JP7299825B2 - サーモクロミック材料の色域の拡大 - Google Patents

サーモクロミック材料の色域の拡大 Download PDF

Info

Publication number
JP7299825B2
JP7299825B2 JP2019208478A JP2019208478A JP7299825B2 JP 7299825 B2 JP7299825 B2 JP 7299825B2 JP 2019208478 A JP2019208478 A JP 2019208478A JP 2019208478 A JP2019208478 A JP 2019208478A JP 7299825 B2 JP7299825 B2 JP 7299825B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixels
heating
heat source
heat
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019208478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020090092A (ja
JP2020090092A5 (ja
Inventor
ファテーマ・ナーズリー・ピルモラディ
クリストファー・エル・チュア
カイル・アラカキ
ジェイコブ・エヌ・シャムーン
Original Assignee
パロ アルト リサーチ センター インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パロ アルト リサーチ センター インコーポレイテッド filed Critical パロ アルト リサーチ センター インコーポレイテッド
Publication of JP2020090092A publication Critical patent/JP2020090092A/ja
Publication of JP2020090092A5 publication Critical patent/JP2020090092A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7299825B2 publication Critical patent/JP7299825B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/28Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using thermochromic compounds or layers containing liquid crystals, microcapsules, bleachable dyes or heat- decomposable compounds, e.g. gas- liberating
    • B41M5/282Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using thermochromic compounds or layers containing liquid crystals, microcapsules, bleachable dyes or heat- decomposable compounds, e.g. gas- liberating using thermochromic compounds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/34Multicolour thermography
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M7/00After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
    • B41M7/0081After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using electromagnetic radiation or waves, e.g. ultraviolet radiation, electron beams

Description

サーモクロミック材料は、温度及び光への曝露に応答して色を変化させる。サーモクロミックインクは、リソグラフィ、フレキソ印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷、フィルムアプリケータを用いる展延などの多数の印刷又はコーティング処理によって、基材上の比較的大きな区域に塗布され得る。サーモクロミック材料でより広い区域をコーティング又は印刷した後、区域は熱及び光に曝露されて、正確に制御された領域において色が変化する。
いくつかの実施形態は、少なくとも2つの異なる色を生成し得るサーモクロミック材料を含む基材上への多色画像の形成方法に関する。本方法は、第1、第2、及び第3の熱源の動作を制御することを含む。第1の熱源が制御されて、サーモクロミック材料の画素を、画素を活性化するのに十分な1つ以上の第1の温度に加熱する。画素をもう1つの第1の温度に加熱した後に、第1の紫外線源が、画素を含む区域を、第1の紫外線照射で照らす。区域を第1の紫外線照射で照らした後、第2及び第3の熱源の一方又は両方が選択的に制御されて、画素を色シフトさせるのに十分な1つ以上の温度に画素を加熱する。第2及び第3の熱源の一方又は両方を選択的に制御することは、1)画素を第2及び第3の熱源のどちらでも加熱しないこと、2)画素を第3の熱源で加熱し、画素を第2の熱源で加熱しないこと、3)画素を第2の熱源で加熱し、画素を第3の熱源で加熱しないこと、又は4)画素を第2の熱源及び第3の熱源で順次加熱することのうちの1つを含む。第2の紫外線源は、毎回、画素が第3の熱源によって加熱される前に、画素を含む区域を、第2の紫外線照射で照らす。
いくつかの実施形態によれば、サーモクロミック材料を含む基材上への多色画像の形成方法は、1)画像に対応するサーモクロミック材料の画素を、色シフトのためにサーモクロミック材料の画素を活性化するのに十分な第1の温度に加熱することと、2)画素を含む区域を、サーモクロミック材料を部分的に重合させるのに十分な第1の紫外線照射で照らすことと、3)区域を第1の紫外線量で照らした後、画素を1つ以上の第2の温度に加熱することと、4)画素の所望の色シフトが得られるまで、1つ以上の追加のサイクルを繰り返し実行することと、を含む。各サイクルは、画素を含む区域を追加の紫外線照射で照らし、続いて画素を1つ以上の追加の温度に加熱することを含む。
いくつかの実施形態は、少なくとも2つの異なる色を生成し得るサーモクロミック材料を含む基材上への多色画像の形成システムを説明する。システムは、第1、第2、及び第3の熱源、並びに第1、及び第2の紫外線源を含む。システムは、熱源を制御するように構成された制御器を含む。制御器は、サーモクロミック材料の画素の第1、第2、第3、及び第4のセットを、画素のサーモクロミック材料を活性化するのに十分な1つ以上の第1の温度に加熱するために、第1の熱源の動作を制御するように構成されている。制御器は、画素の第1、第2、第3、及び第4のセット内の画素を、画素を色シフトさせるのに十分な1つ以上の温度に加熱するために、第2及び第3の熱源の動作を選択的に制御するように構成されている。制御器は、1)画素の第1及び第2のセットが、第2の熱源によって生成された熱生成エネルギーに曝露されず、2)画素の第3のセット及び第4のセットが、第2の熱源によって生成された熱生成エネルギーに曝露され、3)画素の第1及び第3のセットが、第3の熱源によって生成された熱生成エネルギーに曝露されず、4)画素の第2及び第4のセットが、第3の熱源によって生成された熱生成エネルギーに曝露されるように、第2及び第3の熱源の動作を制御する。第1の紫外線源は、画素の第1、第2、第3、及び第4のセットが第1の熱生成エネルギーに曝露された時間の後又はその間に、画素の第1、第2、第3、及び第4のセットを、第1の紫外線照射に曝露するように構成されている。第2の紫外線源は、画素の第2及び第4のセットが第2の熱生成エネルギーに曝露された時間の後又はその間に、画素の第1、第2、第3、及び第4のセットを、第2の紫外線照射に曝露するように構成されている。
いくつかの実施形態は、基材内又は基材上に配置されたサーモクロミック材料の層を含む物品を含む。サーモクロミック材料の色は、1)Y軸上の約0.25超かつ約0.4未満、及びx軸上の0.2超かつ約0.5未満の標準CIE色チャートの領域と、2)等式y>0.47x+0.08で表される線、及び等式y>0.47x+0.2で表される線によって囲まれる標準CIE色チャートの領域と、のうちの少なくとも1つに収まる。
いくつかの実施形態による、基材上に配置されたサーモクロミック材料の画素内での画像の形成システムの側面図を示す。 図1のシステムによって実装され得る、サーモクロミック材料を含む基材上への多色画像の形成方法のフローチャートである。 本明細書で論じられる手法を使用して得ることができる、新しい色を示す標準CIE色チャートである。 いくつかの実施形態による、繰り返しサイクルを実行することを含む、サーモクロミック材料を含む基材上への多色画像の形成方法のフローチャートである。 いくつかの実施形態による、様々な処理段階におけるサーモクロミック材料の反射率スペクトルのグラフを含む。 いくつかの実施形態による、複数回繰り返し処理サイクルが実行された後の、サーモクロミック材料の反射率スペクトルのグラフを提供する。 いくつかの実施形態による、システムの動作を示すブロック図である。 いくつかの実施形態による、システムの動作を示すブロック図である。 いくつかの実施形態による、システムの動作を示すブロック図である。 いくつかの実施形態による、システムの動作を示すブロック図である。 いくつかの実施形態による、システムの動作を示すブロック図である。 いくつかの実施形態による、システムの動作を示すブロック図である。 いくつかの実施形態による、システムの動作を示すブロック図である。 熱源の斜視図、及び熱源によって生成された熱生成エネルギーの二次元画像平面を示す。 熱源の加熱素子の二次元配列の図を示す。 熱源と画素との間に配置された介在要素も含む熱源の斜視図を示す。 熱源、及び熱源と画素との間に配置された単一の介在要素の斜視図を示す。
本明細書で論じられる画像形成は、熱及び光に曝露されたときに色を変化させ、高速かつ大きな作業距離でデジタル色画像形成を可能にするサーモクロミック材料の使用を含む。現在の標準的なサーモクロミック材料の熱処理工程は、図3の標準CIE色チャートに示される、青色320及び赤色330を接続する線310上に位置する青色及び赤色及び色に実質的に限定される色を生成する。サーモクロミック材料の標準的な処理によって達成される色域は、限定された色範囲を有する。
本明細書に記載されるいくつかの手法によれば、サーモクロミック材料の処理温度及び紫外線照射の履歴が利用されて、サーモクロミック材料の最終色を制御し得る。本明細書の実施形態は、サーモクロミック材料のための拡大色域を提供する画像の形成システム及び形成方法を含む。
いくつかの態様によれば、第1の活性化加熱工程後の第2及び第3の加熱工程は、異なる最終色を達成するために選択的に実行され得る。
いくつかの態様によれば、サーモクロミック材料は、サーモクロミック材料の初期活性化及び色シフトの後の紫外線照射工程、続いて加熱工程を含む1つ以上の追加のサイクルに曝露される。追加のサイクルは、所望の色が達成されるまで、繰り返し実行され得る。
基材110上に配置されたサーモクロミック材料を含む層120内での多色画像の形成システム100が、図1のブロック図に示される。層120は、図1の側面図において、x軸に沿って延在していることが示される。しかし、層120は、y軸に沿っても延在することが理解されるであろう。サーモクロミック層120は、実質的に連続的であっても不連続であってもよく、サーモクロミック材料のセグメントにパターン化されてもよい。
層120は、任意の好適な印刷処理、例えば、インクジェット印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷などによって堆積され得る。サーモクロミック材料は、例えば、赤色及び青色などの少なくとも2つの色を生成し得るジアセチレン及び/又は別のサーモクロミック材料であり得るか、又はこれらを含み得る。いくつかの実施形態では、熱吸収及び/又は熱保持を制御及び/又は促進する他の添加剤もまた、層120内に含まれ得る。例えば、サーモクロミック材料が放射線、赤外線(infrared、IR)、及び/又は近赤外線(near infrared、NIR)吸収剤によって加熱される実施形態では、サーモクロミック材料の放射線への応答を調整するために、層内に含まれ得る。
加熱及び紫外線照射による処理の前では、サーモクロミック材料120は無色であり得る。処理の前に、サーモクロミック材料120は、基材110がサーモクロミック材料120を通して可視であるように、実質的に透明であり得る。サーモクロミック材料120の個別に選択された画素121を処理する間、形成される画像によって異なる色を得る。画像形成のために選択されない画素は、色変化のために活性化されず、基材110が非選択画素のサーモクロミック材料120を通して可視であるように、実質的に透明のままであり得る。
図1に示される特定の実施形態では、システム100は、少なくとも第1、第2、及び第3の画像化熱源130-1、130-2、130-3、第1、及び第2の紫外線照射源140-1、140-2、及び制御器150を含む。制御器150は、画像化熱源130-1、130-2、130-3によって発生された熱生成エネルギー190-1、190-2、190-3の強度及び空間的パターンを制御し得、紫外線照射源140-1、140-2によって発生された放射線量180-1、180-2の強度を制御し得る。いくつかの実施形態では、熱源130-1、130-2、130-3のうちの1つ以上、及び/又は紫外線源のうちの1つ以上は、複数の加熱素子又は複数の紫外線素子を含んでもよい。熱生成エネルギー及び/又は紫外線量の強度を制御することは、加熱素子又は紫外線素子のサブセットをオン又はオフにすることを含み得る。
サーモクロミック材料120の画素は、画像化熱源130-1、130-2、130-3によって個別にアドレス可能である。制御器150は、画像画素をサーモクロミック材料120の画素121にマッピングし、画像化熱源130-1、130-2、130-3の動作を制御して、画像画素に対応する個別に選択された画素を加熱する。
システム100は、サーモクロミック材料120が処理中にステーションからステーションへ移動するように、基材110を移動させるように構成された移動機構構成要素165を含む。例えば、図1は、1つ以上の画素121が、熱源130-1によって発生された熱生成エネルギー190-1によって加熱される間、時間t1でのシステム100の状態を示す。制御器150の制御下で、移動機構構成要素165は、画素121が、順次、第1の画像化熱源130-1、第1の紫外線源140-1、第2の画像化熱源130-2、第2の紫外線源140-2、及び第3の画像化熱源130-3のそれぞれによって処理される位置に来るように、矢印175によって示される処理方向に沿って基材110を移動させる。
いくつかの実施形態では、移動機構は、第1、第2、及び第3の熱源130-1、130-2、130-3、及び/又は紫外線源140-1、140-1の一部又は全ての並進移動及び/又は回転移動を提供する追加の構成要素を含む。いくつかの実施形態では、移動機構は、変化する第1、第2、及び第3の熱源130-1、130-2、130-3によって発生された熱生成エネルギーの方向、及び/又は紫外線源140-1、140-1によって発生された放射線の方向を変化させるための追加の構成要素を含む。例えば、移動機構の追加の構成要素は、熱源130-1、130-2、130-3によって発生された熱生成エネルギー、及び/又は紫外線源140-1、140-2によって発生された紫外線の方向を、熱源130-1、130-2、130-3、及び紫外線源140-1、140-2自体の並進移動及び/又は回転移動なしで、熱生成エネルギー及び/又は紫外線を偏向又は反射させることによって、変化させ得る。
図2は、図1のシステム100によって実行され得るサーモクロミック材料を含む基材上への多色画像の形成方法のフローチャートである。いくつかの実施形態による画像形成の処理は、図1及び図2の両方を参照して以下に記載される。
図1に示されるように、時間t1で、制御器150は、第1の画像化熱源130-1を動作させて(210)、サーモクロミック材料120の1つ以上の個別に選択された画素121を、色シフトのために画素121を活性化するのに十分な1つ以上の第1の温度に加熱する熱生成エネルギー190-1を発生させる。いくつかの実施形態では、加熱によりサーモクロミック材料120内に液晶が形成されると、画素121の活性化が生じる。
複数色の画像を生成するために、画素121は、複数の異なる第1の温度に加熱され得、各第1の温度は異なる活性化度に対応する。異なる活性化度は、形成される最終色における異なる暗さレベルをもたらす。例えば、閾値活性化温度未満に加熱されない又は加熱される画素は、色処理順序全体の後に変化しないままである。第1の加熱工程において閾値活性化温度をわずかに超える温度に加熱される画素は、完全な色処理順序の後により明るい彩度を達成する。第1の加熱工程において完全活性化温度を超える温度に加熱される画素は、完全な色処理順序の後により暗い色彩度を得る。いくつかの実施形態では、閾値活性化温度は約80℃であり、完全活性化温度は約110℃である。閾値活性化温度及び完全活性化温度のこれらの値は、サーモクロミック材料において使用される構成分子及びコーティング厚さに応じて調整され得る。
制御器150は、画素121が第1の紫外線源140-1によって処理される位置になるまで、矢印175の方向に沿って、その上に配置されたサーモクロミック層120を有する基材110を移動させるように移動機構構成要素165を制御する。第1の紫外線源140-1は、121画素を含む区域を、サーモクロミック材料120中に液晶を部分的に重合させるのに十分な第1の紫外線量180-1で照らす(220)。活性化された画素121を、第1の紫外線量180-1に曝露することにより、画素121の色が変化する。例えば、いくつかの実施形態では、活性化された画素を、第1の紫外線量180-1に曝露することにより、画素121の色が青色に変化する。
制御器150は、画素121を、第2の熱源130-2及び/又は第3の熱源130-3によって加熱され、かつ第2の紫外線源によって紫外線に曝露される位置240へ移動させるように、移動機構構成要素165を制御する。所望の色に応じて、制御器は、第2及び第3の熱源のいずれによっても加熱されない画素がないか、一部又は全ての画素が加熱されない、第3の熱源によって加熱される画素がないか、一部又は全ての画素が加熱され、第2の熱源によって加熱されない画素がないか、一部又は全ての画素が加熱さない、第2の熱源によって加熱される画素がないか、一部又は全ての画素が加熱され、第3の熱源によって加熱されない画素がないか、一部又は全ての画素が加熱さない、第2及び第3の熱源の両方によって加熱される画素がないか、一部又は全ての画素が加熱されるように第2及び第3の熱源を制御し得る。第2の熱源によって加熱した後、第2の紫外線源140-2は、画素121を、第2の紫外線量180-2で照らす(250)。いくつかの実施形態では、第3の熱源による加熱は、画素が第2の紫外線源140-2によって紫外線で照らされているのと同時に生じ得る。
いくつかの実施形態では、画素121は、全ての熱源130-1、130-2、及び130-3、並びに紫外線源140-1、及び140-2を通って連続的に移動し、加熱及び紫外線照射は、画素121が供給源を横切って移動するときに生じる。いくつかの実施形態では、紫外線源140-1及び140-2は、常にオンのままであり、各紫外線源からの紫外線照射量は、画素が紫外線源を通過する際の各供給源の紫外線強度と基材速度の組み合わせによって決定される。
選択された画素121を、第2及び/又は第3の熱源130-2、130-3によって加熱することにより、画素121のサーモクロミック材料の外観において色シフトが生じる。第2及び/又は第3の熱源130-2、130-3のそれぞれは、画像内の画素のセットの所望の色によって、選択された画素121の異なる画素のセットを、異なる温度に加熱し得る。例えば、制御器150は、第2の熱源130-2を動作させて、画像形成のために選択された画素121のどれも加熱しないか、一部、又は全てを加熱する第2の熱生成エネルギー190-2を発生させ得る。第2の熱生成エネルギー190-2によって加熱される画素は、画素の所望の色シフトに応じて、1つ以上の温度に加熱され得る。制御器150は、第3の熱源130-3を動作させて、選択された画素121のどれも加熱しないか、一部、又は全てを加熱する第3の熱生成エネルギー190-3を発生させ得る。第3の熱生成エネルギー190-3によって加熱される画素は、画素の所望の色シフトに応じて、1つ以上の第3の温度に加熱され得る。画素をより高温に加熱することにより、より低温に加熱することによって生じる色シフトと比較した場合、画素のサーモクロミック材料は異なる色へのシフトが生じる。
Figure 0007299825000001
表1の例によって示されるように、個別に選択された画素121の異なるセットは、第2及び/又は第3の熱源によって加熱され得る。いくつかの実施形態では、画素のセットのうちの少なくとも1つは、画素を含まなくてもよい(空のセット)。
表1を参照すると、セット1~4における画像形成のために選択された全ての画素は、表1の列3によって示されるように、活性化のために第1の熱源130-1によって加熱される。セット1~4における異なる画素は、それらの所望の彩度のレベルに応じて、熱源130-1とは異なる強度となる場合がある。
表1に示されるように、セット1~4における全ての画素は、紫外線源140-1によって第1の紫外線量180-1に曝露される。活性化加熱、続いて第1の紫外線量180-1への曝露により、画素の第1のセットの色は青色に変化する(図3に示されるCIE色チャートの区域320)。
熱源130-2は、セット1の画素が熱生成エネルギー190-2による加熱に曝露されないように制御される。セット2の画素は曝露されない。セット3の画素は曝露される。セット4の画素は曝露される。処理のこの段階では、加熱に曝露されないセット1及び2の画素は、青色のままであり(図3に示されるCIE色チャートの区域320)、一方、加熱に曝露されるセット3及び4の画素は、赤色に変化する(例えば、図3に示されるCIE色チャートの区域325及び330)。
全ての画素は、紫外線源140-2からの紫外線量180-2に曝露される。この段階では、セット1及び2の画素は、青色(変化なし)のままであり、一方、セット3及び4の画素は、赤色から紫色、例えば、図3に示されるCIE色チャートの区域345内に収まる紫色にシフトする。
熱源130-3は、セット1の画素が青色のままであるように、セット1の画素が熱生成エネルギー190-3に曝露されないように制御される。セット2の画素は、それらを青色から赤色に変化させる熱生成エネルギー190-3に曝露される。セット3の画素は、セット3の画素が紫色のままであるように、熱生成エネルギー190-3に曝露されない。セット4の画素は、熱生成エネルギー190-3には曝露されて、それらの色を紫色から赤色(例えば、図3に示されるCIE色チャートの区域345内に収まる色)に変化させる。
最終結果は、青色(セット1)、赤色(セット2)、紫色(セット3)、及び茶色(セット4)画素を含む複合画像である。画像内の各領域の色外観は、青色、赤色、及び紫色の相対的配置及びフィルファクタによって決定される。
一実施形態では、新しい色は、図3に示される標準CIE色チャートのy軸上の約0.25超かつ約0.4未満、及び標準CIE色チャートのx軸上の0.2超かつ約0.5未満の領域353に収まる。例えば、新しい色は、等式y=0.47x+0.08で表される線361、及び等式y=0.47x+0.2で表される線362によって囲まれた領域354として、図3に示される標準CIE色チャートによって特徴付けられ得る。これらの新しい色は、以前に達成された原色と組み合わされて、図3の境界領域353によって表される色外観に到達し得る。
いくつかの実施形態では、第1の活性化加熱工程、第1の紫外線照射、及び第2の加熱工程の後、追加の紫外線照射、続いての追加の加熱工程を含む1回以上のサイクルが、所望の色が達成されるまで実行され得る。図4は、追加の紫外線照射及び加熱工程を含むサイクルの複数回の繰り返しを伴う、基材上のサーモクロミック材料中における多色画像の形成方法のフローチャートである。
図4の方法によれば、画像の画素に対応するサーモクロミック材料の1つ以上の個別に選択された画素は、先に論じられたように、色シフトのためにサーモクロミック材料の画素を活性化するのに十分な1つ以上の第1の温度に加熱される(410)。画素を含む区域は、サーモクロミック材料中に液晶を部分的に重合させるのに十分な第1の紫外線照射で照らされる(420)。画素は、画素のサーモクロミック材料を最初に色シフトさせる1つ以上の第2の温度に加熱される(430)。この処理は、1回以上のサイクルを繰り返し実行すること(440)を含み、各サイクルは、個別に選択された画素を含む区域を追加の紫外線照射で照らし、続いて画素の所望の色シフトが達成されるまで、画素を1つ以上の追加の温度に加熱することを含む。
第1の紫外線照射は、画素の色を第1の色、例えば青色に変化させる。その後、サーモクロミック材料を第2の温度色に加熱することにより、サーモクロミック材料は、第2の色、例えば、赤色に色シフトする。紫外線及び加熱の追加サイクルにより、サーモクロミック材料の色は、図3に示される標準CIE色チャート上の第1と第2の色との間にある追加の色にシフトする。紫外線照射及び加熱の追加サイクルによって得られる追加の色としては、繰り返しサイクルを含まない標準処理を使用しては達成できない新しい色が含まれる。新しい色は、図3に示される標準CIE色チャートのy軸上の約0.25超かつ約0.4未満、及び標準CIE色チャートのx軸上の0.2超かつ約0.5未満の領域353に収まり得る。例えば、新しい色は、等式y=0.47x+0.08で表される線361、及び等式y=0.47x+0.2で表される線362によって囲まれた領域354として、図3に示される標準CIE色チャートによって特徴付けられ得る。
図5のグラフは、特定の実装によるサーモクロミック材料の試料の色シフトを示す。図5は、未処理のサーモクロミック材料の反射率スペクトル(グラフ500)、活性化加熱工程の後のサーモクロミック材料の反射率スペクトル(グラフ501)、第1の紫外線照射の後のサーモクロミック材料の反射スペクトル(グラフ502)、サーモクロミック材料がサーモクロミック材料の色を最初にシフトさせる第2の温度に加熱された後のサーモクロミック材料の反射スペクトル(グラフ503)、及び第1サイクルが追加の紫外線照射を含む後のサーモクロミック材料の反射スペクトル(グラフ504)を示す。
グラフ502に示されるように、サーモクロミック材料の第1の紫外線量への曝露により、サーモクロミック材料の色は、スペクトルの青色端部に向かって変化する。第1の紫外線照射の後にサーモクロミック材料を第2の温度に加熱することにより、グラフ503に示されるように、サーモクロミック材料の色は、スペクトルの赤色端部に向かってシフトする。グラフ504に示されるように、追加の紫外線照射により、サーモクロミック材料の色は、第1の紫外線照射の後に存在するスペクトル(グラフ502)に向かって戻るが、605nmでは、押し下げられた青色成分及びピークを有する。
追加の紫外線照射で、色の範囲が達成され得る。複数の紫外線照射及び加熱工程により、図6のグラフによって示されるように、上記で論じされた例において、サーモクロミック材料の色は、紫色からベルベット、赤褐色まで変化した。図6は、紫外線照射及び加熱工程を含む1回の追加のサイクルの後(グラフ601)、2回の追加のサイクルの後(グラフ602)、3回の追加のサイクルの後(グラフ603)、4回の追加のサイクルの後(グラフ604)、5回の追加のサイクルの後(グラフ605)のサーモクロミック材料の反射スペクトルを示す。紫外線照射及び加熱工程を含む各追加のサイクルで、サーモクロミック材料の反射スペクトルは、第2の加熱工程の後のサーモクロミック材料のスペクトルから、第1の紫外線照射の後のサーモクロミック材料のスペクトルに向かってますますシフトする。
図7Aは、いくつかの実施形態による、基材710内又は基材710上に配置されたサーモクロミック材料720の層内での多色画像の形成システム700を示す側面ブロック図である。
システム700は、第1の画像化熱源730-1、第1の紫外線源740-1、第2の画像化熱源730-2、第2の紫外線源740-2、第3の画像化熱源730-3を含む。制御器750は、画像化熱源730-1、730-2、730-3のうちの1つ以上、紫外線源740-1、740-2のうちの1つ以上の動作を制御し、かつ/又は基材710を移動させる移動機構構成要素765を制御ために、連結されていてもよい。サーモクロミック層720の画素721、722、723は、熱源730によって個別にアドレス可能である。第1、第2、及び/又は第3の熱源730-1、730-2、730-3は、1インチ当たり300画素(pixels per inch、ppi)、又は600ppi、又は更には1200ppiが個別にアドレス可能であるような解像度を有し得る。選択された設計解像度は、コストと用途のニーズとの間のトレードオフによって決定される。
各熱源730-1、730-2、730-3は、サーモクロミック材料の個別に選択された画素721、722を加熱する熱生成エネルギー790-1、790-2、790-3を発生させ得る。例えば、熱源730-1、730-2、730-3は、個別に選択された画素721、722を加熱する一方で、サーモクロミック材料の他の画素723を加熱しないように構成され得る。各画像化熱源730-1、730-2、730-3は、空間的にパターン化された熱生成エネルギー790-1、790-2、790-3の画像平面798-1、798-2、798-3を生成するように構成され得、熱生成エネルギー790-1、790-2、790-3の強度は、画像平面全域にわたって空間的に変化する。各熱源730-1、730-2、730-3は、熱源730-1、730-2、730-3の画像平面798-1、798-2、798-3内の異なる個別に選択された画素721、722を、熱生成エネルギー790-1、790-2、790-3の空間的強度パターンによる異なる温度に同時に加熱して、個別に選択された画素121、122の異なる色活性化レベル及び/又は異なる色シフトを達成し得る。紫外線源740-1、740-2は、画素721、722を含む区域725-1、725-2を紫外線で照らすように構成されている。
いくつかの実施形態では、熱源のうちの1つ以上は、処理方向(図7Aのx軸)における1画素幅、及びクロス処理方向(図7Aのy軸)における複数の画素長である、空間的に変化する熱生成エネルギーを生成し得る。いくつかの実施形態では、図7A~7Gに示されるように、熱源のうちの1つ以上は、処理方向(図7Aのx軸)における複数の画素幅、及びクロス処理方向(図7Aのy軸)における複数の画素長である、空間的に変化する熱生成エネルギーを生成し得る。
図7A~7Gは、いくつかの実施形態による、基板710上に配置されたサーモクロミック材料720の画素721、722、723内での画像の形成システム700の動作を示す。システム700のシステム構成要素730-1、730-2、730-3、740-2、740-2、750、及び765、基材710、及びサーモクロミック層720は全て、図7A~7Gの側面図で示される。
図7A~7Gに示されるように、サーモクロミック材料を含む層720は、画像が形成される基材710の領域に適用される。層720は、図7A~7Gの側面図において、x軸に沿って延在していることが示される、しかし、層720はまた、y軸に沿っても延在することが理解されるであろう。サーモクロミック層720は、実質的に連続的であっても不連続であってもよく、サーモクロミック材料のセグメントにパターン化されてもよい。
先に論じられたように、層720は、任意の好適な印刷処理、例えば、インクジェット印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷などによって、基材710上に堆積され得る。サーモクロミック材料は、例えば、赤色及び青色のような少なくとも2つの色を生成することができるジアセチレン及び/又は別のサーモクロミック材料であり得るか、又はこれらを含み得る。いくつかの実施形態では、熱吸収及び/又は熱保持を制御及び/又は促進する他の添加剤もまた、層720内に含まれ得る。例えば、サーモクロミック材料が放射線、赤外線(IR)、及び/又は近赤外線(NIR)吸収剤によって加熱される実施形態では、サーモクロミック材料の放射線への応答を調整するために、層内に含まれ得る。
加熱及び紫外線照射による処理の前に、層720内のサーモクロミック材料は無色であり得る。例えば、処理の前に、層220は、基材710が、層720のサーモクロミック材料を通して可視であるように、実質的に透明であり得る。処理の後に、非活性化画素723内のサーモクロミック材料は、基材710が、画素723を通して可視であるように、実質的に透明のままであり得る。
サーモクロミック層720の各画素721、722、723は、画像化熱源730-1、730-2、730-3によって個別にアドレス可能である。制御器750は、画像の画素を、サーモクロミック材料の画素721、722、723にマッピングし、形成される画像による色シフトのために特定の画素721、722を個別に選択する。
図7Aを参照すると、第1の加熱工程中に、制御器750は、第1の熱源730-1を制御して、個別に選択された各画素721、722を、1つ以上の第1の温度に加熱する第1の熱生成エネルギー790-1を発生させる。いくつかのシナリオでは、個別に選択された各画素721、722は、個別に選択された画素721、722を活性化するのに十分な同じ第1の温度に加熱され得る。或いは、個別に選択された画素721、722の第1のセットは、より高い第1の温度に加熱され、個別に選択された画素721、722の第2のセットは、より低い第1の温度などに加熱され、最終的な画素色のより明るい彩度又はより暗い彩度に対応する異なる活性化レベルを達成し得る。画素723は、活性化のためには選択されず、第1の熱源730-1によって加熱される個別に選択された画素721、722の群に含まれない。
図7Bに示されるように、個別に選択された画素721、722が活性化された後、基材710は、矢印775の処理方向に沿って移動機構構成要素765によって移動されて、サーモクロミック層720の画素721、722を、第1の紫外線源740-1によって照らされる位置に移動する。第1の紫外線源740-1は、個別に選択された画素721、722を含む区域725-1を照らす第1の紫外線照射780-1を発生させる。第1の照射780-1により、個別に選択された画素721、722は、色変化を受ける。色が変化した画素は、図7Bにおいて「A」としてマークされる。
図7Cを参照すると、区域725-1が第1の紫外線照射780-1で照らされた後、移動機構構成要素765は、矢印775の方向に沿って基材710を移動させて、サーモクロミック層720の個別に選択された画素を、第2の熱源730-2によって加熱される位置に移動させる。制御器750は、第2熱源730-2を制御して、個別に選択された各画素721、722を、1つ以上の第2の温度に加熱する第2の熱生成エネルギー790-2を発生させる。第2の温度色への加熱により、画素721、722は、1つ以上の色に色シフトする。色シフトされた画素は、図7Cにおいて「B」としてマークされる。二次元画像平面798-2内の熱生成エネルギー790-2の強度変動に応じて、異なる個別に選択された画素が異なる色シフトのレベルを受ける場合があり、そのため、図7Cに示される第2の加熱工程中に異なる色を得る場合があることが理解されるであろう。
個別に選択された画素721、722が、第2の熱源730-2によって加熱された後、移動機構構成要素765は、矢印775の方向に沿って基材710を移動させる。基材710の移動により、サーモクロミック層720は、1回又は複数回の繰り返しサイクルを実行するための、個別の画素が第2の紫外線源740-2によって紫外線で照らされ、続いて第3の熱源730-3による加熱工程に曝露される位置に移動する。
図7D及び7Eは、第2の紫外線源740-2による紫外線照射工程(図7D)、続いて第3の熱源730-3による加熱工程(図7E)を含む第1の追加サイクルを示す。図7Dに示される第1の追加のサイクルの紫外線照射工程中に、画素721、722は、紫外線で照らされて曝露される。図7Eに示される第1の追加のサイクルの加熱工程中に、個別に選択された画素721、722は、1つ以上の所望の色シフトに対応する1つ以上の追加の温度に加熱される。第1の追加のサイクル中に色シフトされる画素は、図7Dにおいて「C」、図7Eにおいて「D」としてマークされる。
システム700は、画素の所望の色シフトが得られるまで、複数の追加のサイクルを実行し得る。いくつかのシナリオでは、個別に選択された画素の異なる群は、異なるサイクル中に加熱される。図7F及び7Gは、第2の紫外線源740-2による紫外線照射工程(図7F)、続いて第3の熱源730-3による加熱工程(図7G)を含む第2の追加サイクルを示す。第2の追加のサイクルの紫外線照射工程の間、画素721、722は、紫外線780-2で照らされて曝露される。第2の追加のサイクルの加熱工程中に、個別に選択された画素721は、1つ以上の所望の色シフトに対応する1つ以上の温度に加熱される。第2の追加のサイクル中に、画素722は、紫外線780-2によって照らされるが、加熱されない。したがって、画素721及び722の前処理を同一と仮定すると、画素722は、第2の追加のサイクルの後の画素721と比較する場合、異なる色を得るであろう。第2の追加のサイクル中に色シフトされる画素は、図7Fにおいて「E」、図7Gにおいて「F」としてマークされる。
いくつかの実施形態によれば、最終的な追加のサイクルの後、個別に選択された画素は、画素の色を安定化させる役割を果たす熱及び紫外線に同時にさらされ得る。
各熱源は、隣接画素を実質的に加熱することなく、個別にアドレス可能な各画素を加熱することが可能であり得る。単一画素に印加される熱生成エネルギーの理想的な空間的強度プロファイルは、トップハットプロファイルであるが、実際には、信号画素の空間的強度プロファイルは、よりガウスである。
いくつかの実施形態では、熱源は、第1、第2、及び/又は追加の加熱工程中に、サーモクロミック層の個別に選択された各画素に順次印加される加熱エネルギーを生成するように構成され得る。熱源のうちの1つ以上は、単一の加熱素子を含んでもよく、単一の加熱素子からの熱生成エネルギーは、サーモクロミック層全域にわたって走査されて、個別に選択された画素を画素ごとに順次加熱する。例えば、単一の加熱素子は、抵抗加熱素子、高温ガスの流れを排出するように構成されたジェット、又はレーザー放射を放出するように構成されたレーザー源を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、熱源は、第1、第2、又は追加、及び/又は加熱工程中に、複数の個別に選択された画素を同時に加熱するように構成され得る。例えば、複数の画素の同時加熱は、熱生成エネルギーが、二次元画像平面内で空間的にパターン化される場合に達成され得る。
サーモクロミック層の複数の個別に選択された画素は、第1の加熱工程中に、1つ以上の第1の温度に、第2の加熱工程中に、1つ以上の第2の温度に、追加のサイクルの加熱工程中に、1つ以上の追加の温度に、同時に加熱され得る。第1、第2、及び追加の温度のうちの2つ以上は、重なり合う範囲を有してもよい。第1、第2、及び追加の温度のうちの2つ以上は、重なり合わない範囲を有してもよい。
いくつかの実装では、熱源は、二次元画像平面内の熱生成エネルギーの空間的パターンを発生させる二次元加熱素子配列内に配置される複数の加熱素子を含んでもよい。例えば、複数の加熱素子は、抵抗加熱素子の二次元配列、高温ガスの流れを排出するように構成されたジェットの二次元配列、又はレーザーの二次元配列を含んでもよい。任意の時点で、配列の各加熱素子は、サーモクロミック材料の個別の画素を、生成される画像によって異なる第1及び/又は第2の温度に同時に加熱するように、異なる量の熱生成エネルギーを生成し得る。
いくつかの実装では、熱源は、空間的熱生成エネルギーパターン発生器と組み合わせた単一の加熱素子を含んでもよい。空間的熱生成エネルギーパターン発生器と組み合わせた単一の加熱素子は、二次元画像平面内に熱生成エネルギーの空間的パターンを作成する。単一の加熱素子と空間的熱生成エネルギーパターン発生器との組み合わせは、生成される画像の色によって、サーモクロミック材料の個別の画素を、複数の異なる温度に同時に加熱し得る。
図8Aは、(図7Aに示される第1、第2、及び第3の熱源のうちの任意の1つ以上を表し得る)熱源830の斜視図、及び熱源830によって生成され、基材810上に配置されたサーモクロミック材料820の画素821a、821b上に投影された熱発生エネルギー890の二次元画像平面898を示す。図8Bは、熱生成エネルギー890の画像平面898を生成するために使用され得る、熱源830の加熱素子831a、831bの配列830bの図を示す。いくつかの実施形態では、加熱素子の配列は、x方向に沿った1つの画素幅、及びy方向に沿った複数の画素長であり得る。いくつかの実施形態では、加熱素子の配列は、x方向に沿った複数の画素幅、及びy方向に沿った複数の画素長であり得る。任意の時点で、各加熱素子831a、832bは、異なる量の熱生成エネルギーを生成して(又は熱生成エネルギーを生成せず)、熱生成エネルギー890の空間的に変化する強度を含み得る二次元画像平面898の空間的加熱パターンを提供し得る。
図8Cは、熱源830と画素821a、821bとの間に配置された複数の要素830cも含む熱源830を示す斜視図である。図8Dは、熱源830と画素821a、821bとの間に配置された要素836も含む熱源830を示す斜視図である。
熱生成エネルギー890は、いくつかの実装では、図8Aに示されるように、加熱素子831a、831bから画素821a、821bに直接流れ得る。いくつかの実装では、図8C及び8Dに示されるように、加熱素子831a、831bと画素821a、821bとの間に配置された1つ以上の介在要素830c、836は、熱生成エネルギー890を空間的にパターン化し得る。要素830c、836は、エネルギー変調器、エネルギー空間的パターン発生器、エネルギー反射器及びエネルギー偏向器などのエネルギー誘導要素などを含み得る。要素830b、836は、以下の実施例で更に論じされるように、熱生成エネルギー890を変調、パターン化、誘導、反射、及び/又は偏向して、画像平面898を生成し得る。
いくつかの実施形態では、熱源830は、1つ以上の抵抗加熱素子を含んでもよい。抵抗加熱素子を流れる電流は、サーモクロミック材料820の画素821a、821bを加熱するための熱生成エネルギー890を発生させて、画像を生成する。例えば、抵抗加熱素子830は、空間的にパターン化された熱エネルギー890の二次元画像平面898を形成し得る抵抗加熱素子831a、831bの二次元配列830bを含んでもよい。いくつかの実施形態では、熱源830は、各抵抗加熱素子831a、831bが、サーモクロミック層820の画素821a、821bにそれぞれ対応するように、抵抗加熱素子831a、831bの二次元配列830bを含んでもよい。
図7A~7Gに関連して論じられる加熱工程の間に、空間的にパターン化された熱エネルギー890は、同じ量の熱エネルギー又は異なる量の熱エネルギーを有する画像平面898内に個別に選択された画素を提供し得、その結果、個別に選択された画素821aの一部は、より高温に加熱され、選択された画素821bのうちの他のものは、より低温に加熱される。
異なる画素を異なる温度に加熱するのを促進するために、各抵抗要素831a、831bは個別に制御可能であり得る。例えば、制御器750は、複数の加熱抵抗素子831a、831bのそれぞれを通る電流を独立して制御し得、抵抗加熱素子831a、831bが、画素821a、821bのそれぞれに同じ量の熱を提供するか、又は異なる画素821a、821bに異なる量の熱を提供し得る。
いくつかの実施形態では、熱源830は、加熱空気などの加熱ガス源、及び加熱ガスを、サーモクロミック材料の画素に向ける1つ以上のガスジェットを含んでもよい。熱源830は、複数のガスジェット831a、831bの配列830bを含んでもよい。1つ以上のガスジェットは、同じ量の加熱ガスを、サーモクロミック層820の個別に選択された画素821a、821bのそれぞれに向けることができる。或いは、1つ以上のガスジェットは、異なる量の加熱ガスを、サーモクロミック層820の異なる画素821a、821bに向けることが可能であり得る。いくつかの実施形態では、熱源830は、各ガスジェット831a、831bがサーモクロミック層820の画素821a、821bにそれぞれ対応するように、ガスジェット831a、831bの二次元配列830bを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、熱源830の加熱素子831a、831bは、熱生成エネルギー890(レーザー放射)を、サーモクロミック材料820に向ける1つ以上のレーザーを含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態では、レーザー放射は、サーモクロミック材料を加熱する可視、赤外線(IR)、又は近赤外線(NIR)放射であり得るが、他の放射線波長もサーモクロミック材料を加熱するのに有用であり得る。
いくつかの実施形態では、熱源830は、各レーザー831a、831bがサーモクロミック層820の画素821a、821bにそれぞれ対応するように、レーザー831a、831bの配列830bを含んでもよい。レーザー831a、831bの配列830bは、空間的にパターン化されたレーザー放射890の画像平面898を生成し得る。
いくつかの実施形態では、複数の誘導要素830c、例えば、導波路又は光ファイバは、各レーザー831a、831bと、対応するサーモクロミック材料820の画素821a、821bとの間に配置され得る。例えば、各レーザー831a、831bは、対応する光ファイバ830cの入力端部に光学的に連結され得る。光ファイバ830cは、レーザー放射を、光ファイバ830cの出力端部から発生するレーザーから、サーモクロミック材料820に向ける。この実施形態では、光ファイバ830cの出力端部が、空間的にパターン化された放射の画像平面898を形成して画素を加熱する空間的放射パターンを提供する配列に配置され得るため、レーザー831a、831b自体は、画像の画素に対応する配列に配置される必要はない。制御器750は、異なる強度のレーザー放射を、異なる画素821a、821bに提供するように、各レーザー831a、831bの強度を個別に変調する回路を含んでもよい。
図8Dに示されるように、いくつかの実施形態によれば、熱源830は、単一の加熱素子835からの熱生成エネルギーを空間的にパターン化する要素836に連結されている、単一のレーザーなどの単一の加熱素子835を含む。例えば、熱源830は、単一のレーザーを含んでもよく、要素836は、単一のレーザーによって発生された放射線を空間的にパターン化して、熱生成放射線890の画像平面898を生成する装置パターン発生器を含んでもよい。空間的にパターン化された放射線は、画像平面898全域にわたって放射強度が変化し得る。例えば、空間的放射線パターン化装置836は、液晶オンシリコン(liquid crystal on silicon、LCOS)などの液晶空間的放射線変調器、デジタルマイクロミラー装置(digital micromirror device、DMD)、格子ライトバルブ(grating light valve、GLV)、及び音響光学変調器(acousto-optic modulator、AOM)のうちの1つ以上を含んでもよい。空間的パターン発生器がGLVである場合などのいくつかの実施形態では、二次元画像平面は、処理方向(図1における矢印175に沿った方向)における1画素幅のみ、及びクロス処理方向(図1における矢印175に垂直な方向)における基材の全幅であり得る。空間的パターン発生器がDMDである場合などの他の実施形態では、二次元画像平面は、処理方向において、複数画素幅、例えば10画素幅、クロス処理方向において、紙の全幅であり得る。
上記で論じされた実施形態の様々な修正及び変更は、当業者には明らかであり、本開示は、本明細書に記載される例示的な実施形態に限定されないことを理解されたい。読者は、1つの開示された実施形態の特徴が、別段の指示がない限り、全ての他の開示された実施形態にも適用され得ると想定する必要がある。本明細書で参照される全ての米国特許、特許出願、特許出願公開、並びに他の特許及び非特許文献は、それらが前述の開示と矛盾しない範囲で、参照により組み込まれることも理解されたい。

Claims (6)

  1. 少なくとも2つの異なる色を生成し得るサーモクロミック材料を含む基材上への多色画像の形成方法であって、
    第1、第2、及び第3の熱源の動作を制御することを含み、前記制御することが、
    前記サーモクロミック材料の画素を、前記画素を活性化するのに十分な1つ以上の第1の温度に加熱するために、前記第1の熱源を制御することと、
    前記画素を前記1つ以上の第1の温度に加熱した後に、前記画素を含む区域を第1の紫外線照射で照らすことと、
    前記区域を前記第1の紫外線照射で照らした後、前記画素を、前記画素を色シフトさせるのに十分な1つ以上の温度に加熱するために、前記第2及び前記第3の熱源の一方又は両方を選択的に制御することであって、前記第2及び第3の熱源の一方又は両方を選択的に制御することが、
    前記画素を前記第2及び第3の熱源のどちらでも加熱しないこと、
    前記画素を前記第3の熱源で加熱し、前記画素を前記第2の熱源で加熱しないこと、
    前記画素を第2の熱源で加熱し、前記画素を前記第3の熱源で加熱しないこと、又は
    前記画素を前記第2の熱源及び前記第3の熱源で順次加熱すること、のうちの1つ以上を含む、前記第2及び前記第3の熱源の一方又は両方を選択的に制御することと、
    毎回、前記画素が前記第3の熱源によって加熱される前に、画素を含む区域を第2の紫外線照射で照らすことと、を含む、方法。
  2. 前記第2及び第3の熱源の前記動作を制御することが、
    前記画素を第2の熱源で加熱することと、
    前記画素の所望の色シフトが得られるまで、前記画素を前記第3の熱源で繰り返し加熱することと、を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2及び第3の熱源の一方又は両方を選択的に制御することが、
    前記画素の第1のセットを前記第2及び第3の熱源のどちらでも加熱しないこと、
    前記画素の第2のセットを前記第3の熱源で加熱し、前記画素の前記第2のセットを前記第2の熱源で加熱しないこと、
    前記画素の第3のセットを第2の熱源で加熱し、画素の前記第3のセットを前記第3の熱源で加熱しないこと、
    前記画素の第4のセットを前記第2の熱源及び前記第3の熱源で順次加熱すること、を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記画素を含む前記区域を第1の紫外線照射で照らすことが、前記画素の色を第1の色に変化させることを含み、
    前記画素を前記第2及び第3の熱源のどちらでも加熱しないことが、前記画素の前記色を前記第1の色から変化させないことを含み、
    前記画素の第2のセットを前記第3の熱源で加熱し、前記画素の前記第2のセットを前記第2の熱源で加熱しないことが、前記画素を第2の色に色シフトさせることを含み、
    前記画素の第3のセットを第2の熱源で加熱し、画素の前記第3のセットを前記第3の熱源で加熱しないことが、前記画素を第3の色に色シフトさせることを含み、
    前記画素の第4のセットを前記第2の熱源及び前記第3の熱源で順次加熱することが、前記画素を第4の色に色シフトさせることを含み、前記第1、第2、第3、及び第4の色が互いに異なる、請求項1に記載の方法。
  5. 前記画素を前記第2の熱源及び前記第3の熱源で順次加熱することが、前記画素を、標準CIE色チャートのy軸上の約0.25超かつ約0.4未満、及びx軸上の0.2超かつ約0.5未満の領域内である色に色シフトさせることを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記画素を前記第2の熱源及び前記第3の熱源で順次加熱することが、前記画素を、標準CIE色チャート上で等式y>0.47x+0.08で表される線、及び等式y<0.47x+0.2で表される線によって囲まれる領域内である色に色シフトさせることを含む、請求項1に記載の方法。
JP2019208478A 2018-12-06 2019-11-19 サーモクロミック材料の色域の拡大 Active JP7299825B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16/211,992 US10875343B2 (en) 2018-12-06 2018-12-06 Expanding the color gamut of thermochromic materials
US16/211,992 2018-12-06

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020090092A JP2020090092A (ja) 2020-06-11
JP2020090092A5 JP2020090092A5 (ja) 2022-11-21
JP7299825B2 true JP7299825B2 (ja) 2023-06-28

Family

ID=68806583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019208478A Active JP7299825B2 (ja) 2018-12-06 2019-11-19 サーモクロミック材料の色域の拡大

Country Status (3)

Country Link
US (2) US10875343B2 (ja)
EP (1) EP3663096B1 (ja)
JP (1) JP7299825B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11965793B2 (en) 2021-05-18 2024-04-23 Xerox Corporation Stress engineering of transparent materials

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030067796A1 (en) 2001-10-02 2003-04-10 Agfa-Gevaert Thermal recording by means of a flying spot
US20080318154A1 (en) 2005-10-03 2008-12-25 Datalase Ltd. Ink-Less Printing
US20170028763A1 (en) 2014-01-29 2017-02-02 Opalux Incorporated Thermochromic material

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0531931A (ja) 1991-08-01 1993-02-09 Fuji Photo Film Co Ltd 画像形成装置
JP2005219454A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Fuji Photo Film Co Ltd プリント方法及びプリンタ
US7935471B2 (en) * 2005-10-20 2011-05-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. NIR/IR curable coatings for light directed imaging
JP4898618B2 (ja) * 2007-09-28 2012-03-21 富士フイルム株式会社 インクジェット記録方法
GB2477139A (en) 2010-01-25 2011-07-27 Datalase Ltd Inkless printing apparatus
GB201112645D0 (en) 2011-07-22 2011-09-07 Datalase Ltd An inkless printing method
US20140054827A1 (en) 2012-03-14 2014-02-27 The Procter & Gamble Company Method of Producing Color Change in a Substrate
CN107635786B (zh) * 2015-05-19 2019-12-31 爱克发-格法特公司 可激光标记的材料和文件

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030067796A1 (en) 2001-10-02 2003-04-10 Agfa-Gevaert Thermal recording by means of a flying spot
US20080318154A1 (en) 2005-10-03 2008-12-25 Datalase Ltd. Ink-Less Printing
US20170028763A1 (en) 2014-01-29 2017-02-02 Opalux Incorporated Thermochromic material

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020090092A (ja) 2020-06-11
EP3663096B1 (en) 2022-09-07
US10875343B2 (en) 2020-12-29
US20210053377A1 (en) 2021-02-25
EP3663096A2 (en) 2020-06-10
US11207907B2 (en) 2021-12-28
US20200180334A1 (en) 2020-06-11
EP3663096A3 (en) 2020-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7210424B2 (ja) カラーサーモクロミック材料の単一工程処理
DK2528742T3 (en) Ink solved printing device
DK2734378T3 (en) Method for printing blækfri
JP7113853B2 (ja) オブジェクトの装飾のための装置および方法
JP4125796B2 (ja) Uvインクの架橋
US20060233501A1 (en) Ultraviolet curing
CN108472980A (zh) 用于将薄膜的转印层施加到基质上的方法和施加设备
ES2874141T3 (es) Brillo localizado y control de brillo en un sistema de impresión de inyección de tinta
JP7299825B2 (ja) サーモクロミック材料の色域の拡大
JP2009509819A (ja) インクレスプリント
US8425624B2 (en) Dyeing method and dye deposition apparatus
TW200925667A (en) Bidirectional imaging with varying intensities
JP7263215B2 (ja) サーモクロミック材料に安定して固定された色を生成するための方法及びシステム
JPS6294843A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP2020090092A5 (ja)
JP2020090093A5 (ja)
EP3722103B1 (en) Processing of color thermochromic materials
FR2853278A1 (fr) Procede et dispositif de marquage couleur de supports
CN112055661A (zh) 染料-升华打印
EP2832549A1 (fr) Dispositif de sechage de gouttes d'encre et imprimante jet d'encre point par point comportant un tel dispositif

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20191126

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221111

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221111

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20221111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7299825

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150