JP7299501B2 - 管内土計測方法および管内土計測システム - Google Patents
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Description
このような管理指標として、開端杭を貫入させた深度に対して、管内土の高さ(図7に示す符号H10)を計測して、それらの経時的差分を算出することで先端閉塞の発生度合である先端閉塞度を評価することが可能である。
特許文献1には、鋼管杭内に着脱可能なクランプに取り付けた光波距離計をセットし、鋼管杭を地中に貫入する際に管内に侵入する土の高さを非接触で計測することで、先端を解放した開端杭の管内土の高さを計測する管内土計測方法が記載されている。
すなわち、作業者が巻尺を用いて管内土の高さを計測する場合には、施工を中断して、高所作業車が開端杭に近づき、巻尺の先端を管内に落とし込み、数値を読み、巻尺を巻き上げ、高所作業車を退避させるという作業工程が必要となり、施工にかかる時間が増大するという問題があった。
また、上述した特許文献1に示されるように管内に光波距離計を設置して連続的に計測する方法では、地下水が管内に侵入している場合や管内に掘削時の粉塵等が飛散している場合などは計測精度が著しく低下するため、管内を排水する作業を実施したり、粉塵の飛散が収まるまで十分な時間待機したりしなければならないという問題があり、その点で改善の余地があった。
この場合には、ワイヤ巻出機を備えたクレーンを使用して管内土の高さを計測することが可能となる。そのため、本発明では、従来のように高所作業車を開端杭の近傍に設置して高所作業車に乗って計測する場合のように、一時的に回転圧入することで開端杭を貫入する施工を停止することなく、ワイヤの変位量から計測用錘の移動量を簡単な作業により短時間で計測することができる。
さらに、本発明では、撮像カメラをワイヤ巻出機の近傍のワイヤの外周面を撮影できるように例えばクレーンの一部に簡単に着脱することができることから、使用するクレーンが変更になる場合であっても計測の準備に時間を要することなく、管内土の高さを計測することができる。
図4(a)~(c)に示すように、管内土計測方法としては、ワイヤ先端3bに計測用錘31を備えたクレーンワイヤ3をワイヤ巻出機32によって巻き下げ、又は巻き上げる工程と、ワイヤ巻出機32の近傍のクレーンワイヤ3の外周面3aを撮像カメラ6で所定の撮像間隔で連続的に撮影する工程と、撮像カメラ6で撮影した画像データD(図2参照)より時間当たりのクレーンワイヤ3の縒り目3Aの移動個数をカウントする工程と、算出された縒り目3Aの移動個数に基づいてワイヤ速度を算出し、ワイヤ速度からワイヤ変位量を算出し、ワイヤ変位量に基づいて管内土4の高さH0を求める工程と、を有する。
地表面Gから管内土4の表面4aの高さH5がわかれば、打込み深度H2との差から管内土4の高さH0(=H2-H5)を算出することができる。
図3に示すように、撮像カメラ6で撮影した画像データDは、画像処理装置10の画像処理部11に伝送される。このとき、画像データDの伝送方法としては、リアルタイムで画像処理部11に送信するようにしてもよいし、計測用錘31を下げる工程1回ごとに、撮像カメラ6側の記憶領域に保存した画像データDを一括で送信してもよい。
このように、画像処理部11では、縒り目3Aの移動個数がカウントされるとともに、縒り目3Aの移動量(ワイヤ変位量)が算出される。
本実施形態による管内土計測方法および管内土計測システムでは、図4(a)~(c)に示すように、ワイヤ巻出機32を駆動してクレーンワイヤ3を巻き下げてワイヤ先端3bに取り付けた計測用錘31を開端杭2の管内土4の表面4aに着底させるときに、巻き下げるクレーンワイヤ3の外周面3aを撮像カメラ6で所定の撮像間隔で連続的に撮影して複数の画像データDを取得する。そして、複数の画像データDよりクレーンワイヤ3の縒り目3Aの移動個数をカウントし、算出された縒り目3Aの移動個数に基づいてワイヤ変位量を算出して管内土4の高さH0を求めることができる。
2 開端杭
2a 上端
2b 杭先端
3 クレーンワイヤ(ワイヤ)
3a 外周面
3b ワイヤ先端
3A 縒り目
4 管内土
4a 表面
5 回転圧入機
6 撮像カメラ
10 画像処理装置
11 画像処理部
12 演算部
13 表示部
30 クレーン
31 計測用錘
32 ワイヤ巻出機
d 縒り目間隔
H0 管内土の高さ
G 地表面
Claims (5)
- 開端杭の管内土の高さを計測するための管内土計測方法であって、
ワイヤ先端に計測用錘を備えたワイヤをワイヤ巻出機によって巻き下げ、又は巻き上げる工程と、
前記ワイヤ巻出機の近傍の前記ワイヤの外周面を撮像カメラで所定の撮像間隔で連続的に撮影する工程と、
前記撮像カメラで撮影した画像データより時間当たりの前記ワイヤの縒り目の移動個数をカウントする工程と、
算出された前記縒り目の移動個数に基づいてワイヤ変位量を算出し、該ワイヤ変位量に基づいて前記管内土の高さを求める工程と、
を有することを特徴とする管内土計測方法。 - 前記ワイヤの横振れによる固有周期が計測可能に設けられ、
前記計測用錘が前記管内土の表面に着底時の特有の前記ワイヤの固有周期を検出することにより、前記計測用錘が前記管内土の表面に着底したことを判断することを特徴とする請求項1に記載の管内土計測方法。 - 開端杭の管内土の高さを計測するための管内土計測システムであって、
ワイヤ先端に計測用錘を備えたワイヤを巻き出し可能なワイヤ巻出機と、
前記ワイヤ巻出機の近傍の前記ワイヤの外周面を所定の撮像間隔で連続的に撮影する撮像カメラと、
前記撮像カメラで撮影した画像データより前記ワイヤの縒り目の移動個数をカウントする画像処理部と、
前記画像処理部で算出された前記縒り目の移動個数に基づいてワイヤ変位量を算出し、該ワイヤ変位量に基づいて前記管内土の高さを求める演算部と、
を備えていることを特徴とする管内土計測システム。 - 前記画像処理部では、撮像された前記画像データが白黒で画像処理され、前記縒り目が白色に表示され、前記縒り目同士の間が黒色に表示されることを特徴とする請求項3に記載の管内土計測システム。
- 前記撮像カメラは、前記ワイヤ巻出機の回転軸方向から撮影するように配置されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の管内土計測システム。
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