JP7302838B2 - 物品提供システム、物品提供装置、管理サーバ、物品提供方法及びプログラム - Google Patents
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Description
例えば、自動販売機では、飲み物、食べ物、小物あるいは玩具等が販売されており、購入者は、自動販売機にメニューとして示されている商品の中から希望するものを選択して購入する。
なお、自動販売機に関する技術は、特許文献1に記載されている。
また、商品のラインナップ(種類の数)を拡充する上で、物品提供装置自体の物理的な限界がある。
さらに、購入者は、予め製造されていた商品を購入するのみであり、購入時に商品に任意の変更や改良を加えることができなかった。
このように、従来の物品提供装置においては、物品を提供する上で種々の制約が存在し、利便性を低下させる要因となっていた。
物品を提供する自動化された物品提供装置と、前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムであって、
前記管理サーバは、
提供される物品に対応する複数のモデルデータを前記物品提供装置に提供するモデルデータ提供手段を備え、
前記物品提供装置は、
前記管理サーバから提供された複数のモデルデータから提供対象となる前記モデルデータの選択を受け付ける選択受付手段と、
選択された前記モデルデータに対するカスタマイズを受け付けるカスタマイズ受付手段と、
前記カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、物品を形成する物品形成手段を備えることを特徴とする。
[システム構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る立体物販売システム1のシステム構成を示す模式図である。
立体物販売システム1は、本発明に係る物品提供システムの一実施形態として構成されるものである。
立体物販売システム1は、3Dプリンタを内蔵した自動販売端末30において、予め用意された立体物の3Dモデルデータをユーザが選択し、ユーザによるカスタマイズを受け付けることにより、ユーザが希望する立体物のデータを生成可能としている。そして、立体物販売システム1は、生成された立体物のデータに基づいて、自動販売端末30が内蔵する3Dプリンタによって立体物を製造することにより、ユーザに対して、ユーザのニーズに適合する立体物を、手軽に入手する機会を提供するものである。
即ち、立体物販売システム1によれば、自動販売端末30(物品提供装置)の利便性を向上させることができる。
システム管理端末10は、立体物販売システム1全体を管理するものであり、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、タブレットPC、タッチパネルPC等の情報処理装置によって構成される。システム管理端末10は、自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータや、自動販売端末30のユーザインターフェースを構成するタッチパネルレイアウトデータの入力を受け付ける。そして、システム管理端末10は、受け付けた3Dモデルデータや、タッチパネルレイアウトデータをサービス管理サーバ20にアップロードする。なお、本実施形態において、自動販売端末30で販売される立体物としては、乗り物の模型等のオブジェクト、人形や怪獣等のフィギュア、個人向けにサイズ等がカスタマイズされる医療用具、文房具等の実用品といった種々のものを含めることができる。
次に、立体物販売システム1を構成する装置のハードウェア構成について説明する。
図2は、立体物販売システム1で用いられる情報処理装置800のハードウェア構成を示すブロック図である。
情報処理装置800は、システム管理端末10、サービス管理サーバ20、自動販売端末30の制御装置、ユーザ端末40を構成するものである。なお、情報処理装置800の構成は、具体的な装置形態に応じて、適宜変更可能であり、例えば、スマートフォンとして構成する場合には、画像を撮影する撮像部あるいは各種センサを有するセンサ部等を備えることが可能である。
ROM12は、情報処理装置800で実行される制御のための各種プログラムを記憶する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行するためのデータ等が記憶される。
出力部15は、ディスプレイやスピーカによって構成され、CPU11の制御に従って、情報の表示や音声の出力を行う。
記憶部16は、ハードディスクや半導体メモリ等の記憶装置によって構成され、情報処理装置800で使用される各種データやプログラムを記憶する。
通信部17は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の通信ケーブルや、インターネット等の通信ネットワークを介して他の装置との通信を行う。
図3は、自動販売端末30のハードウェア構成を示す模式図である。
図3においては、自動販売端末30の主要な外観構成及び内部構成を示している。
自動販売端末30は、3Dプリンタ31と、制御装置32とを備え、これらが筐体33に内蔵された構成を有している。また、筐体33の一部には、製造された立体物を取り出すための取り出し窓33aが備えられており、取り出し窓33aは、制御装置32が制御する開閉モータ33bによって開閉される。
3Dプリンタ31は、3Dプリンタヘッド31aを上下及び前後左右に搬送しながら、熱溶解した造形材料をノズルから吐出して、立体物を積層造形(製造)する。この3Dプリンタヘッド31aには、造形材料の材料切れを検出するセンサが備えられている。また、3Dプリンタ31は、積層造形の台座となるベルトコンベア31b上に造形材料を積層し、製造が完了した立体物をベルトコンベア31bによって取り出し窓33aに搬送する。
制御装置32は、自動販売端末30全体を制御するものであり、自動販売端末30におけるユーザインターフェースの画面表示、3Dモデルデータに対するカスタマイズの受け付け、3Dプリンタ31の制御、及び、立体物の製造過程を示す動画データの送信等、自動販売端末30で実行される各種処理を制御する。
次に、立体物販売システム1を構成する装置の機能的構成について説明する。
[システム管理端末の機能的構成]
図4は、システム管理端末10の機能的構成を示すブロック図である。
図4に示すように、システム管理端末10は、CPU11の機能として、データ受付部111と、送信制御部112とを備えている。
データ受付部111は、入力部14あるいは通信部17を介して、自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータや、自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータの入力を受け付ける。
送信制御部112は、データ受付部111によって受け付けられた3Dモデルデータや、タッチパネルレイアウトデータをサービス管理サーバ20にアップロードする。
図5は、サービス管理サーバ20の機能的構成を示すブロック図である。
図5に示すように、サービス管理サーバ20は、CPU11の機能として、データ受信部211と、データ管理部212と、UIデータ提供部213と、動画配信部214とを備え、記憶部16において、3Dモデルデータベース(3DモデルDB)271と、レイアウトデータベース(レイアウトDB)272と、カスタマイズ記録データベース(カスタマイズ記録DB)273と、管理情報データベース(管理情報DB)274とが形成される。
動画配信部214は、立体物を自動販売端末30で購入したユーザが、ユーザ端末40によって、指定されたURLにアクセスした場合に、自動販売端末30から送信された立体物の製造過程を示す動画データをユーザ端末40にストリーミング配信する。
図6は、自動販売端末30の機能的構成を示すブロック図である。
図6に示すように、自動販売端末30は、CPU11の機能として、UI表示制御部311と、カスタマイズ記録データ送信部312と、3Dプリンタ制御部313と、動画取得部314と、メッセージ送信部315とを備え、記憶部16において、3DモデルDB371と、レイアウト記憶部372と、カスタマイズ記録データ記憶部373とが形成される。
レイアウト記憶部372には、自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータが記憶される。
カスタマイズ記録データ記憶部373には、自動販売端末30において、ユーザによって選択された3Dモデルデータに対し、サイズ、色、形状等の変更(カスタマイズ)が行われた結果であるカスタマイズ記録データが、ユーザと対応付けて記憶される。
3Dプリンタ制御部313は、ユーザによって、購入する立体物の製造が指示された場合に、3Dプリンタ31を制御し、カスタマイズ記録データに基づいて、立体物を積層造形する。このとき、3Dプリンタ制御部313は、ユーザによって入力された出力個数の立体物を積層造形する。また、3Dプリンタ制御部313は、立体物の積層造形中に、材料切れ及び立体物の積層造形におけるエラーを逐次検出する。さらに、3Dプリンタ制御部313は、立体物の積層造形の完了を検出する。なお、立体物の積層造形におけるエラーが検出された後、3Dプリンタ制御部313は、ユーザ端末40からの指示に応じて、立体物の積層造形を継続または中止する。
メッセージ送信部315は、3Dプリンタ制御部313が立体物の積層造形を開始した後、サービス管理サーバ20及びユーザ端末40に通知すべき各種メッセージが発生した場合に、通知すべきメッセージをサービス管理サーバ20及びユーザ端末40に送信する。即ち、メッセージ送信部315は、3Dプリンタ制御部313によって材料切れが検出された場合、材料切れとなっている旨(材料切れメッセージ)をサービス管理サーバ20及びユーザ端末40に通知する。また、メッセージ送信部315は、3Dプリンタ制御部313によって、立体物の積層造形中にエラーが検出された場合、エラーが発生した旨(エラーメッセージ)をサービス管理サーバ20及びユーザ端末40に通知する。さらに、メッセージ送信部315は、3Dプリンタ制御部313によって立体物の積層造形の完了が検出された場合、立体物の積層造形が完了した旨(完了メッセージ)をサービス管理サーバ20及びユーザ端末40に通知する。
図7は、ユーザ端末40の機能的構成を示すブロック図である。
図7に示すように、ユーザ端末40は、CPU11の機能として、画像取得部411と、動画表示制御部412と、メッセージ受信部413と、指示送信部414とを備えている。
画像取得部411は、自動販売端末30によって表示された二次元コードの画像を取得し、二次元コードとして表されているURLを特定する。
動画表示制御部412は、画像取得部411によって特定されたURLにアクセスすることにより、ユーザが購入した立体物の製造過程を示す動画データをストリーミング受信により取得する。そして、動画表示制御部412は、画像取得部411が取得した動画データを逐次表示する。
指示送信部414は、自動販売端末30からエラーメッセージが通知された場合に、立体物の積層造形を継続するか、または、中止するかの指示の入力を受け付け、ユーザによって入力された指示を自動販売端末30に送信する。
次に、自動販売端末30で表示されるユーザインターフェース画面の一例について説明する。
図8は、自動販売端末30で初期メニュー表示画面として表示されるユーザインターフェース画面例を示す模式図である。
図8に示すように、初期メニュー表示画面には、販売可能な3Dモデルデータを一覧表示する3Dモデルデータ一覧表示画面が表示されている。即ち、3Dモデル一覧表示画面において選択可能な3Dモデルデータは、その自動販売端末30で積層造形が可能な3Dモデルデータに限定されている。
図9Aに示すサブメニュー画面では、名前、メッセージ、購入場所や購入日時あるいは個体識別情報等の文字を3Dモデルデータの任意の位置に付加することができる。立体物の購入場所や購入日時あるいは個体識別情報等の文字を立体物の表面あるいは内部に付加した場合、立体物のトレーサビリティを確保することが可能である。
図9Bに示すサブメニュー画面では、カラーパレットから任意の色を選択して3Dモデルデータの任意の部分を着色することができる。
図9Cに示すサブメニューでは、表示されたスライドバーを操作することにより、許容範囲内の任意のサイズに3Dモデルデータのサイズを変更することができる。
図9Dに示すサブメニューでは、形状を変更させる各種ツールのアイコンを選択して画面を操作することで、3Dモデルデータの形状を変更(伸ばす、切る、縮める等)することができる。
図10Aに示すように、プレビュー画面には、カスタマイズ結果の3Dモデルデータと、比較対象物としての実際の手の画像とが、実寸大で表示されている。このとき表示される手の画像は、予め用意された実際の人間の手の画像またはユーザの手を撮像した画像(自動販売端末30においてスキャンした手の画像等)のいずれとすることも可能である。また、プレビュー画面には、カスタマイズ結果を確定するか否かの入力ボタン(「OK」または「キャンセル」)、製造される立体物の1個当たりの価格及び1個当たりの出力所要時間が表示されている。プレビュー画面を確認することで、ユーザは、自らの意図する立体物となるか否かをより適切に確認することができ、立体物を積層造形して販売する際に、ユーザの製品に対する満足度を向上させることができる。
図10Aに示すプレビュー画面においてユーザがカスタマイズの結果を確定すると、図10Bに示すように、「いくつ出力しますか」という出力個数(印刷個数)を確認するメッセージが表示され、ユーザによる立体物の出力個数の入力が受け付けられる。また、個数入力画面には、出力個数を確定するか否かの入力ボタン(「OK」または「キャンセル」)、ユーザによって入力された個数の立体物の合計価格及び印刷終了予定時刻が表示されている。出力個数を確定するための入力ボタン(「OK」)が操作されると、印刷が開始される。なお、出力個数を確定しない入力ボタン(「キャンセル」)が操作されると、立体物の購入手続きがリセットされる。
図11に示すように、立体物の積層造形が開始された後、ユーザに対して、立体物の製造過程を示す動画を視聴するためのURLが二次元コードの形態で表示される。なお、この表示は、所定時間(例えば1分)で消去される。
図12に示すように、立体物の積層造形が完了した場合、ユーザが今回購入した立体物のデータを再印刷用のデータとして、電子メールで送信することができる。図12に示す例では、ソフトウェアキーボードが表示され、ユーザに送信先のメールアドレスの入力を促す画面表示が行われている。
次に、ユーザ端末40で表示される表示画面の一例について説明する。
図13は、ユーザ端末40において立体物の製造過程を示す動画を表示する場合の表示画面例を示す模式図である。
ユーザが自動販売端末30で表示される二次元コードをユーザ端末40で読み取った後、二次元コードが示すURLにアクセスすると、図13に示すように、立体物の製造過程を示す動画がストリーミング配信され、ユーザ端末40のディスプレイに表示される。
図13に示す表示画面例では、立体物の完成までの残り時間及び立体物の製造を緊急停止させるための「緊急停止ボタン」が併せて表示されている。
立体物の製造過程を示す動画が表示されることにより、ユーザは、自動販売端末30内で立体物が製造される様子を遠隔的に確認することができ、立体物が製造されている間のユーザの利便性を向上させることができる。
次に、立体物販売システム1の動作を説明する。
[アップロード処理]
図14は、システム管理端末10のCPU11が実行するアップロード処理の流れを示すフローチャートである。
アップロード処理は、入力部14を介してアップロード処理の実行を指示する操作が行われることに対応して開始される。
ステップS2において、送信制御部112は、データ受付部111で受け付けられたデータが自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータであるか否かの判定を行う。
一方、データ受付部111で受け付けられたデータが自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータでない場合、ステップS2においてNOと判定されて、処理はステップS4に移行する。
ステップS3において、送信制御部112は、データ受付部111で受け付けられたデータを、自動販売端末30で販売される3Dモデルデータの1つとしてサービス管理サーバ20にアップロードする。
データ受付部111で受け付けられたデータが自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータである場合、ステップS4においてYESと判定されて、処理はステップS5に移行する。
一方、データ受付部111で受け付けられたデータが自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータでない場合、ステップS4においてNOと判定されて、アップロード処理が繰り返される。
ステップS5において、送信制御部112は、データ受付部111で受け付けられたデータを、自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータとしてサービス管理サーバ20にアップロードする。
ステップS5の後、アップロード処理が繰り返される。
図15は、サービス管理サーバ20のCPU11が実行する登録処理の流れを示すフローチャートである。
登録処理は、入力部14を介して登録処理の実行を指示する操作が行われることに対応して開始される。
ステップS11において、データ受信部211は、システム管理端末10からデータを受信したか否かの判定を行う。
システム管理端末10からデータを受信した場合、ステップS11においてYESと判定されて、処理はステップS12に移行する。
一方、システム管理端末10からデータを受信していない場合、ステップS11においてNOと判定されて、ステップS11の処理が繰り返される。
受信したデータが自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータである場合、ステップS12においてYESと判定されて、処理はステップS13に移行する。
一方、受信したデータが自動販売端末30で販売される立体物の3Dモデルデータでない場合、ステップS12においてNOと判定されて、処理はステップS14に移行する。
ステップS13において、データ管理部212は、受信したデータを自動販売端末30において販売可能な3Dモデルデータの1つとして3DモデルDB271に追加する。
受信したデータが自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータである場合、ステップS14においてYESと判定されて、処理はステップS15に移行する。
一方、受信したデータが自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータでない場合、ステップS14においてNOと判定されて、登録処理が繰り返される。
ステップS15において、データ管理部212は、受信したタッチパネルレイアウトデータをレイアウトDB272に記憶し、タッチパネルレイアウトデータを更新する。
ステップS15の後、登録処理が繰り返される。
図16は、サービス管理サーバ20のCPU11が実行するサービス管理処理の流れを示すフローチャートである。
サービス管理処理は、自動販売端末30の起動を検出することに対応して開始される。
ステップS21において、UIデータ提供部213は、起動した自動販売端末30の識別情報を取得する。
ステップS22において、UIデータ提供部213は、起動した自動販売端末30のユーザインターフェース画面を構成するタッチパネルレイアウトデータを、レイアウトDB272から読み出して、当該自動販売端末30に送信する。このとき、UIデータ提供部213は、起動した自動販売端末30に適合するタッチパネルレイアウトデータを選択して送信する。
ステップS24において、データ管理部212は、起動した自動販売端末30からカスタマイズ記録データを受信したか否かの判定を行う。
起動した自動販売端末30からカスタマイズ記録データを受信した場合、ステップS24においてYESと判定されて、処理はステップS25に移行する。
一方、起動した自動販売端末30からカスタマイズ記録データを受信していない場合、ステップS24においてNOと判定されて、処理はステップS35に移行する。
ステップS26において、データ管理部212は、自動販売端末30から立体物の製造過程を示す動画データを受信したか否かの判定を行う。
自動販売端末30から立体物の製造過程を示す動画データを受信した場合、ステップS26においてYESと判定されて、処理はステップS27に移行する。
一方、自動販売端末30から立体物の製造過程を示す動画データを受信していない場合、ステップS26においてNOと判定されて、処理はステップS28に移行する。
ステップS28において、データ管理部212は、データ受信部211によって材料切れメッセージが受信されたか否かの判定を行う。
データ受信部211によって材料切れメッセージが受信された場合、ステップS28においてYESと判定されて、処理はステップS29に移行する。
一方、データ受信部211によって材料切れメッセージが受信されていない場合、ステップS28においてNOと判定されて、処理はステップS30に移行する。
ステップS30において、データ管理部212は、材料切れメッセージを送信した自動販売端末30において材料切れが発生している旨をシステム管理端末10に通知する。
ステップS31において、データ管理部212は、データ受信部211によってエラーメッセージが受信されたか否かの判定を行う。
データ受信部211によってエラーメッセージが受信された場合、ステップS31においてYESと判定されて、処理はステップS32に移行する。
一方、データ受信部211によってエラーメッセージが受信されていない場合、ステップS31においてNOと判定されて、処理はステップS33に移行する。
ステップS33において、データ管理部212は、データ受信部211によって完了メッセージが受信されたか否かの判定を行う。
データ受信部211によって完了メッセージが受信された場合、ステップS33においてYESと判定されて、処理はステップS34に移行する。
一方、データ受信部211によって完了メッセージが受信されていない場合、ステップS33においてNOと判定されて、処理はステップS35に移行する。
ステップS35において、データ管理部212は、サービス管理処理の終了条件が充足されたか否かの判定を行う。なお、サービス管理処理の終了条件としては、自動販売端末30の停止が通知されたこと等を定義することができる。
サービス管理処理の終了条件が充足されていない場合、ステップS35においてNOと判定されて、処理はステップS24に移行する。
一方、サービス管理処理の終了条件が充足された場合、ステップS35においてYESと判定されて、サービス管理処理は終了となる。
図17及び図18は、自動販売端末30のCPU11が実行する販売管理処理の流れを示すフローチャートである。
販売管理処理は、自動販売端末30が起動またはリセットされることに対応して開始される。
ステップS41において、UI表示制御部311は、当該自動販売端末30の識別情報をサービス管理サーバ20に送信する。
ステップS42において、UI表示制御部311は、サービス管理サーバ20から送信されるタッチパネルレイアウトデータを受信し、レイアウト記憶部372に記憶する。
ステップS43において、UI表示制御部311は、サービス管理サーバ20から送信される3Dモデルデータを受信し、3DモデルDB371に記憶する。
ステップS45において、UI表示制御部311は、ユーザインターフェース画面に対する3Dモデルデータの選択操作を受け付ける。
ステップS46において、UI表示制御部311は、3Dモデルデータをカスタマイズするためのサブメニュー画面を表示する。
ステップS48において、UI表示制御部311は、カスタマイズ結果の3Dモデルデータを表示する。このとき、UI表示制御部311は、ユーザの操作等に応じて、3Dモデルデータに対するカスタマイズ結果を実寸大で表示するプレビュー画面を表示する。プレビュー画面においては、スケールや比較対象物等、カスタマイズ結果の3Dモデルデータが立体物となった場合のサイズをわかり易く提示するための画像が表示される。
ユーザによるカスタマイズ操作が確定された場合、ステップS49においてYESと判定されて、処理はステップS50に移行する。
一方、ユーザによるカスタマイズ操作が確定されていない場合、ステップS49においてNOと判定されて、処理はステップS47に移行する。
ステップS51において、UI表示制御部311は、立体物の出力個数の入力を受け付ける個数入力画面を表示する。
ステップS52において、UI表示制御部311は、ユーザによる立体物の出力個数の入力を受け付ける。
ステップS53において、UI表示制御部311は、ユーザによって印刷(立体物の積層造形)を開始する指示が入力されたか否かの判定を行う。本実施形態において、印刷を開始する指示は、出力個数を確定するための入力ボタン(「OK」)の操作と対応付けられている。
ユーザによって印刷(立体物の積層造形)を開始する指示が入力されない場合、ステップS53においてNOと判定されて、処理はステップS54に移行する。
一方、ユーザによって印刷(立体物の積層造形)を開始する指示が入力された場合、ステップS53においてYESと判定されて、処理はステップS55に移行する。
ステップS55において、3Dプリンタ制御部313は、カスタマイズ結果の3Dモデルデータに基づいて、印刷(立体物の積層造形)を開始する。
ステップS56において、UI表示制御部311は、立体物の製造過程を示す動画を視聴するためのURLを二次元コードの形態で表示し、動画取得部314は、立体物の製造過程を撮像した動画データのサービス管理サーバ20への送信を開始する。
3Dプリンタ31で材料切れが発生している場合、ステップS57においてYESと判定されて、処理はステップS58に移行する。
一方、3Dプリンタ31で材料切れが発生していない場合、ステップS57においてNOと判定されて、処理はステップS60に移行する。
ステップS58において、メッセージ送信部315は、材料切れとなっている旨(材料切れメッセージ)をサービス管理サーバ20及びユーザ端末40に通知する。
ステップS59の後、販売管理処理は終了となる。
ステップS60において、3Dプリンタ制御部313は、3Dプリンタ31でエラーが発生しているか否かの判定を行う。
3Dプリンタ31でエラーが発生している場合、ステップS60においてYESと判定されて、処理はステップS61に移行する。
一方、3Dプリンタ31でエラーが発生していない場合、ステップS60においてNOと判定されて、処理はステップS64に移行する。
ステップS62において、3Dプリンタ制御部313は、ユーザにより印刷の停止が指示されたか否かの判定を行う。
ユーザにより印刷の停止が指示された場合、ステップS62においてYESと判定されて、処理はステップS63に移行する。
一方、ユーザにより印刷の停止が指示されていない場合、ステップS62においてNOと判定されて、処理はステップS64に移行する。
ステップS63の後、販売管理処理は終了となる。
ステップS64において、3Dプリンタ制御部313は、印刷(立体物の積層造形)が完了したか否かの判定を行う。
印刷(立体物の積層造形)が完了した場合、ステップS64においてYESと判定されて、処理はステップS65に移行する。
一方、印刷(立体物の積層造形)が完了していない場合、ステップS64においてNOと判定されて、処理はステップS57に移行する。
ステップS66において、メッセージ送信部315は、立体物の積層造形が完了した旨(完了メッセージ)をサービス管理サーバ20及びユーザ端末40に通知する。
ステップS67において、3Dプリンタ制御部313は、立体物の取り出しが行われたか否かの判定を行う。
一方、立体物の取り出しが行われた場合、ステップS67においてYESと判定されて、販売管理処理は終了となる。
図19は、ユーザ端末40のCPU11が実行する動画表示処理の流れを示すフローチャートである。
動画表示処理は、入力部14を介して動画表示処理の実行を指示する操作が行われることに対応して開始される。
ステップS71において、画像取得部411は、撮像部によって撮像された二次元コードの画像を取得し、二次元コードとして表されているURLを特定する。
ステップS72において、動画表示制御部412は、画像取得部411によって特定されたURLにアクセスする。
ステップS74において、メッセージ受信部413は、材料切れメッセージを受信したか否かの判定を行う。
材料切れメッセージを受信した場合、ステップS74においてYESと判定されて、処理はステップS75に移行する。
一方、材料切れメッセージを受信していない場合、ステップS74においてNOと判定されて、処理はステップS76に移行する。
ステップS75において、メッセージ受信部413は、自動販売端末30において材料切れが発生した旨のメッセージをディスプレイに表示する。
ステップS75の後、動画表示処理は終了となる。
エラーメッセージを受信していない場合、ステップS76においてNOと判定されて、処理はステップS77に移行する。
一方、エラーメッセージを受信した場合、ステップS76においてYESと判定されて、処理はステップS79に移行する。
完了メッセージを受信していない場合、ステップS77においてNOと判定されて、処理はステップS73に移行する。
一方、完了メッセージを受信した場合、ステップS77においてYESと判定されて、処理はステップS78に移行する。
ステップS78の後、動画表示処理は終了となる。
ステップS79において、メッセージ受信部413は、立体物の積層造形(製造)においてエラーが発生した旨のメッセージ及び立体物の積層造形(製造)を継続するか、または、中止するかの指示を促すメッセージをディスプレイに表示する。
ユーザによって、立体物の積層造形を中止する指示が入力されていない場合(即ち、立体物の積層造形を継続する指示が入力された場合)、ステップS80においてNOと判定されて、処理はステップS81に移行する。
一方、ユーザによって、立体物の積層造形を中止する指示が入力された場合、ステップS80においてYESと判定されて、処理はステップS82に移行する。
ステップS81の後、処理はステップS77に移行する。
ステップS82において、指示送信部414は、自動販売端末30に対して、立体物の積層造形を中止する指示を送信する。
ステップS82の後、動画表示処理は終了となる。
そのため、販売される立体物を予め製造して自動販売端末30にセットしておく必要がなく、品切れの商品を補充するための作業負担が軽減される。
また、販売される立体物の3Dモデルデータをサービス管理サーバ20から提供することができるため、自動販売端末30で販売される立体物の拡充あるいは変更を容易に行うことができる。
さらに、自動販売端末30において、ユーザは購入する立体物の3Dモデルデータに対してカスタマイズを行うことができるため、ユーザが希望する変更や改良を購入時に柔軟に製品に反映させることができる。
したがって、本実施形態の立体物販売システムによれば、自動販売端末30の利便性を向上させることができる。
また、ユーザは3Dプリンタを所有していなくても、自らが希望するサイズ、色、形状等の立体物を手軽に入手することが可能となる。
上述の実施形態において、ユーザが3Dモデルデータを選択するための3Dモデルデータ一覧表示画面を自動販売端末30のユーザインターフェース画面における初期画面とする場合を例に挙げて説明したが、これに限られない。
即ち、自動販売端末30で販売可能な3Dモデルデータの種類が多岐にわたる場合等には、3Dモデルデータのジャンル等によって階層化した3Dモデルデータの選択画面とすることが可能である。
図20は、自動販売端末30で初期メニュー表示画面として表示されるユーザインターフェース画面の他の例を示す模式図である。
図20に示すように、本変形例のユーザインターフェース画面の初期メニュー表示画面では、販売可能な3Dモデルデータがジャンル毎にグループ化され、ユーザは初めにジャンルを選択した後に3Dモデルデータを選択する形態となっている。
このような初期メニュー表示画面の場合、ユーザは、多数の3Dモデルデータの中から、自らが求める立体物の3Dモデルデータを容易に選択することが可能となる。
上述の実施形態において、3Dプリンタを内蔵する自動販売端末30によって、ユーザの要求に応じた立体物を販売する場合を例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、レーザーカッター、型抜き機あるいは切削加工装置等の加工機械を自動販売端末30に内蔵し、ユーザの要求に応じて、種々の形状に加工した物品を販売等するシステムとすることも可能である。
この場合、例えば、病院等において、サージカルテープを型抜きする型抜き機を内蔵した自動販売端末30を設置することができる。そして、サージカルテープを使用する患者が、患者自身の好みに応じた形状のモデルデータを選択することにより、選択されたモデルデータに応じて、自動販売端末30がサージカルテープを型抜きして患者に提供するシステムとすることができる。なお、自動販売端末30によって物品を提供する場合、必ずしも有償とする必要はなく、自動販売端末30の設置目的等に応じて、無償で物品を提供することも可能である。
サービス管理サーバ20は、UIデータ提供部213を備える。
UIデータ提供部213は、提供される物品に対応する複数のモデルデータを自動販売端末30に提供する。
自動販売端末30は、UI表示制御部311と、3Dプリンタ制御部313及び3Dプリンタ31とを備える。
UI表示制御部311は、サービス管理サーバ20から提供された複数のモデルデータから提供対象となるモデルデータの選択を受け付ける。
UI表示制御部311は、選択されたモデルデータに対するカスタマイズを受け付ける。
3Dプリンタ制御部313及び3Dプリンタ31は、カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、物品を形成する。
これにより、提供される物品を予め製造して自動販売端末30にセットしておく必要がなく、品切れの製品を補充するための作業負担が軽減される。
また、提供される物品のモデルデータをサービス管理サーバ20から提供することができるため、自動販売端末30で提供される物品の拡充あるいは変更を容易に行うことができる。
さらに、自動販売端末30において、ユーザは購入する物品のモデルデータに対してカスタマイズを行うことができるため、ユーザが希望する変更や改良を購入時に柔軟に製品に反映させることができる。
したがって、本発明によれば、自動販売端末30の利便性を向上させることができる。
また、ユーザは3Dプリンタを所有していなくても、自らが希望するサイズ、色、形状等の立体物を手軽に入手することが可能となる。
UI表示制御部311は、物品としての立体物のモデルデータに対する文字の付加、サイズの変更、色の変更及び形状の変更の少なくともいずれかのカスタマイズを受け付ける。
3Dプリンタ制御部313及び3Dプリンタ31は、UI表示制御部311で受け付けたカスタマイズの結果に基づいて、立体物を造形する。
これにより、自動販売端末30において、ユーザは購入する立体物のモデルデータに対してカスタマイズを行うことができるため、ユーザが希望する変更や改良を購入時に柔軟に製品に反映させることができる。
これにより、ユーザは、自らの意図する物品となるか否かをより適切に確認することができ、物品を形成して販売する際に、ユーザの製品に対する満足度を向上させることができる。
カスタマイズ記録データベース273は、UI表示制御部311で受け付けたカスタマイズの結果であるモデルデータを登録する。
自動販売端末30は、ユーザの指示に応じて、カスタマイズ記録データベース273から取得したカスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、3Dプリンタ制御部313及び3Dプリンタ31によって物品を形成する。
これにより、ユーザは、任意のタイミングでカスタマイズの結果であるモデルデータを取得して、物品を形成することが可能となる。
ユーザ端末40は、自動販売端末30による物品の提供を受けるユーザによって使用される。
自動販売端末30は、物品の形成過程を示す画像を撮像し、ユーザ端末40に逐次送信する。
これにより、ユーザは、自動販売端末30内で立体物が製造される様子を遠隔的に確認することができ、立体物が造形されている間のユーザの利便性を向上させることができる。
これにより、ユーザは、物品の形成が完了するタイミングで予め自動販売端末30に物品を受け取りに行くことができる。
これにより、不測の事態等が生じた際に、ユーザが自動販売端末30から遠隔的な場所にいる場合であっても、自動販売端末30における物品の形成を停止させることができる。
これにより、ユーザは、自動販売端末30から遠隔的な場所にいる場合であっても、物品の形成が完了したことを把握することができる。
例えば、上述の実施形態において、ユーザが立体物を購入する場合、自動販売端末30を操作して立体物の製造を指示する形態に限らず、ユーザ端末40からサービス管理サーバ20に対し、自動販売端末30を指定して立体物の製造を指示することにより、遠隔地等から立体物の製造を指示する形態としてもよい。
また、上述の実施形態において、ユーザが同一の立体物の出力個数を入力するものとして説明したが、これに限られない。即ち、ユーザは、同一または異なる複数の立体物の出力個数を入力することが可能である。また、この場合、自動販売端末30は、製造する立体物の大きさによって、これら複数の立体物を同時に積層造形するか順番に積層造形するかを判定して製造することができる。
また、サービス管理サーバ20の3DモデルDB271に登録される3Dモデルデータは、デザイナーや販売会社等が製品として用意したものや、一般のユーザが趣味の一環として作成したもの等を採用することができる。
上述の実施形態における処理は、ハードウェア及びソフトウェアのいずれにより実行させることも可能である。
即ち、上述の処理を実行できる機能が立体物販売システム1に備えられていればよく、この機能を実現するためにどのような機能構成及びハードウェア構成とするかは上述の例に限定されない。
上述の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにネットワークや記憶媒体からインストールされる。
Claims (13)
- 3次元的な形状を有する物品を提供する自動化された複数の物品提供装置と、複数の前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムであって、
前記管理サーバは、
提供される物品に対応し、3次元的な形状を表す複数のモデルデータの中から、前記物品提供装置それぞれに対応して選択した前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして前記物品提供装置に提供するモデルデータ提供手段を備え、
前記物品提供装置は、
前記管理サーバから提供された複数のモデルデータを当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示し、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付ける選択受付手段と、
選択された前記モデルデータに対して、当該物品提供装置において実体的に形成される物品の3次元的な形状の変更を含むカスタマイズを受け付けるカスタマイズ受付手段と、
前記カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、3次元的な形状を有する物品を形成する物品形成手段と、
を備えることを特徴とする物品提供システム。 - 前記物品形成手段は、3Dプリンタを備え、
前記カスタマイズ受付手段は、前記物品としての立体物のモデルデータに対する文字の付加、サイズの変更、色の変更及び形状の変更の少なくともいずれかのカスタマイズを受け付け、
前記物品形成手段は、前記カスタマイズ受付手段で受け付けたカスタマイズの結果に基づいて、立体物を造形することを特徴とする請求項1に記載の物品提供システム。 - 前記物品提供装置は、
前記カスタマイズ受付手段で受け付けたカスタマイズの結果を実寸大で表示するプレビュー表示手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の物品提供システム。 - 前記管理サーバは、
前記カスタマイズ受付手段で受け付けたカスタマイズの結果であるモデルデータを登録するカスタマイズ記録データ記憶手段を備え、
前記物品提供装置は、ユーザの指示に応じて、前記カスタマイズ記録データ記憶手段から取得した前記カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、前記物品形成手段によって物品を形成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の物品提供システム。 - 前記物品提供装置によって物品の提供を受けるユーザに使用されるユーザ端末をさらに含み、
前記物品提供装置は、前記物品の形成過程を示す画像を撮像し、前記ユーザ端末に逐次送信することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の物品提供システム。 - 前記物品提供装置は、前記ユーザ端末からの前記物品の形成を中止させる指示に応じて、当該物品の形成を中止することを特徴とする請求項5に記載の物品提供システム。
- 前記カスタマイズ受付手段は、前記モデルデータに対して、当該物品提供装置において実体的に形成される物品のトレーサビリティを確保する情報として、当該物品の提供場所及び提供日時、または、個体識別情報を前記物品の表面または内部に付加するカスタマイズを受け付けることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の物品提供システム。
- 前記管理サーバは、提供される物品に対応する複数のモデルデータの中から、前記物品提供装置それぞれに対応して選択した前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示させ、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付けるレイアウトデータを他の装置からネットワークを介して受信し、前記物品提供装置に送信することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の物品提供システム。
- 3次元的な形状を有する物品を提供する自動化された複数の物品提供装置と、複数の前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムにおける物品提供装置であって、
前記管理サーバが記憶する提供される物品に対応し、3次元的な形状を表す複数のモデルデータの中から、当該物品提供装置に対応して選択された前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして受信し、前記管理サーバから受信した複数の前記モデルデータを当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示し、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付ける選択受付手段と、
選択された前記モデルデータに対して、当該物品提供装置において実体的に形成される物品の3次元的な形状の変更を含むカスタマイズを受け付けるカスタマイズ受付手段と、
前記カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、3次元的な形状を有する物品を形成する物品形成手段と、
を備えることを特徴とする物品提供装置。 - 3次元的な形状を有する物品を提供する自動化された複数の物品提供装置と、複数の前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムにおける管理サーバであって、
提供される物品に対応し、3次元的な形状を表す複数のモデルデータの中から、前記物品提供装置それぞれに対応して選択した前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示させ、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付けるレイアウトデータを、選択した複数の前記モデルデータと共に前記物品提供装置に提供するモデルデータ提供手段を備えることを特徴とする管理サーバ。 - 3次元的な形状を有する物品を提供する自動化された複数の物品提供装置と、複数の前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムで実行される物品提供方法であって、
前記管理サーバが、
提供される物品に対応し、3次元的な形状を表す複数のモデルデータの中から、前記物品提供装置それぞれに対応して選択した前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして前記物品提供装置に提供するモデルデータ提供ステップを実行し、
前記物品提供装置が、
前記管理サーバから提供された複数のモデルデータを当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示し、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付ける選択を受け付ける選択受付ステップと、
選択された前記モデルデータに対して、当該物品提供装置において実体的に形成される物品の3次元的な形状の変更を含むカスタマイズを受け付けるカスタマイズ受付ステップと、
前記カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、3次元的な形状を有する物品を形成する物品形成ステップと、
を実行することを特徴とする物品提供方法。 - 3次元的な形状を有する物品を提供する自動化された複数の物品提供装置と、複数の前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムにおける物品提供装置を制御するコンピュータに、
前記管理サーバが記憶する提供される物品に対応し、3次元的な形状を表す複数のモデルデータの中から、当該物品提供装置に対応して選択された前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして受信し、前記管理サーバから受信した複数の前記モデルデータを当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示し、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付ける選択受付機能と、
選択された前記モデルデータに対して、当該物品提供装置において実体的に形成される物品の3次元的な形状の変更を含むカスタマイズを受け付けるカスタマイズ受付機能と、
前記カスタマイズの結果であるモデルデータに基づいて、3次元的な形状を有する物品の形成を制御する物品形成制御機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。 - 3次元的な形状を有する物品を提供する自動化された複数の物品提供装置と、複数の前記物品提供装置とネットワークを介して接続された管理サーバとを含む物品提供システムにおける管理サーバを構成するコンピュータに、
提供される物品に対応し、3次元的な形状を表す複数のモデルデータの中から、前記物品提供装置それぞれに対応して選択した前記モデルデータを、当該物品提供装置においてユーザの選択対象となる物品の候補の前記モデルデータとして表示させ、表示された複数の前記モデルデータにおいて、前記物品の形成を当該物品提供装置に指示するための選択を受け付けるレイアウトデータを、選択した複数の前記モデルデータと共に前記物品提供装置に提供するモデルデータ提供機能を実現させることを特徴とするプログラム。
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