JP7324411B2 - 共振子及び共振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、輪郭振動モードで振動する共振子及び共振装置に関する。
従来、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いた共振装置が例えばタイミングデバイスとして用いられている。この共振装置は、スマートフォンなどの電子機器内に組み込まれるプリント基板上に実装される。共振装置は、下側基板と、下側基板との間でキャビティを形成する上側基板と、下側基板及び上側基板の間でキャビティ内に配置された共振子と、を備えている。
例えば特許文献1には、直方体状の圧電体と、圧電体の外表面に形成された複数の共振電極とを備え、圧電体の分極方向両側の一対の矩形の面の短辺の長さをa、長辺の長さをbとし、前記圧電体を構成している材料のポアソン比をσとしたときに、長辺と短辺との長さの比b/aが、所定の値を中心として±10%の範囲内とされており、複数の共振電極間に交流電圧が印加されたときに短辺方向を幅方向とする幅拡がりモードが励振される共振部を有する、幅拡がりモードを利用した振動体が開示されている。
特許第3139274号公報
特許文献1に記載された振動体は、圧電体の両方の主面に電極が形成されるため、振動体の厚さ方向の構造を対称に形成することが可能である。
しかしながら、基板の一方の主面に電極を形成する場合、振動する振動部の厚さ方向、例えばZ軸方向の構造が非対称になるため、振動部がZ軸方向に屈曲することによって、振動部と保持部とを接続する支持部がZ軸方向に変位する。その結果、振動部の振動が支持部を通じて保持部に漏洩することとなり、振動の閉じ込め性が低下することがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、振動の閉じ込め性を向上させることのできる共振子及び共振装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る共振子は、
基板と、基板の一方の主面に形成される第1電極と、基板と第1電極との間に配置される圧電体層とを含み、輪郭振動を主振動として振動する振動部と、
振動部の少なくとも一部を囲むように形成される保持部と、
振動部と保持部とを接続する支持部と、を備え、
振動部は、一方の主面に圧電体層が除去された凹部を有する。
本発明の一側面に係る共振装置は、
前述した共振子と、
蓋体と、を備える。
本発明によれば、振動の閉じ込め性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る共振装置の外観を概略的に示す斜視図である。 図2は、図1に示した共振装置の構造を概略的に示す分解斜視図である。 図3は、図2に示した共振子の構造を概略的に示す平面図である。 図4は、図3に示したIV-IV線に沿った断面の構成を概略的に示す断面図である。 図5は、図3に示したV-V線に沿った断面の構成を概略的に示す断面図である。 図6は、支持ユニットにおける長さ方向(Y軸方向)の変位と振動部のアスペクト比との関係の一例を示すグラフである。 図7は、支持ユニットにおける厚さ方向(Z軸方向)の変位と振動部のアスペクト比との関係の一例を示すグラフである。 図8は、支持ユニットにおける厚さ方向(Z軸方向)の変位の大きさと振動部のアスペクト比との関係の一例を示すグラフである。 図9は、支持ユニットにおける厚さ方向(Z軸方向)の評価指標と振動部のアスペクト比との関係の一例を示すグラフである。 図10は、図3に示した振動部の周辺の構成の第1変形例を示す斜視図である。 図11は、図3に示した振動部の周辺の構成の第2変形例を示す斜視図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の構成要素は同一又は類似の符号で表している。図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本発明の技術的範囲を当該実施形態に限定して解するべきではない。
[実施形態]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る共振装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る共振装置1の外観を概略的に示す斜視図である。図2は、図1に示した共振装置1の構造を概略的に示す分解斜視図である。
共振装置1は、共振子10と、下蓋20及び上蓋30と、を備えている。すなわち、共振装置1は、下蓋20と、共振子10と、上蓋30とが、この順で積層されて構成されている。なお、本実施形態の下蓋20及び上蓋30は、本発明の「蓋体」の一例に相当する。
以下において、共振装置1の各構成について説明する。なお、以下の説明では、共振装置1のうち上蓋30が設けられている側を上(又は表)、下蓋20が設けられている側を下(又は裏)、とする。
共振子10は、MEMS技術を用いて製造されるMEMS振動子である。共振子10と下蓋20及び上蓋30とは、接合されている。また、共振子10と下蓋20及び上蓋30とは、それぞれシリコン(Si)基板(以下、「Si基板」という)を用いて形成されており、Si基板同士が互いに接合されている。なお、共振子10及び下蓋20は、SOI基板を用いて形成されてもよい。
上蓋30はXY平面に沿って平板状に広がっており、その裏面に例えば平たい直方体形状の凹部31が形成されている。凹部31は、側壁33に囲まれており、共振子10が振動する空間である振動空間の一部を形成する。なお、上蓋30は凹部31を有さず、平板状の構成でもよい。また、上蓋30の凹部31の共振子10側の面には、ゲッター層が形成されていてもよい。
下蓋20は、XY平面に沿って設けられる矩形平板状の底板22と、底板22の周縁部からZ軸方向、つまり、下蓋20と共振子10との積層方向、に延びる側壁23と、を有する。下蓋20には、共振子10と対向する面において、底板22の表面と側壁23の内面とによって形成される凹部21が形成されている。凹部21は、共振子10の振動空間の一部を形成する。なお、下蓋20は凹部21を有さず、平板状の構成でもよい。また、下蓋20の凹部21の共振子10側の面には、ゲッター層が形成されてもよい。
前述した上蓋30と下蓋20とによって、共振子10の振動空間は気密に封止され、真空状態が維持される。なお、この振動空間には、例えば不活性ガス等の気体が充填されてもよい。
次に、図3を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る共振子10の概略構成について説明する。図3は、図2に示した共振子10の構造を概略的に示す平面図である。
図3に示すように、共振子10は、MEMS技術を用いて製造されるMEMS振動子である。共振子10は、振動部120と、保持部140と、支持ユニット110と、を備える。なお、本実施形態の支持ユニット110は、本発明の「支持部」の一例に相当する。
振動部120は、上蓋30に対向する面を平面視したときに、図3に示す直交座標系におけるXY平面に沿って広がる矩形の輪郭を有している。振動部120は、保持部140の内側に設けられており、振動部120と保持部140との間には、所定の間隔で空間が形成されている。
図3に示すように、平面視において、振動部120は、Y軸方向に沿う長さL、X軸方向に沿う幅Wの主面を有している。また、振動部120のアスペクト比(寸法比)は、幅Wに対する長さL、つまり、L/Wで表される。例えば、長さLは171μm程度であり、幅Wは120μm程度である。この場合、アスペクト比L/Wは1.425程度となる。
振動部120は、金属層E1を含んでいる。金属層E1は、振動部120の輪郭に沿った形状を有している。金属層E1は、平面視において、Y軸方向に沿う長さが振動部120の長さLと略同一であり、X軸方向に沿う幅が振動部120の幅Wと略同一である。なお、金属層E1は、振動部120の輪郭に沿った形状に限定されるものではなく、振動部120のY軸方向における一端から他端に亘って形成されていればよい。また、本実施形態の金属層E1は、本発明の「第1電極」の一例に相当する。
また、振動部120の表面(上蓋30に対向する面)には、その全面を覆うように保護膜125が形成されている。保護膜125の詳細については、後述する。
振動部120は、例えば4つの凹部121を有している。各凹部121は、平面視において正方形を有しており、一辺の長さが9μm程度である。
また、各凹部121は、平面視したときに、振動部120の中心からオフセットされた位置に配置されている。すなわち、各凹部121は、振動部120におけるY軸方向の中心線CL1から長さLoffだけ離れた位置に形成される。また、各凹部121は、振動部120におけるX軸方向の中心線CL2から幅Woffだけ離れた位置に形成される。
各凹部121におけるY軸方向のオフセット比率は、振動部120の長さLに対する長さLoff、つまり、Loff/Lで表される。Y軸方向のオフセット比率は、例えば0.4程度である。また、各凹部121におけるX軸方向のオフセット比率は、振動部120の幅Wに対する幅Woff、つまり、Woff/Wで表される。X軸方向のオフセット比率は、例えば0.2程度である。
保持部140は、XY平面に沿って振動部120の外側を囲むように、矩形の枠状に形成される。なお、保持部140は、振動部120の周囲の少なくとも一部を囲むように設けられていればよく、枠状の形状に限定されるものではない。例えば、保持部140は、振動部120を保持し、また、上蓋30及び下蓋20と接合できる程度に、振動部120の周囲に設けられていればよい。
本実施形態において、保持部140は一体形成される角柱形状の枠体140a~140dを含んでいる。図3に示すように、枠体140a、140bは、振動部120の短い辺に対向して、長手方向がX軸方向に平行に設けられる。また、枠体140c、140dは、振動部120の長辺に対向して、長手方向がY軸方向に平行に設けられ、その両端で枠体140a、140bの両端にそれぞれ接続される。枠体140bは、その中央付近において、支持ユニット110によって接続されている。
支持ユニット110は、保持部140の内側であって、振動部120の短辺と枠体140bとの間の空間に設けられる。支持ユニット110は、振動部120の短辺と保持部140の枠体140bとを接続する。図示を省略するが、支持ユニット110の表面には、振動部120から枠体140bに亘って前述した金属層E1が形成されている。
本実施形態の支持ユニット110は、ノード生成部130を含んでいる。ノード生成部130は、腕111aによって振動部120の短辺に接続され、腕111bによって保持部140の枠体140bに接続されている。また、ノード生成部130は、振動部120の短辺と対向する辺131を有し、当該辺131において腕111aに接続されている。
ノード生成部130は、X軸方向に沿った幅が、腕111aから腕111bへと向かうにつれて狭まる形状を有する。また、ノード生成部130は、辺131の垂直二等分線に対して線対称の形状を有する。ノード生成部130は、X軸方向に沿った幅が最大となる箇所を、Y軸方向における中心よりも腕111a側に有している。本実施形態においては、ノード生成部130のY軸方向に沿った幅は、辺131において最大であり、腕111aから腕111bへと向かうにつれて、徐々に狭くなり、ノード生成部130の頂点と腕111bとの接続箇所において最も狭くなる。なお、ノード生成部130のX軸方向に沿った幅は、それぞれ、連続的に狭まる必要はなく、例えば、段階的に狭まったり、一部に広がる部分を有していたりしても、全体として徐々に狭まっていればよい。また、ノード生成部130の周縁は、それぞれ、滑らかな形状に限らず、凹凸を有してもよい。
本実施形態において、ノード生成部130は、例えば辺131を直径とする半径30μm程度の半円の形状をしている。この場合、ノード生成部130の円弧を形成する円の中心は、辺131の中心に位置する。なお、ノード生成部130の円弧を形成する円の中心は、腕111bの中心に位置してもよい。また、辺131は、直線形状に限らず円弧形状でもよい。この場合、腕111aは、辺131の頂点と接続される。さらにこの場合、辺131の円弧を形成する円の中心は、腕111a側に位置してもよいし、腕111b側に位置してもよい。辺131の長さは、腕111aのX軸方向に沿った幅よりも大きく、振動部120の短辺よりも小さいことが好ましい。
本実施形態における支持ユニット110のノード生成部130は、X軸方向に沿った幅が、腕111aから腕111bへ向かうにつれて徐々に狭まっている構造である。このため、振動部120から伝搬される振動の伝搬状態が変化した場合であっても、ノード生成部130には、振動による変位が大きい部位に隣接して変位が小さい部位が形成される。これによって、ノード生成部130は、振動部120から漏えいした振動に対し、変位部位を調整して、ノード生成部130上に振動のノードを形成することができる。ノード生成部130は、この形成されたノードにおいて、腕111aに接続されることによって、振動部120から保持部140への振動の伝搬を抑制することができる。この結果、共振子10のアンカーロスを低減させることができ、Q値を向上させることができる。
次に、図4から図5を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る共振子10の積層構造について説明する。図4は、図3に示したIV-IV線に沿った断面の構成を概略的に示す断面図である。図5は、図3に示したV-V線に沿った断面の構成を概略的に示す断面図である。
共振子10における、振動部120、保持部140、及び支持ユニット110は、同一プロセスで一体的に形成される。図4に示すように、共振子10における振動部120は、例えば厚さ24μm程度のシリコン(Si)基板(以下、「Si基板」という)F2の一方の主面、つまり、上面の上に、金属層E2が積層されている。そして、金属層E2の上には、金属層E2を覆うように圧電薄膜F3が積層されており、さらに圧電薄膜F3の上には、金属層E1が積層されている。また、金属層E1の上には、金属層E1を覆うように保護膜125が積層されている。なお、本実施形態のSi基板F2は、本発明の「基板」の一例に相当し、本実施形態の圧電薄膜F3は、本発明の「圧電体層」の一例に相当する。
振動部120においては、Si基板F2と、Si基板F2の上面に形成される金属層E1と、との間に配置される圧電薄膜F3と、を含んでいる。
このように、振動部120の基板の材料が、シリコン(Si)であることにより、振動部120の機械的強度を高めることができる。
Si基板F2は、縮退したn型シリコン(Si)半導体から形成されていてもよい。縮退シリコン(Si)は、n型ドーパントとしてリン(P)やヒ素(As)、アンチモン(Sb)等を含むことができる。Si基板F2に用いられる縮退シリコン(Si)の抵抗値は、例えば16mΩ・cm未満であり、より好ましくは1.2mΩ・cm以下である。
このように、振動部120の基板の材料が、縮退シリコン(Si)であることにより、振動部120の周波数温度特性を向上させることができる。
また、Si基板F2の他方の主面、つまり、下面に、補正層F1が形成されている。補正層F1は、例えば厚さ0.5μm程度であり、例えば二酸化ケイ素(SiO)を用いて形成される。
本実施形態において、補正層F1とは、当該補正層F1をSi基板F2に形成しない場合と比べて、Si基板F2に補正層を形成したときの振動部120における周波数の温度係数、つまり、温度当たりの変化率を、少なくとも常温近傍において低減する機能を持つ層をいう。振動部120が補正層F1を含むことにより、例えば、Si基板F2と金属層E1と圧電薄膜F3と補正層F1とを含む積層構造体の共振周波数において、温度に伴う変化を低減することができ、振動部120の温度特性を向上させることができる。
金属層E1、E2は、例えば厚さ0.2μm以下程度であり、成膜後に、エッチング等により所望の形状にパターニングされる。金属層E1、E2は、結晶構造が体心立法構造である金属が用いられている。具体的には、金属層E1は、Mo(モリブデン)、タングステン(W)等を用いて形成される。
金属層E1は、例えば振動部120上においては、上部電極としての役割を果たすように形成される。また、金属層E1は、支持ユニット110及び保持部140上においては、共振子10の外部に設けられた交流電源に上部電極を接続するための配線としての役割を果たすように形成される。
一方、金属層E2は、振動部120上においては、下部電極としての役割を果たすように形成される。また、金属層E2は、支持ユニット110や保持部140上においては、共振子10の外部に設けられた回路に下部電極を接続するための配線としての役割を果たすように形成される。
なお、Si基板F2自体が下部電極の役割を兼ねることが可能であり、金属層E2を省略することができる。
圧電薄膜F3は、印加された電圧を振動に変換する圧電体の薄膜である。圧電薄膜F3は、結晶構造がウルツ鉱型六方晶構造を持つ材質から形成されており、例えば、窒化アルミニウム(AlN)、窒化スカンジウムアルミニウム(ScAlN)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化ガリウム(GaN)、窒化インジウム(InN)等の窒化物や酸化物を主成分とすることができる。なお、窒化スカンジウムアルミニウムは、窒化アルミニウムにおけるアルミニウムの一部がスカンジウムに置換されたものであり、スカンジウムの代わりにマグネシウム(Mg)及びニオブ(Nb)やマグネシウム(Mg)及びジルコニウム(Zr)等の2元素で置換されていてもよい。また、圧電薄膜F3は、例えば0.8μmの厚さを有するが、0.2μmから2μm程度の厚さを用いることも可能である。
また、圧電薄膜F3は、Si基板F2に対してc軸、つまり、その厚さ方向(Z軸方向)に沿って配向している。
保護膜125は、例えば、窒化アルミニウム(AlN)、窒化スカンジウムアルミニウム(ScAlN)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化ガリウム(GaN)、窒化インジウム(InN)等の圧電膜の他、窒化ケイ素(SiN)、二酸化ケイ素(SiO)、酸化アルミナ(Al)等の絶縁膜で形成される。保護膜125の厚さは、例えば0.2μm程度である。振動部120が保護膜125を含むことにより、例えば、圧電振動用の上部電極である金属層E1の酸化を防ぐことができる。
各凹部121は、振動部120において、金属層E2上に積層された圧電薄膜F3、金属層E1、及び保護膜125の一部がエッチング等によって除去され、形成される。
換言すれば、各凹部121は、その底面において、金属層E2を露出している。
前述したように、Si基板F2が下部電極の用途にも使用されて金属層E2を省略する場合、Si基板F2上に積層された圧電薄膜F3、金属層E1、及び保護膜125の一部がエッチング等によって除去され、凹部121が形成される。換言すれば、各凹部121は、その底面において、Si基板F2の上面を露出する。
振動部120は、上部電極である金属層E1に対応する振動領域を有している。図4に示すように、振動領域において、圧電薄膜F3は、金属層E1、金属層E2によって圧電薄膜F3に印加される電界に応じて、XY平面の面内方向、つまり、Y軸方向に伸縮する。具体的には、圧電薄膜F3は厚さ方向に沿って配向しているため、金属層E1及び金属層E2に所定の電界を印加して、金属層E1と金属層E2との間に所定の電位差を形成すると、この電位差に応じて圧電薄膜F3がXY面内方向において輪郭振動する。すなわち、振動部120の振動領域には、長さ方向(Y軸方向)において、振動部120が伸びている状態と振動部120が縮んでいる状態とを繰り返す伸縮モードの振動が生じる。

振動部120は、輪郭振動を主振動として振動する一方、Si基板F2の一方の主面(図4おける上面)に金属層E1及び金属層E2等が形成される等によって、厚さ方向(Z軸方向)の構造が非対称であるため、輪郭振動に伴って厚さ方向の屈曲が生じやすくなっている。
これに対し、本実施形態の振動部120は、Si基板F2の一方の主面に圧電薄膜F3、金属層E1、及び保護膜125が除去された凹部121を有することにより、振動部120に生じる厚さ方向の変位形状を調整することが可能になる。従って、保持部140への振動漏れを抑制することがででき、閉じ込め性を向上できる。
また、図3に示したように、凹部121は、Si基板F2の一方の主面を平面視(以下、単に「平面視」という)したときに、Si基板F2におけるY軸方向に直交するX軸方向の中心線CL2からオフセットされた位置に形成される。これにより、振動部120に生じる厚さ方向の変位形状を容易に調整することができる。
なお、本明細書において、「輪郭振動」とは、拡がり振動、幅方向(X軸方向)の寸法が変化する幅拡がり振動、及び長さ方向(Y軸方向)に伸縮する伸縮振動の総称として用いるものとする。
次に、図6及び図7を参照しつつ、振動部の振動による支持ユニットの変位について説明する。なお、図6及び図7において、振動部120は、図4及び図5に示した金属層E2を含まず、厚さ0.5μmの補正層F1、厚さ24μmのSi基板F2、厚さ0.8μmの圧電薄膜F3、厚さ0.2μmの金属層E1、及び厚さ0.2μmの保護膜125を含むものとして説明する。図6は、支持ユニット110における長さ方向(Y軸方向)の変位と振動部120のアスペクト比ARとの関係の一例を示すグラフである。図7は、支持ユニット110における厚さ方向(Z軸方向)の変位と振動部120のアスペクト比ARとの関係の一例を示すグラフである。図6において、横軸は振動部120のアスペクト比AR(L/W)である。縦軸は、支持ユニット110の長さ方向における振動部120との接合箇所の変位量(以下、単に「長さ方向の変位量」ともいう)である。また、図7において、横軸は振動部120のアスペクト比AR(L/W)である。縦軸は、支持ユニット110の厚さ方向における振動部120との接合箇所の変位量(以下、単に「厚さ方向の変位量」ともいう)である。さらに、図6及び図7では、比較のために、振動部に凹部がない場合におけるそれぞれの変位量について、黒丸を用いて示している。
図6に示すように、支持ユニット110の長さ方向の変位量について、凹部121を有する振動部120は、凹部のない振動部と比較して、顕著な違いは認められない。例えば、どちらの場合もアスペクト比1.425の周辺において、支持ユニット110の長さ方向の変位量がゼロになる。
一方、図7に示すように、支持ユニット110の厚さ方向の変位量について、凹部121を有する振動部120の場合は、アスペクト比1.425の周辺においてゼロになるのに対し、凹部のない振動部の場合は、アスペクト比1.425の周辺においてゼロにならない。
実際に、凹部のない振動部において、支持ユニット110A’の厚さ方向の変位量は、保持部との接続部分(腕111b’)負の値を示しており、厚さ方向の振動が振動部から保持部に漏洩している。これに対し、凹部121を有する振動部120において、支持ユニット110Aの厚さ方向の変位量は、保持部との接続部分(腕111b)周辺において略ゼロの値を示しており、厚さ方向の振動が振動部120から保持部140へ漏洩するのを抑制していることが分かる。
次に、図8及び図9を参照しつつ、振動部の振動による支持ユニットの厚さ方向の変位について、別の指標を用いて説明する。なお、図8及び図9において、振動部120は、前述した図6及び図7における振動部120と同一であるものとして説明する。図8は、支持ユニット110における厚さ方向(Z軸方向)の変位の大きさと振動部120のアスペクト比ARとの関係の一例を示すグラフである。図9は、支持ユニット110における厚さ方向(Z軸方向)の評価指標と振動部120のアスペクト比ARとの関係の一例を示すグラフである。図8において、横軸は振動部120のアスペクト比AR(L/W)である。縦軸は、支持ユニット110の厚さ方向における変位の大きさの断面積積分値である。また、図9において、横軸は振動部120のアスペクト比AR(L/W)である。縦軸は、振動部120の厚さ方向における最大変位の大きさに対する支持ユニット110の厚さ方向における変位の大きさの断面積積分値を示す性能指数FOM1(Figure Of Merit)である。さらに、図8及び図9では、比較のために、振動部に凹部がない場合における断面積積分値及び性能指数FOM1について、黒丸を用いて示している。
図8に示すように、凹部121を有する振動部120及び凹部のない振動部は、ともに、アスペクト比1.425の周辺において最小値となっている。凹部121を有する振動部120は、アスペクト比1.425において、凹部のない振動部よりも小さい値となっている。
図9に示すように、アスペクト比1.425において、凹部のない振動部は性能指数FOM1が2.4であるのに対し、凹部121を有する振動部120は性能指数FOM1が40.6である。このように、凹部121を有する振動部120は、凹部のない振動部と比較して、性能指数FOM1に関して約17倍改善できることが分かる。
本実施形態では、振動部120が4つの凹部121を有し、平面視において各凹部121が正四角形の形状を有する例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、振動部120が、1つ、2つ、3つ、又は5つ以上の凹部121を有していてもよいし、凹部121の平面視の形状は、正四角形以外の形状であってもよい。
(第1変形例)
図10は、図3に示した振動部120の周辺の構成の第1変形例を示す斜視図である。なお、第1変形例において、図3に示した振動部120の周辺と同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。また、同様の構成による同様の作用効果については、逐次言及しない。
図10に示すように、振動部120は、2つの支持ユニット110A、110Bによって接続されている。支持ユニット110Aは、振動部120のY軸負方向側の短辺と保持部140の枠体140bとを接続するノード生成部130Aを含む。支持ユニット110Bは、振動部120のY軸正方向側の短辺と保持部140の枠体140aとを接続するノード生成部130Bを含む。ノード生成部130A及びノード生成部130Bは、それぞれ、図2及び図3に示したノード生成部130と同一である。
また、振動部120は、2つの凹部121Aを有し、各凹部121Aは、平面視において半円形状を有している。また、各凹部121Aは、凹部121と同様に、図4に示した圧電薄膜F3、金属層E1、及び保護膜125の一部がエッチング等によって除去されており、その底面において、金属層E2を露出している。
また、2つの凹部121Aは、振動部120におけるY軸方向の中心線CL1に関して対称な位置にそれぞれ配置されている。すなわち、Y軸負方向側の凹部121AとY軸正方向側の凹部121Aとは、それぞれ、中心線CL1に関して対称な位置に形成されている。これにより、振動部120に生じる厚さ方向の変位形状を容易に調整することができる。
(第2変形例)
図11は、図3に示した振動部120の周辺の構成の第2変形例を示す斜視図である。なお、第2変形例において、図3に示した振動部120の周辺と同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。また、同様の構成による同様の作用効果については、逐次言及しない。
図11に示すように、振動部120は、2つの凹部121Bを有し、各凹部121Bは、平面視においてY軸方向に沿って延びる帯形状を有している。また、各凹部121Bは、凹部121と同様に、図4に示した圧電薄膜F3、金属層E1、及び保護膜125の一部がエッチング等によって除去されており、その底面において、金属層E2を露出している。
また、2つの凹部121Bは、振動部120におけるX軸方向の中心線CL2に関して対称な位置にそれぞれ配置されている。すなわち、X軸負方向側の凹部121BとX軸正方向側の凹部121Bとは、それぞれ、中心線CL2に関して対称な位置に形成されている。

なお、図10及び図11に示した変形例では、一方の凹部と他方の凹部とが、振動部120におけるY軸方向の中心線CL1及びX軸方向の中心線CL2のうちの一方に関して対称な位置に、それぞれ形成される例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、図3に示したように、一方の凹部と他方の凹部とは、それぞれ、振動部120におけるY軸方向の中心線CL1及びX軸方向の中心線CL2の両方に関して対称な位置に形成されてもよい。
以上、本発明の例示的な実施形態について説明した。本発明の一実施形態に係る共振子は、振動部は、Si基板の一方の主面に圧電薄膜が除去された凹部を有する。これにより、振動部に生じる厚さ方向の変位形状を調整することが可能になる。従って、保持部への振動漏れを抑制することができ、閉じ込め性を向上できる。
また、前述した共振子において、凹部は一方の主面を露出する。これにより、保持部への振動漏れを抑制する振動部を容易に実現することができる。
また、前述した共振子において、凹部は金属層を露出する。これにより、保持部への振動漏れを抑制する振動部を容易に実現することができる。
また、前述した共振子において、凹部は、Si基板の一方の主面を平面視したときに、Si基板におけるY軸方向に直交するX軸方向の中心線からオフセットされた位置に形成される。これにより、振動部に生じる厚さ方向の変位形状を容易に調整することができる。
また、前述した共振子において、複数の凹部のうちの一の凹部と他の凹部とは、Si基板におけるY軸方向及び/又はX軸方向の中心線に関して対称な位置にそれぞれ形成される。これにより、振動部に生じる厚さ方向の変位形状を容易に調整することができる。
また、前述した共振子において、支持ユニットが振動部の長さ方向の端部に接続される。これにより、長さ方向に伸縮する振動部と、保持部とを容易に接続することができる。
また、前述した共振子において、基板の材料はシリコン(Si)である。これにより、振動部の機械的強度を高めることができる。
また、前述した共振子において、基板の材料は縮退シリコン(Si)である。これにより、振動部の周波数温度特性を向上させることができる。
また、前述した共振子において、金属層を覆うように形成される保護膜をさらに含む。これにより、例えば、圧電振動用の上部電極である金属層の酸化を防ぐことができる。
また、前述した共振子において、振動部は、Si基板の他方の主面に形成される補正層をさらに含む。これにより、例えば、Si基板と金属層と圧電薄膜と補正層とを含む積層構造体の共振周波数において、温度に伴う変化を低減することができ、振動部の温度特性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る共振装置は、先述した共振子と、上蓋及び下蓋と、を備える。これにより、閉じ込め性を向上する共振装置を容易に実現することができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。すなわち、実施形態及び/又は変形例に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、実施形態及び/又は変形例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、実施形態及び変形例は例示であり、異なる実施形態及び/又は変形例で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもなく、これらも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 共振装置
10 共振子
20 下蓋
21 凹部
22 底板
23 側壁
30 上蓋
31 凹部
33 側壁
110 支持ユニット
110A 支持ユニット
110A’ 支持ユニット
110B 支持ユニット
111a 腕
111b 腕
111b’ 腕
120 振動部
121 凹部
121A 凹部
121B 凹部
125 保護膜
130 ノード生成部
130A ノード生成部
130B ノード生成部
131 辺
140 保持部
140a 枠体
140b 枠体
140c 枠体
140d 枠体
AR アスペクト比
CL1 中心線
CL2 中心線
E1 金属層
E2 金属層
F1 補正層
F2 Si基板
F3 圧電薄膜
FOM1 性能指数
L 長さ
Loff 長さ
W 幅
Woff 幅

Claims (10)

  1. 基板と、前記基板の一方の主面に形成される第1電極と、前記基板と前記第1電極との間に配置される圧電体層と、前記第1電極を覆うように形成される保護層とを含み、輪郭振動を主振動として振動する振動部と、
    前記振動部の少なくとも一部を囲むように形成される保持部と、
    前記振動部と前記保持部とを接続する支持部と、を備え、
    前記振動部は、前記一方の主面に前記保護層、前記第1電極及び前記圧電体層を貫通する凹部を有し、
    前記凹部は、前記一方の主面を平面視したときに前記振動部の端部を除く領域に配置されている、
    共振子。
  2. 前記凹部は、前記一方の主面を露出する、
    請求項1に記載の共振子。
  3. 前記振動部は、前記基板と前記圧電体層との間に配置される第2電極をさらに含み、
    前記凹部は、前記第2電極を露出する、
    請求項1に記載の共振子。
  4. 前記振動部は、第1方向に沿った伸縮振動を主振動として振動し、
    前記凹部は、前記一方の主面を平面視したときに、前記基板における前記第1方向に直交する第2方向の中心線からオフセットされた位置に形成される、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の共振子。
  5. 前記振動部は、複数の前記凹部を含み、
    前記複数の凹部のうちの一の前記凹部と他の前記凹部とは、前記基板における前記第1方向及び/又は前記第2方向の中心線に関して対称な位置にそれぞれ形成される、
    請求項4に記載の共振子。
  6. 前記支持部は、前記振動部における前記第1方向の端部に接続される、
    請求項4又は5に記載の共振子。
  7. 前記基板の材料は、シリコンである、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の共振子。
  8. 前記基板の材料は、縮退シリコンである、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の共振子。
  9. 前記振動部は、前記基板の他方の主面に形成される補正層をさらに含む、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の共振子。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の共振子と、
    蓋体と、を備える、
    共振装置。
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