JP7299408B2 - SGLTs/DPP4阻害剤およびその使用 - Google Patents
SGLTs/DPP4阻害剤およびその使用 Download PDFInfo
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Description
CN201910683107.3、出願日:2019.07.26
CN202010105252.6、出願日:2020.02.20
R2は、Cl、Br、I、OH、NH2および1、2または3個のRbで任意選択的に置換されるC1~3アルキル基から選択され、
R3、R4、R5、R6およびR7はそれぞれ独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、NH2および1、2または3個のRcで任意選択的に置換されるC1~3アルキル基から選択され、
R8、R9、R10およびR11はそれぞれ独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、NH2および1、2または3個のRdで任意選択的に置換されるC1~3アルキル基から選択され、
E1は-(CH2)m-であり、
E2は-(CH2)n-であり、
mは0、1または2であり、
nは0、1または2であり、
Ra、Rb、RcおよびRdはそれぞれ独立して、F、Cl、Br、I、OHおよびNH2から選択される。)
R2は、Cl、Br、I、OH、NH2および1、2または3個のRbで任意選択的に置換されるC1~3アルキル基から選択され、
R3、R4、R5、R6およびR7はそれぞれ独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、NH2および1、2または3個のRcで任意選択的に置換されるC1~3アルキル基から選択され、
R8、R9、R10およびR11はそれぞれ独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、NH2および1、2または3個のRdで任意選択的に置換されるC1~3アルキル基から選択され、
E1は-(CH2)m-であり、
E2は-(CH2)n-であり、
mは0、1または2であり、
nは1または2であり、
Ra、RbおよびRcはそれぞれ独立して、F、Cl、Br、I、OHおよびNH2から選択される。)
定義および説明
化合物A-1-1(25g、133.52mmol、1eq)をジクロロメタン(110mL)に溶解し、トリエチルアミン(27.02g、267.04mmol、37.17mL、2eq)を加え、反応を0℃まで冷却した。0℃で、塩化メタンスルホニル(15.30g、133.52mmol、10.33mL、1eq)を反応系に滴下した。滴下終了後、反応を0℃から15℃まで昇温させ、15℃で3時間攪拌しながら反応させた。反応終了後0℃まで冷却し、0℃でゆっくりと水(100mL)を加えて反応をクエンチした。混合物をジクロロメタン(100mL×2)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後にろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した後に化合物A-1-2を得た。
化合物A-1-2(6.00g、22.61mmol、1.00eq)、化合物A-1-3(3.91g、22.61mmol、1.00eq)、炭酸セシウム(14.73g、45.22mmol、2.00eq)をN,N-ジメチルホルムアミド(10.00mL)に加え、反応系を80℃まで加熱し、80℃で3時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、反応液に水(50mL)を加え、酢酸エチル(30mL×3)で抽出し、有機相を合わせて水(30mL×3)、飽和食塩水(30mL)の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後にろ過し、ろ液を減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物A-1-4を得た。1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 7.41-7.34(m,2H),6.78-6.74(m,2H),4.15-4.12(m,1H),3.64-3.52(m,4H),2.18-2.07(m,2H),1.157(s,9H)。
化合物A-1-4(3.00g、8.77mmol、1.00eq)を塩化水素の酢酸エチル溶液(10mL、4M)に溶解し、反応を20℃で1時間行った。反応終了後、反応液に水(30mL)を加えて希釈し、混合物を酢酸エチル(20mL)で洗浄した。水相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpH=7に調整した。水相を酢酸エチル(30mL)で抽出した。有機相を飽和食塩水(20mL)で洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に減圧下で濃縮し、化合物A-1-5の粗生成物を得た。1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 7.39-7.35(m,2H),6.76-6.74(m,2H),5.30(m,1H),3.31-3.13(m,4H),2.15-2.05(m,2H)。
化合物A-1-5(2g、7.18mmol、1eq)、化合物A-1-6(2.58g、7.90mmol、1.1eq)をジクロロメタン(20mL)およびメタノール(4mL)に溶解し、反応液に酢酸(43.11mg、717.95μmol、41.06μL,0.1eq)を加え、トリアセトキシホウ素水素化ナトリウム(3.04g、14.36mmol、2eq)を加え、15℃で2時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、反応液を減圧下で濃縮し、残留物を水(50mL)で希釈し、ジクロロメタン(50mL×2)で抽出した。有機相を合わせて飽和食塩水(30mL)で洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=3/1)で分離精製し、それぞれ化合物A-1-7(Rf=0.5)および化合物A-1-8(Rf=0.4)を得た。化合物A-1-7(Rf=0.5):1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.38(d,J=9.2Hz,2H),7.34-7.28(m,1H),7.03-6.87(m,2H),6.76(d,J=8.8Hz,2H),4.93-4.77(m,1H),4.49-4.28(m,2H),4.15(br d,J=12.4Hz,1H),4.10-3.97(m,1H),3.59(d,J=12.0Hz,1H),3.50-3.35(m,1H),3.08-2.89(m,1H),2.76-2.56(m,2H),2.50(br s,1H),2.45-2.37(m,1H),2.36-2.26(m,1H),2.12-1.94(m,1H),1.28(br s,9H)。化合物A-1-8(Rf=0.4):1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.37(d,J=8.8Hz,2H),7.24-7.17(m,1H),7.02-6.89(m,2H),6.74(d,J=8.8Hz,2H),4.85-4.74(m,1H),4.51-4.40(m,1H),4.31-4.25(m,1H),4.24-4.18(m,1H),3.82-3.65(m,1H),3.45-3.33(m,1H),3.04-2.83(m,3H),2.65-2.50(m,2H),2.50~2.41(m,1H),2.38-2.23(m,1H),2.06-1.93(m,1H),1.26(br s,9H)。
化合物A-1-8(15g、27.10mmol、1eq)、化合物A-1-9(13.77g、54.21mmol、2eq)、酢酸カリウム(7.98g、81.31mmol、3eq)、[1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(1.98g、2.71mmol、0.1eq)を順に無水ジオキサン(20mL)に加え、窒素の保護下で、90℃で2時間反応させた。反応終了後、減圧下で反応液を濃縮し、残留物を水(200mL)で希釈し、混合物をジクロロメタン(200mL×2)で抽出した。有機相を合わせて飽和食塩水(100mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで分離精製し、化合物A-1を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.74(d,J=8.8Hz,2H),7.24-7.15(m,1H),7.01-6.90(m,2H),6.85(d,J=8.8Hz,2H),4.93-4.83(m,1H),4.46(br d,J=9.6Hz,1H),4.27(br d,J=9.6Hz,1H),4.24-4.18(m,1H),3.81-3.68(m,1H),3.38(br t,J=10.8Hz,1H),3.05-2.96(m,1H),2.93(br d,J=3.2Hz,2H),2.63-2.49(m,2H),2.46(br d,J=11.6Hz,1H),2.39-2.27(m,1H),2.05-1.95(m,1H),1.51(q,J=12.0Hz,1H),1.34(s,12H),1.26(s,9H)。
化合物A-1-7(3.20g、5.78mmol、1eq)、化合物A-1-9(2.20g、8.67mmol、1.5eq)、酢酸カリウム(1.70g、17.35mmol、3eq)、[1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムジクロロメタン錯体(472.19mg、578.21μmol、0.1eq)を無水ジオキサン(30mL)に加え、窒素の保護下で、90℃で16時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、反応液に水(50mL)を加えて希釈し、混合物をジクロロメタン(50mL×2)で抽出した。有機相を合わせて飽和食塩水(50mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで分離精製し、化合物A-2を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.74(d,J=8.4Hz,2H),7.34-7.25(m,1H),7.00-6.90(m,2H),6.86(d,J=8.4Hz,2H),5.00-4.86(m,1H),4.50-4.35(m,2H),4.18-4.07(m,2H),4.06-9.95(m,1H),3.57(br d,J=12.0Hz,1H),3.54-3.44(m,1H),3.08-2.93(m,1H),2.72-2.63(m,1H),2.62-2.54(m,1H),2.43-2.36(m,1H),2.35-2.26(m,1H),2.04-1.96(m,1H),1.33(s,12H),1.23(s,9H)。
A-3-1(8g、46.19mmol、1eq)、トリエチルアミン(9.35g、92.37mmol、12.86mL、2eq)、塩化メタンスルホニル(6.61g、57.73mmol、4.47mL、1.25eq)をジクロロメタン(120mL)に加え、20℃で16時間反応させた。反応終了後、反応物を200mL氷水にゆっくりと入れてクエンチし、クエンチした後に10分間攪拌し続け、静置して分層し、有機相を回収し、水(50mL)、水酸化ナトリウム水溶液(1M、50mL)、飽和食塩水(50mL)この順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に減圧下で濃縮し、生成物A-3-2を得た、1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 5.18(tt,J=6.7,4.1Hz,1H),4.30-4.22(m,2H),4.09(dd,J=4.1,0.9Hz,1H),4.07(dd,J=4.1,0.9Hz,1H),3.05(s,3H),1.38-1.47(s,9H)。
パラブロモフェノール(5.78g、33.43mmol、1.2eq)、A-3-2(7g、27.86mmol、1eq)、炭酸セシウム(18.15g、55.71mmol、2eq)をN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)に加え、80℃で16時間反応させ、反応終了後、水(200mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機相を合わせて、飽和食塩水(60mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物に石油エーテル(60mL)を加え、常温で1時間攪拌した後にろ過し、フィルターケーキをジクロロメタンで溶解した後に減圧濃縮に移動して化合物A-3-3を得た、1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.39(d,J=8.5Hz,2H),6.63(d,J=8.8Hz,2H),4.89-4.79(m,1H),4.29(dd,J=9.8,6.3Hz,2H),4.00(d,J=4.0Hz,1H),3.98(d,J=4.0Hz,1H),1.40-1.52(s,9H)。
A-3-3(11g、33.52mmol、1eq)を塩化水素の酢酸エチル溶液(4M、30mL、3.58eq)に投入し、20℃で16時間攪拌した。反応終了後にろ過し、フィルターケーキを酢酸エチル(30mL)で洗浄した後にジクロロメタン(40mL)で溶解し、さらに減圧下で濃縮して化合物A-3-4の塩酸塩を得た。
A-3-4の塩酸塩(4.2g、15.88mmol、1eq)、A-1-5(7.79g、23.81mmol、1.5eq)、硫酸マグネシウム(19.11g、158.76mmol、10eq)およびトリエチルアミン(1.61g、15.88mmol、2.21mL、1eq)をN,N-ジメチルアセチルアミド(90mL)に加え、20℃で1時間反応させた後、シアノホウ素水素化ナトリウム(3.99g、63.50mmol、4eq)を加えて15時間反応させて続けた。反応終了後、反応液に水(100mL)を加えて希釈し、ろ過して固体を回収し、フィルターケーキを水(20mL)で洗浄し、フィルターケーキをジクロロメタン(20mL)で溶解し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に減圧下で濃縮し、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで分離精製し、それぞれ化合物A-3-5(石油エーテル:酢酸エチル=3:1、Rf=0.31)および化合物A-3-6(石油エーテル:酢酸エチル=3:1、Rf=0.46)を得た。化合物A-3-5:1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.44-7.33(m,2H),7.19(m,1H),6.95(m,2H),6.74-6.60(m,2H),4.77(br t,J=5.6Hz,1H),4.45(m,1H),4.25(br d,J=10.0Hz,1H),4.07-3.97(m,1H),3.79(m,3H),3.33-3.15(m,3H),2.63(m,J=10.8Hz,1H),2.30(br d,J=13.3Hz,1H),1.34-1.21(s,9H)。化合物A-3-6:1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.38(br d,J=9.0Hz,3H),6.94(m,2H),6.78-6.61(m,2H),4.78(m,1H),4.37(m,2H),4.07-3.88(m,4H),3.55(br d,J=12.8Hz,1H),3.07(br s,2H),2.53(br s,1H),2.17(br d,J=11.5Hz,1H),1.28(s,9H)
窒素の保護下で、化合物A-3-5(200mg、370.78μmol、1eq)、ビス(ピナコラト)ジボロン(235.39mg、926.94μmol、2.5eq)、[1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムジクロロメタン錯体(60.56mg、74.16μmol、0.2eq)および酢酸カリウム(109.17mg、1.11mmol、3eq)を無水ジオキサン(5mL)に投入し、80℃で16時間反応させた。反応終了後、反応液に水(10mL)を加えてクエンチして希釈し、ジクロロメタン(5mL×2)で抽出した。有機相を合わせて水(5mL)で洗浄した後に減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで分離精製して化合物A-3を得た。MS:587.2[M+1]+。
窒素の保護下で、化合物A-3-6(200mg、370.78μmol、1eq)、ビス(ピナコラト)ジボロン(112.99mg、444.93μmol、1.2eq)、[1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムジクロロメタン錯体(60.56mg、74.16μmol、0.2eq)、酢酸カリウム(72.78mg、741.55μmol、2eq)を無水ジオキサン(4mL)に投入し、80℃で16時間反応させた。反応終了後、反応液に水(10mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(10mL×2)を加えて抽出した。有機相を合わせて水(5mL)で洗浄した後に減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで分離精製して化合物A-4を得た。 MS:587.1[M+1]+。
A-5-1(4g、13.67mmol、1eq)、A-1-6(6.71g、20.51mmol、1.5eq)、トリエチルアミン(1.38g、13.67mmol、1.90mL、1eq)、硫酸マグネシウム(16.46g、136.71mmol、10eq)をN,N-ジメチルアセチルアミド(40mL)に加え、20℃で1時間反応させた後、シアノホウ素水素化ナトリウム(3.44g、54.68mmol、4eq)を加え、15時間反応させて続けた。反応終了後、反応液に水(50mL)を加えてクエンチして希釈し、ジクロロメタン(20mL×2)を加えて抽出し、有機相を合わせて、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、その後、減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで分離精製し、生成物A-5-2を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.40-7.22(m,2H),7.21(m,1H),7.02-6.89(m,2H),6.83-6.76(m,2H),4.48(br d,J=8.8Hz,1H),4.27(br dd,J=7.3,3.0Hz,2H),4.24-4.18(m,1H),3.70(br d,J=8.0Hz,1H),3.42(t,J=10.9Hz,1H),2.93-2.71(m,3H),2.56-2.38(m,3H),2.04-1.93(m,2H),1.80(m,4.3Hz,2H),1.70(m,1H),1.50(q,J=11.9Hz,1H),1.32-1.18(s,9H)。
A-5-2(7g、12.34mmol、1eq)、ビス(ピナコラト)ジボロン(7.83g、30.84mmol、2.5eq)、酢酸カリウム(2.42g、24.67mmol、2eq)、[1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムジクロロメタン錯体(2.01g、2.47mmol、0.2eq)を無水ジオキサン(40mL)に投入し、窒素の保護下で、80℃で16時間反応させた。反応終了後、反応液を減圧下で濃縮し、残留物をジクロロメタン(20mL)で溶解し、水(20mL×3)で三回洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した後に粗生成物を得、粗生成物をカラムクロマトグラフィーで分離精製し、生成物A-5を得た。MS:615.3[M+1]+。
化合物A-6-1(10g、53.41mmol、1eq)をジクロロメタン(100mL)に溶解し、次いでトリエチルアミン(10.81g、106.82mmol、14.87mL、2eq)を反応液に加え、0℃で反応に塩化メタンスルホニル(6.12g、53.41mmol、4.13mL、1eq)を滴下し、15℃で3時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、0℃で、反応に水(20mL)を加えて反応をクエンチし、さらにジクロロメタン(30mL×2)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した後にA-6-2を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 5.22-5.17(m,1H),3.66-3.39(m,4H),2.99(s,3H),2.27-2.04(m,2H),1.40(s,9H)
化合物A-6-2(6.5g、24.50mmol、1eq)、パラブロモフェノール(5.09g、29.40mmol、1.2eq)、炭酸セシウム(15.96g、49.00mmol、2eq)をN,N-ジメチルホルムアミド(70mL)に加え、80℃で2時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、水(500mL)を加え、酢酸エチル(500mL×2)で抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(300mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後に減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)で分離精製してA-6-3を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.37(br t,J=8.2Hz,1H),7.31-7.26(m,2H),4.82(br s,1H),3.63-3.43(m,4H),2.21-2.05(m,2H),1.47(br d,J=3.3Hz,9H)。
化合物A-6-3(15.00g、43.83mmol、1eq)を酢酸エチル(100mL)に溶解し、塩化水素の酢酸エチル溶液(4M,21.92mL、2eq)を加え、15℃で2時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、反応液を減圧下で濃縮し、残留物に混合溶液(石油エーテル:酢酸エチル=5:1,100mL)を加え、2時間攪拌した後にろ過し、フィルターケーキを回収し、化合物A-6-4を得た。1H NMR(400MHz,CD3OD)δ=7.48-7.44(m,2H),6.98-6.93(m,2H),5.21(td,J=2.7,5.8Hz,1H),3.57-3.45(m,4H),2.37-2.29(m,2H)
化合物A-6-4(4g、14.36mmol、1eq)、化合物A-1-6(5.17g、15.79mmol、1.1eq)をジクロロメタン(50mL)およびメタノール(20mL)に溶解し、反応液に酢酸(86.23mg、1.44mmol、82.12μL,0.1eq)を加え、トリアセトキシホウ素水素化ナトリウム(6.09g、28.72mmol、2eq)を加え、15℃下で2時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、反応液を減圧下で濃縮し、残留物に水(50mL)を加え、ジクロロメタン(50mL×2)で抽出した。有機相を合わせて飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=3/1-2/1,千分の一のトリエチルアミンを含む。)で分離精製し、それぞれ化合物A-6-5(Rf=0.47)。1H NMR(400MHz,DMSO)δ=7.44(d,J=8.9Hz,2H),7.21-7.07(m,3H),6.91(d,J=8.9Hz,2H),6.83(d,J=9.8Hz,1H),4.94(br s,1H),4.03(q,J=7.1Hz,2H),3.95-3.82(m,1H),3.46(br d,J=12.0Hz,1H),3.00(br dd,J=6.1,10.0Hz,1H),2.86-2.72(m,2H),2.39-2.28(m,2H),2.07(br d,J=13.0Hz,1H),1.91-1.82(m,1H),1.77(br t,J=11.7Hz,1H),1.21-1.17(m,9H)
および化合物A-6-6(Rf=0.40)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO)δ=7.43(d,J=8.9Hz,2H),7.20-7.12(m,3H),6.95-6.85(m,3H),4.84(br s,1H),4.13-4.04(m,1H),3.67-3.56(m,1H),3.33(d,J=9.5Hz,1H),3.17(br t,J=10.6Hz,1H),2.88-2.81(m,1H),2.81-2.72(m,1H),2.81-2.71(m,1H),2.48-2.36(m,2H),2.30-2.20(m,1H),2.13(br d,J=11.9Hz,1H),1.78-1.69(m,1H),1.53(q,J=11.9Hz,1H),1.30-1.11(m,9H)
化合物A-6-5(4.50g、8.13mmol、1eq)、ビス(ピナコラト)ジボロン(3.10g、12.20mmol、1.5eq)、酢酸カリウム(1.60g、16.26mmol、2eq)、[1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(594.96mg、813.10μmol、0.1eq)を無水ジオキサン(50mL)に加え、窒素の保護下で、90℃で2時間反応させた。反応終了後、反応液を減圧下で濃縮した後に水(50mL)を加えて希釈し、混合物をジクロロメタン(50mL×2)で抽出した。有機相を合わせて飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後に減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20:1)で分離精製し、化合物A-6を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ=7.71-7.54(m,2H),7.24(br s,1H),6.86(br s,2H),6.79(br d,J=8.4Hz,2H),5.23(s,1H),4.86(br s,1H),4.34(br s,2H),4.09(br d,J=12.1Hz,1H),3.50(br d,J=12.3Hz,1H),2.84(br s,1H),2.75-2.59(m,2H),2.41(br s,1H),2.36-2.11(m,3H),1.98(br d,J=7.3Hz,1H),1.26(s,9H),1.23-1.17(m,12H)
化合物A-6-6(3.40g、6.14mmol、1eq)、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.34g、9.22mmol、1.5eq)、酢酸カリウム(1.21g、12.29mmol、2eq)、[1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムジクロロメタン錯体(501.70mg、614.35μmol、0.1eq)を無水ジオキサン(50mL)に加え、窒素の保護下で、90℃で2時間攪拌した。反応終了後、反応液を減圧下で濃縮し、残留物に水(50mL)を加えて希釈し、混合物をジクロロメタン(50mL×2)で抽出した。有機相を合わせて飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20:1)で分離精製し、化合物A-7を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ=7.70-7.59(m,2H),7.13(br s,1H),6.87(br s,2H),6.82-6.70(m,2H),5.25-5.20(m,1H),4.79(br s,1H),4.39(br d,J=8.9Hz,1H),4.17(br d,J=13.5Hz,1H),3.66(br d,J=8.3Hz,1H),3.43-3.30(m,1H),2.86(br d,J=19.4Hz,3H),2.51(br s,2H),2.38(br d,J=10.9Hz,1H),2.24(br d,J=6.6Hz,1H),1.95(br d,J=6.4Hz,1H),1.26(s,9H),1.18(br s,12H)
化合物A-1-2(11.5g、43.34mmol、1.00eq)、オルトメチルパラブロモフェノール(8.11g、43.34mmol、1.00eq)、炭酸カリウム(11.98g、86.69mmol、2.00eq)をN,N-ジメチルホルムアミド(100.00mL)に加え、80℃で3時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、反応液に水(500mL)を加え、酢酸エチル(250mL×2)で抽出し、有機相を順に1Mの水酸化ナトリウム水溶液(200mL×2)、飽和食塩水(200mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後にろ過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物A-8-1を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.22-7.01(m,2H),6.67-6.52(m,1H),4.10-3.97(m,1H),3.57-3.35(m,3H),2.97(s,1H),2.16-2.02(m,3H),2.01-1.82(m,1H),2.02-1.76(m,1H),1.40(s,9H)。
化合物A-8-1(14.8g、33.57mmol、1.00eq)を塩化水素の酢酸エチル溶液(50mL、4M)に溶解し、15℃で3時間反応させた。反応終了後、減圧下で濃縮し、残留物に石油エーテル10mLおよび酢酸エチル1mLを加え、1時間攪拌した後に、ろ過し、フィルターケーキを回収して化合物A-8-2を得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 7.38-7.29(m,2H),6.96(d,J=8.8Hz,1H),5.15(s,1H),3.90(br t,J=5.2Hz,1H),3.44(br s,2H),3.24(br d,J=10.8Hz,1H),2.24-2.17(m,1H),2.15(s,3H),2.14-2.08(m,1H)。
化合物A-8-2(1g、3.42mmol、1eq)、化合物A-1-6(1.23g、3.76mmol、1.1eq)をジクロロメタン(20mL)およびメタノール(4mL)に溶解し、順に酢酸(20.5mg、341.76μmol、20μL,0.1eq)およびトリアセトキシホウ素水素化ナトリウム(1.45g、6.84mmol、2eq)を加え、15℃で16時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、減圧下で反応液を濃縮し、残留物に水(20mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(15mL×2)で抽出した。有機相を合わせて飽和食塩水(15mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後にろ過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル=10/1)で分離精製し、それぞれ化合物A-8-3(Rf=0.1)および化合物A-8-4(Rf=0.4)を得た。化合物A-8-3:1H NMR(400MHz,CDCl3)δ=7.19-7.18(m,1H),7.15(br dd,J=2.4,8.4Hz,2H),6.87(br s,2H),6.50(d,J=8.4Hz,1H),4.70(br t,J=6.8Hz,1H),4.43-4.33(m,1H),4.22-4.12(m,2H),4.08-4.02(m,1H),3.74-3.65(m,1H),3.06-2.99(m,1H),2.84-2.71(m,2H),2.62-2.50(m,2H),2.38(br d,J=12.8Hz,1H),2.25-2.17(m,1H),2.11(s,3H),1.67-1.53(m,1H),1.45-1.37(m,1H),1.19(s,9H)。化合物A-8-4:1H NMR(400MHz,CDCl3)δ=7.19(br d,J=2.4Hz,1H),7.17-7.13(m,1H),7.19-7.12(m,1H),6.89-6.85(m,2H),6.51(d,J=8.8Hz,1H),4.70(br t,J=6.8Hz,1H),4.44-4.33(m,1H),4.24-4.18(m,1H),4.14(td,J=2.4,8.8Hz,1H),3.70-3.63(m,1H),3.30(br t,J=10.8Hz,1H),3.07-3.00(m,1H),2.85-2.71(m,2H),2.55(br d,J=11.6Hz,2H),2.39(br d,J=13.8Hz,1H),2.25-2.16(m,1H),2.11(s,3H),1.60(br s,1H),1.43(br d,J=11.2Hz,1H),1.19(s,9H)。
化合物A-8-4(600mg、1.06mmol、1eq)、ビス(ピナコラト)ジボロン(403mg、1.59mmol、1.5eq)、酢酸カリウム(156mg、1.59mmol、1.5eq)、[1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(173mg、0.211mmol、0.2eq)を無水ジオキサン(10mL)に加え、窒素の保護下で、80℃で18時間反応させた。反応終了後、ろ過し、ろ液に水(15mL)を加えて希釈した後にさらにジクロロメタン(20mL×2)で抽出した。有機相を合わせて飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後にろ過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで分離精製し、化合物A-8を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ=7.56-7.52(m,2H),7.13(br s,1H),6.87(br s,2H),6.63(d,J=8.4Hz,1H),4.79(br t,J=6.8Hz,1H),4.40(br d,J=9.2Hz,1H),4.25-4.09(m,1H),4.05(q,J=7.2Hz,2H),4.08-4.02(m,1H),3.29(br t,J=10.8Hz,1H),3.06-3.00(m,1H),2.83-2.74(m,2H),2.60-2.51(m,2H),2.38(br d,J=13.3Hz,1H),2.42-2.34(m,1H),2.27-2.20(m,1H),2.13(s,3H),1.26(s,12H),1.19(s,9H)。
化合物A-8-3(300mg、528.67μmol、1eq)、ビス(ピナコラト)ジボロン(201.4mg、793.01μmol、1.5eq)を無水DMF(5mL)に溶解し、窒素の保護下で、さらに順に酢酸カリウム(77.8mg、793.01μmol、1.5eq)、[1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムジクロロメタン錯体(86.4mg、105.73umol、0.2eq)を加えた。90℃で16時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、反応液に水(15mL)を加えて希釈し、混合物を酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機相を飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで分離精製し、化合物A-9を得た。(MS:615.5[M+1]+)
順にトルエン(1200mL)、化合物B-1-1(200g、929.86mmol、1eq)およびテトラブチルブロモ化アンモニウム(20.00g、62.04mmol、6.67%eq)を水酸化ナトリウム(200.00g、5.00mol、5.38eq)の水(400mL)溶液に加え、0.5時間攪拌した。アリルブロミド(157.49g、1.30mol、112.49mL、1.4eq)をゆっくりと加えた。反応を45~50℃に昇温させて15時間攪拌した。反応終了後、冷却し、静置し、分層した。水相をトルエン(300mL)で抽出した。有機相を合わせ、飽和食塩水(300mL×3)で洗浄した後に減圧下で濃縮し、残留物にトルエン(200mL)を加えた後に減圧下で濃縮したことを2回繰り返した後に化合物B-1-2を得た。1HNMR(CDCl3)δ 7.52(d,J=2.0Hz,1H),7.37(dd,J=2.4,8.4Hz,1H),7.08(d,J=8.4Hz,1H),6.05-5.87(m,1H),5.42-5.17(m,2H),4.57-4.43(m,2H),4.06(d,J=5.6Hz,2H),2.72-2.57(m,2H),1.21(t,J=7.6Hz,3H)。
化合物B-1-2(2.5g、9.80mmol、1eq)を無水テトラヒドロフラン(40mL)に溶解し、窒素の保護下で、-78℃まで冷却し、n-ブチルリチウム(2.5M、4.31mL、1.1eq)を加え、0.5時間攪拌し、溶液Aを得た。B-1-3(3.21g、11.76mmol、1.2eq)を無水テトラヒドロフラン(30mL)に溶解し、窒素の保護下で、0℃まで冷却し、tert-ブチル塩化マグネシウム(1M、12.74mL、1.3eq)を加え、0.5時間攪拌して溶液Bを得た。-78℃で溶液Bを溶液Aに加え、-78℃で0.5時間攪拌しながら反応させた後、25℃まで昇温させて2時間攪拌した。反応終了後、反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液(5mL)にゆっくりと加えて反応をクエンチし、飽和食塩水(5mL)を加え、静置して分層した後、有機相を回収した。水相を酢酸エチル(10mL×3)で三回抽出した。各有機相が合わせた後に無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に減圧下で濃縮して粗生成物を得、粗生成物にn-ヘプタン(10mL)を加え、1時間攪拌した後にろ過し、フィルターケーキを回収して化合物B-1-4を得た。MS:363.2[M+1]+
B-1-4(3.3g、9.11mmol、1eq)をメタノール(50mL)に溶解し、トリ塩化セリウム七水和物(3.39g、9.11mmol、865.45μL,1eq)を加え、0℃でホウ素水素化ナトリウム(1.38g、36.42mmol、4eq)を加えて0.5時間攪拌し、次いで25℃まで昇温させて1.5時間攪拌した。反応終了後、反応系に0℃で飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)を加え、1時間攪拌した後に減圧下で濃縮した。残留物に酢酸エチル(30mL)、水(3mL)、無水硫酸マグネシウム(3g)を加え、0.5時間攪拌した後にろ過し、ろ液を回収し、フィルターケーキで酢酸エチル(15mL×3)を洗浄した。有機相を合わせ、順にそれぞれ水(10mL×2)と飽和食塩水(10mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後にろ過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得た。2.8g粗生成物を取って酢酸(14mL)と水(14mL)に溶解し、反応を95~100℃まで加熱して16時間攪拌した。反応終了後、反応液を減圧下で濃縮し、残留物にトルエン(10mL)を加えて減圧下で濃縮したことを2回繰り返した後に粗生成物を得た。粗生成物2.5gを取ってピリジン(12mL)に溶解し、0℃で無水酢酸(6.29g、61.66mmol、5.77mL、8eq)を加え、10~20℃で16時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、氷浴で、反応液に水(5mL)を加えて反応をクエンチした。混合物を減圧下で濃縮し、残留物に1Mの塩酸水溶液(5mL)を加えて残留のピリジンを中和し、さらに酢酸エチル(30mL×2)を加えて抽出し、有機相を合わせて飽和食塩水(25mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後にろ過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物B-1-5を得た。1HNMR(CDCl3)δ 7.33(s,1H),7.30-7.20(m,1H),7.20-7.15(m,1H),6.05-5.90(m,1H),5.40-5.05(m,5H),4.65-4.55(m,1H),4.52(s,2H),4.13(q,J=7.2Hz,1H),4.05-4.00(m,2H),2.66(q,J=7.6Hz,2H),2.15-1.95(m,9H),1.83(d,J=12.4Hz,3H),1.19(t,J=7.2Hz,3H)。
B-1-5(1.4g、2.84mmol、1eq)、チオウレア(757.32mg、9.95mmol、3.5eq)をジオキサン(14mL)に溶解し、25℃でトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(2.53g、11.37mmol、2.05mL、4eq)をゆっくりと加え、60℃まで上昇さでて1.5時間攪拌した。0℃まで冷却し、ジイソプロピルエチルアミン(2.94g、22.74mmol、3.96mL、8eq)、ヨードメタン(2.02g、14.21mmol、884.80μL,5eq)を加え、反応を25℃まで昇温させて17時間攪拌した。反応終了後、水(10mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(15mL×2)を加えて抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後にろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した後に粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物B-1-6を得た。MS:503.1[M+23]+
フラスコに順に化合物B-1-6(9.48g、19.73mmol、1eq)、バルビツール酸(5.05g、39.45mmol、2eq)、エタノール(95mL)およびテトラ(トリフェニルホスフィン)パラジウム(2.28g、1.97mmol、0.1eq)を加えた。窒素の保護下で、反応を65℃まで加熱して16時間攪拌した。反応終了後、水(100mL)を加えて反応をクエンチし、混合物を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチル(100mL×3)で抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後にろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した後に粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで分離精製して化合物B-1-7を得た。MS:463.2[M+23]+
B-1-7(14.33g、32.53mmol、1eq)を無水テトラヒドロフラン(145mL)に溶解した。窒素の保護下で、0℃条件でトリ臭化リン(4.40g、16.27mmol、1.54mL、0.5eq)ゆっくりと滴下した。反応系を20℃で16時間攪拌した。反応終了後、0℃で、2Mの炭酸カリウム水溶液(75mL)を滴下して反応をクエンチし、10分間攪拌した後に静置分層した。有機相を回収し、水相を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機相を合わせた後、飽和食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後にろ過し、ろ液を減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物にメチルtert-ブチルエーテル(40mL)およびn-ヘキサン(60mL)を加え、25℃で16時間攪拌した後にろ過し、フィルターケーキを混合溶剤(メチルtert-ブチルエーテル:n-ヘキサン=2:3、50mL)で洗浄した後、乾燥させた後に化合物B-1を得た。(15g、27.10mmol、1eq)。1H NMR(CDCl3-d)δ 7.32-7.28(m,1H),7.28-7.23(m,1H),7.23-7.18(m,1H),5.41-5.29(m,1H),5.22(t,J=10.0Hz,1H),5.11(t,J=10.0Hz,1H),4.59-4.47(m,3H),4.43(br d,J=9.6Hz,1H),2.75(q,J=7.2Hz,2H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),2.02(s,3H),1.84(s,3H),1.27(t,J=7.6Hz,3H)。
A-1(3g、5.96mmol、1eq)、B-1(4.29g、7.15mmol、1.2eq)、炭酸ナトリウム(1.26g、11.92mmol、2eq)、およびテトラ(トリフェニルホスフィノ)パラジウム(1.38g、1.19mmol、0.2eq)をトルエン(86mL)とエタノール(21.5mL)と水(21.5mL)との混合溶剤に懸濁した。窒素の保護下で、50℃で16時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、減圧下で反応液を濃縮し、残留物をジクロロメタン(200mL)で希釈した後に水(100mL×3)で洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後に減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物にエタノール(80mL)を加えて30分間攪拌した後にろ過し、フィルターケーキをエタノール(10mL×3)で洗浄した後に乾燥させ、化合物WXD001-1を得た。
化合物WXD001-1(3.3g、3.68mmol、1eq)を酢酸エチル(66mL)に溶解し、塩化水素の酢酸エチル溶液(4M,66.00mL、71.76eq)を加えた。15℃で16時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、減圧下で濃縮して化合物WXD001-2を得た。
フラスコに化合物WXD001-2(760mg、0.91mmol、1eq)、メタノール(6mL)およびテトラヒドロフラン(3mL)を加え、次いで一水和水酸化リチウム(1.02g、24.39mmol、27eq)および水(6mL)を加え、25℃で16時間攪拌した。反応終了後、反応を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(10mL×3)で抽出した。有機相を合わせて飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後にろ過し、ろ液を減圧下で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を分取高速液相クロマトグラフィーで精製して目的化合物WXD001を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.21(s,2H),7.17-7.11(m,1H),7.08-6.94(m,5H),6.77(d,J=8.8Hz,2H),4.87-4.79(m,1H),4.37(d,J=9.6Hz,1H),4.25-4.09(m,3H),3.95(s,2H),3.68-3.61(m,1H),3.55-3.46(m,2H),3.37(br t,J=10.0Hz,1H),3.10(br dd,J=10.0Hz,J=6.0Hz,1H),2.88(q,J=7.6Hz,1H),2.75(br d,J=7.6Hz,2H),2.69-2.51(m,4H),2.40(br d,J=11.6Hz,1H),2.27(br dd,J=14.0Hz,J=7.2Hz,1H),2.18(s,3H),2.07-1.95(m,1H),1.42(q,J=12.0Hz,1H),1.15(t,J=7.6Hz,3H)。
実験手順および方法:
1.実験目的:
Human-SGLT1高発現の細胞内に入った[14C]標識付きグルコースの量を測定することにより、SGLT1輸送体のグルコース輸送活性への化合物の影響を測定した。
2.1.細胞準備
実験に用いられたHuman-SGLT1を安定に発現する細胞は、WuXi AppTec(Shanghai)により構築した。SGLT1細胞をCytostar-T(PerkinElmer)96穴細胞培養プレートに入れて5%CO2、37℃の環境で一晩培養した。
1)実験用緩衝液:10mMの4-ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸(HEPES)、1.2mMの塩化マグネシウム(MgCl2)、4.7mMの塩化カリウム(KCl)、2.2mMの塩化カルシウム(CaCl2)および120mMの塩化ナトリウム(NaCl)。
2)化合物を100%のジメチルスルホキシド(DMSO)で1mMを開始濃度とし、0.5倍段階希釈を行い、連続した8つの溶液を調製した。
3)実験用緩衝液で3μM[14C]標識付きメチルα-D-グルコピラノシド(Methyl a-D-glucopyranosid)を調製した。
4)49μLの実験用緩衝液、1μLの段階希釈された化合物および50μLの3μM[14C]同位体標識付き糖溶液を使用し、37℃で細胞に2時間作用させた。
5)同位体検出器(Micro beta Reader)でデータを読み取った。
6)データから、GraphPad Prism 5.0ソフトウェアの計算式:log(inhibitor)vs.response--Variable slopeにより試験化合物のIC50値が得られ、実験結果を表3に示す。
1.実験目的:
Human-SGLT2高発現細胞内に入った[14C]標識付きグルコースの量を測定することにより、SGLT2輸送体のグルコース輸送活性への化合物の影響を検出した。
2.1.細胞準備
実験に用いられたHuman-SGLT2を安定に発現する細胞は、WuXi AppTec(Shanghai)により構築した。SGLT2細胞を96穴細胞培養プレート(Greiner)に入れて5%CO2、37℃の環境で一晩培養した。
1) 実験用緩衝液:10mMの4-ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸(HEPES)、1.2mMの塩化マグネシウム(MgCl2)、4.7mMの塩化カリウム(KCl)、2.2mMの塩化カルシウム(CaCl2)および120mMの塩化ナトリウム(NaCl)。
2)終止用緩衝液:10mMの4-ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸(HEPES)、1.2mMの塩化マグネシウム(MgCl2)、4.7mMの塩化カリウム(KCl)、2.2mMの塩化カルシウム(CaCl2)、120mMの塩化ナトリウム(NaCl)および1μMのLX4211。
3)化合物を100%のジメチルスルホキシド(DMSO)で10μMを開始濃度とし、0.5倍段階希釈を行い、連続した8つの溶液を調製した。
4)実験用緩衝液で6μMの[14C]標記付きメチルα-D-グルコピラノシド(Methyl a-D-glucopyranosid)を調製した。
5)49μLの実験用緩衝液、1μLの段階希釈された化合物および50μLの6μM[14C]同位体標識付き糖溶液を使用し、37℃で細胞に2時間作用させた。
6)穴内の液体を吸い出し、終止用緩衝液で細胞を3回洗浄した。
7)50μLの10%の水酸化ナトリウム溶液で細胞を分解し、細胞分解液をシンチレーション用バイアルに吸い込み、さらに2mLの液体シンチレーション用カクテルを加えた。
8)同位体検出器(Tricarb)でデータを読み取った。
9)データから、GraphPad Prism 5.0ソフトウェアの計算式:log(inhibitor)vs.response--Variable slopeにより試験化合物のIC50値が得られ、実験結果を表3に示す。
1.実験目的:
化合物の50%阻害濃度(IC50)値を測定することにより組み換えヒトジぺプチジルぺプチダーゼ4(rhDPP4)に対する化合物の阻害活性を評価した。本実験ではrhDPP4で基質に触媒作用を及ぼして蛍光素を生成した。この基質は、発光前駆体であるグリシン-プロリン-アミノ蛍光素(Gly-Pro-アミノ蛍光素)であり、蛍光素酵素と反応を起こして光信号を生成した。この光信号の強さは、酵素活性に比例する。
1)ナノリミットレベルの非接触型ソニックピペッティングシステム(ECHO)で段階希釈された化合物(4倍の倍加希釈、10個の検出濃度)250nLを384穴プレート(PerkingElmer-6007299)へ移し、最終反応系のジメチル基スルホキシド(DMSO)の濃度は0.5%となった。ブランク対照穴(DMSO、基質および10mMのトリメチロールアミノメタン-塩酸塩緩衝液(Tris-HCl)を含む。)および陽性対照穴(DMSO、基質およびrhDPP4を含む。)を設置した。
2)分割して凍結保存された蛍光素酵素含有緩衝液を取り出して室温へ戻し、次いで基質を加えて基質濃度が20μMである作動液になるように調製した。rhDPP4を10mMのTris-HCl(pH8.0)水溶液で0.2ng/mLの作動液となるように調製した。
3)そこに化合物を添加した384穴プレートにそれぞれ25μLの20μM基質を含む作動液および25μLの0.2ng/mL rhDPP4を含む作動液を加え、1000rpmで30s遠心分離し、アルミボイル封止膜でプレートを封止した後に室温において1時間インキュベートした。
4)多機能式マルチモードプレートリーダーEnVisionで光信号強度を検出した。オリジナルデータは、化合物がrhDPP4を阻害する活性の計算に用いられた。
阻害パーセンテージをGraphPad Prismソフトウェアに導入し、データ処理を行い、対応する投与量-効果曲線を得、試験化合物のIC50値を得た。実験結果を表4に示す。
実験目的:雄性C57マウスを試験動物とし、単回投与後に化合物の血中濃度を測定し、薬物動態挙動を評価した。
実験の概要
1.動物
1.動物の適応と準備
実験動物は施設に到着した後、動物室で1週間環境に適応させる必要がある。
2.絶食と投与
動物を代謝ケージで18時間絶食させ、上表のように薬剤または溶剤(2mL/kg)を投与した後、直ちに50%のグルコース溶液(2g/kg、4mL/kg)を投与した。
3.尿糖と血糖試験
動物に糖を与えた後2時間、食事を回復させ、0min、15min、30min、45min、60min、120minの時点で採取したサンプルを血糖測定に使用した。また、0~24時間帯の尿を回収し、それぞれ尿糖(mg/200g)と尿体積の試験に用いた。
4.データ分析:
すべての値が平均値として表される。統計学的解析はGraphpad Prism6一元配置分散分析のTukey’s多重比較検定を用いて評価した。0.05未満のp値が統計学的に有意であると考えられる。
Claims (17)
- 下記の式(I)化合物、その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩。
(式中、R1は、1、2または3個のRaで任意選択的に置換されるC1~3アルキル基から選択され、
R2は、Cl、Br、I、OH、NH2、および1、2または3個のRbで任意選択的に置換されるC1~3アルキル基から選択され、
R3、R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、NH2、および1、2または3個のRcで任意選択的に置換されるC1~3アルキル基から選択され、
R8、R9、R10およびR11は、それぞれ独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、NH2、および1、2または3個のRdで任意選択的に置換されるC1~3アルキル基から選択され、
E1は、-(CH2)m-であり、
E2は、-(CH2)n-であり、
mは、0、1または2であり、
nは、0、1または2であり、
Ra、Rb、RcおよびRdは、それぞれ独立して、F、Cl、Br、I、OHおよびNH2から選択される。) - R1は、CH3およびEtから選択され、該CH3およびEtは、1、2または3個のRaで任意選択的に置換される、請求項1に記載の化合物、その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩。
- R1は、CH3から選択される、請求項2に記載の化合物、その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩。
- R3、R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、NH2、CH3およびEtから選択され、該CH3およびEtは、1、2または3個のRcで任意選択的に置換される、請求項1に記載の化合物、その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩。
- R3、R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立して、H、F、Cl、Br、I、OHおよびNH2から選択される、請求項6に記載の化合物、その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩。
- R8、R9、R10およびR11は、それぞれ独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、NH2、CH3およびEtから選択され、該CH3およびEtは、1、2または3個のRdで任意選択的に置換される、請求項1に記載の化合物、その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩。
- R8、R9、R10およびR11は、それぞれ独立して、H、F、Cl、Br、I、OH、NH2、CH3およびEtから選択される、請求項8に記載の化合物、その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩。
- E1は、-CH2-または-CH2-CH2-である、請求項1に記載の化合物、その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩。
- E2は、単結合または-CH2-である、請求項1に記載の化合物、その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩。
- SGLT1/SGLT2/DPP4三重阻害剤に関する医薬品の製造における、請求項1~16のいずれか一項に記載の化合物、その立体異性体、またはその薬学的に許容される塩の使用。
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