JP7319795B2 - 情報提供装置、情報提供方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報提供装置、情報提供方法、及びプログラムに関する。
例えば、雨天時に車両を運転する際には、晴天時に車両を運転する場合よりも多くの注意を払う必要がある。従来、車両の移動経路における天気の情報を提供する技術がある(例えば、特許文献1参照)。この技術では、車両の移動先における降雨情報を提供する。ユーザは、降雨情報を提供されることにより、雨天時における運転の準備を行うことができる。
特開2015-25718号公報
上記特許文献1に記載された技術では、降雨情報を提供している。このため、ユーザは、雨が降りそうな場所や時間を予測することができる。しかし、雨が降りそうな場所や時間をユーザが予測できたとしても、雨に対する対応策については提供されない。このため、ユーザは、予測どおりに雨が降ったとしても自ら対処しなければならない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ユーザに雨天時に対応策を提供することができる情報提供装置、情報提供方法、及びプログラムを提供することである。
この発明に係る情報提供装置、情報提供方法、及びプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る情報提供装置は、ユーザの行動範囲の情報を含むユーザの行動情報と、前記ユーザの行動範囲の少なくとも一部を含む領域における気象情報及び前記領域における降雨を回避するための降雨回避情報と、を取得する取得部と、降雨状況下における車両への乗車をユーザに回避させるための回避実行情報を生成する生成部と、前記回避実行情報を前記ユーザに提供する情報提供部と、を備える情報提供装置である。
(2):(1)において、前記降雨回避情報は、前記ユーザが雨宿り可能となる雨宿り設備の所在地を示す雨宿りマップの情報であり、前記取得部は、更に、前記ユーザの現在位置の情報を取得し、前記生成部は、前記回避実行情報として、前記ユーザの現在位置の情報及び前記雨宿りマップの情報に基づいて、ユーザが雨宿りを行うための雨宿り情報を生成するものである。
(3):(2)において、前記雨宿りマップには、電動車両に対して着脱自在に装着され、前記電動車両の走行用の電力を供給するバッテリの交換及び保管を行うとともに、保管する前記バッテリの充電を行う充電ステーションが前記雨宿り設備として含まれるものである。
(4):(2)または(3)において、前記生成部は、前記回避実行情報として、前記雨宿りマップの情報に含まれる雨宿り設備のうち、ユーザの現在位置に最も近い雨宿り設備の情報を雨宿り情報として生成するものである。
(5):(2)から(4)のいずれかにおいて、前記取得部は、ユーザの移動履歴及び前記雨宿り設備における雨宿り実績の情報を取得し、ユーザの移動履歴及び前記雨宿り設備における雨宿り実績の情報に基づいて、前記雨宿りマップを生成して取得するものである。
(6):(5)において、前記生成部は、機械学習によって得られたモデルにユーザの移動履歴及び前記雨宿り設備における雨宿り実績の情報を入力することで、前記雨宿りマップを生成するものである。
(7):(2)において、前記降雨回避情報は、前記ユーザの出発地及び目的地の情報と、前記ユーザの出発地から目的地までの経路の情報であり、前記取得部は、更に、気象状態に起因する前記経路の渋滞予測の情報を取得し、前記生成部は、前記回避実行情報として、前記目的地、前記経路、及び前記渋滞予測の情報に基づいて、前記ユーザが出発する時刻の情報を生成するものである。
(8):(7)において、前記生成部は、機械学習によって得られたモデルにユーザの前記出発地、目的地、前記経路、及び前記渋滞予測の情報を入力することで、前記ユーザが出発する時刻の情報を生成するものである。
(9):(2)において、前記ユーザの行動範囲には、電動車両に対して着脱自在に装着され、前記電動車両の走行用の電力を供給するバッテリの交換及び保管を行うとともに、保管する前記バッテリの充電を行う充電ステーションが含まれており、前記降雨回避情報は、前記ユーザの出発地及び目的地の情報と、前記ユーザの出発地から目的地までの経路の情報であり、前記取得部は、更に、気象状態に起因する前記経路の渋滞予測の情報を取得し、前記生成部は、前記回避実行情報として、前記目的地、前記経路、及び前記渋滞予測の情報に基づいて、前記渋滞予測によって渋滞が発生すると予測される状況下で、前記バッテリに充電する充電ステーションの情報を生成するものである。
(10):(9)において、前記生成部は、前記回避実行情報として、前記渋滞予測によって渋滞が発生すると予測される位置に最も近い位置の充電ステーションの情報を生成するものである。
(11):(10)において、前記生成部は、機械学習によって得られたモデルに前記目的地、前記経路、及び前記渋滞予測の情報を入力することで、前記バッテリに充電する充電ステーションの情報を生成するものである。
(12):(6)(8)(11)のいずれかにおいて、機械学習によって前記モデルを生成するモデル生成部を更に備える、ものである。
(13):(1)から(12)のいずれかにおいて、前記車両は、二輪車両であるものである。
(14):この発明の他の態様は、コンピュータが、ユーザの行動範囲の情報を含むユーザの行動情報と、前記ユーザの行動範囲の少なくとも一部を含む領域における気象情報及び前記領域における降雨を回避するための降雨回避情報と、を取得し、降雨状況下における車両への乗車をユーザに回避させるための回避実行情報を生成し、前記回避実行情報を前記ユーザに提供する、情報提供方法である。
(15):この発明の他の態様は、コンピュータに、ユーザの行動範囲の情報を含むユーザの行動情報と、前記ユーザの行動範囲の少なくとも一部を含む領域における気象情報及び前記領域における降雨を回避するための降雨回避情報と、を取得させ、降雨状況下における車両への乗車をユーザに回避させるための回避実行情報を生成させ、前記回避実行情報を前記ユーザに提供させる、プログラムである。
(1)~(15)によれば、ユーザに雨天時に対応策を提供することができる。
(2)によれば、降雨中の車両の走行を抑制することができる。
(3)によれば、雨宿り中にバッテリを交換したりバッテリに充電したりすることができる。
(4)によれば、ユーザが迅速に雨宿りすることができる。
(5)(6)によれば、雨宿りマップの情報を充実させることができる。
(7)(8)によれば、ユーザは、雨が降って渋滞が発生する場合でも、予定した時刻に目的地に到着するための出発時刻を提供することができる。
(9)~(11)によれば、ユーザは、降雨を避ける際のバッテリに充電することができる。
(12)によれば、精度のよいモデルを生成できる。
(13)によれば、ユーザは、降雨中における二輪車両の走行を避けることができる。
実施形態の情報提供装置400を利用したサービスシステム1の全体構成図である。 実施形態の情報提供装置400を利用したサービスシステム1のブロック図である。 自己位置データ372の一例を示す図である。 移動履歴データ472の一例を示す図である。 ユーザ行動データ474の一例を示す図である。 気象予測データ512の一例を示す図である。 雨宿りマップ生成モデル480の生成工程の概念図である。 雨宿りマップデータ476の一例を示す図である。 雨宿りデータ478の一例を示す図である。 情報提供装置400において実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 情報提供装置400において実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 出発予定時刻導出モデル482の生成工程の概念図である。 雨宿り充電ST導出モデル484の生成工程の概念図である。
以下、図面を参照し、本発明の情報提供装置、情報提供方法、及びプログラムの実施形態について説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について説明する。
<サービスシステム1の全体構成>
図1は、実施形態の情報提供装置400を利用したサービスシステム1の全体構成図、図2は、実施形態の情報提供装置400を利用したサービスシステム1のブロック図であるサービスシステム1は、電動車両10の駆動源であるバッテリユニット100におけるバッテリ120を、複数のユーザで共同利用するシェアサービス(バッテリ共同利用サービス)を提供可能なシステムである。
図1及び図2に示すように、サービスシステム1は、バッテリユニット100と、充電ステーション200と、携帯端末300と、情報提供装置400とを備える。サービスシステム1のバッテリ共同利用サービスの提供を受けるユーザは、電動車両10を所有し、充電ステーション200により貸し出されるバッテリユニット100を電動車両10に装着して電動車両10を走行させる。
バッテリユニット100は、いずれも電動車両10に着脱可能な着脱式バッテリ(以下「バッテリ」という)120を備える。充電ステーション200は、ユーザにバッテリユニット100を貸し出す前に、バッテリユニット100に含まれるバッテリ120に対して充電を済ませておく。ユーザは、貸し出されたバッテリユニット100のバッテリ120の充電量が減少した後、複数の充電ステーション200のいずれかにおいてバッテリユニット100を返却する。
充電ステーション200は、充電量が減少したバッテリ120に充電する。充電ステーション200は、充電が完了し、保管する複数のバッテリユニット100の一部をユーザに貸し出すとともに、ユーザに貸し出したバッテリユニット100の返却を受け付ける。こうして、充電ステーション200は、バッテリ120の交換及び保管を行うとともに、保管するバッテリ120の充電を行う。
ユーザは、携帯端末300を所有する。ユーザは、携帯端末300を利用して、サービスシステム1における種々のサービスを受ける。例えば、ユーザは、携帯端末300を操作して充電ステーション200により貸し出されるバッテリユニット100の予約を行ったり、情報提供装置400により提供される種々の情報を受信し、受信した情報をユーザに提供したりする。
情報提供装置400は、ネットワークNWを介して複数の充電ステーション200及び複数の携帯端末300と通信可能に接続されている。ネットワークNWは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置、無線基地局などを含む。
充電ステーション200及び携帯端末300は、ネットワークNWを経由して、情報提供装置400に対して通信データを送受信可能である。情報提供装置400は、サービスシステム1における複数のバッテリユニット100、複数の充電ステーション200、及び複数の携帯端末300を管理する。
情報提供装置400は、ネットワークNWを介して気象サーバ500と通信可能に接続されている。気象サーバ500は、各地の天気の予測に関する気象情報である気象予測データ512(図6参照)及び各地の天気の関する気象情報である気象データ514を生成し、複数の送信先に送信する。情報提供装置400は、気象サーバ500により生成され送信される気象予測データ512及び気象データ514を受信する。
<電動車両10>
電動車両10は、バッテリユニット100を着脱可能に搭載する車両である。電動車両10は、バッテリユニット100におけるバッテリ120により供給される電力によって駆動される電動モータによって走行する鞍乗り型の車両(「電動二輪車両」)である。電動車両10には、バッテリユニット100が搭載される。実施形態では、電動車両10に2つのバッテリユニット100と搭載可能である。電動車両10に搭載可能なバッテリユニット100は、1つとしてもよいし3つ以上としてもよい。
電動車両10は、バッテリユニット100と、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどの内燃機関とを組み合わせた駆動によって走行するハイブリッド電動車両や燃料電池車両であってもよい。サービスシステム1に適用可能な電動車両10は、電動二輪車両のほか、電動自転車、電動三輪車、電動四輪車、ハイブリッド車両等の車両、電動キックスケータ、またはロボット等であってもよい。実施形態では、電動車両10は電動二輪車両であるものとしている。
<バッテリユニット100>
図1に示すように、バッテリユニット100は、電動車両10に搭載されるとともに、充電ステーション200における充電装置220に保管される。バッテリユニット100は、電動車両10に対して着脱自在に装着されるカセット式である。図2に示すように、バッテリユニット100は、バッテリ120と、バッテリ通信部140と、バッテリ制御装置180と、を備える。
バッテリ120は、例えば、リチウムイオン電池などの蓄電装置(二次電池)である。バッテリ120は、電動車両10に装着されることにより、電動車両10に対して走行用の電力を供給する。バッテリ120により供給される電力は、走行用以外の電力として利用されてもよい。
バッテリ通信部140は、電動車両10及び充電ステーション200と通信するための機器である。バッテリ通信部140は、バッテリユニット100が電動車両10に装着されることにより、電動車両10との間で通信線を介した情報の送受信が可能となる。バッテリ通信部140は、バッテリユニット100のバッテリ120が後述する充電器227に接続されることにより、充電ステーション200との間で通信線を介した情報の送受信が可能となる。
バッテリ制御装置180は、例えば、バッテリ制御部182と、バッテリ記憶部186と、を備える。バッテリ制御部182は、例えば、BMU(Battery Management Unit;制御部)を備える。BMUは、バッテリ120の充電や放電を制御する。例えば、BMUは、バッテリユニット100が充電ステーション200に保管されているときには、バッテリ120に対する充電を制御し、バッテリユニット100が電動車両10に装着されているときには、バッテリ120に対する充放電を制御する。
バッテリ120は、電流センサ、電圧センサ、温度センサなどの各種センサによってその電流値、電圧値、温度などが検出される。これらのセンサは、検出結果をバッテリ制御部182に出力する。バッテリ制御部182は、出力された各種センサの検出結果に基づいて、バッテリ120のSOC(State Of Charge;「充電率」ともいう)を算出する。バッテリ制御部182は、算出したバッテリ120のSOCをバッテリ記憶部186に格納する。
<充電ステーション200>
充電ステーション200は、バッテリユニット100の保管及び充電を行うための設備であり、複数の場所に設置されている。図1及び図2に示すように、充電ステーション200は、充電装置220と、充電ステーション制御装置(以下「ST制御装置」という)240と、を備える。充電装置220は、図1に示すスロット部221と、認証・表示器223と、図2に示す充電器227と、を備える。
スロット部221は、上段スロット部221Uと下段スロット部221Lを備える。上段スロット部221U及び下段スロット部221Lは、互いに共通する構成を有するため、代表して上段スロット部221Uの構成について説明する。上段スロット部221Uは、例えば鉛直軸周り回転するターンテーブルを備える。ターンテーブル上には、バッテリ収容部が設けられる。バッテリ収容部は、ターンテーブルを平面視して4等分に仕切った領域にそれぞれ設けられる。
充電装置220の表面には取出口が設けられている。ユーザは、取出口に位置するバッテリ収容部に対して、バッテリユニット100を外側から出し入れ可能である。取出口に位置する収容部は、ターンテーブルを回転させることにより入れ替え可能である。4つの収容部は仕切り板によって仕切られている。仕切り板は例えば透明の素材で構成される。
認証・表示器223は、少なくとも認証機能及び表示機能を有する機器である。認証・表示器223は、例えば、近距離通信(NFC;Near Field Communication)を用いて、ユーザが携行するNFCカード(不図示)の記録情報を読取可能である。これにより、充電ステーション200は、この記録情報に含まれるユーザIDを用いて、シェアサービスの利用権限を有するユーザを認証する。認証・表示器223は、ユーザが所持する電波発信機が発信する電波を検出可能である。認証・表示器223は、ユーザが操作した電波発信機が発信した電波の検出結果に基づいて、充電ステーション200に近づくバッテリユニット100の利用を予約したユーザを検出する。ユーザIDは、例えば、複数のユーザを個々に識別するために、ユーザごとに付された異なる番号からなるIDである。
認証・表示器223は、例えば、タッチパネル(タッチセンサ付き表示パネル)を備える。これにより、ユーザの操作に応じて必要な情報を入力可能であると共に、ユーザに対して様々な可視情報を提供可能である。認証・表示器223は、充電装置220の左上部に配置されている。認証・表示器223は、種々の情報を表示する。例えば、認証・表示器223は、ユーザに貸し出すバッテリユニットが収容された収容部を報知する情報を表示する。
図2に示す充電器227は、図1に示すスロット部221における各バッテリ収容部のそれぞれの奥側に設けられる。充電器227は、バッテリユニット100のバッテリ120と接続し充電することが可能である。充電器227には、バッテリ120に電力を供給するための電源が接続されている。充電器227にバッテリ120を接続すると、バッテリユニット100と充電ステーション200とが通信線を介して接続され、バッテリユニット100と充電ステーション200との間における信号の送受信が可能となる。
図2に示すように、ST制御装置240は、ST通信部242と、ST制御部244と、充電制御部246と、ST記憶部250と、を備える。ST制御部244と、充電制御部246とは、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサがST記憶部250に格納されたプログラム(ソフトウェア)を実行することで実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性記憶媒体)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。ST記憶部250は、前述した記憶装置により実現される。
ST通信部242は、電動車両10及び情報提供装置400と通信するための機器である。ST通信部242は、バッテリユニット100のバッテリ120が充電器227に接続されることにより、バッテリユニット100との間で通信線を介した情報の送受信が可能となる。
ST通信部242は、ネットワークNWを介して情報提供装置400との間で情報を送受信する。ST通信部242は、例えば、セルラー網やWi-Fi網を接続するための無線モジュールやネットワークNWに接続するためのネットワークカードなどの通信インターフェースを含む。
ST制御部244は、バッテリユニット100のバッテリ120が充電器227に接続されたときに、バッテリユニット100のバッテリ記憶部186に記憶された情報を、ST通信部242及びバッテリ通信部140を介して読み出す。ST制御部244は、バッテリユニット100から読み出したSOCの情報等に基づいて、バッテリ120に対する充電量を算出し、算出した充電量の情報を充電制御部246に出力する。
充電制御部246は、ST制御部244により出力された充電量の情報等に基づいて、スロット部221の収容部に収容されたバッテリユニット100のバッテリ120に充電する。充電制御部246は、バッテリ120が満充電されるまで電力をバッテリ120に充電する。
<携帯端末300>
携帯端末300は、例えば、バッテリの貸出を受けるユーザが所有するスマートフォン、タブレット端末、ノートパソコンなどの端末装置である。携帯端末300においては、アプリケーションプログラムやブラウザなどのUA(User Agent)が動作し、バッテリ120のシェアサービスをサポートする。携帯端末300は、充電ステーション200の所在地を示すステーションマップを参照可能である。ステーションマップは、情報提供装置400によって保持されていてもよいし、携帯端末300にダウンロードされてもよい。携帯端末300は、ユーザの現在位置を用いてステーションマップを検索することで、ユーザの周辺の充電ステーション200に関する周辺ステーション情報を取得できる。実施形態では、携帯端末300がスマートフォンであり、アプリケーションプログラム(バッテリ共同利用アプリ)が起動していることを前提とする。携帯端末300は、ユーザによるバッテリユニット100の予約を受け付ける。ユーザがバッテリユニット100の貸出を予約することにより、予約されたバッテリユニット100の予約ユーザ以外の非予約ユーザに対する貸出が不可とされる。
ユーザは、例えば、携帯端末300によって近隣の充電ステーション200を検索し、検索された充電ステーション200に貸出可能なバッテリユニット100がある場合に、そのバッテリユニット100を予約可能である。また、複数の充電ステーション200が検索されたときには、利用する充電ステーション200をユーザが選択可能である。
図2に示すように、携帯端末300は、端末通信部310と、端末計時部320と、自己位置検出部330、タッチパネル340と、端末制御部350と、端末記憶部370と、を備える。端末通信部310は、ネットワークNWを介して情報提供装置400との間で情報を送受信する。端末通信部310は、例えば、セルラー網やWi-Fi網を接続するための無線モジュールやネットワークNWに接続するためのネットワークカードなどの通信インターフェースを含む。
端末計時部320は、例えば電波時計からなり、絶対時刻を計時している。端末計時部320は、絶対時刻を計時する時計等であればよく、例えば、電波時計以外の時計等であってもよい。端末計時部320は、計時した絶対時刻(以下「端末時刻」という)を端末記憶部370に格納する。
自己位置検出部330は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機と、自己位置検出制御部とを備える。GNSS受信機は、GNSS衛星(例えばGPS衛星)から到来する電波に基づいて自機の位置(バッテリユニット100の自己位置)を測位する。自己位置検出制御部は、例えば、CPUや各種記憶装置を備え、携帯端末300の自己位置を検出する。自己位置検出部330は、検出した携帯端末300の自己位置に基づいて、ユーザの現在位置の情報である自己位置の情報を生成する。自己位置検出部330は、生成した自己位置の情報を端末記憶部370に格納する。
タッチパネル340は、各種の情報や画像を表示する表示装置と、ユーザの操作を受け付ける入力装置を兼ねるタッチセンサ付き表示パネルである。タッチパネル340は、例えば、GUI(Graphical User Interface)スイッチを表示し、GUIスイッチの操作に応じた情報を端末制御部350に出力する。ユーザは、携帯端末300のタッチパネル340を操作することにより、バッテリユニット100の貸出を予約することができる。
端末制御部350は、充電ステーション200によりユーザにバッテリユニット100が貸し出され、バッテリユニット100が電動車両10に装着された後、所定の端末時刻取得タイミング毎に携帯端末300の自己位置を取得する。端末制御部350は、取得した携帯端末300の自己位置に端末時刻に対応付けてバッテリ記憶部186に格納する。端末時刻取得タイミングは、どのように設定してもよい。例えば、端末時刻取得タイミングは、1分ごとや10分ごととしてもよいし、1時間毎としてもよい。端末時刻取得タイミングは、一定時間毎としてもよいし、時間帯に応じて時間間隔を変動させてもよい。例えば、端末時刻取得タイミングは、昼間は10分ごとであるが、夜間は1時間ごととしてもよい。端末制御部350は、取得した自己位置の情報を現在位置情報として、端末通信部310を用いて、情報提供装置400に送信する。端末制御部350は、ユーザがバッテリユニット100を充電ステーション200に返却するまで、自己位置検出部330により出力される自己位置をバッテリ記憶部186に格納する。
端末制御部350は、バッテリユニット100を充電ステーション200に返却した後、取得した端末時刻及び自己位置の情報を端末記憶部370から読み出し、読み出した端末時刻及び自己位置の情報に基づいて自己位置データ372を生成する。図3は、自己位置データ372の一例を示す図である。図3に示すように、自己位置データ372は、ユーザID、端末時刻、端末時刻ごとの自己位置の項目を含む。自己位置データ372は、端末時刻と自己位置とが対応付けられたデータであり、充電ステーション200により貸し出されたバッテリユニット100を返却するまでの間のデータとして生成される。端末制御部350は、自己位置データ372を生成した際、または情報提供装置400による要求に応じて、生成した自己位置データ372を、端末通信部310を用いて情報提供装置400に送信する。
端末制御部350は、バッテリ共同利用アプリが起動しているときに、ユーザがバッテリユニット100のためのタッチパネル340の予約操作を行った場合に、ユーザの予約操作に応じた予約希望情報を生成する。端末制御部350は、生成した予約希望情報を、端末通信部310を用いて、情報提供装置400に送信する。予約希望情報には、例えば、ユーザID、バッテリユニット100の貸出を希望する充電ステーション200、及び貸出希望時間の情報が含まれる。
<情報提供装置400>
情報提供装置400は、ウェブサーバまたはアプリサーバとして機能し、携帯端末300に各種情報を提供しつつ、携帯端末300によりアップロードされた情報を取得する。情報提供装置400は、充電ステーション200と通信することで、ユーザによってバッテリユニット100が予約されたことを示す情報を充電ステーション200に送信し、ユーザに貸し出すバッテリユニット100の指定を行う。
情報提供装置400は、例えば、情報提供装置400は、通信部410と、取得部420と、モデル生成部430と、生成部440と、情報提供部450と、予約部460と、記憶部470と、を備える。取得部420、モデル生成部430、生成部440、情報提供部450、及び予約部460は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性記憶媒体)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。記憶部470は、前述した記憶装置により実現される。記憶部470は、所定の地域、例えば日本国内の地図情報を記憶している。地図情報には、例えば、所定の地域内におけるユーザが雨宿り可能となる雨宿り設備の位置と名称とが対応付けられて記憶されている。雨宿り設備には、例えば、建築構造物、高架道路、充電ステーション200などが含まれる。
通信部410は、ネットワークNWを介して、充電ステーション200、携帯端末300、及び気象サーバ500等との間で情報を送受信する。通信部410は、例えば、セルラー網やWi-Fi網を接続するための無線モジュールやネットワークNWに接続するためのネットワークカードなどの通信インターフェースを含む。通信部410は、充電ステーション200、携帯端末300、及び気象サーバ500等により送信される各種情報を受信する。
取得部420は、通信部410を用いて各種情報を取得する。例えば、取得部420は、携帯端末300により送信される自己位置データ372、気象サーバ500により送信される気象予測データ512及び気象データ514を取得する。気象予測データ512が将来の気象を予測するデータであり、気象データ514は、過去の気象を記録するデータである。取得部420は、取得した自己位置データ372、気象予測データ512、及び気象データ514を記憶部470に格納する。
取得部420は、取得した自己位置データ372に基づいて、ユーザの移動履歴データ472を生成して、記憶部470に格納する。図4は、移動履歴データ472の一例を示す図である。図4に示すように、移動履歴データ472は、ユーザID、使用履歴No、時刻、及び自己位置の項目を含む。ユーザID、使用履歴No、時刻、自己位置の各項目を含む。
使用履歴Noは、ユーザが充電ステーション200からバッテリユニット100の貸し出しを受けてから返却するまでを1回の使用履歴として、それぞれの使用履歴ごと付される番号である。時刻及び自己位置は、携帯端末300により送信される自己位置データ372に含まれる時刻及びその時刻におけるユーザの位置(自己位置)を示す情報である。
取得部420は、携帯端末300により自己位置データ372が送信されると、自己位置データ372に付されたユーザIDに対応する移動履歴データ472を記憶部470から読み出す。取得部420は、読み出した移動履歴データ472に新たな使用履歴Noを付して、取得した自己位置データ372に含まれる時刻及び自己位置の情報を移動履歴データ472に追加し、移動履歴データ472を更新する。
取得部420は、取得したユーザの移動履歴データ472に基づいて、ユーザの行動範囲の情報を含むユーザの行動情報であるユーザ行動データを生成する。図5は、ユーザ行動データ474の一例を示す図である。図5に示すように、ユーザ行動データ474は、ユーザIDと、行動範囲の項目を含む。取得部420は、例えば、ユーザの移動履歴データ472に含まれる自己位置における東西南北のそれぞれの緯度経度の最大値及び最小値を求め、これらの緯度経度の最大値及び最小値を頂点とする矩形の範囲をユーザの行動範囲としてもよい。取得部420は、ユーザの移動履歴データ472に含まれる自己位置における電動車両10が通行できる道路が設けられた範囲をユーザの行動範囲としてもよい。取得部420は、例えば、ユーザの移動履歴データ472に含まれる自己位置を中心とした半径数メートルの範囲を繋いだ領域やその領域に囲まれる領域をユーザの行動範囲としてもよい。
図6は、気象予測データ512の一例を示す図である。図6に示すように、気象予測データ512は、地域、予測時刻、予測天気の項目が含まれる。地域の項目は、天気予測を行う地域を示す項目である。予測時刻は、予測天気を示す時刻である。予測天気は、予測される天気であり、例えば、「雨」「曇」「晴」などの情報として提供される。気象データ514は、気象予測データ512と共通の項目を有するデータである。
モデル生成部430は、ユーザの行動範囲の少なくとも一部を含む領域における降雨を回避するための降雨回避情報であり、ユーザが雨宿り可能となる雨宿りマップを生成するための雨宿りマップ生成モデル480を生成する。モデル生成部430は、取得部420が取得した自己位置データ372、気象データ514、及び記憶部470が記憶する地図情報に基づいて雨宿りマップ生成モデル480を生成する。
ここで使用される気象データ514は、例えば、自己位置データ372に含まれるユーザIDのユーザの行動範囲の少なくとも一部が、地域の領域に含まれるデータとすればよい。自己位置データ372は、特定のユーザIDのユーザのもののみとしてもよいし、不特定多数、あるいは全部のユーザIDのユーザのものとしてもよい。なお、気象データ514に代えて気象予測データ512を使用してもよい。
モデル生成部430は、例えば、移動履歴データ472に含まれる時刻、時刻ごとの自己位置、時刻ごとの天気、及び地図の各データを入力データとし、雨宿りマップを出力データとした機械学習によって、雨宿りマップ生成モデル480を生成する。雨宿りマップ生成モデル480は、例えば、移動履歴データ472における時刻、時刻ごとの自己位置、時刻ごとの天気、及び地図の各データを入力データとし、雨宿りマップを出力としたニューラルネットワークモデルからなるモデルである。
モデル生成部430は、雨宿りマップ生成モデル480を生成する際に、雨宿りマップ生成モデル480の出力を積算する。モデル生成部430は、雨宿りマップ生成モデル480の出力の積算値に回帰分析やクラスタリング処理などの統計処理を施すことにより、雨宿りマップ生成モデル480を更新して生成する。モデル生成部430は、生成した雨宿りマップ生成モデル480を記憶部470に格納する。
図7は、雨宿りマップ生成モデル480の生成工程の概念図である。モデル生成部430は、図7に示すように、入力層と隠れ層と出力層とを有する雨宿りマップ生成モデル480を生成する。入力層には、時刻、時刻ごとの自己位置、時刻ごとの天気、及び地図の各データが入力される。出力層からは、雨宿りマップが出力される。隠れ層は、入力層と出力層をつなぐ多層のニューラルネットワークを有する。隠れ層のパラメータは、入力層への入力を学習データとし、出力層から出力されるべきデータを教師データとして機械学習を行うことで最適化される。なお、モデル生成部430は、教師なし学習により雨宿りマップ生成モデル480を生成するが、教師あり学習により雨宿りマップ生成モデル480を生成してもよい。
取得部420は、移動履歴データ472、地図情報、及び気象データ514に基づいて、ユーザの雨宿り実績を取得する。例えば、取得部420は、雨天時に電動車両10に乗車しているユーザが一定時間以上滞在し、電動車両10を停止させて雨宿りしていると想定される地点を雨宿り地点とする。取得部420は、電動車両10に乗車するユーザが雨天時に一定時間雨宿り地点に滞在しているときに、雨宿り実績を取得する。
取得部420は、移動履歴情報と雨宿り実績に基づいて、雨宿りマップデータ476を生成して取得する。具体的には、取得部420は、モデル生成部430により生成された雨宿りマップ生成モデル480と、自己位置データ372及び気象予測データ512に基づいて、雨宿りマップデータ476を生成して取得する。
例えば、取得部420は、機械学習によって得られた雨宿りマップ生成モデル480に、移動履歴データ472に含まれる時刻、時刻ごとの自己位置及び時刻ごとの天気などの情報を入力することで、雨宿りマップデータ476を生成する。雨宿り地点は、例えば、雨天時に電動車両10に乗車しているユーザが一定時間以上滞在し、電動車両10を停止させて雨宿りしていると想定される地点である。取得部420は、生成した雨宿りマップデータ476を記憶部470に格納する。
なお、取得部420は、雨宿りマップ生成モデル480を用いることなく、雨宿りマップ生成モデル480の入力層に入力された各データに基づくルールベースによって雨宿りマップデータ476を生成してもよい。あるいは、雨宿り実績のデータを生成し、移動履歴データ472と雨宿り実績データにより、モデルを生成したりルールベースを用いたりして雨宿りマップデータ476を生成してもよい。
図8は、雨宿りマップデータ476の一例を示す図である。図8に示すように雨宿りマップデータ476は、複数の雨宿り設備及び雨宿り地点等の項目を含む。雨宿りデータは、例えば地区ごとに分類されて生成されている。雨宿り設備は、雨宿りを行うために適した設備またはユーザがよく雨宿りを行う設備であり、例えば、ユーザが雨宿りするための雨宿り設備の名称を示す。具体的には、建築物の名称や高架下となる道路の名称、充電ステーションの名称などである。雨宿り地点は、ユーザが雨宿り可能となる雨宿り設備の所在地を示し、雨宿り地点の項目には、例えば、電動車両10に乗車するユーザが雨宿りをすることができる位置情報(緯度、経度)が含まれる。生成部440は、雨宿り地点は特定できるが雨宿り設備は特定できない場合には、雨宿り設備の項目をブランクとしてもよい。
生成部440は、降雨状況下における電動車両10への乗車をユーザに回避させるための回避実行情報であり、ユーザが雨宿りを行うための雨宿り情報である雨宿りデータ478を生成する。生成部440は、携帯端末300により送信された自己位置データ372と、取得部420により生成されて取得された雨宿りマップデータ476に基づいて、雨宿りデータ478を生成する。生成部440は、気象予測データ512における天気の項目に雨が含まれている場合に雨宿りデータ478を生成する。
図9は、雨宿りデータ478の一例を示す図である。図9に示すように、雨宿りデータ478は、降雨予測時刻、降雨予測地域、雨宿り設備、及び雨宿り地点の各項目を含む。降雨予測時刻、降雨予測地点、雨宿り設備、及び雨宿り地点は、携帯端末300により送信される現在位置情報により推定される所定の時刻におけるユーザの滞在位置及び気象予測データ512により予測されるユーザの滞在位置の天気に基づいて設定される。
例えば、17時にユーザがA地区を通過し、携帯端末300により送信された自己位置データ372に基づき、ユーザが17時の時点でA地区に滞在すると設定し、17時におけるA地区の天気が雨であるとする。この場合、生成部440は、雨宿りマップデータ476を参照し、A地区における雨宿り設備及び雨宿り地点の情報を記憶部470から読み出す。生成部440は、読み出した雨宿り設備及び雨宿り地点の情報に基づいて雨宿りデータ478を生成し、情報提供部450に出力する。
生成部440は、例えば、17時の時点におけるA地区内のユーザの滞在位置を推定し、推定したユーザの滞在位置に最も近い位置の雨宿り設備を第1候補として雨宿りデータ478を生成する。生成部440は、さらに、生成部440は、推定したユーザの地点に対して、次に近い位置、さらにはその次に近い位置の雨宿り設備をそれぞれ第2候補、第3候補として雨宿りデータ478を生成する。図9の例では、雨宿り設備を第5候補まで生成している。第1実施形態では、生成部440は、雨宿り設備まで含む雨宿りデータ478に含まれる雨宿り設備を第5候補とするが、第1候補のみとしてもよいし、その他の数の候補を挙げるようにしてもよい。なお、にわか雨、ゲリラ豪雨、スコールなどといった突発的な雨など、急変する天気を予測した天気の情報を含む気象予測データ512を受信した場合などには、ユーザの現在位置をそのままユーザの滞在位置と扱うようにしてもよい。
情報提供部450は、生成部440により送信された雨宿りデータ478を、通信部410を用いてユーザの携帯端末300に送信し、雨宿りできる地点の位置や雨宿り設備などの情報をユーザに提供する。情報提供部450により送信された雨宿りデータ478を受信した携帯端末300は、例えば、雨宿りデータ478に含まれる雨宿り地点をタッチパネル340に表示させる。携帯端末300は、タッチパネル340に表示させた地図上に雨宿り地点をシンボルで表示するとともに、雨宿り設備の構造物名のテキストデータ等を合わせてタッチパネル340に表示させることで、雨宿りデータ478を提供する。こうして、情報提供部450は、例えば、ユーザが電動車両10に乗車して走行している間に雨に降られそうである場合に、雨宿りを行うための雨宿り設備の位置などの情報をユーザに提供する。
予約部460は、携帯端末300により送信された予約希望情報が記憶部470に格納されている場合に、予約希望情報に基づいて予約情報を生成する。予約情報には、例えば、バッテリユニット100を予約したユーザのユーザID、予約した充電ステーション200のSTID、予約時間等の情報が含まれる。STIDは、例えば、複数の充電ステーション200を個々に識別するために、充電ステーション200ごとに付された異なる番号からなるIDである。
予約部460は、予約希望情報に含まれるユーザIDを予約情報のユーザIDとして生成する。予約部460は、予約希望情報に含まれるバッテリユニット100の貸出を希望する充電ステーション200の情報に基づいて予約した充電ステーション200のSTIDの情報を生成する。予約部460は、予約希望情報に含まれる貸出希望時間の情報に基づいて予約情報を生成する。予約部460は、生成した予約情報を、通信部410を用いて貸出充電ステーションに送信する。
<気象サーバ500>
気象サーバ500は、例えば、衛星より送信される情報等に基づいて、所定の地域、例えば日本国内の天気を予測する。気象サーバ500は、サーバ記憶部510及びサーバ制御部520を備える。サーバ制御部520は、例えば天気の予測を随時行い、予測した天気を一定時間ごと、例えば1時間ごとにまとめた気象予測データ512を生成し、サーバ記憶部510に格納する。サーバ制御部520は、サーバ記憶部510に格納された気象予測データ512を随時提供する。気象サーバ500は、例えば、突発的な雨などの急変する天気を予測した場合には、予測した天気の情報を含む気象予測データ512を即時に提供する。
サーバ制御部520は、各地の過去の天気を一定時間ごと、例えば1時間ごとにまとめた気象データ514を生成し、サーバ記憶部510に格納する。サーバ制御部520は、サーバ記憶部510に格納された気象データ514を随時提供する。気象予測データ512や気象データ514を提供する時間間隔は、1時間以外の時間でもよく、1分毎や30分毎、1日ごとでもよい。あるいは、サーバ制御部520は、情報提供装置400によるリクエストを受け付けたときに気象予測データ512や気象データ514を提供するようにしてもよい。情報提供装置400は、気象サーバ500により提供される気象予測データ512及び気象データ514を、ネットワークNWを介して取得する。
次に、情報提供装置400における処理の一例について説明する。情報提供装置400は、携帯端末300により送信された自己位置データ372を受信したときに雨宿りマップ生成モデル480を更新し、雨宿りマップデータ476を生成する。情報提供装置400は、ユーザが電動車両10に乗車しているときに気象予測データ512における天気の項目に雨が含まれている場合に、雨宿りデータ478を生成してユーザに提供する。そこで、まず、携帯端末300により送信された自己位置データ372を情報提供装置400が受信したときの処理について説明する。
図10は、情報提供装置400において実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10に示すフローは、携帯端末300により送信された自己位置データ372を受信したときの流れを示す。情報提供装置400は、通信部410において、携帯端末300により送信される自己位置データ372を受信したか否かを判定する(ステップS110)。自己位置データ372を受信していないと判定した場合、情報提供装置400は、自己位置データ372を受信するまでステップS110の処理を繰り返す。
自己位置データ372を受信したと判定した場合、取得部420は、自己位置データ372情報に基づいて移動履歴データ472を更新する(ステップS120)。続いて、取得部420は、取得した移動履歴データ472に基づいて、ユーザ行動データ474を更新する(ステップS130)。
続いて、取得部420は、更新したユーザ行動データ474に基づいて、ユーザの行動範囲の少なくとも一部を含む地域(領域)の気象データ514を、通信部410を用いて取得する(ステップS140)。続いて、モデル生成部430は、取得部420により更新された移動履歴データ472及び気象サーバ500により送信された気象データ514の各項目を入力データとする機械学習を行い、雨宿りマップ生成モデル480を更新する(ステップS150)。続いて、取得部420は、更新した雨宿りマップ生成モデル480及び移動履歴データ472及び気象データ514を用いて雨宿りマップデータを生成する(ステップS160)。こうして、情報提供装置400は、図10に示すフローチャートの処理を終了する。
次に、情報提供装置400は、ユーザが電動車両10に乗車しているときに気象予測データ512における天気の項目に雨が含まれている場合の情報提供装置400の処理について説明する。図11は、情報提供装置400において実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11に示すように、情報提供装置400は、ユーザが電動車両10に乗車しているか否かを判定する(ステップS210)。ユーザが電動車両10に乗車しているか否かの判定は、任意の方法で行ってよい。例えば、携帯端末300により現在位置情報に基づいて、ユーザが電動車両10に乗車しているか否かの判定を行ってもよいし、例えば、ユーザに貸し出されたバッテリユニット100の位置を追跡し、その追跡結果に基づいてユーザが電動車両10に乗車しているか否かを判定してもよい。
ステップS210において、ユーザが電動車両10に乗車していないと判定した場合、情報提供装置400は、ステップS210の処理を繰り返す。ユーザが電動車両10に乗車していると判定した場合、情報提供装置400は、取得した気象予測データ512における天気の項目に「雨」が含まれているか否かを判定する(ステップS220)。情報提供装置400は、取得した気象予測データ512における天気の項目に「雨」が含まれているか否かの判定を、時間や地域を規定して行ってもよい。例えば、情報提供装置400は、現在から数時間以内に天気の項目に「雨」が含まれるか否かに基づいて判定してもよいし、現在地から数km以内の範囲で天気の項目に「雨」が含まれるか否かに基づいて判定してもよい。情報提供装置400は、時間や地域を規定する際には、例えば、時間帯、ユーザの行動範囲やバッテリユニット100におけるバッテリ120のSOC、ユーザの目的地等に基づいて時間や地域を変動させてもよい。
ステップS220において、気象予測データ512における天気の項目に「雨」が含まれていないと判定した場合、情報提供装置400は、ステップS210に戻り、ステップS210の処理を繰り返す。気象予測データ512における天気の項目に「雨」が含まれていると判定した場合、生成部440は、記憶部470により携帯端末300により送信された自己位置データ372と取得部420により生成されて取得された雨宿りマップデータ476に基づいて雨宿りデータ478を生成する(ステップS230)。
続いて、情報提供部450は、生成部440により生成された雨宿りデータ478を、通信部410を用いてユーザの携帯端末300に送信する(ステップS240)。こうして、情報提供装置400は、図11に示すフローチャートの処理を終了する。
上記第1実施形態に係る情報提供装置400は、降雨状況下における電動車両10への乗車をユーザに回避させるための回避実行情報として、ユーザが雨宿りを行うための雨宿りデータ478を生成してユーザに提供する。このため、ユーザが降雨にあった場合に、どのように対処するか、例えば、どこで雨宿りを行うかの情報をユーザに提供できる。したがって、ユーザに雨天時に対応策を提供することができる。
また、ユーザが電動車両10に乗車して電動車両10が走行しているときに突然降雨に見舞われた場合にも、ユーザに雨宿りデータ478を提供できる。ユーザは、素早く雨宿り設備に移動することができるので、降雨中の電動車両10の走行を抑制することができる。特に、電動車両10が二輪車両である場合、雨の中を走行すると、ユーザが雨に打たれて濡れてしまう可能性が高い。これに対して、ユーザに雨宿りデータ478を提供することにより、ユーザが迅速に雨宿り設備に移動することができるので、ユーザが濡れる時間を短くしたりぬれなくしたりすることができる。しかも、ユーザの現在位置に最も近い雨宿り設備の情報を提供することにより、ユーザが濡れる時間をさらに短くすることができる。
また、雨宿りマップデータ476を生成するための雨宿りマップ生成モデル480を機械学習により生成するので、ユーザの使用頻度に応じた雨宿りマップを生成できる。また、機械学習により生成した雨宿りマップ生成モデル480を用いて雨宿りマップデータ476を生成し、雨宿りマップデータ476を用いて雨宿りデータ478を生成する。このため、適切な雨宿り設備をユーザに提供することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図2に示す第2実施形態の情報提供装置400における取得部420は、ユーザが現在地から目的地まで移動するにあたり、ユーザの出発地及び目的地の情報である出発地情報及び目的地情報と、出発地から目的地までの経路の情報である経路情報と、を取得する。さらに、取得部420は、目的地への到着予定時刻の情報である到着予定時刻情報を取得する。
出発地情報、目的地情報、経路情報、及び到着予定時刻情報は、任意の手法により取得してよい。例えば、携帯端末300によりユーザが出発地及び目的地を入力できるようにし、ユーザが入力した出発地及び目的地の情報を携帯端末300が情報提供装置400に送信し、取得部420が取得して出発地情報及び目的地情報としてもよい。取得部420は、取得した出発地情報及び目的地情報から経路情報を生成してもよい。
あるいは、携帯端末300が出発地及び目的地に基づいて経路情報を生成して情報提供装置400に送信してもよい。出発地は、携帯端末300における自己位置検出部330により検出される自己位置としてもよい。あるいは、出発地及び目的地を日常使用する位置、例えば、自宅と会社や学校などとし、経路は決まった経路として携帯端末300の端末記憶部370や情報提供装置400の記憶部470に記憶されていてもよい。
到着予定時刻情報は、携帯端末300によりユーザが入力できるようにし、ユーザが入力した到着予定時刻情報を携帯端末300が情報提供装置400に送信してもよい。あるいは、例えば、会社への通勤や学校への通学などの到着予定時刻が定まっている場合には、携帯端末300の端末記憶部370に到着予定時刻情報を格納しておき、情報提供装置400に送信したり、情報提供装置400の記憶部470に到着予定時刻情報を格納しておいたりしてもよい。
取得部420は、第1実施形態同様、気象サーバ500により提供される気象予測データ512を、通信部410を用いて取得する。取得部420は、取得した経路情報及び気象予測データ512に基づいて、気象状態に起因する経路の渋滞予測の情報である渋滞予測情報を導出して取得する。気象状態に起因する経路の渋滞とは、例えば、降雨や強風などの気象(自然的要因)に基づいて、発生する渋滞である。取得部420は、出発地情報、目的地情報、経路情報、及び渋滞予測情報を取得した場合に、取得したこれらの情報をそのまま記憶部470に格納する。取得部420は、例えば、気象状態に起因する渋滞予測を行う道路管理センタ等により広域渋滞予測情報が提供される場合には、道路管理センタ等により提供される広域渋滞予測情報等に基づいて、ユーザが利用する経路の渋滞予測情報を取得してもよい。
モデル生成部430は、ユーザが出発地から目的地に移動する際に出発する予定時刻の情報である出発予定時刻情報を求めるための出発予定時刻導出モデル482を学習モデルとして生成する。モデル生成部430は、例えば、出発地、目的地、経路、到着予定時刻、及び渋滞予測データを入力データとし、出発予定時刻を出力データとした機械学習によって、ニューラルネットワークモデルからなる出発予定時刻導出モデル482を生成する。モデル生成部430は、生成した出発予定時刻導出モデル482を記憶部470に格納する。
図12は、出発予定時刻導出モデル482の生成工程の概念図である。モデル生成部430は、図12に示すように、入力層と隠れ層と出力層とを有する出発予定時刻導出モデル482を生成する。入力層には、出発地、目的地、経路、到着予定時刻、及び渋滞予測データが入力される。出力層からは、出力データが出力される。隠れ層は、入力層と出力層をつなぐ多層のニューラルネットワークを有する。隠れ層のパラメータは、入力層への入力を学習データとし、出力層から出力されるべきデータを教師データとして機械学習を行うことで最適化される。なお、モデル生成部430は、教師なし学習により出発予定時刻導出モデル482を生成するが、教師あり学習により出発予定時刻導出モデル482を生成してもよい。
生成部440は、取得部420により取得した出発地、目的地、経路、到着予定時刻、渋滞予測の各情報と、モデル生成部430により生成された出発予定時刻導出モデル482を用いて、出発予定時刻を導出する。生成部440は、導出した出発予定時刻の情報を情報提供部450に出力する。なお、生成部440は、出発予定時刻導出モデル482を用いることなく、出発予定時刻導出モデル482の入力層に入力された各データに基づくルールベースによって出発予定時刻を導出してもよい。情報提供部450は、生成部440により出力された出発予定時刻の情報を、通信部410を用いてユーザの携帯端末300に送信し、出発予定時刻の情報をユーザに提供する。
情報提供装置400は、出発予定時刻導出タイミングとなったときに、出発予定時刻を導出する。出発予定時刻導出タイミングは、どのように設定してもよい。例えば、ユーザが出発予定時刻の導出をリクエストしたタイミングを出発予定時刻導出タイミングとしてもよいし、会社への通勤や学校への通学のため、前日の夜間の決まった時刻を出発予定時刻導出タイミングとしてもよい。
情報提供装置400は、出発予定時刻導出タイミングとなっている場合に、生成部440において、取得部420により取得された出発地、目的地、経路、到着予定時刻、渋滞予測の各情報と、モデル生成部430により生成された出発予定時刻導出モデル482を読み出す。生成部440は、読み出したこれらの情報に基づいて、出発予定時刻を導出し、情報提供部450に出力する。情報提供部450は、生成部440により出力された出発予定時刻の情報を携帯端末300に送信する。
上記第2実施形態では、気象状態に起因する経路の渋滞予測の情報を取得し、渋滞情報に基づいて、ユーザが出発する時刻の情報を生成し、ユーザに提供する。このため、降雨による渋滞が経路に発生する場合でも、到着予定時刻に到着するための出発予定時刻をユーザに提供することができる。
例えば、気象状態に起因する経路の渋滞が発生する場合には、渋滞が発生しない場合よりも早い時刻、例えば渋滞状況に応じた時間分早めた時刻を出発予定時刻としてユーザに提供する。このため、ユーザは、気象状態に起因する経路の渋滞が発生したとしても、出発予定時刻を早めすぎることなく、到着予定時刻に目的に到着することができる。また、出発予定時刻情報を求めるための出発予定時刻導出モデル482を機械学習により生成するので、精度良い出発予定時刻をユーザに提供することができる。
なお、情報提供装置400は、出発予定時刻の生成及び提供に代えて、気象状態に起因する経路の渋滞を避ける出発地から目的地までの経路を生成し、ユーザに提供するようにしてもよい。この場合に、出発予定時間や消費電力等の情報を合わせて生成して提供してもよい。また、第2実施形態の情報提供装置400は、渋滞があった場合でも到着予定時刻までに目的地に到着する出発予定時刻を生成して提供するが、他の情報を生成して提供してもよい。例えば、情報提供装置400は、渋滞を回避するための出発予定時刻を生成して提供してもよいし、渋滞を回避するためのルートを生成して提供してもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図2に示す第3実施形態の情報提供装置400における取得部420は、第2実施形態と同様に、携帯端末300により送信等される出発地情報、目的地情報、経路情報、及び到着予定時刻情報を取得する。さらに、取得部420は、第2実施形態と同様に、気象予測データ512や渋滞予測情報を取得する。
第3実施形態の情報提供装置400は、ステーションマップを記憶部470に格納しており、取得部420は、ステーションマップを読み出すことにより、経路の近傍における充電ステーション200の情報である充電ST情報を取得する。充電ST情報には、例えば、充電ステーション200の所在地、STID、営業時間等の情報が含まれる。
モデル生成部430は、ユーザが出発地から目的地まで移動している間に、ユーザが雨に降られた場合に、雨宿りをするための充電ステーション(以下「雨宿り充電ステーション」という)の充電ST情報(以下「雨宿り充電ST情報」という)を求めるための雨宿り充電ST導出モデル484を学習モデルとして生成する。モデル生成部430は、例えば、出発地、目的地、経路、到着予定時刻、渋滞予測データ、及び充電ST情報に含まれる充電ステーション200の所在地及び営業時間を入力データとし、雨宿りに利用される充電ステーション200を出力データとした機械学習によって、ニューラルネットワークモデルからなる雨宿り充電ST導出モデル484を生成する。モデル生成部430は、生成した雨宿り充電ST導出モデル484を記憶部470に格納する。
図13は、雨宿り充電ST導出モデル484の生成工程の概念図である。モデル生成部430は、図13に示すように、入力層と隠れ層と出力層とを有する雨宿り充電ST導出モデル484を生成する。入力層には、出発地、目的地、経路、到着予定時刻、渋滞予測データ、及び充電ステーション200の所在地及び営業時間が入力される。充電ステーション200の所在地は、経路に沿って設置される充電ステーション200の全てについての所在地とする。また、経路から所定範囲内、例えば経路から2km以内などの距離的条件や経路から2分以内などの時間的条件を満たす所定版に内の充電ステーション200の全てについての所在地などしてもよい。隠れ層は、入力層と出力層をつなぐ多層のニューラルネットワークを有する。隠れ層のパラメータは、入力層への入力を学習データとし、出力層から出力されるべきデータを教師データとして機械学習を行うことで最適化される。なお、モデル生成部430は、教師なし学習により雨宿り充電ST導出モデル484を生成するが、教師あり学習により雨宿り充電ST導出モデル484を生成してもよい。
生成部440は、取得部420により取得した出発地、目的地、経路、到着予定時刻、渋滞予測、充電ステーション200の所在地の各情報と、モデル生成部430により生成された雨宿り充電ST導出モデル484を用いて、雨宿り充電ステーションを導出する。生成部440は、導出した雨宿り充電ST情報を情報提供部450に出力する。なお、生成部440は、雨宿り充電ST導出モデル484を用いることなく、雨宿り充電ST導出モデル484の入力層に入力された各データに基づくルールベースによって雨宿り充電ステーションを導出してもよい。情報提供部450は、生成部440により出力された雨宿り充電ST情報を、通信部410を用いてユーザの携帯端末300に送信し、雨宿り充電ステーションの所在地や営業時間等の情報をユーザに提供する。
情報提供装置400は、渋滞予測として、降雨による気象状態に起因する渋滞が渋滞予測情報に含まれる場合に、雨宿り充電ステーションを導出する。雨宿り充電ステーションの導出は、例えば、第2実施形態における出発予定時刻導出タイミングと同じタイミングで実行してもよいし、その他のタイミング、例えば、出発する直前のタイミングなどに実行してもよい。
情報提供装置400は、生成部440において、取得部420により取得された出発地、目的地、経路、到着予定時刻、渋滞予測、充電ステーション200の各情報と、モデル生成部430により生成された雨宿り充電ST導出モデル484を読み出す。生成部440は、読み出したこれらの情報に基づいて、雨宿り充電ステーションを導出し、雨宿り充電ST情報を情報提供部450に出力する。情報提供部450は、生成部440により出力された雨宿り充電ST情報を携帯端末300に送信する。
上記第3実施形態では、雨宿り充電ST情報をユーザに提供するので、ユーザは、雨宿りを行うとともに、雨宿り中にバッテリユニット100を交換したり、バッテリユニット100のバッテリ120に充電したりすることができる。したがって、雨宿りをしているユーザの時間を有効に活用することができる。また、雨宿り充電ST情報を生成するための雨宿り充電ST導出モデル484を機械学習により生成するので、ユーザのニーズに見合った雨宿り充電ST情報を提供することができる。
なお、上記第1実施形態から第3実施形態については、各実施形態の構成を組み合わせて実施する態様としてもよい。また、第2実施形態及び第3実施形態における渋滞情報は、降雨による気象状態に起因する渋滞についての情報であるが、気象によるもの以外の原因による渋滞についての情報であってもよい。例えば、事故や工事等によって生じる渋滞やいわゆる自然渋滞についての渋滞情報であってもよい。
上述した実施形態では、バッテリ共同利用アプリが動作する携帯端末300を用いてバッテリユニット100の予約や位置情報の取得を行うが、例えば、バッテリ共同利用サービス専用の端末機器によってバッテリユニット100の予約や位置情報の取得を行うようにしてもよい。この場合、バッテリ共同利用サービス専用の端末機器は、例えば、バッテリ共同利用サービスの運営者がユーザに貸与または譲渡したものでもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1…サービスシステム
10…電動車両
100…バッテリユニット
120…バッテリ
140…バッテリ通信部
180…バッテリ制御装置
182…バッテリ制御部
186…バッテリ記憶部
200…充電ステーション
220…充電装置
240…ST制御装置
242…ST通信部
244…ST制御部
246…充電制御部
250…ST記憶部
300…携帯端末
310…端末通信部
320…端末計時部
330…自己位置検出部
340…タッチパネル
350…端末制御部
370…端末記憶部
372…自己位置データ
400…情報提供装置
410…通信部
420…取得部
430…モデル生成部
440…生成部
450…情報提供部
460…予約部
470…記憶部
472…移動履歴データ
474…ユーザ行動データ
476…雨宿りマップデータ
478…雨宿りデータ
480…雨宿りマップ生成モデル
482…出発予定時刻導出モデル

Claims (15)

  1. ユーザの行動範囲の情報を含むユーザの行動情報と、前記ユーザの行動範囲の少なくとも一部を含む領域における気象情報及び前記領域における降雨を回避するための降雨回避情報と、を取得する取得部と、
    降雨状況下における車両への乗車をユーザに回避させるための回避実行情報を生成する生成部と、
    前記回避実行情報を前記ユーザに提供する情報提供部と、
    を備え
    前記降雨回避情報は、前記ユーザが雨宿り可能となる雨宿り設備の所在地を示す雨宿りマップの情報であり、
    前記取得部は、更に、前記ユーザの現在位置の情報を取得し、
    前記生成部は、前記回避実行情報として、前記ユーザの現在位置の情報及び前記雨宿りマップの情報に基づいて、ユーザが雨宿りを行うための雨宿り情報を生成し、
    前記雨宿りマップには、電動車両に対して着脱自在に装着され、前記電動車両の走行用の電力を供給するバッテリの交換及び保管を行うとともに、保管する前記バッテリの充電を行う充電ステーションが前記雨宿り設備として含まれる、
    報提供装置。
  2. ユーザの行動範囲の情報を含むユーザの行動情報と、前記ユーザの行動範囲の少なくとも一部を含む領域における気象情報及び前記領域における降雨を回避するための降雨回避情報と、を取得する取得部と、
    降雨状況下における車両への乗車をユーザに回避させるための回避実行情報を生成する生成部と、
    前記回避実行情報を前記ユーザに提供する情報提供部と、
    を備え、
    前記取得部は、更に、前記ユーザの現在位置の情報を取得し、
    記ユーザの行動範囲には、電動車両に対して着脱自在に装着され、前記電動車両の走行用の電力を供給するバッテリの交換及び保管を行うとともに、保管する前記バッテリの充電を行う充電ステーションが含まれており、
    前記降雨回避情報は、前記ユーザの出発地から目的地までの経路の情報であり、
    前記取得部は、更に、気象状態に起因する前記経路の渋滞予測の情報を取得し、
    前記生成部は、前記回避実行情報として、前記経路及び前記渋滞予測の情報に基づいて、前記渋滞予測によって渋滞が発生すると予測される状況下で、前記バッテリに充電する充電ステーションの情報を生成する、
    報提供装置。
  3. 前記生成部は、前記回避実行情報として、前記渋滞予測によって渋滞が発生すると予測される位置に最も近い位置の充電ステーションの情報を生成する、
    請求項に記載の情報提供装置。
  4. 前記生成部は、機械学習によって得られたモデルに前記経路及び前記渋滞予測の情報を入力することで、前記バッテリに充電する充電ステーションの情報を生成する、
    請求項に記載の情報提供装置。
  5. 前記生成部は、前記回避実行情報として、前記雨宿りマップの情報に含まれる前記雨宿り設備のうち、前記ユーザの現在位置に最も近い雨宿り設備の情報を前記雨宿り情報として生成する、
    請求項に記載の情報提供装置。
  6. 前記取得部は、
    ユーザの移動履歴及び前記雨宿り設備における雨宿り実績の情報を取得し、
    雨宿り実績の情報に基づいて、前記雨宿りマップを生成して取得する、
    請求項1または5に記載の情報提供装置。
  7. 前記生成部は、機械学習によって得られたモデルに前記ユーザの移動履歴及び前記雨宿り設備における雨宿り実績の情報を入力することで、前記雨宿りマップを生成する、
    請求項に記載の情報提供装置。
  8. 前記降雨回避情報は、前記ユーザの出発地及び目的地の情報と、前記ユーザの出発地から目的地までの経路の情報であり、
    前記取得部は、更に、気象状態に起因する前記経路の渋滞予測の情報を取得し、
    前記生成部は、前記回避実行情報として、前記経路及び前記渋滞予測の情報に基づいて、前記ユーザが出発する時刻の情報を生成する、
    請求項1から7のうちいずれか1項に記載の情報提供装置。
  9. 前記生成部は、機械学習によって得られたモデルにユーザの前記出発地、目的地、前記経路、及び前記渋滞予測の情報を入力することで、前記ユーザが出発する時刻の情報を生成する、
    請求項に記載の情報提供装置。
  10. 機械学習によって前記モデルを生成するモデル生成部
    を更に備える、請求項4、7、9のうちいずれか1項に記載の情報提供装置。
  11. 前記車両は、二輪車両である、
    請求項1から10のうちいずれか1項に記載の情報提供装置。
  12. コンピュータが、
    ユーザの行動範囲の情報を含むユーザの行動情報と、前記ユーザの行動範囲の少なくとも一部を含む領域における気象情報及び前記領域における降雨を回避するための降雨回避情報と、を取得し、
    降雨状況下における車両への乗車をユーザに回避させるための回避実行情報を生成し、 前記回避実行情報を前記ユーザに提供し、
    前記降雨回避情報は、前記ユーザが雨宿り可能となる雨宿り設備の所在地を示す雨宿りマップの情報であり、
    前記コンピュータは、更に、
    前記ユーザの現在位置の情報を取得し、
    前記回避実行情報として、前記ユーザの現在位置の情報及び前記雨宿りマップの情報に基づいて、ユーザが雨宿りを行うための雨宿り情報を生成し、
    前記雨宿りマップには、電動車両に対して着脱自在に装着され、前記電動車両の走行用の電力を供給するバッテリの交換及び保管を行うとともに、保管する前記バッテリの充電を行う充電ステーションが前記雨宿り設備として含まれる、
    情報提供方法。
  13. コンピュータに、
    ユーザの行動範囲の情報を含むユーザの行動情報と、前記ユーザの行動範囲の少なくとも一部を含む領域における気象情報及び前記領域における降雨を回避するための降雨回避情報と、を取得させ、
    降雨状況下における車両への乗車をユーザに回避させるための回避実行情報を生成させ、
    前記回避実行情報を前記ユーザに提供させ、
    前記降雨回避情報は、前記ユーザが雨宿り可能となる雨宿り設備の所在地を示す雨宿りマップの情報であり、
    前記コンピュータに、更に、
    前記ユーザの現在位置の情報を取得させ、
    前記回避実行情報として、前記ユーザの現在位置の情報及び前記雨宿りマップの情報に基づいて、ユーザが雨宿りを行うための雨宿り情報を生成させ、
    前記雨宿りマップには、電動車両に対して着脱自在に装着され、前記電動車両の走行用の電力を供給するバッテリの交換及び保管を行うとともに、保管する前記バッテリの充電を行う充電ステーションが前記雨宿り設備として含まれる、
    プログラム。
  14. コンピュータが、
    ユーザの行動範囲の情報を含むユーザの行動情報と、前記ユーザの行動範囲の少なくとも一部を含む領域における気象情報及び前記領域における降雨を回避するための降雨回避情報と、を取得し、
    降雨状況下における車両への乗車をユーザに回避させるための回避実行情報を生成し、
    前記回避実行情報を前記ユーザに提供し、
    前記コンピュータは、更に、
    前記ユーザの現在位置の情報を取得し、
    前記ユーザの行動範囲には、電動車両に対して着脱自在に装着され、前記電動車両の走行用の電力を供給するバッテリの交換及び保管を行うとともに、保管する前記バッテリの充電を行う充電ステーションが含まれており、
    前記降雨回避情報は、前記ユーザの出発地から目的地までの経路の情報であり、
    前記コンピュータは、更に、
    気象状態に起因する前記経路の渋滞予測の情報を取得し、
    前記回避実行情報として、前記経路及び前記渋滞予測の情報に基づいて、前記渋滞予測によって渋滞が発生すると予測される状況下で、前記バッテリに充電する充電ステーションの情報を生成する、
    情報提供方法。
  15. コンピュータに、
    ユーザの行動範囲の情報を含むユーザの行動情報と、前記ユーザの行動範囲の少なくとも一部を含む領域における気象情報及び前記領域における降雨を回避するための降雨回避情報と、を取得させ、
    降雨状況下における車両への乗車をユーザに回避させるための回避実行情報を生成させ、
    前記回避実行情報を前記ユーザに提供させ、
    前記コンピュータに、更に、
    前記ユーザの現在位置の情報を取得させ、
    前記ユーザの行動範囲には、電動車両に対して着脱自在に装着され、前記電動車両の走行用の電力を供給するバッテリの交換及び保管を行うとともに、保管する前記バッテリの充電を行う充電ステーションが含まれており、
    前記降雨回避情報は、前記ユーザの出発地から目的地までの経路の情報であり、
    前記コンピュータに、更に、
    気象状態に起因する前記経路の渋滞予測の情報を取得させ、
    前記回避実行情報として、前記経路及び前記渋滞予測の情報に基づいて、前記渋滞予測によって渋滞が発生すると予測される状況下で、前記バッテリに充電する充電ステーションの情報を生成させる、
    プログラム。
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