JP7308663B2 - 列車制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道の列車制御を行う分野に関し、特に踏切の警報を開始する時刻を指示されたときに、列車の速度を制御し、安全上必要な踏切の警報時間を踏切警報開始から列車が踏切に到達するまでの間確保することのできる列車制御システムに関する。
鉄道分野における踏切の制御において、列車の位置に基づく制御が行われている。すなわち、列車の速度に関係なく、列車が予め定められた位置を通過したときに踏切の警報を開始する。
それに対して、列車の速度や車両性能を考慮して、踏切の警報時間を確保する方式がある。例えば、特許文献1に開示するように、列車の現在位置と速度から加速して、踏切に到達するまでの時間を算出し、算出した時間が必要な警報時間に満たない場合には踏切手前に列車を停車させる踏切ブレーキパターンを維持し、必要な警報時間を確保する方式がある。
あるいは、特許文献2に開示するように、列車が走行制御アルゴリズムによって走行した場合の踏切までの走行時間を求め、さらに踏切ブレーキパターンから踏切位置に到達するまでの時間を算出し、それらを用いて、踏切の警報開始タイミングを決定する方式もある。
特開2004-224155号公報 特開2006-27312号公報
列車の位置のみで踏切の制御を行うと、想定よりも列車の速度が低い場合、列車が踏切に到達するまでの時間が想定よりも長くなり、踏切の警報時間が長くなるという問題がある。
また、列車の速度や列車性能を考慮して、列車が踏切に到達するまでの時間を算出する場合、算出した時間が必要な警報時間に満たない場合には踏切手前に列車を停車させる踏切ブレーキパターンを維持し、踏切ブレーキパターンにしたがって列車を減速させる等して必要な警報時間を確保しなければならない。踏切ブレーキパターンにしたがって減速することで、速度の低下や機外停止が発生すると、そこからの加速が必要になるため駅間走行時分の増加や消費エネルギーの増加を招く。
あるいは、踏切ブレーキパターンが実行されないように、踏切の警報開始タイミングを決定しなければならない。
そこで、与えられた踏切の警報開始予定時刻と必要な警報時間を考慮して、踏切通過時刻を決定し、不必要な減速を行うことなく、踏切通過時刻に踏切を通過することができるように速度制御を行う列車制御システムを構築する必要がある。
踏切の警報を開始する警報開始予定時刻を受信し、警報開始予定時刻に必要な警報時間を加えた時刻を当該踏切の通過時刻として算出する。算出した通過時刻に踏切を通過できる上限速度Vaを算出し、算出した上限速度Vaにしたがって列車の速度を制御する。
これにより、必要な警報時間を確保して安全性を保ちつつ、受信した警報開始予定時刻に合わせて適切な時刻に踏切を通過する速度制御が実現でき、上限速度Va以下の速度で走行すれば、必要な警報時間を確保するための減速は必要なくなることから、踏切通過前の不必要な減速を減らすことが可能となる。
上記により、与えられた警報開始予定時刻に合わせて、必要な警報時間の確保も考慮した上限速度Vaを算出し、算出した上限速度Vaにしたがって列車の速度を制御することで、不必要な減速を減らすことができ、機外停止の発生の防止や、駅間走行時分の増加を防ぐことが可能となる。
本発明の実施例1における列車制御システムの概要を示す図 本発明の実施例1における上限速度算出装置の構成を示す図 本発明の実施例1における上限速度算出装置の処理フローを示す図 本発明の実施例2における列車制御システムの概要を示す図 本発明の実施例2における速度算出部の処理フローを示す図 本発明の実施例2における減速距離と減速時間のデータ構造を示す図 本発明の実施例3における列車制御システムの概要を示す図 本発明の実施例3における加速時間と加速時間のデータ構造を示す図 本発明の実施例3における上限速度算出装置の構成を示す図
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に本発明の実施例1における列車制御システムの概要を示す。さらに上限速度Vaを算出する上限速度算出装置201の構成を図2に示す。図2に示す前記上限速度算出装置201の動作を図1を用いて説明する。
前記上限速度算出装置201は踏切制御通信部205で踏切制御装置207より踏切警報開始予定時刻を受信する。踏切警報開始予定時刻の決定方法は本発明では特定しない。例えばランカーブにしたがって走行した場合に踏切制御子を通過する時刻としてもよい。受信した踏切警報開始予定時刻は速度算出部204に渡される。踏切情報記憶装置202は踏切の位置、必要な警報時間を保持する記憶装置であり、踏切警報開始予定時刻を受け取った前記速度算出部204は踏切情報取得部203を介して前記踏切情報記憶装置202を参照し、当該踏切の位置と必要な警報時間を取得する。
当該踏切の位置と必要な警報時間を取得した前記速度算出部204は踏切警報開始予定時刻に当該踏切の必要な警報時間を加算した時刻を踏切の通過時刻として算出し、算出した通過時刻と現在時刻との差を踏切までの残時間Tとして算出する。さらに当該踏切の位置と現在の列車位置の差を踏切までの残距離Lとして算出する。前記速度算出部204は列車の現在速度Vと列車の減速度βを用いて、次の二次方程式を解くことで上限速度Vaを算出する。
Figure 0007308663000001
上記の二次方程式は現在速度Vから上限速度Vaまで減速する間に列車が走行する距離を右辺の第一項とし、現在速度Vから上限速度Vaまで減速するのにかかる時間を残時間Tから引いた時間分、上限速度Va一定で走行した場合の距離を第二項とし、その合計が残距離Lと等しくなるという式である。つまり、現在速度Vから上限速度Vaに減速し、上限速度Vaで踏切まで走行した場合に残時間Tでちょうど踏切を通過できる上限速度Vaを算出している。減速度βは列車の速度によって変化することもあるが、その場合は現在速度以下で最も低い減速度を用いればよい。
前記速度算出部204は算出した上限速度Vaを車上通信部206を介して列車速度制御装置208に送信する。前記列車速度制御装置208は現在の速度Vと受信した上限速度Vaを比較し、現在速度Vの方が高い場合は減速を行う。
上限速度Vaを前記列車速度制御装置208に送信する際には、上限速度Vaを臨時速度制限として送信してもよい。あるいは、運転台のモニタ等に表示する速度として送信し、表示された速度にしたがって運転手が速度制御を行うとしてもよい。
上記のように前記上限速度算出装置201を構成することにより、必要な警報時間を確保して安全性を保ちつつ、受信した警報開始予定時刻に合わせた適切なタイミングで踏切を通過できる上限速度Vaを決定し、上限速度Va以下の速度で走行すれば必要な警報時間を確保するための減速は必要なくなることから、踏切通過前の不必要な減速を減らし、機外停止の発生の防止や、駅間走行時分の増加を防ぐことが可能となる。
上記上限速度算出装置201は地上と車上のどちらに設置してもよい。地上に設置した場合は前記車上通信部206は無線で前記列車速度制御装置208と通信してもよい。
図3に前記上限速度算出装置201が上限速度Vaを算出するための処理のフローを示す。前記上限速度算出装置201は前記踏切制御装置207から踏切警報開始予定時刻を受信したときに図3に示すフローを実行する。
ステップ301:
前記踏切制御通信部205は前記踏切制御装置207より踏切警報開始予定時刻を受信する。
ステップ302:
前記踏切情報取得部203は前記踏切情報記憶装置202に保持されている前記踏切102の位置と必要な警報時間を取得する。
ステップ303:
前記速度算出部204は前記ステップ301で受信した踏切警報開始予定時刻にステップ302で取得した前記踏切102に必要な警報時間を加算して踏切通過時刻を算出する。
ステップ304:
前記速度算出部204は列車位置から前記ステップ302で取得した前記踏切102の位置までの残距離Lを算出し、現在時刻と前記ステップ303で算出した踏切通過時刻との差として残時間Tを算出する。算出したLとTを用いて、上記式1の二次方程式を解き、上限速度Vaを算出する。
ステップ305:
前記速度算出部204は前記車上通信部206を介して前記ステップ304で算出した上限速度Vaを前記列車速度制御装置208に送信し処理を終了する。
以上の処理により、必要な警報時間を確保して安全性を保ちつつ、受信した警報開始予定時刻に合わせて適切な時刻に踏切を通過する上限速度Vaを算出し、算出した上限速度Vaにしたがって列車の速度を制御することで、不必要な減速を減らすことができ、機外停止の発生の防止や、駅間走行時分の増加を防ぐことが可能となる。
本実施例2では、実施例1と比較して、より単純な計算方法による上限速度Vaの算出方法ついて述べる。
図4に実施例2における列車制御システムの概要を示す。本実施例では繰り返し演算により上限速度Vaを算出する。図4における(k)はk回目の繰り返し演算で用いている値を意味している。
前記踏切102から前記列車101までの残距離Lと残時間Tは実施例1と同様にして算出する。繰り返し演算の初期値としてk=0、V(0)=V、L(0)=L、T(0)=Tとする。また、繰り返し演算を収束させるための上限速度Vaの余裕値としてVmを定義する。k回目の繰り返し演算での上限速度Va(k)を次式により算出する。
Figure 0007308663000002
算出した上限速度Va(k)に対して、列車速度V(k)から上限速度Va(k)まで減速する距離および時間を算出し、それぞれΔL、ΔTとする。これらΔL、ΔTを用いて列車速度V(k)から上限速度Va(k)に減速し、減速後は上限速度Va(k)の速度で前記踏切102まで走行する時間、つまり、残距離L(k)を上限速度Va(k)にしたがって走行した場合に、前記踏切102に到達するまでにかかる時間Tcを算出する。これは次式によって算出できる。
Figure 0007308663000003
ΔL、ΔTは減速度βが一定であれば、ΔT=(V(k)-Va(k))/β、ΔL=β×ΔT/2である。減速度βは速度帯によって変化することもあるため、そのことを考慮してΔL、ΔTを計算するのであれば、図6に示すようなデータベースを予め作成して保持してもよい。
図6は、ある速度から減速して停止するまでの時間と距離を予め算出した値を示している。ΔL、ΔTの算出には、減速前の速度と減速後の速度の時間と距離の差分を取ればよい。例えば、V(k)が15km/hで、Va(k)が10km/hの場合、ΔT=6-4=2、ΔL=20-9=11と算出できる。予め算出してある速度の間の速度については線形補間等で誤差が許容される範囲で補間すればよい。どの速度で予め計算するかは、線区や運行条件により求められる精度によって決定すればよい。
上記式3で算出した前記踏切102に到達するまでにかかる時間TcがT(k)よりも長い場合は必要な警報時間が確保できているのでVa(k)を上限速度Vaとして繰り返し演算を終了する。短い場合は、必要な警報時間が足りない、つまり、上限速度Va(k)がまだ高いことを意味しているので、列車位置と速度をVa(k)まで減速した場合の位置と速度に更新してk+1回目の計算を実施する。つまり、V(k+1)=Va(k)、L(k+1)=L(k)-ΔL、T(k+1)=T(k)-ΔTとして、k+1回目の繰り返し演算の上限速度Va(k+1)を算出する。
前記上限速度算出装置201の構成は実施例1の図2と同じであり、前記速度算出部204での上限速度Vaの算出方法のみが異なる。前記上限速度算出装置201の処理フローも実施例1の図3と同じであり、前記ステップ304における上限速度Vaの算出方法のみが異なる。本実施例での前記速度算出部204における前記ステップ304の処理フローを図5に示す。
ステップ501:
前記速度算出部204は列車位置から前記ステップ302で取得した前記踏切102の位置までの残距離Lを算出し、現在時刻と前記ステップ303で算出した踏切通過時刻との差として残時間Tを算出する。算出したLとTおよび列車速度Vを用いて、繰り返し演算の初期値をk=0、V(0)=V、L(0)=L、T(0)=Tとする。
ステップ502:
前記速度算出部204は上記式2を用いて、上限速度Va(k)を算出する。
ステップ503:
前記速度算出部204はV(k)からVa(k)まで減速する距離および時間としてΔLとΔTを算出する。そして、これらΔL、ΔTを用いて、式3により列車速度V(k)から上限速度Va(k)に減速し、減速後は上限速度Va(k)の速度で前記踏切102まで走行する時間を踏切までの時間Tcとして算出する。
ステップ504:
前記速度算出部204は前記ステップ503で算出した、踏切までの時間TcとT(k)を比較し、踏切までの時間がT(k)以上であれば、必要な警報時間が確保できていると判断して、Va(k)を上限速度Vaとして前記ステップ304の処理を終了する。踏切までの時間TcがT(k)より小さければ、必要な警報時間が確保できていないと判断し、ステップ505に進む。
ステップ505:
前記速度算出部204は次の繰り返し演算を行うために、V(k+1)=Va(k)、L(k+1)=L(k)-ΔL、T(k+1)=T(k)-ΔTと更新し、kをk+1にカウントアップしてステップ502に戻り、次のk+1回目の繰り返し演算を行う。
なお、Vmは上限速度Vaの精度と繰り返し計算の回数に影響するパラメータであり、Vmを小さくすれば上限速度Vaの精度はよくなるが、繰り返し計算の回数が増加する。Vmをいくつに設定するかは線区や運行条件により求められる精度と上記上限速度算出装置201の計算能力により定めればよい。
上記のように実施例1の前記速度算出部204の上限速度の算出方法を変更することにより、上記式1の二次方程式を解くという複雑な計算を行うことなく、上記式2のような単純な計算の繰り返しで上限速度Vaを算出することが可能となる。
本実施例3では、実施例1および2と比較して、踏切を通過する速度を向上する方法について述べる。実施例1および2では踏切を通過する速度は上限速度Va以下になるという制約がある。そこで、本実施例では踏切通過時の速度を予め設定された踏切を通過できる最高速度である計画速度Vpまで上げることが可能となる制御を行う。
図7に実施例3における列車制御システムの概要を示す。前記踏切102を通過する速度として想定されている計画速度Vpで踏切に到達する加速パタ-ンを作成する。加速パターンにしたがって加速して踏切に到達することで、ちょうど計画速度Vpで踏切を通過することができる。さらに加速パターン上の各速度Viから加速して踏切に到達するまでの加速時間Ta(Vi)と加速パターン上を加速した場合の踏切までの加速距離La(Vi)を速度毎に予め算出し、データベースに保持する。そのデータベースの例を図8に示す。前記速度算出部204は上限速度算出時に加速パターン上を加速する加速距離と加速時間を考慮して上限速度Vaの算出を行う。
本実施例における上記上限速度算出装置201の構成を図9に示す。実施例1の図2と比較すると、上記の加速パターンの加速時間と加速距離のデータベースを保持する加速パターン記憶装置901が追加された点が異なる。
上限速度Vaの算出は実施例2と同様に繰り返し演算により行う。繰り返し演算の考え方は同じであるため、ここでは実施例2からの差分となるk回目の繰り返し演算のやり方について説明する。前記速度算出部204は前記加速パターン記憶装置901を参照し、列車速度V(k)における加速距離および加速時間を取得し、それぞれをLaおよびTaとする。すると、L2(k)=L(k)-La、T2(k)=T(k)-Taとなるので、これらL2(k)、T2(k)を用いて上限速度Va(k)を次式で算出する。
Figure 0007308663000004
次に実施例2と同様に上限速度Va(k)まで減速して踏切まで走行する時間Tcの算出を行う。上限速度Va(k)における加速時間を前記加速パターン記憶装置90から取得し、Ta’として、Ta’を用いて踏切までの時間Tcを算出する。具体的にはΔL、ΔTの算出は実施例2と同じ方法で行えばよく、踏切までの時間Tcは次式で算出できる。
Figure 0007308663000005
つまり、Va(k)まで減速するのにかかる時間ΔT、上限速度Va(k)一定で走行する時間、Va(k)から加速して加速パターン上を走行する時間Ta’の和となる。この時間がT(k)以上であれば、Va(k)を上限速度Vaとして繰り返し演算を終了し、そうでなければ繰り返し演算を繰り返すのは実施例2と同じである。
上限速度Vaの算出を実施例1と同様に二次方程式を解くことで行う場合、前記速度算出部204は列車の現在速度Vと列車の減速度βおよび列車の計画速度Vpと列車の加速度αを用いて、次の二次方程式を解くことで上限速度Vaを算出する。
Figure 0007308663000006
実施例1の式1と比較すると、上限速度Vaから計画速度Vpまで加速する間に列車が走行する距離を右辺に加える点、および、上限速度Vaから計画速度Vpまで加速するのにかかる時間を残時間Tからさらに引く点が異なる。
以上の処理により、必要な警報時間を確保して安全性を保ちつつ、受信した警報開始予定時刻に合わせて適切な時刻に、予め設定されている計画速度Vpで踏切を通過する上限速度Vaを算出することが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
101…列車
102…踏切
201…上限速度算出装置
202…踏切情報記憶装置
203…踏切情報取得部
204…速度算出部
205…踏切制御通信部
206…車上通信部
207…踏切制御装置
206…列車速度制御装置
901…加速パターン記憶装置

Claims (8)

  1. 列車の走行状態に応じて踏切の警報開始時期を決定する踏切制御部と、
    前記踏切の位置および前記踏切を通過する前に前記踏切の警報を行う時間である踏切警報時間を記憶する踏切情報記憶部と、
    前記踏切制御部より警報開始予定時刻を受領し、前記踏切警報時間と前記警報開始予定時刻に基づき、前記踏切を通過する踏切通過予定時刻を決定し、前記踏切通過予定時刻以降に前記列車が前記踏切を通過するための速度制御指示として、指示速度を算出する指示速度算出部とを有し、
    前記指示速度算出部は、前記踏切通過予定時刻と現在時刻との差を踏切残時間Tとして算出し、前記踏切の位置と前記列車の現在位置との差を踏切残距離Lとして算出し、前記列車の現在速度Vと前記列車の減速度βを用いて、次の二次方程式を解くことで前記指示速度Vaを算出することを特徴とする列車制御システム。
    Figure 0007308663000007
  2. 前記指示速度算出部は、前記指示速度を臨時速度制限または運転台に表示する速度として出力することを特徴とする前記請求項1に記載の列車制御システム。
  3. 列車の走行状態に応じて踏切の警報開始時期を決定する踏切制御部と、
    前記踏切の位置および前記踏切を通過する前に前記踏切の警報を行う時間である踏切警報時間を記憶する踏切情報記憶部と、
    前記踏切制御部より警報開始予定時刻を受領し、前記踏切警報時間と前記警報開始予定時刻に基づき、前記踏切を通過する踏切通過予定時刻を決定し、前記踏切通過予定時刻以降に前記列車が前記踏切を通過するための速度制御指示として、指示速度を算出する指示速度算出部とを有し、
    前記指示速度算出部は、前記踏切を予め定めた計画速度で通過できる加速パターンを作成し、現在速度から前記指示速度まで減速し、減速後は前記加速パターンに到達するまで前記指示速度で走行し、前記加速パターンに到達後は前記加速パターンにしたがって加速する場合に、前記踏切通過予定時刻に前記踏切を通過するように前記指示速度を算出することを特徴とする列車制御システム。
  4. 前記指示速度算出部は、前記指示速度を臨時速度制限または運転台に表示する速度として出力することを特徴とする前記請求項3に記載の列車制御システム。
  5. 前記指示速度算出部は、前記列車の位置から前記踏切までの距離である踏切残距離および前記踏切通過予定時刻までの時間である踏切残時間を算出し、前記踏切残距離から前記列車の速度における加速距離を引いた距離である加速パターンまでの距離および前記踏切残時間から前記列車の速度における加速時間を引いた時間である加速パターンまでの時間を算出し、前記加速パターンまでの距離と前記加速パターンまでの時間より、前記指示速度を算出し、前記指示速度にしたがって走行した場合に前記踏切通過予定時刻以降に前記踏切を通過するか判定し、前記踏切通過予定時刻以前であれば、前記列車の位置と速度を前記指示速度まで減速した場合の位置と速度に更新し、前記指示速度の再計算を行い、前記踏切通過予定時刻以降に前記踏切を通過する前記指示速度となるまで計算を繰り返すことを特徴とする前記請求項に記載の列車制御システム。
  6. 前記指示速度算出部は、前記列車の複数の速度から減速して停車するまでの時間と距離を予め算出し、保持することを特徴とする前記請求項3に記載の列車制御システム。
  7. 前記加速パターン上で加速して前記踏切に到達するまでの時間と距離を複数の速度から加速した場合について計算し、保持する加速パターン記憶部を有することを特徴とする前記請求項に記載の列車制御システム。
  8. 前記指示速度算出部は、地上または車上に設置されることを特徴とする前記請求項1ないしのいずれか1項に記載の列車制御システム。
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