JP7308792B2 - 半導体装置の評価装置および半導体装置の評価方法 - Google Patents

半導体装置の評価装置および半導体装置の評価方法 Download PDF

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本開示は、半導体装置の評価装置および半導体装置の評価方法に関するものである。
チャックトップステージタイプの評価装置は、円板状のウエハステージと、プローブピンとを備えている。ウエハステージは、配線接続端子に接続されたケーブルを介して測定回路に接続されている。ウエハステージに半導体ウエハを載置して固定した場合、半導体ウエハの裏面が測定回路に電気的に接続されるものがある。
しかし、従来の評価装置においては、ウエハステージの表面と半導体ウエハの裏面との接触箇所には、電気的な接触が強い箇所と弱い箇所とが現れる。そのため、電気的な接触が弱い箇所で電圧降下が発生して測定誤差が大きくなり、大電流特性の測定を行うことができないという問題があった。
例えば特許文献1には、ウエハステージ、ウエハステージの電位を設定するための電源装置、電源装置とウエハステージを接続するフォースライン、ウエハステージの所定位置に配置されたセンスとなる複数のピン、複数のピンのそれぞれに接続された複数のセンスライン、およびセンスラインと電源装置との間に設けられ、ピンのうちから1つのピンを選択して、選択したピンに対応するセンスラインを電源装置に接続する切替えスイッチとを備えた評価装置が開示されている。
選択されたピンの位置の電位を制御することにより、測定電流は半導体ウエハの裏面電極の厚み方向に流れ、被評価半導体装置の真裏からピンとの接触点までの電位差が抵抗分として測定値に重畳されないため、精度の高い測定を行うことができる。
特開2008-28251号公報
特許文献1に記載の評価装置は、ウエハステージの全面をフォース電極とし、ウエハステージの所定位置に配置された複数のピンから1つを選択してセンス電極としていた。そのため、フォース電極とセンス電極が分離した構成である。さらに、センス電極をフォース電極として、フォース電極をセンス電極として切り替えて使用することができない構成である。
大電流印加時にウエハステージにおける被評価半導体装置との接触部が破損し、被評価半導体装置の裏面電極とウエハステージとの電気的接続が困難になった場合、ウエハステージ全体を交換する必要があった。そのため、評価にかかるコストが高価になるという問題があった。
そこで、本開示は、半導体装置の評価装置において、ウエハステージにおける被評価半導体装置との接触部が破損した場合に、評価にかかるコストを低減可能な技術を提供することを目的とする。
本開示に係る半導体装置の評価装置は、半導体ウエハに形成された複数の半導体装置を評価する半導体装置の評価装置であって、各前記半導体装置の表面に設けられた表面電極に接触可能な複数のプローブピンと、各前記半導体装置の裏面に設けられた裏面電極に先端面が接触することで各前記半導体装置を支持する複数のピンと、複数の前記ピンの基端部が固定されるピン固定台と、各前記ピンを、フォースラインに接続された状態、センスラインに接続された状態、およびオープン状態のいずれかに切り替える切替部とを有するウエハステージと、前記切替部を介して複数の前記ピンに接続され、被評価半導体装置に接触する複数の前記ピンの電位を設定するテスタ部とを備え、前記ウエハステージは、各前記ピンを上下方向に移動させる可動部をさらに備えるものである。

本開示によれば、ウエハステージにおける被評価半導体装置との接触部であるピンが破損した場合、切替部がピンの接続状態を切り替えることで破損したピンの機能を他のピンに代替させることができるため、ウエハステージ全体を交換する必要がない。これにより、評価にかかるコストを低減することができる。
実施の形態1に係る半導体装置の評価装置の概略図である。 図1に示す破線Aで囲まれた部分の拡大図である。 ウエハステージの平面図である。 実施の形態2に係る半導体装置の評価装置が備えるピンおよび絶縁体カバーの斜視図である。 実施の形態3に係る半導体装置の評価装置の概略図である。 図5に示す破線Bで囲まれた部分の拡大図である。 実施の形態4に係る半導体装置の評価装置が備えるピンおよびスプリング構造の断面図である。
<実施の形態1>
実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る半導体装置の評価装置100の概略図である。図2は、図1に示す破線Aで囲まれた部分の拡大図である。図3は、ウエハステージ2の平面図である。
図1と図2に示すように、評価装置100は、半導体ウエハ3に形成された複数の半導体装置9を評価する装置である。半導体装置9は、表面に設けられた表面電極9a、および裏面に設けられた裏面電極9bを備える縦型の電力用半導体装置である。
評価装置100は、複数のプローブピン1aが設けられたプローブカード1、ウエハステージ2、およびテスタ部8を備えている。
プローブカード1は、半導体ウエハ3の上側に位置する。複数のプローブピン1aは、プローブカード1の裏面に設けられている。複数のプローブピン1aは導電性を有し、半導体ウエハ3の表面に設けられた表面電極3a、すなわち、各半導体装置9の表面に設けられた表面電極9aに接触可能である。
ウエハステージ2は、半導体ウエハ3を載置するための台座であり、半導体ウエハ3の下側に位置する。ウエハステージ2は、複数のピン5、ピン固定台6、および切替部7を備えている。
図1~図3に示すように、複数のピン5は、直径5mm以下の導電性材料で形成され、ピン固定台6の上面から立設するように配置されている。複数のピン5は、平面視にて矩形状のピン固定台6の上面部において相互に所定の間隔をあけて配置されている。これにより、各ピン5同士は接触しないようになっている。
また、複数のピン5が配置される領域は平面視にて円状であり、複数のピン5は半導体ウエハ3の平面視輪郭よりも大きな領域に配置されている。これにより、複数のピン5は、半導体ウエハ3の裏面に設けられた裏面電極3b、すなわち、各半導体装置9の裏面に設けられた裏面電極9bに先端面が接触することで半導体ウエハ3を支持することができる。
また、複数のピン5は半導体ウエハ3に形成された全ての半導体装置9に対向する位置に配置されているため、評価装置100は半導体ウエハ3に形成された全ての半導体装置9を被評価半導体装置9として評価することができる。
ピン5は、導電性を有し、半導体装置9の裏面電極9bに繰り返し接触しても容易に摩耗および変形しない強度を備えた材料であればどのような材料を用いて形成されていてもよい。例えば銅またはタングステンを用いて形成されたピン5、または、他の材料に金または銅などの導電性メッキ加工が施されたピン5を用いることが好ましい。
ピン固定台6の上端部には、複数のピン5の基端部が着脱可能なように固定される複数の固定穴(図示省略)が形成されている。例えば、各ピン5の基端部に雄ネジが形成されている。また、ピン固定台6における固定穴を形成する内壁に雌ネジが形成されている。これにより、複数のピン5の基端部は、複数の固定穴にネジ締めされている。
ピン固定台6は、全体として樹脂等の絶縁性材料で形成されているが、ピン固定台6におけるピン5が接触する箇所である固定穴の内壁のみ導電性材料で形成されている。各固定穴の内壁は、他の固定穴の内壁と電気的に分離されている。なお、複数のピン5は、複数の固定穴にネジ締めではなく圧入されていてもよい。
図2に示すように、切替部7は、ピン固定台6の内部に設けられている。切替部7の入力側は、フォースライン7aおよびセンスライン7bに接続されている。フォースライン7aおよびセンスライン7bは配線であり、各配線は電気的に分離されている。切替部7の出力側は、ピン固定台6における固定穴の内壁に接続されている。
切替部7は、複数のスイッチを有し、各スイッチは、各固定穴を形成する内壁を介して各ピン5と電気的に接続されている。各スイッチは、各ピン5をフォースライン7aに接続された状態、センスライン7bに接続された状態、およびオープン状態のいずれかに切り替える。
切替部7は、被評価半導体装置9に接触する複数のピン5のうちの少なくとも1つのピン5を選択し、選択されたピン5をセンスライン7bに接続された状態に切り替え、被評価半導体装置9に接触する複数のピン5のうちの選択されていないピン5をフォースライン7aに接続された状態に切り替える。切替部7は、自身のメモリー等に記憶された被評価半導体装置9の位置情報を参照し、被評価半導体装置9の裏面電極9bに対向する位置にあるピン5の中から少なくとも1つのピンを選択する。
テスタ部8は、切替部7を介して複数のピン5に電気的に接続され、かつ、複数のプローブピン1aに電気的に接続されている。テスタ部8は、複数のプローブピン1aが被評価半導体装置9の表面電極3aに接触した状態で、被評価半導体装置9に接触する複数のピン5の電位を設定し、被評価半導体装置9の評価を行う。
次に、評価装置100を用いた半導体装置9の評価方法について説明する。まず、複数の半導体装置9が形成された半導体ウエハ3を準備し、半導体ウエハ3を評価装置100のウエハステージ2上に載置する。この時、複数の半導体装置9の裏面電極3bを複数のピン5の先端面に接触させることで半導体ウエハ3がウエハステージ2に載置される。
次に、複数の半導体装置9の位置情報が切替部7に入力され、切替部7が有するメモリー等に記憶される。切替部7は入力された位置情報に基づいて被評価半導体装置9を選定する。その後、切替部7は、被評価半導体装置9に接触する複数のピン5のうちの1つのピン5を選択し、選択されたピン5をセンスライン7bに接続された状態に切り替え、かつ、被評価半導体装置9に接触する複数のピン5のうちの選択されていないピンをフォースライン7aに接続された状態に切り替える。なお、切替部7により選択されるピン5は少なくとも1つ以上であればよく、2つ以上選択されてもよい。
また、被評価半導体装置9に接触しないピンは、センスライン7bおよびフォースライン7aとは接続されずにオープン状態に切り替えられる。続いて、被評価半導体装置9の表面電極9aにプローブピン1aが接触される。その後、テスタ部8は、プローブピン1aとフォースライン7aとの間に電圧を印可して被評価半導体装置9の評価を行う。
評価装置100は、評価の結果に問題がなければ、半導体装置9の位置情報に基づいて次の被評価半導体装置9を選定し、上記の場合と同様の工程を経て次の被評価半導体装置9の評価を行う。評価装置100は、半導体ウエハ3内の全ての半導体装置9の評価が完了するまで評価を継続する。
仮に、大電流印加時に被評価半導体装置9の裏面側に接続されたピン5が破損した場合においても、評価装置100は、ピン5の接続状態を切り替えることで破損したピン5の機能を他のピン5に代替させることができる。具体的には、フォースライン7aに接続されたピン5が破損した場合、切替部7は、破損したピン5をオープン状態に切り替え、被評価半導体装置9に接触する他のピンをフォースライン7aに接続された状態に切り替える。または、センスライン7bに接続されたピン5が破損した場合、切替部7は、破損したピン5をオープン状態に切り替える。
また、評価装置100は、次の被評価半導体装置9を選定して評価を継続することも可能である。被評価半導体装置9毎に異なるピン5と、センスライン7bおよびフォースライン7aとが接続されることから、破損したピン5を使用せずに評価を継続することができる。
評価装置100は、半導体ウエハ3内の全ての半導体装置9の評価が完了すると、半導体装置9毎の評価結果を出力する。その後、半導体ウエハ3が評価装置100から取り出され、ダイシング装置に搭載される。ダイシング装置にて半導体ウエハ3は半導体装置9毎に分割される。ダイシングされた複数の半導体装置9のうち、評価装置100が出力した評価結果に応じて評価結果に問題のない半導体装置9だけがグルーピングされ、製品として出荷される。
以上のように、実施の形態1に係る半導体装置の評価装置100は、各半導体装置9の表面に設けられた表面電極9aに接触可能な複数のプローブピン1aと、各半導体装置9の裏面に設けられた裏面電極9bに先端面が接触することで各半導体装置9を支持する複数のピン5と、複数のピン5の基端部が固定されるピン固定台6と、各ピン5を、フォースライン7aに接続された状態、センスライン7bに接続された状態、およびオープン状態のいずれかに切り替える切替部7とを有するウエハステージ2と、切替部7を介して複数のピン5に接続され、被評価半導体装置9に接触する複数のピン5の電位を設定するテスタ部8とを備えている。
したがって、ウエハステージ2における被評価半導体装置9との接触部であるピン5が破損した場合、切替部7がピン5の接続状態を切り替えることで破損したピン5の機能を他のピン5に代替させることができるため、ウエハステージ2全体を交換する必要がない。これにより、評価にかかるコストを低減することができる。
また、被評価半導体装置9毎に異なるピン5と、センスライン7bおよびフォースライン7aとが接続されることから、破損したピン5を使用せずに評価を継続することができる。
さらに、ウエハステージ2のメンテナンスを行う場合に、破損したピン5のみを交換すればよいことから、ウエハステージ2の交換にかかるコストを低減することができる。
また、切替部7は、被評価半導体装置9に接触する複数のピン5のうちの少なくとも1つのピン5を選択し、選択されたピン5をセンスライン7bに接続された状態に切り替え、被評価半導体装置9に接触する複数のピン5のうちの選択されていないピン5をフォースライン7aに接続された状態に切り替えている。
したがって、評価の進行状況に合わせて適切なピン5を選択することが可能となり、選択したピン5の位置における電位を制御することで、電圧降下の補正を効果的に行うことができる。これにより、被評価半導体装置9の裏面における電位を正確に制御することができる。
また、ピン固定台6は、複数のピン5の基端部を着脱可能なように固定する複数の固定穴を備えているため、ピンが破損した場合に破損したピンを簡単に交換することができる。さらに、1つのウエハステージの全面をフォース電極とする従来のウエハステージに比べて、ウエハステージ2の交換にかかるコストが低減し、かつ、メンテナンスが行い易いという利点を有している。
また、実施の形態1に係る半導体装置の評価方法は、複数の半導体装置9の裏面電極9bを複数のピン5の先端面に接触させることで半導体ウエハ3をウエハステージ2に載置する工程(a)と、切替部7は、被評価半導体装置9に接触する複数のピン5のうちの少なくとも1つのピン5を選択し、選択されたピンをセンスライン7bに接続された状態に切り替え、被評価半導体装置9に接触する複数のピン5のうちの選択されていないピン5をフォースライン7aに接続された状態に切り替える工程(b)と、プローブピン1aが被評価半導体装置9の表面電極9aに接触した後、テスタ部8は、プローブピン1aとフォースライン7aに接続された状態に切り替えられたピン5との間に電圧を印加する工程(c)とを備えている。
したがって、評価にかかるコストを低減することができ、かつ、被評価半導体装置9の裏面における電位を正確に制御することができる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係る半導体装置の評価装置100について説明する。図4は、実施の形態2に係る半導体装置の評価装置100が備えるピン5および絶縁体カバー10の斜視図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図4に示すように、実施の形態2では、ウエハステージ2は、各ピン5の外周を覆う絶縁体カバー10をさらに備えている。絶縁体カバー10は円筒状に形成され、各ピン毎に設けられている。各ピン5の先端面は半導体装置9の裏面電極9bに接触するため、絶縁体カバー10から露出している。さらに、各ピン5の基端部はピン固定台6の固定穴に固定されるため、絶縁体カバー10から露出している。絶縁体カバー10付きの各ピン5の外周部は、絶縁体カバー10付きの他のピン5の外周部に接触しないようになっている。
絶縁体カバー10に使用される材料は、絶縁体である限りどのような材料を用いてもよいが、ポリテトラフルオロエチレンなどの絶縁性樹脂を用いることが好ましい。
以上のように、実施の形態2に係る半導体装置の評価装置100では、ウエハステージ2は、各ピン5における先端面を除く部分の外周を覆う絶縁体カバー10をさらに備えている。
したがって、半導体ウエハ3の裏面電極3bと絶縁体カバー10付きのピン5との接触面積が大きくなり、半導体ウエハ3への応力によるダメージ、および裏面電極3bに傷が入ることを抑制できる。
また、ピン5の外周を絶縁体カバー10で覆うことで、隣接するピン5同士が異物などでショートすることを抑制できる。これにより、センスライン7bに接続されたピン5とフォースライン7aに接続されたピン5が電気的に干渉することをさらに抑制できる。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3に係る半導体装置の評価装置100について説明する。図5は、実施の形態3に係る半導体装置の評価装置100の概略図である。図6は、図5に示す破線Bで囲まれた部分の拡大図である。なお、実施の形態3において、実施の形態1,2で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図5と図6に示すように、実施の形態3では、ウエハステージ2は、各ピン5を上下方向に移動させる可動部11をさらに備えている。
可動部11は、例えば図6に示すような端面カム11aを備えている。端面カム11aは各ピン5毎に設けられている。端面カム11aは、ピン固定台6の固定穴に回転軸11cを介して取り付けられており、回転軸11cの周りに回転可能である。ピン5は、ピン5の基端面から下方に突出する従動部11bを介して端面カム11aに取り付けられている。ピン5は、端面カム11aの回転により、半導体装置9の裏面電極9bに接触する上方位置と、半導体装置9の裏面電極9bに接触しない下方位置との間で上下方向に移動する。なお、端面カム11a、従動部11b、および回転軸11cは、導電性材料で形成されている。
以上のように、実施の形態3に係る半導体装置の評価装置100では、ウエハステージ2は、各ピン5を上下方向に移動させる可動部11をさらに備えている。
したがって、被評価半導体装置9に対向するピン5のみを被評価半導体装置9の裏面電極9bに接触させ、それ以外のピン5を機械的に非接触にすることができるため、電流が流れる経路が最短となり、より精度よく、かつ、大電流での測定を行うことができる。
また、被評価半導体装置9に対向していないピン5は被評価半導体装置9に対して機械的に非接触にすることができるため、大電流測定にて被評価半導体装置9が破損した場合に、被評価半導体装置9に機械的に接触していないピン5に溶融および異物付着などのダメージを与えることを抑制できる。
<実施の形態4>
次に、実施の形態4に係る半導体装置の評価装置100について説明する。図7は、実施の形態4に係る半導体装置の評価装置100が備えるピン5およびスプリング構造の断面図である。なお、実施の形態4において、実施の形態1~3で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図7に示すように、実施の形態4では、ウエハステージ2は、各ピン5に上下方向への弾性を持たせるスプリング12aをさらに備えている。
スプリング12aは、ケース12に収容された状態で各ピン5に取り付けられている。各ピン5は、上側ピン部5aおよび下側ピン部5bを備えている。上側ピン部5aの下端部は、ケース12の天面部に形成された孔12bに挿入された状態でスプリング12aの一端部に接続されている。また、スプリング12aの他端部はケース12内の底面に固定され、下側ピン部5bの上端面はケース12の下端面に固定されている。これにより、スプリング12aは上側ピン部5aに上下方向(垂直方向)への弾性を持たせることができる。なお、ケース12は、ピン5と同様に、導電性材料を用いて形成されることが好ましい。
以上のように、実施の形態4に係る半導体装置の評価装置100では、ウエハステージ2は、各ピン5に上下方向への弾性を持たせるスプリング12aをさらに備えている。
したがって、上側ピン部5aの先端面と半導体ウエハ3の裏面電極3bとの間に異物がある場合に、異物に起因する半導体ウエハ3への応力によるダメージを緩和することができるため、半導体ウエハ3にクラックが発生することを抑制できる。
<その他の変形例>
実施の形態3のピン5に実施の形態2の絶縁体カバー10を設けてもよいし、実施の形態4のピン5に実施の形態2の絶縁体カバー10を設けてもよい。また、実施の形態4のピン5に実施の形態3の可動部11を設けてもよい。
なお、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1a プローブピン、2 ウエハステージ、3 半導体ウエハ、5 ピン、6 ピン固定台、7 切替部、8 テスタ部、9 半導体装置、9a 表面電極、9b 裏面電極、10 絶縁体カバー、11 可動部、12a スプリング、100 評価装置。

Claims (6)

  1. 半導体ウエハに形成された複数の半導体装置を評価する半導体装置の評価装置であって、
    各前記半導体装置の表面に設けられた表面電極に接触可能な複数のプローブピンと、
    各前記半導体装置の裏面に設けられた裏面電極に先端面が接触することで各前記半導体装置を支持する複数のピンと、複数の前記ピンの基端部が固定されるピン固定台と、各前記ピンを、フォースラインに接続された状態、センスラインに接続された状態、およびオープン状態のいずれかに切り替える切替部とを有するウエハステージと、
    前記切替部を介して複数の前記ピンに接続され、被評価半導体装置に接触する複数の前記ピンの電位を設定するテスタ部と、を備え
    前記ウエハステージは、各前記ピンを上下方向に移動させる可動部をさらに備える、半導体装置の評価装置。
  2. 前記切替部は、前記被評価半導体装置に接触する複数の前記ピンのうちの少なくとも1つの前記ピンを選択し、選択された前記ピンを前記センスラインに接続された状態に切り替え、前記被評価半導体装置に接触する複数の前記ピンのうちの選択されていない前記ピンを前記フォースラインに接続された状態に切り替える、請求項1に記載の半導体装置の評価装置。
  3. 前記ピン固定台は、複数の前記ピンの前記基端部を着脱可能なように固定する複数の固定穴を備える、請求項1または請求項2に記載の半導体装置の評価装置。
  4. 前記ウエハステージは、各前記ピンにおける前記先端面を除く部分の外周を覆う絶縁体カバーをさらに備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の評価装置。
  5. 前記ウエハステージは、各前記ピンに上下方向への弾性を持たせるスプリングをさらに備える、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の半導体装置の評価装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の半導体装置の評価装置を用いた半導体装置の評価方法であって、
    (a)複数の前記半導体装置の前記裏面電極を複数の前記ピンの前記先端面に接触させることで前記半導体ウエハを前記ウエハステージに載置する工程と、
    (b)前記切替部は、前記被評価半導体装置に接触する複数の前記ピンのうちの少なくとも1つの前記ピンを選択し、選択された前記ピンを前記センスラインに接続された状態に切り替え、前記被評価半導体装置に接触する複数の前記ピンのうちの選択されていない前記ピンを前記フォースラインに接続された状態に切り替える工程と、
    (c)前記プローブピンが前記被評価半導体装置の前記表面電極に接触した後、前記テスタ部は、前記プローブピンと前記フォースラインに接続された状態に切り替えられた前記ピンとの間に電圧を印加する工程と、
    を備える、半導体装置の評価方法。
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