JP7315869B2 - ノード、通信システム、及び、通信方法 - Google Patents

ノード、通信システム、及び、通信方法 Download PDF

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Description

マルチホップ通信を行うノード、マルチホップ通信を行うノードを備えた通信システム、及び、通信システムの通信方法。
非特許文献1(ITU-T G.9905)には、マルチホップ通信を行う通信システムにおいて、各ノードから宛先のノードまで情報を送信する通信処理の方法が開示されている。非特許文献1の通信システムにおいては、各ノードが宛先のノードまでの通信経路の情報を有していない場合、各ノードからマスターノードまでの通信のコストが最も小さい通信経路を決定して、情報を送信する。
各ノードがマスターノードまでの通信のコストが最も小さい通信経路を決定した場合、宛先のノードまでに中継するノードが多くなり、通信処理を完了するまでの通信のコストがかえって大きくなることがある。
第1観点のノードは、マルチホップ通信を行うノードである。ノードは、中継ノード決定部を備える。中継ノード決定部は、中継ノード候補から、実際に中継を行う中継ノードを決定する。中継ノード候補は、中継ノード候補からマスターノードまでの経路情報を有する。中継ノード決定部は、少なくとも中継ノード候補の通信頻度が所定範囲にある場合、通信頻度が多い方が少ない方よりも中継ノードに決定される確率が高くなるように、中継ノードを決定する。
これによって、宛先のノードまでに中継するノードの数を抑制することに寄与し、通信処理を完了するまでの通信のコストを抑制することが可能である。
第2観点のノードは、第1観点のノードであって、通信頻度は、中継ノード候補の下位ノード数に基づいて決定される。中継ノード決定部は、少なくとも中継ノード候補の前記下位ノード数が所定範囲にある場合、下位ノード数が多い方が少ない方よりも中継ノードに決定される確率が高くなるように、中継ノードを決定する。
これによって、宛先のノードまでに中継するノードの数を抑制することに寄与し、通信処理を完了するまでの通信のコストを抑制することが可能である。
第3観点のノードは、第1観点又は第2観点のノードであって、第1コスト、第2コスト、第3コストを取得するコスト取得部をさらに備える。第1コストは、ノードから中継ノード候補までのコストである。第2コストは、中継ノード候補の下位ノード数に基づいて調整されたコストである。また、第2コストは、中継ノード候補からマスターノードまでのコストである。第3コストは、第1コストと第2コストとに基づいて決められる、ノードからマスターノードまでのコストである。中継ノード決定部は、第3コストに基づいて中継ノードを決定する。
これによって、ノードは、下位ノードに基づいて中継ノードを選択することが可能であり、宛先のノードまでに中継するノードの数を抑制することに寄与する。
第4観点のノードは、第3観点のノードであって、第2コストは、中継ノード候補が記憶している中継ノード候補からマスターノードまでのコストに所定の重み付け係数を掛け合わせることによって調整されたコストである。重み付け係数は、中継ノード候補の下位ノード数が所定範囲にある場合、第2コストが小さくなる係数である。
これによって、ノードは、下位ノードに基づいて中継ノードを選択することが可能である。
第5観点のノードは、第3観点又は第4観点のノードであって、第3コストが同じ中継ノード候補が複数ある場合、中継ノード決定部は、第2コストが最も小さくなる中継ノード候補を中継ノードとして決定する。
これによって、宛先のノードまでに中継するノードの数を抑制することに寄与する。
第6観点のノードは、第2観点から第5観点のいずれかのノードであって、経路情報生成部と、経路情報受信部と、経路情報送信部と、をさらに備える。経路情報生成部は、ノードから、中継ノードを介して、マスターノードまでの経路情報を生成する。経路情報受信部は、ノードの下位ノードからマスターノードまでの経路情報を、下位ノードから受信する。経路情報送信部は、経路情報生成部において生成した経路情報と、経路情報受信部において受信した経路情報と、を中継ノードに送信する。中継ノード候補の下位ノード数は、中継ノード候補が受信した経路情報の数に基づいて決められる。
これによって、ノードは、中継ノード候補の下位ノード数を決定することが可能であり、下位ノードに基づいて中継ノードを選択することが可能である。
第7観点のノードは、第2観点から第6観点のいずれかのノードであって、中継ノード決定部は、中継ノード候補の下位ノード数が所定範囲でない場合、中継ノードに決定される確率が低くなるように、中継ノードを決定する。
これによって、ノードは、特定の中継ノード候補への負荷の集中を抑制することに寄与する。
第8観点のノードは、第1観点のノードであって、通信頻度は、中継ノード候補の通信頻度予測値に基づいて決定される。中継ノード決定部は、少なくとも中継ノード候補の通信頻度予測値が所定範囲にある場合、通信頻度予測値が高い方が低い方よりも中継ノードに決定される確率が高くなるように、中継ノードを決定する。
これによって、宛先のノードまでに中継するノードの数を抑制することに寄与し、通信処理を完了するまでの通信のコストを抑制することが可能である。
第9観点のノードは、第1観点のノードであって、通信頻度は、前記中継ノード候補の通信頻度実績値に基づいて決定される。中継ノード決定部は、少なく中継ノード候補の通信頻度実績値が所定範囲にある場合、通信頻度実績値が高い方が低い方よりも中継ノードに決定される確率が高くなるように、中継ノードを決定する。
これによって、宛先のノードまでに中継するノードの数を抑制することに寄与し、通信処理を完了するまでの通信のコストを抑制することが可能である。
第10観点のノードは、第8観点又は第9観点のノードであって、ノード情報が設定される。ノード情報は、少なくとも、ノード1の識別情報と、ノード1が属する系統識別情報と、ノード1の種別情報と、を含む。
これによって、中継ノード決定部は、ノード情報に基づいて中継ノードを決定することができる。
第11観点のノードは、第8観点から第10観点のいずれかのノードであって、中継ノード候補は、中継ノード候補が中継ノードに決定される優先順位に関する情報を含む。
これによって、中継ノード決定部は、優先順位に関する情報に基づいて中継ノードを決定することができる。
第12観点のノードは、第8観点から第11観点のいずれかのノードであって、中継ノード決定部は、ノード1と同一系統の他のノードであって、他のノードの識別情報がノード1の親機である他のノードが中継ノード候補に含まれる場合、その他のノードを優先して中継ノードに決定する。
第13観点のノードは、第8観点から第12観点のいずれかのノードであって、中継ノード決定部は、ノード1と同一系統の他のノードであって、他のノードの識別情報がノード1の親機である他のノードが中継ノード候補に含まれる場合、最も優先順位が高い同一系統のマスターノード以外の中継ノード候補を優先して中継ノードに決定する。
これによって、宛先のノードまでに中継するノードの数を抑制することに寄与する。
第14観点のノードは、第8観点から第13観点のいずれかのノードであって、中継ノード決定部は、ノードと同一系統のノードが、中継ノード候補に含まれない場合、中継ノード候補の優先順位に基づいて中継ノードを決定する。
これによって、宛先のノードまでに中継するノードの数を抑制することに寄与する。
第15観点のノードは、第8観点から第14観点のいずれかのノードであって、ノードは、空調機の室外機または室内機である。
第16観点のノードは、第8観点から第15観点のいずれかのノードであって、通信頻度実績値は、中継ノード候補の信号発信頻度に基づいて決定される。
第17観点のノードは、第1観点から第16観点のいずれかのノードであって、中継ノード決定部は、中継ノード候補の通信頻度が所定の閾値以上の場合、中継ノードに決定される確率が低くなるように、中継ノードを決定する。
第18観点の通信システムは、マルチホップ通信を行う通信システムである。通信システムは、第1観点から第17観点のいずれかに記載のノードを備える。
これによって、通信システムは、通信処理を完了するまでの通信のコストを抑制することが可能である。
第19観点の通信方法は、マルチホップ通信を行う通信システムの通信方法である。通信方法は、中継ノード決定ステップを備える。中継ノード決定ステップは、マスターノードまでの経路情報を有する中継ノード候補から、実際に中継を行う中継ノードを決定する。また、中継ノード決定ステップは、少なくとも中継ノード候補の下位ノード数が所定範囲にある場合、中継ノード候補の下位ノード数が多いほうが少ないよりも中継ノードに決定される確率が高くなるように中継ノードを決定する。
この方法によって、通信システムは、通信処理を完了するまでの通信のコストを抑制することが可能である。
従来の通信システムを示す図である。 ノードの構成を示す図である。 通信システムを示す図である。 ノードテーブル、及び、隣接ノードテーブルの一例を示す図である。 通信経路の確立、及び、経路情報を生成する処理の方法を示すフローチャートである。 通信処理の方法を示すフローチャートである。
(1)従来の通信システム200における通信処理の概要
図1は、従来のノード2を複数備える通信システム200の模式図である。ここで、ノード2は特に限定されるものではないが、少なくともマルチホップルーティングプログラムを利用して、通信を行う通信機器である。なお、複数のノード2は、説明の便宜上、添え字M,A,B,C,X,Yを付すことによって区別する。以下、従来の通信システム200において、ノード2Xからノード2Yに情報を送信する通信処理の概要について説明する。
図1に示す複数のノード2M,2A,2B,2C,2X,2Yのうち、ノード2Mは、マスターノードである。ノード2M以外のノード2A,2B,2C,2X,2Yは、スレーブノードである。図1において、各ノード2M,2A,2B,2C,2X,2Yを接続する線は、1ホップで通信可能な通信経路を示している。通信システム200において、スレーブノードである複数のノード2A,2B,2C,2X,2Yは、それぞれノード2Mまでの通信経路をすでに確立しているものとする。なお、通信経路を確立する処理については、後述する通信システム100において説明する。
通信経路を確立したノード2A,2B,2C,2X,2Yは、それぞれ確立した通信経路の情報を自身の経路情報として記憶している。経路情報には、マスターノードのアドレス、マスターノードまでに中継する中継ノードのアドレス、マスターノードまでのホップ数、及びマスターノードまでの通信コスト、等の情報が含まれる。なお、本開示において、通信コストとは、各ノード間の通信品質を表す値であって、通信コストが小さいほど各ノード間の通信品質が高いことを示している。通信コストは、各ノード間の通信強度等によって設定される値である。各ノードは、最も通信コストが小さくなるように通信処理を行うことが好ましい。各ノード間の通信コストは、図1に示すように、各ノードを接続する線の近傍の数字によって示している。例えば、ノード2Mとノード2Aとの通信コストは6である。
本開示において以下の説明では、それぞれのノードの通信経路において、マスターノードからのホップ数が少ないノードを上位ノード、マスターノードからのホップ数が多いノードを下位ノードとする。また、マスターノードは自身のスレーブノードの経路情報をすべて記憶しているものとし、スレーブノードは自身の下位ノードの経路情報をすべて記憶しているものとする。具体的に、図1においては、マスターノードであるノード2Mは、スレーブノードであるノード2A,2B,2C,2X,2Yの経路情報を記憶している。スレーブノードである各ノード2A,2B,2C,2X,2Yは、それぞれ、自身の経路情報と、自身の下位ノードの経路情報と、を記憶している。
ノード2Xは、ノード2Yに送る情報を保持している送信元ノードである。ノード2Yは、ノード2Xからの情報を受け取る宛先ノードである。
ノード2Xはノード2Yに情報を送信する場合、まず、自身の経路情報または下位ノードの経路情報にノード2Yまでの通信経路の情報が存在するか否かを判断する。ここで、ノード2Xが記憶している経路情報には、ノード2Yまでの通信経路の情報が存在しない。そのため、ノード2Xは、自身の経路情報に従って、ノード2Bに情報を送信する(通信コスト5)。
なお、ノード2Xは、通信経路の情報として、ノード2Aを介してノード2Mと通信を行う旨の通信経路の情報と、ノード2Bを介してノード2Mと通信を行う旨の通信経路の情報と、を記憶している。このとき、ノード2Aを介する通信経路はノード2Mまでの通信コストが9であって、ノード2Bを介する通信経路はノード2Mまでの通信コストが7である。そのため、ノード2Xは、より通信コストの小さいノード2Bを介してノード2Mと通信を行う通信経路の情報を自身の経路情報として選択し、情報を送信する。
ノード2Xから情報を受信したノード2Bは、ノード2Xと同様に、自身が記憶している経路情報にノード2Yまでの通信経路の情報が存在するか否かを判断する。ノード2Bは、自身が記憶している経路情報にノード2Yまでの通信経路の情報が存在しないため、自身の経路情報に従ってノード2Mに情報を送信する(通信コスト2)。
ノード2Bから情報を受信したノード2Mは、自身の記憶している経路情報にノード2Yまでの通信経路の情報が存在するため、ノード2Yまでの経路情報に従ってノード2A、ノード2Cを介してノード2Yに情報を送信する(通信コスト6+3+3)。
以上によって、ノード2Xからノード2Yに情報を送信する通信処理が完了する。なお、この処理が完了するのに要した通信コストは19である。
従来の通信システム200は、自身の記憶している経路情報に宛先ノードまでの通信経路の情報が存在するか否かによって情報を送信するノードを選択している。しかしながら、例えば、ノード2Xがノード2Aに情報を送信していた場合、情報はノード2Xからノード2A、及び、ノード2Cを介してノード2Yに送信されることによって通信処理が完了する。このとき、処理が完了するのに要する通信コストは9であって、上述した従来の通信システム200よりも小さい通信コストによって情報処理を完了することが可能である。
そこで、本開示に示す通信システム100は、以下に示す特徴を備えるノード1を用いて通信処理を行うことによって、宛先ノードまでに中継するノードの数を抑制することに寄与し、通信処理を完了するまでの通信コストを抑制する。
(2)ノード1の構成
図2は、本開示に示すノード1の構成を示す図である。ノード1は特に限定されるものではないが、少なくともマルチホップルーティングプログラムを利用して、通信を行う通信機器である。通信機器とは、例えば、空調装置の室外機または室内機、換気装置、あるいは、各種センサ等である。図3は、本開示に示すノード1を複数備える通信システム100の模式図である。なお、図3に示す複数のノード1には、説明の便宜上、添え字M,A,B,C,X,Yを付している。また、図3に示すノード1M,1A,1B,1C,1Yは、ノード1と同一の構成であるため、同様の機能部を有する複数のノード1から、一のノードを区別して説明するときには添え字m,a,b,c,x,yを付して説明する。
図2に示すノード1は、主として、通信部10と、処理部20と、記憶部30と、を備える。
(2-1)通信部10
ノード1は、通信部10を介して通信システム100の他のノードと無線信号を用いたマルチホップ無線通信を行う事が可能である。無線信号には複数の情報が含まれ、通信部10は通信を行うによって、コスト情報通信部11,12、又は、経路情報通信部13,14、として機能することが可能である。
なお、通信部10は、後述する自身の経路情報を有している場合、所定の時間間隔において無線信号をブロードキャスト送信し、1ホップで通信可能な他のノード(隣接ノード)の探索を行う。また、通信部10は、隣接ノードからブロードキャスト送信された無線信号を受信することによって、隣接ノードの存在を認識し、隣接ノードとの通信経路を確立することが可能である。
(2-1―1)コスト情報通信部11,12
コスト情報通信部(コスト取得部)11,12は、他のノードから通信コストに関する情報を受信するコスト情報受信部11と、他のノードへ通信コストに関する情報を送信するコスト情報送信部12と、を含む。
ここで、通信コストは、通信システム100における各ノード間の通信品質であって、第1コスト、第2コスト、及び、第3コストを含む。第1コストは、あるノードからの後述する中継ノード候補までの通信コストである。第2コストは、中継ノード候補からマスターノードまでの通信コストである。なお、第2コストは、他のノードのコスト補正部24において補正された通信コストであってもよい。コスト補正部24については後で詳述する。第3コストは、第1コストと第2コストとの和であって、あるノードからマスターノードまでの通信コストである。
具体的に図3に示す通信システム100システムにおいて、例えば、ノード1Xの中継ノード候補がノード1Aである場合、ノード1Xのコスト情報受信部11xは、第2コストとしてノード1Aからノード1Mまでの通信コストを取得する。一方で、このとき、ノード1Aのコスト情報送信部12aは、無線信号に自身の第3コストの情報を含めて送信している。言い換えると、中継ノード候補としてのノード1Aの第3コストは、ノード1Xにおいては第2コストとして取得される。
また、第1コストは、ノード1Xの通信部10xと、ノード1Aの通信部10aとが無線信号の交換を行うことによって、算出される。
コスト情報通信部11,12によって取得された第1コスト、及び、第2コストは、後述する記憶部30の隣接ノードテーブル32に格納される。また、第1コスト、及び、第2コストに基づいて算出された第3コストは、記憶部30のノードテーブル31に格納される。
(2-1―2)経路情報通信部13,14
経路情報通信部13,14は、他のノードから経路情報に関する情報を受信する経路情報受信部13と、他のノードへ経路情報に関する情報を送信する経路情報送信部14と、を含む。
経路情報は、あるノードからマスターノードまでの通信経路の情報であって、マスターノードのアドレス、マスターノードまでに中継する中継ノードのアドレス、マスターノードまでのホップ数、及びマスターノードまでの通信コスト、等の情報が含まれる。
経路情報受信部13は、他のノードから、他のノードの経路情報と、他のノードの下位ノードの経路情報と、を受信する。
経路情報送信部14は、後述する処理部20の経路情報生成部23において生成された自身の経路情報と、自身の下位ノードの経路情報とを、他のノードに送信する。
(2-2)処理部20
処理部20は、中継ノード候補決定部21、中継ノード決定部22、経路情報生成部23、コスト補正部24、等の機能部を備える。処理部20は、中央演算装置(CPU)等を含む集積回路からなり、例えば、処理部20が予めインストールしたコンピュータプログラムを実行することにより、各機能部が構成される。以下において、各機能部について説明する。
(2-2-1)中継ノード候補決定部21
中継ノード候補決定部21は、通信部10が受信した無線信号に基づいて隣接ノードを中継ノード候補として決定する処理を行う。中継ノード候補は、ノード1と1ホップで通信可能なノードのうち、マスターノードであるか、あるいは、マスターノードまでの通信経路の情報(経路情報)を有しているノードのことである。
(2-2-2)中継ノード決定部22
中継ノード決定部22は、中継ノード候補決定部21が決定した中継ノード候補から、実際に中継を行う中継ノードを決定する処理を行う。
中継ノード決定部22は、中継ノード候補決定部21が決定した中継ノード候補が複数ある場合、少なくとも中継ノード候補の通信頻度が所定範囲にある場合、通信頻度が多い方が少ない方よりも中継ノードに決定される確率が高くなるように、中継ノードを決定する。
中継ノード候補の通信頻度は、例えば、中継ノード候補の下位ノード数に基づいて決定される。具体的には、中継ノード候補は、下位ノード数が所定範囲にある場合、下位ノード数が多い方が少ない方よりも中継ノードに決定される確率が高い。そのため、中継ノード候補の通信頻度は、下位ノード数が所定範囲にある場合、下位ノード数が多い方が少ない方よりも通信頻度が多く、中継ノード候補が中継ノードに決定される確率が高くなる。なお、中継ノード決定部22は、通信頻度以外の情報を用いて中継ノードを決定してもよい。例えば、中継ノード決定部22は、後述するように通信コスト(第3コスト)に基づいて中継ノードを決定してもよい。
中継ノード決定部22において中継ノードが決定されると、後述する経路情報生成部23が中継ノード決定部22の決定に基づいて自身の経路情報を生成する。
(2-2-3)経路情報生成部23
経路情報生成部23は、中継ノード決定部22において中継ノードが決定されると、自身の経路情報を生成する。経路情報生成部23において生成された経路情報は、後述する記憶部30のノードテーブル31に格納される。また、生成した経路情報は、中継ノードを介してマスターノードに送信される。これにより、マスターノードと、自身とマスターノードとの間の中継ノードとは、ノード1の経路情報を取得できる。
(2-2-4)コスト補正部24
コスト補正部24は、経路情報受信部13を介して、他のノードから自身を中継ノードとする経路情報を受信した場合、自身からマスターノードまでの通信コストである第3コストの補正を行う。
具体的に、コスト補正部24は、自身の下位ノード数に基づいて、第3コストに所定の重み付け係数を掛け合わせることによって補正を行う。重み付け係数は、自身の下位ノード数が所定範囲にある場合、下位ノード数が多い方が少ない方よりも中継ノードに決定される確率が高くなる係数である。具体的に、例えば、重み付け係数は、以下の式(1)によって算出される。なお、式(1)において、xには、自身の下位ノード数が代入される。
Figure 0007315869000001
自身の下位ノード数は、経路情報受信部13が受信した下位ノードの経路情報の数に基づいて決められる。
コスト補正部24において補正された第3コストは、ノードテーブル31に格納される。
以下、具体的に、図3に示す通信システム100において、ノード1A、及び、ノード1Bにおいて経路情報が生成された場合について説明する。なお、ここで、通信システム100においてノード1Xと、ノード1A及びノード1Bと、の通信経路は確立されていないものとする。
まず、ノード1Aとノード1Mとの通信経路が確立され、通信情報が生成された場合について説明する。ノード1Aにおける第3コスト(ノード1Aとノード1Mとの通信コスト)は、図3に示すように6である。ノード1Aの下位ノード数は、ノード1C及びノード1Yの2つであるため、上記の式(1)のxに2を代入すると、重み付け係数は、0.64である。これによって、第3コストに重み付け係数を掛け合わせると、補正後のノード1Aの第3コストは、3.84となる。
次に、ノード1Bとノード1Mとの通信経路が確立され、通信情報が生成された場合について説明する。ノード1Bにおける第3コスト(ノード1Bとノード1Mとの通信コスト)は、図3に示すように2である。ノード1Bの下位ノード数は、0であるため、上記の式(1)のxに0を代入すると、重み付け係数は、1となる。これによって、第3コストに重み付け係数を掛け合わせると、補正後のノード1Bの第3コストは、2となる。
(2-3)記憶部30
記憶部30は、ノード1が中継ノードを決定するための各種情報を記憶している。例えば、ノード1の記憶部30は、ノード1のノード情報と、ノード1が中継ノード候補となった場合の通信頻度に関する情報と、ノード1が中継ノード候補となった場合の優先順位に関する情報と、を記憶している。
ノード1のノード情報は、少なくとも、ノード1の識別情報と、ノード1が属する系統識別情報と、ノード1の種別情報と、を含む。ノード1の識別情報は、複数のノードそれぞれを識別するためにあらかじめ設定された情報である。ノード1の系統識別情報は、ノード1が属する系統を識別するためにあらかじめ設定された情報である。各系統には、1又は複数のノードが含まれている。ノード1の種別情報は、例えば、ノード1がマスターノードであるか否か、ノード1が親機であるか否か、等の種別に関する情報を示す情報である。
ノード1が中継ノード候補となった場合の通信頻度に関する情報は、ノード1の通信頻度実績値、又は、通信頻度予測値である。通信頻度実績値または通信頻度予測値は、例えば、中継ノード候補の下位ノード数に基づいて算出されてもよいし、中継ノード候補の信号発信頻度に基づいて算出されてもよいし、従来より行われている所定の方法を用いて算出されてもよい。
ノード1が中継ノード候補となった場合の優先順位に関する情報は、例えば、ノード情報、通信頻度に関する情報、又は、第3コスト、等に基づいて決定された情報であって、ノード1が中継ノードに決定される優先順位に関する情報である。
さらに、記憶部30は、自身に関する情報を記憶するノードテーブル31と、自身の隣接ノードに関する情報を記憶する隣接ノードテーブル32と、を有している。なお、隣接ノードテーブル32は、自身の隣接ノードが複数ある場合、それぞれの隣接ノードごとに作成される。例えば、通信システム100におけるノード1Xのノードテーブル31x及び隣接ノードテーブル32xは、図4に示すものである。
ノード1のノードテーブル31には、例えば、自身の経路情報、自身からマスターノードまでの通信コスト(第3コスト)等の情報が格納されている。
ノード1の隣接ノードテーブル32には、例えば、ノード1の隣接ノードの経路情報、隣接ノードから自身までの通信コスト(第1コスト)、隣接ノードからマスターノードまでの通信コスト(第2コスト)、自身からマスターノードまでの通信コスト(第3コスト)、等の情報が含まれている。なお、隣接ノードからマスターノードまでの通信コスト(第2コスト)は、隣接ノードにおける第3コストの情報であって、隣接ノードのコスト補正部において補正された値である。
ノードテーブル、及び隣接ノードテーブルには、これ以外の情報が含まれていてもよい。
(3)ノード1Xが隣接ノードとの通信経路を確立する処理
以下に、図3及び図5を用いて、本開示の通信システム100においてノード1Xが隣接ノードとの通信経路を確立する処理について説明する。図5は、通信システム100における処理方法を示すフローチャートである。なお、ここで、ノード1Xの隣接ノードとしてノード1Aとノード1Bとが存在し、ノード1Xとノード1A、及び、ノード1Xとノード1B、以外の通信経路はすでに確立されているものとする。
まず、ステップS11において、ノード1Xの通信部10xは、ノード1A及びノード1Bから送信された無線信号を受信する。なお、ノード1A及びノード1Bは、それぞれ自身からノード1Mまでの経路情報を有しており、所定の時間間隔において無線信号をブロードキャスト送信している。ノード1A及びノード1Bが送信した無線信号には、それぞれ、自身(ノード1A、又は、ノード1B)からノード1Mまでの経路情報と、自身からノード1Mまでの通信コスト(ノード1Aにおける第3コスト、又は、ノード1Bにおける第3コスト)の情報が含まれる。なお、ここで、ノード1Aにおける第3コスト、及び、ノード1Bにおける第3コストは、上述したコスト補正部24(24a,24b)において補正された通信コストであってもよい。ノード1Xは、無線信号を受信することによって、自身の隣接ノードとしてノード1A及びノード1Bが存在することを認識する。
ステップS12において、ノード1Xの中継ノード候補決定部21xは、ノード1A及びノード1Bを中継ノード候補として決定し、隣接ノードテーブル32xを作成する。ここで、隣接ノードテーブル32xは、図4に示すようにノード1A及びノード1Bのそれぞれに対して作成される。
図4に示すように、ノード1Aの隣接ノードテーブル32xには、ステップS11において受信した情報に基づいて、ノード1Aの経路情報と、ノード1Aからノード1Mまでの通信コスト(ノード1Aにおける第3コスト)とが、格納される。なお、ノード1Aからノード1Mまでの通信コスト(ノード1Aにおける第3コスト)は、ノード1Xの第2コストとして格納される。
ノード1Bの隣接ノードテーブル32xにも同様に、ステップS11において受信したノード1Bの情報が格納される。
ステップS13において、ノード1Xのコスト情報通信部11x,12はx、ノード1A及びノード1Bと無線信号を交換することによって、それぞれの第1コストを取得する。コスト情報通信部11,12において取得された第1コストは、それぞれ、隣接ノードテーブル32xの第1コストを記憶する領域に格納される。
ステップS14において、ノード1Xは、隣接ノードテーブル32xに格納されたノード1Aの第1コスト及び第2コストと、ノード1Bの第1コスト及び第2コストと、に基づいてそれぞれの第3コストを算出し、隣接ノードテーブル32xに格納する。
ステップS15において、ノード1Xの中継ノード決定部22xは、隣接ノードテーブルに格納されたノード1Aとノード1Bの第3コストに基づいて、中継ノードを決定する。中継ノード決定部22xは、第3コストが最も小さい中継ノード候補を中継ノードとして決定する。ここでは、中継ノード決定部22xは、ノード1Aをノード1Xの中継ノードとして決定する。
ステップS16において、ノード1Xの経路情報生成部23xは、ステップS15における中継ノード決定部22xの決定に基づいて自身(ノード1X)の経路情報を作成する。経路情報生成部23xにおいて作成された経路情報は、記憶部30xのノードテーブル31xに記憶される。
ステップS17において、ステップS16において作成されたノード1Xの経路情報は、ノード1Aを介してノード1Mに送信される。これによって、ノード1A及びノード1Mは、ノード1Xの経路情報を取得する。
ステップS17においてノード1Aがノード1Xの経路情報を取得すると、ステップS18において、ノード1Aのコスト補正部24aが自身の第3コストを補正する。コスト補正部24aによる補正は、上述したように、ノード1Aの第3コストに所定の重み付け係数を掛け合わせることで算出される。本実施形態において、重み付け係数は、式(1)に自身の下位ノード数を代入することによって算出される。ノード1Aのコスト補正部24aにおいて補正された第3コストは、自身(ノード1A)からノード1Mまでの通信コスト(第3コスト)として、ノードテーブル31aに格納される。また、ノードテーブル31aに記憶された下位ノード数は1に更新される。
これによって、ノード1Xが隣接ノードとの通信経路を確立する処理が完了し、ノード1Xとノード1Aとの通信経路が確立される。
(4)経路情報に基づいて情報を送信する通信処理
次に、上記のステップS11からステップS16において確立されたノード1Xの経路情報を利用して、ノード1Xからノード1Yに情報を送信する処理について説明する。図6は、経路情報に基づいて情報を送信する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS21において、ノード1Xは、記憶部30xに記憶されている自身の経路情報、又は、下位ノードの経路情報、にノード1Yまでの通信経路の情報が存在するか否かを判断する。
ステップS21の判断の結果、ノード1Xが記憶部30xに記憶している経路情報にはノード1Yまでの通信経路の情報が存在しない場合、ステップS22において、ノード1Xは、ステップS16において生成された自身の経路情報に従ってノード1Aに情報を送信する。このとき、ノード1Xからノード1Aまでの通信コストは3である。
なお、例えば、ステップS21の判断の結果、ノード1Xが記憶部30に記憶している経路情報にノード1Yまでの通信経路の情報を記憶している場合、ノード1Xは、ノード1Yまで経路情報に従って情報を送信する。
次に、ステップS23において、情報を受信したノード1Aは、記憶部30aに記憶されている自身の経路情報、又は、下位ノードの経路情報、にノード1Yまでの通信経路の情報が存在するか否かを判断する。
ここで、ノード1Aは、自身の記憶している経路情報にノード1Yまでの経路が存在するため、ステップS24において、ノード1Yまで経路情報に従ってノード1Cを介してノード1Yに情報を送信する。このとき、ノード1Aからノード1Cまでの通信コストは3であって、ノード1Cからノード1Yまでの通信コストは3である。
以上によって、ノード1Xからノード1Yに情報を送信する通信処理が完了する。なお、この通信処理に要した通信コストは、9である。
(5)特徴
(5-1)
本開示に示すノード1は、マルチホップ通信を行うノード1である。本開示に示す通信システムは、マルチホップ通信を行う通信システムであって、本開示に示すノード1を備える。ノード1は、中継ノード決定部22を備える。中継ノード決定部22は、中継ノード候補から、実際に中継を行う中継ノードを決定する。中継ノード候補は、中継ノード候補からマスターノードまでの経路情報を有する。中継ノード決定部22は、少なくとも中継ノード候補の下位ノード数が所定範囲にある場合、下位ノード数が多い方が少ない方よりも中継ノードに決定される確率が高くなるように、中継ノードを決定する。
また、本開示のノード1は、第1コスト、第2コスト、第3コストを取得するコスト取得部としてのコスト情報受信部・送信部11,12をさらに備える。第1コストは、ノードから中継ノード候補までのコストである。第2コストは、中継ノード候補の下位ノード数に基づいて調整されたコストである。また、第2コストは、中継ノード候補からマスターノードまでのコストである。第3コストは、第1コストと第2コストとに基づいて決められる、ノードからマスターノードまでのコストである。中継ノード決定部22は、第3コストに基づいて中継ノードを決定する。
なお、第2コストは、中継ノード候補が記憶している中継ノード候補からマスターノードまでのコストに所定の重み付け係数を掛け合わせることによって調整されたコストである。重み付け係数は、中継ノード候補の下位ノード数が所定範囲にある場合、第2コストが小さくなる係数である。
本開示に示すノード1は、上述した特徴を備え、下位ノードの数に基づく重み付け係数によって中継ノードを選択する。これによって、ノード1は、下位ノード数が多い方が少ない方よりも中継ノードに決定される確率が高くなるように、中継ノードを決定することが可能であって、宛先のノードまでに中継するノードの数を抑制することに寄与する。そのため、ノード1を備える通信システム100において通信処理を完了するまでに要する通信コストを抑制することが可能である。
(5-2)
本開示に示すノード1は、経路情報生成部23と、経路情報受信部13と、経路情報送信部14と、をさらに備える。経路情報生成部23は、ノード1から、中継ノードを介して、マスターノードまでの経路情報を生成する。経路情報受信部13は、ノード1の下位ノードからマスターノードまでの経路情報を、下位ノードから受信する。経路情報送信部14は、経路情報生成部23において生成した経路情報と、受信部11において受信した経路情報と、を中継ノードに送信する。中継ノード候補の下位ノード数は、中継ノード候補が受信した経路情報の数に基づいて決められる。
これによって、ノード1は、中継ノード候補の下位ノード数を決定することが可能であり、下位ノード数に基づいて中継ノードを選択することが可能である。
(5-3)
本開示に示すノード1の中継ノード決定部22は、中継ノード候補の下位ノード数が所定範囲でない場合、中継ノードに決定される確率が低くなるように、中継ノードを決定する。
本開示に示すノード1のコスト補正部24は式(1)に基づく重み付け係数によって、第2コストを補正する。式(1)は、中継ノード候補の下位ノード数が所定範囲にある場合、第2コストが小さくなる重み付け係数を算出する関数である。一方で、式(1)は、中継ノード候補の下位ノード数が所定範囲でない場合、第2コストが大きくなる重み付け係数を算出する関数である。中継ノード決定部22は、コスト補正部24によって補正された第2コストに基づいて算出された第3コストを利用して中継ノードを決定する。
これによって、ノード1は、下位ノード数が所定範囲にない場合、中継ノードに決定される確率が低くなるように中継ノードを決定することによって、特定の中継ノード候補への負荷の集中を抑制することに寄与する。
(5-4)
本開示に示す通信方法は、マルチホップ通信を行う通信システム100の通信方法である。通信方法は、中継ノード決定ステップS15を備える。中継ノード決定ステップS15は、マスターノードまでの経路情報を有する中継ノード候補から、実際に中継を行う中継ノードを決定する。また、中継ノード決定ステップS15は、少なくとも中継ノード候補の下位ノード数が所定範囲にある場合、中継ノード候補の下位ノード数が多いほうが少ないよりも中継ノードに決定される確率が高くなるように中継ノードを決定する。
通信システム100は、上述したノード1を用いて通信処理を行うことによって、上記の通信方法を実現することが可能である。この方法によって、ノード1は、下位ノード数が多い方が少ない方よりも中継ノードに決定される確率が高くなるように、中継ノードを決定することが可能であって、宛先のノードまでに中継するノードの数を抑制することに寄与する。そのため、ノード1を備える通信システム100において通信処理を完了するまでに要する通信コストを抑制することが可能である。
(6)変形例
(6-1)
本開示に示すノード1の中継ノード決定部22は、第3コストが同じ中継ノード候補が複数ある場合、第2コストが最も小さくなる中継ノード候補を中継ノードとして決定してもよい。
第3コストが同じ中継ノード候補が複数ある場合、第2コストが小さい中継ノード候補を中継することで、宛先ノードまでに中継するノードの数を抑制することに寄与する。これによって、効率よく通信を行う事が可能である。
(6-2)
本開示に示すノード1の中継ノード決定部22は、中継ノード候補の通信頻度が所定の閾値以上の場合、中継ノードに決定される確率が低くなるように、中継ノードを決定する。
具体的に、本開示に示すノード1は、所定の重み付け係数を用いて、通信頻度が所定の閾値以上の場合、中継ノードに決定される確率が低くなるように中継ノードを決定してもよい。
これによって、ノード1は、特定の中継ノード候補への負荷の集中を抑制することに寄与することが可能である。
(6-3)
本開示に示す通信システム100に含まれるノードは、説明の便宜上、すべてノード1である。しかし、通信システム100は、その一部にノード1とは異なる特徴を有するノードを含んでいてもよい。例えば、通信システム100は、その一部にノード2を含んでいてもよい。
(6-4)
本開示に示す通信システム100はマルチホップ通信を行う通信システムであるが、通信システム100はこれ以外の通信方法を兼ね備えていてもよい。例えば、ノード1は、電力線通信等の有線による通信手段を兼ね備えていてもよい。
(6-5)
上述した通信経路を確立する処理では、中継ノード決定部22は、通信コスト(第3コスト)に基づいて中継ノードを決定しているが、中継ノード決定部22は、少なくとも中継ノード候補の通信頻度予測値が所定範囲にある場合、通信頻度予測値が高い方が低い方よりも中継ノードに決定される確率が高くなるように、中継ノードを決定してもよい。また、中継ノード決定部22は、少なくとも中継ノード候補の通信頻度実績値が所定範囲にある場合、通信頻度実績値が高い方が低い方よりも中継ノードに決定される確率が高くなるように、中継ノードを決定してもよい。
ここで、処理部20は、通信頻度予測値、又は、通信頻度実績に値所定の重み付け係数を掛け合わせることによって、中継ノード候補の通信頻度予測値が所定範囲にない場合に中継ノードに決定される確率が低くなるように補正する処理を行ってもよい。
これによって、特定の中継ノード候補への負荷の集中を抑制することに寄与することが可能である。
(6-6)
さらに、本開示に示すノード1は、中継ノードに決定される優先順位に関する情報を含む。
優先順位に関する情報には、ノード情報、通信頻度に関する情報、又は、第3コスト、等に基づいて決定された情報であって、中継ノード決定部22は、優先順位に関する情報に基づいて中継ノードを決定してもよい。
例えば、マスターノードの優先順位を最も高く設定することが可能である。また、例えば、ノード1と同一系統の他のノードであって、他のノードの識別情報がノード1の親機であって、他のノードが中継ノード候補に含まれる場合、他のノードの優先順位を高く設定してもよい。
このように、優先順位を設定することによって、中継ノード決定部22が優先順位に基づいて中継ノードに決定することが可能になる。
(7)
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 ノード
11,12 コスト取得部
13 経路情報受信部
14 経路情報送信部
22 中継ノード決定部
23 経路情報生成部
100 通信システム
S15 決定ステップ
ITU-T G.9905(2013)amendment 1

Claims (16)

  1. マルチホップ通信を行うノード(1)であって、
    マスターノードまでの経路情報を有する中継ノード候補から、実際に中継を行う中継ノードを決定する中継ノード決定部(22)を備え、
    前記中継ノード決定部(22)は、少なくとも前記中継ノード候補の通信頻度が所定範囲にある場合、前記通信頻度が多い方が少ない方よりも前記中継ノードに決定される確率が高くなるように、前記中継ノードを決定
    前記通信頻度は、前記中継ノード候補の下位ノード数、前記中継ノード候補の通信頻度予測値、又は前記中継ノード候補の通信頻度実績値に基づいて決定され、
    前記中継ノード決定部(22)は、
    少なくとも前記中継ノード候補の前記下位ノード数が所定範囲にある場合、前記下位ノード数が多い方が少ない方よりも前記中継ノードに決定される確率が高くなるように、前記中継ノードを決定し、
    少なくとも前記中継ノード候補の前記通信頻度予測値が所定範囲にある場合、前記通信頻度予測値が高い方が低い方よりも前記中継ノードに決定される確率が高くなるように、前記中継ノードを決定し、
    少なくとも前記中継ノード候補の前記通信頻度実績値が所定範囲にある場合、前記通信頻度実績値が高い方が低い方よりも前記中継ノードに決定される確率が高くなるように、前記中継ノードを決定する、
    ノード(1)。
  2. 第1コスト、第2コスト、第3コストを取得するコスト取得部(11,12)を備え、
    前記第1コストは、前記ノードから前記中継ノード候補までのコストであって、
    前記第2コストは、前記中継ノード候補の前記下位ノード数に基づいて調整された、前記中継ノード候補から前記マスターノードまでのコストであって、
    前記第3コストは、前記第1コストと前記第2コストとに基づいて決められる、前記ノード(1)から前記マスターノードまでのコストであって、
    前記中継ノード決定部(22)は、前記第3コストに基づいて前記中継ノードを決定する、
    請求項1に記載のノード(1)。
  3. 前記第2コストは、前記中継ノード候補が記憶している前記中継ノード候補から前記マスターノードまでのコストに所定の重み付け係数を掛け合わせたコストであって、
    前記重み付け係数は、前記中継ノード候補の前記下位ノード数が所定範囲にある場合、前記第2コストが小さくなる係数である、
    請求項に記載のノード(1)。
  4. 前記中継ノード決定部(22)は、前記第3コストが同じ前記中継ノード候補が複数ある場合、前記第2コストが最も小さくなる前記中継ノード候補を前記中継ノードとして決定する、
    請求項又はに記載のノード(1)。
  5. 前記ノード(1)から、前記中継ノードを介して、前記マスターノードまでの前記経路情報を生成する経路情報生成部(23)と、
    前記ノード(1)の下位ノードから前記マスターノードまでの前記経路情報を、前記下位ノードから受信する経路情報受信部(13)と、
    前記経路情報生成部(23)において生成した前記経路情報と、前記経路情報受信部(13)において受信した前記経路情報と、を前記中継ノードに送信する経路情報送信部(14)と、
    をさらに備え、
    前記中継ノード候補の前記下位ノード数は、前記中継ノード候補が受信した前記経路情報の数に基づいて決められる、
    請求項からのいずれかに記載のノード(1)。
  6. 前記中継ノード決定部(22)は、前記中継ノード候補の前記下位ノード数が所定範囲にない場合、前記中継ノードに決定される確率が低くなるように、前記中継ノードを決定する、
    請求項からのいずれかに記載のノード(1)。
  7. 前記ノード(1)には、ノード情報が設定され、
    前記ノード情報は、少なくとも、前記ノード(1)の識別情報と、前記ノード(1)が属する系統識別情報と、前記ノード(1)の種別情報と、を含む、
    請求項に記載のノード(1)。
  8. 前記中継ノード候補は、前記中継ノード候補が前記中継ノードに決定される優先順位に関する情報を含む、
    請求項1又は7に記載のノード(1)。
  9. 前記中継ノード決定部(22)は、
    前記ノード(1)と同一系統の他のノードであって、前記他のノードの識別情報が前記ノード(1)の親機である前記他のノードが前記中継ノード候補に含まれる場合、その前記他のノードを優先して前記中継ノードに決定する、
    請求項1、7又は8に記載のノード(1)。
  10. 前記中継ノード決定部は、
    前記ノード(1)と同一系統の他のノードであって、前記他のノードの識別情報が前記ノード(1)の親機である前記他のノードが前記中継ノード候補に含まれる場合、最も優先順位が高い同一系統の前記マスターノード以外の前記中継ノード候補を優先して前記中継ノードに決定する、
    請求項1、からのいずれかに記載のノード(1)。
  11. 前記中継ノード決定部(22)は、
    前記ノードと同一系統の前記ノードが、前記中継ノード候補に含まれない場合、前記中継ノード候補の優先順位に基づいて中継ノードを決定する、
    請求項1、から10のいずれかに記載のノード(1)。
  12. 前記ノード(1)は、空調機の室外機または室内機である、
    請求項1、から11のいずれかに記載のノード(1)。
  13. 前記通信頻度実績値は、前記中継ノード候補の信号発信頻度に基づいて決定される、
    請求項1、7から12のいずれかに記載のノード(1)。
  14. 前記中継ノード決定部(22)は、前記中継ノード候補の通信頻度が所定の閾値以上の場合、前記中継ノードに決定される確率が低くなるように、前記中継ノードを決定する、
    請求項1から13のいずれかに記載のノード(1)。
  15. マルチホップ通信を行う通信システム(100)であって、
    請求項1から14のいずれかに記載のノード(1)を備える、
    通信システム(100)。
  16. マルチホップ通信を行う通信システム(100)の通信方法であって、
    マスターノードまでの経路情報を有する中継ノード候補から、実際に中継を行う中継ノードを決定する中継ノード決定ステップ(S15)を備え、
    前記中継ノード決定ステップ(S15)は、少なくとも前記中継ノード候補の下位ノード数が所定範囲にある場合、前記中継ノード候補の前記下位ノード数が多い方が少ない方よりも前記中継ノードに決定される確率が高くなるように前記中継ノードを決定する、
    通信方法。
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