JP7314795B2 - 蓄電システム及び微小短絡の検査方法 - Google Patents

蓄電システム及び微小短絡の検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、微小短絡を検査する技術に関する。
正極と負極を仕切るセパレータの一部が破損して、正極と負極が電池内部で短絡(以下、微小短絡)する場合がある。微小短絡は電池の出荷時に検査されているが、低温での充電に伴うリチウム電析等により、出荷後でも発生する場合がある。そのため、電池の実使用中に微小短絡の発生を検査することが望まれていた。特許文献1は、電池の実使用中に微小短絡を検査する方法を開示する。この文献では、電池を規定電圧VKまで充電した後、規定経過時間TKが経過した時点におけるセル間の電圧差に着目して、微小短絡の有無を検査している。
特開2016-75567公報
微小短絡の検査精度を向上するため、検査中、蓄電素子を無電流状態にすることが好ましい(本明細書においては、蓄電素子からセンサユニットや管理部に微弱な電流が供給される状態も「無電流状態」に含まれる)。しかしながら、並列接続された複数の蓄電ブロックを備える蓄電システムの実運用中は、蓄電システム全体を停止しない限り、各蓄電ブロックに含まれる蓄電素子が無電流状態にならない。そのため、蓄電システム全体を無電流状態にすることなく、蓄電素子における微小短絡を精度よく検査することが望まれていた。
本発明は、蓄電システム全体を無電流状態にすることなく、蓄電素子における微小短絡を精度よく検査することを目的とする。
蓄電システムは、並列線によって並列に共通線に接続された複数の蓄電ブロックを備え、前記蓄電ブロックのそれぞれは、直列に接続された複数の蓄電素子と、前記並列線に設けられたスイッチとを備え、前記蓄電システムは、前記スイッチをオンからオフに切り換えることにより、前記蓄電ブロックの複数の蓄電素子を前記共通線から切り離して、前記複数の蓄電素子における微小短絡を検出する検査部を更に備える。
微小短絡の検査方法は、複数の蓄電ブロックを共通線に並列に接続する並列線に設けられたスイッチをオンからオフに切り換えて所定の蓄電ブロックを前記共通線から切り離すこと、前記蓄電システムの運用を継続しながら前記切り離した蓄電ブロックに含まれる複数の蓄電素子における微小短絡を検査すること、を備える。
上記構成により、蓄電システム全体を無電流状態にすることなく、蓄電素子における微小短絡を精度よく検査することが出来る。
実施形態1におけるUPSの電気的構成を示すブロック図 蓄電システムの電気的構成を示すブロック図 放電回路の回路図 二次電池のSOC-OCVの相関グラフ 微小短絡の検査処理の流れを示すフローチャート 他の実施形態における二次電池のSOC-OCV特性を示すグラフ
蓄電システムは、並列線によって並列に共通線に接続された複数の蓄電ブロックを備え、前記蓄電ブロックのそれぞれは、直列に接続された複数の蓄電素子と、前記並列線に設けられたスイッチとを備え、前記蓄電システムは、前記スイッチをオンからオフに切り換えることにより、前記蓄電ブロックの複数の蓄電素子を前記共通線から切り離して、前記複数の蓄電素子における微小短絡を検査する検査部を更に備える。この構成では、蓄電システム全体を無電流状態にすることなく、蓄電素子における微小短絡を精度よく検査することが可能となる。
従来、並列接続された複数の蓄電ブロックを有する蓄電システムの稼働中に、蓄電素子の微小短絡を検出するための検査は行われていない。微小短絡は、短時間の検査で検出することは困難な傾向がある。蓄電素子を無電流状態で放置して微小短絡を検出するには、比較的、長い時間(例えば、数時間~数日)を要する。従来の典型的な蓄電システムは、蓄電素子の微小短絡を検出する代わりに、稼働中に、ある蓄電ブロックの性能が正常値/想定値から明らかに逸脱したことを検出してアラームを発する。言い換えると、従来の蓄電システムは、蓄電素子の微小短絡というアーリーステージの事象は検出しておらず、蓄電素子や蓄電ブロックの性能低下が顕著になってからアラームを発している。アラームが発せられた後、作業員が蓄電システムを点検する間、蓄電システムは稼働停止を余儀なくされることがある。
蓄電システムの稼働停止を避けるための予防保全の一環として、蓄電素子における微小短絡を早期に検出することで、蓄電システムの運用に与える影響を小さく出来る。
前記スイッチを1つずつオンからオフに切り換えることにより、検査対象の蓄電ブロックを1つずつ切り離して、前記蓄電素子の微小短絡を検査するとよい。この構成では、複数の蓄電ブロックを同時に切り離す場合に比べて、蓄電システムの容量低下・出力低下を抑えることが出来る。
前記検査部は、前記スイッチをオフに切り換えてから所定時間経過後の前記蓄電素子の電圧に基づいて、蓄電素子の微小短絡を検査するとよい。微小短絡が発生している場合、蓄電ブロックを切り離すと、蓄電素子の電圧が早期に低下する。そのため、所定時間経過後の蓄電素子の電圧をモニタすることで、蓄電素子の微小短絡を精度よく検査することが出来る。
前記検査部は、前記蓄電素子の所定時間経過前後の電圧差に基づいて、蓄電素子の微小短絡を検査するとよい。この構成では、環境温度等に変化がない又は変化が小さい場合、微小短絡に起因する電圧変化を正確に検出することが出来るため、蓄電素子の微小短絡を精度よく検査することが出来る。
前記検査部は、前記蓄電素子の前記所定時間経過前後の電圧差を、前記蓄電ブロックを構成する全蓄電素子の所定時間経過前後の電圧差の平均値と比較した結果に基づいて、蓄電素子の微小短絡を検査するとよい。この構成では、環境温度等に変化がある場合でも、蓄電素子の微小短絡を精度よく検査することが出来る。
前記蓄電素子は、SOC-OCV特性においてSOCの変化量に対するOCVの変化量が所定値より高い高変化領域を有し、前記検査部は、検査対象の蓄電ブロックの切り離し後、前記高変化領域にて前記蓄電素子の電圧を検出し、検出した電圧に基づいて微小短絡を検査するとよい。高変化領域は、SOCの変化量に対するOCVの変化量が大きいので、蓄電素子の微小短絡を精度よく検査することが出来る。
前記高変化領域にて検出した前記蓄電素子の電圧に基づいて、前記蓄電素子のSOCを補正する補正部を備えるとよい。この構成では、微小短絡の検査と合わせてSOCを補正することが出来る。高変化領域は、SOCの変化量に対するOCVの変化量が大きいことから、SOCを高精度に補正することが出来る。しかも、検査対象の蓄電ブロックだけが無電流状態になることから、蓄電システムの稼働中、任意の時期にSOCの補正が可能であるというメリットがある。
前記蓄電ブロックは、直列に接続された複数の蓄電素子に対応してそれぞれ設けられた均等化回路を含み、前記検査部は、前記高変化領域において前記均等化回路を動作させて、前記複数の蓄電素子の電圧を均等化してから、前記スイッチをオフに切り換えて検査対象となる蓄電ブロックを切り離すとよい。この構成では、微小短絡の検査と合わせて各蓄電素子の電圧を均等化することが出来る。しかも、各蓄電素子の電圧を均等化した状態で微小短絡の検出を行うことから、電圧が不均一な場合に比べて、微小短絡の検査精度が各蓄電素子間でばらつくことを抑制できる。
前記蓄電素子は、SOC-OCV特性において平坦なプラトー領域を有するリチウムイオン二次電池であるとよい。プラトー領域ではSOCが変化してもOCVはほとんど変化しないため微小短絡を精度よく検査することが難しいが、本技術の適用により、微小短絡を精度よく検査することが出来る。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1~図5によって説明する。
1.UPS及び蓄電システムの構成
図1は、UPS(無停電電源装置)の電気的構成を示すブロック図である。
UPS10は、コンバータ20と、インバータ30と、充電制御回路41と、ダイオード45と、蓄電システム50を含んで構成されている。
コンバータ20とインバータ30は経路15上に配置されている。コンバータ20は交流を直流に変換し、インバータ30は直流を交流に変換する。充電制御回路41は蓄電システム50への充電を制御する回路である。
蓄電システム50は、充電制御回路41を介して、コンバータ20とインバータ30をつなぐ経路15に接続されている。ダイオード45は、充電制御回路41と並列に経路15に接続されている。
UPS10は、常時インバータ給電方式である。交流電源が正常である場合、コンバータ20で交流を直流に変換し、インバータ30で直流を交流に変換し、負荷に対して電力を供給する。交流電源が異常な場合、コンバータ20を停止して、蓄電システム50からダイオード45、インバータ30を経由して負荷に電力を供給する。
蓄電システム50への充電は、交流電源が正常である場合に行われる。詳細には、交流電源、コンバータ20、充電制御回路41を経由して充電電流が供給され、蓄電システム50を充電する。充電制御回路41は、蓄電システム50の残容量が少ない場合、蓄電システム50を定電流充電制御し、満充電になると、浮動電圧を維持するように定電圧充電制御する。
図2は蓄電システムの電気的構成を示すブロック図である。蓄電システム50は、複数(図2の例では3つ)の蓄電ブロック60A~60Cと、統合管理部100とを含む。統合管理部100は、監視サーバであってもよい。以下、蓄電ブロック60A~60Cを総称して「蓄電ブロック60」とする。
蓄電ブロック60A~60Cは、充電制御回路41やダイオード45に接続される共通線(共通の充放電経路)Loに対して、並列線La~Lcを介して並列に接続されている。蓄電ブロック60A~60Cは、直列に接続された複数の二次電池(セル)63と、スイッチ65A~65Cと、電流センサ67A~67Cと、放電回路71と、センサユニット75A~75Cと、個別管理部77A~77Cとを備える。図2では、二次電池63の一部だけを示しており、実際には、6つ以上の二次電池が直列に接続されている。個別管理部77A~77Cが本発明の「検査部」に相当する。
図示しないが、並列線Laに、複数の蓄電ブロック60Aが直列に接続されて、いわゆるバンクを形成してもよい。同様に、並列線Lb及び並列線Lcにそれぞれ、複数の蓄電ブロック60B、複数の蓄電ブロック60Cが直列に接続されて、バンクを形成してもよい。バンクでは、共通線Loに最も近い蓄電ブロック(並列線La~Lcの充電経路における最も上流側の蓄電ブロック)にのみ、スイッチ65A~65Cが設けられてもよい。
スイッチ65A~65Cは、並列線La~Lc上に配置されている。各スイッチ65A~65Cをオンからオフに切り換えることで、各蓄電ブロック60A~60Cを共通線Loから切り離すことが出来る。スイッチ65A~65Cをオンからオフに切り換えることで、スイッチ65A~65Cそれぞれに直列に接続された複数の二次電池63を充放電経路から切り離すことが出来る。スイッチ65A~65Cはリレーなどの有接点スイッチ(機械式スイッチ)や、FETやトランジスタなどの半導体スイッチにより構成することが出来る。
放電回路(バランサー)71は、各二次電池63に対して個別に設けられている。放電回路71は、図3に示すように、放電抵抗72と放電スイッチ73とから構成されている。放電スイッチ73をオンすると、二次電池63は、放電抵抗72を介して放電する。放電回路71は、直列に接続された複数の二次電池63の電圧を均等化するために設けられている。
センサユニット75A~75Cは、複数の二次電池63ごとに設けられている。センサユニット75A~75Cは、電圧検出回路を有しており、対応する各二次電池63の電圧を検出する。電流センサ67A~67Cは、各蓄電ブロック60A~60C又はバンクに流れる電流を検出する。
個別管理部77A~77Cは、電流センサ67A~67Cの出力、各センサユニット75A~75Cの出力に基づいて、各蓄電ブロック60A~60Cの状態を監視する。個別管理部77A~77Cは、蓄電ブロック60A~60Cを構成する各二次電池63のSOCを後述する電流積算法により推定する処理や、蓄電ブロック60A~60Cを構成する各二次電池63の電圧を均等化する処理を行う。個別管理部77A~77Cは、二次電池63の微小短絡を検査する処理を行う。個別管理部77A~77Cは、記憶部を有しており、上記した各処理を実行するために必要となるデータが予め記憶されている。
統合管理部100は、各蓄電ブロック60A~60Cの個別管理部77A~77Cと通信可能に接続されている。統合管理部100は、各蓄電ブロック60A~60Cの個別管理部77A~77Cから送信される各種データに基づいて、蓄電システム10全体を監視する。
2.二次電池の特性
二次電池63は、正極活物質にリン酸鉄リチウム(LiFePO4)、負極活物質にグラファイトを用いたリン酸鉄系のリチウムイオン電池であってもよい。
図4は横軸をSOC[%]、縦軸をOCV[V]とした、SOC-OCV相関グラフである。SOC-OCV相関グラフが、本発明のSOC-OCV特性の一例である。SOC(state of charge:充電状態)は、下記の(1)で示されるように、二次電池63の実容量(available capacity)Caに対する残存容量Crの比率である。実容量Caは、二次電池63を完全充電された状態から取り出し可能な容量、すなわち満充電容量である。
SOC=Cr/Ca×100・・・・・・・・(1)
OCV(open circuit voltage:開放電圧)は、二次電池63の開放電圧である。二次電池63の開放電圧は、無電流又は無電流とみなせる状態において、二次電池63の電圧を計測することにより、検出できる。
二次電池(例えば、リンサン鉄系のリチウムイオン電池)63は、図4に示すように、SOCの変化量に対するOCVの変化量が異なる複数の領域を有している。より詳細には、5つの変化領域L1~L5を有している。
図4に示すように、変化領域L1はSOCで8[%]~31[%]未満の範囲に位置している。変化領域L2はSOCで31[%]~62[%]未満の範囲に位置している。変化領域L3はSOCで62[%]~68[%]未満の範囲にある。変化領域L4は、SOCの値で68[%]~97[%]未満の範囲に位置している。変化領域L5はSOCで97[%]以上の範囲である。SOCで8%未満は使用範囲外の領域である。
変化領域L2は、SOCの変化量に対するOCVの変化量が非常に小さくOCVが約3.3[V]で略一定のプラトー領域となっている。変化領域L4も、OCVが約3.34[V]で略一定のプラトー領域となっている。プラトー領域とは、グラフ(曲線)が平坦な領域、具体的には、SOCの変化量に対するOCVの変化量が2[mV/%]以下の領域である。
変化領域L5は、SOCの変化量に対するOCVの変化量が所定値Xよりも高い領域である。所定値Xは、微小短絡の検査精度(検出しようとする微小短絡の電流値等)との関係で決まる数値であり、一例として、35[mV/%]である。
3.微小短絡の検査方法
二次電池63の正極と負極を仕切るセパレータの一部が破損していると、正極と負極が電池内部で短絡(以下、微小短絡)する場合がある。微小短絡は電池出荷時に検査できるが、低温での充電に伴うリチウム電析等により、出荷後でも発生する場合がある。以下、蓄電システム50の稼働開始後における二次電池63の微小短絡の検査方法を説明する。
図5は、微小短絡の検査処理の流れを示すフローチャートである。微小短絡の検査処理は、S10~S120の12ステップから構成されており、所定の期間が経過するごとに定期的に実行される。微小短絡の検査処理の開始前は、スイッチ65A~65Cは全てオン状態であり、各蓄電ブロック60A~60Cは共通線Loに接続されている。
微小短絡の検査処理がスタートすると、統合管理部100から、1番目の検査対象である蓄電ブロック60Aの個別管理部77Aに指令が与えられる。個別管理部77Aは、蓄電ブロック60Aの二次電池63が、変化領域L5に有るか判定する処理を行う(S10)。この判定は、二次電池63のSOC値に基づいて、行うことが出来る。
UPS10における蓄電システム50は、交流電源が正常である場合、満充電を維持するように、充電制御回路41により充電制御されている。従って、交流電源が正常である場合、通常、各蓄電ブロック60A~60Cとも、二次電池63は、変化領域L5にあると判断される(S10:YES)。
一方、交流電源の異常時(例えば停電時)など蓄電システム50からダイオード45、インバータ30を介して負荷に電力を供給している場合、各蓄電ブロック60A~60Cは、満充電状態よりも容量が低下した状態となる。二次電池63が、他の変化領域L1~L4にある場合、統合管理部100は、交流電源の復旧後、充電制御回路41に指令を送る。指令により、各蓄電ブロック60A~60Cの二次電池63が、変化領域L5に含まれるように充電される(S20)。
二次電池63が、変化領域L5にあると判断した場合又は上記の充電制御を行った場合、統合管理部100から1番目の蓄電ブロック60Aの個別管理部77Aに対して微小短絡の検査を実行するための指令が送信される(S30)。
個別管理部77Aは、統合管理部100から実行指令を受けると、二次電池63の電圧を均等化する均等化処理を実行する(S40)。二次電池63の均等化処理では、電圧の高い二次電池63を、電圧の低い二次電池に合わせて、放電回路71により放電する。
均等化処理が終了すると、次に、個別管理部77Aは、スイッチ65Aに対して「オフ」の切換指令を送る。これにより、スイッチ65Aはオンからオフに切り換わるため、検査対象の蓄電ブロック60Aは、共通線Loから切り離されて通電が遮断され、無電流状態となる(S50)。
次に個別管理部77Aは、センサユニット75Aに指令を送り、変化領域L5において、蓄電ブロック60Aを構成する各二次電池63の電圧を計測する処理を実行する(S60)。
1回目の電圧計測から所定時間Tが経過すると(S70)、個別管理部77Aは、センサユニット75Aに指令を送り、蓄電ブロック60Aを構成する各二次電池63の電圧を計測する処理を実行する(S80)。所定時間Tは、一例として24時間である。
その後、個別管理部77Aは、蓄電ブロック60Aを構成する各二次電池63について、微小短絡の有無を判定する(S90)。具体的には、各二次電池63について、所定時間Tの経過前後の電圧V1、V2を比較して、電圧差ΔVを算出する。
ΔV=V1-V2・・・・・(2)
V1はS60で計測した各二次電池63の電圧、V2はS80で計測した各二次電池63の電圧である。ΔVは、同一の二次電池63について、所定時間Tの経過前後の電圧V1、V2を比較した電圧差である。
個別管理部77Aは、電圧差ΔTを算出すると、それを閾値と比較し、電圧差ΔVが閾値より小さい場合、微小短絡していないと判定し、電圧差ΔVが閾値より大きい場合、微小短絡していると判定する。閾値は、一例として、10mVである。
例えば、1mAhの微小短絡が発生していた場合、24時間での容量低下は24mAhである。セルの実容量を2Ahとして、24mAhを、SOCに換算すると、約1%である。変化領域L5では、1%あたりの電圧変化が35mV以上である。そのため、電圧差ΔVは、閾値10mVを上回る。このように、本例では、少なくとも、1mAhの微小短絡を検出することが出来る。
個別管理部77Aは、蓄電ブロック60Aを構成する全ての二次電池63が微小短絡していない場合、正常であると判定する(S90:YES)。個別管理部77Aは、正常と判定した場合、スイッチ65Aに対して「オン」の切換指令を送る。これにより、スイッチ65Aはオフからオンに切り換わるため、S50で切り離された蓄電ブロック60Aは、共通線Loに再び接続される(S100)。
スイッチ65Aの切換後、個別管理部77Aから統合管理部100に対して、蓄電ブロック60Aは「正常」であることが通知される。統合管理部100は、個別管理部77Aから「正常」の通知を受けると、全蓄電ブロック60A~60Cについて、検査が終了したか判定する(S110)。
この段階では、1番目の蓄電ブロック60Aしか検査が終了しておらず、2番目の蓄電ブロック60B、3番目の蓄電ブロック60Cは未検査である。従って、S110ではNO判定される。
その後、処理はS10に戻り、統合管理部100から2番目の検査対象である蓄電ブロック60Bの個別管理部77Bに指令が与えられ、個別管理部77Bは、蓄電ブロック60Bの二次電池63が変化領域L5に有るか、判定する処理を行う。
蓄電ブロック60Bの二次電池63が変化領域L5に有ると判断された場合、統合管理部100から2番目の蓄電ブロック60Bの個別管理部77Bに対して、微小短絡の検査を実行するための指令が送信される(S30)。
個別管理部77Bは、統合管理部100から実行指令を受けると、二次電池63の電圧を均等化する均等化処理を実行する(S40)。
均等化処理が終了すると、次に、個別管理部77Bは、スイッチ65Bに「オフ」の切換指令を送る。これにより、スイッチ65Bはオンからオフに切り換わるため、検査対象の蓄電ブロック60Bは、共通線Loから切り離され、無電流状態となる(S50)。その後、1番目の蓄電ブロック60Aの場合と同様に、S60~S90の処理が実行され、蓄電ブロック60Bを構成する各二次電池63について微小短絡の有無が検査される。
このように、検査対象となる蓄電ブロック60A~60Cを、共通線Loから1つずつ切り離して、微小短絡の有無が検査される。各蓄電ブロック60A~60Cについて二次電池63の微小短絡が無い場合、全ての蓄電ブロック60A~60Cについて検査が終了と、S110にてYES判定され、全処理は終了する。
一方、二次電池63の一部に微小短絡があると判定した場合(S90:N0)、微小短絡を検出した個別管理部77から統合管理部100に対して、検査対象の蓄電ブロック60は微小短絡している旨が通知される。通知を受けた統合管理部100は、検査対象の蓄電ブロック60の交換を促すなどのエラー表示を行う(S120)。
4.効果説明
検査対象の蓄電ブロック60を共通線Loから切り離すため、微小短絡に起因する電圧変化を正確に検出することが出来る。そのため、微小短絡を精度よく検査することが可能となる。しかも、検査対象の蓄電ブロック60のみ切り離すため、検査中も、他の蓄電ブロック60は共通線Loに接続されており、負荷に電力を供給できる。すなわち、本構成では、蓄電システム50全体を無電流状態にすることなく(UPS10を停止することなく)、二次電池63の微小短絡を精度よく検出できる。
検査対象の蓄電ブロック60A~60Cの切り離し後、変化領域L5にて、二次電池63の電圧を検出し、検出した電圧に基づいて微小短絡を検査する。変化領域L5は、SOCの変化量に対するOCVの変化量が所定値Xより高い高変化領域であり、SOCの変化量に対するOCVの変化量が大きいので、二次電池63の微小短絡を精度よく検査することが出来る。
微小短絡の判定を、同一の二次電池63について、所定時間Tの経過前後の電圧差ΔVに基づいて行う。この方法は、同一の二次電池63の電圧を比較するため、環境温度等に変化がない又は変化が小さい場合、微小短絡に起因する電圧変化を正確に検出することが出来る。そのため、二次電池63の微小短絡を精度よく検査することが出来る。
蓄電ブロック60を切り離した時に、各二次電池63の電圧が均等化されており、各二次電池63について、同じ条件で、微小短絡を検出することが出来る。そのため、二次電池63の微小短絡を精度よく検査することが出来る。また、微小短絡の検査と合わせて電圧を均等化できるというメリットがある。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を説明する。
個別管理部77A~77Cは、各蓄電ブロック60A~60Cにおいて、各二次電池63のSOCを推定する処理を常時行っている。SOCの推定は、下記の(3)式にて示すように、SOCの初期値と、電流センサ67A~67Cにより検出される電流Iの累積積算値とから推定出来る(電流積算法)。電流の符号を、充電時はプラス、放電はマイナスとする。
SOC=SOCo+100×∫Idt/Co・・・・・(3)
SOCoは、SOCの初期値、Iは電流、Coは満充電容量の初期値である。
電流積算法においては、電流センサ67A~67Cの計測誤差が蓄積する。そこで、二次電池63の微小短絡を検査する時に、電流積算法によるSOCを補正する処理を行う。
例えば、1番目の蓄電ブロック60Aについて、微小短絡の検査を行う場合、個別管理部77Aは、S50にて、スイッチ65Aをオンからオフに切り換えて、共通線Loから蓄電ブロック60Aを切り離す。
次に、個別管理部77Aは、S60にて、センサユニット75Aに指令を送り、変化領域L5において、蓄電ブロック60Aを構成する各二次電池63の電圧、すなわちOCVを計測する処理を実行する。1回目の電圧計測から所定時間Tが経過すると(S70)、個別管理部77Aは、センサユニット75Aに指令を送り、蓄電ブロック60Aを構成する各二次電池63の電圧、すなわちOCVを計測する処理を実行する(S80)。
個別管理部77Aは、S80にて2回目の電圧計測後、各二次電池63のOCVの計測値を、図4に示すSOC-OCV相関グラフに参照することにより、各二次電池63のSOCを推定する(OCV法)。例えば、OCVの計測値が「OCV1」の場合、二次電池のSOCは「SOC1」と推定できる。
SOCの推定後は、OCV法で求めたSOCを初期値として、電流積算法でSOCを推定する。このようにすることで、電流積算法によるSOCを補正することが出来る。この方法では、二次電池63の微小短絡の検査と合わせてSOCを補正することが出来る。また、蓄電ブロック60A~60Cを切り離した状態、すなわち無電流状態でSOCを補正するので、SOCを高精度に補正できる。個別管理部77A~77Cは、本発明の「補正部」に相当する。
<他の実施形態>
本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
(1)実施形態1では、蓄電システム50をUPSに適用した。蓄電システム50は、UPSに限らず、太陽光発電システムなど、他の用途に適用してもよい。
(2)実施形態1では、所定値Xを35[mV/%]とし、変化領域L5内において、微小短絡の検査を行った。所定値Xは検査精度とトレードオフの関係にあり、要求される検査精度に応じて適宜設定することが出来る。所定値Xは、少なくとも10[mV/%]以上であればよく、変化領域L5に加え、変化領域L3内でも微小短絡の検査を行うことが出来る。
リン酸鉄系のリチウムイオン二次電池63は、図4に示すように、変化領域L5内においても、満充電(SOC=100%)に近くなるほど、グラフの傾きが急になっている。グラフの傾きが大きい(SOCの変化量に対するOCVの変化量が高い)程、微小短絡の検査精度は高まる。所定値Xの最適値は、100[mV/%]であり、変化領域L5のうち、SOCの変化量に対するOCVの変化量が100[mV/%]を超える領域(SOCで98%以上の領域)を対象として、微小短絡の検査を行ってもよい。
(3)実施形態1では、リン酸鉄系のリチウムイオン二次電池63を例示した。代替的に、蓄電素子は、例えば、正極活物質にCo,Mn,Niの元素を含有したリチウム含有金属酸化物、負極にハードカーボンを用いた三元系のリチウムイオン二次電池でもよい。蓄電素子は、他の二次電池やキャパシタでもよい。図6は、三元系のリチウムイオン二次電池のSOC-OCV相関グラフである。三元系のリチウムイオン二次電池は、SOCが30%以下の範囲で、SOCの変化量に対するOCVの変化量が概ね10[mV/%]以上である。従って、SOCが30%以下の範囲にて、微小短絡の検査を行うとよい。
(4)実施形態1では、複数の二次電池セル63を直列に接続した。代替的に、二次電池63は単セルでもよい。
(5)実施形態1では、スイッチ65の切り換え後、各二次電池63の電圧を、所定時間Tが経過する前後で計測した。同一の二次電池63について、所定時間経過前後の電圧差ΔVを求めて、閾値と比較することにより、微小短絡の有無を検出した。代替的に、検査対象となる蓄電ブロック60を構成する全二次電池63について、所定時間経過前後の電圧差ΔVを求めて、その平均値を算出してもよい。各二次電池63について、所定時間経過前後の電圧差ΔVを、全二次電池63の電圧差ΔVの平均値と比較する。比較した結果、閾値以上の電圧低下が発生している場合、微小短絡有りと判定し、電圧低下が発生していない場合、微小短絡無しと判定してもよい。この構成では、環境温度に変化がある場合でも、二次電池63の微小短絡を精度よく検査することが出来る。
(6)実施形態1では、スイッチ65の切り換え後、各二次電池63の電圧を、所定時間Tが経過する前後で計測した。同一の二次電池63について、所定時間経過前後の電圧差ΔVを求めて、閾値と比較することにより、微小短絡の有無を検出した。代替的に、スイッチ65の切り換え後、所定時間Tが経過した時点において、各二次電池間での電圧差を求めて、閾値と比較することにより、微小短絡の有無を検出してもよい。スイッチ65の切り換え後、所定時間Tが経過した時点において、各二次電池63の電圧を閾値と比較することにより、微小短絡の有無を検出してもよい。
(7)実施形態1では、検査対象の蓄電ブロック60A~60Cを1つずつ切り離して、蓄電ブロック60A~60Cについて微小短絡の検査を行った。微小短絡の検査は、蓄電システム50を停止させずに実行出来ればよく、例えば、2つの蓄電ブロック60A、60Bを同時に切り離して微小短絡の検査を行い、その間、蓄電ブロック60Cを接続状態として負荷に電力を供給してもよい。
(8)実施形態1では、統合管理部100から各個別管理部77A~77Cに対して微小短絡の検査の実行指令を順に送ることにより、各蓄電ブロック60A~60Cを共通線Loから順に切り離して微小短絡の検査を行った。統合管理部100は必ずしも必要ではなく、各個別管理部77A~77C間で、検査状況など必要な情報を通信し合って、微小短絡の検査を順に行うようにしてもよい。
(9)実施形態1では、蓄電システムへの充電を制御する充電制御回路41を設けた。代替的に、充電制御回路41を半導体スイッチ等で代用し、半導体スイッチのオン、オフを制御することにより、蓄電システムへの充電を制御するようにしてもよい。
10 UPS
50 蓄電システム
60A~60C 蓄電ブロック
65A~65C スイッチ
71 放電回路
77A~77C 個別管理部(「検査部」、「補正部」に相当)
100 統合管理部
Lo 共通線
La~Lc 並列線

Claims (12)

  1. 並列線によって並列に共通線に接続された複数の蓄電ブロックを備えた蓄電システムであって、
    前記蓄電ブロックのそれぞれは、
    直列に接続された複数の蓄電素子と、
    前記並列線に設けられたスイッチとを備え、交流電源の正常時に充電され、交流電源の異常時に負荷に対して電力を供給し、
    前記蓄電システムは、前記スイッチをオンからオフに切り換えることにより、前記蓄電ブロックの複数の蓄電素子を前記共通線から切り離して、前記複数の蓄電素子における微小短絡を検査する検査部を更に備え、
    前記検査部は、前記交流電源が正常で前記蓄電ブロックを充電している場合、前記スイッチを少なくとも1つずつオンからオフに切り換えることにより、検査対象の蓄電ブロックを少なくとも1つずつ切り離して、前記蓄電素子の微小短絡を検査する、蓄電システム。
  2. 請求項1に記載の蓄電システムであって、
    前記検査部は、前記スイッチをオフに切り換えてから所定時間経過後の前記蓄電素子の電圧に基づいて、蓄電素子の微小短絡を検査する、蓄電システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の蓄電システムであって、
    前記検査部は、前記蓄電素子の所定時間経過前後の電圧差に基づいて、蓄電素子の微小短絡を検査する、蓄電システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の蓄電システムであって、
    前記検査部は、前記蓄電素子の所定時間経過前後の電圧差を、前記蓄電ブロックを構成する全蓄電素子の所定時間経過前後の電圧差の平均値と比較した結果に基づいて、蓄電素子の微小短絡を検査する、蓄電システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の蓄電システムであって、
    前記蓄電素子は、SOC-OCV特性においてSOCの変化量に対するOCVの変化量が所定値より高い高変化領域を有し、
    前記検査部は、検査対象の蓄電ブロックの切り離し後、
    前記高変化領域にて前記蓄電素子の電圧を検出し、検出した電圧に基づいて微小短絡を検査する、蓄電システム。
  6. 請求項5に記載の蓄電システムであって、
    前記高変化領域にて検出した前記蓄電素子の電圧に基づいて、前記蓄電素子のSOCを補正する補正部を更に備える、蓄電システム。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の蓄電システムであって、
    前記蓄電ブロックは、
    直列に接続された複数の蓄電素子に対応してそれぞれ設けられた均等化回路を含み、
    前記検査部は、前記高変化領域において、前記均等化回路を動作させて、前記複数の蓄電素子の電圧を均等化してから、前記スイッチをオフに切り換えて検査対象となる蓄電ブロックを切り離す、蓄電システム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の蓄電システムであって、前記蓄電素子は、SOC-OCV特性において平坦なプラトー領域を有するリチウムイオン二次電池である、蓄電システム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の蓄電システムであって、前記蓄電素子の直列接続個数は6個以上である、蓄電システム。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の蓄電システムであって、前記蓄電システムの稼働中に、前記蓄電素子の微小短絡を検査する、蓄電システム。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の無停電電源装置用の蓄電システム。
  12. 複数の蓄電ブロックを並列に接続する並列線に設けられたスイッチを、オンからオフに切り換えて所定の蓄電ブロックを前記共通線から切り離すこと、
    前記蓄電システムの運用を継続しながら前記切り離した蓄電ブロックに含まれる複数の蓄電素子における微小短絡を検査すること、を備え、
    前記蓄電ブロックは、交流電源の正常時に充電され、交流電源の異常時に負荷に対して電力を供給し、
    交流電源が正常で前記蓄電ブロックを充電している場合、前記スイッチを少なくとも1つずつオンからオフに切り換えることにより、検査対象の蓄電ブロックを少なくとも1つずつ切り離して、前記蓄電素子の微小短絡を検査する、微小短絡の検査方法。
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