JP7317847B2 - 端末、無線通信方法及び無線通信システム - Google Patents

端末、無線通信方法及び無線通信システム Download PDF

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Description

本開示は、端末、無線通信方法及び無線通信システムに関する。
Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)ネットワークにおいて、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(Long Term Evolution(LTE))が仕様化された。また、LTEからの更なる広帯域化および高速化を目的として、LTEの後継システムも検討されている。LTEの後継システムには、例えば、LTE-Advanced(LTE-A)、Future Radio Access(FRA)、5th generation mobile communication system(5G)、5G plus(5G+)、Radio Access Technology(New-RAT)、New Radio(NR)などと呼ばれるシステムがある。
例えば、3GPP(Third Generation Partnership Project)において、ユーザ端末(UE:User Equipment)の電力消費を抑制する技術検討が進められている。
例えば、リリース15(Rel.15)では、ウェイクアップ信号(WUS(Wake-up signal))が導入されている(例えば、非特許文献1)。
しかしながら、WUSを導入する場合、後継のリリースなどとのバージョンの違いにおける互換性について検討の余地がある。
本開示の目的は、互換性(compatibility)を担保可能なWUSを設定できる端末、無線通信方法及び無線通信システムを提供することにある。
本開示の一態様に係るユーザ端末は、第1のウェイクアップ信号に所定の多重化方式を用いて多重化されて送信された第2のウェイクアップ信号を受信する受信部と、前記第2のウェイクアップ信号に関連付けられた識別子を検出し、検出した前記識別子に関連付けられた制御信号の受信を制御する制御部と、を備える。
本開示の一態様に係る無線基地局は、第1のウェイクアップ信号に所定の多重化方式を用いて多重化された第2のウェイクアップ信号と、制御信号とを送信する送信部と、前記第2のウェイクアップ信号に、識別子を関連付ける制御部と、を備える。
本開示の一態様に係る無線通信方法は、第1のウェイクアップ信号に所定の多重化方式を用いて多重化されて送信された第2のウェイクアップ信号を受信し、前記第2のウェイクアップ信号に関連付いた識別子を検出し、検出した前記識別子に関連付けられた制御信号の受信を制御する。
本開示によれば、互換性(compatibility)を担保可能なWUSを設定できる。
Rel.15におけるWUSの第1の例を示す図である。 Rel.15におけるWUSの第2の例を示す図である。 UEグループ毎に設定されたWUSの一例を示す図である。 一実施の形態に係る無線基地局の構成の一例を示すブロック図である。 一実施の形態に係るユーザ端末の構成の一例を示すブロック図である。 一実施の形態におけるWUSの第1の例を示す図である。 一実施の形態におけるWUSの第2の例を示す図である。 一実施の形態におけるWUSの第3の例を示す図である。 一実施の形態におけるWUSの第4の例を示す図である。 一実施の形態におけるWUSの第5の例を示す図である。 一実施の形態におけるWUSの第6の例を示す図である。 一実施の形態におけるWUSの第7の例を示す図である。 一実施の形態におけるWUSの第8の例を示す図である。 一実施の形態におけるWUSの第9の例を示す図である。 一実施の形態における、L-WUS(Legacy-WUS)とA-WUS(Additional-WUS)とUEの動作の関係の第1の例を示す図である。 一実施の形態における、L-WUSとA-WUSとUEの動作の関係の第2の例を示す図である。 一実施の形態におけるUEグループと、WUS IDとの関連付けの第1の例を示す図である。 一実施の形態におけるUEグループと、WUS IDとの関連付けの第2の例を示す図である。 一実施の形態におけるUEグループと、WUS IDとの関連付けの第3の例を示す図である。 本開示に係る無線基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の例を示す図である。
以下、本開示の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(一実施の形態)
本実施の形態は、UEの電力消費を抑えるための一手法であるウェイクアップ信号(Wake-Up signal:以下、「WUS」と記載することがある)に関する。はじめに、WUSに関する背景を説明する。
5Gの標準化仕様策定において、リリース15(Rel.15)では、IoT向けのUEの電力消費を抑えるために、WUSが導入されている。
なお、IoT向けのUEは、NB-IoT(Narrowband IoT)、または、eMTC(enhanced Machine Type Communication)向けのUEと称されてもよい。また、本開示におけるUEは、IoT向けのUEに限定されない。例えば、本開示におけるUEは、NR向けのUEであってもよい。
図1は、Rel.15におけるWUSの第1の例を示す図である。図2は、Rel.15におけるWUSの第2の例を示す図である。
図1および図2の横軸は、時間を示し、縦軸は周波数を示す。図1および図2では、WUSと、WUSよりも後のタイミングに設定されるページングPDCCH(Paging Physical Downlink Control Channel)およびページングメッセージ(Paging message)とが示される。なお、ページングPDCCHとページングメッセージとは、制御信号、ページング信号またはページング機会(Paging Occasion)と称されることがある。以下、ページング機会は、「PO」と略記されることがある。
図1では、リピティション無しのPOが設定され、1回のPOが存在する場合の例が示される。図2では、リピティション有りのPOが設定され、POが繰り返される場合の例が示される。
なお、図1および図2に示す、ページングPDCCHとページングメッセージとのサイズは、一例であり、本開示はこれに限定されない。また、以降に示す図における、ページングPDCCHとページングメッセージとのサイズも、図1および図2と同様に、一例であり、本開示はこれに限定されない。
図1および図2に示すWUSおよびPOは、例えば、無線基地局が、待機モード(Idle mode)のユーザ端末に対して、「Wake-up」の指示を行う場合に送信する信号である。なお、待機モードのユーザ端末は、WUSの検出処理と、WUSの検出結果に応じたPOのモニタリンク処理とに基づいて、待機モードから、例えば、接続モード(Connected mode)へ移行する。
なお、待機モードとは、ユーザ端末が間欠的に無線基地局からの信号(下りリンク信号)を受信可能な状態であるモードを示す。接続モードとは、ユーザ端末が下りリンク信号を受信可能であり、かつ、ユーザ端末が無線基地局への信号(上りリンク信号)を送信可能な状態であるモードを示す。
本実施の形態における「待機モード」および「接続モード」という呼称は、ユーザ端末のモードの呼称の一例であり、本開示はこれに限定されない。また、WUSおよびPOが「Wake-up」の指示の一例であると説明したが、「Wake-up」という呼称は一例であり、本開示はこれに限定されない。
ユーザ端末は、WUSを検出した場合、ユーザ端末に関連付けられたPOをモニタする。また、ユーザ端末は、WUSを検出しない場合、POをモニタしなくてよい。POのモニタは、例えば、ページングPDCCHの検出処理、および、ページングPDCCHの検出結果に基づくページングメッセージの受信処理に相当する。ユーザ端末は、POをモニタすることによって、待機モードから、例えば、接続モードへ移行する。
図1および図2に示した、Rel.15におけるWUSでは、無線基地局のエリア内に存在するユーザ端末のうち、例えば、POに関連付けられた全てのユーザ端末がWUSを検出することによって、接続モードへ移行する。この場合、接続モードへ移行しなくてもよいユーザ端末が接続モードへ移行してしまうため、ユーザ端末の電力消費が増加する可能性がある。
5Gの標準化仕様策定における議論の中で、リリース16(Rel.16)の段階において、ユーザ端末の電力消費を抑えるために、1つ以上のグループ(集合)がユーザ端末に対して設定され、グループ毎に関連付けたWUSを設定することが検討されている。例えば、グループ毎にWUSを設定する場合、無線基地局は、グループ毎に「Wake-up」の指示を行ってもよい。
なお、ユーザ端末に対して設定されるグループは、「UEグループ(UE group)」と記載することがある。また、複数のUEグループを区別して説明する場合に、UEグループにインデックスを付し、UEグループ#1(UE group#1)、UEグループ#2(UE group#2)およびUEグループ#3(UE group#3)等と記載することがある。UEグループに付されたインデックスは、UEグループを識別する識別子に相当する、と捉えてもよい。UEグループを識別する識別子は、「UEグループID」と記載することがある。各UEグループには、UEグループIDが関連付けられている、と称されてもよい。
なお、UEグループの決定方法、および、各ユーザ端末とUEグループとを関連付ける方法については、限定されない。また、UEグループに含まれるユーザ端末の数は、1以上であればよい。また、ユーザ端末の属するUEグループを示す情報を、ユーザ端末へ通知する方法についても、限定されない。
また、「UEグループ」および「UEグループID」という呼称は、一例であり、本開示は、これに限定されない。ユーザ端末に対して設定されるグループは、例えば、「ユーザグループ」、「UEセット」、「ユーザセット」等と称されてもよいし、他の呼称であってもよい。
図3は、UEグループ毎に設定されたWUSの一例を示す図である。
図3の横軸は、時間を示し、縦軸は周波数を示す。図3には、3つのUEグループそれぞれに設定されたWUSのタイミングと、WUSよりも後のタイミングに設定されるPOとが示される。また、図3には、UEグループ#1に関連付けられたWUS(WUS#1)、UEグループ#2に関連付けられたWUS(WUS#2)、および、UEグループ#3に関連付けられたWUS(WUS#3)の送信タイミングが示される。そして、図3では、実線で示すように、WUS#3が設定されている。
例えば、ユーザ端末は、WUSを検出した場合、ユーザ端末の属するUEグループに関連付けられたWUSか否かを決定する。そして、ユーザ端末は、検出したWUSがユーザ端末の属するUEグループに関連付けられる場合、POをモニタする。
例えば、図3の場合、各ユーザ端末は、WUS#3を検出し、WUS#3がUEグループ#3に関連付けられていると決定する。この場合、UEグループ#3に属するユーザ端末は、POをモニタする。UEグループ#3に属さないユーザ端末は、POをモニタしなくてもよい。なお、ユーザ端末が属するUEグループを示す識別情報は、例えば、無線基地局からユーザ端末に予め通知されてよい。
UEグループ毎にWUSが設定されることによって、例えば、待機モードから接続モードに移行しなくてもよいUEグループに属するユーザ端末が、接続モードへ移行することを避けられるため、ユーザ端末の電力消費を抑えることができる。
ここで、UEグループ毎に設定されたWUSを導入する場合、既に、Rel.15におけるWUSに対応したユーザ端末は、UEグループ毎に設定されたWUSを検出できない可能性がある。そのため、UEグループ毎に設定されたWUSを導入する場合、Rel.15におけるWUSとの後方互換性(backward compatibility)を担保することが求められる。
そこで、本開示では、UEグループ毎にWUSを設定する場合に、Rel.15におけるWUSとの後方互換性を担保可能なWUSの設定を説明する。
なお、以下では、Rel.15におけるWUSは、レガシーWUS(Legacy-WUS)、または、「L-WUS」と記載されることがある。また、Rel.15に対応し、レガシーWUSを受信するユーザ端末は、レガシーUEと記載されることがある。
また、以下では、UEグループ毎に設定されるWUSは、アディショナルWUS(Additional-WUS)、または、「A-WUS」と記載されることがある。なお、アディショナルWUSは、Rel.16-WUSと称されてもよい。また、A-WUSには、互いに異なるA-WUSを識別する識別子が関連付けられてよい。例えば、A-WUSの識別子は、「WUS ID」と記載されることがある。例えば、A-WUS#i(iは1以上の整数)は、WUS IDが「i」のA-WUSを表す。
なお、UEグループIDとWUS IDとは、1対1で関連付けられてよい。UEグループIDとWUS IDとが1対1で関連付けられる場合、UEグループ#iに関連付けられるA-WUSは、A-WUS#iと記載されることがある。また、「WUS ID」という呼称は、一例であり、本開示はこれに限定されない。
また、Rel.16に対応し、アディショナルWUSを受信するユーザ端末は、Rel.16-UEと記載されることがある。なお、Rel.16-UEは、A-WUSに加えて、レガシーWUSも検出できるとしてよい。
次に、本実施の形態に係る無線通信システムについて説明する。
本実施の形態に係る無線通信システムは、図4に示す無線基地局10(例えば、eNB(eNodeB)またはgNB(gNodeB)とも呼ばれる)、及び、図5に示すユーザ端末20(例えば、UEとも呼ばれる)を備える。ユーザ端末20は、無線基地局10と無線接続(無線アクセス)される。なお、以下では、無線基地局10は、基地局10と略記されることがある。
なお、以下に説明する無線基地局10およびユーザ端末20の構成は、本実施の形態に関連する機能の一例を示すものである。無線基地局10およびユーザ端末20には、図示しない機能を有してもよい。また、本実施の形態に係る動作を実行する機能であれば、機能区分、および/または、機能部の名称は限定されない。
図4は、本実施の形態に係る無線基地局10の構成の一例を示すブロック図である。無線基地局10は、送信部101と、受信部102と、制御部103と、を含む。
送信部101は、上位レイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、生成した信号(下りリンク信号)をユーザ端末20へ送信する処理を行う。例えば、送信部101は、制御部103の制御により、下りリンク信号を送信する。下りリンク信号には、例えば、WUS、ページングPDCCHにマッピングされた信号、および、ページングメッセージが含まれてよい。
受信部102は、ユーザ端末20から信号(上りリンク信号)を受信し、受信した物理レイヤの上りリンク信号から、上位レイヤの信号を取得する処理を行う。
制御部103は、送信部101における送信処理の制御、および、受信部102における受信処理の制御を行う。例えば、制御部103は、送信部101における、WUS、ページングPDCCHの信号、および、ページングメッセージの送信処理を制御する。例えば、制御部103は、WUS、ページングPDCCHの信号、および、ページングメッセージの送信が実行されるように送信部101を制御する。
図5は、本実施の形態に係るユーザ端末20の構成の一例を示すブロック図である。ユーザ端末20は、送信部201と、受信部202と、制御部203と、を含む。
送信部201は、上位レイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、生成した上りリンク信号を無線基地局10へ送信する処理を行う。
受信部202は、無線基地局10から下りリンク信号を受信し、受信した物理レイヤの下りリンク信号から、上位レイヤの信号を取得する処理を行う。例えば、受信部202は、制御部203の制御により、下りリンク信号を受信する。
制御部203は、送信部201における送信処理の制御、および、受信部202における受信処理の制御を行う。例えば、制御部203は、WUSの検出処理を行い、WUSの検出処理の結果に基づいて、受信部202におけるPOのモニタリング処理を制御する。また、制御部203は、POのモニタリング処理の結果に基づいて、ユーザ端末20における送受信状態を、待機モードから、例えば、接続モードへ移行する制御を行う。
なお、ユーザ端末20における、WUSの検出処理については後述する。
次に、Rel.15におけるWUS(L-WUS)との後方互換性を担保するWUSの設定方法を説明する。
図6は、本実施の形態におけるWUSの第1の例を示す図である。
図6の横軸は、時間を示し、縦軸は周波数を示す。図6では、L-WUSと、L-WUSよりも後のタイミングに設定されるA-WUS#1~#3と、A-WUS#1~#3よりも後のタイミングに設定されるPOと、が示される。なお、L-WUSおよびA-WUS#1~#3は、POに関連付けられている。また、図6において、UEグループIDとWUS IDとは、1対1で関連付けられる例を示す。例えば、A-WUS#1はUEグループ#1に関連付けられ、A-WUS#2はUEグループ#2に関連付けられ、A-WUS#3はUEグループ#3に関連付けられる。
図6では、L-WUSとA-WUSとが、時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)される例が示される。
L-WUSのタイミング(時間軸上の位置)は、既存のシグナリングによって設定される。既存のシグナリングとは、例えば、Rel.15において規定されたシグナリングであってもよい。
そして、A-WUSのタイミングは、L-WUSとA-WUSとの間の時間オフセットによって示されてよい。時間オフセットは、A-WUS#1、A-WUS#2およびA-WUS#3それぞれについて独立して設けられてもよい。L-WUSとA-WUSとの間の時間オフセットは、ユーザ端末(例えば、Rel.16-UE)20に通知されてもよい。
あるいは、A-WUSのタイミングは、時間軸上の位置(タイミング)のパターンによって示されてよい。例えば、時間軸上の位置のパターンは、複数のパターンの候補の中から設定されてもよい。A-WUSの時間軸上の位置のパターンは、L-WUSのタイミングを基準に設定され、ユーザ端末(例えば、Rel.16-UE)20に通知されてもよい。
図7は、本実施の形態におけるWUSの第2の例を示す図である。
図7の横軸は、時間を示し、縦軸は周波数を示す。図7では、L-WUSと、L-WUSと同一の時間(例えば、同一のシンボル)に設定されるA-WUS#1~#3と、L-WUSよりも後のタイミングに設定されるPOと、が示される。なお、L-WUSおよびA-WUSは、POに関連付けられている。また、図7において、UEグループIDとWUS IDとは、1対1で関連付けられる例を示す。例えば、WUS#1はUEグループ#1に関連付けられ、WUS#2はUEグループ#2に関連付けられ、WUS#3はUEグループ#3に関連付けられる。
図7では、L-WUSとA-WUSとが、同一のタイミング(例えば、同一のシンボル)において符号分割多重(CDM:Code Division Multiplexing)される例が示される。
L-WUSのタイミング(時間軸上の位置)は、既存のシグナリングによって設定される。この場合、A-WUSを受信するユーザ端末(Rel.16-UE)20は、L-WUSを受信するユーザ端末(レガシーUE)20と同様に、既存のシグナリングによって設定されたL-WUSのタイミングにおいて、A-WUSを受信する。
なお、A-WUSのパターン(例えば、CDMの直交系列のパターン)は、L-WUSの系列を基準に設定され、ユーザ端末(例えば、Rel.16-UE)20に通知されてもよい。
図8は、本実施の形態におけるWUSの第3の例を示す図である。
図8の横軸は、時間を示し、縦軸は、周波数を示す。図8では、L-WUSと、L-WUSと同一の時間(例えば、同一のシンボル)に設定されるA-WUS#1~#3と、L-WUSよりも後のタイミングに設定されるPOと、が示される。なお、L-WUSおよびA-WUSは、POに関連付けられている。また、図8において、UEグループIDとWUS IDとは、1対1で関連付けられる例を示す。例えば、WUS#1はUEグループ#1に関連付けられ、WUS#2はUEグループ#2に関連付けられ、WUS#3はUEグループ#3に関連付けられる。
図8では、L-WUSとA-WUSとが、周波数分割多重(FDM:Frequency Division Multiplexing)される例が示される。
L-WUSのタイミング(時間軸上の位置)は、既存のシグナリングによって設定される。また、L-WUSの周波数(周波数軸上の位置)は、既存のシグナリングによって設定される。既存のシグナリングとは、例えば、Rel.15において規定されたシグナリングであってもよい。この場合、A-WUSを受信するユーザ端末(Rel.16-UE)20は、L-WUSを受信するユーザ端末(レガシーUE)20と同様に、既存のシグナリングによって設定されたL-WUSのタイミングにおいて、A-WUSを受信する。
そして、A-WUSの周波数(周波数軸上の位置)は、L-WUSとA-WUSとの間の周波数オフセットによって示されてよい。周波数オフセットは、A-WUS#1、A-WUS#2およびA-WUS#3それぞれについて独立して設けられてもよい。L-WUSとA-WUSとの間の周波数オフセットは、ユーザ端末(例えば、Rel.16-UE)20に通知されてもよい。
あるいは、A-WUSの周波数は、周波数軸上の位置のパターンによって示されてよい。例えば、周波数軸上の位置のパターンは、複数のパターンの候補の中から設定されてもよい。A-WUSの周波数軸上の位置のパターンは、L-WUSの周波数を基準に設定され、ユーザ端末(例えば、Rel.16-UE)20に通知されてもよい。
図6および図8を用いて示したように、時間軸および周波数軸の少なくとも1つにおけるA-WUSの位置が、L-WUSの位置を基準に設定されてよい。そして、L-WUSの位置を基準に設定されたA-WUSの位置を示す情報は、ユーザ端末(例えば、Rel.16-UE)20に通知されてよい。この通知を用いることによって、ユーザ端末(例えば、Rel.16-UE)20は、既存のシグナリングによって通知されるL-WUSの位置を基準に、A-WUSの位置を設定できる。なお、A-WUSの位置の通知方法は、これに限定されない。
なお、図8では、A-WUS#1~#3が、L-WUSよりも高い周波数に設定される例を示したが、A-WUSは、L-WUSよりも低い周波数に設定されてもよい。また、複数のA-WUSのうち、いずれか少なくとも1つが、L-WUSよりも低い周波数に設定され、残りの少なくとも1つが、L-WUSよりも高い周波数に設定されてもよい。
なお、上述した例では、L-WUSとA-WUSとが、TDM、CDMまたはFDMによって多重される例を示したが、本開示は、これに限定されない。L-WUSとA-WUSとが、複数の多重化方式の組み合わせによって多重されてもよい。
例えば、複数のA-WUSの間には、CDMが用いられ、CDMを用いて多重されたA-WUSとL-WUSとの間には、TDMが用いられてもよい。あるいは、複数のA-WUSの間には、FDMが用いられ、FDMを用いて多重されたA-WUSとL-WUSとの間には、TDMが用いられてもよい。あるいは、複数のA-WUSの間には、CDMが用いられ、CDMを用いて多重されたA-WUSとL-WUSとの間には、FDMが用いられてもよい。
別言すれば、L-WUSと複数のA-WUSとを多重する場合に、複数のA-WUSそれぞれの間に用いられる多重化方式と、L-WUSと複数のA-WUSとの間に用いられる多重化方式とは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
あるいは、複数のA-WUSそれぞれの間において、1つの多重化方式が用いられる例に限られない。複数のA-WUSそれぞれの間において、複数の多重化方式が用いられてもよい。
例えば、A-WUS#1~#4のうち、A-WUS#1とA-WUS#2との間、および、A-WUS#3とA-WUS#4との間には、CDMが用いられてよい。そして、A-WUS#1(およびA-WUS#2)とA-WUS#3(およびA-WUS#4)との間には、TDMが用いられてもよい。
以上、説明したように、本実施の形態では、Rel.16-UEであるユーザ端末20が、L-WUS(第1のウェイクアップ信号)に所定の多重化方式を用いて多重化されて送信されたA-WUS(第2のウェイクアップ信号)を受信する受信部102と、A-WUSに関連付いた識別子を検出し、検出した識別子に関連付けられたPO(ページング信号)の受信を制御する制御部103と、を備える。所定の多重化方式を用いてL-WUSとA-WUSとが多重されることによって、後方互換性を担保可能なWUSが設定される。例えば、L-WUSとA-WUSとが多重されることによって、レガシーUEのユーザ端末20は、L-WUSを検出でき、Rel.16-UEのユーザ端末20は、A-WUSを検出できる。
また、L-WUSとA-WUSとが多重されることによって、Rel.16-UEのユーザ端末20は、L-WUSを用いてチャネル推定を行うことができる。そして、Rel.16-UEのユーザ端末20は、チャネル推定の結果を用いて、A-WUSを検出できるため、A-WUSの検出精度を向上できる。
なお、上述したように、A-WUSはUEグループ毎に設定されるため、UEグループの数が増加した場合にA-WUSに用いられる系列の数が増加する可能性がある。A-WUSに用いられる系列の数が増加した場合、Rel.16-UEのユーザ端末20は、受信したA-WUSに関連付けられたUEグループを決定するための検出処理に係る負荷が増加したり、検出を失敗する確率が高まる可能性がある。例えば、A-WUSの検出が失敗した場合、誤ったUEグループの検出、すなわち誤検出(false alarm)が発生したりする可能性がある。
そこで、以下では、UEグループ毎に設定されるA-WUSの検出処理に係る負荷、および/または、検出を失敗する確率を低減する方法を説明する。
図9は、本実施の形態におけるWUSの第4の例を示す図である。
図9の横軸は、時間を示し、縦軸は周波数を示す。図9では、L-WUSと、L-WUSよりも後のタイミングに設定されるA-WUSと、A-WUSよりも後のタイミングに設定されるPOと、が示される。なお、L-WUSおよびA-WUSは、POに関連付けられている。
そして、L-WUSとA-WUSとにおいて、周波数方向において区切られた1つの矩形は、例えば、1つのリソースエレメント(RE:Resource Element)を示す。1つのREの周波数方向の幅は、1サブキャリアに相当し、時間方向の幅は、1シンボルに相当する。図9において、L-WUSおよびA-WUSは、それぞれ、例えば、12サブキャリアの周波数方向の幅を有する。なお、WUSのサブキャリア数は、12サブキャリアに限定されず、11サブキャリア以下であってもよいし、13サブキャリア以上であってもよい。
図9において、L-WUSとA-WUSに含まれる各REの表示態様は、WUSに用いられた系列の要素の一例を示す。例えば、同一の表示態様は、WUSに用いられた系列の要素が同一であることを示す。図9に示すL-WUSとA-WUSとは、同一の系列が用いられている。
そして、A-WUS#1~#3のそれぞれに関連付けられるUEグループは、UEグループIDによって識別される。図9において、UEグループIDは、L-WUSとA-WUSとの間の位相差によって示される。
例えば、図9のA-WUS#1は、L-WUSに対して、θの位相差を有し、A-WUS#2は、L-WUSに対して、θの位相差を有し、A-WUS#3は、L-WUSに対して、θの位相差を有する。θ、θおよびθは、互いに異なっている。
Rel.16-UEは、L-WUSを受信し、L-WUSを用いてチャネル推定を行う。Rel.16-UEは、チャネル推定結果に基づいて、A-WUSとL-WUSとの間の位相差を推定する。そして、Rel.16-UEは、推定した位相差がRel.16-UEの属するUEグループのUEグループIDに対応する位相差である場合、受信したA-WUSがRel.16-UEの属するUEグループに関連付けられていると決定する。Re.16のUEは、受信したA-WUSがRel.16-UEの属するUEグループに関連付けられている場合、A-WUSの後に続くPOのモニタを行う。
Rel.16-UEは、L-WUSを用いて推定したチャネル推定結果を用いることにより、例えば、チャネル変動に起因した位相変動の影響を抑制でき、A-WUSとL-WUSとの間の位相差の推定の精度を向上できる。また、L-WUSとA-WUSとの間で同一の系列が用いられるため、検出処理を簡易にできる。そのため、ロバストで簡易なA-WUSの検出処理を行うことができる。
なお、Rel.16-UEは、L-WUSとA-WUSとの比較に基づく算出処理によって、位相差の推定を行ってもよい。例えば、Rel.16-UEは、L-WUSとA-WUSとの相互相関を算出し、算出結果を位相差の推定に用いてもよい。相互相関の算出結果を位相差の推定に用いることによって、L-WUSとA-WUSとの受信時に生じるフェージングの影響を抑圧し、WUSの検出性能の改善を図ることができる。なお、上述では、L-WUSとA-WUSとの比較に基づく算出処理の一例が、相互相関であると説明したが、本開示はこれに限定されない。
なお、Rel.16-UEにおけるA-WUSの検出処理は、上述した例に限定されない。Rel.16-UEは、A-WUSの検出処理において、L-WUSを用いたチャネル推定結果を用いなくてもよいし、A-WUSとL-WUSとの比較を行わなくてもよい。
図10は、本実施の形態におけるWUSの第5の例を示す図である。
図10の横軸は、時間を示し、縦軸は周波数を示す。図10では、L-WUSと、L-WUSよりも後のタイミングに設定されるA-WUSと、A-WUSよりも後のタイミングに設定されるPOと、が示される。なお、L-WUSおよびA-WUSは、POに関連付けられている。
そして、L-WUSとA-WUSとにおいて、周波数方向において区切られた1つの矩形は、図9と同様に、例えば、1つのREを示す。
図10において、L-WUSとA-WUSに含まれる各REの表示態様は、WUSに用いられた系列の要素の一例を示す。例えば、同一の表示態様は、WUSに用いられた系列の要素が同一であることを示す。図10に示すL-WUSとA-WUSとは、同一の系列が用いられている。
そして、A-WUS#1~#3のそれぞれに関連付けられるUEグループは、UEグループIDによって識別される。図10において、UEグループIDは、L-WUSとA-WUSとの間の周波数方向におけるシフト量(サブキャリアのシフト量)によって示される。
例えば、図10のA-WUS#1は、L-WUSを1サブキャリア分シフトしたWUSである。A-WUS#2は、L-WUSを2サブキャリア分シフトしたWUSである。A-WUS#3は、L-WUSを3サブキャリア分シフトしたWUSである。なお、図10では、1サブキャリアずつシフトする例を示すが、シフトする量は2サブキャリア以上であってもよい。
Rel.16-UEは、L-WUSを受信し、L-WUSを用いてチャネル推定を行う。Rel.16-UEは、チャネル推定結果に基づいて、L-WUSとA-WUSとの間のサブキャリアのシフト量を推定する。Rel.16-UEは、推定したシフト量がRel.16-UEの属するUEグループのUEグループIDに対応するシフト量である場合、受信したA-WUSがRel.16-UEの属するUEグループに関連付けられていると決定する。Re.16のUEは、受信したA-WUSがRel.16-UEの属するUEグループに関連付けられている場合、A-WUSの後に続くPOのモニタを行う。
Rel.16-UEは、L-WUSを用いて推定したチャネル推定結果を用いて、A-WUSとL-WUSとの間のサブキャリアのシフト量を推定できるため、ロバストで簡易なA-WUSの検出処理を行うことができる。
なお、Rel.16-UEにおけるA-WUSの検出処理は、上述した例に限定されない。Rel.16-UEは、A-WUSの検出処理において、L-WUSを用いたチャネル推定結果を用いなくてもよい。
なお、上述では、UEグループIDが、L-WUSとA-WUSとの間の位相差によって示される例と、L-WUSとA-WUSとの間の周波数方向におけるシフト量(サブキャリアのシフト量)によって示される例とを示したが、本開示はこれらに限定されない。例えば、UEグループIDが、L-WUSとA-WUSとの間の位相差、および、L-WUSとA-WUSとの間の周波数方向におけるシフト量の組み合わせによって示されてもよい。
なお、UEグループIDが位相差とシフト量との組み合わせによって示される場合、Rel.16-UEは、上述した検出処理を組み合わせることによって、A-WUSに関連付けられたUEグループIDを推定してもよい。
また、図9および図10では、A-WUSが、L-WUSと同一のサイズ(同数のRE)を有する例を示したが、A-WUSは、L-WUSと異なるサイズ(異なる数のRE)を有してもよい。例えば、A-WUSは、L-WUSよりも小さいサイズ(L-WUSよりも少ない数のRE)を有してもよい。この場合、A-WUSは、L-WUSに用いられる系列の一部の要素を削減した部分系列を用いてもよい。
図11は、本実施の形態におけるWUSの第6の例を示す図である。
図11のA-WUS#1~#3は、それぞれ、図9のA-WUS#1~#3から、低周波数側と高周波数側において2つずつのREが削減されている。
図11のように、REが削減された場合でも、図9と同様に、A-WUSは、L-WUSの系列の一部を用いているため、ロバストで簡易なA-WUSの検出処理を行うことができる。また、A-WUSに用いられるREが削減されることによって、リソース量を削減でき、A-WUSの簡易な検出をおこなうことができる。
図12は、本実施の形態におけるWUSの第7の例を示す図である。
図12のA-WUS#1~#3は、それぞれ、図10のA-WUS#1~#3から、低周波数側と高周波数側において2つずつのREが削減されている。
図12のように、REが削減された場合でも、図10と同様に、A-WUSは、L-WUSの系列の一部を用いているため、L-WUSとA-WUSとの相互相関を算出することによって、L-WUSとA-WUSとの間のサブキャリアのシフト量を推定できる。そのため、ロバストで簡易なA-WUSの検出処理を行うことができる。また、A-WUSに用いられるREが削減されることによって、リソース量を削減でき、A-WUSの簡易な検出をおこなうことができる。
なお、図11および図12では、低周波数側と高周波数側において同数のREが削減されている例を示すが、低周波数側と高周波数側において異なる数のREが削減されてもよい。あるいは、低周波数側と高周波数側のいずれ一方においてREが削減されてもよい。
また、図11および図12では、A-WUS#1~#3において削減されたREの数が、互いに同一である例を示したが、本開示はこれに限定されない。例えば、A-WUS毎に、削減するREの数を変えてもよい。A-WUS毎に削減するREの数を変えることは、A-WUS毎に使用するREの数を変えることに相当してもよい。例えば、UEグループIDと、削減するREの数または使用するREの数とが関連付けられてもよい。この場合、UEグループIDが、削減するREの数または使用するREの数によって示されてもよい。
また、図11および図12では、A-WUS#1~#3において削減されたREの位置が、互いに同一である例を示したが、本開示はこれに限定されない。例えば、A-WUS毎に、削減するREの位置を変えてもよい。A-WUS毎に削減するREの位置を変えることは、A-WUS毎に使用するREの位置を変えることに相当してもよい。例えば、UEグループIDと、削減するREの位置または使用するREの位置とが関連付けられてもよい。この場合、UEグループIDが、削減されたREの位置または使用するREの位置によって示されてもよい。
あるいは、A-WUS毎に削減するREの位置および数の少なくとも一方を変えることによって、UEグループIDが、削減されたREの位置および数の組み合わせによって示されてもよい。あるいは、A-WUS毎に使用するREの位置および数の少なくとも一方を変えることによって、UEグループIDが、使用するREの位置および数の組み合わせによって示されてもよい。
また、図11および図12では、A-WUS#1~#3が、周波数方向に連続するREによって構成される例を示したが、本開示はこれに限定されない。A-WUSは、離散的に位置するREによって構成されてもよい。例えば、A-WUS毎に、REの位置を変えてもよい。例えば、UEグループIDと、離散的なREの位置のパターンとが関連付けられることにより、UEグループIDが、当該パターンの違いによって示されてもよい。
なお、図9および図10では、A-WUSが、L-WUSと同一のサイズ(同数のRE)を有する例を示し、図11および図12では、A-WUSが、L-WUSよりも小さいサイズ(少ない数のRE)を有する例を示したが、本開示はこれに限定されない。A-WUSに使用されるREの数が、L-WUSに使用されるREの数よりも多くてもよい。この場合、A-WUSに用いられる系列は、L-WUSに用いられる系列を拡張した系列であってよい。系列の拡張方法については、限定されないが、例えば、L-WUSに用いられる系列の一部を巡回シフトさせることによって、L-WUSに用いられる系列を拡張してよい。
なお、図9~図12では、A-WUS#1~#3がTDMを用いて多重される例を示したが、本開示はこれに限定されない。以下では、A-WUS#1~#3がFDMを用いて多重される例を説明する。
図13は、本実施の形態におけるWUSの第8の例を示す図である。図14は、本実施の形態におけるWUSの第9の例を示す図である。
図13および図14の横軸は、時間を示し、縦軸は周波数を示す。図13および図14では、L-WUSと、L-WUSよりも後のタイミングに設定されるA-WUSと、A-WUSよりも後のタイミングに設定されるPOと、が示される。なお、L-WUSおよびA-WUSは、POに関連付けられている。
また、A-WUS#1~#3は、同一の時間(例えば、同一のシンボル)においてFDMを用いて多重される。なお、図14では、図示の便宜上、同一の時間(例えば、同一のシンボル)に含まれるREが、時間方向にシフトさせて示される。
そして、L-WUSとA-WUSとにおいて、周波数方向において区切られた1つの矩形は、図9と同様に、例えば、1つのREを示す。
図13および図14において、L-WUSとA-WUSに含まれる各REの表示態様は、WUSに用いられた系列の要素の一例を示す。例えば、同一の表示態様は、WUSに用いられた系列の要素が同一であることを示す。図13および図14に示すL-WUSとA-WUSとは、同一の系列が用いられている。
そして、A-WUS#1~#3のそれぞれに関連付けられるUEグループは、UEグループIDによって識別される。図13および図14において、UEグループIDは、L-WUSに対する、A-WUSの周波数方向の配置によって示される。
例えば、図13のA-WUS#1は、L-WUSの低周波数側の4サブキャリア分に相当する。A-WUS#3は、L-WUSの高周波数側の4サブキャリア分に相当する。A-WUS#2は、A-WUS#1とA-WUS#2との間の周波数の4サブキャリア分に相当する。
例えば、図14のA-WUS#1~A-WUS#3は、互いに異なるサブキャリアのREを含む。図14のA-WUS#1~A-WUS#3は、それぞれ、周波数方向において、くし状(Comb)に並ぶREを含む。
Rel.16-UEは、L-WUSを受信し、L-WUSを用いてチャネル推定を行う。Rel.16-UEは、チャネル推定結果に基づいて、L-WUSに対するA-WUSの周波数方向の配置を推定する。そして、Rel.16-UEは、推定した配置がRel.16-UEの属するUEグループのUEグループIDに関連付けられた配置である場合、受信したA-WUSがRel.16-UEの属するUEグループに関連付けられていると決定する。
Rel.16-UEは、L-WUSを用いて推定したチャネル推定結果を用いることにより、チャネル変動の影響を抑制でき、L-WUSに対するA-WUSの周波数方向の配置の推定の精度を向上できる。また、L-WUSとA-WUSとの間で同一の系列が用いられるため、検出処理を簡易にできる。そのため、ロバストで簡易なA-WUSの検出処理を行うことができる。
なお、A-WUSの検出処理において、L-WUSとA-WUSとの相互相関を用いてもよい。
例えば、Rel.16-UEは、L-WUSとA-WUSとを受信し、L-WUSとA-WUSとの相互相関を算出することによって、L-WUSに対する、A-WUSの周波数方向の配置を推定する。Rel.16-UEは、推定した配置がRel.16-UEの属するUEグループのUEグループIDに対応する配置である場合、受信したA-WUSがRel.16-UEの属するUEグループに関連付けられていると決定する。
Rel.16-UEは、L-WUSとA-WUSとの相互相関を用いてL-WUSに対するA-WUSの配置を推定できるため、簡易なA-WUSの検出処理を行うことができる。
なお、A-WUSの検出処理において、Rel.16-UEは、L-WUSを用いて推定したチャネル推定結果と、L-WUSとA-WUSとの相互相関との両方を用いて、A-WUSの検出を行ってもよい。
以上、説明したように、A-WUSは、L-WUSに基づいて、位相量、周波数方向のシフト量、サイズ(REの数)および周波数方向の位置等のA-WUSのパラメータを変更してよい。そして、各A-WUSと関連付けられるUEグループIDは、L-WUSに基づいて変更したA-WUSのパラメータの少なくとも1つによって示されてもよい。
なお、上述の例では、Rel.16-UEは、A-WUSの検出結果に基づいて、POのモニタリング処理を行うか否かを決定したが、本開示はこれに限定されない。例えば、Rel.16-UEは、L-WUSとA-WUSの検出結果に基づいて、POのモニタリング処理を行うか否かを決定してもよい。
例えば、A-WUSに関連付けられるUEグループIDに関わらず、L-WUSの検出の有無によって、Rel.16-UEの動作が規定されてもよい。また、例えば、L-WUSの検出の有無と、A-WUSに関連付けられるUEグループIDとの組み合わせによって、Rel.16-UEの動作が規定されてもよい。例えば、Rel.16-UEは、受信したA-WUSがRel.16-UEの属するUEグループに関連付けられている場合でも、L-WUSの検出の有無に応じて動作を変更してもよい。
なお、Rel.16-UEがL-WUSとA-WUSとを検出する場合において、例えば、L-WUSおよびA-WUSは、それぞれ、第1のWUS(first WUS)および第2のWUS(second WUS)と称されてよい。
図15は、本実施の形態における、L-WUSとA-WUSとUEの動作の関係の第1の例を示す図である。
図15には、L-WUSの検出の有無と、A-WUSに関連付けられるUEグループIDと、レガシーUEの動作と、Rel.16-UEの動作との対応関係が表形式を用いて示される。
図15の「L-WUS」の列において、「ON」は、L-WUSが検出された場合を示し、「OFF」は、L-WUSが検出されない場合を示す。なお、L-WUSが検出されない場合とは、L-WUSが送信されない場合、および、送信されたL-WUSの検出に失敗した場合とを含む。なお、L-WUSにおける「ON」および「OFF」は、L-WUSに関連付けられるIDと捉えてもよい。
図15の「A-WUS」の列において、「OFF」は、A-WUSが検出されない場合を示す。なお、A-WUSが検出されない場合とは、A-WUSが送信されない場合、および、送信されたA-WUSの検出に失敗した場合を含む。
図15の「A-WUS」の列において、「1」~「N_max」は、A-WUSに関連付けられるUEグループIDに対応する。図15では、UEグループの数が、N_maxである。図 では、N_max個のUEグループに対して、それぞれ、「1」~「N_max」のUEグループIDが付されている。
図15に示すレガシーUEの動作について説明する。レガシーUEは、L-WUSを検出しない場合、POをモニタしない。そして、レガシーUEは、L-WUSを検出した場合、POをモニタする。
図15に示すRel.16-UEの動作について説明する。なお、一例として、Rel.16-UEが、UEグループ#1に属する例を説明する。
UEグループ#1に属するRel.16-UEは、L-WUSを検出しない場合、UEグループID#1に関連付けられたA-WUSを検出したか否かに関わらず、POをモニタしない。また、UEグループ#1に属するRel.16-UEは、L-WUSを検出し、かつ、UEグループID#1に関連付けられたA-WUSを検出した場合、POをモニタする。また、UEグループ#1に属するRel.16-UEは、L-WUSを検出し、かつ、UEグループID#1に関連付けられたA-WUSを検出しない場合、POをモニタしない。
なお、Rel.16-UEが、UEグループID#1に関連付けられたA-WUSを検出しない場合とは、Rel.16-UEが、UEグループID#1と異なるUEグループIDに関連付けられたA-WUSを検出した場合を含んでよい。
図16は、本実施の形態における、L-WUSとA-WUSとUEの動作の関係の第2の例を示す図である。
図16は、図15に対して、L-WUSが「ON」、かつ、A-WUSが「OFF」に関連付けられるRel.16-UEの動作が異なる。以下、この相違点の動作を説明する。
Rel.16-UEは、L-WUSを検出し、かつ、A-WUSを検出しない場合、Rel.16-UEの属するUEグループに関わらず、POをモニタする。別言すれば、L-WUSが「ON」、かつ、A-WUSが「OFF」に関連付けられるRel.16-UEは、全てのUEグループのUEがPOをモニタする。
上述したように、L-WUSの検出の有無と、A-WUSに関連付けられるUEグループIDとの組み合わせによって、Rel.16-UEの動作が規定されてもよい。
なお、上述した例では、UEグループIDと、WUS IDとが、1対1で関連付けられる例を説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、複数のUEグループIDに対してWUS IDが関連付けられてもよい。
図17は、本実施の形態におけるUEグループと、WUS IDとの関連付けの第1の例を示す図である。
図17において、例えば、UEグループ#1~#3に関連付けられるWUS IDは、それぞれ、「1」~「3」である。また、UEグループ#1とUEグループ#2との組み合わせに関連付けられるWUS IDは、「XX」である。また、UEグループ#1とUEグループ#3との組み合わせに関連付けられるWUS IDは、「YY」である。また、全てのUEグループに関連付けられるWUS IDは、「ZZ」である。
例えば、UEグループIDとWUS IDとの関連付けに、図17に示す例が適用され、かつ、無線基地局10がUEグループ#1のUEに「Wake-Up」の指示を行う場合、WUS ID#1を関連付けたA-WUSを送信してよい。また、例えば、無線基地局10は、UEグループ#1とUEグループ#2とのUEに「Wake-Up」の指示を行う場合、WUS ID#XXを関連付けたA-WUSを送信してよい。
なお、図17に示す例が適用される場合、UEグループ#1のUEは、A-WUSに関連付けられるWUS IDが、「1」、「XX」、「YY」、または、「ZZ」の場合に、POをモニタする。
上述したように、複数のUEグループIDに対して1つのWUS IDが関連付けられることによって、無線基地局10は、複数のUEグループのUEに「Wake-Up」の指示を行う場合に、複数のA-WUSを送信しなくてよい。そのため、複数のA-WUSがCDMを用いて多重される場合の各A-WUSの送信電力の低下を抑制できる。また、複数のA-WUSがTDMを用いて多重される場合の時間のオーバヘッドの増加を抑制できる。
なお、図17の例では、1つのWUS IDが、1以上のUEグループIDに関連付けられる例を示した。次に、2つのA-WUSそれぞれに関連付けられたWUS IDの組み合わせが、1以上のUEグループに関連付けられる例を説明する。
図18は、本実施の形態におけるUEグループと、WUS IDとの関連付けの第2の例を示す図である。
図18には、2つのWUS ID(WUS ID(1)およびWUS ID(2))と、UEグループIDの組み合わせと、の関連付けの例が示される。なお、WUS ID(1)に関連付けられたA-WUSと、WUS ID(2)に関連付けられたA-WUSとは、TDM、FDM、および、CDMのいずれかを用いて多重される。
なお、例えば、WUS ID(1)に関連付けられたA-WUSは、第1のA-WUS(first A-WUS)と称されてよい。また、WUS ID(2)に関連付けられたA-WUSは、第2のA-WUS(second A-WUS)と称されてよい。
図18において、例えば、UEグループ#1に関連付けられるWUS ID(1)およびWUS ID(2)は、それぞれ、「1」および「1」である。また、例えば、UEグループ#1とUEグループ#2との組み合わせに関連付けられるWUS ID(1)およびWUS ID(2)は、それぞれ、「XX」および「XX」である。なお、以下の説明において、例えば、WUS ID(1)#i(iは、例えば、1以上の整数)は、WUS ID(1)が「i」であることを示し、WUS ID(2)#iは、WUS ID(2)が「i」であることを示す。
例えば、図18に示す例が適用され、かつ、無線基地局10がUEグループ#1のUEに「Wake-Up」の指示を行う場合、WUS ID(1)#1を関連付けた第1のA-WUSと、WUS ID(2)#1を関連付けた第2のA-WUSを送信してよい。また、例えば、無線基地局10がUEグループ#1とUEグループ#2とのUEに「Wake-Up」の指示を行う場合、WUS ID(1)#XXを関連付けた第1のA-WUSと、WUS ID(2)#XXを関連付けた第2のA-WUSを送信してよい。
上述したように、WUS IDの組み合わせが、1以上のUEグループと関連付けられることによって、WUS IDの数を削減できるため、A-WUSの検出処理に係る負荷を抑えることができる。
例えば、WUS IDと対応付けられるUEグループの組み合わせが9パターンの場合を例に挙げて説明する。1つのWUS IDと9パターンのUEグループの組み合わせとを関連付ける場合、少なくとも9個のWUS IDが用いられる。一方で、2つのWUS IDの組み合わせと9パターンのUEグループの組み合わせとを対応付ける場合、少なくとも3個のWUS IDが用いられるため、WUS IDの数を削減できる。
なお、図18には、2つのWUS IDの組み合わせの例を説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、3つ以上のWUS IDの組み合わせと、UEグループの組み合わせとが関連付けられてもよい。
また、上述したWUS IDの組み合わせの中に、A-WUSが「OFF」の場合、つまり、A-WUSが検出されない場合が含まれてもよい。なお、A-WUSが検出されない場合とは、A-WUSが送信されない場合を含む。
図19は、本実施の形態におけるUEグループと、WUS IDとの関連付けの第3の例を示す図である。
図19には、2つのWUS ID(WUS ID(1)およびWUS ID(2))と、UEグループIDの組み合わせと、の関連付けの例が示される。
図19において、例えば、UEグループ#1に関連付けられるWUS ID(1)およびWUS ID(2)は、それぞれ、「1」および「OFF」である。ここで、WUS ID(2)が、「OFF」であることは、第2のA-WUSが検出されないことに相当する、と捉えてもよい。
また、例えば、UEグループ#1とUEグループ#2との組み合わせに対応付けられるWUS ID(1)とWUS ID(2)は、それぞれ、「OFF」および「1」である。ここで、WUS ID(1)が、「OFF」であることは、第1のA-WUSが検出されないことに相当する、と捉えてもよい。
例えば、図19に示す例が適用され、かつ、無線基地局10がUEグループ#1のUEに「Wake-Up」の指示を行う場合、第2のA-WUSを送信せず、WUS ID(1)#1を関連付けた第1のA-WUSを送信してよい。また、例えば、無線基地局10は、UEグループ#1とUEグループ#2のUEに「Wake-Up」の指示を行う場合、第1のA-WUSを送信せず、WUS ID(2)#1を関連付けた第2のA-WUSを送信してよい。
また、上述したWUS IDの組み合わせの中に、A-WUSが「OFF」の場合が含まれることによって、WUS IDの数を削減できるため、A-WUSの検出処理に係る負荷を抑えることができる。
以上、本開示の実施の形態について説明した。
<ハードウェア構成>
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における基地局、ユーザ端末などは、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図20は、本開示の一実施の形態に係る基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の無線基地局10及びユーザ端末20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。無線基地局10及びユーザ端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。例えば、上述の制御部103および制御部203などは、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、無線基地局10の制御部103および/またはユーザ端末20の制御部203は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述の送信部101、受信部102、送信部201および受信部202などは、通信装置1004によって実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、無線基地局10及びユーザ端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
(情報の通知、シグナリング)
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
(適用システム)
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
(処理手順等)
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
(基地局の動作)
本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
(入出力の方向)
情報等(※「情報、信号」の項目参照)は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
(入出力された情報等の扱い)
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
(判定方法)
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
(ソフトウェア)
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
(情報、信号)
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
(「システム」、「ネットワーク」)
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
(パラメータ、チャネルの名称)
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
(基地局(無線基地局))
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
(端末)
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
(基地局/移動局)
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末20が有する機能を基地局10が有する構成としてもよい。
(用語の意味、解釈)
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジーは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
本開示に記載の「最大送信電力」は、送信電力の最大値を意味してもよいし、公称最大送信電力(the nominal UE maximum transmit power)を意味してもよいし、定格最大送信電力(the rated UE maximum transmit power)を意味してもよい。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
(態様のバリエーション等)
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本開示の一態様は、無線通信システムに有用である。
10 無線基地局
20 ユーザ端末
101、201 送信部
102、202 受信部
103、203 制御部

Claims (5)

  1. 時間方向及び周波数方向の両方において、第1のWake Up Signal(WUS)のリソースと異なるリソースに配置される第2のWUSをモニタする制御部と、
    前記第2のWUSに基づいてPaging Occasionを受信する受信部と、
    を備え、
    前記第2のWUSのリソースは、前記第1のWUSのリソースに基づき、
    前記受信部は、前記第1のWUSのリソースの周波数位置に基づく前記第2のWUSのリソースにおける周波数位置に関する情報を受信し、
    前記第2のWUSのリソースにおける周波数位置は、前記情報に基づいて設定される複数の周波数位置の候補の1つであり、
    前記第2のWUSのリソースにおける時間位置は、前記第1のWUSのリソースにおける時間位置からの時間区間によって決まる、
    端末。
  2. 前記第2のWUSは、前記第1のWUSと共通の系列を含む、
    請求項1に記載の端末。
  3. 前記第2のWUSは、前記端末に設定されるグループに応じて送信されるgroup Wake Up Signalであり、
    前記第1のWUSは、前記第2のWUSが使用されない場合にモニタされる、
    請求項1に記載の端末。
  4. 時間方向及び周波数方向の両方において、第1のWake Up Signal(WUS)のリソースと異なるリソースに配置される第2のWUSをモニタし、
    前記第2のWUSに基づいてPaging Occasionを受信し、
    前記第2のWUSのリソースは、前記第1のWUSのリソースに基づき、
    前記第1のWUSのリソースの周波数位置に基づく前記第2のWUSのリソースにおける周波数位置に関する情報を受信し、
    前記第2のWUSのリソースにおける周波数位置は、前記情報に基づいて設定される複数の周波数位置の候補の1つであり、
    前記第2のWUSのリソースにおける時間位置は、前記第1のWUSのリソースにおける時間位置からの時間区間によって決まる、
    無線通信方法。
  5. 時間方向及び周波数方向の両方において、第1のWake Up Signal(WUS)のリソースと異なるリソースに配置される第2のWUSをモニタする制御部と、
    前記第2のWUSに基づいてPaging Occasionを受信する受信部と、
    を備えた端末と、
    前記第2のWUSと、前記Paging Occasionとを送信する送信部を備えた基地局と、
    を備え、
    前記第2のWUSのリソースは、前記第1のWUSのリソースに基づき、
    前記受信部は、前記第1のWUSのリソースの周波数位置に基づく前記第2のWUSのリソースにおける周波数位置に関する情報を受信し、
    前記第2のWUSのリソースにおける周波数位置は、前記情報に基づいて設定される複数の周波数位置の候補の1つであり、
    前記第2のWUSのリソースにおける時間位置は、前記第1のWUSのリソースにおける時間位置からの時間区間によって決まる、
    無線通信システム。
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