JP7318393B2 - 液体吐出装置、制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体吐出装置と、その制御方法とに関する。
特許文献1には、液体吐出装置の一例として、液体を吐出する吐出部と、液体を収容する収容室と収容室に面するプリズムとを有する収容部と、吐出部及び収容部を搭載するキャリッジとを備える記録装置が記載されている。記録装置は、プリズムに向けて光を発する発光素子と、プリズムによって反射した光を受ける受光素子とを備える。
特許文献1に記載された記録装置においては、収容室内における液面の位置に応じて、プリズムにおける光の反射率が変化する。プリズムにおける光の反射率が変化すると、受光素子が受ける受光量が変化する。すなわち、この記録装置は、受光素子が受ける受光量に基づいて、液体の残量を検出する。
国際公開第2007/007816号
特許文献1に記載された記録装置においては、キャリッジが移動することによって、収容室内における液面が揺れることがある。液面が揺れると、プリズムにおける光の反射率が変化することによって、受光素子が受ける受光量が変化することがある。この場合、収容部に収容される液体の残量を精度よく検出できないおそれがある。
上記課題を解決する液体吐出装置は、液体を吐出する吐出部と、前記吐出部に供給される液体を収容する収容部と、前記吐出部及び前記収容部を搭載するキャリッジと、前記収容部に収容される液体の残量を検出するためのセンサーと、制御部と、を備え、前記収容部は、液体を収容する収容室と、前記収容室に面するプリズムと、を有し、前記収容室は、第1側面と、前記第1側面とは反対に位置する面である第2側面と、を有し、前記プリズムは、前記第1側面と前記第2側面との間において、前記第1側面及び前記第2側面の何れか一方に偏倚するように位置し、前記キャリッジは、第1方向と、前記第1方向とは反対の方向である第2方向とに往復移動するように構成され、前記センサーは、前記プリズムに向けて発光する発光素子と、前記プリズムによって反射された光を受ける受光素子と、を有し、前記制御部は、前記キャリッジが前記第1方向に移動するときに前記受光素子が受ける第1受光量が閾値以上である場合に、液体の残量が第1所定量未満であることを検出し、前記キャリッジが前記第2方向に移動するときに前記受光素子が受ける第2受光量が前記閾値以上である場合に、液体の残量が前記第1所定量よりも小さい第2所定量未満であることを検出する。
上記課題を解決する制御方法は、液体を吐出する吐出部と、前記吐出部に供給される液体を収容する収容部と、前記吐出部及び前記収容部を搭載するキャリッジと、前記収容部に収容される液体の残量を検出するためのセンサーと、を備え、前記収容部は、液体を収容する収容室と、前記収容室に面するプリズムと、を有し、前記収容室は、第1側面と、第1側面とは反対に位置する面である第2側面と、を有し、前記プリズムは、前記第1側面と前記第2側面との間において、前記第1側面及び前記第2側面の何れか一方に偏倚するように位置し、前記キャリッジは、前記第1方向と、前記第1方向とは反対の方向である第2方向とに往復移動するように構成され、前記センサーは、前記プリズムに向けて発光する発光素子と、前記プリズムによって反射された光を受ける受光素子と、を有する液体吐出装置の制御方法であって、前記キャリッジが前記第1方向に移動するときに前記受光素子が受ける第1受光量が閾値以上である場合に、液体の残量が第1所定量未満であることを検出することと、前記キャリッジが前記第2方向に移動するときに前記受光素子が受ける第2受光量が前記閾値以上である場合に、液体の残量が前記第1所定量よりも小さい第2所定量未満であることを検出することと、を含む。
液体吐出装置の一実施形態を示す斜視図。 液体吐出装置の内部構成を示す斜視図。 液体吐出装置の断面図。 キャリッジ及び収容部の断面図。 収容部の側面図。 図5における6-6線で切断した断面図。 液体吐出装置の電気的構成について示すブロック図。 キャリッジが第1方向に移動する場合の正面図。 キャリッジが第2方向に移動する場合の正面図。 検出処理の一例を示すフローチャート。 プリズムに気泡が付着している状態の正面図。 確認処理の一例を示すフローチャート。 液体吐出装置の変更例を示す正面図。
以下、液体吐出装置の一実施形態について図を参照しながら説明する。液体吐出装置は、例えば、用紙等の媒体に液体の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真等の画像を印刷するインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、液体吐出装置11は、筐体12を備える。液体吐出装置11は、第1カバー13と、第2カバー14とを備える。第1カバー13及び第2カバー14は、筐体12に対して開閉可能に構成される。図1において、第1カバー13及び第2カバー14は閉じている。
本実施形態の第1カバー13は、閉じた状態において、筐体12の前面12Aと連なるように設けられる。第1カバー13が開くと、筐体12内が露出される。液体吐出装置11は、第1カバー13が開くことによって、筐体12内において印刷された媒体99を排出できる。
本実施形態の第2カバー14は、筐体12の上部に設けられる。第2カバー14が開くと、筐体12内が露出される。例えば、ユーザーは、第2カバー14を開くことによって、筐体12内をメンテナンスできる。
液体吐出装置11は、表示部15を備える。表示部15は、例えば、前面12Aに設けられる。表示部15は、液体吐出装置11に関する情報を表示する。表示部15は、例えば、液晶画面である。表示部15は、タッチパネルでもよい。
液体吐出装置11は、視認部16を備える。視認部16は、例えば、前面12Aに設けられる。視認部16は、ガラス、プラスチックなど、透明又は半透明な材料で構成される。視認部16は、前面12Aに設けられる開口でもよい。ユーザーは、視認部16を通じて、筐体12内を視認できる。
図2に示すように、液体吐出装置11は、カセット17を備える。カセット17は、筐体12に対して着脱可能に構成される。図2において、カセット17は、筐体12に装着されている。カセット17は、媒体99を収容可能に構成される。本実施形態のカセット17は、筐体12の前方から着脱可能である。
液体吐出装置11は、カセット17から供給される媒体99に印刷する。液体吐出装置11は、カセット17とは別に、筐体12の後面又は上面から媒体99を供給可能に構成されてもよい。本実施形態においては、カセット17に、第1カバー13が取り付けられる。
図3に示すように、液体吐出装置11は、吐出部21を備える。吐出部21は、媒体99に液体を吐出する。吐出部21は、媒体99に液体を吐出することによって、媒体99に印刷する。吐出部21は、例えば、ヘッドである。
液体吐出装置11は、搬送経路22を備える。搬送経路22は、媒体99が搬送される経路である。本実施形態の搬送経路22は、カセット17から吐出部21まで延びる。本実施形態の搬送経路22は、カセット17から吐出部21に向かう過程で折り返すように延びる。そのため、媒体99においては、カセット17に収容されるときと、吐出部21と対向するときとで、その姿勢が上下で反転する。
液体吐出装置11は、搬送部23を備える。搬送部23は、搬送経路22に沿って媒体99を搬送する。
本実施形態の搬送部23は、第1搬送ローラー23Aと、第2搬送ローラー23Bとを有する。第1搬送ローラー23Aと第2搬送ローラー23Bとは、搬送経路22沿いに位置する。第1搬送ローラー23Aは、媒体99を反転させながら搬送するローラーである。搬送経路22において、第1搬送ローラー23Aは、第2搬送ローラー23Bよりも上流に位置する。
液体吐出装置11は、排出部24を備える。排出部24は、印刷された媒体99を、筐体12外に排出する。本実施形態の排出部24は、排出ローラー24Aを有する。
図2及び図3に示すように、液体吐出装置11は、収容部31を備える。収容部31は、吐出部21に供給される液体を収容する。そのため、吐出部21は、収容部31に収容される液体を吐出する。
本実施形態において、収容部31は、複数設けられる。複数の収容部31は、例えば、それぞれ異なる種類の液体を収容する。収容部31の詳しい構成については、後述する。
液体吐出装置11は、ガイド部32と、移動機構33とを備える。液体吐出装置11は、キャリッジ34を備える。
ガイド部32は、キャリッジ34の移動をガイドする。ガイド部32は、一方向に延びる。ガイド部32は、例えば、キャリッジ34を支持するフレームである。
移動機構33は、キャリッジ34を移動させる機構である。本実施形態の移動機構33は、一対のプーリー33Aと、ベルト33Bと、モーター33Cとを有する。
一対のプーリー33Aは、間隔をあけてガイド部32に取り付けられる。本実施形態において、一対のプーリー33Aは、ガイド部32の端部にそれぞれ設けられる。ベルト33Bは、一対のプーリー33Aに巻き掛けられる。ベルト33Bの一部分は、キャリッジ34に取り付けられる。モーター33Cは、片方のプーリー33Aと連結される。モーター33Cが駆動することによって、ベルト33Bが周回する。このようにして、移動機構33は、キャリッジ34を移動させる。
キャリッジ34は、媒体99に対して走査するように構成される。キャリッジ34が移動する2つの方向のうち、一方が第1方向D1であり、他方が第2方向D2である。そのため、キャリッジ34は、第1方向D1と、第1方向D1とは反対の方向である第2方向D2とに往復移動するように構成される。
本実施形態において、ホーム位置からホーム位置とは反対の反ホーム位置に向かう方向が第2方向D2であり、反ホーム位置からホーム位置に向かう方向が第1方向D1である。図2に示すキャリッジ34は、ホーム位置に位置する。
キャリッジ34は、通常、ホーム位置で待機する。ホーム位置とは、印刷をしない場合にキャリッジ34が待機する位置である。ガイド部32の一端に位置するときのキャリッジ34の位置がホーム位置であり、ガイド部32の他端に位置するときのキャリッジ34の位置が反ホーム位置である。
キャリッジ34は、吐出部21及び収容部31を搭載する。本実施形態のキャリッジ34は、収容部31を複数搭載する。複数の収容部31は、キャリッジ34において第1方向D1に並ぶ。複数の収容部31は、キャリッジ34において第2方向D2に並ぶともいえる。本実施形態において、キャリッジ34は、収容部31を5つ搭載する。
キャリッジ34は、収容部31を露出させる露出口35を有する。本実施形態において、露出口35は、複数の収容部31を露出させる。ユーザーは、視認部16と露出口35とを通じて、収容部31を筐体12外から視認できる。そのため、視認部16は、前面12Aにおいて、ホーム位置に位置するキャリッジ34と対応する位置に設けられる。
キャリッジ34は、キャップ36を有する。キャップ36は、開閉可能に構成される。図3に示すキャップ36は、閉じている。キャップ36が開くと、収容部31に液体を注入可能となる。本実施形態において、キャップ36は、収容部31の数と同じ数だけ設けられる。
図4に示すように、キャリッジ34は、第1開口37と、第2開口38とを有する。第1開口37と第2開口38とは、キャリッジ34の底に開口する。第1開口37と第2開口38とは、収容部31の数と同じ数だけそれぞれ設けられる。
図5に示すように、収容部31は、前壁41と、底壁42とを有する。収容部31は、後壁43と、上壁44と、側壁45とを有する。
前壁41は、収容部31において、後壁43とは反対に位置する壁である。前壁41は、露出口35から露出するように位置する。底壁42は、収容部31において、上壁44とは反対に位置する壁である。側壁45は、前壁41、底壁42、後壁43及び上壁44と連なる壁である。
図5及び図6に示すように、収容部31において、側壁45とは反対となる位置には、フィルム46が設けられる。フィルム46は、前壁41、底壁42、後壁43、上壁44の端面に溶着される。本実施形態において、側壁45とフィルム46とは、この順で第2方向D2に並ぶ。
収容部31は、例えば、透明又は半透明の材料によって構成される。収容部31は、例えば、樹脂で構成される。収容部31は、前壁41が露出口35から露出する状態でキャリッジ34に搭載される。そのため、ユーザーは、視認部16、露出口35、前壁41を通じて、収容部31に収容される液体の残量を視認できる。
収容部31は、収容室51と、プリズム52とを有する。収容部31は、注入部53と、保護部材54と、接続部55とを有する。
収容室51は、液体を収容する。収容室51は、前壁41、底壁42、後壁43、上壁44、側壁45、フィルム46によって形成される。収容室51は、前壁41、底壁42、後壁43、上壁44、側壁45、フィルム46に囲まれる。収容室51は、第1側面56と、第1側面56とは反対に位置する面である第2側面57とを有する。本実施形態において、第1側面56と第2側面57とは、収容室51においてこの順で第2方向D2に並ぶ。そのため、側壁45において、収容室51に面する面が第1側面56である。フィルム46において、収容室51に面する面が第2側面57である。
収容室51は、凹部58を含む。凹部58は、収容室51において、周囲から一段凹んだ部分である。凹部58は、底壁42によって形成される。
図4、図5及び図6に示すように、プリズム52は、収容室51に面する。プリズム52は、例えば、底壁42に設けられる。本実施形態のプリズム52は、その一部分が底壁42から収容室51に突出するように設けられる。
プリズム52は、収容部31において、前壁41と後壁43との間に位置する。本実施形態のプリズム52は、前壁41と後壁43との間において、凹部58が設けられる位置よりも前壁41寄りとなる位置に位置する。
プリズム52は、収容部31において、側壁45とフィルム46との間に位置する。そのため、プリズム52は、第1側面56と第2側面57との間に位置する。プリズム52は、第1側面56と第2側面57との間において、第1側面56及び第2側面57の何れか一方に偏倚するように位置する。本実施形態において、プリズム52は、第1側面56と第2側面57との間において、第1側面56に偏倚するように位置する。すなわち、プリズム52は、第1側面56と第2側面57との間において、その中央位置よりも第1側面56寄りとなる位置に位置する。
図4に示すように、本実施形態において、プリズム52は、三角プリズムである。プリズム52は、第1面61と第2面62と第3面63とを有する。第1面61と第2面62とは、収容室51に面する。そのため、収容室51に液体が十分に収容されている場合、第1面61と第2面62とは液体に接触する。第1面61と第2面62とは、底壁42に対して傾斜し、互いに連なる。本実施形態において、第1面61と第2面62とは、プリズム52においてこの順で第2方向D2に並ぶ。
第3面63は、収容部31の外方を向く面である。本実施形態において、第3面63は、収容部31から露出するように設けられる。第3面63は、底壁42に対して平行である。
第3面63は、第1開口37と第2開口38とによって露出される。すなわち、キャリッジ34において、第1開口37及び第2開口38は、プリズム52と対応する位置に位置する。第1開口37は、第1面61の直下に位置する。第2開口38は、第2面62の直下に位置する。
図5及び図6に示すように、注入部53は、上壁44に設けられる。注入部53は、例えば、上壁44から延びる管である。注入部53は、プリズム52の直上に位置する。すなわち、収容部31を上方から見た場合に、注入部53は、プリズム52と重なる。注入部53は、収容室51と通じる。そのため、収容部31は、注入部53を通じて収容室51に液体を注入可能である。
注入部53は、キャップ36が開くと、露出される。注入部53は、キャップ36が閉じると、キャップ36によって覆われる。キャップ36が閉じることによって、収容室51内の液体が注入部53を通じて蒸発するおそれを抑制する。
保護部材54は、プリズム52を保護する。保護部材54は、収容室51内に位置する。保護部材54は、プリズム52の直上に位置する。保護部材54は、注入部53とプリズム52との間に位置する。そのため、注入部53から注入される液体は、保護部材54に衝突する。これにより、注入部53から注入される液体がプリズム52に衝突するおそれを低減できる。
接続部55は、収容室51内の液体を吐出部21に供給可能とする。接続部55は、収容室51と通じる。接続部55は、底壁42に設けられる。接続部55は、例えば、底壁42から延びる管である。本実施形態の接続部55は、凹部58よりも後壁43寄りとなる位置に設けられる。接続部55は、収容部31がキャリッジ34に搭載されることによって、吐出部21に接続される。
図2に示すように、液体吐出装置11は、収容部31に収容される液体の残量を検出するためのセンサー65を備える。本実施形態において、センサー65は、キャリッジ34よりも下方に位置する。センサー65は、ホーム位置と反ホーム位置との間となる領域に位置する。そのため、キャリッジ34は、第1方向D1と第2方向D2とに往復移動する場合に、センサー65の直上を通過する。
図4に示すように、センサー65は、プリズム52に向けて光を発する発光素子66と、プリズム52によって反射された光を受ける受光素子67とを有する。本実施形態において、発光素子66と受光素子67とは、この順で第2方向D2に並ぶ。
収容部31に収容される液体の残量、すなわち収容室51に収容される液体の残量を検出する場合、発光素子66は、直上を通過するプリズム52に向けて光を発する。発光素子66から発する光は、第1開口37を通じて第3面63に当たる。第3面63に当たった光は、プリズム52内に入射する。プリズム52内に入射した光は、プリズム52内を進行することによって第1面61に当たる。第1面61に当たった光は、第1面61において屈折又は反射する。
第1面61において光が当たる部分に液体が触れている場合、例えば収容室51に収容されている液体の残量が十分にある場合、第1面61に当たった光は、第1面61において屈折する。その理由は、プリズム52の屈折率と液体の屈折率との差が小さいためである。
第1面61において屈折した光は、プリズム52内からプリズム52外に進行する。すなわち、第1面61において屈折した光は、収容室51内を進行する。このように、収容室51に収容される液体の残量が十分にある場合、発光素子66から発する光の大部分は、プリズム52を透過する。
第1面61において光が当たる部分に液体が触れていない場合、例えば収容室51に収容されている液体の残量が少ない場合、第1面61に当たった光は、第1面61において反射する。その理由は、プリズム52の屈折率と空気の屈折率との差が大きいためである。
第1面61において反射した光は、プリズム52内を進行する。このように、収容室51に収容されている液体の残量が少ない場合、第1面61に当たった光は、第1面61において反射することによって、プリズム52内を進行する。まとめると、収容室51に収容される液体の残量の多寡によって、第1面61に当たった光の進行方向が異なる。
第1面61において反射した光は、プリズム52内を進行することによって第2面62に当たる。第2面62に当たった光は、第1面61の場合と同様に、第2面62において屈折又は反射する。
第2面62において光が当たる部分に液体が触れている場合、第2面62に当たった光は、第2面62において屈折する。第2面62において屈折した光は、収容室51内を進行する。
第2面62において光が当たる部分に液体が触れていない場合、第2面62に当たった光は、第2面62において反射する。第2面62において反射した光はプリズム52内を進行する。このように、収容室51に収容される液体の残量の多寡によって、第2面62に当たった光の進行方向が異なる。
第2面62において反射した光は、第3面63を通じてプリズム52内からプリズム52外に進行する。第2面62において反射した光は、第2開口38を通じて、受光素子67に向けて進行する。第2面62において反射した光は、受光素子67によって受けられる。
以上記載したように、収容室51に収容されている液体の残量が十分にある場合、発光素子66から発する光の大部分はプリズム52を透過するため、受光素子67が受光する受光量は小さくなる。収容室51に収容されている液体の残量が少ない場合、発光素子66から発する光の大部分はプリズム52に反射されるため、受光素子67が受光する受光量は大きくなる。まとめると、収容室51に収容されている液体の残量に応じて、プリズム52における光の反射率が変化する。プリズム52における光の反射率が変化することによって、受光素子67が受ける受光量が変化する。
液体吐出装置11は、受光素子67の受光量に基づいて、液体の残量を検出できる。例えば、液体吐出装置11は、受光素子67が受ける受光量が閾値以上である場合に、液体の残量が所定量未満であることを検出できる。液体吐出装置11は、受光素子67が受ける受光量が閾値未満である場合に、液体の残量が所定量以上であることを検出できる。
図7に示すように、液体吐出装置11は、クリーニング機構71を備える。クリーニング機構71は、吐出部21をクリーニングするように構成される。クリーニング機構71は、例えば、吐出部21から強制的に液体を排出させることによって、吐出部21における液体詰まりを解消する。クリーニング機構71は、例えば、ポンプを含む。クリーニング機構71は、加圧することによって吐出部21から強制的に液体を排出させてもよいし、吸引することによって吐出部21から強制的に液体を排出させてもよい。
液体吐出装置11は、制御部72を備える。本実施形態の制御部72は、液体吐出装置11の各種構成を制御する。制御部72は、α:コンピュータプログラムに従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサ、β:各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する、特定用途向け集積回路などの1つ以上の専用のハードウェア回路、或いは、γ:それらの組み合わせ、を含む回路として構成し得る。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROMなどのメモリーを含み、メモリーは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリーすなわちコンピューター可読媒体は、汎用又は専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
制御部72は、センサー65を制御することによって、キャリッジ34が移動する状態で収容部31に収容される液体の残量を検出する。このとき、キャリッジ34の移動によって、収容部31において液面が揺れることがある。液面が揺れると、受光素子67が受ける受光量が変化する。また、キャリッジ34が第1方向D1に移動するときと、キャリッジ34が第2方向D2に移動するときとで、液面の揺れ方が異なる。そのため、液体の残量が同じであっても、キャリッジ34が第1方向D1に移動するときと、キャリッジ34が第2方向D2に移動するときとで、受光素子67が受ける受光量が異なる。
図8及び図9に示すように、本実施形態において、第1側面56と第2側面57との間の中央位置よりも第1側面56寄りにプリズム52が位置するため、第1側面56寄りとなる領域における液面の位置が変化すると、受光素子67が受ける受光量が変化する。すなわち、制御部72は、第1側面56と第2側面57との間の中央位置よりも第1側面56寄りとなる領域における液面を基準として液体の残量を検出する。本実施形態では、収容室51内において、第1側面56と第2側面57との間の中央位置よりも第1側面56寄りとなる領域は第1領域A1であり、第1側面56と第2側面57との間の中央位置よりも第2側面57寄りとなる領域は第2領域A2である。
図8に示すように、例えば、キャリッジ34が第1方向D1に移動する場合、液面が揺れることによって、液面が一時的に低くなることがある。詳述すると、キャリッジ34が第1方向D1に移動することによる慣性によって、収容室51内の液体が第2側面57に押し付けられる。これにより、収容室51内において、第1領域A1における液面が一時的に低くなり、第2領域A2における液面が一時的に高くなる。
第1領域A1における液面が一時的に低くなると、発光素子66から発する光が、図8に示す第1光路W1のように、第1面61と第2面62とにおいて反射することがある。この場合、受光素子67が受ける受光量が大きくなる。
図9に示すように、例えば、キャリッジ34が第2方向D2に移動する場合、液面が揺れることによって、液面が一時的に高くなることがある。詳述すると、キャリッジ34が第2方向D2に移動することによる慣性によって、収容室51内の液体が第1側面56に押し付けられる。これにより、収容室51内において、第1領域A1における液面が一時的に高くなり、第2領域A2における液面が一時的に低くなる。
第1領域A1における液面が一時的に高くなると、発光素子66から発する光が、図9に示す第2光路W2のように、第1面61において屈折することがある。この場合、受光素子67が受ける受光量が小さくなる。第1領域A1における液面が一時的に高くなることによって、発光素子66から発する光が、第1面61においては反射し、第2面62においては屈折する場合も同様である。
上述したように、キャリッジ34が移動する状態で液体の残量を検出する構成においては、液体の残量を検出する場合に、液面が揺れる。そのため、制御部72は、キャリッジ34が第1方向D1に移動するときの液面の揺れと、キャリッジ34が第2方向D2に移動するときの液面の揺れとを考慮したうえで、収容部31に収容される液体の残量を検出する。
制御部72は、キャリッジ34が第1方向D1に移動するときに受光素子67が受ける第1受光量が閾値以上である場合に、液体の残量が第1所定量未満であることを検出する。キャリッジ34が第1方向D1に移動する場合、第1領域A1における液面が一時的に低くなる。そのため、制御部72は、実際に収容されている液体よりも少ない量を液体の残量として検出する。このとき、第1受光量が閾値以上となる場合には、収容部31に収容される液体の残量が少なくなっていることが把握できる。また、第1受光量が閾値未満となる場合には、収容部31に収容される液体の残量が十分にあることが把握できる。
制御部72は、キャリッジ34が第2方向D2に移動するときに受光素子67が受ける第2受光量が閾値以上である場合に、液体の残量が第1所定量よりも小さい第2所定量未満であることを検出する。キャリッジ34が第2方向D2に移動する場合、第1領域A1における液面が一時的に高くなる。そのため、制御部72は、実際に収容されている液体よりも多い量を液体の残量として検出する。したがって、収容部31に収容されている液体の残量が同じであれば、第2受光量は、第1受光量以下となる。これにより、第2受光量が閾値以上となる場合には、収容部31に収容される液体の残量が一層少なくなっていることが把握できる。このように、制御部72は、キャリッジ34が第1方向D1に移動するときの液面の揺れと、キャリッジ34が第2方向D2に移動するときの液面の揺れとを考慮したうえで、液体の残量を検出する。
次に、制御部72が収容部31に収容される液体の残量を検出するために実行する検出処理について説明する。制御部72は、例えば、印刷終了後に検出処理を実行する。そのため、検出処理を開始する場合、キャリッジ34は、反ホーム位置に位置する。
図10に示すように、ステップS11において、制御部72は、キャリッジ34を第1方向D1に移動させる。このとき、キャリッジ34は、反ホーム位置からホーム位置に向けて移動する。
ステップS12において、制御部72は、発光素子66を発光させる。このとき、発光素子66は、直上を通過するプリズム52に向けて光を発する。
ステップS13において、制御部72は、第1受光量が閾値以上であるか否かを判定する。すなわち、このときの制御部72は、収容部31に収容されている液体の残量が第1所定量未満であるか否かを検出する。第1受光量が閾値以上である場合、制御部72は、ステップS14に処理を移行する。第1受光量が閾値未満である場合、制御部72は、ステップS15に処理を移行する。
ステップS14において、制御部72は、吐出部21のクリーニングを制限する。すなわち、制御部72は、第1受光量が閾値以上である場合に、クリーニング機構71によるクリーニングを制限する。クリーニングを制限するとは、クリーニングの頻度を減らしたり、クリーニングによる液体の消費量を減らしたりすることを含む。また、クリーニングの実施を禁止することも含む。第1受光量が閾値以上である場合、収容部31に収容されている液体の残量が第1所定量未満である。このように、収容部31に収容される液体の残量が少ない場合においては、クリーニングが制限されることによって、液体の消費が抑えられる。これにより、比較的長期にわたって吐出部21から液体を吐出させることができる。
ステップS13において第1受光量が閾値未満である場合、制御部72は、ステップS14をスキップする。すなわち、制御部72は、第1受光量が閾値未満である場合に、クリーニング機構71によるクリーニングを制限しない。このように、収容部31に収容される液体の残量が多い場合においては、クリーニングが制限されない。そのため、クリーニングによって、吐出部21の機能を良好に維持できる。
ステップS15において、制御部72は、キャリッジ34を第2方向D2に移動させる。このとき、キャリッジ34は、ホーム位置から反ホーム位置に向けて移動する。
ステップS16において、制御部72は、発光素子66を発光させる。このとき、発光素子66は、直上を通過するプリズム52に向けて光を発する。
ステップS17において、制御部72は、第2受光量が閾値以上であるか否かを判定する。すなわち、このときの制御部72は、収容部31に収容されている液体の残量が第2所定量未満であるか否かを検出する。第2受光量が閾値以上である場合、制御部72は、ステップS18に処理を移行する。第2受光量が閾値未満である場合、制御部72は、検出処理を終了する。
ステップS18において、制御部72は、吐出量のカウントを開始する。すなわち、制御部72は、第2受光量が閾値以上である場合に、吐出部21が吐出する液体の吐出量をカウントする。この場合、制御部72は、第2所定量から吐出量を減算することによって、第2所定量未満である液体の残量を精度よく検出できる。これにより、制御部72は、第2所定量未満である液体の残量についてユーザーに報知できる。
本実施形態において、第2受光量が閾値以上となった場合、収容部31に収容される液体は、凹部58に溜まっている。そのため、凹部58の容積が第2所定量に相当する。
本実施形態において、第1所定量と第2所定量との関係は、第1所定量をXとし、第2所定量をYとした場合に、Y>(X-Y)である。すなわち、第1所定量から第2所定量までの量よりも、第2所定量から0までの量の方が多い。この場合、液体の残量が第2所定量未満となってから0になるまでの期間が比較的長くなる。これにより、第2受光量が閾値以上となる場合において、比較的長期にわたって液体を吐出部21から吐出させることができる。
制御部72は、ステップS18の処理を終えると、検出処理を終了する。本実施形態においては、収容部31が複数あるため、制御部72は、すべての収容部31について検出処理を実行する。例えば、制御部72は、収容部31の数と同じ数だけ検出処理を繰り返す。これにより、制御部72は、すべての収容部31について液体の残量を検出できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、受光量に対する1つの閾値で、液体の残量について、第1所定量以上、第1所定量未満且つ第2所定量以上、第2所定量未満、の3段階で検出できる。制御部72は、検出処理を実行することによって、液体の残量を精度よく検出できる。
図11に示すように、収容室51において、プリズム52に気泡B1が付着することがある。図11に示す例では、第1面61及び第2面62に気泡B1が付着している。この場合、発光素子66から発する光は、第1面61と第2面62とにおいて気泡B1が付着した部分に当たると、図11に示す第3光路W3のように、第1面61と第2面62とにおいて反射する。そのため、第1面61と第2面62とにおいて気泡B1が付着した部分に発光素子66から発する光が当たると、受光素子67が受ける受光量が大きくなることがある。
本実施形態において、収容部31に収容される液体の残量は、第1所定量以上、第1所定量未満且つ第2所定量以上、第2所定量未満、の順で減る。そのため、受光素子67が受ける第1受光量及び第2受光量は、通常、「第1受光量が閾値未満、且つ、第2受光量が閾値未満」、「第1受光量が閾値以上、且つ、第2受光量が閾値未満」、「第1受光量が閾値以上、且つ、第2受光量が閾値以上」の順で遷移する。すなわち、この順で第1受光量及び第2受光量が遷移しない場合、プリズム52に対する気泡B1の付着が疑われる。
上述したように、プリズム52に気泡B1が付着すると、液体の残量を誤検出するおそれがある。そのため、本実施形態の制御部72は、検出処理において得られた液体の残量について、正しく検出できたか否かを確認する。
本実施形態の制御部72は、受光素子67が受けた第1受光量の遷移と、受光素子67が受けた第2受光量の遷移とを記憶する。すなわち、制御部72は、検出処理によって得られた検出結果を記憶する。
本実施形態の制御部72は、第1受光量の正常な遷移と第2受光量の正常な遷移とを示す正常遷移データを記憶する。正常遷移データとは、第1受光量及び第2受光量が、「第1受光量が閾値未満、且つ、第2受光量が閾値未満」、「第1受光量が閾値以上、且つ、第2受光量が閾値未満」、「第1受光量が閾値以上、且つ、第2受光量が閾値以上」の順で遷移することを示すデータである。
制御部72は、検出結果と正常遷移データとを用いて、検出結果が正しいか否かを確認する。
次に、制御部72が実行する確認処理について説明する。確認処理は、検出処理によって得られた検出結果が正しいか否かを確認するための処理である。本実施形態において、確認処理は、検出処理の後に実行される。
図12に示すように、ステップS21において、制御部72は、検出結果の遷移と正常遷移データとが一致するか否かを判定する。すなわち、制御部72は、受光素子67が受けた第1受光量の遷移、及び、受光素子67が受けた第2受光量の遷移と、正常遷移データとを比較する。その後、制御部72は、受光素子67が受けた第1受光量の遷移、及び、受光素子67が受けた第2受光量の遷移と、正常遷移データとが一致するか否かを判定する。このように、制御部72は、検出処理によって得られた検出結果の遷移と、正常遷移データとを比較することによって、直近の検出結果が正しいか否かを判別できる。
ステップS21において、検出結果の遷移と正常遷移データとが一致する場合、制御部72は、確認処理を終了する。ステップS21において、検出結果の遷移と正常遷移データとが一致しない場合、制御部72は、ステップS22に処理を移行する。すなわち、検出結果の遷移と正常遷移データとが一致しない場合に、制御部72は、一致する場合とは異なる処理を実行する。これにより、検出結果が誤りである場合、制御部72は、適当な処理を実行できる。
本実施形態において、検出結果の遷移と正常遷移データとが一致しない場合とは、「第1受光量が閾値未満、且つ、第2受光量が閾値未満」から「第1受光量が閾値以上、且つ、第2受光量が閾値以上」に遷移した場合である。すなわち、液体の残量が、第1所定量以上から第2所定量未満に遷移した場合である。この場合、検出結果の遷移が、「第1受光量が閾値以上、且つ、第2受光量が閾値未満」を経ていないため、プリズム52に対する気泡B1の付着が疑われる。
ステップS22において、制御部72は、直近の検出結果を破棄する。その理由は、検出結果の遷移と正常遷移データとが一致しない場合、直近の検出結果は、プリズム52に気泡B1が付着した状態での検出結果である可能性が高いためである。すなわち、直近の検出結果は、誤検出による結果である可能性が高い。
ステップS23において、制御部72は、クリーニングの制限を解除する。直近の検出結果が誤検出による結果である場合、収容部31に収容されている液体の残量は十分にあると考えられるため、クリーニングによって液体を消費しても問題がない。
ステップS24において、制御部72は、吐出量のカウントを停止及びリセットする。直近の検出結果が誤検出による結果である場合、収容部31に収容されている液体の残量は十分にあると考えられるため、吐出量をカウントしなくとも問題がない。制御部72は、ステップS24の処理を終えた後、確認処理を終了する。
制御部72は、次に実行する確認処理において、検出結果の遷移が正常遷移データと一致した場合に、気泡B1の付着が解消されたことを把握できる。本実施形態において、気泡B1の付着が解消されると、検出結果は、「第1受光量が閾値未満、且つ、第2受光量が閾値未満」又は「第1受光量が閾値以上、且つ、第2受光量が閾値未満」となる。
プリズム52に付着する気泡B1は、液面がプリズム52にかかる状態においてキャリッジ34が移動することによって、効果的に除去できる。すなわち、液面がプリズム52にかかる状態においてキャリッジ34が移動すると、プリズム52に付着した気泡B1は、収容室51内に生じる液体の波によってさらわれる。これにより、プリズム52から気泡B1が除去される。
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)キャリッジ34が第1方向D1に移動するときと、キャリッジ34が第2方向D2に移動するときとで、収容室51内における液面の揺れ方が異なる。例えば、第1方向D1に移動するときには液面が一時的に低くなるように揺れ、第2方向D2に移動するときには液面が一時的に高くなるように揺れる。この場合、収容部31に収容されている液体の残量が同じであれば、第2受光量は、第1受光量以上となる。このことから、第1受光量が閾値以上である場合には、収容部31に収容されている液体の残量が少なくなっていることが把握できる。また、第2受光量が閾値以上である場合には、収容部31に収容されている液体の残量が一層少なくなっていることが把握できる。
このように、上記実施形態によれば、キャリッジ34が第1方向D1に移動するときの液面の揺れと、キャリッジ34が第2方向D2に移動するときの液面の揺れとを考慮したうえで、液体の残量が検出される。したがって、液体の残量を精度よく検出できる。
(2)キャリッジ34が第1方向D1に移動することによる慣性によって、収容室51内の液体が第2側面57に押し付けられる。これにより、収容室51内において、第1領域A1における液面が一時的に低くなりやすい。このとき、第1受光量が閾値以上である場合には、収容部31に収容されている液体の残量が少なくなっていることが把握できる。
キャリッジ34が第2方向D2に移動することによる慣性によって、収容室51内の液体が第1側面56に押し付けられる。これにより、収容室51内において、第2領域A2の液面が高くなりやすい。このとき、第2受光量が閾値以上である場合には、収容部31に収容されている液体の残量が一層少なくなっていることが把握できる。
このように、上記実施形態によれば、キャリッジ34が第1方向D1に移動するときの液面の揺れと、キャリッジ34が第2方向D2に移動するときの液面の揺れとを考慮したうえで、液体の残量が検出される。したがって、液体の残量を精度よく検出できる。
(3)制御部72は、第1受光量が閾値以上である場合に、クリーニング機構71によるクリーニングを制限する。これによれば、収容部31に収容される液体の残量が少ない場合においては、クリーニングが制限されることによって、液体の消費が抑えられる。そのため、比較的長期にわたって吐出部21から液体を吐出させることができる。
(4)制御部72は、第1受光量が閾値未満である場合に、クリーニング機構71によるクリーニングを制限しない。これによれば、収容部31に収容される液体の残量が多い場合においては、クリーニングが制限されない。そのため、クリーニングによって、吐出部21の機能を良好に維持できる。
(5)制御部72は、受光素子67が受けた第1受光量の遷移、及び、受光素子67が受けた第2受光量の遷移と、第1受光量の正常な遷移及び第2受光量の正常な遷移を示す正常遷移データと、を比較する。これによれば、受光素子67が受けた第1受光量の遷移、及び、受光素子67が受けた第2受光量の遷移と、正常遷移データとが一致しない場合に、検出した液体の残量が誤りであることを把握できる。
(6)制御部72は、受光素子67が受けた第1受光量、及び、受光素子67が受けた第2受光量の遷移と正常遷移データとが一致しない場合に、一致する場合とは異なる処理を実行する。これによれば、検出した液体の残量が誤りである場合に、適当な処理を実行できる。
(7)第1所定量をXとし、第2所定量をYとした場合に、Y>(X-Y)である。この場合、第1所定量から第2所定量までの量よりも、第2所定量から0までの量の方が多い。そのため、液体の残量が第2所定量未満となってから0になるまでの期間が比較的長くなる。これにより、第2受光量が閾値以上となる場合において、比較的長期にわたって液体を吐出部21から吐出させることができる。
(8)制御部72は、第2受光量が前記閾値以上である場合に、吐出部21が吐出する液体の吐出量をカウントする。これによれば、第2所定量から吐出量を減算することによって、液体の残量を精度よく把握できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図13に示すように、センサー65が複数設けられてもよい。図13に示す変更例においては、センサー65は、収容部31と同じ数だけ設けられる。すなわち、センサー65は、5つ設けられる。これにより、複数の収容部31がそれぞれ収容する液体の残量について、複数のセンサー65によって並行して検出できる。
この変更例によれば、以下の効果が得られる。
(9)複数の収容部31について液体の残量を検出するために要する時間を短縮できる。
・制御部72は、液体の残量を検出する前に、検出対象となる収容部31が有するプリズム52とセンサー65との距離が所定距離となる位置にキャリッジ34を移動させてもよい。すなわち、制御部72は、例えば、ステップS11を実行する前に、検出対象となる収容部31が有するプリズム52とセンサー65との距離が所定距離となる位置にキャリッジ34を移動させてもよい。制御部72は、例えば、ステップS15を実行する前に、検出対象となる収容部31が有するプリズム52とセンサー65との距離が所定距離となる位置にキャリッジ34を移動させてもよい。
複数の収容部31について液体の残量を検出する場合に、キャリッジ34の移動距離が収容部31ごとに異なると、液面の揺れが収容部31ごとに異なるおそれがある。コレに対し、この変更例によれば、複数の収容部31について液体の残量を検出する場合に、キャリッジ34の移動距離を一律にできる。
この変更例によれば、以下の効果が得られる。
(10)複数の収容部31について液体の残量を検出する場合に、液面の揺れ方を均一にできる。
・制御部72は、キャリッジ34が第2方向D2に移動するときの速度を、キャリッジ34が第1方向D1に移動するときの速度よりも低くしてもよい。
この変更例によれば、以下の効果を得られる。
(11)キャリッジ34が第2方向D2に移動する場合において、液面の揺れが小さくなる。これにより、第2受光量に基づいて液体の残量を精度よく検出できる。
・ホーム位置から反ホーム位置に向かう方向が第1方向D1であり、反ホーム位置からホーム位置に向かう方向が第2方向D2であってもよい。
・キャップ36は、収容部31に設けられていてもよい。
・キャリッジ34は、第1開口37及び第2開口38に代えて、発光素子66から発する光とプリズム52によって反射された光とが通過する1つの開口を有していてもよい。
・液体の残量を検出する場合に、制御部72は、第2受光量を検出した後に、第1受光量を検出してもよい。
・プリズム52に対する気泡B1の付着が疑われる場合に、制御部72は、キャリッジ34を第1方向D1と第2方向D2とに往復移動させてもよい。これにより、収容室51内において液体が流動する。これにより、気泡B1が除去されることがある。特に、液面がプリズム52にかかる位置にある場合に、気泡B1が除去されやすい。
・保護部材54は、黒色の材料で構成されてもよい。この場合、発光素子66から発する光が、プリズム52を透過した後、保護部材54にて反射するおそれを低減できる。
・プリズム52は、第1側面56と第2側面57との間において、第2側面57に偏倚するように位置してもよい。
・発光素子66と受光素子67とは、センサー65において、この順で第1方向D1に並んでもよい。
・第1受光量が閾値以上となる場合に、クリーニングを制限する処理に限らず、異なる処理を実行してもよい。
・制御部72は、第2受光量が閾値以上となる場合に、吐出量のカウントを開始する処理に限らず、異なる処理を実行してもよい。
・吐出部21が吐出する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などでもよい。例えば、吐出部21が液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材または画素材料などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を吐出してもよい。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)液体吐出装置は、液体を吐出する吐出部と、前記吐出部に供給される液体を収容する収容部と、前記吐出部及び前記収容部を搭載するキャリッジと、前記収容部に収容される液体の残量を検出するためのセンサーと、制御部と、を備え、前記収容部は、液体を収容する収容室と、前記収容室に面するプリズムと、を有し、前記収容室は、第1側面と、前記第1側面とは反対に位置する面である第2側面と、を有し、前記プリズムは、前記第1側面と前記第2側面との間において、前記第1側面及び前記第2側面の何れか一方に偏倚するように位置し、前記キャリッジは、第1方向と、前記第1方向とは反対の方向である第2方向とに往復移動するように構成され、前記センサーは、前記プリズムに向けて発光する発光素子と、前記プリズムによって反射された光を受ける受光素子と、を有し、前記制御部は、前記キャリッジが前記第1方向に移動するときに前記受光素子が受ける第1受光量が閾値以上である場合に、液体の残量が第1所定量未満であることを検出し、前記キャリッジが前記第2方向に移動するときに前記受光素子が受ける第2受光量が前記閾値以上である場合に、液体の残量が前記第1所定量よりも小さい第2所定量未満であることを検出する。
キャリッジが第1方向に移動するときと、キャリッジが第2方向に移動するときとで、収容室内における液面の揺れ方が異なる。例えば、第1方向に移動するときには液面が一時的に低くなるように揺れ、第2方向に移動するときには液面が一時的に高くなるように揺れる。この場合、収容部に収容されている液体の残量が同じであれば、第2受光量は、第1受光量以上となる。このことから、第1受光量が閾値以上である場合には、収容部に収容されている液体の残量が少なくなっていることが把握できる。また、第2受光量が閾値以上である場合には、収容部に収容されている液体の残量が一層少なくなっていることが把握できる。
このように、上記構成によれば、キャリッジが第1方向に移動するときの液面の揺れと、キャリッジが第2方向に移動するときの液面の揺れとを考慮したうえで、液体の残量が検出される。したがって、液体の残量を精度よく検出できる。
(B)上記液体吐出装置において、前記第1側面と前記第2側面とは、この順で前記第2方向に並び、前記プリズムは、前記第1側面と前記第2側面との間において、前記第1側面に偏倚するように位置し、前記発光素子と前記受光素子とは、この順で前記第2方向に並んでもよい。
上記構成においては、キャリッジが第1方向に移動することによる慣性によって、収容室内の液体が第2側面に押し付けられる。これにより、収容室内において、第1側面と第2側面との間の中央位置よりも第1側面寄りとなる領域の液面が一時的に低くなりやすい。このとき、第1受光量が閾値以上である場合には、収容部に収容されている液体の残量が少なくなっていることが把握できる。
上記構成においては、キャリッジが第2方向に移動することによる慣性によって、収容室内の液体が第1側面に押し付けられる。これにより、収容室内において、第1側面と第2側面との間の中央位置よりも第1側面寄りとなる領域の液面が高くなりやすい。このとき、第2受光量が閾値以上である場合には、収容部に収容されている液体の残量が一層少なくなっていることが把握できる。
このように、上記構成によれば、キャリッジが第1方向に移動するときの液面の揺れと、キャリッジが第2方向に移動するときの液面の揺れとを考慮したうえで、液体の残量が検出される。したがって、液体の残量を精度よく検出できる。
(C)上記液体吐出装置は、前記吐出部をクリーニングするように構成されるクリーニング機構を備え、前記制御部は、前記第1受光量が前記閾値以上である場合に、前記クリーニング機構によるクリーニングを制限してもよい。
この構成によれば、収容部に収容される液体の残量が少ない場合においては、クリーニングが制限されることによって、液体の消費が抑えられる。そのため、比較的長期にわたって吐出部から液体を吐出させることができる。
(D)上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記第1受光量が前記閾値未満である場合に、前記クリーニング機構によるクリーニングを制限しなくてもよい。
この構成によれば、収容部に収容される液体の残量が多い場合においては、クリーニングが制限されない。そのため、クリーニングによって、吐出部の機能を良好に維持できる。
(E)上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記受光素子が受けた前記第1受光量の遷移、及び、前記受光素子が受けた前記第2受光量の遷移と、第1受光量の正常な遷移及び第2受光量の正常な遷移を示す正常遷移データと、を比較してもよい。
この構成によれば、受光素子が受けた第1受光量の遷移、及び、受光素子が受けた第2受光量の遷移と、正常遷移データとが一致しない場合に、検出した液体の残量が誤りであることを把握できる。
(F)上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記受光素子が受けた前記第1受光量の遷移、及び、前記受光素子が受けた前記第2受光量の遷移と前記正常遷移データとが一致しない場合に、一致する場合とは異なる処理を実行してもよい。
上記構成によれば、検出した液体の残量が誤りである場合に、適当な処理を実行できる。
(G)上記液体吐出装置において、前記第1所定量をXとし、前記第2所定量をYとした場合に、Y>(X-Y)であってもよい。
この構成によれば、第1所定量から第2所定量までの量よりも、第2所定量から0までの量の方が多い。そのため、液体の残量が第2所定量未満となってから0になるまでの期間が比較的長くなる。これにより、第2受光量が閾値以上となる場合において、比較的長期にわたって液体を吐出部から吐出させることができる。
(H)上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記第2受光量が前記閾値以上である場合に、前記吐出部が吐出する液体の吐出量をカウントしてもよい。
この構成によれば、第2所定量から吐出量を減算することによって、液体の残量を精度よく把握できる。
(I)上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記キャリッジが前記第2方向に移動するときの速度を、前記キャリッジが前記第1方向に移動するときの速度よりも遅くしてもよい。
この構成によれば、キャリッジが第2方向に移動する場合において、液面の揺れが小さくなる。これにより、第2受光量に基づいて液体の残量を精度よく検出できる。
(J)上記液体吐出装置において、前記収容部は、複数設けられ、複数の前記収容部は、前記キャリッジにおいて前記第1方向に並び、前記制御部は、液体の残量を検出する前に、検出対象となる前記収容部が有する前記プリズムと前記センサーとの距離が所定距離となる位置に前記キャリッジを移動させてもよい。
この構成によれば、複数の収容部について液体の残量を検出する場合に、キャリッジの移動距離を一律にできる。これによって、複数の収容部について液体の残量を検出する場合に、液面の揺れ方を均一にできる。
(K)上記液体吐出装置において、前記収容部は、複数設けられ、複数の前記収容部は、前記キャリッジにおいて前記第1方向に並び、前記センサーは、複数設けられてもよい。
この構成によれば、複数の収容部がそれぞれ収容する液体の残量について、複数のセンサーによって並行して検出できる。これによって、複数の収容部について液体の残量を検出するために要する時間を短縮できる。
(L)制御方法は、液体を吐出する吐出部と、前記吐出部に供給される液体を収容する収容部と、前記吐出部及び前記収容部を搭載するキャリッジと、前記収容部に収容される液体の残量を検出するためのセンサーと、を備え、前記収容部は、液体を収容する収容室と、前記収容室に面するプリズムと、を有し、前記収容室は、第1側面と、第1側面とは反対に位置する面である第2側面と、を有し、前記プリズムは、前記第1側面と前記第2側面との間において、前記第1側面及び前記第2側面の何れか一方に偏倚するように位置し、前記キャリッジは、前記第1方向と、前記第1方向とは反対の方向である第2方向とに往復移動するように構成され、前記センサーは、前記プリズムに向けて発光する発光素子と、前記プリズムによって反射された光を受ける受光素子と、を有する液体吐出装置の制御方法であって、前記キャリッジが前記第1方向に移動するときに前記受光素子が受ける第1受光量が閾値以上である場合に、液体の残量が第1所定量未満であることを検出することと、前記キャリッジが前記第2方向に移動するときに前記受光素子が受ける第2受光量が前記閾値以上である場合に、液体の残量が前記第1所定量よりも小さい第2所定量未満であることを検出することと、を含む。
この方法によれば、上述した液体吐出装置と同様の効果が得られる。
(M)上記制御方法は、前記第1受光量が前記閾値以上である場合に、前記吐出部のクリーニングを制限することを含んでもよい。
この方法によれば、上述した液体吐出装置と同様の効果が得られる。
(N)上記制御方法は、前記第1受光量が前記閾値未満である場合に、前記吐出部のクリーニングを制限しないことを含んでもよい。
この方法によれば、上述した液体吐出装置と同様の効果が得られる。
(O)上記制御方法は、前記受光素子が受けた前記第1受光量の遷移、及び、前記受光素子が受けた前記第2受光量の遷移と、第1受光量の正常な遷移及び第2受光量の正常な遷移を示す正常遷移データと、を比較することを含んでもよい。
この方法によれば、上述した液体吐出装置と同様の効果が得られる。
(P)上記制御方法は、前記受光素子が受けた前記第1受光量の遷移、及び、前記受光素子が受けた前記第2受光量の遷移と前記正常遷移データとが一致しない場合に、一致する場合とは異なる処理をすることを含んでもよい。
この方法によれば、上述した液体吐出装置と同様の効果が得られる。
(Q)上記制御方法は、前記第2受光量が前記閾値以上である場合に、前記吐出部が吐出する液体の吐出量をカウントすることを含んでもよい。
この方法によれば、上述した液体吐出装置と同様の効果が得られる。
(R)上記制御方法は、前記キャリッジが前記第2方向に移動するときの速度を、前記キャリッジが前記第1方向に移動するときの速度よりも遅くすることを含んでもよい。
この方法によれば、上述した液体吐出装置と同様の効果が得られる。
(S)上記制御方法において、前記収容部は、複数設けられ、複数の前記収容部は、前記キャリッジにおいて前記第1方向に並び、前記制御方法は、液体の残量を検出する前に、検出対象となる前記収容部が有する前記プリズムと前記センサーとの距離が所定距離となる位置に前記キャリッジを移動させることを含んでもよい。
この方法によれば、上述した液体吐出装置と同様の効果が得られる。
11…液体吐出装置、12…筐体、12A…前面、13…第1カバー、14…第2カバー、15…表示部、16…視認部、17…カセット、21…吐出部、22…搬送経路、23…搬送部、23A…第1搬送ローラー、23B…第2搬送ローラー、24…排出部、24A…排出ローラー、31…収容部、32…ガイド部、33…移動機構、33A…プーリー、33B…ベルト、33C…モーター、34…キャリッジ、35…露出口、36…キャップ、37…第1開口、38…第2開口、41…前壁、42…底壁、43…後壁、44…上壁、45…側壁、46…フィルム、51…収容室、52…プリズム、53…注入部、54…保護部材、55…接続部、56…第1側面、57…第2側面、58…凹部、61…第1面、62…第2面、63…第3面、65…センサー、66…発光素子、67…受光素子、71…クリーニング機構、72…制御部、99…媒体、A1…第1領域、A2…第2領域、B1…気泡、D1…第1方向、D2…第2方向、W1…第1光路、W2…第2光路、W3…第3光路。

Claims (19)

  1. 液体を吐出する吐出部と、
    前記吐出部に供給される液体を収容する収容部と、
    前記吐出部及び前記収容部を搭載するキャリッジと、
    前記収容部に収容される液体の残量を検出するためのセンサーと、
    制御部と、を備え、
    前記収容部は、液体を収容する収容室と、前記収容室に面するプリズムと、を有し、
    前記収容室は、第1側面と、前記第1側面とは反対に位置する面である第2側面と、を有し、
    前記プリズムは、前記第1側面と前記第2側面との間において、前記第1側面及び前記第2側面の何れか一方に偏倚するように位置し、
    前記キャリッジは、第1方向と、前記第1方向とは反対の方向である第2方向とに往復移動するように構成され、
    前記センサーは、前記プリズムに向けて発光する発光素子と、前記プリズムによって反射された光を受ける受光素子と、を有し、
    前記第1側面と前記第2側面とは、この順で前記第2方向に並び、
    前記プリズムは、前記第1側面と前記第2側面との間において、前記第1側面に偏倚するように位置し、
    前記制御部は、前記キャリッジが前記第1方向に移動するときに前記受光素子が受ける第1受光量が閾値以上である場合に、液体の残量が第1所定量未満であることを検出し、
    前記キャリッジが前記第2方向に移動するときに前記受光素子が受ける第2受光量が前記閾値以上である場合に、液体の残量が前記第1所定量よりも小さい第2所定量未満であることを検出することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 記発光素子と前記受光素子とは、この順で前記第2方向に並ぶことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記吐出部をクリーニングするように構成されるクリーニング機構を備え、
    前記制御部は、前記第1受光量が前記閾値以上である場合に、前記クリーニング機構によるクリーニングを制限することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記制御部は、前記第1受光量が前記閾値未満である場合に、前記クリーニング機構によるクリーニングを制限しないことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記制御部は、前記受光素子が受けた前記第1受光量の遷移、及び、前記受光素子が受けた前記第2受光量の遷移と、第1受光量の正常な遷移及び第2受光量の正常な遷移を示す正常遷移データと、を比較することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記制御部は、前記受光素子が受けた前記第1受光量の遷移、及び、前記受光素子が受けた前記第2受光量の遷移と前記正常遷移データとが一致しない場合に、一致する場合とは異なる処理を実行することを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記第1所定量をXとし、前記第2所定量をYとした場合に、Y>(X-Y)であることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記制御部は、前記第2受光量が前記閾値以上である場合に、前記吐出部が吐出する液体の吐出量をカウントすることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の液体吐出装置。
  9. 前記制御部は、前記キャリッジが前記第2方向に移動するときの速度を、前記キャリッジが前記第1方向に移動するときの速度よりも遅くすることを特徴とする請求項1から請求項8の何れか一項に記載の液体吐出装置。
  10. 前記収容部は、複数設けられ、
    複数の前記収容部は、前記キャリッジにおいて前記第1方向に並び、
    前記制御部は、液体の残量を検出する前に、検出対象となる前記収容部が有する前記プリズムと前記センサーとの距離が所定距離となる位置に前記キャリッジを移動させることを特徴とする請求項1から請求項9の何れか一項に記載の液体吐出装置。
  11. 前記収容部は、複数設けられ、
    複数の前記収容部は、前記キャリッジにおいて前記第1方向に並び、
    前記センサーは、複数設けられることを特徴とする請求項1から請求項9の何れか一項に記載の液体吐出装置。
  12. 液体を吐出する吐出部と、
    前記吐出部に供給される液体を収容する収容部と、
    前記吐出部及び前記収容部を搭載するキャリッジと、
    前記収容部に収容される液体の残量を検出するためのセンサーと、を備え、
    前記収容部は、液体を収容する収容室と、前記収容室に面するプリズムと、を有し、
    前記収容室は、第1側面と、第1側面とは反対に位置する面である第2側面と、を有し、
    前記プリズムは、前記第1側面と前記第2側面との間において、前記第1側面及び前記第2側面の何れか一方に偏倚するように位置し、
    前記キャリッジは、第1方向と、前記第1方向とは反対の方向である第2方向とに往復移動するように構成され、
    前記センサーは、前記プリズムに向けて発光する発光素子と、前記プリズムによって反射された光を受ける受光素子と、を有し、
    前記第1側面と前記第2側面とは、この順で前記第2方向に並び、
    前記プリズムは、前記第1側面と前記第2側面との間において、前記第1側面に偏倚するように位置する液体吐出装置の制御方法であって、
    前記キャリッジが前記第1方向に移動するときに前記受光素子が受ける第1受光量が閾値以上である場合に、液体の残量が第1所定量未満であることを検出することと、
    前記キャリッジが前記第2方向に移動するときに前記受光素子が受ける第2受光量が前記閾値以上である場合に、液体の残量が前記第1所定量よりも小さい第2所定量未満であることを検出することと、を含むことを特徴とする制御方法。
  13. 前記第1受光量が前記閾値以上である場合に、前記吐出部のクリーニングを制限することを含むことを特徴とする請求項12に記載の制御方法。
  14. 前記第1受光量が前記閾値未満である場合に、前記吐出部のクリーニングを制限しないことを含むことを特徴とする請求項13に記載の制御方法。
  15. 前記受光素子が受けた前記第1受光量の遷移、及び、前記受光素子が受けた前記第2受光量の遷移と、第1受光量の正常な遷移及び第2受光量の正常な遷移を示す正常遷移データと、を比較することを含むことを特徴とする請求項12から請求項14の何れか一項に記載の制御方法。
  16. 前記受光素子が受けた前記第1受光量の遷移、及び、前記受光素子が受けた前記第2受光量の遷移と前記正常遷移データとが一致しない場合に、一致する場合とは異なる処理をすることを含むことを特徴とする請求項15に記載の制御方法。
  17. 前記第2受光量が前記閾値以上である場合に、前記吐出部が吐出する液体の吐出量をカウントすることを含むことを特徴とする請求項12から請求項16の何れか一項に記載の制御方法。
  18. 前記キャリッジが前記第2方向に移動するときの速度を、前記キャリッジが前記第1方向に移動するときの速度よりも遅くすることを含むことを特徴とする請求項12から請求項17の何れか一項に記載の制御方法。
  19. 前記収容部は、複数設けられ、
    複数の前記収容部は、前記キャリッジにおいて前記第1方向に並び、
    前記制御方法は、液体の残量を検出する前に、検出対象となる前記収容部が有する前記プリズムと前記センサーとの距離が所定距離となる位置に前記キャリッジを移動させることを含むことを特徴とする請求項12から請求項18の何れか一項に記載の制御方法。
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