JP7317951B2 - たとえば車両のためのサドルのような支持要素のためのモールド、および、このようなモールドを用いて得られ得る支持要素 - Google Patents
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Description
本発明は、たとえば、特に自転車またはモータサイクルのためのサドルといった車両のためのサドル、座部、グリップ、ハンドル、アームレスト、バックレスト、ヘッドレスト、または、スポーツおよびレジャーのための機器のような人体のための支持要素のためのモールドと、このモールドを用いて得られ得る人体のための支持要素とに関する。
現代では、自転車サドルは、ユーザの異なる解剖学的構造に適合可能である多くの構造を有し、かつ、当該ユーザにある快適性を保証し得るとともに自転車サドルが意図する特定の使用に基づく快適性要素を備える座部を含む。
-レザーから合成材料に至る異なる材料から形成され得るとともに異なる美的バリエーションを有し得るカバリング。
本発明の目的は、特に自転車といった車両のための支持要素もしくはサドルのための新しいモールド、または、その構成要素のための新しいモールドを提供することである。
従属請求項は、本発明の実施形態の好ましく有利な例を参照する。
本発明は、たとえば自転車またはモータサイクルといった車両のためのサドルを特に参照して記載されるが、サドルを参照して記載される同じ特徴は、他の支持要素、たとえば、人体のための支持要素に関しても考慮されるべきであり、これらはすべて、本特許出願の保護の範囲内であるということが理解されるであろう。当該他の支持要素の例としては、座部、グリップ、ハンドル、アームレスト、バックレスト、ヘッドレスト、スポーツおよびレジャーのための機器が挙げられる。
本発明の態様では、パディング構成要素3は、たとえば熱成形によってエチレン酢酸ビニル(EVA: ethylene-vinyl acetate)から形成され得る。
本発明の態様では、たとえば、モールド10が閉構成にある第1の動作段階において、上側の部分14および下側の部分12は、それらの内部において、キャビティ30を決定する。
外側の表面14aと反対側に存在しかつ実質的に平行である内側の表面14bは、モールド10の内部に向かって方向付けられる。
-モールド10上、たとえば特にキャビティ30の下側の壁30a上および上側の壁30b上への剥離剤の可能な適用(そのようなステップは随意に、キャビティ30の下側の壁30aを決定するためのさらに別の可動ロッド16cの形状決めされた近位端26の位置決めと、可能なアンダーカットおよび/または孔を有するベース構成要素2のその結果としての形成とを提供し得る)を行うステップと、
-挿入ユニット18によって、たとえばポリウレタンまたはポリウレタン材料といった材料をモールド10のキャビティ30に導入するステップと、
-成形されたベース構成要素2の抽出と、任意のアンダーカットおよび/または孔を自由にすることと、その結果としての成形された部品の抽出とを可能にするよう、可動ロッド16bおよびさらに別の可動ロッド16cを上昇させるステップと
の実行を提供する。
モールドの内部に向かう傾斜方向において少なくとも第1のさらに別の可動ロッド16cおよび/もしくは第1のさらに別の可動ロッド16c′を上方に移動すること、ならびに/または、
ジョイントもしくはピンもしくは拘束もしくはボール手段29によって、さらに別の可動ロッド16cの形状決めされた近位端26を回転させること、ならびに/または、
形状決めされた近位端26の舌部27および/またはピン28をさらに別の可動ロッド16c内に引き込むこと
が行われる。
-スプルーもしくはバリを形成する材料を切断するステップ、ならびに/または、
-部品をトリミングするステップ、すなわち、モールドの閉鎖外周に沿ってバリを除去するステップ、ならびに/または、
-特に、部品の表面に残存する剥離剤および/もしくは任意の粉塵から部品を洗浄するステップ、ならびに/または、
-完成したベース構成要素2を保管/ストックするステップ
のうちの少なくとも1つに晒され得る。
-サドル1の上側の部分のように形状決めされるキャビティを有するモールドを位置決めするステップと、
-(自動またはオペレータによる手動で)サドルのためのキャビティの上にカバリング4を位置決めするステップと、
-カバリング4をキャビティ壁に付着させるための真空プロセスの可能な開始を行うステップと、
-(下側の表面2bを有する)ベース構成要素2をモールド(そして、サドルのためのキャビティの方を向く上側の表面2a)に固定するステップと、
-カバリング4とベース構成要素2との間にパディング構成要素3を形成するための材料の挿入ならびに可能な硬化および/または増粘を行うステップと、
-プリントされたサドルを抽出するステップと
である。
これにより、ベース構成要素2とパディング構成要素3との間で相対的な摺動が得られ得る。所望の場合、舌部およびそれぞれの座部は、ベース構成要素2のテーパ状の前側の部分2Fおよびパディング構成要素3に形成され得る。
さらに、ポリウレタンのパディング構成要素の1つ以上のシェルを形成するという事実は、ベース構成要素とパディング構成要素との間のより良好な接着または接合を保証する。
したがって、本発明は、既知の技術の欠点を克服することを可能にし、改善された性能を有し、よりエコロジカルであり、当該セクタまたはユーザの特定のニーズにより適合可能なベース構成要素の製造を達成するということが理解され得る。
さらに、サドル1のためのベース構成要素2およびパディング構成要素3(および/またはカバリング4)を形成する材料に対して全体的な適合性を有することが可能である。廃棄物、(UN声明によって予見される2050年までの低減をさらに鑑みた)CO2排出、より低い消費、および、製造レベルと、製品の寿命の終わりに達した後の製品廃棄との両方において結果として生じる環境的影響の点で顕著な低減がなされ得る。
Claims (19)
- 自転車またはモータサイクルといった車両のためのサドル(1)、座部、グリップ、ハンドル、アーム、バック、ヘッドレスト、スポーツまたはレジャーのための機器のような、人体のための支持要素のベース構成要素(2)を形成するためのモールド(10)であって、前記モールドは、使用時において下側の部分(12)を含み、前記下側の部分(12)は、前記ベース構成要素(2)を成形するために適合されるキャビティ(30)を含み、前記モールド(10)は、抽出システム(16)を含み、前記抽出システム(16)は、使用時において前記モールド(10)および/または前記下側の部分(12)から、成形された前記ベース構成要素(2)を解放および/または持ち上げおよび/または退出させるように適合される可動ロッド(16b)と、使用時において前記ベース構成要素(2)および/またはその下側の表面(2b)にアンダーカットおよび/または孔を形成するように適合されるさらに別の可動ロッド(16c)とを含み、前記可動ロッド(16b)は、前記モールド(10)が位置する平面に実質的に垂直な鉛直方向に沿って移動可能であり、前記さらに別の可動ロッド(16c)は、少なくとも1つの第1のさらに別の可動ロッド(16c′)を含み、前記少なくとも1つの第1のさらに別の可動ロッド(16c′)は、前記キャビティ(30)のテーパ状かつ使用時において前側のゾーンに配置され、前記前側のゾーンは、前記ベース構成要素(2)の前側の部分(2F)に対応するように適合されており、前記少なくとも1つの第1のさらに別の可動ロッド(16c′)は、前記モールド(10)の内部に向かって傾斜した方向に上方に移動するとともに、前記可動ロッド(16b)が延在する前記鉛直方向に対して前記モールド(10)の内部に向かって傾斜し、および/または、前記可動ロッド(16b)のうちの少なくとも1つに向かって傾斜し、前記少なくとも1つの第1のさらに別の可動ロッド(16c′)は、使用時において、前記ベース構成要素(2)の前記下側の表面(2b)の前記前側の部分(2F)に座部(24c)を形成するような態様で実質的に楔形状である第1の近位端(26′)を含み、前記第1の近位端(26′)は、使用時において前記座部(24c)に対応する少なくとも1つの舌部(27)が出発する中央本体を含み、前記舌部(27)は、使用時において前記ベース構成要素(2)の拡大された後側の部分(2R)に対応する前記モールド(10)の端と反対側の前記モールド(10)の一端に向かうように延在することを特徴とする、モールド(10)。
- 使用時において上側の部分(14)を含み、前記上側の部分(14)は、固定された前記下側の部分(12)に対して移動可能であり、ならびに/または、前記上側の部分(14)は、可逆的な態様で、前記下側の部分(12)から離れるように移動可能である結果、モールド(10)が開かれ、および/もしくは、前記下側の部分(12)により近くなるように移動可能である結果、モールド(10)が閉じられる、請求項1に記載のモールド(10)。
- 前記可動ロッド(16b)および/もしくは前記さらに別の可動ロッド(16c)は、使用時において、抽出プレート(16a)によって移動され、ならびに/または、前記可動ロッド(16b)および/もしくは前記さらに別の可動ロッド(16c)は、前記下側の部分(12)から離れるように上方に、もしくは、前記下側の部分(12)により近くなるように下方に可逆的に移動され、ならびに/または、実質的に円筒形のセクションを有するロッド、および/もしくは、実質的に剛性および/もしく移動時において変形不能な単一の本体を含む、請求項1または2に記載のモールド(10)。
- 前記さらに別の可動ロッド(16c)は各々、形状決めされた近位端(26)を有し、前記近位端(26)は、使用時において、前記キャビティ(30)に向かうよう方向付けられており、前記近位端(26)は、使用時において、前記ベース構成要素(2)および/またはその下側の表面(2b)に前記アンダーカットおよび/または孔を得るように適合される、請求項1~3のいずれか1項に記載のモールド(10)。
- 前記さらに別の可動ロッド(16c)は、少なくとも1つの第2のさらに別の可動ロッド(16c″)を含み、前記少なくとも1つの第2のさらに別の可動ロッド(16c″)は、前記キャビティ(30)の拡大されかつ使用時において後側のゾーンに配置され、前記後側のゾーンは、前記ベース構成要素(2)の前記後側の部分(2R)に対応するように適合されており、前記少なくとも1つの第2のさらに別の可動ロッド(16c″)は、使用時において前記ベース構成要素(2)の前記下側の表面(2b)の前記後側の部分(2R)に少なくとも1つの座部(24b)を形成するような態様で実質的にピン(28)の形状である少なくとも1つの第2の近位端(26″)を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載のモールド(10)。
- 前記ピン(28)は、前記少なくとも1つの第2の近位端(26″)の中央本体から始まって、前記少なくとも1つの第1のさらに別の可動ロッド(16c′)が位置決めされる前記モールド(10)の端とは反対側の前記モールド(10)の一端に向かうように延在する、請求項5に記載のモールド(10)。
- 前記近位端(26)、前記第1の近位端(26′)、及び前記第2の近位端(26″)の各々は、前記ベース構成要素(2)および/またはその下側の表面(2b)において、前記アンダーカットおよび/もしくは孔ならびに/または前記座部(24c)および前記座部(24b)を決定することを可能にし、サドル(1)のフォーク(5)との接続を決定するのに好適である、請求項5または6に記載のモールド(10)。
- 前記さらに別の可動ロッド(16c)および/または前記少なくとも1つの第1のさらに別の可動ロッド(16c′)ならびに前記少なくとも1つの第2のさらに別の可動ロッド(16c″)のうちの少なくとも1つは、使用時において、前記可動ロッド(16b)が延在する前記鉛直方向に対して前記モールド(10)の内部に向かって傾斜する方向、および/または、
前記モールド(10)が位置する前記平面に対して傾斜する方向に沿って、上方に移動される、請求項5~7のいずれか1項に記載のモールド(10)。 - 前記さらに別の可動ロッド(16c)の形状決めされた前記近位端(26)は、前記近位端(26)の傾斜を変更可能な態様で、ジョイントもしくはピン手段もしくは拘束手段もしくはボール手段(29)によって、それぞれの前記さらに別の可動ロッド(16c)に旋回もしくはヒンジ付けもしくは拘束され、ならびに/または、前記さらに別の可動ロッド(16c)の形状決めされた前記近位端(26)は、引き込み可能な舌部(27)および/もしくはピン(28)のような引込可能手段を含み、前記引込可能手段は、前記ベース構成要素(2)に成形された可能な前記アンダーカットおよび/もしくは孔を使用時において解放するように、前記舌部(27)および/または前記ピン(28)が、使用時において、それぞれの前記さらに別の可動ロッド(16c)内に引き込まれるように適合される、請求項4に記載のモールド(10)。
- 前記下側の部分(12)は、使用時において、上側の面(12a)および下側の面(12b)を有し、前記下側の面(12b)は、前記モールド(10)が位置する前記平面に実質的に平行であり、前記下側の面(12b)の反対側に存在しかつ実質的に平行である前記上側の面(12a)は、前記モールド(10)の内部に向かって方向付けられており、前記上側の面(12a)は、使用時において前記ベース構成要素(2)の下側の表面(2b)を成形するように適合される、前記キャビティ(30)の下側の壁(30a)を決定するレリーフゾーンを有する、請求項4または9に記載のモールド(10)。
- 前記キャビティ(30)の前記下側の壁(30a)は、特定のエリアにおいて、前記さらに別の可動ロッド(16c)の形状決めされた前記近位端(26)によって影響を受ける、請求項10に記載のモールド(10)。
- 前記上側の部分(14)は、使用時において外側の表面(14a)および内側の表面(14b)を有し、前記外側の表面(14a)は前記モールド(10)が位置する前記平面に実質的に平行であり、前記外側の表面(14a)の反対側に存在しかつ実質的に平行である前記内側の表面(14b)は、前記モールド(10)の内部に向かって方向付けられており、前記内側の表面(14b)は、使用時において前記ベース構成要素(2)の上側の表面(2a)を成形するように適合される、前記キャビティ(30)の上側の壁(30b)を決定する凹状ゾーンを有し、ならびに/または、前記上側の部分(14)は、ピン手段(14c)を有し、前記ピン手段(14c)は、可逆的および/もしくは摺動可能な態様で、前記モールド(10)の前記下側の部分(12)、前記ピン手段(14c)を収容するように適合される前記下側の部分(12)の座部手段(12c)と係合するように適合される、請求項2に記載のモールド(10)。
- 前記ベース構成要素(2)の材料のための挿入ユニット(18)を含み、前記挿入ユニット(18)は、前記キャビティ(30)を既知のタイプの挿入システムと流体連通するように配置することが可能な孔(18a)を含み、および/または、前記下側の部分(12)は、前記孔(18a)に配置されるパイロットチャンネル(18b)を含み、前記パイロットチャンネル(18b)は、使用時において、前記挿入システムから到来するとともに使用時において前記ベース構成要素(2)を構成する材料を流体または液体の状態で搬送することが可能である、請求項1~12のいずれか1項に記載のモールド(10)。
- 支持ベース(20a)を有する支持台(20)を含み、前記支持台(20)は、前記下側の部分(12)の下に配置され、および/または、前記支持台(20)は、前記抽出システム(16)を少なくとも部分的に収容する、請求項1~13のいずれか1項に記載のモールド(10)。
- 自転車またはモータサイクルといった車両のためのサドルであって、前記サドル(1)は、自転車またはモータサイクルのような車両のフレームに拘束されるようにセットされるベース構成要素(2)と、前記ベース構成要素(2)上に配されるパディング構成要素(3)と、カバー要素またはカバリング(4)とを含み、前記ベース構成要素(2)は、請求項1~14のいずれか1項に記載のモールドによって得られ、前記ベース構成要素(2)は上側の表面(2a)および下側の表面(2b)を含み、前記パディング構成要素(3)は、前記ベース構成要素(2)の前記上側の表面(2a)に接触することが意図されるおよび/または前記ベース構成要素(2)の前記上側の表面(2a)により拘束されることが意図される上側の表面(3a)および下側の表面(3b)を含み、
前記ベース構成要素(2)は、少なくとも部分的にまたは全体的にポリウレタンまたはポリウレタン材料から形成されており、
前記ポリウレタンもしくはポリウレタン材料は、トルエンジイソシアネート、メチレンジイソシアネートもしくはその変性イソシアネートの変種のようなポリイソシアネートと、架橋剤、および触媒を含有するポリエーテルおよび/またはポリエステルを基にするポリオール組成物との間の反応から得られ、
前記サドルは、前記パディング構成要素(3)を前記ベース構成要素(2)に取り外し可能に拘束するための手段を含み、前記取り外し可能な拘束手段は、ねじ、スナップ係合手段、または、接続手段を含む、サドル。 - 前記ベース構成要素(2)を越えて、前記パディング構成要素(3)および/または前記カバー要素またはカバリング(4)もポリウレタンまたはポリウレタン材料から形成される、請求項15に記載のサドル。
- 前記サドルは、自転車といった車両のためのサドル(1)であり、前記ベース構成要素(2)は、自転車のような車両のフレームに拘束されるようにセットされ、前記ベース構成要素(2)は、前記ベース構成要素(2)と前記フレームとの間の接続のために、フォーク構成要素またはフォーク(5)を含み、前記フォーク構成要素またはフォーク(5)は、円形のバーまたはプロング(5a)のペアによって形成されるU字形状の構成要素を通常含み、前記円形のバーまたはプロング(5a)のペアは各々、使用時において後側の一端(5b)と、使用時において前側の一端(5c)とを有し、前記後側の一端(5b)および前記前側の一端(5c)は前記ベース構成要素(2)に拘束され、それぞれの座部(24)において係合され、前記前側の一端(5c)は、U字形状の接続部分によりブリッジとして連結され、または、前記ベース構成要素(2)は、前記ベース構成要素(2)と、自転車といった車両のフレームのようなフレームとの間の接続のために、含み、前記ベース構成要素(2)は、自転車のような車両のフレームに拘束されるようにセットされ、前記ベース構成要素(2)は、前記ベース構成要素(2)と前記フレームとの間の接続のために、直接的に座部ポストチューブに接続可能である剛性シェルのない接続フォーク、または、統合された座部ポストチューブを有するシェル、または、環状フォークを有するシェルを含む、請求項15または16に記載のサドル。
- 前記下側の表面(2b)およびそのテーパ状の前側の部分(2F)における前記ベース構成要素(2)は、座部(24c)を有し、前記座部(24c)は、前記フォーク(5)の前記プロングの前記前側の一端(5c)を受け入れて拘束するように形状決めされ、ならびに/または、前記フォーク(5)のU字形状に接続された前記前側の一端(5c)を受け入れて拘束するように適合される形状を有し、ならびに/または、前記下側の表面(2b)およびその拡大された後側の部分(2R)における前記ベース構成要素(2)は、少なくとも1つもしくは2つの座部(24b)を有し、前記少なくとも1つもしくは2つの座部(24b)は、前記フォーク(5)の前記プロングの前記後側の一端(5b)を受け入れて拘束するように形状決めされる、請求項17に記載のサドル。
- 自転車またはモータサイクルといった車両のためのサドル、座部、グリップ、ノブ、アーム、バック、ヘッドレスト、スポーツまたはレジャーのための機器のような、人体のための支持要素のベース構成要素(2)を形成するための方法であって、
下側の部分(12)およびキャビティ(30)を含む、請求項1~14のいずれか1項に記載のモールド(10)を提供するステップと、
前記モールド(10)の前記キャビティ(30)の表面に剥離剤を適用し、前記ベース構成要素(2)を前記モールド(10)の前記キャビティ(30)内で形成するように適合される材料を射出、噴霧または挿入するステップと、
前記材料を凝固させるステップと、
成形された前記ベース構成要素(2)を前記モールド(10)の前記下側の部分(12)から持ち上げおよび/または取り外すように、1つ以上の可動ロッド(16b)を鉛直方向上方に移動するステップと、
1つ以上のさらに別の可動ロッド(16c)を上方に移動するステップとを含み、前記1つ以上のさらに別の可動ロッド(16c)の各々には、形状決めされた近位端(26)が設けられており、このような形状決めされた近位端(26)は、前記キャビティ(30)の下側の壁(30a)の少なくとも部分と、前記ベース構成要素(2)の前記下側の表面(2b)における可能なアンダーカットおよび/または孔とを決定または規定し、
可能な前記アンダーカットおよび/または孔から前記ベース構成要素(2)を解放するために、
少なくとも1つの第1のさらに別の可動ロッド(16c)および/もしくは第1のさらに別の可動ロッド(16c′)を、前記モールドの内部に向かって傾斜する方向および/もしくは前記可動ロッド(16b)のうちの少なくとも1つに向かって傾斜する方向における上方に移動するステップ、ならびに/または、
ジョイントもしくはピン手段もしくは拘束手段もしくはボール手段(29)によって、前記さらに別の可動ロッド(16c)の形状決めされた前記近位端(26)を回転するステップ、ならびに/または、
形状決めされた前記近位端(26)の舌部(27)および/もしくはピン(28)を、前記さらに別の可動ロッド(16c)の内部に引き込むステップ
のうちの少なくとも1つが行われる、方法。
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