JP7304059B2 - 温度作動弁 - Google Patents

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この発明は、温度作動弁に関し、特に、通常は開口を閉鎖する弁として使用され、雰囲気温度が上昇した際に開口を開放することで安全性能を向上させるために使用される温度作動弁に関する。
従来、温度作動弁として、頂壁および周壁からなりその周壁の下端部が容器の開口縁部に固定される円筒状ボディと、ボディ内に移動可能に配置されたフランジ付き円柱状の移動部材と、移動部材を上向きに付勢する圧縮コイルばねと、ボディの頂壁下面と移動部材の上面との間に介在させられた可溶合金(可溶部材)とを備えているものが知られている(特許文献1)。
特許文献1の温度作動弁は、火災発生時または内部の流体温度が設定以上の高温となった時等に容器内の流体を排出するために使用されるもので、可溶部材が溶融して移動部材が移動することで開放される流体通路がボディの周壁に設けられている。
特開2012-132475号公報
特許文献1のものでは、開放される流体通路は、ボディの周壁に設けられているために、径(流体通路面積)が小さいものとなっており、可溶部材が溶融した際の流体通路を介しての弁装着部材からの流体の開放は徐々に行われ、一気には行われない。そのため、使用用途によっては、流体の開放に時間が掛かるという問題があり、雰囲気温度が所定の温度以上に達した際に、開放を一気に行うことができるように、流体通路の径を大きくすることが望まれている。
この発明の目的は、雰囲気温度が所定の温度以上に達した際に、弁装着部材からの流体の開放を一気に行うことができるように、流体開放用流体通路の径を大きくすることができる温度作動弁を提供することにある。
この発明による温度作動弁は、内部が流体通路とされて弁装着部材に取り付けられる筒状のボディと、前記流体通路を閉鎖するように前記ボディに配置されて所定温度以上になった際に溶融することで前記流体通路を開放する可溶部材と、前記可溶部材を前記ボディに固定する固定部材とを備えており、前記固定部材は、前記ボディの内周に設けられた第1環状溝に嵌め入れられており、前記可溶部材の外周縁部は、前記ボディに設けられた段差に受け止められて、前記固定部材によってその抜け止めが果たされており、シール部材が前記ボディの内周に設けられた第2環状溝に嵌め入れられて、前記可溶部材の外周と前記ボディとの間をシールすることを特徴とするものである。
この発明の温度作動弁によると、筒状のボディの周壁に流体通路を設けるのではなく、筒状のボディの内部が流体通路とされているので、流体通路の径を大きく取ることができ、可溶部材が溶融した際の流体通路を介しての弁装着部材からの流体の開放を一気に行うことができる。
前記ボディと前記固定部材とは、前記ボディの外周に設けられた雄ねじ部と前記固定部材の内周に設けられた雌ねじ部とがねじ合わされることで結合されており、前記可溶部材の外周縁部が前記固定部材に設けられた段差と前記ボディの開口部端面とによって挟持されることがある。
このようにすると、可溶部材の外周縁部が互いにねじ結合された固定部材およびボディによって挟持されていることから、この温度作動弁が装着された弁装着部材の開口を閉鎖する機能が長期にわたって維持される。
前記可溶部材の外周縁部と前記ボディの開口部端面との間にシール部材が挟持されることがある。
このようにすると、シール性をより一層向上させることができる。
前記固定部材は、前記ボディの内周に設けられた第1環状溝に嵌め入れられており、前記可溶部材の外周縁部は、前記ボディに設けられた段差に受け止められて、前記固定部材によってその抜け止めが果たされており、シール部材が前記ボディの内周に設けられた第2環状溝に嵌め入れられ、前記可溶部材の外周と前記ボディとのシールすることがある。
このようにすると、固定部材を雌ねじ部付きのものにする必要がなく、構造が簡素化されて、コスト低減となる。
この発明の温度作動弁によると、筒状のボディの内部が流体通路とされているので、流体通路の径を大きく取ることができ、可溶部材が溶融した際の流体通路を介しての弁装着部材からの流体の開放を一気に行うことができる。
図1は、この発明による温度作動弁の第1実施形態の全体構成を示す縦断面図である。 図2は、同平面図である。 図3は、この発明による温度作動弁の第2実施形態の全体構成を示す縦断面図である。
この発明の温度作動弁の第1実施形態を図1および図2に示す。以下の説明において、上下は、図1の上下をいうものとする。この上下は便宜的なもので、設置に際しては、上下が逆になったり、水平になったりすることもある。
第1実施形態の温度作動弁1は、雰囲気温度が所定の温度以上に達した際に、これが装着されている弁装着部材からの流体の開放を行うもので、内部が流体通路2aとされて弁装着部材に取り付けられる筒状のボディ2と、流体通路2aを閉鎖するようにボディ2に配置されて所定温度以上になった際に溶融することで流体通路を開放する板状の可溶部材3と、可溶部材3の外周縁部をボディ2の開口部端面に固定する固定部材4と、可溶部材3の外周縁部とボディ2の開口部端面との間をシールする環状のシール部材5とを備えている。
ボディ2は、円筒部11と、円筒部11の下端部に設けられた上から見て方形状のフランジ部12とからなる。
円筒部11の上部の外周には雄ねじ部11aが設けられている。
フランジ部12の下面には、環状のOリング嵌入溝12aが設けられており、このOリング嵌入溝12aには、弁装着部材に取り付ける際のシール部材となるOリング6が嵌め入れられている。
フランジ部12の4隅には、ボルト挿通孔12bが設けられており、温度作動弁1は、各ボルト挿通孔12bに挿通されたボルトが弁装着部材に設けられた雌ねじ部に締め付けられることで、Oリング6によるシール機能を有した状態で、弁装着部材に固定される。
フランジ部12には、また、リークポート12bが設けられており、これにより、リーク(漏れ)の確認ができるようになっている。
固定部材4は、ボディ2の円筒部11の雄ねじ部11aにねじ合わされる雌ねじ部13aが内周に形成された大径部13と、大径部13の上側に連なり、内径が大径部13の内径より小さい小径部14とからなる。
大径部13の上端部には、雌ねじ部13aが形成されている部分よりは、径が小さく、かつ、小径部14の内径よりは径が大きい雌ねじ部13aが形成されていない部分13bが設けられている。小径部14の外周には、レンチ係合部とされる二面部14aが設けられている。小径部14の内径が大径部13の内径よりも小さくなされていることにより、小径部14の下面には、段差15が形成されている。
段差15には、その下側から可溶部材3が当接させられており、可溶部材3の外周縁部に、その下側からシール部材5が当接させられている。シール部材5としては、金属や樹脂のガスケット、Oリング等を用いることができる。シール部材5は、ボディ2の上端面で受け止められており、固定部材4がボディ2にねじ合わされることにより、可溶部材3の外周縁部とシール部材5とが固定部材4の段差15とボディ2の上端面との間に挟持されている。
ボディ2の円筒部11の雄ねじ部11aの下端部には、ロックナット7がねじ合わされている。固定部材4がボディ2にねじ合わされた後に、このロックナット7を上側に移動させて固定部材4に締め付けることにより、固定部材4の緩みが防止される。
第1実施形態の温度作動弁1によると、部品数が6つと比較的簡単な構成でありながら、可溶部材3の交換が容易であり、溶融に至るまでの時間や耐圧性能の変更が必要となれば、可溶部材3を形成している可溶合金を変更するなどの仕様変更で容易に対応することができる。そして、筒状のボディ2の内部が流体通路2aとされているので、筒状のボディの周壁に流体通路が設けられているものに比べて、流体通路2aの径を大きく取ることができ、可溶部材3が溶融した際の流体通路2aを介しての弁装着部材からの流体の開放を一気に行うことができる。また、可溶部材3の外周縁部およびシール部材5が互いにねじ結合された固定部材4およびボディ2によって挟持されていることから、この温度作動弁1が装着された弁装着部材の開口を閉鎖する機能が長期にわたって維持される。
第2実施形態の温度作動弁21は、雰囲気温度が所定の温度以上に達した際に、これが装着されている弁装着部材からの流体の開放を行うもので、内部が流体通路22aとされて弁装着部材に取り付けられる筒状のボディ22と、流体通路22aを閉鎖するようにボディ22に配置されて所定温度以上になった際に溶融することで流体通路22aを開放する板状の可溶部材23と、可溶部材23の外周縁部をボディ22の内周に固定するC形止め輪(固定部材)24と、可溶部材23の外周とボディ22の内周との間をシールするOリング(シール部材)25とを備えている。
ボディ22は、弁装着部材に取り付けられる取付け部31と、取付け部31の上側に連なる可溶部材配置部32とからなる。
取付け部31は、第1実施形態の温度作動弁1のフランジ部12と同じ形状とされており、取付け部31の下面には、環状のOリング嵌入溝31aが設けられており、このOリング嵌入溝31aには、弁装着部材に取り付ける際のシール部材となるOリング26が嵌め入れられている。取付け部31の4隅には、ボルト挿通孔(図示略)が設けられており、温度作動弁21は、各ボルト挿通孔に挿通されたボルトが弁装着部材に設けられた雌ねじ部に締め付けられることで、Oリング26によるシール機能を有した状態で、弁装着部材に固定される。
取付け部31の内周は、円筒面とされており、可溶部材配置部32は、円筒状とされている。そして、可溶部材配置部32の内径は、取付け部31の内径よりも大きくなされており、これにより、取付け部31の上面には、段差33が形成されている。可溶部材配置部32の上端部には、レンチ係合部とされる二面部32aが設けられている。
可溶部材23は、その外周縁部が段差33によって受け止められることで、ボディ22に支持されている。
可溶部材配置部32の内周面の下端部には、Oリング嵌入用の環状溝(第2環状溝)34が設けられており、シール部材としてのOリング25は、この環状溝34に嵌め入れられて、可溶部材23の外周と環状溝34の底面とによって挟持されている。これにより、可溶部材23の外周とボディ22の内周との間のシールが確保されている。
可溶部材配置部32の内周面の上部には、下面が可溶部材23の上面に面一となるように、固定部材24を嵌め入れるための環状溝(第1環状溝)35が設けられている。固定部材としては止め輪を用いることができ、ここでは市販品のC形止め輪を用いている。C形止め輪はその径を小さくした状態で、可溶部材配置部32の上側から挿入することができ、径が広がった状態で環状溝35に嵌まり合う。
第2実施形態の温度作動弁21によると、部品数が5つと比較的簡単な構成でありながら、可溶部材23の交換が容易であり、溶融に至るまでの時間や耐圧性能の変更が必要となれば、可溶部材23を形成している可溶合金を変更するなどの仕様変更で容易に対応することができる。そして、筒状のボディ22の内部が流体通路22aとされているので、筒状のボディの周壁に流体通路が設けられているものに比べて、流体通路22aの径を大きく取ることができ、可溶部材23が溶融した際の流体通路22aを介しての弁装着部材からの流体の開放を一気に行うことができる。また、可溶部材23の外周縁部をボディ22の内周に固定する固定部材として、市販されているC形止め輪24を使用しているので、構造が極めて簡素化されており、コスト低減の点でも有利となっている。
なお、第1実施形態の温度作動弁1において、シール部材5を省略した場合、可溶部材3の外周縁部だけが固定部材4およびボディ2によって挟持されるが、この際、一定のシール性能が得られる。したがって、シール部材5を省略することで、構造が簡素化され、コストを低減することができる。
また、第1実施形態の温度作動弁1において、固定部材4を袋ナット状として、その頂壁によって、可溶部材3全体を押さえるとともに、頂壁に流体通路となる複数の貫通孔を設けたものとすることができ、このようにすると、流体通路面積が若干低下するが、可溶部材3の保持性能を上げることができる。
この発明によると、非常時に安全側に作動する用途で使用される温度作動弁の性能が向上するので、この弁が装着される部材の安全性向上に寄与することができる。
1:温度作動弁
2:ボディ
2a:流体通路
3:可溶部材
4:固定部材
5:シール部材
11a:雄ねじ部
13a:雌ねじ部
15:段差
21:温度作動弁
22:ボディ
22a:流体通路
23:可溶部材
24:C形止め輪(固定部材)
25:Oリング(シール部材)
33:段差
34:第2環状溝
35:第1環状溝

Claims (1)

  1. 内部が流体通路とされて弁装着部材に取り付けられる筒状のボディと、前記流体通路を閉鎖するように前記ボディに配置されて所定温度以上になった際に溶融することで前記流体通路を開放する可溶部材と、前記可溶部材を前記ボディに固定する固定部材とを備えており、
    前記固定部材は、前記ボディの内周に設けられた第1環状溝に嵌め入れられており、前記可溶部材の外周縁部は、前記ボディに設けられた段差に受け止められて、前記固定部材によってその抜け止めが果たされており、シール部材が前記ボディの内周に設けられた第2環状溝に嵌め入れられて、前記可溶部材の外周と前記ボディとの間をシールすることを特徴とする温度作動弁。
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