JP7324265B2 - 服薬管理システム、服薬管理方法、及び薬収容ケース - Google Patents

服薬管理システム、服薬管理方法、及び薬収容ケース Download PDF

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Description

本発明は、服薬管理システム、服薬管理方法、及び薬収容ケースに関する。
薬の飲み忘れや重複服薬等、不適正な服薬の発生が社会問題化している。
なお、特許文献1には、薬物容器が保持容器によって保持され、検出器デバイスが薬物容器の開放活動及び閉鎖活動を認識し、かつデータ処理デバイス又は制御デバイスが検出器デバイスのためのデータを読み取って処理する服薬遵守管理のためのシステムが記載されている。
特願2019-518441号公報
上記のシステムは、保持容器に種々のデバイスを搭載することで、服用に関する情報管理や通知を保存容器が一元的に行うものであった。
本発明の目的は、上記の点に鑑みてなされたものであり、簡便かつ低コストでの服薬管理が可能な技術の提供を目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様に係る服薬支援システムは、服薬検知装置と、端末装置と、服薬管理装置と、を備え、前記服薬検知装置は、服薬があったことを検知すると、近距離無線通信を用いて前記端末装置に接続し、前記端末装置は、前記服薬検知装置に応じて予め定められた前記服薬管理装置のURLにアクセスし、前記服薬管理装置は、前記URLへのアクセスがあったことを検知すると、前記URLから定まる服薬情報にタイムスタンプを付与して服薬時刻を登録することを特徴とする。
前記服薬検知装置は、薬収容ケースに設けられており、当該薬収容ケースの蓋が開いた際に服薬があったと判断することができる。
前記端末装置は、前記服薬時刻をカレンダー上に示す確認画面を表示することができる。
複数の前記薬収容ケースにおける服薬時刻を、1つの前記服薬情報に登録することができる。
また、服薬管理システムによる服薬管理方法であって、服薬検知装置が、服薬があったことを検知する検知ステップと、前記服薬検知装置が、端末装置との間に近距離無線通信による接続を行うステップと、前記端末装置が、前記服薬検知装置に応じて予め定められた服薬管理装置のURLにアクセスするステップと、前記服薬管理装置が、前記URLへのアクセスがあったことを検知するステップと、前記URLから特定される服薬情報にタイムスタンプを付与して服薬時刻を登録するステップと、を含むことを特徴とする。
また、薬剤収容部を有する薬収容ケースであって、前記薬剤収容部の蓋の開閉により電源をON/OFFするスイッチを備え、電源がONされると、端末装置に、近距離無線通信を行い、前記近距離無線通信が確立すると、その旨を視認可能に出力することを特徴とする。
本発明によれば、簡便かつ低コストでの服薬管理が可能な技術を提供することができる。
なお、上記以外の課題、構成および効果等は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本発明の一実施形態に係る服薬管理システムの概要の一例を示した図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る薬収容ケースの斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るアクセス情報の一例を示した図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るユーザー情報の一例を示した図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る1週間の服薬履歴が表示された画面例を示した図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る1ヵ月間の服薬履歴が表示された画面例を示した図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る登録画面の画面例を示した図である。 図8は、本発明の一実施形態に係る服薬検知装置のハードウェア構成の一例を示した図である。 図9は、本発明の一実施形態に係る服薬管理システムのシーケンス図である。
以下、本発明の例である実施形態について図面を用いて説明する。
個人の健康診断結果や服薬歴等の健康・医療に関する情報を電子記録として一元化して蓄積し、正確に把握するための仕組みとして、PHR(Personal Health Record)が提唱されている。服薬管理システム1は、ユーザーの服薬動作から得られる情報を、例えばPHRの一要素として蓄積することを可能とするものである。
図1は、服薬管理システム1の概要の一例を示す図である。本実施形態における服薬管理システム1は、ユーザーの服薬に関する情報を蓄積し管理する。服薬管理システム1は、薬剤を収容する薬収容ケース100と、服薬時に薬収容ケース100との通信を行う端末装置200と、服薬に関する情報を管理する服薬管理装置300と、が含まれる。
薬収容ケース100は、内部に薬剤を収容可能な空間を備えた薬の収容容器である。
端末装置200は、例えばPC、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、又はタブレット端末等の情報処理装置であり、ネットワークNを介して服薬管理装置300と通信可能に接続されている。本実施形態においては例えば、薬剤と共に容易に持ち運びが可能なスマートフォンやタブレット端末である。
服薬管理装置300は、サーバーコンピューターやPC(Personal Computer)等の情報処理装置である。本実施形態においては、ネットワークNを介してアクセス可能なクラウドサーバーとして服薬管理装置300を位置づけ、クラウドサーバーはPHRサービスをクラウドサービスとして展開しているものとする。
図2に、薬収容ケース100の斜視図を示す。薬収容ケース100は、例えばユーザーが携帯して持ち運べるピルケースであり、薬の収容空間としての薬剤収容部101と、蓋105の開閉によって切り替えが行われるスイッチ102と、ユーザーに現在の通信状況を知らせるためのLED103と、服薬検知装置104と、を備えている。
スイッチ102は、蓋105の開閉により服薬検知装置104の電源をON/OFFにする機械式のスイッチであり、蓋105が開くと服薬検知装置104の電源がONに、蓋105が閉まると服薬検知装置104の電源がOFFに切り替わる。なお、電源スイッチを別途設けて、スイッチ102を蓋105の開閉状態を検知可能なセンサーとしてもよい。その場合、スイッチ102は開閉状態に関する信号を服薬検知装置104へと送信する。このようなセンサーには例えば、磁気センサーや光センサー等の検知器を利用することが可能である。
LED103は、ユーザーから光が視認可能に設けられている照明であり、服薬検知装置104から点灯・消灯・点滅等の状態制御を受ける。なお、本実施形態においてLED103は、服薬検知装置104が収容される区画内部に備えられているが、薬収容ケース100を透明あるいは半透明な部材で形成することにより、ユーザーは外側から光を視認できるものとする。もちろん、服薬検知装置104が収容される区画外に設けてもよい。
服薬検知装置104は、制御部110と、記憶部120と、出力部140と、通信部150とを備える。制御部110は、服薬検知装置104を統括的に制御する。記憶部120は、制御部110の処理に必要な情報を記憶する。出力部140は、後述する出力IF15を介して接続された出力装置(LED103)へ、信号の出力を行う。通信部150は、端末装置200との情報の送信及び受信を仲介する。
制御部110は、LED103の状態を制御すると共に、端末装置200との間で通信を行う。端末装置200との通信には例えば、デジタル機器用の近距離無線通信を使用することで、接続を簡易にそして高速に行うことが可能である。本例では例えば、Bluetooth(登録商標)接続、NFC(Near Field Communication)接続、2.54GHz帯の無線LAN(Local Area Network)等の、各種接続を利用することができる。本実施形態においては以下、Bluetooth接続を利用するものとして説明する。
制御部110は、蓋105が開かれて服薬検知装置104の電源がONになると、出力部140を介してLED103を点滅させる。これによりユーザーは、以下実行する無線接続(ここでは、Bluetooth規格に則る)処理が未完であることを知ることができる。また制御部110は、通信部150を介して接続相手の探索を行い、端末装置200に無線接続の要求を行う。なお、端末装置200から無線接続の完了応答を受信すると、制御部110は、出力部140を介してLED103を連続点灯に切り替えさせ、ユーザーに端末装置200との接続が確立したことを知らせる。
なお、蓋105が閉じられて服薬検知装置104の電源がOFFになると、電力の供給が遮断されることによって、端末装置200との接続は切断され、LED103も消灯される。
以上、服薬検知装置104の機能ブロックの一例と、その他デバイスの構成例について説明した。
次に、端末装置200について説明する。端末装置200は、制御部210と、記憶部220と、入力部230と、出力部240と、通信部250とを備える。制御部210は、端末装置200を統括的に制御する。記憶部220は、制御部210の処理に必要な情報を記憶する。入力部230は、後述する入力IF14を介して接続された入力装置から、端末装置200への情報の入力を受け付ける。出力部240は、後述する出力IF15を介して接続された出力装置へ、情報の出力を行う。通信部250は、服薬検知装置104、および服薬管理装置300との情報の送信及び受信を仲介する。
制御部210は、服薬検知装置104との無線接続が確立すると、記憶部220に格納されるアクセス情報221から、服薬検知装置104の識別子であるデバイスIDに紐付けられたURL(Uniform Resourse Locator)を読み出して当URLにアクセスする。アクセス情報221については後述する。
また制御部210は、服薬管理装置300に服薬時刻が登録されたことを通知する通知画面を、出力部240を介して画面に出力する。なお、通知画面には服薬履歴を確認することが可能な確認画面のURLが表示され、ユーザーにより服薬履歴の確認画面の表示を要求する操作が行われると、制御部210は服薬管理装置300に確認画面データの生成を要求し、受信した当該データから確認画面を構築して画面に出力する。なお、確認画面については後述する。
記憶部220は、アクセス情報221を有する。図3に、アクセス情報のデータ構造の一例を示す。アクセス情報221は、薬収容ケース100の服薬検知装置104の識別子であるデバイスID221aと、当該デバイスID221aに紐付けられたURL221bとを含む。なお、URL221bは服薬管理装置300内の特定の場所情報を含む。ユーザーは後述の初期設定手続きによって服薬管理装置300から予めURLの発行を受けることができる。なお、URIスキームは、本例ではhttps(Hypertext Transfer Protocol Secure)とする。
次に、服薬管理装置300について説明する。服薬管理装置300は、制御部310と、記憶部320と、通信部350とを備える。制御部310は、服薬管理装置300を統括的に制御する。記憶部320は、制御部310の処理に必要な情報を記憶する。通信部350は、端末装置200との情報の送信及び受信を仲介する。
制御部310は、所定のURLへの端末装置200からのアクセスを検出すると、記憶部320に格納されるユーザー情報321からアクセスのあったURLと紐付けられる服薬情報を特定し、タイムスタンプを付与して服薬時刻として登録する。ユーザー情報321については後述する。
また、制御部310は、端末装置200からの確認画面データの生成要求に応じて、服薬履歴に関する確認画面データを生成し、端末装置200に送信する。確認画面については後述する。
記憶部320は、ユーザー情報321を有する。図4に、ユーザー情報のデータ構造の一例を示す。ユーザー情報321は、ユーザーを特定する識別子である利用者ID321aと、予めユーザーへ発行された、服薬管理装置300内の特定の場所を示すURL321bと、ユーザーの服薬に関する情報である服薬情報321cとを含む。また、服薬情報321cには、服薬履歴である服薬時刻3211が含まれる。
確認画面について説明する。図5は、1週間の服薬履歴が表示される確認画面360の一例を示す図、図6は、1ヶ月の服薬履歴が表示される確認画面370の一例を示す図である。図示するように、服薬時刻3211をカレンダー形式で表示することで、ユーザーは端末装置200の画面上から一目で薬を服用したか否か、および、その時刻を確認できる。なお本例では、確認画面上から、週間表示と月間表示の切り替え操作を行うことが可能となっている。
ここで、ユーザーが薬収容ケース100の使用を開始する際の、初期設定の方法について説明する。ユーザーはまず、服薬管理装置300に対してユーザーに関する情報(アカウント)を登録し、予めURL321bの発行を受ける。登録は、例えば端末装置200から所定のWEBページにアクセスすることで、インターネット上で行うことができる。WEBページへのアクセスは例えば、製品である薬収容ケース100にQRコードを添付し、利用者がこれを読み込むことで簡単に実行できる。
なお、発行されるURL321bは登録時に制御部310が生成してもよいし、予め生成されているものを割り当ててもよい。また、1つのURL321bは1つの服薬情報321cと紐付けられるため、複数の薬収容ケース100の服薬履歴を別々に管理したい場合には、ユーザーはURL321bの発行を複数受けることもできる。
次にユーザーは、端末装置200での設定を行う。これは例えば、専用のアプリケーションをダウンロードして用いることで実行可能である。その際ユーザーは、使用する薬収容ケース100ごとに上記の発行されたURL321bを端末装置200に登録する。具体的には、制御部210は、予め登録される薬収容ケース100のデバイスID221aごとに入力部230を介してURL321bを受け付け、URL221bとして格納する。なお、URL221bの登録はユーザー自身が操作する必要はなく、端末装置200が服薬管理装置300にユーザーに関する情報(アカウント)を照会することで自動的にURL321b取得し、URL221bとして登録することができる。
なお、ユーザーが複数の薬収容ケース100の服薬履歴を1つに統合して管理を行いたい場合には、統合したい各薬収容ケース100のデバイスID221aに対して、同じURL221bを登録すればよい。こうすれば、複数の薬収容ケース100における服薬を1つの服薬履歴として管理することが可能である。
また、服薬検知装置104と端末装置200との接続をBluetooth規格で行う場合、ユーザーは予め服薬検知装置104と端末装置200との間で、Bluetoothのペアリング処理を行う。その際、記憶部120および記憶部220は、相手デバイスのデバイスIDを含むペアリング情報を記憶する。
このような構成により、本実施形態の服薬管理システム1によれば、各装置における処理のトリガーを、無線接続やURLへのアクセスとしているため、データ通信量や処理量が最小限に抑えられ、簡便なシステムにおいて高速な処理が可能である。
なお、薬収容ケース100は、服薬検知装置104と端末装置200との間での接続状態をLED103で示すことにより、ユーザーは確実に服薬時刻の登録を行うことができる。例えば実際に服薬を行う場合には、LED103が連続点灯となってから蓋105を閉めることで、服薬打刻の登録がなされたことがわかる。また、実際に服薬はせず薬剤を入れ替えるだけの場合には、LED103が点滅の段階で蓋105を閉めれば、服薬時刻が記録されずに済む。なお他にも、服薬時刻を記録したくない場合には、スイッチ102を指で押さえて服薬検知装置104の電源がONになるのを防いだり、端末装置200側で接続機能を一時OFFに設定したりすることにより、接続を行わせないこともできる。
さらに、通知画面で打刻を行うか否かの操作をユーザーから受け付け、行う旨の操作があった場合にのみ、服薬管理装置300においてタイムスタンプが付与される構成としてもよい。このような構成によれば、誤って薬収容ケース100の蓋105が開いてしまった場合等でも、間違った服薬情報が登録されるのを防ぐことができる。
また、目安となる時間を予め設定しておき、服薬時刻、飲み忘れ、重複服用等を知らせる通知を画面上に出力してもよい。このような通知は例えば、事前にユーザーに関する情報(アカウント)において設定登録を行うことで可能である。具体的には、ユーザーは、端末装置200からアプリケーション等を利用し、または、WEBブラウザからWEBページを介して、服薬管理装置300にアクセスする。そして例えば、図7に示すような登録画面380を介して、薬の服用予定時刻である「服用の予定時刻」、服用の予定時刻を超過してアラートを発するまでの時間を示す「飲み忘れアラート時間」、アラートが必要な服薬の間隔を示す「重複アラート時間」、等を設定することができる。制御部310は、このような情報を記憶部320に記憶させておくことで、各種通知を行うことができる。なお、このような時刻や時間は、過去の一定期間の服薬履歴の平均等から自動で求めることも可能である。
具体的に制御部310は、服用の予定時刻になると服用時刻を知らせる旨の通知を出すよう、端末装置200へと要求する。また、服用の予定時刻から、飲み忘れアラート時間が超過しても服薬時刻の登録が無い場合、制御部310は、飲み忘れを知らせる旨の通知を出すよう、端末装置200へと要求する。さらに制御部310は、前回の服薬時刻から重複アラート時間が経過する前に再度服薬があった場合に、重複服薬を知らせる旨の通知を出すよう、端末装置200へと要求する。なお、このような処理は端末装置200上で行ってもよい。またアラートは、メール送信、アプリケーションによる画面表示、音声、光、振動等どのような方法により行ってもよい。
なお、上記のような登録は服薬管理装置300の管理するユーザーに関する情報(アカウント)にアクセスすることで実行可能であるため、必ずしも薬収容ケース100のユーザーが行う必要はなく、例えば保護者や介護者、医療従事者などの関係者の端末から行っても良い。同様に上記のような通知も、予め通知先の端末やメールアドレスを登録しておくことで、関係者に対しても行うことができる。これにより、関係者はユーザーが正確に服薬を行っているかを知ることができ、また遠隔からでもその行動を見守り無事を確認できる。
なお見守りに使用する場合には、服薬管理装置300は、その日の活動状況を知らせる通知を関係者に発信してもよい。例えば、「○○さんは本日3回ピルケースを開閉しました」等の通知である。さらに服薬管理装置300は、ユーザーの活動状況における緊急性を判断し通知してもよい。具体的に、服薬管理装置300は、記憶部320に予め緊急度を判断する情報を格納しておく。緊急度を判断する情報とは例えば、「日に一度も時刻情報の記録がない」-(緊急度1)、「過去3日間にわたって時刻情報の記録がない」-(緊急度2)、「日に10回以上時刻情報が記録された」-(緊急度3)等、ユーザーの活動に異常があると考えられる状況と、その緊急性とを紐付ける情報である。制御部310はこのような状況に該当する場合を判断して、緊急度に則った通知行う。即ち緊急度が高いほど関係者が気付き易いよう、目立つ通知とすることが望ましい。例えば、メールのタイトルやアプリケーションによる画面表示に「!」等の記号や目立つ色を使用したり、音量、光、振動等を組み合わせたりすることで、緊急性の高さを関係者に知らせることができる。
図8は、服薬検知装置104のハードウェア構成の一例を示す図である。服薬検知装置104は、演算装置11と、メモリ12と、外部記憶装置13と、出力IF15と、通信IF16と、を有し、各構成要素はバスにより接続されている。また、電源は、一次電池でも、充電可能な二次電池でも良く、消耗・劣化した際に交換可能とすることができる。
演算装置11はCPU(Central Processing Unit)等の演算装置であり、メモリ12又は外部記憶装置13に記録されたプログラムに従って処理を実行する。服薬検知装置104では、メモリ12又は外部記憶装置13上に読み出されたプログラムに従って動作する演算装置11により処理が行われる。制御部110は、演算装置11がプログラムを実行することにより各々の機能を実現する。
メモリ12は、RAM(Random Access Memory)又はフラッシュメモリ等の記憶装置であり、プログラムやデータが一時的に読み出される記憶エリアとして機能する。外部記憶装置13は、書き込み及び読み出し可能な記憶装置である。記憶部120は、メモリ12又は外部記憶装置13によりその機能が実現される。なお、記憶部120は、通信IF16を介して接続される記憶装置によってその機能が実現されてもよい。
出力IF15は、出力装置に対して情報を出力するためのインターフェースである。
通信IF16は、服薬検知装置104を外部装置と通信接続するためのインターフェースである。
なお、服薬検知装置104の各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。また、服薬検知装置104の各構成要素の処理は、1つのプログラムで実現されてもよいし、複数のプログラムで実現されてもよい。
端末装置200は、服薬検知装置104の構成と概ね同じであるが、操作者からの入力操作を受け付けるためのインターフェースをさらに備えている。また服薬管理装置300は、上記に記載した各要素を組み合わせて構成されているため、説明を省略する。
次に、服薬管理システム1の処理の流れについて説明する。図9は、服薬管理システム1のシーケンス図である。本シーケンス図の処理は、服薬検知装置104の電源がONになると開始される。
まず、服薬検知装置104の制御部110は、LED103を点滅させる(ステップS01)。具体的に制御部110は、薬収容ケース100の蓋105が開放されて服薬検知装置104の電源がONになると、LED103を点滅させる信号を出力部140を介して出力し、ユーザーに無線接続が未完であることを知らせる。
次に、制御部110は、端末装置200に無線接続を要求する(ステップS02)。具体的に、制御部110は、通信部150を介して端末装置200にBluetooth接続を要求する。
端末装置200の制御部210は、服薬検知装置104との間に無線接続を確立する(ステップS03)。具体的に制御部210は、端末装置200からの接続要求を受けてBluetooth接続を確立し、通信部250を介して端末装置200へ接続の完了応答を返す。
服薬検知装置104の制御部110は、LED103を連続点灯させる(ステップS04)。具体的に制御部110は、端末装置200からの接続の完了応答を受信すると、LED103を連続的に点灯させる信号を出力部140を介して出力し、ユーザーに無線接続の確立を知らせる。
なお、薬収容ケース100の蓋105が閉められて服薬検知装置の104の電源がOFFになると、自動的に無線接続が切断されると共に、LED103は消灯される(ステップS05)
端末装置200の制御部210は、所定のURLへアクセスする(ステップS06)。具体的に、制御部210は、服薬検知装置104との間に無線接続が確立すると、アクセス情報221から接続中の服薬検知装置104のデバイスID221aに紐付けられたURL221bを特定して、当該URLにアクセスする。
服薬管理装置300の制御部310は、服薬時刻を登録する(ステップS07)。具体的に制御部310は、端末装置200からのアクセスを検出すると、ユーザー情報321からアクセスのあったURL321bを特定し、当該URL321bに紐付けられた服薬情報321cにタイムスタンプを付与して、服薬時刻3211として格納する。
制御部210は、服薬時刻を記録した旨の通知を行う(ステップS08)。具体的に制御部210は、出力部140を介して、端末装置200の画面に服薬時刻を記録した旨を通知する通知画面を出力し、ユーザーに確認画面を開くためのURLを提示する。
なお、ユーザーが通知画面からURLを開く旨の操作を行うと、制御部210は服薬管理装置300に服薬履歴の確認画面データを要求する。制御部310は、端末装置200からの要求に応じて、服薬履歴の確認画面データを生成して、端末装置200に送信する。端末装置200は、受信した確認画面データから確認画面360または確認画面370を構築し、出力部140を介して表示させる。
以上、本発明に係る各実施形態の説明を行ってきたが、本発明は、上記した実施形態の一例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態の一例は、本発明を分かり易くするために詳細に説明したものであり、本発明は、ここで説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の一例の構成の一部を他の一例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の一例の構成に他の一例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の一例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることもできる。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、図中の制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、全てを示しているとは限らない。ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、上記の服薬検知装置104、端末装置200、服薬管理装置300の機能構成は、理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。上述に示す通り、服薬検知装置104、端末装置200、服薬管理装置300の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
1・・・服薬管理システム、100・・・薬収容ケース、101・・・薬剤収容部、102・・・スイッチ、103・・・LED、104・・・服薬検知装置、105・・・蓋、11・・・演算装置、110・・・制御部、12・・・メモリ、120・・・記憶部、13・・・外部記憶装置、14・・・入力IF、140・・・出力部、15・・・出力IF、150・・・通信部、16・・・通信IF、200・・・端末装置、210・・・制御部、220・・・記憶部、221・・・アクセス情報、221a・・・デバイスID、221b…URL、230・・・入力部、240・・・出力部、250・・・通信部、300・・・服薬管理装置、310・・・制御部、320・・・記憶部、321・・・ユーザー情報、3211・・・服薬時刻、321a・・・利用者ID、321b・・・URL、321c・・・服薬情報、350・・・通信部、360・370・・・確認画面、380・・・登録画面。

Claims (6)

  1. 服薬検知装置と、端末装置と、服薬管理装置と、を備え、
    前記服薬検知装置は、服薬があったことを検知すると、近距離無線通信を用いて前記端末装置に接続し、
    前記端末装置は、前記服薬検知装置に応じて予め定められた前記服薬管理装置のURLにアクセスし、
    前記服薬管理装置は、前記URLへのアクセスがあったことを検知すると、前記URLから定まる服薬情報にタイムスタンプを付与して服薬時刻を登録する
    ことを特徴とする服薬管理システム。
  2. 請求項1に記載の服薬管理システムであって、
    前記服薬検知装置は、薬収容ケースに設けられており、当該薬収容ケースの蓋が開いた際に服薬があったと判断する
    ことを特徴とする服薬管理システム。
  3. 請求項1または2に記載の服薬管理システムであって、
    前記端末装置は、前記服薬時刻をカレンダー上に示す確認画面を表示する
    ことを特徴とする服薬管理システム。
  4. 請求項2に記載の服薬管理システムであって、
    複数の前記薬収容ケースにおける服薬時刻を、1つの前記服薬情報に登録する
    ことを特徴とする服薬管理システム。
  5. 服薬管理システムによる服薬管理方法であって、
    服薬検知装置が、服薬があったことを検知する検知ステップと、
    前記服薬検知装置が、端末装置との間に近距離無線通信による接続を行うステップと、
    前記端末装置が、前記服薬検知装置に応じて予め定められた服薬管理装置のURLにアクセスするステップと、
    前記服薬管理装置が、前記URLへのアクセスがあったことを検知するステップと、
    前記URLから特定される服薬情報にタイムスタンプを付与して服薬時刻を登録するステップと、
    を含むことを特徴とする服薬管理方法。
  6. ユーザーの服薬時刻を記録する服薬情報を記憶する記憶部と、
    服薬を検知する服薬検知装置に対して設定されたURLへのアクセスを検知すると、前記URLに紐づけられた前記服薬情報にタイムスタンプを付与して服薬時刻を登録する制御部と、を備えることを特徴とする、服薬管理装置。
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