以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、発注側と受注側とが協働してデザインを作成するグループウェアを適切に支援する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。具体的には、例えば、「デザインの発注→受注側による2以上の各グループ(例えば、方向性、観点、コンセプト)に対するデザインの入力→発注側によるデザインまたはグループの選択→選択されたデザインのグループに対するブラシュアップデザインの入力→最終デザインの選択」といったワークフローによりデザインを作成するグループウェアを適切に支援する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。なお、発注側とは、デザインの作成作業を注文し、提案されたデザインを選択する企業または個人である。受注側とは、デザイン作成の作業を受注し、デザインの作成作業を行う企業または個人である。
つまり、本実施の形態において、受注側が2以上のグループに対する1または2以上のデザインを考案し、発注側がその中から1以上のデザインまたは1以上のグループを選択し、受注側が選択されたグループのデザインをさらに作成したり、修正したりするブラシュアップ作業を行い、ブラッシュアップされたデザインの中から、発注側がデザインを選別し、最終的なデザインを決定していく、といったデザインの適切な作成のフローを適切に支援する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。なお、デザインのグループは、デザインの観点、デザインのコンセプト、またはデザインの方向性等と言っても良い。
また、本実施の形態において、受注側によるデザインの入力、発注側によるデザインの選択が複数回以上繰り返して行われる場合について説明する。
また、本実施の形態において、グループ(方向性やコンセプトや観点等と言っても良い)の数を入力した場合に、1以上のデザインを入力可能なデザイン入力画面をグループの数だけ構成する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、一のグループに属するデザインをすべて出力する場合に、発注側が選別したデザインを、選別されていないデザインと視覚的に区別可能な態様で出力する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、受注側が入力したデザインに対して、属するグループ、提案回数を識別可能な識別子を自動生成し、デザインに対応付けて蓄積する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。なお、提案回数について、最初の1または2以上のデザインの提案が1回目の提案であり、発注側の1回目の選択後の1回目のブラシュアップ時の提案が2回目の提案である。また、1回目のブラシュアップ後であり、発注側の2回目の選択後の提案(2回目のブラシュアップ)が3回目の提案である。また、情報システムにおける提案回数は、通常、少なくとも2回であるが、3回以上でも良い。
また、本実施の形態において、第三者の著作権の侵害を未然に防止するために、参考にした他者のデザイン情報を受信し、作成したデザイン情報に対応付けて蓄積する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、発注側によるデザインの選抜をグループの選別とし、当該グループに属するブラッシュアップされたデザインの入力を受注側から受け付ける情報処理装置を有する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、第三者の著作権の侵害を未然に防止するために、発注側のデザインの選別後に、受注側が著作権に関する情報を入力できる情報処理装置を有する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、受信されたデザイン情報を用いてウェブにおいて画像検索を行い、類似する画像についての情報を取得し、出力することにより、第三者の著作権の侵害を未然に防止することを支援する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。
さらに、本実施の形態において、受信されたデザイン情報を2以上の部品に区切り、各部品ごとにウェブ画像検索を行い、類似する画像についての情報を取得し、出力することにより、第三者の著作権の侵害を未然に防止することを支援する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における情報システムの概念図である。情報システムは、情報処理装置1、1または2以上の発注端末2、および1または2以上の受注端末3を備える。情報処理装置1は、例えば、クラウドサーバ、ASPにおけるサーバ装置等であり、その種類は問わない。発注端末2は、発注側の端末である。受注端末3は、受注側の端末である。また、発注端末2、受注端末3は、例えば、いわゆるパソコン、スマートフォン、タブレット端末等であるが、その種類は問わない。
図2は、本実施の形態における情報システムのブロック図である。また、図3は、情報システムを構成する情報処理装置1のブロック図である。
情報処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部15を備える。格納部11は、プロジェクト格納部111を備える。受信部12は、発注情報受信部121、グループ数受信部122、デザイン受信部123、選別指示受信部124、参考デザイン情報受信部125、ブラシュアップ指示受信部126、および最終選別指示受信部127を備える。処理部13は、発注蓄積部131、グループ構成部132、デザイン識別子生成部133、デザイン蓄積部134、類似画像検索部135、デザイン表示画面構成部136、選別処理部137、参考デザイン蓄積部138、ブラシュアップ画面構成部139、ブラシュアップ処理部140、および最終選別処理部141を備える。送信部15は、デザイン表示画面送信部151、デザイン送信部152、類似画像出力部153、およびブラシュアップ画面送信部154を備える。
発注端末2は、発注格納部21、発注受付部22、発注処理部23、発注送信部24、発注受信部25、および発注出力部26を備える。
受注端末3は、受注格納部31、受注受付部32、受注処理部33、受注送信部34、受注受信部35、および受注出力部36を備える。
情報処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、後述するプロジェクト情報、各種の画面情報、各種の画面情報の元になる画面情報(画面情報の雛形の情報)、ワークフローメニューの雛形、著作権チェックシートである。また、ワークフローメニューの雛形とは、ワークフローメニューを実現するための画面の情報である。ワークフローメニューは、発注側と受注側とが協働してデザインを作成するワークフローを明示するメニューである。なお、画面情報は、例えば、HTML、XML等のスクリプトであるが、その実現手段は問わない。
著作権チェックシート(以下、適宜、チェックシートという。)は、他社の著作権を侵害することを未然防止するための1以上の質問を含む情報である。質問は、著作権侵害に関する質問である。質問は、例えば、「新規に作成したロゴを使用していますか?」「参照した既存のロゴ・画像等がありますか?」等である。また、チェックシートは、ファイルでも、画面情報を構成する情報でも良く、そのデータ構造は問わない。
プロジェクト格納部111には、1または2以上のプロジェクト情報が格納される。プロジェクト情報は、一のデザインを作成する場合の成果物等を含む情報である。プロジェクト情報は、一のデザインを作成するグループワークに関する情報を管理するための情報である。プロジェクト情報は、発注情報と1または2以上のデザイン情報とを有する。プロジェクト情報は、2以上のグループ情報を有しても良い。
発注情報は、デザインの発注に関する情報である。発注情報は、発注識別子に対応付いている。発注識別子は、発注を識別する情報である。発注識別子は、プロジェクト識別子と言っても良い。発注識別子は、例えば、ID、発注名、発注するデザインの対象の商品名等である。発注情報とは、例えば、発注識別子、発注先を識別する発注先識別子、納品予定日を特定する納品日情報、発注者を特定する発注者識別子、発注金額を特定する発注金額情報等を有する。
なお、情報Aと情報Bと対応付くことは、情報Aから情報Bにアクセスできる、または情報Bから情報Aにアクセスできる状態であれば良い。情報Aと情報Bと対応付くことは、情報Aが情報Bに含まれていても良いし、情報Bが情報Aに含まれていても良いし、情報Aと情報Bとがリンク付けられていても良いし、情報Aと情報Bとが同じ変数や同じバッファに格納されていても良い。
デザイン情報は、デザインを特定する情報である。デザイン情報は、例えば、デザイン画像である。デザイン画像は、通常、静止画であるが、動画でも良い。ただし、デザイン情報のデータタイプ、データ構造は問わない。デザイン情報は、デザイン識別子に対応付けられている。デザイン識別子は、デザインを識別する情報である。デザイン識別子は、例えば、ID、デザイン名、デザイン情報が格納されるファイル名である。また、デザイン情報は、発注識別子に対応付いている。また、デザイン情報は、通常、後述するグループ識別子に対応付いている。デザインは、例えば、商品のデザイン、商品パッケージのデザインである。商品は、例えば、飲料ボトル、飲料缶、食品、文房具等、問わない。なお、デザインは、例えば、商品に無関係なロゴ等のデザインでも良い。デザインは、例えば、企業のロゴ、イベントのロゴ、企業のマーク等である。デザインは、例えば、二次元のデザイン、三次元のデザインである。
グループ情報は、デザイン情報が属するグループに関する情報である。グループ情報は、グループ識別子を有する。グループ識別子は、グループを識別する情報である。グループ識別子は、例えば、ID、グループ名である。グループ名は、例えば、デザインの観点を表す文字列、デザインの方向性を表す文字列である。
受信部12は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、後述する発注情報、後述するグループ数情報、デザイン情報、後述する選別指示、後述する参考デザイン情報、後述するブラシュアップ指示、後述する最終選別指示、後述する著作権関連回答、提案確定指示、各種の画面出力指示である。各種の画面出力指示は、例えば、発注画面出力指示、受注画面出力指示、デザイン提案画面出力指示、ブラシュアップ画面出力指示、プロジェクト画面出力指示である。
発注画面出力指示とは、発注者が発注情報を入力するための画面を出力する指示である。受注画面出力指示とは、受注者がグループ数情報等を入力するための画面を出力する指示である。デザイン提案画面出力指示は、受注者がデザイン情報等を入力するための画面を出力する指示である。ブラシュアップ画面出力指示は、受注者がブラシュアップデザイン等を入力するための画面を出力する指示である。プロジェクト画面出力指示は、プロジェクト情報の全体または一部分の出力の指示である。なお、ブラシュアップデザインとは、ブラシュアップされたデザイン情報である。ブラシュアップデザインのデータ構造は、通常、デザイン情報と同じである。また、ブラシュアップデザインは、デザイン情報の一種であり、ブラシュアップデザイン情報と言っても良い。
提案確定指示とは、提案の確定を示す情報である。
発注情報受信部121は、発注側の発注端末2から、発注識別子に対応付いた発注情報を受信する。
グループ数受信部122は、グループの数を特定するグループ数情報を受信する。グループ数情報は、例えば、「3」である。グループ数情報は、2以上であることは好適である。ただし、グループ数情報は、「1」でも良い。
グループ数受信部122は、例えば、発注端末2からグループ数情報を受信する。ただし、グループ数受信部122は、受注端末3からグループ数情報を受信しても良い。
デザイン受信部123は、受注端末3から、2以上のデザイン情報を受信する。デザイン受信部123が受信する2以上の各デザイン情報には、発注識別子に対応付いている。デザイン受信部123が受信する2以上の各デザイン情報には、グループ識別子が対応付いている。なお、このグループ識別子は、2以上のグループ識別子のうちの一のグループ識別子である。
選別指示受信部124は、2以上のデザイン情報の中からの、1以上のデザイン情報の選別指示を受信する。選別指示とは、1または2以上のデザイン情報を選択する指示である。選別指示は、グループを選択する指示でも良い。なお、選別指示がグループを選択する指示である場合、当該選別指示は、選択されたグループに属するすべてのデザイン情報を選択する指示である、と考える。
選別指示受信部124は、通常、発注端末2から選別指示を受信する。なお、選別対象の2以上のデザイン情報は、通常、プロジェクト格納部111に格納されているデザイン情報である。また、選別対象の2以上のデザイン情報は、後述するデザイン蓄積部134が蓄積した以外のデザイン情報も含まれていても良い。
また、選別指示は、通常、デザイン情報の選別であるが、グループの選別でも良い。選別指示は、例えば、選択された1以上の各デザイン情報を識別する1以上のデザイン識別子を有する。また、選別指示は、例えば、選択された1以上のデザイン情報を有する。
参考デザイン情報受信部125は、参考デザイン情報を、デザイン情報に対応付けて受信する。参考デザイン情報は、デザイン情報の作成時に参考にしたデザインを特定する情報である。参考デザイン情報は、デザイン情報と同一のデータ構造であることは好適である。参考デザイン情報受信部125は、例えば、デザイン識別子またはデザイン情報に対応付けて、参考デザイン情報を受信する。ここでのデザイン識別子は、受注側により作成されたデザイン情報の識別子である。また、ここでのデザイン情報は、受注側により作成されたデザイン情報である。
ブラシュアップ指示受信部126は、受注端末3からブラシュアップ指示を受信する。ブラシュアップ指示は、デザイン情報の追加または変更の指示である。ブラシュアップ指示は、通常、後述するブラシュアップ画面に対するデザイン情報の追加または変更に対応する指示である。ブラシュアップ指示は、例えば、追加されるデザイン情報、変更されたデザイン情報を有する。変更されたデザイン情報は、変更前のデザイン情報に対応付いている。変更されたデザイン情報は、例えば、変更前のデザイン情報のデザイン識別子に対応付いている。ブラシュアップ指示は、1以上のグループ識別子を有し、追加されるデザイン情報や変更されたデザイン情報は、いずれかのグループ識別子に対応付いている。
最終選別指示受信部127は、最終選別指示を発注端末2から受信する。
最終選別指示受信部127は、後述するブラシュアップ処理部140がデザイン情報を蓄積した後、選別処理部137が蓄積した1以上のデザイン情報およびブラシュアップ処理部140が蓄積した1以上のデザイン情報の中から一のデザイン情報の選別指示である最終選別指示を、発注端末2から受信する。
最終選別指示受信部127は、最終回のブラシュアップ処理において蓄積された1以上のデザイン情報を含む2以上のデザイン情報の中からの一のデザイン情報の選別指示である最終選別指示を、発注端末2から受信する。
最終選別指示は、発注側の最終的なデザイン情報の選別の指示である。最終選別指示は、ブラシュアップ指示に対応する1以上のデザイン情報であり、プロジェクト格納部111に格納されている1以上のデザイン情報を含む2以上のデザイン情報の中から一のデザイン情報の選別指示である。最終選別指示は、ブラシュアップ指示に対応する1以上のデザイン情報を含む2以上のデザイン情報の中から一のデザイン情報の最終的な選別の指示である。ブラシュアップ指示に対応するデザイン情報とは、ブラシュアップ画面に対して、追加されたデザイン情報、または変更されたデザイン情報、または追加されたデザイン情報と変更されたデザイン情報である。
最終選別指示は、例えば、選抜された一のデザイン情報のデザイン識別子を有する。また、最終選別指示は、例えば、選抜された一のデザイン情報を有する。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、発注蓄積部131、グループ構成部132、デザイン識別子生成部133、デザイン蓄積部134、類似画像検索部135、デザイン表示画面構成部136、選別処理部137、参考デザイン蓄積部138、ブラシュアップ画面構成部139、ブラシュアップ処理部140、最終選別処理部141が行う処理である。
処理部13は、例えば、ワークフローメニュー構成処理を行う。ワークフローメニュー構成処理は、受信された発注情報の一部(例えば、受注者識別子)を、ワークフローメニューの雛形に追記し、ワークフローメニューを作成し、当該ワークフローメニューを格納部11に蓄積する。
発注蓄積部131は、発注情報受信部121が受信した発注情報を発注識別子に対応付けてプロジェクト格納部111に蓄積する。発注識別子は、発注情報受信部121が受信した情報でも良いし、発注蓄積部131が生成した情報でも良いし、発注蓄積部131が格納部11から読み出した情報でも良い。発注識別子が発注蓄積部131により生成された情報である場合、発注蓄積部131は、発注情報受信部121が発注情報を受信した場合に、ユニークな識別子を生成する。なお、ユニークな識別子は、例えば、現在時刻を用いた情報でも、直前に生成された識別子に1を加えた識別子等でも良く、識別子の生成方法は問わない。
グループ構成部132は、グループ数情報に応じたグループ情報を構成する。グループ構成部132は、通常、2以上のグループ情報を構成する。グループ構成部132は、グループ識別子を有する2以上のグループ情報を構成する。グループ構成部132は、グループ数情報の受信に応じて、グループ数情報に応じた2以上のグループ情報を取得することは好適である。
グループ構成部132は、例えば、グループ数情報が特定する数の分、予め決められたルールに基づいてグループ識別子を生成する。グループ識別子は、例えば、「A,B,C,D,・・・」、「1,2,3,4・・・」である。グループ構成部132は、例えば、格納部11に格納されているグループ識別子の集合から、グループ数情報が特定する数のグループ識別子を読み出す。なお、グループ識別子は、受信された情報でも良い。例えば、グループ識別子は、グループ数情報とともに受信された情報でも良い。
デザイン識別子生成部133は、デザイン受信部123が受信した2以上の各デザイン情報に対応するデザイン識別子を生成する。デザイン識別子は、デザイン情報を識別する情報である。
デザイン識別子生成部133は、ブラシュアップ指示受信部126が受信したブラシュアップ指示に対する1以上の各デザイン情報に対応するデザイン識別子を生成する。
デザイン識別子生成部133が生成するデザイン識別子は、他のデザイン識別子とは異なるユニークな情報である。デザイン識別子生成部133は、デザイン情報に対応するグループ識別子を識別可能なデザイン識別子を生成することは好適である。デザイン識別子生成部133は、デザイン情報の受信の機会を識別するデザイン識別子を生成することは好適である。デザイン情報の受信の機会とは、例えば、最初のデザイン情報の提案の時、ブラシュアップされたデザイン情報の提案の時である。受信の機会を識別する情報は、例えば、提案回数が表出した情報である。デザイン情報の受信の機会とは、例えば、最初のデザイン情報の提案の時、第1回目ブラシュアップされたデザイン情報の提案の時、第2回目ブラシュアップされたデザイン情報の提案の時、・・・第n(nは3以上の自然数)回目ブラシュアップされたデザイン情報の提案の時である。デザイン識別子は、グループ識別子と提案回数とが表出した識別子であることは好適である。
デザイン蓄積部134は、デザイン受信部123が受信した2以上の各デザイン情報を、発注識別子とグループ識別子、およびデザイン識別子に対応付けてプロジェクト格納部111に蓄積する。なお、デザイン識別子は、通常、デザイン識別子生成部133が生成した識別子であるが、受信された識別子でも良い。
類似画像検索部135は、デザイン受信部123が受信したデザイン情報の一部分または全体を用いて、予め決められた領域に対して画像検索を行い、デザイン情報の一部分または全体と類似する1以上の類似画像を取得する。
類似画像検索部135は、ブラシュアップ指示受信部126が受信したブラシュアップ指示に対するデザイン情報の一部分または全体を用いて、予め決められた領域に対して画像検索を行い、デザイン情報の一部分または全体と類似する1以上の類似画像を取得する。
予め決められた領域とは、例えば、Webである。予め決められた領域とは、例えば、予め決められた1以上のデータベース、予め決められた1以上のサーバである。
類似画像検索部135は、例えば、デザイン情報の一部分または全体を用いて、google(登録商標)画像検索を行い、1以上の類似画像を取得する。なお、与えた画像に類似する画像を検索する技術は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。また、画像の類似検索は、深層学習等の機械学習のアルゴリズムにより行うことは好適であるが、比較する2つの各画像から取得した2つの画像ベクトルとの距離を算出し、当該距離が近いほど類似すると判断する等のアルゴリズムでも良い。つまり、画像の類似検索のアルゴリアズムは問わない。
類似画像検索部135は、デザイン受信部123が受信したデザイン情報、またはブラシュアップ指示受信部126が受信したブラシュアップ指示に対するデザイン情報から2以上の部分画像を取得し、2以上の各部分画像と類似する1以上の類似画像を取得する。
類似画像検索部135は、例えば、デザイン受信部123が受信したデザイン情報、またはブラシュアップ指示受信部126が受信したブラシュアップ指示に対するデザイン情報に対して、オブジェクト認識処理を行い、2以上のオブジェクトの画像である部分画像を切り出す。そして、類似画像検索部135は、例えば、切り出した各部分画像を用いて、google画像検索を行い、1以上の類似画像を取得する。なお、オブジェクト認識処理は、公知のオブジェクト認識処理が可能である。
デザイン表示画面構成部136は、プロジェクト格納部111に格納されている2以上のデザイン情報を有するデザイン表示画面情報を構成する。
デザイン表示画面構成部136は、選別指示に対応するデザイン情報と選別指示に対応しないデザイン情報とを視覚的に区別可能な態様のデザイン表示画面情報を構成することは好適である。
デザイン表示画面構成部136がデザイン表示画面情報を構成するタイミングは問わない。デザイン表示画面構成部136は、例えば、デザイン表示指示に応じて、プロジェクト格納部111からデザイン表示指示に対応する1以上のデザイン情報を読み出し、当該1以上のデザイン情報を含むデザイン表示画面情報を構成する。
なお、デザイン表示画面情報の構成とは、デザイン表示画面を表示するための情報であるデザイン表示画面情報を構成することである。デザイン表示画面情報は、例えば、HTML、XML等で記載されているファイルであるが、その実現手段は問わない。
選別処理部137は、受信された選別指示に対応する1以上の各デザイン情報に対応付けて、各デザイン情報が選別された旨の選別情報を蓄積する選別処理を行う。選別処理は、例えば、選別指示に対応するデザイン情報に対応付けて、選別されたことを示すフラグである選別情報を蓄積する処理である。また、選別処理は、例えば、選別されたデザイン情報そのものを、選別前のデザイン情報とは異なる記憶領域に蓄積する処理である。なお、異なる記憶領域に蓄積されたデザイン情報と選別前のデザイン情報とは同じ情報であるが、同一のデザイン識別子に対応付く等により、相互に対応付いている。
つまり、選別情報は、通常、選別されたことを示すフラグであるが、選別されたデザイン情報そのものでも良い。
選別処理部137は、選別情報に対応する1以上の各グループ識別子を他のグループ識別子と区別する処理を行う。選別情報に対応するグループ識別子とは、選別されたデザイン情報に対応付けられているグループ識別子であり、選別されたデザイン情報が属するグループのグループ識別子である。なお、選別情報に対応する1以上の各グループ識別子を他のグループ識別子と区別する処理は、具体的には、例えば、選別情報に対応する1以上の各グループ識別子にフラグを対応付ける処理、選別情報に対応する1以上の各グループ識別子を予め決められた記憶領域に蓄積する処理である。ただし、選別情報に対応する1以上の各グループ識別子を他のグループ識別子と区別する処理は、当該区別を可能とする処理であれば何でも良い。なお、上記のフラグとは、選択されたグループである旨を示すフラグである。また、選別処理部137の処理により、デザイン情報の選別により、グループ識別子の選別が行われることとなる。
参考デザイン蓄積部138は、受信された参考デザイン情報をデザイン情報に対応付けて、プロジェクト格納部111に蓄積する。発注側が参考デザイン情報とデザイン情報とが対応付けられて発注端末2で出力されることにより、デザイン情報の著作権侵害の有無の検査を容易にできる。
ブラシュアップ画面構成部139は、選別情報に対応する1以上のデザイン情報に対応する1以上の各グループ識別子に対して、ブラシュアップ画面情報を取得する。ブラシュアップ画面情報とは、デザイン情報を追加または変更するためのブラシュアップ画面を構成し得る情報である。ブラシュアップ画面情報は、例えば、HTML、XML等のスクリプトで記載された情報であるが、その実現手段は問わないことは言うまでもない。また、2以上の各ブラシュアップ画面は、例えば、画面の上のタブに対応する画面、画面の上のメニュー項目に対応する画面、一画面内の領域が区切られた各フィールド、一画面内の領域が区切られた各ウィンドウ等である。各ブラシュアップ画面は、グループごとの画面であり、他のクループのブラシュアップ画面とは区別可能である。
ブラシュアップ処理部140は、ブラシュアップ指示の受信に応じて、ブラシュアップ処理を行う。ブラシュアップ処理とは、追加されたデザイン情報または変更されたデザイン情報を、発注識別子とグループ識別子、およびデザイン識別子に対応付けてプロジェクト格納部111に蓄積する処理である。ブラシュアップ指示が変更されたデザイン情報を含む場合、ブラシュアップ処理部140は、当該変更されたデザイン情報を、変更前のデザイン情報に対応付けて蓄積することは好適である。ブラシュアップ処理において、デザイン情報が追加される場合、当該デザイン情報を識別するデザイン識別子がデザイン識別子生成部133により生成され、ブラシュアップ処理部140は、かかるデザイン識別子に対応付けて、追加されたデザイン情報を蓄積する。また、ブラシュアップ処理において、デザイン情報が変更される場合、変更後のデザイン情報を識別するデザイン識別子がデザイン識別子生成部133により生成され、ブラシュアップ処理部140は、かかるデザイン識別子に対応付けて、変更されたデザイン情報を蓄積する。なお、変更されたデザイン情報のデザイン識別子は、変更前のデザイン情報のデザイン識別子の全部または一部を含み、両デザイン情報の関係(変更前と変更後)が視覚的に認識可能であることは好適である。また、両デザイン情報が対応付いていることは、デザイン識別子が予め決められた関係があること(例えば、一方のデザイン識別子の全部または一部を、他方が含むくこと)、両デザイン情報の間にリンクが張られていること等であり、一方から他方がアクセス可能であったり、視覚的に認識可能であれば良い。
最終選別処理部141は、受信された最終選別指示に対応する一のデザイン情報に対応付けて、各デザイン情報が選別された旨の最終選別情報をプロジェクト格納部111に蓄積する。最終選別情報は、通常、最終的に選別されたことを示すフラグであるが、最終的に選別されたデザイン情報でも良い。
送信部15は、各種の情報を発注端末2または受注端末3に送信する。各種の情報は、例えば、デザイン情報、類似画像、各種の画面情報である。各種の画面情報とは、デザイン表示画面情報、ブラシュアップ画面情報、発注画面情報、受注画面情報、デザイン提案画面情報、プロジェクト画面情報である。なお、プロジェクト画面情報は、通常、デザイン表示画面情報を含む。
デザイン表示画面送信部151は、デザイン表示画面構成部136が構成したデザイン表示画面情報を発注端末2または受注端末3に送信する。デザイン表示画面送信部151は、通常、発注端末2または受注端末3からの指示の受信に応じて、デザイン表示画面情報を、指示を送信してきた発注端末2または受注端末3に送信する。
デザイン送信部152は、最終的に選別された一のデザイン情報を他のデザイン情報と区別可能に発注端末2に送信する。一のデザイン情報を他のデザイン情報と区別可能に送信することは、一のデザイン情報を他のデザイン情報と区別可能である画面の画面情報を送信することである。
類似画像出力部153は、類似画像検索部135が取得した1以上の類似画像を出力する。類似画像出力部153は、通常、1以上の類似画像を発注端末2または受注端末3に送信する。
ここでの出力とは、通常、送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
ブラシュアップ画面送信部154は、ブラシュアップ画面構成部139が構成したブラシュアップ画面情報を受注端末3に送信する。ブラシュアップ画面送信部154は、ブラシュアップ画面構成部139が構成したブラシュアップ画面情報を発注端末2に送信しても良い。ブラシュアップ画面送信部154は、通常、ブラシュアップ画面出力指示の受信に応じて、ブラシュアップ画面情報を送信する。なお、ブラシュアップ画面出力指示とは、ブラシュアップ画面を端末で出力させるための指示であり、ブラシュアップ画面情報の送信の指示である。
発注端末2を構成する発注格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、発注者識別子、受信されたデザイン情報、受信された画面情報、受信された類似画像等である。
発注受付部22は、各種の指示や情報等を受け付ける。各種の指示や情報等とは、例えば、発注情報、グループ数情報、選別指示、最終選別指示、各種の画面の出力指示である。各種の画面の出力指示は、例えば、発注画面出力指示、プロジェクト画面出力指示である。
各種の指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
発注処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、発注受付部22が受け付けた指示や情報等を送信するデータ構造にする処理である。また、発注受信部25が受信した情報を用いて、表示する画面を構成する処理である。
発注送信部24は、情報処理装置1に指示や情報等を送信する。指示や情報等は、通常、発注処理部23が構成した情報である。
発注受信部25は、各種の情報を情報処理装置1から受信する。各種の情報とは、例えば、デザイン情報、類似画像、各種の画面情報である。各種の画面情報は、例えば、デザイン表示画面情報、発注画面情報、プロジェクト画面情報である。なお、デザイン表示画面情報は、例えば、プロジェクト画面情報に含まれる。
発注出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えばデザイン情報、類似画像、各種の画面である。各種の画面は、例えば、デザイン表示画面、発注画面、プロジェクト画面である。なお、プロジェクト画面の中にデザイン表示画面が含まれる。
ここでの出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
受注端末3を構成する受注格納部31には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、受注者識別子、受信されたデザイン情報、受信された画面情報、受信された類似画像等である。
受注受付部32は、各種の指示や情報等を受け付ける。各種の指示や情報等とは、例えば、グループ数情報、デザイン情報、参考デザイン情報、ブラシュアップ指示、著作権関連回答、提案確定指示、各種の画面の出力指示である。各種の画面の出力指示は、例えば、受注画面出力指示、デザイン提案画面出力指示、ブラシュアップ画面出力指示、著作権チェックシート出力指示、プロジェクト画面出力指示である。著作権関連回答とは、提案したデザイン情報の著作権に関する質問に対する回答の情報である。著作権関連回答は、提案したデザイン情報の著作権侵害を未然に防止するための情報である。なお、質問の例は後述するが、質問の内容は著作権に関連すれば良く、問わない。
各種の指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
受注処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、受注受付部32が受け付けた指示や情報等を送信するデータ構造にする処理である。また、受注受信部35が受信した情報を用いて、表示する画面を構成する処理である。
受注送信部34は、情報処理装置1に指示や情報等を送信する。指示や情報等は、通常、受注処理部33が構成した情報である。
受注受信部35は、各種の情報を情報処理装置1から受信する。各種の情報とは、例えば、発注情報、デザイン情報、類似画像、各種の画面情報である。各種の画面情報は、例えば、デザイン表示画面情報、受注画面情報、デザイン提案画面情報、ブラシュアップ画面情報、著作権チェックシート、プロジェクト画面情報である。
受注出力部36は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、発注情報、デザイン情報、類似画像、各種の画面である。各種の画面は、例えば、デザイン表示画面、受注画面、デザイン提案画面、ブラシュアップ画面、著作権チェックシートを含む画面、プロジェクト画面である。
ここでの出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
格納部11、プロジェクト格納部111、発注格納部21、および受注格納部31は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受信部12、発注情報受信部121、グループ数受信部122、デザイン受信部123、選別指示受信部124、参考デザイン情報受信部125、ブラシュアップ指示受信部126、最終選別指示受信部127、発注受信部25、および受注受信部35は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部13、発注蓄積部131、グループ構成部132、デザイン識別子生成部133、デザイン蓄積部134、類似画像検索部135、デザイン表示画面構成部136、選別処理部137、参考デザイン蓄積部138、ブラシュアップ画面構成部139、ブラシュアップ処理部140、最終選別処理部141、発注処理部23、および受注処理部33は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
送信部15、デザイン表示画面送信部151、デザイン送信部152、類似画像出力部153、ブラシュアップ画面送信部154、発注送信部24、および受注送信部34は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
発注受付部22、および受注受付部32は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
発注出力部26、および受注出力部36は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。発注出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムの動作例について説明する。まず、情報処理装置1の動作例について、図4、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)受信部12は、発注画面出力指示を発注端末2から受信したか否かを判断する。発注画面出力指示を受信した場合はステップS402に行き、発注画面出力指示を受信しなかった場合はステップS409に行く。
(ステップS402)処理部13は、発注画面情報を格納部11から取得する。
(ステップS403)送信部15は、ステップS402で取得された発注画面情報を発注端末2に送信する。
(ステップS404)発注情報受信部121は、発注端末2から発注情報を受信したか否かを判断する。発注情報を受信した場合はステップS405に行き、発注情報を受信しなかった場合はステップS404に戻る。
(ステップS405)発注蓄積部131は、ステップS404で受信された発注情報を用いて、蓄積する発注情報を構成する。なお、発注蓄積部131は、例えば、ユニークな発注識別子を生成し、当該発注識別子を有する発注情報を構成する。
(ステップS406)発注蓄積部131は、ステップS405で構成された発注情報を、発注識別子に対応付けてプロジェクト格納部111に蓄積する。
(ステップS407)処理部13は、ステップS404で受信された発注情報の一部(例えば、受注者識別子)を、ワークフローメニューの雛形に付加し、ワークフローメニューを構成する。
(ステップS408)処理部13は、ステップS407で構成したワークフローメニューを格納部11に蓄積する。ステップS401に戻る。
(ステップS409)受信部12は、受注画面出力指示を受注端末3から受信したか否かを判断する。受注画面出力指示を受信した場合はステップS410に行き、受注画面出力指示を受信しなかった場合はステップS414に行く。
(ステップS410)処理部13は、格納部11から受注画面情報を取得する。
(ステップS411)送信部15は、受注画面情報を受注端末3に送信する。
(ステップS412)グループ数受信部122は、グループ数情報を受信したか否かを判断する。グループ数情報を受信した場合はステップS413に行き、グループ数情報を受信しなかった場合はステップS412に戻る。
(ステップS413)グループ構成部132は、ステップS412で受信されたグループ数情報を用いて、グループ構成処理を行う。グループ構成処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS414)受信部12は、デザイン提案画面出力指示を受注端末3から受信したか否かを判断する。デザイン提案画面出力指示を受信した場合はステップS415に行き、デザイン提案画面出力指示を受信しなかった場合はステップS420に行く。
(ステップS415)処理部13は、デザイン提案画面情報を格納部11から取得する。なお、処理部13は、グループ情報の数だけ、デザイン情報の入力領域を有するデザイン提案画面情報を構成する。なお、デザイン情報の入力領域は、タブに対応する画面、画面の上のメニュー項目に対応する画面、一画面内の領域が区切られたフィールド、一画面内の領域が区切られたウィンドウ等である。つまり、2以上の各入力領域は、区切られていれば良く、実現手段は問わない。なお、デザイン情報の入力領域に対応するグループ情報は、例えば、デザイン提案画面出力指示が有するプロジェクト識別子または発注識別子に対応するグループ情報である。また、プロジェクト識別子は発注識別子と同じ情報でも良い。
(ステップS416)送信部15は、ステップS402で取得されたデザイン提案画面情報を受注端末3に送信する。
(ステップS417)デザイン受信部123は、デザイン情報を受信したか否かを判断する。デザイン情報を受信した場合はステップS418に行き、デザイン情報を受信しなかった場合はステップS419に行く。なお、ここで、デザイン受信部123は、通常、デザイン情報とグループ識別子と提案回数情報とプロジェクト識別子とを受信する。なお、デザイン受信部123は、提案回数情報に代えて、提案回数情報を取得でき得る情報(例えば、デザイン情報が入力された画面の画面識別子)を取得しても良い。かかる場合、画面識別子と提案回数情報とが対応付けて格納部11に格納されている。また、ここで、デザイン受信部123は、デザイン情報を一つずつ受信しているが、複数のデザイン情報を一度に受信しても良い。
(ステップS418)デザイン蓄積部134等は、デザイン蓄積処理等を行う。デザイン蓄積処理等の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。ステップS417に戻る。
(ステップS419)受信部12は、提案確定指示を受注端末3から受信したか否かを判断する。提案確定指示を受信した場合はステップS401に戻り、提案確定指示を受信しなかった場合はステップS417に行く。
(ステップS420)選別指示受信部124は、選別指示を受信したか否かを判断する。選別指示を受信した場合はステップS421に行き、選別指示を受信しなかった場合はステップS423に行く。
(ステップS421)選別処理部137は、選別処理を行う。選別処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。ステップS417に戻る。
(ステップS422)処理部13は、著作権チェックシート構成処理を行う。著作権チェックシート構成処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。ステップS401に戻る。
(ステップS423)受信部12は、ブラシュアップ画面出力指示を受注端末3から受信したか否かを判断する。ブラシュアップ画面出力指示を受信した場合はステップS424に行き、ブラシュアップ画面出力指示を受信しなかった場合はステップS420に行く。
(ステップS424)ブラシュアップ画面構成部139は、ブラシュアップ画面構成処理を行う。ステップS401に戻る。ブラシュアップ画面構成処理の例について、図10のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS425)ブラシュアップ画面送信部154は、ステップS424で取得されたブラシュアップ画面情報を受注端末3に送信する。
(ステップS426)ブラシュアップ指示受信部126は、ブラシュアップ指示を受信したか否かを判断する。ブラシュアップ指示を受信した場合はステップS427に行き、ブラシュアップ指示を受信しなかった場合はステップS426に戻る。
(ステップS427)ブラシュアップ処理部140は、ブラシュアップ処理を行う。ステップS401に戻る。ブラシュアップ処理の例について、図11のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS428)最終選別指示受信部127は、最終選別指示を受信したか否かを判断する。最終選別指示を受信した場合はステップS429に行き、最終選別指示を受信しなかった場合はステップS431に行く。
(ステップS429)最終選別処理部141は、ステップS428での最終選別指示の受信に応じて、最終選別情報を取得する。
(ステップS430)最終選別処理部141は、ステップS429で取得した最終選別情報をプロジェクト格納部111に蓄積する。ステップS422に行く。
(ステップS431)受信部12は、著作権関連回答を受信したか否かを判断する。著作権関連回答を受信した場合はステップS432に行き、著作権関連回答を受信しなかった場合はステップS433に行く。
(ステップS432)処理部13は、ステップS431で受信された著作権関連回答を、対応するデザイン情報に対応付けて蓄積する。ステップS401に戻る。
(ステップS433)受信部12は、プロジェクト画面出力指示を受信したか否かを判断する。プロジェクト画面出力指示を受信した場合はステップS434に行き、プロジェクト画面出力指示を受信しなかった場合はステップS401に戻る。
(ステップS434)処理部13は、プロジェクト画面出力指示に対応するプロジェクト識別子で識別されるプロジェクト情報の全部または一部を取得する。
(ステップS435)処理部13は、ステップS434で取得したプロジェクト情報を用いて、プロジェクト画面情報を構成する。
(ステップS436)送信部15は、ステップS435で構成されたプロジェクト画面情報を送信する。ステップS401に戻る。
なお、図4、図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS413のグループ構成処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)グループ構成部132は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS602)グループ構成部132は、i番目のグループ識別子を取得する。なお、グループ構成部132は、i番目のグループ識別子を格納部11から読み出しても良いし、予め決められたルールに基づいて生成しても良い。
(ステップS603)グループ構成部132は、i番目のグループ識別子を有するグループ情報を構成する。
(ステップS604)グループ構成部132は、受信されたグループ情報とiとが一致するか否かを判断する。一致すればステップS606に行き、一致しなければステップS605に行き
(ステップS605)グループ構成部132は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS602に戻る。
(ステップS606)グループ構成部132は、1または2以上のグループ情報をプロジェクト識別子に対応付けて蓄積する。上位処理にリターンする。
なお、図6のフローチャートにおいて、発注者または受注者が入力したグループごとのグループ名を有するグループ情報を蓄積することは好適である。
次に、ステップS418のデザイン蓄積処理等の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。ステップS417に戻る。
(ステップS701)デザイン識別子生成部133は、受信されたデザイン情報に対応するグループ識別子を取得する。
(ステップS702)デザイン識別子生成部133は、提案回数情報を取得する。なお、提案回数情報は、例えば、デザイン情報と共に受信されるが、情報処理装置1で管理されていても良い。
(ステップS703)デザイン識別子生成部133は、グループ識別子と提案回数情報とを用いて、ユニークなデザイン識別子を生成する。
(ステップS704)デザイン蓄積部134は、受信されたデザイン情報に対応するプロジェクト識別子を取得する。
(ステップS705)デザイン蓄積部134は、ステップS704で取得したプロジェクト識別子、ステップS701で取得したグループ識別子に対応付けて、デザイン情報とステップS703で生成したデザイン識別子とをプロジェクト格納部111に蓄積する。
(ステップS706)処理部13は、画面変更情報を取得する。なお、画面変更情報は、受注端末3における画面表示を変更するための情報である。画面変更情報は、例えば、デザイン識別子を有する。画面変更情報は、例えば、削除ボタンを有する。削除ボタンは、デザイン情報を削除するための情報である。また、一の削除ボタンは、一のデザイン情報に対応付いている。
(ステップS707)送信部15は、ステップS706で取得された画面変更情報を受注端末3に送信する。
次に、ステップS421の選別処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)選別処理部137は、選別情報を取得する。選別処理部137は、例えば、格納部11のフラグである選別情報を取得する。また、選別処理部137は、例えば、受信されたデザイン情報である選別情報を取得する。
(ステップS802)選別処理部137は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS803)選別処理部137は、受信された選別指示の中にi番目のデザイン識別子が含まれるか否かを判断する。i番目のデザイン識別子が含まれる場合はステップS804に行き、i番目のデザイン識別子が含まれない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS804)選別処理部137は、受信された選別指示の中からi番目のデザイン識別子を取得し、当該i番目のデザイン識別子に対応付けて、選別情報を蓄積する。
(ステップS805)選別処理部137は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS803に戻る。
次に、ステップS422の著作権チェックシート構成処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。ステップS401に戻る。
(ステップS901)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS902)処理部13は、受信された選別指示の中にi番目のデザイン識別子が含まれるか否かを判断する。i番目のデザイン識別子が含まれる場合はステップS903に行き、i番目のデザイン識別子が含まれない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS903)処理部13は、著作権チェックシートを格納部11から取得する。処理部13は、取得した著作権チェックシートをi番目のデザイン識別子に対応付けて蓄積する。なお、この段階では、著作権チェックシートは、回答を有さない。
(ステップS904)処理部13は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS803に戻る。
次に、ステップS424のブラシュアップ画面構成処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1001)ブラシュアップ画面構成部139は、直前の選別指示に対応するデザイン識別子をすべて取得する。なお、直前の選別指示がグループ識別子を有する場合、ブラシュアップ画面構成部139は、グループ識別子を取得して、ステップS1004に移行しても良い。
(ステップS1002)ブラシュアップ画面構成部139は、ステップS1001で取得した1以上の各デザイン識別子と対になるグループ識別子を取得する。
(ステップS1003)ブラシュアップ画面構成部139は、ステップS1002で取得した1以上のグループ識別子に対してユニーク処理を行い、ユニークな1以上のグループ識別子を取得する。
(ステップS1004)ブラシュアップ画面構成部139は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1005)ブラシュアップ画面構成部139は、取得したグループ識別子の中に、i番目のグループ識別子が存在するか否かを判断する。i番目のグループ識別子が存在する場合はステップS1006に行き、i番目のグループ識別子が存在しない場合はステップS1009に行く。
(ステップS1006)ブラシュアップ画面構成部139は、i番目のブラシュアップ画面を構成する。ブラシュアップ画面構成部139は、例えば、デザイン画像をドロップできるi番目のフィールドを構成する。ブラシュアップ画面構成部139は、例えば、デザイン画像をドロップできるi番目のウィンドウを構成する。ブラシュアップ画面構成部139は、例えば、デザイン画像を入力できるi番目の画面を構成する。
(ステップS1007)ブラシュアップ画面構成部139は、i番目のグループ識別子と対になる1以上の各デザイン識別子で識別されるデザイン情報をプロジェクト格納部111から読み出す。そして、ブラシュアップ画面構成部139は、当該1以上のデザイン情報をi番目のブラシュアップ画面に貼り付ける。
(ステップS1008)ブラシュアップ画面構成部139は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1005に戻る。
(ステップS1009)ブラシュアップ画面構成部139は、送信されるブラシュアップ画面情報を構成する。上位処理にリターンする。なお、送信されるブラシュアップ画面情報は、グループごとの1以上のブラシュアップ画面を有し、各ブラシュアップ画面には、1以上のデザイン情報が含まれる。
なお、図10のフローチャートにおいて、構成されたブラシュアップ画面情報は、選択されているデザイン情報を含まなくても良い。
次に、ステップS427のブラシュアップ処理の例について、図11のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1101)ブラシュアップ処理部140は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1102)ブラシュアップ処理部140は、i番目のデザイン情報が存在するか否かを判断する。i番目のデザイン情報が存在する場合はステップS1103に行き、i番目のデザイン情報が存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS1103)ブラシュアップ処理部140は、i番目のデザイン情報は、変更されたデザイン情報であるか、新規に追加されたデザイン情報であるかを判断する。変更されたデザイン情報である場合はステップS1104に行き、新規に追加されたデザイン情報である場合はステップS1106に行く。
(ステップS1104)ブラシュアップ処理部140は、i番目のデザイン情報に対応付いているデザイン識別子であり、元のデザイン情報のデザイン識別子を取得する。
(ステップS1105)デザイン識別子生成部133は、ステップS1104で取得したデザイン識別子を用いて、変更後のデザイン情報のデザイン識別子を取得する。なお、変更後のデザイン情報のデザイン識別子は、元のデザイン情報のデザイン識別子を用いて取得されることは好適である。例えば、変更後のデザイン情報のデザイン識別子は、元のデザイン情報のデザイン識別子を含み、さらに予め決められたルールに基づいて文字列が付加された情報である。例えば、変更後のデザイン情報のデザイン識別子は、元のデザイン情報のデザイン識別子を含み、さらに予め決められ文字列が付加された情報である。また、変更後のデザイン情報のデザイン識別子は、元のデザイン情報のデザイン識別子と無関係に生成されても良い。
(ステップS1106)ブラシュアップ処理部140は、デザイン識別子生成部133は、新規に追加されたデザイン情報のデザイン識別子を取得する。なお、新規のデザイン情報のデザイン識別子を取得する処理例については上述したので、ここでの説明は省略する。
(ステップS1107)ブラシュアップ処理部140は、i番目のデザイン情報と当該i番目のデザイン情報のデザイン識別子とを対応付けてプロジェクト格納部111に蓄積する。
(ステップS1108)ブラシュアップ処理部140は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1101に戻る。
なお、図10のフローチャートにおいて、すべてのデザイン情報に対して、新たにデザイン識別子が生成されても良い。
次に、発注端末2の動作例について、図12のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1201)発注受付部22は、発注画面出力指示を受け付けたか否かを判断する。発注画面出力指示を受け付けた場合はステップS1202に行き、発注画面出力指示を受け付けなかった場合はステップS1205に行く。
(ステップS1202)発注処理部23は、ステップS1201で受け付けた発注画面出力指示から送信する発注画面出力指示を構成する。発注送信部24は、当該発注画面出力指示を情報処理装置1に送信する。そして、発注受信部25は、発注画面情報を情報処理装置1から受信する。次に、発注処理部23は、受信された発注画面情報を用いて、出力する発注画面を構成する。そして、発注出力部26は、発注画面を出力する。
(ステップS1203)発注受付部22は、発注情報を受け付けたか否かを判断する。発注情報を受け付けた場合はステップS1204に行き、発注情報を受け付けなかった場合はステップS1203に戻る。
(ステップS1204)発注処理部23は、ステップS1203で受け付けた発注情報から送信する発注情報を構成する。発注送信部24は、当該発注情報を情報処理装置1に送信する。ステップS1201に戻る。
(ステップS1205)発注受付部22は、プロジェクト画面出力指示を受け付けたか否かを判断する。プロジェクト画面出力指示を受け付けた場合はステップS1206に行き、プロジェクト画面出力指示を受け付けなかった場合はステップS1201に戻る。
(ステップS1206)発注処理部23は、ステップS1205で受け付けたプロジェクト画面出力指示から送信するプロジェクト画面出力指示を構成する。発注送信部24は、当該プロジェクト画面出力指示を情報処理装置1に送信する。
(ステップS1207)発注受信部25は、プロジェクト画面情報を受信したか否かを判断する。プロジェクト画面情報を受信した場合はステップS1208に行き、プロジェクト画面情報を受信しなかった場合はステップS1207に行く。
(ステップS1208)次に、発注処理部23は、受信されたプロジェクト画面情報を用いて、出力するプロジェクト画面を構成する。そして、発注出力部26は、プロジェクト画面を出力する。なお、プロジェクト画面は、1または2以上のデザイン情報を含むデザイン表示画面を含む。
(ステップS1209)発注受付部22は、選別指示を受け付けたか否かを判断する。選別指示を受け付けた場合はステップS1210に行き、選別指示を受け付けなかった場合はステップS1211に行く。なお、選別指示は、ステップS1208で出力されたデザイン表示画面の中の1または2以上のデザイン情報から1以上のデザイン情報を選別する指示である。
(ステップS1210)発注処理部23は、ステップS1209で受け付けられた選別指示を用いて、送信する選別指示を構成する。そして、発注送信部24は、当該選別指示を情報処理装置1に送信する。ステップS1201に戻る。なお、選別指示は、選別された1以上の各デザイン情報のデザイン識別子を有する。
(ステップS1211)発注受付部22は、最終選別指示を受け付けたか否かを判断する。最終選別指示を受け付けた場合はステップS1212に行き、最終選別指示を受け付けなかった場合はステップS1213に行く。なお、最終選別指示は、ステップS1208で出力されたデザイン表示画面の中の1または2以上のデザイン情報から一のデザイン情報を選別する指示である。
(ステップS1212)発注処理部23は、ステップS1211で受け付けられた最終選別指示を用いて、送信する最終選別指示を構成する。そして、発注送信部24は、当該最終選別指示を情報処理装置1に送信する。ステップS1201に戻る。なお、最終選別指示は、選別された一のデザイン情報のデザイン識別子を有する。
次に、受注端末3の動作例について、図13、図14のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1301)受注受付部32は、受注画面出力指示を受け付けたか否かを判断する。受注画面出力指示を受け付けた場合はステップS1302に行き、受注画面出力指示を受け付けなかった場合はステップS1307に行く。
(ステップS1302)受注処理部33は、ステップS1301で受け付けられた受注画面出力指示を用いて送信する受注画面出力指示を構成する。受注送信部34は、当該受注画面出力指示を情報処理装置1に送信する。
(ステップS1303)受注受信部35は、受注画面情報を情報処理装置1から受信したか否かを判断する。受注画面情報を受信した場合はステップS1304に行き、受注画面情報を受信しなかった場合はステップS1303に戻る。
(ステップS1304)受注処理部33は、ステップS1303で受信された受注画面情報を用いて受注画面を構成する。受注出力部36は、当該受注画面を出力する。
(ステップS1305)受注受付部32は、グループ数情報等を受け付けたか否かを判断する。グループ数情報等を受け付けた場合はステップS1306に行き、グループ数情報等を受け付けなかった場合はステップS1305に戻る。
(ステップS1306)受注処理部33は、ステップS1305で受け付けられたグループ数情報等を用いて送信するグループ数情報等を構成する。受注送信部34は、当該グループ数情報等を情報処理装置1に送信する。ステップS1301に戻る。なお、グループ数情報等とは、例えば、グループ数情報、プロジェクト識別子を有する。
(ステップS1307)受注受付部32は、デザイン提案画面出力指示を受け付けたか否かを判断する。デザイン提案画面出力指示を受け付けた場合はステップS1308に行き、デザイン提案画面出力指示を受け付けなかった場合はステップS1317に行く。
(ステップS1308)受注処理部33は、ステップS1307で受け付けられたデザイン提案画面出力指示を用いて送信するデザイン提案画面出力指示を構成する。受注送信部34は、当該デザイン提案画面出力指示を情報処理装置1に送信する。
(ステップS1309)受注受信部35は、デザイン提案画面情報を情報処理装置1から受信したか否かを判断する。デザイン提案画面情報を受信した場合はステップS1310に行き、デザイン提案画面情報を受信しなかった場合はステップS1309に戻る。
(ステップS1310)受注処理部33は、ステップS1309で受信されたデザイン提案画面情報を用いてデザイン提案画面を構成する。受注出力部36は、当該デザイン提案画面を出力する。
(ステップS1311)受注受付部32は、デザイン情報を受け付けたか否かを判断する。デザイン情報を受け付けた場合はステップS1312に行き、デザイン情報を受け付けなかった場合はステップS1315に行く。
(ステップS1312)受注処理部33は、ステップS1311で受け付けられたデザイン情報を用いて送信するデザイン情報を構成する。受注送信部34は、当該デザイン情報を情報処理装置1に送信する。
(ステップS1313)受注受信部35は、画面変更情報を情報処理装置1から受信したか否かを判断する。画面変更情報を受信した場合はステップS1314に行き、画面変更情報を受信しなかった場合はステップS1313に戻る。なお、画面変更情報は、例えば、送信したデザイン情報に対応するデザイン識別子、削除ボタンのうちの1以上の情報である。
(ステップS1314)受注処理部33は、ステップS1313で受信された画面変更情報を用いて、出力されている画面の画面情報を変更する。そして、受注出力部36は、当該変更された画面を出力する。ステップS1311に戻る。
なお、受注出力部36は、送信されたデザイン情報が表示された近くの位置であり、当該デザイン情報に対応付く位置に、画面変更情報が有するデザイン識別子、削除ボタンのうちの1以上の情報を出力する。
(ステップS1315)受注受付部32は、提案確定指示を受け付けたか否かを判断する。提案確定指示を受け付けた場合はステップS1316に行き、提案確定指示を受け付けなかった場合はステップS1311に戻る。なお、提案確定指示とは、この機会におけるデザイン情報の入力を完了する指示である。
(ステップS1316)受注処理部33は、ステップS1315で受け付けられた提案確定指示を用いて送信する提案確定指示を構成する。受注送信部34は、当該提案確定指示を情報処理装置1に送信する。
(ステップS1317)受注受付部32は、ブラシュアップ画面出力指示を受け付けたか否かを判断する。ブラシュアップ画面出力指示を受け付けた場合はステップS1318に行き、ブラシュアップ画面出力指示を受け付けなかった場合はステップS1323に行く。
(ステップS1318)受注処理部33は、ステップS1317で受け付けられたブラシュアップ画面出力指示を用いて送信するブラシュアップ画面出力指示を構成する。受注送信部34は、当該ブラシュアップ画面出力指示を情報処理装置1に送信する。
(ステップS1319)受注受信部35は、ブラシュアップ画面情報を情報処理装置1から受信したか否かを判断する。ブラシュアップ画面情報を受信した場合はステップS1320に行き、ブラシュアップ画面情報を受信しなかった場合はステップS1319戻る。
(ステップS1320)受注処理部33は、ステップS1309で受信されたブラシュアップ画面情報を用いてブラシュアップ画面を構成する。受注出力部36は、当該ブラシュアップ画面を出力する。
(ステップS1321)受注受付部32は、ブラシュアップ指示を受け付けたか否かを判断する。ブラシュアップ指示を受け付けた場合はステップS1322に行き、ブラシュアップ指示を受け付けなかった場合はステップS1321に戻る。
(ステップS1322)受注処理部33は、ステップS1321で受け付けられたブラシュアップ指示を用いて送信するブラシュアップ指示を構成する。受注送信部34は、当該ブラシュアップ指示を情報処理装置1に送信する。ステップS1301に戻る。
(ステップS1323)受注受付部32は、著作権チェックシート出力指示を受け付けたか否かを判断する。著作権チェックシート出力指示を受け付けた場合はステップS1324に行き、著作権チェックシート出力指示を受け付けなかった場合はステップS1329に行く。
(ステップS1324)受注処理部33は、ステップS1323で受け付けられた著作権チェックシート出力指示を用いて送信する著作権チェックシート出力指示を構成する。受注送信部34は、当該著作権チェックシート出力指示を情報処理装置1に送信する。
(ステップS1325)受注受信部35は、著作権チェックシートを情報処理装置1から受信したか否かを判断する。著作権チェックシートを受信した場合はステップS1326に行き、著作権チェックシートを受信しなかった場合はステップS1325に戻る。
(ステップS1326)受注処理部33は、ステップS1309で受信された著作権チェックシートを用いて著作権チェックシートを含む画面を構成する。受注出力部36は、当該画面を出力する。
(ステップS1327)受注受付部32は、著作権チェックシートに対する回答であり、1以上の著作権関連回答を受け付けたか否かを判断する。著作権関連回答を受け付けた場合はステップS1328に行き、著作権関連回答を受け付けなかった場合はステップS1327に戻る。
(ステップS1328)受注処理部33は、ステップS1321で受け付けられた1以上の著作権関連回答を用いて送信する1以上の著作権関連回答を構成する。受注送信部34は、当該1以上の著作権関連回答を情報処理装置1に送信する。ステップS1301に戻る。なお、受注処理部33は、著作権関連回答を、例えば、プロジェクト識別子、グループ識別子、デザイン識別子に対応付けて送信する。
(ステップS1329)受注受付部32は、プロジェクト画面出力指示を受け付けたか否かを判断する。プロジェクト画面出力指示を受け付けた場合はステップS1324に行き、プロジェクト画面出力指示を受け付けなかった場合はステップS1329に行く。
(ステップS1330)受注処理部33は、ステップS1329で受け付けられたプロジェクト画面出力指示を用いて送信するプロジェクト画面出力指示を構成する。受注送信部34は、当該プロジェクト画面出力指示を情報処理装置1に送信する。
(ステップS1331)受注受信部35は、プロジェクト画面情報を情報処理装置1から受信したか否かを判断する。プロジェクト画面情報を受信した場合はステップS1332行き、プロジェクト画面情報を受信しなかった場合はステップS1331に戻る。
(ステップS1332)受注処理部33は、ステップS1309で受信されたプロジェクト画面情報を用いてプロジェクト画面を構成する。受注出力部36は、当該プロジェクト画面を出力する。
以下、本実施の形態における情報システムの具体的な動作について説明する。情報システムの概念図は図1である。
今、情報処理装置1のプロジェクト格納部111には、図15に示す構造を有するグループ管理表が格納されている、とする。グループ管理表は、プロジェクト(発注)ごとに、1または2以上のグループ情報を管理する表である。グループ管理表は、「ID」「プロジェクト識別子」「グループ識別子」「グループ名」を有する1以上のレコードを有する。「ID」はレコードを識別する情報である。
図15の「ID=1」のグループは、プロジェクト識別子「SDS101809-22320」のプロジェクトであり、「A」「B」「C」の3つのグループの情報を有する。また、各グループのグループ名は「提案1」「提案2」「提案3」という名称である。また、「ID=2」のグループは、プロジェクト識別子「SDS101809-23580」のプロジェクトであり、「A」「B」「C」「D」の4つのグループの情報を有する。また、各グループのグループ名は「和風」「バリ風」「北放風」「南欧風」という、グループのコンセプトが分かりやすい名称である。なお、グループ管理表は、グループ情報を有し、プロジェクト情報に含まれる情報である。
また、プロジェクト格納部111には、図16に示す構造を有するデザイン管理情報管理表が格納されている。デザイン管理情報管理表は、プロジェクト(発注)ごとに、2以上の各デザイン情報の属性値の集合であるデザイン管理情報をレコードとして有する。デザイン管理情報管理表は、「ID」「プロジェクト識別子」「デザイン識別子」「グループ識別子」「提案回数情報」「選別情報」「最終選別情報」「著作権チェックシート識別子」「親デザイン識別子」「変更フラグ」「著作権クラス」を有するレコードを2以上有する。
「ID」はレコードを識別する情報である。「プロジェクト識別子」は、デザイン情報に対応するプロジェクトの識別子である。「グループ識別子」は、デザイン情報が属するグループの識別子である。
「提案回数情報」は、デザイン情報が提案された時の回を特定する情報である。提案回数情報が「1」である場合は、そのデザイン情報が最初の提案時に提案されたことを示す。また、提案回数情報が「2」である場合は、そのデザイン情報が第1回目のブラシュアップ時(2回目の提案時)に提案されたことを示す。また、提案回数情報が「3」である場合は、そのデザイン情報が第2回目のブラシュアップ時(3回目の提案時)に提案されたことを示す。「選別情報」は、ここでは、発注側により選別されたことを示すフラグである。ここでは、選別情報が「1」である場合は、対応するデザイン情報が選別されたことを示す。選別情報が「0」である場合は、対応するデザイン情報が選別されなかったことを示す。
「最終選別情報」は、ここでは、最終段階で発注側により選別され、採用されるデザイン情報として決定されたことを示すフラグである。ここでは、最終選別情報が「1」である場合は、対応するデザイン情報が最終的に選別されたことを示す。最終選別情報が「0」である場合は、対応するデザイン情報が選別されなかったことを示す。
「著作権チェックシート識別子」は、デザイン情報の著作権に関するチェックのためのシートである著作権チェックシートの識別子である。ここでは、著作権チェックシート識別子は、著作権チェックシートのファイル名の一部を構成する、とする。
「親デザイン識別子」は、デザイン情報の元になるデザイン情報が存在する場合、その元になるデザイン情報のデザイン識別子である。元になるデザイン情報は、例えば、変更前のデザイン情報である。元になるデザイン情報と「親デザイン識別子」に対応するデザイン情報が同じデザイン情報である場合も、ここでは、あり得る。
「変更フラグ」は、「親デザイン識別子」に情報を有する場合(NULLで無い場合)、対応するデザイン情報が元のデザイン情報を変更された情報であるか(「1」の場合)、対応するデザイン情報が元のデザイン情報と同じであるか(「0」の場合)を示すフラグである。
「著作権クラス」は、デザイン情報の著作権の所有者を識別する情報である。著作権クラス「1」は、例えば、著作権が発注側に存在することを示す。また、著作権クラス「2」は、例えば、著作権が発注側と受注側の共有であることを示す。また、著作権クラス「3」は、例えば、著作権が受注側に存在することを示す。
ここで、処理部13は、選別されたか否か、または最終的に選別されたか否かに応じて、異なる著作権クラスをデザイン情報に対応付けて蓄積することは好適である。つまり、選別されたか否か、または最終的に選別されたか否かに応じて、デザイン情報の著作権の所有者が異なるようになることを自動的に管理できるようにすることは好適である。
例えば、処理部13は、最終的に採用されたデザイン情報に対する著作権クラスに「1」を記録する。つまり、処理部13は、「最終選別情報=1」のレコードの著作権クラス、および「最終選別情報=1」のレコードの親デザイン識別子に対応するデザイン識別子を有するレコードの著作権クラスに「1」を記録する。
また、処理部13は、一度は採用されたが、最終的には採用されなかったデザイン情報に対する著作権クラスに「2」を記録する。つまり、処理部13は、「選別情報=1」を有し、著作権クラス「1」ではないレコードの著作権クラスに「2」を記録する。
また、処理部13は、提案だけ行われ、一度も採用されなかったデザイン情報に対する著作権クラスに「3」を記録する。つまり、処理部13は、「選別情報=0」を有するレコードの著作権クラスに「3」を記録する。
なお、処理部13は、最終的に採用されたデザイン情報と、他のデザイン情報との著作権の所有者を区別するだけの著作権クラスを記録しても良い。かかる場合、処理部13は、例えば、「最終選別情報=1」のレコードの著作権クラス、および「最終選別情報=1」のレコードの親デザイン識別子に対応するデザイン識別子を有するレコードの著作権クラスに「1」を記録する。そして、処理部13は、著作権クラス「1」が記録されなかったレコードの著作権クラスに「2」を記録する。
また、処理部13が著作権クラスを蓄積するタイミングは問わない。例えば、最終選別情報の「1」が記録された際に、処理部13は、各デザイン識別子に対応する著作権クラスを取得し、蓄積する。
かかる状況において、情報システムの動作の具体例について、以下に説明する。また発注端末2および受注端末3において、画面を出力するまでの処理は、上記のフローチャートを用いて説明したので、本具体例においては省略する。
今、発注者は、発注端末2に、図17に示す1701の発注情報を入力した、とする。すると、発注端末2は、1701の発注情報を受け付け、情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の発注情報受信部121は、発注端末2から発注情報を受信する。次に、発注蓄積部131は、ユニークなプロジェクト識別子(発注識別子と言っても良い)を生成する。次に、発注蓄積部131は、受信された発注情報を用いて、蓄積する発注情報を構成し、当該発注情報を、プロジェクト識別子に対応付けてプロジェクト格納部111に蓄積する。
次に、処理部13は、受信された発注情報が有する受注者識別子を、格納部11のワークフローメニューの雛形に付加し、ワークフローメニュー1702を構成し、蓄積する。なお、1702は、受注者識別子が埋め込まれており、発注側と受注側とで協働してデザインを作成するためのワークフローのメニューであり、フェーズ(ここでは、「提案」)を特定する表示となっている。
次に、受注者は、受注端末3に表示されている図18の画面に対して、グループ数情報「3」を入力し、「確定して進む」ボタンを指示した、とする。すると、受注端末3は、グループ数情報「3」を受け付ける。次に、受注端末3は、図18の画面を構成する受注画面情報に対応付けられているプロジェクト識別子「SDS101809-22320」と対にして、グループ数情報「3」を情報処理装置1に送信する。なお、受注画面情報と当該プロジェクト識別子は、情報処理装置1から送信された情報である。
次に、情報処理装置1のグループ数受信部122は、グループ数情報「3」とプロジェクト識別子「SDS101809-22320」とを受信する。
次に、グループ構成部132は、グループ構成処理を行う。グループ構成部132は、予め決められたルール(ここでは、A,B,C,D・・・と、アルファベット順にグループ識別子を決定するルール)に基づいて、グループ識別子「A」「B」「C」を取得する。また、予め決められたルールに基づいて、デフォルトのグループ名である「提案1」「提案2」「提案3」を取得する。次に、グループ構成部132は、3つのグループ情報(A,提案1)(B,提案2)(C,提案3)をプロジェクト識別子「SDS101809-22320」に対応付けて蓄積する。なお、かかるグループ情報は、図15の「ID=1」のレコードである。
なお、図15の「ID=2」のレコードのグループ名は、デザインのコンセプト(観点等と言っても良い)を指定する名称であり、発注者または受注者が入力した情報である。
次に、受注者は、受注端末3にデザイン提案画面出力指示を入力する。受注端末3は、デザイン提案画面出力指示を受け付け、情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の受信部12は、デザイン提案画面出力指示を受注端末3から受信する。次に、処理部13は、デザイン提案画面情報を格納部11から取得する。ここで、処理部13は、図15のプロジェクト識別子「SDS101809-22320」に対応するグループ情報の数「3」の分だけ、デザイン情報の入力領域を有するデザイン提案画面情報を構成する。次に、送信部15は、取得されたデザイン提案画面情報を受注端末3に送信する。
次に、受注端末3は、デザイン提案画面情報を受信し、デザイン提案画面を出力する。かかるデザイン提案画面の出力例は、図19である。図19において、1901が3つの各グループのデザイン情報の入力領域である。
次に、受注者は、受注端末3の画面の各入力領域に、作成し、提案するデザイン情報を入力(例えば、ドロップ)する。3つの各グループに入力したデザイン情報の例は、図20である。図20において、各グループのデザイン情報は、グループごとに、色合いが異なり、グループごとに異なるコンセプトの元に作成されたデザイン情報である。
次に、受注端末3は、3つの各グループに入力されたデザイン情報を受け付け、各々、プロジェクト識別子「SDS101809-22320」とグループ識別子と提案回数情報「1」とに対応付けて、16のデザイン情報を情報処理装置1に送信する。なお、提案回数情報「1」は、図19のSTEP3の領域(フィールド)に対応付けられている、とする。
次に、情報処理装置1のデザイン受信部123は、プロジェクト識別子とグループ識別子と提案回数情報とに対応付けられた16のデザイン情報を受信する。
次に、デザイン識別子生成部133は、受信された各デザイン情報に対応するグループ識別子を取得する。また、デザイン識別子生成部133は、提案回数情報「1」を取得する。次に、デザイン識別子生成部133は、16の各デザイン情報に対して、グループ識別子と提案回数情報とを用いて、ユニークなデザイン識別子を生成する。つまり、デザイン識別子生成部133は、各デザイン情報に対して、ここでは「提案回数情報_グループ識別子_ユニークな数値」の文字列であるデザイン識別子を生成する。ユニークな数値は、グループごとにユニークな数値であり、ここでは「1」「2」・・・「6」といった自然数である。
次に、デザイン蓄積部134は、受信されたデザイン情報に対応するプロジェクト識別子「SDS101809-22320」を取得する。
次に、デザイン蓄積部134は、16の各デザイン情報に対して、取得したプロジェクト識別子、取得したグループ識別子に対応付けて、生成したデザイン識別子をプロジェクト管理表(図16)に蓄積する。次に、デザイン蓄積部134は、受信された16の各デザイン情報をデザイン識別子に対応付けて、プロジェクト格納部111に蓄積する。また、デザイン蓄積部134は、提案回数情報「1」をプロジェクト管理表の各レコードに蓄積する。かかる情報が、図16の「ID=1」のレコードである。
次に、処理部13は、画面変更情報を取得する。つまり、処理部13は、16の各デザイン情報に対して、デザイン識別子と削除ボタンとを取得する。そして、送信部15は、16の各デザイン情報に対して、デザイン識別子と削除ボタンとを有する画面変更情報を受注端末3に送信する。
なお、画面変更情報は、受注端末3における画面表示を変更するための情報である。画面変更情報は、例えば、デザイン識別子を有する。画面変更情報は、例えば、削除ボタンを有する。削除ボタンは、デザイン情報を削除するための情報である。また、一の削除ボタンは、一のデザイン情報に対応付いている。
次に、受注端末3は、画面変更情報を受信し、出力する。かかる画面変更情報は、図20の2001である。
なお、発注者が「削除」ボタンを指示した場合、受注端末3は、当該「削除」ボタンに対応するデザイン識別子とプロジェクト識別子「SDS101809-22320」とを取得し、情報処理装置1に送信する。
そして、情報処理装置1の受信部12は、デザイン識別子とプロジェクト識別子とを受信する。そして、処理部13は、当該デザイン識別子とプロジェクト識別子とに対応するレコードを図16のデザイン管理表から削除する。また、当該レコードに対応するデザイン情報をプロジェクト格納部111から削除する。
次に、発注者は、発注端末2に図21に示す画面を表示させる。なお、図21の画面の2101の入力領域(フィールドと言っても良い)は、受注者から提案された3グループのデザイン情報(2102の領域のデザイン情報)から、1以上のデザイン情報を選別するための領域である。そして、発注者は、図22に示すように、2102の領域のデザイン情報から、2つのデザイン情報を選択した、とする。2つのデザイン情報のデザイン識別子は、「1_B_5」「1_B_6」である。そして、2202に示すように、選別するデザイン情報を確定させた、とする。次に、発注端末2は、デザイン識別子「1_B_5」「1_B_6」、プロジェクト識別子「SDS101809-22320」を取得する。そして、発注端末2は、選別指示を構成し、情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の選別指示受信部124は、選別指示を受信する。かかる選別指示は、デザイン識別子「1_B_5」「1_B_6」、プロジェクト識別子「SDS101809-22320」を有する。
次に、選別処理部137は、以下のように選別処理を行う。つまり、選別処理部137は、選別情報(フラグ「1」)を取得する。そして、選別処理部137は、プロジェクト識別子「SDS101809-22320」およびデザイン識別子「1_B_5」と対になるレコードの属性値の選別情報に「1」を記録する(図16参照)。また、選別処理部137は、プロジェクト識別子「SDS101809-22320」およびデザイン識別子「1_B_6」と対になるレコードの属性値の選別情報に「1」を記録する(図16参照)。さらに、選別処理部137は、プロジェクト識別子「SDS101809-22320」に対応し、選別情報に「1」が存在しないレコードの属性値に「0」を記録する(図16参照)。なお、「0」が記録されるレコードは、現時点で提案されているデザイン情報に対応するレコードであることは言うまでもない。
次に、処理部13は、著作権チェックシート構成処理を行う。つまり、処理部13は、著作権チェックシートを格納部11から取得する。そして、処理部13は、取得した著作権チェックシートを2つの各デザイン識別子「1_B_5」「1_B_6」に対応付けて蓄積する。なお、処理部13は、2つの各デザイン識別子「1_B_5」「1_B_6」のファイル名を生成し、著作権チェックシートのファイル名として、当該2つのファイルを格納部11に蓄積する。そして、処理部13は、著作権チェックシートの各ファイル名「1_B_5」「1_B_6」を、各々、デザイン識別子「1_B_5」「1_B_6」に対応付けて蓄積する(図16の属性値「著作権チェックシート識別子」を参照)。
また、かかる著作権チェックシートの蓄積により、著作権チェックシートが存在する旨のアイコンが、発注端末2および受注端末3の画面上に表示される、とする(図23の2301参照)。
次に、受注者は、図23の2301を指示し、受注端末3に、著作権チェックシートを表示させた、とする(図24参照)。そして、受注者は、デザイン識別子「1_B_5」のデザイン情報が他者の著作権を侵害していないか否かを判断するための質問に対する回答を、入力していく、とする。ここで、図24の2401は、著作権チェックシートに対応するデザイン情報を示す。2402は、著作権チェックシートの入力対象のデザイン情報を大きく表示している例である。2403は、著作権に関連する質問の例である。
次に、受注者は、例えば、図25の画面(図24の画面の一部を拡大した画面)に対して、デザイン情報の一部(2501,2502)を切り出して、各々、新規に作成したデザインであるか、既存のデザインを流用したデザインであるか等の質問に対して、回答を入力する。そして、受注者は、「登録」ボタン2404を指示した、とする。
次に、受注端末3は、著作権関連回答(図24の画面に入力された回答を特定する情報)を、プロジェクト識別子およびデザイン識別子「1_B_5」と共に、情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の受信部12は、受注端末3から著作権関連回答とプロジェクト識別子とデザイン識別子とを受信する。処理部13は、受信された著作権関連回答を、プロジェクト識別子およびデザイン識別子「1_B_5」に対応付けてプロジェクト格納部111に蓄積する。以上の処理により、デザイン識別子「1_B_5」により識別されるデザイン情報に対する著作権関連回答が蓄積された。
また、同様に、デザイン識別子「1_B_6」に対応する著作権関連回答がプロジェクト格納部111に蓄積された、とする。
かかる著作権関連回答が存在している旨の、発注端末2または受注端末3における表示例は、図26である。図26において、著作権関連回答の存在を示すアイコン2601が表示されている、なお、アイコン2601を選択すると、著作権関連回答を表示する画面(図24の画面)が表示される。
次に、受注者が、受注端末3にブラシュアップ画面出力指示を入力した、とする。すると、受注端末3は、ブラシュアップ画面出力指示を受け付け、当該指示を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の受信部12は、ブラシュアップ画面出力指示を受注端末3から受信する。
そして、ブラシュアップ画面構成部139は、以下のようなブラシュアップ画面構成処理を行う。つまり、ブラシュアップ画面構成部139は、直前の選別指示に対応するデザイン識別子(「選抜情報=1」と対になるデザイン識別子)「1_B_5」「1_B_6」を、図16のデザイン管理表から取得する。次に、ブラシュアップ画面構成部139は、取得した2つの各デザイン識別子と対になるグループ識別子「B」「B」を、図16のデザイン管理表から取得する。次に、ブラシュアップ画面構成部139は、取得した2つのグループ識別子に対してユニーク処理を行い、ユニークなグループ識別子「B」を取得する。次に、ブラシュアップ画面構成部139は、グループ識別子「B」に対応するブラシュアップ画面情報を構成する。
次に、ブラシュアップ画面送信部154は、取得されたブラシュアップ画面情報を受注端末3に送信する。
次に、受注端末3は、ブラシュアップ画面情報を受信し、ブラシュアップ画面を出力する。かかるブラシュアップ画面の例は、図27である。図27において、グループ識別子「B」のデザイン情報を入力できる入力領域が2701である。なお、図27は、デザイン情報の選別(ここでは、「1_B_5」「1_B_6」のデザイン情報の選別)が、グループの選別になっていることを示す。
そして、受注者は、図27の画面の入力領域2701に6つのデザイン画像を入力した、とする。かかる画面例は、図28である。すると、受注端末3は、ブラシュアップ指示を構成し、当該ブラシュアップ指示を情報処理装置1に送信する。なお、かかるブラシュアップ指示は、6つのデザイン情報を有する。また、以前に提案されていたデザイン情報の場合、デザイン情報に代えて、またはデザイン情報に加えて、既に付与されているデザイン識別子がブラシュアップ指示に含まれる。また、以前に提案されていたデザイン情報が変更されたデザイン情報の場合、デザイン情報に加えて、既に付与されているデザイン識別子(元のデザイン情報のデザイン識別子)がブラシュアップ指示に含まれる。
次に、情報処理装置1のブラシュアップ指示受信部126は、ブラシュアップ指示を受注端末3から受信する。
次に、ブラシュアップ処理部140等は、以下のようにブラシュアップ処理を行う。つまり、デザイン識別子生成部133は、受信された6つの各デザイン情報に対して、デザイン識別子を生成する。デザイン識別子の生成方法は、例えば、上述した通りである。
次に、ブラシュアップ処理部140は、提案回数情報「2」を取得する。また、ブラシュアップ処理部140は、6つの各デザイン情報をプロジェクト格納部111に蓄積する。また、ブラシュアップ処理部140は、6つの各デザイン情報に対応するレコードを、デザイン識別子と提案回数情報「2」とを用いて構成する。そして、ブラシュアップ処理部140は、6つのレコードを、プロジェクト管理表(図16参照)に蓄積する。なお、受注者は、元のデザイン情報「1_B_6」を修正し、デザイン識別子「2_B_3」が付与されたデザイン情報を作成した、とする。
なお、受注者は、元のデザイン情報(「1_B_6」で識別されるデザイン情報)を修正し、デザイン識別子「2_B_3」が付与されたデザイン情報を作成した、とする。
以上により、ブラシュアップ処理は完了する。なお、かかる段階で、発注端末2または受注端末3に表示される画面例は、図29である。図29の2901は、最終の選別候補のデザイン情報が表示されている領域である。2902は、デザイン識別子であり、グループ識別子「B」と提案回数情報「2」とを含む。
なお、図28、図29は、グループの選択後、当該グループに属するデザイン情報を追加、修正する等をして、グループをブラシュアップしていることを示す。
次に、発注者は、発注端末2に、プロジェクト画面出力指示を入力する。すると、上述した処理により、発注端末2に、プロジェクト画面が出力される。かかるプロジェクト画面の例は、図30である。図30の3001は、2回目の選別のための入力領域である。なお、この入力領域は、選別のための領域である。
次に、発注者は、領域3002の中の6つのデザイン情報から、一のデザイン情報を選択した、とする。すると、発注端末2は、最終選別指示を受け付ける。そして、発注端末2は、最終選別指示を構成し、情報処理装置1に送信する。なお、最終選別指示は、プロジェクト識別子「SDS101809-22320」、デザイン識別子「2_B_3」を有する。
次に、情報処理装置1の最終選別指示受信部127は、最終選別指示を受信する。そして、最終選別処理部141は、最終選別指示の受信に応じて、最終選別情報(ここでは、フラグ「1」)を取得する。
次に、最終選別処理部141は、取得した最終選別情報をデザイン識別子「2_B_3」に対応付けて、プロジェクト管理表(図16)に蓄積する。また、最終選別処理部141は、デザイン識別子「2_B_3」以外のデザイン識別子であり、提案回数情報「2」に対応するデザイン識別子と対になる属性値「最終選別情報」に「0」を記録する。
また、最終選別処理部141は、最終選別指示が有する6つのデザイン情報に対して、デザイン識別子を対応付け、プロジェクト格納部111に蓄積する。そして、かかる最終選別処理を完了した後に、発注端末2または受注端末に出力される画面例は、図31である。図31において、最終的に選別されたデザイン情報は、3101である。
次に、処理部13は、著作権チェックシート構成処理を行い、デザイン識別子「2_B_3」に対応する著作権チェックシートを蓄積する(図16参照)。
そして、受注者は、デザイン識別子「2_B_3」に対応する著作権チェックシートに対して回答を行う。なお、かかる回答を行う画面は、例えば、図24、図25を参照のこと。また、情報処理装置1が、著作権関連回答を受信し、蓄積する処理は、上述した通りである。
次に、発注者は、発注端末2に対してプロジェクト画面出力指示を入力した、とする。すると、発注端末2は、プロジェクト画面出力指示を受け付け、プロジェクト画面出力指示を情報処理装置1に送信する。なお、かかるプロジェクト画面出力指示は、プロジェクト識別子「SDS101809-22320」を有する、とする。
次に、情報処理装置1の受信部12は、当該プロジェクト画面出力指示を受信する。次に、処理部13は、プロジェクト画面出力指示に対応するプロジェクト識別子で識別されるプロジェクト情報の全部または一部を取得する。送信部15は、取得されたプロジェクト画面情報を発注端末2に送信する。
次に、発注端末2は、プロジェクト画面情報を受信し、プロジェクト画面を出力する。かかる画面例は、図32である。図32において、最終的に採用されたデザイン情報3201が表示され、当該デザイン情報3201に対する著作権チェックシートにアクセスするためのアイコン3202が表示されている。
なお、図20-図23、図26、図28-図31の画面は、デザイン表示画面の例である、と言える。また、図31のデザイン表示画面の中のグループBのデザイン情報の中で、選択されたデザイン情報3102は、他のデザイン情報と視覚的に区別可能な態様で表示されている。つまり、デザイン表示画面構成部136が図31に対応するデザイン表示画面情報を構成する際に、選別指示に対応するデザイン情報3102と選別指示に対応しないデザイン情報(他のグループBのデザイン情報)とを視覚的に区別可能な態様のデザイン表示画面情報を構成する。
以上、本実施の形態によれば、発注側と受注側とが協働してデザインの作成を適切に行えるグループウェア技術を提供できる。さらに具体的には、本実施の形態において、受注側が2以上のグループに対する1または2以上のデザインを考案し、発注側がその中から1以上のデザインまたは1以上のグループを選択し、受注側が選択されたグループのデザインをさらに作成したり、修正したりするブラシュアップ作業を行い、ブラッシュアップされたデザインの中から、発注側がデザインを選別し、最終的なデザインを決定していく、といったデザインの適切な作成のフローを適切に支援するグループウェア技術を提供できる。
また、本実施の形態によれば、デザインの作成時に著作権侵害の防止を支援できる仕組みを提供できる。
さらに、本実施の形態によれば、発注側のデザインの選別がグループの選別となる結果、デザインの作成を適切に行えるグループウェア技術を提供できる。
なお、本実施の形態において、処理部13が複数のデザイン情報を出力する場合に、上述した著作権クラスの違いにより、異なる出力態様で、複数のデザイン情報を出力することは好適である。また、本実施の形態において、上述した通り、デザイン情報の提案過程や選択過程により、デザイン情報の著作権クラスが異なるように管理されることは好適である。また、デザイン情報の提案過程または選択過程により、どのようにデザイン情報の著作権クラスを決定するかは問わない。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、デザインの発注に関する情報であり、発注識別子に対応付いた発注情報と、当該発注に対応し、2以上のグループ識別子のいずれかに対応付けられた情報であり、デザイン識別子に対応付けられた2以上のデザイン情報とを有する1以上のプロジェクト情報が格納されるプロジェクト格納部にアクセス可能なコンピュータを、発注側の発注端末から、発注識別子に対応付いた発注情報を受信する発注情報受信部と、前記発注情報受信部が受信した発注情報を前記発注識別子に対応付けて前記プロジェクト格納部に蓄積する発注蓄積部と、受注側の受注端末から、発注識別子に対応する2以上の各デザイン情報を、2以上のグループ識別子のうちのいずれかに対応付けて受信するデザイン受信部と、前記デザイン受信部が受信した2以上の各デザイン情報を、前記発注識別子と前記グループ識別子、およびデザイン識別子に対応付けて前記プロジェクト格納部に蓄積するデザイン蓄積部と、前記プロジェクト格納部に格納されている2以上のデザイン情報の中から、1以上のデザイン情報の選別指示を、発注端末から受信する選別指示受信部と、前記選別指示に対応する1以上の各デザイン情報に対応付けて、各デザイン情報が選別された旨の選別情報を蓄積する選別処理を行う選別処理部と、前記選別情報に対応する1以上のデザイン情報に対応する1以上の各グループ識別子に対して、デザイン情報を追加または変更するためのブラシュアップ画面を構成し得るブラシュアップ画面情報を取得するブラシュアップ画面構成部と、前記ブラシュアップ画面情報を受注端末に送信するブラシュアップ画面送信部と、前記ブラシュアップ画面に対するデザイン情報の追加または変更の指示であるブラシュアップ指示を受信するブラシュアップ指示受信部と、前記ブラシュアップ指示の受信に応じて、前記追加されたデザイン情報または前記変更されたデザイン情報を、前記発注識別子と前記グループ識別子、およびデザイン識別子に対応付けて前記プロジェクト格納部に蓄積するブラシュアップ処理を行うブラシュアップ処理部と、前記ブラシュアップ指示に対応する1以上のデザイン情報であり、前記プロジェクト格納部にされている1以上のデザイン情報を含む2以上のデザイン情報の中から一のデザイン情報の選別指示である最終選別指示を、発注端末から受信する最終選別指示受信部と、前記最終選別指示に対応する一のデザイン情報に対応付けて、各デザイン情報が選別された旨の最終選別情報を蓄積する最終選別処理部と、最終的に選別された一のデザイン情報を他のデザイン情報と区別可能に発注端末に送信するデザイン送信部として機能させるためのプログラムである。
また、図33は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図33は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図34は、システム300のブロック図である。
図33において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図34において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。