に形成された暗色の平面部を含むプレートであり,
    前記平面部は,前記被検査部位から一定間隔離れた位置に配置されている
    請求項1に記載の欠陥検査装置。
  4. 前記暗色部材は,前記被検査部位と接触する暗色の曲面部を含むプレートである
    請求項1に記載の欠陥検査装置。
  5. 前記暗色部材は,前記被検査部位と接触する暗色の周面を含むローラである
    請求項1に記載の欠陥検査装置。
  6. CIE-L 表色系において、前記暗色部材はL 値が40以下である
    請求項に記載の欠陥検査装置。
  7. 白色の衛生用紙を得る工程と,
    前記衛生用紙の欠陥の有無を,請求項1から請求項6のいずれかに記載の欠陥検査装置を用いて検査する工程と,を含む,
    衛生用紙の製造方法。
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