JP7315455B2 - 飛翔害虫捕獲器 - Google Patents

飛翔害虫捕獲器 Download PDF

Info

Publication number
JP7315455B2
JP7315455B2 JP2019237272A JP2019237272A JP7315455B2 JP 7315455 B2 JP7315455 B2 JP 7315455B2 JP 2019237272 A JP2019237272 A JP 2019237272A JP 2019237272 A JP2019237272 A JP 2019237272A JP 7315455 B2 JP7315455 B2 JP 7315455B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
colored
width
colored band
black
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019237272A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021103986A (ja
Inventor
龍太 内藤
洋 岡本
聖子 喜多
明香里 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Earth Chemical Co Ltd
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Earth Chemical Co Ltd filed Critical Earth Chemical Co Ltd
Priority to JP2019237272A priority Critical patent/JP7315455B2/ja
Publication of JP2021103986A publication Critical patent/JP2021103986A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7315455B2 publication Critical patent/JP7315455B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

本発明は飛翔害虫捕獲器に関し、更に詳しくは、コバエ、蚊等の飛翔害虫を誘引して捕獲する飛翔害虫捕獲器に関する。
近年、ガーデニングや昆虫飼育の流行、消費者の害虫防除意識の向上に伴い、コバエ類は屋内でよく目にする害虫として広く注目を集め、人に不快感を与えることから問題となっている。一般家庭で見かけるコバエ類の代表種としては、食料品や生ゴミまわり等で発生するショウジョウバエやノミバエ、浴室やトイレおよびそれらの下水管等で発生するチョウバエ等が挙げられ、一般家庭での防除対象害虫として蚊と同じように防除要望が高い。コバエ類は体が非常に小さいため、わずかな隙間からも侵入し飛来するだけでなく、少量の餌からも発生することが可能なため、わずかな食料品や生ゴミを放置しておくと、屋内で大発生して問題になることもある。
このような飛翔害虫を捕獲する場合、まず捕獲器に飛翔害虫を誘引する必要がある。従来、飛翔害虫の誘引手段として、容器内部に誘引剤を収納した捕獲器が使用されている。例えば、特許文献1には、バラ科サンザシ属の果実を熟成した果実由来の香り成分を含む酢と、醸造酒に花を漬け込んで得られた花由来の香り成分を含む酒とが混合されたハエ用誘引剤を揮発可能に収容する容器を備えているハエ用捕獲器が提案されている。
特開2012-162521号公報
特許文献1に記載されたような捕獲器は、使用初期の捕獲効率は高いものの、誘引剤の経時的な揮散等によって誘引効果が低下し、長期的に捕獲性能を維持することが難しいという課題があった。
そこで、本発明は、経時的に安定した誘引効果が期待でき、優れた捕獲性能を有する飛翔害虫捕獲器を提供することを課題とする。
本発明者らは上記課題について鋭意研究を重ねた結果、虫が2色の光のエッジ(境目、コントラスト)に集まりやすいという習性を利用し、濃淡度の異なる帯状部を並べて配置し、該帯状部の数と幅を定めた誘引領域を、捕獲器に形成することにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、以下の(1)~(5)を特徴とする。
(1)表面に飛翔害虫を誘引する誘引領域を備え、前記誘引領域は、3以上の帯状部が並んだ模様を有し、隣り合う前記帯状部の濃淡度が異なり、前記誘引領域の縁から数えて奇数番目の帯状部が属する第1の帯群と、前記誘引領域の縁から数えて偶数番目の帯状部が属する第2の帯群のうちの少なくとも一方は、幅の異なる帯状部を含むことを特徴とする飛翔害虫捕獲器。
(2)前記帯状部は、環状の帯及び線状の帯のうちの少なくとも1つであることを特徴とする前記(1)に記載の飛翔害虫捕獲器。
(3)隣り合う前記帯状部のL表色系のL値の差が、10以上であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の飛翔害虫捕獲器。
(4)前記第1の帯群と前記第2の帯群のうちの少なくとも一方が、前記帯状部の幅が規則的に異なることを特徴とする前記(1)~(3)のいずれか1つに記載の飛翔害虫捕獲器。
(5)前記誘引領域が粘着性を有することを特徴とする前記(1)~(4)のいずれか1つに記載の飛翔害虫捕獲器。
本発明によれば、経時的に安定して飛翔害虫を誘引するとともに、より多くの飛翔害虫を捕獲することができる。
試験例1で使用した飛翔害虫捕獲器を説明する図であり、図1(a)は検体1、図1(b)は検体2(第1実施形態)、図1(c)は検体3(第2実施形態)、図1(d)は検体4(第3実施形態)である。 試験例2で使用した飛翔害虫捕獲器を説明する図であり、図2(a)は検体5、図2(b)は検体6(第4実施形態)、図2(c)は検体7(第5実施形態)、図2(d)は検体8である。
本発明の飛翔害虫捕獲器は、その表面、すなわち捕獲器の外側をなす面に飛翔害虫を誘引する誘引領域を備えている。この誘引領域は3以上の帯状部が並んだ模様を有し、隣り合う帯状部の濃淡度が異なり、誘引領域の縁から数えて奇数番目の帯状部が属する第1の帯群と、誘引領域の縁から数えて偶数番目の帯状部が属する第2の帯群のうちの少なくとも一方は、幅の異なる帯状部を含む。
なお、本明細書において、「帯状部」とは、帯のように一定の幅があり細長く続く形をいい、長手方向の形状が直線的なもの、O字形状、S字形状、U字形状、V字形状等のものを含む。
誘引領域における帯状部の数は3つ以上である。帯状部の数が3つ以上であると、飛翔害虫が境界を視認できるようになるため誘引効果が高まる。帯状部の数は、誘引領域の面積に応じて適宜調整すればよいが、誘引効果をより向上させるためには4つ以上であることが好ましく、4~21個がより好ましく、5~15個がさらに好ましい。
帯状部の幅(短手方向の長さ)は、誘引領域の面積や帯状部の総数等に応じて適宜調整すればよく、特に制限されないが、飛翔害虫が境目を認識しやすくするために、1~16mmが好ましく、1~12mmがより好ましく、1~6mmがさらに好ましい。
帯状部の長さ(長手方向の長さ)は、帯状部の幅よりも長ければ特に限定されない。
本発明において、誘引領域における帯状部は、隣り合う帯状部の濃淡度が異なる。誘引領域において、濃淡度の異なる帯状部が並んでいることで、帯状部どうしの境目によるエッジ効果を利用して飛翔害虫を誘引することができる。
濃淡度はL表色系のL値で表すことができ、隣り合う帯状部のL値の差が10以上であることが好ましい。L値の差が10以上であると、飛翔害虫が帯状部の境目を認識しやすいため、誘引領域への飛翔害虫の誘引効果を高めることができる。L値の差は、20以上がより好ましく、50以上がさらに好ましく、60以上が特に好ましい。また、上限値は特に限定されないが、100以下であることが好ましく、80以下がより好ましい。
帯状部は有色又は無色の帯で構成される。本明細書において、「無色」とは透明を意味しており、光沢、反射、透かしなどを生じさせるものであり、完全な無色だけでなく、若干の色味を有していてもよい。また「有色」とは、透明でない色であり、無彩色と有彩色が含まれる。
濃淡度の異なる帯状部の組み合わせとしては、例えば、有色の帯状部どうしの組み合わせ、有色の帯状部と無色の帯状部の組み合わせが挙げられる。
有色の帯状部どうしの組み合わせとしては、例えば、濃色の着色帯と淡色の着色帯とを交互に並べることが挙げられる。なお、「濃色」、「淡色」とは隣に位置する帯状部の色を基準として相対的に判断するものであり、淡色はL表色系のL値が高い色をいい、濃色は相対的にL値が低い色をいう。有色の帯状部どうしを並べる場合は、濃淡度が異なる着色帯を並べて配置すればよく、2種類の着色帯を交互に並べても、3種以上の着色帯を任意に並べてもよい。
有色の帯状部と無色の帯状部の組み合わせとしては、有色の帯状部と無色の帯状部を交互に並べることが挙げられる。有色の帯状部は同じ色の着色帯であってもよいし、異なる色の着色帯を用いてもよい。また、有色の帯状部は、濃淡度の異なる2種以上の帯状部が並んだ帯群としてもよい。
さらに本発明では、誘引領域の縁から数えて奇数番目の帯状部が属する第1の帯群と、誘引領域の縁から数えて偶数番目の帯状部が属する第2の帯群のうちの少なくとも一方が、幅の異なる帯状部を含む。奇数番目の帯状部が属する第1の帯群と偶数番目の帯状部が属する第2の帯群のうちの少なくとも一方に幅の長さが異なる帯状部が含まれることで、その作用は明らかではないが、飛翔害虫が帯状部の幅の変化に視覚的に反応し、その帯状部のエッジに捕獲されやすくなると推測される。
同じ帯群における帯状部の幅は、規則的に異なるようにすることが好ましい。同じ帯群における帯状部の幅の長さが規則的に異なることで、より誘引効果が高まる。帯状部の幅を規則的に異ならせるには、例えば、第1の帯群と第2の帯群のうちの少なくとも一方の帯群に属する帯状部の幅を、誘引領域の外側から内側に向かって徐々に短くしたり、また反対に誘引領域の外側から内側に向かって徐々に太くしたり、或いはその繰り返しとすることができる。
帯状部は、環状の帯及び線状の帯のうちの少なくとも1つであることが好ましく、これらを組み合わせて誘引領域に模様を形成することができる。例えば、環状の帯状部を同心状に配置したり、線状の帯状部を並べて配置したりすることができる。
誘引領域の大きさは、1~1500cmであることが好ましく、5~500cmがより好ましく、10~200cmがさらに好ましい。誘引領域が大きすぎると飛翔害虫捕獲器が大きくなりすぎ、また、誘引領域が小さすぎると各々の帯状部の幅が短くなりすぎて帯状部どうしの境目が分かり難くなりエッジ効果が得られなくなる場合がある。
本発明の飛翔害虫捕獲器の形状は特に特に限定されず、例えば、シート状、円筒状、球状、棒状、多角形状、これらの組み合わせ等が挙げられる。誘引領域は飛翔害虫捕獲器の表面全体に設けられていてもよく、その一部に設けられていてもよい。
本発明において、飛翔害虫捕獲器の誘引領域には粘着性を付与することができる。誘引領域が粘着性を有することで、誘引領域に誘引された飛翔害虫が誘引領域に接触した際にそのまま捕獲することができる。
誘引領域への粘着性の付与は、例えば、誘引領域の表面に粘着層を設けることが挙げられる。誘引領域の表面に粘着剤組成物を刷毛やスプレー等を用いて塗布したり、両面粘着シートを貼付したりすることにより粘着層を形成できる。
粘着層の厚みは、誘引領域に形成された帯状部からなる模様を粘着層の側から視認できるものであれば特に限定されず、好ましくは1~500μmであり、より好ましくは3~300μmであり、さらに好ましくは5~100μmであり、特に好ましくは8~80μmである。
粘着層に含まれる粘着剤は、誘引領域に形成された帯状部からなる模様を粘着層の側から視認できるものであれば特に限定されず、例えば、アクリル系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤であり、より好ましくは、合成ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤である。粘着層に含まれる粘着剤は、1種であってもよいし、2種以上であってもよい。
粘着層中の粘着剤の含有割合は、本発明の効果をより発現し得る点で、好ましくは30~100質量%であり、より好ましくは40~100質量%であり、さらに好ましくは50~100質量%であり、特に好ましくは60~100質量%である。
粘着層は、架橋剤を含んでいてもよい。粘着層が架橋剤を含む場合、粘着層中の架橋剤の含有割合は、主たる樹脂成分に対して、好ましくは0.001~20質量%であり、より好ましくは0.01~10質量%である。
架橋剤としては、例えば、エポキシ系架橋剤、イソシアネート系架橋剤、メラミン系架橋剤、過酸化物系架橋剤、金属アルコキシド系架橋剤、アルミキレート系架橋剤などの金属キレート系架橋剤、金属塩系架橋剤、カルボジイミド系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、アジリジン系架橋剤、アミン系架橋剤などが挙げられる。架橋剤は、1種であってもよいし、2種以上であってもよい。
粘着層には、目的に応じて、任意の適切な添加剤が含まれていてもよい。このような添加剤としては、例えば、粘着付与剤、低分子量ポリマー、表面潤滑剤、レベリング剤、酸化防止剤、腐食防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、重合禁止剤、充填剤、老化防止剤、粘着付与剤、着色剤、顔料、染料、界面活性剤、シランカップリング剤、触媒、可塑剤などが挙げられる。このような添加剤は、1種であってもよいし、2種以上であってもよい。
誘引領域に粘着層を設ける場合は、粘着層の表面を保護する保護シートをさらに備えることが好ましい。保護シートは剥離層を備え、本発明の飛翔害虫捕獲器の保管時には粘着層の劣化を抑制でき、飛翔害虫捕獲器を使用する際には保護シートを引き剥がすことにより粘着層を露出させる。
本発明の飛翔害虫捕獲器は、誘引領域の近傍に、誘引領域に誘引された飛翔害虫を捕獲する捕獲部を有することができる。捕獲部は、内部に侵入した飛翔害虫を留める容器を備え、当該容器には誘引剤を備えることが好ましい。捕獲部に誘引剤を設置しておくと、視覚的に誘引領域に誘引された飛翔害虫を捕獲部に導きやすい。
誘引剤としては、揮散性の誘引成分を液状、ゲル状、ゼリー状等にしたものが挙げられる。誘引成分としては、特に限定されないが、例えば、果実類、野菜類や穀物類の加工品、乳加工品等が挙げられ、具体的に、紹興酒、ビール、ワイン、アセトイン、黒酢、赤酢、食酢、各種果実エキス、蜂蜜、液糖、メロン,バニラ,ストロベリー,マンゴー,リンゴ,ナシ,バナナ,ドリアン等の香調の香料等が挙げられる。
また、誘引剤には、誘引成分の他に殺虫成分を含有させてもよい。殺虫成分としては、例えば、フェノトリン、ペルメトリン、エトフェンプロックス、ビフェントリン等のピレスロイド系化合物;カルバリル、プロポクスル等のカーバメート系化合物;ジノテフラン、イミダクロプリド、チアメトキサム、クロチアニジン、アセタミプリド、ニテンピラム等のネオニコチノイド系化合物;メトプレン、ハイドロプレン、ピリプロキシフェン等の昆虫成長制御化合物;オレンジ油、ハッカ油、ベンジルアルコール等の殺虫性精油等が挙げられる。
以下、本発明の飛翔害虫捕獲器について、シート状の飛翔害虫捕獲器を例に、図に基づいて説明するが、本発明はこれらの例に限定されることはない。
(第1実施形態)
図1(b)は、第1実施形態の飛翔害虫捕獲器2の正面図である。
第1実施形態の飛翔害虫捕獲器2は紙面の全体が誘引領域であり、誘引領域は粘着性を有している。誘引領域には2つの環状の濃色着色帯(図では黒色着色帯)11,12と1つの環状の淡色着色帯(図では白色着色帯)21が交互に同心状に配置され、捕獲器の中央には1つの線状の淡色着色帯(白色着色帯)22Aが設けられている。第1実施形態では、環状の着色帯の短手方向の長さは中心にいくほど短くなっている。
(第2実施形態)
図1(c)は、第2実施形態の飛翔害虫捕獲器3の正面図である。
第2実施形態の飛翔害虫捕獲器3は、第1実施形態の飛翔害虫捕獲器2において淡色着色帯22A内に線状の濃色着色帯(黒色着色帯)13Aを配置したものである。第2実施形態の飛翔害虫捕獲器3は、2つの環状の濃色着色帯11,12と2つの環状の淡色着色帯21,22と1つの線状の濃色着色帯13Aとからなり、環状の着色帯の短手方向の長さは中心にいくほど短くなっている。
(第3実施形態)
図1(d)は、第3実施形態の飛翔害虫捕獲器4の正面図である。
第3実施形態の飛翔害虫捕獲器4は、第1実施形態の飛翔害虫捕獲器2において淡色着色帯22A内に5つの環状の濃色着色帯(黒色着色帯)を同心状に配置し、最も内側に線状の濃色着色帯(黒色着色帯)18Aを配置したものである。第3実施形態の飛翔害虫捕獲器4は、7つの環状の濃色着色帯11~17と7つの環状の淡色着色帯21~27と1つの線状の濃色着色帯18Aとからなり、環状の着色帯の短手方向の長さは中心にいくほど短くなっている。
(第4実施形態)
図2(b)は、第4実施形態の飛翔害虫捕獲器5の正面図である。
第4実施形態の飛翔害虫捕獲器5は紙面の全体が誘引領域であり、誘引領域は粘着性を有している。誘引領域には11本の線状の濃色着色帯(黒色着色帯)31~36と10本の線状の淡色着色帯(白色着色帯)41~45が交互に配置されている。第4実施形態では、線状の濃色着色帯31を中心に着色帯が対象に配置され、濃色着色帯は中心の濃色着色帯31の幅が最も太く、捕獲器(誘引領域)の端部に位置する濃色着色帯36の幅が最も短い。そして、淡色着色帯の幅は捕獲器の内側から外側にいくほど太くなっており、中心の濃色着色帯31に隣接する淡色着色帯41の幅が最も短く、捕獲器の外側に位置する淡色着色帯45の幅が最も太い。
(第5実施形態)
図2(c)は、第5実施形態の飛翔害虫捕獲器6の正面図である。
第5実施形態の飛翔害虫捕獲器6は第4実施形態のものと着色帯の幅の太さが逆になっている。第5実施形態では、線状の濃色着色帯(黒色着色帯)51を中心に着色帯が対象に配置され、濃色着色帯は中心の濃色着色帯51の幅が最も短く、捕獲器(誘引領域)の端部に位置する濃色着色帯56の幅が最も太い。そして、淡色着色帯(白色着色帯)の幅は捕獲器の内側から外側にいくほど短くなっており、中心の濃色着色帯51に隣接する淡色着色帯61の幅が最も太く、捕獲器の外側に位置する淡色着色帯65の幅が最も短い。
本発明の飛翔害虫捕獲器を設置する場所としては、飛翔害虫の発生しやすい場所であれば特に限定されず、例えば、台所の調理台、流し台及びゴミ箱周辺の台や壁、トイレやリビング等の台や壁等が挙げられる。
そして、本発明の飛翔害虫捕獲器を用いることで、ショウジョウバエ、ノミバエ、クロバネキノコバエ、キノコバエ、チョウバエ等のコバエ類;キンバエ、クロバエ、イエバエ等のハエ類;アカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカ等の蚊類等が挙げられる。
以下、実施例及び比較例により本発明を更に説明する。
<試験例1>
以下の検体1~4の捕獲器を作製し、キイロショウジョウバエの捕獲試験を行った。
(検体1)
図1(a)に示す飛翔害虫捕獲器1を作製した。
白色紙(アスクル株式会社製「マルチペーパー スーパーエコノミー+」(白色度約87%、坪量68g/m、紙厚0.09mm)に、RGB値における黒(R:0、G:0、B:0)を指定して、縦(上下方向)15.5cm、横(左右方向)9.0cmの長さの環状の黒色着色帯11を印刷した。なお、黒色着色帯11は、白色紙の上下方向に延びる帯の幅xが1.0cmであり、白色紙の左右方向に延びる帯の幅yが1.5cmであった。黒色着色帯11の内側には縦13.5cm×横7.0cmの線状の白色着色帯21Aが形成された。黒色着色帯11の外縁に沿って切り出し、外側から黒/白の着色帯を有する模様紙Aを得た。
模様紙Aの表面に、粘着剤(JXTGエネルギー株式会社製「エバータックSA-50E」、合成ゴム系粘着剤)を、刷毛を用いて塗工し、検体1の飛翔害虫捕獲器1を得た。
(検体2)
検体1において、切り出し前の用紙を用い、白色着色帯21A上に、環状の黒色着色帯11を36.5%に縮小した黒色着色帯12を同心状に印刷した。黒色着色帯12の外側には環状の白色着色帯21が形成され、黒色着色帯11、白色着色帯21及び黒色着色帯12の幅は、外側から約80%ずつ短い。黒色着色帯12の内側には線状の白色着色帯22Aが形成された。黒色着色帯11の外縁に沿って切り出し、外側から黒/白/黒/白の着色帯を有する模様紙Bを得た。
模様紙Bの表面に検体1と同様に粘着剤を塗工し、図1(b)に示す検体2の飛翔害虫捕獲器2を得た。
(検体3)
検体2において、切り出し前の用紙を用い、白色着色帯22A上に、縦6.5cm×横3.5cmの線状の黒色着色帯13Aを印刷した。黒色着色帯11の外縁に沿って切り出し、外側から黒/白/黒/白/黒の着色帯を有する模様紙Cを得た。黒色着色帯13Aの外側には環状の白色着色帯22が形成され、白色着色帯22の幅は、黒色着色帯12よりも約80%短い。
模様紙Cの表面に検体1と同様に粘着剤を塗工し、図1(c)に示す検体3の飛翔害虫捕獲器3を得た。
(検体4)
検体2において、切り出し前の用紙を用い、白色着色帯22A上に、黒色着色帯と白色着色帯の幅の減少率が約80%ずつとなるように環状の黒色着色帯を5つ同心状に印刷するとともに、最も内側に線状の黒色着色帯を印刷した。黒色着色帯11の外縁に沿って切り出し、7つの環状の黒色着色帯11~17と7つの環状の白色着色帯21~27と1つの線状の黒色着色帯18Aからなる模様を有する模様紙Dを得た。
模様紙Dの表面に検体1と同様に粘着剤を塗工し、図1(d)に示す検体4の飛翔害虫捕獲器4を得た。
<色差の測定>
粘着剤を塗工する前の模様紙について、それぞれを20枚重ね、色彩色差計(コニカミノルタ株式会社製「CR-321」)を用いて各着色帯のL値を測定した。測定を3回繰り返して行い、その平均値を算出し、L値(実測値)とL値の色差(ΔL)を求めた。結果を表1に示す。
<飛翔害虫捕獲試験>
(試験方法)
試験室(縦1.8m×横1.8m×高さ1.8m)の各壁面の、床から100cmの高さの位置に、検体1~4の飛翔害虫捕獲器を対角に設置した。試験室内にキイロショウジョウバエ約200頭を放ち、一晩放置した後、捕獲器に捕獲された数をカウントした。
試験を3回ないし4回繰り返して行い、平均捕獲数を求め、検体2~4について検体1の捕獲数を100としたときの相対値を求めた。結果を表1に示す。
Figure 0007315455000001
表1の結果より、帯状部の総数が多くなるほどキイロショウジョウバエの捕獲数が増加することが分かり、検体2は検体1の2.5倍の捕獲率、検体4は検体1の5倍の捕獲率であった。
<試験例2>
以下の検体5~8の捕獲器を作製し、キイロショウジョウバエの捕獲試験を行った。
(検体5)
試験例1で作製した検体1の飛翔害虫捕獲器1を使用した(図2(a)参照)。
(検体6)
図2(b)に示す飛翔害虫捕獲器5を作製した。
白色紙(アスクル株式会社製「マルチペーパー スーパーエコノミー+」(白色度約87%、坪量68g/m、紙厚0.09mm)に、RGB値における黒(R:0、G:0、B:0)を指定して、幅1.0cm、長さ15.5cmの黒色着色帯31を印刷した。黒色着色帯31の左右外側に、黒色着色帯31の幅の5/6幅の黒色着色帯32を、黒色着色帯31の幅の1/5幅を空けて印刷した。これにより、黒色着色帯31と黒色着色帯32の間にそれぞれ線状の白色着色帯41が形成された。
続いて、各黒色着色帯32の外側に、黒色着色帯31の幅の4/6幅の黒色着色帯33を、黒色着色帯31の幅の2/5幅を空けてそれぞれ印刷し、各黒色着色帯33の外側に、黒色着色帯31の幅の3/6幅の黒色着色帯34を、黒色着色帯31の幅の3/5幅を空けてそれぞれ印刷し、各黒色着色帯34の外側に、黒色着色帯31の幅の2/6幅の黒色着色帯35を、黒色着色帯31の幅の4/5幅を空けてそれぞれ印刷し、各黒色着色帯35の外側に、黒色着色帯31の幅の1/6幅の黒色着色帯36を、黒色着色帯31と同じ幅を空けてそれぞれ印刷した。黒色着色帯どうしの間には、線状の白色着色帯42~45がそれぞれ形成され、黒色着色帯31を中心に対称の模様を得た。着色領域の外縁に沿って切り出し、11本の線状の黒色着色帯31~36と10本の線状の白色着色帯41~45が交互に配置された模様を有する模様紙E(縦(上下方向)15.5cm×横(左右方向)9.0cm)を得た。黒色着色帯の幅は捕獲器の外側から内側にいくほど太く、白色着色帯の幅は捕獲器の外側から内側にいくほど短い。
模様紙Eの表面に試験例1の検体1と同様に粘着剤を塗工し、図2(b)に示す検体7の飛翔害虫捕獲器5を得た。
(検体7)
図2(c)に示す飛翔害虫捕獲器6を作製した。
白色紙(アスクル株式会社製「マルチペーパー スーパーエコノミー+」(白色度約87%、坪量68g/m、紙厚0.09mm)に、RGB値における黒(R:0、G:0、B:0)を指定して、幅1.0cm、長さ15.5cmの黒色着色帯56を印刷した。黒色着色帯56の横に、黒色着色帯56の幅の5/6幅の黒色着色帯55を、黒色着色帯56の幅の1/5幅を空けて描画した。これにより、黒色着色帯56と黒色着色帯55の間に線状の白色着色帯65が形成された。
続いて、黒色着色帯55の横に、黒色着色帯56の幅の4/6幅の黒色着色帯54を、黒色着色帯56の幅の2/5幅を空けて印刷し、黒色着色帯54の横に、黒色着色帯56の幅の3/6幅の黒色着色帯53を、黒色着色帯56の幅の3/5幅を空けて印刷し、黒色着色帯53の横に、黒色着色帯56の幅の2/6幅の黒色着色帯52を、黒色着色帯56の幅の4/5幅を空けて描画し、黒色着色帯52の横に、黒色着色帯56の幅の1/6幅の黒色着色帯51を印刷した。そして、黒色着色帯51の横に、黒色着色帯と白色着色帯の幅を徐々に太くして、黒色着色帯51を中心に対称の模様となるように、黒色着色帯52~56を印刷した。着色領域の外縁に沿って切り出し、11本の線状の黒色着色帯51~56と10本の線状の白色着色帯61~65が交互に配置された模様を有する模様紙F(縦(上下方向)15.5cm×横(左右方向)9.0cm)を得た。黒色着色帯の幅は捕獲器の外側から内側にいくほど短く、白色着色帯の幅は捕獲器の外側から内側にいくほど太い。
模様紙Fの表面に試験例1の検体1と同様に粘着剤を塗工し、図2(c)に示す検体7の飛翔害虫捕獲器6を得た。
(検体8)
図2(d)に示す飛翔害虫捕獲器7を作製した。
白色紙(アスクル株式会社製「マルチペーパー スーパーエコノミー+」(白色度約87%、坪量68g/m、紙厚0.09mm)に、RGB値における黒(R:0、G:0、B:0)を指定して、幅1.0cm、長さ15.5cmの黒色着色帯71を5本、1.0cm間隔で印刷した。着色領域の外縁に沿って切り出し、5本の線状の黒色着色帯71と4本の線状の白色着色帯81からなる模様を有する模様紙G(縦(上下方向)15.5cm×横(左右方向)9.0cm)を得た。
模様紙Gの表面に試験例1の検体1と同様に粘着剤を塗工し、図2(d)に示す検体8の飛翔害虫捕獲器7を得た。
<飛翔害虫捕獲試験>
試験例1と同様にして、色差を測定し、キイロショウジョウバエの捕獲試験を行った。結果を表2に示す。
Figure 0007315455000002
表2の結果より、帯状部の間隔が略等しい検体8は検体5と比べてキイロショウジョウバエの捕獲率にほとんど差がなかったのに対し、黒色着色帯、白色着色帯のそれぞれの幅が変化する検体6、7は検体5と比べてキイロショウジョウバエの捕獲率が向上することが分かった。
<試験例3>
以下の検体9~12の捕獲器を作製し、キイロショウジョウバエの誘引試験を行った。
(検体9)
試験例1で作製した検体1の飛翔害虫捕獲器1を使用した(図1(a)参照)。
(検体10)
試験例1で作製した検体3の飛翔害虫捕獲器3を使用した(図1(c)参照)。
(検体11)
試験例1で作製した検体3において、黒色着色帯の色をR:50、G:50、B:50の墨色で作製した。
(検体12)
試験例1で作製した検体3において、黒色着色帯の色をR:200、G:200、B:200の灰色で作製した。
<飛翔害虫捕獲試験>
試験例1と同様にして、色差を測定し、キイロショウジョウバエの捕獲試験を行った。結果を表3に示す。
Figure 0007315455000003
検体9と検体12の対比により、隣り合う帯状部どうしの色差が小さくても帯状部の総数が多くなることによりキイロショウジョウバエの捕獲率が増加することが分かり、また、検体10~12の対比により、隣り合う帯状部どうしの色差が大きくなると捕獲率が向上することが分かった。
1~7 飛翔害虫捕獲器
11~17 濃色(黒色)着色帯(環状)
13A,18A 濃色(黒色)着色帯(線状)
21~27 淡色(白色)着色帯(環状)
21A,22A 淡色(白色)着色帯(線状)
31~36,51~56,71 濃色(黒色)着色帯(線状)
41~45,61~65,81 淡色(白色)着色帯(線状)

Claims (4)

  1. 表面に飛翔害虫を誘引する誘引領域を備え、
    前記誘引領域は、3以上の帯状部が並んだ模様を有し、前記帯状部は環状の帯を備え、隣り合う前記帯状部の濃淡度が異なり、
    前記誘引領域の縁から数えて奇数番目の帯状部が属する第1の帯群と、前記誘引領域の縁から数えて偶数番目の帯状部が属する第2の帯群のうちの少なくとも一方は、幅の異なる帯状部を含むことを特徴とする飛翔害虫捕獲器。
  2. 隣り合う前記帯状部のL表色系のL値の差が、10以上であることを特徴とする請求項1に記載の飛翔害虫捕獲器。
  3. 前記第1の帯群と前記第2の帯群のうちの少なくとも一方が、前記帯状部の幅が規則的に異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の飛翔害虫捕獲器。
  4. 前記誘引領域が粘着性を有することを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の飛翔害虫捕獲器。
JP2019237272A 2019-12-26 2019-12-26 飛翔害虫捕獲器 Active JP7315455B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019237272A JP7315455B2 (ja) 2019-12-26 2019-12-26 飛翔害虫捕獲器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019237272A JP7315455B2 (ja) 2019-12-26 2019-12-26 飛翔害虫捕獲器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021103986A JP2021103986A (ja) 2021-07-26
JP7315455B2 true JP7315455B2 (ja) 2023-07-26

Family

ID=76918365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019237272A Active JP7315455B2 (ja) 2019-12-26 2019-12-26 飛翔害虫捕獲器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7315455B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023128427A (ja) * 2022-03-03 2023-09-14 フマキラー株式会社 ハエの粘着捕獲器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6438894B1 (en) 1997-03-26 2002-08-27 Kenneth Silvandersson Arrangement for an insect trap
JP2009240247A (ja) 2008-03-31 2009-10-22 Seiki Uchiyama 捕虫シート
US20130318854A1 (en) 2012-06-05 2013-12-05 Sterling International, Inc. Insect visual attractant
JP2014147384A (ja) 2013-01-11 2014-08-21 Dainippon Jochugiku Co Ltd 飛翔害虫捕獲器
GB2525897A (en) 2014-05-07 2015-11-11 Russell Ipm Ltd Insect trap
JP2019135996A (ja) 2018-02-13 2019-08-22 大協技研工業株式会社 害虫捕獲用粘着シート

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002084958A (ja) * 2000-09-12 2002-03-26 Nichiban Co Ltd 飛翔害虫捕獲用粘着シート

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6438894B1 (en) 1997-03-26 2002-08-27 Kenneth Silvandersson Arrangement for an insect trap
JP2009240247A (ja) 2008-03-31 2009-10-22 Seiki Uchiyama 捕虫シート
US20130318854A1 (en) 2012-06-05 2013-12-05 Sterling International, Inc. Insect visual attractant
JP2014147384A (ja) 2013-01-11 2014-08-21 Dainippon Jochugiku Co Ltd 飛翔害虫捕獲器
GB2525897A (en) 2014-05-07 2015-11-11 Russell Ipm Ltd Insect trap
JP2019135996A (ja) 2018-02-13 2019-08-22 大協技研工業株式会社 害虫捕獲用粘着シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021103986A (ja) 2021-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Navarro-Llopis et al. Mass trapping for fruit fly control
CN103314938B (zh) 一种诱杀害虫的诱虫带及其应用
JP7315455B2 (ja) 飛翔害虫捕獲器
US5992087A (en) Whitefly trap
Braham Sex pheromone traps for monitoring the tomato leaf miner, Tuta absoluta: effect of colored traps and field weathering of lure on male captures
Vernon et al. THE EFFECT OF EXCLUSION FENCES ON THE COLONIZATION OF RUTABAGAS BY CABBAGE FLIES (DIPTERA: ANTHOMYIIDAE) 1
US8586068B2 (en) Insect attractants and their use in methods of insect control
WO2017015702A1 (en) Insect trap and method of use
US20190110460A1 (en) Pillar device for adhesive insect capture with bird guards
JP6839245B2 (ja) ハチ捕獲剤
Ishikawa et al. Field trapping of the onion and seed-corn flies with baits of fresh and aged onion pulp
Cross et al. Exploiting the aggregation pheromone of strawberry blossom weevil Anthonomus rubi (Coleoptera: Curculionidae): Part 2. Pest monitoring and control
JPH0851909A (ja) 捕虫シート
US20060225338A1 (en) Insect trap
US11432548B2 (en) Methods for repelling Drosophila species using 2-pentylfuran
Braham Role of trap colors and exposure time of pheromone on trapping efficacy of males of the tomato leafminer, Tuta absoluta (Meyrick, 1917)(Lepidoptera: Gelechiidae)
I-lussain et al. Responses of T ribolium castaneum to different pheromone lures and traps in the laboratory
FR2912284A1 (fr) Dispositif de lutte biologique contre les ravageurs
EP4397180A1 (en) Ambulatory pest trapping device
WO2023054674A1 (ja) 歩行性害虫捕獲装置
JPS5941962B2 (ja) 飛翔性小昆虫捕獲用組成物
KR102510510B1 (ko) 갈색날개매미충의 친환경 방제방법
JP7265326B2 (ja) 害虫捕獲器および害虫捕獲方法
Nottingham Anemotactic strategy and optimum flight conditions for host-plant finding in the cabbage root fly, Delia radicum (L.)(Diptera: Anthomyiidae)
US20160113264A1 (en) Arthropod pest trapping device, system and method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220812

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7315455

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150