JP7323041B2 - 光iq変調器 - Google Patents

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Description

本発明は、高階調な信号生成が可能な光IQ変調器に関するものである。
信号の振幅および位相を2値変調あるいは多値変調するIQ変調方式を用いた光コヒーレント通信技術は、その実用化が近年さらに進展し、基幹通信の大容量化を支えている。IQ変調方式には様々なフォーマットが存在する。したがって、各フォーマットに対応した専用あるいは汎用の光トランシーバ、いわゆる光IQ変調器が数多く提案、開発、利用されている。これら光IQ変調器の多くは、複数のマッハツェンダー干渉計(MZI:Mach-Zehnder Interferometer)を並列に接続した構成、あるいは直列に接続した構成である。
Siフォトニクスの台頭、成熟により、多数の光スイッチをオンチップ集積する動きが活発化している。例えば、32×32以上の規模をもつマトリクス光スイッチなどを高い精度で集積化した光回路が開発されている。また、このような大規模集積化の流れを受け、光通信応用のみならず、光を演算に利用する動きが世界で同時多発的に見受けられるようになった。
光を演算に用いるメリットは次のとおりである。
(a)信号の伝搬速度が光速であり、演算遅延(レイテンシ)が小さいシステムを実現できる可能性があること。
(b)電気回路で高コストとなるベクトル演算やフーリエ変換を、線形光回路内での光信号の伝搬のみによって高効率に実施できること。
電気回路においては、微細化を極めることで集積度を高め、チップ面積当たりのスループットを向上させてきた。しかしながら、電気回路の微細化の副作用として配線抵抗や容量が増大するため、CR遅延が甚大になることでレイテンシが増大の一途をたどっている。
一方、光回路においては、CR遅延が存在しないこと、近年のフォトニクス技術の進歩により光スイッチの小型化が進んでいることなどから、レイテンシを小さくすることができる。このため、光演算は、低レイテンシ性に特化した応用を目指す上で重要になると考えられる。
近年、AI(Artificial Intelligence)ブームにより世間で持て囃されているニューラルネットワークアクセラレータにおいては、消費電力の90%程度がベクトル演算で占められていることが知られている。このベクトル演算を光を用いて高効率に実施するために、アナログ光スイッチを縦続接続した光ニューラルネットワーク(ONN:Optical Neural Network)アクセラレータが提案されている。
ONNアクセラレータは、初期的な音声認識などの分野で原理実証研究が行われている。さらに、ONNは複素NN(Neural Network)の一種であるため、振幅と位相、もしくはI軸とQ軸の2成分を利用することで、1つの入力につき2つのアナログ情報を含ませることができる。
ONNの入力には入力チャンネル数分の光IQ変調器が必要になる。光IQ変調器で生成される光アナログ信号は、任意の振幅と位相、もしくは任意のI成分とQ成分がそれぞれ指定できることが理想的だが、現実の光IQ変調器の出力するアナログ信号の階調は有限である。演算精度を確保するためには、ONNに入力する光アナログ信号の階調がある程度必要である。例えば、極めて基本的な文字認識用画像セットであるMNIST(Mixed National Institute of Standards and Technology database)ですら256階調のグレースケール画像からなる。
光アナログ信号の階調がそれぞれの応用分野でどれほど演算精度に影響を与えるかは別途検証する必要があるが、入力側が演算精度を引き下げるボトルネックにならないためにもONNへの高階調な入力が可能な光IQ変調器を実現する意義はある。
通信用途における光IQ変調器の歴史は古く、様々な構成が数多く提案されている。代表的な変調方式は、振幅位相変調(APSK:Amplitude Phase Shift Keying)と直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)である。ONNへの高次入力が必要とされる場合、APSKは、振幅値の大きな値ほど位相の設定が粗くなるためバランスが悪く、ONNの入力フォーマットとして適切ではない。QAMは、振幅値が大きな値ほど位相の設定が細かくでき、また信号対雑音比(SNR:Signal-to-Noise ratio)の均一性と維持の面で優れている。本発明では、光IQ変調器を用いてQAMを実現することを前提とする。
通信用途では高次の多値変調として16QAM、32QAM、64QAMなどが用いられる(非特許文献1参照)。64QAM以上の高次QAMについては、そもそもSNRの要求レベルが跳ね上がっていくので、光の減衰や環境雑音の大きな状況を想定している通信用途ではほとんど検討されていないのが現状である。しかし、チップ間やチップ上といったごく短い距離の通信あるいは演算においては、SNRの低減がほとんど無視できるので、より高階調な通信フォーマットの利用検討が進み、重要度が増す可能性が大いにある。
高次QAMを実現する光IQ変調器はさまざまな構成が提案されている。現状では一つの構成で複数の通信フォーマットに対応するため、再構成性を重視した構成が多い傾向にある。そもそも現状以上の多値変調を光回路側で実施することは想定外であり、高階調化は電気側のデジタルシグナルプロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)ならびにデジタル・アナログ変換器(DAC:Digital to Analog converter)を用いて多値化することが前提である。
仮に現状で知られている光IQ変調器の構成、例えば光IQ変調器を縦続接続した構成によって多値変調を実施すると、高階調化に伴って光の減衰、つまり挿入損失が増大するばかりか、入力側の電気的な雑音が蓄積してしまう。つまり現状の構成を用いる限り、短距離スケールでの単位電力あたりの通信容量の劇的な改善は望めない。ONN応用においても、DSPならびにDACの多用が前提となれば、結局非効率な構成となり、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)によるNNと差別化できないことが懸念される。
Zhen Qu,Ivan B.Djordjevic,Jon Anderson,"Two-Dimensional Constellation Shaping in Fiber-Optic Communications",Applied Sciences,2019,9,1889
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、低損失かつ高雑音耐性の高次のQAM変調器を実現することができる光IQ変調器を提供することを目的とする。
本発明の光IQ変調器は、入力光を2等分するように構成された1入力2出力のN個(Nは2以上の整数)の第1のY分岐素子と、前記N個の第1のY分岐素子によって分岐されたN個の連続光をそれぞれQPSK変調して信号光を生成するように構成されたN個の第1の変調器と、前記N個の第1の変調器によって生成された信号光をそれぞれ入力とする2入力1出力のN個の第1のY合流素子と、最下流の前記第1のY合流素子から出力された信号光を第1の駆動信号に応じて位相変調するように構成された第2の変調器と、前記第2の変調器から出力された信号光を第2の駆動信号に応じて位相変調するように構成された第3の変調器とを備え、前記N個の第1のY分岐素子は、単一の連続光を入力とする最上流の第1のY分岐素子を除く各第1のY分岐素子が、上流の第1のY分岐素子の2つの光出力ポートのうち第1の光出力ポートから出力される光を入力とするように縦続接続され、前記N個の第1のY分岐素子の第2の光出力ポートから得られた出力光を前記N個の第1の変調器への入力光とし、前記N個の第1の変調器は、それぞれ入力された連続光を、N×2ビットの電気デジタル信号のうちのI成分生成のためのビットとQ成分生成のためのビットとに応じてQPSK変調し、前記N個の第1のY合流素子は、最上流の第1のY合流素子を除く(N-1)個の第1のY合流素子が、上流の第1のY合流素子の光出力ポートから出力された光を第1の光入力ポートへの入力光とし、かつ最上流の第1のY合流素子を含むN個の第1のY合流素子が、前記N個の第1の変調器によって生成された信号光を第2の光入力ポートへの入力光とするように縦続接続され、前記第3の変調器から得られた出力光をQAM信号光として出力することを特徴とするものである。
本発明によれば、1入力2出力のN個の第1のY分岐素子を縦続接続すると共に、2入力1出力のN個の第1のY合流素子を縦続接続し、N個の第1のY分岐素子によって分岐された連続光をそれぞれQPSK変調して第1のY合流素子の第2の光入力ポートへの信号光を生成するN個の第1の変調器を設け、さらに最下流の第1のY合流素子から出力された信号光を位相変調する第2の変調器と、第2の変調器から出力された信号光を位相変調する第3の変調器とを設けることにより、従来よりも低損失かつ高雑音耐性の高次のQAM変調器を実現することができる。
本発明は、高階調化、つまり入力ビット数の増大に対してむしろ挿入損失が低減するものである。さらに、本発明では、電気光学変調器を縦続接続しないため、雑音の蓄積が抑えられ、SNRを改善することができる。一般的に光IQ変調器の多値変調にはDSPならびにDACを必要とするものが多いが、本発明ではDACの部分を光回路側が吸収している。つまり、電気デジタル信号から直接、光QAM信号を生成するため、DSPならびにDACを無くすことができる。したがって、本発明によれば、消費電力および回路面積の縮小が期待できる。
図1は、本発明の第1の実施例に係る光IQ変調器の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施例に係る光IQ変調器の光出力信号をIQ平面上にコンスタレーション表示した図である。 図3は、本発明の第1の実施例に係るQQPSK変調器の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第1の実施例に係るQQPSK変調器の光出力信号をIQ平面上にコンスタレーション表示した図である。 図5は、本発明の第1の実施例に係る最下流のY合流素子の光出力信号をIQ平面上にコンスタレーション表示した図である。 図6は、本発明の第1の実施例に係る位相変調器の光出力信号をIQ平面上にコンスタレーション表示した図である。 図7は、本発明の第2の実施例に係る光IQ変調器の構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の第2の実施例に係る光I/Q変調器の光出力信号をIQ平面上にコンスタレーション表示した図である。 図9は、本発明の第2の実施例に係る最下流のY合流素子の光出力信号をIQ平面上にコンスタレーション表示した図である。 図10は、本発明の第2の実施例に係る位相変調器の光出力信号をIQ平面上にコンスタレーション表示した図である。 図11は、本発明の第1、第2の実施例に係る光IQ変調器のQQPSK変調器数に対する最大出力振幅を示す図である。 図12は、従来の光IQ変調器の構成を示すブロック図である。 図13は、本発明の第2の実施例に係る光IQ変調器の過剰損失を基準としたときの従来の光IQ変調器および本発明の第1の実施例に係る光IQ変調器の過剰損失を示す図である。 図14は、本発明の第1、第2の実施例に係る光I/Q変調器の動作検証のために利用した光回路の構成を示すブロック図である。 図15A-図15Bは、本発明の第1、第2の実施例に係る光IQ変調器を図14の光回路内に挿入した場合のシミュレーション結果をIQ平面上にコンスタレーション表示した図である。 図16A-図16Bは、本発明の第1、第2の実施例に係る光IQ変調器を光アクセラレータに用いる場合の利用形態を示す図である。
[第1の実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る光IQ変調器の構成を示すブロック図、図2は光I/Q変調器の光出力信号をIQ平面上にコンスタレーション表示した図である。本実施例の光IQ変調器1は、961QAM信号を生成する961QAM変調器として機能する。
具体的には、光IQ変調器1は、縦続接続された1入力2出力のN個のY分岐素子10-1~10-N(Nは2以上の整数で、本実施例ではN=4)と、初段のY分岐素子10-1の光入力ポートに接続された光導波路11-1と、(M-1)段目のY分岐素子10-(M-1)の一方の光出力ポートとM段目のY分岐素子10-Mの光入力ポートとを接続して、Y分岐素子10-(M-1)から出力された光をY分岐素子10-Mに入力する光導波路11-Mと(Mは2以上N以下の整数)、最終段のY分岐素子10-Nの一方の光出力ポートに接続された光導波路11-(N+1)と、Y分岐素子10-1~10-Nの他方の光出力ポートに接続された光導波路12-1~12-Nと、一方の光入力ポートが光導波路12-N~12-1に接続され、他方の光入力ポートが前段のY合流素子の光出力ポートに接続されるように縦続接続された2入力1出力のN個のY合流素子15-1~15-Nと、初段のY合流素子15-1の他方の光入力ポートに接続された光導波路13-1と、(M-1)段目のY合流素子15-(M-1)の光出力ポートとM段目のY合流素子15-Mの他方の光入力ポートとを接続して、Y合流素子15-(M-1)から出力された光をY合流素子15-Mに入力する光導波路13-Mと、最終段のY合流素子15-Nの光出力ポートに接続された光導波路14と、光導波路12-1~12-Nに設けられ、入力された連続光を、N×2ビットの電気デジタル信号のうちのI成分生成のためのビットXとQ成分生成のためのビットYとに応じて変調するQQPSK(Quadrant-Quadrature Phase shift Keying)変調器16-1~16-Nと、IQ平面上での信号の無回転と180度回転とを選択するための駆動信号Zに応じて、光導波路14を伝搬する信号光を変調する位相変調器(PM:Phase Modulator)17と、IQ平面上での信号の無回転と90度回転とを選択するための駆動信号Wに応じて、光導波路14を伝搬する信号光を変調する位相変調器18とを備えている。
Y分岐素子10-1~10-N、光導波路11-1~11-(N+1),12-1~12-N,13-1~13-N,14およびY合流素子15-1~15-Nとしては、例えばPLC(Planar Lightwave Circuit)などの誘電体光配線、またはSi細線などの半導体光配線を用いることができる。
各Y分岐素子10-i(iは1~Nの整数)は、光導波路11-iの伝播光を2等分する(分岐比1:1)。このように、各Y分岐素子10-iは、単一の連続光を入力とする最上流のY分岐素子10-1を除く各Y分岐素子が、上流のY分岐素子の2つの光出力ポートのうち一方の光出力ポートから出力される光を入力とするように縦続接続されている。
これにより、単一の連続レーザ光源(不図示)から最上流のY分岐素子10-1に入力された連続光をN個の連続光に分岐させる。また、各光導波路12-k(kは1~N-1の整数)を伝搬する(N-1)個の連続光がそれぞれ隣接する下位ビット側の光導波路12-(k+1)を伝搬する連続光に対して2倍(3dB)の光強度を有するように、N個の連続光に光強度差を付与することができる。
QQPSK変調器16-i(i=1~N)は、それぞれ対応する電気デジタル信号の2ビット入力Xi,Yiに応じて、光導波路12-iを伝搬する連続光の位相に4つの値を持たせるように変調する。
一般的なQPSK変調では、IQ平面上の4つの象限にそれぞれ1つずつ信号点が存在するように光を変調する。これに対して、本発明では、IQ平面上の第1象限に4つの信号点が存在するように光を変調するので、このような変調をQQPSKと呼ぶ。このQQPSK変調では、I軸、Q軸上に信号点が存在するので、後述のようにQAM信号にゼロ点が生じる。
図3はQQPSK変調器16-iの構成を示すブロック図、図4はQQPSK変調器16-iの光出力信号をIQ平面上にコンスタレーション表示した図である。QQPSK変調器16-iは、光入力ポートが光導波路12-iに接続された1入力2出力のY分岐素子160と、Y分岐素子160の一方の光出力ポートに接続された光導波路161と、Y分岐素子160の他方の光出力ポートに接続された光導波路162と、一方の光入力ポートが光導波路161に接続され、他方の光入力ポートが光導波路162に接続された2入力1出力のY合流素子163と、光導波路161に設けられた位相変調器164と、光導波路162に設けられた位相変調器165と、光導波路162に設けられた移相器166とから構成される。
Y分岐素子160は、光導波路12-iの伝播光を2等分する。位相変調器164は、対応する電気デジタル信号のビットXiが“0”の場合は光導波路161を伝播する連続光の位相を-π/4だけずらして出力し、ビットXiが“1”の場合は光導波路161を伝播する連続光の位相をπ/4だけずらして出力する。こうして、光導波路161を伝播する連続光に、電気デジタル信号のビットXiに応じて-π/4またはπ/4の位相が個別に割り当てられる。
同様に、位相変調器165は、対応する電気デジタル信号のビットYiが“0”の場合は光導波路162を伝播する連続光の位相を-π/4だけずらして出力し、ビットYiが“1”の場合は光導波路162を伝播する連続光の位相をπ/4だけずらして出力する。
なお、Nビット電気デジタル信号X1,X2.X3,X4のうち、X1が最下位ビット(LSB:Least Significant Bit)、X4が最上位ビット(MSB:Most Significant Bit)である。同様に、Nビット電気デジタル信号Y1,Y2.Y3,Y4のうち、Y1がLSB、Y4がMSBである。
移相器166は、位相変調器165によって変調された光の位相をπ/2だけずらして出力する。
Y合流素子163は、光導波路161の伝搬光と光導波路162の伝播光とを等しい比率で合流させて出力する。
こうして、QQPSK変調器16-iは、Y合流素子15-iの一方の光入力ポートへの信号光を生成する。
光導波路13-1は、ゼロ入力に対応する。すなわち、光導波路13-1には光を入力しない。
Y合流素子15-iは、光導波路13-iの伝搬光と光導波路12-j(j=N-i+1)の伝播光とを等しい比率(合流比1:1)で合流させて出力する。このように、各Y合流素子15-iは、QQPSK変調器16-jによって変調された信号光を一方の光入力とし、最上流のY合流素子15-1を除く各Y合流素子が、上流のY合流素子の光出力ポートから出力された光を他方の光入力とするように縦続接続されている。
Y合流素子15-Nの出力をI成分、Q成分それぞれについてコヒーレント検波し、IQ平面についてプロットすると、図5に示したような信号となる。このように、QQPSK変調器16-1~16-Nを並列に接続した構成によって、IQ平面上の第1象限の信号を生成することができる。
次に、位相変調器17は、駆動信号Zが第1の電圧の場合は、Y合流素子15-Nから出力され光導波路14を伝搬する信号光の位相を変化させずに出力し、駆動信号Zが第2の電圧の場合は光導波路14を伝播する信号光の位相をπだけずらして出力する。
位相変調器17の出力をI成分、Q成分それぞれについてコヒーレント検波し、IQ平面についてプロットすると、図6に示したような信号となる。このように、図5に示したIQ平面上の第1象限の信号を、位相変調器17によって選択的に180度回転させることができる。
位相変調器18は、駆動信号Wが第1の電圧の場合は、位相変調器17から出力され光導波路14を伝搬する信号光の位相を変化させずに出力し、駆動信号Wが第2の電圧の場合は光導波路14を伝播する信号光の位相をπ/2だけずらして出力する。こうして、図6に示したIQ平面上の第1象限、第3象限の信号を、位相変調器18によって選択的に90度回転させることができる。
位相変調器18の出力をI成分、Q成分それぞれについてコヒーレント検波し、IQ平面についてプロットすると、図2に示したように全象限に信号点が存在する31×31のQAM信号となる。
本実施例では、I成分、Q成分のうち少なくとも一方がゼロ(32×32の信号点の16番目と17番目がオーバーラップ)となり得るようにしている。I成分、Q成分にゼロ点が必要な理由は、ONNなどの光演算応用において、ゼロ入力(消光)が重要になる可能性があるためである。
本実施例の校正方法は以下のとおりである。まず、Y合流素子15-Nまでの各QQPSK変調器16-i(i=1~N)の調整には、以下の4とおりの入力を用いる。
(I)全てのXiが“1”かつ全てのYiが“0”。
(II)Xi,Yiの全てが“1”。
(III)Xi,Yiの全てが“0”。
(IV)全てのXiが“0”かつ全てのYiが“1”。
これら(I)、(II)、(III)、(IV)の4とおりの入力に対する出力強度比が2:1:1:0に最も近づくように、各QQPSK変調器16-i中の位相変調器164,165へのビット“0”,“1”の電圧を調整する。この際、位相変調器17,18には何も入力しない。すなわち、位相変調器17,18は、入力光の位相を変化させずに出力する。
以上のような校正方法が困難である場合は、まずXi,Yiが“0”の場合は各QQPSK変調器16-i中の位相変調器164,165が光の位相を変化させずに出力し、Xi,Yiが“1”の場合は各QQPSK変調器16-i中の位相変調器164,165が光の位相をπだけずらして出力するように、ビットXi,Yiの“0”,“1”の電圧を大まかに設定する。そして、(I)~(IV)の4とおりの入力に対してY合流素子15-Nの出力光のI成分およびQ成分の振幅値の絶対値が全て等しく、なおかつ最大化されるように、ビットXi,Yiの“0”,“1”の電圧を調整する。調整したビットXi,Yiの“0”,“1”の電圧を半分にすることで、上記の校正方法と同様の結果を得ることができる。
校正の成否の確認は、全てのビット入力組み合わせ(256とおり)に対する出力強度パタンを測定し、理想的な場合のパタンと比較することなどが考えられる。
後段の位相変調器17,18の校正は、別途、参照光との干渉回路を用意することで行う。
こうして、本実施例では、従来よりも低損失の高次のQAM変調器を実現することができる。
なお、本実施例ではN=4としているが、本発明はN=4に限るものではない。本実施例では、Nをより高い値に設定することで、961QAM以上の高次のQAMを実現することが可能である。
[第2の実施例]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図7は本発明の第2の実施例に係る光IQ変調器の構成を示すブロック図、図8は光I/Q変調器の光出力信号をIQ平面上にコンスタレーション表示した図である。本実施例の光IQ変調器1aは、1024QAM信号を生成する1024QAM変調器として機能する。
具体的には、光IQ変調器1aは、Y分岐素子10-1~10-N(Nは2以上の整数で、本実施例ではN=4)と、光導波路11-1~11-(N+1),12-1~12-N,13-1~13-N,14と、Y合流素子15-1~15-Nと、QQPSK変調器16-1~16-Nと、位相変調器(PM:Phase Modulator)17,18と、Y分岐素子10-Nの一方の光出力ポートから出力された光を入力とする1入力2出力のY分岐素子19と、Y分岐素子19の一方の光出力ポートに接続された光導波路20と、光導波路20に設けられた移相器21と、一方の光入力ポートが光導波路20に接続され、光出力ポートが光導波路13-1に接続された2入力1出力のY合流素子22と、Y合流素子22の他方の光入力ポートに接続された光導波路23とを備えている。
本実施例の光IQ変調器1aは、第1の実施例の光IQ変調器1に対してY分岐素子19と光導波路20,23と移相器21とY合流素子22とを追加したものである。
Y分岐素子19は、Y分岐素子10-Nから出力され光導波路11-(N+1)を伝搬する連続光を2等分する。
移相器21は、光導波路20を伝搬する連続光の位相をπ/4だけずらして出力する。Y合流素子22は、光導波路20の伝搬光と光導波路23の伝播光とを等しい比率で合流させて出力する。ただし、本実施例では、光導波路23には光を入力しない。したがって、Y合流素子22は、移相器21から出力され光導波路20を伝搬する光を光導波路13-1に出力する。こうして、本実施例では、Y合流素子15-1の他方の光入力ポートに、移相器21によって位相シフトされた光が入力される。
移相器21を設けた意図は、第1の実施例のY合流素子15-Nにおけるコンスタレーションを、I軸とQ軸の正の方向それぞれに対して電気デジタル信号の最下位ビット(LSB:Least Significant Bit)の振幅の半値だけシフトすることで、I軸、Q軸上のコンスタレーションのオーバーラップをなくし、結果として32×32のQAM信号を生成することである。
その他の構成の動作は第1の実施例で説明したとおりである。
本実施例のY合流素子15-Nの出力をI成分、Q成分それぞれについてコヒーレント検波し、IQ平面についてプロットすると、図9に示したような信号となる。また、本実施例の位相変調器17の出力をI成分、Q成分それぞれについてコヒーレント検波し、IQ平面についてプロットすると、図10に示したような信号となる。位相変調器18の出力をI成分、Q成分それぞれについてコヒーレント検波し、IQ平面についてプロットすると、図8に示したように全象限に信号点が存在する32×32のQAM信号となる。本実施例では、I成分、Q成分のいずれもゼロとならない。
第1の実施例と同様に、本実施例ではN=4としているが、本発明はN=4に限るものではない。本実施例では、Nをより高い値に設定することで、1024QAM以上の高次のQAMを実現することが可能である。
第1、第2の実施例の光IQ変調器1,1aのQQPSK変調器数に対する最大出力振幅を図11に示す。図11の110は光IQ変調器1の振幅を示し、111は光IQ変調器1aの振幅を示している。横軸のQQPSK変調器数は、入力ビット数(N×2)の半数に対応する。したがって、QQPSK変調器数が多ければ多いほど、より多ビットの高階調出力が可能になることを意味する。なお、従来の光IQ変調器の場合は、図11の横軸はQPSK変調器数となる。図11の縦軸は、従来の光IQ変調器の最大出力振幅で規格化した光IQ変調器1,1aの振幅を示している。
図12は従来の光IQ変調器の構成を示すブロック図である。従来の光IQ変調器3は、光導波路30,32,33,36~39,42,43,45と、1入力2出力のY分岐素子31,34,35と、2入力1出力のY合流素子40,41.44と、光導波路36~39に設けられたQPSK変調器46-4~46-1と、光導波路38に設けられた6dBの損失の固定光減衰器47と、光導波路37に設けられた12dBの損失の固定光減衰器48と、光導波路36に設けられた18dBの損失の固定光減衰器49とから構成される。
図12の例は、QPSK変調器数を4(N=4)とした例であり、256QAM変調器として機能する。従来の光IQ変調器3では、光の分岐・合流でビットの重み付けが一切なされないため、光導波路38~36に挿入されている固定光減衰器47~49により重み付けを実施する。したがって、第1、第2の実施例よりも挿入損失が増大する。また、シンボル数が増えると挿入損失がさらに増大する。
図11より、第1、第2の実施例の光IQ変調器1,1aはいずれも従来の構成よりも高階調化に適していることが分かる。第2の実施例は第1の実施例よりもわずかに良く、QQPSK変調器数が増えるほど第1の実施例と第2の実施例の差がなくなる。
図13は、光IQ変調器1aの過剰損失を基準としたときの従来の光IQ変調器および光IQ変調器1の過剰損失を示す図である。図13の130は従来の光IQ変調器の過剰損失を示し、131は光IQ変調器1の過剰損失を示している。
図13より、従来の光IQ変調器はQPSK変調器数が増大するほど損失が増大するのに対して、第1、第2の実施例の光IQ変調器1,1aはQQPSK変調器数が増大するほど損失が減少するため、高階調化に適していることが分かる。
第1、第2の実施例の光IQ変調器1,1aの構成について動作検証のために数値シミュレーションを実施した。ここでは、Optiwave社のソフトウェアであるOptisystemを利用してシミュレーションを実施した。動作検証に用いた光回路の構成を図14に示す。
図14の光回路は、連続レーザ光源50と、光導波路51,53,54,57~60,65~68と、1入力2出力のY分岐素子52,55,56と、光導波路58と光導波路59を立体交差させる交差光導波路61と、光導波路60の伝搬光の位相をπ/2ずらす移相器62と、光導波路57と光導波路59の伝播光を合流させ2等分して出力する2×2カプラ63と、光導波路58と光導波路60の伝播光を合流させ2等分して出力する2×2カプラ64と、2×2カプラ63の一方の出力光を電気信号に変換する検出器69と、2×2カプラ63の他方の出力光を電気信号に変換する検出器70と、検出器69,70から出力された電気信号の差分を求める減算器71と、2×2カプラ64の一方の出力光を電気信号に変換する検出器72と、2×2カプラ64の他方の出力光を電気信号に変換する検出器73と、検出器72,73から出力された電気信号の差分を求める減算器74とを備えている。
第1、第2の実施例の光IQ変調器1,1aのうちいずれか1つが、光導波路53内の75の部分に挿入される。
図14はいわゆるコヒーレント検波をする場合の光回路を示している。図14の例では、連続レーザ光源50からの連続光をY分岐素子52によって2等分して、一方の連続光を光IQ変調器に入力する。Y分岐素子52によって分岐された他方の連続光は、光導波路54とY分岐素子56と光導波路59を伝搬し、参照光として2×2カプラ63に入力される。
2×2カプラ63は、参照光と光IQ変調器の出力光とを等しい比率で合流させ2等分して出力する。検出器69.70は、それぞれ2×2カプラ63の2つの出力光を電気信号に変換する。減算器71は、検出器69,70から出力された2つの電気信号の差分を求める。こうして、検出器69.70と減算器71とからなるバランスド検出器(Balanced receivers)の構成を用いることにより、I成分を検出することができる。
一方、2×2カプラ64は、移相器62によってπ/2だけ位相シフトされた参照光と光IQ変調器の出力光とを等しい比率で合流させ2等分して出力する。検出器72.73は、それぞれ2×2カプラ64の2つの出力光を電気信号に変換する。減算器74は、検出器72,73から出力された2つの電気信号の差分を求める。こうして、検出器72,73と減算器74とからなるバランスド検出器の構成を用いることにより、Q成分を検出することができる。
図15Aは第1の実施例の光IQ変調器1を図14の光回路の光導波路53内に挿入した場合のシミュレーション結果をIQ平面上にコンスタレーション表示した図である。図15Bは第2の実施例の光IQ変調器1aを図14の光回路の光導波路53内に挿入した場合のシミュレーション結果をIQ平面上にコンスタレーション表示した図である。図15A、図15Bの例では、いずれもN=4としている。
図14の光回路を用いたシミュレーションでは、シンボルレートを10GS/sとしている。レーザ光源50については、波長を1550nm、光強度を10dBmとしている。光IQ変調器1,1aで用いる各位相変調器への雑音スペクトルパワー密度(NSPD:Noise Spectral Power Density)は、-130dBm/Hzである。検出器69,70,72,73としては、Optilab社製のInGaAs系光検出器であるPD-40を用いることを仮定した。この光検出器の変換効率は0.8A/W、RF(Radio Frequency)帯域は40GHzである。また、全ての受動素子の挿入損失を0dBと仮定している。
第1、第2の実施例のシミュレーション結果を表1に示す。
Figure 0007323041000001
第1、第2の実施例では、出力振幅を大きくすることができる。ただし、位相変調器164または165と、位相変調器17,18の合計3段の位相変調器を縦続接続していることから、信号分布の標準偏差σに偏りが見られる。
第1、第2の実施例の光IQ変調器1,1aを光アクセラレータに用いる場合の利用形態を図16A、図16Bに示す。図16A、図16Bの例では、光アクセラレータ回路102の入力数n(nは2以上の整数)の個数だけ光IQ変調器1または1aを接続する。
図16Aに示すように、光源100が1つの場合は1:nのスプリッタ101を利用して同じ光を各光IQ変調器に供給することにより、安定したベクトル演算などのコヒーレントな演算が可能になる。ただし、各光IQ変調器への入力光強度が低下するという問題がある。
一方、図16Bに示すようにn個の光源100-1~100-nを用いる場合は、各光IQ変調器への入力光強度が増大する。ただし、各光源の波長のモニタリングおよび波長のフィードバック補正などが必要になるという問題がある。
光アクセラレータ回路102の演算の結果は、m個(mは2以上の整数)の検出器103-1~103-mで取り出す。あるいは、m組のバランスド検出器を用いてもよいし、シングルの検出器103とバランスド検出器とを組み合わせてもよい。
本発明は、光IQ変調器に適用することができる。
1…光IQ変調器、10,19,160…Y分岐素子、11~14,20,23,161,162…光導波路、15,22,163…Y合流素子、16…QQPSK変調器、17,18,164,165…位相変調器、21,166…移相器、

Claims (4)

  1. 入力光を2等分するように構成された1入力2出力のN個(Nは2以上の整数)の第1のY分岐素子と、
    前記N個の第1のY分岐素子によって分岐されたN個の連続光をそれぞれQPSK変調して信号光を生成するように構成されたN個の第1の変調器と、
    前記N個の第1の変調器によって生成された信号光をそれぞれ入力とする2入力1出力のN個の第1のY合流素子と、
    最下流の前記第1のY合流素子から出力された信号光を第1の駆動信号に応じて位相変調するように構成された第2の変調器と、
    前記第2の変調器から出力された信号光を第2の駆動信号に応じて位相変調するように構成された第3の変調器とを備え、
    前記N個の第1のY分岐素子は、単一の連続光を入力とする最上流の第1のY分岐素子を除く各第1のY分岐素子が、上流の第1のY分岐素子の2つの光出力ポートのうち第1の光出力ポートから出力される光を入力とするように縦続接続され、
    前記N個の第1のY分岐素子の第2の光出力ポートから得られた出力光を前記N個の第1の変調器への入力光とし、
    前記N個の第1の変調器は、それぞれ入力された連続光を、N×2ビットの電気デジタル信号のうちのI成分生成のためのビットとQ成分生成のためのビットとに応じてQPSK変調し、
    前記N個の第1のY合流素子は、最上流の第1のY合流素子を除く(N-1)個の第1のY合流素子が、上流の第1のY合流素子の光出力ポートから出力された光を第1の光入力ポートへの入力光とし、かつ最上流の第1のY合流素子を含むN個の第1のY合流素子が、前記N個の第1の変調器によって生成された信号光を第2の光入力ポートへの入力光とするように縦続接続され、
    前記第3の変調器から得られた出力光をQAM信号光として出力することを特徴とする光IQ変調器。
  2. 請求項1記載の光IQ変調器において、
    前記N個の第1の変調器は、前記N個の第1のY分岐素子によって分岐されたN個の連続光を、それぞれIQ平面上の第1象限に4つの信号点が存在するようにQPSK変調し、
    前記第2の変調器は、最下流の前記第1のY合流素子から出力された信号光を、IQ平面上での信号の無回転と180度回転とを選択するための前記第1の駆動信号に応じて位相変調し、
    前記第3の変調器は、前記第2の変調器から出力された信号光を、IQ平面上での信号の無回転と90度回転とを選択するための前記第2の駆動信号に応じて位相変調することを特徴とする光IQ変調器。
  3. 請求項1または2記載の光IQ変調器において、
    最下流の前記第1のY分岐素子から出力された連続光を2等分するように構成された1入力2出力の第2のY分岐素子と、
    前記第2のY分岐素子によって分岐された連続光の位相をπ/4ずらすように構成された第1の移相器と、
    前記第1の移相器の出力光を最上流の前記第1のY合流素子の第1の光入力ポートに入力するように構成された2入力1出力の第2のY合流素子とをさらに備えることを特徴とする光IQ変調器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光IQ変調器において、
    前記N個の第1の変調器のそれぞれは、
    入力光を2等分するように構成された1入力2出力の第3のY分岐素子と、
    前記第3のY分岐素子によって分岐された一方の連続光を、N×2ビットの電気デジタル信号のうちのI成分生成のためのビットに応じて位相変調するように構成された第4の変調器と、
    前記第3のY分岐素子によって分岐された他方の連続光を、N×2ビットの電気デジタル信号のうちのQ成分生成のためのビットに応じて位相変調するように構成された第5の変調器と、
    前記第5の変調器の出力光の位相をπ/2ずらすように構成された第2の移相器と、
    前記第4の変調器の出力光と前記第2の移相器の出力光とを合流させて出力するように構成された2入力1出力の第3のY合流素子とを備えることを特徴とする光IQ変調器。
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