JP7297291B2 - 飲食品容器用パッキンの洗剤組成物及び洗剤組成物の製造方法 - Google Patents

飲食品容器用パッキンの洗剤組成物及び洗剤組成物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、飲食品容器に用いられるパッキンを洗浄するための洗剤組成物及び洗剤組成物の製造方法に関する。
従来、飲食品を入れて持ち運ぶために使用される飲食品容器が使用されている。このような飲食品容器では、容器からの内容物の流出を抑制するために、パッキン(シール部材)が用いられている。パッキンは、例えば、容器本体と螺合する蓋において、容器本体の内面に当接するように設けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-091568号公報
しかし、飲食品容器用のパッキンは、飲食品に触れること等によって飲食品の臭いが付着し易いという問題がある。パッキンに飲食品の臭いが付着していると、例えば、飲食品容器内の容器に入れた飲食品を飲食する際に臭いを感じてしまう等の問題がある。
このため、飲食品容器用パッキンに付着した臭いを良好に除去することが求められている。
本発明は上述した実情に鑑みてなされたものであり、飲食品の臭いを良好に除去することが可能な飲食品容器用パッキンの洗剤組成物及び洗剤組成物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る飲食品容器用パッキンの洗剤組成物は、
ジクロロイソシアヌル酸塩と、炭酸水素ナトリウムと、を含み、
前記ジクロロイソシアヌル酸塩は、前記炭酸水素ナトリウム1molに対し、ジクロロイソシアヌル酸を0.003mol~0.15mol含む、
ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る飲食品容器用パッキンの洗剤組成物の製造方法は、
ジクロロイソシアヌル酸塩と、炭酸水素ナトリウムと、を混合する混合工程を有し、
前記混合工程では、前記ジクロロイソシアヌル酸塩は、前記炭酸水素ナトリウム1molに対し、ジクロロイソシアヌル酸を0.003mol~0.15mol含む、
ことを特徴とする。
本発明によれば、飲食品の臭いを良好に除去することが可能な飲食品容器用パッキンの洗剤組成物及び洗剤組成物の製造方法を提供することができる。
実施例に係る洗剤組成物を用いた洗剤液と、比較例に係る洗剤組成物を用いた洗剤液とを使用したパッキンの浮上試験の結果を示す図である。
以下、実施の形態に係る飲食品容器用パッキンの洗剤組成物及び洗剤組成物の製造方法について、図面を用いて詳細に説明する。
(洗剤組成物)
本実施形態の洗剤組成物は、有機系塩素剤としてジクロロイソシアヌル酸塩と、炭酸水素ナトリウム(NaHCO、重曹)と、を含む。
ジクロロイソシアヌル酸塩は、例えば、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム又はジクロロイソシアヌル酸カリウムである。また、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは水和物(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水和物)であってもよい。なお、ジクロロイソシアヌル酸塩は、いずれか1つを単独で用いても、複数を用いてもよい。
本実施形態の洗剤組成物のジクロロイソシアヌル酸塩では、炭酸水素ナトリウム1molに対し、ジクロロイソシアヌル酸を0.003mol~0.15mol含むことが好適である。更に、本実施形態の洗剤組成物のジクロロイソシアヌル酸塩は、炭酸水素ナトリウム1molに対し、ジクロロイソシアヌル酸を0.01mol~0.10mol含むことがより好適である。例えば、ジクロロイソシアヌル酸塩として、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水和物を用いる場合、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水和物1mol中、ジクロロイソシアヌル酸は1mol含まれるため、洗剤組成物では、炭酸水素ナトリウム1molに対し、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水和物が、0.003mol~0.15mol含まれ、より好適には0.01mol~0.10mol含まれる。
また、洗剤組成物は、ジクロロイソシアヌル酸塩と炭酸水素ナトリウムとの他に、香料等の添加剤を含んでもよい。洗剤組成物がジクロロイソシアヌル酸塩と炭酸水素ナトリウム以外の添加剤(香料等)を含む場合、洗剤組成物の全重量に対して、ジクロロイソシアヌル酸塩と炭酸水素ナトリウムとは、90重量%以上、または95重量%以上含まれることが好適であり、より好適には99重量%以上、更に好適には99.9重量%以上の重量で含まれることが好適である。
香料は、例えば、イソチオシアネート類、インドール及びその誘導体、エーテル類、エステル類、ケトン類、脂肪酸類、脂肪族高級アルコール類、脂肪族高級アルデヒド類、脂肪族高級炭化水素類、チオエーテル類、チオール類、テルペン系炭化水素類、フェノールエーテル類、フェノール類、フルフラール及びその誘導体、芳香族アルコール類、芳香族アルデヒド類、又はラクトン類から選択される。洗剤組成物中に、香料を添加することによって、洗浄時の塩素臭の低減を図ることができるため好適である。香料は、洗剤組成物中に、1重量%以下で含まれることが好適であり、更に0.1重量%以下で含まれることが好適である。なお、本明細書において「塩素臭」とは、一般的に塩素臭とされている臭いを示し、塩素そのものの臭いに限るものではない。
本実施形態の洗剤組成物は、粉末状である。なお、洗剤組成物は、錠剤としてもよく、この場合、洗剤組成物は滑剤などの添加物を更に含んでもよい。
(洗剤組成物の製造方法)
また、本実施形態では洗剤組成物は、粉末状の炭酸水素ナトリウムと粉末状のジクロロイソシアヌル酸塩とを、公知の混合機(ミキサー等)等を用いて混合することによって製造される。この際、ジクロロイソシアヌル酸塩は、炭酸水素ナトリウム1molに対し、ジクロロイソシアヌル酸を0.003mol~0.15mol含むように、炭酸水素ナトリウムとジクロロイソシアヌル酸塩との混合割合を調整する。また、ジクロロイソシアヌル酸塩は、炭酸水素ナトリウム1molに対し、ジクロロイソシアヌル酸を0.01mol~0.10mol含むことがより好適である。また、上記の香料等の添加剤を更に加えてもよい。
(洗剤液の調製方法)
本実施形態の洗剤組成物は、水に溶解させることにより洗剤液とされて使用される。洗剤組成物は計量スプーンなどを用いて計量される。洗剤組成物は水に入れられ、かき混ぜることによって溶解される。これにより洗剤液が調製される。水の温度は特に限定はなく、常温であっても、ぬるめの湯(例えば、40℃)であってもよい。
洗剤液を調製するために用いる洗剤組成物の量を決定する場合は、水1Lに対し、ジクロロイソシアヌル酸が0.001~0.035mol含まれるようにすることが好適であり、0.005~0.025mol含まれるようにすることが更に好適である。なお、ジクロロイソシアヌル酸は、水に溶解させると加水分解するため、洗剤液中でジクロロイソシアヌル酸イオンとして存在するとは限らない。また、調製された洗剤液は、pH7~9であることが好適であり、pH7.5以上であることが更に好適である。また洗剤液は、pH8.5以下であることが更に好適である。本実施形態の洗剤組成物を水に溶解させる量を増減させても、洗剤液のpHは7~9とすることができる。
また、水1Lに対し、ジクロロイソシアヌル酸が上記の範囲で含まれれば、用いる洗剤組成物の量は増減可能である。もっとも、洗剤組成物の使用量は、炭酸水素ナトリウムが溶解可能な範囲とする。具体的には、用いる水の温度と炭酸水素ナトリウムの飽和溶解度(例えば10℃での飽和溶解度は100gの水に対して8.1g、20℃では100gの水に対して9.6g)とから、炭酸水素ナトリウムが溶解可能な範囲で洗剤組成物の使用量を増減させることができる。
また、洗剤組成物が粉末である場合、洗剤組成物の1回の使用量を、水200mlに対し小さじ1/4杯~大さじ1杯程度とすると、計量が容易であり更に好適である。
例えば、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩と炭酸水素ナトリウムとの重量に対し、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩を10重量%で含む洗剤組成物を使用する場合、大さじ1杯(約15.9g)であれば、炭酸水素ナトリウムは14.3gであり、10℃と20℃との200gの水にいずれも溶解可能である。また、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩は200mlの水に対し0.0063mol含まれ、ジクロロイソシアヌル酸は1Lの水中に0.032mol含まれることに相当する。この場合も、洗剤液のpHは7~9とすることができる。
反対にジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩と炭酸水素ナトリウムとの重量に対し、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩を10重量%で含む洗剤組成物を使用する場合、小さじ1/2杯(約2.7g)であれば、炭酸水素ナトリウムは約2.4gであり、10℃と20℃との200gの水にいずれも溶解可能である。また、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩は200mlの水に対し0.001mol含まれるため、ジクロロイソシアヌル酸は1Lの水中に0.005mol含まれることに相当する。この場合も、洗剤液のpHは7~9とすることができる。
(洗浄方法)
本実施形態の洗剤組成物を用いて飲食品容器用のパッキンを洗浄する方法について説明する。まず、上記のように洗剤組成物を水に溶解させて洗剤液を調製する。この洗剤液中にパッキン(例えばシリコン樹脂製)を入れ、パッキンを洗剤液に十分接触させる。この際、パッキンが洗剤液に十分触れるように、パッキンは洗剤液中に沈めることが好適である。また、パッキンは浸け置きすることが好適であり、浸け置く時間は、これに限るものではないが30分~24時間である。また、塩素臭を良好に低減するため、パッキンを浸け置いた後、水で濯ぐことが好適である。
特に、本実施形態の洗剤組成物は有機系塩素剤と炭酸水素ナトリウムとを含んでおり、本実施形態の洗剤組成物を用いた洗剤液では、タンパク質汚れ及びタンパク質に由来する臭いの分解効果を得ることができる。次亜塩素酸イオン(OCl)は、強い酸化力を有し、タンパク質汚れ、及びタンパク質に由来する臭いの分解能力が強い。次亜塩素酸イオンと次亜塩素酸とは、pH7~9で両方が存在する。本願では、洗剤組成物が炭酸水素ナトリウムを含むことにより、洗剤組成物を用いた洗剤液をpH7~9とすることができ、これにより、本実施形態の洗剤組成物を用いた洗剤液は、タンパク質汚れ、及びタンパク質に由来する臭いの分解能力を有する。また、次亜塩素酸イオンと次亜塩素酸とは、pH7.5以上で次亜塩素酸イオンが優位に存在する。本実施形態の洗剤組成物を用いた洗剤液を、pH7~9、特にpH7.5以上とすることで、タンパク質汚れ、及びタンパク質に由来する臭いの分解能力を向上させることができる。
また、次亜塩素酸イオン(OCl)は、細菌の細胞壁を透過するが、その内側の形質膜は透過しないことが知られている。これに対し、次亜塩素酸(HOCl)は細胞膜、形質膜の両方を透過するため、強い殺菌力を得られることが知られている。上記のように、本実施形態の洗剤組成物を用いた洗剤液は、pH7~9とすることができるため、次亜塩素酸(HOCl)も存在し、細菌の殺菌効果も有すると考えられる。また、本実施形態の洗剤組成物を用いた洗剤液はpH8.5以下とすることが、次亜塩素酸(HOCl)の存在比率からより好適である。
洗剤組成物において炭酸水素ナトリウムに代えて、例えばソーダ灰、セスキ炭酸ソーダ、過炭酸ナトリウム、炭酸ソーダを使用する場合は、炭酸水素ナトリウムを使用した場合と比較してpH値が高くなる。このため、次亜塩素酸の十分な比率が得られないことが推測される。
また、飲食品容器用パッキンは、比重が小さく、水に浮かびやすい。洗浄する際に、パッキンが洗剤液に浮いてしまうと、洗剤液への十分な接触が得られず、十分な洗浄効果が得られないことがある。本実施形態の洗剤組成物に含まれる炭酸水素ナトリウムは、水に溶解させた際の発泡性が、ソーダ灰、過炭酸ソーダ及びセスキ炭酸ソーダと比較して低い。このため、パッキンが洗剤液に浮くことを抑制することができる。
このように本実施形態の洗剤組成物によれば、飲食品容器用パッキンの飲食品の臭いを良好に除去することができる。特に本実施形態では、有機系塩素剤に加え、炭酸水素ナトリウムを含むことで、特にタンパク質に由来する臭いを良好に除去することが可能である。また、洗剤液中でのパッキンの浮きを抑制することができるため、飲食品容器用パッキンを良好に洗剤液に接触させることができる。
(消臭効果確認試験1)
実施形態に係る洗剤組成物を用いた洗剤液の消臭効果確認試験を行った。まず、洗剤組成物として、表1に示す重量比で、有機系塩素剤としてのジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩と、炭酸水素ナトリウムとを混合し、実施例1~実施例5の洗剤組成物を得た。本試験では、洗剤組成物の総重量を5.3g(小さじ1杯相当)とした。
表1:各実施例の有機系塩素剤と炭酸水素ナトリウムとの重量比
Figure 0007297291000001
また、各実施例の有機系塩素剤(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩)と、炭酸水素ナトリウムとは、下記の重量(g)とした。
実施例1:
有機系塩素剤:炭酸水素ナトリウム=0.053:5.247g
実施例2:
有機系塩素剤:炭酸水素ナトリウム=0.265:5.035g
実施例3:
有機系塩素剤:炭酸水素ナトリウム=0.53:4.77
実施例4:
有機系塩素剤:炭酸水素ナトリウム=1.06:4.24
実施例5:
有機系塩素剤:炭酸水素ナトリウム=1.59:3.71
次に、消臭効果試験は、以下の手順で行った。
(1)パッキンの試験片(シリコン樹脂製)を4時間、コーヒー液とカレー液とにそれぞれ入れて放置した。コーヒー液は、市販のコーヒー粉を標準量でドリップ式コーヒーメーカーで抽出した。ドリップ直後のコーヒー液とパッキンの試験片とを魔法瓶構造の容器に入れ、4時間放置した。カレー液は、市販のカレールーを標準的な濃度になるように、鍋で加熱しながら溶かした。カレールーが完全に溶けた直後のカレー液とパッキンの試験片を魔法瓶構造の容器に入れ、4時間放置した。
(2)4時間放置後、パッキンの試験片を取りだし、市販の食器用中性洗剤(無香料)で試験片を洗浄した。洗浄後は、一晩、室内で放置した。
(3)約40℃のお湯200mlに実施例1~5の洗剤組成物5.3gを溶かし、洗剤液を作成した。この洗剤液中にパッキンの試験片を浸け置きした。コーヒー液に浸した試験片は、洗剤液中に4時間放置し、カレー液に浸した試験片は、洗剤液中に6時間放置した。また、比較例1では、試験片を洗剤液への浸け置きをしなかった。
(4)試験片を洗剤液から取りだし、水ですすいだ後、室温で30分放置した時点、24時間放置した時点で臭い評価を行った。臭い評価は10人で行った。臭い評価の評価方法は、下記である。なお、本実験における「塩素臭」とは、一般的に塩素臭とされている臭いを示し、塩素そのものの臭いに限るものではない。
<評価方法>
コーヒーまたはカレーの臭いを感じるかを4段階で評価した。
塩素臭についても同様に臭いを感じるかを4段階で評価した。
1点:感じない、2点:わずかに感じる、3点:感じる、4点:はっきり感じる
(5)上記(4)での評価の平均値につき、コーヒー臭とカレー臭とについては比較例1の値からの減少度を算出した。塩素臭については、比較例1からの増加度を算出した。コーヒー臭での1回目の試験結果を表2、コーヒー臭での2回目の試験結果を表3に示す。また、コーヒー臭の1回目と2回目の試験結果における減少度と増加度の平均値を表4に示す。カレー臭についても同様に、1回目の試験結果を表5、2回目の試験結果を表6に示す。また、減少度と増加度の平均値を表7に示す。
表2:コーヒー臭1回目の試験結果
Figure 0007297291000002
表3:コーヒー臭2回目の試験結果
Figure 0007297291000003
表4:コーヒー臭における減少度又は増加度の平均値
Figure 0007297291000004
実施例1~実施例5のいずれについても、コーヒー臭が比較例と比べて低下することがわかった。また、塩素臭もわずかに感じるレベルであった。従って、実施例1~実施例5はいずれも良好にコーヒー臭を除去できた。各実施例を比較すると、実施例1と比較し、有機系塩素剤を多く含む実施例2~実施例5が良好にコーヒー臭を除去できた。一方、有機系塩素剤を最も多く含む、実施例5では塩素臭が強めに感じられる傾向にある。これらからは、実施例2~実施例4がコーヒー臭の除去効果が得られ、塩素臭も強くなりすぎず好適であった。特に実施例3が他の実施例と比較し、コーヒー臭を良好に除去しつつ、塩素臭も残り過ぎず好適であった。
表5:カレー臭の1回目の試験結果
Figure 0007297291000005
表6:カレー臭の2回目の試験結果
Figure 0007297291000006
表7:カレー臭における減少度又は増加度の平均値
Figure 0007297291000007
実施例1~実施例5のいずれについても、カレー臭が比較例と比べて低下することがわかった。特に24時間浸け置くことでわずかに感じるレベルまで臭いを除去できた。従って、実施例1~実施例5はいずれも良好にカレー臭を除去できた。各実施例を比較すると、実施例1と比較し、有機系塩素剤を多く含む実施例2~実施例5が良好にカレー臭を除去できた。一方、有機系塩素剤を最も多く含む、実施例5では塩素臭が強めに感じられる傾向にある。これらからは、実施例2~実施例4がカレー臭の除去効果が得られ、塩素臭も強くなりすぎず好適であった。また、特に実施例3が他の実施例と比較し、カレー臭を良好に除去しつつ、塩素臭も残り過ぎず好適であった。
(消臭効果確認試験2)
次に、洗剤量を変更した場合の消臭効果の試験結果を以下に、示す。まず、実施例3と同じ重量比洗剤組成物を準備した。消臭効果確認試験1の(1)と同様の手順で、コーヒー液又はカレー液にパッキンの試験片を4時間浸漬し、パッキンにコーヒー臭又はカレー臭を付着させた。続いて、消臭効果確認試験1の(2)と同様に無香料の食器用中性洗剤で洗浄した。洗浄後は、一晩、室内で放置した。
次に、約40℃のお湯200mlに実施例3の洗剤組成物を小さじ1/4杯、1/2杯、3/4杯、1杯、の量でそれぞれ溶かし、コーヒー臭を付着させた試験片を浸け置きする洗剤液を作成した。コーヒー臭を付着させた試験片を洗剤液に浸け置く時間は、1、2、4、8時間とした。
また、約40℃のお湯200mlに実施例3の洗剤組成物を小さじ1/2杯、1杯、1.5杯、2杯、の量でそれぞれ溶かし、カレー臭を付着させた試験片を浸け置きする洗剤液を作成した。カレー臭を付着させた試験片を洗剤液に浸け置く時間は、4、8、12、16時間とした。
所定の時間洗剤液中につけ置いた後、試験片を洗剤液から取りだし、水で濯ぎ、水を拭き取った後、30分間放置した。その後、臭い評価は10人で行った。臭い評価の評価方法は、下記である。
<評価方法>
コーヒーまたはカレーの臭いを感じるかを4段階で評価した。
塩素臭についても同様に臭いを感じるかを4段階で評価した。
1点:感じない、2点:わずかに感じる、3点:感じる、4点:はっきり感じる
表8:コーヒー臭の消臭試験結果
Figure 0007297291000008
表9:コーヒー臭を付着させた試験片の塩素臭
Figure 0007297291000009
表10:カレー臭の消臭試験結果
Figure 0007297291000010
表11:カレー臭を付着させた試験片の塩素臭
Figure 0007297291000011
表8~表11から明らかなように、実施例3の洗剤組成物を用いる洗剤量を減少させ小さじ1/4としてもコーヒー臭の消臭効果が得られた。カレー臭についても、小さじ1/2としても消臭効果が得られた。一方、カレー臭について洗剤量を増加させた小さじ1.5、小さじ2の場合も良好な消臭効果が得られた。従って、洗剤液中のジクロロイソシアヌル酸塩の含有量が、消臭効果確認試験1で効果が確認された範囲であれば、使用する洗剤量を変えても同等の効果が得られると言える。
(pH試験)
実施形態に係る洗剤組成物を用いた洗剤液のpHを測定した。洗剤組成物として、上述した消臭効果試験で用いた実施例1~5と同じ重量比の洗剤組成物を使用した。塩素剤(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩)、炭酸水素ナトリウム及び超純水の計量値は表8に示す通りであった。また、pH試験は以下の手順で行った。まず、小さじ1杯の洗剤組成物を約20℃の超純水200mlに溶かし、洗剤液を調製する。続いて、ポータブル型pHメータD-71(堀場製作所製)を用いて洗剤液のpHを測定した。また、pH値の横の括弧内の数値は、pH値を測定した際の洗剤液の温度である。
表12:pH試験の結果
Figure 0007297291000012
また、比較のため、後述の浮上試験と同様の比較例2~4に係る洗剤組成物も使用した。具体的に、比較例2~4では、炭酸水素ナトリウムに代え、セスキ炭酸ソーダ、過炭酸ソーダ、ソーダ灰を使用した。比較例2~4でも、上記の実施例と同様に、小さじ1杯の洗剤組成物を約20℃の超純水200mlに溶かし、洗剤液を調製し、実施例と同じpHメータで洗剤液のpHを測定した。また、pH値の測定した際の洗剤液の温度は20℃とした。
表13:比較例のpH試験の結果
Figure 0007297291000013
実施例の洗剤組成物を用いた洗剤液では、表12に示されるように、いずれもpHを8.11~8.15とすることができた。一方、比較例2~4では、表13に示されるようにpHが9を超える結果となった。
(消臭効果比較試験1)
次に、実施形態に係る洗剤組成物を使用した洗剤液を用いた場合と、炭酸水素ナトリウムを除き有機系塩素剤のみを使用した洗剤液との消臭効果比較試験を行った。
実施例3と同じ重量比で、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩と炭酸水素ナトリウムとを混合させた洗剤組成物と、比較例として、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩のみを含む洗剤組成物とを準備した。また、実施例3に係る洗剤組成物の重量は5.3g(約小さじ1杯)とし、比較例5は、実施例3のジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩と同じ重量とした。具体的には、重量は下記である。
実施例3:
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩 0.53g
炭酸水素ナトリウム 4.77g
比較例5:
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩 0.53g
消臭効果確認試験1の(1)と同様の手順で、コーヒー液又はカレー液にパッキンの試験片を4時間浸漬し、パッキンにコーヒー臭又はカレー臭を付着させた。続いて、消臭効果確認試験1の(2)と同様に無香料の食器用中性洗剤で洗浄した。洗浄後は、一晩室内で放置した。
次に、約40℃のお湯200mlに実施例3の洗剤組成物5.3gを溶かし、洗剤液を作成した。同様に、比較例5の洗剤組成物0.53gをこの洗剤液中に約40℃のお湯200mlに溶かし洗剤液を作成した。これらの洗剤液にパッキンの試験片をそれぞれ浸け置きした。コーヒー液に浸した試験片は、洗剤液中に2時間放置し、カレー液に浸した試験片は、洗剤液中に6時間放置した。パッキンを洗剤液から取り出し、水で濯ぎ、水を拭き取った後、24時間放置した。その後、評価者10人で、実施例3の洗剤組成物と比較例5の洗剤組成物とで、いずれがより臭いを除去できているかを比較した。
<評価方法>
1点:実施例3の方が臭いが少ない
0点:差が分からない
-1点:比較例5の方が臭いが少ない
コーヒー臭については、評価者10人の合計点は2点であり、評価者中2人が実施例3の方が臭いが少ないと評価した。残りの8人は差が分からないと評価した。カレー臭については、10点であり、評価者中10人全員が実施例3の方が臭いが少ないと評価した。
この結果から、炭酸水素ナトリウムを含まない比較例5に係る洗剤組成物に対し、コーヒー臭について有意な消臭効果を有することが分かった。また、カレー臭については、特に有意な消臭効果を有することがわかった。カレー臭はタンパク質に由来する汚れ(臭い)であるため、実施例に係る洗剤組成物は、タンパク質に由来する汚れに特に有効であることが確認された。
(消臭効果比較試験2)
次に、実施形態に係る洗剤組成物を使用した洗剤液を用いた場合と、有機系塩素剤を除き炭酸水素ナトリウムのみを使用した洗剤液との消臭効果比較試験を行った。
消臭効果比較試験2では、消臭効果比較試験1と同様に、実施例3と同じ重量比で、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩と炭酸水素ナトリウムとを混合させた洗剤組成物と、比較例として、炭酸水素ナトリウムのみを含む洗剤組成物とを準備した。また、実施例3に係る洗剤組成物の重量は5.3g(約小さじ1杯)とし、比較例6は、実施例3の炭酸水素ナトリウムと同じ重量とした。具体的には、重量は下記である。
実施例3:
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩 0.53g
炭酸水素ナトリウム 4.77g
比較例6:
炭酸水素ナトリウム 4.77g
消臭効果比較試験1と同様に、消臭効果確認試験1の(1)と同様の手順で、コーヒー液又はカレー液にパッキンの試験片を4時間浸漬し、パッキンにコーヒー臭又はカレー臭を付着させた。続いて、消臭効果確認試験1の(2)と同様に無香料の食器用中性洗剤で洗浄した。洗浄後は、一晩、室内で放置した。
次に、約40℃のお湯200mlに実施例3の洗剤組成物5.3gを溶かし、洗剤液を作成した。同様に、比較例6の洗剤組成物4.77gをこの洗剤液中に約40℃のお湯200mlに溶かし洗剤液を作成した。これらの洗剤液へパッキンの試験片をそれぞれ浸け置きした。コーヒー液に浸した試験片は、洗剤液中に2時間放置し、カレー液に浸した試験片は、洗剤液中に6時間放置した。パッキンを洗剤液から取り出し、水で濯ぎ、水を拭き取った後、24時間放置した。その後、評価者10人で、実施例3の洗剤組成物と比較例6の洗剤組成物とで、いずれがより臭いを除去できているかを比較した。
<評価方法>
1点:実施例3の方が臭いが少ない
0点:差が分からない
-1点:比較例6の方が臭いが少ない
コーヒー臭については、評価者10人のうち7人が実施例3の方が臭いが少ないと評価し、3人が比較例6の方が臭いが少ないと評価し、合計点は4点であった。カレー臭については、評価者10人のうち9人が実施例3の方が臭いが少ないと評価し、1人は差が分からないと評価し、合計点は9点であった。
この結果から、有機系塩素剤を含まない比較例6に係る洗剤組成物に対し、コーヒー臭について有意な消臭効果を有することが分かった。また、タンパク質に由来する汚れ(臭い)であるカレー臭については、特に有意な消臭効果を有することがわかった。
(浮上試験)
実施形態に係る洗剤組成物を用いた洗剤液でのパッキンの浮上試験を行った。洗剤組成物としては、上述した消臭効果試験で用いた実施例3と同じ重量比を使用した。また、比較例2~4では、炭酸水素ナトリウムに代え、セスキ炭酸ソーダ、過炭酸ソーダ、ソーダ灰を使用した。具体的には、下記のように比較例2~比較例4に係る洗剤を用意した。重量比は以下の通りである。また、パッキンとしては、サーモス社製JNO-500用のシリコン樹脂製パッキン(外形4.2mm、内径3.2mm、厚さ5mm、重量2.6g)を使用した。
比較例2:
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩:セスキ炭酸ソーダ=1:9
比較例3:
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩:過炭酸ソーダ=1:9
比較例4:
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩:ソーダ灰=1:9
また、浮上試験は以下の手順で行った。
(1)各ビーカーに実施例3及び比較例2~4に係る洗剤を小さじ1杯入れる。
(2)ビーカーに約20℃の水を200ml入れる。
(3)ガラス棒を用いて円を描くように10回撹拌する。
(4)パッキンを沈め、ビーカーの底に置く。
(5)パッキンをビーカーの底に置いた状態を0分とし、0分、10分、20分、30分時点でのパッキンの状態を観察する(室温27℃、水温20℃)。
各時間におけるパッキンの状態を図1に示す。図1に示すように、炭酸水素ナトリウムを用いた実施例3に係る洗剤組成物では、30分経過時点でもパッキンが浮上しなかった。一方、セスキ炭酸ソーダを用いた比較例2では、10分時点でパッキンが浮上し始め、20分時点でパッキンが浮上し、その後もパッキンは水面に浮いた状態となった。また、過炭酸ソーダを使用した比較例3ではパッキンを底に置いてすぐに浮上してしまい、10分経過時点も、その後も水面に浮いた状態となった。ソーダ灰を使用した比較例4では、10分時点でパッキンが浮上し、その後もパッキンは水面に浮いた状態であった。
従って、底に置いたパッキンが浮上してこなかったのは、炭酸水素ナトリウムを使用した実施例3に係る洗剤組成物のみであった。
上述した実施例では、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩を用いた。少なくとも一部についてジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの無水和物を用いた場合は、無水和物の重量を2水和物に換算し、同等の重量を含めば同等の効果が得られる。換言すると、本実施形態の洗剤組成物は、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを無水和物又は2水和物の少なくともいずれか1つの形で含むことができる。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(無水和物)が含まれる場合は、無水和物の重量を2水和物に換算した上で、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムが1~30重量%含有されていればよい。
本発明は上述した実施形態に限られず、様々な変形及び応用が可能である。
上述した実施形態では、シリコン樹脂製パッキンを例に挙げて説明したが、これに限られず、飲食品容器で用いられている公知の樹脂製パッキンに使用することもできる。
また、本実施形態の洗剤組成物では、炭酸水素ナトリウムとジクロロイソシアヌル酸塩とが含まれる比率は重量%によって規定されてもよい。例えばジクロロイソシアヌル酸塩がジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩である場合に、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩と炭酸水素ナトリウムとの合計重量に対し、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩を1~30重量%で含むことが好適である。また、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩は、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩と炭酸水素ナトリウムとの合計重量に対し、5~20重量%で含まれることが好適である。
また、少なくとも一部についてジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの無水和物を用いた場合は、無水和物の重量を2水和物に換算し、同等の重量を含めば同等の効果が得られる。換言すると、本実施形態の洗剤組成物は、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを無水和物又は2水和物の少なくともいずれか1つの形で含むことができる。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(無水和物)が含まれる場合は、無水和物の重量を2水和物に換算した上で、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムが1~30重量%含有されていればよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲とが含まれる。

Claims (5)

  1. 飲食品容器用パッキンの洗剤液を調製するための洗剤組成物であって、
    前記洗剤液は、水1Lに対し、ジクロロイソシアヌル酸が0.001~0.035mol含まれ、前記洗剤液のpHは7~9であり、
    前記洗剤組成物は、
    ジクロロイソシアヌル酸塩と、炭酸水素ナトリウムと、を含み、
    前記ジクロロイソシアヌル酸塩は、前記炭酸水素ナトリウム1molに対し、ジクロロイソシアヌル酸を0.003mol~0.15mol含む、
    ことを特徴とする飲食品容器用パッキンの洗剤組成物。
  2. 前記ジクロロイソシアヌル酸塩は、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム2水塩、又はジクロロイソシアヌル酸カリウム、の少なくともいずれか1つである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の飲食品容器用パッキンの洗剤組成物。
  3. 前記ジクロロイソシアヌル酸塩は、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムであり、
    前記ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは、無水和物又は2水和物の少なくとも1つとして含まれており、
    前記ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは、前記ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムと前記炭酸水素ナトリウムとの合計重量に対し、2水和物に換算で、1~30重量%で含まれる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の飲食品容器用パッキンの洗剤組成物。
  4. 前記ジクロロイソシアヌル酸塩と、前記炭酸水素ナトリウムとは、前記洗剤組成物の全重量に対し、90重量%以上含まれる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の飲食品容器用パッキンの洗剤組成物。
  5. 飲食品容器用パッキンの洗剤液を調製するための洗剤組成物の製造方法であって、
    前記洗剤液は、水1Lに対し、ジクロロイソシアヌル酸が0.001~0.035mol含まれ、前記洗剤液のpHは7~9であり、
    該製造方法は、
    ジクロロイソシアヌル酸塩と、炭酸水素ナトリウムと、を混合する混合工程を有し、
    前記混合工程では、前記ジクロロイソシアヌル酸塩は、前記炭酸水素ナトリウム1molに対し、ジクロロイソシアヌル酸塩を0.003mol~0.15mol含む、
    ことを特徴とする飲食品容器用パッキンの洗剤組成物の製造方法。
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