JP7302448B2 - ソーラー充電システム - Google Patents

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Description

本発明は、ソーラーパネルを用いたソーラー充電システムに関する。
特許文献1に、ソーラーパネルの発電電力をソーラーバッテリに蓄電し、一定量が蓄積されると補機バッテリなどに供給する、車両電源システムが開示されている。この特許文献1に記載の車両電源システムでは、補機負荷での消費電流が大きい場合でも、補機出力の低下を防止することを行っている。
特開2015-116067号公報
コスト削減のために、ソーラーバッテリを一時的な蓄電が可能である安価な大容量のキャパシタに代えることが考えられる。しかしながら、キャパシタは、自己放電によって失われる電荷がバッテリと比べると多いため、充電されない期間が長ければ直ぐに電位がゼロの状態になってしまう。電位がゼロ状態において補機バッテリの電圧との電圧差が大きいソーラーパネル電圧による発電が生じた場合、その電圧差に基づいたソーラーパネルからキャパシタへの突入電流が発生してしまい、補機バッテリを好適に充電することができない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ソーラーパネルの電圧と補機バッテリの電圧との電圧差が大きい場合であっても、ソーラーパネルの発電電力を用いて補機バッテリを好適に充電することができる、ソーラー充電システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、ソーラーパネルと、バッテリと、ソーラーパネルとバッテリとを直列に接続する第1のDCDCコンバータ及び第2のDCDCコンバータと、第1のDCDCコンバータと第2のDCDCコンバータとの間に接続されるキャパシタと、第1のDCDCコンバータ及び第2のDCDCコンバータを制御する制御部と、を備え、制御部は、ソーラーパネルが発電している場合、第2のDCDCコンバータを制御して、バッテリの電力でキャパシタの電圧を第1の電圧まで上昇させ、キャパシタの電圧が第1の電圧まで上昇した後、第1のDCDCコンバータを制御して、ソーラーパネルの発電電力でキャパシタの電圧を第1の電圧より大きい第2の電圧まで上昇させ、キャパシタの電圧が第2の電圧まで上昇した後、第1のDCDCコンバータ及び第2のDCDCコンバータを制御して、ソーラーパネルの発電電力を用いてバッテリを充電する、ソーラー充電システムである。
上記本発明のソーラー充電システムによれば、ソーラーパネルの電圧と補機バッテリの電圧との電圧差が大きい場合であっても、ソーラーパネルの発電電力を用いて補機バッテリを好適に充電することができる。
本発明の一実施形態に係るソーラー充電システムの機能ブロック図 ソーラー充電ECUが実行する充電制御処理のフローチャート 補機DCDCコンバータ及びスイッチ回路の詳細な回路構成例 補機DCDCコンバータ及びスイッチ回路の詳細な他の回路構成例
本発明のソーラー充電システムは、ソーラーパネルの発電電力を補機バッテリに充電するときに、その発電電力を一時的に蓄電するキャパシタへの突入電流を発生させないように、所定の中間電圧になるまでキャパシタを事前に充電する。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るソーラー充電システム1の構成例を示す機能ブロック図である。図1に例示したソーラー充電システム1は、ソーラーパネル10と、ソーラー充電ECU20と、高圧バッテリ30と、補機バッテリ40と、を備えている。図1では、電力線を実線で示し、制御信号線を破線で示す。このソーラー充電システム1は、一例として、ハイブリッド自動車(HV)や電気自動車(EV)などに搭載される。
ソーラーパネル10は、太陽光の照射を受けて発電する太陽電池セルの集合体である太陽電池モジュールである。ソーラーパネル10で発電された電力は、ソーラー充電ECU20に出力される。このソーラーパネル10は、例えば車両のルーフなどに設置することができる。
高圧バッテリ30は、車両の駆動に関わる走行モータなどの機器(図示せず)を動作させるための高電圧の駆動用バッテリである。高圧バッテリ30は、例えば、リチウム電池やニッケル水素電池などの充放電可能な二次電池で構成されている。この高圧バッテリ30は、ソーラーパネル10で発電された電力によって充電可能にソーラー充電ECU20と接続されている。
補機バッテリ40は、車両の駆動に関わる機器以外の補機と呼ばれる車載機器(電装系機器)を動作させることができる低電圧(12V系)のバッテリである。補機バッテリ40は、例えば鉛蓄電池などの充放電可能な二次電池で構成されている。この補機バッテリ40は、ソーラーパネル10で発電された電力によって充電可能にソーラー充電ECU20と接続されている。
ソーラー充電ECU(Electronic Control Unit)20は、ソーラーパネル10、高圧バッテリ30、及び補機バッテリ40にそれぞれ接続されており、ソーラーパネル10で発電された電力を高圧バッテリ30及び/又は補機バッテリ40へ充電するための制御を行う制御装置である。ソーラー充電ECU20は、ソーラーDCDCコンバータ21と、補機DCDCコンバータ22と、高圧DCDCコンバータ23と、キャパシタ24と、スイッチ回路25と、マイコン26と、電源回路27と、を備えている。
ソーラーDCDCコンバータ21は、ソーラーパネル10と、補機DCDCコンバータ22及び高圧DCDCコンバータ23との間に接続される、第1のDCDCコンバータである。このソーラーDCDCコンバータ21は、後述するマイコン26の指示に基づいて、ソーラーパネル10で発電された電力を、補機DCDCコンバータ22及び高圧DCDCコンバータ23に供給する。電力供給の際、ソーラーDCDCコンバータ21は、入力電圧であるソーラーパネル10の出力電圧を指示に基づく電圧に変換(昇圧/降圧)して出力することができる。
補機DCDCコンバータ22は、ソーラーDCDCコンバータ21と、スイッチ回路25を介した補機バッテリ40との間に接続される、第2のDCDCコンバータである。この補機DCDCコンバータ22は、マイコン26の指示に基づいて、ソーラーDCDCコンバータ21が出力する電力を補機バッテリ40に供給する。電力供給の際、補機DCDCコンバータ22は、入力電圧であるソーラーDCDCコンバータ21の出力電圧を指示に基づく電圧に変換(降圧)して出力することができる。また、補機DCDCコンバータ22は、マイコン26の指示に基づいて、補機バッテリ40の電力を後述するキャパシタ24に供給する。
高圧DCDCコンバータ23は、ソーラーDCDCコンバータ21と、高圧バッテリ30との間に接続される、第3のDCDCコンバータである。この高圧DCDCコンバータ23は、マイコン26の指示に基づいて、ソーラーDCDCコンバータ21が出力する電力を高圧バッテリ30に供給する。電力供給の際、高圧DCDCコンバータ23は、入力電圧であるソーラーDCDCコンバータ21の出力電圧を指示に基づく電圧に変換(昇圧)して出力することができる。
キャパシタ24は、ソーラーパネル10で発電された電力を補機バッテリ40に供給させる前に実施される処理である、プリチャージ処理用の容量素子である。このキャパシタ24は、ソーラーDCDCコンバータ21、補機DCDCコンバータ22、及び高圧DCDCコンバータ23を相互に接続する電力ラインと、グラウンド(GND)との間に挿入され、この電力ラインの電圧(以下「中間電圧Vm」という)を安定化させる役割を有している。
スイッチ回路25は、補機DCDCコンバータ22と補機バッテリ40との間に挿入され、補機バッテリ40を補機DCDCコンバータ22に接続する導通状態、及び補機バッテリ40を補機DCDCコンバータ22から切り離す遮断状態のいずれかを、マイコン26の指示に基づいて選択的に切り替えて制御する。スイッチ回路25の詳細については、後述する。
マイコン26は、ソーラー充電ECU20の各種制御を司る制御部として機能するコンピューターである。マイコン26は、ソーラーDCDCコンバータ21、補機DCDCコンバータ22、高圧DCDCコンバータ23、及びスイッチ回路25に対して、制御の実行をそれぞれ適切に指示する。このマイコン26は、ソーラーDCDCコンバータ21を介して、ソーラーパネル10の出力電圧(以下「パネル電圧Vp」という)を含む太陽光発電の状況を取得することができる。また、マイコン26は、補機DCDCコンバータ22などを介して、中間電圧Vmを取得することができる。
電源回路27は、ソーラー充電ECU20の動作に必要な電力(動作電力)を生成する内部電源装置であり、ソーラーDCDCコンバータ21、補機DCDCコンバータ22、高圧DCDCコンバータ23、スイッチ回路25、及びマイコン26に、生成した動作電力をそれぞれ供給する(図示省略)。
[制御]
図2をさらに参照して、本実施形態に係るソーラー充電システム1によって行われる制御を説明する。図2は、ソーラー充電ECU20が実行する、ソーラーパネル10の発電電力を補機バッテリ40へ充電する制御の処理手順を示すフローチャートである。
図2に示す充電制御処理は、ソーラー充電システム1が起動することによって開始され、ソーラー充電システム1が終了するまで繰り返して実行される。なお、充電制御処理が開始した直後は、ソーラーDCDCコンバータ21及び補機DCDCコンバータ22は共に出力停止の状態にあり、かつ、スイッチ回路25は遮断状態にあるものとする。
ステップS201:ソーラー充電ECU20は、ソーラーパネル10のパネル電圧Vpが所定の最低電圧Vc以上であるか否かを判断する。この最低電圧Vcは、ソーラーパネル10の発電電力を有効に補機バッテリ40へ充電するために、ソーラーパネル10に要求される最低電圧である。有効な充電とは、例えば、充電処理のためにソーラーDCDCコンバータ21や補機DCDCコンバータ22、マイコン26などの動作で消費される電力よりも、ソーラーパネル10の発電で獲得できる電力の方が多い場合の充電のことを言う。例えば、パネル電圧Vpが8V以上であるときの発電量であれば補機バッテリ40への有効な充電が可能な場合には、最低電圧Vcが8Vに設定される。パネル電圧Vpが最低電圧Vc以上である場合は(ステップS201、はい)、ステップS202に処理が進み、パネル電圧Vpが最低電圧Vc未満である場合は(ステップS201、いいえ)、パネル電圧Vpが最低電圧Vc以上になるまでステップS201の判断を繰り返す。
ステップS202:ソーラー充電ECU20は、スイッチ回路25を遮断状態から導通状態に切り替えて、補機バッテリ40を補機DCDCコンバータ22に接続する。これにより、キャパシタ24に電荷が蓄積され、中間電圧Vmが補機バッテリ40の電圧に基づく電圧(第1の電圧)に制御される。この中間電圧Vmの制御については後で詳細に説明するが、例えば補機バッテリ40の電圧が12Vであれば、中間電圧Vmがおおよそ11Vの電圧となる。スイッチ回路25が導通状態になると、ステップS203に処理が進む。
ステップS203:ソーラー充電ECU20は、ソーラーパネル10のパネル電圧Vpが中間電圧Vm以上であるか否かを判断する。パネル電圧Vpが中間電圧Vm以上である場合は(ステップS203、はい)、ステップS204に処理が進み、パネル電圧Vpが中間電圧Vm未満である場合は(ステップS203、いいえ)、ステップS205に処理が進む。
ステップS204:ソーラー充電ECU20は、パネル電圧Vpが中間電圧Vmと同じか高いため、ソーラーDCDCコンバータ(ソーラーDDC)21を降圧動作させ、パネル電圧Vpから下げた電圧の電力をキャパシタ24に供給する。これにより、キャパシタ24にさらに電荷が蓄積され、中間電圧Vmが上昇して行く。ソーラーDCDCコンバータ(ソーラーDDC)21を降圧動作させると、ステップS206に処理が進む。
ステップS205:ソーラー充電ECU20は、パネル電圧Vpが中間電圧Vmよりも低いため、ソーラーDCDCコンバータ(ソーラーDDC)21を昇圧動作させ、パネル電圧Vpから上げた電圧の電力をキャパシタ24に供給する。これにより、キャパシタ24にさらに電荷が蓄積され、中間電圧Vmが上昇して行く。ソーラーDCDCコンバータ(ソーラーDDC)21を昇圧動作させると、ステップS206に処理が進む。
ステップS206:ソーラー充電ECU20は、中間電圧Vmが目標電圧Vtに達したか否かを判断する。この目標電圧Vtとは、ソーラーパネル10の発電電力を補機バッテリ40に充電させる前に実施されるプリチャージ処理で目標とする電圧(第2の電圧)であり、補機バッテリ40の電圧とソーラーパネル10の最大出力電圧との略中間値に設定される。例えば、補機バッテリ40の規定電圧が12Vであり、パネル電圧Vpの最大値が44Vである場合には、目標電圧Vtが28V(=(44+12)/2)に設定される。中間電圧Vmが目標電圧Vtに達した場合は(ステップS206、はい)、ステップS207に処理が進み、中間電圧Vmが目標電圧Vtに達していない場合は(ステップS206、いいえ)、ステップS203に処理が進む。
ステップS207:ソーラー充電ECU20は、補機DCDCコンバータ(補機DDC)22を動作させ、目標電圧Vtとなった中間電圧Vmを補機バッテリ40の規定電圧まで下降させてから出力させる。これにより、補機バッテリ40にソーラーパネル10の発電電力が供給され、補機バッテリ40の充電が開始される。補機DCDCコンバータ(補機DDC)22降圧動作させると、ステップS208に処理が進む。
ステップS208:ソーラー充電ECU20は、パネル電圧Vp、目標電圧Vt、及び最低電圧Vcの関係を判断する。パネル電圧Vpが最低電圧Vc以上(Vp≧Vc)であって、かつ、目標電圧Vt以上(Vp≧Vt)である場合は、ステップS209に処理が進み、パネル電圧Vpが最低電圧Vc以上(Vp≧Vc)であって、かつ、目標電圧Vt未満(Vp<Vc)である場合は、ステップS210に処理が進み、パネル電圧Vpが最低電圧Vc未満(Vp<Vc)である場合は、ステップS211に処理が進む。
ステップS209:ソーラー充電ECU20は、パネル電圧Vpが目標電圧Vt以上である高いため、ソーラーDCDCコンバータ(ソーラーDDC)21を降圧動作させ、パネル電圧Vpから電圧を下げた電力をキャパシタ24に供給する。これにより、キャパシタ24にさらに電荷が蓄積される。ソーラーDCDCコンバータ(ソーラーDDC)21を降圧動作させると、ステップS207に処理が進む。
ステップS210:ソーラー充電ECU20は、パネル電圧Vpが最低電圧Vcはあるものの目標電圧Vtよりも低いため、ソーラーDCDCコンバータ(ソーラーDDC)21を昇圧動作させ、パネル電圧Vpから電圧を上げた電力をキャパシタ24に供給する。これにより、キャパシタ24にさらに電荷が蓄積される。ソーラーDCDCコンバータ(ソーラーDDC)21を昇圧動作させると、ステップS207に処理が進む。
ステップS211:ソーラー充電ECU20は、補機バッテリ40への有効な充電ができなくなったと判断して、ソーラーDCDCコンバータ(ソーラーDDC)21及び補機DCDCコンバータ(補機DDC)22を出力停止の状態に制御する。各DCDCコンバータの出力を停止させると、ステップS212に処理が進む。
ステップS212:ソーラー充電ECU20は、スイッチ回路25を導通状態から遮断状態に切り替えて、補機バッテリ40を補機DCDCコンバータ22から切り離す。これにより、ソーラーパネル10の発電電力による補機バッテリ40の充電制御が停止する。スイッチ回路25が遮断状態になると、ステップS201に処理が進んで、補機バッテリ40への有効な充電ができる発電がソーラーパネル10で行われるのを待つ。
[詳細な回路構成]
図3に、補機DCDCコンバータ22及びスイッチ回路25の詳細な回路構成の一例を示す。
スイッチ回路25は、補機DCDCコンバータ22と補機バッテリ40との間に、スイッチング素子Q1及びQ2が直列に挿入されている。スイッチング素子Q1及びQ2には、ソース-ドレイン間にボディダイオードが形成されるFET(Field Effect Transistor)を使用することができる。なお、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2とは、ボディダイオードの整流方向が逆となっている。スイッチング素子Q1及びQ2の各ゲートは、RC直列回路で接地され、マイコン26によって制御される駆動ICによって駆動電圧が印加される。
補機DCDCコンバータ22は、キャパシタ24(1次側)とスイッチ回路25(2次側)との間に、スイッチング素子Q3とチョークコイルLとが直列に挿入されている。スイッチング素子Q3及びQ4には、ソース-ドレイン間にボディダイオードが形成されるFETを使用することができる。スイッチング素子Q3とチョークコイルLとの間には、スイッチング素子Q4が接地されている。2次側には平滑用のキャパシタC2が接地されている。
図3において、パネル電圧Vpが最低電圧Vc以上である場合は、駆動ICによってスイッチング素子Q1及びQ2がオン動作し、スイッチ回路25が遮断状態から導通状態に切り替えられる(ステップS202)。これにより、補機バッテリ40からスイッチング素子Q2→スイッチング素子Q1→チョークコイルL→スイッチング素子Q3のボディダイオードの経路でキャパシタ24に電流が流れ、キャパシタ24が充電される。キャパシタ24は、補機バッテリ40の電圧よりスイッチング素子Q3のボディダイオードの電圧降下分(いわゆるVF電圧)だけ低い電圧まで、充電される。
この際、補機バッテリ40からキャパシタ24に向けて大電流を一気に流してしまうと、補機DCDCコンバータ22やスイッチ回路25の構成部品に破損などの悪影響が生じるおそれがある。このため、スイッチ回路25では、スイッチング素子Q1及びQ2の各ゲートに接続された抵抗R1及びキャパシタC1からなるRC直列回路によって、駆動ICによって各ゲートに印加される駆動電圧の立ち上がりを鈍らせて(遅延させて)スイッチング素子Q1及びQ2のオン動作を制御することで、キャパシタ24への突入電流の発生を抑制している。駆動電圧の立ち上がりの鈍化(遅延)は、RC直列回路の時定数によって定められる。
キャパシタ24が、補機バッテリ40に基づく電圧まで充電されると、ソーラーDCDCコンバータ21によってキャパシタ24が、目標電圧Vtまで充電される(ステップS204又はステップS205)。
そして、キャパシタ24が目標電圧Vtまで充電されると、補機DCDCコンバータ22を動作させて、キャパシタ24からスイッチング素子Q3→チョークコイルL→スイッチング素子Q1→スイッチング素子Q2の経路で補機バッテリ40に電流が流れ、補機バッテリ40が充電される(ステップS207)。補機バッテリ40の充電電圧は、スイッチング素子Q3及びQ4のオン/オフ制御によって、補機バッテリ40の規定電圧まで下降させられる。
なお、スイッチ回路25を図4に示すように構成することもできる。図4のスイッチ回路25は、補機DCDCコンバータ22と補機バッテリ40との間に、スイッチング素子Q1及びQ2が直列に挿入されている。スイッチング素子Q1及びQ2の各ゲートは、マイコン26によって制御される駆動ICによって抵抗R1を介して駆動電圧が印加される。また、スイッチング素子Q1及びQ2の各ゲートには、キャパシタC1が接地される。この構成でも、RCフィルターの時定数に基づいて駆動電圧の立ち上がりを鈍らせて(遅延させて)スイッチング素子Q1及びQ2のオン動作を制御することができ、キャパシタ24への突入電流の発生を抑制できる。
また、スイッチング素子Q1及びQ2の各ゲートの駆動電圧をPWM制御で印加することでスイッチング素子Q1及びQ2のオン動作を制御して、キャパシタ24への突入電流の発生を抑制してもよい。
[作用・効果]
以上のように、本発明の一実施形態に係るソーラー充電システム1によれば、ソーラーパネル10の発電電力を補機バッテリ40に充電するにあたり、ソーラーパネル10の発電電力を一時的に蓄電するキャパシタ24の電圧(中間電圧Vm)を、補機バッテリ40の規定電圧とソーラーパネル10の最大出力電圧とに基づいて定めた電圧(目標電圧Vt)まで事前に上昇させる、いわゆるプリチャージ処理を実施する。
このプリチャージ処理によって、発電によって得られるソーラーパネル10の電圧と補機バッテリ40の電圧との電圧差が大きい場合であっても、ソーラーDCDCコンバータ21と補機DCDCコンバータ22との間に設けられるキャパシタ24への突入電流を発生させることなく、ソーラーパネル10の発電電力を用いて補機バッテリ40を好適に充電することができる。
[参考例]
上記実施形態では、キャパシタ24による中間電圧Vmを、最初に補機バッテリ40の電圧に基づく所定の値(例えば、11V)になるまで充電し、その後、ソーラーパネル10の発電電力を用いて目標電圧Vt(例えば、28V)まで充電する、段階的なプリチャージの手法を説明した。しかし、この手法に代えて、パネル電圧Vpが最低電圧Vc以上となってスイッチ回路25を遮断状態から導通状態に切り替えたときに、補機DCDCコンバータ22を昇圧動作させてもよい。このように補機DCDCコンバータ22を昇圧動作させれば、補機バッテリ40の電圧(例えば、12V)を目標電圧Vt(例えば、28V)まで昇圧させてキャパシタ24を充電することができるため、段階的にプリチャージを実施する必要がなくなる。
本発明のソーラー充電システムは、ハイブリッド自動車(HV)や電気自動車(EV)などに搭載されて利用可能である。
1 ソーラー充電システム
10 ソーラーパネル
20 ソーラー充電ECU
21 ソーラーDCDCコンバータ
22 補機DCDCコンバータ
23 高圧DCDCコンバータ
24 キャパシタ
25 スイッチ回路
26 マイコン
27 電源回路
30 高圧バッテリ
40 補機バッテリ

Claims (1)

  1. ソーラーパネルと、
    バッテリと、
    前記ソーラーパネルと前記バッテリとを直列に接続する第1のDCDCコンバータ及び第2のDCDCコンバータと、
    前記第1のDCDCコンバータと前記第2のDCDCコンバータとの間に接続されるキャパシタと、
    前記第1のDCDCコンバータ及び前記第2のDCDCコンバータを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記ソーラーパネルが発電している場合、
    前記第2のDCDCコンバータを制御して、前記バッテリの電力で前記キャパシタの電圧を第1の電圧まで上昇させ、
    前記キャパシタの電圧が前記第1の電圧まで上昇した後、前記第1のDCDCコンバータを制御して、前記ソーラーパネルの発電電力で前記キャパシタの電圧を前記第1の電圧より大きい第2の電圧まで上昇させ、
    前記キャパシタの電圧が前記第2の電圧まで上昇した後、前記第1のDCDCコンバータ及び前記第2のDCDCコンバータを制御して、前記ソーラーパネルの発電電力を用いて前記バッテリを充電する、
    ソーラー充電システム。
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