JP7305125B2 - 回転支持装置及び美容器 - Google Patents

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Description

本発明は、回転支持装置及び該回転支持装置を備えた美容器に関するものである。
従来より、マッサージ用のボールを備えたハンディタイプの美容器が知られている。このような美容器は、ボールがハンドルに取り付けられた軸に回転可能に接続されており、ボールを肌上で転動させるようにハンドルを動かすことで美容を行うものである。
特許文献1には、支軸2の一端が、球状部材3の嵌入孔に嵌入され、環状部材3を回転自在に支持している。また、支軸2の他端は、本体1に形成されている嵌入孔に嵌入され、本体1に対して抜脱不能に固定されたマッサージ用器具100が開示されている。なお、符号は、特許文献1記載における符号である。
また、特許文献2には、本体部10の軸固定部112から突設された回転軸110が、ローラー体20内に嵌入され、ベアリング201を介してローラー体20が回転自在に構成された美容ローラー1が開示されている。なお、符号は、特許文献2記載における符号である。
さらに、特許文献3には、ボール支持軸15の突出端部には、円筒状の軸受部材19が嵌合され、ボール支持軸15は、ストップリング25により抜け止め固定された美容器10が開示されている。なお、符号は、特許文献3記載における符号である。
特開2012-161517号公報 国際公開2014/054450号 特開2019-42597号公報
しかしながら、上述したような美容器等は、ハンドルに接続された回転軸(シャフト)が、ローラーに対して抜脱不能に取り付けられており、例えば、ボールの形状が美容する箇所(顔、腕等)に応じて異なる場合には、ローラーの形状毎に複数の美容器を用意する必要があり、また、ローラーが経年劣化した場合には、美容器ごと買い替える必要があり、コストが高くつくという問題があった。
そこで、シャフトを着脱自在に取り付け可能な回転支持装置及び該回転支持装置を備えた美容器を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
上記課題を達成するために、本発明に係る回転支持装置は、シャフトを回転支持する回転支持装置であって、前記シャフトが挿抜自在な挿通孔が形成された着脱支持機構と、前記着脱支持機構を収容するハウジングと、を備え、前記着脱支持機構は、前記挿通孔の周縁に設けられて前記シャフトの挿入方向の先端側を起点にして前記挿入方向と垂直な径方向に弾性変形可能で前記シャフトと接続可能な爪部を備えたスライドフックと、前記爪部と対向して配置されて前記シャフトを挿通する収容筒部を備え、前記収容筒部で前記シャフトと接続された前記爪部を前記径方向の外側に弾性変形させて前記爪部と前記シャフトとの接続を解除可能なキャップと、を備え、前記シャフトには、前記爪部が係合する係合溝と、前記係合溝より大径のピーク部と、が形成され、前記爪部は、前記挿入方向の後端に前記挿入方向の前方から後方に向かって拡径する第1のテーパー面を備え、前記収容筒部は、前記挿入方向の先端に前記第1のテーパー面と対向して設けられ、前記第1のテーパー面と略平行な第2のテーパー面を備えている。
この構成によれば、シャフトが着脱支持機構に挿入される際に、爪部がピーク部を乗り越えて径方向の外側に弾性変形する。そして、爪部がピーク部を乗り越えると、爪部が元の形状に復元するとともに爪部が係合溝に係合することにより、シャフトがスライドフックに回転支持される。また、シャフトが着脱支持機構から引き抜かれる際に、収容筒部が爪部を径方向の外側に弾性変形させて爪部とシャフトとの接続を解除することにより、シャフトをスムーズに引き抜くことができる。このようにして、着脱支持機構は、シャフトを挿抜自在に回転支持することができる。さらに、シャフトを引き抜く際に、スライドフックとキャップとが接近して、第1のテーパー面が第2のテーパー面に沿って摺動すると、爪部の後方部が径方向の外側に弾性変形することにより、爪部とシャフトとの接続が解除されるため、シャフトを着脱支持機構から容易に引き抜くことができる。
また、本発明に係る回転支持装置は、前記スライドフックが、前記シャフトの軸方向にスライド可能であり、前記キャップが、前記シャフトの軸方向にスライド不能であり、前記着脱支持機構が、前記スライドフックと前記キャップとの間に介装され、前記スライドフックを前記キャップから離す方向に付勢する弾性部材をさらに備えていることが好ましい。
この構成によれば、スライドフックに支持されたシャフトを引き抜く際にのみ、弾性部材がシャフトを押し戻すような抗力を生じさせるため、シャフトの挿入時には、弾性部材の抗力が生じずシャフトの挿入を軽い力で行うことができ、シャフトの引抜時には、弾性部材の抗力が生じてシャフトが不用意に引き抜かれることを抑制できる。
また、本発明に係る回転支持装置は、前記スライドフックが、前記シャフトの挿入方向の前方側を支持するガイド部を備えていることが好ましい。
この構成によれば、シャフトが爪部及びガイド部の2か所で支持されることにより、着脱支持機構がシャフトを安定して回転支持することができる。
また、本発明に係る回転支持装置は、前記シャフトには、前記ピーク部の前記挿入方向の前方側に前記爪部に接触可能に設けられ、前記挿入方向の前方から後方に向かって漸次拡径する被ガイド面が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、傾斜する被ガイド面が爪部に接触することにより、シャフトが挿通孔と略同軸上にガイドされるため、シャフトを挿通孔に簡便に挿通することができる。
また、本発明に係る回転支持装置は、前記ハウジングが、前記着脱支持機構を収容する収容孔内に設けられて前記着脱支持機構に接触可能な緩衝部材をさらに備えていることが好ましい。
この構成によれば、緩衝部材が着脱支持機構に接触可能なことにより、ハウジングと着脱支持機構とが接触した際の摩耗や衝突音又は摺動音の発生を抑制する。
また、本発明に係る回転支持装置は、前記ハウジングが、前記着脱支持機構を収容する収容孔の内外を連通するベント孔をさらに備えていることが好ましい。
この構成によれば、ベント孔が形成されていることにより、シャフトを着脱支持機構から引き抜く際に生じる引き抜き音を低減することができる。
また、上記課題を達成するために、本発明に係る美容器は、上述した回転支持装置と、前記ハウジングに外装されたローラーと、前記シャフトに連結されたハンドルと、を備えている。
この構成によれば、ハウジングに一体化されたローラーとハンドルとを任意に分離することができる。
本発明によれば、シャフトを挿抜自在に回転支持可能な着脱支持機構を備えた回転支持装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る美容器を示す斜視図。 回転支持装置の内部構造を示す斜視図。 図2の美容器を示す正面図。 前方側から視た美容器の組立分解図。 後方側から視た美容器の組立分解図。 ローラー片を示す斜視図。 シャフトを示す正面図。 前方側から視たハウジングを示す斜視図。 後方側から視たハウジングを示す斜視図。 スライドフックを示す斜視図。 スライドフックを示す正面図。 キャップを示す斜視図。 キャップを示す縦断面図。 シャフトを着脱支持機構に挿入する様子を示す模式図。 シャフトを着脱支持機構から引き抜く様子を示す模式図
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下では、構成要素の数、数値、量、範囲等に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも構わない。
また、構成要素等の形状、位置関係に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含む。
また、図面は、特徴を分かり易くするために特徴的な部分を拡大する等して誇張する場合があり、構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、断面図では、構成要素の断面構造を分かり易くするために、一部の構成要素のハッチングを省略することがある。
なお、本実施形態において、上下や左右等の方向を示す表現は、絶対的なものではなく、各構成要素が図面に描かれている姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
図1は、ローラー2を半割りにした状態の美容器1を示す斜視図である。図2は、回転支持装置4の内部構造を示す斜視図である。図3は、図2に示す美容器1を示す正面図である。図4は、前方側から視た美容器1の組立分解図である。図5は、後方側から視た美容器1の組立分解図である。
美容器1は、ローラー2と、シャフト3と、回転支持装置4と、を備えている。美容器1は、ハンディタイプの美容器である。ユーザーは、シャフト3が接続された図示しないハンドルを把持し、ローラー2を肌上で転動させるようにハンドルを動かすことにより、美容を行う。
ローラー2は、略球状に形成される。図6は、挿入方向D1に沿って切断したローラー2を示す斜視図である。なお、図1~図5では、美容器1の内部構造を示すために、図6と同様に一部を切断したローラー2を図示している。また、ローラー2は、略球状に形成された単一部材に限らず、例えば、半球状に形成された2つの部材を組み合わせて略球状に形成されるものであっても構わない。
ローラー2は、例えば樹脂製である。また、ローラー2の表面には、金属メッキが施されても構わない。また、ローラー2の表面には、凹凸が形成されていても構わない。ローラー2内には、後述する固定部41eに対応するオーバル形状の固定孔2aが形成されている。
図7に示すように、シャフト3は、略円柱状に形成されている。シャフト3の後端は、美容器1の図示しないハンドルに連結される。
シャフト3は、挿入方向D1の前方から後方に向かって拡径する被ガイド面31と、被ガイド面31に連続してシャフト3の挿入方向D1に沿って平坦なピーク部32と、後述する係合部44eに係合可能な係合溝33と、が挿入方向D1の前方からこの順で配置されている。被ガイド面31は、シャフト3を後述する挿通孔44dに挿入する際にガイドとして機能する。
また、被ガイド面31の前方側には、小径部34が形成されている。小径部34は、後述する対向するガイド部44cに挟まれるように挿通される。
回転支持装置4は、ハウジング41と、着脱支持機構42と、を備えている。
図8、図9は、ハウジング41を示す斜視図である。ハウジング41は、例えば樹脂製であり、略円筒状に形成されている。ハウジング41は、ローラー2の収容孔2b内に収容されている。ハウジング41の外周に形成された第1の抜止凸部41aが収容孔2b内に形成された第1の抜止凹部2cに係合することにより、ハウジング41は、軸方向D2にスライド不能に構成されている。
ハウジング41の挿入方向D1の前方側には、ベント孔41bが形成されている。ベント孔41bは、円形状又は略扇状に形成されている。ベント孔41bは、ハウジング41の内外を連通するように形成されている。
ハウジング41には、着脱支持機構42を収容する収容孔41cが設けられている。収容孔41c内には、周方向D3に沿って第2の抜止凹部41dが形成されている。
収容孔41cには、緩衝部材43が設けられている。緩衝部材43は、例えば、ゴム製のシール部材である。緩衝部材43は、ハウジング41と着脱支持機構42とが接触した際の摩耗や衝突音又は摺動音の発生を抑制する。
ハウジング41の先端には、側面から視て略扇状の固定部41eが立設されている。固定部41eは、対応する固定孔2aに嵌合されることで、ハウジング41をローラー2に対して相対的に回転させない回転止めとして機能する。
着脱支持機構42は、スライドフック44と、キャップ45と、弾性部材46と、を備えている。
図10、図11は、スライドフック44を示す斜視図及び正面図である。スライドフック44は、収容孔41c内を軸方向D2にスライド可能に嵌入されている。スライドフック44は、例えば樹脂製である。スライドフック44は、基部44aと、爪部44bと、ガイド部44cと、を備えている。
基部44aは、収容孔41cより僅かに小径の略円盤状に形成されている。基部44aの中央には、シャフト3を挿通可能な挿通孔44dが形成されている。
4つの爪部44bは、挿通孔44dの周縁に沿って略等間隔に離間して配置されている。爪部44bは、基部44aから挿入方向D1の後方に向かって延伸されている。挿通孔44dを挟んで互いに対向する爪部44bの間隔は、ピーク部32の外径と略一致するように設定されている。また、爪部44bは、基部44aに接続された挿入方向D1の前方側を支点として後方側が弾性変形可能に構成されている。
爪部44bは、係合部44eと、第1のテーパー面44fと、を備えている。
係合部44eは、爪部44bから挿入方向D1に垂直な径方向D4の内側に向かって凸設されている。係合部44eは、シャフト3が挿通孔44dに挿通された状態で係合溝33に係合可能な位置に配置されている。
第1のテーパー面44fは、爪部44bの内周後端に設けられ、挿入方向D1の前方から後方に向かって漸次拡径するように形成された傾斜面である。
4つのガイド部44cは、隣り合う爪部44bの間に配置されている。すなわち、爪部44bとガイド部44cとは、周方向D3に沿って交互に配置されている。ガイド部44cは、爪部44bより径方向D4の内側に設けられている。互いに対向するガイド部44cの間隔は、小径部34の外径と略一致するように設定されている。
ガイド部44cの内周後端には、挿入方向D1の前方から後方に向かって漸次拡径するように形成され、シャフト3の前端を挿通孔44dにガイド可能なガイド面44gが設けられている。
なお、爪部44b及びガイド部44cの設置個数は、4個に限定されるものではなく、1~3個でも5個以上であっても構わない。また、爪部44b及びガイド部44cは、同数設置されていなくても構わない。
図12、図13は、キャップ45を示す斜視図及び縦断面図である。キャップ45は、例えば樹脂製であり、略円筒状に形成されている。キャップ45の外周に形成された第2の抜止凸部45aがハウジング41の収容孔41c内に形成された第2の抜止凹部41dに係合することにより、キャップ45は、軸方向D2にスライド不能に構成されている。
キャップ45は、シャフト3を挿通可能な収容筒部45bと、後述する弾性部材46の後方端を収容する収容凹部45cと、を備えている。
収容筒部45bの中心は、挿通孔44dと略同軸上に配置されている。収容筒部45bの外周前端には、第1のテーパー面44fと略平行に傾斜する第2のテーパー面45dが形成されている。
弾性部材46は、鋼製の圧縮コイルスプリングであるが、これに限定されず、例えばゴム製の弾性部材等であっても構わない。弾性部材46の前方端が基部44aに接触し、弾性部材46の後方端が収容凹部45cに接触する。これにより、弾性部材46は、スライドフック44をキャップ45から離れるように付勢している。なお、弾性部材46の前方端は、基部44aに対して周方向D3に相対的に摺動可能である。弾性部材46の後方端は、収容凹部45cに対して周方向D3に相対的に摺動可能である。
次に、回転支持装置4を組み立てる手順について、図面に基づいて説明する。
まず、ハウジング41の収容孔41cの底面に、緩衝部材43、スライドフック44をこの順で配置する。
次に、弾性部材46内に4本の爪部44bを収容するように、弾性部材46をスライドフック44に取り付ける。
そして、収容筒部45bを弾性部材46内に挿通させて、キャップ45をハウジング41の収容孔41cに組み込む。ハウジング41の第2の抜止凹部41dとキャップ45の第2の抜止凸部45aとがスナップフィットされることにより、キャップ45は、軸方向D2にスライド不能にハウジング41と一体化される。
このようにして、スライドフック44は、キャップ45に対して軸方向D2に相対的にスライド移動可能に構成されている。また、弾性部材46がスライドフック44とキャップ45との間に介装されて、スライドフック44がキャップ45から離れるように付勢されている。
次に、シャフト3を着脱支持機構42に取り付ける手順について、図14に基づいて説明する。
図14(a)に示すように、シャフト3を挿通孔44dに挿入し始めると、ガイド面44gがシャフト3の前端に接触し、被ガイド面31が係合部44eに接触することにより、シャフト3が挿通孔44dと略同軸になるようにガイドされる。
シャフト3をさらに挿入させると、係合部44eとシャフト3との接触位置が挿入方向D1の後方にスライドするにしたがって、爪部44bの後端側が、径方向D4の外側に弾性変形する。
シャフト3がさらに挿入されると、図14(b)に示すように、係合部44eがピーク部32を乗り越えて、爪部44bが元の形状に復元されるとともに、係合部44eが係合溝33に係合して、スライドフック44とシャフト3とが一体に接続される。
また、小径部34が、その周囲を4つのガイド部44cとの間の摩擦力によって把持される。さらに、収容筒部45bが、シャフト3が回転可能な状態でシャフト3の外周に当接する。このようにして、シャフト3が、ガイド部44c、係合部44e及び収容筒部45bの3箇所で安定して回転支持される。
次に、シャフト3を着脱支持機構42から取り外す手順について、図15に基づいて説明する。
図14(b)に示すように、シャフト3が着脱支持機構42に回転支持されている状態から、シャフト3を挿入方向D1とは反対側に引き抜こうとすると、図15(a)に示すように、弾性部材46の付勢力に抗しながら、シャフト3を支持するスライドフック44がキャップ45に接近する。
第1のテーパー面44fが第2のテーパー面45dに接触すると、第1のテーパー面44fが第2のテーパー面45d上を乗り上げるようにして、4つの爪部44bが径方向D4の外側にそれぞれ弾性変形し始める。また、第1のテーパー面44fと第2のテーパー面45dとが、略平行に形成されていることにより、第1のテーパー面44fが第2のテーパー面45d上を摺動し易くなっている。
シャフト3をさらに引き抜き、図15(b)に示すように、係合部44eが係合溝33から離れてピーク部32まで移動すると、スライドフック44とシャフト3との接続が解除されるとともに、スライドフック44の引抜に対する抗力(弾性部材46の付勢力)が作用しなくなる。
そして、係合部44eがピーク部32を乗り越えて被ガイド面31に接触し始めると、爪部44bが徐々に元の形状に復元されるとともに、弾性部材46の付勢力に抗することなく、シャフト3を軽い力で引き抜くことができる。なお、ベント孔41bが形成されていることにより、シャフト3を引き抜く際に生じる引き抜き音が低減される。
このようにして、着脱支持機構42は、シャフト3を挿入する際には、爪部44bがピーク部32を乗り越えて爪部44bを押し広げるような比較的小さな抗力が生じる一方で、シャフト3を引き抜く際には、シャフト3を押し戻すような弾性部材46によるシャフト3を押し戻すような比較的大きな抗力が生じる。すなわち、シャフト3を引き抜く際に生じる抗力が、シャフト3を挿入する際の生じる抗力より大きく設定されており、ユーザーがシャフト3の挿入をストレスなく行うことができ、且つシャフト3が不用意に引き抜かれることを抑制することができる。
なお、弾性部材46の弾性力を適宜変更することにより、シャフト3の引抜の際に要する力を調整可能である。すなわち、弾性部材46の弾性力を弱く設定すると軽い力でシャフト3を引き抜くことができ、弾性部材46の弾性力を強く設定するとシャフト3が抜けにくくなる。
このようにして、本実施形態に係る美容器1は、シャフト3を着脱支持機構42に対して挿抜自在に取り付け可能なため、ローラー2をハンドルから任意に取り外すことができる。これにより、形状の異なるローラー2を任意にハンドルに取り付けたり、経年劣化したローラー2を取り外して新品のローラー2に交換することができる。
さらに、本発明は、上記以外にも本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を成すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
1 ・・・美容器
2 ・・・ローラー
2a ・・・固定孔
2b ・・・(ローラーの)収容孔
2c ・・・第1の抜止凹部
3 ・・・シャフト
31 ・・・被ガイド面
32 ・・・ピーク部
33 ・・・係合溝
34 ・・・小径部
4 ・・・回転支持装置
41 ・・・ハウジング
41a ・・・第1の抜止凸部
41b ・・・ベント孔
41c ・・・(ハウジングの)収容孔
41d ・・・第2の抜止凹部
41e ・・・固定部
42 ・・・着脱支持機構
43 ・・・緩衝部材
44 ・・・スライドフック
44a ・・・基部
44b ・・・爪部
44c ・・・ガイド部
44d ・・・挿通孔
44e ・・・係合部
44f ・・・第1のテーパー面
44g ・・・ガイド面
45 ・・・キャップ
45a ・・・第2の抜止凸部
45b ・・・収容筒部
45c ・・・収容凹部
45d ・・・第2のテーパー面
46 ・・・弾性部材(コイルバネ)
D1 ・・・挿入方向

Claims (7)

  1. シャフトを回転支持する回転支持装置であって、
    前記シャフトが挿抜自在な挿通孔が形成された着脱支持機構と、
    前記着脱支持機構を収容するハウジングと、
    を備え、
    前記着脱支持機構は、
    前記挿通孔の周縁に設けられて前記シャフトの挿入方向の先端側を起点にして前記挿入方向と垂直な径方向に弾性変形可能で前記シャフトと接続可能な爪部を備えたスライドフックと、
    前記爪部と対向して配置されて前記シャフトを挿通する収容筒部を備え、前記収容筒部で前記シャフトと接続された前記爪部を前記径方向の外側に弾性変形させて前記爪部と前記シャフトとの接続を解除可能なキャップと、
    を備え、
    前記シャフトには、
    前記爪部が係合する係合溝と、
    前記係合溝より大径のピーク部と、
    が形成され
    前記爪部は、前記挿入方向の後端に前記挿入方向の前方から後方に向かって拡径する第1のテーパー面を備え、
    前記収容筒部は、前記挿入方向の先端に前記第1のテーパー面と対向して設けられ、前記第1のテーパー面と略平行な第2のテーパー面を備えていることを特徴とする回転支持装置。
  2. 前記スライドフックは、前記シャフトの軸方向にスライド可能であり、
    前記キャップは、前記シャフトの軸方向にスライド不能であり、
    前記着脱支持機構は、前記スライドフックと前記キャップとの間に介装され、前記スライドフックを前記キャップから離す方向に付勢する弾性部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の回転支持装置。
  3. 前記スライドフックは、前記シャフトの挿入方向の前方側を支持するガイド部を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の回転支持装置。
  4. 前記シャフトには、前記ピーク部の前記挿入方向の前方側に前記爪部に接触可能に設けられ、前記挿入方向の前方から後方に向かって漸次拡径する被ガイド面が形成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項記載の回転支持装置。
  5. 前記ハウジングは、前記着脱支持機構を収容する収容孔内に設けられて前記着脱支持機構に接触可能な緩衝部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項記載の回転支持装置。
  6. 前記ハウジングは、前記着脱支持機構を収容する収容孔の内外を連通するベント孔をさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項記載の回転支持装置。
  7. 請求項1乃至の何れか1項記載の回転支持装置と、
    前記ハウジングに外装されたローラーと、
    前記シャフトに連結されたハンドルと、
    備えていることを特徴とする美容器。
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