JP7317660B2 - ゲートウェイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、FA機器から取得したデータを無線通信により他機器へ送信するゲートウェイ装置に関する。
近年、製造現場等では効率よく、安定的に製品の製造を行えるよう、FA(Factory Automation)化が進んでいる。FAの制御システムでは、メンテナンス、トラブル時の対応等のために、製造に伴う様々なデータを取得できることが望ましい。
そこで、特許文献1には、FA機器を制御する制御装置に対し、制御対象機器のデータの送信を要求し、受信した制御対象機器のデータを変換し、変換されたデータをサーバ装置に送信するゲートウェイ装置が記載されている。
また、特許文献2には、PLC(Programmable Logic Controller)に接続されたデータ収集装置であって、周期性を有する時系列デバイスデータを形成するデータ収集部と、指定された抽出期間にしたがって時系列デバイスデータから個別データを抽出し、抽出された各個別データに対して各個別データを識別するための識別情報を付与するデータ収集装置が記載されている。
特許第6440810号公報(2018年12月19日発行) 特開2019-16327号公報(2019年1月31日公開)
しかしながら、近年、FAの制御システムにおいてゲートウェイ装置のアンテナ部とサーバとの間の無線通信に使用する通信方式・規格が頻繁に変更されている。通信方式・規格が変更されると、変更前の通信方式・規格に対応していたゲートウェイ装置は無線通信ができなくなる。
上述したような従来技術では、アンテナ部と本体部とが一体的に構成されているため、本体部はまだ使用できるにもかかわらず、ゲートウェイ装置を廃棄せざるを得ないという問題が生じている。
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、通信方式・規格が変更されても最小限の手間とコストで使用を継続することができるゲートウェイ装置を実現することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の一態様に係るゲートウェイ装置は、PLCからデータを取得し、取得したデータを管理サーバに送信するゲートウェイ装置であって、アンテナ部と本体部とを備え、前記アンテナ部は、前記管理サーバと無線通信を行うための通信モジュールと、アンテナとを備え、前記本体部は、前記PLCと通信するための通信インタフェースと、前記PLCからデータを取得する制御部とを備え、前記アンテナ部の筐体は、前記本体部の筐体と分離して構成され、前記アンテナ部は、前記本体部と通信可能に接続されることを特徴としている。
前記の構成によれば、アンテナ部の筐体と本体部の筐体とは分離して構成されるため、通信方式・規格が変更されても、アンテナ部を新通信方式・規格に対応するアンテナ部と交換することによって、ゲートウェイ装置を継続して使用することができる。
本発明の一態様に係るゲートウェイ装置では、前記アンテナ部は、前記PLCを収容するキャビネットの壁面外側に取り付けられ、前記本体部は、前記キャビネットの壁面内側に取り付けられてもよい。
前記の構成によれば、アンテナ部をキャビネットの壁面外側に取り付けることによって、管理サーバとより安定した無線通信を行うことができる。また、PLCからデータを取得する本体部を、キャビネットの壁面内側に取り付けることによって、当該PLCと有線にて通信可能に接続することが容易になる。
本発明の一態様に係るゲートウェイ装置では、前記アンテナ部および前記本体部を、前記PLCを収容するキャビネットの一部を挟んで対向する位置に取付けるための取付部を備えていてもよい。
前記の構成によれば、例えば、キャビネットに形成された取付孔に、本体部およびアンテナ部に備えられた、各コネクタを其々挿入して嵌合させることによって、本体部とアンテナ部とを容易に接続することができる。
本発明の一態様に係るゲートウェイ装置では、前記アンテナ部と前記本体部とを通信可能に接続するケーブルをさらに備え、前記ケーブルは、前記アンテナ部および前記本体部の少なくとも一方と着脱自在であってもよい。
前記の構成によれば、ケーブルは、前記アンテナ部および前記本体部の少なくとも一方と着脱自在なので、ゲートウェイ装置を容易にキャビネットに取り付けることができる。
本発明の一態様に係るゲートウェイ装置では、前記本体部は、それぞれが通信規格の異なる通信を行うアンテナ部と通信可能に接続されるものであってもよい。
前記の構成によれば、アンテナ部を交換した場合でも新しいアンテナ部と本体部とが通信可能となるので、外部装置との通信に関する通信方式・規格が変更されたとしても、アンテナ部を新通信方式・規格に対応するアンテナ部と交換するのみで、ゲートウェイ装置を継続して使用することができる。
本発明の一態様に係るゲートウェイ装置では、前記アンテナ部に、防滴および防塵処理が施されていてもよい。
ゲートウェイ装置のうち、キャビネットの外部に露出しているのはアンテナ部である。前記の構成によれば、アンテナ部に防滴および防塵処理を施すので、最小限の費用で必要な防滴および防塵処理を施すことができる。
本発明の一態様によれば、通信方式・規格が変更されてもアンテナ部を新通信方式・規格に対応するアンテナ部と交換することによって、ゲートウェイ装置を継続して使用することができるので、最小限の手間とコストで使用を継続することができるという効果を奏する。
本実施形態に係るゲートウェイ装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係るデータ収集システムの概要を示す図である。 本実施形態に係るゲートウェイ装置の外観の一例を示す図である。 図3に示すゲートウェイ装置の分離した状態を示す斜視図である。 図3に示すゲートウェイ装置の取り付け方の一例を示す図である。 図5に示す取り付け方の一例を詳細に説明する図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
<システム概要>
図2は、本実施形態に係るデータ収集システム100の概要を示す図である。データ収集システム100は、一例として、ゲートウェイ装置1と、PLC(Programmable Logic Controller)2と、設定端末3と、監視対象である産業用機器としてのFA機器4およびセンサ5と、管理サーバ6と、専用通信回線網7とを含む。
PLC2と、FA機器4およびセンサ5とは、所定のインタフェース規格(例えば、RS232、RS485)に従い、ケーブルで直接接続されている。なお、不図示のLAN(Local Area Network)を介して通信可能に接続されていてもよい。PLC2とゲートウェイ装置1とは、後述するように通信可能に有線にて接続される。ゲートウェイ装置1は、無線通信にて専用通信回線網7に接続する機能を有しており、専用通信回線網7を介して管理サーバ6と通信可能に接続される。設定端末3は、インターネットまたは移動体通信網などの広域通信網8を介して管理サーバ6と通信可能に接続されている。
PLC2は、産業用機器の制御および監視を行うものである。図示の例では、PLC2は、1以上のFA機器4、および、1以上のセンサ5などの産業用機器から、FA管理のためのデータを、上述したインタフェース規格による通信、またはLAN等、PLC2の通信規格に対応する通信により取得する。
FA管理のためのデータとは、例えば、FA機器4が内蔵するセンサ、または、FA機器4とは別体のセンサ5によって計測される計測値である。計測値は、FA機器4の動作またはFA機器4の周囲環境に係る物理量を示すものであってもよいし、FA機器4または周囲環境の状態を2値化して示すバイナリデータであってもよい。各センサによって計測される計測項目は、特に限定されないが、例えば、電流、電圧、油圧、水圧、気圧、トルク、温度、湿度、消費電力、重量、接触/非接触など多岐に亘る。
PLC2は、1以上のレジスタを備え、一例として、1つのレジスタに1つのセンサから取得した1つの計測項目に係る計測値を格納する。PLC2は、ゲートウェイ装置1から要求に応じて、自装置が備える各レジスタに格納された計測値を供給する。
本実施形態では、PLC2は、1以上の機器を収容する制御盤などの収容ボックス(キャビネット)2Aに収容されている。
ゲートウェイ装置1は、RS232、RS485またはLANによるPLC2との通信と、専用通信回線網7による管理サーバ6との通信とを接続する中継装置である。具体的には、ゲートウェイ装置1は、PLC2がLANを介して産業用機器から取得した各種の計測値を、専用通信回線網7を介して、管理サーバ6にアップロードする。本実施形態では、ゲートウェイ装置1とPLC2とは1対1で対応している。具体的には、1台のPLC2に、1台のゲートウェイ装置1が結線され、該ゲートウェイ装置1は、取り付けられた相手方のPLC2が収集する計測値について、管理サーバ6へのアップロードを受け持つ。なお、ここでは、1台のゲートウェイ装置1に対し1台のPLC2が接続される例を説明しているが、これに限られるものではなく、1台のゲートウェイ装置1に対し複数のPLC2が接続されてもよい。
ゲートウェイ装置1は、後述するように、ボタンまたはスイッチなど、OT技術者が操作する操作部を備えていてもよい。OT技術者は、操作部を操作して、計測値の取得またはアップロードのタイミングをゲートウェイ装置1に対して指示してもよい。
設定端末3は、OT技術者が、データ収集システム100を使って製造設備全体を管理するために必要なHMI(Human Machine Interface)を提供する。具体的には、設定端末3は、製造設備に取り付けられる1以上のゲートウェイ装置1に関する、各種の設定作業を支援するためのUI(User Interface)を提供する。また、設定端末3は、管理サーバ6に集積された膨大な数の計測値について、概要をまとめて一覧表示するなど、いわゆる、ダッシュボードとしての機能を提供してもよい。
設定端末3は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット、スマートフォンなどで構成される。設定端末3は、データ収集システム100が出力する情報をOT技術者に提示するための一般的な表示装置と、データ収集システム100に情報を入力するための一般的な入力装置(受付部、設定送信部)とを備えている。
なお、設定端末3は、後述するサービスプロバイダ300によって提供されてもよいし、サービスプロバイダ300とは異なるパーティによって提供されてもよい。
管理サーバ6は、複数のゲートウェイ装置1から計測値を定期的に収集し、収集した膨大な数の計測値を体系的に保管するものである。管理サーバ6は、さらに、保管した計測値を、設定端末3から指定されたクエリに応答して、体系的に供給する機能を有していてもよい。
とりわけ、本実施形態では、管理サーバ6は、設定端末3と通信し、設定端末3がゲートウェイ装置1の設定に関するUIを実現できるように、必要な情報を設定端末3に供給する。
専用通信回線網7は、無線通信機能を有する1以上のゲートウェイ装置1が、管理サーバ6と通信するための通信回線を提供する。ゲートウェイ装置1は、専用通信回線網7と無線接続することにより、管理サーバ6に対して集めた計測値をアップロードすることができる。
<ハードウェア構成>
次に、図1を参照してゲートウェイ装置1のハードウェア構成の一例について説明する。図1は、本実施形態に係るゲートウェイ装置1の要部構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、ゲートウェイ装置1は、アンテナ部10と本体部20との2つの筐体に分かれ、フラットケーブル18を介して通信可能に接続されている。これらは、ゲートウェイ装置1をPLC2が収納されている収容ボックス2Aに取り付ける際、アンテナ部10が収容ボックス2Aの外側に、本体部20が収容ボックス2Aの内側になるように取り付けられるものである。アンテナ部10が収容ボックス2Aの外部に取り付けられることにより、ゲートウェイ装置1と外部装置との間で無線通信する場合の通信状態をよりよいものとすることができる。
アンテナ部10は、通信モジュール11、LTEアンテナ12、メモリ13、GPS14、タクトスイッチ15、LED(Light Emitting Diode)16、および、コネクタ部17を含む。
通信モジュール11は、LTEアンテナ12を用いてLTE(Long Term Evolution)基地局との通信を行うものである。
LTEアンテナ12は、LTEに基づく通信を行うためのアンテナである。
メモリ13は、ゲートウェイ装置1を識別する装置IDを格納している記憶部である。装置IDとは例えば、SIM(Subscriber Identity Module)に基づいて特定されるIDである。
GPS14は、GPS(Global Positioning System)信号に基づきゲートウェイ装置1の位置を特定するものである。例えば、GPS14は、特定した位置を示す位置情報を制御部21に送信し、制御部21は、取得した位置情報をPLC2から取得した計測値とともに管理サーバ6に送信してもよい。
タクトスイッチ15は、OT技術者からの操作を受け付けるスイッチである。タクトスイッチ15は例えば、異常スイッチであってもよく、この場合、タクトスイッチ15が押下されると、その旨がフラットケーブル18を介して本体部20の制御部21に通知される。そして、制御部21は、該通知を受信すると異常があったと判断し、異常発生時の処理を行う。
LED16は、ゲートウェイ装置1の状態等を示す表示部である。LED16は単色であってもよいし、複数の色を含んでいてもよい。
コネクタ部17は、本体部20と通信接続するフラットケーブル18の接続部である。
また、本体部20は、制御部21および記憶部22に他に、コネクタ部23および通信I/F24を含む。
コネクタ部23は、アンテナ部10と通信接続するフラットケーブル18の接続部である。
通信インタフェース(I/F)24は、PLC2と通信接続するインタフェースである。より詳細には、通信I/F24は、シリアルデータバス25を介してPLC2とシリアル通信を行うためのインタフェースであり、例えばRS232C、またはRS485に対応している。
<ソフトウェア構成>
次に、図1を参照してゲートウェイ装置1のソフトウェア構成の一例について説明する。
制御部21は、ゲートウェイ装置1を統括的に制御するものであり、一例として、定義取得部31、初期設定部32、計測値取得部33、および、ログ送信部34を含んでいる。
記憶部22は、制御部21が実行する制御プログラム、OSプログラム、および、制御部21が制御部21の各ブロックに係る処理を実行するときに読み出す各種データを記録するものである。記憶部22は、例えば、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable ROM)などの不揮発性の記憶装置によって構成される。
記憶部22は、一例として、管理タイプ定義テーブル41と、複数のドライバ情報42と、および、リングバッファ43とを記憶している。なお、リングバッファ43は、RAM(random access memory)などの不図示の一時記憶装置に、電源が入る度に都度展開されてもよい。
定義取得部31は、管理サーバ6から、自装置に対応する管理タイプ定義テーブルを取得するものである。管理タイプ定義テーブルとは、上述の管理タイプを示す情報であり、具体的には、計測値の取得様式およびアップロード様式を定義する情報である。
具体的には、定義取得部31は、ゲートウェイ装置1に一意な装置IDを送信して、管理タイプ定義テーブル41を管理サーバ6に対して要求する。装置IDは、製造シリアル番号などのように、顧客をまたいで一意な識別情報であることが好ましい。本実施形態では、管理サーバ6は、装置IDに基づいて、要求元のゲートウェイ装置1が、例えば、どの顧客のどの製造ラインに取り付けられているのかを把握することができる。したがって、管理サーバ6は、定義取得部31から送られた装置IDに基づいて、ゲートウェイ装置1に対応する管理タイプを示す管理タイプ定義テーブル41を定義取得部31に返信することができる。定義取得部31は、管理サーバ6から取得した管理タイプ定義テーブル41を記憶部22に保存する。
初期設定部32は、複数のドライバ情報42から、自装置が接続されている通信相手のPLC2の型式に適合したドライバ情報42を選択し、選択したドライバ情報42を有効化するものである。具体的には、初期設定部32は、記憶部22に記憶された管理タイプ定義テーブル41から、PLC2の型式を読み出し、自装置が接続されている通信相手のPLC2の型式を特定する。初期設定部32は、複数のドライバ情報42から、特定したPLC2の型式に適合したドライバ情報42を有効化する。結線されたPLC2に適合するドライバ情報42が有効化されることにより、制御部21は、ドライバ情報42で定められた通信プロトコルにしたがって、通信I/F24を介して、PLC2と正常に通信を行うことが可能になる。そして、制御部21は、PLC2から計測値を取得できるようになる。
また、初期設定部32は、ドライバ情報42のアップデートデータを管理サーバ6から取得し、ドライバ情報42をアップデートしてもよい。さらに、ドライバ情報42がゲートウェイ装置1に格納されていない場合、ゲートウェイ装置1は、管理サーバ6またはドライバ情報42を有する他のサーバからドライバ情報42を取得するものであってもよい。
計測値取得部33は、PLC2と通信し、PLC2の各レジスタに保存されている計測項目ごとの計測値を取得するものである。計測値取得部33は、取得した各計測値を、リングバッファ43に保存する。
本実施形態では、一例として、計測値取得部33は、常時、PLC2の各レジスタの各計測値を取得し、リングバッファ43に順次保存していく。ここで、「常時取得する」とは、PLC2が各センサから計測値を取得する間隔(例えば、1ミリ秒間隔)と同じ間隔で、つまり、PLC2と同じ分解能で、各レジスタの計測値を連続的に取得することを含んでいてもよい。あるいは、「常時取得する」とは、PLC2が計測値を取得する間隔よりも大きく、ゲートウェイ装置1が計測値をアップロードする周期(例えば、5分間隔)よりも短い間隔(例えば、1秒間隔)で、各レジスタの計測値を離散的に取得することを含んでいてもよい。
リングバッファ43は、所定時間(例えば、10分間)分の計測値を保存できる領域で構成されている。計測値取得部33は、リングバッファ43のすべての領域が計測値で埋まった場合、つまり、稼動開始から10分が経過した場合に、リングバッファ43に保存されている最も古い計測値を消去またはこれに上書きして、最新の計測値を保存する。
以上のようにして、計測値取得部33は、ゲートウェイ装置1およびPLC2に電源が投入されて通信が確立している間、計測値を常時取得することを継続する。
ログ送信部34は、予め定められたロギング周期にしたがって、リングバッファ43に保存されている計測値を管理サーバ6にアップロードする。ロギング周期とは、計測値をゲートウェイ装置1から管理サーバ6にアップロードする周期を指定する情報である。ロギング周期は、定義取得部31によって取得された管理タイプ定義テーブル41において定義されている。
本実施形態では、ログ送信部34は、PLC2のレジスタごと、つまり、計測項目ごとの計測値に対して、アップロードの時刻を示す時刻情報と、装置IDとを付加したログ情報を生成し、該ログ情報を管理サーバ6に送信する。
本実施形態では、ログ送信部34は、PLC2が収集するすべての計測値のうち、OT技術者が選択した計測項目の計測値だけをログ情報に含めて送信することができる。OT技術者が選択した計測項目またはレジスタ名は、管理タイプ定義テーブル41に定義されている。ログ送信部34は、定義取得部31によって取得された管理タイプ定義テーブル41を参照し、アップロードする対象(以下、ロギング対象)の計測項目(データ特定情報)を特定する。ログ送信部34は、ロギング周期によって定められたアップロードのタイミングが到来すると、該タイミングでリングバッファ43に格納された最新の各計測値のうち、特定した計測項目に該当する計測値だけを読み出して、上述のログ情報を生成する。
〔変形例〕
上述した実施形態では、管理サーバ6において、ゲートウェイ装置1の管理タイプ定義テーブルを生成して、ゲートウェイ装置1へ供給するとともに、ゲートウェイ装置1がPLC2からのデータを受信していた。本発明は、これに限られるものではなく、ゲートウェイ装置1の管理タイプ定義テーブルの生成およびゲートウェイ装置1への供給と、ゲートウェイ装置1がPLC2から取得したデータの受信および記憶とを、異なるサーバで行ってもよい。すなわち、サーバAが、ゲートウェイ装置1の管理タイプ定義テーブルを生成して、ゲートウェイ装置1へ供給する等の、ゲートウェイ装置1の設定に関する処理を行い、サーバAとは異なるサーバBが、ゲートウェイ装置1がPLC2から取得したデータを、ゲートウェイ装置1から受信してもよい。
<分離構造>
次に、本発明の一実施形態に係るゲートウェイ装置1の分離構成の一例について、図面に基づいて説明する。図3は、本実施形態に係るゲートウェイ装置1の外観の一例を示す図であり、図4は、図3に示すゲートウェイ装置1の分離した状態を示す斜視図である。
図3に示すように、ゲートウェイ装置1は、上部のアンテナ部10と、下部の本体部20とを備えて構成されている。
アンテナ部10の上面には、LED16と、タクトスイッチ15とを備えている。LED16は、上述したように、ゲートウェイ装置1の状態等を示す表示部である。LED16は単色であってもよいし、複数のLEDを備え、それぞれの色を異ならせてもよい。また、所定の間隔で点滅するものであってもよい。
タクトスイッチ15は、上述したように、ユーザの操作を受け付けるスイッチである。タクトスイッチ15は例えば、オペレータが異常を発見したときに操作する異常スイッチであってもよい。また、タクトスイッチ15は、単に異常が発見されたときに操作されるだけではなく、操作の方法(長押し、2回連続押し等)により異常の種類を分けられるものであってもよい。
なお、タクトスイッチ15に外部入力端子を設け、当該外部入力端子に通信可能に接続された外部のスイッチにタクトスイッチ15と同様の機能を持たせてもよい。
図4に示すように、ゲートウェイ装置1は、アンテナ部(変更アンテナ部)10と本体部20との二つの筐体に分離して構成され、アンテナ部10と本体部20とは、フラットケーブル18を介して通信可能に接続されている。また、アンテナ部10の下面にはユニット間接続コネクタ(取付部)17aが、本体部20の上面にはユニット間接続コネクタ(取付部)23aが其々設けられている。
上述したように、ゲートウェイ装置1は、アンテナ部10と本体部20との二つの筐体に分かれて構成されており、また、アンテナ部10と管理サーバ6との間の通信と、本体部20とPLC2との間の通信は、独立して構成されている。このため、例えば、管理サーバ6との通信方式・規格が変更された場合でも、アンテナ部10を新通信方式・規格に対応したアンテナ部10と取替えればよいため、ゲートウェイ装置1全体を取り替える必要が無く、少ない手間とコストで、ゲートウェイ装置1の使用を継続することができる。
次に、本発明の一実施形態に係るゲートウェイ装置1の取り付け方について説明する。本実施形態では、制御盤等の収容ボックス(キャビネット)2Aに、1つのPLC2が収容されており、当該PLC2に対応するゲートウェイ装置1が収容ボックス2Aに取り付けられる例について説明する。なお、この構成に限定されず、収容ボックス2Aに複数のPLC2が収容され、それぞれのPLC2に対応するゲートウェイ装置1が取付けられるものであってもよい。
図5は図3に示すゲートウェイ装置1の取り付け方の一例を示す図であり、図6は図5に示す取り付け方の一例を詳細に説明する図である。
図5および図6に示すように、ゲートウェイ装置1をPLC2が収容されている収容ボックス2Aに取り付ける際、アンテナ部10が収容ボックス2Aの筐体の外側に、本体部20が収容ボックス2Aの筐体の内側になるように取り付ける。
詳細に説明すると、まず、フラットケーブル18の一端部をコネクタ部17に接続したアンテナ部10を、収容ボックス2Aの筐体の壁面外側に配置する。次に、フラットケーブル18の他端部を、収容ボックス2Aの筐体の一部に形成された取付孔30に、外側から内側に向けて挿通し、筐体の壁面内側に配置した本体部20のコネクタ部23に接続する。そして、それから、収容ボックス2Aの筐体の一部を挟んで対向するように、アンテナ部10と本体部20とを、2つの固定用ネジ50によって相互に固定する。
具体的には、本体部20は、内面に雌ネジが形成された貫通孔51が2つ備えられ、アンテナ部10は、外周に雄ネジが形成された2つのピン52が立設して設けられている。固定用ネジ50は、軸の外周に雄ネジが形成されるとともに、軸の内部に雌ネジが形成された孔50aを有している。まず、各固定用ネジ50を本体部20の各貫通孔51および筐体の取付孔30に挿通する。次に、アンテナ部10の各ピン52を、固定用ネジ50の各孔50aに挿入してねじ止めする。これにより、固定用ネジ50によって、アンテナ部10と本体部20とを相互に固定するとともに、アンテナ部10と本体部20とを収容ボックス2Aの筐体の壁面の両側に取付ける。
なお、取付孔30は特に形成しなくても、制御盤等で一般に使用される直径30mmの丸穴を利用してもよい。また、取り付けの順序は、上記に示した例に限らず、適宜変更してもよい。
このように、本実施形態に係るゲートウェイ装置1は、収容ボックス2Aの壁面に容易に取り付けることができる。
さらに、アンテナ部10を収容ボックス2Aの筐体の壁面外側に取り付けることにより、ゲートウェイ装置1と管理サーバ6等の外部装置との間で無線通信する場合の通信状態をより安定したものとすることができる。
また、アンテナ部10が収容ボックス2Aの筐体の壁面外側に取り付けられることにより、アンテナ部10の上面に備えられたLED16及びタクトスイッチ15は、収容ボックス2Aの外部に露出する。これにより、ユーザが収容ボックス2Aの扉を開かなくても、アンテナ部10の上面を視認することができるため、LED16の表示からゲートウェイ装置1の状態等を確認したり、タクトスイッチ15を操作するのが容易となる。
一方、本体部20は、収容ボックス2Aの筐体の壁面内側に取り付けられ、通信I/F24を介して通信可能にPLC2と有線で接続される。これにより、ゲートウェイ装置1とPLC2との間の通信状態を安定したものとすることができる。
図6に示した例では、アンテナ部10と本体部20とを、フラットケーブル18で接続する例を示したが、収容ボックス2Aの筐体に形成された取付孔30に、アンテナ部10に形成されたユニット間接続コネクタ17aと、本体部20に形成されたユニット間接続コネクタ23aとを、其々反対側から挿入して嵌合させることによって、アンテナ部10と本体部20とを接続してもよい。
このように、フラットケーブル18またはユニット間接続コネクタ17a、ユニット間接続コネクタ23aを介して、アンテナ部10と本体部20とを接続することにより、アンテナ部10と本体部20との接続が容易となる。また、アンテナ部10を交換する際の交換作業が容易になる。また既存のデータ収集システム100にゲートウェイ装置1を後付けで取付ける場合でも、取り付け作業が容易となる。
なお、上記の例に限らず、アンテナ部10と本体部20とを通信可能に接続することができる方法であれば、他の接続方法でもよい。
また、図6に示すように、アンテナ部10には、コネクタ部周辺に内部パッキン53、アンテナ部10の下面の周縁部に外部パッキン54が取付けられている。より詳細には、内部パッキン53は、直径が取付孔30の直径よりも若干大きいリング状となっている。これにより、アンテナ部10と本体部20との隙間からアンテナ部10のコネクタ部17、本体部20のコネクタ部23に工場内の埃や湿気が侵入するのを防止することができる。さらに、アンテナ部10の下面の周縁部に外部パッキン54が取付け、パッキンを二重にすることによって、筐体の外側に取付けられたアンテナ部10の内部に、工場内の埃や湿気が侵入するのを防止することができる。このように、本実施形態では、アンテナ部10に、防滴および防塵処理が施されている。
また、外部の静電気や電磁波によるノイズの影響を防ぐために、本体部20の電源入力ラインには電源用コモンモードフィルタ等(図示せず)を配置したり、ノイズの影響を受けやすいインタフェース部分には、最適な各種フィルタを配置する等、安定した通信を維持するため適切な回路を構築している。
なお、上記では、ゲートウェイ装置1がPLC2に取付けられる例を示したが、これに限らず、インバータやモータドライバ等の機器に直接取り付けることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 ゲートウェイ装置
2 PLC
2A 収容ボックス(キャビネット)
6 管理サーバ
10 アンテナ部(変更アンテナ部)
11 通信モジュール
12 LTEアンテナ(アンテナ)
17 コネクタ部
17a ユニット間接続コネクタ(取付部)
18 フラットケーブル(ケーブル)
20 本体部
21 制御部
23 コネクタ部
23a ユニット間接続コネクタ(取付部)
24 通信I/F(通信インタフェース)

Claims (6)

  1. PLC(Programmable Logic Controller)からデータを取得し、取得したデータを管理サーバに送信するゲートウェイ装置であって、
    アンテナ部と本体部とを備え、
    前記アンテナ部は、前記管理サーバと無線通信を行うための通信モジュールと、アンテナとを備え、
    前記本体部は、前記PLCと通信するための通信インタフェースと、前記PLCからデータを取得する制御部とを備え、
    前記アンテナ部の筐体は、前記本体部の筐体と分離して構成され、
    前記アンテナ部は、前記本体部と通信可能に接続されることを特徴とするゲートウェイ装置。
  2. 前記アンテナ部は、前記PLCを収容するキャビネットの壁面外側に取り付けられ、前記本体部は、前記キャビネットの壁面内側に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  3. 前記アンテナ部および前記本体部を、前記PLCを収容するキャビネットの一部を挟んで対向する位置に取付けるための取付部を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のゲートウェイ装置。
  4. 前記アンテナ部と前記本体部とを通信可能に接続するケーブルをさらに備え、
    前記ケーブルは、前記アンテナ部および前記本体部の少なくとも一方と着脱自在であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のゲートウェイ装置。
  5. 前記本体部は、それぞれが通信規格の異なる通信を行うアンテナ部と通信可能に接続されることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  6. 前記アンテナ部に、防滴および防塵処理が施されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
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