JP7314854B2 - エンジン制御装置 - Google Patents

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Description

本開示は、エンジン制御装置に関する。
たとえば、特許文献1には、エンジンの各気筒に噴射する燃料噴射量を制御する燃料噴射制御装置が記載されている。この燃料噴射制御装置はマイコンを有し、そのマイコンは、一定時間毎に実行される時間同期処理および所定角度(たとえば、30°)毎に実行されるクランク同期処理において、AD変換器に燃圧センサ信号をAD変換させる。したがって、燃圧センサ信号は、所定時間毎のタイミングと所定角度毎のタイミングとの両方において、AD変換される。マイコンは、AD変換されたAD値をAD値記憶領域に記憶する。AD値記憶領域は、最新のAD値から順に所定数のAD値が記憶することが可能となっている。マイコンは、AD値記憶領域に記憶されている所定数のAD値を平均化した平均値を算出する。平均値は、所定時間毎のAD値と、所定角度毎のAD値とのうち、最新のものから所定数のAD値を対象として算出される。
さらに、マイコンは、噴射開始タイミングが到来したときに実行される噴射開始タイミング処理において、AD変換器に燃圧センサ信号をAD変換させ、そのAD値を、噴射開始タイミングでのAD値として記憶する。マイコンは、噴射開始タイミングでのAD値を、上述したAD値の平均値と比較する。この比較において、噴射開始タイミングでのAD値とAD値の平均値との差が所定値未満と判定すると、噴射開始タイミングでのAD値を用いて燃料噴射時間を算出する。一方、噴射開始タイミングでのAD値とAD値の平均値との差が所定値以上と判定すると、噴射開始タイミングでのAD値はノイズ重畳値と判断し、噴射開始タイミングでのAD値ではなく、AD値記憶領域に記憶されている最新のAD値から噴射時間を算出する。
特開2019-27340号公報
上述したように、上記特許文献1に記載された装置では、噴射開始タイミングでの燃圧センサ信号のAD値にノイズが重畳しているとみなされる場合、本来、燃料噴射時間を算出する基礎とすべきタイミングよりも早いタイミングで取得された燃圧センサ信号のAD値に基づいて燃料噴射時間を算出する。この際、燃料噴射時間の算出に用いるAD値が取得されたときのエンジンの回転角度が判らないので、適切な燃料噴射時間を算出することが困難になる虞がある。
また、特許文献1では、時間同期処理やクランク同期処理において、マイコンが、AD変換器にAD変換の実行を指示したり、AD変換されたAD値をメモリのAD値記憶領域に記憶させたりする。このため、頻繁に実行されるAD変換処理のために、マイコンのCPUの処理負荷が増加するという問題がある。
本開示は、上述した点に鑑みてなされたものであり、マイコンのCPUでの処理負荷の増加を招くことなく、エンジン制御に利用されるセンサ検出値を、エンジンの回転角度を示す情報と対応付けて保存することが可能なエンジン制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示によるエンジン制御装置は、
エンジンの回転角度を示すカウント値を出力するアングルカウンタ(40)と、
エンジンの制御に利用される物理量を検出するセンサ(12)によって検出された物理量を所定周期毎にAD変換するAD変換器を含むAD変換部(23)と、
AD変換器によってAD変換された物理量をダイレクトメモリアクセス方式で第1バッファ(48)に転送する第1転送部(46)と、
AD変換器が所定周期毎にAD変換を行うタイミングで発生するトリガ信号に応答して、アングルカウンタが出力するカウント値を取得して、その取得したカウント値をダイレクトメモリアクセス方式で第2バッファ(49)に転送する第2転送部(47)と、を備え、
第1バッファに格納される物理量と、第2バッファに格納されるカウント値とが対応付けられて、物理量が検出されたときのエンジンの回転角度を取得可能であるように構成される。
上述したように、本開示によるエンジン制御装置によれば、AD変換器によってAD変換された物理量は第1バッファ(48)に格納される。また、AD変換器が所定周期毎にAD変換を行うタイミングで発生するトリガ信号に応答して、アングルカウンタ(40)が出力するカウント値が第2バッファ(49)に格納される。このように、AD変換に同期して、アングルカウンタのカウント値が第2バッファに保存されるので、第1バッファに格納される物理量と、第2バッファに格納されるカウント値とを対応付けることができる。したがって、各物理量に対応付けられるカウント値から、各物理量が検出されたときのエンジン回転角度を取得することが可能となる。
さらに、本開示によるエンジン制御装置によれば、AD変換された物理量は、第1転送部(46)により、ダイレクトメモリアクセス方式で第1バッファに転送される。また、アングルカウンタのカウント値は、第2転送部(47)により、ダイレクトメモリアクセス方式で第2バッファに転送される。このように、マイコンのCPUでの処理を伴うことなく、AD変換された物理量およびアングルカウンタのカウント値が、それぞれ、第1および第2バッファに保存される。このため、CPUの処理負荷の増加を招くことを防ぐことができるとともに、CPUにおける他のタスクの完了を待機する必要がないので、AD変換された物理量およびアングルカウンタのカウント値をタイムリーにそれぞれのバッファに保存することが可能になる。
上記括弧内の参照番号は、本開示の理解を容易にすべく、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、なんら本開示の範囲を制限することを意図したものではない。
また、上述した特徴以外の、特許請求の範囲の各請求項に記載した技術的特徴に関しては、後述する実施形態の説明及び添付図面から明らかになる。
第1実施形態に係るエンジン制御装置の全体構成を示す構成図である。 第1実施形態に係るエンジン制御装置における、タイマモジュール、AD変換部、DMAC、および、RAMのそれぞれの構成を詳細に示した構成図である。 図2に示すタイマモジュールおよびAD変換部などの動作の一例を説明するためのタイムチャートである。 マイコンのCPUによって実行されるクランク同期処理を示すフローチャートである。 クランク同期処理におけるAD変換データ処理を示すフローチャートである。 クランク同期処理におけるAD変換設定処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るエンジン制御装置における、タイマモジュール、AD変換部、DMAC、および、RAMのそれぞれの構成を詳細に示した構成図である。 図7に示すタイマモジュールおよびAD変換部などの動作の一例を説明するためのタイムチャートである。 第2実施形態に係るエンジン制御装置における、クランク同期処理でのAD変換データ処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るエンジン制御装置に関する説明図である。 第3実施形態に係るエンジン制御装置において、AD変換データバッファおよびアングルカウンタバッファとして採用されるリングバッファの構成および作動を示す図である。 第3実施形態に係るエンジン制御装置における、クランク同期処理でのAD変換データ処理を示すフローチャートである。 第4実施形態に係るエンジン制御装置における、クランク同期処理でのAD変換設定処理を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るエンジン制御装置1の全体構成を示す構成図である。本実施形態では、エンジン制御装置1により、例えば4気筒の4サイクルエンジンを制御する例について説明する。4気筒4サイクルエンジンは、#1気筒と#4気筒、#2気筒と#3気筒の、各々のピストンが同じ位相で運動する。ただし、圧縮行程の順番は、例えば♯1気筒→♯3気筒→♯4気筒→♯2気筒となっており、♯1気筒と♯4気筒との燃焼サイクル、及び♯2気筒と♯3気筒との燃焼サイクルは、それぞれ、360CA分だけずれている。
エンジン制御装置1は、マイコン21を有している。マイコン21は、燃圧センサ12によって検出される、各インジェクタ31に供給される燃料圧力を示す信号に加え、図示していないが、エンジン回転数、アクセル開度、吸入空気量、エンジン冷却水温などを検出する各種のセンサからの検出信号や、スタータスイッチ,アイドルスイッチ等の各スイッチからの入力信号に基づいて、各気筒の最適な点火時期、燃料噴射時期および燃料噴射量を演算する。なお、燃圧センサ12は、各インジェクタ31に共通の燃料供給経路(いわゆる、コモンレール)に設けても良いし、各インジェクタ31に個別に設けてもよい。
そして、マイコン21は、演算した点火時期に従って、各気筒のイグナイタ30に出力回路27を介して点火信号を出力し、各気筒内で圧縮された燃料と空気の混合気に点火する。また、マイコン21は、演算した燃料噴射量と、燃料噴射時期の直前にインジェクタ31に供給されている燃料圧力とに基づいて燃料噴射期間を算出する。そして、マイコン21は、演算した燃料噴射時期が到来すると、対応するインジェクタ31に駆動回路28を介して燃料噴射のための駆動信号を出力する。この駆動信号によってインジェクタ31が開弁され、インジェクタ31から燃料の噴射が開始される。燃料噴射の開始から、算出した燃料噴射期間が経過すると、マイコン21は、駆動信号の出力を停止して、インジェクタ31を閉弁する。
点火時期や燃料噴射時期が到来したか否かは、エンジンのクランク軸の回転角度(以下、エンジンの回転角度、あるいはクランク角度とも言及される)に基づいて判定される。このクランク角度やエンジン回転数を検出するために、本実施形態では、クランクセンサ10及びカムセンサ11が設けられている。
クランクセンサ10は、図1に示すように、クランク軸に嵌着されたシグナルロータと、シグナルロータの外周に対向し、その外周に例えば6CAや10CAのピッチで等間隔に形成された歯を検出する電磁ピックアップと、を有する電磁ピックアップ式のセンサである。ただし、電磁ピックアップに代えて、磁気抵抗素子などの他の検出手段を用いても良い。
シグナルロータの外周の1箇所には、たとえば、歯が2個欠損した歯欠損部が形成されている。この歯欠損部は、たとえば、クランク軸が#1気筒及び#4気筒の圧縮上死点に対応するクランク角まで回転したときに、電磁ピックアップが対向するシグナルロータの歯よりも、クランク軸の回転方向に所定数歯分離れたところに位置する。したがって、クランクセンサ10は、クランク角信号として、クランク軸の回転に応じて、歯欠損部に対応するクランク角を除き、所定のクランク角度(たとえば、10CA)毎にパルス信号(クランク角信号)を出力する。そして、クランク軸の回転位置が、シグナルロータの歯欠損部が電磁ピックアップに対向する位置に到達したとき、クランクセンサ10は、他のパルス信号よりも幅広のパルス幅を持った基準パルス信号を出力する。
カムセンサ11は、クランク軸の回転に対して1/2の比率で減速回転するエンジンのカム軸に固定されたシグナルロータ(図示せず)と、そのシグナルロータの外周に対向して設けられ、シグナルロータの外周に形成された歯に応じたパルス信号(カム角信号)を出力する電磁ピックアップとを有している。ただし、カムセンサ11は、クランクセンサ10と同様に、電磁ピックアップ以外の検出手段を用いることも可能である。
カムセンサ11のシグナルロータには、たとえば、複数の歯が形成される。この複数の歯は、クランク軸が2回転して、クランクセンサ10が、基準パルス信号を2度出力する場合に、一方の基準パルス信号の出力に同期してカムセンサ11のパルス信号がハイレベルとなり、他方の基準パルス信号の出力時にはカムセンサ11のパルス信号がローレベルとなるように形成されている。これにより、クランクセンサ10が基準パルス信号を出力したとき、その基準パルス信号が、♯1気筒が圧縮行程となっているときに出されたものか、♯4気筒が圧縮行程となっているときに出されたものかを判別することができる。
エンジン制御装置1のマイコン21は、タイマモジュール22、AD変換部23、ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)24、RAM25、およびCPU26を有している。タイマモジュール22は、クランクセンサ10が出力するクランク角信号、及びカムセンサ11が出力するカム角信号に基づいて、クランク角信号のパルス間隔(たとえば、10CA)よりも短い間隔で、エンジンの回転角度であるクランク角度を測定可能に構成されている。タイマモジュール22の構成および作動については、後に詳細に説明する。
AD変換部23は、燃圧センサ12によって検出された燃料圧力信号を所定の周期でAD変換する。上述したタイマモジュール22は、AD変換部23において燃料圧力信号のAD変換を開始したタイミングに同期して、クランク角度を測定するように構成されている。換言すれば、タイマモジュール22は、AD変換部23においてAD変換する燃料圧力信号をサンプリングしたときのエンジンのクランク軸の回転角度を示す回転角度データを出力可能に構成されている。DMAC24は、タイマモジュール22から出力される回転角度データおよびAD変換部23によってAD変換された燃料圧力信号(AD変換データ)を、ダイレクトメモリアクセス方式にて転送して、RAM25に格納する。その際、AD変換された燃料圧力信号と、その燃料圧力信号が検出されたときのエンジン回転角度を示す回転角度データとは、対応付けられた状態で、RAM25に格納される。
CPU26は、対応付けてRAM25に格納された燃料圧力信号と回転角度データとを参照することにより、たとえば、燃料噴射期間を算出するために、燃料噴射時期の直前に検出された燃料圧力を抽出することができる。また、たとえば、燃料噴射時期の直前に検出された燃料圧力がノイズの影響を受けている場合、CPU26は、それよりも早く検出された燃料圧力に基づいて燃料噴射期間を算出してもよい。この場合、CPU26は、燃料噴射期間の算出の基礎とする燃料圧力が測定されたエンジン回転角度を把握することができるので、そのエンジン回転角度と、燃料噴射時期に対応するエンジン回転角度との角度差、エンジン回転数、燃料圧力信号の変化の傾向などに基づき、燃料噴射期間を補正することができる。これにより、CPU26は、燃料噴射時期の直前に検出された燃料圧力がノイズの影響を受けた場合にも、より精度の高い燃料噴射期間を算出することが可能になる。
なお、図1には、燃圧センサ12によって検出される燃料圧力信号を、その燃料圧力信号が検出されたときのエンジン回転角度を示す回転角度データと対応付けてRAM25に格納する構成を示したが、エンジン制御において、エンジン回転角度との対応付けが有効である任意のセンサ(たとえば、ノックセンサなど)の検出信号を回転角度データと対応付けてRAM25に格納してもよい。また、1つのセンサの検出信号だけではなく、複数のセンサの検出信号を、それぞれの検出時期と同期したエンジン回転角度と対応付けて、RAM25に格納してもよい。
次に、図2、図3を参照して、タイマモジュール22、AD変換部23、DMAC24、および、RAM25のそれぞれの構成と動作について詳しく説明する。
タイマモジュール22は、第1タイマ40、カウント値入力部41、第2タイマ42、およびレジスタ43を有している。第1タイマ40は、エンジンの回転角度を示すカウント値を出力するアングルカウンタとして機能するフリーランタイマである。タイマモジュール22は、別途、クランクセンサ10が上述した基準パルス信号や、その基準パルス信号に続くパルス信号を出力したときの第1タイマ40のカウント値を保存しておく。そして、CPU26は、クランクセンサ10が上述した基準パルス信号や、その基準パルス信号に続くパルス信号を出力したときの第1タイマ40のカウント値を利用することにより、第1タイマ40のカウント値からエンジン回転角度を算出することができる。このようにして、第1タイマ40がカウントするカウント値は、エンジンの回転角度を示すものとして扱うことができる。
カウント値入力部41は、第1タイマ40がカウントするカウント値を入力してキャプチャする。カウント値入力部41は、キャプチャしたカウント値をレジスタ43に出力する。
第2タイマ42は、設定された周期毎にAD変換開始トリガを発生して、AD変換部23のAD変換器44に出力する。同時に、第2タイマ42は、上述したAD変換開始トリガをカウント値入力部41にも出力する。カウント値入力部41は、第2タイマ42からAD変換開始トリガが入力されたことに応じて、第1タイマ40がカウントするカウント値を入力してキャプチャする。このように、第2タイマ42が発生するAD変換開始トリガにより、燃圧センサ12が検出する燃料圧力信号のAD変換が開始されるとともに、エンジン回転角度を示す第1タイマ40のカウント値がカウント値入力部41に取り込まれる。
なお、第2タイマ42には、CPU26により、エンジン回転数などのエンジン運転状態に応じた周期が設定され、その周期は、エンジンの運転状態の変化に応じて変更される。また、CPU26は、エンジンの運転状態に基づいて、燃料圧力信号をサンプリングしてAD変換を開始するAD開始エンジン回転角度も算出する。そして、CPU26は、少なくともAD開始エンジン回転角度以前からAD変換が開始されるように、第2タイマ42にトリガ出力周期の設定処理を行うとともに、第2タイマ42のカウントをスタートさせる。さらに、CPU26は、エンジン運転状態に基づいて、AD変換を終了するAD終了エンジン回転角度も算出する。
レジスタ43は、カウント値入力部41によってキャプチャされたカウント値を入力すると、そのカウント値を一時的に保存する。レジスタ43は、新たなカウント値を保存したことに応じて、DMAC24の第2DMAC47に転送要求トリガを出力する。第2DMAC47は、レジスタ43からの転送要求トリガに応じて、レジスタ43に保存されたカウント値がRAM25のアングルカウンタバッファ49に順番に保存されるように、カウント値をRAM25に転送する。アングルカウンタバッファ49は、CPU26によってAD変換回数が最大となるように変換周期が設定された場合の、その最大AD変換回数に対応するカウント値の数よりも多くのカウント値を保存可能な記憶容量を備えている。
AD変換部23は、AD変換器44、およびレジスタ45を有している。AD変換器44は、上述したように、第2タイマ42が発生するAD変換開始トリガに応じて、燃料圧力信号をサンプリングして、AD変換を実施する。AD変換器44は、たとえば、いわゆる並列比較型、逐次比較型、追従比較型などの変換方式を採用した逐次型AD変換器である。逐次型AD変換器は、比較的短い変換時間でアナログ信号である燃料圧力信号をデジタル信号に変換することができる。
レジスタ45は、AD変換器44によってAD変換された燃料圧力信号、すなわちAD変換データを一時的に保存する。レジスタ45は、新たなAD変換データを保存すると、DMAC24の第1DMAC46に転送要求トリガを出力する。第1DMAC46は、レジスタ45からの転送要求トリガに応じて、レジスタ45に保存されたAD変換データがRAM25のAD変換データバッファ48に順番に保存されるように、AD変換データをRAM25に転送する。AD変換データバッファ48は、アングルカウンタバッファ49と同じ記憶容量を備えている。AD変換データバッファ48およびアングルカウンタバッファ49が上述した記憶容量を備えている理由は、CPU26によって設定されるAD開始エンジン回転角度、およびAD終了エンジン回転角度によって決まるAD変換データ取得期間内におけるAD変換データ、およびそのAD変換データが検出されたときのエンジン回転角度を示すカウント値を、それぞれのバッファ48、49に確実に保存できるようにするためである。
RAM25は、AD変換データバッファ48とアングルカウンタバッファ49とを含む。第2タイマ42のカウントがスタートされ、第2タイマ42がAD変換トリガの出力を開始すると、ほぼ同時期に(厳密には、AD変換データはAD変換時間分だけ遅れて)、レジスタ45にはAD変換データが保存され、レジスタ43にはカウント値が保存される。第1DMAC46および第2DMAC47は、それぞれのレジスタ45、43に保存されたAD変換データおよびカウント値を、AD変換データバッファ48およびアングルカウンタバッファ49のそれぞれの先頭の保存領域(インデックスAD[0]、AN[0]によって示される領域)から順番に保存していく。このように、ほぼ同時期に取得されたAD変換データとカウント値は、それぞれのバッファ48、49のインデックス(つまり、保存場所)によって対応づけられる。
図3は、マイコン21における、タイマモジュール22およびAD変換部23などの動作の一例を説明するためのタイムチャートである。
第2タイマ42は、CPU26によって設定された周期をカウントする毎に、AD変換開始トリガTr0、Tr1、Tr2、…をAD変換器44およびカウント値入力部41に出力する。カウント値入力部41は、AD変換開始トリガTr0、Tr1、Tr2、…が入力されたときの第1タイマ(アングルカウンタ)40のカウント値AN0、AN1、AN2、…をキャプチャして、レジスタ43に出力する。すると、レジスタ43は、カウント値入力部41から新たなカウント値AN0、AN1、AN2、…が入力される毎に、そのカウント値AN0、AN1、AN2、…を一時的に保存する。レジスタ43に保存されたカウント値AN0、AN1、AN2、…は、上述したように、第2DMAC47によって、アングルカウンタバッファ49に転送される。
一方、AD変換器44は、AD変換開始トリガTr0、Tr1、Tr2、…が入力されたことに応じて、燃圧センサ12からの燃料圧力信号AD0、AD1、AD2、…をサンプリングし、そのサンプリングした燃料圧力信号AD0、AD1、AD2、…のAD変換を開始する。AD変換が終了すると、AD変換器44は、AD変換した燃料圧力信号AD0、AD1、AD2、…をレジスタ45に出力する。すると、レジスタ45は、AD変換器44から新たなAD変換データAD0、AD1、AD2、…が入力される毎に、そのAD変換データAD0、AD1、AD2、…を一時的に保存する。なお、上述したように、AD変換データAD0、AD1、AD2、…は、AD変換開始トリガTr0、Tr1、Tr2、…よりもAD変換時間だけ遅れたタイミングで、レジスタ45に保存される。レジスタ45に保存されたAD変換データAD0、AD1、AD2、…は、上述したように、第1DMAC46によって、AD変換データバッファ48に転送される。
次に、図4~図6のフローチャートを参照して、マイコン21のCPU26によって実行される処理について説明する。
図4に示すクランク同期処理は、1燃焼サイクル中、各気筒に対して1回実行される。したがって、4気筒の場合、クランク同期処理は、180CA毎に実行される。また、各気筒に対してクランク同期処理が開始されるタイミングは、たとえば、クランク角度が各気筒のTDCの420CA前となったタイミングを採用することができる。
ステップS100のAD変換データ処理では、AD変換データバッファ48およびアングルカウンタバッファ49を参照して、AD変換データ取得期間内のAD変換データ、およびそのAD変換データに対応付けられるカウント値を取得する。さらに、AD変換データ処理では、AD変換データ取得期間内のAD変換データ、およびそのAD変換データに対応付けられるカウント値をすべて取得できたかどうかに基づき、AD変換が正常に行われたか否かを判定する。なお、AD変換データ処理の詳細は、後に、図5のフローチャートを参照して、説明する。
ステップS110の前回データ処理では、ステップS100のAD変換データ処理により取得したAD変換データおよびカウント値に基づいて、燃料噴射期間の算出などの任意のエンジン制御処理を実行する。なお、ステップS100のAD変換データ処理においてAD変換が正常に行われなかった(AD変換異常)と判定した場合には、前回データ処理において、たとえば、以前に取得されたAD変換データおよびカウント値に基づいて算出した燃料噴射期間を継続して使用して、エンジン制御処理を実行してもよい。あるいは、前回データ処理において、別の異常時処理を実行してもよい。加えて、前回データ処理では、エンジン回転数などのエンジン運転状態に基づいて、次回のAD開始エンジン回転角度、AD変換周期、およびAD終了エンジン回転角度を決定する。たとえば、エンジン回転数が低い場合には、それよりも高い場合と比較して、AD開始エンジン回転角度の遅角と、AD変換周期の伸長と、AD終了エンジン回転角度の進角との少なくとも1つを実施するように、次回のAD開始エンジン回転角度、AD変換周期、およびAD終了エンジン回転角度を決定してもよい。
ステップS120のAD変換設定処理では、ステップS110の前回データ処理において決定されたAD開始エンジン回転角度、およびAD終了エンジン回転角度に基づいて、次回のAD変換データ取得期間を設定する。そして、AD変換設定処理では、現在のエンジン回転角度に基づいて、設定された次回のAD変換データ取得期間の全データを取得可能であるか否かを判定し、取得可能であると判定した場合、AD変換を開始させる。なお、AD変換設定処理の詳細は、後に、図6のフローチャートを参照して、説明する。
このように、本実施形態では、マイコン21のCPU26は、180CA毎に実行されるクランク同期処理において、AD変換データ処理やAD変換設定処理を実行するだけであり、個々のAD変換の実行を指示したり、AD変換されたデータをRAM25に格納する処理を行ったりしない。換言すれば、CPU26は、AD変換設定処理において、AD変換の開始を指示し、AD変換データ処理において、必要なデータ(AD変換データおよびカウント値)が取得できるとAD変換の停止を指示するだけで、AD変換処理およびその変換データの格納処理は、マイコン21のタイマモジュール22、AD変換部23、およびDMAC24などのハードウェア回路によって実行される。したがって、AD変換のために、CPU26の処理負荷が増加することを防ぐことができる。さらに、AD変換処理および変換データの格納処理はハードウェア回路によって実行されるので、CPU26における他のタスクの完了を待機する必要もない。このため、AD変換データおよびカウント値をタイムリーにそれぞれのバッファ48、49に保存することが可能になる。
なお、本実施形態では、各気筒のTDCの420CAよりも前のエンジン回転角度をAD開始エンジン回転角度とすることを可能とするため、図4のフローチャートの最後のステップS120のAD変換設定処理において、AD変換の開始を指示している。そして、開始されたAD変換処理は、次の同期タイミング(180CA後)に開始されるクランク同期処理のAD変換データ処理において、必要なデータを取得した後に停止される。しかしながら、AD変換データ取得期間とクランク同期処理が実行されるタイミングは、上述した例に限定されない。たとえば、AD変換データ取得期間の前に、クランク同期処理が開始され、最初のステップでAD変換設定処理を行って、AD変換の開始を指示することも可能である。
次に、図5のフローチャートを参照して、AD変換データ処理について、詳しく説明する。最初のステップS200では、AD変換が実行中であるか否かを判定する。上述したように、本実施形態では、前回のクランク同期処理のAD変換設定処理において、AD変換の開始が指示される。このため、ステップS200において、AD変換が実行中ではないと判定した場合、なんらかの不具合が生じてAD変換が実行されていないと考えられるので、各バッファ48、49の保存データを参照することなく、ステップS310に進み、AD変換異常と判定する。一方、AD変換が実行中であると判定した場合、ステップS210の処理に進む。
ステップS210では、アングルカウンタバッファ49のインデックスAN[0]の記憶領域に保存されているカウント値AN0が、AD開始エンジン回転角度よりも前のエンジン回転角度を示すものであるか否かを判定する。この判定処理において、カウント値AN0が、AD開始エンジン回転角度より前ではないと判定した場合、たとえば、CPU26における処理遅れなどにより、AD変換データ取得期間の開始後にAD変換が開始されて、AD変換データ取得期間が始まったときのAD変換データおよびカウント値がそれぞれのバッファ48、49に保存されていないことになる。このため、今回のAD変換データ処理では、AD変換データ取得期間内のすべてのデータを取得できないため、不要なAD変換の実行を停止させるため、ステップS280の処理に進み、第2タイマ42にカウント停止を指示して、AD変換の実行を停止させる。一方、カウント値AN0が、AD開始エンジン回転角度より前であると判定した場合、ステップS220に進む。
ステップS220では、参照する記憶領域のインデックスを指定する変数iに1を代入する。ステップS230では、変数iが所定値n(AD変換データバッファ48に格納できるデータ数に相当)よりも小さいか否かを判定する。所定値nは、後のステップS240~S260の処理において、AD変換データ取得期間に含まれる全てのデータを取得できるように、AD変換データ取得期間に含まれるデータ数の最大値よりも大きい値に設定されている。ステップS230において、変数iは、所定値nよりも小さいと判定した場合、ステップS250の処理に進む。一方、変数iは、所定値n以上と判定した場合、ステップS280の処理に進み、AD変換の実行を停止させる。つまり、変数iが所定値n以上の場合、AD変換データバッファ48に格納済みのデータにより、AD変換データ取得期間に含まれるデータは取得済みと判定できるので、AD変換の実行を停止させるのである。
ステップS240では、アングルカウンタバッファ49のインデックスAN[i]の記憶領域に保存されているカウント値ANiが、AD変換データ取得期間内のエンジン回転角度に該当するか否かを判定する。この判定処理において、カウント値ANiがAD変換データ取得期間内のエンジン回転角度に該当すると判定すると、ステップS250の処理に進む。一方、カウント値ANiが、AD変換データ取得期間内のエンジン回転角度に該当しないと判定すると、ステップS270の処理に進む。
ステップS250では、アングルカウンタバッファ49のインデックスAN[i]の記憶領域に保存されているカウント値ANiを取得する。さらに、ステップS260では、カウント値ANiに対応付けられる、AD変換データバッファ48のインデックスAD[i]の記憶領域に保存されているAD変換データADiを取得する。これらのカウント値ANiとAD変換データADiとは関連付けられて、たとえば、RAM25の別の記憶領域に保存される。ステップS270では、変数iがインクリメントされる。この変数iのインクリメントによって、変数iが所定値n以上となると、ステップS230において、「No」と判定され、ステップS280の処理に進む。
ステップS280に続いて実行されるステップS290では、AD変換データ取得期間内のすべてのデータ(AD変換データおよびカウント値)が取得できたか否かを判定する。この判定処理において、すべてのデータが取得できたと判定した場合、ステップS300の処理に進んで、AD変換は正常と判定する。一方、AD変換設定が不正だったり、CPU26での処理遅れが生じたりしたことに起因して、すべてのデータが取得できなかったと判定した場合、ステップS310の処理に進んで、AD変換は異常と判定する。
次に、図6のフローチャートを参照して、AD変換設定処理について、詳しく説明する。最初のステップS400では、現在のエンジン回転角度に対応する第1タイマ40のカウント値を取得する。ステップS410では、図4のステップS110の前回データ処理において決定された、次回のAD開始エンジン回転角度、およびAD終了エンジン回転角度に基づいて、AD変換データ取得期間を設定する。ステップS420では、現在のエンジン回転角度に基づいて、設定したAD変換データ取得期間の全データを取得可能なタイミングであるか否かを判定する。たとえば、CPU26において、AD変換データ処理および/または前回データ処理が遅延して、現在のエンジン回転角度が、設定したAD変換データ取得期間の始まりのエンジン回転角度を超えていたり、あるいは、AD変換開始後のAD変換処理の起動時間を考慮すると、データのサンプリングがAD変換データ取得期間の始まりに間に合わなかったりする場合、ステップS420において、AD変換データ取得期間の全データを取得可能なタイミングではないと判定する。この場合、有効なデータを取得することができないので、AD変換の実行を指示せずに、AD変換設定処理を終了する。一方、ステップSAD変換データ取得期間の全データを取得可能なタイミングと判定すると、ステップS430の処理に進む。ステップS430では、CPU26が、第2タイマ42に、AD変換周期を設定するとともにカウントの開始を指示することにより、AD変換の開始を指示する。
上述したように、第1実施形態に係るエンジン制御装置1においては、AD変換が不要な期間は、AD変換処理、およびAD変換処理に付随する処理を停止させているので、マイコン21の消費電流を低減することができる。
(第2実施形態)
次に、本開示の第2実施形態に係るエンジン制御装置について説明する。本実施形態のエンジン制御装置の基本的な構成は、第1実施形態に係るエンジン制御装置1と同様であるため説明を省略する。
前述した第1実施形態では、AD変換器44として逐次型AD変換器を採用していた。逐次型AD変換器は、AD変換時間は比較的短いが、アナログ信号からデジタル信号への変換結果に少なからず量子化ノイズを含む。この量子化ノイズを低減するため、本実施形態では、AD変換器として、ΔΣAD変換器44aを採用する。ΔΣAD変換器44aを採用した場合の、タイマモジュール22およびAD変換部23の構成が図7に示されている。
ΔΣAD変換器44aは、常に入力信号のサンプリングを続けるので、本実施形態では、図7に示すように、AD変換開始トリガを出力するタイマが存在しない。そのため、本実施形態では、カウント値入力部41が第1タイマのカウント値をキャプチャするためのトリガ信号として、ΔΣAD変換器44aにおけるAD変換処理が完了し、そのAD変換データがレジスタ45に一時保存されたときに、レジスタ45から第1DMAC46に出力される転送要求トリガを使用する。転送要求トリガは、ΔΣAD変換器44aが所定周期毎にAD変換を実行したタイミングで発生する。したがって、転送要求トリガを使用することで、カウント値入力部41は、AD変換周期毎に、エンジン回転角度を示す第1タイマ40のカウント値をキャプチャし、レジスタ43および第2DMAC47を介して、アングルカウンタバッファ49に保存することができる。
ΔΣAD変換器44aは、CPU26によってAD変換周期を設定可能なものであり、設定されたAD変換周期が経過するごとに、AD変換データをレジスタ45に出力する。ただし、ΔΣAD変換器44aのAD変換時間は、逐次型AD変換器44と比較して極めて長く、たとえば、図8のタイミングチャートに示すように、AD変換周期よりも長くなる場合がある。このため、同時期に、AD変換データバッファ48に保存されたAD変換データと、アングルカウンタバッファ49に保存されたカウント値とは、対応関係を有さなくなってしまう。
図8に示すように、たとえば、カウント値がAN3のときに、ΔΣAD変換器44aに入力される燃料圧力信号AD3は、ΔΣAD変換器44aでのAD変換時間経過後の、カウント値がAN6のときに、レジスタ45に保存される。このとき、レジスタ43に保存されるカウント値はAN6である。このように、AD変換データAD0、AD1、AD2、…がレジスタ45に保存されるタイミングと、それぞれのAD変換データAD0、AD1、AD2、…に対応付けられるカウント値AN0、AN1、AN2、…がレジスタ43に保存されるタイミングとは、ΔΣAD変換器44aのAD変換時間だけずれる。したがって、この点を考慮して、AD変換データバッファ48に格納されるAD変換データと、アングルカウンタバッファ49に格納されるカウント値を対応付ける必要がある。具体的には、ΔΣAD変換器44aのAD変換時間をAD変換周期で除算して、変換時間オフセットを求める(除算結果が整数出ない場合は、切り上げる)。図8に示す例では、変換時間オフセットは「3」である。そして、AD変換データバッファ48に格納されるAD変換データAD0、AD1、AD2、…は、変換時間オフセット分だけ前にアングルカウンタバッファ49に格納されたカウント値AN0、AN1、AN2、…に対応付けられる。
このようなAD変換データ処理を行うためのフローチャートが図9に示されている。図9のフローチャートにおけるステップS500~S530の処理は、図5のフローチャートにおけるステップS200~S230の処理と同様である。また、図9のフローチャートにおけるステップS580~S620の処理は、図5のフローチャートにおけるステップS270~S310の処理と同様である。このため、これらの処理に関する説明は省略する。
図9のフローチャートのステップS540では、アングルカウンタバッファ49のインデックスAN[i]の記憶領域に保存されているカウント値ANiが、AD変換データ取得期間内のエンジン回転角度に該当するか否かを判定する。この判定処理において、カウント値ANiがAD変換データ取得期間内のエンジン回転角度に該当すると判定すると、ステップS550の処理に進み、アングルカウンタバッファ49のインデックスAN[i]の記憶領域に保存されているカウント値ANiを取得する。一方、カウント値ANiが、AD変換データ取得期間内のエンジン回転角度に該当しないと判定すると、ステップS550の処理をスキップして、ステップS560の処理に進む。
ステップS560では、AD変換データバッファ48のインデックスAD[i]の記憶領域に保存されているAD変換データADiが、AD変換データ取得期間内のカウント値ANiに対して変換時間オフセットずれた(遅れた)データであるか否かを判定する。この判定処理において、AD変換データADiが、AD変換データ取得期間内のカウント値ANiに対して変換時間オフセットずれたデータであると判定すると、ステップS570に進み、AD変換データバッファ48のインデックスAD[i]の記憶領域に保存されているAD変換データADiを取得する。
カウント値ANiとAD変換データADiとは、それぞれ、RAM25の別の記憶領域に保存される。そして、CPU26は、変換時間オフセットだけずれたカウント値ANiとAD変換データADiとを対応づけて、前回データ処理を実行する。
(第3実施形態)
次に、本開示の第3実施形態に係るエンジン制御装置について説明する。本実施形態のエンジン制御装置の基本的な構成も、第1実施形態に係るエンジン制御装置1と同様であるため説明を省略する。なお、本実施形態では、AD変換器として、第1実施形態で説明した逐次型AD変換器44を採用した例について説明する。
たとえば、図10に示すように、エンジンの各気筒の制御のために必要とされる、燃圧センサ12などのセンサによって検出される検出信号のAD変換データの取得期間が、気筒間で時間的に一部重複する場合が起こり得る。図10には、6気筒のエンジンの例が示されているが、気筒数が多くなるほど、あるいは、各気筒のためのAD変換データの取得期間が長くなるほど、気筒間で、AD変換データの取得期間の一部重複が起こりやすくなる。このような場合、第1および第2実施形態で説明した構成では、それぞれのバッファ48、49の一部が上書きされてしまい、必要なデータが参照できないという問題を生じる。このような問題に対し、たとえば、各気筒ごとにバッファを設けると、バッファサイズが大きくなるとともに、複数のバッファへの転送を行う必要が生じて、転送処理も煩雑化する。
そこで、本実施形態では、AD変換データバッファおよびアングルカウンタバッファとして、図11に示すようなリングバッファ50を採用する。たとえば、AD変換データ用のリングバッファ50は、先頭位置AD[0]から順にデータADx、ADx+1、ADx+2、…を格納していき、データADx+n-1の格納位置が、最後尾位置AD[n-1]となると、次の格納位置を先頭位置AD[0]に戻して、最新のデータADx+nの格納を継続するものである。リングバッファ50のサイズ(記憶できるデータ数)は、1気筒分のAD変換データ取得期間に含まれるAD変換データの最大値と、処理の遅延を考慮した余裕分とから決定される。図10には、n個のAD変換データを格納可能なサイズのリングバッファ50が示されている。
図12は、AD変換データバッファおよびアングルカウンタバッファとして、リングバッファ50を採用した場合の、AD変換データ処理を示すフローチャートである。最初のステップS700では、リングバッファ50であるアングルカウンタバッファの中で、最も古いカウント値ANxを探索する。ステップS710では、アングルカウンタバッファの中で最も古いカウント値ANxが、AD変換データ取得期間の始まり角度であるAD開始エンジン回転角度よりも前のエンジン回転角度を示すものであるか否かを判定する。この判定処理において、カウント値ANxが、AD開始エンジン回転角度より前ではないと判定した場合、ステップS780の処理に進む。一方、カウント値ANxが、AD開始エンジン回転角度より前であると判定した場合、ステップS720に進む。なお、以下の説明において、最も古いカウント値ANxが格納されている記憶領域のインデックスをAN[x]と表す。
ステップS720では、参照する記憶領域のインデックスを指定する変数iにx+1を代入する。これにより、最も古いカウント値ANxの次に古いカウント値ANx+1が格納された記憶領域のインデックスAN[x+1]を指定することが可能となる。ステップS730では、変数iが最も古いカウント値ANxが格納されている記憶領域のインデックスAN[x]を示すxに等しくないか判定する。等しくない場合、ステップS740の処理に進む。等しい場合、ステップS780の処理に進む。つまり、ステップS730では、変数iが後述するステップS770でインクリメントされることにより、リングバッファ50を一周して、最も古いカウント値ANxが格納されている記憶領域のインデックスAN[x]まで戻ったか否かを判定する。
ステップS740では、アングルカウンタバッファのインデックスAN[i]の記憶領域に保存されているカウント値ANiが、AD変換データ取得期間内のエンジン回転角度に該当するか否かを判定する。この判定処理において、カウント値ANiがAD変換データ取得期間内のエンジン回転角度に該当すると判定すると、ステップS750の処理に進む。一方、カウント値ANiが、AD変換データ取得期間内のエンジン回転角度に該当しないと判定すると、ステップS770の処理に進む。
ステップS750では、アングルカウンタバッファのインデックスAN[i]の記憶領域に保存されているカウント値ANiを取得する。さらに、ステップS760では、カウント値ANiに対応付けられる、AD変換データバッファのインデックスAD[i]の記憶領域に保存されているAD変換データADiを取得する。これらのカウント値ANiとAD変換データADiとは関連付けられて、たとえば、RAM25の別の記憶領域に保存される。ステップS770では、変数iがインクリメントされる。このインクリメントにより、アングルカウンタバッファの記憶領域のインデックスを示す変数iの値が、アングルカウンタバッファの記憶領域の数を超える場合、変数iには、先頭位置を示す0が代入される。
ステップS780では、AD変換データ取得期間内のすべてのデータ(AD変換データおよびカウント値)が取得できたか否かを判定する。この判定処理において、すべてのデータが取得できたと判定した場合、ステップS790の処理に進んで、AD変換は正常と判定する。一方、AD変換設定が不正だったり、CPU26での処理遅れが生じたりしたことに起因して、すべてのデータが取得できなかったと判定した場合、ステップS800の処理に進んで、AD変換は異常と判定する。
一方、AD変換設定処理に関しては、前回データ処理においてAD変換周期が変更された場合、AD変換器44にAD変換開始トリガを出力する第2タイマ42のトリガ出力周期の設定変更が必要となる。しかし、本実施形態では、AD変換周期毎にAD変換を継続して実施する態様となっているので、第2タイマ42は、常に、トリガ出力周期のカウントを続けており、そのままでは、第2タイマ42の設定変更を行うことができない。
このため、本実施形態では、AD変換設定処理として、図13のフローチャートに示す処理を実行する。具体的には、まず、ステップS900において、前回データ処理で、現在のAD変換周期と異なるAD変換周期が決定されて、AD変換周期を変更する必要が生じたか否かを判定する。この判定処理において、AD変換周期の変更は不要と判定した場合、図13のフローチャートに示す処理を終了する。一方、AD変換周期の変更が必要と判定した場合、ステップS910の処理に進む。
ステップS910では、CPU26はAD変換の停止を指示する。具体的には、CPU26は、第2タイマ42に対して、トリガ出力周期のカウント動作を停止するように指示する。これにより、AD変換器44による周期的なAD変換は、一旦、停止される。ステップS920では、CPU26が、AD変換器44のAD変換周期変更処理を行う。具体的には、CPU26が、第2タイマ42に対して、決定された新たなAD変換周期を、トリガ出力周期として設定する。そして、ステップS930において、CPU26は、第2タイマ42にトリガ出力周期のカウントの開始を指示することにより、新たなAD変換周期でのAD変換を開始させる。このような処理により、AD変換器44のAD変換周期を任意に変更することができる。
上述したAD変換データ処理およびAD変換設定処理により、AD変換データバッファおよびアングルカウンタバッファとして、リングバッファ50を採用した場合に、必要なデータをそれぞれのバッファから取得することが可能となる。
(第4実施形態)
次に、本開示の第4実施形態に係るエンジン制御装置について説明する。本実施形態のエンジン制御装置の基本的な構成も、第1実施形態に係るエンジン制御装置1と同様であるため説明を省略する。なお、本実施形態では、第3実施形態で説明したように、AD変換データバッファおよびアングルカウンタバッファとして、リングバッファ50を採用しつつ、AD変換器として、第2実施形態で説明したΔΣAD変換器44aを採用した例について説明する。
この場合、AD変換データ処理に関しては、第3実施形態のAD変換データ処理として説明した図12のフローチャートのステップS740~S760の処理を、第2実施形態のAD変換データ処理として説明した図9のフローチャートのステップS540~S570の処理に置き換えるだけでよい。
以上、本開示の好ましい実施形態について説明したが、本開示は、上述した実施形態になんら制限されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、種々、変形して実施可能なものである。たとえば、上述した各実施形態は、任意に組み合わせて実施することができる。一例として、複数のセンサの検出信号をエンジン回転角度に対応付けて各バッファに保存する場合に、少なくとも1部のセンサの検出信号は、第1実施形態による逐次型AD変換器44によってAD変換し、残りのセンサの検出信号は、第2実施形態によるΔΣAD変換器44aによってAD変換するように構成してもよい。
1:エンジン制御装置、10:クランクセンサ、11:カムセンサ、12:燃圧センサ、21マイコン、22:タイマモジュール、23:AD変換部、24:DMAC、25:RAM、26:CPU、27:出力回路、28:駆動回路、30:イグナイタ、31:インジェクタ、40:第1タイマ、41:カウント値入力部、42:第2タイマ、43:レジスタ、44:AD変換器、44a:ΔΣAD変換器、45:レジスタ、48:AD変換データバッファ、49:アングルカウンタバッファ、50:リングバッファ

Claims (10)

  1. エンジンの回転角度を示すカウント値を出力するアングルカウンタ(40)と、
    前記エンジンの制御に利用される物理量を検出するセンサ(12)によって検出された前記物理量を所定周期毎にAD変換するAD変換器を含むAD変換部(23)と、
    前記AD変換器によってAD変換された前記物理量をダイレクトメモリアクセス方式で第1バッファ(48)に転送する第1転送部(46)と、
    前記AD変換器が所定周期毎にAD変換を行うタイミングで発生するトリガ信号に応答して、前記アングルカウンタが出力する前記カウント値を取得して、その取得した前記カウント値をダイレクトメモリアクセス方式で第2バッファ(49)に転送する第2転送部(47)と、を備え、
    前記第1バッファに格納される前記物理量と、前記第2バッファに格納される前記カウント値とが対応付けられて、前記物理量が検出されたときの前記エンジンの回転角度を取得可能であるエンジン制御装置。
  2. 前記トリガ信号に応答して、前記アングルカウンタが出力する前記カウント値を取得し、その取得したカウント値を一時的に保存するレジスタ(43)を備え、
    前記第2転送部は、前記レジスタに保存されたカウント値を前記第2バッファに転送する、請求付項1に記載のエンジン制御装置。
  3. 前記AD変換器は、逐次型AD変換器(44)であり、
    前記所定周期をカウントすると、AD変換開始トリガを前記逐次型AD変換器に出力するタイマ(42)を備え、
    前記トリガ信号として、前記タイマが出力する前記AD変換開始トリガが使用される、請求項1または2に記載のエンジン制御装置。
  4. 前記AD変換器は、ΔΣ型AD変換器(44a)であり、
    前記トリガ信号として、前記ΔΣ型AD変換器におけるAD変換処理が完了したことに応じて、前記AD変換部から前記第1転送部へ出力される転送要求トリガが使用される、請求項1または2に記載のエンジン制御装置。
  5. 前記第1バッファに格納される前記物理量は、前記ΔΣ型AD変換器のAD変換に要するAD変換時間に応じたオフセット分だけ前に前記第2バッファに格納された前記カウント値と対応付けられる請求項4に記載のエンジン制御装置。
  6. 前記エンジンの運転状態に基づいて、前記AD変換部によるAD変換を開始するエンジン回転角度を設定する設定部(S110)と、
    実際のエンジン回転角度に基づいて、実際の回転角度が設定されたエンジン回転角度に達するまでに、前記AD変換部にAD変換の開始を指示する指示部(S430)と、を備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載のエンジン制御装置。
  7. 前記指示部は、実際のエンジン回転角度に基づき、前記設定部によって設定されたエンジン回転角度からAD変換を開始することができないと判定した場合、前記AD変換部へのAD変換の開始指示を中止する請求項6に記載のエンジン制御装置。
  8. 前記設定部は、さらに、前記エンジンの運転状態に基づき、AD変換を行う物理量のサンプリング周期を設定し、
    前記AD変換部においてAD変換が開始された後、設定された前記サンプリング周期にて、所定数以上のAD変換結果が前記第1バッファに格納済みと判定した場合に、前記AD変換部におけるAD変換を停止させる停止部(S280、S590)を備える請求項6または7に記載のエンジン制御装置。
  9. 前記エンジンの各気筒の制御のために必要とされる、前記センサによって検出される物理量のAD変換結果の取得期間が、気筒間で時間的に一部重複する場合、前記第1および第2バッファとしてリングバッファ(50)を用いつつ、前記AD変換部は継続的にAD変換を実施する請求項1乃至5のいずれか1項に記載のエンジン制御装置。
  10. 前記エンジンの運転状態に基づいて、前記AD変換部におけるAD変換周期を算出する算出部(S110)と、
    前記算出部によって、現在のAD変換周期とは異なるAD変換周期が算出された場合、前記AD変換部におけるAD変換を一旦停止させ、AD変換周期を変更する変更処理を実施し、その後、前記AD変換部におけるAD変換を再開させるAD変換周期変更部(S900~S930)と、を備える請求項9に記載のエンジン制御装置。
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