JP7295677B2 - 連結式使い捨て着用物品 - Google Patents
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<第1の態様>
前後方向中央より前側に延びる腹側部分と、
前後方向中央より後側に延びる背側部分と、
前記腹側部分の前後方向の中間から前記背側部分の前後方向の中間まで延びた、股間部を含む中間部分と、
前記中間部分よりも前側で、左右両側に突出する前ウイングと、
前記中間部分よりも後側で、左右両側に突出する後ウイングと、
前記後ウイングに、前記腹側部分と着脱可能に連結される連結部を備えた、
連結式使い捨て着用物品において、
物品前端から前ウイングの下縁までの前後方向の寸法、及び物品後端から後ウイングの下縁までの前後方向の寸法は、それぞれ物品全長の25~35%であり、
前記中間部分の両方の側縁は、前後方向に対する鋭角側交差角が±2度未満の方向を中心として、当該中心と直交する方向に±5mmの幅の範囲を通る部分であり、
前記前ウイングの下縁は、幅方向に沿うか又は側方に向かうにつれて斜め前側に位置するように延びているとともに、幅方向に対する鋭角側交差角が0~10度となっており、
前記後ウイングの下縁は、基端側に位置する第1部分と、先端側に位置する第2部分とを有し、
前記第1部分は、幅方向に沿うか又は側方に向かうにつれて斜め前側に位置するように延びるとともに、幅方向に対する鋭角側交差角が0~10度となっており、
前記第2部分は、側方に向かうにつれて斜め前側に位置するように延びるとともに、幅方向に対する鋭角側交差角が25~50度となっている、
ことを特徴とする連結式使い捨て着用物品。
本連結式使い捨て着用物品は、前ウイングの下縁及び後ウイングの下縁の幅方向に対する角度が浅く、その位置もウエスト側に寄っているため、装着状態で脚開口が広い幅のままウエスト側に延びている。したがって、着用者は良肢位となりやすく、良肢位で大腿部の上部前面への圧迫も少ないものとなる。さらに、後ウイングの下縁のうち、基端側は前ウイングと同様に幅方向に又はそれに近い方向に沿う第1部分であるのに対して、先端側は脚開口から離れるように傾斜しているため、良肢位で大腿部の上部前面に接する可能性の高い部分は、後ウイングが重ならず、前ウイングのみからなるため、柔軟性が高いものとなる。よって、良肢位又はそこから脚を前方に少し動かした場合でも、大腿部の上部前面が接する部分は柔軟で、着用者の肌に対する負荷が低いものとなる。また、第1部分の幅方向の寸法の範囲内であれば胴周り方向の寸法調整をしたとしても、第2部分が脚開口の縁を形成することにはならないため、第1部分から第2部分に変化する角部が脚開口の縁を形成したり、前ウイングと第2部分とにより脚開口の縁に凹部が形成され、大腿部が大きく露出したりすることもない。
前後方向中央より前側に延びる腹側部分と、
前後方向中央より後側に延びる背側部分と、
前記腹側部分の前後方向の中間から前記背側部分の前後方向の中間まで延びた、股間部を含む中間部分と、
前記中間部分よりも前側で、左右両側に突出する前ウイングと、
前記中間部分よりも後側で、左右両側に突出する後ウイングと、
前記後ウイングに、前記腹側部分と着脱可能に連結される連結部を備えた、
連結式使い捨て着用物品において、
物品前端から前ウイングの下縁までの前後方向の寸法、及び物品後端から後ウイングの下縁までの前後方向の寸法は、それぞれ物品全長の25~35%であり、
前記中間部分の両方の側縁は、前後方向に対する鋭角側交差角が±2度未満の方向を中心として、当該中心と直交する方向に±5mmの幅の範囲を通る部分であり、
前記前ウイングの下縁は、外側に曲線状に膨らむ山部を複数有する波状縁であり、この前ウイングの波状縁は、幅方向に沿うか又は側方に向かうにつれて斜め前側に位置するように延びているとともに、隣接する山部に接する接線の幅方向に対する鋭角側交差角が0~10度となっており、
前記後ウイングの下縁は、基端側に位置する第1部分と、先端側に位置する第2部分とを有し、
前記第1部分は、幅方向に沿うか又は側方に向かうにつれて斜め前側に位置するように延びるとともに、幅方向に対する鋭角側交差角が0~10度となっており、
前記第2部分は、外側に曲線状に膨らむ山部を複数有する波状縁であり、この第2部分の波状縁は、幅方向に沿うか又は側方に向かうにつれて斜め前側に位置するように延びているとともに、隣接する山部に接する接線の幅方向に対する鋭角側交差角が25~50度となっている、
ことを特徴とする連結式使い捨て着用物品。
本連結式使い捨て着用物品は、前ウイングの下縁及び後ウイングの下縁の幅方向に対する角度が浅く、その位置もウエスト側に寄っているため、装着状態で脚開口が広い幅のままウエスト側に延びている。したがって、着用者は良肢位となりやすく、良肢位で脚への圧迫も少ないものとなる。さらに、後ウイングの下縁のうち、基端側は前ウイングと同様に幅方向に又はそれに近い方向に沿う第1部分であるのに対して、先端側は脚開口から離れるように傾斜しているため、良肢位で大腿部の上部前面に接する可能性の高い部分は、後ウイングが重ならず、前ウイングのみからなるため、柔軟性が高いものとなる。よって、良肢位又はそこから脚を前方に少し動かした場合でも、大腿部の上部前面が接する部分は柔軟で、着用者の肌に対する負荷が低いものとなる。また、第1部分の幅方向の寸法の範囲内であれば胴周り方向の寸法調整をしたとしても、第2部分が脚開口の縁を形成することにはならないため、第1部分から第2部分に変化する角部が脚開口の縁を形成したり、前ウイングと第2部分とにより脚開口の縁に凹部が形成され、大腿部が大きく露出したりすることもない。
前記前ウイングの波状縁及び前記第2部分の波状縁は、それぞれ全振幅の最大値が1~10mmであり、波長が10~20mmである、
第1又は2の態様の連結式使い捨て着用物品。
通常の場合、波状縁の寸法は本態様の範囲内とすることが好ましい。
前記前ウイングの幅方向の寸法は、物品全長の5~20%であり、
前記第1部分の幅方向の寸法は、物品全長の5~10%であり、前記第2部分の幅方向の寸法は、物品全長の5~10%である、
第1~3のいずれか1つの態様の連結式使い捨て着用物品。
通常の場合、前ウイング、並びに後ウイングの第1部分及び第2部分の寸法は本態様の範囲内とすることが好ましい。
(吸収体)
吸収体56は、排泄液を吸収し、保持する部分であり、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100~300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30~120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1~16dtex、好ましくは1~10dtex、さらに好ましくは1~5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、2.54cm当たり5~75個、好ましくは10~50個、さらに好ましくは15~50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いることができる。
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子としては、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用できる。高吸収性ポリマー粒子の粒径は特に限定されないが、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)、及びこのふるい分けでふるい下に落下する粒子について180μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)を行ったときに、500μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下で、180μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
高吸収性ポリマー粒子の抜け出しを防止するため、あるいは吸収体56の形状維持性を高めるために、吸収体56は包装シート58で包んでなる吸収要素50として内蔵させることができる。包装シート58としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5~40g/m2、特に10~30g/m2のものが望ましい。
トップシート30は液透過性を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
トップシート30を透過した液を速やかに吸収体へ移行させるために、トップシート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。この中間シート40は、液を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高め、吸収した液の吸収体からの「逆戻り」現象を防止するためのものである。中間シート40は省略することもできる。
液不透過性シート11は、特に限定されるものではないが、透湿性を有するものが好ましい。液不透過性シート11としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを好適に用いることができる。また、液不透過性シート11としては、不織布を基材として防水性を高めたものも用いることができる。
外装不織布12は液不透過性シート11の裏側全体を覆い、製品外面を布のような外観とするものである。外装不織布12としては特に限定されず、素材繊維としては、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができ、加工法としてはスパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等を用いることができる。ただし、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好適である。不織布は一枚で使用する他、複数枚重ねて使用することもできる。後者の場合、不織布相互をホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。不織布を用いる場合、その繊維目付けは10~50g/m2、特に15~30g/m2のものが望ましい。
トップシート30上を伝わって横方向に移動する排泄物を阻止し、いわゆる横漏れを防止するために、表面の幅方向WDの両側には、装着者の肌側に立ち上がる起き上がりギャザー60が設けられていると好ましい。もちろん、起き上がりギャザー60は省略することもできる。
図示例のテープタイプ使い捨ておむつは、吸収体56の前側及び後側にそれぞれ延出する、吸収体56を有しない一対のエンドフラップEFと、吸収体56の両方の側縁よりも側方にそれぞれ延出する、吸収体56を有しない一対のサイドフラップSFとを有している。サイドフラップSFは、図示例のように、吸収体56を有する部分から連続する本体シート(外装不織布12等)からなるものであっても、他の素材を取り付けて形成してもよい。
各サイドフラップSFには、糸ゴム等の細長状弾性部材からなるサイド弾性部材64が前後方向LDに沿って伸長された状態で固定されており、これにより各サイドフラップSFの脚周り部分が平面ギャザーとして構成されている。サイド弾性部材64は、図示例のように、ギャザーシート62の接合部分のうち接合始端近傍の幅方向の外側において、ギャザーシート62と液不透過性シート11との間に設けるほか、サイドフラップSFにおける液不透過性シート11と外装不織布12との間に設けることもできる。サイド弾性部材64は、図示例のように各側で複数本設ける他、各側に1本のみ設けることもできる。
中間部分Mの両方の側縁70は、前後方向LDに対する鋭角側交差角が±2度未満の方向を中心として、当該中心と直交する方向に±5mmの幅の範囲を通る部分である。この範囲内を通るのであれば、図示しないが、中間部分Mの両方の側縁70は、後述する前ウイング80の波状縁と同様の波状縁となっていてもよいし、弧状等の変曲点を有しない曲線状になっていてもよいし、図示例のように直線状であってもよい。特に、中間部分Mの両方の側縁70は、前方に向かって1~2度斜め内側に傾斜した方向に直線状に延びていると好ましい。
本テープタイプ使い捨ておむつは、股間部を含む中間部分Mよりも前側で、左右両側に突出する前ウイング80を有している。前ウイング80は、図示例のように、中間部分MにおけるサイドフラップSFの側部を凹状に切除することにより、前ウイング80の下縁81から股間部を含む中間部分Mの側縁70を経て後ウイング90の下縁91,92までの凹状縁70,81,91,92の全体を形成することができる。この場合、サイドフラップSFの積層構造により前ウイング80の積層構造が決まり、図示例ではギャザーシート62及び外装不織布12により前ウイング80が形成される。図示しないが、サイドフラップSFにおける中間部分Mよりも前側の部位から突出する前延長シートを設け、前ウイング80の全体又は先端側の一部を前延長シートにより形成してもよい。前延長シートとしては各種の不織布を用いることができ、特に、繊度1.0~3.5dtex、目付け60~100g/m2、厚み1mm以下のスパンボンド不織布、エアスルー不織布、又はスパンレース不織布を用いるのが好ましい。
本テープタイプ使い捨ておむつは、中間部分Mよりも後側で、左右両側に突出する後ウイング90を有している。後ウイング90は、図示例のように、中間部分MにおけるサイドフラップSFの側部を凹状に切除することにより、前ウイング80の下縁81から股間部を含む中間部分Mの側縁70を経て後ウイング90の下縁91,92までの凹状縁70,81,91,92の全体を形成することができる。この場合、サイドフラップSFの積層構造により後ウイング90の積層構造が決まり、図示例ではギャザーシート62及び外装不織布12により後ウイング90が形成される。図示しないが、サイドフラップSFにおける中間部分Mよりも後側の部位から突出する後延長シートを設け、後ウイング90の全体又は先端側の一部を後延長シートにより形成してもよい。後延長シートとしては各種の不織布を用いることができ、特に、繊度1.0~3.5dtex、目付け60~100g/m2、厚み1mm以下のスパンボンド不織布、エアスルー不織布、又はスパンレース不織布を用いるのが好ましい。
後ウイング90には、着用時に腹側部分Fと着脱可能に連結される連結部13Aを備えている。すなわち、着用に際しては、後ウイング90の両側部を腹側部分Fの少なくとも前ウイング80の上に重ねた状態で、後ウイング90の連結部13Aを腹側部分Fの外面に連結する。連結部13Aとしては、メカニカルファスナー(面ファスナー)のフック材(雄材)を設ける他、粘着剤層を設けてもよい。フック材は、その連結面に多数の係合突起を有するものであり、係合突起の形状としては、(A)レ字状、(B)J字状、(C)マッシュルーム状、(D)T字状、(E)ダブルJ字状(J字状のものを背合わせに結合した形状のもの)等が存在するが、いずれの形状であっても良い。
本テープタイプ使い捨ておむつは、図1及び図2に示されるように、前ウイング80の下縁及び後ウイング90の下縁の幅方向WDに対する角度が浅く、その位置もウエスト側に寄っているため、図6(b)及び図9(b)の装着状態の要部からも分かるように、装着状態で脚開口LOが広い幅のままウエスト側に延びることとなる。したがって、着用者は良肢位となりやすく、良肢位で大腿部の上部前面への圧迫も少ないものとなる。さらに、後ウイング90の下縁のうち、基端側は前ウイング80と同様に幅方向WDに又はそれに近い方向に沿う第1部分91であるのに対して、先端側は脚開口LOから離れるように傾斜しているため、図7(a)及び図10(a)の装着状態からも分かるように、良肢位で大腿部の上部前面に接する可能性の高い部分100は、後ウイング90が重ならず、前ウイング80のみからなるため、柔軟性が高いものとなる。よって、良肢位又はそこから脚を前方に少し動かした場合でも、大腿部の上部前面が接する部分は柔軟で、着用者の肌に対する負荷が低いものとなる。また、図6(b)及び図9(b)の装着状態、及びこれよりも緩い図7(a)及び図10(a)の装着状態からも分かるように、第1部分91の幅方向WDの寸法の範囲内であれば胴周り方向の寸法調整をしたとしても、第2部分92が脚開口LOの縁を形成することにはならない。このため、図7(b)及び図10(b)に示すように、第1部分91から第2部分92に変化する角部が脚開口LOの縁を形成したり、前ウイング80と第2部分92とにより脚開口LOの縁に凹部が形成され、大腿部が大きく露出したりすることもない。
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
・「前後方向」とは図中に符号LDで示す方向(縦方向)を意味し、「幅方向」とは図中にWDで示す方向(左右方向)を意味し、前後方向と幅方向とは直交するものである。
Claims (3)
- 前後方向中央より前側に延びる腹側部分と、
前後方向中央より後側に延びる背側部分と、
前記腹側部分の前後方向の中間から前記背側部分の前後方向の中間まで延びた、股間部を含む中間部分と、
前記中間部分よりも前側で、左右両側に突出する前ウイングと、
前記中間部分よりも後側で、左右両側に突出する後ウイングと、
左右両側の前ウイングの間から左右両側の後ウイングの間まで延びた本体部と、
左右両側の前ウイングの上縁及び前記本体部の前縁からなり、幅方向の全体にわたり幅方向に沿って直線状に延びる物品前端と、
左右両側の後ウイングの上縁及び前記本体部の後縁からなり、幅方向に沿って直線状に延びる物品後端と、
前記後ウイングに、前記腹側部分と着脱可能に連結される連結部とを備えた、
連結式使い捨て着用物品において、
前記物品前端から前記前ウイングの下縁までの前後方向の寸法、及び前記物品後端から前記後ウイングの下縁までの前後方向の寸法は、等しく物品全長の25~35%であり、
前記中間部分の両方の側縁は、前後方向に対する鋭角側交差角が±2度未満の方向を中心として、当該中心と直交する方向に±5mmの幅の範囲を通る部分であり、
前記前ウイングの下縁は、幅方向に沿うか又は側方に向かうにつれて斜め前側に位置するように延びているとともに、幅方向に対する鋭角側交差角が0~10度となっており、
前記後ウイングの下縁は、前記本体部側に位置する第1部分と、前記第1部分の側方の第2部分とからなり、
前記第1部分は、幅方向に沿うか又は側方に向かうにつれて斜め前側に位置するように延びるとともに、幅方向に対する鋭角側交差角が0~10度となっており、
前記第2部分は、側方に向かうにつれて斜め前側に位置するように延びるとともに、幅方向に対する鋭角側交差角が25~50度となっており、
前記前ウイングの幅方向の寸法は、物品全長の5~20%であり、
前記後ウイングの幅方向の寸法は、前記前ウイングの幅方向の寸法と同じであり、
前記第1部分の幅方向の寸法は、物品全長の5~10%であり、前記第2部分の幅方向の寸法は、物品全長の5~10%であり、
前記前ウイングの上縁と前記後ウイングの上縁とが重なり、前記第2部分の全体が前記前ウイングと重なる装着状態で、脚開口の上縁は、前記第1部分及び前記前ウイングが重なる部分と、前記前ウイングのみからなる部分とからなり、
前記装着状態の条件を満たす範囲で、前記脚開口の上縁の最大幅は前記第1部分の幅方向の寸法と前記前ウイングの幅方向の寸法との和に等しく、かつ前記前ウイングのみからなる部分の最大幅は前記前ウイングの幅方向の寸法に等しい、
ことを特徴とする連結式使い捨て着用物品。 - 前後方向中央より前側に延びる腹側部分と、
前後方向中央より後側に延びる背側部分と、
前記腹側部分の前後方向の中間から前記背側部分の前後方向の中間まで延びた、股間部を含む中間部分と、
前記中間部分よりも前側で、左右両側に突出する前ウイングと、
前記中間部分よりも後側で、左右両側に突出する後ウイングと、
左右両側の前ウイングの間から左右両側の後ウイングの間まで延びた本体部と、
左右両側の前ウイングの上縁及び前記本体部の前縁からなり、幅方向の全体にわたり幅方向に沿って直線状に延びる物品前端と、
左右両側の後ウイングの上縁及び前記本体部の後縁からなり、幅方向に沿って直線状に延びる物品後端と、
前記後ウイングに、前記腹側部分と着脱可能に連結される連結部を備えた、
連結式使い捨て着用物品において、
前記物品前端から前記前ウイングの下縁までの前後方向の寸法、及び前記物品後端から前記後ウイングの下縁までの前後方向の寸法は、等しく物品全長の25~35%であり、
前記中間部分の両方の側縁は、前後方向に対する鋭角側交差角が±2度未満の方向を中心として、当該中心と直交する方向に±5mmの幅の範囲を通る部分であり、
前記前ウイングの下縁は、外側に曲線状に膨らむ山部を複数有する波状縁であり、この前ウイングの波状縁は、幅方向に沿うか又は側方に向かうにつれて斜め前側に位置するように延びているとともに、隣接する山部に接する接線の幅方向に対する鋭角側交差角が0~10度となっており、
前記後ウイングの下縁は、前記本体部側に位置する第1部分と、前記第1部分の側方の第2部分とからなり、
前記第1部分は、幅方向に沿うか又は側方に向かうにつれて斜め前側に位置するように延びるとともに、幅方向に対する鋭角側交差角が0~10度となっており、
前記第2部分は、外側に曲線状に膨らむ山部を複数有する波状縁であり、この第2部分の波状縁は、幅方向に沿うか又は側方に向かうにつれて斜め前側に位置するように延びているとともに、隣接する山部に接する接線の幅方向に対する鋭角側交差角が25~50度となっており、
前記前ウイングの幅方向の寸法は、物品全長の5~20%であり、
前記後ウイングの幅方向の寸法は、前記前ウイングの幅方向の寸法と同じであり、
前記第1部分の幅方向の寸法は、物品全長の5~10%であり、前記第2部分の幅方向の寸法は、物品全長の5~10%であり、
前記前ウイングの上縁と前記後ウイングの上縁とが重なり、前記第2部分の全体が前記前ウイングと重なる装着状態で、脚開口の上縁は、前記第1部分及び前記前ウイングが重なる部分と、前記前ウイングのみからなる部分とからなり、
前記装着状態の条件を満たす範囲で、前記脚開口の上縁の最大幅は前記第1部分の幅方向の寸法と前記前ウイングの幅方向の寸法との和に等しく、かつ前記前ウイングのみからなる部分の最大幅は前記前ウイングの幅方向の寸法に等しい、
ことを特徴とする連結式使い捨て着用物品。 - 前記前ウイングの波状縁及び前記第2部分の波状縁は、それぞれ全振幅の最大値が1~10mmであり、波長が10~20mmである、
請求項2記載の連結式使い捨て着用物品。
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