JP7298560B2 - パワーコンディショナ - Google Patents
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Description
以下、第1実施形態を説明する。
図1に示すように、パワーコンディショナ11は、太陽光パネル12と接続され、太陽光発電システム13を構成する。太陽光発電システム13は、例えば一般家庭に設置される。なお、太陽光発電システム13は、商業施設や工場等に設置されてもよい。
連系運転モードは、パワーコンディショナ11を商用電力系統15に並列して商用電力系統15と連系する運転モードである。パワーコンディショナ11は、連系運転モードにおいて、交流電力Paを系統連系端子21に出力する。系統電力線14に接続された負荷16,17は、商用電力系統15から供給される商用交流電力P15、パワーコンディショナ11から供給される交流電力Paにより動作する。
パワーコンディショナ11は、PVコンバータ(PVC)31、インバータ32、フィルタ33、系統連系リレー(単に「リレー」と表記)34、自立運転リレー(単に「リレー」と表記)35、DC-DCコンバータ36、蓄電装置37、制御部38を有している。PVコンバータ31とインバータ32は、直流電圧バス41を介して互いに接続されている。DC-DCコンバータ36は、直流電圧バス41に接続されている。蓄電装置37は、DC-DCコンバータ36に接続されている。
DC-DCコンバータ36は、双方向DC-DCコンバータであり、例えば昇降圧回路である。制御部38は、制御信号S36により、DC-DCコンバータ36を制御する。DC-DCコンバータ36は、直流電圧バス41の直流電力を、蓄電装置37に充電する直流電力に変換する。また、DC-DCコンバータ36は、蓄電装置37から放電される直流電力を、直流電圧バス41に応じた電圧の直流電力に変換する。
図2に示すように、インバータ32は、スイッチング素子としてのトランジスタT21,T22,T23,T24を含む。トランジスタT21~T24は、例えばNチャネルMOSFETである。なお、トランジスタT21~T24としてIGBT等を用いてもよい。トランジスタT21,T22のドレイン端子は高圧側の第1電線32aに接続され、トランジスタT21,T22のソース端子はトランジスタT23,T24のドレイン端子に接続され、トランジスタT23,T24のソース端子は低圧側の第2電線32bに接続されている。つまり、インバータ32は、第1電線32aと第2電線32bとの間に直列に接続されたトランジスタT21とトランジスタT23とからなる直列回路と、第1電線32aと第2電線32bとの間に直列に接続されたトランジスタT22とトランジスタT24とからなる直列回路とを含む。トランジスタT21,T22は、ハイサイドスイッチング素子の一例であり、トランジスタT23,T24は、ローサイドスイッチング素子の一例である。各トランジスタT21~T24のゲート端子には、制御部38から制御信号S21~S24が供給される。
電圧センサ51は、インバータ32の出力電圧V32を検出するように設けられている。電圧センサ51は、インバータ32の出力電圧V32に応じた電圧検出信号K1を出力する。制御部38は、電圧検出信号K1に基づいて、インバータ32の出力電圧V32を検出する。電流センサ52は、インバータ32の出力電流I32を検出するように設けられている。電流センサ52は、インバータ32の出力電流I32に応じた電流検出信号K2を出力する。制御部38は、電流検出信号K2に基づいて、インバータ32の出力電流I32を検出する。
図2に示すように、制御部38は、所定の周波数の制御信号S21~S24を生成し、インバータ32のトランジスタT21~T24をオンオフ制御する。制御信号S21~S24の周波数は、パワーコンディショナ11が連系する商用電力系統15の交流電力の周波数(商用周波数:50Hzまたは60Hz)よりも高い周波数に設定され、数十kHz程度(例えば20kHz)に設定される。制御部38は、系統電力線14に出力する交流電力Paを正弦波に近づけるように、制御信号S21~S24のパルス幅を、例えばパルス幅変調(PWM)制御により調整する。
自立運転モードにおいて、制御部38は、所望(例えば、実効値100V)の出力電圧V32をインバータ32から出力するように、インバータ32の各トランジスタT21~T24を制御する制御信号S21~S24を出力する。
次に、本実施形態のパワーコンディショナ11の作用を説明する。
図3は、パワーコンディショナ11の自立運転用出力端子22に接続される負荷の一例を示す。
コンセント19bに対して負荷17cを接続する。この負荷17cは、電源回路18に大きな容量値のコンデンサC18を備えた容量性負荷である。この負荷17cが自立運転用出力端子22に接続されると、コンデンサC18に向けて大きな電流が流れる場合がある。交流の出力電圧V32が高い電圧であると、負荷17cに対して大きな突入電流が流れ、その突入電流が過電流となる場合がある。なお、図3は、コンセント19bに対して容量の大きなコンデンサC18を含む負荷17cを接続する場合について示したが、例えば電源スイッチ(起動スイッチ)の操作によって内部のコンデンサに電力が供給される負荷であっても同様の突入電流が流れる。
(1-1)パワーコンディショナ11は、直流電力を交流電力に変換するインバータ32と、インバータ32を制御する制御部38と、を有する。制御部38は、自立運転モード中に、電流センサ52によって検出した出力電流I32の電流値が許容電流値(判定しきい値)を超える過電流を検出した場合に、インバータ32の出力電圧V32を0Vに近づけるように、出力電圧V32の位相をシフトする制御を行う。0Vに近づけるように位相シフトした出力電圧V32により、負荷17に対して流れる出力電流I32も小さくなるため、負荷17に対する突入電流を抑制できる。
上記第1実施形態は、以下の態様で実施してもよい。上記第1実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
以下、第2実施形態を説明する。
図9、図10に示す第2実施形態のパワーコンディショナ11aは、第1実施形態のパワーコンディショナ11の構成に対して、バイパスリレー61と電流センサ62とが追加されている。
系統連系端子21は、商用電力系統15に接続されている。したがって、系統連系モードにおいて、商用電力系統15から供給される商用交流電力P15は、系統連系端子21からバイパスリレー61を介して自立運転用出力端子22に供給される。この自立運転用出力端子22は、自立運転モードにおいて、パワーコンディショナ11aが交流電力を出力する端子である。このため、自立運転モードにおいて使用する負荷17を自立運転用出力端子22に接続することで、系統連系モードにおいてもその負荷17に商用交流電力P15が供給される。つまり、自立運転モードにおいて使用する予定の負荷17を差替える手間がなくなる。
(2-1)本実施形態のパワーコンディショナ11aは、系統連系端子21と自立運転用出力端子22との間に接続されたバイパスリレー61を有している。制御部38は、系統連系モードにおいてバイパスリレー61を閉状態(オン)とし、自立運転モードにおいてバイパスリレー61を開状態(オフ)とする。したがって、系統連系モードにおいて、商用電力系統15から供給される商用交流電力P15は、自立運転用出力端子22に接続された負荷17にも供給される。これにより、自立運転モードにおいて使用する予定の負荷17を差替える手間が省くことができる。
上記各実施形態及び各変更例は、以下の態様で実施してもよい。上記各実施形態及び各変更例と以下に示す変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
図11に示すように、時刻taにおいて過電流を検出した場合、その時刻taよりも前の出力電圧V32aの値と、位相を変更した出力電圧V32bの値との差が大きくなるように、出力電圧V32bの位相を変更する。例えば、過電流を検出したときの出力電圧V32aの位相が90°の場合、出力電圧V32bの位相を180°に変更することにより、出力電圧V32bが位相90°のときの出力電圧V32aよりも大きくなる。
・上記各実施形態では、自立運転用出力端子22を単相2線式の出力端子としたが、単相3線式の出力端子としてもよい。また、三相3線式や三相4線式としてもよい。
12 太陽光発電パネル
13 太陽光発電システム
14 系統電力線
15 商用電力系統
16,17,17a~17c 負荷
21 系統連系端子
22 自立運転用出力端子
31 PVコンバータ(PVC)
32 インバータ
33 フィルタ
34 系統連系リレー
35 自立運転リレー
36 DC-DCコンバータ
37 蓄電装置
38 制御部
38b メモリ
51,53 電圧センサ
52,62 電流センサ
61 バイパスリレー
P15 商用交流電力
T21~T24 トランジスタ
Claims (5)
- 直流電源からの直流電力を交流電力に変換し、商用電力系統と並列して前記交流電力を前記商用電力系統に向けて出力する連系運転モードと、前記商用電力系統から解列して前記交流電力を自立運転用出力端子に出力する自立運転モードと、を有するパワーコンディショナであって、
前記直流電力を前記交流電力に変換するインバータと、
前記インバータを制御する制御部と、
前記インバータの出力電流を検出する電流センサと、
前記商用電力系統と前記自立運転用出力端子との間に接続されたバイパスリレーと、
前記バイパスリレーに流れる電流値を検出する電流センサと、
を有し、
前記制御部は、
前記自立運転モード中に、前記電流センサによって検出した前記出力電流の電流値が判定しきい値を超える過電流を検出した場合に、前記インバータの出力電圧をゼロボルトに近づけるように、前記出力電圧の位相を変更する制御を行い、
前記連系運転モードでは前記バイパスリレーを閉状態とし、前記自立運転モードでは前記バイパスリレーを開状態とし、
前記連系運転モードにおいて前記電流センサによって前記バイパスリレーに流れる電流値に応じた値を前記判定しきい値として記憶する、
パワーコンディショナ。 - 前記制御部は、前記過電流を検出したときの前記出力電圧の電圧値と、前記位相の変更後の前記出力電圧の電圧値との差が大きくなるように前記出力電圧の位相を変更する、請求項1に記載のパワーコンディショナ。
- 前記インバータの出力電圧を検出する電圧センサを備え、
前記制御部は、前記インバータの出力電圧の0Vを中心とする所定電圧範囲の不感帯が設定され、前記電流値が判定しきい値を超えたとき、前記インバータの出力電圧値が前記不感帯内のときには前記インバータを停止する、
請求項1又は請求項2に記載のパワーコンディショナ。 - 前記制御部は、前記過電流を検出した検出回数をカウントし、所定期間において前記検出回数が設定回数を超えた場合に前記インバータを停止する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパワーコンディショナ。 - 前記制御部は、所定の期間継続して前記過電流を検出した場合に前記インバータを停止する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパワーコンディショナ。
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