JP7318172B1 - 焼結体及び切削工具 - Google Patents

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Abstract

焼結体は、ダイヤモンド粒子と、結合材とを備える。ダイヤモンド粒子中における硼素濃度は、0.001質量パーセント以上0.9質量パーセント以下である。結合材中における硼素濃度は、0.5質量パーセント以上40質量パーセント以下である。

Description

本開示は、焼結体及び切削工具に関する。
特許文献1(特開2008-133172号公報)には、焼結体が記載されている。特許文献1に記載の焼結体は、硼素がドープされているダイヤモンド粉末及び炭酸塩粉末を混合するとともに、その混合物を加熱・加圧することにより形成されている。
特許文献2(特開昭58-199777号公報)には、焼結体が記載されている。特許文献2に記載の焼結体は、ダイヤモンド粉末及び触媒金属粉末を混合するとともに、その混合物を加熱・加圧することにより形成されている。なお、触媒金属粉末は、炭化硼素添加粉末と、金属粉末(鉄、ニッケル、コバルト等)とを含んでいる。
特開2008-133172号公報 特開昭58-199777号公報
本開示の焼結体は、ダイヤモンド粒子と、結合材とを備えている。ダイヤモンド粒子中における硼素濃度は、0.001質量パーセント以上0.1質量パーセント以下である。結合材中における硼素濃度は、0.01質量パーセント以上0.5質量パーセント以下である。
図1は、切削インサート100の平面図である。 図2は、切削インサート100の斜視図である。 図3は、刃先部20を構成している焼結体の製造方法を示す工程図である。
[本開示が解決しようとする課題]
本発明者らが鋭意検討した結果、特許文献1に記載の焼結体及び特許文献2に記載の焼結体を切削工具に適用した場合に、工具寿命に改善の余地があることがわかった。本開示は、切削工具に適用した場合に工具寿命を改善可能な焼結体を提供するものである。
[本開示の効果]
本開示の焼結体によると、切削工具に適用した場合に工具寿命を改善可能である。
[本開示の実施形態の説明]
まず、本開示の実施形態を列記して説明する。
(1)一実施形態に係る焼結体は、ダイヤモンド粒子と、結合材とを備えている。ダイヤモンド粒子中における硼素濃度は、0.001質量パーセント以上0.1質量パーセント以下である。結合材中における硼素濃度は、0.01質量パーセント以上0.5質量パーセント以下である。
上記(1)の焼結体によると、切削工具に適用した場合に工具寿命を改善可能である。
(2)上記(1)の焼結体では、結合材中における硼素濃度が、0.05質量パーセント以上0.5質量パーセント以下であってもよい。
(3)上記(1)又は(2)の焼結体は、結合材中に析出している化合物をさらに備えていてもよい。化合物は、コバルト、硼素及び炭素のうちの少なくとも2つ以上を含有していてもよい。X線回折を行った際の化合物のピーク強度をダイヤモンドのピーク強度で除した値は、0.15以下であってもよい。
(4)上記(3)の焼結体では、化合物がCo22、WCo21、WCo及びCoWBの少なくともいずれかであってもよい。
(5)上記(3)又は(4)の焼結体では、X線回折を行った際の化合物のピーク強度をダイヤモンドのピーク強度で除した値が、0.01以上0.15以下であってもよい。
(6)上記(1)~(5)の焼結体では、結合材を除去した状態で測定される抵抗率はが3.0Ω・cm以下であってもよい。
上記(6)の焼結体によると、切削工具に適用した場合にトライボプラズマの発生を抑制可能である。
(7)上記(1)~(6)の焼結体では、ダイヤモンド粒子の平均粒径が0.5μm以上50μm以下であってもよい。焼結体中におけるダイヤモンド粒子の割合は、80体積パーセント以上99体積パーセント以下であってもよい。
(8)上記(1)~(7)の焼結体では、結合材が、単体金属、合金及び金属間化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。単体金属、合金及び金属間化合物は、周期表の第4族元素、周期表の第5族元素、周期表の第6属元素、鉄、アルミニウム、珪素、コバルト及びニッケルからなる群より選択された少なくとも1種の金属元素を含んでいてもよい。
(9)上記(1)~(8)の焼結体では、結合材が、少なくともコバルトを含んでいてもよい。
(10)一実施形態に係る切削工具は、刃先部を備えている。刃先部は、上記(1)~(9)の焼結体により形成されている。
上記(10)の切削工具によると、工具寿命を改善可能である。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態の詳細を、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。
実施形態に係る切削工具は、例えば、切削インサート100である。実施形態に係る切削工具は切削インサート100に限られないが、以下においては、切削インサート100を実施形態に係る切削工具の例として説明を行う。実施形態に係る切削工具の他の例としては、ドリル、エンドミル、耐磨工具等が挙げられる。
(実施形態に係る切削工具の構成)
切削インサート100の構成を説明する。
<切削インサート100の概略構成>
図1は、切削インサート100の平面図である。図2は、切削インサート100の斜視図である。図1及び図2に示されるように、切削インサート100は、基材10と、刃先部20とを有している。切削インサート100は、平面視において多角形形状(例えば、三角形形状)である。多角形形状(三角形形状)は、厳密な多角形形状(三角形形状)でなくてもよい。より具体的には、切削インサート100の平面視におけるコーナは、丸まっていてもよい。
基材10は、平面視において多角形形状(例えば三角形形状)である。基材10は、頂面10aと、底面10bと、側面10cとを有している。頂面10a及び底面10bは、基材10の厚さ方向における端面である。底面10bは、基材10の厚さ方向における頂面10aの反対面である。側面10cは、頂面10a及び底面10bに連なっている面である。
頂面10aは、取り付け部10dを有している。取り付け部10dは、平面視において頂面10aのコーナに位置している。取り付け部10dにおける頂面10aと底面10bとの間の距離は、取り付け部10d以外における頂面10aと底面10bとの間の距離よりも小さくなっている。すなわち、取り付け部10dと取り付け部10d以外の頂面10aの部分との間には、段差がある。
基材10には、貫通穴11が形成されている。貫通穴11は、基材10を厚さ方向に貫通している。貫通穴11は、平面視における基材10の中央に形成されている。切削インサート100は、例えば、貫通穴11に固定部材(図示せず)が挿入されるとともに、当該固定部材が工具ホルダ(図示せず)に締結されることにより、切削加工に供される。但し、基材10には、貫通穴11が形成されていなくてもよい。
基材10は、例えば、超硬合金により形成されている。超硬合金は、炭化物粒子及び結合材を焼結した複合材料である。この炭化物粒子は、例えば、炭化タングステン、炭化チタン、炭化タンタル等の粒子である。この結合材は、例えば、コバルト、ニッケル、鉄等である。但し、基材10は、超硬合金以外の材料により形成されてもよい。
刃先部20は、取り付け部10dに取り付けられている。刃先部20は、例えばろう付けにより、基材10に取り付けられている。刃先部20は、すくい面20aと、逃げ面20bと、切れ刃20cとを有している。すくい面20aは、取り付け部10d以外の頂面10aの部分に連なっている。逃げ面20bは、側面10cに連なっている。切れ刃20cは、すくい面20aと逃げ面20bとの稜線に形成されている。刃先部20の底面(すくい面20aの反対面)には、バックメタル21が配置されていてもよい。バックメタル21は、例えば、超硬合金により形成されている。
<刃先部20を構成している焼結体の詳細構成>
刃先部20は、ダイヤモンド粒子と、結合材とを含む焼結体により形成されている。刃先部20を構成している焼結体中におけるダイヤモンド粒子の平均粒径は、0.5μm以上50μm以下であることが好ましい。刃先部20を構成している焼結体中におけるダイヤモンド粒子の割合(体積比率)は、80体積パーセント以上99体積パーセント以下であることが好ましい。結合材は、例えば、コバルトを含んでいる。結合材は、コバルトに加え、タングステン、チタンを含んでいてもよい。結合材中において最も含有量の多い成分は、コバルトであることが好ましい。
刃先部20を構成している焼結体中におけるダイヤモンド粒子の平均粒径は、以下の方法により算出される。
刃先部20を構成している焼結体中におけるダイヤモンド粒子の平均粒径の算出においては、第1に、刃先部20の任意の位置から、断面を含む試料が切り出される。この試料の切り出しは、例えば、集束イオンビーム装置、クロスポリッシャ装置等を用いて行われる。
第2に、切り出された試料の断面が、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)により観察される。この観察により、切り出された試料の断面における反射電子像(以下「SEM画像」ととする)が得られる。SEMによる観察では、測定視野内に100個以上のダイヤモンド粒子が含まれるように倍率が調整される。SEM画像は、切り出された試料の断面内の5箇所で取得される。
第3に、SEM画像に対して画像処理を行うことにより、測定視野内に含まれているダイヤモンド粒子の粒径の分布を取得する。このダイヤモンド粒子の粒径の分布は、個数基準の分布である。この画像処理は、例えば三谷商事株式会社製のWin ROOF ver.7.4.5、WinROOF2018等を用いて行われる。各々のダイヤモンド粒子の粒径は、画像処理の結果として得られた各々のダイヤモンド粒子の面積から円相当径を算出することにより得られる。なお、ダイヤモンド粒子の粒径の分布の取得に際して、一部が測定視野外にあるダイヤモンド粒子は、考慮されない。
第4に、上記のようにして得られた測定視野内に含まれているダイヤモンド粒子の粒径の分布から、測定視野内に含まれているダイヤモンド粒子のメジアン径が決定される。この決定されたメジアン径を5つのSEM画像について平均した値が、刃先部20を構成している焼結体中におけるダイヤモンド粒子の平均粒径であると見做される。
刃先部20を構成している焼結体中におけるダイヤモンド粒子の割合は以下の方法により算出される。刃先部20を構成している焼結体中におけるダイヤモンド粒子の割合の算出においては、第1に、刃先部20の任意の位置から、断面を含む試料が切り出される。この試料の切り出しは、例えば、集束イオンビーム装置、クロスポリッシャ装置等を用いて行われる。
第2に、切り出された試料の断面が、SEMにより観察される。この観察により、切り出された試料の断面におけるSEM画像が得られる。SEMによる観察では、測定視野内に100個以上のダイヤモンド粒子が含まれるように倍率が調整される。SEM画像は、切り出された試料の断面内の5箇所で取得される。
第3に、SEM画像に対して画像処理を行うことにより、測定視野内に含まれているダイヤモンド粒子の割合を算出する。この画像処理は、例えば、三谷商事株式会社製のWin ROOF ver.7.4.5、WinROOF2018等を用いてSEM画像の二値化処理を行うことにより行われる。二値化処理後のSEM画像における暗視野は、ダイヤモンド粒子が存在する領域に対応する。この暗視野の面積を測定領域の面積で除した値が、刃先部20を構成している焼結体中におけるダイヤモンド粒子の体積比率であると見做される。
ダイヤモンド粒子中における硼素濃度は、0.001質量パーセント以上0.1質量パーセント以下である。結合材中における硼素濃度は、0.01質量パーセント以上0.5質量パーセント以下である。結合材中における硼素濃度は、ダイヤモンド粒子中の硼素濃度以上であることが好ましい(すなわち、結合材中における硼素濃度からダイヤモンド粒子中における硼素濃度を減じた値は、0質量パーセント以上であることが好ましい)。結合材中における硼素濃度は、0.05質量パーセント以上0.5質量パーセント以下であってもよい。
ダイヤモンド粒子中における硼素濃度及び結合材中における硼素濃度は、以下の方法により測定される。
ダイヤモンド粒子中における硼素濃度及び結合材中における硼素濃度の測定では、第1に、刃先部20の任意の位置から試料が切り出される。第2に、切り出された試料が酸処理される。この酸処理により、試料に含まれる結合材の成分が、実質的に全て酸中に溶解される。すなわち、この酸処理後の試料は、実質的にダイヤモンド粒子のみからなる。
上記の酸処理は、フッ硝酸水溶液が用いて行われる。このフッ硝酸水溶液は、フッ化水素の50パーセント濃度水溶液及び硝酸の60パーセント濃度水溶液を1:1の割合で混合することにより生成される。上記の酸処理は、試料を上記のフッ硝酸水溶液中に浸し、200℃で48時間保持することにより行われる。
第3に、酸処理後の試料に対してグロー放電質量分析を行うことにより、ダイヤモンド粒子中の硼素濃度が測定される。また、酸処理に用いられた酸に対して誘導結合プラズマ(Induced Coupled Plasma)分析を行うことにより、結合材中の硼素濃度が測定される。
結合体中には、化合物が析出していてもよい。結合体中に析出している化合物は、コバルト、硼素及び炭素のうちの少なくとも2つ以上を含有している。結合体中に析出している化合物は、例えば、Co22、WCo21、WCo及びCoWBの少なくともいずれかである。
刃先部20を構成している焼結体に対してX線回折を行った際の化合物のピーク強度をダイヤモンドのピーク強度で除した値は、例えば0.15以下である。刃先部20を構成している焼結体に対してX線回折を行った際の化合物のピーク強度をダイヤモンドのピーク強度で除した値は、0.01以上0.15以下であることが好ましい。なお、刃先部20を構成している焼結体に対してX線回折を行った際の化合物のピーク強度をダイヤモンドのピーク強度で除した値は、例えば、0よりも大きい。
刃先部20を構成している焼結体に対してX線回折を行った際の化合物のピーク強度をダイヤモンドのピーク強度で除した値は、以下の方法で行われる。第1に、刃先部20の任意の位置から、断面を含む試料が切り出される。この試料の切り出しは、例えば、集束イオンビーム装置、クロスポリッシャ装置等を用いて行われる。第2に、上記の断面において、ダイヤモンド粒子及び結合材の組成がX線回折法により求められる。第3に、上記の断面において、X線回折法で分析を行うことにより、X線回折パターンが得られる。X線回折法による分析は、特性X線が波長1.54オングストロームのCu-Kα線、管電圧が40kV、管電流が15mA、フィルターが多層ミラー、光学系が集中法との条件を用いて、θ-2θ法により行われた。
第4に、上記のX線回折パターンと上記のダイヤモンド粒子及び結合材の組成とに基づいて、各成分に由来するピーク強度(ピークの高さ、cps)が求められる。ピーク強度は、各成分の第1ピークを用いて求められる。第5に、上記のようにして得られた結合材中の化合物のピーク強度の合計をダイヤモンドのピークの合計で除することにより、刃先部20を構成している焼結体に対してX線回折を行った際の化合物のピーク強度をダイヤモンドのピーク強度で除した値が得られる。
結合材を除去した後における刃先部20を構成している焼結体の抵抗率は、好ましくは3.0Ω・cm以上である。結合材の除去は、ダイヤモンド粒子中の硼素濃度を測定する際と同様の酸処理で行われる。焼結体の抵抗率の測定は、4端子法により行われる。焼結体の抵抗率の測定は、測定装置としてKEITHLEY社製182 SENSITIVE DIGITAL VOLTMETERを用いて、測定温度が22℃、測定湿度が60パーセント、電極間隔が0.5mmとの条件で行われる。測定装置のプローブとしては、NTTアドバンステクノロジー製4探針プローブが用いられる。刃先部20を構成している焼結体から3mm×1mm×6mmのサンプルが切り出され、抵抗率の測定に供される。
粉末準備工程S1で準備されるダイヤモンド粉末中には硼素が含まれておらず、硼素は焼結工程S3においてダイヤモンド粒子中に取り込まれるため、硼素はダイヤモンド粒子の表面近傍に偏在している。そのため、ダイヤモンド粒子中の硼素濃度が同一であれば、結合材を除去した後における刃先部20を構成している焼結体の抵抗率は、予め硼素がドープされているダイヤモンド粉末を焼結した焼結体の抵抗率と比較して小さくなる。
<刃先部20を構成している焼結体の製造方法>
図3は、刃先部20を構成している焼結体の製造方法を示す工程図である。図3に示されるように、刃先部20を構成している焼結体の製造方法は、粉末準備工程S1と、粉末混合工程S2と、焼結工程S3とを有している。
粉末準備工程S1では、ダイヤモンド粉末と、結合材粉末と、硼素添加粉末とが準備される。ダイヤモンド粉末はダイヤモンドの粉末であり、結合材粉末は結合材を構成している材料により形成されている粉末である。硼素添加粉末は、硼素又は酸化硼素の粉末である。ダイヤモンド粉末、結合材粉末及び硼素添加粉末の割合は、刃先部20を構成している焼結体中におけるダイヤモンド粒子の体積比率並びにダイヤモンド粒子中及び結合材中における硼素濃度に応じて適宜選択される。
粉末混合工程S2は、例えば、第1工程と、第1工程の後に行われる第2工程とに分けられている。第1工程では、硼素添加粉末の粉砕が行われる。硼素添加粉末の粉砕は、例えば、硼素添加粉末の平均粒径が5μm以下となるように行われる。硼素添加粉末の粉砕は、硼素添加粉末にダイヤモンド粉末及び結合材粉末を混合した上で行われてもよい。硼素添加粉末の粉砕は、硼素添加粉末の平均粒径が0.5μm以下となるように行われることが好ましい。硼素添加粉末の平均粒径は、例えばマイクロトラック等の粒度分布測定装置により測定される。粉砕後の硼素添加粉末の平均粒径が小さくなるほど、焼結工程S3におけるダイヤモンド粒子中へ硼素が取り込まれやすくなる。第2工程では、ダイヤモンド粉末、結合材粉末及び粉砕後の硼素添加粉末が混合される。この混合は、例えばアトライタ又はボールミルを用いて行われる。但し、混合方法は、これらに限られるものではない。以下においては、ダイヤモンド粉末、結合材粉末及び硼素添加粉末の混合されたものを、「混合粉末」とする。
焼結工程S3では、混合粉末に対して、焼結が行われる。この焼結は、混合粉末を容器内に配置するととともに、所定の焼結圧力において混合粉末を所定の焼結温度で保持することにより行われる。この容器は、混合粉末(焼結体)への不純物の混入を防止するために、タンタル、ニオブ等の高融点金属により形成されている。焼結温度は、ダイヤモンド粒子中における硼素濃度及び結合材中の硼素濃度に応じて適宜選択される。焼結温度は、例えば1500℃以上1700℃以下である。なお、焼結温度が高くなるほど硼素のダイヤモンド粒子中への拡散が生じやすくなるが、焼結温度が高すぎるとダイヤモンドのグラファイト化が進行しやすくなり結合材の強度が低下する。焼結圧力は、例えば4.5GPa以上6.5GPa以上である。保持時間は、例えば40分以上60分未満である。
(実施形態に係る切削工具の効果)
以下に、切削インサート100の効果を説明する。
ダイヤモンド粒子中に硼素が存在することにより、ダイヤモンド粒子の耐酸化性が改善される結果、刃先部20の耐摩耗性が改善される。本発明者らが見出した知見によると、ダイヤモンド粒子中の硼素濃度が0.001質量パーセント未満である場合、硼素によるダイヤモンド粒子の耐酸化性の改善効果が乏しい。他方で、ダイヤモンド粒子中の硼素濃度が0.1質量パーセントを超えると、ダイヤモンド粒子中の硼素量が過剰となってダイヤモンド粒子の硬度が低下し、刃先部20の耐摩耗性がかえって低下する。
焼結工程S3では、結合材粉末が溶融し、硼素添加粉末が溶融した結合材に溶解する。そして、ダイヤモンド粉末の一部が溶融した結合材中に溶解し、ダイヤモンド粒子が再析出することにより、ダイヤモンド粒子同士の結合(ネッキング)が進行する。溶解した結合材中の硼素は焼結助剤として作用するため、結合材中の硼素濃度が0.01質量パーセント未満である場合、ダイヤモンド粒子同士のネッキングが生じにくい。また、本発明者らの見出した知見によると、結合材中の硼素濃度が0.5質量パーセントを超える場合、コバルト、硼素、炭素等を含む化合物が、結合材中に析出しやすくなる。結合材中の化合物は、結合材の強度を低下させ、耐摩耗性を低下させる。
切削インサート100では、刃先部20を構成している焼結体に含まれているダイヤモンド粒子中の硼素濃度が0.001質量パーセント以上0.1質量パーセント以下であるため、ダイヤモンド粒子の硬度が維持されつつ、ダイヤモンド粒子の耐酸化性が改善されている。切削インサート100では、刃先部20を構成している焼結体に含まれる結合材中の硼素濃度が0.01質量パーセント以上0.5質量パーセント以下であるため、ダイヤモンド粒子間のネックグロス強度を確保することができるとともに、結合材の強度を確保することができる。このように、切削インサート100によると、刃先部20の耐摩耗性が改善される。
刃先部20を構成している焼結体中のダイヤモンド粒子の平均粒径が0.5μm未満である場合、ダイヤモンド粒子の表面積が大きくなるため、ダイヤモンド粒子の表面における酸化が進みやすくなる。刃先部20を構成している焼結体中のダイヤモンド粒子の平均粒径が50μm超である場合、刃先部20を構成している焼結体の靭性が低下し、欠損が生じやすくなる。そのため、刃先部20を構成している焼結体中のダイヤモンド粒子の平均粒径を0.5μm以上50μm以下とすることにより、刃先部20の耐摩耗性がさらに改善される。
刃先部20を構成している焼結体中のダイヤモンド粒子の割合が80体積パーセント未満である場合、刃先部20の硬度が低下する。そのため、刃先部20を構成している焼結体中のダイヤモンドの割合を80体積パーセント以上99体積パーセント以下とすることにより、刃先部20の耐摩耗性がさらに改善される。
刃先部20と被削材との接触により刃先部20が帯電すると、刃先部20と被削材との間でトライボプラズマが発生し、刃先部20の摩耗が進行しやすくなることがある。結合材を除去した後に測定される刃先部20を構成している焼結体の抵抗率が3.0Ω・cm以下である場合には、被削材との接触により刃先部20が帯電しにくくなり、トライボプラズマの発生による刃先部20の摩耗の進行を抑制可能である。
(実施例)
粉末準備工程S1において準備される硼素添加粉末の粒径と刃先部20を構成している焼結体に含まれている結合材中の硼素濃度との関係を評価するために、焼結体のサンプルとして、サンプル1及びサンプル2が準備された。表1に示されているように、サンプル1及びサンプル2では、結合材粉末の質量に対する硼素添加粉末の質量の割合(硼素添加粉末の質量を結合材粉末の質量で除した値)、焼結圧力、焼結温度及び焼結時間が同一であった。しかしながら、サンプル1では硼素添加粉末の平均粒径が5μm以下であった一方、サンプル2では硼素添加粉末の平均粒径が5μm超であった。
Figure 0007318172000001
表1に示されているように、サンプル1では、結合材中の硼素濃度が0.01質量パーセント以上0.5質量パーセント以下の範囲内にあった。サンプル2では、結合材中の硼素濃度が0.01質量パーセント以上0.5質量パーセント以下の範囲内になかった。なお、サンプル1及びサンプル2では、ダイヤモンド粒子中の硼素濃度が0.001質量パーセント以上0.1質量パーセント以下の範囲内にあった。この比較から、硼素添加粉末の平均粒径が5μm以下とすることにより、結合材中の硼素濃度が0.01質量パーセント以上0.5質量パーセント以下にできることが明らかになった。
刃先部20を構成している焼結体に含まれているダイヤモンド粒子中及び結合材中の硼素濃度と刃先部20の耐摩耗性との関係を評価するために、焼結体のサンプルとして、サンプル3からサンプル24が準備された。サンプル3からサンプル24では、表2に示されるように、刃先部20を構成している焼結体に含まれているダイヤモンド粒子中及び結合材中の硼素濃度が変化された。
Figure 0007318172000002
ダイヤモンド粒子中の硼素濃度が0.001質量パーセント以上0.1質量パーセント以上であることを条件Aとし、結合材中の硼素濃度が0.01質量パーセント以上0.1質量パーセント以下であることを、条件Bとする。サンプル3からサンプル18では、条件A及び条件Bの双方が満たされていた。サンプル19からサンプル24では、条件A及び条件Bの少なくとも一方が満たされていなかった。
切削試験を行うため、サンプル3からサンプル24を用いて刃先部20を形成した切削インサートが準備された。この切削インサートは、住友電工ハードメタル株式会社製の切削インサートSNEW1204ADFRに対応した形状を有していた。また、この切削インサートは、住友電工ハードメタル株式会社製のホルダRF4160Rに取り付けられた上で転削加工に供された。この転削加工は、0.2mm/tの送り量、0.6mmの切り込み量で行われた。この切削加工は、クーラントを供給しないドライ加工であった。この切削加工に供された被削材の寸法は90mm×90mm×90mmであり、この切削加工に供された被削材の材質はガラス含有樹脂であった。切削試験では、平均逃げ面摩耗量が250μmに達するまでに加工できたパス数で評価された。
Figure 0007318172000003
表3に示されているように、サンプル3からサンプル18を用いて刃先部20が形成された切削インサートでは、サンプル19からサンプル24を用いて刃先部20が形成された切削インサートと比較して、加工できたパス数が多くなっていた。上記のとおり、サンプル3からサンプル18では条件A及び条件Bの双方が満たされていた一方で、サンプル19からサンプル24では条件A及び条件Bの少なくとも一方が満たされていなかった。この比較から、条件A及び条件Bの双方が満たされることにより、刃先部20の耐摩耗性が改善されることが明らかになった。
ダイヤモンド粒子の平均粒径が0.5μm以上50μm以下であることを、条件Cとする。焼結体中におけるダイヤモンド粒子の割合が80体積パーセント以上99体積パーセント以下であることを、条件Dとする。サンプル3からサンプル15では、条件A及び条件Bに加えて条件C及び条件Dが満たされていた。サンプル16からサンプル18では、条件A及び条件Bが満たされていたものの、条件C及び条件Dのいずれかが満たされていなかった。
また、サンプル3からサンプル15を用いて刃先部20が形成された切削インサートでは、サンプル16からサンプル18を用いて刃先部20が形成された切削インサートと比較して、加工できたパス数が多くなっていた。この比較から、条件C及び条件Dがさらに満たされることにより刃先部20の耐摩耗性がさらに改善されることが明らかになった。
表3には、さらにX線回折が行われた際の化合物のピーク強度をダイヤモンドのピーク強度で除した値が示されている。サンプル3からサンプル18では、X線回折が行われた際の化合物のピーク強度をダイヤモンドのピーク強度で除した値が0.15以下になっていた。結合材中の硼素濃度が0.5質量パーセント超になっているサンプル20及びサンプル21では、X線回折が行われた際の化合物のピーク強度をダイヤモンドのピーク強度で除した値が0.15超になっていた。このことから、結合材中の硼素濃度を0.5質量パーセント以下とすることによりX線回折が行われた際の化合物のピーク強度をダイヤモンドのピーク強度で除した値が0.15以下とすること、すなわち結合材中に化合物が析出することを抑制可能であることが明らかになった。
ダイヤモンド粉末に硼素が予めドーピングされていることが結合材を除去した後の焼結体の抵抗率に与える影響を評価するため、焼結体のサンプルとして、サンプル25及びサンプル26が準備された。表4に示されているように、サンプル25及びサンプル26では、ダイヤモンド粒子中の硼素濃度及び結合材中の硼素濃度が同一であった。サンプル25は、硼素がドーピングされていないダイヤモンド粉末を用いて形成された。サンプル26は、ダイヤモンド粉末の半分が予め硼素がドーピングされているものであった。
Figure 0007318172000004
表5に示されているように、サンプル25では、結合材を除去した後の焼結体の抵抗率が3.0Ω・cm以下の範囲内にあった。他方で、サンプル26では、結合材を除去した後の焼結体の抵抗率が3.0Ω・cmを超えていた。この比較から、ダイヤモンド粉末に硼素が予めドーピングされていない場合には、ダイヤモンド粒子中の硼素濃度が同一でも硼素がダイヤモンド粒子の表面に偏在し、結合材を除去した後の焼結体の抵抗率が改善されることが明らかになった。
Figure 0007318172000005
(変形例)
上記においては刃先部20を構成している焼結体に含まれる結合材がコバルトである場合を例として説明したが、刃先部20を構成している焼結体に含まれる結合材は、コバルトに限られない。
刃先部20を構成している焼結体に含まれる結合材は、単体金属、合金及び金属間化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。この単体金属、合金及び金属間化合物は、周期表の第4族元素(例えばチタン、ジルコニウム、ハフニウム)、周期表の第5族元素(例えばバナジウム、タンタル、ニオブ)、周期表の第6族元素(例えばクロム、モリブデン、タングステン)、アルミニウム、鉄、珪素、コバルト及びニッケルからなる群から選択された少なくとも1種の金属元素を含んでいる。なお、上記の周期表は、いわゆる長周期型の周期表を意味している。
上記においては、切削インサート100が基材10を有している場合を説明したが、切削インサート100は、刃先部20以外も刃先部20と同一の焼結体により形成されてもよい。
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態ではなく請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10 基材、10a 頂面、10b 底面、10c 側面、10d 取り付け部、11 貫通穴、20 刃先部、20a すくい面、20b 逃げ面、20c 切れ刃、21 バックメタル、100 切削インサート、S1 粉末準備工程、S2 粉末混合工程、S3 焼結工程。

Claims (8)

  1. ダイヤモンド粒子と、結合材とを備え、
    前記ダイヤモンド粒子中における硼素濃度は、0.001質量パーセント以上0.1質量パーセント以下であり、
    前記結合材中における硼素濃度は、0.01質量パーセント以上0.5質量パーセント以下であり、
    前記結合材は、少なくともコバルトを含む、焼結体。
  2. 前記結合材中における硼素濃度は、0.05質量パーセント以上0.5質量パーセント以下である、請求項1に記載の焼結体。
  3. 前記結合材中に析出している化合物をさらに備え、
    前記化合物は、コバルト、硼素及び炭素のうちの少なくとも2つ以上を含有しており、
    X線回折を行った際の前記化合物のピーク強度をダイヤモンドのピーク強度で除した値は、0.15以下である、請求項2に記載の焼結体。
  4. 前記化合物は、Co22、WCo21、WCo及びCoWBの少なくともいずれかである、請求項3に記載の焼結体。
  5. X線回折を行った際の前記化合物のピーク強度をダイヤモンドのピーク強度で除した値は、0.01以上0.15以下である、請求項3に記載の焼結体。
  6. 前記結合材を除去した状態で測定される抵抗率は、3.0Ω・cm以下である、請求項1に記載の焼結体。
  7. 前記ダイヤモンド粒子の平均粒径は、0.5μm以上50μm以下であり、
    前記焼結体中における前記ダイヤモンド粒子の割合は、80体積パーセント以上99体積パーセント以下である、請求項1に記載の焼結体。
  8. 刃先部を備え、
    前記刃先部は、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の前記焼結体により形成されている、切削工具。
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