JP7311346B2 - 推定装置および推定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、推定装置および推定方法に関する。
従来、HEV(Hybrid Electric Vehicle)やEV(Electric Vehicle)に搭載されるリチウムイオン二次電池(LIB:Lithium-Ion rechargeable Battery)等の充電状態(SOC:State Of Charge)を推定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、従来技術にあっては、電流積算方式によりSOCを推定している。
特開2011-106952号公報
しかしながら、電流積算方式では、電流センサの測定誤差が蓄積され、かかる測定誤差の蓄積によってSOCの推定にも誤差が生じるなど、SOCの推定精度が低下するおそれがあった。このように、従来技術には、SOCの推定精度を向上させるという点で改善の余地があった。なお、上記したSOCは、例えば電池の充電率である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電池の充電率の推定精度を向上させることができる推定装置および推定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、推定装置において、検出部と、推定部とを備える。検出部は、電池の閉回路電圧を複数回検出する。推定部は、前記検出部によって複数回検出された前記閉回路電圧のうち、所定期間に検出された前記閉回路電圧の変化量を算出し、算出された前記変化量に基づいて前記電池の充電率を推定する。
本発明によれば、電池の充電率の推定精度を向上させることができる。
図1Aは、実施形態に係る電池システムの構成を示すブロック図である。 図1Bは、実施形態に係るSOCの推定方法の概要を示す図である。 図1Cは、実施形態に係るSOCの推定方法の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る推定装置を含む電池システムの構成を示すブロック図である。 図3は、OCV-SOC特性曲線の一例を示す図である。 図4は、CCV変化量-SOC特性曲線の一例を示す図である。 図5は、検出値情報の一例を示す図である。 図6は、推定装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する推定装置および推定方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下では、推定装置が、車両に搭載されるリチウムイオン二次電池(以下、LIBと記載する)の充電率、すなわちLIBのSOCを推定する場合を一例に挙げて説明する。なお、推定装置の対象は、車両に搭載されるLIBに限定されず、任意の機器に搭載されるLIBであってよい。
先ず、図1A~図1Cを用いて、実施形態に係るSOCの推定方法の概要について説明する。図1Aは、実施形態に係る電池システム1の構成を示すブロック図である。
図1Aに示すように、電池システム1は、推定装置10と、電池制御装置40と、発電機11と、スタータ12と、鉛バッテリ13と、補機14と、LIB15と、DCDCコンバータ16と、第1スイッチ17と、第2スイッチ18とを備える。つまり、電池システム1は、鉛バッテリ13およびLIB15の2つの電池を備える2電源システムである。なお、電池システム1は、2電源システムに限定されるものではなく、少なくともリチウムイオン二次電池を備える電源システムであれば、電池の数が1つであっても、3つ以上であってもよい。
電池制御装置40は、鉛バッテリ13およびLIB15の充電や放電を制御したり、発電機11、スタータ12および補機14などの動作を制御したりする。電池制御装置40は、例えば、上位ECU(Electronic Control Unit)である。
具体的には、電池制御装置40は、例えば、推定装置10によって推定されたSOCに基づき、第1スイッチ17や第2スイッチ18、補機14等を制御する。また、電池制御装置40は、例えば、LIB15から他機器(鉛バッテリ13および補機14)へ電力を供給する際に、DCDCコンバータ16を制御する。
発電機11は、エンジンの回転を動力源として電力を生成する機器である。また、車両の減速時には回生ブレーキによる回生電力を生成する。なお、発電機11は、オルタネータやジェネレータとも呼ばれる。
また、発電機11は、例えば電池制御装置40からの指示に応じて電力を生成してもよい。そして、例えば発電した電力を鉛バッテリ13やLIB15へ供給することで、鉛バッテリ13やLIB15を充電する。
スタータ12は、例えば電気モータを備え、エンジンを始動する始動装置である。かかるスタータ12は、車両に備わる負荷である。なお、図1Aに示す例では、電池システム1がスタータ12と発電機11とを備える構成としたが、例えば、電池システム1がスタータ12および発電機11の代わりに、ISG(Integrated Starter Generator)などを備えてもよい。
鉛バッテリ13は、電極に鉛を用いた二次電池である。補機14は、車両に備わる電子機器等の負荷である。例えば、負荷である補機14としては、ナビゲーション装置やオーディオ、エアーコンディショナ等が挙げられる。また、補機14は、例えば、PCS(Pre-crash Safety System)やAEB(Advanced Emergency Braking System)などの車両制御を行う車両制御装置、車両の窓の開閉などを行う種々の電気モータであってもよい。
LIB15は、充電または放電を行う二次電池である。なお、LIB15としては、鉄系のLIBを用いることができるが、これに限定されるものではない。
DCDCコンバータ16は、鉛バッテリ13とLIB15との間および補機14とLIB15との間に設けられる。例えば、LIB15から鉛バッテリ13に電力を供給する場合、DCDCコンバータ16は、LIB15の電圧を昇圧する。また、LIB15から補機14に電力を供給する場合、DCDCコンバータ16は、LIB15の電圧を昇圧または降圧する。
第1スイッチ17および第2スイッチ18は、回路の短絡と開放を制御する開閉器(リレー)である。第1スイッチ17は、鉛バッテリ13と発電機11(またはスタータ12)との間に接続される。第2スイッチ18は、LIB15と発電機11(またはスタータ12)との間に接続される。そして、第1スイッチ17および第2スイッチ18の開閉は、上記した電池制御装置40によって制御される。
推定装置10は、図1Bおよび図1Cに示す実施形態に係る推定方法により推定されたSOCを電池制御装置40へ通知する。
図1Bおよび図1Cは、実施形態に係るSOCの推定方法の概要を示す図である。なお、図1Bでは、横軸が時間、縦軸がSOCであるグラフを示すとともに、実施形態に係る推定方法により推定されたSOCを「推定SOC」として実線で示している。また、図1Cでは、横軸がSOC、縦軸がLIB15の充放電中の閉回路電圧(CCV(Closed Circuit Voltage)であるグラフを示している。
先ず、図1Bを参照しつつ説明を続けると、本実施形態に係る推定装置10は、LIB15の電流値に基づいてSOCを推定することができる。例えば、推定装置10は、電流積算方式によりLIB15のSOCを推定することができる。具体的には、推定装置10は先ず、起動時の時刻t0において、初期SOCを算出する(ステップS1)。
例えば、推定装置10は、起動時のLIB15の電圧(正確には、開回路電圧。いわゆるOCV(Open Circuit Voltage))を検出する。推定装置10は、検出されたLIB15のOCVと、OCVとSOCとの関係を示す充電特性(OCV-SOC特性曲線(後述の図3参照))とに基づいて、初期SOCを算出する。続いて、推定装置10は、算出された初期SOCを初期値とした、電流積算方式によるSOCの推定処理を行う。
例えば、推定装置10は、LIB15の電流値を電流センサ71(後述する図2参照)で検出する(ステップS2)。なお、以下では、検出された電流値を「検出電流値」と記載する場合がある。次に、推定装置10は、検出電流値を用いてSOCを電流積算方式により推定する(ステップS3)。
ところで、電流積算方式では、SOCの推定精度が低下するおそれがあった。すなわち、例えば、電流センサで検出された電流値には、例えば電流センサや検出回路などハードウェアの特性による測定誤差が含まれることがある。そのため、電流センサの測定誤差が蓄積され、かかる測定誤差の蓄積によってSOCの推定にも誤差が生じるなど、SOCの推定精度が低下するおそれがあった。
そこで、例えば、電流積算方式によるSOCの推定に加え、LIB15の充放電中の電圧(正確には閉回路電圧(CCV))に基づいたSOCの推定も行い、電流積算方式により推定されたSOCを、CCVを用いて推定されたSOCに更新(補正)することで、SOCの推定精度の向上を図ることが考えらえる。
しかしながら、従来技術に係る推定装置においては、CCVを用いたSOCの推定を精度良く行うことができないおそれがあった。
例えば、従来技術に係る推定装置は、図1Cに想像線で示すように、CCVとSOCとの関係を示す充電特性(CCV-SOC特性曲線Ma)を予め記憶しておく。そして、従来技術では、電圧センサ72(後述する図2参照)で検出されたCCVとCCV-SOC特性曲線Maとに基づいて、SOCの推定を行う。
ここで、LIB15には、個体によって内部抵抗が異なるなど、個体ばらつきがある。そのため、実際のLIB15における充電特性(図1Cに実線で示す)が、CCV-SOC特性曲線Maと一致しない場合がある。なお、図1Cでは、実際のLIB15における充電特性が、CCV-SOC特性曲線Maに対して、CCVが高くなる特性である例を示している。
従って、例えば、第2検出点で検出されるCCVが値K2であった場合、実際のLIB15のSOCは値J2であるにもかかわらず、従来技術では、CCVの値K2とCCV-SOC特性曲線Maとに基づき、SOCを値J2aと推定してしまい、誤差が生じ得る。このように、従来技術に係る推定装置においては、個体ばらつきなどの外乱の影響を受けて、CCVを用いたSOCの推定を精度良く行うことができないおそれがあった。
そこで、本発明者は鋭意研究を重ねた結果、所定期間に検出されたCCVの変化量は、個体ばらつきなどの外乱の影響を受けにくく、かかるCCVの変化量を用いることで、SOCの推定精度を向上させることができるという知見を得た。これについて、図1Cを参照しつつ説明する。なお、ここでは、LIB15の放電時のSOCの推定を例に挙げて説明する。
例えば、本実施形態にあっては、SOCが値J1から値J2まで変化した期間、言い換えれば、LIB15の放電によりSOCが値J1から値J2まで所定SOC分減少した期間を所定期間とする。なお、ここでの値J1や値J2は、例えば、電流積算方式によって推定されたSOCを用いることができるが、これに限定されるものではない。
SOCが値J1である第1検出点(時刻t1)のときに検出されるCCVは、値K1である。SOCが値J2である第2検出点(時刻t2)のときに検出されるCCVは、値K2である。従って、実際のLIB15において、所定期間に検出されたCCVの変化量は、値K1から値K2を減算した「変化量L」となる。
他方、CCV-SOC特性曲線Maで示されるような基準となるLIBの場合、SOCが値J1である第1検出点(時刻t1)のときのCCVは、値Ka1である。SOCが値J2である第2検出点(時刻t2)のときのCCVは、値Ka2である。従って、基準となるLIB、言い換えると、実際のLIB15とは異なるLIBにおいて、所定期間に検出されたCCVの変化量は、値Ka1から値Ka2を減算した「変化量La」となる。
ここで、「変化量L」と「変化量La」とを比較すると、「変化量L」と「変化量La」とは、同様な値となっており、差は無いあるいはほとんど無い。すなわち、例えばLIB15と基準となるLIBとの間に個体ばらつきなどの外乱があったとしても、所定期間に検出されたCCVの「変化量L」と「変化量La」とは、同様な値となることが分かる。換言すれば、所定期間に検出されたCCVの変化量は、個体ばらつきなどの外乱の影響を受けにくいことが分かる。
そこで、本実施形態に係る推定装置10にあっては、個体ばらつきなどの外乱の影響を受けにくいCCVの変化量を用いることで、SOCの推定精度を向上させるようにした。
図1Bに戻って説明を続けると、ステップS3で電流積算方式によるSOCの推定が開始された後、LIB15は、充放電が行われるものとする。このとき、推定装置10は、LIB15のCCVを複数回検出し、検出されたCCVを記憶部に記憶する(ステップS4)。
そして、例えば、時刻t1から時刻t2にかけてLIB15の放電が行われ、SOCが所定SOC分減少した場合、推定装置10は、かかるSOCが所定SOC分減少した期間(変化した区間)を所定期間とし、所定期間に検出されたCCVの変化量を算出する(ステップS5)。例えば、推定装置10は、時刻t1で検出されたCCV(図1Cの例では値K1)から、時刻t2で検出されたCCV(値K2)を減算してCCVの変化量(変化量L)を算出する。
次いで、推定装置10は、算出されたCCVの変化量に基づいてSOCを推定する(ステップS6)。例えば、推定装置10は、CCVの変化量と、CCVの変化量とSOCとの関係を示す充電特性(CCV変化量-SOC特性曲線(後述の図4参照))とに基づいて、SOCを推定する。
次いで、推定装置10は、電流積算方式により推定されたSOCを、CCVの変化量を用いて推定されたSOCに更新(補正)する更新処理を実行する(ステップS7)。
このように、本実施形態に係る推定装置10にあっては、CCVを複数回検出し、複数回検出されたCCVのうち所定期間に検出されたCCVの変化量を算出する。そして、推定装置10にあっては、個体ばらつきなどの外乱の影響を受けにくい、CCVの変化量に基づいてSOCを推定することで、SOCの推定精度を向上させることができる。
次に、図2を参照して、実施形態に係る推定装置10を含む電池システム1の構成について詳しく説明する。図2は、実施形態に係る推定装置10を含む電池システム1の構成を示すブロック図である。なお、図2では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
図2に示すように、電池システム1は、上記した推定装置10と、電池制御装置40と、電流センサ71と、電圧センサ72と、温度センサ73と、各種機器80と、スイッチ81とを備える。なお、図2では、図示の簡略化のため、上記した発電機11やスタータ12、補機14(図1A参照)などを各種機器80として1つのブロックで示すとともに、第1スイッチ17および第2スイッチ18(図1A参照)をスイッチ81として1つのブロックで示している。
電流センサ71は、LIB15の充放電電流を計測するセンサである。電圧センサ72は、LiB15の電池電圧を計測するセンサである。例えば、電圧センサ72は、LiB15のOCVやCCVを測定することができる。温度センサ73は、LiB15の電池温度を計測するセンサである。電流センサ71、電圧センサ72および温度センサ73は、それぞれ計測結果を示す信号を推定装置10へ出力する。
推定装置10は、制御部20と、記憶部30とを備える。制御部20は、検出部21と、推定部22とを備える。
制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部20の検出部21および推定部22として機能する。
また、制御部20の検出部21および推定部22の少なくともいずれか一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部30は、例えば、データフラッシュや不揮発性メモリ、レジスタといった記憶デバイスである。記憶部30は、OCV-SOCマップ情報31と、CCV変化量-SOCマップ情報32と、検出値情報33とを記憶する。
OCV-SOCマップ情報31は、LiB15の開回路電圧(OCV)とSOCとの関係を示す充電特性に関する情報を含み、具体的には、OCV-SOC特性曲線に関する情報を含む。また、後述の推定部22は、かかるOCV-SOC特性曲線により、LiB15のOCVからSOCを推定することも可能である。
図3は、OCV-SOC特性曲線の一例を示す図である。図3に示すように、OCV-SOC特性曲線は、LiB15を充放電させたときのSOCとOCVの観測値に対して例えば、最小二乗法等によって導出された関数である。
図2の説明に戻ると、CCV変化量-SOCマップ情報32は、LiB15の閉回路電圧(CCV)の変化量とSOCとの関係を示す充電特性に関する情報を含み、具体的には、CCV変化量-SOC特性曲線に関する情報を含む。また、後述の推定部22は、かかるCCV変化量-SOC特性曲線により、LiB15のCCVの変化量からSOCを推定することも可能である。
図4は、CCV変化量-SOC特性曲線の一例を示す図である。図4に示すように、CCV変化量-SOC特性曲線は、LiB15を充放電させたときのSOCとCCVの変化量の観測値に対して例えば、最小二乗法等によって導出された関数である。
図4に示すように、CCV変化量-SOC特性曲線において、SOCが低くなるにつれて、CCVの変化量は大きくなる特性を有している。逆にいえば、CCV変化量-SOC特性曲線において、SOCが大きくなるにつれて、CCVの変化量は小さくなる特性を有している。
従って、本実施形態にあっては、SOCが、CCV変化量-SOC特性曲線においてCCVの変化量が大きくなるような領域である場合に、CCV変化量-SOC特性曲線を用いたSOCの推定を行うようにしてもよい。換言すれば、SOCが所定値より低く、CCVの変化量が大きくなるような領域である場合に、CCV変化量-SOC特性曲線を用いたSOCの推定を行うようにしてもよい。これにより、例えば、CCVの変化量が比較的大きいときにSOCの推定が行われることから、SOCの推定精度を向上させることができる。なお、上記した所定値は、所定閾値であり、SOCがその所定値(所定閾値)未満のときCCVの変化量が大きくなるような領域と推定可能な値に設定される。所定値は、上記に限定されるものではなく、任意の値に設定されてもよい。
また、CCVに対してSOCは、LIB15の充放電時の電流値およびLIB15の温度の双方に応じて変動する。このため、CCVの変化量に対するSOCもLIB15の充放電時の電流値およびLIB15の温度の双方に応じて変動する。
そこで、本実施形態に係るCCV変化量-SOCマップ情報32にあっては、LIB15の充放電時の電流値毎に設定されたCCV変化量-SOC特性曲線が、LIB15の温度毎に設定されるようにした。なお、CCV変化量-SOCマップ情報32においては、図4に示すように、LIB15の充放電時の電流値が増加するにつれて、CCV変化量に対するSOCの変化量が緩やかになるような特性を示すが、これは例示であって限定されるものではない。
これにより、本実施形態にあっては、算出されたCCVの変化量、LIB15の電流値、および、LIB15の温度などに基づいて、SOCを推定することが可能になり、SOCの推定精度を一層向上させることができる。
図2の説明に戻ると、検出値情報33は、検出部21によって検出された各種の検出値を示す情報を含む。ここで、図5を用いて、検出値情報33について説明する。図5は、検出値情報33の一例を示す図である。
図5に示すように、検出値情報33には、「検出値ID」、「CCV」、「電流値」、「温度」および「検出時刻」等の項目が含まれる。
「検出値ID」は、検出値を識別する識別情報である。「CCV」は、電圧センサ72によって検出された充放電時のLIB15のCCVを示す情報である。なお、図5に示す例では、便宜上、「CCV」を「CCV_B01」といったように抽象的な記載とするが、「CCV_B01」には具体的な情報が記憶されるものとする。以下、他の情報についても抽象的に記載する場合がある。
「電流値」は、電流センサ71によって検出された充放電時のLIB15の電流値を示す情報である。「温度」は、温度センサ73によって検出された充放電時のLIB15の温度を示す情報である。「検出時刻」は、上記したCCVなど各種の検出値が検出された時刻を示す情報である。
図5に示す例において、検出値ID「A01」で識別されるデータは、CCVが「CCV_B01」、電流値が「電流値C01」、温度が「温度D01」、検出時刻が「時刻E01」であることを示している。
図2の説明に戻ると、制御部20の検出部21は、LIB15の電流値や電圧、温度を検出する。例えば、検出部21は、電流センサ71から入力される信号に基づいてLIB15の電流値を検出する。また、検出部21は、電圧センサ72から入力される信号に基づいてLIB15の電圧値を検出する。なお、検出部21は、電圧値として、上記したOCVやCCVを検出することができる。また、検出部21は、温度センサ73から入力される信号に基づいてLIB15の温度を検出する。
また、検出部21は、定期的または不定期に、LIB15の電流値や電圧を検出するため、LIB15の電流値や電圧を複数回検出する。そして、検出部21は、検出された電流値や電圧、温度を検出値情報33(図5参照)として記憶部30に記憶する。具体的には、検出部21は、LIB15の充放電時に検出された電流値や電圧、温度、検出された時刻などを検出値情報33として記憶部30に記憶する。なお、検出値情報33は、例えばリングバッファ方式の記憶媒体に記憶され、古い検出値情報から順に新しい検出値情報へ随時上書きされるが、これに限定されるものではない。また、検出部21は、検出されたOCVなどを推定部22へ通知してもよい。
推定部22は、電流値に基づいてSOCを推定する。例えば、推定部22は、電流積算方式によりSOCを推定する。詳しくは、推定部22は、起動時のLIB15のOCVと、OCV-SOCマップ情報31のOCV-SOC特性曲線とに基づいて、初期SOCを算出する。
そして、推定部22は、算出された初期SOCを初期値として、SOCを推定する。なお、電流積算方式の演算式としては、例えば「SOC(k+1)=SOC(k)+電流積分/FCC」を用いることができる。ここで、kは、離散化した時間のインデックスであり、換言すれば、ステップ数である。また、FCCは、満充電容量と呼ばれる定数である。
また、推定部22は、上記した電流積算方式によるSOCの推定に加え、CCVの変化量に基づいたSOCの推定を行うことができる。例えば、推定部22は、検出部21によって複数回検出されたCCVのうち、所定期間に検出されたCCVの変化量(図1Cの例では「変化量L」)を算出する。
詳しくは、推定部22は、電流積算方式により推定されたSOCが所定SOC変化した場合に(図1Cの例ではSOCが「値J1」から「J2」に変化した場合に)、SOCが所定SOC変化した期間を所定期間とする。なお、所定SOCは、任意の値に設定され、例えば、SOCの変化に伴ってCCVが変化するような値に設定される。
そして、推定部22は、所定期間に検出されたCCVの変化量(変化量L)を算出し、算出されたCCVの変化量に基づいてSOCを推定する。具体的には、推定部22は、CCVの変化量と、CCV変化量-SOCマップ情報32のCCV変化量-SOC特性曲線とに基づいて、SOCを推定する。
このように、本実施形態に係る推定部22は、上記したように、個体ばらつきなどの外乱の影響を受けにくいCCVの変化量を用いるようにしたことから、SOCの推定精度を向上させることができる。
また、推定部22は、CCVの変化量に加え、例えば所定期間に検出されたLIB15の電流値に基づいて、SOCを推定することができる。例えば、推定部22は、所定期間に検出されたLIB15の電流値と、CCVの変化量と、CCV変化量-SOCマップ情報32のCCV変化量-SOC特性曲線とに基づいて、SOCを推定することができる。
なお、上記した所定期間に検出されたLIB15の電流値としては、例えば、所定期間に検出されたLIB15の平均電流値が用いられるが、これに限られず、所定期間に検出されたLIB15の最高電流値や最低電流値など、その他の電流値が用いられてもよい。
このように、推定部22は、所定期間に検出されたLIB15の電流値とCCVの変化量とに基づいてSOCを推定することで、SOCの推定精度をより一層向上させることができる。
また、推定部22は、CCVの変化量に加え、例えば所定期間に検出されたLIB15の温度に基づいて、SOCを推定することができる。例えば、推定部22は、所定期間に検出されたLIB15の温度と、CCVの変化量と、CCV変化量-SOCマップ情報32のCCV変化量-SOC特性曲線とに基づいて、SOCを推定することができる。
なお、上記した所定期間に検出されたLIB15の温度としては、例えば、所定期間に検出されたLIB15の平均温度が用いられるが、これに限られず、所定期間に検出されたLIB15の最高温度や最低温度など、その他の温度が用いられてもよい。
このように、推定部22は、所定期間に検出されたLIB15の温度とCCVの変化量とに基づいてSOCを推定することで、SOCの推定精度をより一層向上させることができる。
なお、上記では、LIB15の電流値を用いるSOCの推定と、LIB15の温度を用いるSOCの推定とを別々に説明したが、これらを適宜に組み合わせてもよい。すなわち、例えば、推定部22は、所定期間に検出されたLIB15の電流値と、所定期間に検出されたLIB15の温度と、CCVの変化量とに基づいてSOCを推定してもよい。
また、推定部22は、CCVの変化量を用いてSOCが推定された場合、電流積算方式により推定されたSOCを、更新(補正)する更新処理を実行することができる。そして、推定部22は、更新後のSOCと更新後に検出部21によって検出された電流値とに基づき、電流積算方式によるSOCの推定を行ってもよい。言い換えると、推定部22は、更新後のSOCから電流積算方式によるSOCの推定を再開してもよい。
電流積算方式では、例えば電流センサ71の測定誤差が蓄積され、かかる測定誤差の蓄積によってSOCの推定にも誤差が生じるおそれがあるが、上記した更新処理が実行されることで、測定誤差の蓄積をリセットすることが可能となる。これにより、更新処理後における、電流値を用いたSOCの推定精度を向上させることができる。
図2の説明を続けると、電池制御装置40は、制御部50と、記憶部60とを備える。制御部50は、充放電制御部51を備える。制御部50は、例えば、CPU、ROM、RAM、HDD、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部50の充放電制御部51として機能する。また、制御部50の充放電制御部51をASICやFPGA等のハードウェアで構成することもできる。また、記憶部60は、例えば、データフラッシュや不揮発性メモリ、レジスタといった記憶デバイスであり、各種のプログラムなどを記憶する。
充放電制御部51は、推定装置10で推定されたSOC(推定SOC)や車両状況に基づいて、たとえば各種機器80やスイッチ81などを制御する。これにより、充放電制御部51は、LIB15の充放電を制御することができる。
次に、図6を用いて実施形態に係る推定装置10が実行する処理手順について説明する。図6は、推定装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、推定装置10の制御部20は先ず、LIB15の電流値を検出する(ステップS10)。続いて、制御部20は、検出されたLIB15の電流値を用いて、電流積算方式によりSOCを推定する(ステップS11)。
次いで、制御部20は、LIB15のCCVを検出し、記憶部30に記憶する(ステップS12)。次いで、制御部20は、電流積算方式により推定されたSOCが、所定SOC変化したか否かを判定する(ステップS13)。
制御部20は、SOCが所定SOC変化していないと判定された場合(ステップS13,No)、以降の処理をスキップし、電流積算方式によるSOCの推定を継続する。
一方、制御部20は、SOCが所定SOC変化したと判定された場合(ステップS13,Yes)、SOCが所定SOC変化した期間である所定期間に検出されたCCVの変化量を算出する(ステップS14)。
次いで、制御部20は、算出されたCCVの変化量に基づいてSOCを推定する(ステップS15)。そして、制御部20は、電流積算方式により推定されたSOCを、CCVの変化量を用いて推定されたSOCに更新する更新処理を実行する(ステップS16)。
上述してきたように、実施形態に係る推定装置10は、検出部21と、推定部22とを備える。検出部21は、電池(LIB15)の閉回路電圧(CCV)を複数回検出する。推定部22は、検出部21によって複数回検出された閉回路電圧のうち、所定期間に検出された閉回路電圧の変化量を算出し、算出された変化量に基づいて電池の充電率(SOC)を推定する。これにより、電池(LIB15)の充電率の推定精度を向上させることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 電池システム
10 推定装置
15 LIB(電池の一例)
21 検出部
22 推定部

Claims (5)

  1. 電池の閉回路電圧および電流値を複数回検出し、
    検出された前記電流値に基づいて前記電池の充電率を推定するとともに、前記電流値に基づいて推定された前記電池の充電率の変化量が閾値を超えた場合の前記閉回路電圧の変化量を算出し、算出された前記閉回路電圧の変化量と、前記閉回路電圧の変化量と前記電池の充電率との関係を示す充電特性と、に基づいて前記電池の充電率を推定する制御部
    を備えることを特徴とする推定装置。
  2. 前記制御部は、
    前記閉回路電圧の変化量と、前記閉回路電圧の変化量と前記電池の充電率との関係を示す充電特性と、に基づいて前記電池の充電率を推定した場合、前記電流値に基づいて推定された前記電池の充電率を、前記閉回路電圧の変化量と、前記閉回路電圧の変化量と前記電池の充電率との関係を示す充電特性と、に基づいて推定された前記電池の充電率に更新するとともに、更新後の前記電池の充電率と更新後に検出された前記電流値とに基づいて前記電池の充電率を推定すること
    を特徴とする請求項に記載の推定装置。
  3. 前記制御部は、
    前記電流値に基づいて推定された前記電池の充電率の変化量が前記閾値を超えた場合の前記電池の電流値と前記閉回路電圧の変化量と、前記閉回路電圧の変化量と前記電池の充電率との関係を示す充電特性と、に基づいて、前記電池の充電率を推定すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の推定装置。
  4. 前記制御部は、
    前記電池の温度を検出し、
    前記電流値に基づいて推定された前記電池の充電率の変化量が前記閾値を超えた場合の前記電池の温度と前記閉回路電圧の変化量と、前記閉回路電圧の変化量と前記電池の充電率との関係を示す充電特性と、に基づいて、前記電池の充電率を推定すること
    を特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の推定装置。
  5. 電池の閉回路電圧および電流値を複数回検出する検出工程と、
    検出された前記電流値に基づいて前記電池の充電率を推定するとともに、前記電流値に基づいて推定された前記電池の充電率の変化量が閾値を超えた場合の前記閉回路電圧の変化量を算出し、算出された前記閉回路電圧の変化量と、前記閉回路電圧の変化量と前記電池の充電率との関係を示す充電特性と、に基づいて前記電池の充電率を推定する推定工程と
    を含むことを特徴とする推定方法。
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