JP7302877B2 - 着雪量測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、着雪量測定装置に関する。
従来、降雪により雪が積もったときの雪の状態を測定する各種の測定装置が知られている。例えば、特許文献1には、路面(道路面や滑走路面)や構造物に積もった雪の有無を判定するとともに、積雪(冠雪)の深さをモニタリングする雪氷モニタリング装置が開示されている。
特開2016-170069号公報
降雪による雪の被害は、路面や構造物に雪が積もるだけでなく、屋外に存在する様々な対象物の側面に雪が付着することでも引き起こされる。このような対象物としては、例えば、道路設備(交通信号機、道路標識、高架道路の側壁等)、鉄道設備(鉄道信号機、鉄道標識、踏切、高架線路の側壁等)、電力設備(電線、電柱、鉄塔等)、建築物(屋根、壁等)及び看板等の屋外構造物並びに樹木等が挙げられる。
しかし、特許文献1に開示された雪氷モニタリング装置では、対象物の上面(水平面)に積もった積雪(冠雪)の深さを測定することは可能であるが、対象物の側面に付着した雪の着雪量を測定することができないという問題点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、鉛直又は斜め上向きに配置される着雪面に付着した着雪量を測定することを可能とし、また、複数の方位を向いた複数の着雪面に対する着雪量を方位別に測定することを可能とする測定装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するものであって、本発明の一実施形態に係る降水強度算出装置は、
鉛直又は斜め上向きに配置される着雪面と、
前記着雪面に設けられ、前記着雪面に付着した雪の着雪量を測定する着雪量測定手段と、を備える。
また、本発明の一実施形態に係る降水強度算出装置は、
前記着雪面として、互いに異なる複数の方位に向けて鉛直又は斜め上向きに配置される複数の着雪面と、
前記着雪量測定手段として、前記複数の着雪面の各々に設けられ、前記着雪面に付着した雪の着雪量を前記複数の方位毎に測定する複数の着雪量測定手段と、を備える。
本発明の一実施形態に係る着雪量測定装置によれば、着雪量測定手段が、鉛直又は斜め上向きに配置される着雪面に設けられているので、着雪面に対する着雪量を測定することができる。また、複数の着雪量測定手段が、異なる複数の方位を向いた複数の着雪面の各々に設けられているので、複数の方位を向いた複数の着雪面に対する着雪量を方位別に測定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aの一例を示す全体斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aの一例を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aの一例を示す上面図である。 本発明の第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aの一例を示すA-A線断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aの一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aによる測定データ111の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る着雪量測定装置1Bの一例を示す全体斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る着雪量測定装置1Bの一例を示すA-A線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る着雪量測定装置1Bの一例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る着雪量測定装置1C~1Eを示し、(a)は第1の実施例、(b)は第2の実施例、(c)は第3の実施例を示す概略図である。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aの一例を示す全体斜視図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aの一例を示す正面図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aの一例を示す上面図である。
着雪量測定装置1Aは、八角柱状(多角柱状の一例)の本体部2と、本体部2を支持するとともに、設置面100に設置される支持部3とを備える。着雪量測定装置1Aは、例えば、持ち運びが可能な可搬型の装置であり、設置面100として、例えば、地表面や屋外構造物に設置される。なお、着雪量測定装置1Aは、可搬型の装置に限られず、地表面や屋外構造物に固定された状態で設置されるものでもよい。
本体部2は、八角柱の上面を構成する水平面20と、八角柱の下面を構成し、支持部3により支持される支持面21と、八角柱の各側面を構成し、互いに異なる複数の方位に向けて鉛直に配置される複数の着雪面22A~22Hとを備える。なお、本実施形態では、本体部2は八角柱状であるため、8つの着雪面22A~22Hは、8方位に向けて鉛直に配置される。
支持部3は、設置面100に設置される脚部30と、本体部2と脚部30との間を連結し、鉛直に配置されるロッド部31とを備える。脚部30は、例えば、三脚構造を有し、設置面100から本体部2までの高さが調節可能に構成されている。なお、脚部30は、三脚構造に限られず、適宜変更してもよいし、ロッド部31は、複数本でもよい。
着雪量測定装置1Aは、複数の着雪面22A~22Hの各々に設けられ、着雪面22A~22Hに付着した雪(着雪)の着雪量を複数の方位毎(8方位毎)に測定する複数の着雪量測定手段4と、水平面20に設けられ、水平面20に降雪した雪(冠雪)の冠雪量を測定する冠雪量測定手段5と、支持部3の上部に設けられ、複数の着雪面22A~22Hに付着した雪の着雪総重量を測定する総重量測定手段6とをさらに備える。
複数の着雪量測定手段4の各々は、着雪量として、着雪厚及び着雪重量の少なくとも一方を測定するものであり、各種のセンサにより構成されている。着雪厚は、着雪面22A~22Hに対して付着した雪の厚さである。着雪重量は、着雪面22A~22Hに対して付着した雪の重量である。
本実施形態に係る着雪量測定手段4は、着雪量として、着雪厚を測定する着雪厚センサ40を用いたものである。着雪厚センサ40は、図2に示すように、複数の着雪面22A~22Hの各々に対して分散配置される。具体的には、複数の着雪面22A~22Hの各々には、複数の基板41が、所定の基板間隔を空けて配置されるとともに、複数の基板41の各々には、複数の着雪厚センサ40が、所定のセンサ間隔を空けて配置される。したがって、本実施形態では、複数の着雪厚センサ40が、3行3列のマトリクス状に分散配置される。なお、着雪厚センサ40及び基板41の配置は、図3に示す例に限られず、適宜変更してもよく、着雪厚センサ40は、例えば、千鳥状に分散配置されるようにしてもよい。
冠雪量測定手段5は、冠雪量として、冠雪深及び冠雪重量の少なくとも一方を測定するものであり、各種のセンサにより構成されている。冠雪深は、水平面20に対して降雪した雪の深さである。冠雪重量は、水平面20に対して降雪した雪の重量である。
本実施形態に係る冠雪量測定手段5は、冠雪量として、冠雪深を測定する冠雪深センサ50を用いたものである。冠雪量測定手段5は、図3に示すように、水平面20に対して分散配置される。水平面20には、複数の基板51が、所定の基板間隔を空けて配置されるとともに、複数の基板51の各々には、複数の冠雪深センサ50が、所定のセンサ間隔を空けて配置される。なお、冠雪深センサ50及び基板51の配置は、図3に示す例に限られず、適宜変更してもよい。
総重量測定手段6は、例えば、ロードセル等の歪みセンサで構成されている。総重量測定手段6は、着雪面22A~22Hに対する着雪がなく、かつ、水平面20に対する冠雪がない状態で測定された本体部2の重量(自重)をキャンセルすることで着雪総重量を測定する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aの一例を示すA-A線断面図である。
本体部2は、例えば、複数の板状部材として、上板23、底板24、及び、8つの側板25を組み付けることで八角柱状に形成されている。板状部材は、例えば、透明なアクリル板等の合成樹脂材料で製作されている。
上板23が有する第1の面230は、水平面20を形成し、冠雪101が積もる。側板25が有する第1の面250は、着雪面22A~22Hの各々を形成し、着雪102が付着する。
着雪厚センサ40は、例えば、照度センサ400及び反射強度センサ401が一体型のモジュールとして構成された光学センサで構成されている。また、冠雪深センサ50は、着雪厚センサ40と同様に、照度センサ500及び反射強度センサ501が一体型のモジュールとして構成された光学センサで構成されている。
照度センサ400、500は、着雪厚T1又は冠雪深D1に換算可能なパラメータとして、日照度を測定する。反射強度センサ401、501は、照射光(例えば、近赤外光)を照射する発光部と、発光部により照射された照射光が反射した反射光の反射強度を検出する受光部とを備え、着雪厚T1又は冠雪深D1に換算可能なパラメータとして、反射強度を測定する。
着雪厚センサ40としての照度センサ400及び反射強度センサ401は、側板25の第1の面250とは反対側の第2の面251側に配置され、側板25越しに非接触で着雪厚T1を測定する。また、冠雪深センサ50としての照度センサ500及び反射強度センサ501は、上板23の第1の面230とは反対側の第2の面231側に配置され、上板23越しに非接触で冠雪深D1を測定する。
なお、上板23及び側板25の材料、色、厚さ、形状等は、着雪厚センサ40及び冠雪深センサ50の検出性能に影響を及ぼさない程度であれば適宜変更してもよい。例えば、上板23及び側板25は、その一部(着雪厚センサ40及び冠雪深センサ50がそれぞれ配置される部分)が少なくとも透明であればよく、その他の部分は透明でなくてもよい。
また、着雪厚センサ40及び冠雪深センサ50は、同一の光学センサを用いたものに限られず、異なる形式の光学センサをそれぞれ用いたものでもよい。さらに、着雪厚センサ40及び冠雪深センサ50は、照度センサ400、500及び反射強度センサ401、501の両方を備えるものに限られず、照度センサ400、500及び反射強度センサ401、501の少なくとも一方を備えるものでもよいし、着雪厚T1又は冠雪深D1に換算可能なパラメータを測定するセンサであれば、照度センサ400、500及び反射強度センサ401、501以外の他のセンサを備えるものでもよい。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aの一例を示すブロック図である。
着雪量測定装置1Aは、電気系の回路として、上記の着雪量測定手段4、冠雪量測定手段5、及び、総重量測定手段6の他に、ROMやRAM等により構成される記憶部11と、CPU等のプロセッサにより構成される制御部12と、外部装置との間で無線又は有線による通信インターフェースとして機能する通信部13と、着雪量測定装置1Aの各部に電力を供給する電源部14とを備える。
なお、記憶部11、制御部12及び通信部13は、基板41、51に搭載されていてもよいし、基板41、51とは別の基板に搭載されていてもよい。電源部14は、一次電池又は二次電池でもよいし、AC電源に接続されてもよい。また、外部装置は、インターネット回線や専用回線等を介して接続される任意の装置であり、例えば、気象観測サーバ等のコンピュータでもよいし、ノートPCやスマートホン等の携帯型のコンピュータ等でもよい。
記憶部11には、着雪量測定装置1Aが動作する際の設定値や各種の算出に用いられる係数等を含む設定パラメータ110、着雪量測定装置1Aが動作したときの測定データ111、及び、着雪量測定プログラム112が記憶されている。
制御部12は、記憶部11に記憶された着雪量測定プログラム112を実行することにより、測定処理部120、着雪重量算出部121、及び、通信処理部122として機能する。
測定処理部120は、所定の測定条件が満たされたとき、測定処理として、着雪量測定手段4、冠雪量測定手段5及び総重量測定手段6からの信号に基づいて8方位毎の着雪量、冠雪量及び総重量を測定し、その測定したデータを測定データ111として記憶部11に記憶する。測定処理部120は、所定の測定条件として、例えば、設定パラメータ110で指定された測定周期(例えば、5分毎)が経過したり、特定の測定時刻が到来したり、外部装置からの測定指令を受け付けたり、着雪量測定装置1Aに設けられた測定ボタン(不図示)が操作されたりした場合に、上記の測定処理を実行する。
なお、測定データ111には、各着雪面22A~22Hにおいて複数の着雪厚センサ40によりそれぞれ測定された着雪厚の値が生データとして含まれるものでもよいし、複数の着雪厚センサ40によりそれぞれ測定された着雪厚の値を、着雪面22A~22H毎(8方位毎)に統計処理した着雪厚の統計値(例えば、平均値)が加工データとして含まれるものでもよい。
着雪重量算出部121は、着雪重量算出処理として、総重量測定手段6により測定された総重量を、着雪厚センサ40により測定された8方位毎の着雪厚に基づいて按分することで、8方位毎の着雪重量を算出し、その算出したデータを測定データ111の一部として記憶部11に記憶する。
通信処理部122は、所定の通信条件が満たされたとき、通信処理として、記憶部11に記憶された測定データ111を、通信部13を介して外部装置に送信する。通信処理部122は、所定の通信条件として、例えば、設定パラメータ110で指定された通信周期(例えば、1時間毎)が経過したり、特定の通信時刻が到来したり、外部装置からの通信指令を受け付けたり、着雪量測定装置1Aに設けられた通信ボタン(不図示)が操作されたりした場合に、上記の通信処理を実行する。
なお、着雪量測定手段4、冠雪量測定手段5及び総重量測定手段6により測定された測定データ111は、測定処理部120により記憶部11に一時記憶されることなく、通信処理部122により即時に外部装置に送信されてもよい。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aによる測定データ111の一例を示す図である。着雪量測定装置1Aによる測定データ111としては、図6に示すように、8方位毎(南、南東、東、北東、北、北西、西、南西)の着雪厚、冠雪深、及び、総重量を含むものであり、所定の測定周期で測定することにより、時系列のグラフを生成することができる。
測定データ111は、例えば、図6に示すような表示態様で外部装置の表示部に表示してもよいし、気象観測サービスにおける提供情報の1つとして配信してもよい。また、測定データ111を解析することにより、例えば、8方位毎の着雪量のいずれかが所定の値を超える場合に、着雪量測定装置1Aが設置された設置場所を対象に注意情報や警告情報を発するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係る着雪量測定装置1Aによれば、着雪量測定手段4の一例として、着雪厚センサ40が、8方位を向いた複数の着雪面22A~22Hの各々に設けられているので、8方位の着雪厚T1を方位別にそれぞれ測定することができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係る着雪量測定装置1Bの一例を示す全体斜視図である。図8は、本発明の第2の実施形態に係る着雪量測定装置1Bの一例を示すA-A線断面図である。図9は、本発明の第2の実施形態に係る着雪量測定装置1Bの一例を示すブロック図である。
本施形態に係る着雪量測定装置1Bは、第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aに対して、着雪量測定手段4及び冠雪量測定手段5の構成を変更したものである。なお、その他の基本的構成は、第1の実施形態と同様のため、変更点を中心に説明する。
着雪量測定手段4は、着雪量として、着雪重量を測定する着雪重量センサ42を用いたものであり、着雪重量センサ42として、例えば、ロードセル等の歪みセンサ420を備える。歪みセンサ420は、図8に示すように、8つの側板25の各々を支持する側壁27と、側板25の第2の面251との間を連結するように取り付けられている。
冠雪量測定手段5は、冠雪量として、冠雪重量を測定する冠雪重量センサ52を用いたものであり、冠雪重量センサ52として、例えば、ロードセル等の歪みセンサ520を備える。歪みセンサ520は、図8に示すように、上板23を支持する上壁26と、上板23の第2の面231との間を連結するように取り付けられている。
なお、着雪重量センサ42及び冠雪重量センサ52は、歪みセンサ420、520に代えて又は加えて、圧力センサを備えるものでもよく、圧力センサは、例えば、着雪面22A~22H及び水平面20に分散配置されるようにしてもよいし、面状(シート状)に配置されるようにしてもよい。また、着雪重量センサ42及び冠雪重量センサ52は、上記のように、歪みセンサ420、520及び圧力センサの少なくとも一方を備えるものでもよいし、重量を測定するセンサであれば、歪みセンサ420、520及び圧力センサ以外の他のセンサを備えるものでもよい。
制御部12は、記憶部11に記憶された着雪量測定プログラム112を実行することにより、測定処理部120、着雪厚算出部123、及び、通信処理部122として機能する。
着雪厚算出部123は、着雪厚算出処理として、着雪重量センサ42により測定された8方位毎の着雪重量に基づいて8方位毎の着雪厚を算出し、その算出したデータを測定データ111の一部として記憶部11に記憶する。例えば、着雪厚算出部123は、本体部2に設けられた、温度や湿度等を測定する気象観測計(不図示)や外部装置から気象観測データ(例えば、気温や湿度等)を取得し、その気象観測データから推定した降雪の含水量と、8方位毎の着雪重量とに基づいて、8方位毎の着雪厚を算出する。
以上のように、本実施形態に係る着雪量測定装置1Bによれば、着雪量測定手段4の一例として、着雪重量センサ42が、8方位を向いた複数の着雪面22A~22Hの各々に設けられているので、8方位の着雪重量を方位別にそれぞれ測定することができる。
(第3の実施形態)
図10は、本発明の第3の実施形態に係る着雪量測定装置1C~1Eを示し、(a)は第1の実施例、(b)は第2の実施例、(c)は第3の実施例を示す概略図である。
本施形態に係る着雪量測定装置1C~1Eは、第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aに対して、本体部2の形状を変更したものである。なお、その他の基本的構成は、第1の実施形態と同様のため、変更点を中心に説明する。
図10(a)に示す第1の実施例では、本体部2は、四角錐台状(多角錐台状の一例)である。本体部2は、四角錐台の各側面を構成し、4方位に向けて斜め上向きに配置される4つの着雪面22A~22Dを備える。
図10(b)に示す第2の実施例では、本体部2は、四角錐状(多角錐状の一例)である。本体部2は、四角錐の各側面を構成し、4方位に向けて斜め上向きに配置される4つの着雪面22A~22Dを備える。
図10(c)に示す第3の実施例では、本体部2は、四角柱状(多角柱状の一例)の下部本体部2aと、四角錐台状(多角錐台状の一例)の上部本体部2bとを備える。下部本体部2aは、四角柱の各側面を構成し、4方位に向けて鉛直に配置される4つの着雪面22A~22Dを備え、上部本体部2bは、四角錐台の各側面を構成し、4方位に向けて斜め上向きに配置される4つの着雪面22E~22Hを備える。
図10(a)~(c)に示す着雪量測定装置1C~1Eにおいて、着雪面22A~22Hの各々には、4方位毎に着雪量を測定する複数の着雪量測定手段4が設けられている。
以上のように、本実施形態に係る着雪量測定装置1C~1Eによれば、複数の着雪量測定手段4が、4方位を向いて鉛直又は斜め上向きに配置された複数の着雪面22A~22Hの各々に設けられているので、4方位の着雪量を方位別にそれぞれ測定することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aは、着雪厚センサ40を備え、第2の実施形態に係る着雪量測定装置1Bは、着雪重量センサ42を備えるものとして説明したが、着雪量測定装置は、着雪厚センサ40及び着雪重量センサ42の両方を備えるものでもよいし、さらに着雪量を測定するための別のセンサを備えるものでもよい。
また、第1乃至第3の実施形態に係る着雪量測定装置1A~1Cは、複数の着雪面22A~22Hと、複数の着雪量測定手段4とを備えるものとして説明したが、着雪面及び着雪量測定手段の数は、任意の数でよく、複数に限られず、単数でもよい。すなわち、着雪量測定装置は、鉛直又は斜め上向きに配置される単一の着雪面と、当該着雪面に設けられ、当該着雪面に付着した雪の着雪量を測定する単一の着雪量測定手段とを備えるものでもよい。
また、第1及び第2の実施形態に係る着雪量測定装置1A、1Bは、八角柱状の本体部2を備え、第3の実施形態に係る着雪量測定装置1C、1Dは、四角錐台状及び四角錐状の本体部2を備えるものとして説明したが、着雪量測定装置の本体部2は、多角柱状、多角錐台状又は多角錐状であればよく、例えば、16角柱状、32角柱状でもよいし、八角錐台状及び、八角錐状でもよい。その際、隣接する着雪面22A~22Hの境界となる角部分や、水平面20と着雪面22A~22Hとの境界となる角部分は、例えば、面取りされることで曲線状に形成されていてもよい。さらに、着雪量測定装置の本体部2は、多角柱状、多角錐台状又は多角錐状に限られず、複数の着雪面22A~22Hが互いに異なる複数の方位に向けて配置されるものであれば、任意の形状を採用することができる。
また、第1の実施形態に係る着雪量測定装置1Aは、着雪重量算出部121を備え、第2の実施形態に係る着雪量測定装置1Bは、着雪厚算出部123を備えるものとして説明したが、これらは省略されてもよい。その場合には、例えば、着雪量測定装置1A、1Bによる測定データ111の送信先である外部装置が、着雪重量算出部121及び着雪厚算出部123を備えるようにしてもよい。
1A~1E…着雪量測定装置、
2…本体部、2a…下部本体部、2b…上部本体部、3…支持部、
4…着雪量測定手段、5…冠雪量測定手段、6…総重量測定手段、
11…記憶部、12…制御部、13…通信部、14…電源部、
20…水平面、21…支持面、22A…着雪面~22H…着雪面、
23…上板、24…底板、25…側板、26…上壁、27…側壁、
30…脚部、31…ロッド部、
40…着雪厚センサ、41…基板、42…着雪重量センサ、
50…冠雪深センサ、51…基板、52…冠雪重量センサ、
100…設置面、101…冠雪、102…着雪、
110…設定パラメータ、111…測定データ、112…着雪量測定プログラム、
120…測定処理部、121…着雪重量算出部、
122…通信処理部、123…着雪厚算出部、
230…第1の面、231…第2の面、250…第1の面、251…第2の面、
400…照度センサ、401…反射強度センサ、420…歪みセンサ、
500…照度センサ、501…反射強度センサ、520…歪みセンサ、
T1…着雪厚、D1…冠雪深

Claims (10)

  1. いに異なる複数の方位に向けて鉛直又は斜め上向きに配置される複数の着雪面と、
    記複数の着雪面の各々に設けられ、前記着雪面に付着した雪の着雪量を前記複数の方位毎に測定する複数の着雪量測定手段と、を備える、
    ことを特徴とする着雪量測定装置。
  2. 前記複数の着雪量測定手段の各々は、
    前記着雪量として、着雪厚及び着雪重量の少なくとも一方を測定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の着雪量測定装置。
  3. 前記複数の着雪量測定手段の各々は、
    前記着雪厚を測定する着雪厚センサとして、照度センサ及び反射強度センサの少なくとも一方を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の着雪量測定装置。
  4. 前記複数の着雪面の各々は、
    少なくとも一部が透明な板状部材が有する第1の面で形成されており、
    前記着雪厚センサは、
    前記板状部材の前記第1の面とは反対側の第2の面側に配置され、前記板状部材越しに非接触で前記着雪厚を測定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の着雪量測定装置。
  5. 前記複数の着雪量測定手段の各々は、
    前記着雪重量を測定する着雪重量センサとして、歪みセンサ又は圧力センサの少なくとも一方を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の着雪量測定装置。
  6. 前記複数の着雪量測定手段の各々は、
    前記着雪面に対して分散配置された、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ一項に記載の着雪量測定装置。
  7. 前記複数の着雪面の各々は、
    多角柱状、多角錐台状又は多角錐状の本体部の各側面を構成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の着雪量測定装置。
  8. 前記複数の着雪面を支持する支持部と、
    前記支持部に設けられ、前記複数の着雪面に付着した雪の着雪総重量を測定する重量測定手段と、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の着雪量測定装置。
  9. 前記複数の着雪量測定手段の各々は、
    前記着雪量として、着雪厚を測定するものであり、
    前記重量測定手段により測定された前記着雪重量を、前記複数の着雪量測定手段の各々により測定された前記複数の方位毎の前記着雪厚に基づいて按分することで、前記複数の方位毎の着雪重量を算出する着雪重量算出部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項に記載の着雪量測定装置。
  10. 水平面に設けられ、前記水平面に降雪した雪の冠雪量を測定する冠雪量測定手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の着雪量測定装置。
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