JP7302838B2 - 物品提供システム、物品提供装置、管理サーバ、物品提供方法及びプログラム - Google Patents

物品提供システム、物品提供装置、管理サーバ、物品提供方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、物品提供システム、物品提供装置、管理サーバ、物品提供方法及びプログラムに関する。
従来、各種の物品を自動で提供する物品提供装置(自動販売機等)が広く利用されている。
例えば、自動販売機では、飲み物、食べ物、小物あるいは玩具等が販売されており、購入者は、自動販売機にメニューとして示されている商品の中から希望するものを選択して購入する。
なお、自動販売機に関する技術は、特許文献1に記載されている。
特表2012-520500号公報
しかしながら、従来の自動販売機等の物品提供装置においては、予め製造した商品を装置内に物理的にセットしておかなければならず、いずれかの商品が品切れとなった場合、補充に人手を要するものであった。
また、商品のラインナップ(種類の数)を拡充する上で、物品提供装置自体の物理的な限界がある。
さらに、購入者は、予め製造されていた商品を購入するのみであり、購入時に商品に任意の変更や改良を加えることができなかった。
このように、従来の物品提供装置においては、物品を提供する上で種々の制約が存在し、利便性を低下させる要因となっていた。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたものであり、物品提供装置の利便性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の物品提供システムは、
物品を提供する自動化された物品提供装置と、前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムであって、
前記管理サーバは、
提供される物品に対応する複数のモデルデータを前記物品提供装置に提供するモデルデータ提供手段を備え、
前記物品提供装置は、
前記管理サーバから提供された複数のモデルデータから提供対象となる前記モデルデータの選択を受け付ける選択受付手段と、
選択された前記モデルデータに対するカスタマイズを受け付けるカスタマイズ受付手段と、
前記カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、物品を形成する物品形成手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、物品提供装置の利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る立体物販売システムのシステム構成を示す模式図である。 立体物販売システムで用いられる情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 自動販売端末のハードウェア構成を示す模式図である。 システム管理端末の機能的構成を示すブロック図である。 サービス管理サーバの機能的構成を示すブロック図である。 自動販売端末の機能的構成を示すブロック図である。 ユーザ端末の機能的構成を示すブロック図である。 自動販売端末で初期メニュー表示画面として表示されるユーザインターフェース画面例を示す模式図である。 3Dモデルデータのカスタマイズを行うためのサブメニュー画面例を示す模式図である。 3Dモデルデータのカスタマイズを行うためのサブメニュー画面例を示す模式図である。 3Dモデルデータのカスタマイズを行うためのサブメニュー画面例を示す模式図である。 3Dモデルデータのカスタマイズを行うためのサブメニュー画面例を示す模式図である。 3Dモデルデータに対するカスタマイズ結果を実寸大で表示するプレビュー画面例を示す模式図である。 立体物の出力個数の入力を受け付ける個数入力画面例を示す模式図である。 立体物の積層造形(印刷)が開始された後に表示される二次元コードの表示画面例を示す模式図である。 立体物の積層造形(印刷)が完了した後に表示される表示画面例を示す模式図である。 ユーザ端末において立体物の製造過程を示す動画を表示する場合の表示画面例を示す模式図である。 システム管理端末のCPUが実行するアップロード処理の流れを示すフローチャートである。 サービス管理サーバのCPUが実行する登録処理の流れを示すフローチャートである。 サービス管理サーバのCPUが実行するサービス管理処理の流れを示すフローチャートである。 自動販売端末のCPUが実行する販売管理処理の流れを示すフローチャートである。 自動販売端末のCPUが実行する販売管理処理の流れを示すフローチャートである。 ユーザ端末のCPUが実行する動画表示処理の流れを示すフローチャートである。 自動販売端末で初期メニュー表示画面として表示されるユーザインターフェース画面の他の例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る立体物販売システム1のシステム構成を示す模式図である。
立体物販売システム1は、本発明に係る物品提供システムの一実施形態として構成されるものである。
立体物販売システム1は、3Dプリンタを内蔵した自動販売端末30において、予め用意された立体物の3Dモデルデータをユーザが選択し、ユーザによるカスタマイズを受け付けることにより、ユーザが希望する立体物のデータを生成可能としている。そして、立体物販売システム1は、生成された立体物のデータに基づいて、自動販売端末30が内蔵する3Dプリンタによって立体物を製造することにより、ユーザに対して、ユーザのニーズに適合する立体物を、手軽に入手する機会を提供するものである。
即ち、立体物販売システム1によれば、自動販売端末30(物品提供装置)の利便性を向上させることができる。
図1に示すように、立体物販売システム1は、システム管理端末10と、サービス管理サーバ20と、自動販売端末30と、ユーザ端末40とを含んで構成され、これらの各装置は、ネットワーク50を介して、互いに通信可能に構成されている。
システム管理端末10は、立体物販売システム1全体を管理するものであり、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、タブレットPC、タッチパネルPC等の情報処理装置によって構成される。システム管理端末10は、自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータや、自動販売端末30のユーザインターフェースを構成するタッチパネルレイアウトデータの入力を受け付ける。そして、システム管理端末10は、受け付けた3Dモデルデータや、タッチパネルレイアウトデータをサービス管理サーバ20にアップロードする。なお、本実施形態において、自動販売端末30で販売される立体物としては、乗り物の模型等のオブジェクト、人形や怪獣等のフィギュア、個人向けにサイズ等がカスタマイズされる医療用具、文房具等の実用品といった種々のものを含めることができる。
サービス管理サーバ20は、自動販売端末30における立体物の販売を管理するものであり、例えば、サーバコンピュータ等の情報処理装置によって構成される。サービス管理サーバ20は、自動販売端末30のユーザインターフェースを構成するタッチパネルレイアウトデータを自動販売端末30に送信したり、販売される立体物の3Dモデルデータを自動販売端末30に送信したり、自動販売端末30から送信される立体物のカスタマイズ記録データや立体物の製造過程を示す動画データを受信したりする。また、サービス管理サーバ20は、ユーザ端末40からの要求に応じて、自動販売端末30における立体物の製造過程を示す動画データをストリーミング配信する。さらに、サービス管理サーバ20は、自動販売端末30における立体物の販売に関する履歴を管理するための管理情報を記憶する。
自動販売端末30は、3Dプリンタ及び制御装置を内蔵する自動販売装置として構成される。自動販売端末30は、タッチパネルレイアウトデータに基づいてユーザインターフェース画面を表示し、サービス管理サーバ20から受信した3Dモデルデータを選択可能に表示する。そして、自動販売端末30は、ユーザによって選択された3Dモデルデータに基づいて、内蔵する3Dプリンタによって、立体物を製造する。このとき、自動販売端末30は、ユーザによって選択された3Dモデルデータに対し、サイズ、色、形状等の変更(カスタマイズ)を受け付け、受け付けたカスタマイズの結果を実寸大でディスプレイに表示する。また、本実施形態において、自動販売端末30は、「いくつ出力しますか」といった出力個数(印刷個数)を確認するメッセージを表示し、ユーザによる出力個数の入力を受け付ける。そして、自動販売端末30は、ユーザによってカスタマイズの内容が確定され、出力個数が入力されると、入力された個数の立体物をカスタマイズの結果に応じて製造すると共に、内蔵する撮像部によって立体物の製造過程を示す動画を撮影し、ストリーミング配信のためにサービス管理サーバ20に逐次送信する。なお、立体物販売システム1において、内蔵する3Dプリンタの仕様が異なる複数の自動販売端末30を備えたり、遠隔的な設置場所に複数の自動販売端末30を備えたりすることが可能である。
ユーザ端末40は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、タブレットPC等の情報処理装置によって構成される。ユーザ端末40は、ユーザが自動販売端末30によって立体物を購入した場合に、購入した立体物の製造過程を示す動画をサービス管理サーバ20からストリーミング配信により受信して表示することができる。また、ユーザ端末40は、立体物の製造過程において、サービス管理サーバ20から受信したメッセージ(エラーメッセージや完了メッセージ等)を表示する。
[ハードウェア構成]
次に、立体物販売システム1を構成する装置のハードウェア構成について説明する。
図2は、立体物販売システム1で用いられる情報処理装置800のハードウェア構成を示すブロック図である。
情報処理装置800は、システム管理端末10、サービス管理サーバ20、自動販売端末30の制御装置、ユーザ端末40を構成するものである。なお、情報処理装置800の構成は、具体的な装置形態に応じて、適宜変更可能であり、例えば、スマートフォンとして構成する場合には、画像を撮影する撮像部あるいは各種センサを有するセンサ部等を備えることが可能である。
図2に示すように、情報処理装置800は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、入力部14と、出力部15と、記憶部16と、通信部17と、を備えている。
CPU11は、ROM12または記憶部16に記憶されたプログラムに従って各種の処理を実行する。
ROM12は、情報処理装置800で実行される制御のための各種プログラムを記憶する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行するためのデータ等が記憶される。
入力部14は、キーボードやマウス、あるいは、タッチパネル等の入力装置によって構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
出力部15は、ディスプレイやスピーカによって構成され、CPU11の制御に従って、情報の表示や音声の出力を行う。
記憶部16は、ハードディスクや半導体メモリ等の記憶装置によって構成され、情報処理装置800で使用される各種データやプログラムを記憶する。
通信部17は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の通信ケーブルや、インターネット等の通信ネットワークを介して他の装置との通信を行う。
次に、自動販売端末30のハードウェア構成について説明する。
図3は、自動販売端末30のハードウェア構成を示す模式図である。
図3においては、自動販売端末30の主要な外観構成及び内部構成を示している。
自動販売端末30は、3Dプリンタ31と、制御装置32とを備え、これらが筐体33に内蔵された構成を有している。また、筐体33の一部には、製造された立体物を取り出すための取り出し窓33aが備えられており、取り出し窓33aは、制御装置32が制御する開閉モータ33bによって開閉される。
3Dプリンタ31は、熱溶解積層(FDM:Fused Deposition Modeling)方式の3Dプリンタによって構成される。ただし、3Dプリンタ31として、シート状の素材(紙等)を着色しながら積層するシート積層法(シートラミネーション法)等、異なる方式のものを採用することも可能である。
3Dプリンタ31は、3Dプリンタヘッド31aを上下及び前後左右に搬送しながら、熱溶解した造形材料をノズルから吐出して、立体物を積層造形(製造)する。この3Dプリンタヘッド31aには、造形材料の材料切れを検出するセンサが備えられている。また、3Dプリンタ31は、積層造形の台座となるベルトコンベア31b上に造形材料を積層し、製造が完了した立体物をベルトコンベア31bによって取り出し窓33aに搬送する。
本実施形態において、3Dプリンタ31には、造形中の立体物を撮像する撮像部が設置されており、立体物の製造過程を示す動画をリアルタイムに撮像する。なお、本実施形態における3Dプリンタ31では、造形材料に加え、立体物に組み込まれる回路を形成するための金属材料や電子部品等、造形材料以外のものを積層して立体物を製造することができる。
制御装置32は、自動販売端末30全体を制御するものであり、自動販売端末30におけるユーザインターフェースの画面表示、3Dモデルデータに対するカスタマイズの受け付け、3Dプリンタ31の制御、及び、立体物の製造過程を示す動画データの送信等、自動販売端末30で実行される各種処理を制御する。
また、制御装置32は、3Dプリンタ31における立体物の製造を制御する場合、立体物の設計データであるCAD(Computer Aided Design)データから、3Dプリンタ31における3Dプリンタヘッドのツールパスを表すスライスデータを生成する。本実施形態において、立体物のCADデータは、予め用意された3Dモデルデータまたはこの3Dモデルデータに対してユーザがカスタマイズを行ったデータによって構成される。また、制御装置32は、造形中の立体物における積層部分の形状を撮像部により取得し、当該立体物の品質を示すデータを生成する。生成された品質を示すデータは、立体物が適切に造形されているか否かの判定に用いられ、立体物が適切に造形されていない場合、エラーが検出される。
[機能的構成]
次に、立体物販売システム1を構成する装置の機能的構成について説明する。
[システム管理端末の機能的構成]
図4は、システム管理端末10の機能的構成を示すブロック図である。
図4に示すように、システム管理端末10は、CPU11の機能として、データ受付部111と、送信制御部112とを備えている。
データ受付部111は、入力部14あるいは通信部17を介して、自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータや、自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータの入力を受け付ける。
送信制御部112は、データ受付部111によって受け付けられた3Dモデルデータや、タッチパネルレイアウトデータをサービス管理サーバ20にアップロードする。
[サービス管理サーバの機能的構成]
図5は、サービス管理サーバ20の機能的構成を示すブロック図である。
図5に示すように、サービス管理サーバ20は、CPU11の機能として、データ受信部211と、データ管理部212と、UIデータ提供部213と、動画配信部214とを備え、記憶部16において、3Dモデルデータベース(3DモデルDB)271と、レイアウトデータベース(レイアウトDB)272と、カスタマイズ記録データベース(カスタマイズ記録DB)273と、管理情報データベース(管理情報DB)274とが形成される。
3DモデルDB271には、複数の自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータが記憶される。本実施形態において、各自動販売端末30に3Dモデルデータが送信される場合、サービス管理サーバ20の3DモデルDB271に登録されている3Dモデルデータの中から、各自動販売端末30において製造可能な立体物の3Dモデルデータが選択されて送信される。
レイアウトDB272には、自動販売端末30におけるユーザインターフェース画面を構成する複数のタッチパネルレイアウトデータが記憶される。本実施形態において、タッチパネルレイアウトデータは、自動販売端末30の機種や設置場所等に応じて、複数種類のものが用意され、サービス管理サーバ20が自動販売端末30にタッチパネルレイアウトデータを送信する際に、いずれか1つが選択されて送信される。
カスタマイズ記録DB273には、複数の自動販売端末30において、ユーザによって選択された3Dモデルデータに対し、サイズ、色、形状等の変更(カスタマイズ)が行われた結果であるカスタマイズ記録データが、ユーザと対応付けて記憶される。
管理情報DB274には、自動販売端末30における立体物の販売に関する種々の履歴のデータが管理情報として自動販売端末30毎に記憶される。例えば、管理情報DB274には、管理情報として、自動販売端末30における立体物の販売の履歴のデータや、立体物の積層造形における動作の履歴のデータが記憶される。
データ受信部211は、システム管理端末10から送信された立体物の3Dモデルデータや、自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータを受信する。また、データ受信部211は、自動販売端末30から送信されたカスタマイズ記録データや、立体物の製造過程を示す動画データを受信する。さらに、データ受信部211は、立体物の製造過程において、自動販売端末30から送信される各種メッセージ(後述する材料切れメッセージ、エラーメッセージあるいは完了メッセージ等)を受信する。
データ管理部212は、データ受信部211によって受信された3Dモデルのデータを3DモデルDB271に記憶する。また、データ管理部212は、データ受信部211によって受信されたタッチパネルレイアウトデータをレイアウトDB272に記憶する。また、データ管理部212は、データ受信部211によって受信されたカスタマイズ記録データを、カスタマイズを行ったユーザと対応付けてカスタマイズ記録DB273に記憶する。さらに、データ管理部212は、データ受信部211によって受信された立体物の製造過程を示す動画データを一時的にバッファに記憶し、動画配信部214に逐次出力する。また、データ管理部212は、データ受信部211によって受信された各種メッセージの内容を、管理情報DB274に記憶された管理情報に追記する。例えば、データ管理部212は、データ受信部211によって材料切れメッセージが受信された場合、材料切れメッセージを送信した自動販売端末30の管理情報に材料切れが発生した旨及び発生日時等を追記する。なお、自動販売端末30において材料切れが発生したことは、システム管理端末10に通知され、システム管理端末10において、メンテナンスの手配が行われる。また、データ管理部212は、立体物の製造過程を示す動画データを、管理情報DB274に記憶された管理情報に含めて記憶する。
UIデータ提供部213は、自動販売端末30のユーザインターフェース画面に関連する各種データを自動販売端末30に提供する。例えば、UIデータ提供部213は、自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータを、レイアウトDB272から読み出して、自動販売端末30に送信する。また、UIデータ提供部213は、自動販売端末30において販売可能な立体物の3Dモデルデータを、3DモデルDB271から読み出して、自動販売端末30に送信する。
動画配信部214は、立体物を自動販売端末30で購入したユーザが、ユーザ端末40によって、指定されたURLにアクセスした場合に、自動販売端末30から送信された立体物の製造過程を示す動画データをユーザ端末40にストリーミング配信する。
[自動販売端末の機能的構成]
図6は、自動販売端末30の機能的構成を示すブロック図である。
図6に示すように、自動販売端末30は、CPU11の機能として、UI表示制御部311と、カスタマイズ記録データ送信部312と、3Dプリンタ制御部313と、動画取得部314と、メッセージ送信部315とを備え、記憶部16において、3DモデルDB371と、レイアウト記憶部372と、カスタマイズ記録データ記憶部373とが形成される。
3DモデルDB371には、自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータが記憶される。
レイアウト記憶部372には、自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータが記憶される。
カスタマイズ記録データ記憶部373には、自動販売端末30において、ユーザによって選択された3Dモデルデータに対し、サイズ、色、形状等の変更(カスタマイズ)が行われた結果であるカスタマイズ記録データが、ユーザと対応付けて記憶される。
UI表示制御部311は、レイアウト記憶部372に記憶されたタッチパネルレイアウトデータを読み出し、タッチパネルレイアウトデータに従って、出力部15のディスプレイにユーザインターフェース画面を表示する。また、UI表示制御部311は、ユーザインターフェース画面において、ユーザが3Dモデルデータを選択するための3Dモデルデータ一覧表示画面(ユーザインターフェース画面の初期画面)、ユーザが3Dモデルデータに対し、カスタマイズを行うためのサブメニュー画面、あるいは、3Dモデルデータに対するカスタマイズ結果を実寸大で表示するプレビュー画面等を表示する。さらに、UI表示制御部311は、ユーザインターフェース画面において、ユーザによって入力された操作を受け付け、操作内容に応じてユーザインターフェース画面を更新する。なお、UI表示制御部311は、自動販売端末30においてユーザに提示される各種情報をユーザインターフェース画面に表示する。例えば、UI表示制御部311は、ユーザインターフェース画面において、立体物の出力個数の入力を受け付ける画面を表示したり、ユーザが立体物の製造過程を示す動画を視聴するためのURL(Uniform Resource Locator)を二次元コードの形態で表示したり、ユーザが各種メッセージの通知を受けるためのメールアドレスの入力を促す画面を表示したりする。
カスタマイズ記録データ送信部312は、UI表示制御部311においてユーザによる3Dモデルのカスタマイズの内容が確定した場合に、カスタマイズの結果であるカスタマイズ記録データをサービス管理サーバ20に送信する。
3Dプリンタ制御部313は、ユーザによって、購入する立体物の製造が指示された場合に、3Dプリンタ31を制御し、カスタマイズ記録データに基づいて、立体物を積層造形する。このとき、3Dプリンタ制御部313は、ユーザによって入力された出力個数の立体物を積層造形する。また、3Dプリンタ制御部313は、立体物の積層造形中に、材料切れ及び立体物の積層造形におけるエラーを逐次検出する。さらに、3Dプリンタ制御部313は、立体物の積層造形の完了を検出する。なお、立体物の積層造形におけるエラーが検出された後、3Dプリンタ制御部313は、ユーザ端末40からの指示に応じて、立体物の積層造形を継続または中止する。
動画取得部314は、3Dプリンタ制御部313が立体物の積層造形を開始した場合に、3Dプリンタ31に内蔵されている撮像部によって、立体物の製造過程を示す動画を撮像し、逐次、サービス管理サーバ20に動画データを送信する。
メッセージ送信部315は、3Dプリンタ制御部313が立体物の積層造形を開始した後、サービス管理サーバ20及びユーザ端末40に通知すべき各種メッセージが発生した場合に、通知すべきメッセージをサービス管理サーバ20及びユーザ端末40に送信する。即ち、メッセージ送信部315は、3Dプリンタ制御部313によって材料切れが検出された場合、材料切れとなっている旨(材料切れメッセージ)をサービス管理サーバ20及びユーザ端末40に通知する。また、メッセージ送信部315は、3Dプリンタ制御部313によって、立体物の積層造形中にエラーが検出された場合、エラーが発生した旨(エラーメッセージ)をサービス管理サーバ20及びユーザ端末40に通知する。さらに、メッセージ送信部315は、3Dプリンタ制御部313によって立体物の積層造形の完了が検出された場合、立体物の積層造形が完了した旨(完了メッセージ)をサービス管理サーバ20及びユーザ端末40に通知する。
[ユーザ端末の機能的構成]
図7は、ユーザ端末40の機能的構成を示すブロック図である。
図7に示すように、ユーザ端末40は、CPU11の機能として、画像取得部411と、動画表示制御部412と、メッセージ受信部413と、指示送信部414とを備えている。
画像取得部411は、自動販売端末30によって表示された二次元コードの画像を取得し、二次元コードとして表されているURLを特定する。
動画表示制御部412は、画像取得部411によって特定されたURLにアクセスすることにより、ユーザが購入した立体物の製造過程を示す動画データをストリーミング受信により取得する。そして、動画表示制御部412は、画像取得部411が取得した動画データを逐次表示する。
メッセージ受信部413は、自動販売端末30から通知される各種メッセージ(材料切れメッセージ、エラーメッセージあるいは完了メッセージ等)を受信し、ディスプレイに表示したり、スピーカからアラーム音を出力したりする。
指示送信部414は、自動販売端末30からエラーメッセージが通知された場合に、立体物の積層造形を継続するか、または、中止するかの指示の入力を受け付け、ユーザによって入力された指示を自動販売端末30に送信する。
[自動販売端末のユーザインターフェース画面例]
次に、自動販売端末30で表示されるユーザインターフェース画面の一例について説明する。
図8は、自動販売端末30で初期メニュー表示画面として表示されるユーザインターフェース画面例を示す模式図である。
図8に示すように、初期メニュー表示画面には、販売可能な3Dモデルデータを一覧表示する3Dモデルデータ一覧表示画面が表示されている。即ち、3Dモデル一覧表示画面において選択可能な3Dモデルデータは、その自動販売端末30で積層造形が可能な3Dモデルデータに限定されている。
また、図9A~図9Dは、3Dモデルデータのカスタマイズを行うためのサブメニュー画面例を示す模式図である。具体的には、図9Aは文字入力のためのサブメニュー画面例、図9Bは色の変更のためのサブメニュー画面例、図9Cはサイズの変更のためのサブメニュー画面例、図9Dは形状の調整のためのサブメニュー画面例を示している。
図9Aに示すサブメニュー画面では、名前、メッセージ、購入場所や購入日時あるいは個体識別情報等の文字を3Dモデルデータの任意の位置に付加することができる。立体物の購入場所や購入日時あるいは個体識別情報等の文字を立体物の表面あるいは内部に付加した場合、立体物のトレーサビリティを確保することが可能である。
図9Bに示すサブメニュー画面では、カラーパレットから任意の色を選択して3Dモデルデータの任意の部分を着色することができる。
図9Cに示すサブメニューでは、表示されたスライドバーを操作することにより、許容範囲内の任意のサイズに3Dモデルデータのサイズを変更することができる。
図9Dに示すサブメニューでは、形状を変更させる各種ツールのアイコンを選択して画面を操作することで、3Dモデルデータの形状を変更(伸ばす、切る、縮める等)することができる。
さらに、図10Aは、3Dモデルデータに対するカスタマイズ結果を実寸大で表示するプレビュー画面例を示す模式図である。
図10Aに示すように、プレビュー画面には、カスタマイズ結果の3Dモデルデータと、比較対象物としての実際の手の画像とが、実寸大で表示されている。このとき表示される手の画像は、予め用意された実際の人間の手の画像またはユーザの手を撮像した画像(自動販売端末30においてスキャンした手の画像等)のいずれとすることも可能である。また、プレビュー画面には、カスタマイズ結果を確定するか否かの入力ボタン(「OK」または「キャンセル」)、製造される立体物の1個当たりの価格及び1個当たりの出力所要時間が表示されている。プレビュー画面を確認することで、ユーザは、自らの意図する立体物となるか否かをより適切に確認することができ、立体物を積層造形して販売する際に、ユーザの製品に対する満足度を向上させることができる。
また、図10Bは、立体物の出力個数の入力を受け付ける個数入力画面例を示す模式図である。
図10Aに示すプレビュー画面においてユーザがカスタマイズの結果を確定すると、図10Bに示すように、「いくつ出力しますか」という出力個数(印刷個数)を確認するメッセージが表示され、ユーザによる立体物の出力個数の入力が受け付けられる。また、個数入力画面には、出力個数を確定するか否かの入力ボタン(「OK」または「キャンセル」)、ユーザによって入力された個数の立体物の合計価格及び印刷終了予定時刻が表示されている。出力個数を確定するための入力ボタン(「OK」)が操作されると、印刷が開始される。なお、出力個数を確定しない入力ボタン(「キャンセル」)が操作されると、立体物の購入手続きがリセットされる。
また、図11は、立体物の積層造形(印刷)が開始された後に表示される二次元コードの表示画面例を示す模式図である。
図11に示すように、立体物の積層造形が開始された後、ユーザに対して、立体物の製造過程を示す動画を視聴するためのURLが二次元コードの形態で表示される。なお、この表示は、所定時間(例えば1分)で消去される。
さらに、図12は、立体物の積層造形(印刷)が完了した後に表示される表示画面例を示す模式図である。
図12に示すように、立体物の積層造形が完了した場合、ユーザが今回購入した立体物のデータを再印刷用のデータとして、電子メールで送信することができる。図12に示す例では、ソフトウェアキーボードが表示され、ユーザに送信先のメールアドレスの入力を促す画面表示が行われている。
[ユーザ端末の表示画面例]
次に、ユーザ端末40で表示される表示画面の一例について説明する。
図13は、ユーザ端末40において立体物の製造過程を示す動画を表示する場合の表示画面例を示す模式図である。
ユーザが自動販売端末30で表示される二次元コードをユーザ端末40で読み取った後、二次元コードが示すURLにアクセスすると、図13に示すように、立体物の製造過程を示す動画がストリーミング配信され、ユーザ端末40のディスプレイに表示される。
図13に示す表示画面例では、立体物の完成までの残り時間及び立体物の製造を緊急停止させるための「緊急停止ボタン」が併せて表示されている。
立体物の製造過程を示す動画が表示されることにより、ユーザは、自動販売端末30内で立体物が製造される様子を遠隔的に確認することができ、立体物が製造されている間のユーザの利便性を向上させることができる。
[動作]
次に、立体物販売システム1の動作を説明する。
[アップロード処理]
図14は、システム管理端末10のCPU11が実行するアップロード処理の流れを示すフローチャートである。
アップロード処理は、入力部14を介してアップロード処理の実行を指示する操作が行われることに対応して開始される。
ステップS1において、データ受付部111は、入力部14を介してデータの入力を受け付ける。
ステップS2において、送信制御部112は、データ受付部111で受け付けられたデータが自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータであるか否かの判定を行う。
データ受付部111で受け付けられたデータが自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータである場合、ステップS2においてYESと判定されて、処理はステップS3に移行する。
一方、データ受付部111で受け付けられたデータが自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータでない場合、ステップS2においてNOと判定されて、処理はステップS4に移行する。
ステップS3において、送信制御部112は、データ受付部111で受け付けられたデータを、自動販売端末30で販売される3Dモデルデータの1つとしてサービス管理サーバ20にアップロードする。
ステップS4において、送信制御部112は、データ受付部111で受け付けられたデータが自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータであるか否かの判定を行う。
データ受付部111で受け付けられたデータが自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータである場合、ステップS4においてYESと判定されて、処理はステップS5に移行する。
一方、データ受付部111で受け付けられたデータが自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータでない場合、ステップS4においてNOと判定されて、アップロード処理が繰り返される。
ステップS5において、送信制御部112は、データ受付部111で受け付けられたデータを、自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータとしてサービス管理サーバ20にアップロードする。
ステップS5の後、アップロード処理が繰り返される。
[登録処理]
図15は、サービス管理サーバ20のCPU11が実行する登録処理の流れを示すフローチャートである。
登録処理は、入力部14を介して登録処理の実行を指示する操作が行われることに対応して開始される。
ステップS11において、データ受信部211は、システム管理端末10からデータを受信したか否かの判定を行う。
システム管理端末10からデータを受信した場合、ステップS11においてYESと判定されて、処理はステップS12に移行する。
一方、システム管理端末10からデータを受信していない場合、ステップS11においてNOと判定されて、ステップS11の処理が繰り返される。
ステップS12において、データ受信部211は、受信したデータが自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータであるか否かの判定を行う。
受信したデータが自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータである場合、ステップS12においてYESと判定されて、処理はステップS13に移行する。
一方、受信したデータが自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータでない場合、ステップS12においてNOと判定されて、処理はステップS14に移行する。
ステップS13において、データ管理部212は、受信したデータを自動販売端末30において販売可能な3Dモデルデータの1つとして3DモデルDB271に追加する。
ステップS14において、データ受信部211は、受信したデータが自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータであるか否かの判定を行う。
受信したデータが自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータである場合、ステップS14においてYESと判定されて、処理はステップS15に移行する。
一方、受信したデータが自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータでない場合、ステップS14においてNOと判定されて、登録処理が繰り返される。
ステップS15において、データ管理部212は、受信したタッチパネルレイアウトデータをレイアウトDB272に記憶し、タッチパネルレイアウトデータを更新する。
ステップS15の後、登録処理が繰り返される。
[サービス管理処理]
図16は、サービス管理サーバ20のCPU11が実行するサービス管理処理の流れを示すフローチャートである。
サービス管理処理は、自動販売端末30の起動を検出することに対応して開始される。
ステップS21において、UIデータ提供部213は、起動した自動販売端末30の識別情報を取得する。
ステップS22において、UIデータ提供部213は、起動した自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータを、レイアウトDB272から読み出して、当該自動販売端末30に送信する。このとき、UIデータ提供部213は、起動した自動販売端末30に適合するタッチパネルレイアウトデータを選択して送信する。
ステップS23において、UIデータ提供部213は、起動した自動販売端末30において販売可能な立体物の3Dモデルデータを、3DモデルDB271から読み出して、当該自動販売端末30に送信する。
ステップS24において、データ管理部212は、起動した自動販売端末30からカスタマイズ記録データを受信したか否かの判定を行う。
起動した自動販売端末30からカスタマイズ記録データを受信した場合、ステップS24においてYESと判定されて、処理はステップS25に移行する。
一方、起動した自動販売端末30からカスタマイズ記録データを受信していない場合、ステップS24においてNOと判定されて、処理はステップS35に移行する。
ステップS25において、データ管理部212は、データ受信部211によって受信されたカスタマイズ記録データを、カスタマイズを行ったユーザと対応付けてカスタマイズ記録DB273に記憶する。
ステップS26において、データ管理部212は、自動販売端末30から立体物の製造過程を示す動画データを受信したか否かの判定を行う。
自動販売端末30から立体物の製造過程を示す動画データを受信した場合、ステップS26においてYESと判定されて、処理はステップS27に移行する。
一方、自動販売端末30から立体物の製造過程を示す動画データを受信していない場合、ステップS26においてNOと判定されて、処理はステップS28に移行する。
ステップS27において、データ管理部212は、自動販売端末30から送信された立体物の製造過程を示す動画データを管理情報の一部として管理情報DB274に記憶すると共に、動画配信部214に出力する。これにより、立体物の製造過程を示す動画データが動画配信部214からユーザ端末40にストリーミング配信される。なお、動画データのストリーミング配信は、立体物を自動販売端末30で購入したユーザが、ユーザ端末40によって、指定されたURLにアクセスした場合に実行され、ユーザが指定されたURLにアクセスしない(即ち、動画を閲覧しない)場合には、実行をスキップすることが可能である。
ステップS28において、データ管理部212は、データ受信部211によって材料切れメッセージが受信されたか否かの判定を行う。
データ受信部211によって材料切れメッセージが受信された場合、ステップS28においてYESと判定されて、処理はステップS29に移行する。
一方、データ受信部211によって材料切れメッセージが受信されていない場合、ステップS28においてNOと判定されて、処理はステップS30に移行する。
ステップS29において、データ管理部212は、自動販売端末30の動作の履歴として、材料切れが発生した旨を管理情報に追記する。
ステップS30において、データ管理部212は、材料切れメッセージを送信した自動販売端末30において材料切れが発生している旨をシステム管理端末10に通知する。
ステップS31において、データ管理部212は、データ受信部211によってエラーメッセージが受信されたか否かの判定を行う。
データ受信部211によってエラーメッセージが受信された場合、ステップS31においてYESと判定されて、処理はステップS32に移行する。
一方、データ受信部211によってエラーメッセージが受信されていない場合、ステップS31においてNOと判定されて、処理はステップS33に移行する。
ステップS32において、データ管理部212は、自動販売端末30の動作の履歴として、エラーが発生した旨を管理情報に追記する。
ステップS33において、データ管理部212は、データ受信部211によって完了メッセージが受信されたか否かの判定を行う。
データ受信部211によって完了メッセージが受信された場合、ステップS33においてYESと判定されて、処理はステップS34に移行する。
一方、データ受信部211によって完了メッセージが受信されていない場合、ステップS33においてNOと判定されて、処理はステップS35に移行する。
ステップS34において、動画配信部214は、立体物の製造過程を示す動画データのストリーミング配信を停止する。
ステップS35において、データ管理部212は、サービス管理処理の終了条件が充足されたか否かの判定を行う。なお、サービス管理処理の終了条件としては、自動販売端末30の停止が通知されたこと等を定義することができる。
サービス管理処理の終了条件が充足されていない場合、ステップS35においてNOと判定されて、処理はステップS24に移行する。
一方、サービス管理処理の終了条件が充足された場合、ステップS35においてYESと判定されて、サービス管理処理は終了となる。
[販売管理処理]
図17及び図18は、自動販売端末30のCPU11が実行する販売管理処理の流れを示すフローチャートである。
販売管理処理は、自動販売端末30が起動またはリセットされることに対応して開始される。
ステップS41において、UI表示制御部311は、当該自動販売端末30の識別情報をサービス管理サーバ20に送信する。
ステップS42において、UI表示制御部311は、サービス管理サーバ20から送信されるタッチパネルレイアウトデータを受信し、レイアウト記憶部372に記憶する。
ステップS43において、UI表示制御部311は、サービス管理サーバ20から送信される3Dモデルデータを受信し、3DモデルDB371に記憶する。
ステップS44において、UI表示制御部311は、タッチパネルレイアウトデータに基づいて、ユーザインターフェース画面を出力部15のディスプレイに表示する。このとき、ユーザインターフェース画面の初期画面として、3Dモデルデータを選択するための3Dモデルデータ一覧表示画面が表示される。
ステップS45において、UI表示制御部311は、ユーザインターフェース画面に対する3Dモデルデータの選択操作を受け付ける。
ステップS46において、UI表示制御部311は、3Dモデルデータをカスタマイズするためのサブメニュー画面を表示する。
ステップS47において、UI表示制御部311は、選択された3Dモデルデータに対するカスタマイズ操作を受け付ける。このとき、カスタマイズ操作として、例えば、サイズ、色、形状等の変更や、名前や識別情報の付加等を受け付けることができる。
ステップS48において、UI表示制御部311は、カスタマイズ結果の3Dモデルデータを表示する。このとき、UI表示制御部311は、ユーザの操作等に応じて、3Dモデルデータに対するカスタマイズ結果を実寸大で表示するプレビュー画面を表示する。プレビュー画面においては、スケールや比較対象物等、カスタマイズ結果の3Dモデルデータが立体物となった場合のサイズをわかり易く提示するための画像が表示される。
ステップS49において、UI表示制御部311は、ユーザによるカスタマイズ操作が確定されたか否かの判定を行う。
ユーザによるカスタマイズ操作が確定された場合、ステップS49においてYESと判定されて、処理はステップS50に移行する。
一方、ユーザによるカスタマイズ操作が確定されていない場合、ステップS49においてNOと判定されて、処理はステップS47に移行する。
ステップS50において、カスタマイズ記録データ送信部312は、確定されたカスタマイズ結果を表すカスタマイズ記録データをサービス管理サーバ20に送信する。
ステップS51において、UI表示制御部311は、立体物の出力個数の入力を受け付ける個数入力画面を表示する。
ステップS52において、UI表示制御部311は、ユーザによる立体物の出力個数の入力を受け付ける。
ステップS53において、UI表示制御部311は、ユーザによって印刷(立体物の積層造形)を開始する指示が入力されたか否かの判定を行う。本実施形態において、印刷を開始する指示は、出力個数を確定するための入力ボタン(「OK」)の操作と対応付けられている。
ユーザによって印刷(立体物の積層造形)を開始する指示が入力されない場合、ステップS53においてNOと判定されて、処理はステップS54に移行する。
一方、ユーザによって印刷(立体物の積層造形)を開始する指示が入力された場合、ステップS53においてYESと判定されて、処理はステップS55に移行する。
ステップS54において、UI表示制御部311は、カスタマイズ記録データがサービス管理サーバ20に登録された旨を表示する。即ち、ユーザは、以後の任意のタイミングで、サービス管理サーバ20からカスタマイズ記録データを取得し、任意の自動販売端末30で立体物を製造することができる。
ステップS55において、3Dプリンタ制御部313は、カスタマイズ結果の3Dモデルデータに基づいて、印刷(立体物の積層造形)を開始する。
ステップS56において、UI表示制御部311は、立体物の製造過程を示す動画を視聴するためのURLを二次元コードの形態で表示し、動画取得部314は、立体物の製造過程を撮像した動画データのサービス管理サーバ20への送信を開始する。
ステップS57において、3Dプリンタ制御部313は、3Dプリンタ31で材料切れが発生しているか否かの判定を行う。
3Dプリンタ31で材料切れが発生している場合、ステップS57においてYESと判定されて、処理はステップS58に移行する。
一方、3Dプリンタ31で材料切れが発生していない場合、ステップS57においてNOと判定されて、処理はステップS60に移行する。
ステップS58において、メッセージ送信部315は、材料切れとなっている旨(材料切れメッセージ)をサービス管理サーバ20及びユーザ端末40に通知する。
ステップS59において、3Dプリンタ制御部313は、3Dプリンタ31における印刷を停止する。
ステップS59の後、販売管理処理は終了となる。
ステップS60において、3Dプリンタ制御部313は、3Dプリンタ31でエラーが発生しているか否かの判定を行う。
3Dプリンタ31でエラーが発生している場合、ステップS60においてYESと判定されて、処理はステップS61に移行する。
一方、3Dプリンタ31でエラーが発生していない場合、ステップS60においてNOと判定されて、処理はステップS64に移行する。
ステップS61において、メッセージ送信部315は、エラーが発生した旨(エラーメッセージ)をサービス管理サーバ20及びユーザ端末40に通知する。
ステップS62において、3Dプリンタ制御部313は、ユーザにより印刷の停止が指示されたか否かの判定を行う。
ユーザにより印刷の停止が指示された場合、ステップS62においてYESと判定されて、処理はステップS63に移行する。
一方、ユーザにより印刷の停止が指示されていない場合、ステップS62においてNOと判定されて、処理はステップS64に移行する。
ステップS63において、3Dプリンタ制御部313は、3Dプリンタ31における印刷を停止する。
ステップS63の後、販売管理処理は終了となる。
ステップS64において、3Dプリンタ制御部313は、印刷(立体物の積層造形)が完了したか否かの判定を行う。
印刷(立体物の積層造形)が完了した場合、ステップS64においてYESと判定されて、処理はステップS65に移行する。
一方、印刷(立体物の積層造形)が完了していない場合、ステップS64においてNOと判定されて、処理はステップS57に移行する。
ステップS65において、動画取得部314は、動画データの送信を停止する。
ステップS66において、メッセージ送信部315は、立体物の積層造形が完了した旨(完了メッセージ)をサービス管理サーバ20及びユーザ端末40に通知する。
ステップS67において、3Dプリンタ制御部313は、立体物の取り出しが行われたか否かの判定を行う。
立体物の取り出しが行われていない場合、ステップS67においてNOと判定されて、ステップS67の処理が繰り返される。
一方、立体物の取り出しが行われた場合、ステップS67においてYESと判定されて、販売管理処理は終了となる。
[動画表示処理]
図19は、ユーザ端末40のCPU11が実行する動画表示処理の流れを示すフローチャートである。
動画表示処理は、入力部14を介して動画表示処理の実行を指示する操作が行われることに対応して開始される。
ステップS71において、画像取得部411は、撮像部によって撮像された二次元コードの画像を取得し、二次元コードとして表されているURLを特定する。
ステップS72において、動画表示制御部412は、画像取得部411によって特定されたURLにアクセスする。
ステップS73において、動画表示制御部412は、ユーザが購入した立体物の製造過程を示す動画データをストリーミング受信により取得する。
ステップS74において、メッセージ受信部413は、材料切れメッセージを受信したか否かの判定を行う。
材料切れメッセージを受信した場合、ステップS74においてYESと判定されて、処理はステップS75に移行する。
一方、材料切れメッセージを受信していない場合、ステップS74においてNOと判定されて、処理はステップS76に移行する。
ステップS75において、メッセージ受信部413は、自動販売端末30において材料切れが発生した旨のメッセージをディスプレイに表示する。
ステップS75の後、動画表示処理は終了となる。
ステップS76において、メッセージ受信部413は、エラーメッセージを受信したか否かの判定を行う。
エラーメッセージを受信していない場合、ステップS76においてNOと判定されて、処理はステップS77に移行する。
一方、エラーメッセージを受信した場合、ステップS76においてYESと判定されて、処理はステップS79に移行する。
ステップS77において、メッセージ受信部413は、完了メッセージを受信したか否かの判定を行う。
完了メッセージを受信していない場合、ステップS77においてNOと判定されて、処理はステップS73に移行する。
一方、完了メッセージを受信した場合、ステップS77においてYESと判定されて、処理はステップS78に移行する。
ステップS78において、メッセージ受信部413は、ユーザが購入した立体物の製造が完了した旨のメッセージをディスプレイに表示する。
ステップS78の後、動画表示処理は終了となる。
ステップS79において、メッセージ受信部413は、立体物の積層造形(製造)においてエラーが発生した旨のメッセージ及び立体物の積層造形(製造)を継続するか、または、中止するかの指示を促すメッセージをディスプレイに表示する。
ステップS80において、指示送信部414は、ユーザによって、立体物の積層造形を中止する指示が入力されたか否かの判定を行う。
ユーザによって、立体物の積層造形を中止する指示が入力されていない場合(即ち、立体物の積層造形を継続する指示が入力された場合)、ステップS80においてNOと判定されて、処理はステップS81に移行する。
一方、ユーザによって、立体物の積層造形を中止する指示が入力された場合、ステップS80においてYESと判定されて、処理はステップS82に移行する。
ステップS81において、指示送信部414は、自動販売端末30に対して、立体物の積層造形を継続する指示を送信する。なお、発生したエラーが軽微で無視できる場合等には、立体物の積層造形を継続しても問題ない場合もあるため、ユーザの判断によって、立体物の積層造形が継続される。
ステップS81の後、処理はステップS77に移行する。
ステップS82において、指示送信部414は、自動販売端末30に対して、立体物の積層造形を中止する指示を送信する。
ステップS82の後、動画表示処理は終了となる。
以上のように、本実施形態に係る立体物販売システム1では、自動販売端末30において、ユーザが選択した3Dモデルデータに対し、ユーザによるカスタマイズ操作を受け付け、カスタマイズ結果に基づく立体物のイメージが実寸大で表示される。そして、ユーザがカスタマイズ結果を確定し、立体物の積層造形(印刷)を指示することにより、自動販売端末30において立体物が製造される。
そのため、販売される立体物を予め製造して自動販売端末30にセットしておく必要がなく、品切れの商品を補充するための作業負担が軽減される。
また、販売される立体物の3Dモデルデータをサービス管理サーバ20から提供することができるため、自動販売端末30で販売される立体物の拡充あるいは変更を容易に行うことができる。
さらに、自動販売端末30において、ユーザは購入する立体物の3Dモデルデータに対してカスタマイズを行うことができるため、ユーザが希望する変更や改良を購入時に柔軟に製品に反映させることができる。
したがって、本実施形態の立体物販売システムによれば、自動販売端末30の利便性を向上させることができる。
また、ユーザは3Dプリンタを所有していなくても、自らが希望するサイズ、色、形状等の立体物を手軽に入手することが可能となる。
[変形例1]
上述の実施形態において、ユーザが3Dモデルデータを選択するための3Dモデルデータ一覧表示画面を自動販売端末30のユーザインターフェース画面における初期画面とする場合を例に挙げて説明したが、これに限られない。
即ち、自動販売端末30で販売可能な3Dモデルデータの種類が多岐にわたる場合等には、3Dモデルデータのジャンル等によって階層化した3Dモデルデータの選択画面とすることが可能である。
図20は、自動販売端末30で初期メニュー表示画面として表示されるユーザインターフェース画面の他の例を示す模式図である。
図20に示すように、本変形例のユーザインターフェース画面の初期メニュー表示画面では、販売可能な3Dモデルデータがジャンル毎にグループ化され、ユーザは初めにジャンルを選択した後に3Dモデルデータを選択する形態となっている。
このような初期メニュー表示画面の場合、ユーザは、多数の3Dモデルデータの中から、自らが求める立体物の3Dモデルデータを容易に選択することが可能となる。
[変形例2]
上述の実施形態において、3Dプリンタを内蔵する自動販売端末30によって、ユーザの要求に応じた立体物を販売する場合を例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、レーザーカッター、型抜き機あるいは切削加工装置等の加工機械を自動販売端末30に内蔵し、ユーザの要求に応じて、種々の形状に加工した物品を販売等するシステムとすることも可能である。
この場合、例えば、病院等において、サージカルテープを型抜きする型抜き機を内蔵した自動販売端末30を設置することができる。そして、サージカルテープを使用する患者が、患者自身の好みに応じた形状のモデルデータを選択することにより、選択されたモデルデータに応じて、自動販売端末30がサージカルテープを型抜きして患者に提供するシステムとすることができる。なお、自動販売端末30によって物品を提供する場合、必ずしも有償とする必要はなく、自動販売端末30の設置目的等に応じて、無償で物品を提供することも可能である。
以上のように構成される立体物販売システムは、物品を提供する自動化された自動販売端末30と、自動販売端末30とネットワーク50を介して接続されたサービス管理サーバ20とを含む。
サービス管理サーバ20は、UIデータ提供部213を備える。
UIデータ提供部213は、提供される物品に対応する複数のモデルデータを自動販売端末30に提供する。
自動販売端末30は、UI表示制御部311と、3Dプリンタ制御部313及び3Dプリンタ31とを備える。
UI表示制御部311は、サービス管理サーバ20から提供された複数のモデルデータから提供対象となるモデルデータの選択を受け付ける。
UI表示制御部311は、選択されたモデルデータに対するカスタマイズを受け付ける。
3Dプリンタ制御部313及び3Dプリンタ31は、カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、物品を形成する。
これにより、提供される物品を予め製造して自動販売端末30にセットしておく必要がなく、品切れの製品を補充するための作業負担が軽減される。
また、提供される物品のモデルデータをサービス管理サーバ20から提供することができるため、自動販売端末30で提供される物品の拡充あるいは変更を容易に行うことができる。
さらに、自動販売端末30において、ユーザは購入する物品のモデルデータに対してカスタマイズを行うことができるため、ユーザが希望する変更や改良を購入時に柔軟に製品に反映させることができる。
したがって、本発明によれば、自動販売端末30の利便性を向上させることができる。
また、ユーザは3Dプリンタを所有していなくても、自らが希望するサイズ、色、形状等の立体物を手軽に入手することが可能となる。
自動販売端末30は、3Dプリンタ31を備える。
UI表示制御部311は、物品としての立体物のモデルデータに対する文字の付加、サイズの変更、色の変更及び形状の変更の少なくともいずれかのカスタマイズを受け付ける。
3Dプリンタ制御部313及び3Dプリンタ31は、UI表示制御部311で受け付けたカスタマイズの結果に基づいて、立体物を造形する。
これにより、自動販売端末30において、ユーザは購入する立体物のモデルデータに対してカスタマイズを行うことができるため、ユーザが希望する変更や改良を購入時に柔軟に製品に反映させることができる。
UI表示制御部311は、受け付けたカスタマイズの結果を実寸大で表示する。
これにより、ユーザは、自らの意図する物品となるか否かをより適切に確認することができ、物品を形成して販売する際に、ユーザの製品に対する満足度を向上させることができる。
サービス管理サーバ20は、カスタマイズ記録データベース273を備える。
カスタマイズ記録データベース273は、UI表示制御部311で受け付けたカスタマイズの結果であるモデルデータを登録する。
自動販売端末30は、ユーザの指示に応じて、カスタマイズ記録データベース273から取得したカスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、3Dプリンタ制御部313及び3Dプリンタ31によって物品を形成する。
これにより、ユーザは、任意のタイミングでカスタマイズの結果であるモデルデータを取得して、物品を形成することが可能となる。
立体物販売システム1は、ユーザ端末40をさらに含む。
ユーザ端末40は、自動販売端末30による物品の提供を受けるユーザによって使用される。
自動販売端末30は、物品の形成過程を示す画像を撮像し、ユーザ端末40に逐次送信する。
これにより、ユーザは、自動販売端末30内で立体物が製造される様子を遠隔的に確認することができ、立体物が造形されている間のユーザの利便性を向上させることができる。
自動販売端末30は、ユーザ端末40に対し、ユーザに提供される物品の形成が完了する予定時刻を通知する。
これにより、ユーザは、物品の形成が完了するタイミングで予め自動販売端末30に物品を受け取りに行くことができる。
自動販売端末30は、ユーザ端末40からの物品の形成を中止させる指示に応じて、当該物品の形成を中止する。
これにより、不測の事態等が生じた際に、ユーザが自動販売端末30から遠隔的な場所にいる場合であっても、自動販売端末30における物品の形成を停止させることができる。
自動販売端末30は、ユーザ端末40に対し、ユーザに提供される物品の形成が完了した旨を通知する。
これにより、ユーザは、自動販売端末30から遠隔的な場所にいる場合であっても、物品の形成が完了したことを把握することができる。
なお、本発明は、本発明の効果を奏する範囲で変形、改良等を適宜行うことができ、上述の実施形態に限定されない。
例えば、上述の実施形態において、ユーザが立体物を購入する場合、自動販売端末30を操作して立体物の製造を指示する形態に限らず、ユーザ端末40からサービス管理サーバ20に対し、自動販売端末30を指定して立体物の製造を指示することにより、遠隔地等から立体物の製造を指示する形態としてもよい。
また、上述の実施形態において、ユーザが同一の立体物の出力個数を入力するものとして説明したが、これに限られない。即ち、ユーザは、同一または異なる複数の立体物の出力個数を入力することが可能である。また、この場合、自動販売端末30は、製造する立体物の大きさによって、これら複数の立体物を同時に積層造形するか順番に積層造形するかを判定して製造することができる。
また、サービス管理サーバ20の3DモデルDB271に登録される3Dモデルデータは、デザイナーや販売会社等が製品として用意したものや、一般のユーザが趣味の一環として作成したもの等を採用することができる。
また、上記実施形態及び各変形例を適宜組み合わせて、本発明を実施することが可能である。
上述の実施形態における処理は、ハードウェア及びソフトウェアのいずれにより実行させることも可能である。
即ち、上述の処理を実行できる機能が立体物販売システム1に備えられていればよく、この機能を実現するためにどのような機能構成及びハードウェア構成とするかは上述の例に限定されない。
上述の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにネットワークや記憶媒体からインストールされる。
プログラムを記憶する記憶媒体は、装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディア、あるいは、装置本体に予め組み込まれた記憶媒体等で構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク、光ディスク、または光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu-ray Disc(登録商標)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini-Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた記憶媒体は、例えば、プログラムが記憶されているROMやハードディスク等で構成される。
1 立体物販売システム、10 システム管理端末、11 CPU、12 ROM、13 RAM、14 入力部、15 出力部、16 記憶部、17 通信部、111 データ受付部、112 送信制御部、20 サービス管理サーバ、211 データ受信部、212 データ管理部、213 UIデータ提供部、214 動画配信部、271 3Dモデルデータベース(3DモデルDB)、272 レイアウトデータベース(レイアウトDB)、273 カスタマイズ記録データベース(カスタマイズ記録DB)、274 管理情報データベース(管理情報DB)、30 自動販売端末、31 3Dプリンタ、31a 3Dプリンタヘッド、31b ベルトコンベア、32 制御装置、33 筐体、33a 取り出し窓、33b 開閉モータ、311 UI表示制御部、312 カスタマイズ記録データ送信部、313 3Dプリンタ制御部、314 動画取得部、315 メッセージ送信部、371 3DモデルDB、372 レイアウト記憶部、373 カスタマイズ記録データ記憶部、40 ユーザ端末、411 画像取得部、412 動画表示制御部、413 メッセージ受信部、414 指示送信部、50 ネットワーク

Claims (13)

  1. 3次元的な形状を有する物品を提供する自動化された複数の物品提供装置と、複数の前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムであって、
    前記管理サーバは、
    提供される物品に対応し、3次元的な形状を表す複数のモデルデータの中から、前記物品提供装置それぞれに対応して選択した前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして前記物品提供装置に提供するモデルデータ提供手段を備え、
    前記物品提供装置は、
    前記管理サーバから提供された複数のモデルデータを当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示し、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付ける選択受付手段と、
    選択された前記モデルデータに対して、当該物品提供装置において実体的に形成される物品の3次元的な形状の変更を含むカスタマイズを受け付けるカスタマイズ受付手段と、
    前記カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、3次元的な形状を有する物品を形成する物品形成手段と、
    を備えることを特徴とする物品提供システム。
  2. 前記物品形成手段は、3Dプリンタを備え、
    前記カスタマイズ受付手段は、前記物品としての立体物のモデルデータに対する文字の付加、サイズの変更、色の変更及び形状の変更の少なくともいずれかのカスタマイズを受け付け、
    前記物品形成手段は、前記カスタマイズ受付手段で受け付けたカスタマイズの結果に基づいて、立体物を造形することを特徴とする請求項1に記載の物品提供システム。
  3. 前記物品提供装置は、
    前記カスタマイズ受付手段で受け付けたカスタマイズの結果を実寸大で表示するプレビュー表示手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の物品提供システム。
  4. 前記管理サーバは、
    前記カスタマイズ受付手段で受け付けたカスタマイズの結果であるモデルデータを登録するカスタマイズ記録データ記憶手段を備え、
    前記物品提供装置は、ユーザの指示に応じて、前記カスタマイズ記録データ記憶手段から取得した前記カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、前記物品形成手段によって物品を形成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の物品提供システム。
  5. 前記物品提供装置によって物品の提供を受けるユーザに使用されるユーザ端末をさらに含み、
    前記物品提供装置は、前記物品の形成過程を示す画像を撮像し、前記ユーザ端末に逐次送信することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の物品提供システム。
  6. 前記物品提供装置は、前記ユーザ端末からの前記物品の形成を中止させる指示に応じて、当該物品の形成を中止することを特徴とする請求項5に記載の物品提供システム。
  7. 前記カスタマイズ受付手段は、前記モデルデータに対して、当該物品提供装置において実体的に形成される物品のトレーサビリティを確保する情報として、当該物品の提供場所及び提供日時、または、個体識別情報を前記物品の表面または内部に付加するカスタマイズを受け付けることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の物品提供システム。
  8. 前記管理サーバは、提供される物品に対応する複数のモデルデータの中から、前記物品提供装置それぞれに対応して選択した前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示させ、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付けるレイアウトデータを他の装置からネットワークを介して受信し、前記物品提供装置に送信することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の物品提供システム。
  9. 3次元的な形状を有する物品を提供する自動化された複数の物品提供装置と、複数の前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムにおける物品提供装置であって、
    前記管理サーバが記憶する提供される物品に対応し、3次元的な形状を表す複数のモデルデータの中から、当該物品提供装置に対応して選択された前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして受信し、前記管理サーバから受信した複数の前記モデルデータを当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示し、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付ける選択受付手段と、
    選択された前記モデルデータに対して、当該物品提供装置において実体的に形成される物品の3次元的な形状の変更を含むカスタマイズを受け付けるカスタマイズ受付手段と、
    前記カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、3次元的な形状を有する物品を形成する物品形成手段と、
    を備えることを特徴とする物品提供装置。
  10. 3次元的な形状を有する物品を提供する自動化された複数の物品提供装置と、複数の前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムにおける管理サーバであって、
    提供される物品に対応し、3次元的な形状を表す複数のモデルデータの中から、前記物品提供装置それぞれに対応して選択した前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示させ、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付けるレイアウトデータを、選択した複数の前記モデルデータと共に前記物品提供装置に提供するモデルデータ提供手段を備えることを特徴とする管理サーバ。
  11. 3次元的な形状を有する物品を提供する自動化された複数の物品提供装置と、複数の前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムで実行される物品提供方法であって、
    前記管理サーバが、
    提供される物品に対応し、3次元的な形状を表す複数のモデルデータの中から、前記物品提供装置それぞれに対応して選択した前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして前記物品提供装置に提供するモデルデータ提供ステップを実行し、
    前記物品提供装置が、
    前記管理サーバから提供された複数のモデルデータを当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示し、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付ける選択を受け付ける選択受付ステップと、
    選択された前記モデルデータに対して、当該物品提供装置において実体的に形成される物品の3次元的な形状の変更を含むカスタマイズを受け付けるカスタマイズ受付ステップと、
    前記カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、3次元的な形状を有する物品を形成する物品形成ステップと、
    を実行することを特徴とする物品提供方法。
  12. 3次元的な形状を有する物品を提供する自動化された複数の物品提供装置と、複数の前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムにおける物品提供装置を制御するコンピュータに、
    前記管理サーバが記憶する提供される物品に対応し、3次元的な形状を表す複数のモデルデータの中から、当該物品提供装置に対応して選択された前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして受信し、前記管理サーバから受信した複数の前記モデルデータを当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示し、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付ける選択受付機能と、
    選択された前記モデルデータに対して、当該物品提供装置において実体的に形成される物品の3次元的な形状の変更を含むカスタマイズを受け付けるカスタマイズ受付機能と、
    前記カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、3次元的な形状を有する物品の形成を制御する物品形成制御機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  13. 3次元的な形状を有する物品を提供する自動化された複数の物品提供装置と、複数の前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムにおける管理サーバを構成するコンピュータに、
    提供される物品に対応し、3次元的な形状を表す複数のモデルデータの中から、前記物品提供装置それぞれに対応して選択した前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示させ、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付けるレイアウトデータを、選択した複数の前記モデルデータと共に前記物品提供装置に提供するモデルデータ提供機能を実現させることを特徴とするプログラム。
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