本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
(クレーム1)
前記属性に応じた妊婦および当該妊婦の胎児の状態を示す状態画像を表示させる表示手順と、前記利用者の端末装置におけるサービスの利用履歴に基づいて、前記状態画像の表示態様を変化させる表示制御手順とをコンピュータに実行させるための情報表示プログラム。
このような情報表示プログラムによれば、属性に応じた妊婦および当該妊婦の胎児の状態を示す状態画像を表示させる。そして、利用者の端末におけるサービスの利用履歴に基づいて、状態画像の表示態様を変化させる。これにより、情報表示プログラムは、利用者にとって有用な情報を提供することができる。
例えば、情報表示プログラムは、属性に応じた妊婦および妊婦の胎児の状態を示す状態画像を表示させるため、利用者の状態に関する情報を適切、かつ、簡便に利用者に提供することができる。
そして、情報表示プログラムは、利用者の端末におけるサービスの利用履歴に基づいて、状態画像の表示態様を変化させるため、利用者は、利用者の妊娠期におけるサービスの利用が利用者自身または胎児に対する影響があることをより適切に認知できるようになる。
このように、情報表示プログラムは、利用者自身の状態と、利用者の胎児の状態とを関連付けて状態画像として表示することができるため、利用者自身が気付きにくい状態の変化等(例えば、胎児の成長等)を利用者が適宜把握することができる。これにより、情報表示プログラムは、利用者毎に異なる妊娠に関する状態等に対応する適切な情報を取得する動機付けを利用者に与えることができる。
(クレーム2)
また、情報表示プログラムは、前記状態画像として、前記妊婦の状態を示す画像および前記胎児の状態を示す画像を重畳して表示させ、前記妊婦の状態を示す画像、若しくは、前記胎児の状態を示す画像に対して所定の視覚効果を加えることで、前記状態画像の表示態様を変化させる。
このような情報表示プログラムによれば、状態画像として、妊婦の状態を示す画像および胎児の状態を示す画像を重畳して表示させ、妊婦の状態を示す画像、若しくは、胎児の状態を示す画像に対して所定の視覚効果を加えることで、状態画像の表示態様を変化させるため、利用者の状態に関する情報を適切、かつ、簡便に提供することができる。
(クレーム3)
また、情報表示プログラムは、所定のキャラクタを示す画像を表示させる。
このような情報表示プログラムによれば、所定のキャラクタを示す画像を表示させるため、利用者が親近感を持った状態で、利用者にとって有益な情報を提供することができる。
(クレーム4)
また、情報表示プログラムは、前記所定のキャラクタとして、妊娠若しくは育児に関する商品と関連性を有するキャラクタを示す画像を表示させる。
このような情報表示プログラムによれば、所定のキャラクタとして、妊娠若しくは育児に関する商品と関連性を有するキャラクタを示す画像を表示させるため、利用者が親近感を持った状態で、利用者にとって有益な情報を提供することができる。
(クレーム5)
また、情報表示プログラムは、前記所定のキャラクタが発話している態様で、前記利用者に対して提供する情報を表示させる。
このような情報表示プログラムによれば、所定のキャラクタが発話している態様で、利用者に対して提供する情報を表示させるため、利用者が文字を読む労力を低減することができる。
(クレーム6)
また、情報表示プログラムは、前記利用者に対して前記胎児に関する情報を表示させる。
このような情報表示プログラムによれば、利用者に対して胎児に関する情報を表示させるため、利用者の状態に関する情報を適切、かつ、簡便に提供することができる。
(クレーム7)
また、情報表示プログラムは、前記利用者が利用する利用者端末が、子供の発育に関する発育情報を提供するためのアプリケーションを起動させた際に、状態画像を表示させる。
このような情報表示プログラムによれば、利用者が利用する利用者端末が、子供の発育に関する発育情報を提供するためのアプリケーションを起動させた際に、状態画像を表示させるため、利用者の状態に関する情報を適切、かつ、簡便に提供することができる。
(クレーム8)
また、情報表示プログラムは、前記アプリケーションにおける前記利用者の操作履歴に基づいて、前記状態画像の表示態様を変化させる。
このような情報表示プログラムによれば、アプリケーションにおける利用者の操作履歴に基づいて、状態画像の表示態様を変化させるため、利用者にとって有益な情報を利用者が理解しやすい態様で提供することができる。
(クレーム9)
また、情報表示プログラムは、前記アプリケーションにおいて前記利用者が閲覧した発育情報の履歴に応じて、前記状態画像の表示態様を変化させる。
このような情報表示プログラムによれば、アプリケーションにおいて利用者が閲覧した発育情報の履歴に応じて、状態画像の表示態様を変化させるため、利用者にとって有益な情報を利用者が理解しやすい態様で提供することができる。
(クレーム10)
また、情報表示プログラムは、前記アプリケーションにおいて提供される発育情報であって、前記利用者と対応するコンテンツに対して追加する情報として当該利用者が指定した発育情報の履歴に応じて、前記状態画像の表示態様を変化させる。
このような情報表示プログラムによれば、アプリケーションにおいて提供される発育情報であって、利用者と対応するコンテンツに対して追加する情報として利用者が指定した発育情報の履歴に応じて、状態画像の表示態様を変化させるため、利用者にとって有益な情報を必要十分に提供することができる。
(クレーム11)
また、情報表示プログラムは、前記子供の発育に関して実行を所望する行動として前記利用者が入力した行動のうち、当該利用者が実行した行動に応じて、前記状態画像の表示態様を変化させる。
このような情報表示プログラムによれば、子供の発育に関して実行を所望する行動として利用者が入力した行動のうち、利用者が実行した行動に応じて、状態画像の表示態様を変化させるため、利用者にとって有益な情報を必要十分に提供することができる。
(クレーム12)
また、情報表示プログラムは、前記アプリケーションにおいて提供されるコンテンツであって、前記利用者とは異なる他の利用者により指定された発育情報が追加されたコンテンツの閲覧履歴に応じて、前記状態画像の表示態様を変化させる。
このような情報表示プログラムによれば、アプリケーションにおいて提供されるコンテンツであって、利用者とは異なる他の利用者により指定された発育情報が追加されたコンテンツの閲覧履歴に応じて、状態画像の表示態様を変化させるため、利用者にとって有益な情報を必要十分に提供することができる。
(クレーム13)
また、情報表示プログラムは、前記アプリケーションにおいて、前記利用者が子供の発育に関する質問に対して行った回答に応じて、前記状態画像の表示態様を変化させる。
このような情報表示プログラムによれば、アプリケーションにおいて、前記利用者が子供の発育に関する質問に対して行った回答に応じて、前記状態画像の表示態様を変化させるため、利用者にとって有益な情報を必要十分に提供することができる。
(クレーム14)
また、情報表示プログラムは、前記利用者と当該利用者の子供との間の関係性に応じた態様で、前記状態画像を表示させる。
このような情報表示プログラムによれば、利用者と利用者の子供との間の関係性に応じた態様で、状態画像を表示させるため、利用者にとって有益な情報を利用者が理解しやすい態様で提供することができる。
以下に、情報表示プログラム、情報表示装置及び情報表示方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)の一例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により情報表示プログラム、情報表示装置及び情報表示方法が限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、以下の実施形態で説明されるコンテンツとは、如何なる情報であってよく、例えば、記事、広告コンテンツ等を示す。
[実施形態]
〔1.提供システムの一例について〕
次に、図1を用いて、実施形態に係る提供システムの一例について説明する。図1は、実施形態に係る提供システムの一例を示す図である。図1に示すように、提供システム1は、利用者端末10と、提供装置100とを有する。
実施形態に係る利用者端末10は、利用者によって利用される情報処理装置である。利用者端末10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。本実施形態では、利用者端末10は、スマートフォンであるものとする。
実施形態に係る提供装置100は、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。具体的には、提供装置100は、利用者の子供の発育に関する質問への回答に基づいて、利用者の妊娠若しくは育児に関する属性を判定する。そして、提供装置100は、かかる属性に基づいて、利用者に対して提供する提供情報を選択する。そして、提供装置100は、かかる提供情報を利用者に提供する。
〔1-1.提供システムが提供するコンテンツについて〕
ここで、図1に示す提供システム1は、利用者端末10を介して、利用者に対し、妊娠、出産、若しくは子育て等といった、子供の発育に関する情報である発育情報を提供する。例えば、提供システム1は、発育情報として、妊娠時に摂取した方が良い食品や妊娠時に推奨される運動、悪阻を軽減される手法等を説明する記事を提供する。また、提供システム1は、ある行為が悪阻を軽減されたといった内容や、この食品を摂取したらよかった等というように、各利用者により投稿された情報であって、子供の発育に関する情報である投稿情報を発育情報として提供する。なお、ここでいう子供の発育は、妊娠や出産、子育て等を含む。例えば、子供の発育は、妊娠や出産における胎児だけでなく母を含めた親や、子育てをする保育者や養護者に関する事項等の胎児や子供の成長や出産に関連する人物に関する事項等も含む。また、例えば、子供の発育は、妊娠における母の体の状態変化である悪阻に関する情報等も含む。
また、このような記事や投稿情報以外にも、例えば、おむつや哺乳瓶、粉ミルク、抱っこひも等といった幼児用の製品、マタニティウェアといった妊娠中の利用者が利用する製品、幼児の衣類やおもちゃ等といった各種子供の発育に関連する製品やサービス(例えば、幼稚園や幼児用テーマパーク、幼児の一時預かり等)に関連する広告や各種の情報等が発育情報として提供されてもよい。
また、提供される発育情報には、企業により登録された記事や投稿情報等といった企業コンテンツが含まれていてもよい。ここで、企業コンテンツとは、各種の企業により登録された記事等のコンテンツであり、例えば、企業が提供する製品やサービスに関する記事若しくは投稿である。なお、企業コンテンツは、例えば、企業の製品やサービスに関するウェブコンテンツへのリンクやリンクが設定された広告画像と共に、子供の発育に関する情報を含むコンテンツであってもよい。
また、提供システム1は、ノートと呼ばれるコンテンツを用いて、発育情報を管理する機能を有する。例えば、ノートとは、利用者と利用者の属性との組ごとに生成されるコンテンツであって、各種の記事や各利用者が投稿した投稿情報等をまとめることで、利用者が所望する情報を管理するためのコンテンツである。例えば、ノートは、利用者の体験談、利用者がやりたいこと、やった方がよいこと等を所定のテーマ毎にまとめたものを含む。
例えば、提供装置100は、妊娠15週目の利用者から、ノートに登録する情報の指定を受付ける。例えば、提供装置100は、各種記事のうち利用者が選択した記事や、他の利用者が投稿した体験談といった投稿情報のうち利用者が選択した投稿情報等、提供装置100が提供するサービスにおいて配信される情報のうち、利用者が選択した情報をノートと紐付ける。そして、提供装置100は、利用者がノートを閲覧する際に、ノートと紐付られた情報をノートに追加した状態で提供する。すなわち、ノートとは、子育てに関する各種の情報が登録されたスクラップブックの機能である。なお、提供装置100は、利用者が入力した各種のリスト(例えば、利用者がやりたいことなどのタスク)や情報等をノート中に追加してもよい。
そして、提供装置100は、利用者の操作若しくは所定の条件が満たされた場合に、ノートの公開を行う。例えば、提供装置100は、利用者がノートの公開操作を行った場合や、利用者が妊娠15週目から妊娠16週目となった場合(すなわち、利用者の時期的な条件が変化した場合)は、利用者の属性をノートと対応付けて、ノートを公開状態とする。この結果、提供装置100は、公開されたノートを、ノートに対応付けられた属性と類似する他の利用者に対して提供することとなる。
〔1-2.提供システムが実行する処理の概要について〕
以下、図2を用いて、提供装置100が実行する処理の概要を流れに沿って説明する。図2は、実施形態に係る提供装置100が実行する提供処理の概要を示す図である。まず、図2に示すように、提供装置100は、利用者U2や利用者U3が利用者端末12、13を用いて、体験談といった発育情報や、ノート等の各種コンテンツを受け付け、所定の記憶装置に登録する(ステップS1)。
続いて、提供装置100は、利用者U1によって利用される利用者端末11に、各種コンテンツと、子供の発育に関する質問を提供する(ステップS2)。より具体的には、提供装置100は、利用者U1の子供の発育に関する属性に基づいて、各種コンテンツの中から選択されたコンテンツを配信する。例えば、提供装置100は、利用者U1が妊娠10週目である場合、妊娠10週目の妊婦に対して有用な情報を含む記事や、妊娠10週目の他の利用者によって投稿された投稿情報等を提供する。さらに、提供装置100は、提供するコンテンツと関連性を有する質問をコンテンツとともに提供する。例えば、コンテンツが子供の食事法に関するコンテンツである場合、提供装置100は、子供の食事法に関するコンテンツとともに、「子供の好きな食べ物は?」等のような、提供されるコンテンツと関連性を有する内容の質問を利用者に提供する。このように、提供装置100は、コンテンツとともに質問を送信することで、利用者がコンテンツを確認後に質問に回答させることができる。また、提供装置100は、利用者が質問に対してより明確なイメージをもって回答させることができる。例えば、提供装置100は、産院に対する一般的な記事とともに「あなたの産院探しのタイプは?」という質問を提供することで、利用者が産院探しのイメージを持った上で利用者のタイプを選択することを促すことができる。
なお、提供装置100は、複数の質問を提供してもよい。例えば、提供装置100は、「あなたの産院探しのタイプは?」という質問に加えて「産院探しのタイプ診断」という質問を提供してもよい。これにより、提供装置100は、産院に対する一般的な記事を読んだ利用者のうち、自身のタイプを選択する可能性がある利用者に対して「あなたの産院探しのタイプは?」という質問を提供し、利用者に自身のタイプについて回答させることができる。一方、提供装置100は、産院に対する一般的な記事を読んだ利用者のうち、自身のタイプをまだ選択できない利用者に対して「産院探しのタイプ診断」という質問を提供することができる。このように、提供装置100は、複数の質問を提供することで、利用者が持つイメージに合わせた質問を利用者に適切に提供することができる。また、提供装置100は、コンテンツとともに質問を利用者に提供する例を挙げたが、これに限定されなくともよい。例えば、提供装置100は、利用者に対して質問のみを提供してもよい。
そして、提供装置100は、提供された質問に対する利用者U1の回答を受け付け、記憶装置に登録する(ステップS3)。続いて、提供装置100は、記事や投稿情報などのコンテンツの閲覧履歴や回答(ステップS2で提供された質問に対する回答や、事前に提供された他の質問に対する回答等)等といった、利用者が利用者端末11を介して行った行動であって、子供の発育に関する行動に基づいて、利用者U1の属性を判定する(ステップS4)。例えば、提供装置100は、利用者が閲覧したコンテンツの傾向や、質問に対する回答の内容に基づいて、利用者の悪阻が深刻であるか否かや、情報量の多いコンテンツを好むか否か等を判定する。
そして、提供装置100は、利用者U1の属性に応じて、利用者U1に提供するコンテンツを選択する(ステップS5)。例えば、利用者の属性が、悪阻が深刻であるものとする。また、提供情報が、悪阻の解消法に関する情報であるものとする。この場合、提供装置100は、利用者の悪阻が深刻であるといった属性に基づいて、利用者に対して提供する提供情報として、悪阻の解消法に関する情報を選択する。そして、提供装置100は、選択したコンテンツを利用者U1に提供する(ステップS6)。なお、提供装置100は、記事や投稿情報等といったコンテンツを提供する処理に限定されなくともよく、前述のノートのような複数の情報をまとめたコンテンツを提供してもよい。
このように、提供システム1は、利用者の属性を推定し、推定した属性に応じたコンテンツ(例えば、各種の発育情報やノート等)を提供する。例えば、提供システム1は、悪阻の重さや、情報量が多いコンテンツを好むか否かといった利用者の属性に応じて、利用者に対して提供するコンテンツを選択し、選択したコンテンツを利用者に提供する。このような処理の結果、提供システム1は、利用者に対して有用な情報を提供することができる。また、提供システム1は、ノートのような複数の情報をまとめたコンテンツを提供することで、利用者が利用者の状態や価値観といった心的身体的状態にあった複数の情報をまとめて入手し、利用することができるため、利用者が自身の興味のある情報をさらに検索や取捨選択をする工数を削減することを促すことができる。
〔2.提供装置100について〕
続いて、図1に戻り、提供装置100が有する機能構成の一例について説明する。なお、以下の説明においては、提供装置100が有する各機能構成が発揮する機能の一例について説明した後に、各機能構成により提供装置100が実行する処理の流れについて説明する。
〔2-1.提供装置100が有する機能構成の一例〕
図1に示すように、提供装置100は、通信部110、記憶部120、および制御部130を有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、利用者データベース121と、発育情報データベース122と、ノートデータベース123とを有する。
(利用者データベース121について)
実施形態に係る利用者データベース121は、利用者に関する情報を記憶する。ここで、図3に、実施形態に係る利用者データベース121の一例を示す。図3に示した例では、利用者データベース121は、「利用者ID(Identifier)」、「利用者情報」、および「属性情報」といった項目を有する情報が登録されている。また、「属性情報」には、「週数」、「タイプ」、「閲覧傾向」といった項目を有する情報が登録されている。
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子である。「利用者情報」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者に関する情報である。例えば、利用者情報とは、利用者の氏名、利用者の住所、利用者の年齢や性別、利用者の嗜好等である。また、「属性情報」とは、あらかじめ設定された属性であって、対応付けられた「利用者ID」が示す利用者の妊娠、出産および子育てといった各種育児に関連する属性を示す情報である。
例えば、「週数」は、「利用者ID」に対応付けられた週数であって、妊娠してから経過した時間を示す週数、すなわち、胎児の週齢に関する情報である。なお、「週数」は、出産してから経過した週数、月数、年数、すなわち、子供の週齢、月齢、年齢等を示すものであってもよい。「タイプ」は、「利用者ID」に対応付けられたタイプに関する情報である。ここでタイプ(以下、Typeと表記する場合がある)とは、予め設定された育児に関する利用者のタイプのうち、対応付けられた「利用者ID」が示す利用者が属するタイプを示す。すなわち、タイプは、妊娠や子育てに関する利用者の特徴等を示す。
例えば、妊婦Aの悪阻が深刻であり、妊婦Bの悪阻が深刻ではない場合、妊婦Aと妊婦Bとの他の属性が同一若しくは類似している場合であっても、妊婦Aと妊婦Bとは、異なるタイプであると判定される。また、妊婦Aと妊婦Bとの悪阻が深刻である場合、妊婦Aと妊婦Bとの他の属性が類似しないとしても、妊婦Aと妊婦Bとは同じタイプであると判定されてもよい。一方で、例えば、妊婦Aと妊婦Bとが、悪阻を含めた複数の属性が同一若しくは類似している場合、妊婦Aと妊婦Bとは同じタイプであると判定されてもよい。また、ここでいうタイプとは、悪阻のような体調や体質といった身体的特徴に基づくタイプだけではなく、例えば、最新のサービスを利用したい、自然な物、天然由来の物を利用したいといった価値観や嗜好といった心的特徴に基づくタイプであってもよい。
「閲覧傾向」は、「利用者ID」に対応付けられた閲覧傾向であって、コンテンツ等を閲覧する回数等の閲覧に関する傾向である閲覧傾向である。例えば、図3では、利用者IDによって識別された「U1」は、利用者情報が「利用者情報#1」であり、週数が「5W」であり、タイプが「T1」であり、閲覧傾向が「情報過多」である。なお、図3に示した例では、タイプを「T1」等の抽象的な符号で表現したが、タイプは、利用者の具体的な傾向を示す情報等であってもよい。
また、図3では、属性情報として「週数」、「タイプ」、および「閲覧傾向」といった例を記載したが、これら以外にも、子育てに関する各種の属性が登録されていてもよい。例えば、利用者データベース121には、「属性情報」として、私立の幼稚園や学校に通わせたいか否かや自然食品の利用を重視しているか否かといった各種子育てに関連するであろう利用者のポリシー、近所に実家があるか否かや利用者の持病等といった各種子育てに関連するであろう利用者の身体的或いは心理的状態、経済状況等、子育てに関連するであろう属性を示す情報であれば、任意の属性を示す情報が採用されてよい。また、「タイプ」は、これらの任意の属性を示す情報から決定される分類であってもよい。なお、以下の説明において、単に「属性」と記載する場合は、タイプを含む各種の属性を示すものとする。
(発育情報データベース122について)
実施形態に係る発育情報データベース122は、妊娠の経過に応じた母体の状態に関する情報を記憶する。ここで、図4に、実施形態に係る発育情報データベース122の一例を示す。図4に示した例では、発育情報データベース122は、「発育情報ID」、「コンテンツ種別」、「タグ情報」、「週数」、「Type」、「属性」といった項目を有する。
「発育情報ID」は、発育情報を識別する識別子である。「コンテンツ種別」は、「発育情報ID」に対応付けられたコンテンツの種別に関する情報である。「タグ情報」は、「発育情報ID」に対応付けられたコンテンツのタグに関する情報である。
「週数」は、「発育情報ID」に対応付けられた週数であって、妊娠してから経過した時間を示す週数に関する情報、すなわち、胎児の週齢である。「Type」は、「発育情報ID」に対応付けられたタイプに関する情報である。「属性」は、「発育情報ID」に対応付けられた属性に関する情報であって、利用者の属性に関する情報であり、例えば、「発育情報ID」が示す発育情報と関連性が高い利用者の属性を示す情報である。
例えば、図4では、発育情報IDによって識別された「C1」は、コンテンツ種別が「記事」であり、タグ情報が「つわり」であり、週数が「5W」であり、Typeが「T1」であり、属性が「Z1」である。なお、図3に示した例では、タイプを「T1」等の抽象的な符号で表現したが、タイプは、利用者の具体的な傾向を示す情報等であってもよい。また、図4に示した例では、属性を「Z1」等の抽象的な符号で表現したが、属性は、利用者の属性を示す情報等であってもよい。
(ノートデータベース123について)
ノートデータベース123は、ノートに関する情報が登録される。なお図5に、実施形態に係るノートデータベース123の一例を示す。図5に示した例では、ノートデータベース123は、「ノートID」、「利用者ID」、「紐付ID」、「週数」、「Type」、「属性」といった項目を有する。
「ノートID」は、ノートを識別する識別子である。「利用者ID」は、「ノートID」に対応付けられた利用者を識別する識別子である。「紐付ID」は、「ノートID」に対応付けられた紐付いたコンテンツに関する情報である。
「週数」は、「ノートID」に対応付けられた週数であって、妊娠してから経過した時間を示す週数に関する情報である。「Type」は、「ノートID」に対応付けられたTypeに関する情報である。「属性」は、「ノートID」に対応付けられた属性に関する情報であって、利用者の属性に関する情報である。
例えば、図5では、ノートIDによって識別された「N1」は、利用者IDが「U1」であり、紐付IDが「C1、C5…」であり、週数が「5W」であり、Typeが「T1」であり、属性が「Z1」である。なお、図5に示した例では、Typeや属性を「T1」、「Z1」といった抽象的な符号で表現したが、ノートデータベース123には、利用者の具体的な傾向を示す情報等が登録されることとなる。
(制御部130について)
図1に戻り、説明を続ける。制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、提供装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(提供プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図1に示すように、制御部130は、推定部131と、提供部132と、情報管理部133と、利用態様通知部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図1に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図1に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(推定部131について)
推定部131は、利用者の子供の発育に関する属性を推定する。例えば、推定部131は、利用者端末10を介して、利用者のタイプやその他の属性を推定するための質問を提供し、提供した質問に対する回答を受付ける。そして、推定部131は、受付けた回答に基づいて、利用者の属性を推定する。例えば、推定部131は、悪阻がひどいか否かといった質問や、出産予定日に関する質問を提供し、回答に基づいて、利用者の悪阻がひどいか否かや、妊娠何週目であるかといった属性を推定する。そして、推定部131は、推定結果を利用者データベース121に登録する。
なお、推定部131は、質問に対する回答以外にも、利用者の子供の発育に関する行動であって、利用者が利用者端末10を介して行った行動であれば、任意の行動に基づいて、利用者の妊娠若しくは育児に関する属性を推定してよい。例えば、推定部131は、利用者が閲覧したノートや各種発育情報の内容、利用者がノートに追加した発育情報の内容や数、利用者がノートに追加したタスクの数や内容、利用者が実行したタスクの内容や割合等に基づいて、適宜利用者の属性を推定してよい。
例えば、推定部131は、利用者が悪阻に関するコンテンツを所定回数(例えば、5回)選択した場合は、利用者の悪阻が深刻であると推定し、悪阻に関するコンテンツの選択回数が所定回数未満である場合(例えば、4回以下)は、利用者の悪阻が軽度であると推定してもよい。また、例えば、推定部131は、利用者がノートに追加したコンテンツの数が所定の閾値を超える場合は、情報量が多いコンテンツを好むと推定してもよい。また、推定部131は、ノートに追加されたコンテンツのうち類似するコンテンツの割合が高い場合は、物事をしっかり確認したいという属性を推定してもよい。また、例えば、推定部131は、新しいサービスなどを好むか又はこれまでの慣習を大切にするかといった質問から、利用者の嗜好や価値観を推定してもよい。そして、提供部132は、推定部131によって推定された価値観に基づいて、例えば、妊娠期に利用可能な新しいサービスに関するコンテンツやより価値観の合うユーザの閲覧数が高いコンテンツを提供することができる。
また、例えば、推定部131は、利用者が生後5か月の子供に関するコンテンツを高い頻度で閲覧することから、育児に関する属性として、生後5か月の子供を育てていると推定してもよい。なお、推定部131は、例えば、出産予定日の質問に対して入力された日時から、現在の胎児の週齢を逆算し、逆算した週齢を属性として推定してもよい。
(提供部132について)
提供部132は、推定部131に推定された属性に基づいて選択されたコンテンツを提供する。例えば、提供部132は、利用者がノートや発育情報といったコンテンツを閲覧する場合、コンテンツと紐付られた属性や、利用者の属性と共通又は類似するコンテンツを提供する。例えば、提供部132は、利用者が妊娠10週目であり、情報量が多いコンテンツを好む場合、妊娠10週目の他の利用者が生成したノートのうち、追加された発育情報の数が多いノートを提供する。なお、提供部132は、利用者が記事や投稿情報といった発育情報の閲覧を行う場合、利用者の属性と共通又は類似する発育情報を提供対象として選択してもよい。
ここで、提供部132は、ノートに記事等の発育情報が対応付けられている場合、ノートに対応付けられた発育情報を追加したノートを提供する。例えば、提供部132は、提供対象となるノートのノートIDと対応付けられた紐付けIDから、ノートに紐付られた記事等のコンテンツを特定し、特定したコンテンツやコンテンツへのリンクをノート内に配置した状態で提供する。
なお、提供部132は、他の利用者のうち、属性が、ノートの公開時点における利用者の属性(すなわち、妊娠若しくは育児に関する属性)と類似する他の利用者に対して公開することとなる。例えば、例えば、利用者が生後5か月の子供を育てており、「生後5か月ノート」を利用している場合、利用者の子供が生後6か月となるとき、「生後5か月ノート」の利用を終了し、「生後6か月ノート」の利用を開始する例を挙げて説明する。この場合、提供部132は、利用者が「生後5か月ノート」を公開し、他の利用者が生後5か月の子どもを育てている際に「生後5か月ノート」ノートを提供する。換言すると、提供部132は、利用者の期日に関する属性が所定の条件を満たした際に公開されたノートを、他の利用者であって、期日に関する属性が所定の条件を満たした利用者に対して提供する提供情報として選択する。また、提供部132は、例えば、ノートの作成時点における利用者の属性と、ノートを提供される他の利用者の属性との類似の度合いに応じてコンテンツ(ノートを含む)を提供してもよい。
また、提供部132は、コンテンツにタスクが紐付けられている場合は、タスクのうち利用者が実行したタスクを判別可能な状態で示すコンテンツを提供してもよい。例えば、提供部132は、利用者が登録したタスクのうち、利用者が実行したタスクと実行していないタスクとを判別可能な態様でノートの提供を行ってもよい。また、提供部132は、例えば、利用者が登録したタスクとチェックボックスとを提供し、チェックボックスを介して、利用者が実行したタスクの選択を受付けられるようにしてもよい。
また、提供部132は、コンテンツとコンテンツに対する評価とを他の利用者に対して提供してもよい。例えば、利用者が生後5か月の子供を育てているものとする。また、利用者が生後5か月の子育てをテーマにしたコンテンツを生成しているものとする。この場合、提供部132は、利用者が生成した生後5か月の子育てをテーマにしたコンテンツに対して他の利用者が肯定的な反応を示す評価情報を提供してもよい。
(情報管理部133について)
情報管理部133は、ノートや各種の発育情報を管理する。より具体的には、情報管理部133は、利用者と対応するノートに対する各種発育情報といったコンテンツの追加や削除、タスクリストの登録、ノートの公開等といった各種の管理を実行する。
例えば、情報管理部133は、発育情報として、利用者とは異なる他の利用者により投稿された子供の発育に関する内容の投稿情報の指定を受付ける。このような場合、情報管理部133は、利用者のノートに対して指定された投稿情報を紐付けて、ノートデータベース123に登録する。また、情報管理部133は、利用者により入力された子供の発育に関して利用者が実行を所望する行動を示す行動情報の指定を受付けた場合は、利用者に対して指定された行動情報をノートに追加する。
また、情報管理部133は、利用者の期日に関する属性が所定の条件を満たした場合や、利用者がノートを公開する操作を行った場合は、利用者のノートを公開対象とする。例えば、情報管理部133は、利用者の属性が妊娠10週目を示す属性「10週」から、利用者が妊娠15週目を示す属性「15週」へと遷移した場合は、属性が「10週」だった際に利用者が生成したノートを公開対象とする。より具体的には、情報管理部133は、ノートに対し、利用者の属性「10週」や利用者のタイプ等を対応付けてノートデータベース123に登録する。この結果、提供部132は、この利用者が妊娠10週目であった際に生成したノートを、他の利用者であって、新たに妊娠10週目となった他の利用者に対して提供することとなる。
また、情報管理部133は、ある利用者が他の利用者のノートを選択した場合は、選択したノートの複製を利用者のノートとして登録する。そして、情報管理部133は、利用者のノートとして登録したノートに対するコンテンツの追加や削除といった編集を受付け、編集されたノートをさらに他の利用者へと公開する。このように、情報管理部133は、子供の発育に関する属性が共通する利用者間で、有用な情報の引き継ぎを実現するとともに、逐次有用な情報の更新を実現できる。この結果、情報管理部133は、属性ごとに、利用者にとって有用な情報を提供することができる。
なお、情報管理部133は、利用者からの指示に従って、提供部132により他の利用者に対して公開されたコンテンツを編集してもよい。また、情報管理部133は、コンテンツに対する評価を他の利用者から受付けてもよい。例えば、情報管理部133は、悪阻に関する体験談に対する他の利用者からの評価として評価「4」を受付けてもよく、例えば、公開されたノートに対する評価を受付けてもよい。このようにして受付けられた評価は、ノートや発育情報と共に、提供部132により各利用者に提供されることとなる。
〔2-2.ノートを管理する処理の流れの一例〕
ここで、図6を用いて、情報管理部133がノートを管理する処理の一例について説明する。図6は、ノートを管理する処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、情報管理部133は、ノートの編集要求を受付けたか否かを判定する(ステップS101)。そして、情報管理部133は、ノートの編集要求を受け付けていない場合(ステップS101;No)、編集要求を受付けるまで待機する。
一方、情報管理部133は、ノートの編集要求を受付けた場合(ステップS101;Yes)、コンテンツの追加要求を受付けたか否かを判定する(ステップS102)。そして、情報管理部133は、コンテンツの追加要求を受付けていない場合(ステップS102;No)、ステップS105に進む。一方、情報管理部133は、指定受付部136がコンテンツの追加要求を受付けた場合(ステップS102;Yes)、利用者のノートに指定されたコンテンツを紐付けて登録し(ステップS103)、処理を終了する。
また、情報管理部133は、ノートの登録要求を受付けたか否かを判定する(ステップS104)。そして、情報管理部133は、ノートの登録要求を受付けていない場合(ステップS104;No)、ステップS107に進む。一方、情報管理部133は、指定受付部136がノートの登録要求を受付けた場合(ステップS104;Yes)、利用者が選択した他の利用者のノートの複製を、利用者のノートとして生成する(ステップS105)。そして、情報管理部133は、利用者の属性をノートに付与し(ステップS106)、処理を終了する。
また、情報管理部133は、タスクの登録要求を受付けたか否かを判定する(ステップS107)。そして、情報管理部133は、タスクの登録要求を受付けていない場合(ステップS107;No)、利用者の操作に従って、各種ノートの編集を行う(ステップS109)。一方、情報管理部133は、指定受付部136がタスクの登録要求を受付けた場合(ステップS107;Yes)、利用者のノートにタスクを登録し(ステップS108)、処理を終了する。
〔2-3.ノートの画面表示例〕
続いて、図7を用いてノートの画面表示例を説明する。図7は、実施形態に係る画面の一例を示す図である。なお、図7では、利用者が予めアプリケーションAPをインストールしているものとして説明する。
図7に示すように、利用者端末10は、アプリケーションAPを起動することで、利用者U1によって生成されたノートN1を利用者端末10に表示する。なお、図10に示すノートN1は、利用者U1が妊娠10週目に生成したノートであるものとする。このようなノートN1は、利用者U1が妊娠10週目を経過した後に公開され、他の妊娠10週目となる利用者に対して提供される。
例えば、ノートN1は、「利用者U1さんの妊娠10週目ノート」といったタイトルC10と、ノートが他の利用者によって閲覧された回数である「閲覧数」とノートに対して他の利用者が肯定的な反応を示す「いいね」といった評価情報C11とを含む。ここで、ノートN1には、「閲覧数:302」と、「いいね:105」とが表示される。
また、例えば、ノートN1は、利用者U1により指定されたコンテンツを示す「指定コンテンツC12」として「記事1C121」と、「利用者U2の体験談C122」と、「企業コンテンツC123」と、「みんなのアイデアC124」とのサムネイルを含む。このようなサムネイルが選択された場合、利用者端末10は、選択されたサムネイルと対応するコンテンツを表示することとなる。
また、例えば、提供装置100は、利用者U1により登録されたタスクを示す「やりたいことリストC13」を含むノートN1を表示させる。例えば、図10の例では、提供装置100は、「抱っこひもを買う」と、「ストレッチ」といったタスクを示すノートN1を表示させる。また、例えば、図10の例では、提供装置100は、各タスクごとにチェックボックスを表示し、利用者が実行したタスクを選択する操作を受付ける。そして、提供装置100は、「やりたいことリストC13」として表示したタスクのうち、利用者が実行したタスクと、実行していないタスクとを識別可能な状態で表示させる。すなわち、提供装置100は、利用者が実行を所望する行動であって、子供の発育に関する行動のチェックリストを含むノートを提供する。また、提供装置100は、やりたいことリストに対するやれた数に関する情報を含むノートN1を表示させる。例えば、図10の例では、提供装置100は、2つのタスクのうち、利用者が実行したタスクの数を示す情報として、「1/2」を示すノートN1を表示させる。
ここで、利用者U1がノートN1に追加するコンテンツC125を選択したものとする。このような場合、提供装置100は、ノートN1に対してコンテンツC125を対応付けて登録する。そして、提供装置100は、ノートN1を表示する際に、指定コンテンツC12として、コンテンツC125を挿入したノートN1を表示することとなる。
なお、利用者端末10は、利用者が適宜不要になった記事等コンテンツをノートから削除する操作を受付けてもよい。例えば、提供装置100は、利用者がコンテンツを削除すると、既に表示されているコンテンツが上方に詰めるように表示してもよい。
このように、利用者端末10は、は、利用者に自由にノートを加筆、編集を促すため、利用者にとって有益な情報を一つにまとめることができる。これにより、利用者端末10は、利用者が必要な情報を適宜、利用者自身が生成したノートから抽出することができるため、情報の検索に費やす時間を削減することができる。
(利用態様通知部134について)
図1に戻り、説明を続ける。利用態様通知部134は、利用者の利用者端末10におけるサービスの利用履歴に基づいて、利用者の利用者端末10におけるサービスの利用態様を特定する。そして、利用態様通知部134は、特定した利用態様を利用者端末10に通知する。
ここで、利用者端末10が実行するアプリケーションAPは、後述するように、通知された利用態様に応じて、後述する状態画像の表示態様を変更させる。すなわち、利用者端末10は、利用者の利用者端末10におけるサービスの利用履歴に基づいて、状態画像の表示態様を変更することとなる。
例えば、利用態様通知部134は、利用者端末10が実行するアプリケーションAPにおける利用者の操作履歴を取得し、取得した操作履歴に基づいた利用態様を特定する。例えば、利用態様通知部134は、アプリケーションAPをインストールしてから経過した期間や主な起動時間帯、アプリケーションAPの使用頻度等を利用態様として特定してもよい。また、利用態様通知部134は、アプリケーションAPにおいて利用者が行った操作(例えば、スクロール操作やタップ操作、投稿情報の投稿操作やノートの編集操作といった各種の操作)を利用態様として特定してもよい。
また、例えば、利用態様通知部134は、利用履歴として、アプリケーションAPにおいて利用者が閲覧した発育情報の履歴を特定してもよい。例えば、利用態様通知部134は、発育情報の閲覧回数や投稿情報の投稿回数、閲覧した発育情報の内容や属性、投稿情報の内容等を利用履歴として特定する。
また、例えば、利用態様通知部134は、利用履歴として、アプリケーションAPにおいて提供される発育情報であって、利用者と対応するコンテンツに対して追加する情報として利用者が指定した発育情報の履歴を特定する。例えば、利用態様通知部134は、利用者がノートに追加した発育情報の履歴を特定する。
また、利用態様通知部134は、利用履歴として、子供の発育に関して実行を所望する行動として利用者が入力した行動や、このような行動のうち、利用者が実行した行動を利用履歴として特定する。例えば、利用態様通知部134は、利用者がノートに追加したタスクの数や内容、登録されたタスクのうち利用者により実行されたタスクの内容、数、割合等を特定する。
また、利用態様通知部134は、利用履歴として、アプリケーションAPにおいて提供されるコンテンツであって、利用者とは異なる他の利用者により指定された発育情報が追加されたコンテンツの閲覧履歴に応じて、状態画像の表示態様を変化させる。例えば、利用態様通知部134は、利用者が閲覧した他の利用者のノートの履歴や、利用者が自身のノートの複製元として選択したノートの履歴等を特定する。
また、利用態様通知部134は、利用履歴として、アプリケーションAPにおいて、利用者が子供の発育に関する質問に対して行った回答を特定する。例えば、利用態様通知部134は、タイプ診断における利用者の回答や、各種投稿情報とともに配信された質問に対する利用者の回答、すなわち、利用者の属性を推定するために行われた質問に対する利用者の回答を特定する。
そして、利用態様通知部134は、特定した各種の利用履歴を示す情報を利用態様として生成し、生成した情報を利用者端末10へと送信する。なお、利用態様通知部134が通知する情報は、利用者の利用者端末10におけるサービスの利用態様を示す情報であれば、任意の情報が採用可能である。例えば、利用態様通知部134は、上述した各種の利用履歴を示す生データを送信してもよく、このような生データから推定される利用者のタイプを示す情報であってもよい。例えば、利用態様通知部134は、利用者が発育情報を所定数以上閲覧している場合、利用者が発育情報を頻繁に閲覧する旨を示す情報、すなわち、発育情報の閲覧に関する利用者のタイプを示す情報を通知してもよい。
例えば、利用態様通知部134は、利用者が頻繁にスクロール操作やタップ操作を行うか否かや、ノートの編集を頻繁に行うか否か、ノートに所定数以上の発育情報やタスクを登録しているか否か、利用者が実行したタスクの割合が所定の閾値を超えるか否か等を示す情報を通知してもよい。また、利用態様通知部134は、利用者が情報量の多い発育情報やノートを好むか否か、利用者がノートに追加した発育情報の内容の傾向(例えば、悪阻に関する情報が多いか否か、ポジティブな内容が多いか否か等)や利用者が投稿した投稿情報の内容の傾向等を示す情報を通知してもよい。また、上述した例以外にも、利用態様通知部134は、特定した利用履歴から特定若しくは推定されうるサービスの利用態様を示す情報であれば、任意の内容の情報を特定し、特定した情報を利用者端末10に通知してよい。
〔3.利用者端末について〕
続いて、利用者端末10が有する機能構成および利用者端末10が実行する処理の一例について説明する。なお、以下の説明においては、利用者端末10が有する各機能構成が発揮する機能の一例について説明した後に、各機能構成により利用者端末10が実行する処理の流れについて説明する。
〔3-1.利用者端末10が有する機能構成の一例について〕
図8は、実施形態に係る利用者端末が有する機能構成の一例を示す図である。図8に示すように、利用者端末10は、通信部20、記憶部30、入力部40、出力部50、検知部60、撮影部70、および制御部80を有する。
通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、提供装置100との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部20は、通信用の回路等によって実現される。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、提案処理を実行させるための各種アプリケーションのデータが登録される。
入力部40は、利用者から各種操作を受け付ける入力装置であり、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部50は、各種情報を表示するための表示装置であり、液晶ディスプレイ等の画面によって実現される。なお、利用者端末10にタッチパネルが採用される場合には、入力部40と出力部50とは一体化される。
検知部60は、利用者端末10の物理的な状態を検知する検知装置であり、例えば、GPS(Global Positioning System)等の測位システムを用いて利用者端末10の位置を検知するためのGPSアンテナ等、各種のセンサ装置により実現される。なお、検知部60は、ジャイロセンサ、加速度センサ、温度センサ、音量センサ、明度センサ等、他の任意のセンサであってもよい。
撮影部70は、画像(動画或いは静止画)を撮像するための撮影装置であり、所謂デジタルカメラにより実現される。
制御部80は、例えば、各種の処理を実行するための演算処理装置であり、例えば、CPUやMPU等によって、所定の記憶装置(例えば、記憶部30)に記憶されている各種プログラム(提供プログラムにおけるアプリケーションAPの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部80は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
図8に示す例では、制御部80は、記憶部30に記憶された第1アプリケーションや第2アプリケーションを実行することで、第1アプリケーション制御部81や第2アプリケーション制御部82としての機能構成を有することとなる。ここで、第1アプリケーション81は、提供装置100と連動することで上述した処理を実現するための機能構成の一例である。
なお、第2アプリケーション82は、例えば、利用者端末10のOS(Operating System)としての機能を発揮するための機能構成であってもよく、各種操作の受付を実現するための機能構成であってもよい。また、制御部80は、各種任意のアプリケーションを他にも実行することで、これらアプリケーションと対応する機能構成を有していてもよい。
ここで、図9は、実施形態に係る第1アプリケーション制御部が有する機能構成の一例を示す図である。図9に示すように、第1アプリケーション制御部81は、操作受付部810、表示部811、および表示制御部812を有し、制御部80に各種の処理を実行させることにより、上述した提供処理を実現する。
〔3-2.利用者端末10が実行する処理の流れの一例について〕
以下、図10、11を用いて、第1アプリケーション制御部81が実行させる処理の流れの一例について説明する。なお、以下の説明では、図10を用いて、各機能構成が発揮する機能の一例を説明した後に、図11を用いて、各機能構成が図10に示す機能を発揮する結果表示されるコンテンツの一例について説明する。
図10は、実施形態に係る第1アプリケーションが実行させる処理の流れの一例を示すフローチャートである。例えば、第1アプリケーション81が起動された場合は、表示部811は、第1アプリケーション81が初めて起動された初回起動であるか否かを判定する(ステップS201)。
そして、表示部811は、初回起動である場合(ステップS201:Yes)、予め第1アプリケーション81内にデータとして含まれている初回起動時用のコンテンツを表示させる(ステップS202)。そして、操作受付部810は、基本質問に対する回答である基本回答を提供装置100に送信する(ステップS203)。
続いて、表示部811は、チュートリアルを表示するとともに、タイプ診断の実行を利用者に提案する(ステップS204)。ここで、操作受付部810は、利用者がタイプ診断の実行を許諾したか否かを判定する(ステップS205)。そして、操作受付部810は、タイプ診断の実行が許諾された場合は(ステップS205:Yes)、表示部811にタイプ診断を実行させる(ステップS206)。例えば、表示部811は、提供装置100の推定部131からタイプ診断を行うための質問を取得し、画面上に表示させる。そして、操作受付部810は、利用者の回答を提供装置100へと送信することで、利用者のタイプ診断を実現する。
続いて、表示部811は、ホーム画面を表示する(ステップS207)。そして、操作受付部810は、各種コンテンツの閲覧要求が行われたか否かを判定し(ステップS208)、行われた場合は(ステップS208:Yes)、コンテンツの配信要求を提供装置100に送信する(ステップS209)。そして、表示部811は、提供装置100から配信されたコンテンツを表示する(ステップS210)。
一方、操作受付部810は、コンテンツの閲覧要求が行われていない場合は(ステップS208:No)、ノートの編集要求が行われたか否かを判定する(ステップS211)。そして、操作受付部810は、ノートの編集要求が行われた場合は(ステップS211:Yes)、利用者による各種操作の内容を提供装置100に送信することで(ステップS212)、例えば、ノートに対する発育情報やタスクの追加等を実現する。
なお、操作受付部810は、初回起動ではない場合や(ステップS201:No)、利用者がタイプ診断を許諾しなかった場合は(ステップS205:No)、表示部811にホーム画面を表示させる(ステップS207)。また、操作受付部810は、ノートの編集要求が行われなかった場合は(ステップS211:No)、ホーム画面を表示することとなる(ステップS207)。
〔3-3.利用者端末10が表示する画面の遷移例について〕
ここで、図11を用いて提供処理における画面の遷移例を流れに沿って説明する。図11は、実施形態に係る画面遷移の一例を示す図である。
まず、図11に示すように、表示部811は、利用者が、アプリケーションAPを起動することで、初回起動時用のコンテンツとして、コンテンツSC1を表示する。例えば、図11の例では、「アプリへようこそ」といった利用者を受入れるためのメッセージとともに、キャラクタPC1等が表示されたコンテンツが利用者端末10に表示される。ここでいうキャラクタとは、如何なる物体でものよく、例えば、人、動物、アニメーション等に用いられるキャラクタ等である。
続いて、表示部811は、基本的な質問を含むコンテンツSC2を表示させる。例えば、コンテンツSC2は、「基本回答入力」といったタイトルとともに、「出産予定日は?」といったサービスを受けるために用いられる基本的な質問と、「5月8日」のように日付を選択する回答欄とを含む。
なお、コンテンツSC2に表示される質問は一例であり、種々の質問がコンテンツSC2に表示される。例えば、質問は、性別、年齢、体重又は現在の体調等といった基本的な質問である。また、利用者による入力は、プルダウンによる選択形式の態様に限定されなくともよく、例えば、利用者がテキストに自由形式でコメント等を入力する態様であってもよい。
そして、操作受付部810は、あらかじめ設定された基本的な質問を個別に提供し、回答を受付ける(ステップST)。そして、基本的な質問の全てに対する回答を利用者が入力したと判定した場合に、操作受付部810は、回答を提供装置100へと送信する。
続いて、表示部811は、チュートリアルとなるコンテンツSC3を表示する。例えば、図11の例では、コンテンツSC3は、アプリケーションAPに関する操作等の説明を示すチュートリアルを含む。例えば、チュートリアルは、アプリケーションAPの説明、アプリケーションAPによってできること又はアプリケーションAPの操作に関する説明等である。なお、チュートリアルは、アプリケーションAPを提供する企業が利用者によって利用してほしいサービスを含んでもよい。
そして、表示部811は、チュートリアルが終了した場合に、タイプ診断を行うか否かを利用者に問合せ、利用者がタイプ診断を行う旨を選択した場合は、利用者のタイプを診断するための質問を含むコンテンツSC4を利用者端末10に表示する。例えば、図11の例では、コンテンツSC4は、「タイプ診断」といったタイトルとともに、「どんな情報が欲しいですか?」といった質問と、「詳細な情報」といった回答欄と、「端的な情報」といった回答欄と、「みんなの感想」といった回答欄と、「みんなのアイデア」といった回答欄と含む。
なお、コンテンツSC4に表示される質問は一例であり、種々の質問がコンテンツSC4に表示される。例えば、質問は、気分が悪くなる場面の特徴、悪阻の深刻度、摂取しにくい食品又は睡眠時間等といったコンテンツSC2で表示された基本的な質問とは異なる質問であって、利用者の状態や傾向等を明らかにするための質問や、利用者の体質や体調に関する質問や、利用者の価値観や嗜好に関する質問である「理想の出産イメージがあるか」や「出産時に医療の力を最大限に利用したいか」といった質問等であってもよい。なお、これらの質問は利用者から入力された基本回答(例えば出産予定日から算出される現在の週数、年齢、居住地域等)に応じて変更されてもよい。
そして、タイプ別診断を行うための全ての質問に対する回答を利用者が入力したと判定した場合に、操作受付部810は、回答を提供装置100へと送信する。また、表示部811は、所謂ホーム画面となるコンテンツSC5を表示する。例えば、図11の例では、コンテンツSC5は、「自分のノート」といった利用者自身の体験談等を入力することができるコンテンツに遷移するボタンと、「みんなのノート」といった利用者とは異なる他の利用者の体験談等が表示されるコンテンツに遷移するボタンと、「お勧め記事」といった記事や、まとめサイトにまとめられた記事等が表示されるコンテンツに遷移するボタンと含む。
例えば、利用者によってコンテンツSC5の「みんなのノート」が選択された例を挙げて説明する。また、利用者の興味関心が妊娠13週目であるものとする。この場合、週数「13W」が対応付けられたノートであって、他の利用者により公開がなされたノートを示すコンテンツSC6が利用者端末10に表示される。例えば、コンテンツSC6は、「利用者#1さんの妊娠13週目ノート」と、「利用者#2さんの妊娠13週目ノート」と、「利用者#3さんの妊娠13週目ノート」とを含む。このように、アプリケーションAPは、利用者の属性に応じて選択された他の利用者のノートを提供することができるため、利用者にとって有益な情報を取得しやすくなる。
一方、利用者によってコンテンツSC5の「お勧め記事」が選択された場合、利用者の属性に応じて選択された記事のサムネイルを含むコンテンツSC7が利用者端末10に表示される。例えば、コンテンツSC7は、「妊娠13週目におすすめの食事」と、「妊娠13週目におすすめの運動」と、「妊娠13週目にすべきこと」等、利用者が妊娠13週目である場合に、妊娠13週目の妊婦にとって有用であると推定される記事のサムネイルを含む。このように、利用者端末10は、利用者及び子供(胎児)の興味関心や利用者及び子供(胎児)の状態に対応するコンテンツを提供することができるため、利用者にとって有益な情報を取得しやすくなる。
なお、利用者端末10は、利用者がチュートリアルSC3においてタイプ診断を行う旨を選択しなかった場合は、コンテンツSC4を表示することなく、コンテンツSC5を表示してもよい。このように、利用者端末10は、利用者のタイプを判定するため、利用者に適した情報であって、利用者にとって有益な情報を提供することができる。
〔3-4.ホーム画面の状態画像の表示態様を変化させる処理について〕
ここで、表示部811は、図10のステップS207に示すように、ホーム画面を表示する場合、妊婦および妊婦の胎児の状態を示す状態画像を表示させる。そして、表示制御部812は、利用者の端末におけるサービスの利用履歴に基づいて、状態画像の表示態様を変化させる。
以下、図12を用いて、ホーム画面における状態画像の表示および表示態様を変化させる処理の流れについて説明する。図12は、実施形態に係る利用者端末が実行させる処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、表示部811は、画面をホーム画面に遷移させるか否かを判定し(ステップS301)、ホーム画面に遷移させない場合は(ステップS301:No)、遷移させるまで待機する。
一方、画面をホーム画面に遷移させる場合は(ステップS301:Yes)、表示制御部812は、利用者による利用態様を示す情報を提供装置100から取得する(ステップS302)。そして、表示部811は、画面上に妊婦と妊婦の胎児との状態を示す状態画像を表示させる(ステップS303)。
例えば、表示部811は、状態画像として、妊婦の状態を示す画像および胎児の状態を示す画像を重畳して表示させる。例えば、表示部811は、利用者が利用する利用者端末10が、子供の発育に関する発育情報を提供するためのアプリケーションを起動させた際に、状態画像を表示させる。より具体的には、表示部811は、ホーム画面上において状態画像を表示させる。
例えば、利用者が妊娠第10週目であるものとする。この場合、表示部811は、妊娠第10週目に対応するお腹の膨らみ具合を示す画像と、妊娠第10週目に対応する胎児の大きさを示す画像とを重畳して表示させる。
続いて、表示制御部812は、利用者の利用態様に応じたエフェクトを、状態画像に対して適用し(ステップS304)、エフェクトをかけた状態画像を表示させる(ステップS305)。
例えば、表示制御部812は、利用者の操作履歴に基づいて、状態画像の表示態様を変化させる。具体的には、表示制御部812は、妊婦の状態を示す画像、若しくは、胎児の状態を示す画像に対して所定の視覚効果(以下、エフェクトと表記する場合がある)を加えることで、状態画像の表示態様を変化させる。より具体的には、表示制御部812は、提供装置100からアプリケーションにおける利用者の操作履歴に基づいた情報を取得し、取得した情報に基づいて、状態画像の表示態様を変化させる。
例えば、表示制御部812は、アプリケーションにおいて利用者が閲覧した発育情報の履歴に応じて、状態画像の表示態様を変化させる。例えば、表示制御部812は、利用者が悪阻の解消に関連するコンテンツ等、母体に関連するコンテンツを閲覧していた場合は、状態画像のうち、妊婦が光で包まれるといった視覚効果を加えることで、状態画像の表示態様を変化させてもよい。また、例えば、表示制御部812は、利用者が胎児に良い食材のコンテンツ等、胎児に関連するコンテンツを閲覧していた場合は、状態画像のうち、胎児が光で包まれるといった視覚効果を加えることで、状態画像の表示態様を変化させてもよい。
なお、表示制御部812は、上記処理に限定されなくともよく、アプリケーションにおいて提供される発育情報であって、利用者と対応するコンテンツに対して追加する情報として利用者が指定した発育情報の履歴に応じて、状態画像の表示態様を変化させてもよい。例えば、表示制御部812は、他の利用者により提供するノートであって、妊娠第10週目の体験談をまとめたノートの閲覧や複製が行われた場合は、妊婦の状態を示す画像と、胎児の状態を示す画像とに対して、胎児が光で包まれるといった視覚効果を加えることで、状態画像の表示態様を変化させてもよい。
また、例えば、表示制御部812は、利用者が20分間のウォーキングをタスクとして登録し、かかるタスクを実行した場合は、妊婦の状態を示す画像と、胎児の状態を示す画像とに対して、妊婦が光で包まれるといった視覚効果を加えることで、状態画像の表示態様を変化させてもよい。
また、例えば、表示制御部812は、利用者とは異なる他の利用者により指定された発育情報が追加されたコンテンツの閲覧履歴が、他の利用者により提供するノートであって、妊娠第10週目の体験談をまとめたノートを閲覧した閲覧履歴である場合は、状態情報のうち胎児が光で包まれるといった視覚効果を加えることで、状態画像の表示態様を変化させてもよい。
また、表示制御部812は、アプリケーションAPにおいて、利用者が子供の発育に関する質問に対して行った回答に応じて、状態画像の表示態様を変化させてもよい。例えば、表示制御部812は、利用者が子供の発育に関する質問に対して胎動有りと回答した場合は、状態情報のうち胎児が光で包まれるといった視覚効果を加えることで、状態画像の表示態様を変化させてもよい。
ここで、図13を用いて、表示部811および表示制御部812が表示される画面の一例を説明する。図13は、実施形態に係るホーム画面の一例を示す図である。図13に示すように、表示部811は、アプリケーションAPを起動され、ホーム画面を表示する場合は、図13に示すような画面C1をホーム画面として利用者端末10に表示する。例えば、図13の例では、表示部811は、妊婦の画像MP1と、胎児の画像FP1とが重畳された画像を含む画面C1をホーム画面として表示させる。このように、表示部811は、アプリケーションAPを起動した際に表示される画面(起動直後に表示される画面だけでなく、起動後に操作が可能となる画面や、起動後の操作の起点となる画面等も含む)に妊婦の画像MP1と、胎児の画像FP1とが重畳された画像を含む画面C1を表示することにより、利用者である妊婦に対して自身の胎内を常に意識させることができる。これにより、表示部811は、利用者(ここでは妊婦)に対して、妊娠期におけるサービスの利用が利用者自身または胎児に対する影響があることをより適切に認知させることができる。
例えば、アプリケーションAPの画面C1は、「ホーム」と、利用者の名称である「あづまひかりさん」と、出産予定日までの日にちである「予定日まであと225日」とが含まれる。また、アプリケーションAPの画面C1は、妊娠週数である「妊娠4週(妊娠1ヶ月)」と、利用者の過去のアプリケーションAPの利用履歴に関する情報である「わたしの記録へ」といったボタンが含まれる。
また、画面C1は、妊娠週数に対応するコメントC11である「今週のママへ妊娠がわかったらまずはお近くのレディースクリニックへ行ってみましょう。妊娠に関する情報を読み理解することが大切です」といった情報が含まれる。このような情報は、利用者が妊娠何週目であるか、どのような投稿情報を閲覧しているかといったサービスの利用履歴に応じて表示される情報であり、例えば、提供装置100が有する利用態様通知部134が、サービスの利用履歴に基づいて決定し、利用者端末10に通知した各種のメッセージである。例えば、利用態様通知部134は、利用者が閲覧した各種のコンテンツの内容や、ノートの内容、タスクリストの内容等に応じて、利用者に対して提案する情報を決定し、決定した情報を利用者端末10に通知することで、表示部811に、コメントC11を表示させてもよい。すなわち、このようなコメントC11は、利用者がアプリケーションAPを起動するたびに変更されるコメントである。
なお、表示部811は、コメントC11以外にも、例えば、出産予定日までの残り日時や利用者の名前等を合わせて表示してもよい。また、表示部811は、コメントC11として、「今週のママへ」というタイトルとしたが、例えば、利用者(保育者や妊婦等)と、利用者の子供との名前が登録されている場合、「AAさんとBBちゃんへ」というように、利用者と利用者の子供との名前を含むように表示してもよい。このように、表示部811は、例えば、妊娠期の情報が配信される場合、「妊婦と胎児どちらにとっても必要な情報である」という認識を利用者に印象付けることができる。これにより、表示部811は、より胎児を意識した情報の閲覧や行動を利用者に促すことができる。
また、画面C10には、「9週-12週に関するノート」といったタブと、「アイデア」といったタブと、「参考情報」といったタブとを含む。例えば、利用者が「9週-12週に関するノート」といったタブを押下すると、表示部811は、企業が作成したコンテンツ、他の利用者により提供されるノート等を提供装置100から取得し、取得したコンテンツやノートを表示させる。また、例えば、利用者が「アイデア」といったタブを押下すると、表示部811は、企業が作成したアイデアや、他の利用者により提供されるノートに記載されたアイデア等を表示させる。また、例えば、利用者が「参考情報」といったタブを押下すると、表示部811は、各種参考になりえる情報を表示する。なお、このような各種の情報は、例えば、提供装置100から配信される情報であってもよい。
続いて、図14を用いて視覚効果を含む画面の表示例を説明する。図14は、実施形態に係る画面の一例を示す図である。例えば、表示制御部812は、利用態様通知部134から通知された情報が、利用者が胎児にとってよい行動を行った旨を示す場合等には、胎児の画像FP1上に胎児が光っているような視覚効果E11を重畳させた画面C2を表示させる。
なお、図14に示す例では、胎児が光っているような視覚効果E11を表示したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、表示制御部812は、胎児の画像の表示サイズを変更することで、胎児が脈動しているようなエフェクトを実現してもよく、胎児の画像を動かすことで、胎児が動いているようなエフェクトを実現してもよい。また、表示制御部812は、例えば、利用者が母体によいタスクを実行した場合等には、母体が光っているようなエフェクトを適用してもよい。
〔4.変形例〕
上記実施形態にかかる提供システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、提供システム1の他の実施形態について説明する。
〔4-1.エフェクトについて〕
上述した例では、利用者端末10は、利用者のサービスの利用履歴に基づいて、状態画像にエフェクトを付与した。ここで、利用者端末10は、上述した処理以外にも、任意の態様でエフェクトの付与を行ってよい。
例えば、利用者端末10は、サービスの利用履歴の内容に応じて、異なるエフェクトの付与を行ってもよい。例えば、利用者端末10は、利用者が母体によいタスクを実行した場合は、母体の画像にのみエフェクトを付与し、胎児によいタスクを実行した場合は、胎児の画像にのみエフェクトを付与し、両方のタスクを実行した場合は、母体および胎児の画像にエフェクトを付与してもよい。
また、例えば、利用者端末10は、利用者のノートや利用者が投稿した投稿情報に対する評価に応じて、エフェクトの付与を行ってもよい。例えば、利用者端末10は、サービスの利用履歴を示す情報として、ノートに対する評価の内容を取得する。そして、利用者端末10は、評価の内容が所定の条件を満たす場合(例えば、肯定的な評価の数が所定の閾値を超えた場合や、前回アクセス次からの肯定的な評価の数の増加数が所定の閾値を超えた場合等)は、母体が光るようなエフェクトを付与してもよい。また、利用者端末10は、例えば、利用者のノートが他の利用者のノートとして複製された回数が所定の閾値を超えた場合は、母体が光るエフェクトを付与してもよい。
また、上述したエフェクト以外にも、利用者端末10は、任意の態様のエフェクトを付与してよい。例えば、利用者端末10は、母体若しくは胎児の画像を動かす、画像の一部を変形若しくは移動させる、枠線を表示する、きらきらとした点滅する画像を重畳するなど、任意の態様のエフェクトを付与してよい。また、利用者端末10は、利用者のサービスの利用履歴に基づいてエフェクトを付与してもよい。例えば、利用者端末10は、利用履歴が所定の閾値以上である場合にエフェクトを付与してもよい。例えば、利用者端末10は、取得した利用履歴の種別に基づいて、エフェクトを付与してもよい。例えば、利用履歴がタスクの実行であるものとする。この場合、利用者端末10は、エフェクトとともに「XX(タスク名)を実行してくれてありがとう」といった文字を付与等してもよい。
〔4-2.キャラクタについて〕
ここで、提供装置100は、利用者によるアプリケーションAPへの興味をより強固なものにし、アプリケーションAPの利用を促進するため、各種の情報を所定のキャラクタを介して提供してもよい。例えば、表示部811は、所定のキャラクタとして、妊娠若しくは育児に関する商品と関連性を有するキャラクタを示す画像を表示させ、かかるキャラクタが発話している態様で、利用者に対して提供する情報を表示させてもよい。ここでいう所定のキャラクタとは、如何なる物体でものよく、例えば、人、動物、アニメーション等に用いられるキャラクタ等である。例えば、キャラクタは、育児用品や妊娠期に要される製品に通常用いられるキャラクタであってもよい。これにより、提供装置100は、妊娠期や育児期における製品の認知度を向上させることができる。このことから、提供装置100は、アプリケーションAPに対する利用者の信頼や安心感を獲得することができる。
例えば、表示部811は、妊娠第10週目に関連するコンテンツの内容をうさぎが発話している態様で表示させてもよい。また、例えば、表示部811は、利用者に対して胎児に関する情報をキャラクタが発話する態様で表示させてもよい。例えば、表示部811は、妊娠第10週目の胎児に関連するコンテンツの内容をうさぎが発話している態様で表示させてもよい。
例えば、提供装置100は、ホーム画面上に表示するメッセージを利用者端末10に送信する。この際、提供装置100は、メッセージの内容が母体に関するものであるか、胎児に関するものであるかを示す情報を合わせて送信する。そして、表示部811は、ホーム画面を表示する場合、表示させるメッセージの内容が胎児に関するものであるか否かを判定し、胎児に関するものである場合は、キャラクタが発話する態様で、メッセージを利用者に提供してもよい。
例えば、図15は、キャラクタがアプリケーションの利用を促す画面の表示例を示す図である。図15に示すように、表示部811は、画面C1に重畳させた態様でコンテンツC12を表示する。例えば、図15の例では、表示部811は、キャラクタC13が「ノートを使ってみんなと情報共有しましょう」と発話している態様のコンテンツC12を表示する。なお、表示部811は、キャラクタ示した内容に対する回答として、「今はやらない」といった回答事項C14と、「もっと教えて!」といった回答事項C15とを含むコンテンツC12を表示してもよい。
なお、図15の例では、キャラクタC13が「ノートを使ってみんなと情報共有しましょう」といった情報を表示する例を示したが、実施形態は、これに限定されなくてもよい。例えば、表示部811は、キャラクタC13が胎児に関する情報を胎児の代わりに発話するように情報を提供してもよい。例えば、表示部811は、キャラクタC13が「僕は健康だよ。すくすく成長しているよ」といった情報を発話している態様でメッセージを表示させてもよい。また、例えば、表示部811は、妊婦及び胎児の状態が健康である場合、キャラクタC13が「母子共に健康だよ」といった情報を発話している態様でメッセージを表示させてもよい。
このように、利用者端末10は、利用者の状態と胎児の状態とを関連付けて表示するため、利用者自身が気付きにくい状態の変化等を利用者が適宜把握することができる。また、利用者端末10は、利用者毎に異なる妊娠に関する状態等に対応する適切な情報を取得する動機付けを利用者に与えることができる。
〔4-3.利用者と子供との関係性について〕
ここで、表示部811は、利用者と利用者の子供との間の関係性に応じた態様で、状態画像を表示させてもよい。例えば、利用者端末10を使用している利用者が父親であるものする。この場合、表示部811は、利用者の配偶者である妊婦の状態を示す画像又は胎児の状態を示す画像を択一的に表示させてもよい。一方、表示部811は、利用者が母親である場合は、利用者の状態を示す画像および胎児の状態を示す画像を重畳して表示させてもよい。また、表示部811は、利用者が父親であるか母親であるかに応じて、異なるメッセージを表示してもよい。また、表示制御部812は、利用者の種別(父親、母親等の子供との関係性等)に応じて異なるエフェクトを重畳させてもよい。
〔4-4.動画像〕
上記実施形態では、提供装置100が、提供情報を利用者に提供する例を示したが、上記処理に限定されない。具体的には、提供装置100は、コンテンツに含まれる情報、若しくは、コンテンツと紐付けられた発育情報に基づいて生成された動画像を利用者に提供してもよい。
例えば、利用者が妊娠第10週目であるものとする。また、コンテンツに含まれる情報が妊娠週毎に変化した利用者の体型を示す画像であるものとする。この場合、提供装置100は、妊娠週毎に変化した利用者の体型を示す画像を編集することで、妊娠週に応じた利用者の記録を示す動画像を利用者に提供してもよい。
このように、提供装置100は、コンテンツに含まれる情報、若しくは、コンテンツと紐付けられた発育情報に基づいて生成された動画像を利用者に提供するため、利用者にとって重要なライフイベントに関する情報を提供することができる。また、提供装置100は、例えば、出産日の入力や子供の誕生日といった妊娠から子育てにおけるイベントの検出により、イベントの検出までに作られたノートの情報やエフェクトが表示された母子の画像、タスクなどをまとめた動画像を自動生成し、利用者に提供してもよい。これにより、提供装置100は、かかる動画像を提供することで、利用者の妊娠、出産、子育てといった子供の発達に関する事項に対する認識をより高めることができる。
〔4-5.利用者の行動について〕
上述した例では、利用者端末10は、利用者がどのコンテンツを閲覧したか、利用者がどのコンテンツをノートに追加したかといった行動に基づいて、各種エフェクトの付与を行った。しかしながら、利用者端末10は、上述したサービスにおいて利用者が行った行動であれば、任意の行動に基づいて、利用者の属性を判定してもよい。例えば、利用者端末10は、アプリケーションAPにおける利用者のスクロール操作やタップ操作の内容、利用者がアクセスした日時、アプリケーションAPの利用開始時期や累積利用時間等に基づいて、エフェクトの付与を行ってもよい。
また、利用者端末10は、例えば、上述したサービス以外にも、例えば、利用者が各種のSNS(Social Networking Service)に投稿した投稿情報のうち、子供の発育に関する投稿情報(例えば、出産予定日に関する投稿や、出産準備品に関する投稿、産院の選択に関する投稿、他の利用者の投稿の引用、子供に関する投稿等)を特定し、特定した投稿情報の内容に基づいて、エフェクトを付与してもよい。また、提供装置100は、各種の電子商店街で購入した製品のうち、子供の発育に関連する製品の購入履歴に基づいて、エフェクトの付与を行ってもよい。
すなわち、提供装置100は、利用者が利用者端末10を介して行った行動のうち、子供の発育に関連する行動に基づいて、状態画像の表示態様を変更させるのであれば、任意の行動に基づいて、状態画像の表示態様を変更させてよい。
〔4-6.他のサービス態様〕
上記実施形態では、提供装置100が、利用者の子供の発育に関する行動に基づいて判定された利用者の妊娠若しくは育児に関する属性に基づいて、提供情報を利用者に提供する例を示したが、実施形態は、上記妊娠及び育児に関するサービスに限定されない。ここでいうサービスは、如何なるサービスでもよく、例えば、介護、ダイエット、生理周期の把握、学習、就職活動、受験、ペットの育成、ゲームにおけるキャラクタの育成等である。
〔4-7.その他〕
上記した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部は、手動的に行われてもよい。また、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部は、公知の方法で自動的に行われてもよい。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られるものではない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されなくともよい。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。また、各構成要素は、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成してもよい。また、上記してきた各処理は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて実行されてもよい。
〔5.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る利用者端末10や提供装置100は、例えば図16に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図16は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、キャッシュ1040、メモリ1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続される。
演算装置1030は、キャッシュ1040やメモリ1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。キャッシュ1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するキャッシュである。また、メモリ1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現されるメモリである。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現されてよい。一方、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
例えば、入力装置1020は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置により実現されてもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体により実現されてもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する機能を有する。
ここで、演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行うこととなる。例えば、演算装置1030は、入力装置1020やメモリ1050からプログラムをキャッシュ1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。例えば、コンピュータ1000が提供装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、キャッシュ1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現することとなる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明した。しかしながら、これらは例示であり、本願の実施形態は、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、所謂当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で実施することが可能である。また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。