JP7296693B2 - 画像形成装置及び制御方法 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置及び制御方法に関する。
近年、プリンターやスキャナー、コピー機、ファックス等の機能を兼ねた多機能な画像形成装置が広く使用されている。画像形成装置では、画像形成時において給紙部や反転経路から転写部に用紙が搬送されるが、装置の機械的な要因等により、用紙が搬送方向に対して直交する方向(以下、用紙幅方向という場合もある)に片寄ってしまう場合がある。このように用紙の片寄りが発生した状態で印刷処理を行った場合には、用紙に対する画像の形成位置が本来の適正位置からずれてしまうという問題が発生する。
そこで、用紙の片寄りを考慮して画像と用紙とを精度良く位置合わせするために、レジストローラーにて用紙を挟持して用紙幅方向に揺動することで用紙の片寄りを補正するレジスト揺動補正が行われている。
例えば、特許文献1には、画像形成位置の上流側にレジストローラーを配置するとともにこのレジストローラーの下流側であって二次転写ローラーの上流側にラインセンサーを配置し、ラインセンサーで検知された用紙の片寄り量に基づいて用紙を用紙幅方向に揺動することで用紙の片寄りを補正する画像形成装置が開示されている。
特開2013-91563号公報
しかしながら、特許文献1を始めとする従来の技術は、レジストローラーの下流側であって二次転写ローラーの上流側にラインセンサーを配置する構成を採用しているため、用紙の定着処理後において、用紙の裏面に又は用紙の表面に重ねて画像形成を行う場合、そのために設けられた経路(反転経路等)中の搬送ローラーのアライメントのずれや各搬送ローラーの手前側と奥側とのローラー径の差によって用紙が搬送方向(副走査方向)の途中から曲がる副走査曲がりによる用紙と画像位置のずれを検知することができない。したがって、用紙の裏面に又は用紙の表面に重ねて画像形成を行う場合、副走査曲がりによる用紙と画像位置のずれを精度良く抑えることができないため、用紙に対する画像位置がずれてしまうことがある。
本発明の課題は、副走査曲がりによる用紙に対する画像位置のずれを抑制することである。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
転写部による画像の転写位置に用紙を搬送して当該用紙に画像を転写する画像形成装置において、
搬送されてくる前記用紙を前記転写部に向けて搬送する一対のローラーからなる揺動ローラーと、
前記用紙の裏面に又は前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた2面目経路であって、前記用紙の画像面側に配置され、前記用紙の側端部の位置及び前記用紙に転写された画像の画像情報を検知する検知部と、
前記検知部により前記用紙の側端部の位置のバラつきを検知した場合に、用紙搬送に係る条件ごとに予め定められた揺動制御情報に基づいて前記用紙の目標位置の補正量を決定し、当該決定された補正量に基づいて前記揺動ローラーを揺動させる制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記2面目経路には、前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた再循環経路が含まれることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記再循環経路には、前記用紙を搬送するための搬送部が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の画像形成装置において、
前記再循環経路は、前記転写部及び前記転写部により前記用紙に転写された画像を定着させる定着部よりも下方に設けられた給紙トレイの下方を経由する経路であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、
前記検知部は、前記給紙トレイの下方に配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1~5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記検知部は、前記用紙の裏面に画像形成を行うために設けられた反転経路へと前記用紙を案内する反転ローラーの上流側に配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、
転写部による画像の転写位置に用紙を搬送して当該用紙に画像を転写する画像形成装置において、
搬送されてくる前記用紙を前記転写部に向けて搬送する一対のローラーからなる揺動ローラーと、
前記用紙の裏面に又は前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた2面目経路であって、前記用紙の画像面側に配置され、前記用紙の側端部の位置及び前記用紙に転写された画像の画像情報を検知する検知部と、
前記検知部により前記用紙の側端部の位置のバラつきを検知した場合に、用紙搬送に係る条件ごとに予め定められた揺動制御情報に基づいて前記用紙の目標位置の補正量を決定し、当該決定された補正量に基づいて前記揺動ローラーを揺動させる制御部と、
を備え、
前記2面目経路には、前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた再循環経路が含まれ、
前記再循環経路は、前記転写部及び前記転写部により前記用紙に転写された画像を定着させる定着部よりも下方に設けられた給紙トレイの下方を経由する経路であり、
前記検知部と前記定着部の間に前記給紙トレイが配置されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、
前記再循環経路には、前記用紙を搬送するための搬送部が設けられていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、
搬送されてくる用紙を転写部に向けて搬送する一対のローラーからなる揺動ローラーと、前記用紙の裏面に又は前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた2面目経路であって、前記用紙の画像面側に配置され、前記用紙の側端部の位置及び前記用紙に転写された画像の画像情報を検知する検知部と、を備える画像形成装置における揺動ローラーの制御方法であって、
前記検知部により前記用紙の側端部の位置のバラつきを検知した場合に、用紙搬送に係る条件ごとに予め定められた揺動制御情報に基づいて前記用紙の目標位置の補正量を決定し、当該決定された補正量に基づいて前記揺動ローラーを揺動させる工程を含む。
請求項10に記載の発明は、
搬送されてくる用紙を転写部に向けて搬送する一対のローラーからなる揺動ローラーと、前記用紙の裏面に又は前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた2面目経路であって、前記用紙の画像面側に配置され、前記用紙の側端部の位置及び前記用紙に転写された画像の画像情報を検知する検知部と、を備える画像形成装置における揺動ローラーの制御方法であって、
前記検知部により前記用紙の側端部の位置のバラつきを検知した場合に、用紙搬送に係る条件ごとに予め定められた揺動制御情報に基づいて前記用紙の目標位置の補正量を決定し、当該決定された補正量に基づいて前記揺動ローラーを揺動させる工程を含み、
前記2面目経路には、前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた再循環経路が含まれ、
前記再循環経路は、前記転写部及び前記転写部により前記用紙に転写された画像を定着させる定着部よりも下方に設けられた給紙トレイの下方を経由する経路であり、
前記検知部と前記定着部の間に前記給紙トレイが配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、副走査曲がりによる用紙に対する画像位置のずれを抑制することができる。
本実施形態にかかる画像形成装置を模式的に示す構成図である。 レジストローラーによる用紙の揺動処理を示す説明図である。 位置検知センサーを反転ローラーの上流側に配置した構成の一例を底面側からみた図である。 本実施形態にかかる画像形成装置の制御系の構成を概略的に示すブロック図である。 本実施形態において実行される揺動制御処理を示すフローチャートである。 揺動制御テーブルのデータ格納例を示す図である。 位置検知センサーを2つ設けた画像形成装置を模式的に示す構成図である。 再循環経路の変形例を模式的に示す構成図である。
以下、本実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
[画像形成装置100の構成]
まず、本実施形態における画像形成装置100の構成について説明する。
図1は、本実施形態にかかる画像形成装置100を模式的に示す構成図である。この画像形成装置100は、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置100であり、複数の感光体を一本の中間転写ベルトに対面させて縦方向に配列することによりフルカラーの画像を形成する、いわゆる、タンデム型カラー画像形成装置である。
画像形成装置100は、原稿読取装置SC、画像形成部10、定着装置50、画像読取部60、制御部11を主体に構成され、これらが一つの筐体内に収められている。
原稿読取装置SCは、走査露光装置の光学系により原稿の画像を走査露光し、その反射光をラインイメージセンサーにより読み取り、これにより、画像信号を得る。この画像信号は、A/D変換、シェーディング補正、圧縮等の処理が施された後、画像データとして制御部11に入力される。なお、制御部11に入力される画像データとしては、原稿読取装置SCで読み取ったものに限らず、例えば、通信部13により画像形成装置100に接続されたパーソナルコンピューターや他の画像形成装置から受信したものであってもよい。
画像形成部10は、4組の画像形成ユニット10Y,10M,10C,10K、中間転写ベルト6、二次転写ローラー9等を備えて構成されている。画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kは、イエロー(Y)の画像を形成する画像形成ユニット10Y、マゼンダ(M)の画像を形成する画像形成ユニット10M、シアン(C)の画像を形成する画像形成ユニット10C、ブラック(K)の画像を形成する画像形成ユニット10Kで構成されている。
画像形成ユニット10Yは、感光体ドラム1Y及びその周辺に配置された帯電部2Y、光書込部3Y、現像装置4Y及びドラムクリーナー5Yで構成されている。同様に、画像形成ユニット10M,10C,10Kは、感光体ドラム1M,1C,1K及びその周辺に配置された帯電部2M,2C,2K、光書込部3M,3C,3K、現像装置4M,4C,4K及びドラムクリーナー5M,5C,5Kで構成されている。
感光体ドラム1Y~1Kは、帯電部2Y~2Kによりその表面が一様に帯電させられており、光書込部3Y~3Kによる走査露光により、感光体ドラム1Y~1Kには潜像が形成される。さらに、現像装置4Y~4Kは、トナーで現像することによって感光体ドラム1Y~1K上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラム1Y~1K上には、イエロー、マゼンダ、シアン及びブラックのいずれかに対応する所定色のトナー画像が形成される。感光体ドラム1Y~1K上に形成されたトナー画像は、1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kにより、回転する中間転写ベルト6上の所定位置へと逐次転写される。
中間転写ベルト6上に転写された各色よりなるトナー画像は、後述する用紙搬送部20により所定のタイミングで搬送される用紙Pに対して、二次転写ローラー9によって転写される。この二次転写ローラー9は中間転写ベルト6と圧接して配置されることによりニップ部(以下「転写ニップ部」という)を形成する圧接部材である。
用紙搬送部20は、用紙Pの搬送経路に従って用紙Pを搬送する。用紙Pは給紙トレイ21に収容されており、当該給紙トレイ21に収容された用紙Pは、給紙部22により取り込まれ、搬送経路へと送り出される。あるいは、用紙Pは、外部給紙口81、82等を介して画像形成装置100と接続された外部の給紙装置(図示せず)が有する給紙トレイに収容されており、給紙装置が保有する用紙Pは、当該給紙装置から外部給紙口81又は82を介して画像形成装置100へと供給されることで、搬送経路へと送り出される。例えば、長尺紙は、外部の給紙装置から外部給紙口81又は82を介して画像形成装置100へと供給される。
この搬送経路において、転写ニップ部よりも上流側には、用紙Pを搬送する複数の搬送手段が設けられている。個々の搬送手段は、圧接された一対のローラーによって構成されており、電動モーターを主体とする駆動機構を通じて少なくとも一方のローラーが回転駆動することにより用紙Pを搬送する。また、個々の搬送手段を構成する一対のローラーは、ローラー間の状態を圧接状態と離間状態とで切り換えることができるように構成されている。
本実施形態において、用紙Pの搬送経路の上流側から下流側にかけて、中間搬送ローラー23~25、ループローラー26及びレジストローラー27が搬送手段として設けられている。なお、搬送手段は、一対のローラーで構成する以外にも、ベルト同士の組み合わせや、ベルト及びローラーの組み合わせといったように、一対の回転部材からなる構成を広く採用することができる。
このような搬送経路において、給紙トレイ21又は給紙装置の給紙トレイから給紙された用紙Pは、上流側から下流側に設けられた複数の中間搬送ローラー23~25及びループローラー26により順次搬送されて、搬送経路を進行する。用紙Pの先端がレジストローラー27へと近づくと、中間搬送ローラー23~25及びループローラー26によって搬送される用紙Pは、回転停止状態のレジストローラー27に突き当てられ、そして、ループローラー26が所定時間だけ回転を継続することで、用紙Pにループが形成される。このループ形成の作用により、用紙Pの先端の曲がりが矯正される(スキュー補正)。
つぎに、中間転写ベルト6が担持するトナー画像と同期するように所定のタイミングでレジストローラー27が回転を開始すると、中間搬送ローラー23~25及びループローラー26は、圧接状態から離間状態へと切り換えられる。すなわち、中間搬送ローラー23~25及びループローラー26が離間状態へと遷移してからは、用紙Pは、レジストローラー27のみによって搬送される。このレジストローラー27は、揺動ローラーとして、用紙Pの搬送を行いながら後述する揺動処理を行い、像担持体としての中間転写ベルト6と転写部としての二次転写ローラー9の転写ニップ部へと用紙Pを搬送する。
図2は、レジストローラー27による用紙Pの揺動処理を示す説明図である。レジストローラー27は、用紙幅方向CD(用紙搬送方向(副走査方向)FDと直行する方向)に揺動可能に構成されている。このレジストローラー27には、電動モーターを主体とする駆動機構34が連結されており、当該駆動機構34によって駆動されることにより、所定のホームポジションを起点として用紙幅方向CDに移動することができる。
レジストローラー27は、用紙Pが自身を通過する通過期間に合わせて用紙幅方向CDに沿って移動することにより、搬送される用紙Pを用紙幅方向CDに沿って移動させることができる(揺動処理)。これにより、レジストローラー27は、転写されるトナー画像の位置と整合するように、用紙幅方向CDにおける用紙Pの搬送位置を調整する。ここで、用紙幅方向CDにおいて用紙Pの側端部が通過すべき位置を目標位置Tpと呼ぶ。この目標位置Tpは、用紙幅方向CDにおいて、用紙Pの側端部がその位置を通過すれば、用紙Pとトナー画像との位置関係が最適となる(例えば、用紙Pの幅方向の中央とトナー画像の幅方向の中央とが一致する)と見込まれる位置であり、レジストローラー27は、用紙Pの側端部が目標位置Tpとなるように用紙Pの用紙幅方向CDの搬送位置を調整する。用紙Pとトナー画像との位置関係が最適となるトナー画像の位置を最適画像位置と呼ぶ。
搬送経路には、レジストセンサーSE1、位置検知センサーSE2が設けられており、これらのセンサーにおける検出結果に基づいて、制御部11によりレジストローラー27の動作が制御される。
搬送経路において、レジストローラー27とループローラー26との間には、レジストセンサーSE1が配置されている。レジストセンサーSE1は、レジストセンサーSE1の検出位置(レジストローラー27の所定距離だけ手前の位置)への用紙Pの先端の到達を検出する。このレジストセンサーSE1の検出結果は、レジストローラー27の回転開始タイミングの検知等に用いられる。
搬送経路において、反転ローラー31の用紙搬送方向FDの上流側であって、用紙Pの画像面側(搬送経路の下方)には、図1及び図3に示すように、位置検知センサーSE2が設けられている。位置検知センサーSE2は、例えば、複数の受光素子を用紙幅方向CDに沿って直線状に配列したリニアイメージセンサー(例えばCCDラインセンサー等)、光学系、光源等を備えて構成される。位置検知センサーSE2は、定着装置50により定着処理が施され、反転ローラー31へと搬送される用紙Pの側端部の用紙幅方向CDの位置を検知する検知部である。本実施形態において、位置検知センサーSE2は、用紙Pを画像面側から読み取ることができるので、用紙Pに転写されたトナー画像の画像位置(すなわち、トナー画像が用紙Pに対してどの位置に形成されているか)を画像情報として検知することができる。この位置検知センサーSE2の検知結果は、制御部11に出力され、揺動処理におけるレジストローラー27の揺動制御情報の決定等に用いられる。
定着装置50は、トナー画像が転写された用紙P、すなわち、転写ニップ部から送り出された用紙Pに定着処理を施す装置であり、例えば、一対の定着部材(例えば一対のローラー)と、当該定着部材の一方又は双方を加熱するヒーターとで構成されている。この定着装置50は、用紙Pの搬送過程において、一対の定着部材による加圧と定着部材の有する熱との作用を通じて、用紙Pへのトナー画像の定着を行う。
定着装置50により定着処理が施された用紙Pは、画像読取部(ICCU)60により読み取られた後、排紙ローラー28により、筐体の外部側面に取り付けられた排紙トレイ29に排出される。また、用紙Pの裏面にも又は用紙Pの表面に重ねて画像形成を行う場合、用紙表面に対する画像形成を終えた用紙Pは、画像読取部60により読み取られた後、切換ゲート30により、下方にある反転ローラー31へと搬送される。
用紙Pの裏面に画像形成を行う場合、反転ローラー31は、搬送された用紙Pの後端を挟持した後、逆送することによって用紙Pを反転させて、反転経路R1に送り出す。反転経路R1は、用紙Pの裏面に画像形成を行うために設けられた経路である。この反転経路R1へと送り出された用紙Pは、反転経路R1内の複数の搬送手段32によって搬送され、レジストローラー27を介して転写ニップ部へと用紙Pを回帰させる。
一方、用紙Pの表面に重ねて画像形成を行う場合、反転ローラー31は、用紙Pを逆走させることなくそのまま再循環経路R2に送り出す。再循環経路R2は、用紙Pの表面に重ねて画像形成を行うために設けられた経路である。この再循環経路R2へと送り出された用紙Pは、再循環経路R2内の複数の搬送手段(搬送部)33によって搬送され、レジストローラー27を介して転写ニップ部へと用紙Pを回帰させる。なお、再循環経路R2へと送り出される用紙Pが長尺紙の場合、反転ローラー31により再循環経路R2を搬送させることができるため、再循環経路R2内に複数の搬送手段33を設けないようにしてもよい。
排紙ローラー28、切換ゲート30、反転ローラー31、反転経路R1内の搬送手段32及び再循環経路R2内の搬送手段33も前述した用紙搬送部20を構成する。本実施形態では、切換ゲート30により切り換えられた先の経路であって、元の搬送経路(用紙Pの表面(1面目)に画像形成を行った搬送経路)に再合流するまでの経路(すなわち、反転経路R1及び再循環経路R2を含む経路)を、「2面目経路」と称する。したがって、用紙Pの表面に重ねて画像形成を行う所謂再循環のケース(用紙Pの裏面(2面目)に画像形成を行わないケース)であっても、その際に用紙Pを搬送する経路(再循環経路R2)を、2面目経路と称する。すなわち、2面目経路は、用紙Pの裏面に又は用紙Pの表面に重ねて画像形成を行うために設けられた経路である。
画像読取部60は、例えば、リニアイメージセンサー(例えばCCDラインセンサー等)、光学系、光源等を備えて構成され、トナー画像が転写された用紙Pを読み取って、得られた読取画像を制御部11に出力する。なお、本実施形態では、画像読取部60は用紙P上のトナー画像の色を測定できるものとするが、少なくとも用紙Pの領域とトナー画像の領域が認識できるものであれば特に限定されない。また、本実施形態では、画像読取部60が定着装置50の下流であって切換ゲート30により搬送経路が切り替えられる手前側に配置されているものとするが、二次転写ローラー9(転写ニップ部)の下流であって用紙Pの両面(片面ずつでも良い)を読み取り可能な位置であればその配置位置は特に限定されない。もちろん、オプション機器として画像形成装置100の下流に配置してもよい。
図4は、本実施形態にかかる画像形成装置100の制御系の構成を概略的に示すブロック図である。
制御部11は、図4に示すように、記憶部12、通信部13、操作部14、原稿読取装置SC、画像形成部10、用紙搬送部20、定着装置50、画像読取部60、レジストセンサーSE1、位置検知センサーSE2、環境センサーSE3に接続されている。制御部11は、CPU、RAM等により構成されている。制御部11のCPUは、記憶部12に記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置100各部の動作を集中制御する。例えば、制御部11は、操作部14によりジョブ実行指令が入力されると、ジョブを実行し、原稿読取装置SCや通信部13により入力される画像データに基づいて用紙Pにトナー画像を形成させる制御を行う。また、制御部11は、操作部14によりジョブ実行指令が入力されると、揺動制御処理を実行し、ジョブ実行中のレジストローラー27の揺動制御を行う。
記憶部12は、不揮発性の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等により構成され、制御部11で実行される各種プログラムの他、各部で必要なパラメータやデータ等を記憶している。
例えば、記憶部12には、揺動制御テーブル121(図6参照)が記憶されている。
通信部13は、NIC(Network Interface Card)、MODEM(Modulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の各種インターフェースを備え、外部機器との接続を行う。
操作部14は、ユーザーによって設定される種々の情報を制御部11に出力する。操作部14としては、例えば、ディスプレイ上に表示される情報に従い、入力操作を行うことが可能なタッチパネルを用いることができる。かかる操作部14を通じて、ユーザーは、印刷条件、すなわち、用紙Pの種類(例えば、坪量、サイズ、紙質等)、使用する給紙トレイ、画像の濃度、倍率、両面印刷の有無などを設定することができる。また、ユーザーは、操作部14を通じて、ジョブの実行指令や調整モードでの動作指示を入力することができる。また、制御部11は、操作部14を制御することにより、当該操作部14を介してユーザーに種々のメッセージを表示することができる。
環境センサーSE3は、例えば、温度センサーや湿度センサー等を備えて構成され、画像形成装置100の筐体内の温度や湿度を検知し、検知結果を制御部11に出力する。
[画像形成装置100の動作]
次に、本実施形態における画像形成装置100の動作について説明する。
図5は、レジストローラー27の揺動動作を制御するための揺動制御処理を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、ユーザーからのジョブの実行指令に応じて、制御部11と記憶部12に記憶されているプログラムとの協働によって実行される。
まず、制御部11は、位置検知センサーSE2により用紙Pの先端が検知されたか否かを判定する(ステップS1)。
制御部11は、位置検知センサーSE2により用紙Pの先端が検知されたと判定した場合(ステップS1;YES)、位置検知センサーSE2による複数位置(例えば、2点)における用紙Pの側端部の位置の検知結果を取得する(ステップS2)。これにより、2面目経路に配置された搬送ローラーによる用紙搬送のバラつきを検知することができる。
一方、制御部11は、位置検知センサーSE2により用紙Pの先端が検知されていないと判定した場合(ステップS1;NO)、位置検知センサーSE2により用紙Pの先端が検知されるまで待機する。
ここで、用紙Pの側端部の位置のバラつきは、用紙搬送に係る条件(用紙搬送に影響を及ぼす所定の条件)により変動する。したがって、用紙Pの側端部の位置のバラつきの変動に合わせて、揺動制御情報(用紙Pの目標位置Tpの補正値、揺動方向(+、-)及び揺動速度)を、用紙搬送に係る条件ごとに変動させる必要がある。用紙搬送に係る条件とは、例えば、用紙Pの紙種、坪量、環境(例えば、温度や湿度)、用紙サイズ(用紙幅、用紙長)等の条件である。例えば、紙種が薄紙であれば、普通紙や厚紙よりも用紙Pが曲がりやすいため、補正値をより大きくする必要がある。
本実施形態では、上記の用紙搬送に係る条件ごとに、揺動制御情報を格納したテーブルを記憶部12に記憶するようにしている。すなわち、揺動制御情報は、用紙搬送に係る条件に応じて設定されている。図6に、紙種ごとに揺動制御情報をそれぞれ格納したテーブル(揺動制御テーブル121)の一例を示す。
次いで、制御部11は、位置検知センサーSE2による検知結果及び予め定められた揺動制御情報(揺動制御テーブル121)に基づいて、予め定められた各揺動タイミングのレジストローラー27の揺動制御情報を決定する(ステップS3)。
本実施形態では、レジストローラー27は、予め定められた複数のタイミング(揺動タイミングと呼ぶ)で揺動するよう制御されるようになっており、揺動制御テーブル121には、各揺動タイミング(タイミング1~n)で用いられる揺動制御情報がそれぞれ記憶されている。ここで、用紙Pの最適画像位置に精度よくトナー画像を書き込むためには、揺動制御テーブル121において、紙種ごと、坪量ごと、環境ごと、用紙サイズごと、またはこれらの組み合わせごとに、各揺動タイミング(タイミング1~n)で用いられる揺動制御情報が格納されていることが好ましい。
上記のように、記憶部12に揺動制御テーブル121を記憶しておくことで、各条件に応じて適切に揺動制御情報を決定することができる。
本実施形態において、位置検知センサーSE2は、用紙Pの画像面側に設けられているため、トナー画像の画像情報を取得することができる。したがって、位置検知センサーSE2による用紙側端部の位置及びトナー画像の位置の検知結果に基づいて、レジストローラー27の揺動制御情報を決定するようにしてもよい。例えば、位置検知センサーSE2により検知された用紙側端部の位置及びトナー画像の位置の検知結果に基づいて、各揺動タイミングにおける用紙側端部とトナー画像の距離を算出する。そして、算出した距離とトナー画像が最適画像位置に配置されたときの用紙側端部とトナー画像の距離との差分(ずれ量)をそれぞれ算出し、算出したずれ量に基づいて、各揺動タイミングにおける揺動制御情報を決定する。これにより、より精度良くトナー画像を最適画像位置に合わせ込むことができる。
次いで、制御部11は、レジストローラー27の揺動タイミングが到来したか否かを判定する(ステップS4)。ここで、揺動タイミングとは、レジストローラー27を揺動させるタイミングである。本実施形態では、例えば、位置検知センサーSE2が用紙Pの先端を検知したタイミングからt1秒後、t2秒後・・・のように、複数の揺動タイミングが(例えば、略等間隔に)予め決められている。
制御部11は、揺動タイミングが到来したと判定した場合(ステップS4;YES)、ステップS3で決定した、揺動タイミングに応じた揺動制御情報に基づいて、駆動機構34によりレジストローラー27を揺動させる(ステップS5)。
一方、制御部11は、揺動タイミングが到来していないと判定した場合(ステップS4;NO)、揺動タイミングが到来するまで待機する。
次いで、制御部11は、最終の揺動タイミングでの揺動が終了したか否かを判定する(ステップS6)。例えば、用紙Pの用紙サイズと、位置検知センサーSE2が用紙Pの先端を検知してからの経過時間及び搬送速度に基づいて、最終揺動タイミングでの揺動が終了したか否かを判定する。
制御部11は、最終揺動タイミングでの揺動が終了したと判定した場合(ステップS6;YES)、最終ページまでの転写が終了したか否かを判定する(ステップS7)。
一方、制御部11は、最終の揺動タイミングでの揺動が終了していないと判定した場合(ステップS6;NO)、ステップS4に戻り、次の揺動タイミングを待機して、揺動タイミングが到来すると、レジストローラー27を揺動させる処理を繰り返す。
次いで、制御部11は、最終ページまでの転写が終了したと判定した場合(ステップS7;YES)、揺動制御処理を終了する。
一方、制御部11は、最終ページまでの転写が終了していないと判定した場合(ステップS7;NO)、ステップS1に戻る。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置100は、搬送されてくる用紙を二次転写ローラー9(転写部)に向けて搬送する一対のローラーからなるレジストローラー27(揺動ローラー)と、用紙の裏面に又は用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた2面目経路であって、用紙の画像面側に配置され、用紙の側端部の位置及び用紙に転写された画像の画像情報を検知する位置検知センサーSE2(検知部)と、レジストローラー27を位置検知センサーSE2により検知された検知結果及び予め定められた揺動制御情報に基づいて揺動させる制御部11と、を備える。
したがって、本実施形態に係る画像形成装置100によれば、2面目経路で検知した用紙Pの側端部の位置の目標位置とのずれや用紙Pに転写された画像のずれに基づいてレジストローラー27を揺動させ、用紙Pの側端部の位置を調整することができるので、副走査曲がりによる用紙Pに対するトナー画像位置のずれを高精度に抑制することができる。特に、長尺紙のように用紙搬送方向に長い用紙では、より効果がある。
また、本実施形態に係る画像形成装置100によれば、2面目経路には、用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた再循環経路R2が含まれる。
したがって、本実施形態に係る画像形成装置100によれば、用紙Pの表面に重ねて画像形成を行う場合であっても用紙Pの側端部の位置を調整することができるので、副走査曲がりによる用紙Pに対するトナー画像位置のずれをより確実に抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置100によれば、再循環経路R2には、用紙を搬送するための搬送手段33(搬送部)が設けられている。
したがって、本実施形態に係る画像形成装置100によれば、用紙Pが定型紙の場合であっても再循環経路R2を搬送することができるので、用紙長にかかわらず用紙Pの表面に重ねて画像形成を行うことができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置100によれば、位置検知センサーSE2は、用紙の裏面に画像形成を行うために設けられた反転経路R1へと用紙を案内する反転ローラー31の上流側に配置されている。
したがって、本実施形態に係る画像形成装置100によれば、反転ローラー31による反転後の用紙Pの側端部の位置及び画像情報を検知することができるので、ずれが生じやすい箇所を通過した直後の情報を取得することが可能となり、副走査曲がりによる用紙Pに対するトナー画像位置のずれをより高精度に抑制することができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、位置検知センサーSE2を反転ローラー31の近傍(上流側)に配置する構成(図1及び図3等参照)を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。すなわち、位置検知センサーSE2を2面目経路の用紙Pの画像面側に配置する構成であればいかなる構成であってもよく、例えば、反転ローラー31の下流側や切換ゲート30の下流側、或いは再循環経路R2の出口近傍等に配置する構成であってもよい。ただし、位置検知センサーSE2を配置する位置としては、できるだけレジストローラー27に近い位置である方が、レジストローラー27の位置における用紙側端部の位置とのずれ量が小さくなるため、より好ましい。
また、上記実施形態においては、位置検知センサーSE2を反転ローラー31の上流側のみに配置する構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。すなわち、少なくとも2面目経路の用紙Pの画像面側に位置検知センサーSE2を1つ備える構成であればよく、例えば、図7に示すように、上記の位置検知センサーSE2に加えて、2つめの位置検知センサーSE21を配置する構成を採用するようにしてもよい。
上記のように、レジストローラー27の揺動制御において、2つの位置検知センサーSE2、SE21を利用する構成の場合、個別の検知結果に基づいてそれぞれ揺動動作を決定するようにしてもよいし、2つの検知結果を利用して揺動動作を決定するようにしてもよい。ここで、揺動動作とは、揺動量、揺動方向及び揺動速度を示している。
例えば、個別の検知結果に基づいて揺動動作を決定する場合、まず、位置検知センサーSE2の検知結果に基づいてレジストローラー27を揺動させた後、位置検知センサーSE21の検知結果に基づいてレジストローラー27を揺動させる処理を行うようにしてもよい。
また、例えば、2つの検知結果に基づいて揺動動作を決定する場合、用紙Pの傾き(副走査曲がり)を算出するようにし、算出した用紙Pの傾きに基づいてレジストローラー27を揺動させる処理を行うようにしてもよい。なお、用紙Pの傾きは、用紙側端部の位置を検知した2点の用紙搬送方向FDの座標をそれぞれX1とX2としたとき、「X1、X2の用紙幅方向の差分」を「X1、X2間の搬送距離」で除することにより、算出することができる。このように、2つの検知結果に基づいて用紙Pの傾きを算出することで、用紙側端部の位置の検知回数を低減させることができるので、処理速度を向上させることができる。
また、上記実施形態においては、反転ローラー31の用紙搬送方向FDの下流側に、再循環経路R2を設ける構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、反転ローラー31の用紙搬送方向FDの上流側において、切換ゲート30Aにより、用紙Pの裏面に画像形成を行うための経路(反転ローラー31、反転経路R1等)と、用紙Pの表面に重ねて画像形成を行うための経路(再循環経路R3等)と、のいずれかに用紙Pを搬送させる構成を採用するようにしてもよい。図8では、再循環経路R3が、給紙トレイ21の下方を経由する構成が例示されている。
また、図8では、位置検知センサーSE2を反転ローラー31の近傍(上流側)に配置する代わりに、切換ゲート30Aの用紙搬送方向FDの上流側に位置検知センサーSE22を、給紙トレイ21の下方に位置検知センサーSE23を、再循環経路R3の終端付近に位置検知センサーSE24を、それぞれ設けた構成が例示されている。
上記のように、切換ゲート30Aの用紙搬送方向FDの上流側に位置検知センサーSE22を設けることで、反転経路R1及び再循環経路R3のいずれを搬送するかにかかわらず、用紙Pの側端部の位置及び画像情報を検知することができるので、副走査曲がりによる用紙Pに対するトナー画像位置のずれをより確実に抑制することができる。
また、給紙トレイ21の下方に位置検知センサーSE23を設けることで、位置検知センサーSE23による検知時等に定着装置50等による温度(加熱)の影響を排除することができるので、より高精度に用紙Pの側端部の位置及び画像情報を検知することができる。
また、再循環経路R3の終端付近に位置検知センサーSE24を設けることで、レジストローラー27にできるだけ近い位置で用紙Pの側端部の位置及び画像情報を検知することができるので、副走査曲がりによる用紙Pに対するトナー画像位置のずれをより高精度に抑制することができる。
なお、上記構成は一例であり、位置検知センサーSE22~SE24のうちいずれか1つを設ける構成であってもよいし、いずれか2つを設ける構成であってもよい。また、2面目経路のその他の位置に位置検知センサーを設ける構成と組み合わせるようにしてもよい。
また、用紙Pの目標位置Tpの補正値は、画像の書き込みセンターに合わせた位置である必要はなく、最終的に用紙P内の最適画像位置にトナー画像を形成可能な位置であればいかなる位置であってもよい。すなわち、用紙Pに画像が印字されたときに、用紙Pに対して画像が最適画像位置に形成される構成であればよい。
また、上記実施形態においては、位置検知センサーSE2により検知された検知結果及び予め定められた揺動制御情報に基づいて、レジストローラー27を揺動させる制御を行うようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、レジストローラー27を揺動させる制御の他に、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kによる画像書き出し位置を補正する制御を行うようにしてもよい。
例えば、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kによる画像書き出し位置を補正する制御を行うことで、用紙に対する画像の絶対値を補正するようにし、その後、レジストローラー27を揺動させる制御を行うことで、用紙Pの側端部のバラツキを低減させるようにしてもよい。これにより、レジストローラー27の揺動量を低減させることができるので、レジストローラー27の耐久性を向上させることができる。
また、上記実施形態においては、感光体ドラムに形成された画像を中間転写ローラーに一次転写し、中間転写ローラーから二次転写ローラーにより用紙に画像を転写するカラーの画像形成装置を例にとり説明したが、本発明は、感光体ドラムから転写ローラーにより直接用紙に画像を転写するモノクロの画像形成装置においても適用可能である。
また、上記実施形態においては、レジストローラー27が揺動する際、用紙幅方向CDに揺動する構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。すなわち、搬送される用紙Pを用紙幅方向CDに沿って移動させることが可能であれば、用紙幅方向CD以外の方向(例えば用紙幅方向CDから5°ずれた方向)に揺動する構成であってもよい。
また、上記実施形態においては、揺動ローラーがレジストローラー27である場合を例にとり説明したが、これに限定されず、例えば、レジストローラー27とは別体であってもよい。
また、上記実施形態では、電子写真方式の画像形成装置を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、ノズルから記録媒体に対してインクを吐出して所望のパターンで着弾させていくことで記録媒体に画像を記録するインクジェット方式の画像形成装置(例えば、インクジェット記録装置には、所定のエネルギー線により硬化するインクをノズルから吐出し、吐出された記録媒体上のインクに対して上記所定のエネルギー線を照射して硬化させることでインクを記録媒体上に定着させるもの)に本発明を適用することも可能である。
また、上記の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として、不揮発性メモリー、ハードディスク等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを、通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
その他、画像形成装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 画像形成装置
11 制御部
12 記憶部
121 揺動制御テーブル
13 通信部
14 操作部
SC 原稿読取装置
10 画像形成部
10Y,10M,10C,10K 画像形成ユニット
9 二次転写ローラー(転写部)
20 用紙搬送部
27 レジストローラー(揺動ローラー)
31 反転ローラー
32 搬送手段
33 搬送手段(搬送部)
50 定着装置
60 画像読取部
SE1 レジストセンサー
SE2、SE21~SE24 位置検知センサー(検知部)
SE3 環境センサー
R1 反転経路
R2、R3 再循環経路

Claims (10)

  1. 転写部による画像の転写位置に用紙を搬送して当該用紙に画像を転写する画像形成装置において、
    搬送されてくる前記用紙を前記転写部に向けて搬送する一対のローラーからなる揺動ローラーと、
    前記用紙の裏面に又は前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた2面目経路であって、前記用紙の画像面側に配置され、前記用紙の側端部の位置及び前記用紙に転写された画像の画像情報を検知する検知部と、
    前記検知部により前記用紙の側端部の位置のバラつきを検知した場合に、用紙搬送に係る条件ごとに予め定められた揺動制御情報に基づいて前記用紙の目標位置の補正量を決定し、当該決定された補正量に基づいて前記揺動ローラーを揺動させる制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記2面目経路には、前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた再循環経路が含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記再循環経路には、前記用紙を搬送するための搬送部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記再循環経路は、前記転写部及び前記転写部により前記用紙に転写された画像を定着させる定着部よりも下方に設けられた給紙トレイの下方を経由する経路であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記検知部は、前記給紙トレイの下方に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記検知部は、前記用紙の裏面に画像形成を行うために設けられた反転経路へと前記用紙を案内する反転ローラーの上流側に配置されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 転写部による画像の転写位置に用紙を搬送して当該用紙に画像を転写する画像形成装置において、
    搬送されてくる前記用紙を前記転写部に向けて搬送する一対のローラーからなる揺動ローラーと、
    前記用紙の裏面に又は前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた2面目経路であって、前記用紙の画像面側に配置され、前記用紙の側端部の位置及び前記用紙に転写された画像の画像情報を検知する検知部と、
    前記検知部により前記用紙の側端部の位置のバラつきを検知した場合に、用紙搬送に係る条件ごとに予め定められた揺動制御情報に基づいて前記用紙の目標位置の補正量を決定し、当該決定された補正量に基づいて前記揺動ローラーを揺動させる制御部と、
    を備え、
    前記2面目経路には、前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた再循環経路が含まれ、
    前記再循環経路は、前記転写部及び前記転写部により前記用紙に転写された画像を定着させる定着部よりも下方に設けられた給紙トレイの下方を経由する経路であり、
    前記検知部と前記定着部の間に前記給紙トレイが配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記再循環経路には、前記用紙を搬送するための搬送部が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 搬送されてくる用紙を転写部に向けて搬送する一対のローラーからなる揺動ローラーと、前記用紙の裏面に又は前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた2面目経路であって、前記用紙の画像面側に配置され、前記用紙の側端部の位置及び前記用紙に転写された画像の画像情報を検知する検知部と、を備える画像形成装置における揺動ローラーの制御方法であって、
    前記検知部により前記用紙の側端部の位置のバラつきを検知した場合に、用紙搬送に係る条件ごとに予め定められた揺動制御情報に基づいて前記用紙の目標位置の補正量を決定し、当該決定された補正量に基づいて前記揺動ローラーを揺動させる工程を含む制御方法。
  10. 搬送されてくる用紙を転写部に向けて搬送する一対のローラーからなる揺動ローラーと、前記用紙の裏面に又は前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた2面目経路であって、前記用紙の画像面側に配置され、前記用紙の側端部の位置及び前記用紙に転写された画像の画像情報を検知する検知部と、を備える画像形成装置における揺動ローラーの制御方法であって、
    前記検知部により前記用紙の側端部の位置のバラつきを検知した場合に、用紙搬送に係る条件ごとに予め定められた揺動制御情報に基づいて前記用紙の目標位置の補正量を決定し、当該決定された補正量に基づいて前記揺動ローラーを揺動させる工程を含み、
    前記2面目経路には、前記用紙の表面に重ねて画像形成を行うために設けられた再循環経路が含まれ、
    前記再循環経路は、前記転写部及び前記転写部により前記用紙に転写された画像を定着させる定着部よりも下方に設けられた給紙トレイの下方を経由する経路であり、
    前記検知部と前記定着部の間に前記給紙トレイが配置されていることを特徴とする制御方法。
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