JP7495405B2 - 端末、基地局、通信システム及び通信方法 - Google Patents

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本発明は、無線通信システムにおける端末、基地局及び通信方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)の後継システムであるNR(New Radio)(「5G」ともいう。)においては、要求条件として、大容量のシステム、高速なデータ伝送速度、低遅延、多数の端末の同時接続、低コスト、省電力等を満たす技術が検討されている(例えば非特許文献1)。
さらに、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、IoT(Internet of Things)向けの技術についてもLTEをベースにその拡張が検討されている。例えば、IoT-UE(User Equipment)すなわちNB-IoT(Narrow Band IoT)又はeMTC(enhanced Machine Type Communication)に対応するUEの省電力(power saving)化を目的として、リリース15のLTE-IoTにおいてWUS(Wake-up signal、起動信号と呼んでもよい)が導入されている(例えば非特許文献2)。
3GPP TS 38.300 V15.5.0(2019-03) 3GPP TS 36.211 V15.5.0(2019-03)
基地局がWUSを送信するためのリソース(例えば、時間リソース、周波数リソース、又は時間及び周波数リソース)、すなわちUEがWUSを受信するリソースについては、従来の固定的な配置に加えて、柔軟な配置とすることがリリース16において検討されている。また、リリース15のWUS(レガシWUS)とリリース16のWUSが同一リソースに共存するか否かについても柔軟に設定できることが望ましい。しかしながら、柔軟な設定を実現するためにネットワークとUE間のシグナリングが増大する可能性がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、無線通信システムにおけるシグナリングの効率を向上させることを目的とする。
開示の技術によれば、ページング機会に関連付けられる起動信号に係る第1の設定情報及び第2の設定情報を基地局から受信する受信部と、前記起動信号の周波数位置について、前記第2の設定情報による周波数位置を除外した位置から前記第1の設定情報による周波数位置を決定する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1の設定情報に前記起動信号の時間オフセットの設定が含まれていない場合、前記第2の設定情報に含まれる前記時間オフセットの設定に対応する設定を前記第1の設定情報の設定として用いる、端末が提供される。
開示の技術によれば、無線通信システムにおけるシグナリングの効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態における無線通信システムの構成例を示す図である。 DRX時の受信動作の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるDRX時の受信動作の例(1)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるDRX時の受信動作の例(2)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるWUSのリソース割り当ての例(1)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるWUSのリソース割り当ての例(2)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるWUSのリソース割り当ての例(3)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるWUSのリソース割り当ての例(4)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるWUSのリソース割り当ての例(5)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるWUSのリソース割り当ての例(6)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるWUSのリソース割り当ての例(7)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるWUSのリソース割り当ての例(8)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるWUSのリソース割り当ての例(9)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるWUSのリソース割り当ての例(10)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるWUSをモニタリングする例を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態における仕様変更の例(1)である。 本発明の実施の形態における仕様変更の例(2)である。 本発明の実施の形態における基地局10の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における端末20の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局10又は端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
本発明の実施の形態の無線通信システムの動作にあたっては、適宜、既存技術が使用される。ただし、当該既存技術は、例えば既存のLTEであるが、既存のLTEに限られない。また、本明細書で使用する用語「LTE」は、特に断らない限り、LTE-Advanced、及び、LTE-Advanced以降の方式(例:NR)を含む広い意味を有するものとする。
また、以下で説明する本発明の実施の形態では、既存のLTEで使用されているSS(Synchronization signal)、PSS(Primary SS)、SSS(Secondary SS)、PBCH(Physical broadcast channel)、PRACH(Physical random access channel)、等の用語を使用する。これは記載の便宜上のためであり、これらと同様の信号、機能等が他の名称で呼ばれてもよい。また、NRにおける上述の用語は、NR-SS、NR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、NR-PRACH等に対応する。ただし、NRに使用される信号であっても、必ずしも「NR-」と明記しない。
また、本発明の実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよいし、又はそれ以外(例えば、Flexible Duplex等)の方式でもよい。
また、本発明の実施の形態において、無線パラメータ等が「設定される(Configure)」とは、所定の値が予め設定(Pre-configure)されることであってもよいし、基地局10又は端末20から通知される無線パラメータが設定されることであってもよい。
図1は、本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。本発明の実施の形態における無線通信システムは、図に示されるように、基地局10及び端末20を含む。図には、基地局10及び端末20が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
基地局10は、1つ以上のセルを提供し、端末20と無線通信を行う通信装置である。無線信号の物理リソースは、時間領域及び周波数領域で定義され、時間領域はOFDMシンボル数で定義されてもよいし、周波数領域はサブキャリア数又はリソースブロック数で定義されてもよい。基地局10は、同期信号及びシステム情報を端末20に送信する。同期信号は、例えば、NR-PSS及びNR-SSSである。システム情報は、例えば、NR-PBCHにて送信され、報知情報ともいう。図2に示されるように、基地局10は、DL(Downlink)で制御信号又はデータを端末20に送信し、UL(Uplink)で制御信号又はデータを端末20から受信する。基地局10及び端末20はいずれも、ビームフォーミングを行って信号の送受信を行うことが可能である。また、基地局10及び端末20はいずれも、MIMO(Multiple Input Multiple Output)による通信をDL又はULに適用することが可能である。また、基地局10及び端末20はいずれも、CA(Carrier Aggregation)によるSCell(Secondary Cell)及びPCell(Primary Cell)を介して通信を行ってもよい。
端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置である。図2に示されるように、端末20は、DLで制御信号又はデータを基地局10から受信し、ULで制御信号又はデータを基地局10に送信することで、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。
上記のように端末20は様々な種類の端末であり得るが、本発明の実施の形態での端末20は主にLTEのリリース16(あるいはリリース16以降のリリース)のIoT-UEであることを想定する。ただし、端末20は、LTEのリリース16(あるいはリリース16以降のリリース)のIoT-UEに限定されない。また、想定するIoT-UEは、NB-IoTのUEであってもよいし、eMTCのUEであってもよい。
図2は、DRX時の受信動作の例を示す図である。WUS(Wake-up signal)が導入される以前において、Idle状態の端末20は、周期的に到来するPO(Paging Occasion)を毎回モニタする。なお、POをモニタすることを、ページングPDCCHをモニタする、又は、ページングサーチスペースをモニタすると言い換えてもよい。図2に示される「pre-synchronization」において、端末20はページングを受信するための同期を行う。続いて、端末20は、MPDCCH(MTC Phycical Downlink Contorol Channel)におけるページング及びPDSCH(Phycical Downlink Shared Channel)をモニタする。すなわち、端末20は、POにおいてMPDCCHにおけるページング及びPDSCHの検出及び復号処理を実行する必要がある。図2は、eMTC-UEの動作を示すが、例えば、MPDCCHをNPDCCH(Narrowband PDCCH)、PDSCHをNPDSCH(Narrowband PDSCH)に置換してNB-IoT-UEも同様に動作してもよい。
図3は、本発明の実施の形態におけるDRX時の受信動作の例(1)を示す図である。図3に示される「WUS(Wake-up signal)」は、1又は複数のPOに関連付けられて送信される。すなわち、基地局10は、端末20に対してページングをモニタさせる場合WUSを送信することで、関連付けられたPOをモニタする必要があるか否かを、WUSによって事前に端末20に通知することができる。WUSをサポートし、かつWUSの設定を基地局10から受信しているアイドル状態の端末20は、ページングの前のWUSをモニタし、WUSが検出された場合引き続くPOをモニタする。一方、WUSが検出されなかった場合、端末20は引き続くPOをモニタしなくてもよい。
したがって、端末20は、実際にページングが送信されないMPDCCHにおけるページング及びPDSCHの検出及び復号処理を省略することができるため、消費電力を削減することができる。なお、後述する最大WUS期間は、WUS及びMPDCCH/PDSCHのカバレッジに配慮して設定されてもよい。図3は、eMTC-UEの動作を示すが、例えば、MPDCCHをNPDCCH、PDSCHをNPDSCHに置換してNB-IoT-UEも同様に動作してもよい。
図4は、本発明の実施の形態におけるDRX時の受信動作の例(2)を示す図である。図4は、基地局10がWUSを端末20に送信しなかった場合の動作を示す。基地局10が端末20にページングをモニタさせる必要がないと判定した場合、端末20にWUSを送信しない。端末20がWUSを受信しなかった場合、関連付けられたPOをモニタする必要はない。したがって、端末20は、WUSに関連付けられたPOに対応するMPDCCHにおけるページング及びPDSCHの検出及び復号処理を省略することができる。さらに、削減可能となる制御チャネル及びデータチャネルの検出処理に消費する電力は、MPDCCH及びPDSCHの繰り返し(Repetition)数に大きく依存する。そのため、大きな繰り返し数が想定される運用シナリオほど、WUSによる消費電力削減効果の増大が期待できる。なお、図4は、eMTC-UEの動作を示すが、例えば、MPDCCHをNPDCCH、PDSCHをNPDSCHに置換してNB-IoT-UEも同様に動作してもよい。
リリース15のWUSは、1つのWUSに対して1つ又は複数のPOが関連付けられる。一方、POは複数の端末20で共通であると想定される。そのため、WUSを検出したアイドル状態の複数の全ての端末20が起動して、ページングPDCCHのモニタを行う。すなわち、ページングの宛先ではない可能性のある多くのユーザ装置が起動してしまう可能がある。
そこで、LTEリリース16に関わる本発明の実施の形態では、UE-ID等に基づいて、端末20のグルーピングが行われる。すなわち、あるグループに属する端末20は、当該グループに関連付けられたWUSのみをモニタする。これにより、ページングの宛先ではないにも関わらずに起動してしまう端末20の数を減少させることができる。
グループはUEグループIDにより識別される。また、リリース16_WUSをサポートする端末20は、リリース15のWUSもサポートする。すなわち、リリース16_WUSをサポートする端末20は、リリース16_WUSを受信して関連する処理を実行することもできるし、リリース15のWUSを受信して関連する処理を実行することもできる。なお、グループの識別子は、UEグループIDではなく、他の名称であってもよい。例えば、グループの識別子は、グループID、WUSグループID又はPOグループID等の名称であってもよい。
以下、リリース16のWUSをリリース16_WUSと記載し、リリース15のWUSをレガシWUSと記載する。また、これらを特に区別しない場合には、WUSと記載する。レガシWUSをレガシ起動信号と呼んでもよい。
また、UEグループIDはリリース16_WUSの系列の生成に使用される。UEグループの数は、基地局10から端末20に設定可能であり、例えば、システム情報(SIB:System Information Block)により、基地局10からブロードキャストされる。
リリース16_WUSとレガシWUSとの多重は、例えば、次の方法1)-3)のいずれか又は組み合わせによって実行されてもよい。
1)TDM(Time division multiplexing)
2)FDM(Frequency division multiplexing)
3)single sequence CDM(Code division multiplexing)
また、複数のWUS間の多重は、例えば、次の方法1)-3)のいずれか又は組み合わせによって実行されてもよい。
1)TDM
2)FDM
3)single sequence CDM
なお、single sequence CDMとは、例えば、ベースとなるWUSの系列に対して、直交した符号すなわち相互相関が0または小さい符号を乗算することで、複数のWUS系列を生成し、生成したWUS系列のいずれか1つを選択して送信する手法である。
本発明の実施の形態において、基地局10が端末20にWUSを送信する際に使用するリソース(端末20が、WUSのモニタを行うリソース)であるWUSリソース(時間・周波数リソース)の割り当て方法について説明する。
本発明の実施の形態では、時間領域と周波数領域の各領域において、最大で、2つのWUSリソースが設定される。ここでの「設定」とは、各WUSリソースが基地局10から端末20に設定されることであってもよいし、基地局10が各WUSリソースを決定することであってもよい。
また、1つのWUSリソースの中で、CDM(例えば、single sequence CDM)を用いることで、複数のWUSが多重されてもよい。
図5、図6及び図7に、複数の直交するWUSリソースが設定される場合の例を示す。いずれの図においても縦軸が周波数であり、横軸が時間である。なお、「直交する」とは、リソースが重複しないという意味である。
図5は、時間方向において、2つのWUSリソースが設定された例を示す。図6は、周波数方向において、2つのWUSリソースが設定された例を示す。図7は、4つのWUSリソースが設定された例を示す。
図8~図14に、上述したWUSリソースにより、リリース16_WUSあるいはレガシWUSが基地局10から送信される場合の例を説明する。なお、図8~図14はそれぞれ、レガシWUSを含む場合を示しているが、レガシWUSが含まれなくてもよい。
図8は、時間方向にWUSリソースAとWUSリソースBが配置された例を示す。図8に示すとおり、WUSリソースAで、CDM多重された複数のリリース16_WUSが送信され、WUSリソースBでレガシWUSが送信される。なお、WUSリソースAで複数のリリース16_WUSが多重されず、1つのリリース16_WUSが送信されてもよい。
図9は、周波数方向にWUSリソースCとWUSリソースDが配置された例を示す。図9に示すとおり、WUSリソースCでレガシWUSが送信され、WUSリソースDでCDM多重された複数のリリース16_WUSが送信される。なお、WUSリソースDで複数のリリース16_WUSが多重されず、1つのリリース16_WUSが送信されてもよい。
図10は、時間方向、周波数方向にWUSリソースE、WUSリソースF、WUSリソースG、WUSリソースHが配置された例を示す。図10に示すとおり、WUSリソースE、Gのそれぞれでリリース16_WUSが送信され、WUSリソースFでレガシWUSが送信される。
図11は、時間方向、周波数方向にWUSリソースE、WUSリソースF、WUSリソースG、WUSリソースHが配置された例を示す。図11に示すとおり、WUSリソースE、Gのそれぞれでリリース16_WUSが送信され、WUSリソースFでレガシWUSが送信される。
図12は、時間方向にWUSリソースAとWUSリソースBが配置された例を示す。図12に示すとおり、WUSリソースAで、CDM多重された複数のリリース16_WUSが送信され、WUSリソースBでCDM多重されたレガシWUS及び複数のリリース16_WUSが送信される。なお、WUSリソースA又はWUSリソースBにおいて複数のリリース16_WUSが多重されず、1つのリリース16_WUSが送信されてもよい。
図13は、周波数方向にWUSリソースCとWUSリソースDが配置された例を示す。図9に示すとおり、WUSリソースCでCDM多重されたレガシWUS及び複数のリリース16_WUSが送信され、WUSリソースDでCDM多重された複数のリリース16_WUSが送信される。なお、WUSリソースC又はWUSリソースDにおいて複数のリリース16_WUSが多重されず、1つのリリース16_WUSが送信されてもよい。
図12及び図13に示されるように、リリース16_WUSに関して、時間領域及び周波数領域それぞれの領域において、最大2つまでの直交するWUSリソースが設定されてもよい。さらに、時間領域及び周波数領域で特定されるWUSリソース1つに、複数のWUSがsingle sequence CDMを使用して多重されてもよい。
図14は、時間方向、周波数方向にWUSリソースE、WUSリソースF、WUSリソースG及びWUSリソースHが配置された例を示す。図14に示すとおり、WUSリソースE及びWUSリソースGのそれぞれでCDM多重された複数のリリース16_WUSが送信され、WUSリソースFでレガシWUSが送信される。
ここで、端末20は、時間領域及び周波数領域で特定されるWUSリソースを1つのみモニタしてもよい。したがって、以下のステップ1~ステップ3によって、端末20は、WUSを検出してもよい。
ステップ1)リリース16_WUSをサポートする端末20に対してUEグループIDが設定される。POとWUS間のギャップ設定も合わせて実行されてもよい。
ステップ2)設定されたUEグループIDに基づいて、端末20は、モニタするWUSリソースの時間領域及び周波数領域の位置を決定する。
ステップ3)端末20は、決定した1つの時間領域及び周波数領域のWUSリソースをモニタする。
リリース16_WUSの設定に関するRRC(Radio Resource Control)シグナリングについて、例えば、リリース16_WUSをサポートする端末20は、リリース15_WUSに係るシグナリングをサポートしてもよい。また、例えば、WUSの送信時間タイミングに関するパラメータをリリース15及びリリース16で共通にして効率的なシグナリングを行ってもよい。
図15は、本発明の実施の形態におけるWUSをモニタリングする例を説明するためのシーケンス図である。図15に示されるステップS1において、基地局10は、「UECapabilityEnquiry」すなわちUE能力の問合せを端末20に送信する。続くステップS2において、端末20は、「UECapabilityInformation」すなわちUE能力の報告を基地局10に送信する。「UECapabilityInformation」は、端末20がサポートするUE能力を含む。基地局10は、受信した「UECapabilityInformation」に基づいて、サポートされるUE能力を特定する。
図16は、本発明の実施の形態における仕様変更の例(1)である。例えば、図15に示されるステップS2において基地局10に端末20から報告される「UECapabilityInformation」は、図16に示される情報要素「UE-RadioPagingInfoNB-r13」を含んでもよい。図16に示されるように、「UE-RadioPagingInfoNB-r13」は、リリース15_WUSをサポートすることを示す「wakeUpSignal-r15」と、リリース16_WUSをサポートすることを示す「wakeUpSignal-r16」とを含んでもよい。
また、図16に示されるように、「UE-RadioPagingInfoNB-r13」は、リリース15_WUSに関連付けられる最初のPOと当該WUS間のUEがサポートする最短の時間間隔を示すパラメータ「wakeUpSignalMinGap-eDRX-r15」と、リリース16_WUSに関連付けられる最初のPOと当該WUS間のUEがサポートする最短の時間間隔を示すパラメータ「wakeUpSignalMinGap-eDRX-r16」とを含んでもよい。また、端末20は、リリース16_WUSの設定を、パラメータ「wakeUpSignalMinGap-eDRX-r15」と同一の値又は「wakeUpSignalMinGap-eDRX-r15」を基準とするオフセットから決定してもよい。
すなわち、リリース15_WUSに関するシグナリングとリリース16_WUSに関するシグナリングは、個別に定義されてもよい。なお、図16に示される情報要素「UE-RadioPagingInfoNB-r13」は、NB-IoT-UEが使用するシグナリングである。例えば、「UE-RadioPagingInfoNB-r13」の代わりに情報要素「UE-RadioPagingInfo-r12」によって、eMTC-UEにWUSに関するシグナリングがNB-IoT-UE同様に定義されてもよい。
図15に戻る。図15に示されるステップS3において、基地局10は、WUSに関する設定情報を端末20に送信する。WUSに関する設定情報は、システム情報であってもよく、例えば「SystemInformationBlockType2」又は「SystemInformationBlockType2-NB-r13」等であってもよい。なお、ステップS3は、ステップS1及びS2より先に実行されてもよい。
図17は、本発明の実施の形態における仕様変更の例(2)である。例えば、図15に示されるステップS3において基地局10に端末20から報告される「設定情報」は、図17に示される情報要素「WUS-Config-r15」を含んでもよい。図17に示されるように、「WUS-Config-r15」は、リリース15_WUSの最大区間長を示すパラメータ「maxDurationFactor-r15」と、リリース16_WUSの最大区間長を示すパラメータ「maxDurationFactor-r16」とを含んでもよい。また、「WUS-Config-r15」は、リリース15_WUSに関連付けられる連続するPOの数を示すパラメータ「numPOs-r15」と、リリース16_WUSに関連付けられる連続するPOの数を示すパラメータ「numPOs-r16」とを含んでもよい。また、「WUS-Config-r15」は、リリース15_WUSの周波数領域の位置を示すパラメータ「freqLocation-r15」と、リリース16_WUSの周波数領域の位置を示すパラメータ「freqLocation-r16」とを含んでもよい。また、「WUS-Config-r15」は、リリース15_WUSと最初に関連付けられるPOとの時間間隔を示すパラメータ「timeOffsetDRX-r15」、「timeOffset-eDRX-Short-r15」及び「timeOffset-eDRX-Long-r15」と、リリース16_WUSと最初に関連付けられるPOとの時間間隔を示すパラメータ「timeOffsetDRX-r16」、「timeOffset-eDRX-Short-r16」及び「timeOffset-eDRX-Long-r16」とを含んでもよい。
すなわち、リリース15_WUSに関するシグナリングとリリース16_WUSに関するシグナリングは、個別に定義されてもよい。なお、図17に示される情報要素「WUS-Config-r15」は、eMTC-UEが使用するシグナリングである。例えば、「WUS-Config-r15」の代わりに情報要素「WUS-Config-NB-r15」によって、NB-IoT-UEにWUSに関するシグナリングがeMTC-UE同様に定義されてもよい。
ここで、「WUS-Config-r15」等に含まれるリリース16_WUSに関する設定、すなわち、時間オフセット(「timeOffsetDRX-r16」)、期間(「maxDurationFactor-r16」)、周波数位置(「freqLocation-r16」)、PO数(「numPOs-r16」)等に、リリース15_WUSと共通の値が設定される場合、基地局10は端末20にリリース16_WUSに関する設定を通知しなくてもよい。例えば、リリース16_WUSに関する設定が通知されなかった場合、端末20は、デフォルト動作としてリリース15_WUSの設定をリリース16_WUSの設定として使用してもよい。
また、例えば、リリース15_WUS及びリリース16_WUSで個別の設定がサポートされる場合を想定し、リリース16_WUS設定の通知はオプションであると規定されてもよい。
また、例えば、リリース15_WUSの設定及びリリース16_WUSの設定の双方が通知された場合、リリース16_WUSの設定は、リリース15_WUSの設定を基準とする定義としてもよい。例えば、時間オフセットは、リリース15_WUSの時間間隔と同一の値としてもよいし、リリース15_WUSの時間間隔を基準とするオフセットとしてもよい。例えば、期間及びPO数は、リリース15_WUSと同一の値としてもよいし、リリース15_WUSを基準とする値(例えば、整数倍)としてもよい。例えば、周波数位置は、リリース15_WUSと同一の値としてもよいし、リリース15_WUSの周波数位置を除外した位置からリリース16_WUSの周波数位置を決定してもよい。
なお、図16に示されるリリース16_WUSをサポートすることを示す「wakeUpSignal-r16」が「true」の場合、「wakeUpSignal-r15」は通知内容によらず「true」が設定されていると見なしてもよいし、「wakeUpSignal-r15」は通知されず「wakeUpSignal-r16」のみが通知されてもよい。
図15に戻る。図15に示されるステップS4において、端末20は、WUSに関する設定情報に基づいて、WUSリソースを決定する。続いて、端末20は、決定したWUSリソースをモニタ開始する(S5)。基地局10はWUS及びページングを端末20に送信し、端末20は決定されたWUSリソースにおいてWUSを受信し、続いてページングを受信する(S6)。
上述の実施例により、基地局10及び端末20は、リリース16_WUSに関する設定のシグナリングを、リリース15_WUSに関する設定を利用して効率的に送受信することができる。
すなわち、無線通信システムにおけるシグナリングの効率を向上させることができる。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局10及び端末20の機能構成例を説明する。基地局10及び端末20は上述した実施例を実施する機能を含む。ただし、基地局10及び端末20はそれぞれ、実施例の中の一部の機能のみを備えることとしてもよい。
<基地局10>
図18は、本発明の実施の形態における基地局10の機能構成の一例を示す図である。図18に示されるように、基地局10は、送信部110と、受信部120と、設定部130と、制御部140とを有する。図18に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部110は、端末20側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。また、送信部110は、ネットワークノード間メッセージを他のネットワークノードに送信する。受信部120は、端末20から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、端末20へNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL制御信号等を送信する機能を有する。また、受信部120は、ネットワークノード間メッセージを他のネットワークノードから受信する。
設定部130は、予め設定される設定情報、及び、端末20に送信する各種の設定情報を格納する。設定情報の内容は、例えば、端末20のUE能力に応じたWUS送信設定及びページング送信設定に係る情報等である。
制御部140は、実施例において説明したように、端末20に送信するWUS及びページングに係る制御を行う。制御部140における信号送信に関する機能部を送信部110に含め、制御部140における信号受信に関する機能部を受信部120に含めてもよい。
<端末20>
図19は、本発明の実施の形態における端末20の機能構成の一例を示す図である。図19に示されるように、端末20は、送信部210と、受信部220と、設定部230と、制御部240とを有する。図19に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部220は、基地局10から送信されるNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL/SL制御信号等を受信する機能を有する。また、例えば、送信部210は、D2D通信として、他の端末20に、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)、PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)、PSDCH(Physical Sidelink Discovery Channel)、PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)等を送信し、受信部120は、他の端末20から、PSCCH、PSSCH、PSDCH又はPSBCH等を受信する。
設定部230は、受信部220により基地局10から受信した各種の設定情報を格納する。また、設定部230は、予め設定される設定情報も格納する。設定情報の内容は、例えば、端末20のUE能力に応じたWUS受信設定及びページング受信設定に係る情報等である。
制御部240は、実施例において説明したように、WUS及びページングの受信に係る制御を行う。制御部240における信号送信に関する機能部を送信部210に含め、制御部240における信号受信に関する機能部を受信部220に含めてもよい。
(ハードウェア構成)
上記実施形態の説明に用いたブロック図(図18及び図19)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における基地局10、端末20等は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図20は、本開示の一実施の形態に係る基地局10及び端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局10及び端末20は、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局10及び端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局10及び端末20における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の制御部140、制御部240等は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータ等を、補助記憶装置1003及び通信装置1004の少なくとも一方から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図18に示した基地局10の制御部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図19に示した端末20の制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本開示の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つによって構成されてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び補助記憶装置1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インターフェース等は、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、基地局10及び端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、ページング機会に関連付けられる起動信号に係る端末能力の報告を要求する情報と、第1の起動信号及び第2の起動信号のうち少なくとも1つに係る設定情報とを基地局から受信する受信部と、前記起動信号に係る端末能力の報告を前記基地局に送信する送信部と、前記起動信号に係る設定情報に基づいて、前記第1の起動信号の設定と、前記第2の起動信号の設定とを決定する制御部とを有し、前記受信部は、前記起動信号及び前記起動信号に関連付けられるページングを前記基地局から受信し、前記制御部は、前記第1の起動信号の設定を、前記第2の起動信号の設定を基準とする値から決定する端末が提供される。
上記の構成により、基地局10及び端末20は、リリース16_WUSに関する設定のシグナリングを、リリース15_WUSに関する設定を利用して効率的に送受信することができる。すなわち、無線通信システムにおけるシグナリングの効率を向上させることができる。
前記制御部は、前記第1の起動信号の設定が前記起動信号に係る設定情報に含まれない場合、前記第1の起動信号の設定に、前記起動信号に係る設定情報に含まれる前記第2の起動信号の設定を使用してもよい。当該構成により、端末20は、リリース16_WUSに関する設定のシグナリングを、リリース15_WUSに関する設定を利用して効率的に決定することができる。
前記制御部は、前記第1の起動信号の設定を、起動信号と最初に関連付けられるページング機会との時間間隔及び起動信号と最初に関連付けられるページング機会とのサポートされる最小の時間間隔について前記第2の起動信号の設定と同一の値又は前記第2の起動信号の設定を基準とするオフセットから決定し、起動信号の期間及び起動信号に関連付けられるページング機会数について前記第2の起動信号の設定と同一の値又は前記第2の起動信号の設定の整数倍から決定し、起動信号の周波数位置について前記第2の起動信号の設定と同一の値又は前記第2の起動信号の設定の周波数位置を除外した位置から決定してもよい。当該構成により、端末20は、リリース16_WUSに関する設定のシグナリングを、リリース15_WUSに関する設定を利用して効率的に決定することができる。
前記送信部は、前記起動信号に係る端末能力の報告に前記第1の起動信号をサポートすることを示す情報を含める場合、前記起動信号に係る端末能力の報告に、前記第2の起動信号をサポートするか否かを示す情報を含めなくてもよい。当該構成により、端末20は、リリース15_WUSに関するUE能力のシグナリングを、リリース16_WUSに関するUE能力を利用して効率的に基地局10に通知することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、ページング機会に関連付けられる起動信号に係る端末能力の報告を要求する情報と、第1の起動信号及び第2の起動信号のうち少なくとも1つに係る設定情報とを端末に送信する送信部と、前記起動信号に係る端末能力の報告を前記端末から受信する受信部と、前記起動信号に係る設定情報に、前記第1の起動信号の設定と、前記第2の起動信号の設定とを含める制御部とを有し、前記送信部は、前記起動信号及び前記起動信号に関連付けられるページングを前記端末に送信し、前記制御部は、前記第1の起動信号の設定を、前記第2の起動信号の設定を基準とする値から決定する基地局が提供される。
上記の構成により、基地局10及び端末20は、リリース16_WUSに関する設定のシグナリングを、リリース15_WUSに関する設定を利用して効率的に送受信することができる。すなわち、無線通信システムにおけるシグナリングの効率を向上させることができる。
また、本発明の実施の形態によれば、ページング機会に関連付けられる起動信号に係る端末能力の報告を要求する情報と、第1の起動信号及び第2の起動信号のうち少なくとも1つに係る設定情報とを基地局から受信する受信手順と、前記起動信号に係る端末能力の報告を前記基地局に送信する送信手順と、前記起動信号に係る設定情報に基づいて、前記第1の起動信号の設定と、前記第2の起動信号の設定とを決定する制御手順とを端末が実行し、前記受信手順は、前記起動信号及び前記起動信号に関連付けられるページングを前記基地局から受信する手順を含み、前記制御手順は、前記第1の起動信号の設定を、前記第2の起動信号の設定を基準とする値から決定する手順を含む通信方法が提供される。
上記の構成により、基地局10及び端末20は、リリース16_WUSに関する設定のシグナリングを、リリース15_WUSに関する設定を利用して効率的に送受信することができる。すなわち、無線通信システムにおけるシグナリングの効率を向上させることができる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局10及び端末20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って端末20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本開示で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局10によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局10を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末20との通信のために行われる様々な動作は、基地局10及び基地局10以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GW等が考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局10以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、他のネットワークノードは、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
本開示において説明した情報又は信号等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本開示における判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「基地局装置」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数の端末20間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局10が有する機能を端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジ(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各端末20に対して、無線リソース(各端末20において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジ用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
なお、本開示において、POは、ページング機会の一例である。WUSは、起動信号の一例である。リリース16_WUSは、第1の起動信号の一例である。リリース15_WUSは、第2の起動信号の一例である。UECapabilityEnquiryは、端末能力の報告を要求する情報の一例である。UECapabilityInformationは、端末能力の報告の一例である。送信部210又は受信部220は、通信部の一例である。wakeUpSignal-r16は、第1の起動信号をサポートするか否かを示す情報の一例である。wakeUpSignal-r15は、第2の起動信号をサポートするか否かを示す情報の一例である。送信部110又は受信部120は、通信部の一例である。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
(第1項)
ページング機会に関連付けられる起動信号に係る端末能力の報告を要求する情報と、第1の起動信号及び第2の起動信号のうち少なくとも1つに係る設定情報とを基地局から受信する受信部と、
前記起動信号に係る端末能力の報告を前記基地局に送信する送信部と、
前記起動信号に係る設定情報に基づいて、前記第1の起動信号の設定と、前記第2の起動信号の設定とを決定する制御部とを有し、
前記受信部は、前記起動信号及び前記起動信号に関連付けられるページングを前記基地局から受信し、
前記制御部は、前記第1の起動信号の設定を、前記第2の起動信号の設定を基準とする値から決定する端末。
(第2項)
前記制御部は、前記第1の起動信号の設定が前記起動信号に係る設定情報に含まれない場合、前記第1の起動信号の設定に、前記起動信号に係る設定情報に含まれる前記第2の起動信号の設定を使用する第1項記載の端末。
(第3項)
前記制御部は、前記第1の起動信号の設定を、起動信号と最初に関連付けられるページング機会との時間間隔及び起動信号と最初に関連付けられるページング機会とのサポートされる最小の時間間隔について前記第2の起動信号の設定と同一の値又は前記第2の起動信号の設定を基準とするオフセットから決定し、起動信号の期間及び起動信号に関連付けられるページング機会数について前記第2の起動信号の設定と同一の値又は前記第2の起動信号の設定の整数倍から決定し、起動信号の周波数位置について前記第2の起動信号の設定と同一の値又は前記第2の起動信号の設定の周波数位置を除外した位置から決定する第1項記載の端末。
(第4項)
前記送信部は、前記起動信号に係る端末能力の報告に前記第1の起動信号をサポートすることを示す情報を含める場合、前記起動信号に係る端末能力の報告に、前記第2の起動信号をサポートするか否かを示す情報を含めない第1項記載の端末。
(第5項)
ページング機会に関連付けられる起動信号に係る端末能力の報告を要求する情報と、第1の起動信号及び第2の起動信号のうち少なくとも1つに係る設定情報とを端末に送信する送信部と、
前記起動信号に係る端末能力の報告を前記端末から受信する受信部と、
前記起動信号に係る設定情報に、前記第1の起動信号の設定と、前記第2の起動信号の設定とを含める制御部とを有し、
前記送信部は、前記起動信号及び前記起動信号に関連付けられるページングを前記端末に送信し、
前記制御部は、前記第1の起動信号の設定を、前記第2の起動信号の設定を基準とする値から決定する基地局。
(第6項)
ページング機会に関連付けられる起動信号に係る端末能力の報告を要求する情報と、第1の起動信号及び第2の起動信号のうち少なくとも1つに係る設定情報とを基地局から受信する受信手順と、
前記起動信号に係る端末能力の報告を前記基地局に送信する送信手順と、
前記起動信号に係る設定情報に基づいて、前記第1の起動信号の設定と、前記第2の起動信号の設定とを決定する制御手順とを端末が実行し、
前記受信手順は、前記起動信号及び前記起動信号に関連付けられるページングを前記基地局から受信する手順を含み、
前記制御手順は、前記第1の起動信号の設定を、前記第2の起動信号の設定を基準とする値から決定する手順を含む通信方法。
10 基地局
110 送信部
120 受信部
130 設定部
140 制御部
20 端末
210 送信部
220 受信部
230 設定部
240 制御部
1001 プロセッサ
1002 記憶装置
1003 補助記憶装置
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (5)

  1. ページング機会に関連付けられる起動信号に係る第1の設定情報及び第2の設定情報を基地局から受信する受信部と、
    前記起動信号の周波数位置について、前記第2の設定情報による周波数位置を除外した位置から前記第1の設定情報による周波数位置を決定する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第1の設定情報に前記起動信号の時間オフセットの設定が含まれていない場合、前記第2の設定情報に含まれる前記時間オフセットの設定に対応する設定を前記第1の設定情報の設定として用いる、端末。
  2. 前記第1の設定情報は、グループに関連付けられる起動信号に係る設定情報である請求項1に記載の端末。
  3. ページング機会に関連付けられる起動信号に係る第1の設定情報及び第2の設定情報を端末に送信する送信部と、
    前記起動信号の周波数位置について、前記第2の設定情報による周波数位置を除外した位置から前記第1の設定情報による周波数位置を決定する制御部と、
    を備え、
    前記第1の設定情報に前記起動信号の時間オフセットの設定が含まれていない場合、前記端末において前記第2の設定情報に含まれる前記時間オフセットの設定に対応する設定が前記第1の設定情報の設定として用いられる、基地局。
  4. ページング機会に関連付けられる起動信号に係る第1の設定情報及び第2の設定情報を端末に送信する送信部と、
    前記起動信号の周波数位置について、前記第2の設定情報による周波数位置を除外した位置から前記第1の設定情報による周波数位置を決定する制御部と、
    を備える基地局と、
    前記第1の設定情報及び前記第2の設定情報のうち少なくとも1つを基地局から受信する受信部と、
    前記起動信号の周波数位置について、前記第2の設定情報による周波数位置を除外した位置から前記第1の設定情報による周波数位置を決定する制御部と、
    を備える端末と、
    を備え、
    前記端末の前記制御部は、前記第1の設定情報に前記起動信号の時間オフセットの設定が含まれていない場合、前記第2の設定情報に含まれる前記時間オフセットの設定に対応する設定を前記第1の設定情報の設定として用いる、通信システム。
  5. ページング機会に関連付けられる起動信号に係る第1の設定情報及び第2の設定情報のうち少なくとも1つを基地局から受信するステップと、
    前記起動信号の周波数位置について、前記第2の設定情報による周波数位置を除外した位置から前記第1の設定情報による周波数位置を決定するステップと、
    を備え、
    前記第1の設定情報に前記起動信号の時間オフセットの設定が含まれていない場合、前記第2の設定情報に含まれる前記時間オフセットの設定に対応する設定が前記第1の設定情報の設定として用いられる、端末の通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Title
Ericsson,UE-group wake-up signal in LTE-MTC[online],3GPP TSG RAN WG1 #95 R1-1812119,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_95/Docs/R1-1812119.zip>,2018年11月16日,1-10頁
Qualcomm Incorporated,WUS grouping design overview and UE distribution[online],3GPP TSG RAN WG2 #106 R2-1906249,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_106/Docs/R2-1906249.zip>,2019年05月17日,1-6頁

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