JP7320893B1 - 固定具 - Google Patents
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Abstract
Description
[0035]
(1).ドリルねじの構造
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、ドリルねじに適用している。ドリルねじは鋼やステンレス等の金属製であり、図1(A)(B)に示すように、軸1とその先端(一端)に設けたドリル部2(自己穿孔部)と、軸1の基端(他端)に設けた頭3とから成っており、軸1には1条のねじ山4より成るねじ部が形成されている。以下では、方向を特定するため便宜的に上下の文言を使用するが、ドリル部2が下に位置して頭3が上に位置していると定義している。従って、平面視では頭3の頂面が現れる。
[0036]
ドリル部2は従来から知られた形状のものであり、一対の縦溝5を形成して一対の切り刃6を形成しており、ドリル部2の先端にはチゼルエッジが形成されている。縦溝5はねじ部の先端部に掛かっており、ねじ山4の始端部が縦溝5によって分断されている。
[0037]
頭3は下窄まりテーパ形の座面を有する皿タイプになっており、頂面にはドライバビット(図示せず)が係合する四角形の係合溝(リセス)7を形成している。係合溝7は十字形などの他の形態であってもよい。また、頭3は、六角頭や鍋頭、平板状のタイプなど、用途に応じて任意の形状に設定できる。
[0043]
軸1の首下部にはねじ山4が形成されていないねじ無し部13が存在しているが、図1の(B)では(A)よりもねじ無し部13が少し長くなっている。従って、厳密には、図1の(A)と(B)とは同一と云えないが、ねじ無し部13の有無やその長さは用途に応じて選択するものであり、発明の本質には影響しない要素であるので、図1(A)の形態も図1(B)の形態も同じ実施形態と見做して差し支えない。なお、図4(A)に別例として示すように、かなり長いねじ無し部13を有するドリルねじもある(図4(A)では切欠き溝14は明示していていないが、ねじ部は図1(A)(B)と同じ形態になっている。)。図4(B)では、切欠き溝14の全体を表示している。
[0047]
(2).施工状態
本実施形態のドリルねじは、様々な現場(構造体)に使用できる。例えば、図2(A)(B)に示すように、断熱材17をデッキプレート18(相手材10)に押さえ固定することに使用できる。施工には円形のワッシャー19が使用されており、ワッシャー19は、ドリルねじにおける頭3の座面に重なる下窄まりテーパ状の受け座19aを備えている。ねじの頭3と断熱材17は、防水シート16で覆われている。
[0053]
更に、本実施形態では、切欠き溝14のうちねじ込み方向に向いた進み側端面14bが切り刃として作用することにより、ねじ込みに要する力を低減できると共に、内周縁部21の厚肉部21aに対するねじ山4の食い込みを良好ならしめて、雌ねじ形成機能を向上できる。この場合、切欠き溝14は8条形成されており、隣り合った切欠き溝14の軸方向の高さはP/8になるため、半周程度の範囲で、少なくとも3条又は4条の切欠き溝14がデッキプレート18における下穴20の内周に重なっている。
[0054]
このため、切欠き溝14は下穴20の内周面と頻繁に重なって、切欠き溝14の進み側端面14bによる切削機能を確実化できる。図3ではバリ23が見えるが、このようにバリ23が発生することは、切欠き溝14の進み側端面14bが切り刃として機能していることの証左であると云える。また、切欠き溝14の追い側端面14cは緩みに対して抵抗として作用するが、複数の切欠き溝14の追い側端面14cが特に厚肉部21aの箇所で下穴20に突っ張っているため、高い緩み止め効果を発揮できる。
[0060]
図5では、ドリルねじとワッシャー19と組み合わせに係る固定装置の例を示している。ドリルねじは基本的には既述の実施形態と同じであり、相違点は、頭3の座面3aが平断面多角形(8角形)になっている点のみである。そして、ドリルねじにおける頭3の座面3aが多角形になっていることに対応して、ワッシャー19の受け座19aも、座面3aと相似形の平断面多角形(8角形)になっている。
[0062]
他方、固定後にはドリルねじが緩み回転しようとすると、座面3aの稜線が受け座19aの平面を乗り越えねばならず、従って、ねじの緩みに際しては、ワッシャー19は断熱材17を圧縮変形させねばならないが、ワッシャー19は大きな面積があることにより、ワッシャー19を断熱材17に押し込むことに大きな抵抗が発生するため、格段に高い緩み止め効果を得ることができる。
本発明は、上記課題を解決するため、つぎの目的でなされたものである。
たとえばデッキプレート上に断熱材を固定した屋根構造において、有効な緩み防止効果が得られる固定具を提供する。
自己穿孔ねじと座金プレートとを備え、
上記座金プレートは、
初期状態で平らな円板状であり、上記自己穿孔ねじを挿通させるための下穴を有し、上記下穴は、その内径が上記自己穿孔ねじの谷径よりも小さく設定され、上記下穴の内周から周囲に延びる複数のスリットと、スリットに挟まれた舌状部を含み、上記下穴に上記自己穿孔ねじが挿通される際の座金プレートの変形を容易にする変形容易化構造が設けられ、
上記自己穿孔ねじは、
軸部の頭部側にねじ無し部が設けられ、上記ねじ無し部に、上記変形した上記舌状部の先端が引っ掛かって抜け止めされる抜け止め構造が形成され、
上記座金プレートの上記下穴に上記自己穿孔ねじを挿通することにより、上記座金プレートの上記舌状部が上記自己穿孔ねじの挿通方向に変形し、上記ねじ無し部に形成された抜け止め構造に上記舌状部の先端が引っ掛かって、上記座金プレートの上面と上記自己穿孔ねじの上面とが大略面一に位置した状態で、上記抜け止めを行うように構成されている。
上記抜け止め構造は、上記自己穿孔ねじの軸部に設けられた環状突部である。
上記抜け止め構造は、上記自己穿孔ねじの軸部に設けられたねじ山である。
図1および図2は、本実施形態における締着部材を説明する図である。
図1は、本発明の第1実施形態の固定具を示す図である。(A)は座金プレートの平面図、(B)は座金プレートの断面図、(C)は自己穿孔ねじの側面図である。
上記座金プレート30は、この例では金属製の円板状である。上記座金プレート30は、上記自己穿孔ねじ10を挿通させるための下穴35を有している。この例では、上記下穴35は、円板状の座金プレート30の中心に位置している。
上記自己穿孔ねじ10は、頭部11と軸部12を有している。上記軸部12には、先端に穿孔部12Aが形成され、頭部側にねじ無し部12Cが設けられ、それらのあいだにねじ部12Bが形成されている。上記穿孔部12Aは、ねじ込み対象物(たとえばデッキプレート)に対して穿孔する部分である。上記ねじ部12Bには、上記穿孔でできた孔にねじ込まれる雄ねじが形成されている。上記ねじ無し部12Cは、上記雄ねじが形成されていない部分である。
図2は、上記固定具の使用状態を説明する図である。
上記実施形態の固定具によれば、下記の作用効果を奏する。
図4は、本発明の固定具における自己穿孔ねじ10の変形例を示す側面図である。
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は図示した実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。
2:断熱材
10:自己穿孔ねじ
11:頭部
11A:座面
11B:上面
12:軸部
12A:穿孔部
12B:ねじ部
12C:ねじ無し部
13:環状突部
13A:ねじ山
30:座金プレート
30A:上面
35:下穴
37:スリット
39:舌状部
Claims (3)
- 自己穿孔ねじと座金プレートとを備え、
上記座金プレートは、
初期状態で平らな円板状であり、上記自己穿孔ねじを挿通させるための下穴を有し、上記下穴は、その内径が上記自己穿孔ねじの谷径よりも小さく設定され、上記下穴の内周から周囲に延びる複数のスリットと、スリットに挟まれた舌状部を含み、上記下穴に上記自己穿孔ねじが挿通される際の座金プレートの変形を容易にする変形容易化構造が設けられ、
上記自己穿孔ねじは、
軸部の頭部側にねじ無し部が設けられ、上記ねじ無し部に、上記変形した上記舌状部の先端が引っ掛かって抜け止めされる抜け止め構造が形成され、
上記座金プレートの上記下穴に上記自己穿孔ねじを挿通することにより、上記座金プレートの上記舌状部が上記自己穿孔ねじの挿通方向に変形し、上記ねじ無し部に形成された抜け止め構造に上記舌状部の先端が引っ掛かって、上記座金プレートの上面と上記自己穿孔ねじの上面とが大略面一に位置した状態で、上記抜け止めを行うように構成されている
ことを特徴とする固定具。 - 上記抜け止め構造は、上記自己穿孔ねじの軸部に設けられた環状突部である
請求項1記載の固定具。 - 上記抜け止め構造は、上記自己穿孔ねじの軸部に設けられたねじ山である
請求項1記載の固定具。
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