JP7308402B2 - 異常検出方法及び三次元測定機 - Google Patents

異常検出方法及び三次元測定機 Download PDF

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Description

本発明は異常検出方法及び三次元測定機に係り、特にスタイラスの異常を検出する異常検出方法及び三次元測定機に関する。
測定対象物の表面にスタイラスの先端に設けられた接触子を接触させ、スタイラスの変位を検出することで、測定対象物の複数の位置の三次元座標を取得し、測定対象物の形状を測定する三次元測定機が知られている。このような三次元測定機において、基準球の形状を測定することでスタイラスの位置を校正する技術が知られている(特許文献1参照)。また、スタイラス校正時のデータを利用することで、接触子の摩耗、接触子の汚れ、スタイラスの取り付けの緩みなどの異常を検出することができる。
特開2002-071343号公報
しかしながら、従来の三次元測定機では、プローブヘッドの回転精度の低下、スタイラスシステム交換時に予期しない力が加わっている、スタイラスシステム交換皿の不良、及びスタイラス校正の頻度が少なすぎるため、期待する精度が出ていない、などの要因の異常を検出することができなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、校正履歴からスタイラスの異常を検出する異常検出方法及び三次元測定機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために異常検出方法の一の態様は、スタイラスの校正履歴を用いてスタイラスの異常を検出する異常検出方法であって、スタイラスを用いて校正用の測定対象物を測定し、Nを整数とすると(N+1)回目の校正データを取得する校正工程と、スタイラスの過去の校正データを取得する校正履歴取得工程と、(N+1)回目の校正データと(N+1)回目の1回前の校正データであるN回目の校正データとの第1差分を算出する第1算出工程と、第1差分が第1閾値を超えている第1条件を満たすか否かを判定する第1比較工程と、(N+1)回目の校正データと最初の校正データである1回目の校正データとの第2差分を算出する第2算出工程と、第2差分が第2閾値を超えている第2条件を満たすか否かを判定する第2比較工程と、第1条件及び第2条件の少なくとも一方を満たす場合にスタイラスの異常と判定する判定工程と、を備える異常検出方法である。
本態様によれば、(N+1)回目の校正データとN回目の校正データとの第1差分が第1閾値を超えている第1条件を満たすか否かを判定し、(N+1)回目の校正データと1回目の校正データとの第2差分が第2閾値を超えている第2条件を満たすか否かを判定し、第1条件及び第2条件の少なくとも一方を満たす場合にスタイラスの異常と判定するようにしたので、校正履歴からスタイラスの異常を検出することができる。
校正履歴取得工程は、1回目の校正データからN回目の校正データまでを取得し、Mを整数とすると、Mが2からNまでについて、M回目の校正データと(M-1)回目の校正データの差分である前回値差分をそれぞれ算出し、前回値差分のばらつきを表す指標を算出する前回値差分ばらつき算出工程を備え、第1閾値は、前回値差分のばらつきを表す指標に基づいた値を含むことが好ましい。これにより、スタイラスの異常を適切に判定することができる。
前回値差分のばらつきを表す指標は前回値差分の標準偏差であることが好ましい。これにより、前回値差分のばらつきを適切に算出することができる。
ユーザがユーザ閾値を入力する閾値設定工程を備え、第1閾値はユーザ閾値を含むことが好ましい。これにより、スタイラスの異常を適切に判定することができる。
上記目的を達成するために三次元測定機の一の態様は、測定対象物の表面に接触する接触子を支持するスタイラスと、スタイラスの変位を検出する測定部と、スタイラスの過去の校正データを記憶する記憶部と、スタイラスを用いて校正用の測定対象物を測定し、Nを整数とすると(N+1)回目の校正データを取得する校正部と、(N+1)回目の校正データと(N+1)回目の1回前の校正データであるN回目の校正データとの第1差分を算出する第1算出部と、第1差分が第1閾値を超えている第1条件を満たすか否かを判定する第1比較部と、(N+1)回目の校正データと最初の校正データである1回目の校正データとの第2差分を算出する第2算出部と、第2差分が第2閾値を超えている第2条件を満たすか否かを判定する第2比較部と、第1条件及び第2条件の少なくとも一方を満たす場合にスタイラスの異常と判定する判定部と、を備える三次元測定機である。
本態様によれば、(N+1)回目の校正データとN回目の校正データとの第1差分が第1閾値を超えている第1条件を満たすか否かを判定し、(N+1)回目の校正データと1回目の校正データとの第2差分が第2閾値を超えている第2条件を満たすか否かを判定し、第1条件及び第2条件の少なくとも一方を満たす場合にスタイラスの異常と判定するようにしたので、校正履歴からスタイラスの異常を検出することができる。
本発明によれば、校正履歴からスタイラスの異常を検出することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る三次元測定機を示す図である。 図2は、他の態様のプローブヘッド及びスタイラスを示す拡大図である。 図3は、異常検出方法を示すフローチャートである。 図4は、異常系動作を示すフローチャートである。 図5は、警告動作を示すフローチャートである。 図6は、スタイラスの100回分の校正データの履歴を示すグラフである。 図7は、図6の横軸及び縦軸のスケールを変更したグラフである。 図8は、図6に示した校正データのX軸方向の前回値差分の出現回数の分布を示すグラフである。 図9は、図6に示した校正データのY軸方向の前回値差分の出現回数の分布を示すグラフである。 図10は、図6に示した校正データのX軸方向の校正回数と前回値差分との関係を示すグラフである。 図11は、図6に示した校正データのY軸方向の校正回数と前回値差分との関係を示すグラフである。 図12は、異常1が発生したスタイラスのY軸方向の校正データの校正回数と前回値差分との関係の一例を示すグラフである。 図13は、図12に示したスタイラスの校正データを示すグラフである。 図14は、異常2が発生したスタイラスの校正データを示すグラフである。 図15は、図14に示したスタイラスのY軸方向の校正データの校正回数と前回値差分との関係の一例を示すグラフである。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施形態について詳説する。
<三次元測定機>
図1は、本発明の一実施形態に係る三次元測定機1を示す図(斜視図及びブロック図)である。三次元測定機1は、測定対象物であるワークの各測定ポイント(測定位置)の三次元座標(X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向の座標値)を測定して、ワークの形状を演算する。ここでいうワークの形状とは、ワークの三次元形状、二次元形状、表面形状、輪郭形状、及び長さ又は径などの各種の寸法形状などが含まれる。
なお、図1中のX軸、Y軸、及びZ軸は、三次元測定機1に固有の機械座標原点に基づいて定められる座標系である機械座標系である。本明細書において「三次元座標」とは、三次元測定機1の機械座標原点に基づく座標である。
図1に示すように、三次元測定機1は、測定機本体10と、コントローラ100と、データ処理装置110とを備えている。コントローラ100は、測定機本体10の各部を制御する装置である。データ処理装置110は、三次元測定機1による測定処理及び校正処理に係るデータ処理を行う装置である。
〔測定機本体〕
測定機本体10は、架台12と、架台12上に設けられたテーブル14(定盤)と、テーブル14の両端部に立設された右Yキャリッジ16R及び左Yキャリッジ16Lと、右Yキャリッジ16R及び左Yキャリッジ16Lの上部を連結するXガイド18と、を備える。右Yキャリッジ16Rと左Yキャリッジ16LとXガイド18とにより門型フレーム19が構成される。
テーブル14の上面には、ワーク(図示せず)が配置される。また、テーブル14の両端部の上面と側面とには、Y軸方向に沿って右Yキャリッジ16R及び左Yキャリッジ16Lが摺動する摺動面が形成されている。なお、右Yキャリッジ16R及び左Yキャリッジ16Lには、テーブル14の摺動面に対向する位置にエアベアリング(図示せず)が設けられている。これにより、右Yキャリッジ16R及び左Yキャリッジ16Lは、Xガイド18と共にY軸方向に移動自在となる。
Xガイド18には、Xキャリッジ20が取り付けられている。このXガイド18には、Xキャリッジ20が摺動する摺動面がX軸方向に沿って形成されている。また、Xキャリッジ20には、Xガイド18の摺動面に対向する位置にエアベアリング(図示せず)が設けられている。これにより、Xキャリッジ20はX軸方向に移動自在となる。
Xキャリッジ20には、Zキャリッジ(Zスピンドルともいう)22が取り付けられている。また、Xキャリッジ20には、Zキャリッジ22をZ軸方向に案内するZ軸方向案内用のエアベアリング(図示せず)が設けられている。これにより、Zキャリッジ22は、Xキャリッジ20によってZ軸方向に移動可能に保持されている。このZキャリッジ22の下端には、プローブヘッド24が取り付けられている。
三次元測定機1には、Xキャリッジ20をX軸方向に、門型フレーム19をY軸方向に、Zキャリッジ22をZ軸方向に、それぞれ移動させる駆動部(図示せず)が設けられている。これにより、プローブヘッド24を、互いに直交する3軸方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向)に移動させることができる。
テーブル14の右Yキャリッジ16R側の端部には、Y軸方向の座標値を検出する目盛りであるY軸リニアスケール(図示せず)が設けられている。また、Xガイド18にはX軸方向の座標値を検出する目盛りであるX軸リニアスケール(図示せず)が設けられ、Zキャリッジ22にはZ軸方向の座標値を検出する目盛りであるZ軸リニアスケール(図示せず)が設けられている。
一方、右Yキャリッジ16Rには、Y軸リニアスケールを読み取るY軸検出部(図示せず)が設けられている。また、Xキャリッジ20には、X軸リニアスケール及びZ軸リニアスケールをそれぞれ読み取るX軸検出部(図示せず)とZ軸検出部(図示せず)とが設けられている。X軸検出部、Y軸検出部、及びZ軸検出部の検出結果は、コントローラ100を介してデータ処理装置110へ出力される。
Zキャリッジ22にはプローブヘッド24が設けられている。また、プローブヘッド24には、スタイラスシステム交換皿26を介してスタイラス30が着脱自在に保持されている。
スタイラス30は、剛性が高い軸状の部材である。このスタイラス30の材料としては、例えば、超硬質合金、チタン、ステンレス、セラミック、カーボンファイバー等を使用することができる。
スタイラス30の先端部には、測定子32(接触子の一例)が設けられている。測定子32は、硬度が高く、耐摩耗性に優れた球状の部材である。測定子32の材料としては、例えば、ルビー、窒化珪素、ジルコニア、セラミック等を使用することができる。測定子32の直径(以下、スタイラス径という。)は一例で4.0mmである。
測定対象物の測定を行う場合には、データ処理装置110(測定部の一例)は、コントローラ100を介して駆動部(図示せず)によりXキャリッジ20、門型フレーム19、及びZキャリッジ22をそれぞれX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に移動させて、測定子32を測定対象物に接触させる。そして、データ処理装置110は、測定子32を測定対象物の外形に沿って走査させながら、測定子32の変位量等を測定する。データ処理装置110は、この変位量の測定値等のデータを取得する。データ処理装置110は、汎用測定プログラムを使用してこのデータを処理することにより、測定対象物の形状(輪郭)及び寸法等を求めることが可能となっている。
テーブル14の上面のY軸方向の一端部側には、スタイラスチェンジャ34が載置されている。スタイラスチェンジャ34は、複数種類のスタイラス30をそれぞれ個別に支持するスタイラス支持部34aを有している。なお、スタイラス支持部34aによるスタイラス30の支持方式は特に限定されない。
プローブヘッド24は、スタイラスチェンジャ34に支持されている複数種類のスタイラス30を選択的に着脱自在に保持する。本実施形態では、プローブヘッド24は、マグネットによってスタイラス30に設けられたスタイラスシステム交換皿26を着脱自在に保持する。なお、スタイラス30を保持する方法は、コネクター方式などの各種方式を採用可能である。
スタイラスチェンジャ34の各スタイラス支持部34aの三次元位置情報は、事前にデータ処理装置110にインプットされている。データ処理装置110は、ユーザの指示或いは事前に作成されたプログラムに従って、駆動部(図示せず)を制御してプローブヘッド24をワークの測定に使用するスタイラス30(スタイラス支持部34a)まで移動させた後、プローブヘッド24にスタイラス30を着脱自在に保持させる。
また、データ処理装置110は、プローブヘッド24が保持しているスタイラス30を交換する場合には、駆動部(図示せず)を制御してプローブヘッド24を対応するスタイラス支持部34aまで移動させた後、プローブヘッド24によるスタイラス30の保持を解除してこのスタイラス30を元のスタイラス支持部34aへ戻す。次いで、データ処理装置110は、駆動部(図示せず)を制御して、次に使用するスタイラス30(スタイラス支持部34a)までプローブヘッド24を移動させた後、プローブヘッド24にスタイラス30を着脱自在に保持させる。これにより、プローブヘッド24のスタイラス30の交換を自動で行うことができる。
図2は、他の態様のプローブヘッド24及びスタイラス30を示す拡大図である。図2に示すプローブヘッド24は、例えば無段階位置決め機構を備えた5軸同時制御測定ヘッドである。プローブヘッド24には、スタイラス30をそれぞれ互いに直交する2つの回転軸R1及び回転軸R2の軸周りに回転自在に保持及び回転させるモータなどのスタイラス駆動部(図示せず)が設けられている。スタイラス駆動部により、プローブヘッド24は、スタイラス30を回転軸R1の軸周りの回転角φと、回転軸R2の軸周りの回転角θとをそれぞれ無段階に調整することができる。その結果、プローブヘッド24は、スタイラス30の姿勢を任意に変位(回転)させることができる。
なお、プローブヘッド24には、スタイラス30の回転角θ,φをそれぞれ検出するロータリエンコーダ等の回転角検出部(図示せず)が設けられている。回転角検出部による検出結果は、コントローラ100を介してデータ処理装置110へ出力される。
図1の説明に戻り、テーブル14の上面のX軸方向の一端部側には、スタイラス30の校正用の測定対象物である校正球36が設けられている。校正球36は、真球度と直径が保証された球状の部材である。校正球36は、硬度が高く、耐摩耗性に優れた材料により形成することができる。校正球36としては、その形状誤差が測定機本体10による測定精度よりも小さいもの(一例で10分の1以下のもの)を使用することができる。
スタイラス30の校正を行う場合には、データ処理装置110は、駆動部(図示せず)を制御して測定子32を校正球36に接触させる。データ処理装置110は、測定子32を校正球36の外形に沿って走査させながら、測定子32のX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向の変位量等を測定する。データ処理装置110は、この変位量から求めた校正球36の形状(輪郭)及び寸法等の測定結果と、真の値である校正球36の形状(輪郭)及び寸法等のデータとを比較することにより、スタイラス30の校正を行う。
また、三次元測定機1は、スタイラス30の校正データを用いてスタイラス30の異常の発生を検出することができる。三次元測定機1における異常検出方法の詳細については後述する。
〔コントローラ〕
コントローラ100は、データ処理装置110と測定機本体10との間で送受信するデータの変換処理を行う。コントローラ100は、データ処理装置110から測定機本体10に送信されるデジタルの指令をアナログ信号に変換するためのD/A(digital-to-analog)変換器と、測定機本体10からデータ処理装置110に送られる測定値等のデータをデジタルデータに変換するためのA/D(analog-to-digital)変換器とを含んでいて
もよい。
〔データ処理装置〕
データ処理装置110は、CPU(Central Processing Unit)112と、操作部114と、記憶装置116と、表示装置118とを備えている。データ処理装置110は、例えばパーソナルコンピュータにより構成される。
データ処理装置110は、操作部114からの操作入力に応じて測定機本体10に指令を送信して、測定機本体10による測定対象物の測定を行う。同様に、データ処理装置110は、スタイラス30の校正、及び異常検出を行う。
CPU112は、測定機本体10及びデータ処理装置110の各部の動作を制御する。CPU112は、操作部114を介してユーザからの操作入力を受け付け、コントローラ100を介してこの操作入力に応じた制御信号を、測定機本体10及びデータ処理装置110の各部に送信して各部の動作を制御する。
操作部114は、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部材を含んでいる。この操作部材としては、例えば、文字入力のためのキーボード、ポインティングデバイス、マウス等を用いることができる。
記憶装置116は、CPU112による演算に使用されるプログラム、及び測定機本体10から取得した測定結果等のデータを記憶する。記憶装置116としては、例えば、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気ディスクを含む装置、eMMC(embedded Multi Media Card)、SSD(Solid State Drive)等のフラッシュメモリを含む装置等を用いることができる。図1は、記憶装置116に記憶されるプログラムの例として、汎用測定プログラム及び異常検出プログラムを示しており、記憶装置116に記憶されるデータの例として、校正データ情報、閾値情報及び設定情報を示している。
表示装置118は、文字情報、画像、GUI(Graphical User Interface)等を表示するための装置である。表示装置118としては、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。表示装置118には、測定機本体10から取得した測定値等のデータ、スタイラス30の校正の結果、及びスタイラス30の異常検出の結果を表示させることができる。
なお、ユーザに対して通知を行う装置としては、表示装置118に加えて、又は表示装置118の代わりに、音声を出力するためのスピーカ等を備えていてもよい。
<異常検出方法>
次に、三次元測定機1における異常検出方法について説明する。三次元測定機1は、スタイラス校正の履歴である校正データを用いて異常検出処理を行う。異常検出処理は、CPU112が記憶装置116に記憶された異常検出プログラムを実行することで行われる。
本実施形態に係る異常検出方法では、プローブヘッドの回転精度の低下、スタイラスシステム交換時に予期しない力が加わっている、スタイラスシステム交換皿の不良、及びスタイラス校正の頻度が少なすぎるため、期待する精度が出ていない、などの要因の異常を検出する。これらの異常を検出するために、測定スタイラスの微小な位置ずれ、又は測定スタイラスの急激な位置ずれを検出する。
〔メイン処理〕
図3は、異常検出方法のメイン処理を示すフローチャートである。図3に示すように、異常検出方法は、閾値設定工程(ステップS1)と、校正工程(ステップS2)と、校正履歴取得工程(ステップS3)と、前回値差分ばらつき算出工程(ステップS4)と、第1算出工程(ステップS5)と、第2算出工程(ステップS6)と、判定工程(ステップS7)と、を有する。
ステップS1では、データ処理装置110は、判定工程で使用する閾値を設定する。ここで設定する閾値は、標準偏差の倍数K、及びユーザ閾値D[mm]である。
標準偏差の倍数Kは、記憶装置116に閾値情報として記憶されている。データ処理装置110は、標準偏差の倍数Kを記憶装置116から読み出す。一例として、標準偏差の倍数K=3である。データ処理装置110は、標準偏差の倍数Kをユーザに入力させてもよい。
ユーザ閾値Dは、ユーザが所望の値に設定することができる。データ処理装置110は、ユーザ閾値Dをユーザに操作部114から入力させて取得する。なお、データ処理装置110は、ユーザが入力したユーザ閾値Dを記憶装置116に記憶させておいてもよい。記憶装置116にユーザ閾値Dが記憶されている場合は、データ処理装置110は、閾値設定工程においてユーザ閾値Dを記憶装置116から読み出せばよい。
ステップS2では、データ処理装置110(校正部の一例)は、スタイラス30の校正を行う。ここでの校正は、Nを整数とすると、スタイラス30の(N+1)回目の校正であるとする。
スタイラス30の校正を行うには、データ処理装置110は、スタイラスチェンジャ34にセットされている複数のスタイラス30から所望のスタイラス30を選択し、プローブヘッド24に保持させる。
次に、データ処理装置110は、スタイラス30の測定子32を校正球36に接触させ、測定子32を校正球36の外形に沿って走査させて、測定子32の変位量等を測定する。これにより、データ処理装置110は、校正球36の形状及び寸法等の測定結果を(N+1)回目の校正データとして取得する。
ステップS3では、データ処理装置110は、記憶装置116(記憶部の一例)から今回校正を行っているスタイラス30の1回目~N回目までのN回分の校正データ(校正履歴の一例)を読み込む。Nは4以上であることが好ましい。
ステップS4では、データ処理装置110は、ステップS3で読み込んだ過去N回分の校正データから、各軸の前回値との差分値(前回値差分)の標準偏差(Sx、Sy、Sz)を算出する。
M回目の校正データを(X、Y、Z)、M回目の前回である(M-1)回目の校正データを(X(M-1)、Y(M-1)、Z(M-1))とすると、M回目の校正データの前回値差分は(X-X(M-1)、Y-Y(M-1)、Z-Z(M-1))と表すことができる。M=2~Nにおける差分値の標準偏差が、前回値差分の標準偏差(Sx、Sy、Sz)となる。
ここでは前回値差分のばらつきを表す指標として標準偏差を用いているが、分散、又はその他の指標であってもよい。
ステップS5では、データ処理装置110(第1算出部の一例)は、ステップS2で取得した(N+1)回目の校正データと、ステップS3で読み込んだ校正データであって、(N+1)回目の1回前の校正データであるN回目の校正データとの第1差分(Dnx、Dny、Dnz)を算出する。第1差分(Dnx、Dny、Dnz)は、(X(N+1)-X、Y(N+1)-Y、Z(N+1)-Z)と表すことができる。
ステップS6では、データ処理装置110(第2算出部の一例)は、ステップS2で取得した(N+1)回目の校正データと、ステップS3で読み込んだ校正データであって、最初の校正データである1回目の校正データとの第2差分(D1x、D1y、D1z)を算出する。第2差分(D1x、D1y、D1z)は、(X(N+1)-X、Y(N+1)-Y、Z(N+1)-Z)と表すことができる。
ステップS7では、データ処理装置110(第1比較部の一例、第2比較部の一例)は、ステップS4~ステップS6で求めた値が、下記の条件1、条件2、及び条件3のうちのいずれかの条件に該当するか否かを判定する(第1比較工程の一例、第2比較工程の一例)。
(条件1)|Dnx|>K×Sx、又は|Dny|>K×Sy、又は|Dnz|>K×Sz
(条件2)|Dnx|>D、又は|Dny|>D、又は|Dnz|>D
(条件3)|D1x|>K×Sx×N1/2、又は|D1y|>K×Sy×N1/2、又は|D1z|>K×Sz×N1/2
即ち、条件1は第1差分(Dnx、Dny、Dnz)の絶対値が閾値(K×Sx、K×Sy、K×Sz)を超えている条件である。条件2は第1差分(Dnx、Dny、Dnz)の絶対値が閾値(D、D、D)を超えている条件である。条件3は第2差分(D1x、D1y、D1z)の絶対値が閾値(K×Sx×N1/2、K×Sy×N1/2、K×Sz×N1/2)を超えている条件である。
条件1、条件2、及び条件3のいずれの条件にも該当しない場合は、ステップS8へ移行する。ステップS8では、ステップS2で取得した(N+1)回目の校正データを記憶装置116に書き込み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、条件1、条件2、及び条件3のうちいずれかの条件を満たす場合は、データ処理装置110(判定部の一例)は、スタイラス30に異常が発生していると判断し、ステップS9へ移行する。ステップS9では、異常系動作処理を行い、その後、本フローチャートの処理を終了する。
〔異常系動作処理〕
図4は、異常系動作処理を示すフローチャートである。
ステップS11では、データ処理装置110は、表示装置118に画面1を表示する。画面1は、ユーザに校正結果の変化が意図したものであるか否かを確認するための画面である。ステップS12では、ユーザは、画面1の表示に従って操作部114から意図したものであるか否かを入力する。
ユーザが意図してスタイラス30を交換した、又は測定子32を洗浄したなどの場合は、校正データはこれまでの履歴とは異なってくる可能性がある。したがって、校正結果の変化がユーザの意図したものである場合は、ステップS13へ移行する。ステップS13では、データ処理装置110は、記憶装置116に記憶されたN回分の校正データをリセット(消去)し、本フローチャートの処理を終了する。
校正結果の変化が意図したものでない場合は、ステップS14へ移行する。ステップS14では、データ処理装置110は、N+1回目の校正データのログを作成し、記憶装置116に記憶させる。また、データ処理装置110は、続くステップS15において警告動作処理を行い、本フローチャートの処理を終了する。
〔警告動作処理〕
図5は、警告動作処理を示すフローチャートである。
ステップS21では、データ処理装置110は、条件3に該当するか否かを判定する。条件3に該当する場合は、ステップS22へ移行する。
ステップS22では、データ処理装置110は、表示装置118に画面4を表示させる。条件3に該当するのは、1回目の校正データとN+1回目の校正データとの差分が大きい場合であり、三次元測定機1(測定機本体10)の故障の可能性がある。したがって、画面4では、一例として「測定機の故障の可能性があります。弊社サポートまでご連絡ください。」と表示する。
また、ステップS21において条件3に該当しないと判定された場合は、ステップS23へ移行する。
ステップS23では、データ処理装置110は、条件2に該当するか否かを判定する。条件2に該当する場合は、ステップS24へ移行する。
ステップS24では、データ処理装置110は、表示装置118に画面3を表示させる。条件2に該当するのは、(N+1)回目の校正データとN回目の校正データとの差分がユーザの入力したユーザ閾値Dより大きい場合であり、ユーザの期待している測定精度に達していない可能性がある。したがって、画面3では、一例として「期待している精度で測定するためには、スタイラスの校正頻度を増やす必要があります。」と表示する。
ステップS23において条件2に該当しないと判定された場合は、条件1に該当していると判断し、ステップS25へ移行する。
ステップS25では、データ処理装置110は、表示装置118に画面2を表示させる。条件1に該当するのは、(N+1)回目の校正データとN回目の校正データとの差分が前回値差分の標準偏差のK倍より大きい場合であり、スタイラス30の故障の可能性がある。したがって、画面2では、一例として「スタイラスの故障の可能性があります。」と表示する。
データ処理装置110は、画面2、画面3、又は画面4を表示した後、本フローチャートを終了する。
<判定工程の条件の設定>
図6は、三次元測定機1においてあるスタイラス30の校正を100回繰り返して取得した校正データの推移を示すグラフである。図6では、横軸をX軸方向、縦軸をY軸方向として100回分のX軸方向及びY軸方向の校正データをプロットしている。ここでは、Z軸方向の校正データは省略している。
図6に示すように、校正データはランダムウォークモデルに近い挙動を示している。したがって、校正データはランダムウォークモデルに従うと推測することができる。
ランダムウォークモデルにおいて、ある歩数の位置の標準偏差は、歩幅×歩数1/2と表すことができる。本実施形態において、歩数は校正回数に相当する。したがって、各軸方向の校正データがK×歩幅×歩数1/2を超えた場合に異常と判断する。ここでは歩幅の代表値としてステップS4で求めた前回値差分の標準偏差(Sx、Sy、Sz)を使用する。以上により、条件3を導くことができる。なお、製造業の慣例から、標準偏差の3倍を超える場合(K=3)を異常として検出することができる。
図7は、図6の横軸及び縦軸のスケールを変更して表したグラフである。図7に示す楕円は、条件3に相当する異常検出の閾値を示している。
図7において、校正データのプロット位置が(x,y)の位置に存在する確率P(x、y)は、下記のように表すことができる。
Figure 0007308402000001
ここで、r、σ を下記の式1、式2のように定義する。
Figure 0007308402000002
式1、式2より、確率P(x、y)は、
Figure 0007308402000003
と表すことができる。即ち、rは正規分布に従う。
式1、式2より、閾値の式は下記になる。
Figure 0007308402000004
したがって、閾値は楕円状になる。ここではX軸方向及びY軸方向の二次元について考えたが、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向の三次元の場合は、閾値は楕球状となる。
図8及び図9は、図6に示した校正データの、前回値差分の出現回数の分布を示すグラフである。それぞれ横軸は前回値差分(単位:1/10μm)、縦軸は出現回数(単位:回)を表しており、図8はX軸方向の校正データ、図9はY軸方向の校正データを示している。図8及び図9に示すように、前回値差分は正規分布に近い挙動を示している。したがって、前回値差分は正規分布に従うと推測し、前回値差分の標準偏差のK倍(例えばK=3)を超える場合を異常と検出する。これにより、条件1を導くことができる。
図10及び図11は、図6に示した校正データの、前回値差分の推移を示すグラフである。それぞれ横軸は校正回数(単位:回目)、縦軸は前回値差分(単位:mm)を表しており、図10はX軸方向の推移、図11はY軸方向の推移を示している。図10及び図11に示す実線は、条件1に相当する異常検出の閾値を示しており、ここでは標準偏差の3倍の値を示している。
また、前回値差分がユーザの入力値を超えた場合は、ユーザの意図した精度で測定できていない可能性がある。これにより、条件2を導くことができる。
<異常の発生例と検出>
〔異常1〕
スタイラスの相対位置が少しずつずれる異常(異常1)が発生する場合がある。異常1は、例えば、プローブヘッド24に装着するスタイラス30を交換する際に、スタイラス30がスタイラスチェンジャ34と接触することで、スタイラスシステムに予期せぬ力が加わり、スタイラス30の相対位置がずれることで発生する。
図12は、異常1が発生したスタイラスのY軸方向の校正データの前回値差分の推移の一例を示すグラフである。図11と同様に、横軸は校正回数(単位:回)、縦軸は前回値差分(単位:mm)を表している。この例では、N=91回目まで前回値差分は0~0.00045[mm]の範囲にある。これは閾値より小さいため、条件1には該当しないと判断される。
このように、条件1では異常1の発生の判断ができない場合がある。
図13は、図12に示したスタイラスの校正データを示すグラフである。図6と同様に、横軸をX軸方向、縦軸をY軸方向としてX軸方向及びY軸方向の校正データをプロットしている。また、図13に示す楕円は、異常検出の閾値を示している。
このスタイラスは、徐々に1回目の校正位置からずれが発生しており、途中から1回目の校正位置からの移動量が閾値を超えていることがわかる。このように、異常1の発生は条件3を用いて判断することができる。
〔異常2〕
一方、測定スタイラスの相対位置が急激にずれる異常(異常2)が発生する場合がある。異常2は、例えばスタイラスシステム交換皿26の不良により、プローブヘッド24とスタイラスシステム交換皿26との接続に滑りが生じ、スタイラス30が回転してずれることで発生する。また、スタイラス30の校正の頻度が少ないために期待する精度が出ないことで発生する。また、図2に示すプローブヘッド24の場合には、2つの回転軸R1及び回転軸R2の回転精度の低下によっても発生する。
図14は、異常2が発生したスタイラスの校正データを示すグラフである。図6と同様に、横軸をX軸方向、縦軸をY軸方向としてX軸方向及びY軸方向の校正データをプロットしている。また、図14に示す円は、異常検出の閾値を示している。この例では、全ての校正データが閾値より小さく、条件3には該当しないと判断される。このように、異常2が発生した場合、1回目の校正位置からの移動量が大きいとは限らず、条件3では異常2の発生の判断ができない場合がある。
図15は、図14に示したスタイラスのY軸方向の校正データの前回値差分の推移の一例を示すグラフである。図11と同様に、横軸は校正回数(単位:回)、縦軸は前回値差分(単位:mm)を表している。この例では、99回目の前回値差分が閾値より大きくなっており、条件1に該当すると判断される。このように、異常2の発生は条件1を用いて判断することができる。
以上のように、本実施形態によれば、条件1を用いて判断することで、スタイラスの相対位置が急激にずれる異常を検出することができる。したがって、プローブヘッドの回転精度の低下、スタイラスシステム交換皿の不良などの要因の異常を検出することができる。
また、条件2を用いて判断することで、ユーザの期待している測定精度に達していない異常を検出することができる。
さらに、条件3を用いて判断することで、スタイラスの相対位置が少しずつずれる異常を検出することができる。したがって、スタイラスシステム交換時に予期しない力が加わっているなどの要因の異常を検出することができる。
条件1及び条件2は、ともに第1差分(Dnx、Dny、Dnz)に対して判定を行う条件である。したがって、条件1を「第1条件」として条件1の閾値(K×Sx、K×Sy、K×Sz)を「第1閾値」としてもよいし、条件2を「第1条件」として条件2の閾値(D、D、D)を「第1閾値」としてもよい。また、条件1及び条件2の両方を「第1条件」としてもよい。
条件3は第2差分(D1x、D1y、D1z)に対して判定を行う「第2条件」に相当し、閾値(3×Sx×N1/2、3×Sy×N1/2、3×Sz×N1/2)が「第2閾値」に相当する。
<その他>
本発明の技術的範囲は、上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。各実施形態における構成などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各実施形態間で適宜組み合わせることができる。
1…三次元測定機
10…測定機本体
12…架台
14…テーブル
16L…キャリッジ
16R…キャリッジ
18…ガイド
19…門型フレーム
20…キャリッジ
22…キャリッジ
24…プローブヘッド
26…スタイラスシステム交換皿
30…スタイラス
32…測定子
34…スタイラスチェンジャ
34a…スタイラス支持部
36…校正球
100…コントローラ
110…データ処理装置
112…CPU
114…操作部
116…記憶装置
118…表示装置

Claims (4)

  1. スタイラスを用いて校正用の測定対象物を測定し、Nを整数とすると(N+1)回目の校正データを取得する校正工程と、
    前記スタイラスの過去の校正データを取得する校正履歴取得工程と、
    前記(N+1)回目の校正データと最初の校正データである1回目の校正データとの差分を算出する算出工程と、
    前記差分が閾値を超えている条件を満たすか否かを判定する比較工程と、
    前記条件を満たす場合に前記スタイラスの異常と判定する判定工程と、
    を備える異常検出方法。
  2. 前記校正履歴取得工程は、前記1回目の校正データからN回目の校正データまでを取得し、
    Mを整数とすると、Mが2からNまでについて、M回目の校正データと(M-1)回目の校正データの差分である前回値差分をそれぞれ算出し、前記前回値差分のばらつきを表す指標を算出する前回値差分ばらつき算出工程を備え、
    前記閾値は、前記前回値差分のばらつきを表す指標及び校正回数Nに基づいた値を含む請求項1に記載の異常検出方法。
  3. 前記前回値差分のばらつきを表す指標は前記前回値差分の標準偏差であり、
    前記閾値は、前記標準偏差とN1/2との積に基づいた値である請求項2に記載の異常検出方法。
  4. 測定対象物の表面に接触する接触子を支持するスタイラスと、
    前記スタイラスの変位を検出する測定部と、
    前記スタイラスの過去の校正データを記憶する記憶部と、
    前記スタイラスを用いて校正用の測定対象物を測定し、Nを整数とすると(N+1)回目の校正データを取得する校正部と、
    前記(N+1)回目の校正データと最初の校正データである1回目の校正データとの差分を算出する算出部と、
    前記差分が閾値を超えている条件を満たすか否かを判定する比較部と、
    前記条件を満たす場合に前記スタイラスの異常と判定する判定部と、
    を備える三次元測定機。
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