JP7291647B2 - 洗浄方法 - Google Patents
洗浄方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7291647B2 JP7291647B2 JP2020025016A JP2020025016A JP7291647B2 JP 7291647 B2 JP7291647 B2 JP 7291647B2 JP 2020025016 A JP2020025016 A JP 2020025016A JP 2020025016 A JP2020025016 A JP 2020025016A JP 7291647 B2 JP7291647 B2 JP 7291647B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- filter cloth
- water
- ice
- cleaning method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
以下、図面を参照しつつ本発明に係る洗浄方法の実施形態について詳細に説明する。図1に示されるフィルタ材101は、本実施形態の洗浄方法による洗浄対象である。フィルタ材101は、流体を透過させる一方で固体成分の透過を阻止する材料であり、所定の分離装置に適用されるものである。
給水工程では、フィルタ材101が水を含んだ状態(水に濡れた状態)にされる。具体的には、図1(b)に示されるように、給水ノズル103からフィルタ材101に水Wが供給される。供給される水量は、フィルタ材101が十分に水を含む程度で十分である。ここでは、フィルタ材101に対して給水ノズル103から水Wが吹付けられてもよく、水Wが霧状に噴霧されてもよい。これにより、フィルタ材101には水Wが浸透し、フィルタ材101の目に水Wが入り込んだ状態となる。
着氷工程では、フィルタ材101上に氷Sを発生させる。具体的には、給水工程の後、図1(c)に示されるように、送風ノズル105からフィルタ材101に向けて0℃以下の冷風Cを吹付ける。これにより、フィルタ材101に含まれていた水Wが凍結し、フィルタ材101に氷Sが付着した状態となる。なお、上記冷風Cを生成するためにドライアイス等が使用されてもよい。
除氷工程では、着氷工程の後、図2(a)に示されるように、フィルタ材101の下方に回収容器107を設置し、フィルタ材101に外力Fを付与することで、フィルタ材101に付着した氷Sを脱落させる。外力Fを付与する具体的な手法として、例えば、手動や所定の装置でフィルタ材101を加振する、手動や所定の装置でフィルタ材101の表面や氷Sを打撃する、所定の装置でフィルタ材101に強風を吹付ける等の処理を実行する。この外力Fにより、フィルタ材101に付着した氷Sが破砕されるなどして、図2(b)に示されるように、氷片Tとなってフィルタ材101から脱離し回収容器107に落下する。回収容器107に落下した氷片Tが回収され、フィルタ材101の洗浄が完了する。
本実施形態の洗浄方法は、第1実施形態のフィルタ材101の洗浄方法を、フィルタプレス装置(分離装置)用の濾布(フィルタ材)の洗浄に適用するものである。このフィルタプレス装置は、建設工事等で発生する濁水(以下「工事濁水」)から、上記濾布によって土等の微粒分を分離除去するものである。この濾布は合成繊維等からなり、この合成繊維の材料は、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド(ナイロン(登録商標))、ビニロン(登録商標)、綿等である。本実施形態の洗浄方法が好適に適用され得る濾布の目の粗さの範囲は、例えば、粒径0.075mm未満の微粒分を分離可能なものから、粒径0.005mm未満の微粒分を分離可能なものまでである。また、本実施形態の洗浄方法が好適に適用され得る濾布の通気性は、例えば、0.3~35 cm3/cm2・secである。また、本実施形態の洗浄方法が好適に適用され得る濾布の厚さの範囲は、例えば、0.5~20mmである。
給水工程では、濾枠3同士の間の濾布9a,9bが水Wを含んだ状態(水Wに濡れた状態)にされる。具体的には、図6(a)に示されるように、フィルタプレス装置1の濾枠3が開枠された状態で、濾枠3同士の間に給水ノズル21を挿入し、高圧洗浄装置や噴霧装置等を用いて濾室15の濾布9a,9bに水Wを吹付ける。濾布9a,9b上に脱水ケーキの小片が残存している場合には、当該小片が流れ落ちる程度の水量を吹付ける。また、濾布9a,9b上に脱水ケーキの小片がない場合には、濾布9a,9bが十分に水を含むといった程度の水量で十分であり、この場合、噴霧装置を用いて水Wが濾布9a,9bに向けて噴霧されてもよい。このような水Wの吹付け又は噴霧により、濾布9a,9bには水Wが浸透し、濾布9a,9bの繊維に水が入り込んだ状態となる。
着氷工程では、濾枠3同士の間の、水Wを含んだ濾布9a,9bに冷風Cを接触させて、濾布9a,9b上の水Wを凍結させる。具体的には、給水工程の後、図6(b)に示されるように、濾枠3同士の間に送風ノズル23を挿入し濾室15内に0℃以下の冷風Cを吹き込む。或いは、濾布9a,9bに向けて0℃以下の冷風Cを吹付けてもよい。濾布9a,9bが0℃以下の冷風Cに接触することにより、濾布9a,9bに含まれていた水Wが凍結し、濾布9a,9bに氷が付着した状態となる。
除氷工程では、着氷工程の後、図6(c)に示されるように、濾室15の下方に集積パレット27が設置された状態で、濾布9a,9bに外力Fを付与することで、濾布9a,9bに付着した氷を集積パレット27上に脱落させる。外力Fを付与する具体的な手法として、例えば、手動や所定の装置で濾布9a,9bを加振する、手動や所定の装置で濾布9a,9bの表面や氷Sを打撃する、手動や所定の装置で濾枠3を打撃する、所定の装置で濾布9a,9bに強風を吹付ける等の処理を実行する。また、上記の加振、打撃、風の吹付け、の処理の複数を組み合わせて実行してもよい。この外力Fにより、濾布9a,9bに付着した氷が破砕されるなどして、氷片Tとなって濾布9a,9bから脱離し集積パレット27に落下する。集積パレット27に落下した氷片Tが回収され、濾布9a,9bの洗浄が完了する。
Claims (9)
- 流体に混入した固体成分を前記流体から分離除去する分離装置に適用され、前記流体を透過させると共に前記固体成分の透過を阻止するフィルタ材を洗浄する洗浄方法であって、
前記分離装置は、複数の濾枠と、当該濾枠同士の間に設置され前記フィルタ材である濾布と、を備えるフィルタプレス装置であり、
前記濾布上に氷を発生させる着氷工程と、
前記氷が氷片として前記濾布から除去される除氷工程と、を備える洗浄方法。 - 前記着氷工程の前に、前記着氷工程で凍結させるための水を前記濾布に供給する給水工程を更に備える、請求項1記載の洗浄方法。
- 前記着氷工程では、
水を含んだ前記濾布に冷風が接触して、前記濾布上の前記水が凍結する、請求項1又は2に記載の洗浄方法。 - 前記除氷工程では、
前記濾布に付与された外力によって前記濾布から前記氷が脱落する、請求項1又は2に記載の洗浄方法。 - 前記着氷工程では、
前記濾枠同士の間に位置し水を含んだ前記濾布に冷風を接触させて、前記濾布上の前記水を凍結させて前記濾布上に氷を発生させる、請求項1に記載の洗浄方法。 - 前記フィルタプレス装置は、互いに隣接する前記濾枠同士の間に形成される濾室に対して処理対象のスラッジを導入するスラッジ注入孔を備えており、
前記着氷工程では、前記スラッジ注入孔を通じて前記濾室に前記冷風が吹き込まれる、請求項5に記載の洗浄方法。 - 前記フィルタプレス装置は、互いに隣接する前記濾枠同士の間に形成される濾室を外部に連通させる連通孔を備えており、
前記着氷工程では、前記連通孔を通じて前記濾室に前記冷風が吹き込まれる、請求項5に記載の洗浄方法。 - 前記着氷工程では、隣接する前記濾枠の一方が他方に対して傾斜するように開枠された状態で、前記濾枠同士の間に形成される濾室に前記冷風が吹き込まれる、請求項5に記載の洗浄方法。
- 前記外力は、
前記濾布が加振される、前記濾枠もしくは前記濾布が打撃される、または、前記濾布に風が吹付けられる、ことにより前記濾布に付与される、請求項4に記載の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020025016A JP7291647B2 (ja) | 2020-02-18 | 2020-02-18 | 洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020025016A JP7291647B2 (ja) | 2020-02-18 | 2020-02-18 | 洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021130065A JP2021130065A (ja) | 2021-09-09 |
JP7291647B2 true JP7291647B2 (ja) | 2023-06-15 |
Family
ID=77551731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020025016A Active JP7291647B2 (ja) | 2020-02-18 | 2020-02-18 | 洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7291647B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001269554A (ja) | 2000-03-27 | 2001-10-02 | Japan Organo Co Ltd | 金属膜ろ過装置および水処理方法 |
-
2020
- 2020-02-18 JP JP2020025016A patent/JP7291647B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001269554A (ja) | 2000-03-27 | 2001-10-02 | Japan Organo Co Ltd | 金属膜ろ過装置および水処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021130065A (ja) | 2021-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8357292B2 (en) | Water treatment system for surface cleaning apparatus | |
KR102289956B1 (ko) | 폐가스 정화능력이 향상된 습식 세정탑 | |
KR20060110982A (ko) | 야채 세척기 | |
CN112955241B (zh) | 压滤机的滤布清洗方法 | |
JP7291647B2 (ja) | 洗浄方法 | |
JPH07303882A (ja) | スカム除去・処理設備 | |
JPH09825A (ja) | 液体処理装置 | |
CN214516334U (zh) | 茶叶水洗生产线 | |
JP4906936B2 (ja) | 濾材の洗浄システム及び濾材の洗浄方法 | |
JP2000279715A (ja) | 固液分離装置 | |
JP6054779B2 (ja) | ベルトプレス型脱水装置 | |
KR200194148Y1 (ko) | 벨트 프레스 | |
JP7129626B2 (ja) | フィルタープレスのろ布洗浄方法 | |
JP2001000808A (ja) | 濾過脱水装置 | |
JP3997411B2 (ja) | 排水性舗装の機能回復装置 | |
JP4267773B2 (ja) | 汚泥の濾過脱水器 | |
KR100913157B1 (ko) | 탈지설비의 탈지용액 내 이물질 제거장치 | |
JP2012192369A (ja) | フィルタ洗浄装置 | |
CN112827921A (zh) | 茶叶水洗生产线及其水洗方法 | |
JPH0871551A (ja) | スカム除去装置およびスカム除去・処理設備 | |
KR102450001B1 (ko) | 다양한 종류의 물을 열교환용수로 사용하는 필터의 이물질 제거구조 | |
JP7152064B1 (ja) | 洗濯方法 | |
KR102472879B1 (ko) | 벨트컨베이어의 습식 벨트세정장치 | |
JPH1094706A (ja) | 濾過装置 | |
JPH07927A (ja) | 洗浄装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220722 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230302 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230307 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230530 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230605 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7291647 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |