JP7294684B2 - 食品廃棄ロス低減支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、食品廃棄ロス低減支援システムに関する。
一般的に、消費者は商品棚に並んだ商品の中で消費期限までの期間が長いものを買おうとする傾向があり、これが食品廃棄ロスの要因となっている。これを回避するべく、消費期限が早いものを値引き販売することが提案されており、特許文献1ではそのような値引き販売の効果を動的に把握するシステムが提案されている。
特開2019-139795号公報
しかしながら、引用文献1に記載のシステムでは、どのような商品で値引きを行うべきかを意思決定することが難しく、また値引き以外にも食品廃棄ロス低減のための施策を選択することができない。
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、食品廃棄ロスの低減のための施策を支援することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、食品廃棄ロス低減支援システムであって、店舗において廃棄が予測される食品に貼付されたシールを、前記食品を購入した顧客から回収した枚数を取得する枚数取得部と、前記枚数に応じて食品廃棄ロスの低減度合を決定して出力する削減実績出力部と、を備えることを特徴とする。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、食品廃棄ロスの低減のための施策を支援することができる。
本発明の一実施形態に係る食品廃棄ロス低減支援システムの概要について説明する図である。 本実施形態に係る食品廃棄ロス低減支援システムの全体構成例を示す図である。 管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。 管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。 食品廃棄ロス低減キャンペーンの設定処理の流れを示す図である。 キャンペーンの実施対象となる食品カテゴリーの最適化処理の流れを示す図である。 第2の実施形態に係る機能例を示す図である。
<発明の概要>
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、たとえば、以下のような構成を備える。
[項目1]
店舗において廃棄が予測される食品に貼付されたシールを、前記食品を購入した顧客から回収した枚数を取得する枚数取得部と、
前記枚数に応じて食品廃棄ロスの低減度合を決定して出力する削減実績出力部と、
を備えることを特徴とする食品廃棄ロス低減支援システム。
[項目2]
項目1に記載の食品廃棄ロス低減支援システムであって、
前記店舗における前記食品の廃棄額を取得する廃棄額取得部を備え、
前記削減実績出力部は、前記廃棄額が少ないほど前記低減度合が高くなるように前記低減度合を補正すること、
を特徴とする食品廃棄ロス低減支援システム。
[項目3]
項目1又は2に記載の食品廃棄ロス低減支援システムであって、
前記店舗の来店客数を取得する来店客数取得部を備え、
前記削減実績出力部は、前記来店客数が少ないほど前記低減度合が高くなるように前記低減度合を補正すること、
を特徴とする食品廃棄ロス低減支援システム。
[項目4]
項目1に記載の食品廃棄ロス低減支援システムであって、
前記店舗の売り上げを取得する売上取得部と、
前記店舗における前記食品の廃棄額を取得する廃棄額取得部と、
前記店舗の来店客数を取得する来店客数取得部と、
を備え、
前記削減実績出力部は、前記枚数を前記来店客数で割った参加率と、前記廃棄額を前記売上で割った廃棄率とを算出し、前記参加率を前記廃棄率で割って、前記低減度合を算出すること、
を特徴とする食品廃棄ロス低減支援システム。
[項目5]
項目1に記載の食品廃棄ロス低減支援システムであって、
前記顧客には前記顧客の端末で動作するアプリが提供され、
回収した前記シールの前記枚数に応じて前記顧客が前記アプリ内における抽選ゲームに参加できるように制御する報奨部を備えること、
を特徴とする食品廃棄ロス低減支援システム。
<システムの概要>
図1は、本発明の一実施形態に係る食品廃棄ロス低減支援システムの概要について説明する図である。本実施形態の食品廃棄ロス低減支援システムは、廃棄リスクの高い商品にシールを貼付し、消費者(お客様)がそのシールを台紙に貼り、その台紙を店舗に持参すると、台紙と交換にプレゼント等の報賞が与えられるようにして、これにより食品廃棄ロスを低減しようとするものである。報賞は、例えば、商品券やポイント、予め準備された粗品、色玉を排出するガラガラ抽選機による抽選結果に応じた商品、ガチャガチャ(登録商標)などの商品排出機から排出されるカプセルトイなどとすることができる。
<第1の実施形態>
図2は、本実施形態に係る食品廃棄ロス低減支援システムの全体構成例を示す図である。本実施形態の食品廃棄ロス低減支援システムは、管理サーバ2を含んで構成される。管理サーバ2は、ユーザ端末1と通信ネットワーク3を介して通信可能に接続される。通信ネットワーク3は、たとえばインターネットであり、公衆電話回線網や携帯電話回線網、無線通信路、イーサネット(登録商標)などにより構築される。
ユーザ端末1は、店舗を運営している運営者(例えば、チェーン店の本部であってもよいし、店舗の店長であってもよい。)が操作するコンピュータである。ユーザ端末1は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレットコンピュータ、スマートフォンなどである。
管理サーバ2は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、あるいはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
<管理サーバ>
図3は、管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。管理サーバ2は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク3に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。後述する管理サーバ2が備える機能部はCPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現され、管理サーバ2が備える記憶部はメモリ202及び記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
図4は、管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。管理サーバ2は、店舗提案部211、インセンティブ方式提案部212、カテゴリー提案部213、キャンペーン設定部214、シールタイミング報知部215、回収情報入力部216、課金処理部217、施策情報入力部218、施策情報出力部219、削減実績出力部220、店舗情報記憶部231、廃棄情報記憶部232、キャンペーン情報記憶部233、回収情報記憶部234、課金情報記憶部235,施策情報記憶部236を備える。
店舗情報記憶部231は、店舗ごとに客層を示す情報を含む店舗情報を記憶する。図4に示すように、店舗情報には、例えば、店舗IDに対応付けて客層特定情報を含めることができる。客層特定情報は、最多の客層を示すテキスト情報又はカテゴリー情報とすることができる。例えば、「年配のお客様が中心」、「ビジネスマンが多い夜型」、「小さなお子様連れが多い」などの客層を設定することができる。この場合、客層は店舗運営者からの入力を受け付けるようにすることができる。また、客層特定情報として、POS情報あるいはIDPOS情報を用いるようにしてもよい。この場合、POS情報に含まれている性別及び年代に基づいて客層を決定してもよいし、IDPOS情報に紐付くお客様情報から客層を決定してもよい。この場合、客層は、POS情報やIDPOS情報をから管理サーバ2が自動的に決定することができる。また、客層は、曜日や時間帯ごとに設定するようにしてもよい。
店舗提案部211は、食品廃棄ロスキャンペーンを実施する店舗の候補を提案する。店舗提案部211は、異なる客層の店舗を所定数選択することができる。
インセンティブ方式提案部212は、食品に貼付したシールを持参した消費者に対して提供する報賞(インセンティブ)を提案する。インセンティブ方式提案部212は、上述したように、、商品券やポイント、予め準備された粗品、色玉を排出するガラガラ抽選機による抽選結果に応じた商品、ガチャガチャ(登録商標)などの商品排出機から排出されるカプセルトイなどを提案することができる。インセンティブ方式提案部212は、客層に応じて異なる報賞を提案することができる。インセンティブ方式提案部212は、例えば、予め設定されたルールに従って、客層が年配のお役様が中心の店舗の場合にはガラガラ抽選機による抽選会を提案し、ビジネスマンの多い夜型店舗の場合には、100ポイントの付与を提案することができる。どのような客層の店舗に対してどのような報賞を提案するかについては、予めルールを設定してもよいし、客層と、所定期間(例えば、1ヶ月や3ヶ月など)に行ったインセンティブ方式と、その際の台紙の回収率とを機械学習し、機械学習モデルを用いて店舗の客層に対応する、回収率が最大となるインセンティブ方式を決定するようにしてもよい。
廃棄情報記憶部232は、店舗における食品カテゴリーごとの食品廃棄ロスの金額である廃棄金額を求めるための廃棄情報を記憶する。廃棄情報は、単位期間ごとに廃棄金額を求めることが可能な情報である。図4に示すように、廃棄情報には、店舗を示す店舗IDに対応付けて、日付、食品カテゴリー、及び廃棄金額を含めることができる。なお、廃棄情報としてPOS情報などを用いて廃棄金額を集計するようにすることもできる。
カテゴリー提案部213は、食品廃棄ロス削減キャンペーンの対象とする食品カテゴリーを提案する。カテゴリー提案部213は、例えば、最初は予め設定された「惣菜・水産・精肉」等の一般に廃棄ロスの多いカテゴリーを提案することができる。また、カテゴリー提案部213は、定期的に又は不定期に、廃棄情報に基づいて廃棄ロスの多い食品カテゴリーを特定し、特定した食品カテゴリーに対して食品廃棄ロス削減キャンペーン(すなわち、シールを貼付すること)を行うように提案することもできる。この場合、カテゴリー提案部213は、例えば、廃棄情報に基づいて食品カテゴリーごとの廃棄金額を集計し、集計した廃棄金額に応じて(例えば、廃棄金額の大きい順に所定数)、食品廃棄ロス削減キャンペーンの対象となる食品カテゴリーの候補を決定することができる。
カテゴリー提案部213は、定期的に廃棄金額を監視し、所定値以上となった廃棄金額の食品カテゴリーについて、キャンペーンの対象とするべき食品カテゴリーとして提案するようにしてもよい。また、廃棄金額の削減額が所定値未満となった食品カテゴリーについて、カテゴリー提案部213は、キャンペーンの対象から外すべき食品カテゴリーとして提案するようにすることもできる。
キャンペーン設定部214は、食品廃棄ロスキャンペーンに関する情報(以下、キャンペーン情報という。)の入力を受け付け、受け付けたキャンペーン情報をキャンペーン情報記憶部233に登録する。
図4に示すように、キャンペーン情報記憶部233が記憶するキャンペーン情報には、期間、店舗を示す店舗ID、企業名、報賞を提要する店舗内の場所を示すガチャ場所、食品廃棄ロスの低減支援策の一環として、国連WFPへの寄付を行うか否かを示すフラグ(WFPフラグ)、賞品ではなくポイントを付与するか否かを示すフラグ(ポイントフラグ)及びシール貼付の対象となる食品カテゴリーのリストを含むことができる。
シールタイミング報知部215は、店舗でシールを貼付するタイミングを知らせる。シールタイミング報知部215は、シールを貼るタイミングをユーザ端末1に通知するようにしてもよいし、店舗に設置したパーソナルコンピュータに通知してもよいし、店舗に設置したやスピーカやディスプレイなどからシールを貼るタイミングを示す文字、画像、音声などを出力するようにしてもよい。また、シールタイミング報知部215は、例えば、店舗のコンピュータに通知を行いながら、店長の携帯端末に通知するなど、複数の通知を発信するようにすることもできる。また、シールタイミング報知部215は、例えば、店内のBGMを、事前に設定されたBGMに切り替えるように制御することで、店舗で働く従業員にタイミングを報知するようにすることもできる。
シールタイミング報知部215は、例えば、当初は店舗において値引きのシールを貼付するタイミングと同じタイミングを提案することができる。値引きシールを貼るタイミングについては、管理サーバ2は、予め店長や運営者等から入力を受け付けておくようにすることができる。所定期間(例えば1週間、3週間。1ヶ月など任意の期間を設定することができる。)経過後、シールタイミング報知部215は、値引きシールを貼るタイミングの所定時間(例えば、1時間、2時間、3時間など任意の時間とすることができる。)前を、シールを貼るタイミングとして提案するようにすることができる。さらに、シールタイミング報知部215は、一定期間のうちは異なるタイミングを提案し、廃棄金額が最も減ったタイミングを、上記一定期間経過後に提案するようにすることもできる。また、シールタイミング報知部215は、廃棄金額ではなく、例えば、シールを貼付した食品カテゴリの売上が最も高くなったタイミングを、提案するタイミングとして決定するようにしてもよい。
回収情報入力部216は、店舗が消費者から回収した台紙に関する情報(以下、回収情報という。)の入力を受け付ける。台紙には、所定数のシールが消費者により貼付される。回収情報入力部216は、運営者から回収情報の入力を受け付けるようにしてもよいし、回収した台紙から情報を読み取って回収情報を作成するようにしてもよい。回収情報入力部216は、受け付けた回収情報を回収情報記憶部234に登録することができる。
回収情報記憶部234は、回収情報を記憶する。図4に示すように、回収情報には、台紙を持参した消費者を示す顧客ID、台紙を回収した店舗を示す店舗ID、台紙を回収した日付、台紙を持参した消費者に与えた報賞の内容(ガチャ結果)、及び消費者に付与されたポイント数(付与ポイント)が含まれる。
課金処理部217は、台紙の数に応じた金額である施策金額を店舗に課金する。シール1枚又は台紙1枚についての所定の金額が設定されており、課金処理部217は台紙の枚数に応じて施策金額を決定することができるものとする。施策金額は、食品廃棄ロス低減のための活動を行うための資金として利用することができる。課金処理部217が行う課金処理については、一般的な課金を行う処理であればよく、例えば、請求書の発行処理や、クレジットカードによる課金処理などとすることができる。課金処理部217は、課金に関する情報(以下、課金情報という。)を課金情報記憶部235に登録することができる。
図4に示すように、課金情報記憶部235が記憶する課金情報には、課金された店舗を示す店舗IDと、課金を行った日付、施策金額を対応付けて含まれる。
施策情報入力部218は、施策金額を用いて行われた、食品廃棄ロス削減のための施策に関する情報(以下、施策情報という。)の入力を受け付ける。施策情報入力部218は、例えば、本実施形態の食品廃棄ロス低減支援システムの運営者など、施策を行う又は手配する者から施策情報の入力を受け付けることができる。施策情報入力部218は、受け付けた施策情報を施策情報記憶部236に登録することができる。
図4に示すように、施策情報記憶部236が記憶する施策情報には、施策を行った日付、施策内容及び施策にかけた金額が含まれる。施策としては、例えば、幼稚園等に対する食育支援活動、食品廃棄ロス削減の広報、WFPへの寄付などが含まれうる。
施策情報出力部219は、行われた施策を出力する。施策情報出力部219は、例えば、ユーザ端末1からのアクセスに応じて施策情報を応答するようにしてもよいし、店舗のディスプレイなどに施策情報を表示させるようにしてもよい。
削減実績出力部220は、店舗における食品廃棄ロスの削減効果を評価して出力する。削減実績出力部220は、例えば、月や四半期、半年、1年などの所定期間ごとに、食品カテゴリー別の廃棄金額を廃棄情報に基づいて集計し、2期前の廃棄金額から1期前の廃棄金額を引いた(1期前の廃棄金額から2期前の廃棄金額を引いた金額にマイナス1を乗じた)廃棄金額の低減度合を計算することができる。また、削減実績出力部220は、廃棄ロス金額の変化(上述したような廃棄金額の低減度合)を出力することができる。削減実績出力部220は、ユーザ端末1からのアクセスに応じて廃棄金額の低減度合を応答することができる。また、削減実績出力部220は、例えば、上記所定期間ごとに、シール若しくは台紙の回収率又はシール若しくは台紙の回収枚数と、施策金額とを回収情報及び課金情報から集計し、回収枚数(又は回収率)と、施策金額と、廃棄金額又は低減度合との少なくともいずれかを店舗のディスプレイなどに表示するようにすることもできる。
<食品廃棄ロス低減キャンペーンの設定>
図5は、食品廃棄ロス低減キャンペーンの設定処理の流れを示す図である。
管理サーバ2は、全店舗のうち、所定数の店舗を異なる客層となるように選択し、選択した店舗を提案する(S301)。管理サーバ2は、例えば、客層ごとに月間や年間などで廃棄金額が最大の店舗を選択し、選択した店舗の中から廃棄金額の大きい順に所定数を選択するようにすることができる。
管理サーバ2は、店舗ごとにインセンティブ方式を提案する(S302)。管理サーバ2は、所定のルールに従って、店舗の客層に応じたインセンティブ方式を提案することができる。また、上述したように、機械学習を行った学習モデルを用いてインセンティブ方式を決定するようにすることもできる。
管理サーバ2は、シール貼付の対象となる食品カテゴリーを提案する(S303)。管理サーバ3は、当初は予め設定された「惣菜・水産・精肉」等の一般に廃棄ロスの多いカテゴリーを提案することができる。
管理サーバ2は、キャンペーン情報の入力を受け付けて、キャンペーン情報を登録する(S304)。これにより店舗における食品廃棄ロス低減キャンペーンが開始される。
これ以後、管理サーバ2は、シール貼付のタイミングを店舗に報知して、消費期限の近い商品にシールが貼付される。
<実施カテゴリーの最適化>
図6は、キャンペーンの実施対象となる食品カテゴリーの最適化処理の流れを示す図である。管理サーバ2は、食品カテゴリー別の廃棄金額及び前期からの廃棄金額の削減額を集計する(S321)。管理サーバ2は、キャンペーンの対象となった食品カテゴリーのうち、廃棄額又は削減額が所定の閾値未満となった食品カテゴリーについて、シールの貼付を中止するように提案することができる(S322)。また、管理サーバ2は、廃棄金額又は削減額が所定の閾値以上となった食品カテゴリーについて、シールの貼付を行うように提案することができる(S323)。このようにして、廃棄ロスの多い食品カテゴリーを対象にしてシール貼付のキャンペーンを行うことにより、廃棄ロスを効果的に低減することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、削減実績出力部220は、食品カテゴリー別の廃棄金額の変化から低減度合を求めた。第2の実施形態では、シールの施策により削減された食品廃棄ロスの低減度合を推定する。また、複数の店舗を比較可能に、店舗ごとの食品廃棄ロスの低減度合を示す指数(以下、削減評価指数という。)を求める。
図7は、第2の実施形態に係る機能例を示す図である。図7の例では、削減実績出力部220が各機能を備えるものとしているが、管理サーバ2が削減実績出力部220とは別に各機能を備えるようにしてもよい。
第2の実施形態において、削減実績出力部220は、シール枚数取得部251、廃棄額取得部252、売上取得部253、来店客数取得部254、削減評価指数算出部255、ランキング決定部256、報奨部257を備える。
シール枚数取得部251は、店舗において廃棄が予測される食品に貼付されたシールを、食品を購入した顧客から店舗が回収した枚数を取得する。シール枚数取得部251は、例えば、集計期間内の日付に対応する回収情報の数を台紙の枚数としてカウントすることができる。また、シール枚数取得部251は、カウントした台紙の枚数に、台紙に貼付されるシールの枚数を乗じて、回収したシールの枚数を算出することができる。なお、シール枚数取得部251は、店舗の従業員などから、回収したシールの枚数の入力を受け付けるようにしてもよい。
廃棄額取得部252は、店舗における食品の廃棄額を取得する。廃棄額取得部252は、例えば、集計期間内の日付に対応する廃棄情報に含まれる廃棄金額を合計して廃棄額を算出することができる。なお、廃棄額取得部252は、食品カテゴリーごとに廃棄金額を集計するようにしてもよい。なお、廃棄額取得部252は、例えば、POSシステムなどから廃棄額を取得するようにしてもよいし、従業員等から廃棄額の入力を受け付けるようにしてもよい。
売上取得部253は、売上を取得する。売上取得部253は、集計期間内での店舗の売上、又は、店舗における食品カテゴリー別の売上を取得する。売上取得部253は、例えば、POSシステムなどにアクセスして店舗の又は食品カテゴリー別の売上金額を取得するようにしてもよいし、従業員等から売上金額の入力を受け付けるようにしてもよい。
来店客数取得部254は、店舗の来店客数を取得する。来店客数取得部254は、例えば、POSシステムなどにアクセスして、集計期間内に店舗において買物をした顧客の数を来店客数として取得することができる。また、来店客数取得部254は、入出店管理システム等から来店客数を取得するようにしてもよいし、監視カメラなどの映像を解析して来店客数をカウントするようにしてもよい。また、来店客数取得部254は、食品カテゴリー別に来店客数を取得することもできる。来店客数取得部254は、例えば、集計期間内に、当該食品カテゴリーの商品を購入した顧客の数を、食品カテゴリー別の来店客数としてカウントすることができる。また、来店客数取得部254は、食品カテゴリーごとに、当該食品カテゴリーが陳列されている棚を撮影している監視カメラ等を解析し、顧客が陳列棚の近傍に来た回数を、食品カテゴリーごとの来店客数としてカウントすることができる。また、来店客数取得部254は、従業員等から、店舗の又は食品カテゴリーごとの来店客数の入力を受け付けるようにしてもよい。
削減評価指数算出部255は、シールの施策による食品廃棄ロスの低減度合(低減効果)を推定する。削減評価指数算出部255は、シールの枚数に応じて、店舗における食品廃棄ロスの低減度合を推定することができる。削減評価指数算出部255は、回収したシールの枚数又は台紙の枚数を低減度合とすることができる。また、削減評価指数算出部255は、シールの貼付対象となった商品に係る価格を取得し、回収したシールの枚数に商品に係る価格を乗じることにより低減度合を算出することができる。商品に係る価格は、例えば、当該店舗において販売されている商品の統計値(例えば平均値や中央値)とすることができる。また、例えば、商品ごとに計算した、集計期間における原価(又は仕入値)の統計値(例えば、平均値)とすることもできる。また、商品に係る価格は、原価(又は仕入値)ではなく販売価格の統計値であってもよい。原価には販売管理費等のコストを加算して(すなわち販売価格から利益額を減じて)もよい。削減評価指数算出部255は、例えば、商品の原価や仕入値、販売価格等を、POSシステムなどから取得するようにしてもよいし、従業員等から入力を受け付けるようにしてもよい。
また、削減評価指数算出部255は、上記のようにして算出した低減度合を、廃棄額で補正することができる。削減評価指数算出部255は、店舗において廃棄の金額が少ないほど、シールにより削減することのできた食品廃棄ロスの低減度合は高くなるように補正を行う。具体的には、削減評価指数算出部255は、低減度合(原価×シール枚数)を廃棄額で割って補正することができる。また、廃棄額を売上で割って標準化した標準廃棄額で低減度合果を割って補正するようにしてもよい。
また、削減評価指数算出部255は、上記低減度合、シールの回収枚数、又は台紙の回収枚数を、来店客数に応じて補正することができる。削減評価指数算出部255は、来店客数が少ないほど、廃棄の低減度合、1枚のシール、又は1枚の台紙の価値が高くなるように補正を行うことができる。例えば、削減評価指数算出部255は、上記低減度合、シールの回収枚数、又は台紙の回収枚数を、来店客数で割って補正することができる。
また、削減評価指数算出部255は、削減評価指数を算出することができる。削減評価指数は、上記低減度合そのものであってもよいし、補正した低減度合であってもよいし、シール若しくは台紙の回収枚数であってもよいし、シール若しくは台紙の回収率(回収枚数を来店客数で割った数)であってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。本実施形態では、削減評価指数算出部255は、シール又は台紙の回収枚数を来店客数で割った参加率と、廃棄額を売上で割った廃棄率とを算出し、参加率を廃棄率で割って削減評価指数を算出することができる。
ランキング決定部256は、複数の店舗について、削減評価指数のランキングを決定することができる。上記削減評価指数は店舗ごとに計算され、ランキング決定部256は、削減評価指数のランキングを決定することができる。ランキング決定部256は、例えば、ランキングの結果を店舗に送信するようにすることができる。
報奨部257は、シールの台紙を提出した顧客に対する報賞を、電子的に与えることができる。報奨部257は、例えば、顧客に対してスマートフォンのアプリ(ソフトウェアアプリケーション)などを提供し、当該アプリにおいて電子的アイテムを取得するための抽選ゲーム(ガチャ)に参加する権利を与えることができる。アプリは例えばゲームとすることができる。また、報賞部257は、店舗の削減評価指数に応じて、報賞を与えることができる。例えば、削減評価指数の高い店舗で(すなわち当該店舗で回収したシールを用いて)ガチャを引くほど、高い報賞(例えば、ゲーム中のキャラクタのレベルアップの度合を上げたり、レアリティの高いアイテムが当選したりするようにすることができる。)を与えるようにガチャのパラメータを設定することができる。また、削減評価指数の高い店舗においてガチャを引いた場合には、追加で顧客に報賞を与えるようにすることもできる。例えば、削減評価指数が所定値以上である店舗においてガチャを引いた顧客に対しては、追加のアイテムをプレゼントすることができる。
第2の実施形態に係る食品廃棄ロス低減支援システムによれば、シールの施策による食品廃棄ロスの低減効果を明確にするとともに、削減評価指数を算出することで、複数店舗間で低減度合の比較を行うことが可能となる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、本実施形態では、管理サーバ2は1台のコンピュータであるものとしたが、これに限らず、管理サーバ2の各機能を複数のコンピュータに分散させることも可能である。例えば、管理サーバ2の記憶部をデータベースサーバが備えるようにし、管理サーバ2がデータベースサーバにアクセスするようにすることができる。
1 ユーザ端末
2 管理サーバ
3 通信ネットワーク
211 店舗提案部
212 インセンティブ方式提案部
213 カテゴリー提案部
214 キャンペーン設定部
215 シールタイミング報知部
216 回収情報入力部
217 課金処理部
218 施策情報入力部
219 施策情報出力部
220 削減実績出力部
231 店舗情報記憶部
232 廃棄情報記憶部
233 キャンペーン情報記憶部
234 回収情報記憶部
235 課金情報記憶部
236 施策情報記憶部

Claims (5)

  1. 店舗において廃棄が予測される食品に貼付されたシールを、前記食品を購入した顧客から回収した枚数を取得する枚数取得部と、
    前記枚数に前記食品の価格又は原価を乗じて食品廃棄ロスの低減度合を算出して出力する削減実績出力部と、
    を備えることを特徴とする食品廃棄ロス低減支援システム。
  2. 請求項1に記載の食品廃棄ロス低減支援システムであって、
    前記店舗における前記食品の廃棄額を取得する廃棄額取得部を備え、
    前記削減実績出力部は、前記廃棄額が少ないほど前記低減度合が高くなるように前記低減度合を補正すること、
    を特徴とする食品廃棄ロス低減支援システム。
  3. 請求項1又は2に記載の食品廃棄ロス低減支援システムであって、
    前記店舗の来店客数を取得する来店客数取得部を備え、
    前記削減実績出力部は、前記来店客数が少ないほど前記低減度合が高くなるように前記低減度合を補正すること、
    を特徴とする食品廃棄ロス低減支援システム。
  4. 店舗において廃棄が予測される食品に貼付されたシールを、前記食品を購入した顧客から回収した枚数を取得する枚数取得部と、
    前記店舗の売り上げを取得する売上取得部と、
    前記店舗における前記食品の廃棄額を取得する廃棄額取得部と、
    前記店舗の来店客数を取得する来店客数取得部と、
    前記枚数を前記来店客数で割った参加率と、前記廃棄額を前記売上で割った廃棄率とを算出し、前記参加率を前記廃棄率で割って、食品廃棄ロスの低減度合を算出する削減実績出力部と
    を備えることを特徴とする食品廃棄ロス低減支援システム。
  5. 請求項1又は4に記載の食品廃棄ロス低減支援システムであって、
    前記顧客には前記顧客の端末で動作するアプリが提供され、
    回収した前記シールの前記枚数に応じて前記顧客が前記アプリ内における抽選ゲームに参加できるように制御する報奨部を備えること、
    を特徴とする食品廃棄ロス低減支援システム。

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