JP5181957B2 - ロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラム - Google Patents

ロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5181957B2
JP5181957B2 JP2008236611A JP2008236611A JP5181957B2 JP 5181957 B2 JP5181957 B2 JP 5181957B2 JP 2008236611 A JP2008236611 A JP 2008236611A JP 2008236611 A JP2008236611 A JP 2008236611A JP 5181957 B2 JP5181957 B2 JP 5181957B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
leg
obstacle
sole
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008236611A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010069546A (ja
Inventor
リアド ゼイル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008236611A priority Critical patent/JP5181957B2/ja
Priority to US12/560,057 priority patent/US8326459B2/en
Publication of JP2010069546A publication Critical patent/JP2010069546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5181957B2 publication Critical patent/JP5181957B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D57/00Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track
    • B62D57/02Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track with ground-engaging propulsion means, e.g. walking members
    • B62D57/032Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track with ground-engaging propulsion means, e.g. walking members with alternately or sequentially lifted supporting base and legs; with alternately or sequentially lifted feet or skid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

この発明は、ロボットの歩行を制御するロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラムに関し、特に、スイングした脚の着地点に置かれた障害物からの反力が足裏のどこに働いてもロボットの転倒を防ぐことができるロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラムに関するものである。
近年、ヒューマノイドロボット、特にヒューマノイドロボットの歩行は数多くの研究者の注意を引いている。このヒューマノイドロボットの歩行に関する研究の大部分は、ZMP(Zero Moment Point)規範を用いている。このZMP規範は、支持多角形の内部にZMPを留めるように制御する。このアプローチでは、ヒューマノイドロボットやロボットの周囲環境を正確にモデリングし、微分方程式を解くことになる。ところが、このモデリングはアンノウンな要素がある場合には難しくなる。さらに、微分方程式を解くのに時間がかかるため、リアルタイム制御は困難なものとなる。
ひとつのアプローチとして、ZMP規範を用いない方法がある。たとえば、ロボットの可動部の周期運動を利用して、ロボットの姿勢が安定するよう周期運動の位相を調節する従来技術がある(特許文献1を参照)。ここで、可動部とは、ロボットの脚や腕である。
また、ヒューマノイドロボットやロボットの周囲環境のモデリングを不要としつつ、ヒューマノイドロボットがさまざまな運動を安定して行うことができるよう効率的に制御することができる技術が特許文献2に記載されている。
また、ヒューマノイドロボットが歩行中にロボットの脚が着地する地点に置かれた障害物を検出すると、ヒューマノイドロボットの転倒を防ぐとともに、ヒューマノイドロボットを安定した状態に戻す反射制御技術が特許文献3に記載されている。この特許文献3に記載された反射制御では、支持脚へのローリング動作とスイングした脚をスイング前の位置に戻すことによってヒューマノイドロボットを安定した状態に戻すようにしている。
特開2005−96068号公報 特開2007−175809号公報 特開2008−93757号公報
しかしながら、特許文献3に記載された反射制御だけでは、ヒューマノイドロボットがスイングした脚の足裏に障害物が及ぼす力の場所が悪い場合には、ヒューマノイドロボットの転倒を防ぐことができないという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、スイングした脚の着地点に置かれた障害物からの反力が足裏のどこに働いてもロボットの転倒を防止することができるロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一つの態様では、ロボット制御装置が、ロボットが転倒することなく単独で立っている参照姿勢を少なくとも含む複数の異なる時点の姿勢に基づいて制御情報を生成し、ロボットが予め定められた歩行動作を行うように制御する歩行動作制御手段と、前記歩行動作制御手段により制御されるロボットの脚が着地する場所に置かれた障害物の存在を足裏に設けられた力センサの出力に基づいて検出する障害物検出手段と、前記障害物検出手段により障害物が検出されると、足裏に設けられた力センサの出力に基づいて障害物からの反力が足裏に働く場所が安定領域内であるか否かを判定する安定不安定判定手段と、前記安定不安定判定手段により不安定であると判定された場合に、障害物に接触した脚の足首にピッチング動作またはローリング動作を足裏に設けられた力センサの出力に基づいて行わせて安定領域を拡張した後に、当該脚を伸ばしてZMPが支持脚の平衡点に収束するように制御する反射制御手段とを備える。
この態様によれば、ロボットが転倒することなく単独で立っている参照姿勢を少なくとも含む複数の異なる時点の姿勢に基づいて制御情報を生成し、ロボットが予め定められた歩行動作を行うように制御し、制御するロボットの脚が着地する場所に置かれた障害物の存在を足裏に設けられた力センサの出力に基づいて検出すると、足裏に設けられた力センサの出力に基づいて障害物からの反力が足裏に働く場所が安定領域内であるか否かを判定し、不安定であると判定した場合に、障害物に接触した脚の足首にピッチング動作またはローリング動作を足裏に設けられた力センサの出力に基づいて行わせて安定領域を拡張した後に、当該脚を伸ばしてZMPが支持脚の平衡点に収束するように制御することとしたので、障害物により不安定な状態になったロボットを安定な状態に戻すことができる。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも上述した課題を解決するために有効である。
本発明の一つの態様によれば、スイング脚が着地する場所に置かれた障害物によって不安定な状態になったロボットの転倒を防ぐことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、ここでは、2本脚のヒューマノイドロボットをロボットの例として取り上げるが、4本脚のロボットなど、その他のロボットに対して本発明を適用することとしてもよい。
図1は、本実施例に係るロボット歩行を説明する図である。ここで、ロボットの右脚は実線で、ロボットの左脚は点線で表されている。ここでは、あらかじめロボットの歩行運動中のさまざまな姿勢を定義する複数のフレームPiがロボット制御装置に設定される。正確には、フレームはロボットの関節の角度などのパラメータを定義する。
図1では、P0からP11までの12のフレームが設定されている。ただし、このフレーム数は任意である。フレームP0は、ロボットが倒れることなく単独で立っている歩行前の姿勢を表している。フレームP1,P6,P11は、ロボットが倒れることなく単独で立って、動かないでいる姿勢である。
たとえば、フレームP6では、ロボットのリニア速度は0であり、ロボットは左脚のみで立っており、歩幅は0である。フレームP1とフレームP11のロボットの状態は同じである。すなわち、これらのフレームP1,P11においては、ロボットのリニア速度は0であり、ロボットは右脚のみで立っており、歩幅は0となっている。歩幅が0とは、ロボットの両脚が揃っていることを意味する。フレームP1,P6,P11においては、ロボットは単独で立っており、また、歩幅は0であるので、これらのフレームをリファレンスフレームと呼ぶこととする。
あるフレームから別のフレームへの切り替えは、すべての介在するフレームの姿勢を補間することにより行われる。また、リファレンスフレーム以外のフレームにおける各姿勢は大まかに定義されたものであり、これらの各姿勢は歩行が安定的に行われるように適宜修正される。
図2は、各フレームP0〜P11の状態遷移図である。ロボットの状態は、フレームP0からリファレンスフレームP1(リファレンスフレームP11と同じ)あるいはリファレンスフレームP6に遷移する。また、ロボットの状態は、リファレンスフレームP1あるいはリファレンスフレームP6からフレームP0に遷移することもできる。図1の例では、まず、フレームP0からリファレンスフレームP1にロボットの状態が遷移する。その後、ロボットの状態は、リファレンスフレームP2からリファレンスフレームP10を経由してリファレンスフレームP11に遷移する。
このように、ロボットが転倒することなく単独で立っているリファレンスフレームを含むフレーム情報を取得し、ロボットの動作がリファレンスフレームの姿勢となるようフレームP0〜P11の間で姿勢を補間することにより、ロボットの状態が制御される。その結果、たとえロボットの姿勢が不安定になった場合でも、リファレンスフレームでは姿勢が安定な状態となる。すなわち、ロボットは歩行運動を安定して継続することができる。
また、リファレンスフレームP6,P11では、ロボットは歩行を停止し、安定して立っている状態なので、それ以降の歩行の歩幅を変更したり、歩行する方向を変更したり、あるいは、歩行以外の運動を開始したりすることが容易にできる。
図3は、本実施例に係るロボットの概略図である。本実施例に係るロボットは、胴体20、胴体に備えられたジャイロセンサ60、右脚30Rおよび左脚30Lの2本の脚を有する。また、各脚は6つの関節を有する。すなわち、各脚の自由度は6である。なお、関節の数は任意である。
関節は、ピッチ腰関節10、右ヨー股関節11R、左ヨー股関節11L、右ロール股関節12R、左ロール股関節12L、右ピッチ股関節13R、左ピッチ股関節13L、右ピッチ膝関節14R、左ピッチ膝関節14L、右ピッチ足首関節15R、左ピッチ足首関節15L、右ロール足首関節16R、左ロール足首関節16Lを含む。各関節には、モータ(図示せず)が組み込まれている。各関節のモータは、それぞれの関節の動きを制御する。また、各関節には位置センサ(図示せず)が組み込まれている。各関節の位置センサは、それぞれの関節の動き、具体的には回転角度を検出する。
ピッチ腰関節10は、胴体20の前後の動き(ピッチング)を制御する。右ヨー股関節11Rおよび左ヨー股関節11Lは、それぞれの脚の付け根部分におけるロボットの左右に回転する動き(ヨーイング)を生じさせる。
右ロール股関節12Rおよび左ロール股関節12Lは、それぞれの脚の付け根部分におけるロボットの横向きの回転(ローリング)を生じさせる。右ピッチ股関節13Rおよび左ピッチ股関節13Lは、それぞれの脚の付け根部分におけるロボットの前後の回転(ピッチング)を生じさせる。
また、右ピッチ膝関節14Rおよび左ピッチ膝関節14Lは、それぞれの膝部分におけるロボットの前後の動き(ピッチング)を生じさせる。右ピッチ足首関節15Rおよび左ピッチ足首関節15Lは、それぞれの足首部分におけるロボットの前後の動き(ピッチング)を生じさせる。右ロール足首関節16Rおよび左ロール足首関節16Lは、それぞれの足首部分におけるロボットの横向きの動き(ローリング)を生じさせる。
また、それぞれの脚には、足裏が取り付けられている。図3には、左脚30Lに取り付けられた足裏40が示されている。それぞれの足裏には、4つの力センサが組み込まれている。なお、力センサの数は任意である。図3には、足裏40に備えられた力センサ50a〜50dが示されている。これらの力センサは、足裏40が床面から受ける反力を測定する。力センサにより測定された反力は、ロボットの動きのコンプライアンス制御およびフィードバック制御に用いられる。
ジャイロセンサ60は、横向き(ローリング)方向および前後(ピッチング)方向の胴体20の回転角度を測定する。ジャイロセンサ60により測定された回転角度は、ロボットの動きのフィードバック制御に用いられる。
図4は、ロボットの歩行運動を説明するタイムチャートである。時間t0で、右ロール股関節12R、左ロール股関節12L、右ロール足首関節16R、左ロール足首関節16Lは、左脚を持ち上げるため、両脚をロボットの右側に傾けるローリングの動作を行う。この動作を行う場合、右ロール股関節12R、左ロール股関節12L、右ロール足首関節16R、左ロール足首関節16Lの動きは、ギアバックラッシュ補償の分だけわずかに異なるものとなる。
ローリング動作の振幅は、試行錯誤により決定される。あるいは、ローリング動作の振幅は、胴体20のローリング角の評価関数が最小となるようにフィードバック制御を行うことにより決定される。
時間t1では、右ロール股関節12R、左ロール股関節12L、右ロール足首関節16R、左ロール足首関節16Lはローリングの動作を停止する。そして、左脚を持ち上げるため、すなわち、左脚のリフティング操作を行うため、左ピッチ膝関節14Lは、左脚を縮めるように回転し、左ピッチ足首関節15Lは、左足首を縮めるように回転する。
時間t2では、左ピッチ膝関節14Lおよび左ピッチ足首関節15Lはリフティングの動作を停止する。そして、右ピッチ股関節13Rおよび右ピッチ足首関節15Rは回転して、胴体20が前方に移動するようピッチングの動作を行う。
時間t2と時間t3の間では、右ピッチ股関節13Rおよび右ピッチ足首関節15Rは、ピッチングの動作を停止する。
時間t3では、左ピッチ膝関節14Lは、左脚を床面に着地させるため、左脚を伸ばすように回転し、左ピッチ足首関節15Lは、左足首を伸ばすように回転する。
時間t4では、左脚が床面に着地する。加えて、右ロール股関節12R、左ロール股関節12L、右ロール足首関節16R、左ロール足首関節16Lは、右脚を持ち上げるため、両脚をロボットの左側に傾けるローリングの動作を行う。さらに、右ピッチ股関節13Rおよび右ピッチ足首関節15Rは、元の状態、すなわち、時間t2における状態に戻るように回転する。さらに、右脚を前方に振り出すため、左ピッチ股関節13Lおよび左ピッチ足首関節15Lは回転して、胴体20が前方に移動するようピッチングの動作を行う。
時間t4と時間t5の間では、右ピッチ股関節13Rおよび右ピッチ足首関節15Rは元の状態に戻るとともに、左ピッチ股関節13Lおよび左ピッチ足首関節15Lはピッチングの動作を停止する。
そして、時間t5では、右ロール股関節12R、左ロール股関節12L、右ロール足首関節16R、左ロール足首関節16Lはローリングの動作を停止する。さらに、右脚を持ち上げるため、すなわち、右脚のリフティング操作を行うため、右ピッチ膝関節14Rは、右脚を縮めるように回転し、右ピッチ足首関節15Rは、右足首を縮めるように回転する。
時間t6では、右ピッチ膝関節14Rおよび右ピッチ足首関節15Rはリフティングの動作を停止する。さらに、左ピッチ股関節13Lおよび左ピッチ足首関節15Lは、元の状態、すなわち、時間t4における状態に戻るように回転する。その結果、ロボットの姿勢が、リファレンスフレームP6で定義される姿勢に設定される。
時間t6と時間t7の間では、左ピッチ股関節13Lおよび左ピッチ足首関節15Lは元の状態に復帰する。その結果、ロボットの姿勢が、リファレンスフレームP6で定義される姿勢に設定される。すなわち、ロボットのリニア速度は0であり、ロボットは左脚のみで立っており、歩幅は0となる。
時間t7では、右脚を前方に振り出すため、左ピッチ股関節13Lおよび左ピッチ足首関節15Lは回転して、胴体20が前方に移動するようピッチングの動作を行う。
時間t7と時間t8の間では、左ピッチ股関節13Lおよび左ピッチ足首関節15Lは、ピッチングの動作を停止する。時間t8では、右脚を床面に着地させるため、右ピッチ膝関節14Rは、右脚を伸ばすように回転し、右ピッチ足首関節15Rは、右足首を伸ばすように回転する。
時間t9では、右脚が床面に着地する。加えて、右ロール股関節12R、左ロール股関節12L、右ロール足首関節16R、左ロール足首関節16Lは、左脚を持ち上げるため、両脚をロボットの右側に傾けるローリングの動作を行う。さらに、左脚を前方に振り出すため、右ピッチ股関節13Rおよび右ピッチ足首関節15Rは回転して、胴体20が前方に移動するようピッチングの動作を行う。さらに、左ピッチ股関節13Lおよび左ピッチ足首関節15Lは、元の状態、すなわち、時間t7における状態に戻るように回転する。
時間t10では、右ロール股関節12R、左ロール股関節12L、右ロール足首関節16R、左ロール足首関節16Lはローリングの動作を停止する。さらに、左脚を持ち上げるため、すなわち、左脚のリフティング操作を行うため、左ピッチ膝関節14Lは、左脚を縮めるように回転し、左ピッチ足首関節15Lは、左足首を縮めるように回転する。
時間t11では、左ピッチ膝関節14Lおよび左ピッチ足首関節15Lはリフティングの動作を停止する。さらに、右ピッチ股関節13Rおよび右ピッチ足首関節15Rは、元の状態、すなわち、時間t9における状態に戻るように回転する。その結果、ロボットの姿勢が、リファレンスフレームP11で定義される姿勢に設定される。
時間t11以後、右ピッチ股関節13Rおよび右ピッチ足首関節15Rは元の状態に復帰する。その結果、ロボットの姿勢が、リファレンスフレームP11で定義される姿勢に設定される。すなわち、ロボットのリニア速度は0であり、ロボットは右脚のみで立っており、歩幅は0となる。このような動きを繰り返すことにより、ロボットの歩行運動が実現される。
図5は、本実施例に係るロボット制御システムの機能ブロック図である。本実施例に係るロボット制御システムは、外部端末装置100とロボット110とを含む。
外部端末装置100は、ロボットの動作を管理するオペレータにより操作されるパーソナルコンピュータなどである。外部端末装置100は、ロボット110との間で通信を行う。この通信は、さまざまな種類の情報の授受を含むものである。
外部端末装置100は、あらかじめ設定したロボット110のフレーム情報および/またはロボット110への指令情報などをロボット110に送信したり、ロボット110からロボット110の状態(姿勢や速度など)に係る情報などを受信する。ロボット110から得られた情報は、表示装置(図示せず)に表示される。
ロボット110は、たとえば2本脚のヒューマノイドロボットである。ロボット110は、ジャイロセンサ111、ジャイロセンサ制御部112、関節1131〜113n、関節制御部1141〜114 n(nは自然数)、力センサ1151〜115m(mは自然数)、力センサ制御部1161〜116m、位置センサ1171〜117n、位置センサ制御部1181〜118n、通信インターフェース121、メモリ122、中央制御部123を有する。
ジャイロセンサ111は、図3に示したジャイロセンサ60と同様の機能を有する。ジャイロセンサ111は、ロボット110の胴体20に備えられ、横向き(ローリング)方向および前後(ピッチング)方向の胴体20の回転角度を測定する。ジャイロセンサ制御部112は、ジャイロセンサ111の機能を制御するとともに、ジャイロセンサ111により測定された回転角度の情報を中央制御部123に送信する。
関節1131〜113nは、ロボット110のさまざまな関節を動かすものである。モータ(図示せず)がこれらの関節を駆動させる。関節には、図3で説明したピッチ腰関節10、右ヨー股関節11R、左ヨー股関節11L、右ロール股関節12R、左ロール股関節12L、右ピッチ股関節13R、左ピッチ股関節13L、右ピッチ膝関節14R、左ピッチ膝関節14L、右ピッチ足首関節15R、左ピッチ足首関節15L、右ロール足首関節16R、左ロール足首関節16Lが含まれる。
関節制御部1141〜114nは、各関節1131〜113nの動作を制御する。特に、関節制御部1141〜114nは、関節1131〜113nが所定の時間に、所定の角速度で所定の角度だけ回転するよう制御する。この角度、角速度、時間は中央制御部123により指定される。
力センサ1151〜115mは、ロボット110の右脚および左脚の足裏に設けられる。力センサ1151〜115mは、床面からの反力を測定する。また、力センサ1151〜115mは、図3で説明した力センサ50a〜50dと同様の機能を有する。力センサ制御部1161〜116mは、力センサ1151〜115mの機能を制御するとともに、力センサ1151〜115mにより測定された反力の情報を中央制御部123に送信する。
位置センサ1171〜117nは、各関節1131〜113nに取り付けられ、各関節1131〜113nの位置を検出するセンサであり、具体的には各関節1131〜113nの回転角度を検出する。位置センサ制御部1181〜118nは、各位置センサ1171〜117nの動作を制御するとともに、位置センサ1171〜117nにより測定された位置情報を中央制御部123に送信する。
通信インターフェース121は、外部端末装置100との間で通信を行う。通信インターフェース121は、外部端末装置100との間で無線通信および/または有線通信を行う。
メモリ122は、さまざまな情報を記憶する。たとえば、メモリ122は、外部端末装置100から受信した情報および/または外部端末装置100に送信される情報を記憶するとともに、中央制御部123によりなされた種々の演算の結果に係る情報を記憶する。
中央制御部123は、ロボット110を全体制御する。中央制御部123は、たとえば、外部端末装置100から受信したフレーム情報を基にして、ロボット110が動作する際の各関節1131〜113 nの回転開始時間、角速度、回転角などを算出する。そして、その結果を関節制御部1141〜114nに送信する。
また、中央制御部123は、外部端末装置100から通信インターフェース121を介してロボット110の動作制御要求を受け付ける。動作制御要求とは、歩幅の変更要求や歩行方向の変更要求、あるいは歩行以外の動作の実行要求を含むものである。
中央制御部123は、リファレンスフレームP1,P6,P11の姿勢が実現された後にのみ、上記要求を実行する。要求を実行する際には、中央制御部123は、要求された動作に対応する関節1131〜113nの回転開始時間、角速度、回転角などの情報を関節制御部1141〜114nに送信する。リファレンスフレームP1,P6,P11においては、ロボット110は、片足で安定して立っているので、ロボット110がリファレンスフレームP1,P6,P11に対応する姿勢で立っている場合に上記要求を実行することは都合がよいことである。
なお、ここでは、中央制御部123がさまざまなパラメータを算出することとしているが、外部端末装置100がそれらを算出し、ロボットを制御する構成を採用することとしてもよい。このような構成を採用する場合には、外部端末装置100は、回転開始時間、角速度、回転角などの算出に必要な情報をロボット110から受信し、受信した情報に基づいて各パラメータを算出する。関節制御部1141〜114nは、外部端末装置100から算出結果の情報を受信し、受信した情報に基づいてロボット110の動作制御を行う。
以下に、中央制御部123が行うロボット制御処理について詳細に説明する。図6は、中央制御部123の構成を示す機能ブロック図である。図6に示すように、中央制御部123は、動作生成部123aと、コンプライアンス制御部123bと、フィードバック制御部123cと、反射制御部123dと、補正部123eとを有する。
動作生成部123aは、外部端末装置100から受信したフレーム情報を基にして、ロボット110が動作する際の各関節1131〜113nの回転開始時間、角速度、回転角などを算出し、補正部123eに出力する処理部である。また、動作生成部123aは、ロボット110がローリングフェーズ、リフティングフェーズ、着地(ランディング)フェーズうちのどのフェーズにあるかのフェーズ情報をコンプライアンス制御部123bおよびフィードバック制御部123cに渡す。
コンプライアンス制御部123bは、力センサ1151〜115mによって測定された力センサデータおよび動作生成部123aからのフェーズ情報に基づいて着地動作などのコンプライアンス制御を行う処理部である。コンプライアンス制御部123bは、コンプライアンス制御量を算出して補正部123eに出力する。
フィードバック制御部123cは、ジャイロセンサ111によって測定されたジャイロセンサデータに基づくジャイロフィードバック制御および力センサ1151〜115mによって測定された力センサデータに基づくZMPフィードバック制御を行う処理部である。フィードバック制御部123cは、フィードバック制御量を算出して補正部123eに出力する。
反射制御部123dは、周期的な歩行動作に対して発生する想定外の事象を検出し、反射制御を行う処理部である。反射制御部123dは、力センサ1151〜115m、位置センサ1171〜117n、ジャイロセンサ111によって測定されたジャイロセンサデータを用いて、歩行面に置かれた障害物など想定外の事象を検出する。なお、歩行面に置かれた障害物に対する反射制御の詳細については後述する。
図7は、反射制御部123dによる反射制御の考え方を説明するための説明図である。図7に示すように、反射制御部123dは、ロボット110の状態が各フレームに対応する状態を遷移するときに、想定外の事象を検出すると、想定外の状態jに一端遷移し、想定外の状態jから通常の状態に戻るように制御する。このとき、反射制御部123dは、ロボット110の慣性変化を最小にするような想定外の状態jに遷移する。このように、ロボット110の慣性変化を最小にするような想定外の状態jに遷移することによって、安定した反射制御を行うことができる。
補正部123eは、動作生成部123aが各関節1131〜113nに対して算出した回転開始時間、角速度、回転角などをコンプライアンス制御部123b、フィードバック制御部123cおよび反射制御部123dの出力で補正する処理部である。そして、補正後の回転開始時間、角速度、回転角などに基づいて各関節1131〜113nのモータに対するコマンドを出力する。
次に、ロボット110の動作モデルについて説明する。ロボット110のローリング動作は式(1)により近似することができる。
Figure 0005181957
ここで、c(t)は入力信号であり、式(2)に示すように、N個の区分的に線形な関数ui(t)(ui(t)∈[0,1]、ti≧0、ciは実数)の時系列として表現される。また、a(t)はアクティベートされる関数(activation function)である。
Figure 0005181957
そこで、ロボット110の歩行制御を以下のように表すこととする。
Figure 0005181957
上式で、インデックスiはローリングまたはリフティングを表し、θiは生成される関節の動きであり、fi(t,θi)は区分的に線形でtに関して連続な関数であり、gi(t)は歩行を生成する区分的に線形な、式(2)に示した関数である。平衡点ではロボット110は以下のPDコントローラで制御される。
Figure 0005181957
上式で、v(t)はピッチ関節、ロール関節へのPDコントローラの出力であり、usはセンサ入力であり、NはPDコントローラの次数であり、ここではN=2とする。パラメータaij>0であり、最適値である必要はないためaij、biの値は簡単に決めることができる。したがって、関節のモータへのコマンドは以下のように表される。以下の式で、hi(t)は反射動作を表し、zi(t)は関節のモータへのコマンドである。
Figure 0005181957
ロボット110の歩行は、図8に示す倒立振子モデルで表されるが、倒立振子システムをフィードバック制御を有する2次のODE(Open Dynamics Engine)で以下のように表すこととする。
Figure 0005181957
ここで、α∈Rは倒立振子の垂線からの逆時計回りの角度であり、ζ∈Rは減衰比であり、μ=g/l∈Rであり、ug∈Rはシステムを安定化させるためのフィードバック制御入力である。θを腰関節の角度とし、θrをCOM(Center Of Mass)の投影が支持多角形内にあるときの腰関節の角度とし、α=θ−θrとすると式(7)は以下のようになる。
Figure 0005181957
ここで、ug(θ)はθ=θr周辺の場合に倒立振子を安定させるジャイロフィードバック制御信号である。そして、各平衡点においてシステムは以下の同じ固有値を有する。
Figure 0005181957
ζ<<μであるため、式(9)の平衡点は鞍点である。図8に示す周期運動を生成するために、ジャイロセンサによって測定された倒立振子の角速度を用いてフィードバック制御ug(θ)=k1θ+2k2dθ/dtによって平衡点を安定させる。なお、倒立振子モデルは大まかなモデルであり、最適なフィードバックゲインを設計する必要はないが、フィードバックゲインはロボット110に激しい振動を発生させないように決定される。
ローリング動作に関して生成されるリズミカルな動きは台形で近似され、式(1)を用いてスムーズ化される。腰および足首への角度コマンドを図9に示す。図9において、左右の切り換え時刻t=kτにおける制御法則は以下のように表される。
Figure 0005181957
ここで、kは半歩行周期τの数であり、t-およびt+はそれぞれ転換点の直前および直後を表す。t≠kτでの軌跡は図9に示すとおりであり、平衡点での安定性は式(6)に示したジャイロフィードバックループにより保証される。
図9のM0からM1へのローリング動作θ(t)を時間遅れε、関節角速度ω、歩行周期T、ローリング振幅arの関数として以下のように定式化する。
Figure 0005181957
そして、u(ti,ωi)=ωi(t−ti)(0≦u(ti,ωi)≦1)で定義されるuを用いて、周期的なローリング動作は以下のように表される。
Figure 0005181957
ここで、tr0、tfはそれぞれローリング動作の開始および終了のスイッチング時刻であり、nは歩行ステップ数であり、f1およびf2は歩行に関係する時間である。p=tr1−tr0−1/ωiをロボット110が最大ローリング位置に留まる時間とし、tr1を片脚支持フェーズでの最初の左右スイッチング時刻とするとf1=(1/ωr+p)/T、f2は2f1+1/ωrT)である。腰関節および足首関節へのコマンドは以下のようになる。
Figure 0005181957
腰関節へのコマンドは足首関節へのコマンドの符号を反転したものであるので、ロボット110の上体は外乱がなければ不動となる。すなわち、歩行時のローリング軸のまわりの角速度は0である。
スイング脚の動きも振子の動きと同じであると考えられ、補償器なしで安定したものとなる。スイング動作はローリング動作と同様に生成され、図10に基づいて以下のように表される。
Figure 0005181957
ここで、θlはリフティング動作であり、alはリフティングの大きさであり、tl0、tl2はそれぞれ最初と2度目のリフティングのスイッチング時刻である。また、tl1、tlfはそれぞれ最初と最後のランディングのスイッチング時刻であり、ωlはリフティング動作を生成する関節角速度である。
ストライドを生成する角度θsは以下のように表される。
Figure 0005181957
ここで、asはストライドの大きさであり、ts1、ts2はそれぞれストライドの開始と終了の時刻であり、ωsは関節角速度である。また、ピッチング動作に関するモータコマンドは以下のように表される。
Figure 0005181957
歩行動作について図11に示す座標系でのZMPのx成分の状態空間における軌跡を図12に示す。図12に示すように、歩行動作は起点から始まって周期的に2つの平衡点の間をスイッチングすることがわかる。なお、ZMPのx成分xm、y成分ymは足裏の力センサによって測定された値によって以下の式で計算される。下式でFTは足裏に働く全ての力の和である。
Figure 0005181957
次に、反射制御部123dによる反射制御の詳細について説明する。歩行面に置かれた障害物に対する基本的な反射制御は以下のとおりである。
・足裏の力センサにより障害物を検出
・ロボット110の動作を停止
・ロボット110の状態を直前の平衡点に戻れる状態に移行
また、反射動作は以下のように表すことができる。
Figure 0005181957
ここで、u(ti)はtiを開始点とする単位ステップ関数であり、hr(t)およびhp(t)はそれぞれローリング動作およびピッチング動作を表す関数であり、εrおよびεpは式(4)のεと比較して非常に小さな値である。また、θswrおよびθswpはそれぞれ障害物が検出されたときのローリング値およびピッチング値であり、θsは図10に示したローリングの振幅である。
しかしながら、図13(a)に示すように障害物が足裏の支持脚側の半分の領域に触れた場合には、ロボット110の状態を直前の平衡点に戻れる状態に移行することができない。また、障害物が安定した面を提供しない場合には、ロボット110は障害物の上を進むこともできない。
図13(a)に示す場合には、ロボット110の動的歩行パターンおよび反射制御起動の遅れにより、ZMPが支持多角形の外に出てしまうことがあり、この場合には、式(19)および(20)による反射動作ではロボット110の転倒を防ぐことはできない。
そこで、ZMPが支持多角形の外に出てしまった場合には、障害物に接触した脚の足首関節のローリング動作またはピッチング動作により、ZMPの支持領域を拡大する。このような反射動作は以下のように表される。
Figure 0005181957
ここで、εr>0、ejは足裏の中心からZMPまでの距離であり、kは積分定数であり、ra(t)はピッチ足首関節の反射動作であり、sa(t)は障害物が検出された時点(tobs)から足裏が地面に接触して安定する時点(tcont)までの角度の積分である。また、aij>0、aijおよびbiは式(5)で示したPD制御器のパラメータである。図14に示すローリング開始時安定領域Dは、歩行ストライドに依存し、脚が地面に接触した時点で定義される。なお、図13(b)に示すように障害物が足裏の支持脚と反対側の半分の領域で接触した場合には、ロボット110の状態を直前の平衡点に戻れる状態に移行することができる。
次に、スイング脚の着地点に置かれた障害物に対する反射制御処理の処理手順について説明する。図15は、スイング脚の着地点に置かれた障害物に対する反射制御処理の処理手順を示すフローチャートである。図15に示すように、反射制御部123dは、障害物を検出する(ステップS1)と、着地する脚の足裏に働く力の中心COP(Center Of Pressure)を計算し(ステップS2)、COPが安定領域内にあるか否かを判定する(ステップS3)。
その結果、COPが安定領域内にない場合には、式(21)に基づいて障害物に接触した脚の足首関節をピッチング動作させる(ステップS4)。そして、障害物に接触した脚を伸ばし、ZMPが他の脚の平衡点に収束するように制御する(ステップS5)。そして、歩行を再開するパスがあるか否かを判定し(ステップS6)、パスがある場合には、パスを生成する(ステップS7)。
一方、パスがない場合には、式(13)に基づいてローリング動作を行い(ステップS8)、ZMPが他の脚の足裏の下にあるか否かを判定する(ステップS9)。その結果、ZMPが他の脚の足裏の下にない場合には、ステップS8に戻ってローリング動作を継続し、ZMPが他の脚の足裏の下にある場合には、式(16)に基づいてピッチング動作を行う。ここで、歩行面に対応するために、着地時は足首をコンプライアントに保つ(ステップS10)。
このように、COPが安定領域内にない場合に、式(21)に基づいて障害物に接触した脚の足首関節をピッチング動作させ、安定領域を拡張することによって、ロボット110の転倒を防ぐことができる。
図16は、スイング脚の着地点に置かれた障害物に対する従来の反射制御の例を示す図であり、図17は、スイング脚の着地点に置かれた障害物に対する本実施例に係る反射制御の例を示す図である。また、図18は、本実施例に係る反射制御における足首関節の動作を示す図である。
図16に示すように、式(19)および(20)による従来の反射制御では、障害物が足裏と衝突した場所が図14に示した安定領域D内でないと、ロボット110の転倒を防ぐことができない。一方、図17および18に示すように、本実施例に係る反射制御では、3.14Sの時点で左脚の力センサが障害物を検出し、足首のピッチ関節が式(21)に基づいてSa(t)で制御され、3.27Sの時点で1/aijだけ遅れてra(t)で制御される。したがって、ロボット110の転倒を防ぐことができる。
図19は、ZMP位置を示す図である。ここでは、障害物が図13(a)に示した位置にある場合を示す。図19に示すように、約4.0Sでロボット110の状態は平衡点に到達している。
上述してきたように、本実施例では、ロボット110の歩行制御中に、障害物が検出されると、反射制御部123dは、着地する脚の足裏に働く力の中心COPを計算し、COPが安定領域内にあるか否かを判定する。その結果、COPが安定領域内にない場合には、式(21)に基づいて障害物に接触した脚の足首関節をピッチング動作させる。したがって、安定領域を拡張することができ、ロボット110の転倒を防ぐことができる。
なお、本実施例では、ロボット制御装置について説明したが、ロボット制御装置が有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有するロボット制御プログラムを得ることができる。そこで、ロボット制御プログラムを実行するコンピュータについて説明する。
図20は、本実施例に係るロボット制御プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。図20に示すように、コンピュータ200は、RAM210と、CPU220と、フラッシュメモリ230と、USBインターフェース240と、COMインターフェース250とを有する。
RAM210は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリであり、図5に示したメモリ122に対応する。CPU220は、RAM210からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。フラッシュメモリ230は、プログラムやデータを格納する不揮発性メモリであり、USBインターフェース240は、コンピュータ200を関節やセンサに接続するためのインターフェースである。COMインターフェース250は、外部端末装置100と通信するためのインターフェースであり、図5に示した通信インターフェース121に対応するものである。そして、コンピュータ200において実行されるロボット制御プログラム231は、フラッシュメモリ230から読み出されてCPU220によって実行される。
本実施例に係るロボット歩行を説明する図である。 各フレームP0〜P11の状態遷移図である。 本実施例に係るロボットの概略図である。 ロボットの歩行運動を説明するタイムチャートである。 本実施例に係るロボット制御システムの機能ブロック図である。 中央制御部の構成を示す機能ブロック図である。 反射制御部による反射制御の考え方を説明するための説明図である。 片脚支持フェーズで定義される平衡点間でのロボットの状態の遷移を示す図である。 ローリングコマンド、リフティングコマンドを示す図である。 ローリング動作と設計パラメータを示す図である。 足裏に働く力およびZMPを示す図である。 ZMPのx成分の状態空間における軌跡を示す図である。 障害物の位置とロボットの状態を示す図である。 ローリング開始時の安定領域を示す図である。 スイング脚の着地点に置かれた障害物に対する反射制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 従来の反射制御例を示す図である。 本実施例に係る反射制御例を示す図である。 足首関節の動作を示す図である。 ZMP位置を示す図である。 本実施例に係るロボット制御プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
10 ピッチ腰関節
11R 右ヨー股関節
11L 左ヨー股関節
12R 右ロール股関節
12L 左ロール股関節
13R 右ピッチ股関節
13L 左ピッチ股関節
14R 右ピッチ膝関節
14L 左ピッチ膝関節
15R 右ピッチ足首関節
15L 左ピッチ足首関節
16R 右ロール足首関節
16L 左ロール足首関節
20 胴体
30R 右脚
30L 左脚
40 足裏
50a〜50d,1151〜115m 力センサ
60,111 ジャイロセンサ
100 外部端末装置
110 ロボット
112 ジャイロセンサ制御部
1131〜113n 関節
1141〜114n 関節制御部
1161〜116m 力センサ制御部
1171〜117n 位置センサ
1181〜118n 位置センサ制御部
121 通信インターフェース
122 メモリ
123 中央制御部
123a 動作生成部
123b コンプライアンス制御部
123c フィードバック制御部
123d 反射制御部
123e 補正部
200 コンピュータ
210 RAM
220 CPU
230 フラッシュメモリ
231 ロボット制御プログラム
240 USBインターフェース
250 COMインターフェース

Claims (3)

  1. ロボットが転倒することなく単独で立っている参照姿勢を少なくとも含む複数の異なる時点の姿勢に基づいて制御情報を生成し、ロボットが予め定められた歩行動作を行うように制御する歩行動作制御手段と、
    前記歩行動作制御手段により制御されるロボットの脚が着地する場所に置かれた障害物の存在を足裏に設けられた力センサの出力に基づいて検出する障害物検出手段と、
    前記障害物検出手段により障害物が検出されると、足裏に設けられた力センサの出力に基づいて障害物からの反力が足裏に働く場所が安定領域内であるか否かを判定する安定不安定判定手段と、
    前記安定不安定判定手段により不安定であると判定された場合に、障害物に接触した脚の足首にピッチング動作またはローリング動作を足裏に設けられた力センサの出力に基づいて行わせて安定領域を拡張した後に、当該脚を伸ばしてZMPが支持脚の平衡点に収束するように制御する反射制御手段と
    を備えたことを特徴とするロボット制御装置。
  2. ロボットが転倒することなく単独で立っている参照姿勢を少なくとも含む複数の異なる時点の姿勢に基づいて制御情報を生成し、ロボットが予め定められた歩行動作を行うように制御する歩行動作制御ステップと、
    前記歩行動作制御ステップにより制御されるロボットの脚が着地する場所に置かれた障害物の存在を足裏に設けられた力センサの出力に基づいて検出する障害物検出ステップと、
    前記障害物検出ステップにより障害物が検出されると、足裏に設けられた力センサの出力に基づいて障害物からの反力が足裏に働く場所が安定領域内であるか否かを判定する安定不安定判定ステップと、
    前記安定不安定判定ステップにより不安定であると判定された場合に、障害物に接触した脚の足首にピッチング動作またはローリング動作を足裏に設けられた力センサの出力に基づいて行わせて安定領域を拡張した後に、当該脚を伸ばしてZMPが支持脚の平衡点に収束するように制御する反射制御ステップと
    を含んだことを特徴とするロボット制御方法。
  3. ロボットが転倒することなく単独で立っている参照姿勢を少なくとも含む複数の異なる時点の姿勢に基づいて制御情報を生成し、ロボットが予め定められた歩行動作を行うように制御する歩行動作制御手順と、
    前記歩行動作制御手順により制御されるロボットの脚が着地する場所に置かれた障害物の存在を足裏に設けられた力センサの出力に基づいて検出する障害物検出手順と、
    前記障害物検出手順により障害物が検出されると、足裏に設けられた力センサの出力に基づいて障害物からの反力が足裏に働く場所が安定領域内であるか否かを判定する安定不安定判定手順と、
    前記安定不安定判定手順により不安定であると判定された場合に、障害物に接触した脚の足首にピッチング動作またはローリング動作を足裏に設けられた力センサの出力に基づいて行わせて安定領域を拡張した後に、当該脚を伸ばしてZMPが支持脚の平衡点に収束するように制御する反射制御手順と
    を含んだことを特徴とするロボット制御プログラム。
JP2008236611A 2008-09-16 2008-09-16 ロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラム Expired - Fee Related JP5181957B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008236611A JP5181957B2 (ja) 2008-09-16 2008-09-16 ロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラム
US12/560,057 US8326459B2 (en) 2008-09-16 2009-09-15 Robot control apparatus, robot control method, and computer readable recording medium having recorded thereon a robot control program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008236611A JP5181957B2 (ja) 2008-09-16 2008-09-16 ロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010069546A JP2010069546A (ja) 2010-04-02
JP5181957B2 true JP5181957B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=42007918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008236611A Expired - Fee Related JP5181957B2 (ja) 2008-09-16 2008-09-16 ロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8326459B2 (ja)
JP (1) JP5181957B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4985776B2 (ja) * 2007-09-25 2012-07-25 富士通株式会社 ロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラム
US8332068B2 (en) * 2008-12-19 2012-12-11 Honda Motor Co., Ltd. Intelligent stepping for humanoid fall direction change
US9015093B1 (en) 2010-10-26 2015-04-21 Michael Lamport Commons Intelligent control with hierarchical stacked neural networks
US8775341B1 (en) 2010-10-26 2014-07-08 Michael Lamport Commons Intelligent control with hierarchical stacked neural networks
KR20120060578A (ko) * 2010-12-02 2012-06-12 삼성전자주식회사 보행 로봇 및 그 자세 제어 방법
US8880221B2 (en) * 2011-03-21 2014-11-04 Honda Motor Co., Ltd. Damage reduction control for humanoid robot fall
KR101953113B1 (ko) * 2011-05-30 2019-03-05 삼성전자주식회사 로봇 및 그 제어방법
JP6314426B2 (ja) * 2013-10-31 2018-04-25 セイコーエプソン株式会社 ロボット制御装置およびロボット制御方法
US9292786B2 (en) * 2014-02-03 2016-03-22 Disney Enterprises, Inc. Universal balancing controller for lateral stabilization of bipedal robots in dynamic unstable environments
JP6228097B2 (ja) * 2014-10-06 2017-11-08 本田技研工業株式会社 移動ロボット
CN112051735B (zh) * 2020-08-19 2022-03-29 大连理工大学 仿人机器人步行控制方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003089081A (ja) * 2001-09-12 2003-03-25 Sharp Corp 歩行ロボット
JP2004167666A (ja) * 2002-08-30 2004-06-17 Sony Corp ロボット装置及びその動作制御方法
US6999851B2 (en) * 2002-08-30 2006-02-14 Sony Corporation Robot apparatus and motion controlling method therefor
JP4587738B2 (ja) 2003-08-25 2010-11-24 ソニー株式会社 ロボット装置及びロボットの姿勢制御方法
JP4818716B2 (ja) * 2005-12-27 2011-11-16 富士通株式会社 ロボット制御装置
JP4905041B2 (ja) * 2006-10-06 2012-03-28 富士通株式会社 ロボット制御装置
JP2008126382A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Toyota Motor Corp 脚式移動ロボット、及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8326459B2 (en) 2012-12-04
US20100070076A1 (en) 2010-03-18
JP2010069546A (ja) 2010-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5181957B2 (ja) ロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラム
JP4818716B2 (ja) ロボット制御装置
US7664572B2 (en) Control device of legged mobile robot
US8855821B2 (en) Robot and control method thereof
JP4812426B2 (ja) ロボット制御装置
US8014896B2 (en) Legged mobile robot and control program
US7774098B2 (en) Gait generating device for moving robot
JP5104355B2 (ja) ロボット制御装置、ロボット制御方法およびロボット制御プログラム
US8428780B2 (en) External force target generating device of legged mobile robot
WO1998004388A1 (fr) Dispositif de reproduction de la demarche pour robot articule muni de jambes
KR20130095973A (ko) 보행 로봇 및 그 제어 방법
US8396593B2 (en) Gait generating device of legged mobile robot
US7801643B2 (en) Legged mobile robot and control program for the robot
JPH05305579A (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
US8761926B2 (en) Apparatus and method for robot control
JP3148830B2 (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
JP4905041B2 (ja) ロボット制御装置
JP5632609B2 (ja) ロボット制御装置およびロボット制御方法
JP3024028B2 (ja) 脚式移動ロボットの歩行制御装置
JP5040693B2 (ja) 脚式ロボット、及びその制御方法
JP2009107033A (ja) 脚式移動ロボット及びその制御方法
JP2009107032A (ja) 脚式ロボット及びその制御方法
JP3615539B2 (ja) ロボット装置の動作制御装置及び動作制御方法、並びにロボット装置の遠隔操作装置及び遠隔操作方法
JP2008093762A (ja) 歩行ロボット
JP2009255231A (ja) 歩行制御装置および歩行制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121231

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees