JP7305299B2 - カバー付き集合管継手 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の遮音カバーは、集合管継手の形状に合わせた3次元形状を呈する。この遮音カバーは弾性を備え、変形されながら集合管継手に取付けられる。
特許文献2に記載の遮音カバーは平面形状を呈する。この遮音カバーには横管接続部が挿通される挿通口が形成され、集合管継手に巻き付けられて取付けられる。
また、特許文献2に記載の遮音カバーでは、平面形状を呈しているので、横管接続部が挿通される挿通口の周囲に隙間が生じやすく、この隙間から音漏れが発生しやすいという問題があった。
本発明に係る遮音カバー部材は、縦管に接続可能な縦管接続部と、前記縦管接続部の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部と、を有する集合管継手を覆う遮音カバー部材であって、前記横管接続部が嵌合される嵌合口が形成された隆起部を備え、可撓性を有し、前記集合管継手に径方向の外側から巻きつけられることを特徴とする。
また、可撓性を有する遮音カバー部材の嵌合口が、集合管継手の横管接続部に嵌合固定されるので、横管接続部が挿通される嵌合口周りに隙間が生じにくくすることができる。
以下、図1から図14を参照し、本発明の第1実施形態に係るカバー付き集合管継手1について説明する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、長さ、幅、および厚みの比率等は実際のものと同一とは限らず、適宜変更することができる。
集合管継手10は、上部接続管11と、上部接続管11に接続された下部接続管12と、を備えている。上部接続管11は、第1の縦管P1に接続可能な縦管接続部13と、縦管接続部13の側面に突設されて横管P3を接続可能な横管接続部14と、を有している。上部接続管11の上端部に第1の縦管P1が接続される。
3つの横管接続部14のうちの2つが中心軸線Oを径方向に挟む位置に各別に配置されている。残りの横管接続部14は、径方向のうち、前記2つの横管接続部14それぞれが延びる方向と、上面視で90°をなす方向に延びている。なお、このような態様に限られず、横管接続部14の数量および延びる方向は、任意に変更することができる。
図1に示すように、横管接続部14における径方向の外端部には、横管P3が各別に接続される接続環15が取付けられている。接続環15の外径は、横管接続部14の外径よりも大きくなっている。
傾斜管部17の下端部における外径は、接続管部16の外径よりも小さくなっている。傾斜管部17の軸方向の大きさは、接続管部16の軸方向の大きさよりも大きくなっている。
接続管部16は、接続管部16の全体が樹脂組成物からなる単層構造でもよいし、複数の層からなる複層構造でもよい。複層構造の場合、いずれかの層が樹脂組成物から形成されていればよい。例えば、接続管部16が、表層と中間層と内層とからなる3層構造である場合には、中間層が樹脂組成物から形成されたものが挙げられ、表層、中間層、内層は前記吸熱剤を含有していてもよい。
表層および内層の厚みとしては、それぞれ0.3mm以上3.0mm以下であることが好ましく、0.6mm以上1.5mm以下が好ましい。被覆層の厚みが0.3mm以上であれば、管としての機械的強度を充分に確保でき、3.0mm以下であれば、耐火性の低下を抑制できる。
また、接続管部16は、JIS K6741に記載の性能を満たすものであることが好ましい。
上部遮音カバー21および下部遮音カバー22は、例えば、改質アスファルトやエラストマー、ゴム、ポリオレフィン樹脂、軟質塩化ビニル樹脂等といった弾性を備えた材料をシート状に形成したものである。
上部遮音カバー21は、横管接続部14が嵌合される嵌合口24が形成された隆起部23を備えている。隆起部23は、遮音カバー本体21Aにおける軸方向の中央部に配置され、横方向に間隔をあけて複数配置されている。図示の例では、隆起部23は3つ配置されている。
隆起部23は、平面視における中央部に向かうに従い漸次、前記一方側に向けて延びている。嵌合口24は隆起部23における前記一方側の端部に形成されている。
そして嵌合口24は、横管接続部14が挿通されることにより、横方向に広げられて真円形状を呈する。嵌合口24の形状としてはこのような態様に限られず、例えば長円状や、ひし形状等であってもよい。
一方、上部遮音カバー21における嵌合口24周りには、隙間が生じていない。嵌合口24が拡がるように上部遮音カバー21を弾性変形させながら、横管接続部14が嵌合口24に挿通されているので、上部遮音カバー21の弾性復元力により、嵌合口24の内周縁部が、横管接続部14の外周面に密に当接するためである。
図9に示すように、集合管継手10は、上部接続管11と下部接続管12とが分離可能に形成されている。上部接続管11と下部接続管12とを分離した状態で、図10に示すように、下部接続管12を下部遮音カバー22に挿通する。この際、下部遮音カバー22の上方から、下部接続管12を下部遮音カバー22の内側に進入させる。
最後に、横管接続部14における径方向の外端部に、接続環15を取付ける。接続環15の内側に横管接続部14を挿入して嵌合することで、横管接続部14に接続環15が固定される。
図13に示すように、本変形に係る上部遮音カバー21の隆起部23には、厚み方向の一方側の端部に接続されるとともに、他方側に向けて窪む凹部27が形成されている。嵌合口24は、凹部27における横方向の中央部に各別に配置されている。
そして、図14に示すように、上部遮音カバー21における径方向の内側のうち、上面視で互いに隣り合う横管接続部14同士の間には、隙間CLが形成されている。
また、可撓性を有する遮音カバー20の嵌合口24が、集合管継手10の横管接続部14に嵌合固定されるので、横管接続部14が挿通される嵌合口24周りに隙間が生じにくくすることができる。
また、嵌合口24は、横管接続部14が挿通されることにより、横方向に広げられて円形状を呈する構成を示したが、このような態様に限られない。嵌合口24は、横管接続部14が挿通される前から円形状を呈してもよい。
また、例えば遮音カバー20と集合管継手10との間に吸音作用や振動吸収作用のあるグラスウールやロックウール等の無機繊維層を設けてもよい。
10 集合管継手
11 上部接続管
12 下部接続管
13 縦管接続部
14 横管接続部
19、19B、19C 第1係合部
20 遮音カバー
21 上部遮音カバー(遮音カバー部材)
21A 遮音カバー本体
22 下部遮音カバー
23 隆起部
24 嵌合口
28、28B、28C 第2係合部
40 緩衝材
Claims (1)
- 縦管に接続可能な縦管接続部と、前記縦管接続部の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部と、を有する集合管継手と、
前記集合管継手を覆う遮音カバー部材と、を備えるカバー付き集合管継手であって、
前記遮音カバー部材は、正面視で縦方向よりも横方向に長い矩形帯状を呈する遮音カバー本体と、前記遮音カバー本体の表裏面のうち、前記集合管継手の外周面と当接する面と反対側の表面から隆起し、前記横管接続部が嵌合される嵌合口が形成された隆起部と、を備え、
前記遮音カバー部材は、可撓性を有し、前記集合管継手に径方向の外側から巻きつけられ、
前記遮音カバー部材の横方向の両端部同士が、前記集合管継手の側面のうち、前記横管接続部が突設されていない部分で径方向に重ね合わされて互いに接続され、
前記嵌合口は、正面視で横方向よりも縦方向に長い楕円状をなし、
前記嵌合口の短軸方向は、前記遮音カバー部材の長辺方向と一致し、
前記横管接続部には、前記横管が接続される接続環が設けられ、
前記接続環の外径は、前記横管接続部の外径よりも大きく、
前記接続環は、前記遮音カバー部材に覆われていない、カバー付き集合管継手。
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