JP7318204B2 - 液晶組成物及び液晶表示素子 - Google Patents

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Description

本発明は液晶組成物及びこれを使用した液晶表示素子に関する。
液晶表示素子は、時計、電卓をはじめとして、家庭用各種電気機器、測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子手帳、プリンター、コンピューター、テレビ等に用いられている。液晶表示方式としては、その代表的なものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩れネマチック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲスト・ホスト)型、IPS(インプレーンスイッチング)型、OCB(光学補償複屈折)型、ECB(電圧制御複屈折)型、VA(垂直配向)型、CSH(カラースーパーホメオトロピック)型、あるいはFLC(強誘電性液晶)等を挙げることができる。また駆動方式としてもスタティック駆動、マルチプレックス駆動、単純マトリックス方式、TFT(薄膜トランジスタ)やTFD(薄膜ダイオード)等により駆動されるアクティブマトリックス(AM)方式を挙げることができる。これらの表示方式において、IPS型、ECB型、VA型、あるいはCSH型等は、Δε(誘電率異方性)が負の値を示す液晶組成物を用いるという特徴を有する。これらの中で特にAM駆動によるVA型表示方式は、テレビあるいはモニター等の用途に使用されている。近年このVA型表示方式が使用された表示素子において画面の大型化が進んでおり、それに伴い液晶組成物の基板への注入方法も従来の真空注入法から滴下注入(ODF:One Drop Fill)法が主流となっている。しかしながらこの滴下注入法を使用して製造したパネルでは液晶組成物を基板に滴下した際の滴下痕(ODFムラ)が表示品位の低下を招く問題となっている。このODFムラは液晶組成物中の低分子量成分の揮発による液晶組成物の特性変化に起因していると考えられている。また高精細な動画表示に対応した高速応答を達成するために、液晶組成物中に重合性化合物を混合し製造時に重合させ液晶材料にプレチルトを形成させるPSA(Polymer Sustained Alignment)素子やPSVA(Polymer Stailized Vertical Alignment)素子が開発された。しかしながらこれら素子では混合した重合性化合物に起因する電圧保持率(VHR)の低下や画面の焼き付きという問題が新たに発生した。ODFムラの問題を解決する方法として特定の化合物を特定の混合割合で使用する方法が開示されているが(特許文献1、特許文献2)、これらはPSA素子における重合性化合物を混合した際のVHRや焼き付きの解決策は提示していない。
WO2013/125088号公報 WO2014/064765号公報
本発明が解決しようとする課題は、液晶表示素子として十分な、液晶組成物のネマチック相である温度範囲、誘電率異方性、屈折率異方性、粘性等の諸特性を有したn型液晶組成物を提供し、加えて高い電圧保持率(VHR)を有しかつ製造時のODFムラや画面の焼き付きを抑制できる液晶表示素子を提供することである。
本発明者は、種々の液晶化合物及び種々の化学物質を検討し、それらの選択及び含有量の調整を行うことにより、前記課題を解決することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、
下記一般式(I)
Figure 0007318204000001
(式中R11およびR12はそれぞれ独立して炭素原子数3~8のアルキル基を表す。)
で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上、
下記一般式(II)
Figure 0007318204000002
(式中R21は炭素原子数3~8のアルキル基、炭素原子数3~8のアルコキシ基、炭素原子数3~8のアルケニル基又は炭素原子数3~8のアルケニルオキシ基を表し、R22は炭素原子数2~8のアルキル基又は炭素原子数2~8のアルケニル基を表す。)
で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上、
下記一般式(III)
Figure 0007318204000003
(式中R31及びR32はそれぞれ独立して炭素原子数1~8のアルキル基、炭素原子数1~8のアルコキシ基、炭素原子数2~8のアルケニル基又は炭素原子数2~8のアルケニルオキシ基を表す。)
で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上、
下記一般式(IV)
Figure 0007318204000004
(式中、R41及びR42はそれぞれ独立して、炭素原子数1~8のアルキル基、炭素原子数2~8のアルケニル基、炭素原子数1~8のアルコキシ基又は炭素原子数2~8のアルケニルオキシ基を表す。)
で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上及び
下記一般式(RM-22)
Figure 0007318204000005
(式中、P及びPはそれぞれ独立して、式(PG-1)から式(PG-5)
Figure 0007318204000006
(式中、ビニル基に結合しているメチル基、エチル基、n-プロピル基及びi-プロピル基中の水素原子は1個又は2個以上のフッ素原子により置換されていてもよく、該基中の-CH-は酸素原子で置換されていても良い。)
で表される重合性基を表し、S及びSは、それぞれ独立して、単結合又は炭素原子数1~5のアルキレン基を表し、該アルキレン基中の1個の-CH-又は隣接していない2個以上の-CH-は、-O-、-OCO-又は-COO-で置換されても良く、AからAはそれぞれ独立して炭素原子数1~5のアルキル基、炭素原子数1~5のアルコキシ基、フッ素原子又は水素原子を表す。)
で表される重合性化合物を1種又は2種以上含有する液晶組成物を提供し、あわせてこれを用いた液晶表示素子を提供する。
本発明のΔεが負のいわゆるn型液晶組成物は、液晶表示素子として十分な、液晶組成物のネマチック相である温度範囲、誘電率異方性、屈折率異方性、粘性等の諸特性を有しており、加えて高い電圧保持率(VHR)を有しかつ製造時の液晶組成物中の低分子量成分の揮発に伴うODFムラを抑制できる。本発明の液晶表示素子は、液晶TV、モニター等の表示素子に有用である。
図1は、液晶表示素子の一実施形態に模式的に示す分解斜視図である。 図1におけるI線で囲まれた領域を拡大した平面図である。
1 液晶表示素子
AM アクティブマトリクス基板
CF カラーフィルタ基板
2 第1の基板
3 第2の基板
4 液晶層
5 画素電極層
6 共通電極層
7 第1の偏光板
8 第2の偏光板
9 カラーフィルタ
11 ゲートバスライン
12 データバスライン
13 画素電極
14 Cs電極
15 ソース電極
16 ドレイン電極
17 コンタクトホール
(液晶組成物)
前述の通り、本願発明は、特定のn型液晶組成物及びそれを用いた液晶表示素子に関するものである。以下、まず本発明における液晶組成物の実施の態様について説明する。
本発明の組成物は、一般式(I)で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上、一般式(II)で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上、一般式(III)で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上、一般式(IV)で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上及び一般式(RM-22)で表される重合性化合物を1種又は2種以上含有する。
一般式(I)において、R11及びR12は低粘性を重視した場合プロピル基、ブチル基又はペンチル基が好ましい。溶解性を重視した場合、R11及びR12は異なる基であることが好ましい。一般式(I)で表される化合物としては式(I-1)~(I-2)で表される化合物がより好ましく、式(I-1)で表される化合物が最も好ましい。
Figure 0007318204000007
本発明の組成物の総量に対しての式(I)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、3%であり、5%であり、7%であり、9%であり、10%であり、12%であり、13%である。好ましい含有量の上限値は、30%であり、27%であり、25%であり、23%である。
なお、本願において%は特別な断りがない限り、質量%を意味する。
一般式(II)において、R21は低粘性を重視した場合プロピル基、ブチル基又はペンチル基が好ましく、プロピル基又はブチル基がより好ましく、プロピル基がさらに好ましい。R12はエチル基又はプロピル基が好ましく、粘性を重視した場合エチル基がより好ましい。一般式(II)で表される化合物としては式(II-1)で表される化合物が最も好ましい。
Figure 0007318204000008
本発明の組成物の総量に対しての一般式(II)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、3%であり、5%であり、7%であり、9%であり、10%である。好ましい含有量の上限値は、30%であり、27%であり、25%であり、23%である。
一般式(III)において、R31はTniを重視した場合プロピル基、ブチル基又はペンチル基が好ましく、プロピル基又はペンチル基がより好ましく、ペンチル基がさらに好ましい。弾性定数を重視した場合、プロペニル基、ブテニル基又はペンテニル基が好ましい。R32は低粘性を重視した場合メチル基又はエチル基が好ましく、メチル基がより好ましい。一般式(III)で表される化合物としては式(III-1)~(III-3)で表される化合物がより好ましく、Tniや低粘性を重視した場合式(III-2)で表される化合物が最も好ましい。
Figure 0007318204000009
本発明の組成物の総量に対しての一般式(III)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、1%であり、3%であり、5%であり、7%である。好ましい含有量の上限値は、25%であり、23%であり、20%であり、19%であり、18%であり、17%である。
一般式(IV)において、R41は低粘性及び溶解性を重視した場合エチル基、プロピル基、ブチル基又はペンチル基が好ましく、エチル基又はプロピル基がより好ましく、プロピル基がさらに好ましい。R42は高いΔεの絶対値を重視した場合エトキシ基、プロポキシ基又はブトキシ基が好ましく、エトキシ基がより好ましい。一般式(IV)で表される化合物としては式(IV-1)~(IV-4)で表される化合物がより好ましく、式(IV-1)又は式(IV-2)で表される化合物がさらに好ましく、式(IV-2)で表される化合物が最も好ましい。
Figure 0007318204000010
本発明の組成物の総量に対しての一般式(IV)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、3%であり、5%であり、7%であり、9%である。好ましい含有量の上限値は、本発明の組成物の総量に対して、30%であり、28%であり、25%であり、23%であり、20%であり、18%であり、15%である。
一般式(RM-22)中、P及びPはそれぞれ独立に式(PG-1)又は式(PG-2)であることが好ましく、式(PG-1)であることが特に好ましい。
及びSはそれぞれ独立に単結合又は炭素原子数1~5の無置換のアルキレン基が好ましく、単結合がより好ましい。
一般式(RM-22)で表される重合性化合物は、一般式(RM-221)から(RM-225)、一般式(RM-22M1)から(RM-22M9)及び一般式(RM-22O1)から(RM-22O6)で表される重合性化合物であることが好ましく、一般式(RM-22O1)から(RM-22O6)で表される重合性化合物であることが特に好ましい。
Figure 0007318204000011
Figure 0007318204000012
Figure 0007318204000013
(式中、P、P、S及びSは前記同様である。)
本発明の組成物の総量に対しての前記一般式(I)、(II)、(III)、(IV)及び(RM-22)で表される化合物の含有量の範囲は40~70%が好ましく、45~65%がより好ましく、50~60%がさらに好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(N-01)、(N-02)、(N-03)、(N-04)及び(N-05)で表される化合物群から選ばれる化合物を1種類又は2種類以上含有することが好ましい。これら化合物は誘電的に負の異方性を有する化合物に該当する。「誘電的に負の異方性を有する化合物」とは、Δεの符号が負で、その絶対値が2より大きい値を示す化合物をいう。なお、化合物のΔεは、25℃において誘電的にほぼ中性の組成物に該化合物を添加した組成物の誘電率異方性の測定値から外挿した値である。
本発明の液晶組成物は、一般式(N-01)、(N-02)、(N-03)及び(N-04)で表される化合物群から選ばれる化合物を1種類又は2種類以上含有することが好ましい。
Figure 0007318204000014
式中、R21及びR22は、それぞれ独立して、炭素原子数1から8のアルキル基、炭素原子数1から8のアルコキシ基、炭素原子数2から8のアルケニル基、炭素原子数2から8のアルケニルオキシ基を表し、該基中の1個又は2個以上の-CH-はそれぞれ独立して、O原子が隣り合わないように-CH=CH-、-C≡C-、-O-、-CO-、-COO-、-OCO-、1,3-シクロペンチレン基、1,3-シクロブチレン基又は1,2-シクロプロピレン基によって置換されていても良く、Zは、それぞれ独立して、単結合、-CHCH-、-OCH-、-CHO-、-COO-、-OCO-、-OCF-、-CFO-、-CH=CH-、-CF=CF-又は-C≡C-を表し、mは、それぞれ独立して、1又は2を表す。
21は、炭素原子数1から8のアルキル基であることが好ましく、炭素原子数1から5のアルキル基がより好ましく、炭素原子数1から4のアルキル基が更に好ましい。但し、Zが単結合以外を表す場合は、R21は、炭素原子数1~3のアルキル基が好ましい。
22は、炭素原子数1~8のアルキル基又は炭素原子数1から8のアルコキシ基であることが好ましく、炭素原子数1~5のアルキル基又は炭素原子数1から4のアルコキシ基がより好ましく、炭素原子数1~4のアルコキシ基が更に好ましい。
21及びR22は、アルケニル基である場合は、式(R1)から式(R5)
Figure 0007318204000015
(各式中の黒点は環構造中の炭素原子を表す。)のいずれかで表される基から選ばれることが好ましく、式(R1)又は式(R2)が更に好ましい。但し、R21及びR22がアルケニル基である化合物の含有量はできる限り少ない方が良く、含有しない方が好ましい。
は、それぞれ独立して、単結合、-CHCH-、-OCH-、-CHO-、-COO-、-OCO-、-OCF-、-CFO-、-CH=CH-、-CF=CF-又は-C≡C-を表すが、単結合、-CHCH-、-OCH-、-CHO-が好ましく、単結合又は-CHO-がより好ましい。
mが1のとき、Zは単結合であることが好ましい。
mが2のとき、Zは-CHCH-又は-CHO-であることが好ましい。
一般式(N-01)、(N-02)、(N-03)、(N-04)及び(N-05)で表される化合物のフッ素原子は、同じハロゲン族である塩素原子で置換されていても良い。但し、塩素原子で置換された化合物の含有量はできる限り少ない方が良く、含有しない方が好ましい。
一般式(N-01)、(N-02)、(N-03)、(N-04)及び(N-05)で表される化合物の環上に存在する水素原子は、フッ素原子又は塩素原子で置換されていても良いが、塩素原子は好ましくない。
一般式(N-01)、(N-02)、(N-03)及び(N-04)で表される化合物は、Δεが負でその絶対値が3よりも大きな化合物であることが好ましい。具体的には、R22は、炭素原子数1から8のアルコキシ基又は炭素原子数2から8のアルケニルオキシ基を表すことが好ましく、炭素原子数1から4のアルコキシ基が特に好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(N-01)で表される化合物として、一般式(N-01-1)、一般式(N-01-2)、一般式(N-01-3)及び一般式(N-01-4)
Figure 0007318204000016
(式中、R21は先述と同じ意味を表し、R23は、それぞれ独立して、炭素原子数1から4のアルコキシ基を表す。)で表される化合物群から選ばれる化合物を1種類又は2種類以上含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(N-02)で表される化合物として、一般式(N-02-1)、一般式(N-02-2)、及び一般式(N-02-3)
Figure 0007318204000017
(式中、R21は先述と同じ意味を表し、R23は、それぞれ独立して、炭素原子数1から4のアルコキシ基を表す。)で表される化合物群から選ばれる化合物を1種類又は2種類以上含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(N-03)で表される化合物として、一般式(N-04-1)
Figure 0007318204000018
(式中、R21は先述と同じ意味を表し、R23は、炭素原子数1から4のアルコキシ基を表す。)で表される化合物を1種類又は2種類以上含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(N-04)で表される化合物として、式(N-04-1)から式(N-04-3)で表される化合物群から選ばれる化合物を含有しても良い。
Figure 0007318204000019
本発明の液晶組成物の総量に対して、一般式(N-01)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、0%であり、1%であり、5%であり、10%であり、20%であり、30%であり、40%であり、50%であり、55%であり、60%であり、65%であり、70%であり、75%であり、80%である。好ましい含有量の上限値は、95%であり、85%であり、75%であり、65%であり、55%であり、45%であり、35%であり、25%であり、20%であり、15%であり、10%である。
本発明の液晶組成物の総量に対して、一般式(N-02)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、0%であり、1%であり、5%であり、10%であり、20%であり、30%であり、40%であり、50%であり、55%であり、60%であり、65%であり、70%であり、75%であり、80%である。好ましい含有量の上限値は、95%であり、85%であり、75%であり、65%であり、55%であり、45%であり、35%であり、25%であり、20%であり、15%であり、10%である。
本発明の液晶組成物の総量に対して、一般式(N-03)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、0%であり、1%であり、5%であり、10%であり、20%であり、30%であり、40%であり、50%であり、55%であり、60%であり、65%であり、70%であり、75%であり、80%である。好ましい含有量の上限値は、95%であり、85%であり、75%であり、65%であり、55%であり、45%であり、35%であり、25%であり、20%であり、15%であり、10%である。
本発明の液晶組成物の総量に対して、式(N-04)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、0%であり、2%であり、5%であり、8%であり、10%であり、13%であり、15%であり、17%であり、20%である。好ましい含有量の上限値は、30%であり、28%であり、25%であり、23%であり、20%であり、18%であり、15%であり、13%である。
本発明の組成物の総量に対しての前記一般式(I)、(II)、(III)、(IV)、(RM-22)及び(N-01)~(N-04)で表される化合物の含有量の範囲は50~90%が好ましく、55~85%がより好ましく、60~80%がさらに好ましい。
本発明の液晶組成物は、更に、一般式(N-05)で表される化合物を1種又は2種以上含有しても良い。
Figure 0007318204000020
(式中、R21及びR22は先述と同じ意味を表す。)
一般式(N-05)で表される化合物は、種々の物性を調整したい場合に有効であるが、大きな屈折率異方性(Δn)、高いTNI、大きなΔεを得るために使用することができる。
本発明の液晶組成物の総量に対して、式(N-05)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、0%であり、2%であり、5%であり、8%であり、10%であり、13%であり、15%であり、17%であり、20%である。好ましい含有量の上限値は、30%であり、28%であり、25%であり、23%であり、20%であり、18%であり、15%であり、13%であり、10%であり、5%である。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)から一般式(NU-08)
Figure 0007318204000021
(式中、RNU11、RNU12、RNU21、RNU22、RNU31、RNU32、RNU41、RNU42、RNU51、RNU52、RNU61、RNU62、RNU71、RNU72、RNU81及びRNU82は、それぞれ独立して、炭素原子数1から8のアルキル基、炭素原子数1から8のアルコキシ基、炭素原子数2から8のアルケニル基又は炭素原子数2から8のアルケニルオキシ基を表し、該基中の1個又は非隣接の2個以上の-CH-はそれぞれ独立して-CH=CH-、-C≡C-、-O-、-CO-、-COO-、-OCO-、1,3-シクロペンチレン基、1,3-シクロブチレン基又は1,2-シクロプロピレン基によって置換されていても良い。ただし一般式(NU-01)で表される化合物は前記式(I)で表される化合物は除き、一般式(NU-02)で表される化合物は前記式(II)で表される化合物は除き、一般式(NU-03)で表される化合物は前記式(III)で表される化合物は除く。)で表される化合物群から選ばれる化合物を1種又は2種以上含有することが好ましい。
更に詳述すると、RNU11、RNU12、RNU21、RNU22、RNU31、RNU32、RNU41、RNU42、RNU51、RNU52、RNU61、RNU62、RNU71、RNU72、RNU81及びRNU82は、炭素原子数1から5のアルキル基又は炭素原子数1から5のアルコキシ基が好ましく、炭素原子数1から5のアルキル基が更に好ましい。応答速度を重視する場合には、少なくとも1個のRNU11、RNU21、RNU41及びRNU51は、炭素原子数2から3のアルケニル基であることが好ましく、式(R2)で表されるアルケニル基が好ましい。
アルケニル基を有する化合物は、本発明の液晶組成物の総量に対して、30%以下が好ましく、25%以下が好ましく、20%以下が好ましく、15%以下が好ましく、10%以下が好ましく、5%以下が好ましい。高いVHRを重視する場合には、アルケニル基を有する化合物は10%以下が好ましく、5%以下が好ましく、1%以下が好ましく、含有しないことが好ましい。
更に詳述すると、RNU11、RNU21、RNU31、RNU41、RNU51、RNU61、RNU71、RNU81は、炭素原子数1から5のアルキル基が特に好ましく、RNU12、RNU22、RNU32、RNU42、RNU52、RNU62、RNU72及びRNU82は、炭素原子数1から5のアルキル基又は炭素原子数1から5のアルコキシ基が特に好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)で表される化合物及び一般式(NU-02)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)で表される化合物及び一般式(NU-03)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-03)で表される化合物及び一般式(NU-04)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-03)で表される化合物及び一般式(NU-05)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)で表される化合物及び一般式(NU-06)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)で表される化合物及び一般式(NU-07)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)で表される化合物及び一般式(NU-08)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)で表される化合物及び一般式(NU-02)で表される化合物及び一般式(NU-04)で表される化合物を含有することが更に好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)で表される化合物及び一般式(NU-03)で表される化合物及び一般式(NU-05)で表される化合物を含有することが更に好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)で表される化合物及び一般式(NU-02)で表される化合物及び一般式(NU-03)で表される化合物及び一般式(NU-05)で表される化合物を含有することが更に好ましい。
一般式(NU-01)で表される化合物の含有量は、1~60質量%であることが好ましく、10~50質量%であることがより好ましく、20~40質量%であることが更に好ましい。
一般式(NU-02)で表される化合物の含有量は、1~40質量%であることが好ましく、5~25質量%であることがより好ましく、5~20質量%であることが更に好ましい。
一般式(NU-03)で表される化合物の含有量は、1~20質量%であることが好ましく、0~15質量%であることがより好ましく、0~10質量%であることが更に好ましい。
一般式(NU-04)で表される化合物の含有量は、1~30質量%であることが好ましく、3~20質量%であることがより好ましく、3~10質量%であることが更に好ましい。
一般式(NU-05)で表される化合物の含有量は、1~30質量%であることが好ましく、1~20質量%であることがより好ましく、3~20質量%であることが更に好ましい。
一般式(NU-06)で表される化合物の含有量は、1~30質量%であることが好ましく、3~20質量%であることがより好ましく、3~10質量%であることが更に好ましい。
一般式(NU-07)で表される化合物の含有量は、1~30質量%であることが好ましく、3~20質量%であることがより好ましく、3~10質量%であることが更に好ましい。
一般式(NU-08)で表される化合物の含有量は、1~30質量%であることが好ましく、3~20質量%であることがより好ましく、3~10質量%であることが更に好ましい。
本発明の液晶組成物は一般式(RM-22)で表される重合性化合物以外の重合性化合物を含有しても良い。
本発明の組成物の総量に対しての前記一般式(I)、(II)、(III)、(IV)、(RM-22)、(N-01)~(N-04)及び(NU-01)~(NU-08)で表される化合物の含有量の範囲は85~100%が好ましく、90~100%がより好ましく、95~100%がさらに好ましい。
具体的には下記一般式(RM-23)
Figure 0007318204000022
(式中、P及びPはP及びPと同じ意味を表し、S及びSはS及びSと同じ意味を表し、BからB12はそれぞれ独立して炭素原子数1~5のアルキル基、炭素原子数1~5のアルコキシ基、フッ素原子又は水素原子を表す。)で表される重合性化合物が好ましい。
一般式(RM-23)で表される重合性化合物としては、下記一般式(RM-131)~(RM-156)、(RM-231)~(RM-255)で表される化合物がより好ましい。
Figure 0007318204000023
(式中、P及びPはP及びPと同じ意味を表し、S及びSはS及びSと同じ意味を表す。)
Figure 0007318204000024
(式中、P及びPはP及びPと同じ意味を表し、S及びSはS及びSと同じ意味を表す。)
Figure 0007318204000025
(式中、P及びPはP及びPと同じ意味を表し、S及びSはS及びSと同じ意味を表す。)
Figure 0007318204000026
(式中、P及びPはP及びPと同じ意味を表し、S及びSはS及びSと同じ意味を表す。)
Figure 0007318204000027
(式中、P及びPはP及びPと同じ意味を表し、S及びSはS及びSと同じ意味を表す。)
Figure 0007318204000028
(式中、P及びPはP及びPと同じ意味を表し、S及びSはS及びSと同じ意味を表す。)
Figure 0007318204000029
(式中、P及びPはP及びPと同じ意味を表し、S及びSはS及びSと同じ意味を表す。)
本願発明の組成物は、分子内に過酸(-CO-OO-)構造等の酸素原子同士が結合した構造を持つ化合物を含有しないことが好ましい。
組成物の信頼性及び長期安定性を重視する場合にはカルボニル基を有する化合物の含有量を前記組成物の総質量に対して5%以下とすることが好ましく、3%以下とすることがより好ましく、1%以下とすることが更に好ましく、実質的に含有しないことが最も好ましい。
UV照射による安定性を重視する場合、塩素原子が置換している化合物の含有量を前記組成物の総質量に対して15%以下とすることが好ましく、10%以下とすることが好ましく、8%以下とすることが好ましく、5%以下とすることがより好ましく、3%以下とすることが好ましく、実質的に含有しないことが更に好ましい。
分子内の環構造がすべて6員環である化合物の含有量を多くすることが好ましく、分子内の環構造がすべて6員環である化合物の含有量を前記組成物の総質量に対して80%以上とすることが好ましく、90%以上とすることがより好ましく、95%以上とすることが更に好ましく、実質的に分子内の環構造がすべて6員環である化合物のみで組成物を構成することが最も好ましい。
組成物の酸化による劣化を抑えるためには、環構造としてシクロヘキセニレン基を有する化合物の含有量を少なくすることが好ましく、シクロヘキセニレン基を有する化合物の含有量を前記組成物の総質量に対して10%以下とすることが好ましく、8%以下とすることが好ましく、5%以下とすることがより好ましく、3%以下とすることが好ましく、実質的に含有しないことが更に好ましい。
粘度の改善及びTniの改善を重視する場合には、水素原子がハロゲンに置換されていてもよい2-メチルベンゼン-1,4-ジイル基を分子内に持つ化合物の含有量を少なくすることが好ましく、前記2-メチルベンゼン-1,4-ジイル基を分子内に持つ化合物の含有量を前記組成物の総質量に対して10%以下とすることが好ましく、8%以下とすることが好ましく、5%以下とすることがより好ましく、3%以下とすることが好ましく、実質的に含有しないことが更に好ましい。
本願において実質的に含有しないとは、意図せずに含有する物を除いて含有しないという意味である。
本発明の第一実施形態の組成物に含有される化合物が、側鎖としてアルケニル基を有する場合、前記アルケニル基がシクロヘキサンに結合している場合には当該アルケニル基の炭素原子数は2~5であることが好ましく、前記アルケニル基がベンゼンに結合している場合には当該アルケニル基の炭素原子数は4~5であることが好ましく、前記アルケニル基の不飽和結合とベンゼンは直接結合していないことが好ましい。
本発明に使用される液晶組成物の平均弾性定数(KAVG)は10から25が好ましいが、その下限値としては、10が好ましく、10.5が好ましく、11が好ましく、11.5が好ましく、12が好ましく、12.3が好ましく、12.5が好ましく、12.8が好ましく、13が好ましく、13.3が好ましく、13.5が好ましく、13.8が好ましく、14が好ましく、14.3が好ましく、14.5が好ましく、14.8が好ましく、15が好ましく、15.3が好ましく、15.5が好ましく、15.8が好ましく、16が好ましく、16.3が好ましく、16.5が好ましく、16.8が好ましく、17が好ましく、17.3が好ましく、17.5が好ましく、17.8が好ましく、18が好ましく、その上限値としては、25が好ましく、24.5が好ましく、24が好ましく、23.5が好ましく、23が好ましく、22.8が好ましく、22.5が好ましく、22.3が好ましく、22が好ましく、21.8が好ましく、21.5が好ましく、21.3が好ましく、21が好ましく、20.8が好ましく、20.5が好ましく、20.3が好ましく、20が好ましく、19.8が好ましく、19.5が好ましく、19.3が好ましく、19が好ましく、18.8が好ましく、18.5が好ましく、18.3が好ましく、18が好ましく、17.8が好ましく、17.5が好ましく、17.3が好ましく、17が好ましい。消費電力削減を重視する場合にはバックライトの光量を抑えることが有効であり、液晶表示素子は光の透過率を向上させることが好ましく、そのためにはKAVGの値を低めに設定することが好ましい。応答速度の改善を重視する場合にはKAVGの値を高めに設定することが好ましい。
本発明の組成物は追加的に配向助剤を含有しても良い。配向助剤(自発配向性化合物)は、液晶組成物を含む液晶層と直接当接する部材(電極(例えば、ITO)、基板(例えば、ガラス基板、アクリル基板、透明基板、フレキシブル基板等)、樹脂層(例えば、カラーフィルター、配向膜、オーバーコート層等)、絶縁膜(例えば、無機材料膜、SiNx等))に対して相互作用し、液晶層に含まれる液晶分子のホメオトロピック配列又はホモジニアス配向を誘起する機能を備えている。
配向助剤は、重合するための重合性基と、液晶分子と類似するメソゲン基と、液晶層と直接当接する部材と相互作用可能な吸着基(極性基)と、液晶分子の配向を誘起する配向誘導基を有することが好ましい。
メソゲン基に対し、吸着基及び配向誘導基が結合し、重合性基はメソゲン基、吸着基及び配向誘導基に直接又は必要に応じスペーサー基を介して置換していることが好ましい。特に、重合性基は、吸着基中に組み込まれた状態で、メソゲン基に置換していることが好ましい。
本発明の液晶組成物は、上述の化合物以外に、通常のネマチック液晶、スメクチック液晶、コレステリック液晶、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤又は赤外線吸収剤等を含有しても良い。
本発明の液晶組成物は、液晶表示素子の製造工程の1つである加熱処理において重合することがないように、酸化防止剤を含有することが好ましい。酸化防止剤を含有しない場合には、UV照射工程の前の加熱処理において、重合が進んでしまい所望の配向が得られない。
酸化防止剤として、一般式(H-1)から一般式(H-4)で表されるヒンダードフェノールが挙げられる。
Figure 0007318204000030
一般式(H-1)から一般式(H-3)中、RH1は、それぞれ独立して、炭素原子数1から10のアルキル基、炭素原子数1から10のアルコキシ基、炭素原子数2から10のアルケニル基又は炭素原子数2から10のアルケニルオキシ基を表す。更に具体的には、RH1は、炭素原子数3のアルキル基であることが更に好ましい。
一般式(H-4)中、MH1は炭素原子数4から10のアルキレン基(該アルキレン基中の1つ又は2つ以上の-CH-は、酸素原子が直接隣接しないように、-O-、-CO-、-COO-、-OCO-に置換されていても良い。)、-OCH-、-CHO-、-COO-、-OCO-、-CFO-、-OCF-、-CFCF-、-CH=CH-COO-、-CH=CH-OCO-、-COO-CH=CH-、-OCO-CH=CH-、-CH=CH-、-C≡C-、単結合、1,4-フェニレン基(1,4-フェニレン基中の任意の水素原子はフッ素原子により置換されていても良い。)又はトランス-1,4-シクロヘキシレン基を表す。
本発明の液晶組成物は、酸化防止剤を含有する場合、その下限は10質量ppmが好ましく、20質量ppmが好ましく、50質量ppmが好ましく、その上限は10000質量ppmであるが、1000質量ppmが好ましく、500質量ppmが好ましく、100質量ppmが好ましい。
本発明の液晶組成物は、ネマチック相-等方性液体相転移温度(TNI)が60℃から120℃であるが、70℃から100℃がより好ましく、70℃から85℃が特に好ましい。なお、本発明においては、60℃以上をTNIが高いと表現している。
液晶テレビ用途の場合、TNIは70から80℃が好ましく、モバイル用途の場合、TNIは80から90℃が好ましく、PID(Public Information Display)等の屋外表示用途の場合、TNIは90から110℃が好ましい。
本発明の液晶組成物は、20℃における屈折率異方性(Δn)が0.08から0.14であるが、0.09から0.13がより好ましく、0.09から0.12が特に好ましい。更に詳述すると、薄いセルギャップに対応する場合は0.10から0.13であることが好ましく、厚いセルギャップに対応する場合は0.08から0.10であることが好ましい。なお、本発明の液晶組成物は、20℃における屈折率異方性(Δn)が0.098から0.118であることが特に好ましい。
本発明の液晶組成物は、20℃における回転粘性(γ)が50から160mPa・sであるが、55から160mPa・sであることが好ましく、60から160mPa・sであることが好ましく、80から150mPa・sであることが好ましく、90から140mPa・sであることが好ましく、90から130mPa・sであることが好ましく、90から115mPa・sであることが好ましい。
本発明の液晶組成物は、20℃における誘電率異方性(Δε)が-1.7から-4.0であるが、-1.7から-3.5が好ましく、-1.8から-3.5がより好ましく、-1.9から-3.3がより好ましい。
本発明の液晶組成物は、少なくとも一方の基板に配向膜を有さない液晶表示素子、すなわち、PI-lessと通称されているモードにも好適である。例えば、特願2013-552125、特願2014-517515、特許06081361、特願2015-546888、特願2017-12710、WO2017041893A、特許06070973、WO17/047177等に記載の自発配向性を有する化合物や前述の配向助剤を、本発明の液晶組成物と組み合わせて使用することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、アクティブマトリックス駆動用液晶表示素子に有用であり、PSA、PSVA、PS-IPS、PS-FFS、NPS等の液晶表示素子に用いることができる。
本発明の液晶表示素子は、対向に配置された第1の基板及び第2の基板と、前記第1の基板又は前記第2の基板に設けられる共通電極と、前記第1の基板又は前記第2の基板に設けられ、薄膜トランジスタを有する画素電極と、前記第1の基板と第2の基板間に設けられる液晶組成物を含有する液晶層と、を有することが好ましい。必要により前記液晶層と当接するように第1の基板及び/又は第2の基板の少なくとも一つの基板の対向面側に、液晶分子の配向方向を制御する配向膜を設けてもよい。該配向膜としては、液晶表示素子の駆動モードに併せて、垂直配向膜や水平配向膜など適宜選択することができ、ラビング配向膜(例えば、ポリイミド)又は光配向膜(分解型ポリイミドなど)などの公知の配向膜を使用することができる。さらに、カラーフィルターを、第1の基板又は第2の基板上に適宜設けてもよく、また前記画素電極や共通電極上にカラーフィルターを設けることができる。
本発明の液晶表示素子に使用される液晶セルの2枚の基板はガラス又はプラスチックの如き柔軟性をもつ透明な材料を用いることができ、一方はシリコン等の不透明な材料でも良い。透明電極層を有する透明基板は、例えば、ガラス板等の透明基板上にインジウムスズオキシド(ITO)をスパッタリングすることにより得ることができる。
カラーフィルターは、例えば、顔料分散法、印刷法、電着法又は、染色法等によって作製することができる。顔料分散法によるカラーフィルターの作製方法を一例に説明すると、カラーフィルター用の硬化性着色組成物を、該透明基板上に塗布し、パターニング処理を施し、そして加熱又は光照射により硬化させる。この工程を、赤、緑、青の3色についてそれぞれ行うことで、カラーフィルター用の画素部を作製することができる。その他、該基板上に、TFT、薄膜ダイオード、金属絶縁体金属比抵抗素子等の能動素子を設けた画素電極を設置してもよい。
前記第1の基板及び前記第2の基板を、共通電極や画素電極層が内側となるように対向させることが好ましい。
第1の基板と第2の基板との間隔はスペーサーを介して、調整してもよい。このときは、得られる調光層の厚さが1~100μmとなるように調整するのが好ましい。1.5から10μmが更に好ましく、偏光板を使用する場合は、コントラストが最大になるように液晶の屈折率異方性Δnとセル厚dとの積を調整することが好ましい。又、二枚の偏光板がある場合は、各偏光板の偏光軸を調整して視野角やコントラトが良好になるように調整することもできる。更に、視野角を広げるための位相差フィルムも使用することもできる。スペーサーとしては、例えば、ガラス粒子、プラスチック粒子、アルミナ粒子、フォトレジスト材料等が挙げられる。その後、エポキシ系熱硬化性組成物等のシール剤を、必要に応じて液晶注入口を設けた形で該基板にスクリーン印刷し、該基板同士を貼り合わせ、加熱しシール剤を熱硬化させる。
2枚の基板間に液晶組成物を狭持させる方法は、通常の真空注入法又はODF法などを用いることができる。
本発明の液晶組成物に含まれる重合性化合物を重合させる方法としては、液晶の良好な配向性能を得るためには、適度な重合速度で重合することが望ましいので、紫外線又は電子線等の活性エネルギー線を単一又は併用又は順番に照射することによって重合させる方法が好ましい。紫外線を使用する場合、偏光光源を用いても良いし、非偏光光源を用いても良い。また、液晶組成物を2枚の基板間に挟持させた状態で重合を行う場合には、少なくとも照射面側の基板は活性エネルギー線に対して適当な透明性が与えられていなければならない。また、光照射時にマスクを用いて特定の部分のみを重合させた後、電場や磁場又は温度等の条件を変化させることにより、未重合部分の配向状態を変化させて、更に活性エネルギー線を照射して重合させるという手段を用いても良い。特に紫外線露光する際には、液晶組成物に直流電界又は交流電界を印加しながら紫外線露光することが好ましい。なお、印加する交流電界は、周波数1Hzから10kHzの交流が好ましく、周波数60Hzから10kHzがより好ましく、電圧は液晶表示素子の所望のプレチルト角に依存して選ばれる。つまり、印加する電圧により液晶表示素子のプレチルト角を制御することができる。PSA型又はPSVA型の液晶表示素子においては、配向安定性及びコントラストの観点からプレチルト角を80度から89.9度に制御することが好ましい。
PSA型又はPSVA型の液晶表示素子においては、素子の製造後に重合性化合物が重合せずにそのまま残存しているとISが発生する。この残存している重合性化合物の量は20ppm以下が好ましく、15ppm以下が更に好ましく、10ppm以下が特に好ましく、検出下限以下又は0が特に好ましい。
本発明の液晶組成物に含まれる重合性化合物を重合させる際に使用する紫外線又は電子線等の活性エネルギー線の照射時の温度は特に制限されることはない。例えば、配向膜を有する基板を備えた液晶表示素子に本発明の液晶組成物を適用する場合は、前記液晶組成物の液晶状態が保持される温度範囲内であることが好ましい。すなわち、15~50℃で重合させることが好ましい。
紫外線を発生させるランプとしては、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を用いることができ、USHIO社の超高圧UVランプ、TOSHIBA社の蛍光形紫外線ランプが好ましい。また、照射する紫外線の波長としては、液晶組成物の吸収波長域でない波長領域の紫外線を照射することが好ましく、必要に応じて、紫外線をカットして使用することが好ましい。照射する紫外線の強度は、0.1mW/cm~100W/cmが好ましく、2mW/cm~50W/cmが更に好ましい。照射する紫外線のエネルギー量は、適宜調整することができるが、10mJ/cmから500J/cmが好ましく、100mJ/cmから200J/cmが更に好ましい。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例及び比較例の組成物における「%」は『質量%』を意味する。
実施例において液晶化合物の記載について以下の略号を用いる。
(環構造)
Figure 0007318204000031
(側鎖構造及び連結構造)
Figure 0007318204000032
実施例中、測定した特性は以下の通りである。なお測定は特別な記載がない限り、JEITA ED-2521Bに規定の方法によった。
Tni:ネマチック相-等方性液体相転移温度(℃)
Δn :20℃における屈折率異方性
Δε :20℃における誘電率異方性
γ1 :20℃における回転粘性(mPa・s)
K11:20℃における弾性定数K11(pN)
K33:20℃における弾性定数K33(pN)
(液晶評価セルの作製方法1)
絶縁層上にパターン化された透明な共通電極からなる透明電極層を有し、カラーフィルター層を具備した垂直配向を誘起するポリイミド配向膜を有する第一の基板(共通電極基板)と、アクティブ素子により駆動される図2に示されるフィッシュボーン型透明画素電極を有する画素電極層を有し、垂直配向を誘起するポリイミド配向膜を有する第二の基板(画素電極基板)とを作製した。垂直配向膜形成材料として、JSR社製のJALS2096を用いた。第一の基板上に液晶組成物を滴下し、圧力0.1Paで1時間保持した後、第二の基板で挟持し、大気圧に戻した後、シール材を常圧で110℃2時間の条件で硬化させた。
その後液晶セルに周波数100Hzで電圧を10V印加した状態で高圧水銀灯を用い、325nm以下の紫外線をカットするフィルターを介して紫外線を照射した。このとき、中心波長365nmの条件で測定した照度が100mW/cmになるように調整し、積算光量30J/cmの紫外線を照射した。前記の紫外線照射条件を照射条件1とした。この照射条件1により液晶セル中の液晶分子にプレチルト角が付与され、PSA素子が作製される。
次に、蛍光UVランプを用いて、中心波長313nmの条件で測定した照度が3mW/cmになるように調整し、積算光量10J/cmの紫外線を更に照射した。前記の紫外線照射条件を照射条件2とした。照射条件2により、照射条件1で未反応の液晶セル中の重合性化合物の残留量を低減させる。
上記工程によりセルギャップ3.5μmの液晶表示素子を得た。
(液晶評価セルの作製方法2)
絶縁層上にパターン化された透明な共通電極からなる透明電極層を有し、カラーフィルター層を具備した垂直配向を誘起するポリイミド配向膜を有さない第一の基板(共通電極基板)と、アクティブ素子により駆動される図2に示されるフィッシュボーン型透明画素電極を有する画素電極層を有し、垂直配向を誘起するポリイミド配向膜を有さない第二の基板(画素電極基板)とを作製した。第一の基板上に液晶組成物を滴下し、圧力0.1Paで1時間保持した後、第二の基板で挟持し、大気圧に戻した後、シール材を常圧で110℃2時間の条件で硬化させた。その後照射条件1と照射条件2の工程を経て、セルギャップ3.5μmの液晶表示素子を得た。
(a)電圧保持率試験(VHR):液晶組成物を評価セルに滴下・注入した後、UV照射した後の電圧保持率(VHR)を測定した。電圧は1V、周波数は60Hz、測定温度は60℃であり、測定機器はTOYO製LCM-2を用いた。
(b)滴下痕評価試験(ODFムラ):液晶組成物をセルに滴下・注入した後、電圧を印加しながらUV照射した後の全面黒表示における白く浮かび上がる滴下痕を目視にて確認し以下の5段階の評価を行った。
5:滴下痕無し
4:滴下痕ごく僅かに有るも許容できるレベル
3:滴下痕僅かに有り、合否判定のボーダーラインレベル
2:滴下痕有り許容できないレベル
1:滴下痕有りかなり劣悪
(液晶組成物の調整)
以下の表に示すLC-1、R-1~2を調製し、その物性を測定した。物性は表1のとおりであった。さらにLC-2~6を調製し、その物性を測定した。物性は表2のとおりであった。なお測定温度は20℃である。
Figure 0007318204000033
Figure 0007318204000034
Figure 0007318204000035
(実施例1~6)および(比較例1~2)
上記液晶組成物100重量部に対して、上記式(RM-1)~(RM-5)で表される化合物を下記表の通り添加し重合性化合物含有液晶組成物を調製し、液晶評価セルを作製(表中では作成方法と記載した。)した後VHRおよびODFムラの評価を行った。
Figure 0007318204000036
Figure 0007318204000037
Figure 0007318204000038
上記の通り、実施例は良好なVHR特性およびODFムラ特性を同時に達成できており、比較例に対して優れていることが分かった。

Claims (13)

  1. 下記一般式(I)
    Figure 0007318204000039
    (式中R11およびR12はそれぞれ独立して炭素原子数3~8のアルキル基を表す。)
    で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上、
    下記一般式(II)
    Figure 0007318204000040
    (式中R21は炭素原子数3~8のアルキル基、炭素原子数3~8のアルコキシ基、炭素原子数3~8のアルケニル基又は炭素原子数3~8のアルケニルオキシ基を表し、R22は炭素原子数2~8のアルキル基又は炭素原子数2~8のアルケニル基を表す。)
    で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上、
    下記式(III-1)~(III-3)
    Figure 0007318204000041
    で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上
    下記一般式(IV)
    Figure 0007318204000042
    (式中、R41及びR42はそれぞれ独立して、炭素原子数1~8のアルキル基、炭素原子数2~8のアルケニル基、炭素原子数1~8のアルコキシ基又は炭素原子数2~8のアルケニルオキシ基を表す。)
    で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上
    下記一般式(N-02-1)
    Figure 0007318204000043
    (式中、R 21 は、炭素原子数1から8のアルキル基、炭素原子数1から8のアルコキシ基、炭素原子数2から8のアルケニル基、炭素原子数2から8のアルケニルオキシ基を表し、該基中の1個又は2個以上の-CH -はそれぞれ独立して、O原子が隣り合わないように-CH=CH-、-C≡C-、-O-、-CO-、-COO-、-OCO-、1,3-シクロペンチレン基、1,3-シクロブチレン基又は1,2-シクロプロピレン基によって置換されていても良く、R 23 は、それぞれ独立して、炭素原子数1から4のアルコキシ基を表す。)で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上及び
    下記一般式(RM-22)
    Figure 0007318204000044
    (式中、P及びPはそれぞれ独立して、式(PG-1)から式(PG-5)
    Figure 0007318204000045
    (式中、ビニル基に結合しているメチル基、エチル基、n-プロピル基及びi-プロピル基中の水素原子は1個又は2個以上のフッ素原子により置換されていてもよく、該基中の-CH-は酸素原子で置換されていても良い。)
    で表される重合性基を表し、S及びSは、それぞれ独立して、単結合又は炭素原子数1~5のアルキレン基を表し、該アルキレン基中の1個の-CH-又は隣接していない2個以上の-CH-は、-O-、-OCO-又は-COO-で置換されても良く、AからAはそれぞれ独立して炭素原子数1~5のアルキル基、炭素原子数1~5のアルコキシ基、フッ素原子又は水素原子を表す。)
    で表される重合性化合物を1種又は2種以上含有する液晶組成物であって、
    前記式(III-1)~(III-3)で表される化合物のうち、少なくとも前記式(III-2)で表される化合物を含有することを特徴とする液晶組成物
  2. 前記一般式(I)で表される化合物として、下記式(I-1)~(I-2)
    Figure 0007318204000046
    で表される化合物から選ばれる1種又は2種を含有する請求項1に記載の液晶組成物。
  3. 前記一般式(II)で表される化合物として、下記式(II-1)
    Figure 0007318204000047
    で表される化合物を含有する請求項1~2のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  4. 前記一般式(IV)で表される化合物として、下記式(IV-2)
    Figure 0007318204000048
    で表される化合物を含有する請求項1~のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  5. 下記一般式(N-01)~(N-04)
    Figure 0007318204000049
    (式中、R21及びR22は、それぞれ独立して、炭素原子数1から8のアルキル基、炭素原子数1から8のアルコキシ基、炭素原子数2から8のアルケニル基、炭素原子数2から8のアルケニルオキシ基を表し、該基中の1個又は2個以上の-CH-はそれぞれ独立して、O原子が隣り合わないように-CH=CH-、-C≡C-、-O-、-CO-、-COO-、-OCO-、1,3-シクロペンチレン基、1,3-シクロブチレン基又は1,2-シクロプロピレン基によって置換されていても良く、Zは、それぞれ独立して、単結合、-CHCH-、-OCH-、-CHO-、-COO-、-OCO-、-OCF-、-CFO-、-CH=CH-、-CF=CF-又は-C≡C-を表し、mは、それぞれ独立して、1又は2を表す。)
    で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上含有する請求項1~のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  6. 前記一般式(I)、(II)、(III)、(IV)及び(RM-22)で表される化合物の総量が40~70重量%である請求項1~のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  7. 液晶層に含まれる液晶分子のホメオトロピック配列又はホモジニアス配向を誘起する機能を備えた配向助剤を含有する請求項1~のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  8. 前記配向助剤が少なくとも1つの極性基を有する請求項に記載の液晶組成物。
  9. 前記配向助剤が少なくとも1つの重合性基を有する請求項又はに記載の液晶組成物。
  10. 請求項1~のいずれか1項に記載の液晶組成物を用いた液晶表示素子。
  11. 請求項1~のいずれか1項に記載の液晶組成物を用いたアクティブマトリックス駆動用液晶表示素子。
  12. 請求項1~のいずれか1項に記載の液晶組成物を用いたVA型、IPS型、FFS型、PSA型又はPSVA型の液晶表示素子。
  13. 少なくとも一方の基板に配向膜を有さない請求項1012のいずれか1項に記載の液晶表示素子。
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