JP7301701B2 - 制御装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

制御装置、制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、制御装置、制御方法およびプログラムに関する。
PID制御は、機械のフィードバック制御の手法として一般的である。PID制御では、出力値と目標値との偏差(P)、偏差の時間積分(I)、および偏差の微分(D)のそれぞれに比例して入力値が決定される。偏差、積分、および微分のそれぞれの成分の係数であるゲインK,K,Kを適切に設定して入力値を決定することによって、出力値を安定的かつ迅速に目標値に追従させることができる。
上記のようなPID制御におけるゲインは、制御対象の特性によって可変にすることもできる。例えば特許文献1には、リニアモーターによるウエハステージ制御系において、ステージ位置に依存した複数のゲインテーブルを設定し、ステージの移動方向に応じてゲインテーブルを使い分けることによって、ステージ可動範囲の端部で制御特性が悪化するのを防ぐ技術が記載されている。
特開平9-74059号公報
近年、例えばロボットのような移動体に搭載される駆動部について上記のようなPID制御を実施することが多くなっている。移動体が自律的に動作する場合、様々な状況に応じてPID制御のゲインのような駆動部の制御パラメータを自動的かつ適切に設定することが好ましいが、そのような手法は未だ提案されていない。
そこで、本発明は、駆動部を有する移動体において、様々な状況に対して駆動部の制御パラメータを自動的かつ適切に設定することを可能にする制御装置、制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
[1]駆動部を有する移動体の状態を示す少なくとも1つの検出値を取得する検出値取得部と、
少なくとも1つの検出値に基づいて駆動部の制御パラメータの少なくとも一部を選択する制御パラメータ選択部と、
選択された制御パラメータを用いて駆動部の制御入力値を決定する駆動制御部と
を備える制御装置。
[2]制御パラメータは、PID制御のゲインである、[1]に記載の制御装置。
[3]検出値取得部は、移動体の姿勢を示すセンサの検出値を取得し、
制御パラメータ選択部は、移動体の姿勢が第1の姿勢である場合と第2の姿勢である場合とで異なる制御パラメータを選択する、[1]または[2]に記載の制御装置。
[4]第1の姿勢は、移動体が転倒した姿勢であり、
第2の姿勢は、移動体が転倒していない姿勢である、[3]に記載の制御装置。
[5]駆動部は、移動体の肢部に含まれ、
検出値は、肢部への載荷量を示し、
制御パラメータ選択部は、載荷量が閾値を超える場合と超えない場合とで異なる制御パラメータを選択する、[1]から[4]のいずれか1項に記載の制御装置。
[6]駆動部は、移動体の肢部に含まれ、
検出値は、肢部へのアタッチメントの取り付けを示し、
制御パラメータ選択部は、検出値が取得された場合と取得されない場合とで異なる制御パラメータを選択する、[1]から[5]のいずれか1項に記載の制御装置。
[7]検出値は、駆動部に接続される電源の状態を示し、
制御パラメータ選択部は、電源の状態に応じて制御パラメータを選択する、[1]から[6]のいずれか1項に記載の制御装置。
[8]検出値は、移動体に搭載されたカメラが取得した画像の認識結果を含み、
制御パラメータ選択部は、画像の認識結果に基づいて制御パラメータを選択する、[1]から[7]のいずれか1項に記載の制御装置。
[9]制御パラメータ選択部は、画像から障害物が認識された場合と画像から障害物が認識されなかった場合とで異なる制御パラメータを選択する、[8]に記載の制御装置。
[10]駆動部を有する移動体の状態を示す検出値を取得するステップと、
少なくとも1つの検出値に基づいて駆動部の制御パラメータの少なくとも一部を選択するステップと、
選択された制御パラメータを用いて駆動部の制御入力値を決定するステップと
を含む制御方法。
[11]駆動部を有する移動体の状態を示す検出値を取得する機能と、
少なくとも1つの検出値に基づいて駆動部の制御パラメータの少なくとも一部を選択する機能と、
選択された制御パラメータを用いて駆動部の制御入力値を決定する機能と
をプロセッサに実現させるためのプログラム。
上記の構成によれば、駆動部を有する移動体において、様々な状況に対して駆動部の制御パラメータを自動的かつ適切に設定することができる。
本発明の一実施形態に係るロボットのハードウェア構成例を示す図である。 図1に示されたモータの制御に関する機能部分の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態においてゲインを選択する処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態においてゲインを選択する処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態においてゲインを選択する処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態においてゲインを選択する処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態においてゲインを選択する処理の例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係るロボットのハードウェア構成例を示す図である。図1に示されるように、ロボット10は、本体部12に搭載される制御装置100を有する。制御装置100は、演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)110、RAM(Random Access Memory)120、ROM(Read Only Memory)130、および外部メモリ140などを含む。制御装置100は、カメラ21が取得した画像データ、マイクロフォン22が取得した音声データ、または通信インターフェース24が受信したコマンド信号などに応じてロボット10の動作を決定する。カメラ21、マイクロフォン22、および通信インターフェース24は、バスインターフェース150を介して制御装置100に接続される。
制御装置100は、決定された動作が実行されるように、ロボット10の各部を制御する。具体的には、制御装置100は、決定された動作が実行されるように、腕部13L,13R、手部14L,14R、脚部15L,15R、および足部16L,16Rの関節部を回転駆動するモータ30を制御する。図示されていないが、頭部11および本体部12にもモータ30によって駆動される関節部が設けられてもよい。このとき、制御装置100は、距離計測センサ(図示せず)、慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)25、接地センサ26、荷重センサ(図示せず)、電源制御装置27の検出値を必要に応じて参照する。モータ30、距離計測センサ、IMU25、接地センサ26、荷重センサ、および電源制御装置27は、バスインターフェース150を介して制御装置100に接続される。
例えば、制御装置100のCPU110は、ROM130または外部メモリ140に格納された制御パターンから決定された動作に対応するパターンを選択し、選択されたパターンに従って足部運動、ZMP(Zero Moment Point)軌道、体幹運動、上肢運動、腰部水平位置および高さなどを設定し、これらの設定値に従ってモータ30を制御する。以下で説明するように、CPU110はセンサの検出値に応じてモータ30を制御する。
図2は、図1に示されたモータの制御に関する機能部分の構成を示すブロック図である。図示されているように、制御装置100は、CPU110(プロセッサ)がROM130または外部メモリ140に格納されたプログラムに従って動作することによって実現される機能部分として検出値取得部111、ゲイン選択部112、およびPID制御部113を含む。また、ROM130または外部メモリ140には、PID制御のゲインテーブル131が格納される。モータ30は、制御装置100から制御信号を受信したドライバ31によって駆動される。また、モータ30の回転に伴ってエンコーダ32から出力されるパルス信号が制御装置100に送信される。以下、各部の機能についてさらに説明する。
検出値取得部111は、ロボット10の状態を示す少なくとも1つの検出値を取得する。ここで、ロボット10は、駆動部であるモータ30を有する移動体の例である。検出値取得部111は、例えば、図1を参照して説明したIMU25、接地センサ26、または電源制御装置27の検出値を取得する。図1には示していないが、検出値取得部111は、ロボット10に搭載された距離計測センサ、荷重センサ、または例えばロボット10の腕部13L,13Rや足部16L,16Rなどへのアタッチメントの取り付けを検出するセンサの検出値を取得してもよい。また、検出値取得部111は、カメラ21が取得した画像データ、またはマイクロフォン22が取得した音声データを取得してもよい。
ゲイン選択部112は、検出値取得部111が取得した少なくとも1つの検出値に基づいて、モータ30のPID制御のゲインの少なくとも一部を選択する。ここで、PID制御のゲインの一部を選択することは、例えば偏差、積分、および微分のそれぞれの成分の係数であるゲインK,K,Kのいずれかのみを選択することを含む。ゲイン選択部112は、ゲインK,K,Kのすべてを検出値に基づいて選択してもよい。また、ゲインK,K,Kのそれぞれが基本値と基本値に対する調整値とを含み、ゲイン選択部112はゲインK,K,Kの少なくともいずれかの調整値のみを選択してもよい。本実施形態において、ゲイン選択部112は、ゲインテーブル131に従ってゲインを選択する。ゲインテーブル131は選択可能なゲインK,K,Kの複数のセットを含み、ゲイン選択部112は検出値取得部111が取得した検出値に応じてゲインK,K,Kのセットを選択する。他の実施形態において、ゲイン選択部112は、検出値取得部111が取得した検出値からゲインK,K,Kの少なくともいずれかを算出するための関数に従ってゲインを選択してもよい。
PID制御部113は、ゲイン選択部112によって選択されたゲインを用いて、モータ30の制御入力値を決定する。既に説明したように、PID制御では出力値と目標値との偏差(P)、偏差の時間積分(I)、および偏差の微分(D)のそれぞれに比例して制御入力値が決定される。PID制御部113は、エンコーダ32から出力されるパルス信号から検出されるモータ30の回転角度を出力値として、出力値が制御装置100の他の機能部分によって決定された目標値に到達するように制御入力値を決定する。このようにして決定された制御入力値を含む制御信号がドライバ31に送信されることによって、モータ30が適切な回転角度で駆動される。
図3から図7は、本発明の一実施形態においてゲインを選択する処理の例を示すフローチャートである。本実施形態では、これらの例のいずれか1つ、または複数を組み合わせてPID制御のゲインが選択される。
図3に示された例では、ゲイン選択部112が、ロボット10の姿勢に応じてPID制御のゲインを選択する。具体的には、この例において、検出値取得部111はロボット10の姿勢を示すセンサの検出値を取得する(ステップS101)。ロボット10の姿勢は、例えばIMU25や接地センサ26、荷重センサなどの検出値によって示される。ゲイン選択部112は、検出値に基づいて、ロボット10の姿勢が第1の姿勢であるか否かを判定し(ステップS102)、姿勢が第1の姿勢である場合には第1のゲインを選択する(ステップS103)。姿勢が第1の姿勢ではない場合、ゲイン選択部112は第2のゲインを選択する(ステップS104)。
上記の例において、ゲイン選択部112は、ロボット10の姿勢が第1の姿勢である場合と第2の姿勢である(つまり、第1の姿勢ではない)場合とで異なるゲインを選択する。例えば、第1の姿勢はロボット10が転倒した姿勢であり、第2の姿勢はロボット10が転倒していない姿勢であってもよい。この場合、ロボット10が転倒した場合には想定外の動きによって部品に損傷を与えないために、比較的弱いゲインを選択して制御入力値の急激な変化を避ける。一方、ロボット10が転倒していない通常の場合には、比較的強いゲインを選択して出力値が迅速に目標値に追従できるようにする。
図4に示された例では、ゲイン選択部112が、ロボット10の肢部への載荷量に応じてPID制御のゲインを選択する。ロボット10の肢部は、例えば図1に示された腕部13L,13R、手部14L,14R、脚部15L,15R、および足部16L,16Rなどであり、腕部13L,13Rや手部14L,14Rで物体を保持したり、脚部15L,15Rや足部16L,16Rで本体部12を支持したりすることによって載荷が発生する。具体的には、この例において、検出値取得部111はロボット10の肢部への載荷量を示すセンサの検出値を取得する(ステップS201)。肢部への載荷量は、例えば関節部に配置された荷重センサによって検出することができる。ゲイン選択部112は、検出値に基づいて、肢部への載荷量が閾値を超えるか否かを判定し(ステップS202)、載荷量が閾値を超える場合には第1のゲインを選択する(ステップS203)。載荷量が閾値を超えない場合、ゲイン選択部112は第2のゲインを選択する(ステップS204)。
上記の例において、ゲイン選択部112は、ロボット10の肢部への載荷量が閾値を超える場合と超えない場合とで異なるゲインを選択する。例えば、肢部への載荷量が大きい場合には比較的弱いゲインを選択して制御入力値の急激な変化を避け、肢部の急な動きによって保持されている物体、または肢部が支持している本体部12が不安定な動きをするのを防止してもよい。また、肢部への載荷量が小さい場合には比較的強いゲインを選択して出力値が迅速に目標値に追従できるようにしてもよい。
図5に示された例では、ゲイン選択部112が、ロボット10の肢部へのアタッチメントの取り付けの有無に応じてPID制御のゲインを選択する。上記の通り、ロボット10の肢部は、例えば図1に示された腕部13L,13R、手部14L,14R、脚部15L,15R、および足部16L,16Rなどである。具体的には、この例において、検出値取得部111はロボット10の肢部へのアタッチメントの取り付けを示すセンサの検出値を待ち受ける(ステップS301)。アタッチメントの取り付けを検出するセンサは、例えばアタッチメントとの係合部に配置されるスイッチのようなものであってもよい。ゲイン選択部112は、検出値取得部111によって検出値が取得されたか否かを判定し(ステップS302)、検出値が取得された場合には第1のゲインを選択する(ステップS303)。検出値が取得されない場合、ゲイン選択部112は第2のゲインを選択する(ステップS304)。
肢部にアタッチメントを取り付けると、肢部にかかる荷重が変化するため、ドライバ31への制御入力値に対するモータ30の出力値の応答特性も変化する。この例では、アタッチメントの取り付けを検出するセンサの検出値を用いて、応答特性の変化に応じた適切なPID制御のゲインを選択することが可能である。上記で図4を参照して説明したような肢部への載荷量の検出によって同様のゲインの選択をすることも可能であるが、例えばアタッチメントの取り付け位置が決まっている場合には簡易な構造のセンサで検出が可能であり、またアタッチメントの形状や重量が既知である場合には適切なゲインを予め設定することができるため、図5のような例を採用してもよい。
図6に示された例では、ゲイン選択部112が、ロボット10の電源の状態を示す検出値に応じてPID制御のゲインを選択する。具体的には、この例において、検出値取得部111はロボット10の電源の状態を示すセンサの検出値を取得する(ステップS401)。電源の状態は、例えば電源制御装置27の検出値によって示される。検出値は、例えば外部電源の接続の有無や、バッテリーの残量などを示してもよい。ゲイン選択部112は、検出値に基づいて、省電力が必要であるか否かを判定し(ステップS402)、省電力が必要である場合には第1のゲインを選択する(ステップS403)。省電力が必要ではない場合、ゲイン選択部112は第2のゲインを選択する(ステップS404)。省電力が必要であるか否かは、例えば外部電源の接続の有無、およびバッテリーの残量が閾値を超えているか否かに基づいて判定されてもよい。
上記の例において、ゲイン選択部112は、ロボット10に接続される電源の状態に応じてゲインを選択する。例えば、省電力が必要な場合には比較的弱いゲインを選択してモータ30の消費電力を抑制することによって、電源の残量が限られる場合により長くロボット10を動作させることができる。また、省電力が必要ではない場合には、比較的強いゲインを選択して出力値が迅速に目標値に追従できるようにしてもよい。
図7に示された例では、ゲイン選択部112が、ロボット10に搭載されたカメラが取得した画像の認識結果に基づいてPID制御のゲインを選択する。具体的には、この例において、検出値取得部111はロボット10に搭載されたカメラ21が取得した画像の認識結果を取得する(ステップS501)。画像の認識結果は、例えばロボット10の視界に存在する物体の検出結果であってもよい。画像認識は、例えばCPU110の他の機能部分で実行されてもよい。画像の認識結果も、ロボット10の状態を示す検出値の例である。ゲイン選択部112は、画像の認識結果に基づいて、障害物が認識されたか否かを判定し(ステップS502)、障害物が認識された場合には第1のゲインを選択する(ステップS503)。障害物が認識されなかった場合、ゲイン選択部112は第2のゲインを選択する(ステップS504)。障害物は、例えば、ロボット10の視界内で検出された物体のうち、ロボット10の予定される進路に干渉するものとして定義されてもよい。
上記の例において、ゲイン選択部112は、カメラ21が取得した画像から障害物が認識された場合と画像から障害物が認識されなかった場合とで異なるゲインを選択する。例えば、障害物が認識された場合には比較的弱いゲインを選択して制御入力値の急激な変化を避け、ロボット10が障害物に接触したときの想定外の動きに備えてもよい。障害物に対する回避行動が実施される場合も、障害物の位置検出の誤差によってロボット10が障害物に接触する可能性はあるため、上記のようなゲインの選択をすることが有用でありうる。また、障害物が認識されなかった場合には比較的強いゲインを選択して出力値が迅速に目標値に追従できるようにしてもよい。
上記で説明したような本発明の一実施形態の構成によれば、駆動部としてモータ30を有する移動体であるロボット10において、様々な状況に対してPID制御のゲインを自動的かつ適切に設定することができる。なお、上記の例では回転駆動するモータ30の回転角度について出力値および目標値が定義されたが、他の実施形態では、モータは必ずしも回転駆動せず、例えば直線駆動してもよい。この場合、モータの移動量などの動作量について出力値および目標値が定義される。また、モータが回転駆動する場合であっても、回転角度以外の動作量について出力値および目標値が定義されてもよい。また、本発明の実施形態は、上記の例のようなロボットに限らず、駆動部を有する各種の移動体に適用可能である。
また、上記の例ではモータ30のPID制御のゲインが検出値に基づいて選択されたが、他の駆動部の制御パラメータが検出値に基づいて選択されてもよい。つまり、上記の実施形態におけるゲイン選択部112は、少なくとも1つの検出値に基づいて駆動部の制御パラメータの少なくとも一部を選択する制御パラメータ選択部の例であり、PID制御部113は、選択された制御パラメータを用いて駆動部の制御入力値を決定する駆動制御部の例である。様々な状況に対して駆動部の制御パラメータを自動的かつ適切に設定することによって、移動体に状況に応じたより適切な動きをさせることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10…ロボット、11…頭部、12…本体部、13L,13R…腕部、14L,14R…手部、15L,15R…脚部、16L,16R…足部、21…カメラ、22…マイクロフォン、24…通信インターフェース、25…IMU、26…接地センサ、27…電源制御装置、30…モータ、31…ドライバ、32…エンコーダ、100…制御装置、110…CPU、111…検出値取得部、112…ゲイン選択部、113…PID制御部、120…RAM、130…ROM、131…ゲインテーブル、140…外部メモリ、150…バスインターフェース。

Claims (12)

  1. 少なくとも脚部の関節部を駆動する駆動部を有するロボットの状態を示す少なくとも1つの検出値を取得する検出値取得部と、
    前記少なくとも1つの検出値に基づいて前記駆動部の制御パラメータの少なくとも一部を選択する制御パラメータ選択部と、
    前記選択された制御パラメータを用いて前記駆動部の制御入力値を決定する駆動制御部と
    を備え
    前記駆動部は、前記ロボットの肢部に含まれ、
    前記検出値は、前記肢部への載荷量を示し、
    前記制御パラメータ選択部は、前記載荷量が閾値を超える場合と超えない場合とで異なる前記制御パラメータを選択する制御装置。
  2. 少なくとも脚部の関節部を駆動する駆動部を有するロボットの状態を示す少なくとも1つの検出値を取得する検出値取得部と、
    前記少なくとも1つの検出値に基づいて前記駆動部の制御パラメータの少なくとも一部を選択する制御パラメータ選択部と、
    前記選択された制御パラメータを用いて前記駆動部の制御入力値を決定する駆動制御部と
    を備え、
    前記駆動部は、前記ロボットの肢部に含まれ、
    前記検出値は、前記肢部へのアタッチメントの取り付けを示し、
    前記制御パラメータ選択部は、前記検出値が取得された場合と取得されない場合とで異なる前記制御パラメータを選択する制御装置。
  3. 前記制御パラメータは、PID制御のゲインである、請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記検出値取得部は、前記ロボットの姿勢を示すセンサの検出値を取得し、
    前記制御パラメータ選択部は、前記ロボットの姿勢が第1の姿勢である場合と第2の姿勢である場合とで異なる前記制御パラメータを選択する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記第1の姿勢は、前記ロボットが転倒した姿勢であり、
    前記第2の姿勢は、前記ロボットが転倒していない姿勢である、請求項に記載の制御装置。
  6. 前記検出値は、前記駆動部に接続される電源の状態を示し、
    前記制御パラメータ選択部は、前記電源の状態に応じて前記制御パラメータを選択する、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記検出値は、前記ロボットに搭載されたカメラが取得した画像の認識結果を含み、
    前記制御パラメータ選択部は、前記画像の認識結果に基づいて前記制御パラメータを選択する、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記制御パラメータ選択部は、前記画像から障害物が認識された場合と前記画像から障害物が認識されなかった場合とで異なる前記制御パラメータを選択する、請求項に記載の制御装置。
  9. 少なくとも脚部の関節部を駆動する駆動部を有するロボットの状態を示す検出値を取得するステップと、
    前記少なくとも1つの検出値に基づいて前記駆動部の制御パラメータの少なくとも一部を選択するステップと、
    前記選択された制御パラメータを用いて前記駆動部の制御入力値を決定するステップと
    を含み、
    前記駆動部は、前記ロボットの肢部に含まれ、
    前記検出値は、前記肢部への載荷量を示し、
    前記制御パラメータの少なくとも一部を選択するステップでは、前記載荷量が閾値を超える場合と超えない場合とで異なる前記制御パラメータを選択する制御方法。
  10. 少なくとも脚部の関節部を駆動する駆動部を有するロボットの状態を示す検出値を取得するステップと、
    前記少なくとも1つの検出値に基づいて前記駆動部の制御パラメータの少なくとも一部を選択するステップと、
    前記選択された制御パラメータを用いて前記駆動部の制御入力値を決定するステップと
    を含み、
    前記駆動部は、前記ロボットの肢部に含まれ、
    前記検出値は、前記肢部へのアタッチメントの取り付けを示し、
    前記制御パラメータの少なくとも一部を選択するステップでは、前記検出値が取得された場合と取得されない場合とで異なる前記制御パラメータを選択する制御方法。
  11. 少なくとも脚部の関節部を駆動する駆動部を有するロボットの状態を示す検出値を取得する機能と、
    前記少なくとも1つの検出値に基づいて前記駆動部の制御パラメータの少なくとも一部を選択する機能と、
    前記選択された制御パラメータを用いて前記駆動部の制御入力値を決定する機能と
    をプロセッサに実現させるためのプログラムであって、
    前記駆動部は、前記ロボットの肢部に含まれ、
    前記検出値は、前記肢部への載荷量を示し、
    前記制御パラメータの少なくとも一部を選択する機能は、前記載荷量が閾値を超える場合と超えない場合とで異なる前記制御パラメータを選択するプログラム
  12. 少なくとも脚部の関節部を駆動する駆動部を有するロボットの状態を示す検出値を取得する機能と、
    前記少なくとも1つの検出値に基づいて前記駆動部の制御パラメータの少なくとも一部を選択する機能と、
    前記選択された制御パラメータを用いて前記駆動部の制御入力値を決定する機能と
    をプロセッサに実現させるためのプログラムであって、
    前記駆動部は、前記ロボットの肢部に含まれ、
    前記検出値は、前記肢部へのアタッチメントの取り付けを示し、
    前記制御パラメータの少なくとも一部を選択する機能は、前記検出値が取得された場合と取得されない場合とで異なる前記制御パラメータを選択するプログラム。
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