JP7319856B2 - 圧縮または圧着工具 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮または圧着工具に関する。圧縮または圧着工具により、ハンドレバーの手動操作を介して加工品を圧縮または圧着することができる。
ここで圧着工具は、とりわけ持続的な機械的接続と電気的接触接続を形成するために用いられる。このことは好ましくは、任意の構造形式のケーブルまたは電気導体を備えるコネクタを圧着することにより行われる。使用されるダイのプロフィールに応じて、種々の
圧着過程を圧着工具により実行することができる。例えばこれは閉鎖された圧着でも良く、この閉鎖された圧着では導体がコネクタの閉鎖された圧着ゾーンに、または閉鎖されたスリーブに導入され、圧着ゾーンまたはスリーブの可塑変形によって圧着される。しかし、開放した圧着を形成することも可能であり、この開放した圧着ではコネクタが開放した圧着ゾーンを有し、この圧着ゾーンに導体を上方から装填することができる。本発明を限定しない単なるいくつかの例を挙げるために、ここに関連する圧着工具により、以下のような加工品、例えば
DIN4623によるケーブルシュー、
DIN46329によるアルミニウム接続器、
DIN48201によるアルミニウム圧縮ケーブルシュー
DIN46234による圧潰ケーブルシュー、
DIN46230によるピンケーブルシュー、または
WEZAG有限会社工具ファブリックの製品カタログ“専門用途のための工具”、刊行番号10/11に記載されたような接続器、コネクタまたはケーブルシュー、
を圧着することができる。形成された圧着は、例えば閉鎖された圧着に対しては、六角またはヘキサゴンクリンプ、四角クリンプ、B字型クリンプ、台形クリンプ、修正された台形クリンプ、楕円クリンプ、針クリンプまたは2針クリンプとすることができる。開放した圧着は、例えばV字型クリンプまたはB型クリンプとして、ロールクリンプまたはダブルロールクリンプとして構成することができる。
ケーブルまたは導体とコネクタとの間に電気接続を形成することに加えて、いわゆる絶縁クリンプにより機械的接続も形成することができる。ここでは、閉鎖された絶縁クリンプまたは開放した絶縁クリンプ(とりわけV字型クリンプまたはB字型クリンプ、O字型クリンプまたはOV字型クリンプ)を使用することができる。
上位概念による圧着工具の構成、
上位概念による圧着工具の可能な使用領域、および/または
上位概念の圧着工具によって形成することのできるクリンプ接続の種々の可能な形式、についてのさらなる情報に関しては、刊行物
WEZAG有限会社工具ファブリックの“Crimptechnik, Herstellung prozesssichere Verbindugen von elektrischen Leitern und Steckern(圧着技術、電気導体およびコネクタのプロセス信頼接続の形成)”,Die Bibliothek der Technik,(独),Moderne Industrie,p.342,ISBN 978-3-68236-072-7
を参照されたい。種々異なる構造形式の上位概念による圧着工具は、独国特許発明第3708727号明細書、独国特許発明第19713580号明細書、独国特許発明第19753436号明細書、独国特許発明第19802287号明細書、独国特許発明第19807737号明細書、欧州特許出願公開第3208044号明細書、欧州特許出願公開第2305428号明細書から公知である。
これに対して、上位概念による圧縮工具は、流体技術において好ましくは機械的な液密接続に使用され、例えばパイプを互いに、または流体密の接続コネクタに接続するために使用される。ここでは圧縮工具によって、接続すべきパイプまたは機械的接続および流体密の密閉を保証するいわゆるフィッティングの可塑変形が行われる。上位概念による圧縮工具の例示的実施形態が、独国特許出願公開第19709639号明細書、独国特許発明第19834859号明細書、独国特許発明第19924086号明細書、独国特許発明第19924087号明細書、独国特許発明第19963097号明細書、独国特許発明第10346241号明細書、欧州特許出願公開第2995424号明細書、から得ることができる。
独国特許発明第102007001235号明細書は、上位概念ではない圧縮工具を開示し、この圧縮工具では、挟み込みジョーが旋回継手を介して旋回可能に互いに連結されている。旋回継手には第1のハンドレバーがリンクされている。第2のハンドレバーのクランク状の端部領域が第1の挟み込みジョーにリンクされている。最後に第3のハンドレバーは、挟み込みジョーの開放位置において、第1のハンドレバーと第2のハンドレバーとの間に配置されている。第3のハンドレバーは、クランク状の端部領域においてヒンジ支持部にリンクされており、ヒンジ支持部の他方の端部領域は第2の挟み込みジョーにリンクされている。そのクランキング領域には、第1のハンドレバーと第3のハンドレバーがそれぞれ旋回可能にリンクされた圧力レバーを介して互いに連結されており、圧力レバーを第3のレバーと連結するための旋回ボルトが第1のハンドレバーに固定されている。挟み込みジョーの閉鎖運動を引き起こすために、3つのハンドレバーは、互いに連続する2つの部分閉鎖行程において、それぞれの部分閉鎖行程のために力および旋回の点で最適化されている別々のトグルレバー伝動部を次のように使用することができる。第1の部分閉鎖行程では、第3のハンドレバーの旋回が第1のハンドレバーの方向に行われる。この場合、継手は、第3のハンドレバーの端部領域とヒンジ支持部との間に、これにより形成された第1のトグルレバー伝動部のトグル継手を形成する。第1の部分閉鎖行程の終了により、第1のハンドレバーと第3のハンドレバーとは、互いに平行に配向され、第1のトグルレバー伝動部並びに第1のハンドレバーと第3のハンドレバーが、2つのハンドレバーを把持するユーザの手により、または適切な切替装置により固定される。これに続く第2の部分閉鎖行程では、第2のハンドレバーの旋回が第1および第3のハンドレバーの方向に行われる。この場合、第2のトグルレバー伝動部は、他方の挟み込みジョーに係合する。この第2のトグルレバー伝動部では、トグルレバーが圧力レバーにより形成されており、一方、他方のトグルレバーは、第2のハンドレバーのクランク状の端部領域により形成され、トグル継手は、圧力レバーと第2のハンドレバーとの間にある旋回支承部形成されている。したがって3つのハンドレバーは、3つのハンドレバーの組み合わせの下での種々の閉鎖運動により、挟み込みジョーの種々の部分閉鎖行程を保証するために用いられる。
米国特許第3688553号明細書は、電力システム用のフィッティングを圧縮するための圧縮工具に関する。閉鎖された状態で円形の断面を有する継手が、3つのダイ部分により形成され、3つのダイ部分はそれぞれダイの円形断面のそれぞれの部分周囲を画定する。ケーシングプレートにより形成された挟み込みヘッドに旋回可能に支承されている2つの旋回ジョーが、ここでは第1と第2のダイ部分を形成し、これらのダイ部分は、閉鎖された状態で円形のダイのそれぞれ四分の一を形成する。第3のダイ部分は、閉鎖された状態でダイの円形断面の半円を形成する。この第3のダイ部分は、プッシュロッドにより提供される。圧縮工具の第1実施形態に関して、2つのハンドレバーがそれらの終端領域で旋回ボルトを介してプッシュロッドにリンクされている。このリンク部から離間して、更にハンドレバーには引張タブのそれぞれの端部領域がリンクされており、引張タブの他方の端部領域はさらに挟み込みヘッドのケーシングプレートにリンクされている。ハンドレバーが互いに旋回することにより、ダイの閉鎖方向におけるプッシュロッドの運動を引き起こすことができる。スライドロッドは操作面を有し、この操作面は、スライドロッドの滑り方向に対して傾斜している。この操作面では、圧縮ジョーの端部領域に支承されたローラが転動する。したがって、ハンドレバーの閉鎖運動により引き起こされたスライドロッドの滑り運動により、一方では、スライドロッドにより形成された第3のダイ部分の、滑りおよび閉鎖方向での運動が引き起こされ、この運動は、スライドロッドの操作面による操作、および圧縮ジョーの閉鎖運動のための操作面とローラとの転がり接触を介して引き起こされる。ここで操作面の位置は、先ずフィッティングが長手断面方向に圧縮ジョーにより圧縮され、圧縮ジョーが閉鎖位置に到達して初めて、スライドロッドにより形成されたダイ部分がフィッティングと作用接続し、その前にもたらされたフィッティングの長手断面を規定どおりの円形断面にプレスするように選択されている。第2実施形態に関
しては、スライドロッドの操作面は使用されず、したがって圧縮ジョーのローラと操作面との接触を介する圧縮ジョーの操作も使用されない。したがってハンドレバーの順次の旋回によって、プッシュロッドにより形成された第3のダイ部分の操作が行われるだけである。この実施形態に関しては、挟み込みヘッドに配置された端部領域内で角度の付された第3のハンドレバーが存在する。角度の付された領域では、第3のハンドレバーが旋回ボルトを介して圧縮ジョーにリンクされている。角度付与部の自由端部領域は、旋回ボルトを介して操作タブと旋回可能に接続されている。操作タブは、さらに他方の端部領域におて旋回ボルトを介して他方の圧縮ジョーにリンクされている。第3のレバーを操作タブと連結する旋回ボルトは、スライドロッドの長穴内で案内される。フィッティングを圧縮して作業工程を実行するために、2つのハンドルレバーと第3のハンドルレバーが開放され、これによりフィッティングを圧縮工具の口部に装填することができる。これに続いて第3のハンドルレバーが閉鎖され、一方、2つのハンドルレバーは開放されたままである。第3のハンドルレバーの閉鎖運動により、圧縮ジョーが閉鎖され、フィッティングは長手の圧縮状態に変形される。第3のハンドルレバーの閉鎖位置では、閉鎖位置に到達した第3のハンドルレバーがセルフロックするようになる。そして、2つのハンドルレバーは旋回することができ、これによりスライドロッドが運動し、スライドロッドの端面側によってフィッティングが規定どおりに円形の断面に変形される。
さらなる従来技術は、独国特許第69319628号翻訳および米国特許第5012666号明細書から公知である。
独国特許発明第3708727号明細書 独国特許発明第19713580号明細書 独国特許発明第19753436号明細書 独国特許発明第19802287号明細書 独国特許発明第19807737号明細書 欧州特許出願公開第3208044号明細書 欧州特許出願公開第2305428号明細書 独国特許出願公開第19709639号明細書 独国特許発明第19834859号明細書 独国特許発明第19924086号明細書 独国特許発明第19924087号明細書 独国特許発明第19963097号明細書 独国特許発明第10346241号明細書 欧州特許出願公開第2995424号明細書 独国特許発明第102007001235号明細書 米国特許第3688553号明細書 独国特許第69319628号 翻訳 米国特許第5012666号明細書
本発明の基礎とする課題は、
力分布、
操作快適性および/または
操作確実性、
に関して、
とりわけ圧縮または圧着工具への加工品の装填および/または圧縮、または圧着工具からの加工品の取出しに関連して改善されている手動操作型の圧縮または圧着工具を提案することである。
本発明の課題は、本発明により独立請求項の特徴によって解決される。さらなる好ましい本発明の構成は、従属請求項に記載されている。
発明の説明
本発明は、基本的に任意の構造形式の(冒頭に挙げた従来技術を参照のこと)圧縮または圧着工具に関するものであるが、ただしこの圧縮または圧着工具は、固定のハンドレバーおよび固定の挟み込みジョーを備える挟み込み部分を有する。ここで固定の挟み込み部分は、一体式または多分割式に構成することができる。さらに本発明の圧縮または圧着工具は、可動のハンドレバーを有する。可動のハンドレバーは、伝動機構を介して可動の挟み込みジョーと連結されている。ここで伝動機構は、力および経路を適切に増速または減速する任意の変速接続として構成することができる。ここで、可動のハンドレバーの連結は、可動の挟み込みジョーとの伝動機構を介して、固定のハンドレバーの方向での可動のハンドレバーの旋回により、可動の挟み込みジョーの閉鎖運動を引き起こすことができるように行われる。可動の挟み込みジョーのこの閉鎖運動により、固定の挟み込みジョーと可動の挟み込みジョーとの間で、とりわけ挟み込みジョーにより保持または形成されたダイの領域において加工品が圧着または圧縮される。
驚くべきことに本発明は、(固定のハンドレバーと可動のハンドレバーに加えて)さらなるレバーを装備する圧縮または圧着工具を提案する。さらなるハンドレバーは、伝動接続を介して可動の挟み込みジョーと連結されている。ここで、伝動接続を介する連結は、さらなるレバーの旋回により、装填位置および/または取出し位置への挟み込みジョーの開放運動が引き起こされるように行われる。
本発明の枠内で、例えばさらなるレバーの運動を可動のレバーの運動と恒久的に連結することが可能である。これにより、可動のハンドレバーとさらなるレバーは、2つのレバーの運動の際に、同じように旋回するか、または異なって旋回する。異なる旋回は、固定的に設定された変速比または構造的に設定された可変の変速比を備える。しかし、さらなるレバーの運動を、可動のハンドレバーの運動から部分行程または行程全体にわたり分離することも可能である。これにより、さらなるレバーを旋回し、一方、可動のハンドレバーは旋回しないこと(および/またはその反対)も可能である。
本発明によれば、設けられた種々のレバーを本発明の枠内で、種々の目的のために使用することができる。可動のハンドレバーの手動操作の結果として、工作物の圧着または圧縮を、挟み込みジョーの閉鎖運動を介して引き起こすことができるが、さらなるレバーの手動操作は、装填位置および/または取出し位置への挟み込みジョーの開放運動を引き起こすために使用することができる。この装填位置および/または取出し位置では、工作物の装填および/または取出しが可能または容易である。
本発明の枠内で、さらなるレバーは、好ましくは固定のハンドレバーおよび/または可動のハンドレバーを握る手、またはこの手の指のグリップ領域に配置されている。これにより、例えばその度に把持することなく、または手を最小限にしか使わずに、一方では可動のハンドレバーの操作が、加工品の圧着または圧縮のための挟み込みジョーの閉鎖運動を引き起こすことができ、他方ではさらなるレバーの操作によって、装填位置および/または取出し位置への挟み込みジョーの開放運動を引き起こすことができる。
本発明の枠内で、さらなるレバーは任意の(例えば直線状またはクランク状)形状、任意の長さを有することができ、および/または圧縮または圧着工具の任意の箇所に配置することができる。圧縮または圧着工具の構成に関して、さらなるレバーは、固定のハンドレバーと可動のハンドレバーとの間に配置された付加的ハンドレバーである。この構成は、いずれにしろ固定のハンドレバーと可動のハンドレバーとの間に存在する、付加的ハンドレバーを配置するための中間空間を利用する。この場合、付加的ハンドレバーと可動のハンドレバーは同じ旋回面内で旋回される。圧縮または圧着工具の挟み込みヘッドとは反対側の付加的ハンドレバーの端部領域は、可動のハンドレバーの対応の端部領域の旋回円の領域内にあるか、またはそれの外部または内部にある。
付加的ハンドレバーの操作と、可動の挟み込みジョーへの付加的ハンドレバーの運動の伝達のための操作運動は任意にすることができる。本発明の提案に関して、付加的ハンドレバーは、固定のハンドレバーの方向での付加的ハンドレバーの旋回により挟み込みジョーの開放運動が引き起こされるように、伝動接続を介して可動の挟み込みジョーと連結されている。これにより本発明を制限することなく、この構成の可能な作用を、以下の例に基づき説明する。ユーザの手の内面が固定のハンドレバーの外面にある場合、ユーザは少なくとも一本の指で付加的ハンドレバーを把持し、少なくとも一本の指の力により付加的ハンドレバーを固定のハンドレバーの方向に旋回することができる。これにより、挟み込みジョーの開放運動が行われ、装填位置および/または取出し位置を引き起こすことができ、加工品の挟み込みジョーないし所属のダイへの装填、あるいは挟み込みジョーないし所属のダイからの取出しを行うことができる。加工品を圧着または圧縮するために挟み込みジョーの閉鎖運動を引き起こすべき場合、ユーザは指を付加的ハンドレバーから離し、この指を外から可動のハンドレバーに置き、一方、手の内面は相変わらず外から固定のハンドレバーに支持することができる。そしてユーザは、指により所要の力を可動のハンドレバーにもたらすことができ、これにより加工品を圧着または圧縮するために挟み込みジョーの閉鎖運動を引き起こすことができる。
付加的ハンドレバーを可動の挟み込みジョーと連結する伝動接続は、増速または減速を行う任意の変速接続として構成することができる。圧縮または圧着工具の構成に関して、伝動接続は、付加的ハンドレバーと可動の挟み込みジョーとの固定的接続である。ここで例えば、付加的ハンドレバーは、可動の挟み込みジョーと一体的な構成部材として構成することができる。または付加的ハンドレバーと可動の挟み込みジョーとは別個の構成部材として構成することができ、これらの構成部材は、直接または間接的に、解離可能または解離不能に、しかしいずれの場合でも固定的な接続により互いに接続されている。このようにして、構造的に簡単な、しかし信頼性のある伝動接続を提供することができる。
さらなる提案に関して、圧縮または圧着工具には開放バネが装備されている。開放バネは、可動の挟み込みジョーおよび/または可動のハンドレバーに対して(直接または間接的に)、可動の挟み込みジョーおよび/または可動のハンドレバーが閉鎖位置から自動的に開放位置に移動されるように作用する。このことは、特に圧縮または圧着工具が、加工品が完全に圧着または圧縮された閉鎖位置に達した場合に有利である。そして、固定のハンドレバーおよび可動のハンドレバーに適用される力が低減または除去されると、開放バネによって可動の挟み込みジョーおよび/または可動のハンドレバーの自動的な開放を引き起こすことができる。このことは、圧縮または圧着工具の操作快適性を高める。
圧縮または圧着工具は閉鎖バネを有することもできる。閉鎖バネは、可動の挟み込みジョーおよび/またはさらなるレバーに対して、可動の挟み込みジョーが閉鎖位置に付勢されるように、および/またはさらなるレバーが閉鎖位置から自動的に開放位置の方向に移動されるように作用する。閉鎖バネによって形成される閉鎖バネ力であって、移動された挟み込みジョーに対して閉鎖方向に作用する閉鎖バネ力は、例えば、さらなるレバーの操作により装填位置および/または取出し位置を引き起こし、加工品をダイに装填した後に、ユーザによるさらなるレバーの付勢を低減または除去するために用いることができ、この間に、閉鎖バネ力は可動の挟み込みジョーを閉鎖方向に付勢する。したがって加工品は、2つの挟み込みジョーの間で閉鎖バネ力によって緊張され、これにより加工品は、前もって手動で引き起こされた位置および/または配向でダイの間に固定することができる。しかし場合により、このようにダイの中で挟み込みジョーの間に固定された加工品に対してさらに、この加工品の後調整を行うこともでき、この後調整は、ユーザが加工品を別の配向および/または位置に押圧することにより行われる。このことは、閉鎖バネの作用に抗する挟み込みジョーの弾性的な上昇を引き起こし、または閉鎖バネにより付勢されたダイに対する加工品の摩擦性の滑り運動も引き起こす。
本発明の枠内で、開放バネおよび/または閉鎖バネは、ただ1つのバネまたは複数のバネから形成することができ、複数のバネは、並列または直列に配置することができる。ここで少なくとも1つのバネは任意の材料(例えば金属、プラスチック、エラストマー材料、複合材料)から作製することができる。これは、圧縮バネ、テンションスプリング、回転角バネ、トーションバネ、またはその他の任意の構造形式のバネとすることができる。少なくとも1つのバネは、圧縮または圧着工具の力の流れの中の任意の箇所に組み込むことができる。線形または非線形のバネ特性を備える少なくとも1つのバネを使用することができる。
圧縮または圧着工具の構成に関し、閉鎖バネの一方のバネ脚点が固定の挟み込み部分にリンクされており、閉鎖バネの他方のバネ脚点が可動の挟み込み部分にリンクされている。 択一的にまたは追加的に、開放バネの一方のバネ脚点が固定の挟み込み部分にリンクされており、開放バネの他方のバネ脚点が可動の挟み込み部分にリンクされていることも可能である。
本発明は、開放バネおよび閉鎖バネがただ1つの統合バネ要素によって構成されている実施形態も含む。とりわけ未公開の欧州特許出願第18166729号も参照されたい。
本発明は、伝動機構が、可動のハンドレバーと可動の挟み込みジョーとの連結のために恒久的に作用する実施形態を含み、したがってさらなるレバーによる可動の挟み込みジョーの運動によって、伝動機構を介して連結されているから、可動のハンドレバーも移動される。圧縮または圧着工具の他の実施形態に関し、可動のハンドレバーを可動の挟み込みジョーと連結する伝動機構は遊びを有することが提案される。ここでこの遊びは、ストッパによって制限されている。ストッパおよび遊びによって、以下の好ましい作用を引き起こすことができる。可動のハンドレバーが固定のハンドレバーの方向に、挟み込みジョーの閉鎖位置への閉鎖運動により旋回する間に、すなわち加工品の圧着または圧縮の間に、伝動機構の伝動要素はストッパに当接し、これにより遊びは作用しなくなり、圧縮力または圧着力の遊びのない伝達を行うことができる。これに対して、さらなるレバーが、挟み込みジョーの装填位置および/または取出し位置への開放運動により旋回すると、伝動要素はストッパから離れ、これにより遊びを利用した運動が行われる。その結果、さらなるレバーの操作により装填位置および/または取出し位置を引き起こすための開放運動に関して、可動のハンドレバーは、挟み込みジョーの開放運動があっても連行されない。このことは、場合により圧縮または圧着工具の操作を簡単にする。
この遊びは、任意に寸法設定することができ、したがって説明した作用は部分運動に対してだけ発生するか、または説明した運動全体に対して発生する。本発明の提案に関して、遊びは少なくとも、移動されたハンドレバーの開放位置においてさらなるレバーの位置に依存して、このレバーにより可動の挟み込みジョーが閉鎖位置から開放位置に移動可能であるが、可動のハンドレバーはその開放位置を去ることはないような大きさである。このようにして、さらなるレバーの操作全体にわたり、可動のハンドレバーの旋回角が変化しないことを保証することができる。
本発明のさらなる提案に関して、開放バネは、可動のハンドレバーの開放位置において開放バネ力を可動の挟み込みジョーに及ぼさない。このことにより、閉鎖バネの閉鎖バネ力が、開放バネの作用によって低減されなくなる。他方で閉鎖バネは、閉鎖バネ力を可動の挟み込みジョーに及ぼす。この閉鎖バネ力は、さらなるレバーの閉鎖位置において最小であり、一方、この閉鎖バネ力はさらなるレバーの開放位置において最大である。ここで閉鎖バネは、さらなるレバーの閉鎖位置において弛緩することができ、したがって最小の閉鎖バネ力はゼロである。しかしさらなるレバーの閉鎖位置において閉鎖バネ力がすでにゼロよりも大きいことも可能であり、したがって閉鎖バネは常に予付勢されている。このようにして閉鎖バネは、例えば挟み込みジョーにより形成または支持されるダイに加工品が装填されていない場合でも、加工品が十分な閉鎖バネ力によりダイの間に確保されることを保証することができる。
場合により本発明の枠内で、加工品を閉鎖バネの閉鎖バネ力により保持することにより、ダイに対する加工品の正しい位置または配向を保証するための、いわゆる位置決め器またはロケータの使用を省略することができる。
遊びおよび制限するストッパを提供することは、任意のやり方で行うことができる。圧縮または圧着工具の構成に関して、伝動機構は、遊びを提供する長穴を有する。この場合、ストッパは、長穴の端部領域によって構成されている。この構成は、遊びおよびストッパを提供するための簡単であるが、信頼性のある可能性である。
前に説明したように、圧縮または圧着工具には任意の伝動機構を使用することができる。好ましくは伝動機構は、トグルレバー伝動部である。この場合、トグルレバー伝動部における遊びおよびストッパの提供は、トグルレバー伝動部が旋回ボルトを有することにより行うことが可能であり、この旋回ボルトは、トグルレバーのための継手の旋回ボルト、またはトグル継手を形成するための旋回ボルトである。旋回ボルトは、この場合長穴内に収容することができ、これにより所要の遊びおよびストッパを提供することができる。
圧縮または圧着工具のさらなる実施形態に関し、圧縮または圧着工具が強制ロック部を有することが提案される。強制ロック部は、加工品の圧着または圧縮の間に、挟み込みジョーの一度達成された閉鎖位置を確保するために用いられる。これにより、圧縮または圧着行程の間にユーザによる操作力が一時的に低下する場合でも、または手が圧縮または圧着工具から離される場合でも挟み込みジョーは不所望に開放しなくなる。他方では、強制ロック部は、閉鎖位置に到達するとともに圧着または圧縮工具の再開放を可能にすることが望まれる。本発明の枠内で、強制ロック部の作用および構成は、ここに存在する要求に対して、以下のように適合することができる。ここで強制ロック部は、可動の挟み込みジョーの位置を、可動の挟み込みジョーの可能な運動領域全体にわたって確保しない。むしろ強制ロック部は、さらなるレバーに起因する可動の挟み込みジョーの運動をロックせず、一方、挟み込みジョーは、可動のハンドレバーに起因する可動の挟み込みジョーの運動をロックする。言い替えると、強制ロック部は、さらなるレバーにより取出し位置および/または装填位置が引き起こされるべき場合には作用せず、したがって開放運動が可能である。一方、挟み込みジョーは、加工品の圧着または圧縮のための閉鎖運動を、その際に
達成された閉鎖位置を同時に確保するとともに可能にすべきである。
本発明の有利な発展形態は、特許請求の範囲、明細書および図面から得られる。明細書に述べた特徴および複数の特徴の組み合わせの利点は単なる例であり、択一的にまたは累積的に作用することができ、これらの利点は本発明の実施形態により必然的に達成する必要はない。これにより添付された特許請求の範囲の対象が変更されることなく、当初の出願書類および特許の開示内容に関して以下のことが当てはまる。さらなる特徴は、図面、とりわけ図示の幾何形状および複数の構成部材の互いの相対的寸法並びにそれらの相対的配置と作用接続から理解される。本発明の種々の実施形態の特徴の組み合わせ、または種々の特許請求項の特徴の組み合わせは、特許請求項の選択された引用関係から異なっても同様に可能であり、ここにおいて提案される。このことは、別個の図面に示される特徴、または図面の説明において述べられる特徴にも該当する。これらの特徴は、異なる特許請求項の特徴と組み合わせることもできる。同様に特許請求の範囲に挙げられた特徴は、本発明のさらなる実施形態に対しても当てはまる。
特許請求の範囲および明細書に挙げた特徴は、それらの数に関して、副詞「少なくとも」を明示的に使用する必要なく、ちょうどその数であり、または前記数よりも大きい数が存在していると理解すべきである。したがって例えばバネについて述べる場合、これはちょうど1つのバネ、2つのバネまたは複数のバネが存在することであると理解すべきである。これらの特徴は、別の特徴により補完することができ、またはそれぞれの製品を構成するただ1つの特徴であってもよい。
特許請求の範囲に含まれる参照符号は、特許請求の範囲により保護される対象の範囲を制限するものではない。参照符号は、特許請求の範囲を容易に理解する目的のためにだけ用いられる。
以下、本発明を、図面に示された好ましい実施例に基づき更に説明し記述する。
圧着工具の斜視的分解図を示す。 図1の圧着工具を、部分的に分解された状態で平面図に示す。 図1と2による圧着工具を準備位置において示す図である。 図1と2による圧着工具を装填位置において示す図である。 図1と2による圧着工具を保持位置において示す図である。 図1と2による圧着工具を出発位置において示す図である。 図1と2による圧着工具を閉鎖位置において示す図である。 図1と2による圧着工具を、可動のハンドレバーの開放位置と挟み込みジョーの閉鎖位置において示す図である。 図1と2による圧着工具を取出し位置において示す。 図1から9の圧着工具を付加的な電子構成ユニットと共に示す斜視的分解図である。 圧着工具のさらなる実施形態を、種々の部分的分解状態で示す平面図である。 圧着工具のさらなる実施形態を、種々の部分的分解状態で示す平面図である。 圧着工具のさらなる実施形態を、部分的分解状態で示す平面図である。 圧着工具のさらなる実施形態を、部分的分解状態で示す平面図である。
この図面の説明の枠内で、種々の実施形態に対しては、幾何形状および/または機能に関して一致する、または類似する構成要素には同じ参照符号が使用される。ここで、機能および/または幾何形状に関して対応する複数の構成要素が一実施形態に含まれる場合、
これらは部分的に同じ参照符号により示されるが、補充的にa),b)等により区別される。この場合、参照符号は補充的な文字付で、あるいは文字無しで使用されることがある。
可動のハンドレバーまたは付加的ハンドレバーの閉鎖位置により、可動のハンドレバーまたは付加的ハンドレバーが固定のハンドレバーの方向に最大まで旋回されている位置が示されている。対応の旋回運動は、閉鎖運動または閉鎖行程と称される。反対に、開放位置および開放運動は、可動のハンドレバーまたは付加的ハンドレバーの位置を表し、この位置では可動のハンドレバーまたは付加的ハンドレバーが固定のハンドレバーから(好ましくは最大まで)離れるように旋回されており、あるいは開放位置を引き起こすための対応の運動が行われる。可動の挟み込み部材および可動の挟み込みジョーに関して、閉鎖位置は、挟み込みジョーが最大に閉鎖されている位置を表す。すなわちダイに配置された加工品は、完全に圧縮または圧着されているここで閉鎖運動は、閉鎖位置の方向での運動を表す。可動の挟み込みジョーの開放位置は、閉鎖位置に対して開放された挟み込みジョーの位置を表し、開放運動は、開放位置の方向での挟み込みジョーの運動を表す。可能な開放位置は、特に以下のとおりである。
装填位置および/または取り出し位置、この位置では挟み込みジョーが広く開放されており、圧縮または圧着されていない加工品を、遊びを伴って装填することができ、圧縮または圧着された加工品を大きな遊びを伴ってダイから取り出すことができるように、ダイにより形成された挟み込み口が開放されている。
準備位置、この位置では挟み込み口の開放が装填位置および/または取り出し位置よりも縮小されており、この位置は、圧縮または圧着工具を、力の作用なしで、かつダイに装填された加工品なしで取り出す(しかし挟み込みジョーの準備位置は、挟み込みジョーの閉鎖位置に完全に対応することができる)。そして
出発位置、この位置ではダイの開放が装填位置および/または取り出し位置よりも縮小されているが、閉鎖バネ力が加工品を押圧し、これを固定するので、ダイの開放は準備位置および加工品の圧着または圧縮の開始前よりも大きい。
次に出発位置から出発して、ユーザにより可動のハンドレバーを操作することによって本来の圧縮または圧着行程が実施される。この行程は、(場合により所定のアイドル行程の後)出発位置から閉鎖位置に経過する。
図1から9に示した圧着工具1の実施例に関して、この圧着工具は固定の挟み込み部材2と可動の挟み込み部材3を有する。
固定の挟み込み部材2は、固定の挟み込みジョー4と固定のハンドレバー5を有し、これらは互いに固定的に接続されている。可動の挟み部材3は、可動の挟みジョー6を有する。
固定の挟み込み部材2と可動の挟み込み部材3は、旋回支承部7を介して互いに旋回可能に接続されている。
固定の挟み部材2には旋回支承部8を介して可動のハンドレバー9も旋回可能にリンクされている。可動のハンドレバー9は、伝動機構10を介して可動の挟み込み部材3と、可動のハンドレバー9を固定のハンドレバー5に対して手動で旋回することにより、可動の挟み込み部材3の旋回、すなわち固定の挟み込みジョー4に対する可動の挟み込みジョー6の旋回を引き起こすことができるように連結されている。
挟み込みジョー4,6が、加工品を圧縮または圧着するためのダイを直接的に形成する
ことも可能である。しかし図示の実施例に関しては、挟み込みジョー4,6は適切な収容部を介してダイを支持する。ここで収容部とダイは米国特許第6053025号明細書に対応して構成されており、その開示内容は、本特許出願の対象とされる。
図示の実施例に関して、伝動機構10がトグルレバー伝動部11として構成されている。特に図3から分かるように、トグルレバー伝動部11は、圧力レバー12として構成されたトグルレバー13を有し、一方、他方のトグルレバー14は可動のハンドレバー9のクランク状の端部領域により形成されている。2つのトグルレバー13,14は、トグル継手15を介して互いに旋回可能に接続されている。ここでトグルレバー14は、可動のハンドレバー9のクランク状の材料領域と、トグル継手15との間に形成される。トグル継手15とは反対側のトグルレバー13の端部領域は、旋回支承部16を介して可動の挟み込み部材3にリンクされている。
特に図3から分かるように、トグルレバー13,14は、準備位置55において90°から120゜の範囲にあるトグル角を形成する。可動のハンドレバー3がその開放位置からその閉鎖位置に移行することによって、トグル角を増大することができる。トグル角は、閉鎖位置では、例えば170゜から180゜の間にあり、したがって閉鎖運動によりトグル角は拡張状態に近似し、それに結び付いたトグルレバー伝動部11の大きな力を展開する。
以下では、圧着工具1の最適の構成可能性について記述する。これらの構成可能性は、択一的にまたは追加的に使用することができる。
図1から9の実施例に関し、挟み込み部材2,3はそれぞれプレート状に構成されており、ここではそれぞれ2つのプレート、すなわち2つの固定の挟み込み部材板17a,17bと可動の挟み込み部材板18a,18bを備える。ここで可動の挟み込み部材板18a,18bは、互いに直接隣接して配置されており、2つの固定の挟み込み部材板17a,17bの間に配置されている。一方、可動の挟み込み部材板18a,18bは、ここでは同じ幾何形状(特に外側形状と孔部幾何形状)を有し、図示の実施例の固定の挟み込み部材板17a,17bとは、挟み込み部材板17aが固定のハンドレバー部材19を形成するのに対し、固定の挟み込み部材板17bには対応する固定のハンドレバー部材が存在しない点で異なる。
図1から9に図示の実施例に関し、旋回支承部7,8,16およびトグル継手15は、それぞれ旋回ボルト20,21,22,23により形成されている。前記旋回ボルトは、それぞれ適切な孔部に、旋回支承部7,8,16あるいはトグル継手15を介して互いに接続されている構成要素において旋回自由度を可能にしながら保持されている。
図1から9に図示の実施例に関し、圧力レバー12により形成されたトグルレバー13は、固定の挟み込み部材板17の外に存在し、一方、トグルレバー14は固定の挟み込み部材板17a,17bの内部に配置されている。この理由から、トグル継手15の旋回ボルト23は固定の挟み込み部材板17a,17bを通って貫通案内されている。トグルレバー伝動部11の操作中に旋回ボルト23の運動を阻止するために、固定の挟み込み部材板17a,17bは、旋回ボルト23の所要の運動に対応する湾曲した長穴24a,24bを有する。対応して固定の挟み込み部材板17も長穴25a,25を有し、これにより、トグルレバー伝動部11の操作中に旋回ボルト22の運動を阻止せず、可動の挟み込み部材3の運動を可能にする。
図1から9に図示の実施例に関し、2つの可動のハンドレバープレート26a,26bが設けられており、これらは互いに直接隣接して配置されている。可動のハンドレバープレート26は、可動の挟み込み部材板18と同じ平面内に伸長している。可動の挟み込み
部材板18と可動のハンドレバープレート26は、それぞれ互いに堅固に接続されている。同じことが固定の挟み込み部材板17に対しても当てはまる。
図1から9に図示の実施例に関し、2つのトグルレバー13a,13bは2つの圧力レバー12の形態で設けられている。2つの圧力レバーは、旋回ボルト22,23を介して互いに連結されており、固定の挟み込み部材板18の外側で異なる側に配置されている。
図1から9に図示の実施例に関し、可動の挟み込み部材板18a,18bは2分割式に構成されている。このことを、例として可動の挟み込み部材板18aについて説明する。可動の挟み込み部材板18aは支持プレート27を有し、この支持プレートは、旋回支承部8の旋回ボルト21のための孔部を有する。挟み込みヘッドに向いた端部領域において、支持プレート27は、挟み込みジョープレート29のための固定領域28を有する。図示の実施例に関し、支持プレート27にある固定領域28での挟み込みジョープレート29の固定は、互いに離間して配置された2つの固定ボルト30,31を介して行われる。これら固定ボルトは、支持プレート28および挟み込みジョープレート29の対応する孔部に収容されている。ここで固定ボルト30,31の長手軸は、取り付けられた状態で、旋回支承部8の旋回軸に対してほぼ接線方向に配向されている。支持プレート27と挟み込みジョープレート29は、それぞれおおよそL字形に構成されている。固定領域28を形成するためのL字の2つの短い脚部は重なっており、L字の長い脚部は互いに平行に配置されている。挟み込みジョープレート29は、外側から支持プレート27に宛がわれており、したがって挟み込みジョープレート29は、固定の挟み込み部材板17a,17bと同じ平面内に伸長する。
図1から9の実施例に関し、トグルレバー伝動部11には強制ロック部32が作用する。強制ロック部32により、可動の挟み込みジョー6の一度達成された位置が、圧縮または圧着行程の間、開放しないように確保される。このことは、強制ロック部32の個別のステップで行われる。可動の挟み込みジョー6が閉鎖位置に達すると、強制ロック部32が確保作用を中止し、これにより可動の挟み込みジョー6を再び開放することができる。図示の実施例に関し、可動のハンドレバー9、ここでは可動のハンドレバープレート26aは、ロック歯部33を有する。このロック歯部33にロック要素34が係合する。このロック要素は、旋回可能に固定の挟み込み部材2に支承されており、強制ロック部32のバネ35を介してロック方向に付勢されている。ここでロック歯部33とロック要素34の幾何形状およびバネ35の作用は、ロック要素34が、ロック歯部23に沿った可動のハンドレバー9の閉鎖運動のためにラッチのように運動することができ、一方、ロック要素は可動のハンドレバー9の開放運動に対しては、ロックするようにロック歯部33に係合するように整合されている。可動のハンドレバー9が閉鎖位置に達すると、ロック要素34は、ロック要素34の他方の係合面がロック歯部33と交互作用するように切り替わり、これによりハンドレバー9の開放運動が可能になる。
図1から9の実施例に関し、可動の挟み込み部材3は、閉鎖バネ36を介して閉鎖方向に付勢される。閉鎖バネ6のバネ脚点37が固定の挟み込み部材2に、ここでは固定の挟み込み部材2により担持されるボルト38を介して支持されている。他方のバネ脚点39は、可動の挟み込み部材3に、ここでは可動の挟み込み部材3により担持されるボルト40を介して支持されている。
図1から9の実施例に関し、可動の挟み込み部材3に対して平行に作用する2つの閉鎖バネ36が設けられている。ここで2つの閉鎖バネ36は、2つの固定の挟み込み部材板17の外側に配置されている。したがってボルト40は、固定の挟み込み部材板17の長穴41a,41bを通って伸長し、これら長穴は、可動の挟み込み部材3の旋回によるボルト40の運動を妨げないように配置され成形されている。
図1から9に示した実施例に関し、可動のハンドレバー9には開放バネ42が作用する。開放バネ42のバネ脚点43は、ここではボルト44によって固定の挟み込み部材2に支持されている。他方のバネ脚部45は、ここではボルト46を介して可動のハンドレバー9に支持されている。このことは、旋回支承部8の旋回軸に対して偏心して、開放バネ42が可動のハンドレバー9を開放方向に付勢するように行われる。
図1から9に図示の実施例に関し、2つの開放バネ42が設けられており、これら開放バネは、可動のハンドレバー9に対して平行に作用し、固定の挟み込み部材板17の外部に配置されている。この理由から、ボルト46は固定の挟み込み部材板17a,17bの長穴47a,47bを通って貫通案内されており、これら長穴は、可動のハンドレバー9の旋回を妨げないように配置され成形されている。ここで可動のハンドレバー9が開放位置に達すると、ボルト46は長穴47の端部領域に当接することができ、これによりハンドレバー9の開放位置が設定され、可動のハンドレバー9のさらなる開放は不可能となる。
図1から9に図示の実施例に関し、可動の挟み込み部材3は、ここでは付加的ハンドレバー49として構成されたさらなるレバー48を有する。ここで付加的ハンドレバー49は、ロッド状の、例えば軽く湾曲した、可動の挟み込み部材板18の突起として構成されている。ここで付加的ハンドレバー49は、固定のハンドレバー5と可動のハンドレバー9との間に配置されており、これらの旋回領域は、例えば少なくとも係数2だけ、少なくとも係数3だけ、少なくとも係数4だけ、少なくとも係数5またはそれどころか少なくとも係数8だけ、可動のハンドレバー9の旋回領域よりも小さい。可動のハンドレバー9の閉鎖位置では(図7参照)、付加的ハンドレバー49が、可動のハンドレバー9と固定のハンドレバー5のほぼ中央に配置されている。図示の実施例に関し、付加的ハンドレバー49は、可動のハンドレバー9よりも短く構成されている。または、付加的ハンドレバー49の端部領域の旋回円セグメントは、可動のハンドレバー9の旋回円セグメント内にあるが、これは必須ではない。付加的ハンドレバー49は、外から固定のハンドレバー5に置かれた手の指により、少なくとも1つの前指によりこれを把持し、操作できるように構成され配置されている。付加的ハンドレバー49の長さに応じて、付加的ハンドレバー49の操作に使用される指の数は変更可能であることが理解される。
伝動機構10、ここではトグルレバー伝動部11が遊びなしで構成されている場合、可動のハンドレバー9の各位置は、付加的ハンドレバー49、および可動の挟み込みジョー6を備える可動の挟み込み部材3の割り当てられた位置と一義的に関連している。この一義的な割り当てを解除するために、伝動機構10、ここではトグルレバー伝動部11には遊び50が設けられている。図示の実施例に関し、遊び50は、トグルレバー13,14が、トグル継手15の領域において旋回自由度のみを介して連結されているのではなく、トグルレバー13,14がトグル継手15の領域において摺動自由度を有することによって提供される。この目的のために、トグルレバー13、ここでは圧力レバー12は、トグルレバー14の領域に長穴51を有し、この長穴内で旋回ボルト23が摺動可能に案内される。ここでは長穴51の長さが、遊び50を設定する。長穴51の端部領域が、トグルレバー伝動部11の旋回ボルト23のためのストッパ52を形成する。圧縮または圧着行程の間、旋回ボルト23は、圧縮または圧着力を伝達するためにストッパ52に当接する。
図1から9に示された実施例の圧着工具1の機能を、図3から9に示された圧着工具1の種々の動作位置に基づいて説明する。
図3は、ユーザにより適用される操作力が存在せず、ダイ53,54に装填される加工品を備えない圧着工具1を示す。閉鎖バネ36の作用の結果、可動の挟み込み部材は、挟
み込みジョー6ないしそのダイ53,53と共に閉鎖位置にあり、したがって挟み込み口は開放されている。この閉鎖位置は、付加的ハンドレバー49の開放位置に関連している。閉鎖バネ36は、閉鎖バネ力が最小の状態にある。閉鎖位置では閉鎖バネ力はゼロとすることができ、または閉鎖バネ力は既にゼロより大きくてもよい。伝動機構10が遊び50を有しないとすれば、挟み込みジョー4,6の閉鎖位置は可動のハンドレバー9の閉鎖位置と関連することになる。しかし、ここでは圧力レバー12の長穴51により遊び50が提供されているから、開放バネ42は可動のハンドレバー9を開放位置に移動させることができる。図3の動作位置では、開放バネ42も開放方向に作用する最小の開放バネ力を有する。図3の動作位置は、準備位置55とも称することができる。
図3の準備位置から図4の装填位置および/または取出し位置56を引き起こすことができる。そのために付加的ハンドレバー49が、図3のその開放位置から図4のその閉鎖位置へ手動で旋回される。これには、可動の挟み込み部材3の対応の旋回が伴い、これにより可動の挟み込み部材および可動の挟み込みジョー6は開放位置、すなわち装填位置および/または取出し位置を取る。遊び50があるので、可動のハンドレバー9は、ここではその開放位置に留まることができる。付加的ハンドレバー49が旋回する間、旋回ボルト23は長穴51に沿ってスライドする。付加的ハンドレバー49の旋回により、閉鎖バネ36の閉鎖力が増大される。可動のハンドレバー9は旋回しないから、開放バネ42の開放バネ力は変化しない。図4に示されるように、このようにして引き起こされた装填位置および/または取出し位置では加工品57を挟み込み口およびダイ53,54の間に導入することができる。
手動で付加的ハンドレバー49にもたらされた手の力が除去されると、閉鎖バネ36の作用の結果、付加的ハンドレバー49が開放方向に自動的に運動し、この運動は可動の挟み込み部材3の閉鎖運動を伴う。この閉鎖運動は、図5の保持位置58に達するまで行われる。保持位置58では、閉鎖バネ36により可動の挟み込み部材3に及ぼされる閉鎖バネ力は、加工品が挟み込みジョー4,6の間、またはダイ53,54の間で緊張されていることによって支えられる。閉鎖バネ力によるこの緊張は、ダイ53,54に対する加工品57の位置および/または配向を確保する。図4の装填位置および/または取出し位置から図5の保持位置58への移行に関し、閉鎖バネ36の閉鎖バネ力は低減するが、小さな加工品を使用する場合でも、閉鎖バネ36が設置されているので、加工品57の位置および/または配向の維持を保証するのにまだ十分な大きさである。開放バネ42の開放バネ力は、相変わらず変化しない。図4の装填位置および/または取出し位置から図5の保持位置に移動する間、旋回ボルト23は長穴51に沿って部分経路を運動し、旋回ボルト23は長穴51のストッパ52からまだ離間して配置されている。ここで、ストッパ52からの旋回ボルト23の残りの間隔は、圧縮されていない、または圧着されていない状態の加工品57の大きさに依存する。
そしてユーザは、操作力を可動のハンドレバー9に適用することができる。図5の保持位置から可動のハンドレバー9の操作により、まずアイドル行程が引き起こされる。このアイドル行程ではハンドレバー9の運動が可動の挟み込み部材3の運動と結び付いていない。むしろアイドル行程では、ストッパ52からの旋回ボルト23の間隔がなくなり、その結果、アイドル行程の終了時に旋回ボルト23はストッパ52に当接するようになる。これにより、図6に示した出発位置59に達する。アイドル行程の間、閉鎖バネ36の閉鎖バネ力は変化せず、一方、開放バネ42の開放バネ力が増大する。その結果、アイドル行程の間、手動の操作力によって開放バネ42は撓まなければならない。
そして図6の出発位置から出発して、本来の圧縮または圧着行程を実施することができ、この行程の終了時に図7の閉鎖位置に到達する。圧縮または圧着行程の間、遊び50は除去されている。圧縮または圧着行程の間、旋回ボルト23はトグルレバー伝動部11にお
いて、長穴51により提供される並進的な自由度をもはや備えない。むしろ旋回ボルト23は、トグルレバー伝動部11での力伝達のためにストッパ52に当接する。ここでストッパ52およびこれにより提供されるトグル継手15の領域における旋回運動は相変わらず可能である。圧縮または圧着行程の間、可動のハンドレバー9の旋回の結果、開放バネ42のさらなる付勢が行われる。同時に、可動の挟み込み部材3の旋回が増大することにより、閉鎖バネ36の付勢が低減される。閉鎖位置7に達すると、加工品57は、ダイ53,54の間で完全に圧縮または圧着される。
次にユーザにより適用される手の力が除去されても、閉鎖バネ36の作用の結果、挟み込みジョー4,6の閉鎖位置と、付加的ハンドレバー49の開放位置は維持されたままである。これにより、閉鎖バネ36によって形成される閉鎖バネ力も、圧着された加工品57が挟み込みジョー4,6の間に、ここではダイ53,54の間に緊張され、ダイ53,54から落下できないようにする。開放バネ42の作用により、ハンドレバー9は図7の閉鎖位置から図8の開放位置に旋回する。この運動の間、伝動機構10の遊び50が利用される。図示の実施例に関し、このことは、旋回ボルト23がストッパ52から離れるように運動することを意味する。
圧縮または圧着された加工品57を圧着工具1から除去すべき場合、付加的ハンドレバー49の操作によって可動の挟み込み部材3および可動の挟み込みジョー6の装填位置および/または取出し位置56への移行を引き起こすことができる(図9参照)。
圧着工具1に強制ロック部32が設けられている場合、この強制ロック部はロック作用を、もっぱらアイドル行程および/または圧縮または圧着行程の間だけ形成し、前に記載した運動は強制ロック部32により阻止されない。
圧着工具1のプレート、ここでは固定の挟み込み部材板17および/または可動の挟み込み部材板18の間に形成される中間空間は、例えばプラスチック製の外装61により外に向かって閉鎖または密閉されている。ここに図示の実施例に関し、外装61は近似的にT字状に構成されており、垂直脚により形成されたウェブ62を備える。ウェブ62の領域では、外装61と可動の挟み込み部材3との固定が行われ、このことは、ここでは固定ボルト30,31によって行われる。対応の外装63が、固定の挟み込み部材板17の外側の端面側の領域に伸長している。図示の実施例に関し、外装63は外側固定環64を有する。この固定環の機能を以下にさらに説明する。
図1から9に図示の実施例に関し、圧着工具1は、機械的な挟み込む部材65だけを有する。変形実施形態に関し、図10の圧着工具1は、機械的な挟み込み部材65に加えて電子構成ユニット66を有する。電子構成ユニット66の構成、その機能、機械的挟み込み部材65とのその連結、および/またはそのエネルギー供給、並びにその無線または有線通信は、未公開の欧州特許出願、書類番号EP18173803.0に対応して構成することができ、当該特許出願は、その点で本願の対象となる。
電子構成ユニット66はケーシングを有し、このケーシングは半シェル状の2つのケーシング部分67,68により形成されている。ケーシング部分67,68には、ディスプレイのための観察窓を形成する透明のカバーディスク69または表示器70を配置することでができる。ケーシング、ここではケーシング部分67と機械的挟み込み部材65との間に配置された中間空間には基板71が配置されている。ケーシング部分67,68は、互いにそして固定環64と、適切な接続ピンおよび収容部を介して係止、ロックまたは圧着されている。
電子構成ユニット66の電力供給に関し、この電子構成ユニットは、バッテリーまたは
再充電可能なアキュムレータ73を備えるホルダ72を有することができる。図示の実施例に関し、ホルダ72は固定の挟み込み部材2、ここでは固定のハンドレバー部材19の領域に保持されている。このことは、圧着工具1の純粋に機械的な構成に対して必要ないにもかかわらず図1から9に示されている。ハンドグリップ74を固定のハンドレバー部材19上にスライドすることができ、その内部空間にはホルダ72がバッテリー73と共に収容されている。そしてハンドグリップ74を固定の挟み込み部材2、ここでは固定のハンドレバー部材19に固定することができる。このことは、ラッチおよび/またはロック接続によっても行うことができ、例えば解除可能な接続により行うことができる。接続の解除は、ハンドグリップをラッチ解除するために押しボタンを操作することにより行われ、押しボタンは他方のハンドレバー9に向いた内部側に配置することができる。ここでハンドグリップ74の除去は、バッテリーまたはアキュムレータ73の交換のために利用することができる。
図11と12は、圧着工具1の一実施例を示す。この圧着工具は、以下に述べる相違点を除いて、図1から9の実施形態に実質的に相当する。ここで圧力レバー12は長穴51を有しておらず、そのため伝動機構10も遊び50を有していない。その結果、可動の挟み込みジョー6を装填位置および/または取出し位置に移行するために付加的ハンドレバー49を操作すると、可動のハンドレバー9も(さらに)開放位置に旋回する。
図1から9とは異なり、図11と12に示された実施例に関し、閉鎖バネ36と開放バネ42も異なって構成されており、圧着工具1に組み込まれている。閉鎖バネ36と開放バネ42は、ここでは一体式弾性装置75として構成されており、U字形の湾曲バネであり、互いに接続された弾性の側脚部77,78を有する。側脚部77は、その自由端部領域において支持部78に支持されている。この支持部は、可動の挟み込み部材3により形成されるか、または保持されている。端部領域では、側脚部77が付加的に支持部80にも支持されており、この支持部は、固定の挟み込み部材2により形成されるか、または支持されている。他方の側脚部78は、自由端部領域において支持部81に支持されている。この支持部は、可動の挟み込み部材3により形成されるか、または保持されている。さらに、側脚部78は支持部82に支持されており、この支持部は、固定の挟み込み部材2により形成されるか、または支持されている。この構成に関して、以下のように変更された圧着工具1の機能が得られる。
図12では、弾性装置75が2つの支持部80,82の間で固定の挟み込み部材3に支持されており、これにより捕捉されている。したがってこれは、安定した平衡位置である。付加的ハンドレバー49の操作により、支持部79が側脚部77を連行し、一方、側脚部78は相変わらす支持部82に支持されている。したがって弾性装置75は圧縮され、閉鎖バネ力を形成する。付加的ハンドレバー49に起因するこの運動の間、側脚部77は支持部80から、側脚部78は支持部81から離れる。したがって、付加的ハンドレバー49を介して引き起こされた装填位置および/または取出し位置では、弾性装置におり形成された閉鎖力が作用し、この閉鎖力は、可動の挟み込みジョー6を、図12の出発位置に再び戻そうとする。したがってここでも、図12の出発位置におけるよりもさらに開放された可動の挟み込みジョー6の位置により、緊張が行われるほど加工品57の寸法が大きい場合には、加工品57の緊張が行われる。
可動のハンドレバー9によって本来の圧縮または圧着行程が実施されると、支持部61は側脚部78を共に移動させ、それにより側脚部78は支持部82から離れる。これに対して圧着または圧縮工程の間、側脚部77は支持部80に支持されており、一方、支持部79は側脚部77から離れる。したがって弾性装置75は、圧縮または圧着行程の間、開放バネ力を形成し、この開放バネ力を、閉鎖位置に到達することにより、弾性装置75に起因する図12の出発位置への自動的な開放運動のために利用することができる。
図13も、伝動機構10が遊び50を有しない圧着工具1の実施例を示す。基本的に、図13の圧着工具1の操作運動は、前に説明した実施例に対応して構成されている。この場合では、可動のハンドレバー9がレバー部材83を有し、このレバー部材は、出発位置から装填位置および/または取出し位置への運動のために閉鎖バネ36を付勢する。一方、レバー部材83は、出発位置から閉鎖位置への圧縮または圧着行程の実施のために開放バネ42を付勢する。ここで開放バネ42と閉鎖バネ36は、それぞれ異なる側で単に出発位置まで適切に当接することにより、レバー部材83に追従することができる。
図14に示した圧着工具1の実施例は、基本的に図1から9に示した実施例に対応する。とりわけここでは、さらなるレバー48が、2つのハンドレバー5,9の間に配置された付加的ハンドレバー49としては構成されていない。むしろこの実施例に関し、さらなるレバー48は、2つのハンドレバー5,8の間の中間空間の外に伸長する。図示の実施例に関し、さらなるレバー48は上方に向かって、固定の挟み込み部材板17により形成された圧着工具1のケーシングから離れるように伸長している。さらなるレバー48はこの場合、固定のハンドレバー5上に置かれたユーザの手に関し、指、とりわけ手の親指により、さらなるレバー48を操作することができるように配置され構成されていることも可能である。
図1から9に示した実施例に関し、準備位置のために可動のハンドレバー9はその開放位置にあった。このことは、圧着工具1の準備のために比較的に大きな構造空間を必要とする。このことを回避したい場合、それ以外は対応する構成において、可動のハンドレバー9を閉鎖位置に(または他の位置にも)ラッチまたはロックすることができる。この場合、ユーザにより十分な操作力を可動のハンドレバー9に及ぼすことによりラッチ位置を去ることができる。または可動のハンドレバー8の開放バネが作用することによるロック装置の解除によって自動的に開放位置に移行される。
1 圧着工具
2 固定の挟み込み部材
3 可動の挟み込み部材
4 固定の挟み込みジョー
5 固定のハンドレバー
6 可動の挟み込みジョー
7 旋回支承部(固定のハンドレバー、可動の挟み込み部材)
8 旋回支承部(可動のハンドレバー、固定の挟み込み部材)
9 可動のハンドレバー
10 伝動機構
11 トグルレバー伝動部
12 圧力レバー
13 トグルレバー(圧力レバー)
14 トグルレバー(ハンドレバー)
15 トグル継手
16 旋回支承部(圧力レバー、可動の挟み込み部材)
17 固定の挟み部材板
18 可動の挟み込み部材板
19 固定のハンドレバー部材
20 旋回ボルト(旋回支承部7)
21 旋回ボルト(旋回支承部8)
22 旋回ボルト(旋回支承部16)
23 旋回ボルト(トグル継手15)
24 長穴(挟み込み部材板17における旋回ボルト23のための)
25 長穴(挟み込み部材板17における旋回ボルト22のための)
26 可動のハンドレバー板
27 支持プレート
28 固定領域
29 挟み込みジョープレート
30 固定ボルト
31 固定ボルト
32 強制ロック部
33 ロック歯部
34 ロック要素
35 バネ(強制ロック部)
36 閉鎖バネ
37 バネ脚点(閉鎖バネ36;固定の挟み込み部材2に支持されている)
38 ボルト(支持部 バネ脚点37)
39 バネ脚点(閉鎖バネ36;可動の挟み込み部材3に支持されている)
40 ボルト(支持部 バネ脚点39)
41 長穴(ボルト40のための)
42 開放バネ
43 バネ脚点(開放バネ42;固定の挟み込み部材2に支持されている)
44 ボルト(支持部 バネ脚点43)
45 バネ脚点(開放バネ42;可動のハンドレバー9に支持されている)
46 ボルト(支持部 バネ脚点45)
47 長穴(ボルト46のための)
48 さらなるレバー
49 付加的ハンドレバー
50 遊び
51 長穴(圧力レバー12)
52 ストッパ(長穴51)
53 ダイ
54 ダイ
55 準備位置
56 装填位置および/または取出し位置
57 加工品
58 保持位置
59 出発位置
60 閉鎖位置
61 外装(可動の挟み込み部材板)
62 ウェブ
63 外装(固定の挟み込み部材板)
64 固定ボルト
65 機械的挟み込み部材
66 電子構成ユニット
67 ケーシング部分
68 ケーシング部分
69 カバーディスク
70 ディスプレイ、表示器
71 基板
72 ホルダ
73 バッテリー
74 ハンドグリップ
75 弾性装置
76 湾曲バネ
77 側脚部
78 側脚部
79 支持部
80 支持部
81 支持部
82 支持部
83 レバー部材

Claims (14)

  1. 圧縮または圧着工具(1)であって、
    a)固定のハンドレバー(5)および固定の挟み込みジョー(4)を備える固定の挟み込み部材(2)と、
    b)可動のハンドレバー(9)とを有し、
    前記可動のハンドレバーは、前記固定のハンドレバー(5)の方向への前記可動のハンドレバー(9)の開放位置から閉鎖位置への旋回により可動の挟み込みジョー(6)の閉鎖運動が引き起こされ、前記閉鎖運動により加工品(57)の圧縮または圧着を行うことができるように、伝動機構(10)を介して前記可動の挟み込みジョー(6)と連結されている、圧縮または圧着工具において、
    c)さらなるレバー(48)が、前記固定のハンドレバー(5)および/または前記可動のハンドレバー(9)を握る手、またはこの手の指のグリップ領域に配置されており、前記さらなるレバー(48)は、前記可動のハンドレバー(9)を前記開放位置から去らせることなく、前記さらなるレバー(48)の第一の位置から第二の位置の方向への旋回により、装填位置および/または取出し位置(56)への前記可動の挟み込みジョー(6)の開放運動を引き起こすことができ、前記さらなるレバー(48)の前記第二の位置から前記第一の位置の方向への旋回により、前記可動の挟み込みジョー(6)の閉鎖運動を引き起こすことができるように、伝動接続を介して前記可動の挟み込みジョー(6)と連結されている、ことを特徴とする圧縮または圧着工具。
  2. 前記さらなるレバー(48)は付加的ハンドレバー(49)であり、前記固定のハンドレバー(5)と前記可動のハンドレバー(9)との間に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮または圧着工具(1)。
  3. 前記さらなるレバー(48)は、前記固定のハンドレバー(5)の方向への前記さらなるレバー(48)の旋回により前記可動の挟み込みジョー(6)の開放運動を引き起こすことができるように、前記伝動接続を介して前記可動の挟み込みジョー(6)と連結されている、ことを特徴とする請求項2に記載の圧縮または圧着工具(1)。
  4. 前記伝動接続は、前記さらなるレバー(48)と前記可動の挟み込みジョー(6)との堅固な接続である、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の圧縮または圧着工具(1)。
  5. 開放バネ(42)が設けられており、前記開放バネは、前記可動の挟み込みジョー(6)および/または前記可動のハンドレバー(9)に対して、前記可動の挟み込みジョー(6)および/または前記可動のハンドレバー(9)が閉鎖位置(60)から自動的に開放位置に移動されるように作用する、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の圧縮または圧着工具(1)。
  6. 閉鎖バネ(36)が設けられており、前記閉鎖バネは、前記可動の挟み込みジョー(6)および/または前記さらなるレバー(48)に対して、前記可動の挟み込みジョー(6)が閉鎖位置に付勢され、および/または前記さらなるレバー(48)が閉鎖位置から自動的に開放位置の方向に移動されるように作用する、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の圧縮または圧着工具(1)。
  7. a)閉鎖バネ(36)の一方のバネ脚点(37)が前記固定の挟み込み部材(2)にリンクされており、他方のバネ脚部(39)は可動の挟み込み部材(3)にリンクされており、および/または
    b)開放バネ(42)の一方のバネ脚点(43)が前記固定の挟み込み部材(2)にリンクされており、他方のバネ脚部(45)は前記可動のハンドレバー(9)にリンクされている、ことを特徴とする請求項5または6に記載の圧縮または圧着工具(1)。
  8. a)前記伝動機構(10)を介して前記可動のハンドレバー(9)が前記可動の挟み込みジョー(6)と連結しており、前記伝動機構は、ストッパ(52)により制限された遊び(50)を有し、
    b)前記可動のハンドレバー(9)が前記固定のハンドレバー(5)の方向へ旋回する間、閉鎖位置への前記可動の挟み込みジョー(6)の旋回運動によって、前記伝動機構(10)の伝動要素が、前記ストッパ(52)に当接して圧縮または圧着力を伝達し、
    c)これに対して、前記さらなるレバー(48)が前記可動の挟み込みジョー(6)の装填位置および/または取出し位置(56)への開放運動により旋回すると、前記伝動要素は前記ストッパ(52)から離れ、前記遊び(50)を利用する、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の圧縮または圧着工具(1)。
  9. 前記遊び(50)は少なくとも、前記可動のハンドレバー(9)の開放位置において前記さらなるレバー(48)の位置に依存して、前記可動の挟み込みジョー(6)が閉鎖位置から開放位置に移動可能であるが、前記可動のハンドレバー(9)はその開放位置を去ることはないような大きさである、ことを特徴とする請求項8に記載の圧縮または圧着工具(1)。
  10. 前記可動のハンドレバー(9)の開放位置では、
    a)開放バネ(42)が開放バネ力を前記可動の挟み込みジョー(6)に及ぼさず、
    b)閉鎖バネ(36)は、閉鎖バネ力を前記可動の挟み込みジョー(6)に及ぼし、前記閉鎖バネ力は、前記さらなるレバー(48)の閉鎖位置において最小であり、前記さらなるレバー(48)の開放位置において最大である、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の圧縮または圧着工具(1)。
  11. 前記伝動機構(10)は、前記遊び(50)を提供する長穴(51)を有し、ストッパ(52)は前記長穴(51)の端部領域により形成されている、ことを特徴とする請求項8、請求項9、請求項8または9を引用する請求項10のいずれか記載の圧縮または圧着工具(1)。
  12. 前記伝動機構(10)は、トグルレバー伝動部(11)である、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の圧縮または圧着工具(1)。
  13. 前記トグルレバー伝動部(11)は、前記長穴(51)内に収容された旋回ボルト(23)を有する、ことを特徴とする請求項11を引用する請求項12に記載の圧縮または圧着工具(1)。
  14. 強制ロック部(37)が設けられており、前記強制ロック部は、
    a)前記さらなるレバー(48)に起因する前記可動の挟み込みジョー(6)の運動はロックせず、
    b)前記可動のハンドレバー(9)に起因する前記可動の挟み込みジョー(6)の運動をロックする、ことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の圧縮または圧着工具(1)。
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