以下に、本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報提供処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報提供処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報提供処理を説明するための図である。
図1に示すように、実施形態に係る情報提供装置1は、ユーザU1,U2,・・・,Umが使用する端末装置21,22,・・・,2mと通信可能に接続されており、端末装置21,22,・・・,2mとの間で情報の送受信を行う。mは、例えば、3以上の整数である。以下において、ユーザU1,U2,・・・,Umの各々を個別に区別せずに示す場合、ユーザUと記載する場合があり、端末装置21,22,・・・,2mの各々を個別に区別せずに示す場合、端末装置2と記載する場合がある。
情報提供装置1は、配信対象の情報である配信情報D1,D2,D3,D4,D5,・・・,DkをユーザUに配信する。kは、例えば、6以上の整数である。配信情報D1,D2,D3,D4,D5,・・・,DkのユーザUへの配信は、例えば、配信情報D1,D2,D3,D4,D5,・・・,DkをユーザUの端末装置2へ配信することによって行われる。
以下において、配信情報D1,D2,D3,D4,D5,・・・,Dkの各々を個別に区別せずに示す場合、配信情報Dと記載する場合がある。配信情報D1,D2,D3,D4,D5,・・・,Dkは、端末装置2に表示される情報であり、例えば、文字の情報および画像の情報のうち少なくとも一方の情報を含む。画像の情報は、静止画の情報、アニメーションの情報、または動画の情報である。
情報提供装置1は、配信対象の情報である配信情報Dの配信先を決定する複数のモデルM1,M2,M3,M4,・・・,Mnを用いて、配信情報Dを配信する。nは、例えば、5以上の整数である。複数のモデルM1,M2,M3,M4,・・・,Mnは、例えば、対象T1,T2,T3,T4,・・・,Tnの情報に対してユーザUが興味関心を有するか否かを各々判定するモデルである。
具体的には、モデルM1は、対象T1に対応するモデルであり、対象T1の情報に対して興味関心があるユーザUが、配信情報Dに対して興味関心を有するか否かを判定する。モデルM2は、対象T2に対応するモデルであり、対象T2の情報に対して興味関心があるユーザUが、配信情報Dに対して興味関心を有するか否かを判定する。
また、モデルM3は、対象T3に対応するモデルであり、対象T3の情報に対して興味関心を有するユーザUが、配信情報Dに対して興味関心を有するか否かを判定する。モデルM4は、対象T4に対応するモデルであり、対象T4の情報に対して興味関心を有するユーザUが、配信情報Dに対して興味関心を有するか否かを判定する。モデルMnは、対象Tnに対応するモデルであり、対象Tnの情報に対して興味関心を有するユーザUが、配信情報Dに対して興味関心を有するか否かを判定する。
以下において、対象T1,T2,T3,T4,・・・,Tnの各々を個別に区別せずに示す場合、対象Tと記載する場合があり、モデルM1,M2,M3,M4,・・・,Mnの各々を個別に区別せずに示す場合、モデルMと記載する場合がある。
対象Tは、情報提供装置1から提供される情報がニュースコンテンツである場合、例えば、政治、経済、国際、企業、芸能、スポーツ、趣味、または社会などである。また、対象Tは、これらを細分化した対象であってもよく、例えば、趣味を細分化した対象として、車、自転車、バイク、映画、音楽、キャンプ、または旅行などであってもよい。また、情報提供装置1から提供される情報は、ニュースコンテンツに代えてまたは加えて広告コンテンツであってもよく、ニュースコンテンツおよび広告コンテンツ以外のコンテンツであってもよい。
モデルMは、配信情報Dを入力とし、配信情報Dに対してユーザUが興味関心を有する度合いを示すスコアを出力とする学習モデルである。例えば、モデルM1に対象T1の情報を入力した場合、モデルM1に対象T2の情報を入力する場合に比べて、モデルM1から出力されるスコアが高くなる。また、モデルM2に対象T2の情報を入力した場合、モデルM2に対象T1の情報を入力する場合に比べて、モデルM2から出力されるスコアが高くなる。
モデルMは、例えば、配信対象の情報と、対象Tに興味関心を有するユーザUが配信対象の情報に興味関心を有するか否かを示す情報とを含むデータセットを用いて、機械学習によって対象T毎に生成される。例えば、モデルM1は、配信対象の情報と、対象T1に興味関心を有するユーザUが配信対象の情報に興味関心を有するか否かを示す情報とを含むデータセットを用いて、機械学習によって生成される。
モデルMは、例えば、畳み込みニューラルネットワークまたは回帰型ニューラルネットワークなどのニューラルネットワークによる機械学習によって生成されるが、かかる例に限定されない。例えば、モデルMは、ニューラルネットワークに代えて、線形回帰またはロジスティック回帰といった学習アルゴリズムによる機械学習を用いて生成されてもよい。
情報提供装置1は、配信情報Dを配信する場合、モデルM1,M2,M3,M4,・・・,Mnの各々に配信情報Dを入力し、モデルM1,M2,M3,M4,・・・,Mnのうち出力されるスコアが予め設定された配信条件を満たすモデルに関連付けられたユーザUに配信情報Dを配信する。予め設定された配信条件は、モデルM1,M2,M3,M4,・・・,Mnのうち出力されるスコアが最も高いモデルまたは出力されるスコアが予め設定された閾値以上のモデルなどである。
ここで、ユーザU1に対してモデルM1,M2,M3,M4,Mnが関連付けられているとし、配信情報D1が対象T1の情報であり、配信情報D2が対象T2の情報であり、配信情報D3が対象T3の情報であり、配信情報D4が対象T4の情報であるとする。また、配信情報D5が対象Tnの情報であるとする。この場合、情報提供装置1は、モデルM1,M2,M3,M4,Mnを用いて、配信情報D1,D2,D3,D4,D5の配信先の一つとしてユーザU1を決定し、配信情報D1,D2,D3,D4,D5をユーザU1に配信する。
ユーザU1は、配信情報D1,D2,D3,D4,D5のうち配信情報D1の配信が好ましくないと判断した場合、モデルM1に対してオプトアウトを選択する。ユーザU1がモデルM1に対してオプトアウトを選択した場合、モデルM1に対してオプトアウトを選択した旨の情報であるオプトアウト情報が端末装置21から情報提供装置1へ送信される。
情報提供装置1は、端末装置21からオプトアウト情報を受信した場合、モデルM1に対応する対象T1をオプトアウト対象として受け付け、モデルM1についてユーザU1を除外登録する。情報提供装置1は、例えば、ユーザU1に対するモデルM1の関連付けを解除することによって、モデルM1についてユーザU1を除外登録する。これにより、情報提供装置1は、ユーザUに対する適切な配信を行うことができる。
このように、ユーザUは、モデルMに対してオプトアウトを選択することによって、配信が好ましくない配信情報Dが配信されることを抑制することができるが、好ましくないモデルMを一つ一つオプトアウト操作することをユーザUに強いることになる。また、ユーザUがどのモデルMに対してオプトアウトすべきかを判断することが難しい場合がある。
そこで、情報提供装置1は、ユーザUによるオプトアウト操作の負担を軽減しつつ、ユーザUに対する適切な配信を行うことができるように、ユーザUがオプトアウトを選択すると推定されるモデルMを判定し、判定したモデルMのオプトアウトを自動的に行う。
図1に示すように、情報提供装置1は、複数のモデルM1,M2,M3,M4,・・・,Mnのうち組み合わせが互いに異なる2以上のモデルMを各々含む複数のモデル群MG1,MG2,・・・,MGpを決定する(ステップS1)。pは、例えば、3以上の整数である。モデル群MG1,MG2,・・・,MGpは、含まれるモデルMの一部または全部が互いに異なる。以下、モデル群MG1,MG2,・・・,MGpの各々を個別に区別せずに示す場合、モデル群MGと記載する場合がある。
次に、情報提供装置1は、複数のモデル群MG1,MG2,・・・,MGpを用いて優先的に配信される複数の情報群IG1,IG2,・・・,IGpを決定する(ステップS2)。情報群IG1は、モデル群MG1に含まれる2以上のモデルを用いて優先的に配信される複数の配信情報Dを含み、情報群IG2は、モデル群MG2に含まれる2以上のモデルを用いて優先的に配信される複数の配信情報Dを含む。また、情報群IGpは、モデル群MGpに含まれる2以上のモデルを用いて優先的に配信される複数の配信情報Dを含む。以下、情報群IG1,IG2,・・・,IGpの各々を個別に区別せずに示す場合、情報群IGと記載する場合がある。
情報提供装置1は、例えば、モデル群MGに含まれる2以上のモデルMの重みを大きくするかモデル群MGに含まれる2以上のモデルM以外のモデルMの重みを小さくすることで、モデル群MGを用いて優先的に配信される情報群IGを決定する。モデル群MGに含まれる2以上のモデルMの重みを大きくするかモデル群MGに含まれる2以上のモデルM以外のモデルMの重みを小さくすることで、モデル群MGに含まれる2以上のモデルMによって選択される配信情報Dが優先的に配信される。
なお、情報提供装置1は、例えば、モデル群MGに含まれる2以上のモデルM以外のモデルMを用いないことで、モデル群MGを用いて優先的に配信される情報群IGを決定することもできる。
次に、情報提供装置1は、ステップS2で決定した複数の情報群IG1,IG2,・・・,IGpをユーザU1に配信する(ステップS3)。情報提供装置1は、例えば、複数の情報群IG1,IG2,・・・,IGpをユーザU1の端末装置21へ送信することによって、ユーザU1への複数の情報群IG1,IG2,・・・,IGpの通知を行う。
端末装置21は、複数の情報群IG1,IG2,・・・,IGpを受信した場合、各情報群IG1,IG2,・・・,IGpを表示する(ステップS4)。各情報群IG1,IG2,・・・,IGpは、ユーザU1による評価が得られるように、端末装置21に表示される。ユーザU1は、端末装置21を操作して、各情報群IG1,IG2,・・・,IGpに対する評価を行う(ステップS5)。
図1に示す例では、ユーザU1が情報群IG1を好ましいと考えているか否かを問い合わせるための評価問い合わせ情報が端末装置21に表示され、かかる問い合わせに対するユーザU1の回答が情報群IG1に対するユーザU1の評価として特定される。また、図1に示す例では、ユーザU1が情報群IGpを好ましいと考えているか否かを問い合わせるための評価問い合わせ情報が端末装置21に表示され、かかる問い合わせに対するユーザU1の回答が情報群IGpに対するユーザU1の評価として特定される。
なお、ユーザU1の評価の問い合わせは、ユーザU1が情報群IGを好ましいと考えているかの問い合わせに限定されず、ユーザU1が情報群IGを好ましくないと考えているかの問い合わせであってもよい。また、ユーザU1の評価の問い合わせは、YesとNoの2段階評価の問い合わせではなく、3段階以上の評価の問い合わせであってもよい。
また、情報提供装置1は、ユーザU1の評価の問い合わせを明示的に行わないこともできる。例えば、情報提供装置1は、情報群IGに含まれる複数の配信情報DのうちユーザU1が選択した配信情報Dの数に基づいて、情報群IGに対するユーザU1の評価を判定することもできる。例えば、情報提供装置1は、情報群IGに含まれる配信情報Dの総数に対してユーザU1が選択した配信情報Dの数の割合である選択割合が大きいほど、ユーザU1の評価が高いと判定し、選択割合が小さいほど、ユーザU1の評価が低いと判定することができる。
情報群IG1,IG2,・・・,IGpは順次ユーザU1による評価が得られるように端末装置21に順に表示され、これらの情報群IG1,IG2,・・・,IGpに対するユーザU1の評価を示す情報を含む評価情報が端末装置21から情報提供装置1へ送信される(ステップS6)。
情報提供装置1は、端末装置21から送信される評価情報に基づいて、ユーザU1に関連付けるモデルMを決定する(ステップS7)。例えば、情報提供装置1は、ユーザU1の評価が閾値以上である複数のモデル群MGにそれぞれ含まれる複数のモデルMをユーザU1に関連付けるモデルMとして決定することができる。また、情報提供装置1は、ユーザU1の評価が閾値以上である複数のモデル群MGに共通に含まれる複数のモデルMをユーザU1に関連付けるモデルMとして決定することもできる。
そして、情報提供装置1は、ステップS7で決定した結果に基づいて、モデルMとユーザU1との関連付けを更新する(ステップS8)。例えば、情報提供装置1は、複数のモデルM1,M2,M3,M4,・・・,MnとユーザU1とが関連付けられている場合、ステップS7でユーザU1に関連付けるモデルMとして決定したモデルM以外のモデルMに対するユーザU1の関連付けを解除する。
このように、情報提供装置1は、複数のモデル群MG1,MG2,・・・,MGpを用いて配信される複数の情報群IG1,IG2,・・・,IGpに対するユーザUの評価に基づいて、ユーザUに関連付けるモデルMを更新する。これにより、情報提供装置1は、ユーザUによるオプトアウト操作の負担を軽減しつつ、ユーザUに対する適切な配信を行うことができる。
〔2.情報提供システム100〕
図2は、実施形態に係る情報提供システム100の構成の一例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報提供システム100は、情報提供装置1と、端末装置21,22,・・・,2mとを備える。端末装置21,22,・・・,2mは、例えば、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、またはノートPCなどである。
情報提供装置1は、端末装置21,22,・・・,2mとの間で通信ネットワーク3を介して情報の送受信が可能である。通信ネットワーク3は、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)またはLAN(Local Area Network)である。なお、通信ネットワーク3は、例えば、4G(4th Generation)または5G(5th Generation)などの移動体通信システムなどを含む構成であるが、かかる例に限定されない。
〔3.端末装置2〕
図3は、実施形態に係る端末装置2の構成の一例を示す図である。図3に示すように、実施形態に係る端末装置2は、通信部10と、表示部11と、操作部12と、センサ群13と、記憶部14と、処理部15とを備える。
〔3.1.通信部10〕
通信部10は、例えば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。通信部10は、通信ネットワーク3と有線または無線で接続され、通信ネットワーク3を介して、情報提供装置1との間で情報の送受信を行う。
〔3.2.表示部11〕
表示部11は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどである。
〔3.3.操作部12〕
操作部12は、例えば、文字、数字、およびスペースを入力するためのキー、エンターキーおよび矢印キーなどを含むキーボード、マウス、および電源ボタンなどを含む。表示部11がタッチパネルディスプレイの表示装置である場合、操作部12はタッチパネルであってもよい。
〔3.4.センサ群13〕
センサ群13は、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、照度センサ、およびイメージセンサなどを含む。加速度センサは、端末装置2の加速度を検出するセンサである。ジャイロセンサは、端末装置2の傾きおよび回転などの姿勢を検出するセンサである。地磁気センサは、地磁気を検出するセンサである。照度センサは、端末装置2の周囲の明暗を示す照度を検出するセンサ、イメージセンサは、端末装置2の周囲を撮像するセンサである。
〔3.5.記憶部14〕
記憶部14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。
記憶部14には、例えば、情報提供装置1から送信され通信ネットワーク3および通信部10を介して処理部15によって取得された情報およびセンサ群13によって検出された情報である検出情報などが記憶される。
〔3.6.処理部15〕
処理部15は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などによって、端末装置2内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
また、処理部15は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現されてもよい。処理部15は、情報取得部16と、表示処理部17と、出力部18とを備える。
〔3.6.1.情報取得部16〕
情報取得部16は、情報提供装置1から送信され通信ネットワーク3を介して通信部10で受信される情報を取得する。情報提供装置1から送信される情報は、例えば、配信情報Dなどである。
〔3.6.2.表示処理部17〕
表示処理部17は、情報取得部16によって取得された情報を表示部11に表示させる。例えば、表示処理部17は、情報取得部16によって取得された配信情報Dなどを含む画面を表示部11に表示させる。
図4は、実施形態に係る端末装置2の表示部11に表示される配信情報の一例を示す図である。図4に示すように、端末装置2の表示部11には、表示処理部17によって配信情報D1,D2,D3,D4がタイムライン表示されている。
図4に示す例では、配信情報D1は、芸能に関するニュースの情報であり、配信情報D2は、企業に関するニュースの情報であり、配信情報D3は、天気予報に関するニュースの情報であり、配信情報D4は、社会に関するニュースの情報である。
各配信情報D1,D2,D3,D4は、画像および文字を含む情報であり、タップ操作またはクリック操作などによって選択された場合に、さらに詳細な情報が情報提供装置1から配信され、かかる詳細な情報が表示処理部17によって表示部11に表示される。かかる詳細な情報は、例えば、ランディングページの情報などである。
また、各配信情報D1,D2,D3,D4には、オプトアウトを選択するためのマーク50が含まれている。表示処理部17は、ユーザUが操作部12を操作することによってマーク50に対してタップまたは右クリックなどの操作をした場合に、マーク50に対応する配信情報D上に「オプトアウト(配信停止)しますか?」などの文字列を選択可能に表示する。かかる文字列が選択された場合に、オプトアウト情報が端末装置2から情報提供装置1へ送信される。
なお、図4に示す例では、配信情報Dは、ウェブコンテンツであるが、情報提供装置1から送信され端末装置2で取得されて表示される配信情報Dなどのコンテンツは、ウェブコンテンツに代えてまたは加えて、電子メールコンテンツであってもよい。
〔3.6.3.出力部18〕
出力部18は、例えば、ユーザUによる操作部12への操作に応じた情報である操作情報を情報提供装置1へ通信部10を介して送信する。
出力部18は、ユーザUが操作部12を操作することによってオプトアウトを選択した場合、オプトアウト情報を情報提供装置1へ通信部10を介して送信する。オプトアウト情報には、オプトアウトが選択されたモデルMまたは配信情報Dに固有の識別情報、またはオプトアウトが選択された店舗に固有の識別情報が含まれる。
また、出力部18は、センサ群13によって検出された情報である検出情報を情報提供装置1へ通信部10を介して送信する。
〔4.情報提供装置1〕
図5は、実施形態に係る情報提供装置1の構成の一例を示す図である。図5に示すように、実施形態に係る情報提供装置1は、通信部20と、記憶部21と、処理部22とを備える。
〔4.1.通信部20〕
通信部20は、例えば、NICなどによって実現される。通信部20は、通信ネットワーク3と有線または無線で接続され、通信ネットワーク3を介して、端末装置2との間で情報の送受信を行う。
〔4.2.記憶部21〕
記憶部21は、例えば、RAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。記憶部21は、ユーザ情報記憶部30と、モデル情報記憶部31と、配信情報記憶部32とを備える。
〔4.2.1.ユーザ情報記憶部30〕
ユーザ情報記憶部30は、ユーザU1,U2,・・・,Umの情報を含むユーザ情報を記憶する。図6は、実施形態に係るユーザ情報記憶部30に記憶されるユーザ情報の一例を示す図である。
図6に示すように、ユーザ情報記憶部30に記憶されるユーザ情報は、「ユーザID(Identifier)」、および「属性」などの情報をユーザU毎に含む。「ユーザID」は、各ユーザUに固有の識別情報である。
「属性」は、ユーザUの属性を示す情報である。ユーザUの属性は、例えば、デモグラフィック属性およびサイコグラフィック属性などである。デモグラフィック属性は、人口統計学的なユーザUの属性であり、例えば、性別、年齢、住所、職業、または年収などである。サイコグラフィック属性は、ユーザUの価値観、ライフスタイル、性格、嗜好などを示す属性である。
図6に示す例では、ユーザID「UA1」のユーザUは、性別が「男性」であり、年齢が「30代」であり、「服」などに興味関心を有している。また、ユーザID「UA2」のユーザUは、性別が「女性」であり、年齢が「20代」であり、「服」などに興味関心を有している。また、ユーザID「UA3」のユーザUは、性別が「男性」であり、年齢が「40代」であり、「車」などに興味関心を有している。
〔4.2.2.モデル情報記憶部31〕
図5に示すモデル情報記憶部31は、モデルM1,M2,M3,M4,・・・,Mnの情報を含むモデル情報を記憶する。図7は、実施形態に係るモデル情報記憶部31に記憶されるモデル情報の一例を示す図である。
図7に示すように、モデル情報記憶部31に記憶されるユーザ情報は、「モデルID」、「モデル」、および「ユーザリスト」などの情報をモデルM毎に含む。「モデルID」は、各モデルMに固有の識別情報である。「モデル」は、配信対象の情報の配信先を決定するモデルMの情報である。
複数のモデルMの各々は、例えば、配信情報Dに対してユーザUが興味関心を有するか否かを判定するモデルである。複数のモデルMは、例えば、互いに異なる対象Tに対応するモデルである。以下において、配信情報Dに対してユーザUが興味関心を有するか否かを判定するモデルを興味関心モデルと記載する場合がある。
対象Tは、例えば、情報提供装置1から提供される情報がウェブコンテンツの情報である場合、ウェブコンテンツの種別を示す。ウェブコンテンツの種別は、情報提供装置1から提供される情報がニュースのウェブコンテンツである場合、例えば、政治、経済、国際、企業、芸能、スポーツ、趣味、または社会などである。また、対象Tは、例えば、これらを細分化した対象であってもよく、例えば、趣味を細分化した対象として、車、自転車、バイク、映画、音楽、キャンプ、または旅行などであってもよい。
また、ウェブコンテンツの種別は、情報提供装置1から提供される情報が動画コンテンツである場合、例えば、国内映画、国内ドラマ、国内アニメ、外国映画、外国ドラマ、外国アニメ、バラエティ、ドキュメンタリー、スポーツ、またはニュースなどである。
また、対象Tは、例えば、情報提供装置1から提供される情報が電子メールの情報である場合、電子メールで示される情報の種別を示す。電子メールで示される情報は、情報提供装置1から提供される情報が趣味に関する情報である場合、例えば、車、自転車、バイク、映画、音楽、キャンプ、または旅行などである。
また、複数のモデルMは、例えば、ユーザコンテキスト毎のモデルを含んでいてもよい。この場合、モデルMは、例えば、ユーザUのコンテキストがモデルで規定されたコンテキストか否かを判定するモデルであり、例えば、端末装置2から送信される検出情報を入力とし、ユーザUのコンテキストがモデルで規定されたコンテキストか否かを判定する。例えば、モデルMは、「PC(Personal Computer)を買った」、「店舗Aに行った」、または「料理を作っている」などの各種ユーザコンテキストを推定するモデルである。以下において、ユーザコンテキスト毎のモデルをユーザコンテキストモデルと記載する場合がある。
「ユーザリスト」は、モデルMに関連付けられたユーザUのリストであり、モデルMに関連付けられた各ユーザUのユーザIDである。図7に示す例では、モデルID「MA1」のモデルは、「モデルM1」であり、ユーザIDが「UA1」、「UA2」、および「UA3」などのユーザIDが関連付けられている。モデルID「MA2」のモデルは、「モデルM2」であり、ユーザIDが「UA2」、「UA4」、および「UA5」などのユーザIDが関連付けられている。
また、モデルID「MA3」のモデルは、「モデルM3」であり、ユーザIDが「UA1」、「UA3」、および「UA6」などのユーザIDが関連付けられている。モデルID「MA4」のモデルは、「モデルM4」であり、ユーザIDが「UA3」、「UA4」、および「UA5」などのユーザIDが関連付けられている。
〔4.2.3.配信情報記憶部32〕
図5に示す配信情報記憶部32は、ユーザUに配信される情報である配信情報Dを記憶する。配信情報記憶部32に記憶される配信情報Dは、ニュースなどのウェブコンテンツまたは電子メールでユーザUに提供される情報などであり、広告コンテンツを含んでいてもよい。配信情報Dがニュースなどのウェブコンテンツである場合、配信情報Dは端末装置2にタイムライン表示されるが、配信情報Dは端末装置2でタイムライン表示される情報に限定されない。
〔4.3.処理部22〕
図5に示す処理部22は、コントローラであり、例えば、CPUまたはMPUなどによって、情報提供装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報提供プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、処理部22は、例えば、ASICまたはFPGAなどの集積回路により実現されてもよい。
処理部22は、通信部20によって取得された情報および記憶部21に記憶されている情報などに基づいて、端末装置21,22,・・・,2mとの間で情報の送受信を行う。処理部22は、取得部40と、配信部41と、受付部42と、通知部43と、決定部44とを備える。
〔4.3.1.取得部40〕
取得部40は、端末装置2から送信される情報を通信ネットワーク3経由で取得する。端末装置2から送信される情報は、例えば、ユーザUによる操作部12への操作に応じた情報である操作情報またはセンサ群13によって検出された情報である検出情報である。端末装置2から送信される操作情報には、例えば、評価情報またはオプトアウト情報などが含まれる。
〔4.3.2.配信部41〕
配信部41は、配信対象の情報の配信先を決定する複数のモデルMを用いて、配信情報Dを端末装置2へ通信部20および通信ネットワーク3を介して送信することで、配信情報DをユーザUに配信する。
配信部41は、モデルMが興味関心モデルである場合、配信情報Dを複数のモデルMに入力し、複数のモデルMのうち予め設定された配信条件を満たすモデルMに関連付けられたユーザUを配信情報Dの配信先として決定し、決定した配信先のユーザUに配信情報Dを配信する。予め設定された配信条件は、例えば、出力されるスコアが予め設定された閾値以上であり且つ複数のモデルMのうち最も高いスコアを出力するモデルMであるが、かかる例に限定されない。
例えば、配信情報D1をモデルM1,M2,M3,M4,・・・,Mnに入力した場合に、モデルM1,M2,M3,M4,・・・,Mnから出力されるスコアのうち最も高いスコアが予め設定された閾値以上であり且つモデルM1から出力されるスコアであるとする。また、モデル情報記憶部31に記憶されているモデル情報が図7に示す状態であるとする。この場合、配信部41は、ユーザIDが「UA1」、「UA2」、および「UA3」などのユーザUを配信情報D1の配信先となるユーザUとして決定する。
また、配信情報D2をモデルM1,M2,M3,M4,・・・,Mnに入力した場合に、モデルM1,M2,M3,M4,・・・,Mnから出力されるスコアのうち最も高いスコアが予め設定された閾値以上であり且つモデルM2から出力されるスコアであるとする。また、モデル情報記憶部31に記憶されているモデル情報が図7に示す状態であるとする。この場合、配信部41は、ユーザIDが「UA2」、「UA4」、および「UA5」などのユーザUを配信先となるユーザUとして決定する。
また、配信部41は、モデルMがユーザコンテキストモデルである場合、端末装置2から送信され取得部40で取得される検出情報を各ユーザコンテキストモデルに入力し、各ユーザコンテキストモデルが出力するスコアのうち予め設定された配信条件を満たすユーザコンテキストモデルを判定する。予め設定された配信条件は、例えば、出力されるスコアが予め設定された閾値以上であることなどであるが、かかる例に限定されない。
各ユーザコンテキストモデルには配信情報Dが関連付けられており、配信部41は、予め設定された閾値以上のスコアを出力するユーザコンテキストモデルに関連付けられた配信情報Dを、検出情報に対応するユーザUに配信する。
例えば、モデルM1がユーザコンテキストモデルであり、配信情報D1がモデルM1に関連付けられているとする。また、ユーザU1の端末装置21からの検出情報をモデルM1に入力した場合に、モデルM1から出力されるスコアが、予め設定された閾値以上であるとする。この場合、配信部41は、配信情報D1をユーザU1に配信する。
また、配信部41は、検出情報に代えてまたは加えて、ユーザUによる端末装置2の操作履歴、端末装置2の位置情報、またはユーザUのスケジュール情報などをモデルMへの入力情報として、配信先のユーザUを決定することもできる。
また、配信部41は、配信した配信情報DがユーザUによって選択された場合、ユーザUに選択された配信情報Dの詳細な情報を端末装置2へ通信部20および通信ネットワーク3を介して送信することで、ユーザUによって選択された配信情報Dの詳細な情報をユーザUに配信する。
配信部41は、例えば、複数の配信情報Dを複数のモデルMに入力した場合に、モデルMから出力されるスコアが高い配信情報Dほど優先的に上位表示されるように複数の配信情報Dを配信することができる。
例えば、配信情報D3、配信情報D2、配信情報D1、配信情報D5、および配信情報D4の順にモデルMから出力されるスコアが高いとする。この場合、配信部41は、配信情報D3が最上位に表示され、配信情報D2が2番目の上位に表示され、配信情報D1が3番目の上位に表示され、配信情報D5が4番目の上位に表示され、配信情報D4が5番目の上位に表示されるように配信情報D1,D2,D3,D4,D5を配信する。
また、複数の配信情報Dがニュースのコンテンツであり、端末装置2において複数の配信情報Dがタイムライン表示されるとする。この場合、配信部41は、同時期のニュースであれば、モデルMから出力されるスコアが高いほど上位に表示され、異なる時期のニュースであれば、現時点に近いニュースほど上位に表示されるように、複数の配信情報Dを配信する。各モデルMには重み付けを行うことができ、重みを大きくすることでモデルMから出力されるスコアを大きくすることができ、重みを小さくすることでモデルMから出力されるスコアを小さくすることができる。
なお、モデル情報記憶部31において、オプトアウトを選択したユーザUのユーザIDは、オプトアウトが選択されたモデルMの関連付けから除外される。そのため、ユーザUがオプトアウトを選択したモデルMに対応する配信対象の情報はオプトアウトを選択したユーザUに配信されない。
また、配信部41は、ユーザUはモデルMに予め関連付けられていなくてもよい。この場合、配信部41は、ユーザUの興味関心を推定する推定モデルに基づいて、ユーザUの興味関心を推定することができる。かかる推定モデルは、ユーザ情報を入力とし、対象Tに対してユーザUが興味関心を有するか否かを判定するモデルであり、対象T毎に設けられる。そして、配信部41は、推定したユーザUの興味関心と一致又は類似する対象Tに対応するモデルMを特定することで、ユーザUをモデルMに関連付けることができる。
〔4.3.3.受付部42〕
受付部42は、通信ネットワーク3を介して通信部20で受信されたオプトアウト情報を受け付ける。オプトアウト情報は、モデルMに対してオプトアウトを選択した旨の情報である。
受付部42は、受け付けたオプトアウト情報に基づいて、モデル情報記憶部31に記憶されているモデル情報を更新する。例えば、受付部42は、ユーザU1によるモデルM1に対するオプトアウト情報を受け付けた場合、モデル情報記憶部31のモデル情報において、モデルM1に対してユーザU1のユーザIDを関連付けた状態から関連付けられていない状態へ変更する。
〔4.3.4.通知部43〕
通知部43は、複数のモデルM1,M2,M3,M4,・・・,Mnのうち組み合わせが互いに異なる2以上のモデルMを各々含む複数のモデル群MG1,MG2,・・・,MGpの各々を優先的に用いた場合に配信部41から配信される複数の情報群IG1,IG2,・・・,IGpを各々含む評価問い合わせ情報をユーザUに通知する。
通知部43は、例えば、モデル群MGに含まれる2以上のモデルMの重みを大きくするかモデル群MGに含まれる2以上のモデルM以外のモデルMの重みを小さくすることによって、モデル群MGを優先的に用いる。なお、通知部43は、例えば、モデル群MGに含まれる2以上のモデルM以外のモデルMを用いないことで、モデル群MGを優先的に用いることもできる。
複数のモデル群MG1,MG2,・・・,MGpは、全ユーザUに共通であってもよく、ユーザUの属性に応じて異なっていてもよい。例えば、通知部43は、ユーザUの属性が不明である場合、全ユーザUに共通のモデル群MGを優先的に用いた場合に配信部41から配信される情報群IGを情報群IG毎にユーザUに通知する。
また、通知部43は、ユーザ情報記憶部30に記憶されたユーザ情報によってユーザUの属性が示されている場合、ユーザUの属性に応じたモデル群MGを優先的に用いた場合に配信部41から配信される情報群IGを情報群IG毎にユーザUに通知する。
ユーザUの属性に応じた複数のモデル群MGの各々に含まれる2以上のモデルは、例えば、同一属性のユーザUの平均評価が予め設定された閾値以上であった2以上のモデルであってもよい。これにより、通知部43は、情報群IGのユーザUへの通知に優先的に用いるモデル群MGの数を低減することができる。
ユーザUの属性に応じた複数のモデル群MGは、例えば、20代男性に対応する複数のモデル群MG、30代男性に対応する複数のモデル群MG、20代女性に対応する複数のモデル群MG、30代女性に対応する複数のモデル群MGなどである。
複数のモデル群MGは、互いに一部のモデルMが含まれているが、含まれるすべてのモデルMが互いに異なっていてもよい。この場合、各モデル群MGに含まれる2以上のモデルMは、互いに類似するモデルMであることが好ましいが、互いに類似しないモデルMであってもよい。また、複数のモデル群MGは、互いに一部が共通し一部が異なる2以上のモデルMを含む1以上のモデル群MGと、含まれるすべてのモデルMが互いに異なる1以上のモデル群MGとを含んでいてもよい。
通知部43によって複数の情報群IGがユーザUに通知されるタイミングは、例えば、ユーザUに対して配信情報Dを配信するサービスである配信サービスの提供を開始する前のタイミングであるが、かかる例に限定されない。
例えば、通知部43は、配信サービスが開始された後に、配信サービスを利用中のユーザUに複数の情報群IGを通知することもできる。この場合、通知部43は、配信サービスが開始された後にユーザUによってオプトアウトが選択されたモデルMは、モデル群MGから除外したり、重みを小さくしたりすることができる。また、通知部43は、ユーザUの属性に応じて、複数の情報群IGをユーザUに通知するタイミングを変えることができる。
通知部43は、ユーザUから複数の情報群IGに対する評価をまとめて取得することができるように、複数の情報群IGを同時にユーザUに順次配信するが、かかる例に限定されない。例えば、通知部43は、ユーザUから複数の情報群IGに対する評価を順次取得することができるように、時間を空けて複数の情報群IGを順次ユーザUに配信することもできる。
通知部43は、各モデル群MGに含まれる2以上のモデルMの組み合わせを変えた複数のモデル群MGをユーザUに配信する配信処理を、時間間隔を空けて繰り返すこともできる。
図8は、実施形態に係る端末装置2の表示部11に表示される情報群IGを含む評価問い合わせ情報の一例を示す図である。図8に示す評価問い合わせ情報60には、情報群領域61と、問い合わせ情報領域62とが含まれている。
情報群領域61には、配信情報D1,D2,D3,D4などを含む情報群IG1が含まれる。問い合わせ情報領域62は、「以下の情報群IG1は好ましいですか?」の文字、Yesボタン63、およびNoボタン64などが含まれる。ユーザUが端末装置2の操作部12を操作することによってYesボタン63またはNoボタン64を選択することで、端末装置2から評価情報が情報提供装置1へ送信される。
端末装置2から情報提供装置1へ送信される評価情報には、情報群領域61に含まれる情報群IG1に対するユーザUの評価を示す情報が含まれる。かかる評価情報は、例えば、Yesボタン63が選択された場合に、高い評価を示す情報が含まれ、Noボタン64が選択された場合に、低い評価を示す情報が含まれる。
図9は、実施形態に係る端末装置2の表示部11に表示される情報群IGを含む評価問い合わせ情報の他の例を示す図である。図9に示す評価問い合わせ情報60において、情報群領域61には、配信情報D2,D3,D4,D5などの含む情報群IG2が含まれる。
このように、通知部43は、複数のモデル群MG1,MG2,・・・,MGpの各々を優先的に用いた場合に配信部41から配信される複数の情報群IG1,IG2,・・・,IGpを各々含む評価問い合わせ情報をユーザUに通知する。
なお、問い合わせ情報領域62において情報群IGに対するユーザUによる評価を入力するためのUI(User Interface)は、Yesボタン63およびNoボタン64に限定されない。例えば、問い合わせ情報領域62において情報群IGに対するユーザUによる評価を入力するためのUIは、ユーザUの評価を3段階以上の評価の中から選択できるスライドバーまたはラジオボタンなどであってもよい。
図10は、実施形態に係る端末装置2の表示部11に表示される情報群IGを含む評価問い合わせ情報のさらに他の例を示す図である。図10に示す評価問い合わせ情報60において、問い合わせ情報領域62には、スライドバー65が含まれる。
この場合、ユーザUが端末装置2の操作部12を操作することによってスライドバー65を操作することで、端末装置2から評価情報が情報提供装置1へ送信される。評価情報には、スライドバー65の操作位置の情報がユーザUの評価を示す情報として含まれる。
また、通知部43は、各情報群IGに対するユーザUの評価の問い合わせを明示的に行わなくてもよい。すなわち、通知部43は、問い合わせ情報領域62を含まない評価問い合わせ情報60をユーザUに通知することもできる。
また、通知部43は、複数の情報群IGのうち最も望ましい情報群IGをユーザUに評価させることができる。この場合、通知部43は、例えば、複数の情報群IGの各々を切り替え表示可能に端末装置2に表示させ、複数の情報群IGのうち最も望ましい情報群IGをユーザUに選択させることで、最も望ましい情報群IGをユーザUに評価させる。最も望ましい情報群IGは、評価が最も高い情報群の一例である。
また、通知部43は、配信情報Dが電子メールでユーザUに配信されるコンテンツである場合、電子メールに含まれる配信情報Dの数、通知される電子メールの数、または通知される電子メールの配信頻度などの希望をユーザUに問い合わせることもできる。
〔4.3.5.決定部44〕
図5に示す決定部44は、複数の情報群IGの各々に対するユーザUの評価に基づいて、ユーザUに対して配信部41で用いるモデルMを決定する。そして、決定部44は、決定した結果に基づいて、モデルMとユーザUとの関連付けを更新する。
ここで、配信情報Dを配信するサービスである配信サービスの提供を開始する前において通知部43から評価問い合わせ情報が送信される場合、すべてのモデルMに対してユーザUが関連付けられていない。決定部44は、通知部43からの評価問い合わせ情報のユーザUへの通知がユーザUに対して配信サービスの提供を開始する前であれば、ユーザUに対して配信部41で用いるモデルMとして決定したモデルMにユーザUを関連付ける。
例えば、決定部44が、複数の情報群IGの各々に対するユーザU1の評価に基づいて、ユーザU1に対して配信部41で用いるモデルMとして、モデルM1,M3,M5を決定したとする。この場合、決定部44は、モデルM1,M3,M5に対してユーザU1を関連付ける。具体的には、決定部44は、モデル情報記憶部31に記憶されているモデル情報において、モデルM1,M3,M5に対してユーザU1のユーザIDを関連付ける。
また、配信情報Dを配信するサービスである配信サービスの提供を開始した後において通知部43から評価問い合わせ情報が送信される場合、すべてのモデルMに対してユーザUが関連付けられている。
ここで、通知部43からの評価問い合わせ情報のユーザUへの通知がユーザUに対して配信サービスの提供を開始した後であり、決定部44が、複数の情報群IGの各々に対するユーザU1の評価に基づいて、ユーザU1に対して配信部41で用いるモデルMとして、モデルM1,M3,M5を決定したとする。
この場合、決定部44は、モデル情報記憶部31に記憶されているモデル情報において、モデルM1,M3,M5に対してユーザU1のユーザIDの関連付けを維持し、モデルM1,M3,M5以外のモデルMに対してユーザU1の関連付けを解除する。
なお、モデル情報記憶部31に記憶されているモデル情報において、配信サービスの提供を開始する前にすべてのモデルMに対してユーザUが予め関連付けられていてもよい。この場合、決定部44は、通知部43からの評価問い合わせ情報のユーザUへの通知がユーザUに対して配信サービスの提供を開始する前である場合、ユーザUに対して配信部41で用いるモデルMとして決定したモデルM以外のモデルMに対するユーザUの関連付けを解除する。
決定部44は、端末装置2から送信され通信ネットワーク3および通信部20を介して受信された評価情報から情報群IGに対するユーザUの評価を抽出する。決定部44は、評価情報から抽出したユーザUの評価に基づいて、ユーザUに対して配信部41で用いるモデルMを決定する。
また、決定部44は、通知部43から端末装置2に通知される評価問い合わせ情報に問い合わせ情報領域62が含まれない場合、情報群IGに含まれる複数の配信情報DのうちユーザUによってタップ操作またはクリック操作などで選択された配信情報Dの数が多いほど情報群IGに対するユーザUによる評価が高いと判定する。そして、決定部44は、判定した情報群IGに対するユーザUによる評価に基づいて、ユーザUに対して配信部41で用いるモデルMを決定する。
決定部44は、ユーザUの評価が閾値以上である複数のモデル群MGにそれぞれ含まれる複数のモデルMをユーザUに関連付けるモデルMとして決定することができる。また、決定部44は、ユーザUの評価が閾値以上である複数のモデル群MGに共通に含まれる複数のモデルMをユーザUに関連付けるモデルMとして決定することもできる。
また、決定部44は、複数の情報群IGの各々に対するユーザUの評価の組み合わせ毎にユーザUに対して配信部41で用いるモデルMが関連付けられている場合、複数の情報群IGの各々に対するユーザUの評価の組み合わせに基づいて、ユーザUに対して配信部41で用いるモデルMを決定することができる。
また、決定部44は、学習済みモデルを用いて、ユーザUに対して配信部41で用いるモデルMを決定することができる。学習済みモデルは、例えば、複数の情報群IGの各々に対するユーザUの評価の組み合わせを入力とし、モデルM毎のスコアを出力する計算モデルである。決定部44は、学習済みモデルから出力されるモデルM毎のスコアのうち予め設定された閾値以上であるモデルMをユーザUに対して配信部41で用いるモデルMとして決定する。
学習済みモデルは、例えば、複数の情報群IGの各々に対するユーザUの評価と、各モデルMに対する非オプトアウト率とを含むデータセットを学習用データとして用いて生成される。各モデルMに対する非オプトアウト率は、複数の情報群IGの各々に対する評価を行って配信部41で用いるモデルMが決定された複数のユーザUが各モデルMに対してオプトアウトした割合である。
なお、学習済みモデルは、上述した例に限定されない。また、学習済みモデルは、例えば、ニューラルネットワークであるが、線形回帰またはロジスティック回帰などの学習アルゴリズムで生成される計算モデルであってもよい。また、学習済みモデルは、すべてのユーザUに共通に生成されてもよく、ユーザUの属性毎に生成されてもよい。
ユーザUに対して配信部41で用いるモデルとして決定部44によって決定されるモデルMは、複数のモデル群MGに含まれるモデルMに限定されない。例えば、決定部44は、複数のモデル群MGに含まれるモデルMに加えてまたは代えて、複数のモデル群MGに含まれる複数のモデルM以外のモデルをユーザUに対して配信部41で用いるモデルとして決定することもできる。
また、決定部44は、複数の情報群IGのうち最も望ましい情報群IGをユーザUに評価させた場合、最も望ましい情報群IGとしてユーザUに評価された情報群IGに対応するモデル群MGに含まれる2以上のモデルMをユーザUに対して配信部41で用いるモデルMとして決定する。
また、決定部44は、複数の情報群IGのうちユーザUが理想的と評価したモデル群MGに含まれる2以上のモデルMをユーザUに対して配信部41で用いるモデルMとして決定することもできる。この場合、通知部43は、ユーザUが理想的と評価するまで、情報群IGを変更しながらユーザUに情報群IGを通知する。
また、決定部44は、配信情報Dが電子メールでユーザUに配信されるコンテンツであり、電子メールに含まれる配信情報Dの数、通知される電子メールの数、または通知される電子メールの配信頻度などのユーザUの希望がある場合、ユーザUの希望に応じて配信部41で用いるモデルMの数を決定する。
例えば、決定部44は、電子メールに含まれる配信情報Dの数または通知される電子メールの数についてユーザUから希望が通知された場合、複数のモデルMのうち学習済みモデルから出力されるスコアの高いモデルMをユーザUが希望した数に応じた数だけ選択することができる。
また、決定部44は、通知される電子メールの配信頻度についてユーザUから希望が通知された場合、複数のモデルMのうち学習済みモデルから出力されるスコアの高いモデルMをユーザUが希望した頻度に応じた数だけ選択することができる。
〔5.処理手順〕
次に、実施形態に係る情報提供装置1の処理部22による情報処理の手順について説明する。図11は、実施形態に係る情報提供装置1の処理部22による情報処理の流れの一例を示すフローチャートであり、例えば、ユーザU毎に実行される。
図11に示すように、処理部22は、対象ユーザがあるか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10の処理において、複数の情報群IGを含む評価問い合わせ情報60の通知が必要になったユーザUがある場合に、対象ユーザがあると判定する。
処理部22は、対象ユーザがあると判定した場合(ステップS10:Yes)、対象ユーザに用いる複数のモデル群MGを決定する(ステップS11)。そして、処理部22は、ステップS11で決定した複数のモデル群MGの各々を優先的に用いた場合に配信部41から配信される複数の情報群IGを含む評価問い合わせ情報60を対象ユーザに通知する(ステップS12)。
次に、処理部22は、複数の情報群IGに対する対象ユーザの評価に基づいて、対象ユーザに用いるモデルMを決定する(ステップS13)。そして、処理部22は、ステップS13の決定結果に基づいて、モデルMと対象ユーザとの関連付けを更新する(ステップS14)。
ステップS14の処理において、処理部22は、配信情報Dを配信するサービスである配信サービスの提供を対象ユーザに対して開始する前である場合、記憶部21に記憶されているモデル情報において、対象ユーザに対してステップS13で決定したモデルMに対象ユーザを関連付ける。また、処理部22は、配信サービスの提供を対象ユーザに対して開始した後である場合、記憶部21に記憶されているモデル情報において、対象ユーザに対してステップS13で決定したモデルM以外のモデルMに対して対象ユーザの関連付けを解除する。
処理部22は、ステップS14の処理が終了した場合、または対象ユーザがないと判定した場合(ステップS10:No)、動作終了タイミングになったか否かを判定する(ステップS15)。処理部22は、例えば、情報提供装置1の電源がオフにされた場合、または操作部12への操作によって終了操作が行われたと判定した場合に、動作終了タイミングになったと判定する。
処理部22は、動作終了タイミングになっていないと判定した場合(ステップS15:No)、処理をステップS10へ移行し、動作終了タイミングになったと判定した場合(ステップS15:Yes)、図11に示す処理を終了する。
〔6.変形例〕
通知部43は、例えば、属性が類似する他のユーザUがオプトアウトする確率が閾値以上であるモデルMをモデル群MGに含めないことができる。これにより、情報提供装置1は、モデル群MGの数またはモデル群MGに含まれるモデルMの数を低減することができる。
また、通知部43は、ユーザUによる端末装置2の操作部12への操作に基づいて情報群IGに含まれる配信情報Dの数を変更することができる。例えば、通知部43は、情報群IGが表示された端末装置2でスクロール操作されて表示される配信情報Dの数が多いほど、情報群IGに含まれる配信情報Dの数を多くすることができる。これにより、情報提供装置1は、ユーザUの評価精度を上げることができる。
また、通知部43は、ユーザUによる端末装置2の操作部12への操作に基づいて、モデル群MGに含まれるモデルMの数を変更することができる。例えば、通知部43は、情報群IGが表示された端末装置2でスクロール操作されて表示される配信情報Dの数が多いほど、モデル群MGに含まれるモデルMの数を多くすることができる。これにより、情報提供装置1は、情報群IGの数を低減することができる。
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報提供装置1または端末装置2は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ80によって実現される。以下、情報提供装置1を例に挙げて説明する。図12は、実施形態に係る情報提供装置1の機能を実現するコンピュータ80の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ80は、CPU81、RAM82、ROM(Read Only Memory)83、HDD(Hard Disk Drive)84、通信インターフェイス(I/F)85、入出力インターフェイス(I/F)86、およびメディアインターフェイス(I/F)87を有する。
CPU81は、ROM83またはHDD84に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM83は、コンピュータ80の起動時にCPU81によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ80のハードウェアに依存するプログラムなどを記憶する。
HDD84は、CPU81によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータなどを記憶する。通信インターフェイス85は、通信ネットワーク3(図2参照)を介して他の機器からデータを受信してCPU81へ送り、CPU81が生成したデータを、通信ネットワーク3を介して他の機器へ送信する。
CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、ディスプレイやプリンタなどの出力装置、および、キーボードまたはマウスなどの入力装置を制御する。CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU81は、入出力インターフェイス86を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス87は、記録媒体88に記憶されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM82を介してCPU81に提供する。CPU81は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス87を介して記録媒体88からRAM82上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体88は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)などの光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)などの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリなどである。
例えば、コンピュータ80が実施形態に係る情報提供装置1として機能する場合、コンピュータ80のCPU81は、RAM82上にロードされたプログラムを実行することにより、処理部22の機能を実現する。また、HDD84には、記憶部21内のデータが記憶される。コンピュータ80のCPU81は、これらのプログラムを記録媒体88から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信ネットワーク3を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図5に示した取得部40、配信部41、受付部42、通知部43、および決定部44のうち2以上が統合されてもよい。また、例えば、記憶部21に記憶される情報は、通信ネットワーク3を介して、外部に備えられた所定の記憶装置に記憶されてもよい。
また、情報提供装置1は、2以上のサーバ装置で構成されてもよく、この場合、情報提供装置1は、例えば、処理サーバと、ストレージサーバとを含む構成を有する。また、上述してきた実施形態および変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報提供装置1は、配信部41と、通知部43と、決定部44とを備える。配信部41は、配信対象の情報の配信先を決定する複数のモデルMを用いて、配信対象の情報を配信する。通知部43は、複数のモデルMのうち組み合わせが互いに異なる2以上のモデルMを各々含む複数のモデル群MGの各々を優先的に用いた場合に配信部41から配信される複数の情報群IGをユーザUに通知する。決定部44は、複数の情報群IGの各々に対するユーザUの評価に基づいて、ユーザUに対して配信部41で用いるモデルMを決定する。これにより、情報提供装置1は、ユーザUによるオプトアウト操作の負担を軽減しつつ、ユーザUに対する適切な配信を行うことができる。
また、決定部44は、ユーザUの評価に基づいて、複数のモデル群MGに含まれる複数のモデルMの中からユーザUに対して配信部41で用いる1以上のモデルを決定する。これにより、情報提供装置1は、ユーザUが直接確認した情報に対応するモデルMをユーザUに対して配信部41で用いるモデルMを決定することができることから、ユーザUに対して配信部41で用いるモデルMを精度よく決定することができる。
また、決定部44は、ユーザUの評価に基づいて、複数のモデル群MGに含まれる複数のモデルM以外のモデルMをユーザUに対して配信部41で用いるモデルMとして決定する。これにより、情報提供装置1は、例えば、モデル群MGに含まれるモデルMの数を低減しつつ、ユーザUに対する適切な配信を行うことができる。
また、通知部43は、複数のモデル群MGの各々に含まれる2以上のモデルMの重みを大きくするか複数のモデル群MGの各々に含まれる2以上のモデルM以外のモデルMの重みを小さくすることによって複数のモデル群MGの各々を優先的に用いる。これにより、情報提供装置1は、例えば、複数のモデル群MGの各々に含まれる2以上のモデルMの重みを大きくする処理により、複数のモデル群MGの各々を優先的に用いることができる。
また、決定部44は、複数の情報群IGのうちユーザUの評価が最も高い情報群IGに対応するモデル群MGに含まれる2以上のモデルMをユーザUに対して配信部41で用いるモデルMとして決定する。これにより、情報提供装置1は、例えば、ユーザUの最も適したモデル群MGを用いてユーザUに対する配信を行うことができる。
また、配信部41によって配信される配信対象の情報は、ユーザUの端末装置2にタイムライン表示される情報を含む。これにより、情報提供装置1は、タイムライン表示される配信対象の情報について、ユーザUによるオプトアウト操作の負担を軽減しつつ、ユーザUに対する適切な配信を行うことができる。
また、配信部41によって配信される配信対象の情報は、電子メールによって配信される情報を含む。これにより、情報提供装置1は、電子メールによって配信される配信対象の情報について、ユーザUによるオプトアウト操作の負担を軽減しつつ、ユーザUに対する適切な配信を行うことができる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。