JP7307795B2 - プレスブレーキ - Google Patents

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Description

本発明は、曲げ加工に用いるプレスブレーキに関する。
プレスブレーキで曲げ加工を行う場合、ワークはプレスブレーキの上下金型間に置かれる。一般に、下側の金型あるいは動作しない側の金型は、「ダイ」と呼ばれ、ワークに接する側に開放された溝を有する。一方、上側の金型あるいは動作する側の金型は、「パンチ」と呼ばれ、ワークに接する側に尖った楔形状を有している。このパンチをワークに接触させ、更に押圧することで、溝形状またはパンチのストローク量に応じた曲げ形状をワークに付与できる。
また、長尺のワークを対象とするプレスブレーキでは、上述したダイおよびパンチが、大寸法のワークに適応するために、互いに平行を成して延在して長寸を成している。そして、このようなプレスブレーキでは、ダイが有する溝とパンチ先端との上下間距離は、溝およびパンチの延在方向において一定となっている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2016-59935号公報
ところで、従前のプレスブレーキは、板厚が一様でないワークに一様な曲率の曲げ形状を付与したい場合に、問題を生じる。
具体的に説明すると、板厚が比較的に大きい部位には比較的に大きい押圧力の付与が必要であるのに対し、板厚が比較的に小さい部位には比較的に小さい押圧力を付与すればよい。さらに、板厚が厚いほど、スプリングバックが小さいため、小さなストローク量で目標とする曲げ角度になり、板厚が薄いほど、スプリングバックが大きいため、目標とする曲げ角度を達成するために大きなストローク量を必要とする。さらに、パンチの延在方向において板厚が一様でないワークの場合、板厚のもっとも厚い箇所がパンチと接触し、加工力が付与されていても、まだパンチが板厚の薄い箇所に到達していない間は、この板厚の薄い箇所では加工力が付与されていない。これらを考慮すると、特にパンチの延在方向における板厚が一様でないワークに対して、ストロークをどのように与えるべきか、あるいは、延在方向の各部分のパンチ形状をどのように定めるべきか、を決めることは極めて難しい問題であり、当該ワークの曲率が一様となるように加工することが難しい。このことから、板厚が一様でないワークにおいては、ワークにおいて板厚の薄い箇所のダイとワークとの間に適宜厚みのシムを設置して、ワークの各部位に作用するパンチの押圧力、あるいは、実質的にパンチの形状そのものを調整する作業を要するのが実情であり、作業効率ならびに成形品質に改善の余地がある。
そこで本発明は、板厚が一様でないワークに曲げ加工を施す際に、効率よくワークに一様な曲率を付与できるプレスブレーキを提供することを目的とする。
本発明の一形態に係るプレスブレーキは、ダイ及びパンチによってワークに対する曲げ加工を行うプレスブレーキであって、ダイと、前記ダイに対向して配置され、前記ダイの長手方向に配列された複数のパンチ要素を有するパンチと、前記パンチを支持するパンチ支持部材と、前記パンチ支持部材を前記ダイに対し、相対的に上下方向に移動させる移動装置と、各前記パンチ要素の前記パンチ支持部材に対する上下方向における位置を調整し、各前記パンチ要素によって形成される前記パンチの形状を変更する位置コントローラと、を備える。
前記構成によれば、パンチは、複数のパンチ要素を一方向に沿って配列して構成されている。換言すれば、パンチは、一方向に沿って並ぶ複数のパンチ要素に分割されている。各パンチ要素は、位置コントローラの作用でダイとの対向方向において個別に位置を調整可能になっており、その結果、パンチ形状は任意に変更可能になっている。そのため、ワークの板厚が一様でなくても、板厚が薄い部位と対向するパンチ要素をダイに近接する側に張り出し、板厚が厚い部位と対向するパンチ要素をダイから離反する側に引っ込めたうえで、パンチ支持部材をワーク側へ押し出せば、板厚差を埋めるためのシムがなくとも、ワーク全体に同じ曲率をあたえるように押圧でき、あるいは、ワーク全体を一様な押圧力で押圧できる。よって、シムを設置する作業が不要となり、作業効率が向上する。
本発明によれば、板厚が一様でないワークに曲げ加工を施す際に、効率よくワークに一様な曲率を付与可能なプレスブレーキを提供できる。
実施形態に係るプレスブレーキの正面図であって、全てのパンチ要素の位置を同じに揃えた状態を示す図である。 実施形態に係るプレスブレーキの正面図であって、パンチ要素の位置をワークの板厚に応じて設定した状態を示す図である。 図2のIII-III断面図である。 図4AおよびBはパンチ要素調整機構の作用図である。図4Aはパンチ要素がロック位置にある状態であって過負荷防止機構の作動が規制される状態を示す。図4Bはパンチ要素が下動した状態にあって過負荷防止機構の作動が許容される状態を示す。 実施形態に係るプレスブレーキのブロック図である。 図6A-Cは過負荷防止機構の作用図である。図6Aは過負荷入力初期の状態を示す。図6Bは入力された過負荷で駒部材が上動し且つ当接部材が横方向に退避移動している状態を示す。図6Cは駒部材の上動が完了した状態を示す。 図7は、プレスブレーキにより曲げ加工を施す対象であるワークの一例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、全図を通じて同一のまたは対応する要素には同一の符号を付して重複する詳細な説明を省略する。
図1および図2は、実施形態に係るプレスブレーキ1の正面図である。図3は、図2のIII-III断面図である。プレスブレーキ1は、ワーク90に曲げ加工を施すことが可能である。ワーク90の材質は特に限定されず、ステンレス鋼のような鉄系金属でもよいし、アルミニウム合金でもよい。図7に、ワーク90の一例を示す。この図7に示すように、プレスブレーキ1により適切な曲げ加工を施すことが可能なワークには、板厚方向に貫通する開口90aや、一方又は他方の主面から窪むなどして部分的に周囲に比べて厚みが小さい凹部90bなどを有するワーク90が含まれる。なお、図7に示すワーク90は、略矩形状の開口90aが幅方向(後述する「金型長手方向」)に並んで複数形成され、かつ、略矩形状の凹部90bが幅方向及びこれに直交する方向にマトリクス状に複数形成された構成となっている。
このプレスブレーキ1は、このような長尺かつ幅広のワーク90への多段曲げ加工が可能であり、かかるワーク90から例えば航空機胴体部分のスキンなどの比較的に大径の円筒体を製作することができる。そして、本実施形態に係るプレスブレーキ1によれば、一様な板厚を有するワーク90に対しては勿論のこと、長手方向あるいは幅方向に板厚が一様でないワーク90に対しても、シムの設置等の付帯作業なしで、ワーク90の、長手方向に一様な曲率の曲げ形状を付与できる。更に、このプレスブレーキ1によれば、ワーク90の各部位へ付与する押圧力を互いに独立して調整できる。換言すれば、ワーク90の各部位に対応するパンチ要素3aの位置を調整することで、パンチ形状を任意に且つ適時に変更することができる。そのため、一様な曲率の曲げ形状に限らず、長手方向あるいは幅方向において途中で曲率が変化する形状等、三次元的な曲げ形状であっても成形可能である。このようなプレスブレーキ1の構成について、以下で詳述する。
プレスブレーキ1は、主として、ダイ2、パンチ3、パンチ支持部材4、移動装置5および複数のパンチ要素調整機構(位置コントローラ)10を備える。公知のとおり、プレスブレーキ1では、パンチ3がダイ2に対してダイ2との対向方向に相対移動する。本実施形態では、この対向方向であって相対移動方向が、典型的な上下方向であるが、完全な上下方向でなくても傾斜していても良い。パンチ3およびこれを支持するパンチ支持部材4は、ダイ2の上方に配置される。ダイ2の上面が、ワーク90を支持するワーク支持面であり、パンチ3の下面が、ワーク90を押圧するワーク押圧面である。本実施形態では、ダイ2が床面に固定的に設置されてパンチ3が可動であるが、パンチ3に代えてまたは加えてダイ2が可動でもよい。また、パンチ3及びパンチ支持部材4とダイ2との位置関係は上記に限られず、例えば、パンチ及びパンチ支持部材4をダイ2の下方に配置した構成を採用してもよい。
移動機構5は、パンチ支持部材4およびこれに支持されたパンチ3をダイ2に対して相対移動させる。移動機構5は、一例として、床面に対して固定的に設置され且つそのロッドを上下方向に向けた油圧シリンダ、および油圧シリンダへの圧油給排を制御する電磁弁によって構成される。なお、移動機構5は油圧シリンダではなく、電動サーボなどでもよいし、要するに、これらを含む公知のアクチュエータを用いて構成できる。
ダイ2は、幅広のワーク90への加工を可能とするため、水平な一方向(相対移動方向である上下方向と直交する一方向)に長尺に形成される。ダイ2の上面には、この一方向に延在して上方に開放された溝2aが形成されている。溝2aの断面形状は特に限定されないが、一例としてV字形状である。このダイ2に対応して、パンチ3も当該一方向に長尺に構成されている。以下、当該一方向を「金型長手方向」と呼ぶ。また、金型長手方向(水平な一方向)にも相対移動方向(上下方向)にも直交する方向(図2の紙面直交方向、図3の左右方向)を、「送り方向」と呼ぶ。本例では、送り方向も水平である。曲げ加工に際して、ワーク90はこの送り方向に搬送される。
パンチ3は、複数のパンチ要素3aをこの金型長手方向に配列することで構成されている。換言すれば、パンチ3は、金型長手方向において複数のパンチ要素3aに分割されている。複数のパンチ要素3aは、金型長手方向に隙間なく敷き詰められるように配列されている(図1および図2を参照)。また、複数のパンチ要素3aは、金型長手方向に見たときに送り方向にズレなく、金型長手方向に一直線状に配列されている(図3も参照)。他方、複数のパンチ要素3aは、複数のパンチ要素調整機構10の作用で、互いに独立してパンチ支持部材4に対して上下方向に移動可能になっている。複数のパンチ要素調整機構10は、複数のパンチ要素3aそれぞれに対応して設けられており、パンチ要素3aの上下方向位置を個別に調整できる。
図3に示すように、パンチ要素調整機構10は、パンチ支持部材4の下面側に設けられる。パンチ要素調整機構10は、ネジ部材11、駆動部12、ホルダ13およびロック部材19を備えている。ロック部材19は、パンチ支持部材4の下面に固定されている。ネジ部材11は、パンチ支持部材4の下方で上下方向に延びるように配置されており、ロック部材19(ひいてはパンチ支持部材4)に回転可能に支持されている。駆動部12は、ネジ部材11を回転駆動する。一例として、駆動部12は、電気モータ12a、電気モータ12aの回転出力をネジ部材11に伝達する伝動機構12b(例えば、ベルト伝動機構)によって構成される。電気モータ12aはパンチ支持部材4の下方であってロック部材19の送り方向外方に配置される。図1および図2の正面図には、パンチ要素3aの半数の電気モータ12aが示されている。残り半数の電気モータ12aは、背面側に配置されている。すなわち、電気モータ12aは、金型長手方向において、1つごとに正面側と背面側とに交互に配列されている。この配列により、一つ一つのパンチ要素3aを小型化しながら電気モータ12aの配置スペースが十分に確保される。図3の断面図では、切断されたパンチ要素3aに対応して正面側に配置された電気モータ12aのみを示している(図4及び図6も同じ)。
ロック部材19は、下方に開放された断面非円形状(一例として矩形状)の収容空間19aを有しており、ネジ部材11は収容空間19aに部分的に収容されている。ホルダ13は、このネジ部材11に螺合すると共に、断面非円形状(一例として矩形状)の部分が収容空間19a内に嵌め合わされている(後述の図4Bの斜視図部分参照)。この嵌め合いにより、ホルダ13は上下方向に移動することを許容される一方で上下方向の軸周りに回転することを規制される。ホルダ13は、下方に開放された保持空間13aを有している。パンチ要素3aは、その下端部をホルダ13から下方に露出させた状態で、保持空間13a内に収容される。パンチ要素3aの上面は保持空間13aの内上面に突き当てられており、パンチ要素3aに入力される上向きの荷重がホルダ13に伝達されやすくしている。なお、ホルダ13の外周部には上部に比べて下部の外径が大きい段形状の肩部が形成されており、当該肩部の上面13bは、ロック部材19の下端面19bに対向して位置している。
図4AおよびBはパンチ要素調整機構の作用図である。図4Bでは、ホルダ13およびロック部材19の一部を斜視図にして図示している。駆動部12がネジ部材11を回転駆動すると、上述したようにホルダ13はロック部材19により回転を規制されているので、ホルダ13およびこれに保持されたパンチ要素3aは上下方向に移動する。前述のとおり、ロック部材19の下端面19bはホルダ13の肩部の上面13bに対向しているので、ホルダ13が上動すると、その肩部の上面13bがロック部材10の下端面19bに突き当たる。このように、ホルダ13がロック部材19に下から突き当たるときの位置が、ホルダ13およびパンチ要素3aの上限位置である。ホルダ13およびパンチ要素3aの下限位置は、ホルダ13がネジ部材11から脱落しないで済む所定の位置である。ホルダ13およびパンチ要素3aの位置は、この上限位置と下限位置との間で上下方向に調整される。なお、上述したパンチ要素調整機構10の構成は好適な一例であるが、必ずしもこの構成に限定されるわけではない。
図5は、実施形態に係るプレスブレーキ1のブロック図である。図5に示すように、プレスブレーキ1は、ワーク90を搬送するワーク搬送機構(ワーク搬送装置)6、前述した移動機構5(図1及び図2参照)、および複数のパンチ要素調整機構10、のそれぞれを制御する制御装置30を備える。制御装置30はオペレータによって操作される操作盤31と接続されている。オペレータが操作盤31において加工開始の指令を入力すると、制御装置30は、ワーク搬送機構6を間欠的に駆動してワークを所定量搬送させ、ワーク搬送機構6を停止させてワーク90の搬送を停止したところで、次に移動機構5を駆動してパンチ3を下動させる。これにより、ワーク90がパンチ3で押圧されてワーク90に曲げ形状が付与される。そして、移動機構5を駆動してパンチ3を上動してパンチ3をワーク90から離隔させる。この一連の動作を繰り返すことで、ワーク90に多段曲げ加工が施される。
制御装置30は、ワーク90の加工に関するデータ(図5に示す「各パンチ要素及びプレスブレーキの動作プログラム」を含むデータ)、あるいは、形状に関するデータ(図5に示す「ワーク形状データ」を含むデータ)を記憶している。このデータに基づき、ワーク90の長手方向に関してダイ2上で支持されている部位の板厚に応じて、各パンチ要素3aの上下方向位置を調整する。この調整は、加工開始時においてはパンチ3が最初にワーク90を押圧するまでに行われ、その後は、パンチ3が上動してからパンチ3が再下動するまでの間で実施される。
図2にも示すように、ワーク90によっては、少なくとも幅方向に板厚が一様でないものがある。本例では、ワーク90の幅方向が金型長手方向と一致するが、この金型長手方向に配列されたパンチ要素3aの上下方向位置は、パンチ要素3a自身が押圧する部分の板厚に応じて調整される。板厚が比較的に大きい部位では、パンチ要素3aは比較的に上方の位置に調整される。板厚が比較的に小さい部位を押圧するパンチ要素3aは、比較的に下方の位置に調整される。換言すれば、板厚が相対的に大きい部位のパンチ要素3aは、板厚が相対的に小さい部位のパンチ要素3aに比べて、ワーク90からより離れた位置(本実施の形態では、上方)に、調整される。
このような調整がなされた状態でパンチ支持部材4を下降させれば、板厚差を埋めるためのシムがなくても、ワーク90において、それぞれのパンチ要素3a直下の板厚における最適なパンチストロークをワーク90が受けることとなる。従って、ワーク90の幅方向全体を一様な曲率に曲げることが可能となり、シムを設置する付帯作業がなく曲げ加工の作業効率が向上するとともに、品質が向上する。
上記の曲げ加工を行う場合、理想的な形状データと、現実のワークの形状寸法との間に、少なくとも公差範囲内でズレが生じるおそれがある。また、ワーク90において、あるパンチ要素3aに対応する部位と、その隣のパンチ要素3aに対応する部位とで、きわめて大きな板厚差がある場合には、どちらかのパンチ要素3aには大きな負荷がかかる。このような事情が重なることで、あるパンチ要素3aにワーク90から過大な反力が入力されるおそれがある。
そこで、このプレスブレーキ1は、パンチ要素3aに過大な反力が入力されても、その過負荷をパンチ要素調整機構10から逃がして他の部位で受ける過負荷防止機構(過負荷防止装置)20を備えている。これによりパンチ要素調整機構10の保護が図られる。更に、プレスブレーキ1は、所定条件下で、パンチ要素調整機構10だけでなく過負荷防止機構20からも過負荷を逃がすパンチ位置ロック機構(パンチ位置ロック装置)26を備えている。パンチ位置ロック機構26の作用で、パンチ要素3aに過大な反力が入力されても、その過負荷はパンチ支持部材4で受け止められる。以下、これら過負荷対策のための構成について説明する。
図3に示すように、過負荷防止機構20は、パンチ要素調整機構10を介してパンチ要素3aと連結されて荷重が伝達される駒部材21と、駒部材21に側方から当接する当接部材22と、パンチ支持部材4に支持されて当接部材22を駒部材21に近づく方向へ付勢する付勢部材23とを備える。
駒部材21は、一例として、立方体状に形成されている。駒部材21の下面は、パンチ要素調整機構10、特にネジ部材11の上面と連結されている。ただし、駒部材21は、ネジ部材11の回転には連動せず、下方からネジ部材11に作用する荷重が上向きに伝達されるように、ネジ部材11と機械的に連結されている。本実施形態では、当接部材22および付勢部材23で構成されるアセンブリが2組設けられている。2つの当接部材22が、立方体状の駒部材21の2組の対面のうち、送り方向の上流側の面と下流側の面から成る1組の対面それぞれに当接している。駒部材21は、2つの当接部材22の接触面によって送り方向の上流側及び下流側から挟持されている。すなわち、駒部材21の4つの側面のうち、送り方向の上流側及び下流側に向けられた2面が、当接部材22と接触する接触面である。
1つの当接部材22とこれと接触する駒部材21の1つの接触面に着目すると、当接部材22および駒部材21の接触面には、互いに係合して上下方向(相対移動方向)と交差する方向(更に言えば、接触面の法線方向である送り方向とも交差する方向)に延びる凹凸条22aが上下方向に複数並設されている。本例では、「上下方向(および送り方向)と交差する方向」が、上下方向にも送り方向にも直交する方向、すなわち金型長手方向である。凹凸条21a,22aは、一例として、V字状の山形状とV字状の谷形状とが上下に順に並べられたものであり、駒部材21の接触面と当接部材22の接触面とのうち、一方の山形状が他方の谷形状に嵌り込むことで、接触面同士が互いに係合する。図面では、図示の便宜上隙間を空けているが、実際は当接部材22が駒部材21に密着する。
当接部材22は、送り方向に移動可能に構成されているが、上下方向への移動は規制される。付勢部材23は、当接部材22の接触面とは反対側の面に、当接部材22を駒部材21に近づける方向に付勢力を付与する。付勢部材23は、パンチ支持部材4に対して送り方向に移動不能に設けられたリテーナ24に支持される。リテーナ24は、当接部材22から見て送り方向において駒部材21と反対側に配置されており、リテーナ24と当接部材22との間のスペースに付勢部材23が配設されている。付勢部材23は、当接部材22がリテーナ24側へ移動しようとしたときに、これを押し返す付勢力を発揮できれば、どのような部品あるいは構造で実現されてもよい。本実施形態では、複数の皿バネを重ねることで実現されるが、皿バネの配列方法(直列であるか並列であるか等)は特に限定されない。リテーナ24と当接部材22との間には送り方向に延びる軸状の保持具25が設けられ、保持具25が皿バネに挿通されることで、複数の皿バネが送り方向に重ねられた状態で保持具25に保持される。
パンチ位置ロック機構26は、パンチ要素3aに入力される荷重を、過負荷防止機構20を介さずにパンチ支持部材4へ伝達するものであり、前述のホルダ13及びロック部材19によって構成される。ロック部材19は、パンチ要素調整機構10を構成する部材としての役割を果たすと共に、パンチ位置ロック機構26を構成する部材としての役割を果たす。
図6A~Cを参照する。この過負荷防止機構20の作動条件は、パンチ要素3aが上限位置に位置づけられていないという条件である。換言すれば、ホルダ13の肩部の上面13bがロック部材19の下端面19bに突き当てられていないという条件である。この状況下で、パンチ要素3aにワーク90から上向きに反力が作用すると、パンチ要素3a、ホルダ13、ネジ部材11を介し、駒部材21に上向きの荷重が伝達される。パンチ要素3aからホルダ13には、パンチ要素3aの上面がホルダ13の内上面に当接していることで、荷重が円滑に上向きに伝達される。ホルダ13からネジ部材11には、ネジ螺合箇所において荷重が上向きに伝達される。駒部材21は、ネジ部材11、ホルダ13およびパンチ要素3aと共に上向きに移動しようとする。駒部材21は上下方向に並設された凹凸条21a,22aを介して当接部材22と送り方向に係合しているので、駒部材21が上向きに移動しようとすると楔作用で当接部材22に送り方向の荷重が伝達される。このように、凸条21a,22aは垂直荷重を水平荷重に変換して付勢部材23に伝達する荷重伝達部としての役割を果たしている。この荷重が付勢部材23の付勢力に勝るような過大なものであれば、当接部材22は(上下方向の移動は規制されているので)付勢力に抗してリテーナ24に近づくようにして送り方向に移動する。一方で、駒部材21は上方に移動する。駒部材21が上方に移動して凹凸条を1段乗り越えると、瞬間的に当接部材22と駒部材21の係合が解けるので、付勢部材23の作用で当接部材22が駒部材21に密着するように送り方向に付勢される。これにより、駒部材21、ネジ部材11、ホルダ13およびパンチ要素3aが、凹凸条1段分上動する。過負荷の入力が終わるまで、駒部材21はパンチ要素3aと共に1段以上凹凸条を乗り越えて上動する。
このように、パンチ要素3a、ホルダ13およびネジ部材11に入力された過荷重は過負荷防止機構20(特に、付勢部材23)で受け止められ、あるいは吸収される。そのため、パンチ要素調整機構10、本例では、駆動部12、並びに、ホルダ13とネジ部材11のネジ螺合部分を保護することができる。なお、パンチ要素調整機構10のうち、パンチ要素3aおよび駒部材21と共に、ネジ部材11とホルダ13は上動するが、駆動部12およびロック部材19は、パンチ支持部材4に対する位置を変えない。伝動機構12bの従動プーリは、ネジ部材11と一体に回転する一方でネジ部材11の軸方向を許容するようにして、ネジ部材11上に設けられている。一例として、従動プーリはネジ部材11にスプライン嵌合していてもよい。これにより、電気モータ12aをパンチ支持部材4あるいはこれに固定されたロック部材19への支持が可能となる。
ところで、過負荷防止機構20が作動すると、パンチ要素3aの上下方向位置が、駒部材21の上動量だけ初期位置から上にオフセットされる。プレスブレーキ1は、過負荷防止機構20の作動を検出する過負荷防止作動センサ39を備えていてもよい(図5を参照)。過負荷防止作動センサ39は、過負荷防止機構20の作動有無を検出するように構成されていてもよい。この場合、過負荷防止作動センサ39によって作動が検出されると、プレスを一旦停止し、オペレータに所定の警報手段でパンチ要素3aに過剰な反力が入力された旨を報知してもよい。あるいは過負荷防止作動センサ39は、過負荷防止機構20による駒部材21の上動量を検出するように構成されていてもよい。過負荷防止作動センサ39によって駒部材21の上動が検出されたが、その状態でも問題なく成形できることが確認された場合、板厚に応じて設定されるストローク量を上動量に基づいて補正し、次回以降のプレスを実行してもよい。
図4Aを参照する。パンチ位置ロック機構26の作動条件は、過負荷防止機構20の作動条件の逆の条件である。すなわち、パンチ要素3aが上限位置に位置づけられており(パンチ要素3aの初期位置)、ホルダ13の肩部の上面13bがロック部材19の下端面19bに突き当てられているという条件である。この状況下では、ロック部材19は、上下方向において、パンチ支持部材4と、ホルダ13(およびこれに保持されたパンチ要素3a)との間に挟まれて介在する。パンチ要素3aにワーク90から上向きの反力が作用すると、パンチ要素3aおよびホルダ13を介し、ネジ部材11ではなく、ロック部材19に上向きの荷重が伝達される。ロック部材19はパンチ支持部材4の下面に固定されているので、荷重はロック部材19からパンチ支持部材4に上向きに円滑に伝わる。過負荷防止機構20の作動時とは異なり、パンチ要素3aに入力された過荷重は、パンチ要素調整機構10および過負荷防止機構20から逃がされて、パンチ支持部材4で受け止められる。これにより、パンチ要素3aが上限位置に位置づけられているときには、過負荷防止機構20を保護することも可能となる。あるいは過負荷防止機構20で受けられる上限の負荷を超える負荷をワーク90に付与して成形をしなければいけない場合に、本機能を有効にすることも可能である。
本明細書で開示する要素の機能は、開示された機能を実行するよう構成またはプログラムされた汎用プロセッサ、専用プロセッサ、集積回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、従来の回路、および/または、それらの組み合わせ、を含む回路または処理回路を使用して実行できる。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含むため、処理回路または回路と見なされる。本開示において、回路、ユニット、または手段は、列挙された機能を実行するハードウェアであるか、または、列挙された機能を実行するようにプログラムされたハードウェアである。ハードウェアは、本明細書に開示されているハードウェアであってもよいし、あるいは、列挙された機能を実行するようにプログラムまたは構成されているその他の既知のハードウェアであってもよい。ハードウェアが回路の一種と考えられるプロセッサである場合、回路、手段、またはユニットはハードウェアとソフトウェアの組み合わせであり、ソフトウェアはハードウェアおよび/またはプロセッサの構成に使用される。
これまで実施形態について説明したが、上記構成は一例に過ぎず、適宜変更、追加および/または削除可能である。
1 プレスブレーキ
2 ダイ
3 パンチ
3a パンチ要素
4 パンチ支持部材
5 移動機構
10 パンチ要素調整機構
11 ネジ部材
12 駆動部
13 ホルダ
19 ロック部材
20 過負荷防止機構
21 駒部材
22 当接部材
23 付勢部材
26 パンチ位置ロック機構
90 ワーク

Claims (9)

  1. ダイ及びパンチによってワークに対する曲げ加工を行うプレスブレーキであって、
    ダイと、
    前記ダイに対向して配置され、前記ダイの長手方向に配列された複数のパンチ要素を有するパンチと、
    前記パンチを支持するパンチ支持部材と、
    前記パンチ支持部材を前記ダイに対し、相対的に上下方向に移動させる移動装置と、
    各前記パンチ要素の前記パンチ支持部材に対する上下方向における位置を調整し、各前記パンチ要素によって形成される前記パンチの形状を変更する位置コントローラと
    前記パンチ要素に入力される荷重が設定値を超えるときに、当該パンチ要素の前記上下方向への変位を許容する過負荷防止装置であって、
    前記パンチ要素と連結されて前記荷重が伝達される駒部材と、
    前記駒部材に側方から当接する当接部材と、
    前記パンチ支持部材に支持されて前記当接部材を前記駒部材に近づく方向へ付勢し、前記駒部材の前記上下方向への移動を規制する付勢部材と、
    前記駒部材からの前記荷重を前記付勢部材に伝達し、前記駒部材の前記上下方向への移動の規制を解除する荷重伝達部と、を有する複数の過負荷防止装置と、を備え、
    前記位置コントローラは、前記ワークのうち各前記パンチ要素が押圧する部分の板厚に応じて、各前記パンチ要素の前記パンチ支持部材に対する上下方向における位置を調整する、プレスブレーキ。
  2. 前記荷重伝達部は、
    前記駒部材および前記当接部材の接触面に互いに係合して前記上下方向と交差する方向へ延びる凹凸条を含み、当該凹凸条が前記上下方向に複数並設され、
    前記荷重が設定値を超えると前記駒部材および前記当接部材の係合が解除される、請求項に記載のプレスブレーキ。
  3. ダイ及びパンチによってワークに対する曲げ加工を行うプレスブレーキであって、
    ダイと、
    前記ダイに対向して配置され、前記ダイの長手方向に配列された複数のパンチ要素を有するパンチと、
    前記パンチを支持するパンチ支持部材と、
    前記パンチ支持部材を前記ダイに対し、相対的に上下方向に移動させる移動装置と、
    各前記パンチ要素の前記パンチ支持部材に対する上下方向における位置を調整し、各前記パンチ要素によって形成される前記パンチの形状を変更する位置コントローラと、
    前記パンチ要素に入力される荷重が設定値を超えるときに、当該パンチ要素の前記上下方向への変位を許容する過負荷防止装置であって、
    前記パンチ要素と連結されて前記荷重が伝達される駒部材と、
    前記駒部材に側方から当接する当接部材と、
    前記パンチ支持部材に支持されて前記当接部材を前記駒部材に近づく方向へ付勢する付勢部材と、を有し、
    前記駒部材および前記当接部材の接触面に互いに係合して前記上下方向と交差する方向へ延びる凹凸条が前記相対移動方向に複数並設され、前記荷重が設定値を超えると前記駒部材および前記当接部材の係合が解除される、複数の過負荷防止装置と、を備え、
    前記位置コントローラは、前記ワークのうち各前記パンチ要素が押圧する部分の板厚に応じて、各前記パンチ要素の前記パンチ支持部材に対する上下方向における位置を調整する、プレスブレーキ。
  4. 前記パンチ要素が所定位置にあるときに、前記パンチ要素に入力される荷重を、前記過負荷防止装置を介さずに前記パンチ支持部材へ伝達する、パンチ位置ロック装置を更に備える、請求項1~3のいずれかに記載のプレスブレーキ。
  5. 前記パンチ位置ロック装置は、前記位置コントローラにより前記パンチ形状が変更されていない前記パンチ要素の初期位置にあるときに、前記パンチ要素に入力される荷重を、前記過負荷防止装置を介さずに前記パンチ支持部材へ伝達する、請求項に記載のプレスブレーキ。
  6. 前記位置コントローラは、各前記パンチ要素それぞれに設けられ、
    各前記位置コントローラが、
    その軸周りに回転可能に支持されたネジ部材と、
    前記ネジ部材を回転させる駆動部と、
    前記ネジ部材と螺合して前記ネジ部材の回転に伴って前記上下方向に移動すると共に前記パンチ要素を保持するホルダと、を備える、請求項1~のいずれかに記載のプレスブレーキ。
  7. 前記パンチ要素に入力される荷重が設定値を超えるときに、当該パンチ要素の前記上下方向への変位を許容する、複数の過負荷防止装置と、
    前記パンチ要素が所定位置にあるときに、前記パンチ要素に入力される荷重を、前記過負荷防止装置を介さずに前記パンチ支持部材へ伝達する、パンチ位置ロック装置と、をさらに備え、
    前記パンチ位置ロック機構は、前記上下方向において前記パンチ支持部材と前記ホルダとの間に挟まれて介在するロック部材を有し、
    前記ホルダが前記ロック部材の下端に接した状態において、前記パンチ要素に入力される荷重を、前記過負荷防止装置を介さずに前記パンチ支持部材へ伝達する、請求項に記載のプレスブレーキ。
  8. ダイ及びパンチによってワークに対する曲げ加工を行うプレスブレーキであって、
    ダイと、
    単一のパンチ支持部材と、
    前記ダイに対向して配置され、前記ダイの長手方向に配列されて前記単一のパンチ支持部材に支持される複数のパンチ要素を有するパンチと、
    前記パンチ支持部材を前記ダイに対し、相対的に上下方向に移動させる一対の移動装置と、
    各前記パンチ要素の前記パンチ支持部材に対する上下方向における位置を調整し、各前記パンチ要素によって形成される前記パンチの形状を変更する位置コントローラと
    前記パンチ要素に入力される荷重が設定値を超えるときに、当該パンチ要素の前記上下方向への変位を許容する過負荷防止装置であって、
    前記パンチ要素と連結されて前記荷重が伝達される駒部材と、
    前記駒部材に側方から当接する当接部材と、
    前記パンチ支持部材に支持されて前記当接部材を前記駒部材に近づく方向へ付勢し、前記駒部材の前記上下方向への移動を規制する付勢部材と、
    前記駒部材からの前記荷重を前記付勢部材に伝達し、前記駒部材の前記上下方向への移動の規制を解除する荷重伝達部と、を有する複数の過負荷防止装置と、を備える、プレスブレーキ。
  9. ダイ及びパンチによってワークに対する曲げ加工を行うプレスブレーキであって、
    ダイと、
    単一のパンチ支持部材と、
    前記ダイに対向して配置され、前記ダイの長手方向に配列されて前記単一のパンチ支持部材に支持される複数のパンチ要素を有するパンチと、
    前記パンチ支持部材を前記ダイに対し、相対的に上下方向に移動させる一対の移動装置と、
    各前記パンチ要素の前記パンチ支持部材に対する上下方向における位置を調整し、各前記パンチ要素によって形成される前記パンチの形状を変更する位置コントローラと、
    前記パンチ要素に入力される荷重が設定値を超えるときに、当該パンチ要素の前記上下方向への変位を許容する過負荷防止装置であって、
    前記パンチ要素と連結されて前記荷重が伝達される駒部材と、
    前記駒部材に側方から当接する当接部材と、
    前記パンチ支持部材に支持されて前記当接部材を前記駒部材に近づく方向へ付勢する付勢部材と、を有し、
    前記駒部材および前記当接部材の接触面に互いに係合して前記上下方向と交差する方向へ延びる凹凸条が前記相対移動方向に複数並設され、前記荷重が設定値を超えると前記駒部材および前記当接部材の係合が解除される、複数の過負荷防止装置と、を備える、プレスブレーキ。
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