JP7306454B2 - 触覚センサ、ロボットハンド、及びロボット - Google Patents

触覚センサ、ロボットハンド、及びロボット Download PDF

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Description

本開示は、触覚センサ、ロボットハンド、及びロボットに関する。
例えば、日本国特許出願公開2016-205942号公報(特許文献1)には、ロボットハンドの指先に取り付けられる多軸力センサが記載されている。
この多軸力センサは、複数の圧力センサを備えたセンサユニットと、センサユニットを覆うカバーとを備えている。カバーに入力された外力は、センサユニットの圧力センサに伝達される。
この多軸力センサは、センサユニットやカバーの寸法精度を高めることで、カバーが圧力センサに接触するように設計されている。
しかしながら、従来の多軸力センサにあっては、圧力センサとカバーの接触状態がカバーやセンサユニットの寸法精度に依存する。
このため、カバーやセンサユニットの寸法精度を高める為に、加工コストがかかってしまう。
本開示は、寸法精度を高めてカバーと検出部との接触状態を確保する場合と比較して、低コスト化を図ることができる触覚センサ、ロボットハンド、及びロボットを提供することを目的とする。
本開示の触覚センサは、基部を挟むように配置され、前記基部の少なくとも一部を覆うカバーと、該カバーにより前記基部の方向へ押し付けられた状態で前記基部と前記カバーとの間に配置され、該カバーに加わる力を検出する検出部と、を備えている。
本開示によれば、寸法精度を高めてカバーと検出部との接触状態を確保する場合と比較して、低コスト化を図ることができる。
第一実施形態に係るロボットハンドを備えたロボットを示す模式図である。 第一実施形態に係るロボットハンドの要部を示す側面図である。 第一実施形態に係るロボットハンドの第一指を示す図であり、コンタクト部が外された状態を示す斜視図である。 第一実施形態に係る第一指の要部を示す断面図である。 第一実施形態に係る第一指を正面から見た要部の断面図である。 第一実施形態に係る第一指を上方から見た要部の断面図である。 第一実施形態に係る第一指を正面から見た図5と異なる位置の断面図である。 第二実施形態に係る第一指を正面から見た要部の断面図である。 第三実施形態に係る第一指を上方から見た要部の断面図である。 第四実施形態に係る第一指の要部を示す断面図である。 第四実施形態に係る第一指を正面から見た要部の断面図である。
<第一実施形態>
以下、図1から図7を参照しつつ、第一実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係るロボット10を示す図である。このロボット10は、ロボット本体12と、ロボット本体12より延び出したロボットアーム14と、ロボットアーム14の先端に設けられたロボットハンド16とを備えている。
ロボットアーム14は、第一関節部14Aを介してロボット本体12に支持されており、ロボットアーム14は、ロボット本体12に対して回転及び傾動可能である。また、ロボットアーム14は、第二関節部14B及び第三関節部14Cを備えており、各関節部14B、14Cにおいて任意の方向へ傾動可能である。ロボットハンド16は、第四関節部14Dを介してロボットアーム14に支持されており、ロボットハンド16は、ロボットアーム14に対して回転及び傾動可能である。
ロボットハンド16は、図1及び図2に示すように、対向して配置された第一指20と第二指22とを備えおり、両指20、22間に対象物24を挟んで保持することができる。第一指20は、図1から図3に示すように、触覚センサ26を備えており、第二指22は、触覚センサ26を備えた第一指20に対向する対向部を構成する。
ロボット本体12には、図1に示したように、コントローラ28が接続されている。ロボット本体12は、コントローラ28からの制御信号に基づいて、ロボットアーム14及びロボットハンド16のアクチュエータに駆動信号を出力し、ロボットアーム14及びロボットハンド16を駆動する。
図4は、第一指20を示す要部の断面図であり、第一指20を構成する基部30は、第二指22と共に対象物24を把持する際に、対象物24に対して把持力などの力を印加する。この基部30は、触覚センサ26を備えている。
[触覚センサ]
触覚センサ26は、基部30を挟むように配置されている。この触覚センサ26は、基部30の少なくとも一部を覆うカバー40と、カバー40により基部30の方向へ押し付けられた状態で基部30とカバー40との間に配置され、カバー40に加わる力を検出する検出部(詳細は後述)とを備えている。カバー40には、対象物24の対象箇所に接するコンタクト部42が交換可能に取り付けられている。
(カバー)
カバー40は、図5及び図6に示すように、一例として角柱形状の基部30の一側面44に沿って配置された第一側壁46と、一側面44と反対側の他側面48に沿って配置された第二側壁50と、第一側壁46及び第二側壁50を接続する接続部とを有する。この接続部は、図6に示したように、基部30の正面52に沿って配置された前壁54と、背面56に沿って配置された後壁58と有し、前壁54は、接続壁を構成する。前壁54及び後壁58は、第二側壁50と連続しており、前壁54及び後壁58の側縁に第二側壁50が接続される。
また、カバー40は、図5に示したように、基部30の端面60に沿って配置された先端壁62を備え、先端壁62は、第一側壁46及び第二側壁50に支持されている。これにより、カバー40は、第一側壁46、第二側壁50、前壁54、後壁58、及び先端壁62により箱状に形成されている。
(検出部)
検出部は、図5及び図6に示すように、一側面44及び第一側壁46の間に配置された第一検出部64と、他側面48及び第二側壁50の間に配置された第二検出部66とを有する。また、検出部は、正面52及び前壁54の間に配置された第三検出部68と(図6参照)、端面60及び先端壁62の間に配置された第四検出部70とを有する。各検出部64、66、68、70の定格荷重は、触覚センサ26の定格荷重より低い。
第一検出部64は、矩形状の第一側壁46の中央部に配置され、第二検出部66は、矩形状の第二側壁50の中央部に配置されている。第三検出部68は、矩形状の前壁54の中央部に配置され、第四検出部70は、矩形状の先端壁62の中央部に配置されている(図6参照)。
各検出部64、66、68、70は、印加された力を電気的変化として検出し、検出した電気的変化を図示しないハーネスを介してコントローラ28に伝達する。電気的変化としては、静電容量変化、抵抗値変化、電流変化、インダクタンス変化、電荷移動、及び共振周波数変化などが挙げられる。各検出部64、66、68、70は、センサで構成され、このセンサは、荷重センサ又は力覚センサと言い換えることができる。
各検出部64、66、68、70は、同一の構成とされており、矩形状のセンサ本体64A、66A、68A、70Aと、センサ本体64A、66A、68A、70Aから突出した円柱状の接触子64B、66B、68B、70Bとを備える。なお、各検出部64、66、68、70は、異なる方式の検出部でも、測定レンジが異なる検出部であってもよい。
第一検出部64のセンサ本体64Aは、図6に示したように、一側面44に形成された位置決め用の凹部72に収容された状態で基部30に固定されている。第一検出部64の第一接触子64Bの先端は、カバー40の第一側壁46に形成された位置決め用の凹部74に挿入された状態でカバー40に接着されている。
第二検出部66のセンサ本体66Aは、他側面48に形成された位置決め用の凹部76に収容された状態で基部30に固定されている。第二検出部66の第二接触子66Bの先端は、カバー40の第二側壁50に形成された位置決め用の凹部78に挿入された状態でカバー40に接着されている。
第三検出部68のセンサ本体68Aは、正面52に形成された位置決め用の凹部80に収容された状態で基部30に固定されている。第三検出部68の第三接触子68Bの先端は、カバー40の前壁54に形成された位置決め用の凹部82に挿入された状態でカバー40に接着されている。
第四検出部70のセンサ本体70Aは、図5に示したように、端面60に形成された位置決め用の凹部84に収容された状態で基部30に固定されている。第四検出部70の第四接触子70Bの先端は、カバー40の先端壁62に形成された位置決め用の凹部86に挿入された状態でカバー40に接着されている。
これにより、カバー40は、各検出部64、66、68、70を介して基部30に支持されており、カバー40を構成する各壁46、50、54、58、62は、基部30に対して一体的に変位可能である。
なお、本実施形態では、各検出部64、66、68、70を位置決めする各凹部72、74、76、78、80、82、84、86を基部30及びカバー40に形成したが、これに限定されるものではない。例えば、各検出部64、66、68、70を位置決めする各凹部72、74、76、78、80、82、84、86を、基部30又はカバー40の少なくともいずれか一方に形成してもよい。
各検出部64、66、68、70の各接触子64B、66B、68B、70Bは、一例として印加される力に応じてセンサ本体64A、66A、68A、70A側へ後退するように構成されている。各検出部64、66、68、70は、各接触子64B、66B、68B、70Bの後退量に応じて各接触子64B、66B、68B、70Bに加えられた力を計測する。
これにより、各検出部64、66、68、70は、基部30に対するカバー40の相対的な変位から、図3に示したように、基部30の横方向Xに作用する力、基部30の前後方向Yに作用する力、及び基部30の長さ方向Zに作用する力を検出する。
そして、図6に示したように、第一検出部64より突出した第一接触子64Bの突出方向と、第二検出部66より突出した第二接触子66Bの突出方向とは、同一の仮想直線88上で逆向きになるように第一検出部64及び第二検出部66が配置されている。
(付与構造)
カバー40は、図7に示すように、第一検出部64及び第二検出部66に圧力を付与する与圧構造90を備えている。
与圧構造90は、第一側壁46と第二側壁50との間隔Wを狭める幅調整部92と、幅調整部92で狭める範囲を制限する制限部94とを有する。
具体的に説明すると、幅調整部92は、第一側壁46の座繰り穴96の底面の貫通穴98を貫通するボルト100と、前壁54及び後壁58の側端面54A、58Aに形成された調整用ネジ穴102と(図6参照)で構成されている。また、制限部94は、前壁54及び後壁58の側端面54A、58Aに形成された制限用ネジ穴104と、各制限用ネジ穴104に捩じ込まれるイモネジ106(止めネジ又はセットスクリュー)とで構成されている。
幅調整部92は、ボルト100のネジ部100Aを調整用ネジ穴102に捩じ込むに従って第一側壁46と第二側壁50との間隔Wを狭める。また、制限部94は、制限用ネジ穴104へのイモネジ106の捩じ込み量を調整して前壁54及び後壁58の側端面54A、58Aからのイモネジ106の突出量を調整する。そして、前壁54及び後壁58の側端面54A、58Aより突出したイモネジ106で、第一側壁46が前壁54及び後壁58の側端面54A、58Aに近づく方向への移動を制限し、幅調整部92で狭める範囲を制限する。
これにより、カバー40の第一側壁46及び第二側壁50から第一検出部64及び第二検出部66の各接触子64B、66Bに圧力が加えられ、第一検出部64及び第二検出部66の各接触子64B、66Bは、所定量後退した状態に保たれる。このとき、カバー40の第一側壁46及び第二側壁は50には、第一検出部64及び第二検出部66の各接触子64B、66Bから突出方向へ向けた圧力が作用し、この圧力が与圧となる。なお、第三検出部68及び第四検出部70に関しては、与圧を付与してもしなくてもよい。
なお、本実施形態では、力を受けた際に各接触子64B、66Bが後退する各検出部64、66を用いる場合について説明するが、これに限定されるものではない。例えば、カバー40と基部30とに挟まれた際の素子の伸縮から力を計測する感圧ゴム方式又は歪ケージ方式の検出部を用いてもよい。
感圧ゴム方式の検出部を用いた場合、感圧ゴムの弾性変形時に生ずる反力を与圧とすることが可能となる。これにより、カバー40から独立した与圧構造90は不要となる。
(コンタクト部)
コンタクト部42は、図4に示したように、板状に形成されたゴム材で構成されており、コンタクト部42は、第一指20と第二指22とで対象物24を把持する際に、第一指20と対象物24との衝突及び衝撃を和らげる。
コンタクト部42の四隅には、凹部108が形成されており、凹部108の底面108Aには、裏面に貫通する貫通穴110が形成されている。この貫通穴110に対応した前壁46の部位には、ネジ穴112が形成されており、コンタクト部42の貫通穴110に挿入されたネジ114をネジ穴112に捩じ込むことで、コンタクト部42をカバー40に交換可能に取り付けることができる。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態のロボットに10おいて、ロボットハンド16の第一指20には、触覚センサ26が設けられている。この触覚センサ26は、基部30を挟むように配置されたカバー40と、カバー40により基部30の方向へ押し付けられた状態で基部30とカバー40との間に配置された各検出部64、66とを備えている。
このため、基部30や各検出部64、66やカバー40に多少の寸法誤差が生じても、カバー40と各検出部64、66との接触状態を安定的に確保することが可能となる。これにより、カバー40加工コストを抑制することができる。
したがって、寸法精度を高めてカバー40と各検出部64、66との接触状態を確保する場合と比較して、触覚センサの26の低コスト化を図ることができる。
また、各検出部64、66は、基部30に対するカバー40の相対的な変位から当該カバー40に加わる力を検出することができる。
そして、検出部は、一側面44及び第一側壁46の間に配置された第一検出部64と、他側面48及び第二側壁50の間に配置された第二検出部66とを有している。これにより、カバー40の第一側壁46側から加えられる力と、第二側壁50側から加えられる力とを各検出部64、66で検出することができる。
また、第一検出部64より突出した第一接触子64Bの突出方向と、第二検出部66より突出した第二接触子66Bの突出方向とが同一の仮想直線88上で逆向きになるように第一検出部64及び第二検出部66が配置されている。
このため、第一検出部64の第一接触子64Bの突出方向と、第二検出部66の第二接触子66Bの突出方向とが同一の仮想直線88上に配置されない場合と比較して、傾き抑制構造を設けることなく、カバー40の傾きを抑制することができる。
また、検出部は、正面52及び接続壁を構成する前壁54の間に配置された第三検出部68を有する。これにより、基部30に対する横方向Xの力のみならず、前後方向Yからの力も検出することが可能となる。
さらに、カバー40から検出部に圧力を付与する与圧構造90を備えており、与圧構造90は、第一側壁46と第二側壁50との間隔Wを狭める幅調整部92と、幅調整部92で狭める範囲を制限する制限部94とを有する。これにより、各検出部64、66に付与される与圧の設定が容易となる。
また、基部30又はカバー40の少なくともいずれか一方に各検出部64、66、68、70を位置決めする凹部72、74、76、78、80、82、84、86が設けられている。これにより、各検出部64、66、68、70に対するカバー40の位置ずれを抑制することが可能となる。
そして、カバー40には、対象箇所に接するコンタクト部42が交換可能に取り付けられている。このため、把持する対象物24やロボットハンド16で行う作業内容に適したコンタクト部42に交換することができる。
具体的に説明すると、滑りやすい対象物24を把持する際には、摩擦係数の高いコンタクト部42を取り付けることが可能となり、ロボット10による作業性を向上することができる。
また、コンタクト部42が劣化した場合、コンタクト部42だけ交換することができる。これにより、ロボットハンド16のメンテナンス性が向上する。
<第二実施形態>
図8は、第二実施形態を示す図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、第一実施形態と比較して、基部30及びカバー40の間に複数の緩衝部材120が離間して配置されている点が異なる。
すなわち、基部30の一側面44と第一側壁46との間には、緩衝部材120が設けられており、緩衝部材120は、第一側壁46の四隅に配置されている。また、基部30の他側面48と第二側壁50との間には、緩衝部材120が設けられており、緩衝部材120は、第二側壁50の四隅に配置されている。そして、基部30の正面52と前壁54との間には(図示省略)、緩衝部材120が設けられており、緩衝部材120は、前壁54の四隅に配置されている。なお、第一実施形態の与圧構造90の制限部94は、あってもなくてもよい。
各緩衝部材120は、直方体形状に形成されており、各緩衝部材120は、一例として弾性を有したゴムで構成されている。
(作用及び効果)
本実施形態においても、第一実施形態と同一又は同等部分については、同様の作用及び効果を得ることができる。
また、本実施形態では、基部30及びカバー40の間に複数の緩衝部材120が離間して配置されているので、基部30に対するカバー40のぐらつきや傾きを抑制することができる。また、基部30に対するカバー40の傾斜も抑制することができる。
<第三実施形態>
図9は、第三実施形態を示す図であり、第一実施形態及び第二実施形態と同一又は同等部分については同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、第一実施形態及び第二実施形態と比較して、カバー40及び検出部の間に弾性部材130が配置され与圧構造90が構成されている点が異なる。
すなわち、第一検出部64の第一接触子64Bとカバー40の第一側壁46との間には、弾性部材130が配置されている。
この弾性部材130は、一例としてブロック状のゴムで構成されており、カバー40より基部30側に押し付けられて弾性変形した弾性体の復元力を利用して与圧構造90が構成されている。
なお、本実施形態では、第一検出部64に弾性部材130を設けたが、これに限定されるものではなく、第二検出部66に弾性部材130を設けてもよい。
また、各検出部64、66のセンサ本体64A、66Aと基部30との間に弾性部材130を設けてもよい。
(作用及び効果)
本実施形態においても、第一実施形態と同一又は同等部分については、同様の作用及び効果を得ることができる。
また、本実施形態では、弾性変形した弾性部材130の復元力を利用して与圧構造90を構成できるので、与圧構造90を簡素化することができる。
<第四実施形態>
図10及び図11は、第四実施形態を示す図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。
すなわち、基部30の一側面44と第一側壁46との間には、第一検出部64が四ヶ所に離間して配置されている。また、基部30の他側面48と第二側壁50との間には、第二検出部66が四ヶ所に離間して配置されている。
そして、基部30の正面52と前壁54との間には、第三検出部68が四ヶ所に離間して配置されている。また、基部30の端面60と先端壁62との間には、第四検出部70が四ヶ所に離間して配置されている。
(作用及び効果)
本実施形態においても、第一実施形態と同一又は同等部分については、同様の作用及び効果を得ることができる。
また、本実施形態では、基部30の各面44、48、52、64とカバー40の各壁46、50、54、62との間に複数の検出部64、66、68、70が離間して配置されているので、基部30に対するカバー40のぐらつきを抑制することができる。また、基部30に対するカバー40の傾斜も抑制することができる。
そして、与圧構造90によって複数の検出部64、66をカバー40に安定的に接触させることができるため、いずれかの検出部64、66とカバー40の間に隙間が形成され場合と比較して、検出精度の悪化を抑制することができる。
なお、各実施形態では、触覚センサ26を、ロボットハンド16の第一指20に設けた場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えばロボット10の手首部分に触覚センサ26を設けてもよい。
また、第一検出部64及び第二検出部66は、必ずしも同一の仮想直線88上に配置されなくてもよい。さらに、与圧構造90を構成する弾性部材130は、検出部64、66の逆側の側面44、48に設けてもよい。
以下に符号の説明を記載する。
10 ロボット
12 ロボット本体
16 ロボットハンド
20 第一指
22 第二指
24 対象物
26 触覚センサ
30 基部
40 カバー
42 コンタクト部
44 一側面
46 第一側壁
48 他側面
50 第二側壁
52 正面
54 前壁
60 端面
62 先端壁
64 第一検出部
64B 第一接触子
66 第二検出部
66B 第二接触子
72 凹部
74 凹部
76 凹部
78 凹部
80 凹部
82 凹部
84 凹部
86 凹部
88 仮想直線
90 与圧構造
92 幅調整部
94 制限部
120 緩衝部材
130 弾性部材
<<付記>>
本明細書からは、以下の態様が概念化される。
態様1は、
基部を挟むように配置され、前記基部の少なくとも一部を覆うカバーと、
該カバーにより前記基部の方向へ押し付けられた状態で前記基部と前記カバーとの間に配置され、該カバーに加わる力を検出する検出部と、
を備えた触覚センサ。
態様2
前記検出部は、前記基部に対する前記カバーの相対的な変位から当該カバーに加わる力を検出する態様1に記載の触覚センサ。
態様3は、
前記カバーは、前記基部の一側面に沿って配置された第一側壁と、前記一側面と反対側の他側面に沿って配置された第二側壁と、前記第一側壁及び前記第二側壁を接続する接続部とを有し、
前記検出部は、前記一側面及び前記第一側壁の間に配置された第一検出部と、前記他側面及び前記第二側壁の間に配置された第二検出部とを有する態様1又は態様2に記載の触覚センサ。
態様4は、
前記第一検出部より突出した第一接触子の突出方向と、前記第二検出部より突出した第二接触子の突出方向とが同一の直線上で逆向きとなる状態で前記第一検出部及び前記第二検出部が配置されている態様3に記載の触覚センサ。
態様5は、
前記接続部は、前記基部の正面に沿って配置された接続壁を構成し、
前記検出部は、前記正面及び前記接続壁の間に配置された第三検出部をさらに有する態様3又は態様4に記載の触覚センサ。
態様6は、
前記カバーから前記検出部に圧力を付与する与圧構造をさらに備えた態様3から態様5のいずれかに記載の触覚センサ。
態様7は、
前記与圧構造は、前記第一側壁と前記第二側壁との間隔を狭める幅調整部と、該幅調整部で狭める範囲を制限する制限部とを有する態様6に記載の触覚センサ。
態様8は、
前記カバー及び前記検出部の間、又は前記検出部及び前記基部の間の少なくともいずれか一方に弾性部材が配置され前記与圧構造が構成されている態様6に記載の触覚センサ。
態様9は、
前記基部又は前記カバーの少なくともいずれか一方に前記検出部を位置決めする凹部が設けられている態様1から態様8のいずれかに記載の触覚センサ。
態様10は、
前記基部及び前記カバーの間に複数の緩衝部材が離間して配置されている態様1から態様9の何れかに記載の触覚センサ。
態様11は、
前記カバーには、対象箇所に接するコンタクト部が交換可能に取り付けられている態様1から態様10の何れかに記載の触覚センサ。
態様12は、
態様1から態様11のいずれかに記載の触覚センサと、
該触覚センサに対向して配置され、当該触覚センサとの間に対象物を把持する対向部と、
を備えたロボットハンド。
態様13は、
態様12に記載のロボットハンドと、
該ロボットハンドを駆動するロボット本体と、
を備えたロボット。
本明細書に記載されたすべての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。

Claims (12)

  1. 基部を挟むように配置され、前記基部の少なくとも一部を覆うカバーと、
    該カバーにより前記基部の方向へ押し付けられた状態で前記基部と前記カバーとの間に配置され、該カバーに加わる力を検出する検出部と、
    を備え、
    前記検出部は、センサ本体と接触子とを有し、前記接触子の前記センサ本体側への後退による前記基部に対する前記カバーの相対的な変位から当該カバーに加わる力を検出する、触覚センサ。
  2. 前記カバーは、前記基部の一側面に沿って配置された第一側壁と、前記一側面と反対側の他側面に沿って配置された第二側壁と、前記第一側壁及び前記第二側壁を接続する接続部とを有し、
    前記検出部は、前記一側面及び前記第一側壁の間に配置された第一検出部と、前記他側面及び前記第二側壁の間に配置された第二検出部とを有する請求項1に記載の触覚センサ。
  3. 前記第一検出部より突出した第一接触子の突出方向と、前記第二検出部より突出した第二接触子の突出方向とが同一の直線上で逆向きとなる状態で前記第一検出部及び前記第二検出部が配置されている請求項2に記載の触覚センサ。
  4. 前記接続部は、前記基部の正面に沿って配置された接続壁を構成し、
    前記検出部は、前記正面及び前記接続壁の間に配置された第三検出部をさらに有する請求項2又は請求項3に記載の触覚センサ。
  5. 前記カバーから前記検出部に圧力を付与する与圧構造をさらに備えた請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の触覚センサ。
  6. 基部を挟むように配置され、前記基部の少なくとも一部を覆うカバーと、
    該カバーにより前記基部の方向へ押し付けられた状態で前記基部と前記カバーとの間に配置され、該カバーに加わる力を検出する検出部と、
    前記カバーから前記検出部に圧力を付与する与圧構造と、
    を備え、
    前記カバーは、前記基部の一側面に沿って配置された第一側壁と、前記一側面と反対側の他側面に沿って配置された第二側壁と、前記第一側壁及び前記第二側壁を接続する接続部とを有し、
    前記検出部は、前記一側面及び前記第一側壁の間に配置された第一検出部と、前記他側面及び前記第二側壁の間に配置された第二検出部とを有し、
    前記与圧構造は、前記第一側壁と前記第二側壁との間隔を狭める幅調整部と、該幅調整部で狭める範囲を制限する制限部とを有する、触覚センサ。
  7. 基部を挟むように配置され、前記基部の少なくとも一部を覆うカバーと、
    該カバーにより前記基部の方向へ押し付けられた状態で前記基部と前記カバーとの間に配置され、該カバーに加わる力を検出する検出部と、
    前記カバーから前記検出部に圧力を付与する与圧構造と、
    を備え、
    前記カバーは、前記基部の一側面に沿って配置された第一側壁と、前記一側面と反対側の他側面に沿って配置された第二側壁と、前記第一側壁及び前記第二側壁を接続する接続部とを有し、
    前記検出部は、前記一側面及び前記第一側壁の間に配置された第一検出部と、前記他側面及び前記第二側壁の間に配置された第二検出部とを有し、
    前記カバー及び前記検出部の間、又は前記検出部及び前記基部の間の少なくともいずれか一方に弾性部材が配置され前記与圧構造が構成されている、触覚センサ。
  8. 前記基部又は前記カバーの少なくともいずれか一方に前記検出部を位置決めする凹部が設けられている請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の触覚センサ。
  9. 前記基部及び前記カバーの間に複数の緩衝部材が離間して配置されている請求項1から請求項8の何れか1項に記載の触覚センサ。
  10. 前記カバーには、対象箇所に接するコンタクト部が交換可能に取り付けられている請求項1から請求項9の何れか1項に記載の触覚センサ。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の触覚センサと、
    該触覚センサに対向して配置され、当該触覚センサとの間に対象物を把持する対向部と、
    を備えたロボットハンド。
  12. 請求項11に記載のロボットハンドと、
    該ロボットハンドを駆動するロボット本体と、
    を備えたロボット。
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