JP7323183B2 - 尿もれ防止兼用の股割れパンツ - Google Patents

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この発明は、着物着用時に用を足すための股割れパンツ機能と同時に尿もれ防止機能も兼ね備えた尿もれ防止兼用の股割れパンツの構成に関する。
従来、特に女性が着物着用時に用を足すのは帯を締め付け装着しているために多大の煩雑さがあり、状況によっては用を足す際に高価な着物を汚損するおそれがあり、かかる課題を解消するために、いわゆる股割れパンツと称される下着、すなわち、着物装着状態のまま用をたすことに特化した下着パンツが考案されている。
しかし、着物装着時の課題はこれに限らず、頻尿症状の者にとっては着物着用状態のまま気軽に小用を足すことは困難が多く、更にはくしゃみや小用我慢時に生じる尿漏れや小用に限らず突然の大用を催したとき等に着物着用で容易に用を足すことができない課題があった。
この発明では、かかる課題を解消するために考案されたものであり、股割れパンツの更なる高度な機能を有しながら尿もれの防止機能も兼用することができる下着用パンツを提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、この発明は、一定幅員を有した横長の半円弧体からなるパンツ背側体と、同じく一定幅員を有したパンツ腹側体とを一体に連設接続してパンツ本体を構成すると共に、パンツ背側体は、その左右下縁部に形成した着用者の脚挿孔の上半割れ孔と、パンツ背側体の左右端部に形成しパンツ腹側体と連設するための背側左右端連設代と、左右の上半割れ孔の中程の下縁部に形成しパンツ腹側体と連設するための中央部下連設代とより構成し、パンツ腹側体は、その左右の上縁部と下縁部に逆方向に形成した着用者の脚挿入孔の下半割れ孔と、パンツ腹側体の左右端部に形成しパンツ背側体と連設するための逆方向の腹側左右端連設代と、逆方向の左右の上半割れ孔の中程でパンツ腹側体の上縁部に形成しパンツ背側体と連設するための中央部上連設代と、左右の下半割れ孔の中間部に位置し、上下二つ折りに折曲することにより二枚重ねとなるように構成した上下重ね腹側本体の局部当接面部と、二つ折りにして形成した二枚重ねの局部当接面部を形成する下層当て布と上層当て布のうち上層当て布面に形成固定した尿貯留体とより構成したことを特徴とする尿もれ防止兼用股割れパンツを提供せんとするものである。
また、一定幅員を有した横長の半円弧体からなるパンツ背側体と、同じく一定幅員を有したパンツ腹側体とを一体に連設接続してパンツ本体を構成すると共に、パンツ背側体は、その左右下縁部に形成した着用者の脚挿入孔の上半割れ孔と、パンツ背側体の左右端部に形成しパンツ腹側体と連設するための背側左右端連設代と、左右の上半割れ孔の中程の下縁部に形成しパンツ腹側体と連設するための中央部下連設代とより構成し、パンツ腹側体は、左右に分離構成した左右重ね腹側本体のそれぞれの上縁部に形成した着用者用脚挿入孔の下半割れ孔と、左右重ね腹側体の先端部のそれぞれに形成し、パンツ背側体の背側左右端連設代と連設するための腹側左右端連設代と、左右重ね腹側体の本体上縁部に形成し、パンツ背側体の下縁部と連設するための中央部上連設代と、下層当て布と上層当て布とを重ねて構成した左右重ね腹側本体の最上面に形成固定した尿貯留体とより構成したことにも特徴を有する。
この発明によれば、一定幅員を有した横長の半円弧体からなるパンツ背側体と、同じく一定幅員を有したパンツ腹側体とを一体に連設接続してパンツ本体を構成するとともに、パンツ背側体は、その左右下縁部に形成した着用者の脚挿入孔の上半割れ孔と、パンツ背側体の左右端部に形成しパンツ腹側体と連設するための背側左右端連設代と、左右の上半割れ孔の中程の下縁部に形成しパンツ腹側体と連設するための中央部下連設代とより構成し、パンツ腹側体は、その左右の上縁部と下縁部に逆方向に形成した着用者の脚挿入孔の下半割れ孔と、パンツ腹側体の左右端部に形成しパンツ背側体と連設するための逆方向の腹側左右端連設代と、逆方向の左右の上半割れ孔の中程でパンツ腹側体の上縁部に形成しパンツ背側体と連設するための中央部上連設代と、左右の下半割れ孔の中間部に位置し、上下二つ折りに折曲することにより二枚重ねとなるように構成した上下重ね腹側本体の局部当接面部と、二つ折りにして形成した二枚重ねの局部当接面部を形成する下層当て布と上層当て布のうち上層当て布面に形成固定した尿貯留体とより構成したことにより、パンツ腹側体とパンツ背側体との大きな前後のパンツ構成部分を形成してこれらの構成部分をつなぐ連設縫製を行いその円形の周縁部がパンツ本体の胴周りの周縁部を形成するようにしたために脚挿入孔を含めてパンツの基本形状が構成され確実に下着として着用が可能な縫製形状とすることができ、しかも、パンツ腹側体においては左右重ねの、或いは、上下折り曲げ重ねの二枚の連設片が形成されて連設代を介してパンツ腹側体に二枚重ねの局部当接面部が形成されることとなるために、必然的にパンツ腹側体の織りこみ構造を構成することできこの織りこみ構造の上層当て布面に尿貯留体を縫い込むと少々の尿漏れをこの尿貯留体で吸収して着物着用でもその都度小用を足す動作を必要とせずそのまま着用放置状態を維持することができる効果があり、他方、本格的に小用や大用を足す時には着物裾を託し上げて脚を左右に開拡すれば自動的にパンツ腹側体の二枚重ねの局部当接面部、すなわち、上下層当て布が左右に開いて股割れ状態となり人体の局所部が露出して十分に用を足すことが可能となる効果がある。
尿もれ防止兼用股割れパンツの一部切欠の正面図である。 尿もれ防止兼用股割れパンツの一部切欠の斜視図である。 尿もれ防止兼用股割れパンツの一部切欠の横断平面図である。 図3の横断平面図のA-A′線断面端面図である。 股割れ孔が形成された時の図3の横断平面図のA-A′線断面端面図である。 尿もれ防止兼用股割れパンツの各部材の連接の様子を示す斜視図である。 尿もれ防止兼用股割れパンツの各部材の連接の様子を示す横断平面図である。 パンツ背側体の正面図である。 パンツ背側体の斜視図である。 パンツ背側体の横断平面図である。 パンツ腹側体の正面図である。 パンツ腹側体の斜視図である。 パンツ腹側体の横断平面図である。 実施例1におけるパンツ腹側体を展開した時の斜視図である。 実施例1におけるパンツ腹側体を折り曲げた時の斜視図である。 実施例2におけるパンツ腹側体の正面図である。 実施例2におけるパンツ腹側体の斜視図である。 実施例2におけるパンツ腹側体の横断平面図である。 尿貯留体を上方から見た時の概略図である。 図19の尿貯留体のB-B′線断面端面図である。 スカートをパンツ本体に連接した時の概略図である。
この発明の要旨は、一定幅員を有した横長の半円弧体からなるパンツ背側体と、同じく一定幅員を有したパンツ腹側体とを一体に連設接続してパンツ本体を構成すると共に、パンツ背側体は、その左右下縁部に形成した着用者の脚挿入孔の上半割れ孔と、パンツ背側体の左右端部に形成しパンツ腹側体と連設するための背側左右端連設代と、左右の上半割れ孔の中程の下縁部に形成しパンツ腹側体と連設するための中央部下連設代とより構成し、パンツ腹側体は、その左右の上縁部と下縁部に逆方向に形成した着用者の脚挿入孔の下半割れ孔と、パンツ腹側体の左右端部に形成しパンツ背側体と連設するための逆方向の腹側左右端連設代と、逆方向の左右の上半割れ孔の中程でパンツ腹側体の上縁部に形成しパンツ背側体と連設するための中央部上連設代と、左右の下半割れ孔の中間部に位置し、上下二つ折りに折曲することにより二枚重ねとなるように構成した上下重ね腹側本体の局部当接面部と、二つ折りにして形成した二枚重ねの局部当接面部を形成する下層当て布と上層当て布のうち上層当て布面に形成固定した尿貯留体とより構成したことを特徴とする。
また、一定幅員を有した横長の半円弧体からなるパンツ背側体と、同じく一定幅員を有したパンツ腹側体とを一体に連設接続してパンツ本体を構成すると共に、パンツ背側体は、その左右下縁部に形成した着用者の脚挿入孔の上半割れ孔と、パンツ背側体の左右端部に形成しパンツ腹側体と連設するための背側左右端連設代と、左右の上半割れ孔の中程の下縁部に形成しパンツ腹側体と連設するための中央部下連設代とより構成し、パンツ腹側体は、左右に分離構成した左右重ね腹側本体のそれぞれの上縁部に形成した着用者用脚挿入孔の下半割れ孔と、左右重ね腹側体の先端部のそれぞれに形成し、パンツ背側体の背側左右端連設代と連設するための腹側左右端連設代と、左右重ね腹側体の本体上縁部に形成し、パンツ背側体の下縁部と連設するための中央部上連設代と、下層当て布と上層当て布とを重ねて構成した左右重ね腹側本体の最上面に形成固定した尿貯留体とより構成したことを特徴とする。
この発明の実施例を図面に基づき詳説する。
図1は本発明にかかる尿もれ防止兼用股割れパンツの一部切欠の正面図である。図1において、本発明の尿もれ防止兼用股割れパンツは以下の構成部材としての布片の組合せからなる。すなわち、本発明の尿もれ防止兼用股割れパンツは、図6と図7のごとく、以下に記載する布片の連設により構成されているものであり、まず、大きな布片としては略横長状のパンツ腹側体11とパンツ背側体12とよりパンツ本体10が構成されており、パンツの前部がパンツ腹側体11で、パンツの後部がパンツ背側体12で形成されている。
図2は本発明にかかる尿もれ防止兼用股割れパンツの一部切欠の斜視図である。
図2において、パンツ本体10は、パンツ背側体12とパンツ腹側体11が着用者の体側略中央部で連接して形成されている。パンツ背側体12と腹側体11を連接する手段は、特に限定されるものではなく、衣類を仕立てる際に採用される手段を採用することができ、例えば、糸で接続縫製することができる。
図3は本発明にかかる尿もれ防止兼用股割れパンツの一部切欠の横断平面図である。
図3の横断平面図において、パンツ本体10を形成するパンツ腹側体11の上層当て布21に尿貯留体23を形成している。尚、尿貯留体23は、上層当て布21の局部当接面20に位置し、袋状に構成し、袋には尿吸収機能を有する素材、例えば高吸水性の繊維から形成され、尿を十分に吸収する構造とすることができる。
尿貯留体23は、例えば図19と図20のような構成とすることができる。図19は、尿貯留体23を上方から見た平面図であり、図20は、図19の尿貯留体23のB-B′線断面端面図である。図20によると、尿貯留体23の最外周面を構成する布袋28は、尿貯留体連接部29によって上層当て布21と連接している。布袋28の内部は、着用時に最も陰部の近くに位置する吸水層30と、吸水層30下縁部と連接する拡散層31と、拡散層31内部に略中心部に位置する吸水パッド32と、上層当て布21と当接する布袋28面と拡散層31の間に位置する防水層33と、によって構成されている。
布袋28の素材は、特に限定されるものではないが、尿が内部へと吸水されるように、吸水性に優れた素材を採用することが好ましい。また、布袋28は尿貯留体連接部29を介して上層当て布21面と連接しており、その連接手段は、縫製や粘着剤、面ファスナー、ボタン等から選択することができ、着用者に不快感を与えないものが好ましい。
吸水層30は、ナイロンやポリエステル製の化学繊維などの吸水性や通気性に優れた素材を使用する。例えば、その素材として、ポリエステルメッシュを採用することもできる。
拡散層31は、ナイロンやポリエステル製の化学繊維を極細状に形成したマイクロファイバー素材を使用する。例えば、マイクロファイバークロスを採用することができる。
吸水パッド32は、ポリアクリル酸ナトリウム塩を主成分とするポリマーを紡糸し、繊維形状化させた繊維を使用する。本繊維は、消臭性能・高吸水・高吸湿機能を有するものを選択することが望ましい。
防水層33は、吸収された尿が上層当て布21面への滲出を防ぐことを目的として形成されている。防水層33の素材は、例えば、防水加工を施した布や、水を通さない樹脂素材を選択することができる。
尿貯留体23は、尿貯留体連接部29によって上層当て布21と常時装着されている。尿貯留体23を構成する吸水層30・拡散層31・吸水パッド32・防水層33の素材が、吸湿や吸水性能に優れた繊維から選択されることで、使用後に洗濯して再利用が可能となる。
尿貯留体を再使用できる期間は、使用する頻度によって変動するが、3か月程度が好ましい。ただし、尿貯留体を構成する繊維が、吸水性や吸湿性を維持できるのであれば、6か月や12か月とすることができる。
パンツ腹側体11の左右端部に形成された背側左右連接代14L,Rと、パンツ腹側体の左右端部に形成された腹側左右連接代17L、17Rとを連接する手段は、前述する中央部下連接代と中央部上連接代の連接手段と同じ手段を採用できる。
図4は、図3の横断平面図のA-A′線断面端面図であり、図5は、股割れ孔25が形成された時の図3の横断平面図のA-A′線断面端面図である。
図4、5において、本発明に係る尿もれ防止兼用股割れパンツの着用者は、左右方向に開脚及び腹側体を左右外側に引くことで、二枚重ね構造の局所当接面部20が追従して左右外側に開き、局所当接面部20があった箇所に形成された股割れ孔から、用を足すことができる。
図8~10は、パンツ本体10を形成するパンツ背側体12を詳説するものである。図8は、パンツ背側体の正面図、図9は、パンツ背側体の斜視図、図10は、パンツ背側体12の横断平面図である。
図8~10に示すように、パンツ背側体12は略長方形の布本体で形成されており左右にパンツの脚挿入孔を形成する上下半割した右部上半割れ孔13Rと左部上版割れ孔13Lが形成され、布本体の左右端部には後述するパンツ腹側体11と一体に連設接続してパンツ本体10を構成するための背側左右端連設代14L、14Rが形成されている。
左右の上半割れ孔13L、13Rの中間部分の下縁部には中央部下連設代15が形成されている。この中央部下連設代15は、図6と図7に示すように、布体組立て時にパンツ腹側体11の中央部上連設代16とは連設代の幅員を介して縫製等の連接手段により一体に接続される。
図11~13は、パンツ本体10を形成するパンツ腹側体11を詳説するものである。図11は、パンツ腹側体11の正面図、図12は、パンツ腹側体11の斜視図、図13は、パンツ腹側体11の横断平面図である。
パンツ腹側体11は、略長方形の布本体で形成されており、図6に示すように、腹側左右端連設代17L、17R及び中央部上連設代16とをパンツ背側体12の背側左右端連設代14L、14R及び中央部下連設代15にそれぞれ接続縫製することによりパンツ背側体12と一体となってパンツ本体10を形成する。
パンツ腹側体11は、局部当接面部20が上層当て布21と下層当て布22の二重構造となっている。以下に、パンツ腹側体11の二重構造が、左右の上縁部と下縁部に逆方向に形成した1片の布片を上下二つ折りに折曲させることで形成された実施例1(図14、図15)と、分離構成した2片の布片の上縁部を縫合することで形成された実施例2(図16~図18)を説明する。
〔第1の実施例〕
本実施例では、パンツ腹側体11aは、1片の布片を図14中に示すように、左右の上縁部と下縁部に逆方向に形成した上層当て布と下層当て布の中間に位置する折曲部を基点に、上下二つ折りに折曲させることで形成される。
すなわち、パンツ腹側体11aには、図14、図15に示すように、左側の上縁部及び右側の下縁部に逆方向で腹側左右端連設代17L、17Rが形成されており、かつ着用者の脚挿入孔の下半割れ孔18L,18Rが左右逆方法に形成されており、逆方向の左右の下半割れ孔の中程にはパンツ腹側体11の上縁部に中央部上連設代16が形成されてパンツ背側体12に縫製連設されてパンツ背側体12と一体になってパンツ本体10を形成する。
特に、パンツ腹側体11aにおいては、図14、図15に示すように、左右逆方向の下半割れ孔18L,18Rが左右で上下方向に形成されその上下の中間部19は上下二つ折りに折曲可能に構成しておりこのように二つ折りすることにより二枚重ね構造となると共に、重ね代部分は腹側本体の局部当接面部20となり、二つ折りにして形成した二枚重ねの局部当接面部20を形成する下層当て布22と上層当て布21のうち上層当て布面21に尿貯留体23を形成固定する。
〔第2の実施例〕
実施例1のように、パンツ腹側体11は、かかる二つ折りにして形成した二枚重ねの局部当接面部20を形成する下層当て布22と上層当て布21のうち上層当て布21面に尿貯留体23を形成固定する構造以外に、図16~図18に示すように、次のような左右に分離構成した下層当て布22と上層当て布21の上縁部と下縁部を縫合することで、二重当て布構造とすることもできる(11b)。
すなわち、パンツ腹側体11を左右に半々の別体として構成しその先端部分を左右重ねて縫合し二重当て布構造を形成すると共に、図16~図18に示すように、左右に半々のパンツ半腹側体24L、24Rの基部上端縁にパンツ背側体12の背側左右端連設代14L、14Rと縫製連設するための腹側左右端連設代17L、17Rを形成し、かつ先端部が左右重なる半々のパンツ半腹側体24L、24Rのそれぞれの上端縁部はパンツ背側体12の中央部下連結代15に縫製連設するための中央部上連設代16としている。
左右重ね腹側体11bの局所当接面部20を構成する下層当て布22と上層当て布21とは二重の重ね布とされており、その最上面には尿貯留体23を形成固定している。
上述した2つの実施例のパンツ本体10には、図21に示すようにスカート26を連接することができる。スカート26は、パンツ本体10の外側上縁部近傍に設けられたスカート連接代27を介してパンツ本体10と着脱可能に連接されている。連接手段は限定されるものではないが、縫製、面ファスナー、ボタン等から選択することができる。
スカート26は、防水機能に優れた素材で形成することが好ましいが、防水素材を裏地として形成することもできる。また、スカート26の形状や長さは、着用者の体形や、着用時の環境に応じて適宜変えることができる。
スカート26の形状の一例として、スカート26下縁周縁の裾部には、紐を通す構造を付することができる。この構造は、スカート26の裾先端部の生地を折り曲げて管状にしても良いし、スカート26生地上にベルトループを断続的に付設しても良い。また、紐の材質は限定されるものではなく、例えば衣類全般に使用されている木綿や羊毛等の天然繊維や、ナイロンやゴム紐等の化学繊維から選択することができる。
スカート26は、パンツ本体10と連接することで、尿貯留体23の膨らみを隠すペチコートとしての役割や、着物着用時の腰巻としての役割が期待できる。また、寝たきりの被介護者の小用時に、スカートを用いて局部を隠すことで被介護者への配慮も可能となる。
10 パンツ本体
11 パンツ腹側体
11a パンツ腹側体二つ折構造
11b パンツ腹側体左右重ね構造
12 パンツ背面体
13L 左上半割れ孔
13R 右上半割れ孔
14L 背側左端連設代
14R 背側右端連設代
15 中央部下連設代
16 中央部上連設代
17L 腹側左端連設代
17R 腹側右端連設代
18L 左下半割れ孔
18R 右下半割れ孔
19 中間部
20 局部当接面部
21 上層当て布
22 下層当て布
23 尿貯留体
24L 左パンツ半腹側体
24R 右パンツ半腹側体
25 股割れ孔
26 スカート
27 スカート連接代
28 布袋
29 尿貯留体連接部
30 吸水層
31 拡散層
32 吸水パッド
33 防水層

Claims (2)

  1. 一定幅員を有した横長の半円弧体からなるパンツ背側体と、同じく一定幅員を有したパンツ腹側体とを一体に連設接続してパンツ本体を構成すると共に、
    パンツ背側体は、その左右下縁部に形成した着用者の脚挿入孔の上半割れ孔と、パンツ背側体の左右端部に形成しパンツ腹側体と連設するための背側左右端連設代と、
    左右の上半割れ孔の中程の下縁部に形成しパンツ腹側体と連設するための中央部下連設代とより構成し、
    パンツ腹側体は、その左右の上縁部と下縁部に逆方向に形成した着用者の脚挿入孔の下半割れ孔と、
    パンツ腹側体の左右端部に形成しパンツ背側体と連設するための逆方向の腹側左右端連設代と、
    逆方向の左右の半割れ孔の中程でパンツ腹側体の上縁部に形成しパンツ背側体と連設するための中央部上連設代と、
    左右の下半割れ孔の中間部に位置し、上下二つ折りに折曲することにより二枚重ねとなるように構成した上下重ね腹側本体の局部当接面部と、
    二つ折りにして形成した二枚重ねの局部当接面部を形成する下層当て布と上層当て布のうち上層当て布面に形成固定した尿貯留体とより構成したことを特徴とする尿もれ防止兼用股割れパンツ。
  2. 一定幅員を有した横長の半円弧体からなるパンツ背側体と、同じく一定幅員を有したパンツ腹側体とを一体に連設接続してパンツ本体を構成すると共に、
    パンツ背側体は、その左右下縁部に形成した着用者の脚挿入孔の上半割れ孔と、パンツ背側体の左右端部に形成しパンツ腹側体と連設するための背側左右端連設代と、
    左右の上半割れ孔の中程の下縁部に形成しパンツ腹側体と連設するための中央部下連設代とより構成し、
    パンツ腹側体は、左右に分離構成した左右重ね腹側本体のそれぞれの上縁部に形成した着用者用脚挿入孔の下半割れ孔と、
    左右重ね腹側体の先端部のそれぞれに形成し、パンツ背側体の背側左右端連設代と連設するための腹側左右端連設代と、
    左右重ね腹側体の本体上縁部に形成し、パンツ背側体の下縁部と連設するための中央部上連設代と、
    下層当て布と上層当て布とを重ねて構成した左右重ね腹側本体の最上面に形成固定した尿貯留体とより構成したことを特徴とする尿もれ防止兼用股割れパンツ。
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