JP7291381B2 - 遮蔽装置およびそれを備えた冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、遮蔽装置およびそれを備えた冷蔵庫に関し、特に、冷却室から貯蔵室につながる風路を適宜塞ぐ遮蔽装置およびそれを備えた冷蔵庫に関する。
従来から、特許文献1に記載されたような、一つの冷却器で複数の貯蔵室を適宜冷却する冷蔵庫が知られている。
図12に、この文献に記載された冷蔵庫100を模式的に示す。この図に示す冷蔵庫100には、上方から、冷蔵室101、冷凍室102および野菜室103が形成されている。冷凍室102の奥側には、冷却器108が収納される冷却室104が形成されており、冷却室104と冷凍室102とを区画する区画壁105には、冷気を各貯蔵室に供給するための開口部106が形成されている。また、この開口部106には、冷気を送風する送風ファン107が配設されており、この送風ファン107を覆う送風機カバー110が冷凍室102側に配置されている。冷蔵室101に供給される冷気が流通する風路109の途中には、ダンパ114が配設されている。
図13を参照して、上記した送風機カバー110を詳述する。送風機カバー110は、略四角形形状を呈する凹部111が形成されており、凹部111の上部を部分的に切り欠いて開口部113が形成されている。ここで、送風機カバー110が、上記した送風ファン107を覆う状況では、送風機カバー110の開口部113は、冷蔵庫本体側の風路109と連通している。
上記した構成の冷蔵庫100は次のように動作する。先ず、冷蔵室101および冷凍室102の両方を冷却する場合は、送風機カバー110を送風ファン107から離間させ、ダンパ114を開き、この状態で送風ファン107を回転させる。そうすると、冷却室104の内部で冷却器108により冷却された冷気の一部は、送風ファン107の送風力で、冷凍室102に送風される。また、この冷気の他の一部は、風路109、ダンパ114および風路109を経由して、冷蔵室101に送風される。これより、冷凍室102と冷蔵室101の両方が冷却される。
一方、冷蔵室101のみを冷却する際には、送風ファン107を送風機カバー110で覆い、ダンパ114を開き、この状態にて冷却器108で冷却された冷気を送風ファン107で送風する。送風機カバー110を閉鎖状態にすると、送風機カバー110の上部に形成された開口部113が、風路109と連通するようになる。よって、送風ファン107で送風された冷気は、上記した開口部113、ダンパ114、風路109を経由して、冷蔵室101に供給される。
上記のように、開口部113が形成された送風機カバー110を用いることで、一つの冷却器108で、複数の貯蔵室を適宜冷却することが可能となった。
特開2013-2664号公報
しかしながら、上記した構成の送風機カバー110は、後方に移動することで冷却室104の開口部106を塞ぎ、前方に移動することで冷却室104の開口部106を解放する。また、送風機カバー110を前後方向に移動させるための駆動機構が必要になる。
送風機カバー110は、開閉動作を前後方向に沿って行うための空間を必要とする。よって、冷蔵庫100の内部に於いて、送風機カバー110が開閉動作を行うために大きな空間が必要とされる。この結果、送風機カバー110の前方に形成される冷凍室102の庫内容積が圧迫されてしまい、冷凍室102に収納することができる被貯蔵物の量が制限されてしまう課題があった。更には、モータで送風機カバー110を前後方向に移動させる際に駆動音が発生し、この駆動音が大きいと使用者にとって不快である恐れがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、庫内容積を圧迫せず、駆動音が小さい遮蔽装置およびそれを備えた冷蔵庫を提供することにある。
本発明は、冷蔵庫の内部で冷気が送風される風路を塞ぐ遮蔽装置であって、送風機を半径方向外側から囲むように配設され、回動することで前記風路を開閉する複数の回動遮蔽壁と、前記回動遮蔽壁を駆動する遮蔽壁駆動機構と、を具備し、前記遮蔽壁駆動機構は、駆動源と、前記駆動源の動力を前記回動遮蔽壁に伝達する動力伝達機構と、を有し、前記回動遮蔽壁は、第1回動遮蔽壁と、前記第1回動遮蔽壁に隣接された第2回動遮蔽壁と、を具備し、前記第1回動遮蔽壁には第1ギアが配設され、前記第2回動遮蔽壁には第2ギアが配設され、前記第2ギアと前記第1ギアとが歯合することで、前記動力が伝達され、前記第1回動遮蔽壁と、前記第2回動遮蔽壁とは、同時に開閉動作を行うことを特徴とする。
本発明の遮蔽装置では、前記送風機を囲むように配設された前記回動遮蔽壁の全てが、同時に開閉動作を行うことを特徴とする。
本発明は、冷蔵庫の内部で冷気が送風される風路を塞ぐ遮蔽装置であって、送風機を半径方向外側から囲むように並設され、回動することで前記風路を開閉する複数の回動遮蔽壁と、前記回動遮蔽壁を駆動する遮蔽壁駆動機構と、を具備し、前記遮蔽壁駆動機構は、駆動源と、前記駆動源の動力を前記回動遮蔽壁に伝達する動力伝達機構と、を有し、前記回動遮蔽壁は、前記送風機を囲むように略円環状に配置され、前記動力伝達機構は、前記回動遮蔽壁に挿通されたワイヤであり、前記ワイヤは、前記回動遮蔽壁に形成されたワイヤ挿通部に挿通されることを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、貯蔵室に前記風路を経由して供給される空気を冷却する冷凍サイクルの冷却器と、前記冷却器が配設されて前記貯蔵室につながる送風口が形成される冷却室と、前記送風口から供給される前記空気を前記貯蔵室に向けて送風する前記送風機と、前記風路を少なくとも部分的に塞ぐ前記遮蔽装置と、を具備することを特徴とする。
本発明は、冷蔵庫の内部で冷気が送風される風路を塞ぐ遮蔽装置であって、送風機を半径方向外側から囲むように配設され、回動することで前記風路を開閉する複数の回動遮蔽壁と、前記回動遮蔽壁を駆動する遮蔽壁駆動機構と、を具備し、前記遮蔽壁駆動機構は、駆動源と、前記駆動源の動力を前記回動遮蔽壁に伝達する動力伝達機構と、を有し、前記回動遮蔽壁は、第1回動遮蔽壁と、前記第1回動遮蔽壁に隣接された第2回動遮蔽壁と、を具備し、前記第1回動遮蔽壁には第1ギアが配設され、前記第2回動遮蔽壁には第2ギアが配設され、前記第2ギアと前記第1ギアとが歯合することで、前記動力が伝達され、前記第1回動遮蔽壁と、前記第2回動遮蔽壁とは、同時に開閉動作を行うことを特徴とする。これにより、本発明の遮蔽装置によれば、送風機を周囲から囲む回動遮蔽壁により風路を開閉することで、遮蔽装置全体の厚み方向に於ける寸法を小さくでき、装置全体の小型化を実現できる。また、駆動源から動力伝達機構を用いて回動遮蔽壁に動力を伝達することで、回動遮蔽壁の開閉動作を良好に行うことができる。
本発明の遮蔽装置では、前記送風機を囲むように配設された前記回動遮蔽壁の全てが、同時に開閉動作を行うことを特徴とする。これにより、本発明の遮蔽装置によれば、ギア機構で動力を回動遮蔽壁に伝達することで、動力伝達機構で複数の回動遮蔽壁の開閉動作を司ることができる。
本発明は、冷蔵庫の内部で冷気が送風される風路を塞ぐ遮蔽装置であって、送風機を半径方向外側から囲むように並設され、回動することで前記風路を開閉する複数の回動遮蔽壁と、前記回動遮蔽壁を駆動する遮蔽壁駆動機構と、を具備し、前記遮蔽壁駆動機構は、駆動源と、前記駆動源の動力を前記回動遮蔽壁に伝達する動力伝達機構と、を有し、前記回動遮蔽壁は、前記送風機を囲むように略円環状に配置され、前記動力伝達機構は、前記回動遮蔽壁に挿通されたワイヤであり、前記ワイヤは、前記回動遮蔽壁に形成されたワイヤ挿通部に挿通されることを特徴とする。これにより、本発明の遮蔽装置によれば、ワイヤの直径を絞るように短くすることで回動遮蔽壁を起立状態にすることができ、逆にワイヤの直径が長くなるように繰り出すことで、回動遮蔽壁を横臥状態にすることができる。
また、本発明の冷蔵庫では、貯蔵室に前記風路を経由して供給される空気を冷却する冷凍サイクルの冷却器と、前記冷却器が配設されて前記貯蔵室につながる送風口が形成される冷却室と、前記送風口から供給される前記空気を前記貯蔵室に向けて送風する前記送風機と、前記風路を少なくとも部分的に塞ぐ前記遮蔽装置と、を具備することを特徴とする。これにより、本発明の冷蔵庫によれば、遮蔽装置全体の厚み方向に於ける寸法を小さくでき、各貯蔵室の有効容積を大きくすることができる。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の外観を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の内部構成を示す側方断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の冷却室付近の構造を示す拡大された側方断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫で採用される遮蔽装置が組み付けられた状態を示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は切断面線A-Aから見た断面図であり、(C)は風路構成を後方から見て示す図である。 本発明の実施形態に係る遮蔽装置を示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る遮蔽装置を示す図であり、(A)は遮蔽装置の回動遮蔽壁を後方から見て示す分解図であり、(B)はギアどうしが歯合する部分を示す図である。 本発明の実施形態に係る遮蔽装置の全閉状態を示す図であり、(A)は遮蔽装置を後方から見て示す図であり、(B)は遮蔽装置が組み付けられた前面カバーを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る遮蔽装置の全開状態を示す図であり、(A)は遮蔽装置を後方から見て示す図であり、(B)は遮蔽装置が組み付けられた前面カバーを示す斜視図である。 本発明の他の形態に係る遮蔽装置を示す図であり、(A)は閉状態の遮蔽装置を示す斜視図であり、(B)は開状態の遮蔽装置を示す斜視図である。 本発明の他の形態に係る遮蔽装置を示す分解斜視図である。 本発明の他の形態に係る遮蔽装置を示す図であり、(A)は遮蔽装置が開状態と成る動作を示す図であり、(B)は遮蔽装置が閉状態と成る動作を示す図である。 背景技術に係る冷蔵庫を示す拡大断面図である。 背景技術に係る冷蔵庫で採用される送風機カバーを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る遮蔽装置70および冷蔵庫10を図面に基づき詳細に説明する。以下の説明では、同一の部材には原則的に同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。更に以下の説明では、上下前後左右の各方向を適宜用いるが、左右とは冷蔵庫10を後方から見た場合の左右を示している。
図1は、本形態の冷蔵庫10の概略構造を示す正面外観図である。図1に示すように、冷蔵庫10は、本体としての断熱箱体11を備え、この断熱箱体11の内部に食品等を貯蔵する貯蔵室を形成している。この貯蔵室としては、最上段が冷蔵室15、その下段が上段冷凍室18、更にその下段が下段冷凍室19、そして最下段が野菜室20である。尚、上段冷凍室18および下段冷凍室19は、何れも冷凍温度域の貯蔵室であり、以下の説明ではこれらを冷凍室17と総称する場合もある。ここで、上段冷凍室18は、左右に分割され、一方側が製氷室として用いられても良い。
断熱箱体11の前面は開口しており、前記各貯蔵室に対応した開口には、各々断熱扉21等が開閉自在に設けられている。断熱扉21は、冷蔵室15の前面を左右方向に分割して塞ぐもので、断熱扉21の幅方向における外側上下端部が断熱箱体11に回転自在に取り付けられている。また、断熱扉23,24,25は、各々収納容器と一体的に組み合わされ、冷蔵庫10の前方に引出自在に、断熱箱体11に支持されている。具体的には、断熱扉23は上段冷凍室18を閉鎖し、断熱扉24は下段冷凍室19を閉鎖し、断熱扉25は野菜室20を閉鎖する。
図2は、冷蔵庫10の概略構造を示す側方断面図である。冷蔵庫10の本体である断熱箱体11は、前面が開口する鋼板製の外箱12と、この外箱12内に間隙を持たせて配設され、前面が開口する合成樹脂製の内箱13とから構成されている。外箱12と内箱13との間隙には、発泡ポリウレタン製の断熱材14が充填発泡されている。尚、上記した各々の断熱扉21等も、断熱箱体11と同様の断熱構造を採用している。
冷蔵室15と、その下段に位置する冷凍室17とは、断熱仕切壁42によって仕切られている。また、上段冷凍室18と、その下段に設けられた下段冷凍室19との間は、冷却された空気である冷気が流通自在に連通している。そして、冷凍室17と野菜室20との間は、断熱仕切壁43によって区分けされている。
冷蔵室15の背面には、合成樹脂製の仕切体65で区画され、冷蔵室15へと冷気を供給する供給風路としての冷蔵室供給風路29が形成されている。冷蔵室供給風路29には、冷蔵室15に冷気を流す吹出口33が形成されている。ここで、冷蔵室供給風路29に、風路開閉手段としてのダンパ22を介装することもできる。ダンパ22を開くことで、冷蔵室供給風路29を経由して、冷気を冷蔵室15に供給できる。ダンパ22を閉鎖することで、冷気は冷蔵室15に送風されない。
冷凍室17の奥側には、冷却器45で冷却された冷気を冷凍室17へと流す冷凍室供給風路31が形成されている。冷凍室供給風路31の更に奥側には、冷却室26が形成されており、その内部には、庫内を循環する空気を冷却するための蒸発器である冷却器45が配置されている。冷凍室供給風路31は、前面カバー67と仕切体66とで前後方向から囲まれた空間である。
冷却器45は、圧縮機44、図示しない放熱器、図示しない膨張手段であるキャピラリーチューブに冷媒配管を介して接続されており、蒸気圧縮式の冷凍サイクル回路を構成するものである。
図3は、冷蔵庫10の冷却室26付近の構造を示す側方断面図である。冷却室26は、断熱箱体11の内部で、冷凍室供給風路31の奥側に設けられている。冷却室26と冷凍室17との間は、合成樹脂製の仕切体66によって仕切られている。
冷却室26の前方に形成される冷凍室供給風路31は、冷却室26とその前方に組み付けられる合成樹脂製の前面カバー67との間に形成された空間であり、冷却器45で冷却された冷気を冷凍室17に流す風路となる。前面カバー67には、冷凍室17に冷気を吹き出す開口である吹出口34が形成されている。
下段冷凍室19の下部背面には、冷凍室17から冷却室26へと空気を戻す戻り口38が形成されている。そして、冷却室26の下方には、この戻り口38につながり、各貯蔵室からの帰還冷気を冷却室26の内部へと吸入する、戻り口28が形成されている。戻り口28には、野菜室20の戻り口39(図2)および野菜室帰還風路37を経由して帰還する冷気も流入する。
また、冷却器45の下方には、冷却器45に付着した霜を融かして除去する除霜手段として、除霜ヒータ46が設けられている。除霜ヒータ46は、電気抵抗加熱式のヒータである。
冷却室26の上部には、各貯蔵室につながる開口である送風口27が形成されている。送風口27は、冷却器45で冷却された冷気を流す開口であり、冷却室26と、冷蔵室供給風路29および冷凍室供給風路31とを連通させる。送風口27には、前方から、冷凍室17等に向けて冷気を送り出す送風機47が配設されている。また、ダンパの機能は後述する遮蔽装置70の回動遮蔽壁71が担っているので、ダンパを省くことが可能である。
冷却室26の送風口27の外側には、送風口27からつながる風路を適宜塞ぐための遮蔽装置70が設けられている。遮蔽装置70は、前方から前面カバー67で覆われている。
図4を参照して、上記した風路を規制する遮蔽装置70が組み付けられる構成を説明する。図4(A)は遮蔽装置70が組み付けられた仕切体66を示す斜視図であり、図4(B)は図4(A)のA-A線に於ける断面図であり、図4(C)は前面カバー67を後方から見た場合の風路構成を示す図である。
図4(A)を参照して、仕切体66には、上方部分において、厚み方向に貫通する円形の送風口27が形成されており、送風口27の前方には送風機47および遮蔽装置70が配設されている。ここでは、遮蔽装置70は仕切体66に隠れている。また、仕切体66の上端側に形成された開口部位59は、図3に示した冷蔵室供給風路29に連通している。
図4(B)を参照して、上記したように、仕切体66および前面カバー67で囲まれる空間として冷凍室供給風路31が形成されている。後述するように、冷凍室供給風路31は、複数の風路に区分されている。また、仕切体66と前面カバー67との間には、遮蔽装置70および遮蔽壁駆動機構60が配設されている。遮蔽装置70は送風機47を遮蔽し、遮蔽壁駆動機構60は遮蔽装置70を駆動する。
図4(C)を参照して、前面カバー67の内部空間を仕切ることで複数の送風路が形成されている。具体的には、前面カバー67の後側主面から後方に向かって延びるリブ状の風路区画壁50,56が形成されている。風路区画壁50,56の後端は、図4(B)に示した仕切体66に当接している。
ここでは、冷気を送風する送風路は、上方から、冷蔵室供給風路51、上段冷凍室供給風路52、下段冷凍室供給風路53に区画されている。冷蔵室供給風路51を流れる冷気は、開口部位59を経由して、図2に示す冷蔵室15に送風される。上段冷凍室供給風路52を流れる冷気は、吹出口34を介して、図2に示す上段冷凍室18に送風される。下段冷凍室供給風路53を流れる冷気は、吹出口34を介して、図2に示す下段冷凍室19に送風される。ここで、冷蔵室供給風路51、上段冷凍室供給風路52および下段冷凍室供給風路53は、遮蔽装置70を中心として周囲に広がるように形成されている。
図5を参照して、遮蔽装置70の構成を説明する。図5(A)は遮蔽装置70を示す斜視図であり、図5(B)は遮蔽装置70を示す分解斜視図である。
図5(A)および図5(B)を参照して、遮蔽装置70は、支持基体63と、回動遮蔽壁71と、遮蔽壁駆動機構60と、を具備している。遮蔽装置70は送風機47で送風された冷気の風路を遮蔽する装置である。遮蔽装置70を開状態とすることで冷却室26と各貯蔵室とをつなぐ風路を連通させ、遮蔽装置70を閉状態とすることで風路を遮断する。
図5(B)を参照して、送風機47は、ビスなどの締結手段を介して、支持基体63の中心部に配設されている。送風機47は、ここでは図示しないが、例えば、ターボファンなどの遠心ファンと、この遠心ファンを回転させる送風モータとを具備しており、半径方向外側に向かって冷気を送風する。
支持基体63は、一体成型された合成樹脂から成る部材であり、後方から見たら略正方形を呈している。支持基体63の各々の側辺には、回動遮蔽壁71が回動可能に配設されている。支持基体63の一部を後方側に突出させることで、複数の突出部58が形成されている。突出部58の後端には、被覆板35が取り付けられる。
被覆板35は、後方から見たら略正方向を呈する板状の部材であり、中央部に開口部36が形成されている。開口部36から取り入れられた冷気が送風機47により周囲に向かって送風される。
遮蔽壁駆動機構60は、回動遮蔽壁71の開閉動作を駆動する。遮蔽壁駆動機構60は、駆動源である駆動モータ74と、駆動モータ74の動力を回動遮蔽壁71に伝達する動力伝達機構としてのギア811等を有している。遮蔽壁駆動機構60の具体的構成は図6を参照して後述する。
駆動モータ74は、支持基体63の左方下端側に配設されており、回動遮蔽壁71を開閉動作するための駆動力を発生する。
回動遮蔽壁71は、矩形状の合成樹脂からなる板状部材であり、回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714から成る。回動遮蔽壁71の詳細は図6を参照して後述する。
図6を参照して、遮蔽装置70を詳述する。図6(A)は遮蔽装置70を示す分解図であり、図6(B)は回動遮蔽壁711と回動遮蔽壁714とが駆動的に連結される部分を拡大して示す図である。図6(A)では、支持基体63および送風機47は、被覆板35により覆われている。
図6(A)を参照して、回動遮蔽壁71は、回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714から成る。回動遮蔽壁71は、支持基体63の各側辺に沿う長辺を有している。回動遮蔽壁71は、支持基体63の周縁部付近に、支持基体63の主面に平行な軸線回りに、回動可能に取り付けられている。回動遮蔽壁71は、送風機47で送風される冷気が流通する経路に配置され、各風路を遮蔽する。また、回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714の内側側辺は、回動連結部64を介して、支持基体63に対して回動可能に取り付けられている。
回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714には、駆動モータ74からの動力を伝達させる動力伝達機構としてギア811等が配設されている。具体的には、回動遮蔽壁711の内側両端部にギア812およびギア813が配設されており、回動遮蔽壁712の内側両端部にギア814およびギア815が配設されている。また、ギア813の内側両端部にギア816およびギア817が配設されており、回動遮蔽壁714の両端部には駆動シャフト54およびギア811が配設されている。駆動シャフト54は駆動モータ74により回転される軸である。
回動遮蔽壁714のギア811は、回動遮蔽壁711のギア812と歯合する。回動遮蔽壁711のギア813は、回動遮蔽壁712のギア814と歯合する。回動遮蔽壁712のギア815は、回動遮蔽壁713のギア816と歯合する。
図6(B)を参照して、回動遮蔽壁714のギア811と、回動遮蔽壁711のギア812とは、例えば、かさ歯車を構成している。係る構成とすることで、回動遮蔽壁714から回動遮蔽壁711に、直交する方向に動力を伝達させることができる。係る構成は、図6(A)に示した、回動遮蔽壁711のギア813と回動遮蔽壁712のギア814、回動遮蔽壁712のギア815と回動遮蔽壁713のギア816との構成に関しても同様である。
図6(A)を再び参照して、遮蔽装置70の開閉動作を説明すると、駆動モータ74を一方方向に回転させると、その駆動力は、ギア811およびギア812を介して回動遮蔽壁711に伝達され、ギア813およびギア814を介して回動遮蔽壁712に伝達され、ギア815およびギア816を介して回動遮蔽壁713に伝達される。その結果、回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714は、同時に、支持基体63の主面に対して直交する状態である起立状態となるように回動する。
駆動モータ74を逆方向に回転させると、上記と同様に、その駆動力は回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714に伝達され、回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714は、同時に、支持基体63の主面に対して略平行となる横臥状態となるように回動する。
図7に全閉状態における遮蔽装置70の構成を示す。図7(A)は全閉状態の遮蔽装置70を後方から見た図であり、図7(B)は全閉状態の遮蔽装置70が取り付けられた前面カバー67を後方から見た図である。全閉状態とは、回動遮蔽壁71により、冷気を供給する全ての風路を遮蔽する状態である。
図7(A)を参照して、駆動モータ74の駆動力を、動力伝達機構であるギア811等で回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714に伝達させることで、回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714は、支持基体63の主面に対して起立する起立状態、即ち、各貯蔵室に繋がる風路を閉鎖する閉状態となっている。また、この全閉状態では、送風機47は回転しない。
図7(B)を参照して、遮蔽装置70は、全閉状態では送風機47から外部への空気の流出を防止する。即ち、全閉状態では、全ての遮蔽装置70が起立状態であり、冷気を供給する風路との連通は遮断され、図2に示す冷蔵室15および冷凍室17には冷気が供給されない。また、図2に示した冷却器45を除霜する除霜行程でも、遮蔽装置70が全閉状態となることで、暖気が冷却室26から冷蔵室15および冷凍室17に流入しない。
図8に全開状態における遮蔽装置70の構成を示す。図8(A)は全開状態の遮蔽装置70を後方から見た図であり、図8(B)は全開状態の遮蔽装置70が取り付けられた前面カバー67を後方から見た図である。全開状態とは、回動遮蔽壁71で冷気を供給する風路との連通を遮蔽せず、これにより送風機47で送風される冷気が周囲に広がるように流れる状態である。
図8(A)を参照して、遮蔽装置70は、全開状態では送風機47から外部への空気の流れを妨げない。即ち、全開状態では、駆動モータ74の駆動力により回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714は、支持基体63の主面に対して略平行に横臥する横臥状態となっている。よって、遮蔽装置70が送風機47から送風される冷気は、回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714に干渉されることなく、冷蔵室15および冷凍室17に送風される。
図8(B)を参照して、遮蔽装置70が有する全ての回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714が横臥する開状態となることで、流路抵抗を小さくし、送風機47の送風量を増大することができる。具体的には、回動遮蔽壁711が開状態となることで、冷気は冷蔵室供給風路51に送風され、冷蔵室供給風路29を介して冷気は、図2に示す冷蔵室15に吹き出される。また、回動遮蔽壁712および回動遮蔽壁714が開状態となることで、冷気は上段冷凍室供給風路52に送風され、吹出口34を経由して、図2に示す上段冷凍室18に吹き出される。更に、回動遮蔽壁713が開状態となることで、下段冷凍室供給風路53および吹出口34を経由して冷気を下段冷凍室19(図2)に供給することができる。
ここで、上記した回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714を、半開状態にすることもできる。具体的には、ここでは図示しない制御装置の指示に基づいて、図7(A)に示す全閉状態から、図8(A)に示す全開状態に遷移する際に、ステッピングモータである駆動モータ74を途中で停止させることで、回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714を半開状態にすることができる。回動遮蔽壁711ないし回動遮蔽壁714を半開状態にすることで、冷凍室17に送風される冷気の風量を精密に調整することができる。
また、図2を参照して、冷蔵室供給風路29にダンパ22を介装し、更に、図7(A)に示す回動遮蔽壁711を省くことができる。即ち、遮蔽装置70は、回動遮蔽壁712、回動遮蔽壁713および回動遮蔽壁714のみを有する。更に、回動遮蔽壁712、回動遮蔽壁713および回動遮蔽壁714は、全閉状態、全開状態および半開状態をとることができる。このようにすることで、冷蔵室15および冷凍室17への送風の自由度を自在に調整することができる。
図9ないし図11を参照して、他の形態に係る遮蔽装置90の構成等を説明する。図9(A)は閉状態の遮蔽装置90を示す斜視図であり、図9(B)は開状態の遮蔽装置90を示す斜視図であり、図10は遮蔽装置90を詳細に示す分解斜視図である。図11(A)は遮蔽装置90を全開状態にする方法を示す図であり、図11(B)は遮蔽装置90を全閉状態にする方法を示す図である。
図9(A)を参照して、遮蔽装置90は、送風機94を周囲から囲み風路を開閉する複数の回動遮蔽壁91とを有している。送風機94は、略円盤形状を呈している支持基体96の後面中心部に配設されている。回動遮蔽壁91の端部は、回動連結部93を介して、支持基体96の周辺部に回動可能に取り付けられている。回動遮蔽壁91は支持基体96の周辺部に、一例として12個が取り付けられている。閉状態に於いては、回動遮蔽壁91は、支持基体96の主面に対して直立する起立状態となっている。換言すると、支持基体96の周辺部に、複数の回動遮蔽壁91から成る環状の壁体が形成される。
また、遮蔽装置90は、回動遮蔽壁91の開閉動作のための駆動力を伝達する動力伝達として、ワイヤ92を有している。具体的には、各々の回動遮蔽壁91の内側端部に、ワイヤ挿通部95が形成されている。ワイヤ92は、各々の回動遮蔽壁91のワイヤ挿通部95に挿通されており、全体として略環状を呈している。よって、ワイヤ92を絞ることで縮径させると、回動遮蔽壁91は回動連結部93を起点として起立するように回動し、支持基体96の主面に対して略直交するようになる起立状態となる。遮蔽装置90を閉状態とすることで、図7(B)に示したように、各貯蔵室への送風を停止することができる。
図9(B)に、全開状態の遮蔽装置90を示す。ここでは、各々の回動遮蔽壁91が、支持基体96の主面に対して略平行となる全開状態となっている。ワイヤ92の環形状が拡径するように、ワイヤ92を繰り出すことで、回動遮蔽壁91を半径方向外側に向かって横臥するように回動させ、回動遮蔽壁91を全開状態にすることができる。遮蔽装置90を全開状態とすることで、図8(B)に示したように、各貯蔵室に冷気を送風することができる。
図10の分解斜視図を参照して、遮蔽装置90の具体的構成を説明する。遮蔽装置90は、後方側から、蓋部97、送風機94、ワイヤカバー88、回動遮蔽壁91、支持基体96、ワイヤ回転体86、蓋部99、駆動モータ89を有している。
蓋部97は、略円形の外形形状を呈しており、送風機94で送風される冷気を取り入れるための開口部82が形成されている。蓋部97は、後方側から送風機94を塞いでいる。
送風機94は、上記した送風機47と同様であり、開口部82を経由して取り入れた冷気を、円周方向外側に向かって送風する。送風機94は、送風機取付部87を介して、支持基体96に取り付けられている。
ワイヤカバー88は、略円環状に形成された板材から成り、ワイヤ92を後方から保護することで、ワイヤ92の移動を許容する為の空間を確保する。
回動遮蔽壁91は、送風機94の周囲に複数が配置され、回動することにより送風機94から周囲に広がる風路の開閉動作を行う。
支持基体96は、略環状に形成された板材から成り、回動遮蔽壁91およびワイヤ92が配設される。支持基体96の周囲には、回動遮蔽壁91の回動連結部93(図9(A)参照)に対応して、回動連結部98が形成されている。回動遮蔽壁91の各々の回動連結部93は、支持基体96の回動連結部98に回動可能に連結される。また、支持基体96には、上記したワイヤ92の一端が固定される。更に、支持基体96の内側部分に溝85が形成されている。溝85は円周方向に沿って細長く形成されている。ワイヤ92の端部は、溝85を介してワイヤ回転体86に接続されている。
ワイヤ回転体86は、略円盤形状に形成された板材から成り、支持基体96の前方に配置されている。ワイヤ回転体86は、ワイヤ92の他端側が接続される。また、ワイヤ回転体86は、ここでは図示しないギアを介して、駆動モータ89と駆動的に接続されている。よって、駆動モータ89が一方方向に回転すると、ワイヤ回転体86も一方方向に回転する。逆に、駆動モータ89が逆方向に回転すると、ワイヤ回転体86も逆方向に回転する。
蓋部99は、ワイヤ回転体86を前方から保護する略円盤形状を呈する板材である。蓋部99には駆動モータ89が取り付けられる。
ワイヤ92は、一端側のワイヤ端部921と、他端側のワイヤ端部922を有する。ワイヤ端部921は、後述するワイヤ固定部84を介して回動連結部98に固定され、ワイヤ回転体86が回転してもその位置は変動しない。ワイヤ端部922は、後述するワイヤ固定部83を介してワイヤ回転体86に固定され、ワイヤ回転体86の回転に伴い、ワイヤ回転体86の円周方向に沿って変位する。
図11を参照して、ワイヤ92を操作することで回動遮蔽壁91を開閉動作させる具体的方法を説明する。図11(A)は開状態の遮蔽装置90を示し、図11(B)は閉状態の遮蔽装置90を示している。
図11(A)を参照して、上記したように、ワイヤ92の一端は、ワイヤ固定部84を介して、図10に示した支持基体96に固定されている。ワイヤ固定部84の位置は不変である。一方、ワイヤ92の他端は、ワイヤ固定部83を介して、図10に示したワイヤ回転体86に固定されている。ワイヤ回転体86の回転に伴い、ワイヤ固定部83の位置は、溝85に沿って移動する。ここでは、図10に示した駆動モータ89の駆動力で、ワイヤ回転体86が反時計周りに向かって回転すると、ワイヤ固定部83も反時計周りに溝85の内部で移動する。これに伴い、ワイヤ92は反円周方向に沿って繰り出されるので、円環状を呈するワイヤ92は拡径される。また、上記したように、各々の回動遮蔽壁91のワイヤ挿通部95にワイヤ92は挿通されている。よって、各々の回動遮蔽壁91は、同時に周囲に向かって倒れるように回動して横臥状態となる。係る状態となることで、送風機94が回転することで送風される冷気は、例えば、図8(B)に示す冷蔵室供給風路51、上段冷凍室供給風路52および下段冷凍室供給風路53を経由して、図2に示す冷蔵室15、冷凍室17および野菜室20に供給される。
図11(B)を参照して、回動遮蔽壁91を閉状態にする方法を説明する。先ず、図10に示した駆動モータ89の駆動力によりワイヤ回転体86を逆方向、即ち時計回りに回転させる。そうすると、ワイヤ回転体86とワイヤ92との接続点であるワイヤ固定部83も、溝85の内部で時計回りに移動する。これにより、円環状のワイヤ92は縮径され、各々の回動遮蔽壁91は、同時に遮蔽装置90の主面に対して起立するように回動する。この結果、各々の回動遮蔽壁91は、送風機94を周囲から取り囲むように起立する閉状態となる。遮蔽装置90が閉状態となると、図2に示した各貯蔵室には送風されない。
上記した遮蔽装置90では、一本の環状のワイヤ92を拡径することで回動遮蔽壁91を開状態にすることができ、縮径することで回動遮蔽壁91を閉状態にすることができる。よって、簡素な構成で遮蔽装置90の開閉動作を実行することができる。また、遮蔽装置90は送風機94の直径方向に向かって開閉動作し、送風機94の軸方向、即ち冷蔵庫10の奥行方向に沿って構成部材が移動しない。よって、冷蔵庫10の奥行方向において、遮蔽装置90が占有する容積を小さくし、貯蔵室として用いられる有効容積を大きくすることができる。
ここで、上記した遮蔽装置90を、半開状態にすることもできる。具体的には、ここでは図示しない制御装置の指示に基づいて、図9(A)に示す全閉状態から、図9(B)に示す全開状態に遷移する際に、ステッピングモータである駆動モータ89を途中で停止させることで、回動遮蔽壁91を半開状態にすることができる。回動遮蔽壁91を半開状態にすることで、冷凍室17に送風される冷気の風量を精密に調整することができる。
また、図2を参照して、冷蔵室供給風路29にダンパ22を介装し、更に、図9(A)に示す上端部分の回動遮蔽壁91を省くことができる。更に、回動遮蔽壁91は、全閉状態、全開状態および半開状態をとることができる。このようにすることで、冷蔵室15および冷凍室17への送風の自由度を自在に調整することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。また、上記した各形態は相互に組み合わせることが可能である。
10 冷蔵庫
11 断熱箱体
12 外箱
13 内箱
14 断熱材
15 冷蔵室
17 冷凍室
18 上段冷凍室
19 下段冷凍室
20 野菜室
21 断熱扉
22 ダンパ
23 断熱扉
24 断熱扉
25 断熱扉
26 冷却室
27 送風口
28 戻り口
29 冷蔵室供給風路
31 冷凍室供給風路
33 吹出口
34 吹出口
35 被覆板
36 開口部
37 野菜室帰還風路
38 戻り口
39 戻り口
42 断熱仕切壁
43 断熱仕切壁
44 圧縮機
45 冷却器
46 除霜ヒータ
47 送風機
50 風路区画壁
51 冷蔵室供給風路
52 上段冷凍室供給風路
53 下段冷凍室供給風路
54 駆動シャフト
56 風路区画壁
58 突出部
59 開口部位
60 遮蔽壁駆動機構
63 支持基体
64 回動連結部
65 仕切体
66 仕切体
67 前面カバー
70 遮蔽装置
71、711、712、713、714 回動遮蔽壁
74 駆動モータ
811、812、813、814、815、816、817 ギア
82 開口部
83 ワイヤ固定部
84 ワイヤ固定部
85 溝
86 ワイヤ回転体
87 送風機取付部
88 ワイヤカバー
89 駆動モータ
90 遮蔽装置
91 回動遮蔽壁
92 ワイヤ
921 ワイヤ端部
922 ワイヤ端部
93 回動連結部
94 送風機
95 ワイヤ挿通部
96 支持基体
97 蓋部
98 回動連結部
99 蓋部
100 冷蔵庫
101 冷蔵室
102 冷凍室
103 野菜室
104 冷却室
105 区画壁
106 開口部
107 送風ファン
108 冷却器
109 風路
110 送風機カバー
111 凹部
113 開口部
114 ダンパ


Claims (4)

  1. 冷蔵庫の内部で冷気が送風される風路を塞ぐ遮蔽装置であって、
    送風機を半径方向外側から囲むように配設され、回動することで前記風路を開閉する複数の回動遮蔽壁と、
    前記回動遮蔽壁を駆動する遮蔽壁駆動機構と、を具備し、
    前記遮蔽壁駆動機構は、駆動源と、前記駆動源の動力を前記回動遮蔽壁に伝達する動力伝達機構と、を有し、
    前記回動遮蔽壁は、第1回動遮蔽壁と、前記第1回動遮蔽壁に隣接された第2回動遮蔽壁と、を具備し、
    前記第1回動遮蔽壁には第1ギアが配設され、
    前記第2回動遮蔽壁には第2ギアが配設され、
    前記第2ギアと前記第1ギアとが歯合することで、前記動力が伝達され、
    前記第1回動遮蔽壁と、前記第2回動遮蔽壁とは、同時に開閉動作を行うことを特徴とする遮蔽装置。
  2. 前記送風機を囲むように配設された前記回動遮蔽壁の全てが、同時に開閉動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の遮蔽装置。
  3. 冷蔵庫の内部で冷気が送風される風路を塞ぐ遮蔽装置であって、
    送風機を半径方向外側から囲むように並設され、回動することで前記風路を開閉する複数の回動遮蔽壁と、
    前記回動遮蔽壁を駆動する遮蔽壁駆動機構と、を具備し、
    前記遮蔽壁駆動機構は、駆動源と、前記駆動源の動力を前記回動遮蔽壁に伝達する動力伝達機構と、を有し、
    前記回動遮蔽壁は、前記送風機を囲むように略円環状に配置され、
    前記動力伝達機構は、前記回動遮蔽壁に挿通されたワイヤであり、
    前記ワイヤは、前記回動遮蔽壁に形成されたワイヤ挿通部に挿通されることを特徴とする遮蔽装置。
  4. 貯蔵室に前記風路を経由して供給される空気を冷却する冷凍サイクルの冷却器と、
    前記冷却器が配設されて前記貯蔵室につながる送風口が形成される冷却室と、
    前記送風口から供給される前記空気を前記貯蔵室に向けて送風する前記送風機と、
    前記風路を少なくとも部分的に塞ぐ、請求項1から請求項3の何れかに記載された前記遮蔽装置と、を具備することを特徴とする冷蔵庫。
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